JP2023117856A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】磁気テープの走行速度を安定しつつ、磁気テープの利用効率の低下を抑制することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理システムにおいて、情報処理装置12は、記録対象の第1のデータが記憶部22に存在し、かつ、指標値が閾値以上である場合、第2のデータを、バッファメモリBM1を介してテープドライブ18に送信する。テープドライブ18は、情報処理装置12から送信された第2のデータを受信し、受信した第2のデータを、バッファメモリBM2を介して磁気テープTに記録する。バッファメモリの使用量又は空き容量に相関する指標値に応じて、第1のデータ以外の第2のデータを、バッファメモリを介して磁気テープに記録する制御を行う。【選択図】図9

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、一時的にバッファメモリが空になった場合に、ダミーデータを磁気テープに記録する技術が開示されている。
特開平4-286017号公報
磁気テープにデータを記録する場合、磁気テープの走行速度が安定することが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、磁気テープの走行速度を安定させるために、バッファメモリが空になった場合、常にダミーデータが記録される。この場合、無駄なデータが多く磁気テープに記録されるため、磁気テープの利用効率が低下してしまう。
本開示は、以上の事情を鑑みてなされたものであり、磁気テープの走行速度を安定しつつ、磁気テープの利用効率の低下を抑制することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本開示の情報処理装置は、少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのバッファメモリと少なくとも一つの記憶装置とを備え、かつバッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する制御を行う情報処理装置であって、プロセッサは、記録対象の第1のデータが記憶装置に存在する場合、バッファメモリの使用量又は空き容量に相関する指標値に応じて、第1のデータ以外の第2のデータを、バッファメモリを介して磁気テープに記録する制御を行う。
なお、本開示の情報処理装置は、指標値が、バッファメモリの空き容量又はバッファメモリの容量に占める空き容量の割合であり、プロセッサが、第1のデータが記憶装置に存在し、かつ指標値が閾値以上である場合、第2のデータを、バッファメモリを介して磁気テープに記録する制御を行ってもよい。
また、本開示の情報処理装置は、プロセッサが、磁気テープに対するデータの記録履歴情報に基づいて閾値を導出してもよい。
また、本開示の情報処理装置は、プロセッサは、記録履歴情報に基づいてデータの記録量を予測し、予測したデータの記録量が多いほど閾値を小さい値にしてもよい。
また、本開示の情報処理装置は、プロセッサが、第1のデータの種別に応じて閾値を導出してもよい。
また、本開示の情報処理装置は、プロセッサが、第1のデータを圧縮した場合の圧縮率が高いほど閾値を小さい値にしてもよい。
また、本開示の情報処理装置は、プロセッサが、第1のデータから第2のデータを生成してもよい。
また、本開示の情報処理装置は、プロセッサが、第2のデータとして、第1のデータから第1のデータの誤りを訂正するための誤り訂正符号を生成してもよい。
また、本開示の情報処理装置は、第2のデータが、磁気テープにおいてデータの区切りとして利用されるファイルマークであってもよい。
また、本開示の情報処理装置は、プロセッサが、第2のデータを、バッファメモリを介して磁気テープに記録する制御を行っている最中に磁気ヘッドが磁気テープの端部に到達した場合、第2のデータの記録を停止する制御を行ってもよい。
また、本開示の情報処理方法は、少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのバッファメモリと少なくとも一つの記憶装置とを備え、かつバッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する制御を行う情報処理装置のプロセッサが実行する情報処理方法であって、記録対象の第1のデータが記憶装置に存在する場合、バッファメモリの使用量又は空き容量に相関する指標値に応じて、第1のデータ以外の第2のデータを、バッファメモリを介して磁気テープに記録する制御を行うものである。
