JP2023113488A - 皮膚常在菌の生育状態を維持する剤、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する剤、および、これらの剤を用いた化粧料、医薬品、または医薬部外品、並びに、皮膚常在菌の生育状態を維持する方法、および皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する方法 - Google Patents

皮膚常在菌の生育状態を維持する剤、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する剤、および、これらの剤を用いた化粧料、医薬品、または医薬部外品、並びに、皮膚常在菌の生育状態を維持する方法、および皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】皮膚に存在する常在菌の生育状態を維持し、皮膚トラブルの発生を抑制するための新規な技術を提供すること。【解決手段】エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を有効成分とする、皮膚常在菌の生育状態を維持する剤を提供する。本技術では、また、エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を有効成分とする、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する剤を提供する。本技術に係る剤は、皮膚常在菌の生育状態を維持し、かつ、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制することができる。本技術に係る剤は、医薬品、皮膚外用剤、医薬部外品および化粧料に用いることができる。【選択図】図1

Description

本技術は、皮膚常在菌の生育状態を維持する剤に関する。より詳細には、皮膚常在菌の生育状態を維持する剤、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する剤、および、これらの剤を用いた化粧料、医薬品、または医薬部外品、並びに、皮膚常在菌の生育状態を維持する方法、および皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する方法に関する。
健康を保つためには常在菌が重要であり、腸内フローラという言葉が一般的に使用されるようになってきたが、最大の臓器ともいわれる皮膚においても、多くの常在菌が存在し、皮膚の健康を保つために、様々な役割を担っている。
例えば、表皮ブドウ球菌は、脂肪酸やグリセリンを作り出し、脂肪酸は肌を弱酸性に保ち抗菌ペプチドを作り出すことで、病原性の高い黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎ、グリセリンは、皮膚のバリア機能を保つ役割を担っている。
また、例えば、アクネ桿菌(Cutibacterium acnes)は、プロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、皮膚に付着する病原性の強い細菌の増殖を抑える役割を担っている。アクネ桿菌は、ニキビの原因と言われているが、増殖しなければニキビの原因菌にならないことが分かっている。
更に、皮膚に存在する常在菌を用いて、皮膚の状態を改善したり、良好に保ったりする技術も開発されている。例えば、特許文献1には、エンテロコッカス属乳酸球菌の死菌体を用いることで、表皮ブドウ球菌に由来するグリセロールの産生を促進させる技術が開示されている。また、特許文献2には、エンテロコッカス属に属する乳酸菌の死菌体を用いて、ヒアルロン酸の産生を促進させる技術が開示されている。
特開2017-101006号公報 特開2020-105100号公報
皮膚に存在する常在菌は、一人ひとりに数10種類存在すると言われており、それぞれ個々で異なり、ヒトの皮膚に存在し得る常在菌は非常に多様性に富んでいる。これらの常在菌のバランスが崩れると、皮膚に炎症等のトラブルを引き起こす。そのため、皮膚に存在する常在菌のバランスを保つことは、皮膚トラブルを引き起こさないためには、非常に重要である。
そこで、本技術では、皮膚に存在する常在菌の生育状態を維持し、皮膚トラブルの発生を抑制するための新規な技術を提供することを主目的とする。
本願発明者らは、皮膚に存在する常在菌のバランスを保ち、皮膚トラブルの発生を抑制する物質の鋭意探求を行ったところ、エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物に、皮膚に存在する常在菌の生育状態を維持しつつも、当該常在菌による皮膚の炎症については抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。細菌による皮膚の炎症を抑制するためには、抗菌効果を有する成分を用いて、細菌を殺菌したり細菌の増殖を抑制したりするのが一般的であるが、本技術は、皮膚常在菌の生育状況は維持しつつ、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制することができる技術である。
