JP2023114860A - 在庫管理システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023114860000001
【課題】商品を撮影することで商品の出入りを特定し、在庫管理を可能とする在庫管理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】商品の在庫数の通知を受信するユーザ端末と、商品の在庫を監視する監視装置と、在庫数の管理を行う管理サーバと、が通信可能な在庫管理システムにおいて、前記監視装置は、商品を撮影する撮影手段を有し、前記管理サーバは、該撮影手段によって撮影した前記商品の撮影画像から複数の特定の画像ののみを抽出する抽出手段と、該抽出手段によって抽出された複数の画像を加算平均処理して加算平均処理画像を生成する加算平均処理手段と、該加算平均処理画像から商品を識別する識別手段と、該識別手段によって識別された商品の個数を判定する個数判定手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品を撮影することで商品の在庫を管理する在庫管理システムに関する。
近年、小売りや物流などの業界において人材不足や物流効率化の観点で、これまで以上に効率的な在庫管理が求められており、特に商品在庫を保管している棚においては現状の在庫数のカウントは人手中心で行われている。
このような問題を解決する発明として、特許文献1に記載されている棚在庫管理システムでは、RFIDリーダライタと上位サーバとを備えており、上位サーバは、まず、RFIDリーダライタで読み取った物品IDを入力し、所定時間内の物品IDの読み取り回数をカウントして棚IDごとの物品IDの読取率を計算し、その棚IDごとの読取率に基づいて現在読取中の棚IDを決定する。そして、上位サーバは、RFIDリーダライタで読み取った物品IDと在庫管理DB上の在庫情報とを照合して、読み取った物品IDが属する棚IDが読取中の棚IDと一致するかどうかを判断し、その判断結果に基づいて読み取った物品IDに対応する物品の位置が正しいかを判定している。
特開2010-37104号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明によると、物品ごとのRFIDタグを貼付する必要があり、物品を保管する保管棚に作業者が近付いて物品タグを読み取るといった作業も必要であることから人的コストが膨大となるおそれがある。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、商品を撮影することで商品の出入りを特定し、在庫管理を可能とする在庫管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の在庫管理システムは、商品の在庫数の通知を受信するユーザ端末と、商品の在庫を監視する監視装置と、在庫数の管理を行う管理サーバと、が通信可能な在庫管理システムにおいて、前記監視装置は、商品を撮影する撮影手段を有し、前記管理サーバは、該撮影手段によって撮影した前記商品の撮影画像から複数の特定の画像ののみを抽出する抽出手段と、該抽出手段によって抽出された複数の画像を加算平均処理して加算平均処理画像を生成する加算平均処理手段と、該加算平均処理画像から商品を識別する識別手段と、該識別手段によって識別された商品の個数を判定する個数判定手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、商品の在庫数の通知を受信するユーザ端末と、商品の在庫を監視する監視装置と、在庫数の管理を行う管理サーバと、が通信可能な在庫管理システムにおいて、前記監視装置は、商品を撮影する撮影手段と、人を感知する人感知手段と、を有し、該人感知手段による人の感知の有無によって該撮影手段による商品の撮影のオン/オフを切り換え、前記管理サーバは、前記撮影手段によって撮影された商品の複数の撮影画像を加算平均処理して加算平均処理画像を生成する加算平均処理手段と、
該加算平均処理画像から商品を識別する識別手段と、該識別手段によって識別された商品の個数を判定する個数判定手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記撮影手段は、予め設定された時間に撮影を開始し、一定時間、商品の撮影を実行することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記人感知手段は、前記商品の前方を横切る又は立ち止まるような人を感知し、感知した場合には、撮影手段は撮影をオフにすることを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記撮影手段は、前記人感知手段による人の感知状態が継続している間は撮影をオフにすることを