JP2023113421A - 表示装置 - Google Patents

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明 柴崎
Akira Shibazaki
義人 橋本
Yoshito Hashimoto
文一 下敷領
Bunichi Shimoshikiryo
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Abstract

Figure 2023113421000001
【課題】フレーム期間が長い場合でも、フリッカが認識されるのを防止することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置100は、画像を表示する表示パネル10と、画像信号に基づいて、表示パネル10に表示する画像を書き換えるゲート駆動回路12及びソース駆動回路13と、画像が書き換えられる時間間隔であるリフレッシュ期間の長さを制御する制御回路20とを備える。制御回路20は、表示パネル10に表示する画像が、2回以上の所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、リフレッシュ期間を、制御回路20に入力される画像信号の時間間隔であるフレーム期間とは異なる長さに決定する。
【選択図】図1

Description

本開示は、表示装置に関する。
従来、リフレッシュ期間の長さを変更する表示装置が知られている。このような表示装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の表示装置は、画像が書き換えられる周波数であるリフレッシュ周波数を、240Hz、60Hz、及び1Hzの間で変更する。そして、表示装置は、新しい画像信号がホストデバイスから供給されない場合、垂直帰線期間を延長することによってリフレッシュ周波数を低下させる。そして、この表示装置は、垂直帰線期間にレベルがHighとなり、垂直帰線期間以外の期間にレベルがLowとなるティアリング効果信号を、ホストデバイスに送信する。ホストデバイスは、ティアリング効果信号のレベルがLowからHighに立ち上がる時に、表示装置への画像信号の書き込みを行う。これにより、ホストデバイスから表示装置に画像を入力する周期であるフレーム期間と、表示装置が画像を書き換える周期であるリフレッシュ期間とが等しくなる。
米国特許出願公開第2017/0193971号明細書
ここで、上記特許文献1に記載の表示装置のように、リフレッシュ周波数が1Hzで駆動している場合(リフレッシュ期間が長い場合)、表示装置における画素の薄膜トランジスタのオフの期間が長くなるため、輝度変化が大きくなる。このため、フレーム期間が長い場合、表示装置上で、フリッカが認識されやすくなる。
そこで、本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、フレーム期間が長い場合でも、フリッカが認識されるのを防止することが可能な表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明者は鋭意検討した結果、同一の画像が同一の周期で繰り返し書き換えられた場合に、フリッカが認識されやすくなる(フリッカ値が悪化する)ことを発見した。この点に着目して、本願発明者は、画像を表示する表示パネルと、画像信号に基づいて、前記表示パネルに表示する画像を書き換える駆動部と、前記表示パネルに表示する画像を前記駆動部によって書き換える時間間隔であるリフレッシュ期間の長さを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により2回以上の所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、前記リフレッシュ期間を、前記制御部に入力される画像信号の時間間隔であるフレーム期間とは異なる長さに決定する本開示の一の態様に係る表示装置の構成を見出した。
上記構成の表示装置によれば、フレーム期間が長い場合でも、表示パネルに表示する画像が所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、リフレッシュ期間がフレーム期間とは異なる長さに決定される。これにより、リフレッシュ期間が変化するので、同一の画像がフレーム期間ごとに継続して繰り返して書き換えられるのを防止することができ、フレーム期間が長い場合でも、フリッカが認識されるのを防止することができる。
図1は、第1実施形態における表示装置100の概略構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態によるソース信号の波形及び垂直同期信号の波形の一例を示す図である。 図3は、動きなし検出信号を取得した場合のリフレッシュ期間Trの一例を説明するための図である。 図4は、第1実施形態によるフレーム数と極性とリフレッシュ期間との関係の一例を示す図である。 図5Aは、第1実施形態の実施例による輝度波形の一例である。 図5Bは、第1比較例による輝度波形の一例である。 図5Cは、第1実施形態の実施例及び第1比較例のフリッカ値の周波数特性の一例である。 図6は、第1実施形態の第1変形例による表示装置200のブロック図である。 図7Aは、第1変形例による輝度波形の一例である。 図7Bは、第1変形例のフリッカ値の周波数特性の一例である。 図8は、第1実施形態の第2変形例による表示装置300のブロック図である。 図9は、第2実施形態による表示装置400のブロック図である。 図10は、第2実施形態によるフレーム期間とリフレッシュ期間との関係の一例を示す図である。 図11Aは、第2実施形態の実施例による輝度波形の一例である。 図11Bは、第2比較例による輝度波形の一例である。 図11Cは、第2実施形態の実施例のフリッカ値の周波数特性の一例である。 図11Dは、第2比較例のフリッカ値の周波数特性の一例である。 図12は、第3実施形態による表示装置500のブロック図である。 図13は、第3実施形態の変形例による表示装置600のブロック図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本開示は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本開示の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。また、以下の説明において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。また、実施形態および変形例に記載された各構成は、本開示の要旨を逸脱しない範囲において適宜組み合わされてもよいし、変更されてもよい。また、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。
