JP2023119180A - 価格一括改定支援装置、価格一括改定支援方法および価格一括改定支援プログラム - Google Patents

価格一括改定支援装置、価格一括改定支援方法および価格一括改定支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同じ商品属性(品番等)を持つ商品を対象として、価格の一括改定をできるよう支援する価格一括改定支援装置等の提供を課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)品番を含む商品マスタおよびセット販売価格を含む商品単価マスタを参照して、画面上でオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出する事で、品番とセット販売価格とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示し、(2)前記表示した明細において、ある明細についてのセット販売価格がオペレータにより変更されると、当該ある明細が含む品番と同じ品番を含む明細を特定し、(3)当該特定した明細が含むセット販売価格についても、前記ある明細が含む変更後のセット販売価格へと変更し、(4)セット販売価格の変更の対象となった明細が含む変更後のセット販売価格を商品単価マスタに反映する事で、セット販売価格の一括改定を行う。【選択図】図8

Description

本発明は、価格一括改定支援装置、価格一括改定支援方法および価格一括改定支援プログラムに関する。
特許文献1には、時間経過とともに値段を変更させることがある店頭陳列商品の管理にあたって、全商品の値札の貼り替えといった作業を行うことなく、効率的に商品の値段を変更させる商品の管理手段を提供することを目的とする、店頭陳列商品の管理システムおよび管理方法が開示されている(特許文献1の0004段落等参照)。
特開2009-122975号公報
上記特許文献1に記載のように、小売業界においては、価格の変更を正確かつ簡便に行うことが極めて重要である。
ここで、同じ商品属性(同じ品番等)中でカラー違いやサイズ違いが多数存在する商品(例えば、眼鏡)は、商品数が多くなる。この場合に、マスタ中の価格を担当者が手動で改定することにより価格改定を行うと、価格改定の対象となる商品数が多いため、作業負担が大きくなり、また、ミスも生じやすいという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、同じ商品属性(品番等)を持つ商品を対象として、価格の一括改定をできるよう支援することができる価格一括改定支援装置、価格一括改定支援方法および価格一括改定支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る価格一括改定支援装置においては、制御部および記憶部を備える価格一括改定支援装置であって、前記記憶部には、商品の属性を識別するための商品属性情報を含む商品マスタと、商品についての価格情報を含む価格マスタと、が格納されており、前記制御部は、前記商品マスタおよび前記価格マスタを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する明細表示手段と、前記明細表示手段で表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する明細特定手段と、前記明細特定手段で特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する価格変更手段と、前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を前記価格マスタに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う一括改定手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る価格一括改定支援装置においては、前記価格情報が、前記商品が単品として販売される場合の価格である単品価格、および、前記商品が他商品とセットで販売される場合の価格であるセット販売価格であり、前記制御部は、前記明細表示手段で表示した、前記商品属性情報と前記単品価格と前記セット販売価格とを含む前記複数の明細を対象として、所定の差額がオペレータによって前記画面上に設定されると、前記単品価格から当該設定された差額を差し引くことにより変更後のセット販売価格を算出し、前記複数の明細が含むセット販売価格を当該算出した変更後のセット販売価格へと変更するセット価格算出手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る価格一括改定支援装置においては、前記価格情報が、前記商品の仕入単価、前記商品が単品として販売される場合の価格である単品価格、および、前記商品が他商品とセットで販売される場合の価格であるセット販売価格であり、前記記憶部には、各オペレータが変更権限を有する前記価格情報の範囲を管理する権限管理マスタが更に格納されており、前記明細表示手段は、前記権限管理マスタにおいて狭い変更権限が設定されたオペレータに対しては、前記セット販売価格のみを当該オペレータが変更可能な態様で、前記複数の明細を前記画面上に表示し、前記権限管理マスタにおいて広い変更権限が設定されたオペレータに対しては、前記仕入単価、前記単品価格、および前記セット販売価格のすべてを当該オペレータが変更可能な態様で、前記複数の明細を前記画面上に表示すること、を特徴とする。