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記撮影手段による商品の撮影画像は連続した複数の画像から構成されており、前記抽出手段は、連続した複数の画像から人が映っていない商品のみが撮影された複数の画像のみを抽出することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記加算平均処理手段は、前記抽出手段によって抽出された複数の画像を加算平均処理することで、前記識別手段による識別処理に不要となる被写体を排除することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記加算平均処理手段は、前記撮影手段によって撮影された複数の撮影画像を加算平均処理することで前記識別手段による識別処理に不要となる被写体を排除することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記識別手段は、画像に映っている商品を識別するための識別データを有しており、前記識別手段は、該識別データに基づいて前記加算平均処理画像に映っている商品を商品ごとに識別可能とし、前記商品ごとに異なる識別情報を付した識別結果となる識別画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記識別データは、前記商品の色や輪郭、テクスチャーに基づいて前記商品ごとの特徴から構成されていることを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記個数判定手段は、前記識別手段によって生成された識別画像データから商品ごとの個数を集計して個数を判定することを特徴とする。
また、本発明の在庫管理システムは、前記個数判定手段は、前記識別画像データに付された前記商品ごとの識別情報を集計することで前記商品の個数を判定することを特徴とする。
さらに、本発明の在庫管理システムは、前記個数判定手段は、前記商品ごとの在庫数に対して設定されている閾値より下回っているかを判断し、個数判定した前記商品の在庫数が閾値より下回っている場合には、前記ユーザ端末に前記商品の在庫の補充を促す通知を送信することを特徴とする。
本発明によれば、複数の商品を撮影した撮影画像から人物が映っていない画像のみを抽出した抽出画像を加算平均処理し、処理された加算平均処理画像を基にして商品の識別を行うことで商品の個数判定が容易となる。
また、人物を感知する感知手段を用いることで感知結果に応じて商品の撮影のオン/オフを切り換えることができ、商品のみを撮影した撮影画像を得ることが可能となる。
さらに、撮影画像の識別処理のみで商品の在庫数を判定することができるため、従来のようなICタグを商品ごとに貼付したりICタグを管理する必要がないことから人的及び管理コストを大幅に削減することが可能である。
本実施形態に係る在庫管理システムの構成を示した図である。 ユーザ端末の構成を示した図である。 在庫管理サーバの構成を示した図である。 記憶部の構成を示した図である。 ユーザデータベースの構成を示した図である。 店舗データベースの構成を示した図である。 撮影画像データベースの構成を示した図である。 商品データベースの構成を示した図である。 商品在庫データベースの構成を示した図である。 監視装置301の構成を示した図である。 商品を撮影する方法を示した模式図である。 商品棚を撮影するカメラの動作を示したフローチャートである。 在庫管理方法の動作を示すフローチャートである。 撮影データを構成する複数のフレームを示した図である。 図15(a)は、教師データを構成する撮影画像データを示す図であり、図15(b)は、教師データを構成するテキストデータを示す図であり、図15(c)は、学習処理データを示す図であり、 加算平均処理データを学習処理によって学習処理データを生成した状態を示した図である。 センサを用いた人物検知による撮影方法を示した模式図である。 センサ及びカメラの動作を示すフローチャートである。 センサ及びカメラの動作を示した模式図である。
次に、図面を参照して本実施形態に係る在庫管理システムの構成を説明する。
図1は、本実施形態に係る在庫管理システムの構成を示した図であり、図2は、ユーザ端末の構成を示した図であり、図3は、在庫管理サーバの構成を示した図であり、図4は、記憶部の構成を示した図である。
図1に示すように、在庫管理システムは、複数のユーザ端末100と、在庫管理サーバ200と、店舗300に設置されている監視装置301とから構成されている。
ユーザ端末100は、スマートフォンやタブレット型のPC、パーソナルコンピュータであって、店舗300の商品の在庫管理する担当者や店舗300に商品を納入する納品業者が所持するものである。
在庫管理サーバ200は、店舗300の監視装置301から送信される撮影データに基づいて在庫管理を行い、在庫状況をユーザ端末100へ送信する。店舗300に設置されている監視装置301は、店舗内に置かれている商品を撮影することで撮影データを在庫管理サーバ200へ送信する。
