JP2023118534A - 情報端末装置および情報端末システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シングル充電装置とマルチ充電装置の何れの充電装置によっても良好な充電が行え得る情報端末装置を提供する。【解決手段】情報端末装置1は、当該情報端末装置1が1台の情報端末装置1を充電可能なシングル充電装置2および複数台の情報端末装置1を同時に充電可能なマルチ充電装置3の何れの充電装置に接続されたかを検出するための検出部(入力電圧検出部)220と、情報端末装置1が接続された充電装置からの入力電力を調整する電力調整部230と、電力調整部230からの電力により充電されるバッテリー260と、電力調整部230を制御する制御部280と、を備える。制御部280は、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続された場合、入力電力が第1電力以下に制限されるよう電力調整部230を動作させ、情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続された場合、入力電力が第2電力以下に制限されるよう電力調整部230を動作させる。【選択図】図7

Description

本発明は、タブレット端末等の情報端末装置、および当該情報端末装置と充電装置とを含む情報端末システムに関する。
タブレット端末等の情報端末装置は、バッテリーを内蔵しており、当該バッテリーが充電装置(充電用クレードル)により充電される。充電時には、情報端末装置が充電装置に設置される。
充電装置には、1台の情報端末装置を充電可能な充電装置(以下、「シングル充電装置」と称する)の他、複数台の情報端末装置を同時に充電可能な充電装置(以下、「マルチ充電装置」と称する)がある。よって、情報端末装置は、シングル充電装置とマルチ充電装置の何れによっても充電される可能がある。
特許文献1には、デジタルカメラ等の携帯端末を、複数台まとめて充電可能なクレードルが記載されている。
なお、充電装置には、商用電源からの交流電力を直流電力に変換する外部電源装置(ACアダプタ)が接続され、当該外部電源装置から直流電力が供給され得る。あるいは、充電装置に、外部電源装置に相当する電源装置が内蔵される場合もあり得る。充電装置が外部電源装置から電力供給を受ける場合、充電装置の定格電力は、ほぼ外部電源装置の定格電力となる。
特開2006-246217号公報
マルチ充電装置の定格電力は、シングル充電装置の定格電力よりも大きくされる。しかしながら、マルチ充電装置における、情報端末装置1台当たりに換算された定格電力(定格電力を設置可能な情報端末装置の台数で除算した電力)は、必ずしも、シングル充電装置の定格電力と同等にはならない。
たとえば、マルチ充電装置では、コストやサイズ等の制約から、情報端末装置1台当たりに換算された定格電力が、シングル充電装置の定格電力よりも小さくなりやすい。
このような場合、情報端末装置の充電時の入力電力、即ち、バッテリーの充電と制御部等の各部の駆動のために入力される電力が、シングル充電装置の定格電力に合わせて設定されると、マルチ充電装置で全台数の情報端末装置を充電したときに、マルチ充電装置からの出力電力が定格電力を超える虞があり、外部電源装置や内臓の電源装置の寿命の低下や高発熱を招く虞がある。
一方で、情報端末装置の充電時の入力電力が、マルチ充電装置の定格電力に合わせて設定されると、シングル充電装置で情報端末装置を充電したときに、充電時間が長くなる虞がある。また、充電中に情報端末装置の表示部に画面表示がされている場合、充電時間の低下を抑制するために、表示部の輝度を低下させる必要が生じ得る。
かかる課題に鑑み、本発明は、シングル充電装置とマルチ充電装置の何れの充電装置によっても良好な充電が行え得る情報端末装置および情報端末システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、情報端末装置に関する。本態様に係る情報端末装置は、前記情報端末装置が、1台の前記情報端末装置を充電可能なシングル充電装置および複数台の前記情報端末装置を同時に充電可能なマルチ充電装置の何れの充電装置に接続されたかを検出するための検出部と、前記情報端末装置が接続された前記充電装置からの入力電力を調整する電力調整部と、前記電力調整部からの電力により充電されるバッテリーと、前記電力調整部を制御する制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された場合、前記入力電力が第1電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させ、前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された場合、前記入力電力が第2電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させる。
本態様に係る情報端末装置によれば、シングル充電装置およびマルチ充電装置が1台の情報端末装置に対して供給可能な電力に応じて、これら充電装置からの入力電力が制限されるので、シングル充電装置とマルチ充電装置の何れによっても、情報端末装置の良好な充電を行うことが可能となる。
本態様に係る情報端末装置において、前記マルチ充電装置の前記情報端末装置1台当たりに換算された定格電力が、前記シングル充電装置の定格電力よりも小さくされ得る。この場合、前記第2電力は、前記第1電力よりも小さくされ得る。