また、本発明に係る価格一括改定支援装置においては、前記一括改定手段は、変更後の前記価格情報を現時点から適用する旨が前記オペレータによって前記画面上において指定された場合には、前記価格マスタ中の変更前の前記価格情報を変更後の前記価格情報で上書きし、変更後の前記価格情報を未来のある時点から適用する旨が前記オペレータによって前記画面上において指定された場合には、前記価格マスタ中の変更前の前記価格情報を含むレコードを残しつつ、前記オペレータによって前記画面上に入力された未来日付と変更後の前記価格情報とを含むレコードを前記価格マスタに新たに追加すること、を特徴とする。
また、本発明に係る価格一括改定支援方法においては、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される価格一括改定支援方法であって、前記記憶部には、商品の属性を識別するための商品属性情報を含む商品マスタと、商品についての価格情報を含む価格マスタと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記商品マスタおよび前記価格マスタを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する明細表示ステップと、前記明細表示ステップで表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する明細特定ステップと、前記明細特定ステップで特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する価格変更ステップと、前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を前記価格マスタに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う一括改定ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る価格一括改定支援プログラムにおいては、制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための価格一括改定支援プログラムであって、前記記憶部には、商品の属性を識別するための商品属性情報を含む商品マスタと、商品についての価格情報を含む価格マスタと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記商品マスタおよび前記価格マスタを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する明細表示ステップと、前記明細表示ステップで表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する明細特定ステップと、前記明細特定ステップで特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する価格変更ステップと、前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を前記価格マスタに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う一括改定ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、同じ商品属性(品番等)を持つ商品を対象として、価格の一括改定をできるよう支援することができるという効果を奏する。
図1は、価格一括改定支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係る処理フローの一例を示す図である。 図3は、商品マスタおよび商品単価マスタの一例を示す図である。 図4は、入力画面における抽出条件の指定の一例を示す図である。 図5は、商品マスタおよび商品単価マスタからのレコード抽出の仕方の一例を示す図である。 図6は、入力画面における明細の表示の一例を示す図である。 図7は、入力画面における「同一品番一括セット」指定用のチェック箇所の一例を示す図である。 図8は、同一品番商品についての一括単価変更の一例を示す図である。 図9は、一商品についての単価変更の一例を示す図である。 図10は、入力画面における「単品価格差額」の入力箇所の一例を示す図である。 図11は、差額を用いた一括単価変更の一例を示す図である。 図12は、担当者マスタの一例を示す図である。 図13は、購買担当権限が「0:なし」である場合における明細の表示の一例を示す図である。 図14は、購買担当権限が「1:あり」である場合における明細の表示の一例を示す図である。 図15は、入力画面における、「現行価格改定」または「一括価格改定」指定用のチェック箇所の一例を示す図である。 図16は、「現行価格改定」が指定された場合における商品単価マスタの更新の一例を示す図である。 図17は、「一括価格改定」が指定された場合における商品単価マスタの更新の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る価格一括改定支援装置、価格一括改定支援方法および価格一括改定支援プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
(1)課題
小売業界(眼鏡、アパレル、家電量販および雑貨等)においては、同じ単価かつ同じ品番(型番)の商品であっても、カラーおよびサイズが異なることがある。このため、価格改定をする際には、バイヤー(購買担当)または商品部のオペレータが、商品単価マスタ中の商品一つ一つに対して単価修正を行う必要があった。