[第1実施形態]
(表示装置の全体構成)
図1は、第1実施形態における表示装置100の概略構成を示すブロック図である。表示装置100は、図示しないホストコントローラ(以下、「ホスト」という)から供給される画像信号(R、G、B)に基づいて、画像(映像)を表示する装置である。表示装置100は、例えば、パーソナルコンピューター、タブレット端末、スマートフォン、スマートウォッチ、及びテレビジョン装置である。表示装置100は、表示パネル10と、制御回路20と、操作部30とを備える。操作部30は、ユーザからの入力操作を受け付けるデバイスであり、例えば、キーボード、マイク、マウス、及びタッチパネルの少なくとも1つを含む。
図1に示すように、表示パネル10は、液晶ディスプレイ11と、ゲート駆動回路12と、ソース駆動回路13とを含む。液晶ディスプレイ11は、マトリクス状に配置された複数の画素を有する。複数の画素の各々には、複数のTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)と、画素電極と、対向電極とが設けられている。ゲート駆動回路12は、制御回路20から供給される制御信号(垂直同期信号など)に応じて、各行のTFTに順次ゲート信号を供給する。ソース駆動回路13は、制御回路20から供給される画像信号及び制御信号(水平同期信号など)に応じて、TFTを介して画素電極にソース信号を供給する。これにより、ゲート駆動回路12及びソース駆動回路13は、入力される画像信号に応じて、液晶ディスプレイ11に表示する画像をフレーム毎に書き換える。
図2は、第1実施形態によるソース信号の波形及び垂直同期信号の波形の一例を示す図である。図2に示すように、ソース駆動回路13は、1フレームごとに極性を正極性(+)と負極性(-)とで反転させて、表示パネル10に表示する画像の書き換えを行う。
図1に示すように、制御回路20は、フレームメモリ部21と、メモリコントローラ部22と、動き検出部23と、タイミング生成部24と、を含む。制御回路20は、例えば、集積回路により構成されている。図1では、制御回路20を機能ブロックとして図示しているが、制御回路20内の各機能が別個のハードウェアとして構成されていてもよい。
フレームメモリ部21は、少なくとも1フレームの全体の各画素の画像信号(R、G、及びBの各々の画素値(階調))が記憶されるメモリである。メモリコントローラ部22は、フレームメモリ部21に対して、画像信号を書き込む処理及び読み出す処理を行う。詳細には、メモリコントローラ部22は、ホストから画像信号を受信し、当該画像信号をフレームメモリ部21に記憶させる。そして、メモリコントローラ部22は、タイミング生成部24の指令に応じて、フレームメモリ部21から画像信号を読み出して、ソース駆動回路13に当該画像信号を供給する。
動き検出部23は、ホストから画像信号を受信する。そして、動き検出部23は、第1実施形態では、現在入力中の画像信号と、直前に入力された画像信号とを比較し、現在入力中の画像信号と直前に入力された画像信号との間の変化(動き)の有無を検出する。すなわち、動き検出部23は、現在入力中の画像信号と、直前に入力された画像信号とが同一の画像か否かを判定する。例えば、動き検出部23は、現在入力中の画像信号における全画素の画素値(階調)が、直前に入力された画像信号における全画素の画素値(階調)と、それぞれ等しい場合、現在入力中の画像信号と直前に入力された画像信号とが同一の画像であると判断する。そして、動き検出部23は、所定の回数連続して、同一の画像であった場合、動きなし検出信号を、タイミング生成部24に送信する。第1実施形態では、所定の回数は、3回以上の数であり、一例としては、8回である。
タイミング生成部24は、ホストから画像信号を受信する。タイミング生成部24は、画像信号に基づいて、ゲート駆動回路12及びソース駆動回路13の各々に供給する制御信号(垂直同期信号、水平同期信号など)を生成する。そして、タイミング生成部24は、ゲート駆動回路12に垂直同期信号を含む制御信号を送信し、ソース駆動回路13に水平同期信号を含む制御信号を送信する。
図3は、動きなし検出信号を取得した場合のリフレッシュ期間Trの一例を説明するための図である。図3に示すように、第1実施形態では、タイミング生成部24は、ゲート駆動回路12及びソース駆動回路13によって、画像が書き換えられる時間間隔であるリフレッシュ期間Trの長さを制御する。言い換えると、タイミング生成部24は、画像が書き換えられる周波数であるリフレッシュ周波数(リフレッシュレート)を変化させる。
例えば、タイミング生成部24は、60Hz以上のリフレッシュ周波数で動作する通常モードを実行中に、操作部30に対して所定の期間継続して入力操作が行われない場合に、通常モードから、5Hz以下のリフレッシュ周波数(0.2秒以上のリフレッシュ期間Tr)で動作する休止モードに切り替える。すなわち、休止モードでは、フレーム期間Tfが0.2秒以上の長さに設定される。また、タイミング生成部24は、休止モードを実行中に、操作部30に対して入力操作が行われた場合は、休止モードから通常モードに切り替える。なお、「通常モード」と「休止モード」との切替えに関する制御は、制御回路20ではなく、ホストにより実行されてもよい。