上記の構成によれば、マルチ充電装置で全台数の情報端末装置を充電したときに、マルチ充電装置からの出力電力が定格電力を超え、当該マルチ充電装置に接続された外部電源装置や内臓の電源装置の寿命の低下や高発熱を招くということを防止できる。また、シングル充電装置で情報端末装置を充電したときに、充電時間が長くなることを防止できる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記電力調整部は、前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された場合、前記バッテリーに供給する電力を、前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された場合よりも小さくするような構成とされ得る。
このような構成とされれば、情報端末装置がマルチ充電装置に接続されることにより、シングル充電装置に接続されたときよりも入力電力が小さくなっても、それに合わせて、バッテリーへ供給される電力が小さくされるので、制御部が正常に働くために必要な電力を十分に確保できる。これにより、電力供給不足により、制御部の働きが不安定になって情報端末装置の動作が不安定になるということを防止できる。
上記の構成とされた場合、表示部を、さらに備えるような構成が採られ得る。この場合、前記制御部は、前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された状態で前記表示部に画像を表示する場合、前記表示部の輝度を、前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された状態で前記表示部に画像を表示する場合よりも低くするような構成とされ得る。
ここで、「表示部の輝度を低くする」との文言には、輝度を0にすることも含まれる。
このような構成とされれば、輝度が低下したことにより表示部に消費されなくなった分の電力を、バッテリーへの供給電力に回すことができ、バッテリーの充電時間を短くすることが可能となる。
本態様に係る情報端末装置において、前記シングル充電装置および前記マルチ充電装置は、互いに異なる出力電圧を前記情報端末装置に出力する構成とされ得る。この場合、前記検出部は、前記出力電圧に基づいて、前記情報端末装置が前記シングル充電装置および前記マルチ充電装置の何れの充電装置に接続されたかを検出するような構成とされ得る。
上記の構成によれば、検出部により、情報端末装置が接続された充電装置を検出できるとともに接続された充電装置から電力が入力されたことを検出できる。
本発明の第2の態様は、情報端末装置と、1台の前記情報端末装置を充電可能なシングル充電装置と、複数台の前記情報端末装置を同時に充電可能なマルチ充電装置と、を備える情報端末システムに関する。本態様に係る情報端末システムは、前記情報端末装置が、前記情報端末装置が前記シングル充電装置および前記マルチ充電装置の何れの充電装置に接続されたかを検出するための検出部と、前記情報端末装置が接続された前記充電装置からの入力電力を調整する電力調整部と、前記電力調整部からの電力により充電されるバッテリーと、前記電力調整部を制御する制御部と、を備える。そして、前記制御部は、前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された場合、前記入力電力が第1電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させ、前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された場合、前記入力電力が第2電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させる。
本態様に係る情報端末システムによれば、上記第1の態様に係る情報端末装置と同様の効果が奏され得る。
以上のとおり、本発明によれば、シングル充電装置とマルチ充電装置の何れの充電装置によっても良好な充電が行え得る情報端末装置および情報端末システムを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)、(b)は、それぞれ、実施形態に係る、情報端末装置の正面斜視図および背面斜視図である。 図2(a)は、実施形態に係る、外部電源装置が接続されたシングル充電装置の平面図であり、図2(b)は、実施形態に係る、シングル充電装置の側面図である。 図3(a)は、実施形態に係る、外部電源装置が接続されたマルチ充電装置の平面図であり、図3(b)は、実施形態に係る、マルチ充電装置の側面図である。 図4(a)は、実施形態に係る、情報端末装置がシングル充電装置に設置された状態を示す側面図である。図4(b)は、実施形態に係る、情報端末装置がマルチ充電装置に設置された状態を示す側面図である。 図5は、実施形態に係る、シングル充電装置の構成を示すブロック図である。 図6は、実施形態に係る、マルチ充電装置の構成を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る、情報端末装置の構成を示すブロック図である。 図8は、実施形態に係る、情報端末装置の充電に関する処理を示すフローチャートである。 図9(a)、(b)は、変更例に係る、情報端末装置について説明するための図である。
本発明の実施形態について、以下、図面を参照して説明する。
図1(a)、(b)は、それぞれ、情報端末装置1の正面斜視図および背面斜視図である。
情報端末装置1は、平板形状を有しており、いわゆるタブレット端末である。情報端末装置1は、正面に表示部11を備える。表示部11は、タッチパネルにより構成され、ユーザからの入力を受け付けるとともに画像を表示する。
情報端末装置1は、背面の外周縁部に、電源入力端子部12を備える。電源入力端子部12は、導電性材料からなり、所定の間隔を置いて左右方向に並ぶ一対の入力端子12aにより構成される。一方の入力端子12aが正極となり、他方の入力端子12aが負極となる。電源入力端子部12は、後述する充電装置から情報端末装置1へ供給される電力を受け取る。