しかしながら、カラーおよびサイズの組み合わせによっては、同じ品番であるにも関わらず数十の商品についての単価を商品単価マスタにおいて修正する必要があるため、修正の負荷が非常に高く、また、入力ミスやチェック漏れによって誤った単価修正が行われ、誤った単価情報が店舗に展開されてしまうことがあった。
誤った単価情報が店舗に展開された場合、販売員が、実際の店舗POS端末での売上入力時に単価情報の誤りに気づくこととなるため、店舗営業および接客に影響を及ぼすことがあった。また、販売員が誤った単価情報を発見すると、商品単価マスタの修正および各店舗へのマスタ配信が行われるが、当該修正および当該配信は時間を要するものとなっていた。
このような問題を防ぐために、エクセル等を用いることで、システム外でマスタデータを準備してこれを受け入れるという方法もあるが、システム外であるために各種制御が効かず、結果として、単価登録ミスが発生するという問題およびオペレータのスキルが必要であるという問題があった。
特に、例えば眼鏡業界においては、フレームとレンズのセット販売を行っていることも多く、セット販売時のフレームには、単品販売時のフレームより低い商品単価(セット販売価格)を設定することがある。この場合に、セット販売価格を手動で改定するとなると、フレームにはカラー違いおよびサイズ違いが多数存在するため、大変な労力がかかってしまう。このため、フレームのセット販売価格の改定を一括で行えるようにしたいという要望があった。
(2)本実施形態の概要
そこで、本実施形態においては、例えば、バイヤー(購買担当)または商品部のオペレータが操作するUI(User Interface)として、任意の抽出条件(品番、カラーおよびサイズ等)に基づいて抽出した商品を画面に展開できるようにした。
当該画面においては、現時点で設定されている単価情報を確認できるようにした。また、当該画面中のある商品の単価を変更した際に同じ品番を有する他の商品に対しても一括で単価を変更できるようにした。そして、当該画面に所定の差額を入力すれば、商品の単品価格と前記入力された差額に基づいて、新たなセット販売価格を自動算出できるようにした。
(3)本実施形態の効果
これにより、例えば、商品単価マスタ中の単価を修正する作業を行う際の作業負荷および修正ミスを軽減することに成功した。また、誤った単価情報が店舗にマスタ配信されることにより発生していた、誤った単価情報での売上入力、レシートの発行不備および不要な接客対応をなくすことに成功した。そして、スキルの高くないオペレータでも、画面上に展開された商品を参照して、単価を修正する作業を行えるようになった。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る価格一括改定支援装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、価格一括改定支援装置100の構成の一例を示すブロック図である。
価格一括改定支援装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、価格一括改定支援装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
価格一括改定支援装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。価格一括改定支援装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、価格一括改定支援装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、価格一括改定支援装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、商品マスタ106aと、価格マスタとしての商品単価マスタ106bと、権限管理マスタとしての担当者マスタ106cと、を備えている。
商品マスタ106aは、図3に示すように、例えば、商品を識別するための商品識別情報(商品コードおよび商品名)と、前記商品の属性を識別するための商品属性情報(ブランドおよび品番)と、前記商品の特性を識別するための商品特性情報(カラーおよびサイズ)と、前記商品の仕入先と、前記商品の種類を識別するための区分(商品区分)と、等を含む。
前記品番とは、同じ形および同じデザイン等だが、カラーおよびサイズ等が異なる複数の商品同士を一まとめにするための便宜上の識別符号である。例えば、図3の商品マスタ106aの例においては、商品コード:A00001~A00004の4つのメガネフレームは、カラーおよびサイズが互いに異なるが、形およびデザインはすべて同じであるため、同一の品番「ABC-AA」が採番されている。
商品単価マスタ106bは、図3に示すように、例えば、前記商品識別情報(商品コード)と、前記商品についての価格情報と、当該価格情報の改定日と、等を含む。当該価格情報とは、図3に示すように、前記商品の仕入単価、前記商品が単品として販売される場合の価格である単品価格、および、前記商品が他商品とセットで販売される場合の価格であるセット販売価格等を指す。
前記単品価格および前記セット販売価格について説明する。例えば、メガネフレームは、単品として販売される場合もあるし、一方で、メガネレンズとセットで販売される場合もある。前者の場合におけるメガネフレームの価格が前記単品価格であり、後者の場合におけるメガネフレームの価格が前記セット販売価格である。通常、前記セット販売価格は、前記単品価格よりも低い。
眼鏡を小売する業界においては、前記品番単位で前記セット販売価格の改定をしたいという実務上の要望が多いが、本実施形態に係る価格一括改定支援装置100によれば、当該要望に応えることが可能である。