図2に示すように、タイミング生成部24は、通常モードでは、リフレッシュ周波数を、ホストから入力される画像信号の繰り返し周波数であるフレーム周波数(フレームレート)に一致させる。例えば、タイミング生成部24は、フレーム周波数が60Hzから120Hzに変化した場合に、リフレッシュ周波数を60Hzから120Hzに変化させる。
図3に示すように、タイミング生成部24は、休止モードにおいて、動き検出部23から動きなし検出信号を取得した場合に、リフレッシュ期間Trを、入力される画像信号の時間間隔であるフレーム期間Tfとは異なる長さに決定する。また、タイミング生成部24は、動きなし検出信号を取得していない場合は、リフレッシュ期間Trをフレーム期間Tfと等しい長さに決定する。
また、図3に示すように、第1実施形態では、タイミング生成部24は、リフレッシュ期間Trがフレーム期間Tfとは異なる長さの第1期間Tr1で画像を書き換える第1の書き換え処理と、フレーム期間Tfと等しい第2期間Tr2で画像を書き換える第2の書き換え処理と、を時分割で実行する。例えば、第1期間Tr1は、フレーム期間Tfよりも短い期間である。これにより、2種類のリフレッシュ期間Trによる画像の書き換えが、時分割で実行されるので、単一のリフレッシュ期間によって画像の書き換えが実行される場合に比べて、フリッカが認識されにくくなる。
図4は、第1実施形態によるフレーム数と極性とリフレッシュ期間との関係の一例を示す図である。図4に示すように、第1実施形態では、タイミング生成部24は、第1の書き換え処理と、第2の書き換え処理とを交互に実行する。タイミング生成部24は、第1の書き換え処理と第2の書き換え処理とを、偶数のフレーム毎に切り替える。図4に示す例の場合、第1の書き換え処理において、画像の書き換えを6回(6フレーム)行った後、第2の書き換え処理を開始し、第2の書き換え処理において、画像の書き換えを2回(2フレーム)行った後、第1の書き換え処理を開始する。
また、タイミング生成部24は、正極性で書き換えを行うリフレッシュ期間Trの合計の長さと、負極性で書き換えを行うリフレッシュ期間Trの合計の長さとの差分の長さが、フレーム期間Tfよりも短くなるように、リフレッシュ期間Trを決定する。この結果、表示パネル10上の画素の極性が正極性または負極性のいずれかに偏らないので、極性の偏りに起因したフリッカを抑制することができる。図3に示す例の場合、タイミング生成部24は、第2期間Tr2(リフレッシュ周波数が1Hz)による画像の書き換えを2回行った(第2の書き換え処理を行った)後、第1期間Tr1(リフレッシュ周波数が3Hz)による画像の書き換えを6回行い(第1の書き換え処理を行い)、これらを繰り返す。ここで、図4に示すように、ソース駆動回路13は、1フレームごとに極性を反転させて、画像の書き換えを行う。これにより、正極性で書き換えを行うリフレッシュ期間Trの合計の長さ(2秒)と、負極性で書き換えを行うリフレッシュ期間Trの合計の長さ(2秒)との差分の長さが0秒となり、当該差分の長さは、フレーム期間Tf(1秒)よりも短くなる。
[第1実施形態のフリッカ値の測定結果]
次に、図5A、図5B、及び図5Cを参照して、第1実施形態の実施例及び第1比較例におけるフリッカ値の測定結果について説明する。
ここで、本願明細書における「フリッカ値」の測定機器としては、コニカミノルタ株式会社製の輝度測定装置CA-410を用いることができる。そして、「フリッカ値」は、コニカミノルタ株式会社製の輝度測定装置CA-410の「技術資料第2版」(2018年9月1日)に記載の「JEITA方式フリッカ測定」によって測定されたものである。なお、「JEITA方式フリッカ測定」によって測定された「フリッカ値」は、「JEITA値」ともいう。また、後述する「フリッカ値」も、上記と同様の方法により測定されたものである。
図5Aは、第1実施形態の実施例による輝度波形の一例である。図5Bは、第1比較例による輝度波形の一例である。図5Cは、第1実施形態の実施例及び第1比較例のフリッカ値の周波数特性の一例である。図5Aに示すように、第1実施形態の実施例は、画素値(階調)は「64」であり、フレーム期間は、1秒(フレーム周波数が1Hz)であり、第2期間Tr2(リフレッシュ周波数が1Hz)による画像の書き換えを2回行った(第2の書き換え処理を行った)後、第1期間Tr1(リフレッシュ周波数が3Hz)による画像の書き換えを6回行い(第1の書き換え処理を行い)、これらを繰り返す。図5Bに示すように、第1比較例は、画素値(階調)は「64」であり、フレーム期間とリフレッシュ期間とは共に、1秒(フレーム周波数が1Hz)である。
図5Cに示すように、第1比較例によるフリッカ値(JEITA値)の最低値は、-46dBとなった。これに対して、第1実施形態の実施例によるフリッカ値(JEITA値)の最低値は、-52dBとなった。従って、第1実施形態の実施例は、第1比較例に比べて、フリッカ値が6dB改善され、フリッカが認識されにくくなっていることが判明した。この結果、第1実施形態によれば、フレーム期間Tfが長い場合でも、フリッカが認識されるのを防止することができる。
[第1実施形態の第1変形例]
次に、図6を参照して、第1実施形態の第1変形例による表示装置200の構成について説明する。図6は、第1実施形態の第1変形例による表示装置200のブロック図である。第1変形例は、フレーム期間とは異なる1種類のリフレッシュ期間を決定する例である。
図6に示すように、表示装置200は、制御回路220を含む。制御回路220は、動き検出部223と、タイミング生成部224とを含む。動き検出部223は、表示パネル10において2回以上連続して同一の画像に書き換えられる場合に、動きなし検出信号をタイミング生成部224に出力する。タイミング生成部224は、動きなし検出信号を取得した場合に、リフレッシュ期間Trをフレーム期間Tfよりも短い期間に設定する。例えば、フレーム期間Tfが1秒(フレーム周波数が1Hz)の場合、リフレッシュ期間Trを3分の1秒(リフレッシュ周波数を3Hz)に決定する。なお、第1変形例によるその他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。