また、本開示の情報処理プログラムは、少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのバッファメモリと少なくとも一つの記憶装置とを備え、かつバッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する制御を行う情報処理装置のプロセッサに実行させるための情報処理プログラムであって、記録対象の第1のデータが記憶装置に存在する場合、バッファメモリの使用量又は空き容量に相関する指標値に応じて、第1のデータ以外の第2のデータを、バッファメモリを介して磁気テープに記録する制御を行うものである。
本開示によれば、磁気テープの走行速度を安定しつつ、磁気テープの利用効率の低下を抑制することができる。
情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 バッファメモリを説明するための図である。 バッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する処理を説明するための図である。 バッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する処理を説明するための図である。 情報処理装置のバッファメモリへのデータの格納処理が遅延した場合を説明するための図である。 テープドライブのバッファメモリの空き容量が増える場合を説明するための図である。 情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第2のデータが生成される場合を説明するための図である。 第2のデータの生成が停止される場合を説明するための図である。 第2のデータ記録処理の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る第2のデータの記録処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システム10の構成を説明する。図1に示すように、情報処理システム10は、情報処理装置12及びテープライブラリ14を含む。情報処理装置12の例としては、サーバコンピュータ等が挙げられる。
テープライブラリ14は、複数のスロット(図示省略)及び複数のテープドライブ18を備え、各スロットには記録媒体の一例としての磁気テープTが格納される。各テープドライブ18は、情報処理装置12に接続される。テープドライブ18は、情報処理装置12による制御によって、磁気テープTに対するデータの書き込み又は読み取りを行う。磁気テープTの例としては、LTO(Linear Tape-Open)テープが挙げられる。
情報処理装置12により磁気テープTに対するデータの書き込み又は読み取りを行う場合、書き込み又は読み取り対象の磁気テープTがスロットから所定のテープドライブ18にロードされる。テープドライブ18にロードされた磁気テープTに対するデータの書き込み又は読み取りが完了すると、磁気テープTは、テープドライブ18から元々格納されていたスロットにアンロードされる。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る情報処理装置12のハードウェア構成を説明する。図2に示すように、情報処理装置12は、CPU(Central Processing Unit)20、一時記憶領域としてのメモリ21、及び不揮発性の記憶部22を含む。また、情報処理装置12は、液晶ディスプレイ等のディスプレイ23、キーボードとマウス等の入力装置24、ネットワークに接続されるネットワークI/F(InterFace)25、及び各テープドライブ18が接続される外部I/F26を含む。CPU20、メモリ21、記憶部22、ディスプレイ23、入力装置24、ネットワークI/F25、及び外部I/F26は、バス27に接続される。CPU20は、プロセッサの一例である。
記憶部22は、記憶装置の一例であり、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としての記憶部22には、情報処理プログラム30が記憶される。CPU20は、記憶部22から情報処理プログラム30を読み出してからメモリ21に展開し、展開した情報処理プログラム30を実行する。情報処理装置12は、複数の記憶部22を備えてもよい。
また、図3に示すように、メモリ21には、情報処理装置12がデータを磁気テープTに記録する制御を行う際、すなわち、情報処理装置12が記録対象のデータを磁気テープTが装填されたテープドライブ18に送信する際にバッファとして使用される記憶領域が確保される。以下では、この記憶領域をバッファメモリBM1という。情報処理装置12は、複数のバッファメモリBM1を備えてもよい。