担当者マスタ106cは、図12に示すように、例えば、担当者を識別するための担当者識別データ(担当者コードおよび担当者名)と、前記担当者が所属する部門である所属部門と、各担当者が前記価格情報の変更権限を有するか否かを示す区分(メニュー権限)と、各担当者が前記価格情報の変更権限を有する範囲を示す区分(購買担当権限)と、等を含む。
前記メニュー権限について説明する。前記メニュー権限が、前記担当者が前記価格情報の変更権限を有しないことを示すもの(0:なし)である場合、前記担当者は、価格改定を行うための入力画面を開くことができない。これに対して、前記メニュー権限が、前記担当者が前記価格情報の変更権限を有することを示すもの(1:あり)である場合、前記担当者は、前記入力画面を開いて前記価格情報を変更することができる。
前記購買担当権限について説明する。前記購買担当権限が、狭い変更権限を示すもの(0:なし)である場合、前記担当者は、前記価格情報のうち、前記セット販売価格のみを変更することができる。これに対して、前記購買担当権限が、広い変更権限を示すもの(1:あり)である場合、前記担当者は、前記価格情報のうち、前記仕入単価、前記単品価格および前記セット販売価格のすべてを変更することができる。
制御部102は、価格一括改定支援装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記商品マスタおよび前記価格マスタを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する明細表示手段としての明細表示部102aと、(2)前記明細表示手段で表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する明細特定手段としての明細特定部102bと、(3)前記明細特定手段で特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する価格変更手段としての価格変更部102cと、(4)前記明細表示手段で表示した、前記商品属性情報と前記単品価格と前記セット販売価格とを含む前記複数の明細を対象として、所定の差額がオペレータによって前記画面上に設定されると、前記単品価格から当該設定された差額を差し引くことにより変更後のセット販売価格を算出し、前記複数の明細が含むセット販売価格を当該算出した変更後のセット販売価格へと変更するセット価格算出手段としてのセット価格算出部102dと、(5)前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を前記価格マスタに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う一括改定手段としての一括改定部102eと、を備えている。
明細表示部102aは、前記商品属性情報(例えば、品番)等を含む商品マスタ106aおよび前記価格情報等を含む商品単価マスタ106bを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する(図2のステップS1およびS2に相当)。
明細表示部102aは、担当者マスタ106cに設定された前記購買担当権限に応じて、明細の表示を行ってもよい。すなわち、明細表示部102aは、担当者マスタ106cにおいて狭い変更権限(購買担当権限=0:なし)が設定されたオペレータに対しては、前記セット販売価格のみを当該オペレータが変更可能な態様で、前記複数の明細を前記画面上に表示する。これに対して、明細表示部102aは、担当者マスタ106cにおいて広い変更権限(購買担当権限=1:あり)が設定されたオペレータに対しては、前記仕入単価、前記単品価格、および前記セット販売価格のすべてを当該オペレータが変更可能な態様で、前記複数の明細を前記画面上に表示する。
明細特定部102bは、明細表示部102aで表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する(図2のステップS3Aに相当)。
価格変更部102cは、明細特定部102bで特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する(図2のステップS3Aに相当)。
セット価格算出部102dは、明細表示部102aで表示した、前記商品属性情報と前記単品価格と前記セット販売価格とを含む前記複数の明細を対象として、所定の差額がオペレータによって前記画面上に設定されると、前記単品価格から当該設定された差額を差し引くことにより変更後のセット販売価格を算出する。そして、セット価格算出部102dは、前記複数の明細が含む前記セット販売価格を当該算出した変更後のセット販売価格へと変更する(図2のステップS3Bに相当)。
一括改定部102eは、前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を商品単価マスタ106bに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う(図2のステップS4に相当)。
一括改定部102eは、商品単価マスタ106bを以下の2つの方法うちいずれかの方法で更新することにより、前記価格情報の一括改定を行ってもよい。すなわち、一括改定部102eは、変更後の前記価格情報を現時点から適用する旨(現行価格改定)が前記オペレータによって前記画面上において指定された場合には、商品単価マスタ106b中の変更前の前記価格情報を変更後の前記価格情報で上書きする。これに対して、一括改定部102eは、変更後の前記価格情報を未来のある時点から適用する旨(一括価格改定)が前記オペレータによって前記画面上において指定された場合には、商品単価マスタ106b中の変更前の前記価格情報を含むレコードを残しつつ、前記オペレータによって前記画面上に入力された未来日付と変更後の前記価格情報とを含むレコードを商品単価マスタ106bに新たに追加する。