次に、各構成要件について具体的に説明する。
<ユーザ端末100>
ユーザ端末100は、図2に示すように、制御部101と、表示部102と、操作部103と、記憶部104と、通信部105とから構成されている。
制御部101は、CPUやROM、RAM等によって構成されており、ROMは各種プログラムやデータを記憶し、RAMは、各種プログラムを一時的に記憶するとともに各種データを書き換え自在に記憶する。また、制御部101は、バス等を介して表示部102、操作部103、記憶部104、通信部105に接続されている。
表示部102は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示デバイスであり、制御部101の制御の下、各種の情報を表示する。操作部103は、ユーザが操作入力を行うための各種の操作キーを有しており、表示部102がタッチパネルを備えてもよく、この場合、タッチパネルが操作部103として機能する。
記憶部104は、例えばHDDやSSD等の補助記憶装置であり、制御部101が実行する各種プログラムを記憶する。通信部105は、制御部101の制御の下、ネットワーク1に接続された在庫管理サーバ200と通信を行う。
<在庫管理サーバ200>
在庫管理サーバ200は、図3に示すように、制御部201と、表示部202と、操作部203と、記憶部204と、加算平均処理部205と、動体検出部206と、学習処理部207と、個数判定部208と、通信部209とから構成されている。
制御部201は、CPUやROM、RAM等によって構成されており、ROMは各種プログラムやデータを記憶し、RAMは、各種プログラムを一時的に記憶するとともに各種データを書き換え自在に記憶する。また、制御部201は、バス等を介して、表示部202、操作部203、記憶部204、加算平均処理部205、動体検出部206、学習処理部207、個数判定部208、通信部209と、に接続されている。
表示部202は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示デバイスであり、制御部201の下、各種の情報を表示する。操作部103は、ユーザ操作入力を行うための各種の操作キーを有しており、例えばキーボードを備える。記憶部204は、例えばHDDやSSD等の補助記憶装置であり、制御部201が実行する各種プログラムや後述する在庫管理に必要となる複数のデータベースを記憶している。
加算平均処理部205は、店舗300の監視装置301から受信した撮影データを加算平均処理して学習処理部206で学習処理するための加算平均処理データを生成する。動体検出部206は、撮影データから動体(人物)を検出する処理を行う。学習処理部206は、加算平均処理データから画像処理を行うことで在庫管理に必要とする画像データを生成する。個数判定部207は、学習処理部206で処理された画像データから商品などの個数を記録する。
通信部207は、制御部201の制御の下、ネットワーク1に接続されているユーザ端末100や店舗300の監視装置301と通信を行う。
次に、在庫管理サーバ200の記憶部204が備える複数のデータベースについて説明する。
図4は、在庫管理サーバの記憶部の構成を示しており、図5は、ユーザデータベースの構成を示しており、図6は、店舗データベースの構成を示した図であり、図7は、撮影画像データベースの構成を示した図であり、図8は、商品データベースの構成を示した図であり、図9は、商品在庫データベースの構成を示した図である。
図示するように、記憶部204は、ユーザデータベース204aと、店舗データベース204bと、撮影画像データベース204cと、商品データベース204dと、商品在庫データベース204eと、を有している。
ユーザデータベース204aは、図5に示すように、在庫管理システムを利用するユーザのユーザ情報を格納しており、ユーザの氏名、住所、電話番号、メールアドレス、納品物、納品先を情報として格納している。図示するように、氏名に「山田太郎」、住所に「神奈川県横須賀市〇-〇-〇」、電話番号に「03-1234-7896」、メールアドレスに「xxx@yyy.co.jp」、納品物に「ウーロン茶」、納品先に「〇〇スーパー」といった情報が格納されている。
図5に示すユーザ情報は一例であって、格納する情報の項目を追加することは可能である。
店舗データベース204bは、図6に示すように、在庫管理システムを利用する店舗の店舗情報を格納しており、店舗情報として店舗名、店舗の住所、店舗の電話番号である。図示するように、店舗名に「〇〇スーパー」、住所に「神奈川県横須賀市〇-〇-〇」、電話番号に「03-9876-1234」といった情報を格納している。
ユーザデータベース204aと同様に格納する店舗情報は一例であって、他の情報の項目を追加することは可能である。
