JP2023115650A - 勤務計画作成支援システム及び勤務計画作成支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】勤務者とのコミュニケーションが円滑に行えるうえに、勤務計画を作成する管理者が確実に勤務計画を作成する業務を遂行することが可能となる勤務計画作成支援システムを提供する。【解決手段】ネットワークに接続されるコンピュータによって勤務計画を作成するための勤務計画作成支援システム1である。そして、複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、管理者端末4からの入力情報に基づいて作成する勤務計画作成部21と、計画対象者が操作するメンバー端末5から送信されたメッセージを、管理者端末及びメンバー端末にチャット画面として表示させるチャット機能部23と、勤務計画を管理者端末に表示させるシフト表出力部22と、勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントの通知を、管理者端末に時系列で並べてイベントログ画面として表示させるイベントログ機能部24とを備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワークに接続されるコンピュータによって勤務計画を作成するための勤務計画作成支援システム、及び勤務計画作成支援プログラムに関するものである。
勤務計画の作成は、近年のクラウドサービスの普及に伴い、特許文献1に開示されているような装置においても、クラウド上での勤務計画の作成が可能な勤務計画作成システムへの切り替えが加速している。
クラウド上での勤務計画作成システムでは、勤務計画を作成する管理者と従業員などの勤務者とのコミュニケーションを円滑にし、勤務計画をよりスムーズに作成することを目的に、クラウドサービスの特性を生かした、勤務者のスマートフォンアプリ等を介したリアルタイムな対話機能(チャット機能)を備えるサービスが存在する(特許文献2参照)。
このようなチャット機能では、管理者や勤務者が入力したメッセージだけでなく、勤務計画の公開や希望勤務申請の受付開始及び終了、勤務者から管理者への希望勤務の申請内容と承諾結果、管理者から勤務者への勤務変更の依頼と承諾結果といった、管理者や勤務者の操作に関するシステムからの通知も、ひとまとめにチャット画面に表示される。
しかしながら、シフト勤務を行うような業種では、勤務計画の作成単位が30名以上となるケースも多く、チャット機能だけでは、そのような多人数からのメッセージとシステムからの通知がひとまとめに表示されると、管理が煩雑になる。すなわち、通知の有無について、メッセージとシステムからの通知がひとまとめになった膨大な記録から、目視で確認する必要がある。その結果、実施すべき操作(例えば勤務計画の公開)を忘れていたなどの場合に、作業の不実施の発覚が遅れる可能性が高くなる。
一方において、特許文献3に開示されているように、チャット画面とは別に、業務一覧画面を表示できる装置は存在するが、勤務計画を作成するにあたって重要となるイベントを通知するものではなく、勤務計画の作成に貢献できるものではない。
そこで本発明は、勤務者とのコミュニケーションが円滑に行えるうえに、勤務計画を作成する管理者が確実に勤務計画を作成する業務を遂行することが可能となる勤務計画作成支援システム及び勤務計画作成支援プログラムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の勤務計画作成支援システムは、ネットワークに接続されるコンピュータによって勤務計画を作成するための勤務計画作成支援システムであって、複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、管理者端末からの入力情報に基づいて作成する勤務計画作成部と、前記計画対象者が操作するメンバー端末から送信されたメッセージを、前記管理者端末及び前記メンバー端末にチャット画面として表示させるチャット機能部と、作成前、作成中又は作成後の前記勤務計画を前記管理者端末に表示させるシフト表出力部と、前記勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントの通知を、前記管理者端末に時系列で並べてイベントログ画面として表示させるイベントログ機能部とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記イベントは、前記勤務計画の前記計画対象者への公開時、前記計画対象者からの希望勤務申請の受付開始時、前記希望勤務申請の受付終了時、前記受付終了時のリマインド時及び外部システムとの同期時の少なくとも1つである構成とすることができる。