情報端末装置1は、たとえば、飲食店において使用され得る。この場合、1台の情報端末装置1を充電可能なシングル充電装置2がテーブルやカウンタに置かれ、情報端末装置1がシングル充電装置2に設置されて接続される。客は、情報端末装置1を、シングル充電装置2に設置した状態のまま、あるいは、シングル充電装置2から取り外し、情報端末装置1を操作して飲食物の注文等を行う。
また、厨房等の保管場所には、複数台の情報端末装置1を充電可能なマルチ充電装置3が置かれ得る。この場合、店員等は、閉店後等に、情報端末装置1を、保管場所に保管しつつ、マルチ充電装置3に設置して接続し、複数台まとめて充電することができる。
なお、飲食店によっては、シングル充電装置2およびマルチ充電装置3の何れかのみが設けられる場合がある。
即ち、情報端末装置1は、同じ製品について、シングル充電装置2およびマルチ充電装置3により充電される可能性があるものであり、必ずしも同じ情報端末装置1について、双方の充電装置により充電される機会があるわけではない。
シングル充電装置2およびマルチ充電装置3は、いわゆる充電用クレードルである。
図2(a)は、外部電源装置4が接続されたシングル充電装置2の平面図であり、図2(b)は、シングル充電装置2の側面図である。
シングル充電装置2は、上下方向に扁平なほぼ直方体の形状を有する筐体20を備える。筐体20には、情報端末装置1が着脱可能に設置される設置部100が設けられる。設置部100は、情報端末装置1の下部の形状に対応する、やや後方に傾いた溝形状を有し、左右の端部が開放されている。筐体20は、設置部100よりも前側の上面が後側の上面よりも低くなっており、上部の左右の角部が曲面形状を有している。
設置部100は、底面100a、前側面100bおよび後側面100cを含む。後側面100cには、中央部に、電源出力端子部101が配置される。電源出力端子部101は、導電性材料からなり、所定の間隔を置いて左右方向に並ぶ一対の出力端子101aにより構成される。一方の出力端子101aが正極側の端子となり、他方の出力端子101aが負極側の端子となる。各出力端子101aは、三角柱状を有し、後側面100cから前方に突き出す。情報端末装置1に供給される電力が、電源出力端子部101から出力される。
設置部100には、底面100aの中央部に、検出ボタン102が配置される。検出ボタン102は、底面100aから突出する。筐体20内には、検出ボタン102の下方に、検出ボタン102に接するマイクロスイッチ等の検出スイッチ103が配置される。
筐体20の上面には、設置部100の前方にインジケータ104が配置される。インジケータ104は、たとえば、LED素子により構成される。
シングル充電装置2には、外部電源装置4が接続される。外部電源装置4は、ACアダプターであり、商用電源からの交流電力を所定の大きさの直流電力に変換し、シングル充電装置2に供給する。外部電源装置4には、入力コード41の先端にプラグ42が設けられ、出力コード43の先端にコネクタ44が設けられる。プラグ42が商用電源のコンセントに接続される。また、コネクタ44が、シングル充電装置2の筐体20後部に設けられたコネクタ105に接続される。
外部電源装置4は、所定の定格電力を有する。シングル充電装置2の定格電力は、ほぼ外部電源装置4の定格電力となる。本実施形態では、シングル充電装置2の定格電力は、たとえば、15Wとされる。
なお、外部電源装置4に相当する電源装置が、シングル充電装置2に内蔵されてもよい。この場合、外部電源装置4がシングル充電装置2に接続されず、シングル充電装置2のプラグがコンセントに接続される。
図3(a)は、外部電源装置5が接続されたマルチ充電装置3の平面図であり、図3(b)は、マルチ充電装置3の側面図である。
マルチ充電装置3は、シングル充電装置2の筐体20よりも前後方向に長い筐体30を備え、当該筐体30に、複数個、即ち、本実施形態では5つの設置部100を有する。5つの設置部100は、所定の間隔を有して筐体30の前後方向に並ぶ。なお、設置部100の個数は、5つでなくてもよい。
さらに、マルチ充電装置3には、5つの設置部100のそれぞれに対応して、電源出力端子部101、検出ボタン102、検出スイッチ103およびインジケータ104が設けられる。
マルチ充電装置3には、外部電源装置5が接続される。外部電源装置5は、ACアダプターであり、商用電源からの交流電力を所定の大きさの直流電力に変換し、マルチ充電装置3に供給する。外部電源装置5の入力コード51に設けられたプラグ52が商用電源のコンセントに接続される。また、外部電源装置5の出力コード53に設けられたコネクタ54が、マルチ充電装置3の筐体30後部に設けられたコネクタ105に接続される。
外部電源装置5は、所定の定格電力を有する。マルチ充電装置3の定格電力は、ほぼ外部電源装置5の定格電力となり、シングル充電装置2の定格電力よりも大きくされる。しかしながら、マルチ充電装置3では、外部電源装置5を含めたコストやサイズ等の制約から、情報端末装置1の1台当たりに換算された定格電力が、シングル充電装置2の定格電力よりも小さくされる。本実施形態では、シングル充電装置2の定格電力は、たとえば、シングル充電装置2の定格電力が15Wである場合、50Wとされる。マルチ充電装置3に同時に接続可能な情報端末装置1が5台であるため、情報端末装置1の1台当たりに換算された定格電力は、10Wとなる。
なお、外部電源装置5に相当する電源装置が、マルチ充電装置3に内蔵されてもよい。この場合、外部電源装置5がマルチ充電装置3に接続されず、マルチ充電装置3のプラグがコンセントに接続される。
図4(a)は、情報端末装置1がシングル充電装置2に設置された状態を示す側面図である。図4(b)は、複数台の情報端末装置1がマルチ充電装置3に設置された状態を示す側面図である。