[3.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例について説明する。処理の流れのフローは、図2に示すとおりである。すなわち、まず、対象商品の絞り込みが行われ(図2のステップS1)、次に、対象商品および価格情報の表示が行われる(図2のステップS2)。次に、同一品番商品についての一括価格変更(図2のステップS3A)または差額を用いた一括価格変更(図2のステップS3B)が行われる。そして、最終的に、商品単価マスタ106bへの変更後の価格の反映が行われる(図2のステップS4)。
[3-1.商品の絞り込み(ステップS1)]
最初に、商品区分、ブランド、品番、仕入先、メーカーおよび現行単価等の条件から、対象商品の絞り込みが行われる。以下、詳細に説明する。
図4に示すように、販売価格改定処理を行うための入力画面(以下、単に「入力画面」という。)に点線枠で囲んで示す抽出条件のエリアに、商品区分「1:メガネフレーム」、ブランド「BR001」および基準日「2021/12/01」が入力される。
なお、本例では、抽出条件として入力されていないが、仕入先、品番およびメーカー等が入力されてもよい。また、単品価格、セット販売価格、仕入単価および粗利については、金額が入力された上で、当該入力された金額以上または当該入力された金額以下のどちらかの条件で抽出を行うことができる。
抽出条件が入力された上で、図4の入力画面の右下の「F11:表示」が押下されると、以下の[3-2]で説明する表示が実行される。
[3-2.対象商品および価格情報の表示(ステップS2)]
次に、横軸に、各商品のブランド、品番、カラーおよびサイズが展開され、更に、各商品の仕入単価、単品価格およびセット販売価格も併せて表示される。以下、詳細に説明する。
入力された抽出条件は、[3-1]で説明したとおりとする。また、商品マスタ106aおよび商品単価マスタ106bは、図3に示す内容で予め設定されているものとする。なお、図3の商品単価マスタ106bにおいて、商品コード「C00001」で特定される商品は、セット販売の対象とならないコンタクトレンズである。セット販売の対象となるか否かは、商品区分に依存する。セット販売の対象とならない商品については、図3の商品単価マスタ106bの右下の「2,500円」をハッチングで示しているように、セット販売価格として単品価格と同じ価格がセットされ、また、セット販売価格を変更することはできない。以下、明細表示部102aが行う処理を説明する。
明細表示部102aは、図3の商品マスタ106aから、[3-1]で抽出条件として入力された商品区分「1:メガネフレーム」およびブランド「BR001」を含むレコードとして、図5に改めて示す商品マスタ106aにおいてハッチングで示す6つのレコードを抽出する。
続けて、明細表示部102aは、図3の商品単価マスタ106bから、前段落で取得した6つのレコード中の商品コードを含むレコードとして、図5に改めて示す商品単価マスタ106bにおいてハッチングで示す6つのレコードを抽出する。
なお、図5の商品単価マスタ106b中に、商品コード「A00001」を含むレコードは2つ存在する。このように、同じ商品コードを含む2つ以上のレコードが存在する場合には、明細表示部102aは、[3-1]で抽出条件として入力された基準日「2021/12/01」時点で、最新の改定日を含むレコードを抽出する。具体的には、図5の商品単価マスタ106bを参照すると、同一の商品コード「A00001」を含む2つのレコードのうち、一方のレコード中の改定日は「2015/04/01」であり、他方のレコード中の改定日は「2020/04/01」であるため、明細表示部102aは、後者のレコードを抽出する。
そして、明細表示部102aは、商品マスタ106aから抽出した6つのレコードおよび商品単価マスタ106bから抽出した6つのレコードに基づいて、図6の入力画面の下半分に示すように、6つの明細を表示する。表示された6つの明細の項目において、商品、ブランド、品番、カラーおよびサイズは、商品マスタ106aから抽出したレコードに基づく情報であり、一方で、前回改定日、仕入単価、単品価格およびセット販売価格は、商品単価マスタ106bから抽出したレコードに基づく情報である。
なお、明細表示部102aは、ブランド>品番>商品CDという優先順位で、同じ情報を持つ明細はまとめて表示する。図6の入力画面の下半分に示す例では、明細表示部102aは、ブランド「BR001」を含む6つの明細をまとめて表示し、更にこの中で、品番「ABC-AA」を含む4つの明細をまとめて表示し、一方で、品番「ABC-BB」を含む2つの明細をまとめて表示している。
[3-3.同一品番商品についての一括価格変更(ステップS3A)]
本項目では、一商品の価格変更がされた際に、同一品番の他の商品についても一括で価格変更がされる例について説明する。以下、詳細に説明する。
まず、図7に示すように、入力画面の上部の「同一品番一括セット」のチェックがONにされる。続けて、変更後のセット販売価格が入力される、本例では、図8の「改定セット価格」の列に点線枠で囲んで示すように、明細表示部102aが[3-2]で表示した6つの明細のうち、商品コード「A00001」の明細について、セット販売価格が1,550円から1,600円に変更されるものとする。
前段落で説明した価格変更がされると、明細特定部102bは、セット販売価格が変更された商品コード「A00001」の明細が含む品番「ABC-AA」を含む明細として、図8に示すように、商品コード「A00002」の明細、商品コード「A00003」の明細および商品コード「A00004」の明細という3つの明細を特定する。