即ち、本技術では、まず、エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を有効成分とする、皮膚常在菌の生育状態を維持する剤を提供する。
本技術では、また、エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を有効成分とする、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する剤を提供する。
本技術に係る剤は、皮膚常在菌の生育状態を維持し、かつ、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制することができる。
本技術に係る剤は、エンテロコッカス属細菌の生育状態を維持することができる。
本技術に係る剤は、エンテロコッカス属細菌による皮膚の炎症を抑制することができる。
本技術に係る剤は、TNF-αの産生を抑制することができる。
本技術に係る剤に用いる前記エンメイソウ(Isodon japonicus)抽出物としては、含水アルコール抽出物を用いることができる。
この場合、前記エンメイソウ(Isodon japonicus)抽出物としては、アルコール濃度30~70%(V/V)の含水アルコール抽出物を用いることができる。
本技術に係る剤は、化粧料、医薬品、または医薬部外品に用いることができる。
化粧料、医薬品、または医薬部外品中の前記エンメイソウ(Isodon japonicus)抽出物の含有量は、乾燥固形分換算として、0.00001質量%以上に設定することができる。
本技術では、次に、エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を、皮膚に塗布する工程を含む、皮膚常在菌の生育を維持する方法、および、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する方法を提供する。
本技術によれば、皮膚に存在する常在菌の生育状態を維持しつつも、該常在菌による皮膚の炎症を抑制することができる。なお、本技術の効果は、ここに記載された効果に限定されず、本明細書内に記載されたいずれかの効果であってもよい。
実験例1におけるTNF-α遺伝子相対発現量比を示すグラフである。
以下、本技術を実施するための好適な形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態を示したものであり、本技術の範囲がこれらの実施形態のみに限定されることはない。
1.剤
本技術に係る剤は、エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を有効成分とする。本技術に係る剤は、皮膚常在菌の生育状態を維持する作用を有する。また、本技術に係る剤は、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する作用を有する。即ち、本技術に係る剤は、細菌を殺菌したり細菌の増殖を抑制したりすることなく、皮膚常在菌の生育状況は維持しつつ、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制することができる剤である。
前記皮膚常在菌の種類は特に限定されないが、例えば、エンテロコッカス属(Enterococcus)細菌、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)細菌、コリネバクテリウム属(Corynebacterium)細菌、バチルス属(Bacillus)細菌、キューティバクテリウム属(Cutibacterium)細菌等を挙げることができる。この中でも、本技術に係る剤は、特に、エンテロコッカス属細菌の生育状況は維持しつつ、エンテロコッカス属細菌による皮膚の炎症を抑制することができる。
本技術に係る剤は、TNF-α(Tumor Necrosis Factor -α)の産生を抑制することができる。TNF-αは、マクロファージやリンパ球、線維芽細胞、ケラチノサイト等が、炎症時に産生する炎症性サイトカインである。
以下、本技術に係る剤に用いる成分の詳細について、説明する。
(1)エンメイソウの抽出物
エンメイソウは、シソ科(Lamiaceae)ヤマハッカ属に属する多年草であり、別名をヒキオコシ(引起し)ともいい、学名は、Isodon japonicusである。エンメイソウ抽出物とは、エンメイソウの根、茎、葉、花、実などを、適当な溶媒で抽出して得られる抽出物のことであり、通常、抽出した溶媒の濃縮液を使用する。また、当該濃縮液を凍結乾燥させたものも、本技術に用いることが可能である。
エンメイソウの具体的な抽出部位は、本技術の目的を損なわなければ特に限定されないが、地上部を選択することが好ましく、葉および/または茎を選択することがより好ましい。また、前記抽出部位は採取直後に抽出に用いてもよいし、乾燥させた後に、抽出に用いてもよい。必要に応じて、粉砕、切断、細切、成形等の加工を行ってから抽出に用いることもできる。