撮影画像データベース204cは、図7に示すように、店舗300ごとの監視装置301で撮影された静止画又は動画を撮影画像データとして格納している。
図示するように、店舗Aを例にして説明すると、店舗Aにはカメラ1~10が設置されており、各カメラが対象となる商品棚を決められた時間に撮影する。まず、店舗Aの開店前の9:00に各カメラが対象の商品棚の撮影を行い、その後は決められた時間帯(10時、12時、15時、18時、19時)に撮影を実行する。そして、最後に店舗Aの閉店後20:00に撮影を行う。
撮影については、例えば数分間の動画撮影もしくは静止画を連写して複数枚撮影を行う。
カメラ1~10で撮影された撮影データは随時、撮影画像データベース204cに格納される。
商品データベース204dは、図8に示すように、店舗ごとに置かれている商品をデータ管理するためのものであり、店舗ごとに付けられた店舗コードと、商品ごとに付けられた商品コード、商品名、種別、価格、商品画像がそれぞれ関連付けて商品データベース204dに格納されている。
例えば、店舗コード「S0001」の店舗に置かれている商品に付けられた商品コード「A0001」であって、この商品コードを示す商品が「ウーロン茶」であり、種別が「飲料」であり、価格が「120円」である。そして、商品の画像をこれらのデータに関連付けて格納している。
商品在庫データベース204eは、図9に示すように、店舗ごとの商品の在庫を管理するデータベースであって、店舗コードに紐付けられた商品コードと商品名、種別、価格、在庫数、商品最低在庫数がデータとして格納されている。
在庫数については、店舗ごとの売り上げによる在庫変動が反映される。
<監視装置301について>
図10は、監視装置301の構成を示した図であり、図11は、商品を撮影する方法を示した模式図である。
監視装置301は、制御部302と、カメラ303(1~N台)と、センサ304と、通信部305とから構成されている。
制御部302は、監視装置301全体を制御するためのものであるほか、予め設定された時刻にカメラ303による撮影を実行させるプログラムを有している。カメラ303は、図11に示すように、商品棚400に陳列される商品を撮影(動画又は静止画)するためのものであり、商品棚400を撮影したときに陳列されている商品401の陳列状態が把握できるような位置に設置されている。なお、1台のカメラ303で1つの商品棚を撮影してもよく、又は1台のカメラ303で複数の商品棚を撮影してもよい。
センサ304は、赤外線などを利用した従来からある人感センサであり、商品棚の前方を通過したり、商品棚の前方に立ち止まったりした人物を検知すると検知信号を制御部302に送信する。制御部302は、検知信号を受信すると該当する商品棚400を撮影しているカメラ303の撮影をOFFにする。センサ304は、人物を検知し続ける間は常時検知信号を制御部302に送信する。
制御部302は、検知信号を受信し続ける間はカメラ303の撮影を止めておき、検知信号を受信しなくなった場合にカメラ303に対して撮影を再度実行させるよう制御を行う。
<在庫管理方法について>
次に、在庫管理方法について説明する。
図12は、商品棚を撮影するカメラの動作を示したフローチャートである。
図12に示すように、まず、監視装置301の制御部302が所定時刻になったかどうかを判断する(ステップS100)。例えば、店舗ごとに設定された撮影スケジュールに対応する時間になったら(ステップS100/YES)制御部301は、カメラ302に撮影実行の指示を送信する。
また、所定時刻に到達していない場合には(ステップS100/NO)、所定時刻が到達するまで待機状態とする。
所定時刻になりカメラ302が商品棚400に陳列されている商品を撮影する(ステップS101)。カメラ302は、決められた商品棚400に陳列されている複数の商品が映るように一定時間撮影(動画又は静止画)を実行する。
なお、カメラ302の撮影時間については、店舗ごとに変更することは可能である。
そして、カメラ302によって撮影された撮影データは、監視装置301の通信部305が在庫管理サーバ200へ送信し(ステップS102)、記憶部204の撮影画像データベース204cに格納する。
次に、在庫管理サーバにおける在庫管理方法について説明する。
図13は、在庫管理方法の動作を示すフローチャートであり、図14は、撮影データを構成する複数のフレームを示した図であり、図15(a)は、教師データを構成する撮影画像データを示す図であり、図15(b)は、教師データを構成するテキストデータを示す図であり、図15(c)は、学習処理データを示す図であり、図16は、加算平均処理データを学習処理によって学習処理データを生成した状態を示した図である。