情報端末装置1が、上方からシングル充電装置2の設置部100に設置される。同様に、複数台の情報端末装置1のそれぞれが、上方からマルチ充電装置3のそれぞれの設置部100に設置される。設置の際、情報端末装置1の背面が電源出力端子部101(一対の出力端子101a)に接触し、電源出力端子部101が筐体20、30の内部側へと押し込まれる。
情報端末装置1が設置部100に設置されると、情報端末装置1の電源入力端子部12(一対の入力端子12a)が電源出力端子部101(一対の出力端子101a)に接触する。情報端末装置1により検出ボタン102が下方に押し込まれて、検出スイッチ103が、情報端末装置1が設置されたことを検出する。これにより、電源出力端子部101から直流電力が出力され、電源入力端子部12入力された直流電力により、情報端末装置1に備えられたバッテリー(後述する)が充電される。情報端末装置1が設置部100に設置されたことに基づいて、インジケータ104が点灯する。
以下、説明の都合上、「直流電力」を単に「電力」と称する。
図5は、シングル充電装置2の構成を示すブロック図である。図5において、実線の矢印は、情報の送信を示しており、一点鎖線の矢印は、電力の供給を示している。
シングル充電装置2は、上記の構成に加えて、入力側の保護回路110と、出力側の保護回路120と、電源出力部130と、インジケータ駆動回路140と、制御部150と、を備える。
コネクタ105に入力された外部電源装置4からの電力は、保護回路110を介して電源出力部130に供給される。保護回路110は、過電力(過電圧、過電流)等から電源出力部130を保護する。
電源出力部130は、供給された電力から情報端末装置1へ供給する電力を生成し、保護回路120を介して電源出力端子部101に供給する。電源出力部130は、スイッチング回路を含み、制御部150からの制御信号に従って、電源出力端子部101への電力供給のオンオフを行う。保護回路120は、電源出力端子部101に過電力が供給されないようにする。
さらに、電源出力部130は、供給された電力から制御部150およびインジケータ104の動作のための電力を生成し、制御部150およびインジケータ駆動回路140に供給する。これらの電力は、情報端末装置1へ供給する電力に比べて大幅に小さい。
インジケータ駆動回路140は、制御部150からの制御信号に従って、インジケータ104を点灯および消灯させる。
制御部150は、マイクロコンピュータ、メモリ等を含み、電源出力部130、インジケータ駆動回路140等を制御する。
シングル充電装置2の設置部100に情報端末装置1が設置されていないときには、電源出力部130がオフ状態にあり、電源出力端子部101へ電力が供給されない。
情報端末装置1が設置部100へ設置されると、検出スイッチ103から制御部150へ検出信号が出力される。制御部150は、電力供給を指示する制御信号を電源出力部130に出力する。電源出力部130がオン状態となり、電源出力端子部101に電力が供給される。さらに、制御部150は、インジケータ104の点灯を指示する制御信号をインジケータ駆動回路140に出力する。インジケータ駆動回路140がインジケータ104を点灯させる。
情報端末装置1が設置部100から離れると、検出スイッチ103から制御部150への検出信号が停止する。制御部150は、電力供給の停止を指示する制御信号を電源出力部130に出力する。電源出力部130がオフ状態となり、電源出力端子部101への電力供給が停止する。さらに、制御部150は、インジケータ104の消灯を指示する制御信号をインジケータ駆動回路140に出力する。インジケータ駆動回路140がインジケータ104を消灯させる。
シングル充電装置2では、電源出力端子部101からの出力電圧が第1電圧V1、たとえば、5Vとなるように設定される。外部電源装置4からの入力電圧が第1電圧V1と等しい場合、その電圧が維持されて電源出力端子部101への電力供給が行われる。一方、入力電圧が第1電圧V1よりも高い場合は、電源出力部130に降圧回路が設けられ、入力電圧が第1電圧V1まで下げられる。あるいは、入力電圧が第1電圧V1よりも低い場合は、電源出力部130に昇圧回路が設けられ、入力電圧が第1電圧V1まで上げられる。
図6は、マルチ充電装置3の構成を示すブロック図である。図6において、実線の矢印は、情報の送信を示しており、一点鎖線の矢印は、電力の供給を示している。
マルチ充電装置3は、シングル充電装置2と同様、入力側の保護回路110と、出力側の保護回路120と、電源出力部130と、インジケータ駆動回路140と、制御部150と、を備える。
マルチ充電装置3では、制御部150に、5つの検出スイッチ103から、それぞれ検出信号が出力される。また、インジケータ駆動回路140が、5つのインジケータ104を点灯および消灯させる。
さらに、マルチ充電装置3では、電源出力部130は、5つの電源出力端子部101のそれぞれに電力を供給し、各電源出力端子部101への電力供給のオンオフのため、5つのスイッチング回路を含む。電源出力部130と各電源出力端子部101との間に保護回路120が設けられる。5つの電源出力端子部101に供給される電力は均等であり、たとえば、マルチ充電装置3の定格電力が50Wである場合、各電源出力端子部101に最大10Wの電力が供給可能となる。
マルチ充電装置3の何れかの設置部100に情報端末装置1が設置されると、その設置部100の検出スイッチ103から制御部150へ検出信号が出力され、電源出力部130が、その設置部100の電源出力端子部101へ電力を供給する。さらに、インジケータ駆動回路140が、その設置部100のインジケータ104を点灯させる。