抽出に用いる溶媒も特に限定されず、通常、植物抽出に用いることができる溶媒を1種又は2種以上自由に選択して用いることができる。例えば、水、アルコール類、グリコール類、ケトン類、エステル類、エーテル類、ハロゲン化炭素類、超臨界溶媒(二酸化炭素など)、亜臨界溶媒などを挙げることができる。アルコール類としては、エタノール、メタノール及びプロパノールなどが挙げられる。グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、プロピレングリコール及びジプロピレングリコールなどが挙げられる。ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられる。エステル類としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、ギ酸エチルなどが挙げられる。これらの溶媒は、単独或いは水溶液として用いてもよく、任意の2種又は3種以上の混合溶媒として用いてもよい。本技術においては、この中でも特に、含水アルコールを用いることが好ましい。
本技術において、含水アルコールを抽出溶媒として用いる場合、その濃度も特に限定されないが、アルコール濃度30~70%(V/V)の含水アルコールを用いることが好ましい。
抽出方法も特に限定されず、通常、植物抽出で行う抽出方法を自由に選択して用いることができる。例えば、前記溶媒にエンメイソウの任意の部位を24時間浸漬した後に濾過する方法、溶媒の沸点以下の温度で加温、攪拌等しながら抽出した後に濾過する方法などが挙げられる。
エンメイソウの抽出物は、そのままでも本技術に係る剤の有効成分として用いることができるが、当該抽出物を、さらに、適当な分離手段(例えば、分配抽出、ゲル濾過法、シリカゲルクロマト法、逆相若しくは順相の高速液体クロマト法など)により活性の高い画分を分画して用いることも可能である。
本技術に係る剤に用いるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分濃度は、本技術の効果を損なわなければ、用いる抽出溶媒の種類、抽出方法などに応じて自由に設定することが可能である。本技術においては、特に、乾燥固形分濃度の下限値は、例えば、0.00001質量%以上とすることができ、0.00005量%以上が好ましく、0.0001質量%以上がより好ましく、0.0005質量%以上が更により好ましい。本技術に係る剤に用いるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分濃度を上げることで、皮膚常在菌の生育状態を維持する効果および/または皮膚常在菌による皮膚炎症を抑制する効果を、より確実に発揮させることができる。また、乾燥固形分濃度の上限値は、例えば、0.1質量%以下とすることができ、0.05質量%以下が好ましく、0.01質量%以下がより好ましく、0.005質量%以下が更により好ましい。本技術に係る剤に用いるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分濃度を上げすぎないことで、植物に由来する匂いの発生や沈殿の発生を防止し、皮膚常在菌の生育状態を維持する効果を向上させることができる。
(2)その他
本技術に係る剤には、本技術の効果を損なわない限り、その他の成分として、化粧料、医薬品、または医薬部外品分野において用いることができるその他の成分を1種又は2種以上、自由に選択して含有させることもできる。例えば、保存剤、乳化剤、pH調整剤、着色剤、防腐剤、界面活性剤等の成分を用いることができる。
2.化粧料
本技術に係る剤は、その優れた皮膚常在菌の生育状態を維持する効果および/または皮膚常在菌による皮膚炎症を抑制する効果を利用して、あらゆる形態の化粧料に好適に用いることができる。例えば、ローション、乳液、クリーム、美容液、パック化粧料などのスキンケア化粧料、ファンデーション、コンシーラー、化粧下地、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナーなどのメイクアップ化粧料、日焼け止め化粧料、シャンプー、コンディショナー、トリートメントなどに適用することができる。化粧料の剤型として、水系、油系、可溶系、乳化系(O/W型、W/O型、W/O/W型、O/W/O型)等が挙げられる。
本技術に係る化粧料には、本技術に係る剤に加え、通常化粧料に用いることができる成分を、1種または2種以上自由に選択して配合することが可能である。例えば、基材、保存剤、乳化剤、着色剤、防腐剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、保湿剤、紫外線吸収剤、香料、防腐防黴剤、体質顔料、着色顔料、アルコール、水などの、化粧料分野で通常使用し得る全ての添加剤を含有させることができる。
また、本技術に係る剤は、その有効成分が天然由来成分であるため、他の有効成分との併用を注意する必要性が低い。そのため、本技術に係る化粧料には、本技術に係る剤に加え、他の有効成分を必要に応じて自由に配合することができる。