[第1実施形態の第1変形例のフリッカ値の測定結果]
次に、図5B、図5C、図7A、及び図7Bを参照して、第1実施形態の第1変形例及び第1比較例におけるフリッカ値の測定結果について説明する。
図7Aは、第1変形例による輝度波形の一例である。図7Bは、第1変形例のフリッカ値の周波数特性の一例である。図7Aに示すように、第1変形例は、画素値(階調)は「64」であり、フレーム期間は、1秒(フレーム周波数は1Hz)であり、リフレッシュ期間は、3分の1秒(リフレッシュ周波数は3Hz)である。
図7Bに示すように、第1変形例によるフリッカ値(JEITA値)の最低値は、-51dBとなった。上記したように、図5Cに示す第1比較例によるフリッカ値の最低値は、-46dBである。従って、第1変形例は、第1比較例に比べて、5dB改善され、フリッカが認識されにくくなっていることが判明した。
[第1実施形態の第2変形例]
次に、図8を参照して、第1実施形態の第2変形例による表示装置300の構成について説明する。図8は、第1実施形態の第2変形例による表示装置300のブロック図である。第2変形例は、フレーム期間が3分の1秒(フレーム周波数が3Hz)の場合の例である。
図8に示すように、表示装置300は、制御回路320を含む。制御回路320は、動き検出部323と、タイミング生成部324とを含む。動き検出部323は、表示パネル10において12回以上連続して同一の画像に書き換えられる場合に、動きなし検出信号をタイミング生成部324に出力する。タイミング生成部324は、リフレッシュ期間Trをフレーム期間Tfと等しい第1期間Tr11に設定し、リフレッシュ期間Trをフレーム期間Tfよりも長い第2期間Tr12に設定する。
例えば、フレーム期間が3分の1秒(フレーム周波数が3Hz)であり、第2期間Tr12(リフレッシュ周波数が1Hz)による画像の書き換えを2回行った(第2の書き換え処理を行った)後、第1期間Tr11(リフレッシュ周波数が3Hz)による画像の書き換えを6回行い(第1の書き換え処理を行い)、これらを繰り返す。なお、第2変形例によるその他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。また、第1実施形態の第2変形例の実施例によるフリッカ値は、第1実施形態の実施例によるフリッカ値と同様であり「-52dB」である(図5C参照)。従って、フレーム周波数の3Hzにリフレッシュ周波数が等しい3Hzの場合(図7A及び図7B参照)の「-51dB」に比べて、第2変形例では、1dB改善され、第2変形例においてもフリッカが認識されにくくなる。
[第2実施形態]
次に、図9及び図10を参照して、第2実施形態による表示装置400の構成について説明する。第2実施形態では、動きなし検出信号を取得した場合に、互いに異なる3つのリフレッシュ周期を決定する。なお、第1実施形態の構成と同一の構成には、第1実施形態と同じ符号を用いて説明を省略する。
図9は、第2実施形態による表示装置400のブロック図である。図9に示すように、表示装置400は、制御回路420を含む。制御回路420は、動き検出部423と、タイミング生成部424とを含む。動き検出部423は、表示パネル10において20回以上連続して同一の画像に書き換えられる場合に、動きなし検出信号をタイミング生成部424に出力する。
図10は、第2実施形態によるフレーム期間とリフレッシュ期間との関係の一例を示す図である。図10に示すように、タイミング生成部424は、動きなし検出信号を取得した場合、リフレッシュ期間を、フレーム期間Tf2よりも短い第1期間Tr21と、フレーム期間Tfと等しい第2期間Tr22と、フレーム期間Tfよりも長い第3期間Tr23とに決定する。
また、図10に示すように、第1期間Tr21による書き換え回数は、2回であり、第1期間Tr21によって書き換える処理(第1の書き換え処理)を行う期間の合計は、2秒である。また、第2期間Tr22による書き換え回数は、12回であり、第2期間Tr22によって書き換える処理(第2の書き換え処理)を行う期間の合計は、6秒である。また、第3期間Tr23による書き換え回数は、6回であり、第3期間Tr23によって書き換える処理(第3の書き換え処理)を行う期間の合計は、2秒である。これにより、タイミング生成部424は、動きなし検出信号を取得していない場合の書き換え回数(図10の入力された画像信号の書き換え回数:20回)と、動きなし検出信号を取得した場合の書き換え回数(図10の出力される画像信号の書き換え回数:20回)と、が等しくなる。これにより、書き換える回数が増加しないので、電力消費を増大させないで、フリッカを認識されにくくすることができる。なお、第2実施形態によるその他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。
[第2実施形態の実施例におけるフリッカ値の測定結果]
次に、図11A~図11Dを参照して、第2実施形態の実施例及び第1比較例におけるフリッカ値の測定結果について説明する。
図11Aは、第2実施形態の実施例による輝度波形の一例である。図11Bは、第2比較例による輝度波形の一例である。図11Cは、第2実施形態の実施例のフリッカ値の周波数特性の一例である。図11Dは、第2比較例のフリッカ値の周波数特性の一例である。第2実施形態の実施例では、画素値(階調)を「128」とし、図10に示すリフレッシュ期間により、画像を書き換える。第2比較例では、画素値(階調)を「128」とし、フレーム期間とリフレッシュ期間とが共に0.5秒として、画像を書き換える。
図11Dに示すように、第2比較例によるフリッカ値(JEITA値)の最低値は、-42dBとなった。これに対して、図11Cに示すように、第2実施形態の実施例によるフリッカ値(JEITA値)の最低値は、-44dBとなった。従って、第2実施形態の実施例は、第2比較例に比べて、2dB改善され、フリッカが認識されにくくなっていることが判明した。