マルチ充電装置3では、電源出力端子部101からの出力電圧が、シングル充電装置2の出力電圧である第1電圧V1と異なる第2電圧V2、たとえば、9Vとなるように設定される。外部電源装置5からの入力電圧が第2電圧V2と等しい場合、その電圧が維持されて電源出力端子部101への電力供給が行われる。一方、入力電圧が第2電圧V2よりも高い場合は、電源出力部130に降圧回路が設けられ、入力電圧が第2電圧V2まで下げられる。あるいは、入力電圧が第2電圧V2よりも低い場合は、電源出力部130に昇圧回路が設けられ、入力電圧が第2電圧V2まで上げられる。
図7は、情報端末装置1の構成を示すブロック図である。図7において、実線の矢印は、情報の送信を示しており、一点鎖線の矢印は、電力の供給を示している。
情報端末装置1は、上記の構成に加えて、保護回路210と、入力電圧検出部220と、電力調整部230と、内部電源部240と、充電回路250と、バッテリー260と、表示部駆動回路270と、制御部280と、を備える。
電源入力端子部12に入力されたシングル充電装置2またはマルチ充電装置3からの電力は、保護回路210および入力電圧検出部220を介して電力調整部230に供給される。保護回路110は、電力調整部230に過電力が供給されないようにする。
入力電圧検出部220が、情報端末装置1への入力電圧を検出する。情報端末装置1がシングル充電装置2に接続されている場合、シングル充電装置2の出力電圧である第1電圧V1が入力電圧として検出される。情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続されている場合、マルチ充電装置3の出力電圧である第2電圧V2が入力電圧として検出される。
入力電圧検出部220は、入力電圧、即ち充電装置からの出力電圧に基づいて、情報端末装置1がシングル充電装置2およびマルチ充電装置3の何れの充電装置に接続されたかを検出する。そして、入力電圧検出部220は、検出結果として、接続された充電装置に応じた検出信号を、制御部280に出力する。制御部280は、検出信号に基づいて、接続された充電装置を判定する。
たとえば、入力電圧検出部220として、電圧ヒステリシスを有する電圧検出ICを使用できる。この場合、電圧検出ICは、アナログ電圧である第1電圧V1(9V)および第2電圧V2(5V)を2値化し、第1電圧V1を検出した場合にHight信号を出力し、第2電圧V2を検出した場合にLow信号を出力する。制御部280は、Hight信号を入力した場合、情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続されたと判定し、Low信号を入力した場合、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続されたと判定する。同様に、入力電圧検出部として、トランジスタと抵抗を組み合わせた2値化回路が使用されてもよい。
なお、検出信号には、出力電圧自体、即ち出力電圧のアナログ信号が含まれる。この場合、制御部280は、A/D変換回路によりアナログ信号を、出力電圧の大きさを示すデジタル信号に変換し、このデジタル信号に基づいて、接続された充電装置を判定する。
電力調整部230は、電力調整回路を含み、制御部280からの制御信号に従って、シングル充電装置2またはマルチ充電装置3から供給される電力、即ち、情報端末装置1が接続された充電装置からの入力電力を調整する。さらに、電力調整部230は、電力分配回路を含み、入力電力を分配して内部電源部240と充電回路250とに供給する。
内部電源部240は、供給された電力から制御部280の動作や、表示部11等の負荷の動作のための電力を生成し、制御部280や、表示部駆動回路270等の負荷の駆動回路に供給する。充電回路250は、供給された電力によりバッテリー260を充電する。
バッテリー260は、情報端末装置1がシングル充電装置2またはマルチ充電装置3に接続されておらず、電力調整部230から内部電源部240に電力が供給されないときに、内部電源部240に電力を供給する。
表示部駆動回路270は、制御部280からの制御信号に従って、表示部11を駆動する。表示部駆動回路270は、表示部11に供給する電力を調整することにより、表示部11の輝度を変えることができる。
制御部280は、マイクロコンピュータ、メモリ等を含み、電力調整部230、表示部駆動回路270等を制御する。
なお、図7に示すように、情報端末装置1と、シングル充電装置2と、マルチ充電装置3とにより、情報端末システム6を構成することができる。
図8は、情報端末装置1の充電に関する処理を示すフローチャートである。情報端末装置1がシングル充電装置2またはマルチ充電装置3に接続され、接続された充電装置から情報端末装置1に出力電圧、即ち電力の入力があると、入力電圧検出部220からの検出信号が制御部280に出力される。これにより、制御部280は、充電に関する処理を開始する。
制御部280は、入力電圧検出部220からの検出信号に基づいて、情報端末装置1がシングル充電装置2およびマルチ充電装置3の何れの充電装置に接続されたかを判定する(S101)。
制御部280は、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続されたと判定した場合(S101:シングル)、シングル充電装置2からの入力電力が第1電力以下に制限されるように電力調整部230を動作させる(S102)。第1電力は、シングル充電装置2の定格電力よりも小さくされ、たとえば、10Wとされる。
