JP2023115780A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路部品から発生する熱を、より簡単な構成にて、迅速かつ適切に放熱できる電気接続箱を提供する。【解決手段】リレー10及びリレー10に接続されたバスバー11a,11bを収容する筐体を備える電気接続箱であって、前記筐体の底板521に形成された開口部522と、開口部522を塞いでおり、前記筐体よりも熱伝導率が高いギャップフィーラー53とを備え、バスバー11a,11bはギャップフィーラー53の内側面531と接触している。【選択図】図4
Description
本開示は、回路部品を収容する電気接続箱に関する。
従来、車両には、リレーのような回路部品が収容された電気接続箱が搭載されている。
特許文献1には、開閉可能な接点と、該接点の開閉を切り替える励磁コイルとを有するリレーを備え、該リレーの接点をバスバーと電気的に接続し、該バスバーに放熱機構を備えることで、バスバーを電流経路と放熱経路とに兼用できる電源装置が開示されている。
一方、リレーのような回路部品では作動中に高い熱が発生するので放熱する必要がある。放熱方法としては、回路部品で発生する熱を、斯かる回路部品を収容する収容筐体を介して外部装置に伝導させて冷却する手法、又は収容筐体を介さずに外部装置に直接伝導させて冷却する手法がある。
具体的に、前者の手法の場合は、放熱効果を高めるために一般樹脂よりも熱伝導性が良い放熱性樹脂製の収容筐体を用いており、後者の手法の場合は、収容筐体に開口部を設けて該開口部からバスバーを露出させる構成が採用されている。
しかし、前者の手法の場合は、放熱性樹脂が高価であるので製造コストが上がると言う問題があり、後者の手法の場合は、公差、熱膨張量差等によって生じるバスバーと収容筐体との隙間から、収容筐体内に水が入ると言う問題がある。
このような問題に対して特許文献1の電源装置では工夫されておらず、解決できない。
このような問題に対して特許文献1の電源装置では工夫されておらず、解決できない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回路部品から発生する熱を、より簡単な構成にて、迅速かつ適切に放熱できる電気接続箱を提供することにある。
本開示の実施形態に係る電気接続箱は、回路部品及び該回路部品に接続されたバスバーを収容する筐体を備える電気接続箱であって、前記筐体の一壁に形成された貫通口と、前記貫通口を塞いでおり、前記筐体よりも熱伝導率が高い熱伝導部材とを備え、前記バスバーは前記熱伝導部材の内側面と接触している。
本開示によれば、回路部品から発生する熱を、より簡単な構成にて、迅速かつ適切に放熱できる電気接続箱を提供できる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、回路部品及び該回路部品に接続されたバスバーを収容する筐体を備える電気接続箱であって、前記筐体の一壁に形成された貫通口と、前記貫通口を塞いでおり、前記筐体よりも熱伝導率が高い熱伝導部材とを備え、前記バスバーは前記熱伝導部材の内側面と接触している。
本実施形態にあっては、前記筐体に形成された前記貫通口を塞ぐように、前記筐体よりも熱伝導率が高い前記熱伝導部材が設けられ、前記バスバーが前記熱伝導部材と接触している。従って、回路部品から発生する熱が前記バスバーを介して素早く前記熱伝導部材に伝わり、前記筐体の他の部分よりも迅速に、前記筐体の外側に放熱できる。
(2)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記熱伝導部材は絶縁性である。
本実施形態にあっては、前記熱伝導部材が絶縁性であるので、前記バスバー(回路部品)が前記熱伝導部材を介して外側の他部品と電気的に接続されることによって、誤作動等の不具合が生じることを防止できる。
(3)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記熱伝導部材は前記一壁の厚みよりも厚い。
本実施形態にあっては、前記熱伝導部材の厚みが前記一壁の厚みよりも厚いので、前記熱伝導部材が前記一壁よりも前記筐体の内側に突出しており、前記バスバーと前記熱伝導部材との接触が適確に行われる。
(4)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記熱伝導部材の外側面は前記一壁の外側面と面一を成している。