[第3実施形態]
次に、図12を参照して、第3実施形態による表示装置500の構成について説明する。第3実施形態では、動きなし検出信号を取得した場合に、2以上の互いに異なる任意の数のリフレッシュ期間を決定する。すなわち、第3実施形態は、連続して書き換えられる同一の画像の数に応じて、任意の数のリフレッシュ期間を決定する。なお、第1実施形態又は第2実施形態の構成と同一の構成には、第1実施形態又は第2実施形態と同じ符号を用いて説明を省略する。
図12は、第3実施形態による表示装置500のブロック図である。図12に示すように、表示装置500は、制御回路520を含む。制御回路520は、動き検出部523と、タイミング生成部524とを含む。動き検出部523は、表示パネル10において2回以上連続して同一の画像に書き換えられる場合に、同一の画像の数をタイミング生成部524に出力する。
タイミング生成部524は、Mを2以上の自然数とし、フレーム期間の長さをTFとして、TFのM倍の期間連続して同一の画像が書き換えられる場合に、nを2以上の自然数として、n個のリフレッシュ期間を決定する。そして、タイミング生成部524は、kを自然数として、k番目のリフレッシュ期間の長さを、Tkとし、Tkを有するリフレッシュ期間で表示パネル10に表示する画像が書き換えられる回数を、Nkとすると、下記式(1)を充たすように、n個のリフレッシュ期間を決定する。また、Nkは、Tkを有するリフレッシュ期間で表示パネル10に表示する画像が連続して書き換えられる回数である。
Figure 2023113421000002
すなわち、タイミング生成部524は、連続して書き換えられる同一の画像の数と、TFとに基づいて、Mを決定する。そして、タイミング生成部524は、上記式(1)を満たすように、n、Tk、及びNkの値を決定する。n、Tk、及びNkの値は、予め制御回路520の図示しない記憶部に、TF及びMに関連付けて記憶されていてもよい。この場合、タイミング生成部524は、TF及びMに基づいて制御回路520の記憶部を参照して、n、Tk、及びNkの値を取得する。そして、タイミング生成部524は、取得したn、Tk、及びNkの値に基づいて、画像の書き換えを実行する。
例えば、タイミング生成部524は、nを偶数として、n個のリフレッシュ期間を決定し、n個のリフレッシュ期間が書き換えられる回数(Nk)を、それぞれ偶数回に決定する。TFが1秒、Mが6の場合、タイミング生成部524は、nを2、T(k=1)を3分の1秒、N(k=1)を6回、T(k=2)を1秒、N(k=2)を2回に決定する。この場合、表示装置500は、第1実施形態の実施例と同様の動作を行うので、フリッカが認識されにくくなる。
また、例えば、タイミング生成部524は、nを奇数として、n個のリフレッシュ期間を決定する。TFが0.5秒、Mが20の場合、タイミング生成部524は、nを3、T(k=1)を3分の1秒、N(k=1)を6回、T(k=2)を0.5秒、N(k=2)を12回、T(k=3)を1秒、N(k=3)を2回、に決定する。この場合、表示装置500は、第2実施形態の実施例と同様の動作を行うので、フリッカが認識されにくくなる。
[第3実施形態の変形例]
次に、図13を参照して、第3実施形態の変形例による表示装置600の構成について説明する。図13は、第3実施形態の変形例による表示装置600のブロック図である。
図13に示すように、表示装置600は、制御回路620を含む。制御回路620は、動き検出部623及びタイミング生成部624を含む。タイミング生成部624は、nを奇数に決定する場合、n個のリフレッシュ期間が書き換えられる回数(Nk)を、それぞれ奇数回に決定する。例えば、TFが0.5秒、Mが9の場合、タイミング生成部624は、nを3、T(k=1)を3分の1秒、N(k=1)を3回、T(k=2)を0.5秒、N(k=2)を3回、T(k=3)を1秒、N(k=3)を3回、に決定する。この場合、表示パネル10において極性が偏らないので、フリッカが認識されにくくなる。
[変形例]
以上、発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。以下、上述した実施の形態の変形例について説明する。
(1)上記第1~第3実施形態では、制御回路に動き検出部を設けて、現在入力中の画像信号と、直前に入力された画像信号または直後に入力される画像信号との間の変化の有無を検出する例を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、ホストコントローラが、上記の変化の有無を示す信号を出力する場合には、制御回路に当該信号を取得する情報取得部を設けてもよい。この場合、制御回路に、動き検出部を設ける必要がなくなる。
(2)上記第1~第3実施形態では、表示パネルに液晶ディスプレイを設ける例を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、表示パネルに有機ELディスプレイを設けてもよい。
(3)上記第1~第3実施形態では、ソース駆動回路から出力されるソース信号の極性を、1フレームごとに反転させる例を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、ソース信号の極性を、複数のフレームごとに反転させてもよい。
(4)上記第1~第3実施形態では、休止モードの場合(フレーム期間が0.2秒以上の場合)に、リフレッシュ期間を、フレーム期間とは異なる長さに決定する例を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、通常モードの場合(フレーム期間が0.2秒未満の場合)においても、リフレッシュ期間を、フレーム期間とは異なる長さに決定してもよい。
(5)上記第1~第3実施形態では、正極性で書き換えを行うリフレッシュ期間の合計の長さと、負極性で書き換えを行うリフレッシュ期間の合計の長さとの差分の長さを、0秒とする例を示したが、本開示はこれに限らない。すなわち、差分の長さがフレーム期間よりも短ければ、極性の偏りを防止する効果を有する。