図13に示すように、まず、在庫管理サーバ200は、監視装置301から受信した所定時刻に撮影された撮影データを受信する(ステップS200)。次に、撮影データから商品棚のみが撮影されているフレームを抽出する(ステップS201)。ここでは、在庫管理サーバ200の動体検出部206が、撮影データから人物が映っているフレームを特定し、人物が映っていない複数のフレームを抽出する。そして、人物が映っていない複数のフレームを加算平均処理する(ステップS202)。
具体的に処理方法については下記に示す。
<加算平均処理について>
ここで、撮影データをもとにして加算平均処理データを生成する方法について説明する。
まず、カメラ302によって所定時刻に一定時間、商品棚400に陳列された商品401を撮影した撮影データは、図14に示すように、複数のフレームから構成されており、複数のフレームには、商品棚400のみが撮影されたフレーム(商品フレーム500)と商品棚400の前方に人物などが映っているフレーム(商品+人物フレーム501)とがある。
本実施形態では、撮影データを構成する複数のフレームから商品棚400のみが映っている商品フレーム500のみを抽出し、この商品フレーム500を加算平均処理して加算平均処理データを生成する。
つまり、図14に示す撮影データのように、人物が映っているフレームと、次に人物が映っているフレームとの間にある商品のみが売っている商品フレーム500のみを加算平均処理区間として、この複数の商品フレーム500を抽出する。
このような処理をする理由としては、人物が映っている商品+人物フレーム501では、人物が商品棚400から商品401を取り出して商品401の個数の変動があることや、人物が映ることによって商品401を確実に撮影できないといったことから、商品401の個数判定に不向きなフレームとなる。
従って、最初の人物が映っている商品+人物フレーム501と次に人物が映る商品+人物フレーム501との間の商品401のみが映っている商品フレーム500であれば、商品401の個数の変動はなく、現時点での商品401の個数判定に最適なフレームとなる。
よって、商品401のみが映っている商品フレーム401だけを抽出することで今後の個数判定の解析を確実に行うことが可能となる。
また、商品フレーム500を抽出したときに、この商品フレーム500にノイズ(商品カートやゴミ)が映っている可能性があることから、加算平均処理を実行することでノイズを除去することが可能となる。
撮影データから加算平均処理区間の対象となる商品フレーム500を特定するには、まず、動体検出206が、撮影データから動体を検出する。動体検出部206は、撮影データのフレーム間隔ごとに比較して、比較結果から差分を抽出して、動きのある領域を特定し、動体として検出する。なお、動体検出部206は、背景差分法により、各フレームから動体を検出してもよい。例えば、動体検出206は、人物が映っていない商品棚を予め撮影した撮影データを背景画像データとして保持しておき、現在の撮影データとこの背景画像データとの差分の領域を、動体の領域として抽出するようにしてもよい。
このように、動体検出部206は、撮影データから人物が映っている商品+人物フレーム501を特定することで、商品+人物フレーム501間の複数の商品フレーム500のみを抽出し、この複数の商品フレーム500を加算平均処理部205へ送信する。
加算平均処理部205は、動体検出部206から受信した複数の商品フレーム500を加算平均処理し、人物以外の物体を除去する。
人物以外の物体は、例えば、商品売り場で顧客が利用するカートや買い物かごといった物や、商品の個数を特定するのに不必要な物体を示す。
加算平均処理部205は、複数の商品フレーム500を加算処理することで人物以外の物体を除去した加算平均処理データを生成する。
次に、図13に戻り、加算平均処理部205によって生成された加算平均処理データから学習処理部207によって個数判定用データを生成する(ステップS203)。
学習処理部207は、加算平均処理データをもとに商品棚400に置かれている商品にラベルを付与した個数判定用データを生成する。
学習処理部207は、事前に教師データによって商品棚400に置かれている商品の種類及び位置を学習済である。教師データは、図15に示すように、商品401が置かれた商品棚400の撮影画像と、教師ラベルとから構成されている。
図示するように、撮影画像(図15(a))は複数の商品が置かれている商品棚400を撮影したものであり、商品棚400ごとに画像が用意されている。
また、教師ラベル(図15(b))とは、商品棚400におかれている商品401の種類(商品名や種別など)と、商品の外観を矩形状に囲ったときの矩形サイズと、商品がどの位置にあるかを示す座標情報から構成されている。
教師ラベルは、商品の特徴である色や輪郭、テクスチャーなどの要素から生成されており、この生成方法は従来からある手法を利用することが可能である。
そして、撮影画像と教師ラベルとを組み合わせたものを学習処理部207に学習させることで、学習処理部207に入力される加算平均処理データから図15(c)に示すような商品ごとに商品を矩形状に囲んだ画像を学習データとして出力することが可能となる。