また、前記管理者端末には、前記勤務計画に隣接して前記チャット画面が表示される構成とすることができる。さらに、前記管理者端末には、前記勤務計画に隣接して前記イベントログ画面が表示される構成とすることができる。そして、前記計画対象者となる前記勤務者の属性情報が、マスタ管理サーバから取得される構成とすることができる。
また、勤務計画作成支援プログラムの発明は、ネットワークに接続されるコンピュータに実行させる勤務計画作成支援プログラムであって、複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、管理者端末からの入力情報に基づいて作成する勤務計画作成手段と、前記計画対象者が操作するメンバー端末から送信されたメッセージを、前記管理者端末及び前記メンバー端末にチャット画面として表示させるチャット機能手段と、作成前、作成中又は作成後の前記勤務計画を前記管理者端末に表示させるシフト表出力手段と、前記勤務計画の作成開始から確定に至るまでに発生するイベントの通知を、前記管理者端末に時系列で並べてイベントログ画面として表示させるイベントログ機能手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
このように構成された本発明の勤務計画作成支援システム及び勤務計画作成支援プログラムでは、複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、ネットワークに接続されるコンピュータによって作成する。
そして、計画対象者が操作するメンバー端末から送信されたメッセージを、管理者端末及びメンバー端末にチャット画面として表示させるチャット機能部と、勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントの通知を、管理者端末に時系列で並べてイベントログ画面として表示させるイベントログ機能部とを備えている。
このため、勤務者とのコミュニケーションが円滑に行えるうえに、勤務計画を作成する管理者が、勤務計画を作成するにあたって重要となるイベントを失念することなく、確実に勤務計画を作成する業務を遂行することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の勤務計画作成支援システム1の構成を説明するブロック図である。
本実施の形態の勤務計画作成支援システム1は、図1に示すように、ネットワークNWを介して接続されるコンピュータ(2,3,4,5)によって勤務計画を作成する。以下では、ネットワークNWに接続される本体処理サーバ2によって、勤務計画の作成のための処理が行われる構成を例に説明する。
ネットワークNWは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wi-Fi)、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などの一部又は全部によって構成される。ここで、ネットワークNWによって接続されるコンピュータ(2,3,4,5)は、別の場所に設置されるものに限定されることはなく、同じ建物など何処に設置されていてもよい。
コンピュータ(2,3,4,5)は、演算処理部、入力装置、記憶部、表示装置などを、要求される機能に応じて、一体又は別体に備えている。演算処理部は、ハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-processing unit)によって構成され、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリを備えている。
入力装置には、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル、スキャナ、音声入力用のマイクなどが該当する。また、表示装置には、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどが使用できる。
記憶部は、演算処理部における処理によって生成されたデータや演算処理に必要なデータを記録させる記憶媒体で、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリ(SDメモリーカードなど)、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。また、クラウドサーバを記憶部として使用することもできる。
コンピュータ(2,3,4,5)は、それぞれ単一のコンピュータで構成することもできるが、クラウドコンピューティングのようにネットワーク上に分散した複数のコンピュータで構成されていてもよい。