(6)上記第1及び第2実施形態では、第1の切り替え処理において、複数回画像を切り替えた後に、第2の切り替え処理を実行する例を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、第1の切り替え処理において、1回画像を切り替えた後に、第2の切り替え処理を実行してもよい。すなわち、第1の切り替え処理、第2の切り替え処理(、及び第3の書き換え処理)は、1フレームごとに切り替えられてもよい。
上述した表示装置は、以下のように説明することもできる。
第1の構成に係る表示装置は、画像を表示する表示パネルと、画像信号に基づいて、表示パネルに表示する画像を書き換える駆動部と、表示パネルに表示する画像を駆動部によって書き換える時間間隔であるリフレッシュ期間の長さを制御する制御部とを備え、制御部は、表示パネルに表示する画像が、駆動部により2回以上の所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、リフレッシュ期間を、制御部に入力される画像信号の時間間隔であるフレーム期間とは異なる長さに決定する(第1の構成)。
(第1の構成)。
上記第1の構成によれば、フレーム期間が長い場合でも、表示パネルに表示する画像が所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、リフレッシュ期間がフレーム期間とは異なる長さに決定される。これにより、同一の画像がフレーム期間ごとに継続して繰り返して書き換えられるのを防止することができるので、フレーム期間が長い場合でも、フリッカが認識されるのを防止することができる(フリッカ値を改善することができる)。
第1の構成において、制御部は、表示パネルに表示する画像が、駆動部により所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、リフレッシュ期間をフレーム期間よりも短い期間に決定するように構成されてもよい(第2の構成)。
上記第2の構成によれば、リフレッシュ期間が短くなるので、フリッカが認識されにくくなる。
第1または第2の構成において、所定の回数は、3回以上の回数であってもよく、制御部は、表示パネルに表示する画像が、駆動部により所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、リフレッシュ期間がフレーム期間とは異なる長さの第1期間で、表示パネルに表示する画像を書き換える第1の書き換え処理と、リフレッシュ期間が第2期間で、表示パネルに表示する画像を書き換える第2の書き換え処理とを時分割で実行するように構成されてもよい(第3の構成)。
上記第3の構成によれば、2種類のリフレッシュ期間による画像の書き換えが、時分割で実行されるので、単一のリフレッシュ期間によって画像の書き換えが実行される場合に比べて、フリッカが認識されにくくなる。
第3の構成において、駆動部は、1フレームごとに極性を反転させて、前記表示パネルに表示する画像の書き換えを行うように構成されてもよく、制御部は、表示パネルに表示する画像が、駆動部により所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、第1の書き換え処理と第2の書き換え処理とを、表示パネルに表示する画像の書き換えを偶数回行った後に切り替えるように構成されてもよい(第4の構成)。
上記第4の構成によれば、表示パネル上の画素の極性が正極性または負極性のいずれかに偏らないので、極性の偏りに起因したフリッカを抑制することができる。
第2~第4の構成のいずれか1つにおいて、第1期間は、フレーム期間よりも短く、第2期間は、フレーム期間と等しく構成されてもよい(第5の構成)。
上記第5の構成によれば、第1期間がフレーム期間よりも短いことにより、フリッカが認識されにくくなり、第1期間と第2期間とが設けられることによって、単一のリフレッシュ期間によって画像の書き換えが実行される場合に比べて、フリッカが認識されにくくなる。
第3~第4の構成のいずれか1つにおいて、第1期間は、フレーム期間以下の長さであり、第2期間は、フレーム期間よりも長く構成されてもよい(第6の構成)。
上記第6の構成によれば、第2期間がフレーム期間よりも長いので、第1期間がフレーム期間以下の長さであっても、画像の切り替え回数が増大するのを防止することができる。この結果、電力消費を低減しながら、フリッカが認識されにくくすることができる。
第5の構成において、所定の回数は、4回以上の回数であってもよく、制御部は、表示パネルに表示する画像が、駆動部により所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、第1の書き換え処理と、第2の書き換え処理と、リフレッシュ期間がフレーム期間よりも長い第3期間で、表示パネルに表示する画像を書き換える第3の書き換え処理と、を時分割で実行するように構成されてもよい(第7の構成)。
上記第7の構成によれば、3つのリフレッシュ期間で画像が切り替えられるので、単一のリフレッシュ期間又は2つのリフレッシュ期間によって画像の書き換えが実行される場合に比べて、フリッカが認識されにくくなる。
第7の構成において、駆動部は、1フレームごとに極性を反転させて、表示パネルに表示する画像の書き換えを行うように構成されてもよく、所定の回数は、7回以上の回数であってもよく、制御部は、第1の書き換え処理と、第2の書き換え処理と、第3の書き換え処理とを、それぞれ、表示パネルに表示する画像の書き換えを偶数回行った後に切り替えるように構成されてもよい(第8の構成)。
上記第8の構成によれば、第1の書き換え処理と、第2の書き換え処理と、第3の書き換え処理とを行う場合でも、極性の偏りに起因したフリッカを抑制することができる。