本技術に係る化粧料において、本技術に係る剤の含有量は特に限定されず、目的に応じて自由に設定することが可能である。本技術では、化粧料におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量の下限値は、例えば0.00001質量%以上とすることができ、0.00005量%以上が好ましく、0.0001質量%以上がより好ましく、0.0005質量%以上が更により好ましい。本技術に係る化粧料におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量を上げることで、皮膚常在菌の生育状態を維持する効果および/または皮膚常在菌による皮膚炎症を抑制する効果を、より確実に発揮させることができる。また、化粧料におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量の上限値は、例えば、0.1質量%以下とすることができ、0.05質量%以下が好ましく、0.01質量%以下がより好ましく、0.005質量%以下が更により好ましい。本技術に係る化粧料におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量を上げすぎないことで、植物に由来する匂いの発生や沈殿の発生を防止し、皮膚常在菌の生育状態を維持する効果を向上させることができる。
以上説明した本技術に係る剤を用いた化粧料は、その有効成分が天然由来成分であるため、安全性が高く、長期間、連続的な使用が可能である。
3.医薬品、医薬部外品
本技術に係る剤は、その優れた皮膚常在菌の生育状態を維持する効果および/または皮膚常在菌による皮膚炎症を抑制する効果を利用して、医薬品や医薬部外品に好適に用いることができる。医薬品および医薬部外品は、皮膚外用剤の剤形に製剤化することが好ましい。皮膚外用剤としては、例えば、外用液剤、外用ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、スプレー剤、リニメント剤、ローション剤、ハップ剤、硬膏剤、噴霧剤、エアゾール剤、貼付剤等が挙げられる。
本技術に係る医薬品、および医薬部外品には、薬理学的に許容される添加剤を1種または2種以上自由に選択して含有させることができる。例えば、本技術に係る医薬品および医薬部外品を皮膚外用剤に適用させる場合、基剤、界面活性剤、保存剤、乳化剤、着色剤、矯臭剤、香料、安定化剤、防腐剤、酸化防止剤、潤沢剤、溶解補助剤、懸濁化剤等の、医薬製剤および医薬部外品製剤の分野で通常使用し得る全ての添加剤を含有させることができる。
本技術に係る剤は、その有効成分が天然由来成分であるため、他剤との併用を注意する必要性が低い。そのため、既存のあらゆる薬剤を1種または2種以上自由に選択して、合剤とすることもできる。例えば、抗菌剤、消炎鎮痛剤、ステロイド剤、抗真菌剤、抗ヒスタミン剤、ビタミン剤など、あらゆる薬剤を配合することができる。更に、従来公知の又は将来的に見出される疾患や症状の予防、改善及び/又は治療の効果を有する成分を、本技術の効果を損なわない限り、適宜目的に応じて併用することも可能である。
本技術に係る医薬品、および医薬部外品において、本技術に係る剤の含有量は特に限定されず、目的に応じて自由に設定することが可能である。本技術では、医薬品、および医薬部外品におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量の下限値は、例えば0.00001質量%以上とすることができ、0.00005量%以上が好ましく、0.0001質量%以上がより好ましく、0.0005質量%以上が更により好ましい。本技術に係る医薬品、および医薬部外品におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量を上げることで、皮膚常在菌の生育状態を維持する効果および/または皮膚常在菌による皮膚炎症を抑制する効果を、より確実に発揮させることができる。また、医薬品、および医薬部外品におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量の上限値は、例えば、0.1質量%以下とすることができ、0.05質量%以下が好ましく、0.01質量%以下がより好ましく、0.005質量%以下が更により好ましい。本技術に係る医薬品、および医薬部外品におけるエンメイソウ抽出物の乾燥固形分の含有量を上げすぎないことで、植物に由来する匂いの発生や沈殿の発生を防止し、皮膚常在菌の生育状態を維持する効果を向上させることができる。
以上説明した本技術に係る医薬品、および医薬部外品は、その有効成分が天然由来成分であるため、種々の疾患を罹患した患者に対しても安心して投与できる可能性も高い。また、長期間、連続的に投与しても副作用が生じる可能性も低い。
4.皮膚常在菌の生育を維持する方法、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する方法
皮膚常在菌の生育を維持する方法、および皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する方法は、エンメイソウの抽出物を、皮膚に塗布する工程を含む方法である。エンメイソウの抽出物は、これを含有する化粧料、医薬品、または医薬部外品等の形態で皮膚に塗布することもできるし、エンメイソウの抽出物を原液の状態や任意の溶媒で希釈した希釈液の状態で皮膚に塗布することも可能である。
塗布方法は、特に限定されず、用いる化粧料、医薬品、または医薬部外品の剤形等の塗布形態に応じて、自由な方法で塗布することができる。例えば、手指を使用した塗布、スパチュラや綿棒等の器具を用いた塗布、皮膚に直接噴霧する方法、コットン、ガーゼ、その他の布等を用いてパッティングする方法、エンメイソウの抽出物を塗布したコットン、ガーゼ、その他の布等を皮膚に貼付する方法等が挙げられる。