本実施の形態で説明する勤務計画作成支援システム1は、勤務計画を作成する管理者が操作する管理者端末4と本体処理サーバ2とが、クライアント・サーバ型のシステム構成をとって勤務計画を作成する。
また、勤務計画作成支援システム1は、勤怠管理システムや人事システムといった外部システムと連携することもできる。以下では、こうした外部システムとして、マスタ管理サーバ3を例にして説明する。
マスタ管理サーバ3は、本部などで管理される勤怠管理システムや人事システムといった、勤務者の氏名や社員番号や勤務地などの属性情報が登録されるシステムである。勤務者は、マスタ管理サーバ3に登録される労働者(従業員)であり、正規雇用者であるか非正規雇用者(パート、アルバイト、派遣社員、契約社員など)であるかといった、雇用形態には限定されない。
各勤務者の氏名や社員番号などの属性情報は、マスタ(勤務者マスタ)としてマスタ管理サーバ3に登録され、勤務計画の作成の際など、必要なタイミングで本体処理サーバ2や管理者端末4に取り込まれる。要するに、外部システムであるマスタ管理サーバ3と連携を行う場合は、勤務計画作成支援システム1で使用する勤務者マスタは、マスタ管理サーバ3に入力された勤務者マスタをインポートして同期を取る、一元管理にすることができる。
マスタ管理サーバ3に登録される勤務者の属性情報には、氏名、社員番号、勤務地、年齢、性別などがある。また、時給、職級、職種、資格(病院における看護師、薬剤師など)、契約形態(正社員、パート、アルバイトなど)、社会保険の加入の有無なども属性情報に含まれる。これらの属性情報のデータは、マスタ管理サーバ3に接続される記憶部に保存される。
本実施の形態の勤務計画作成支援システム1の本体処理サーバ2は、勤務計画を作成する勤務計画作成部21と、勤務計画を表示させるシフト表出力部22と、チャット画面を表示させるチャット機能部23と、勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントの通知をイベントログ画面に表示させるイベントログ機能部24とを備えている。
本体処理サーバ2のこれらの構成は、コンピュータに、本実施の形態の勤務計画作成支援プログラムなどをインストールすることで機能させることができる。要するに、勤務計画作成部21が勤務計画作成手段として機能し、シフト表出力部22がシフト表出力手段として機能し、チャット機能部23がチャット機能手段として機能し、イベントログ機能部24がイベントログ機能手段として機能するようになる。
また、本体処理サーバ2における処理によって生成されたデータや演算処理に必要なデータは、本体処理サーバ2に接続された記憶部25に保存される。この記憶部25についても、ネットワークNWで接続されるサーバなどの外部のオンラインストレージ(クラウドストレージ)を利用することができる。
勤務計画作成部21では、複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務シフト表などの勤務計画を作成する。計画対象者となる勤務者のマスタなどのデータは、マスタ管理サーバ3から取得されて、記憶部25の勤務者マスタに登録される。
勤務計画作成部21による勤務計画の作成は、管理者が操作する管理者端末4からの入力情報に基づいて行われる。管理者端末4には、ノートPCやデスクトップPCなどのパーソナルコンピュータが使用できる。
一方、計画対象者となる勤務者は、メンバー端末5を操作する。メンバー端末5には、スマートフォンやノートPCやタブレット端末などが使用できる。管理者端末4及びメンバー端末5の表示装置41,51には、計画対象者の勤務シフト表などの勤務計画などが表示される。
チャット機能部23は、メンバー端末5や管理者端末4から送信されたメッセージを、管理者端末4やメンバー端末5の表示装置41,51に表示させる。勤務者から送信されるメッセージには、希望勤務に関する事前又は事後の問い合わせや、状況確認や、その他の色々な相談などがある。管理者から送信されるメッセージには、勤務者から受けた相談に関する回答や、希望する勤務日や勤務形態に関する意向伺いや確認などがある。
ここで、チャット機能部23によって作成されるチャットルームは、管理者端末4とメンバー端末5の両方が参加できるものであってもよいし、メンバー端末5だけでチャットルームを作成することもできる。要するに、管理者や計画対象者は、任意に参加する人員を選択してチャットルームを作成することが、勤務計画の作成状況に関わらず任意のタイミングでできる。勤務者によるメンバー端末5だけのチャットルームでは、管理者による調整のない、勤務者間の自主的な調整が期待できる。
また、管理者からメンバー端末5のチャット画面に送信されるメッセージとしては、確定した勤務計画の公開の通知、希望勤務申請の受付開始の通知、希望勤務申請の受付終了や受付終了が間近であることのリマインドなどがある。