本実施形態にあっては、前記熱伝導部材の外側面が前記一壁の外側面と面一を成しているので、前記熱伝導部材の外側面と前記一壁の外側面との間に段差が発生しない。従って、前記筐体の前記一壁の外側面に他装置が取り付けられる際に、前記段差が妨げになることはない。
(5)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記熱伝導部材及び前記熱伝導部材の周囲まで前記一壁の外側面を覆う絶縁シートを備える。
本実施形態にあっては、前記絶縁シートが前記熱伝導部材及び前記熱伝導部材の周囲まで前記一壁の外側面を覆っている。従って、前記熱伝導部材と前記一壁との間に隙間ができ、又は前記熱伝導部材の一部が欠損するなど、何らかの原因で、前記熱伝導部材が絶縁性を保たなくなった場合であっても、前記筐体と外側の他部品との絶縁を担保でき、かつ斯かる隙間又は欠損部から前記筐体内へ水が侵入することを防止できる。
[本発明の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る電気接続箱を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の実施形態に係る電気接続箱を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下においては、回路部品として、例えばリレーを収容する電気接続箱を例として本実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る電気接続箱100を示す斜視図である。電気接続箱100は、回路部品を収容する収容筐体50を備えている。収容筐体50は、例えば金属又は樹脂からなり、後述するリレー10が収容される。電気接続箱100は、例えば、EV(Electric Vehicle)の電池パック200の外側に取り付けられる(図4参照)。電池パック200は外側に冷却機構(図示せず)が設けられている。
図2は、本実施形態に係る電気接続箱100において、アッパーケース51を省いた状態を示す斜視図であり、図3は、図1のIII-III線による部分的断面図であり、図4は、図3において破線にて囲まれた部分を拡大して示す拡大図であり、図5は、図3のV-V線による断面図である。図4では、説明の便宜上、電池パック200を破線にて示している。
電気接続箱100では、収容筐体50が、リレー10が固定されるアッパーケース51と、アッパーケース51によって覆われる、後述のロウアーケース52とからなる。電気接続箱100は、ロウアーケース52の底板521が電池パック200と接触するように取り付けられる。
リレー10は、後述の如く、アッパーケース51の天井板513に固定されている。天井板513と対向する、ロウアーケース52の底板521(一壁)の内側面523の近傍にはバスバー11a,11bが設けられている。バスバー11a,11bの一部は、リレー10と内側面523との間に介在している。以下、便宜上、バスバー11a,11bをバスバー11とも称する。
リレー10は、例えば、車両を走行させる状態でON状態に切り換えられ、車両を走行させない状態ではOFF状態に切り換えられる。リレー10は、直方体の箱形状を有しており、リレー10の一面102が底板521の内側面523(バスバー11)と対向するように設けられている。
リレー10は、一面102の4つの辺縁から夫々垂直に立ち上がる4つの側面を有しており、そのうち一つの側面107に、後述の如く、端子101が設けられている。即ち、一面102が内側面523と対向し、側面107が内側面523と交差するように、リレー10が設けられている。
側面107は、天井板513及び底板521の対向方向(以下、縦方向と称する)を長手方向とする長方形である。側面107には、2つの端子101が設けられている。2つの端子101は、縦方向と交差する方向(以下、横方向と称する)に並設されている。2つの端子101はバスバー11と接続されている。図3には、一つの端子101のみが表示されている。
各端子101は円筒形状をなしており、大部分はリレー10の内部に埋設され、一端部のみが側面107上に露出している。各端子101の内周面にはネジ山が形成されており、端子101はボルト105と螺合している(図3及び図5参照)。
また、リレー10の側面107において2つの端子101の間には、側面107から立ち上がる仕切板103が立設されている。2つの端子101は仕切板103によって仕切られている。仕切板103は略短冊状であり、縦方向に延びている。