前段落の例では、明細特定部102bが、価格変更がなされた明細が含む品番と同じ品番を含む明細を特定する例について説明した。つまり、特定キーが品番のみである場合について説明したが、特定キーは、これに限定されず、例えば、ブランドおよび品番の組合せであってもよいし、仕入先、ブランドおよび品番の組合せであってもよい。仕入先、ブランドおよび品番の組合せという特定キーを用いれば、複数の仕入先から商品を仕入れる場合にも対応可能である。
そして、商品コード「A00001」の明細についての変更後のセット販売価格1,600円の入力後に、Enterキーが押下されると、価格変更部102cは、明細特定部102bで特定した3つの明細が含むセット販売価格1,550円についても、図8の右側に示すように、1,600円に変更する。つまり、価格変更部102cは、同一品番の他の商品についての価格を一括で変更する。
最後に、オペレータは、入力画面に表示された変更後のセット販売価格が正しいことを確認した上で、問題なければ「F12:更新」を押下する。これにより、変更後のセット販売価格は、商品単価マスタ106bに反映される。このように、商品単価マスタ106bの更新前に一旦オペレータの確認を挟む運用とすることで、登録ミスを防止することができる。
なお、図9に示すように、入力画面の上部の「同一品番一括セット」のチェックがONにされない状態で、ある明細のセット販売価格が変更されると、図9の右側に示すように、当該ある明細についてのみ、セット販売価格が変更される。つまり、上記説明した明細特定部102bおよび価格変更部102cによる処理は実行されない。
[3-4.差額を用いた一括価格変更(ステップS3B)]
本項目では、単品価格に対する差額を用いてセット販売価格が変更される例について説明する。以下、詳細に説明する。
図10に示す入力画面の右上に点線枠で囲んで示す「単品価格差額」に差額(値引額)が入力された上で、同画面の右下に点線枠で囲んで示す「F12:更新」が押下されると、当該入力された差額を用いて変更後のセット販売価格が算出される。
具体的には、図11に示すように、メガネフレームがメガネレンズとセットで販売される場合におけるメガネフレームの値引額として-300円が入力された上で、「F12:更新」が押下されると、セット価格算出部102dは、メガネフレームの単品価格1,800円から300円を差し引くことにより、メガネフレームの変更後のセット販売価格1,500円を算出する。
このように、オペレータは、セット販売時のメガネフレームの値引額を250円から300円に変更することで、メガネフレームのセット販売価格を1,550円から1,500円に変更することができる。
なお、入力画面上の「単品価格差額」に差額が入力されている場合には、入力画面上の「改定セット価格」に入力された変更後のセット販売価格は無視されて、セット価格算出部102dによる処理が実行される。つまり、「改定セット価格」に直接入力された価格よりも、「単品価格差額」に入力された差額が処理上優先される。
[3-5.担当者毎に設定される変更権限の制限]
本項目では、担当者毎に設定される変更権限の制限の例について説明する。担当者とは、例えば、本社の者、購買部の者(いわゆるバイヤー)、商品部の者および店舗で販売を行う者等である。
具体的に、図12の担当者マスタ106cを用いて説明する。図12の担当者マスタ106cにおいてメニュー権限として「1:あり」が設定されている者、すなわち、佐藤、田中および山本は、入力画面を開いて価格情報の変更を行うことができる。これに対して、図12の担当者マスタ106cにおいてメニュー権限として「0:なし」が設定されている者、すなわち、鈴木、渡辺および平本は、入力画面を開くことができず、結果として、価格情報の変更を行うことができない。
次に、佐藤、田中および山本が行える価格情報の変更の範囲にも違いがあるため、説明する。図12の担当者マスタ106cに示すように、購買担当権限として、商品部に属する田中および山本に対しては「0:なし」が設定されており、これに対して、購買部に属する佐藤に対しては「1:あり」が設定されている。
この場合、明細表示部102aは、商品部に属する田中および山本に対しては、図13に示すように、セット販売価格のみを変更可能であり、一方で、仕入単価および単品価格についてはロックがかかっており変更不可能な態様で、複数の明細を表示する。
これに対して、明細表示部102aは、購買部に属する佐藤に対しては、図14に示すように、仕入単価、単品価格およびセット販売価格のすべてを変更可能な態様で、複数の明細を表示する。なお、[3-3]で説明した同一品番商品についての一括価格変更は、セット販売価格のみならず、仕入単価および単品価格に対しても適用可能である。
[3-6.商品単価マスタ106bへの変更後の価格の反映(ステップS4)]
最後に、[3-3]および[3-4]での処理により明細上にセットされた変更後の価格が、商品単価マスタ106bに反映される。オペレータは、図15の入力画面の左上に点線枠で囲んで示すように、「現行価格改定」と「一括価格改定」のいずれかの方法を指定することにより、当該反映を行うことができる。
まず、「現行価格改定」を指定した場合の価格改定について説明する。「現行価格改定」とは、商品単価マスタ106b中の前回の改定日を含むレコード中の変更前の価格を、変更後の価格で上書きする(UPDATEする)価格改定の方法である。
具体的には、図16に示すように、入力画面上の「現行価格改定」のチェックがONされた上で、6明細について変更後のセット販売価格1,600円がセットされると、一括改定部102eは、まず、当該6明細がそれぞれ含む商品コード「A00001」~「A00006」を含むレコードとして、図16の商品単価マスタ106bにハッチングで示す6つのレコードを特定する。