一方、イベントログ機能部24では、勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントの通知を、管理者端末4の表示装置41に時系列で並べて表示させる。勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントには、勤務計画の計画対象者への公開、計画対象者からの希望勤務申請の受付開始、希望勤務申請の受付終了、希望勤務申請の受付終了時のリマインド、マスタ管理サーバ3など外部システムとの同期などが挙げられる。
また、イベントログ機能部24によって表示されるイベントログ画面には、管理者端末4を操作することで、管理者がメモなどの任意の書き込みを行うことができる。例えば、勤務計画の作成状況や、思案中のアイデアの覚書などを、イベントログ画面に残すことができる。
さらに、管理者自身が通知を希望する任意のイベントをイベントログ機能部24に登録しておいて、時刻が到来したときに、イベントログ画面に通知として表示させることができる。要するに、管理者が自由に勤務計画の作成に関するイベントを設定して、リマインドを受け取れるようにすることができる。
こうしたイベントログ機能部24からの通知は、管理者端末4にしか表示することができないが、管理者が予め許諾した通知に関しては、メンバー端末5にも送信させることができる。メンバー端末5に向けての通知の送信は、Eメール、チャット画面に表示させるための送信など、手段が限定されるものではない。
管理者端末4の表示装置41には、作成前、作成中又は作成後の勤務シフト表などの勤務計画を、シフト表出力部22によって表示させる。図2は、管理者端末4の表示装置41に表示される計画作成画面Mを例示した説明図である。
計画作成画面Mには、計画対象者が勤務する部署などを表示する勤務地表示領域M3、勤務計画を作成する期間(月毎、周毎など)を表示する期間表示領域M4、計画対象者に含まれる勤務者の氏名と日付によって構成される勤務シフト表M1などが表示される。
勤務シフト表M1は、例えば行として計画対象者に含まれる勤務者が並び、列として日にちが並ぶシフト表形式の勤務表として表示される。勤務シフト表M1には、氏名のほかに、社員番号、勤務地、年齢、生年月日、性別などの識別キーを表示させることができる。識別キーとなる属性情報は、マスタ管理サーバ3から取得することができる。
勤務シフト表M1には、勤務計画の作成前に、前月や前年同月などの作成の参考になる勤務シフト表データを、マスタ管理サーバ3から取り込むなどして表示させることができる。また、勤務計画の作成中においても、管理者は勤務シフト表M1を確認することができる。作成後の確定した勤務シフト表M1も、表示することができる。
また、図2に例示した勤務シフト表M1では、各勤務者に対して1行が割り当てられていて勤務計画を入力することになるが、これに限定されるものではない。例えば、表示の切り替えなどで、勤務者から申請のあった希望勤務を、追加された別の行に表示させることもできる。例えば希望勤務について第3希望まで受け付ける場合は、各勤務者には、勤務シフト表に4行が割り当てられることになる。そして、管理者は、勤務者の希望勤務を参照しながら、勤務計画を作成していくことができるようになる。
そして、例えば図2の計画作成画面Mの右上に例示したように、管理者端末4の表示装置41には、表示の切替機能を有する表示切替領域M2を表示させる。表示切替領域M2には、チャット画面に切り替えるためのチャットボタンM21と、イベントログ画面に切り替えるためのイベントログボタンM22が表示される。
表示切替領域M2のチャットボタンM21を押すと、図3に示したように、勤務シフト表M1に隣接してチャット画面M5が表示された計画作成画面Mとなる。チャット画面M5には、管理者が参加するチャットルームに送信されたメッセージが、時系列で表示される。
チャット画面M5に表示されるメッセージは、例えば「未読メッセージ」であるか「既読メッセージ」であるかを判別できるような表示にすることができる。管理者が参加するチャットルームであれば、チャット画面M5には、管理者やそのチャットルームに所属する勤務者によって入力されたメッセージが表示され、チャットルームの所属者全員に共有される。
ここで、メンバー端末5の表示装置51にも、図3で例示したようなチャット画面M5を表示させることができる。一方、メンバー端末5に表示される勤務計画は、確定した勤務シフト表のみにするなど、管理者端末4への表示とは、異なる設定にすることができる。
また、メンバー端末5のチャット画面M5は、勤務者のみしか参加していないチャットルームに送信されたメッセージを表示させることもできる。勤務者の間だけで、希望勤務の申請前や勤務計画の公開後などに、申請内容の調整や公開された勤務計画などに関して、様々な意見交換や雑談を行うことができるようになる。