ところで、本実施形態に係る情報処理装置12は、ユーザ端末等の外部装置から送信されたデータを受信し、受信したデータを記憶部22に格納する。一例として図4に示すように、本実施形態に係る情報処理装置12は、バッファメモリBM1を介して記憶部22に格納されたデータを磁気テープTに記録する制御を行う。具体的には、情報処理装置12は、記憶部22に格納されたデータを読み取り、読み取ったデータをバッファメモリBM1に格納する。そして、情報処理装置12は、バッファメモリBM1に格納されたデータ及びそのデータの記録指示をテープドライブ18に送信する。
テープドライブ18は、バッファメモリBM2を備える。テープドライブ18は、情報処理装置12から送信されたデータ及びそのデータの記録指示を受信すると、受信したデータをバッファメモリBM2に格納する。そして、テープドライブ18は、バッファメモリBM2に格納されたデータを磁気テープTに記録する。
テープドライブ18は、データの磁気テープへの記録が完了すると、記録が完了したことを示す応答情報を情報処理装置12に送信し、そのデータが格納されていたバッファメモリBM2の領域を解放する。情報処理装置12は、テープドライブ18から応答情報を受信すると、その応答情報に対応するデータが格納されていたバッファメモリBM1の領域を解放する。
すなわち、一例として図5に示すように、記憶部22に格納されたデータが、バッファメモリBM1及びバッファメモリBM2を介して、磁気テープTに順次記録される。図5の記憶部22、バッファメモリBM1、バッファメモリBM2、及び磁気テープT内のそれぞれの矩形が磁気テープTに記録されるデータの単位を示している。1つの矩形が1つのデータでもよいし、1つの矩形が、データが分割された分割データでもよい。情報処理装置12からテープドライブ18へのデータの転送速度と、テープドライブ18の磁気テープTへのデータの記録速度との差が比較的小さい場合、図5に示す状態が維持される。
図5に示す状態において記憶部22から読み取られたデータのバッファメモリBM1への格納処理が遅れ始めた場合、一例として図6に示すように、バッファメモリBM1の空き容量が増え始める。この遅れは、例えば、情報処理装置12が高負荷であること、及び外部装置から情報処理装置12へのデータの転送量が減少すること等に起因して発生する。
上記格納処理の遅れが継続すると、一例として図7に示すように、バッファメモリBM2の空き容量が増え始める。更に、上記格納処理の遅れが継続すると、バッファメモリBM2が空になってしまう。テープドライブ18は、バッファメモリBM2が空になると、磁気テープTの走行及びデータの記録を停止し、バッファメモリBM2に新たなデータが格納されると、磁気テープTの走行及びデータの記録を再開する。
このようにテープドライブ18が磁気テープTの走行速度を変動させる際、テープドライブ18はバックヒッチを行う。バックヒッチとは、磁気テープTの走行速度を低下させて一旦停止し、逆方向に走行を再開し、その後、再度元の方向に走行してデータの書き込みを再開する、という一連の動作のことである。このバックヒッチには、通常2~3秒程度の時間を要し、バックヒッチの間はデータの書き込みも停止するため、バックヒッチの発生を抑制することが好ましい。そこで、本実施形態に係る情報処理装置12は、バックヒッチの発生を抑制するために、磁気テープTの走行速度を安定しつつ、更に磁気テープTの利用効率の低下を抑制する機能を有する。
次に、図8を参照して、本実施形態に係る情報処理装置12の機能的な構成について説明する。図8に示すように、情報処理装置12は、判定部40、生成部42、及び制御部44を含む。CPU20が情報処理プログラム30を実行することにより、判定部40、生成部42、及び制御部44として機能する。
判定部40は、磁気テープTへの記録対象のデータ(以下、「第1のデータ」という)が記憶部22に存在するか否かを判定する。第1のデータは、例えば、ユーザ端末等の外部装置から送信されたデータであり、文書データ及び画像データ等のユーザが保存したいデータであり、磁気テープTへ未記録のデータである。
また、判定部40は、バッファメモリBM1の空き容量に相関する指標値V1が閾値TH1以上であるか否かを判定する。本実施形態では、指標値V1として、バッファメモリBM1の空き容量を適用する例を説明する。なお、指標値V1は、バッファメモリBM1の容量に占める空き容量の割合であってもよい。閾値TH1は、情報処理システム10の管理者により、例えば、バッファメモリBM1の容量の90%の値等に予め設定される。
生成部42は、判定部40により、第1のデータが記憶部22に存在し、かつ指標値V1が閾値TH1以上であると判定された場合、第1のデータ以外の第2のデータを生成する。本実施形態では、生成部42は、第2のデータとして、ダミーデータを生成する。ダミーデータの例としては、0でパディングされたデータ、又は1でパディングされたデータ等が挙げられる。ダミーデータのサイズは、例えば、バッファメモリBM1の空き容量の1%のサイズ等に設定される。ダミーデータのサイズは、磁気テープTへの1回の書き込み指示のコマンドでテープドライブ18へ送信可能なデータサイズの上限値等に設定されてもよい。