以下、実施例に基づいて本技術を更に詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本技術の代表的な実施例の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
<エンメイソウ抽出物の調製>
乾燥粉砕したエンメイソウの地上部を抽出溶媒に入れ、地上部の成分を抽出した後に濾過で不溶分を取り除き、溶媒で固形分量を調製し、エンメイソウ抽出物を得た。なお抽出溶媒としては、50%含水エタノールを用いた。当該エンメイソウ抽出物は、乾燥固形分で、1質量%含有の50%含水エタノール水溶液に調製した。なお、実験例1では、古くから伝承的に抗炎症効果が知られているボタンピの50%含水エタノール抽出物も、比較対象として用いた。
<実験例1>
実験例1では、エンメイソウ抽出物の皮膚常在菌による炎症の抑制作用について検討した。本実験例では、炎症因子TNF-α遺伝子の発現量を、炎症の指標とした。また、皮膚常在菌の一例として、エンテロコッカス属細菌を用いた。
(1)実験方法
培地(HuMedia-KG2(倉敷紡績株式会社))を入れた6ウェルのプレートに、ヒト表皮角化細胞(NHEK細胞(normal human epidermal keratinocyte)from human neonatal foreskin)を播種した。48時間培養後、エンテロコッカス属細菌の生菌と共培養を開始し、同時に、最終エタノール濃度が0.05質量%となるよう調整した上で、後述する図1に示す各試料を添加した。24時間培養後、細胞からRNA抽出キット(QIAGEN社)を用いて抽出を行い、得られたRNAを鋳型として、iScript Advanced cDNA Synthesis Kit for RT-qPCR(BIO-RAD社)を用いてcDNAを合成した。合成したcDNAを用いて、定量PCR法(ポリメラーゼ連鎖反応法)にて、遺伝子の発現量を測定した。定量PCR法にはSsoAdvanced Universal SYBR Green Supermix(BIO-RAD社)を用いた。内部標準としては、ハウスキーピング遺伝子であるGAPDH(Glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)の発現量を定量し、GAPDHに対する相対発現量比を算出して、TNF-α遺伝子相対発現量比とした。
(2)結果
TNF-α遺伝子相対発現量比を図1のグラフに示す。図1に示す通り、コントロールとエンテロコッカス添加サンプルとを比較すると、ヒト表皮角化細胞とエンテロコッカス属細菌との共存により、有意に炎症因子TNF-αが増加することが分かった。この結果から、皮膚常在菌であるエンテロコッカス属細菌は、皮膚の炎症を亢進させることが分かった。
サンプル希釈溶媒である50%含水エタノールのみをサンプル添加時と同等量となるよう添加したとき、TNF-αの発現量には有意な差は見られなかった。この結果から、50%含水エタノールには、皮膚の炎症抑制効果がないことが確認できた。
エンメイソウ抽出物を0.01質量%、0.1質量%添加したサンプルでは、溶媒のみ(50%含水エタノール)添加したサンプルに比べて、TNF-αの発現が有意に減少した。一方、古くから伝承的に抗炎症効果が知られているボタンピの抽出物を添加したサンプルのTNF-αの発現量は、溶媒のみ(50%含水エタノール)添加したサンプルと同等若しくは高い結果であった。これらの結果から、エンメイソウ抽出物には、皮膚の炎症抑制効果があるが、ボタンピ抽出物には、皮膚の炎症抑制効果がないことが確認できた。
<実験例2>
実験例2では、エンメイソウ抽出物の皮膚常在菌の生育状態の維持作用について調べた。本実験例では、皮膚常在菌として、エンテロコッカス属細菌、スタフィロコッカス属細菌、コリネバクテリウム属細菌、バチルス属細菌を用いた。
(1)実験方法
液体培地に、エンメイソウ抽出物を0質量%、0.001質量%、0.01質量%、0.1質量%、1質量%、10質量%濃度になるように添加し、そこに105~6CFU/mLになるように各細菌を混合して、32.5℃で24時間培養後、混釈法により菌数を測定した。エンメイソウ抽出物0質量%(試料添加なし)の菌数と比較して、菌数が±0.5Log未満であるものを◎、0.5Log以上~2Log未満の菌数差があったものを○、2Log以上~5Log未満の菌数差があったものを△、細菌が死滅したものを×とした。
(2)結果
各細菌の菌数の測定結果を表1に示す。
表1に示す通り、エンメイソウ抽出物は、試料添加なしのサンプルと比較して菌数への影響はほぼなく、皮膚常在菌に対して影響を与えないことが分かった。この結果から、エンメイソウ抽出物には、皮膚常在菌の生育状態の維持作用があることが確認できた。
また、実験例1と実験例2の結果から、エンメイソウ抽出物は、皮膚常在菌による炎症を抑制するにも関わらず、皮膚常在菌の生育状態の維持作用があることが分かった。即ち、エンメイソウ抽出物は、皮膚細菌叢のバランスは保ったままで、炎症のみを抑制できることが分かった。なお、エンメイソウ抽出物の皮膚常在菌による炎症を抑制する作用のメカニズムは定かではないが、少なくとも皮膚常在菌を殺菌したり、皮膚常在菌の増殖を抑制したりすることで炎症を抑制するような作用機序ではないことが推定された。