一方、表示切替領域M2のイベントログボタンM22を押すと、図4に示したように、勤務シフト表M1に隣接してイベントログ画面M6が表示された計画作成画面Mとなる。イベントログ画面M6は、勤務計画を作成する管理者が操作する管理者端末4の表示装置41にのみ表示され、メンバー端末5の表示装置51には表示されない。
図5は、イベントログ画面M6に勤務計画の公開の通知が表示される際の処理の流れを説明するフローチャートである。まずステップS11では、期間Aの勤務計画を管理者端末4からの入力情報に基づいて作成する。
ステップS11で作成されて確定した勤務計画(勤務シフト表M1)は、従業員などの勤務者に、設定された期日までに公開される(ステップS12)。そして、勤務計画を公開したというイベントの通知を、管理者端末4の表示装置41に出力されたイベントログ画面M6に、表示させる(ステップS13)。
続いて図6は、イベントログ画面M6に、勤務者の希望勤務関係の通知が表示される際の処理の流れを説明するフローチャートである。まず、管理者は、管理者端末4を操作して、本体処理サーバ2のイベントログ機能部24に、勤務者の希望勤務の申請を受け付ける受付開始日と受付終了日とを登録する(ステップS21)。
受付開始日と受付終了日とが登録されると、イベントログ機能部24では、それぞれに対応するログ表示時刻を設定する。例えば、受付開始日の0時を受付開示ログ表示時刻に設定することもできるし、受付開始日の始業時刻を受付開示ログ表示時刻に設定することもできる。また、受付開始日の前日の任意の時刻を、受付開示ログ表示時刻に設定することもできる。
そして、ステップS22では、登録した受付開始日に対して、現在時刻が受付開始ログ表示時刻以降か否かを比較する。現在時刻が、受付開始ログ表示時刻以降になっていれば、ステップS23では、希望勤務申請の受付が開始されるというイベントを、管理者端末4のイベントログ画面M6に表示させる。
イベントログ画面M6に表示された希望勤務申請の受付開始の通知を見た管理者は、必要に応じてチャットで勤務者に、受付開始のメッセージを送信することができる。また、希望勤務申請を待って行われる勤務計画の作成時期の到来を認識することができる。
希望勤務申請の受付の開始などをきっかけにして、管理者端末4のチャット画面M5には、勤務者からの希望勤務の申請に関する状況伺いや相談などのメッセージが表示される。勤務者による希望勤務の申請は、例えばチャット機能部23とは別に、勤務計画作成部21などに設けられた申請受付機能部などによって行うことができる。
申請受付機能部では、例えばメンバー端末5からの複数の希望勤務申請(例えば第3希望まで)を受け取り、管理者端末4の計画作成画面Mの勤務シフト表M1などに、勤務者から申請された希望勤務を表示させることができる。また、申請された希望勤務に、申請理由などのメモが入力されていれば、そのメモも計画作成画面Mに表示させることができる。
時間が経過したステップS24では、登録した受付終了日に対して、現在時刻が受付終了リマインドログ表示時刻以降か否かを比較する。この「受付終了リマインドログ表示時刻」についても、上述した「受付開始ログ表示時刻」と同様に、受付終了日に基づいて、リマインドを送るのに適した任意の時刻に設定できる。
そして、現在時刻が、受付終了リマインドログ表示時刻以降になっていれば、ステップS25では、希望勤務申請の受付終了が間近であるというイベントの通知を、管理者端末4のイベントログ画面M6に表示させる。
イベントログ画面M6に表示された希望勤務申請の受付終了リマインドの通知を見た管理者は、希望勤務の申請状況などに応じて、チャットで勤務者に、希望勤務申請の受付終了が間近であるという、申請を促すメッセージを送信することができる。
時間が経過したステップS26では、登録した受付終了日に対して、現在時刻が受付終了ログ表示時刻以降か否かを比較する。この「受付終了ログ表示時刻」についても、上述した「受付開始ログ表示時刻」と同様に、受付終了日に基づいて任意の時刻に設定できる。
そして、現在時刻が、受付終了ログ表示時刻以降になっていれば、ステップS27では、希望勤務申請の受付が終了したというイベントの通知を、管理者端末4のイベントログ画面M6に表示させる。
イベントログ画面M6に表示された希望勤務申請の受付終了の通知を見た管理者は、希望勤務の申請が出揃って、勤務計画の作成を完成させることができる状態になったことを知ることができる。勤務計画が確定した後は、図5で説明した勤務計画の公開に関する処理が行われる。
一方、図7は、イベントログ画面M6にマスタ管理サーバ3との同期関係の通知が表示される際の処理の流れを説明するフローチャートである。本実施の形態では、勤務者の勤務者マスタを、マスタ管理サーバ3に登録された属性情報などと同期させる場合を例に説明しているので、その際の処理について説明する。