そして、一括改定部102eは、図16の商品単価マスタ106bに点線枠で囲んで示すように、当該特定した6つのレコード中の変更前のセット販売価格1,550円を、変更後のセット販売価格1,600円で上書きする。
次に、「一括価格改定」を指定した場合の価格改定について説明する。「一括価格改定」とは、商品単価マスタ106b中の変更前の価格を含むレコードを残しつつ、変更後の価格を含むレコードを新たに追加する(INSERTする)価格改定の方法である。
具体的には、図17に示すように、入力画面上の「一括価格改定」のチェックがONされ、「一括価格改定日」として未来日付である「2022/01/01」が入力された上で、6明細について変更後のセット販売価格1,600円がセットされると、一括改定部102eは、図17の商品単価マスタ106bに点線枠で囲んで示すように、入力された未来日付「2022/01/01」および変更後のセット販売価格1,600円等を含む6つのレコードを、商品単価マスタ106bに新たに追加する。これにより、2022/01/01以降に販売する商品に対しては、変更後のセット販売価格1,600円が適用されることとなる。
[4.本実施形態のまとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係る価格一括改定支援装置100によれば、主に[3-3]および[3-6]で説明したように、同じ商品属性(品番等)を持つ商品を対象として、価格の一括改定をできるよう支援することができる。これにより、価格改定の際に、マスタ(本例では商品単価マスタ106b)中の商品一つ一つの価格情報を担当者が手動で改定する必要がなくなり、結果として、価格改定の際の作業負担およびミスを大幅に軽減することができる。また、例えば、同じ品番に属する商品A~Fについての価格を一括改定した後に、商品Bについては手動で異なる価格に変更するといった運用もできるようになる。
また、本実施形態に係る価格一括改定支援装置100によれば、主に[3-4]および[3-6]で説明したように、単品価格からの差額(値引額)を入力することによりセット販売価格の一括改定を行うことができる。これにより、担当者が改定後のセット販売価格を明確に認識していなくても、単品価格からの値引額さえ認識できていれば、セット販売価格の一括改定を行うことができる。
そして、本実施形態に係る価格一括改定支援装置100によれば、主に[3-5]で説明したように、価格の変更をできるか否か、および、変更できる場合にはどの範囲までできるかを担当者毎に設定することができる。これにより、価格の一括改定が、セキュリティが確保された状態で行われることを担保することができる。
[5.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[6.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、価格一括改定支援装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、価格一括改定支援装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて価格一括改定支援装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、価格一括改定支援装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、価格一括改定支援装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、価格一括改定支援装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、あらゆる業界において有用であるが、特に、小売において多店舗展開を実施している業界(眼鏡業界、アパレル業界、家電量販業界および雑貨業界等)においては極めて有用である。
100 価格一括改定支援装置
102 制御部
102a 明細表示部
102b 明細特定部
102c 価格変更部
102d セット価格算出部
102e 一括改定部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b 商品単価マスタ
106c 担当者マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (6)

  1. 制御部および記憶部を備える価格一括改定支援装置であって、
    前記記憶部には、
    商品の属性を識別するための商品属性情報を含む商品マスタと、
    商品についての価格情報を含む価格マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記商品マスタおよび前記価格マスタを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する明細表示手段と、
    前記明細表示手段で表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する明細特定手段と、
    前記明細特定手段で特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する価格変更手段と、
    前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を前記価格マスタに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う一括改定手段と、