<実施例1~6>
実施例1~6では、エンメイソウ抽出物を含有する医薬品、医薬部外品、および化粧料を調製した。なお、エンメイソウ抽出物としては、50%含水エタノール抽出物の他に、前記<エンメイソウ抽出物の調製>の条件に準じ、抽出溶媒のみを30%含水エタノール、70%含水エタノール、50%含水1,3-ブチレングリコール、水100%に変更したものを用いた。
[実施例1:外用液剤]
以下の製法により、外用液剤を調製した。
(製法)
A.下記成分(1)~(7)を混合溶解した。
B.下記成分(8)~(11)を混合溶解した。
C.AにBを加え混合し、実施例1に係る外用液剤を得た。
(1)クエン酸:0.05質量%
(2)クエン酸ナトリウム:0.2質量%
(3)ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50%)液:0.5質量%
(4)グリセリン:3.0質量%
(5)1,3-ブチレングリコール:8.0質量%
(6)エンメイソウ50%含水エタノール抽出物:0.5質量%
(7)精製水:残量
(8)エタノール:10.0質量%
(9)香料:0.05質量%
(10)メチルパラベン:0.1質量%
(11)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン:0.5質量%
[実施例2:乳液]
下記の製法により、乳液を調製した。
(製法)
A.下記成分(1)~(10)を加熱溶解し、70℃に保った。
B.下記成分(11)~(17)を加熱溶解し、70℃に保った。
C.AにBを加え乳化し、更に下記成分(18)を加え混合した。
D.Cを冷却し、下記成分(19)を加え混合し、実施例2に係る乳液を得た。
(1)ステアリン酸:1.0質量%
(2)セタノール:0.5質量%
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン:0.5質量%
(4)流動パラフィン:2.0質量%
(5)スクワラン:3.0質量%
(6)ホホバ油:3.0質量%
(7)パルミチン酸セチル:0.2質量%
(8)メチルパラベン:0.15質量%
(9)モノステアリン酸ソルビタン:0.3質量%
(10)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン:0.5質量%
(11)トリエタノールアミン:0.5質量%
(12)1,3-ブチレングリコール:15.0質量%
(13)グリセリン:3.0質量%
(14)ポリエチレングリコール6000:0.5質量%
(15)エンメイソウ30%含水エタノール抽出物:0.1質量%
(16)アスコルビン酸リン酸マグネシウム:0.5質量%
(17)精製水:残量
(18)カルボキシルビニルポリマー1%溶液:8.0質量%
(19)香料:0.1質量%
[実施例3:軟膏]
以下の製法により軟膏を調製した。
(製法)
A.下記成分(1)~(13)を加熱溶解し、70℃に保った。
B.下記成分(14)~(19)を加熱溶解し、70℃に保った。
C.AにBを加え乳化し、更に下記成分(20)を加え混合した。
D.Cを冷却し、下記成分(21)を加え混合し、実施例3に係る軟膏を得た。
(1)ステアリン酸:2.5質量%
(2)セタノール:2.5質量%
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン:2.0質量%
(4)ワセリン:2.0質量%
(5)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル:2.0質量%
(6)ミリスチン酸イソトリデシル:5.0質量%
(7)流動パラフィン:8.0質量%
(8)スクワラン:5.0質量%
(9)ミツロウ:1.0質量%
(10)パルミチン酸セチル:2.0質量%
(11)セスキオレイン酸ソルビタン:0.5質量%
(12)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン:1.5質量%
(13)フェノキシエタノール:0.3質量%
(14)トリエタノールアミン:1.2質量%
(15)1,3-ブチレングリコール:8.0質量%
(16)グリセリン:2.0質量%
(17)ポリエチレングリコール20000:0.5質量%
(18)エンメイソウ70%含水エタノール抽出物:1.0質量%
(19)精製水:残量
(20)カルボキシルビニルポリマー1%溶液:10.0質量%
(21)香料:0.3質量%
[実施例4:美容液]
下記の製法により、美容液を調製した。
(製法)
A.下記成分(1)~(8)を混合溶解した。
B.下記成分(9)~(18)を混合溶解した。
C.BにAを加え混合し、実施例4に係る美容液を得た。
(1)トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル:0.1質量%
(2)メドウホーム油:0.05質量%
(3)ホホバ油:0.05質量%
(4)フェノキシエタノール:0.2質量%
(5)香料:0.2質量%
(6)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン:0.5質量%