リレー10では、一面102と反対側の他面104に2つの連設片106が設けられている(図2参照)。連設片106は、他面104において対向する2つの縁に夫々連設されている。2つの連設片106は、互いに対角線方向に設けられ、他面104の斯かる縁から他面104の面方向に沿って延設されている。連設片106には、縦方向に連設片106を貫通する貫通孔108が形成されている。貫通孔108にボルト(図示せず)を挿通させて、例えばアッパーケース51の天井板513に設けられたネジ穴に螺合させることによって、リレー10がアッパーケース51に固定される。
バスバー11は、例えば導電性が良い金属板からなる。リレー10の2つの端子101のうち、一方の端子101には、バスバー11aが接続されており、他方の端子101にはバスバー11bが接続されている。
バスバー11aは、リレー10の一面102及び底板521の内側面523と対向する扁平部111aを有する。また、扁平部111aの対向する2つの辺縁には、縦方向に延びる接触部112a及び固定部113aが夫々連設されている。
接触部112aは、縦方向を長手方向とする長方形の板形状であり、リレー10の側面107の近傍に配置されている。接触部112aは、側面107に沿って延びており、略中央部に貫通孔114が形成されている。ボルト105を貫通孔114に挿通させて一方の端子101と螺合させることによって接触部112a(バスバー11a)が一方の端子101に固定され、電気的に接続される。
固定部113aでは、端部が底板521と平行に屈曲しており、斯かる端部には、固定部113aの固定に用いられる貫通孔115a(図2参照)が形成されている。
バスバー11bは、底板521の内側面523と対向する扁平部111bを有する。また、扁平部111bの対向する2つの辺縁には、縦方向に延びる接触部112b及び固定部113bが夫々連設されている。
接触部112bは、縦方向を長手方向とする長方形の板形状であり、リレー10の側面107の近傍に配置されている。接触部112bは、側面107に沿って延びており、略中央部に貫通孔(図示せず)が形成されている。ボルト105を前記貫通孔に挿通させて他方の端子101と螺合させることによって接触部112b(バスバー11b)が他方の端子101に固定され、電気的に接続される(図3参照)。
また、固定部113bでは、端部が底板521と平行に屈曲しており、斯かる端部には、固定部113bの固定に用いられる貫通孔115b(図2参照)が形成されている。
アッパーケース51の天井板513には、バスバー11を底板521側に押し付ける押し付け部13が突設されている。押し付け部13は、天井板513から縦方向に延びており、バスバー11aにおける扁平部111a、及び、バスバー11bにおける扁平部111bを底板521側に押し付けている。
例えば、押し付け部13は、アッパーケース51と一体形成され、電気接続箱100の組み立て完了時に、押し付け部13の先端は、常に、扁平部111a,111bと接し、バスバー11a,11bを底板521側に押し付ける。
ところで、リレー10では作動中に高い熱が発生する。斯かる熱はリレー10周りの電気部品に悪影響を与え、電気部品の誤動作の原因にもなり得るので、放熱する必要がある。リレー10で発生する熱の放熱方法として、リレー10で発生する熱を、リレー10を収容する収容筐体を介して外部装置に伝導させて冷却する手法(以下、間接伝導手法と称する)、又は前記収容筐体を介さずに外部装置に直接伝導させて冷却する手法(以下、直接伝導手法と称する)等がある。
前記間接伝導手法では、放熱効果を高めるために放熱性樹脂で製造された収容筐体が用いられている。また、前記直接伝導手法では、斯かる収容筐体に開口部を設けて該開口部からバスバーを露出させる構成を採用している。
しかし、前記間接伝導手法の場合は、放熱性樹脂が高価であるので製品の製造コストが上がると言う問題があり、前記直接伝導手法の場合は、公差、熱膨張量差等によってバスバーと収容筐体との境界で隙間が生じ、該隙間から、収容筐体内に水が入ると言う問題がある。
これに対して、本実施形態に係る電気接続箱100は、簡単な構成にて、迅速かつ適切に、リレー10で発生する熱を放熱できる。以下、詳しく説明する。
本実施形態に係る電気接続箱100は、ロウアーケース52の底板521に、リレー10で発生する熱を、バスバー11を介して電池パック200側に伝えるギャップフィーラー53(熱伝導部材)を含む。ギャップフィーラー53は、ロウアーケース52に比べて熱伝導率が高い。