    を備えること、
    を特徴とする価格一括改定支援装置。
  2. 前記価格情報が、前記商品が単品として販売される場合の価格である単品価格、および、前記商品が他商品とセットで販売される場合の価格であるセット販売価格であり、
    前記制御部は、
    前記明細表示手段で表示した、前記商品属性情報と前記単品価格と前記セット販売価格とを含む前記複数の明細を対象として、所定の差額がオペレータによって前記画面上に設定されると、前記単品価格から当該設定された差額を差し引くことにより変更後のセット販売価格を算出し、前記複数の明細が含むセット販売価格を当該算出した変更後のセット販売価格へと変更するセット価格算出手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の価格一括改定支援装置。
  3. 前記価格情報が、前記商品の仕入単価、前記商品が単品として販売される場合の価格である単品価格、および、前記商品が他商品とセットで販売される場合の価格であるセット販売価格であり、
    前記記憶部には、
    各オペレータが変更権限を有する前記価格情報の範囲を管理する権限管理マスタ
    が更に格納されており、
    前記明細表示手段は、
    前記権限管理マスタにおいて狭い変更権限が設定されたオペレータに対しては、前記セット販売価格のみを当該オペレータが変更可能な態様で、前記複数の明細を前記画面上に表示し、
    前記権限管理マスタにおいて広い変更権限が設定されたオペレータに対しては、前記仕入単価、前記単品価格、および前記セット販売価格のすべてを当該オペレータが変更可能な態様で、前記複数の明細を前記画面上に表示すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の価格一括改定支援装置。
  4. 前記一括改定手段は、
    変更後の前記価格情報を現時点から適用する旨が前記オペレータによって前記画面上において指定された場合には、前記価格マスタ中の変更前の前記価格情報を変更後の前記価格情報で上書きし、
    変更後の前記価格情報を未来のある時点から適用する旨が前記オペレータによって前記画面上において指定された場合には、前記価格マスタ中の変更前の前記価格情報を含むレコードを残しつつ、前記オペレータによって前記画面上に入力された未来日付と変更後の前記価格情報とを含むレコードを前記価格マスタに新たに追加すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の価格一括改定支援装置。
  5. 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される価格一括改定支援方法であって、
    前記記憶部には、
    商品の属性を識別するための商品属性情報を含む商品マスタと、
    商品についての価格情報を含む価格マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記商品マスタおよび前記価格マスタを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する明細表示ステップと、
    前記明細表示ステップで表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する明細特定ステップと、
    前記明細特定ステップで特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する価格変更ステップと、
    前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を前記価格マスタに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う一括改定ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする価格一括改定支援方法。
  6. 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための価格一括改定支援プログラムであって、
    前記記憶部には、
    商品の属性を識別するための商品属性情報を含む商品マスタと、
    商品についての価格情報を含む価格マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    前記商品マスタおよび前記価格マスタを参照して、価格改定を行うための画面においてオペレータにより指定された抽出条件に合致する情報を抽出することで、前記商品属性情報と前記価格情報とを含む、各商品についての複数の明細を前記画面上に表示する明細表示ステップと、
    前記明細表示ステップで表示した前記複数の明細において、ある明細についての前記価格情報が前記オペレータにより変更されると、前記価格情報が変更された当該ある明細が含む前記商品属性情報と同じ前記商品属性情報を含む明細を特定する明細特定ステップと、
    前記明細特定ステップで特定した明細が含む前記価格情報についても、前記ある明細が含む変更後の前記価格情報へと変更する価格変更ステップと、
    前記価格情報の変更の対象となった明細が含む変更後の前記価格情報を前記価格マスタに反映することで、前記価格情報の一括改定を行う一括改定ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする価格一括改定支援プログラム。
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