まず、該当期間Aの勤務計画を作成するに際して、ステップS31に示すように、本体処理サーバ2は、マスタ管理サーバ3から計画対象者となる勤務者のマスタと、前期間又は前年同期間の勤務計画データを受信する。
要するに、マスタ管理サーバ3の情報と本体処理サーバ2の情報とを同期させる。このような同期は、例えばメンテナンスのタイミングなどで自動的に行われるが、管理者が勤務計画を作成するときに、管理者端末4を操作することによって同期させることもできる。
マスタ管理サーバ3からマスタ及び勤務計画データの受信を受けると、管理者端末4の表示装置41のイベントログ画面M6には、同期が行われた通知が表示される(ステップS32)。そこで管理者は、更新された情報に基づいて、勤務計画の作成に着手する(ステップS33)。
勤務計画を作成して確定すると、その勤務計画データは、マスタ管理サーバ3に送信される。また、マスタ管理サーバ3からは、メンバー端末5に向けて勤務計画データが送信される(ステップS34)。これによって勤務者は、メンバー端末5の表示装置51に確定した勤務シフト表を表示させることができるようになる。
また、勤務計画データをメンバー端末5に送信したというイベントの通知を、管理者端末4のイベントログ画面M6に表示させる(ステップS35)。イベントログ画面M6に表示された勤務計画データの送信の通知を見た管理者は、確定した勤務シフト表M1が勤務者に公開された状況であることを確認することができる。
次に、本実施の形態の勤務計画作成支援システム及び勤務計画作成支援プログラムの作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の勤務計画作成支援システム1では、複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、ネットワークに接続されるコンピュータ(本体処理サーバ2)によって作成する。
このように構成された本実施の形態の勤務計画作成支援システム1では、複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、ネットワークに接続されるコンピュータ(本体処理サーバ2)によって作成する。
そして、計画対象者が操作するメンバー端末5から送信されたメッセージを、管理者端末4及びメンバー端末5にチャット画面M5として表示させるチャット機能部23(チャット機能手段)と、勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントの通知を、管理者端末4に時系列で並べてイベントログ画面M6として表示させるイベントログ機能部24(イベントログ機能手段)とを備えている。
このため、勤務者とのコミュニケーションが円滑に行えるうえに、勤務計画を作成する管理者が、勤務計画を作成するにあたって重要となるイベントを失念することなく、確実に勤務計画を作成する業務を遂行することができるようになる。
すなわち、勤務者とのコミュニケーションを図るためのチャット画面M5と、勤務計画の作成を確実に遂行するためのイベントログ画面M6とを、画面を分けてそれぞれ別の画面で見られるようにしたことで、管理者は勤務計画の作成状況に関連するシステムからの通知を、見落とすことなく確認することができるようになる。この結果、現在、勤務計画を公開する前なのか、あるいは勤務者から希望勤務を収集している状況なのかなど、計画作成がどの段階にあるのかを容易に把握することができ、作業実施忘れの発覚を早めることができるようになる。
また、管理者自身が、イベントログ画面M6に実施すべき作業のメモなどを記録しておいたり、イベントログ機能部24に独自に設定したイベントを登録しておいたりすることで、作業実施忘れを抑制することができるようになる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、管理者端末4の表示装置41に、計画作成画面Mとして、勤務シフト表M1に隣接してチャット画面M5やイベントログ画面M6を表示させる例について説明したが、これに限定されるものではない。
図8に、管理者端末4の表示装置41に出力される、勤務計画の作成状況が表示される計画作成画面Pを例示した。この図に示した計画作成画面Pでは、勤務シフト表P1の上方に、勤務計画の作成状況を視覚的に認識しやすくした作成状況表示領域P2が設けられている。
図8に例示した勤務シフト表P1では、各勤務者の欄に、勤務計画と第3希望までの希望勤務とが4行になって表示されていて、管理者は、勤務者の希望勤務を参照しながら、勤務計画を作成することができるようになっている。