制御部44は、生成部42により生成された第2のデータを、バッファメモリBM1を介して磁気テープTに記録する制御を行う。具体的には、制御部44は、記憶部22に格納された第1のデータを順次バッファメモリBM1に格納する。また、制御部44は、生成部42により第2のデータが生成された場合、第2のデータをバッファメモリBM1に格納する。また、制御部44は、バッファメモリBM1に格納された第1のデータ及び第2のデータの各々を、格納された順番にテープドライブ18に送信する。これにより、第1のデータ及び第2のデータが磁気テープTに記録される。
一例として図9に示すように、情報処理装置12は、第1のデータが記憶部22に存在し、かつ指標値V1が閾値TH1以上である場合、第2のデータを、バッファメモリBM1を介してテープドライブ18に送信する。テープドライブ18は、情報処理装置12から送信された第2のデータを受信し、受信した第2のデータを、バッファメモリBM2を介して磁気テープTに記録する。図9の例では、斜線で塗りつぶされた矩形が第2のデータを示し、塗りつぶされていない矩形が第1のデータを示している。
一例として図10に示すように、情報処理装置12は、指標値V1が閾値TH1未満になると、第2のデータの生成を停止し、第1のデータを、バッファメモリBM1を介して磁気テープTに記録する制御を行う。図10の例でも、斜線で塗りつぶされた矩形が第2のデータを示し、塗りつぶされていない矩形が第1のデータを示している。
次に、図11を参照して、本実施形態に係る情報処理装置12の作用を説明する。CPU20が情報処理プログラム30を実行することによって、図11に示す第2のデータ記録処理が実行される。図11に示す第2のデータ記録処理は、例えば、ユーザにより実行指示が入力された場合等に実行される。なお、説明を分かり易くするために、ここでは、第1のデータを磁気テープTに記録する処理については省略する。
図11のステップS10で、判定部40は、第1のデータが記憶部22に存在するか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合、再度ステップS10が実行され、肯定判定となった場合、処理はステップS12に移行する。ステップS12で、判定部40は、指標値V1が閾値TH1以上であるか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合、処理はステップS10に戻り、肯定判定となった場合、処理はステップS14に移行する。
ステップS14で、生成部42は、第2のデータを生成する。ステップS16で、制御部44は、前述したように、ステップS14で生成された第2のデータを、バッファメモリBM1を介して磁気テープTに記録する制御を行う。ステップS16の処理が終了すると、処理はステップS10に戻る。第2のデータ記録処理の実行終了の指示が入力されると、第2のデータ記録処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1のデータが記憶部22に存在し、かつ指標値V1が閾値TH1以上である場合、第2のデータが磁気テープTに記録される。これにより、バッファメモリBM1とバッファメモリBM2が空になること、及び指標値V1が閾値TH1以上である場合に常に第2のデータが磁気テープTに記録されることが抑制される。従って、磁気テープTの走行速度を安定しつつ、磁気テープTの利用効率の低下を抑制することができる。
なお、上記実施形態において、判定部40は、バッファメモリBM1の空き容量に相関する指標値V1に代えて、バッファメモリBM1の使用量に相関する指標値V2を用いてもよい。この場合の指標値V2の例としては、バッファメモリBM1の使用率、又はバッファメモリBM1の使用量が挙げられる。ここでいう使用率とは、バッファメモリBM1の記憶領域の使用率を意味し、バッファメモリBM1に格納された磁気テープTへの記録対象の全データの合計サイズをバッファメモリBM1の容量で除算することによって算出される。また、バッファメモリBM1の使用量とは、バッファメモリBM1に格納された磁気テープTへの記録対象の全データの合計サイズに相当する。また、この場合、判定部40は、閾値TH1に代えて閾値TH2を用いてもよい。閾値TH2の例としては、指標値V2がバッファメモリBM1の使用量の場合、バッファメモリBM1の容量から閾値TH1を減算して得られる値が挙げられる。
この場合、判定部40は、指標値V2が閾値TH2未満であるか否かを判定する。そして、生成部42は、判定部40により、第1のデータが記憶部22に存在し、かつ指標値V2が閾値TH2未満であると判定された場合、第2のデータを生成する。