第1~第9の構成のいずれか1つにおいて、駆動部は、1フレームごとに極性を反転させて、表示パネルに表示する画像の書き換えを行うように構成されてもよく、所定の回数は、3回以上の回数であってもよく、制御部は、表示パネルに表示する画像が、駆動部により所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、正極性で書き換えを行うリフレッシュ期間の合計の長さと、負極性で書き換えを行うリフレッシュ期間の合計の長さとの差分の長さが、フレーム期間よりも短くなるように、リフレッシュ期間を決定するように構成されてもよい(第10の構成)。
上記第10の構成によれば、表示パネル上の画素の極性が正極性または負極性のいずれかに偏らないので、極性の偏りに起因したフリッカを抑制することができる。
第1~第10の構成のいずれか1つにおいて、制御部は、Mを2以上の自然数とし、フレーム期間の長さをTFとして、TFのM倍の期間連続して同一の画像が書き換えられる場合に、nを2以上の自然数として、n個のリフレッシュ期間を決定し、kを自然数として、k番目のリフレッシュ期間の長さを、Tkとし、Tkを有するリフレッシュ期間で表示パネルに表示する画像が書き換えられる回数を、Nkとすると、上記式(1)を充たすように、n個のリフレッシュ期間を決定するように構成されてもよい(第11の構成)。
上記第11の構成によれば、同一の画像が任意の回数連続して書き換えられる場合でも、適切にリフレッシュ期間と当該リフレッシュ期間で書き換えられる回数とを決定することができる。
第11の構成において、Nkは、Tkを有するリフレッシュ期間で表示パネルに表示する画像が連続して書き換えられる回数であってもよい(第12の構成)。
上記第12の構成によれば、駆動部の駆動が複雑になるのを防止することができる。
第11または第12の構成において、制御部は、nを偶数として、n個のリフレッシュ期間を決定し、n個のリフレッシュ期間が書き換えられる回数を、それぞれ偶数回に決定するように構成されてもよい(第13の構成)。
上記第13の構成によれば、表示パネル上の画素の極性が正極性または負極性のいずれかに偏らないので、極性の偏りに起因したフリッカを抑制することができる。
第11または第12の構成において、制御部は、nを奇数として、n個のリフレッシュ期間を決定し、n個のリフレッシュ期間が書き換えられる回数を、それぞれ奇数回に決定する(第14の構成)。
上記第14の構成によれば、表示パネル上の画素の極性が正極性または負極性のいずれかに偏らないので、極性の偏りに起因したフリッカを抑制することができる。
第1~第14の構成のいずれか1つにおいて、制御部は、制御部に現在入力中の画像信号と、制御部に直前に入力された画像信号とを比較し、制御部に現在入力中の画像信号と制御部に直前に入力された画像信号との間の変化の有無を検出する検出部を含んでもよい(第15の構成)。
上記第15の構成によれば、表示パネルに表示する画像が所定の回数連続して同一の画像に書き換えられるか否かを、検出部により容易に判断することができる。
第1~第14の構成のいずれか1つにおいて、制御部は、制御部に現在入力中の画像信号と、制御部に直前に入力された画像信号または制御部に直後に入力される画像信号との間の変化の有無を示す情報を、ホストコントローラから取得する情報取得部を含む(第16の構成)。
上記第16の構成によれば、表示パネルに表示する画像が所定の回数連続して同一の画像に書き換えられるか否かの情報を、ホストコントローラから取得することができる。
第1~第16の構成のいずれか1つにおいて、制御部は、フレーム期間が0.2秒以上の長さの場合で、かつ、表示パネルに表示する画像が、駆動部により所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、リフレッシュ期間を、制御部に入力される画像信号の時間間隔であるフレーム期間とは異なる長さに決定するように構成されてもよい(第17の構成)。
上記第17の構成によれば、フレーム期間が0.2秒以上の長さの場合に、リフレッシュ期間がフレーム期間とは異なる長さに決定されるので、フリッカが認識されやすいフレーム期間になった場合に応じて、リフレッシュ期間を変更してフリッカが認識されにくくすることができる。
10…表示パネル、12…ゲート駆動回路、13…ソース駆動回路、20,220,320,420,520,620…制御回路、21…フレームメモリ部、22…メモリコントローラ部、23,223,323,423,523、623…動き検出部、24,224,324,424,524,624…タイミング生成部、100,200,300,400,500,600・・・表示装置,Tf…フレーム期間、Tr…リフレッシュ期間

Claims (16)

  1. 画像を表示する表示パネルと、
    画像信号に基づいて、前記表示パネルに表示する画像を書き換える駆動部と、
    前記表示パネルに表示する画像を前記駆動部によって書き換える時間間隔であるリフレッシュ期間の長さを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により2回以上の所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、前記リフレッシュ期間を、前記制御部に入力される画像信号の時間間隔であるフレーム期間とは異なる長さに決定する表示装置。
  2. 前記制御部は、前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により前記所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、前記リフレッシュ期間を前記フレーム期間よりも短い期間に決定する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記所定の回数は、3回以上の回数であり、
    前記制御部は、
    前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により前記所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、