また、個数判定用データには、商品の種類(商品1~3)と矩形状のサイズ、座標情報を含むテキストデータも有している。
次に、出力された個数判定用データから個数判定部208は、商品ごとの個数を集計する。集計方法は、学習データに含まれる商品の種類を集計することで、現時点での商品の在庫を集計することが可能である。
個数判定部208は、集計された商品が在庫数を記憶部204の商品在庫データベース204eの商品最低在庫数(閾値)より下回っているかをさらに判定する(ステップS204)。集計された商品の在庫数が閾値より下回っていない場合には(ステップS205/NO)、そのまま終了となる。一方、閾値より下回っている場合には(ステップS205/YES)、制御部201により該当する商品を納品しているユーザを記憶部204のユーザデータベース204aから検索し、ユーザのメールアドレス宛に商品の補充を促すようなメールを送信する(ステップS206)。
<センサを利用する場合>
次に、他の実施形態として、センサを用いた撮影画像の処理方法について説明する。
図17は、センサを用いた人物検知による撮影方法を示した模式図であり、図18は、センサ及びカメラの動作を示すフローチャートであり、図19は、センサ及びカメラの動作を示した模式図である。
センサ304は、上記したように人感センサから構成されており、図17に示すように、商品棚400の前方を通過する人物を検知する。センサ304の設置位置については、商品棚400の前方を通過する人物を検知可能な位置であればよい。なお、各センサ304は、各商品棚400と、各商品棚400を撮影するカメラ303と対応つけられており、図示するように、商品棚Aの前方を通過する人物を検知したセンサ304は、商品棚Aを撮影するカメラ303の撮影をOFFにする。
図18、センサを利用した撮影画像の処理方法を示したフローチャートであり、図19は、センサによる人物検知とカメラによる撮影の動作を示す図である。
まず、監視装置301の制御部302は、店舗ごとに設定された撮影時間に到達したかを判断する(ステップS300)。撮影時間に到達していない場合には(ステップS300/NO)、一方、撮影時間に到達した場合に(ステップS300/YES)、次に、センサ304が人物を検知したか否かを判断する(ステップS301)。
図19に示すように、時間t1においてセンサ304が商品棚400の前方に人物を検知した場合(ステップS301/YES)、センサ304は、検知信号を制御部302に送信する(ステップS302)。制御部302は、センサ304からの検知信号を受信するとカメラ303に撮影のOFF信号を送信し、カメラ303の撮影をOFFする(ステップS303)。そして、時間が経過し、センサ304が人物を検知したか否かの判断に戻る。
一方、ステップS300において撮影時間に到達し(時間t3のような場合)、センサ304が人物を検知していない場合(ステップS301/NO)、カメラ303の撮影がONとなり(ステップS304)、一定時間経過するまで商品棚400を撮影する。一定時間が経過したかを判断し(ステップS305)、一定時間経過していない場合には(ステップS305/NO)、撮影を継続させる(時間t3~t5)。また、一定時間が経過した場合(ステップS305/YES)、制御部301は、カメラ303による撮影をOFFにする(ステップS306)。
このように、センサ304で商品棚400の前方を通過する人物を検知したときに商品棚400の撮影をOFFにすることが可能となる。これにより、カメラ303によって撮影された撮影データには、人物である動体が映っていないことから上記のような動体検出をすることなく、撮影データを加算平均処理することが可能となる。
以上のように、本発明の実施形態では、カメラ303によって商品が置かれている商品棚を撮影し、撮影データを構成する複数のフレームから撮影中に人物が映ったフレームを検出することが可能であり、人物が映ったフレームの間にある商品及び商品棚のみが映ったフレームを抽出することが可能となる。
このフレームを加算平均処理することで機械学習による学習処理の妨げになるような物体などを除去したデータを生成し、このデータを機械学習による学習処理によって商品の個数判定が可能な学習データを生成することができる。
よって、この学習データから個数判定をすることで、撮影した時間における商品の個数を集計することが可能である。個数の集計をすることによって現時点での在庫情報を容易に把握することができ、また在庫が不足している状況であれば、即時に商品を納入する業者などに連絡することが可能である。