ロウアーケース52の底板521は、縦方向において、少なくともバスバー11の扁平部111a,111bと対応する範囲に、ロウアーケース52を内外に貫通する開口部522が形成されている。開口部522は、例えば矩形である。
開口部522の内にはギャップフィーラー53(熱伝導部材)が塗布されている。ギャップフィーラー53は絶縁性である。ギャップフィーラー53は塗布型のギャップフィーラーであり、時間経過と共に硬化する。即ち、ギャップフィーラー53は、塗布時には半固体であるが、塗布後時間経過と共に硬化する。半固体のギャップフィーラー53は、開口部522を塞ぐように塗布される。また、ギャップフィーラー53は、ロウアーケース52の底板521の厚みよりも厚く塗布される。
よって、硬化後のギャップフィーラー53は、底板521の厚みよりも厚く、開口部522の形状に倣う矩形の板形状を成している。
上述の如く、半固体のギャップフィーラー53は、開口部522の内に塗布されている。言い換えれば、硬化後のギャップフィーラー53は、上述の如く、矩形の板形状であって、開口部522を塞いでいる。ギャップフィーラー53の外側面532は、ロウアーケース52の底板521の外側面524と面一を成している。また、上述の如く、ギャップフィーラー53の厚みは底板521よりも厚いので、ギャップフィーラー53は底板521の内側面523よりも内側に突出している。
ギャップフィーラー53の内側面531には、バスバー11が接触している。詳しくは、ギャップフィーラー53の内側面531には、バスバー11aの扁平部111a及びバスバー11bの扁平部111bが圧接している。
ギャップフィーラー53の外側面532には、絶縁シート54が敷設されている。絶縁シート54は、ギャップフィーラー53、及び、ギャップフィーラー53の周囲までロウアーケース52の底板521を覆っている。即ち、絶縁シート54は、ギャップフィーラー53よりも大きい矩形であり、ギャップフィーラー53とロウアーケース52の底板521との境界部まで覆うように敷設されている。絶縁シート54の外側面は、例えばEVの電池パック200と接触する。
本実施形態に係る電気接続箱100におけるギャップフィーラー53の塗布方法について説明する。
まず、ロウアーケース52の底板521の外側から、開口部522に絶縁シート54を張り付ける。その後、ロウアーケース52(底板521)側を上方にし、絶縁シート54側を下方にして、底板521の内側から、絶縁シート54の内側面に半固体のギャップフィーラー53を塗布する。上述の如く、開口部522を塞ぐように、厚みが底板521よりも厚くなるよう、ギャップフィーラー53が塗布される。
まず、ロウアーケース52の底板521の外側から、開口部522に絶縁シート54を張り付ける。その後、ロウアーケース52(底板521)側を上方にし、絶縁シート54側を下方にして、底板521の内側から、絶縁シート54の内側面に半固体のギャップフィーラー53を塗布する。上述の如く、開口部522を塞ぐように、厚みが底板521よりも厚くなるよう、ギャップフィーラー53が塗布される。
以上のようにギャップフィーラー53の塗布が完了した場合、ギャップフィーラー53が硬化する前、バスバー11及びリレー10が組み込まれたアッパーケース51と、ロウアーケース52とが組み立てられる。この際、半固体のギャップフィーラー53にバスバー11の扁平部111a,111bが圧接する。
このような構成を有する本実施形態の電気接続箱100では、通電時にリレー10にて熱が発生した場合、リレー10の熱は素早くバスバー11を介してギャップフィーラー53に伝わる。上述の如く、ギャップフィーラー53は絶縁シート54を介して電池パック200と接しているので、ギャップフィーラー53に伝わった熱は電池パック200の前記冷却機構によって冷却される。
以上の如く、本実施形態の電気接続箱100では、高価の放熱性樹脂製の収容筐体を使用しないので、製品の製造コストを下げることができる。また、リレー10の熱が、ロウアーケース52の底板521を介さず、底板521よりも熱伝導率が高いギャップフィーラー53を通って電池パック200に伝導されるので、迅速かつ効果的にリレー10の熱を放熱できる。
また、本実施形態の電気接続箱100においては、固形の部材を用いるのではなく、流動性のある半固体のギャップフィーラー53を塗布するので、硬化後に、ギャップフィーラー53とロウアーケース52の底板521との間に隙間が発生し難い。よって斯かる隙間から収容筐体50内に水が入ることを防止できる。