(7)イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.):1.5質量%
(8)エタノール:5.0質量%
(9)グリセリン:4.0質量%
(10)ジプロピレングリコール:8.0質量%
(11)1,3-ブチレングリコール:8.0質量%
(12)乳酸ナトリウム:0.5質量%
(13)ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50%)液:0.5質量%
(14)エンメイソウ50%含水1,3-ブチレングリコール抽出物:10.0質量%
(15)アルブチン:0.2質量%
(16)ヒドロキシエチルセルロース:0.08質量%
(17)アルギン酸ナトリウム:0.05質量%
(18)精製水:残量
[実施例5:パック]
以下の製法により、パックを調製した。
(製法)
A.下記成分(1)~(6)を加熱溶解した。
B.下記成分(7)~(11)を混合溶解した。
C.Aを冷却後、Bを加え混合し、実施例5に係るパックを得た。
(1)ポリビニルアルコール:12.0質量%
(2)メチルセルロース:0.1質量%
(3)グリセリン:3.0質量%
(4)1,3-ブチレングリコール:5.0質量%
(5)エンメイソウ水抽出物:5.0質量%
(6)精製水:残量
(7)香料:0.05質量%
(8)メチルパラベン:0.05質量%
(9)トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル:0.1質量%
(10)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン:1.0質量%
(11)エタノール:13.0質量%
[実施例6:リキッドファンデーション(O/W型)]
以下の製法により、リキッドファンデーションを調製した。
(製法)
A.下記成分(1)~(7)を加熱溶解した。
B.Aに下記成分(8)~(11)を加え、均一に混合し、70℃に保った。
C.下記成分(12)~(16)を加熱溶解し、70℃に保った。
D.CにBを加えて乳化した。
E.Dを冷却後、下記成分(17)を加え混合し、実施例6に係るリキッドファンデーション(O/W型)を得た。
(1)ステアリン酸:2.0質量%
(2)セタノール:0.5質量%
(3)ベヘニルアルコール:1.0質量%
(4)ワセリン:2.5質量%
(5)流動パラフィン:5.0質量%
(6)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン:1.0質量%
(7)フェノキシエタノール:0.25質量%
(8)酸化チタン:6.0質量%
(9)着色顔料:4.0質量%
(10)マイカ:2.0質量%
(11)タルク:4.0質量%
(12)カルボキシメチルセルロース:0.2質量%
(13)ベントナイト:0.4質量%
(14)エンメイソウ50%含水エタノール抽出物:0.01質量%
(15)1,3-ブチレングリコール:8.0質量%
(16)精製水:残量
(17)香料:0.3質量%

Claims (11)

  1. エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を有効成分とする、皮膚常在菌の生育状態を維持する剤。
  2. エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を有効成分とする、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する剤。
  3. 皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する、請求項1に記載の剤。
  4. 前記皮膚常在菌が、エンテロコッカス属細菌である、請求項1から3のいずれか一項に記載の剤。
  5. TNF-αの産生を抑制する、請求項1から4のいずれか一項に記載の剤。
  6. 前記エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物が、含水アルコール抽出物である、請求項1から5のいずれか一項に記載の剤。
  7. 前記エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物が、アルコール濃度30~70%(V/V)の含水アルコール抽出物である、請求項6に記載の剤。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の剤を含有する、化粧料、医薬品、または医薬部外品。
  9. 前記エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物の含有量が、乾燥固形分換算として、0.00001質量%以上である、請求項8に記載の化粧料、医薬品、または医薬部外品。
  10. エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を、皮膚に塗布する工程を含む、皮膚常在菌の生育を維持する方法。
  11. エンメイソウ(Isodon japonicus)の抽出物を、皮膚に塗布する工程を含む、皮膚常在菌による皮膚の炎症を抑制する方法。
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