また、センサを利用することでカメラの撮影のON/OFFを切り換えることも可能である。センサは人感センサであって、商品が置かれた商品棚の前方を通過する人物を検知したときに、カメラの撮影をOFFにすることで、人物が映っていない撮影データを取得することが可能となる。従って、この撮影データに対して動体検出の処理を行うことなく加算平均処理をして機械学習による学習処理を行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1 ネットワーク
100 ユーザ端末
200 在庫管理サーバ
300 店舗
301 監視装置

Claims (13)

  1. 商品の在庫数の通知を受信するユーザ端末と、商品の在庫を監視する監視装置と、在庫数の管理を行う管理サーバと、が通信可能な在庫管理システムにおいて、
    前記監視装置は、商品を撮影する撮影手段を有し、
    前記管理サーバは、該撮影手段によって撮影した前記商品の撮影画像から複数の特定の画像ののみを抽出する抽出手段と、
    該抽出手段によって抽出された複数の画像を加算平均処理して加算平均処理画像を生成する加算平均処理手段と、
    該加算平均処理画像から商品を識別する識別手段と、
    該識別手段によって識別された商品の個数を判定する個数判定手段と、を有することを特徴とする在庫管理システム。
  2. 商品の在庫数の通知を受信するユーザ端末と、商品の在庫を監視する監視装置と、在庫数の管理を行う管理サーバと、が通信可能な在庫管理システムにおいて、
    前記監視装置は、商品を撮影する撮影手段と、人を感知する人感知手段と、を有し、
    該人感知手段による人の感知の有無によって該撮影手段による商品の撮影のオン/オフを切り換え、
    前記管理サーバは、前記撮影手段によって撮影された商品の複数の撮影画像を加算平均処理して加算平均処理画像を生成する加算平均処理手段と、
    該加算平均処理画像から商品を識別する識別手段と、
    該識別手段によって識別された商品の個数を判定する個数判定手段と、を有することを特徴とする在庫管理システム。
  3. 前記撮影手段は、予め設定された時間に撮影を開始し、一定時間、商品の撮影を実行することを特徴とする請求項1または2記載の在庫管理システム
  4. 前記人感知手段は、前記商品の前方を横切る又は立ち止まるような人を感知し、感知した場合には、撮影手段は撮影をオフにすることを特徴とする請求項2記載の在庫管理システム。
  5. 前記撮影手段は、前記人感知手段による人の感知状態が継続している間は撮影をオフにすることを特徴とする請求項4記載の在庫管理システム。
  6. 前記撮影手段による商品の撮影画像は連続した複数の画像から構成されており、前記抽出手段は、連続した複数の画像から人が映っていない商品のみが撮影された複数の画像のみを抽出することを特徴とする請求項1記載の在庫管理システム。
  7. 前記加算平均処理手段は、前記抽出手段によって抽出された複数の画像を加算平均処理することで、前記識別手段による識別処理に不要となる被写体を排除することを特徴とする請求項6記載の在庫管理システム。
  8. 前記加算平均処理手段は、前記撮影手段によって撮影された複数の撮影画像を加算平均処理することで前記識別手段による識別処理に不要となる被写体を排除することを特徴とする請求項5記載の在庫管理システム。
  9. 前記識別手段は、画像に映っている商品を識別するための識別データを有しており、前記識別手段は、該識別データに基づいて前記加算平均処理画像に映っている商品を商品ごとに識別可能とし、前記商品ごとに異なる識別情報を付した識別結果となる識別画像データを生成することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の在庫管理システム。
  10. 前記識別データは、前記商品の色や輪郭、テクスチャーに基づいて前記商品ごとの特徴から構成されていることを特徴とする請求項9記載の在庫管理システム。
  11. 前記個数判定手段は、前記識別手段によって生成された識別画像データから商品ごとの個数を集計して個数を判定することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の在庫管理システム。
  12. 前記個数判定手段は、前記識別画像データに付された前記商品ごとの識別情報を集計することで前記商品の個数を判定することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の在庫管理システム。
  13. 前記個数判定手段は、前記商品ごとの在庫数に対して設定されている閾値より下回っているかを判断し、個数判定した前記商品の在庫数が閾値より下回っている場合には、前記ユーザ端末に前記商品の在庫の補充を促す通知を送信することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の在庫管理システム。
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