    前記リフレッシュ期間が前記フレーム期間とは異なる長さの第1期間で、前記表示パネルに表示する画像を書き換える第1の書き換え処理と、
    前記リフレッシュ期間が第2期間で、前記表示パネルに表示する画像を書き換える第2の書き換え処理とを時分割で実行する請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記駆動部は、1フレームごとに極性を反転させて、前記表示パネルに表示する画像の書き換えを行い、
    前記制御部は、前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により前記所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、前記第1の書き換え処理と前記第2の書き換え処理とを、前記表示パネルに表示する画像の書き換えを偶数回行った後に切り替える、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第1期間は、前記フレーム期間よりも短く、
    前記第2期間は、前記フレーム期間と等しい、請求項2~4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記第1期間は、前記フレーム期間以下の長さであり、
    前記第2期間は、前記フレーム期間よりも長い、請求項2~4のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記所定の回数は、4回以上の回数であり、
    前記制御部は、
    前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により前記所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、
    前記第1の書き換え処理と、前記第2の書き換え処理と、前記リフレッシュ期間が前記フレーム期間よりも長い第3期間で、前記表示パネルに表示する画像を書き換える第3の書き換え処理とを時分割で実行する請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記駆動部は、1フレームごとに極性を反転させて、前記表示パネルに表示する画像の書き換えを行い、
    前記所定の回数は、7回以上の回数であり、
    前記制御部は、前記第1の書き換え処理と、前記第2の書き換え処理と、前記第3の書き換え処理とを、それぞれ、前記表示パネルに表示する画像の書き換えを偶数回行った後に切り替える請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記駆動部は、1フレームごとに極性を反転させて、前記表示パネルに表示する画像の書き換えを行い、
    前記所定の回数は、3回以上の回数であり、
    前記制御部は、
    前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により前記所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、
    正極性で書き換えを行う前記リフレッシュ期間の合計の長さと、負極性で書き換えを行う前記リフレッシュ期間の合計の長さとの差分の長さが、前記フレーム期間よりも短くなるように、前記リフレッシュ期間を決定する請求項1~8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記制御部は、
    Mを2以上の自然数とし、前記フレーム期間の長さをTFとして、TFのM倍の期間連続して同一の画像が書き換えられる場合に、
    nを2以上の自然数として、n個のリフレッシュ期間を決定し、
    kを自然数として、k番目の前記リフレッシュ期間の長さを、Tkとし、Tkを有するリフレッシュ期間で前記表示パネルに表示する画像が書き換えられる回数を、Nkとすると、下記式(1)を充たすように、前記n個のリフレッシュ期間を決定する請求項1~9のいずれか1項に記載の表示装置。
    Figure 2023113421000003
  11. 前記Nkは、前記Tkを有するリフレッシュ期間で前記表示パネルに表示する画像が連続して書き換えられる回数である請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記制御部は、nを偶数として、前記n個のリフレッシュ期間を決定し、前記n個のリフレッシュ期間が書き換えられる回数を、それぞれ偶数回に決定する請求項10または11に記載の表示装置。
  13. 前記制御部は、nを奇数として、前記n個のリフレッシュ期間を決定し、前記n個のリフレッシュ期間が書き換えられる回数を、それぞれ奇数回に決定する請求項10または11に記載の表示装置。
  14. 前記制御部は、前記制御部に現在入力中の画像信号と、前記制御部に直前に入力された画像信号とを比較し、前記制御部に現在入力中の画像信号と前記制御部に直前に入力された画像信号との間の変化の有無を検出する検出部を含む請求項1~13のいずれか1項に記載の表示装置。
  15. 前記制御部は、前記制御部に現在入力中の画像信号と、前記制御部に直前に入力された画像信号または前記制御部に直後に入力される画像信号との間の変化の有無を示す情報を、ホストコントローラから取得する情報取得部を含む請求項1~13のいずれか1項に記載の表示装置。
  16. 前記制御部は、前記フレーム期間が0.2秒以上の長さの場合で、かつ、前記表示パネルに表示する画像が、前記駆動部により前記所定の回数連続して同一の画像に書き換えられる場合に、前記リフレッシュ期間を、前記制御部に入力される画像信号の時間間隔であるフレーム期間とは異なる長さに決定する請求項1~15のいずれか1項に記載の表示装置。
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