また、上記実施形態において、CPU20は、磁気テープTに対するデータの記録履歴情報に基づいて閾値TH1を導出してもよい。具体的には、CPU20は、磁気テープTに対するデータの記録履歴情報に基づいてデータの記録量を予測し、予測したデータの記録量が多いほど閾値TH1を小さい値にする。この予測には、例えば、直近の一定期間におけるデータの記録量の時系列の推移を最小二乗法等の近似手法によって近似する処理が用いられる。また、この予測には、前日の同じ時間帯のデータの記録量の平均値が用いられてもよい。データの記録量が比較的多いと予測される時間帯には、磁気テープTへのデータの記録速度も高いことが予測されるため、バッファメモリBM1の空き容量が増える速度も高くなると予測される。このため、データの記録量が比較的多いと予測される時間帯は、閾値TH1を小さくすることによって、早いタイミングで第2のデータの生成を開始する。
また、上記実施形態において、CPU20は、第1のデータの種別に応じて閾値TH1を導出してもよい。具体的には、CPU20は、第1のデータを圧縮した場合の圧縮率が高いほど閾値TH1を小さい値にする。ここでいう圧縮率とは、以下の(1)式で表されるものであり、数字が大きいほどより圧縮されていることを表す。
圧縮率=((圧縮前のデータサイズ-圧縮後のデータサイズ)÷圧縮前のデータサイズ)×100・・・(1)
テープドライブ18は、データを圧縮してから磁気テープTに記録するため、第1のデータの種別が、例えば、テキストデータ等の圧縮率が比較的高い種別である場合、バッファメモリBM1の空き容量が増える速度も高くなる。このため、第1のデータを圧縮した場合の圧縮率が高いほど閾値TH1を小さい値にすることによって、早いタイミングで第2のデータの生成を開始する。なお、圧縮率は、データの種別又は過去の実績から推測してもよいし、実際に圧縮することによって測定してもよい。
また、上記実施形態では、生成部42は、第2のデータとして、ダミーデータを生成する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、生成部42は、第1のデータから第2のデータを生成してもよい。具体的には、例えば、生成部42は、第2のデータとして、第1のデータから第1のデータの誤りを訂正するための誤り訂正符号を生成する。この場合、磁気テープT上の第1のデータの記録領域の一部が読み取れなくなった場合、第2のデータを用いることによって第1のデータを復元することができる。
また、上記実施形態において、第2のデータは、磁気テープTにおいてデータの区切りとして利用されるファイルマークであってもよい。この場合、一例として図12に示すように、制御部44は、第2のデータを、バッファメモリBM1を介して磁気テープTに記録する制御として、ファイルマークを磁気テープTに記録することを指示するコマンドを実行する。テープドライブ18は、このコマンドを受信すると、磁気テープTにファイルマークを記録する。上記コマンドの例としては、情報処理装置12とテープドライブ18とが通信するための接続方式の規格により規定されるファイルマークを書き込むことを指示するコマンド等が挙げられる。また、この場合の規格の例としては、SCSI(Small Computer System Interface)等が挙げられる。また、より具体的なコマンドの例としては、Write Filemark(immediate)コマンドが挙げられる。図12の例では、斜線で塗りつぶされた矩形が第2のデータであるファイルマークを示し、塗りつぶされていない矩形が第1のデータを示している。
また、上記実施形態において、制御部44は、第2のデータを、バッファメモリBM1を介して磁気テープTに記録する制御を行っている最中に磁気ヘッドが磁気テープTの端部に到達した場合、第2のデータの記録を停止する制御を行ってもよい。磁気ヘッドが磁気テープTの端部に到達すると、データの記録が停止され、磁気ヘッドが走行中のラップから別のラップに移動し、かつ磁気テープTの走行方向が反転される。これは、ラップターンとも呼ばれる。ラップターンの最中は、磁気テープTへのデータの記録が停止されるため、指標値V1が小さくなる。そこで、制御部44は、磁気ヘッドが磁気テープTの端部に到達した場合、第2のデータの記録を停止してもよい。
また、上記実施形態において、例えば、判定部40、生成部42、及び制御部44といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記実施形態では、情報処理プログラム30が記憶部22に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム30は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム30は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