電力調整部230は、入力電力を第1電力以下になるように調整し、当該入力電力を分配して、情報端末装置1の制御部280、表示部駆動回路270等の各部により消費される電力(以下、「各部消費電力」と称する)を内部電源部240に供給し、残りの電力をバッテリー260の充電のために充電回路250に供給する。電力調整部230は、バッテリー260が満充電となるまでは、バッテリー260により多くの電力供給ができるよう、入力電力が第1電力となるようにし、バッテリー260が満充電になると、バッテリー260への電力供給が不要となるので、入力電力が第1電力よりも小さくなるようにする。なお、バッテリー260が満充電に近づき、多くの電力が不要となった段階で、入力電力が第1電力よりも小さくなり得る。
電源が投入されており、情報端末装置1が使用状態にあるときには、表示部11が点灯して画像が表示され、また、制御部280の働きが活発になる。一方、電源が投入されておらず、情報端末装置1が待機状態にあるときには、表示部11が消灯し、また、制御部280の働きが鈍重になる。よって、情報端末装置1が待機状態にあるときには、各部消費電力が小さくなるので、電力調整部230から内部電源部240に供給される電力が小さくなり、その分、電力調整部230から充電回路250に供給される電力が大きくなる。
制御部280は、情報端末装置1のシングル充電装置2への接続が解除されたか否かを判定する(S103)。入力電圧検出部220の検出信号は、情報端末装置1に電力が供給されている間、制御部280へ送信されている。情報端末装置1のシングル充電装置2への接続が解除されて電力供給が停止すると、制御部280への検出信号の送信が停止する。
制御部280は、情報端末装置1のシングル充電装置2への接続が解除されると(S103:YES)、充電に関する処理を終了する。
一方、ステップS101において、制御部280は、情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続されたと判定した場合(S101:マルチ)、マルチ充電装置3からの入力電力が第2電力以下に制限されるように電力調整部230を動作させる(S104)。第2電力は、マルチ充電装置3における情報端末装置1の1台当たりに換算された定格電力よりも小さくされ、たとえば、8Wとされる。第2電力は、第1電力よりも小さくなる。
電力調整部230は、入力電力を第2電力以下になるように調整し、当該入力電力を分配して、内部電源部240と充電回路250とに供給する。電力調整部230は、バッテリー260が満充電となるまでは、入力電力が第2電力となるようにし、バッテリー260が満充電になると、入力電力が第2電力よりも小さくなるようにする。
さらに、制御部280は、情報端末装置1が使用状態にあるか否かを判定する(S105)。情報端末装置1が使用状態にある場合、表示部11が点灯している。
制御部280は、情報端末装置1が使用状態にあると判定した場合(S105:YES)、表示部駆動回路270を制御して、画像が表示された表示部11の輝度を低下させる。これにより、表示部11の輝度が、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続されていて使用状態にあるときの輝度よりも低くなる。なお、制御部280が表示部11の輝度を低下させた結果、輝度が0になってもよい。
複数台の情報端末装置1は、マルチ充電装置3に設置されているときに前後方向に重なっている。このため、表示部11が見えづらく操作もしづらいので、情報端末装置1は使用されにくい。よって、表示部11の輝度が低下しても問題になりにくい。
情報端末装置1が待機状態にある場合、各部消費電力は、情報端末装置1が待機状態でシングル充電装置2に接続されている場合の各部消費電力と同等である。よって、電力調整部230が充電回路250、即ちバッテリー260に供給する電力は、第2電力が第1電力よりも小さい分、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続されているときよりも小さくなる。
情報端末装置1が使用状態にある場合、上述のように表示部11の輝度が低下する。このため、各部消費電力は、情報端末装置1が使用状態でシングル充電装置2に接続されている場合の各部消費電力よりも小さくなり、その分の電力がバッテリー260への供給電力に回される。よって、電力調整部230がバッテリー260に供給する電力のシングル充電装置2への接続時に対する低下量が、情報端末装置1が待機状態にある場合よりも小さくなる。あるいは、上記2つの各部消費電力の差分が第2電力と第1電力との差分より大きくなる場合には、バッテリー260への供給電力が、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続されているときよりも大きくなる。
制御部280は、情報端末装置1が使用状態にない場合(S105:NO)、情報端末装置1のマルチ充電装置3への接続が解除されると(S107:YES)、充電に関する処理を終了する。
制御部280は、情報端末装置1が使用状態にあり(S105:YES)、表示部11の輝度を低下させた場合(S106)、情報端末装置1のマルチ充電装置3への接続が解除されると(S108:YES)、表示部11の輝度を回復させた後に(S109)、充電に関する処理を終了する。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
情報端末装置1がシングル充電装置2およびマルチ充電装置3の何れの充電装置に接続されたかが検出される。そして、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続された場合は、シングル充電装置2からの入力電力が第1電力以下に制限され、情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続された場合は、マルチ充電装置3からの入力電力が第1電力よりも小さい第2電力以下に制限される。