更に、本実施形態の電気接続箱100においては、上述の如く、絶縁シート54が、ギャップフィーラー53、及び、ギャップフィーラー53の周囲まで底板521を覆っている。よって、ギャップフィーラー53と底板521との間に隙間が発生したとしても斯かる隙間が絶縁シート54によって塞がれるので、斯かる隙間から収容筐体50内に水が入ることを事前に防止できる。
更に、本実施形態の電気接続箱100においては、上述の如く、ギャップフィーラー53の外側面532が底板521の外側面524と面一を成しているので、ギャップフィーラー53と底板521との間に段差がなく、ギャップフィーラー53及び底板521と絶縁シート54との密着性を高めることができる。
更に、本実施形態の電気接続箱100においては、上述の如く、ギャップフィーラー53が硬化する前にアッパーケース51とロウアーケース52とが組み立てられ、半固体のギャップフィーラー53にバスバー11の扁平部111a,111bが接する。この際、半固体のギャップフィーラー53は縦方向及び横方向への変形が自由にできるので、ギャップフィーラー53及びバスバー11の積み上がりに係る公差が吸収される。
そして、上述の如く、半固体のギャップフィーラー53とバスバー11の扁平部111a,111bとが接するので、硬化後のギャップフィーラー53と扁平部111a,111bとの接触面を最大限に確保でき、かつ、硬化後のギャップフィーラー53の接着力によって、ギャップフィーラー53と扁平部111a,111bとの接触が保持できる。
なお、以上においては、作動時に熱が発生する回路部品としてリレー10を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、半導体スイッチ等他の回路部品にも適用可能であることは言うまでもない。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 リレー(回路部品)
11,11a,11b バスバー
13 押し付け部
50 収容筐体
51 アッパーケース
52 ロウアーケース
53 ギャップフィーラー(熱伝導部材)
54 絶縁シート
100 電気接続箱
101 端子
102 一面
103 仕切板
105 ボルト
106 連設片
107 側面
108 貫通孔
111a,111b 扁平部
112a,112b 接触部
113a,113b 固定部
114 貫通孔
115a,115b 貫通孔
513 天井板
521 底板
522 開口部
523 内側面
524 外側面
531 内側面
532 外側面
11,11a,11b バスバー
13 押し付け部
50 収容筐体
51 アッパーケース
52 ロウアーケース
53 ギャップフィーラー(熱伝導部材)
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100 電気接続箱
101 端子
102 一面
103 仕切板
105 ボルト
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513 天井板
521 底板
522 開口部
523 内側面
524 外側面
531 内側面
532 外側面
Claims (5)
- 回路部品及び該回路部品に接続されたバスバーを収容する筐体を備える電気接続箱であって、
前記筐体の一壁に形成された貫通口と、
前記貫通口を塞いでおり、前記筐体よりも熱伝導率が高い熱伝導部材とを備え、
前記バスバーは前記熱伝導部材の内側面と接触している電気接続箱。 - 前記熱伝導部材は絶縁性である請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記熱伝導部材は前記一壁の厚みよりも厚い請求項1又は2に記載の電気接続箱。
- 前記熱伝導部材の外側面は前記一壁の外側面と面一を成している請求項1から3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記熱伝導部材及び前記熱伝導部材の周囲まで前記一壁の外側面を覆う絶縁シートを備える請求項1から4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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