10 情報処理システム
12 情報処理装置
14 テープライブラリ
18 テープドライブ
20 CPU
21 メモリ
22 記憶部
23 ディスプレイ
24 入力装置
25 ネットワークI/F
26 外部I/F
27 バス
30 情報処理プログラム
40 判定部
42 生成部
44 制御部
BM1、BM2 バッファメモリ
T 磁気テープ

Claims (12)

  1. 少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのバッファメモリと少なくとも一つの記憶装置とを備え、かつ前記バッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する制御を行う情報処理装置であって、
    前記プロセッサは、
    記録対象の第1のデータが前記記憶装置に存在する場合、前記バッファメモリの使用量又は空き容量に相関する指標値に応じて、前記第1のデータ以外の第2のデータを、前記バッファメモリを介して前記磁気テープに記録する制御を行う
    情報処理装置。
  2. 前記指標値は、前記バッファメモリの空き容量又は前記バッファメモリの容量に占める空き容量の割合であり、
    前記プロセッサは、
    前記第1のデータが前記記憶装置に存在し、かつ前記指標値が閾値以上である場合、前記第2のデータを、前記バッファメモリを介して前記磁気テープに記録する制御を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記磁気テープに対するデータの記録履歴情報に基づいて前記閾値を導出する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記記録履歴情報に基づいてデータの記録量を予測し、
    予測したデータの記録量が多いほど前記閾値を小さい値にする
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記第1のデータの種別に応じて前記閾値を導出する
    請求項2から請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記第1のデータを圧縮した場合の圧縮率が高いほど前記閾値を小さい値にする
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記第1のデータから前記第2のデータを生成する
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記第2のデータとして、前記第1のデータから前記第1のデータの誤りを訂正するための誤り訂正符号を生成する
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2のデータは、前記磁気テープにおいてデータの区切りとして利用されるファイルマークである
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記第2のデータを、前記バッファメモリを介して前記磁気テープに記録する制御を行っている最中に磁気ヘッドが前記磁気テープの端部に到達した場合、前記第2のデータの記録を停止する制御を行う
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのバッファメモリと少なくとも一つの記憶装置とを備え、かつ前記バッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する制御を行う情報処理装置の前記プロセッサが実行する情報処理方法であって、
    記録対象の第1のデータが前記記憶装置に存在する場合、前記バッファメモリの使用量又は空き容量に相関する指標値に応じて、前記第1のデータ以外の第2のデータを、前記バッファメモリを介して前記磁気テープに記録する制御を行う
    情報処理方法。
  12. 少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのバッファメモリと少なくとも一つの記憶装置とを備え、かつ前記バッファメモリを介してデータを磁気テープに記録する制御を行う情報処理装置の前記プロセッサに実行させるための情報処理プログラムであって、
    記録対象の第1のデータが前記記憶装置に存在する場合、前記バッファメモリの使用量又は空き容量に相関する指標値に応じて、前記第1のデータ以外の第2のデータを、前記バッファメモリを介して前記磁気テープに記録する制御を行う
    情報処理プログラム。
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