これにより、マルチ充電装置3における情報端末装置1の1台当たりに換算された定格電力が、シングル充電装置2の定格電力よりも小さくされた場合に、マルチ充電装置3で全台数の情報端末装置1を充電したときに、マルチ充電装置3からの出力電力が定格電力を超え、外部電源装置5の寿命の低下や高発熱を招くということを防止できる。また、シングル充電装置2で情報端末装置1を充電したときに、充電時間が長くなったり、充電時間の低下を抑制するために表示部11の輝度を低下させる必要が生じたりすることを防止できる。
したがって、シングル充電装置2とマルチ充電装置3の何れの充電装置によっても、情報端末装置1の良好な充電が行うことが可能となる。
さらに、情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続されることにより、シングル充電装置2に接続されたときよりも入力電力が小さくなっても、それに合わせて、バッテリー260へ供給される電力が小さくされるので、制御部280が正常に働くために必要な電力を十分に確保できる。これにより、電力供給不足により、制御部280の働きが不安定になって情報端末装置1の動作が不安定になるということを防止できる。
さらに、情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続された状態で表示部11に画像を表示する場合に、表示部11の輝度が、情報端末装置1がシングル充電装置2に接続された状態で表示部11に画像を表示する場合よりも低くされる。
これにより、輝度が低下したことにより表示部11に消費されなくなった分の電力を、バッテリー260への供給電力に回すことができ、バッテリー260の充電時間を短くすることが可能となる。
さらに、シングル充電装置2およびマルチ充電装置3が、互いに異なる出力電圧を情報端末装置1に出力する構成とされ、入力電圧検出部220が、検出部として、出力電圧に基づいて、情報端末装置1がシングル充電装置2およびマルチ充電装置3の何れの充電装置に接続されたかを検出する。
この構成によれば、検出部により、情報端末装置1が接続された充電装置を検出できるとともに接続された充電装置から電力が入力されたことを検出できる。
<変更例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら制限されるものではない。
たとえば、上記実施形態では、シングル充電装置2およびマルチ充電装置3が、互いに異なる出力電圧を情報端末装置1に出力する構成とされ、入力電圧検出部220が、検出部として、出力電圧に基づいて、情報端末装置1がシングル充電装置2およびマルチ充電装置3の何れの充電装置に接続されたかを検出する。しかしながら、検出部は、上記の入力電圧検出部220に限られない。
たとえば、図9(a)に示すように、情報端末装置1が、検出部として、マイクロスイッチ等の検出スイッチ291を備えてもよい。検出スイッチ291は、情報端末装置1の筐体1a内の下端部に配置される。筐体1aの下面には、検出スイッチ291の真下位置に、開口部1bが形成される。シングル充電装置2には、設置部100の底面において、情報端末装置1が設置部100に設置されたときに開口部1bと整合する位置に突起部106が形成される。一方、マルチ充電装置3には、突起部が形成されない。
情報端末装置1がシングル充電装置2の設置部100に設置された場合は、設置部100の突起部106が開口部1bに挿入されて、検出スイッチ291に接触する。これにより、検出スイッチ291から検出信号が情報端末装置1の制御部280に出力される。一方、情報端末装置1がマルチ充電装置3の設置部100に設置された場合は、検出スイッチ291から検出信号が出力されない。
制御部280は、入力電圧検出部220が出力電圧を検出すると、何れかの充電装置が接続された判定し、この際に、検出スイッチ291からの検出信号を受信すれば、シングル充電装置2が接続されたと判定し、検出信号を受信しなければ、マルチ充電装置3が接続されたと判定する。
なお、検出スイッチ291に接触可能な突起部106が、シングル充電装置2ではなく、マルチ充電装置3の5つの設置部100のそれぞれに設けられてもよい。ただし、突起部106の数が少なくなるので、シングル充電装置2に突起部106が設けられることが望ましい。
たとえば、図9(b)に示すように、情報端末装置1が、検出部として、ホール素子等の磁気センサ292を備えてもよい。シングル充電装置2には、筐体20内の設置部100の底面の下方において、情報端末装置1が設置部100に設置されたときに磁気センサ292に近接する位置に磁石107が配置される。一方、マルチ充電装置3には、磁石が配置されない。
情報端末装置1がシングル充電装置2の設置部100に設置された場合は、磁石107が磁気センサ292に近接する。これにより、磁気センサ292から検出信号が情報端末装置1の制御部280に出力される。一方、情報端末装置1がマルチ充電装置3の設置部100に設置された場合は、磁気センサ292から検出信号が出力されない。
制御部280は、磁気センサ292からの検出信号を受信すれば、シングル充電装置2が接続されたと判定し、検出信号を受信しなければ、マルチ充電装置3が接続されたと判定する。
なお、磁気センサ292に近接可能な磁石107が、シングル充電装置2ではなく、マルチ充電装置3の5つの設置部100の下方にそれぞれに設けられてもよい。ただし、磁石107の数が少なくなるので、シングル充電装置2に磁石107が設けられることが望ましい。
上記のように、検出部が検出スイッチ291および磁気センサ292とされた場合、シングル充電装置2の出力電圧とマルチ充電装置3の出力電圧とが異ならなくてもよい。
さらに、上記実施形態では、図8の充電に関する処理において、情報端末装置1がマルチ充電装置3に接続されることにより、入力電力が第2電力以下に制限された場合に、ステップS105ないしS109の処理が実行され、画像を表示する表示部11の輝度が低下される。しかしながら、ステップS105ないしS109の処理が実行されず、表示部11の輝度が低下しないようにされてもよい。