また、勤務シフト表P1の上方の作成状況表示領域P2には、「申請受付設定」、「勤務表公開」、「全従業員閲覧」などの状況説明アイコンが設けられていて、イベントログ機能部24からの通知を受けると、イベントログ画面M6への表示が行われるとともに、それに対応した作成状況表示領域P2の表示の切り替えが行われる。図8の左図は、「申請受付設定」段階の計画作成画面Pを示しており、図8の右図は、「勤務表公開」段階に勤務計画の作成状況が切り替わったことを、容易に視認できる状況説明アイコン表示となった計画作成画面Pを示している。
1 :勤務計画作成支援システム
21 :勤務計画作成部
22 :シフト表出力部
23 :チャット機能部
24 :イベントログ機能部
3 :マスタ管理サーバ
4 :管理者端末
41 :表示装置
5 :メンバー端末
51 :表示装置
M1 :勤務シフト表(勤務計画)
M5 :チャット画面
M6 :イベントログ画面
21 :勤務計画作成部
22 :シフト表出力部
23 :チャット機能部
24 :イベントログ機能部
3 :マスタ管理サーバ
4 :管理者端末
41 :表示装置
5 :メンバー端末
51 :表示装置
M1 :勤務シフト表(勤務計画)
M5 :チャット画面
M6 :イベントログ画面
Claims (6)
- ネットワークに接続されるコンピュータによって勤務計画を作成するための勤務計画作成支援システムであって、
複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、管理者端末からの入力情報に基づいて作成する勤務計画作成部と、
前記計画対象者が操作するメンバー端末から送信されたメッセージを、前記管理者端末及び前記メンバー端末にチャット画面として表示させるチャット機能部と、
作成前、作成中又は作成後の前記勤務計画を前記管理者端末に表示させるシフト表出力部と、
前記勤務計画の作成開始から公開に至るまでに発生するイベントの通知を、前記管理者端末に時系列で並べてイベントログ画面として表示させるイベントログ機能部とを備えたことを特徴とする勤務計画作成支援システム。 - 前記イベントは、前記勤務計画の前記計画対象者への公開時、前記計画対象者からの希望勤務申請の受付開始時、前記希望勤務申請の受付終了時、前記受付終了時のリマインド時及び外部システムとの同期時の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の勤務計画作成支援システム。
- 前記管理者端末には、前記勤務計画に隣接して前記チャット画面が表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の勤務計画作成支援システム。
- 前記管理者端末には、前記勤務計画に隣接して前記イベントログ画面が表示されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の勤務計画作成支援システム。
- 前記計画対象者となる前記勤務者の属性情報が、マスタ管理サーバから取得されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の勤務計画作成支援システム。
- ネットワークに接続されるコンピュータに実行させる勤務計画作成支援プログラムであって、
複数の勤務者によって構成される計画対象者の勤務計画を、管理者端末からの入力情報に基づいて作成する勤務計画作成手段と、
前記計画対象者が操作するメンバー端末から送信されたメッセージを、前記管理者端末及び前記メンバー端末にチャット画面として表示させるチャット機能手段と、
作成前、作成中又は作成後の前記勤務計画を前記管理者端末に表示させるシフト表出力手段と、
前記勤務計画の作成開始から確定に至るまでに発生するイベントの通知を、前記管理者端末に時系列で並べてイベントログ画面として表示させるイベントログ機能手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする勤務計画作成支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022017995A JP2023115650A (ja) | 2022-02-08 | 2022-02-08 | 勤務計画作成支援システム及び勤務計画作成支援プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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2022
- 2022-02-08 JP JP2022017995A patent/JP2023115650A/ja active Pending
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