さらに、上記実施形態と反対に、マルチ充電装置3において、情報端末装置1の1台当たりに換算された定格電力が、シングル充電装置2の定格電力より大きくされてもよい。この場合、第2電力が第1電力よりも大きくなる。そして、図8の充電に関する処理では、ステップS102の処理に続いてステップS106~S108の処理が実行される。
シングル充電装置2およびマルチ充電装置3の構成は、上記実施形態の構成に限られない。即ち、シングル充電装置2は、1台の情報端末装置1が接続できて充電できれば、如何なる構成あってもよい。また、マルチ充電装置3は、複数台の情報端末装置1が接続できて同時に充電できれば、如何なる構成あってもよい。
さらに、上記実施形態では、情報端末装置1は、飲食店において使用される情報端末装置であった。しかしながら、本発明は、飲食店以外の学校や企業など施設で使用される情報端末装置あるいは個人が使用する情報端末装置に適用することもできる。さらに、本発明は、スマートフォン等、タブレット端末以外の情報端末装置に適用することもできる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 情報端末装置
2 シングル充電装置
3 マルチ充電装置
11 表示部
220 入力電圧検出部(検出部)
230 電流調整部
260 バッテリー
280 制御部
291 検出スイッチ(検出部)
292 磁気センサ(検出部)

Claims (6)

  1. 情報端末装置において、
    前記情報端末装置が、1台の前記情報端末装置を充電可能なシングル充電装置および複数台の前記情報端末装置を同時に充電可能なマルチ充電装置の何れの充電装置に接続されたかを検出するための検出部と、
    前記情報端末装置が接続された前記充電装置からの入力電力を調整する電力調整部と、
    前記電力調整部からの電力により充電されるバッテリーと、
    前記電力調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された場合、前記入力電力が第1電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させ、
    前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された場合、前記入力電力が第2電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させる、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記マルチ充電装置の前記情報端末装置1台当たりに換算された定格電力は、前記シングル充電装置の定格電力よりも小さく、
    前記第2電力は、前記第1電力よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記電力調整部は、前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された場合、前記バッテリーに供給する電力を、前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された場合よりも小さくする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報端末装置。
  4. 表示部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された状態で前記表示部に画像を表示する場合、前記表示部の輝度を、前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された状態で前記表示部に画像を表示する場合よりも低くする、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報端末装置。
  5. 前記シングル充電装置および前記マルチ充電装置は、互いに異なる出力電圧を前記情報端末装置に出力する構成であり、
    前記検出部は、前記出力電圧に基づいて、前記情報端末装置が前記シングル充電装置および前記マルチ充電装置の何れの充電装置に接続されたかを検出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の情報端末装置。
  6. 情報端末装置と、1台の前記情報端末装置を充電可能なシングル充電装置と、複数台の前記情報端末装置を同時に充電可能なマルチ充電装置と、を備える情報端末システムにおいて、
    前記情報端末装置は、
    前記情報端末装置が前記シングル充電装置および前記マルチ充電装置の何れの充電装置に接続されたかを検出するための検出部と、
    前記情報端末装置が接続された前記充電装置からの入力電力を調整する電力調整部と、
    前記電力調整部からの電力により充電されるバッテリーと、
    前記電力調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記情報端末装置が前記シングル充電装置に接続された場合、前記入力電力が第1電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させ、
    前記情報端末装置が前記マルチ充電装置に接続された場合、前記入力電力が第2電力以下に制限されるよう前記電力調整部を動作させる、
    ことを特徴とする情報端末システム。


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