JP2023113388A - 複合体、及びこの複合体を備えた気密パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋材の位置ずれを防止しつつ、蓋体と枠体とで区画される空間に優れた気密性を付与できるように蓋体を枠体に接合する。【解決手段】複合体は、枠体5と、枠体5上に設けられた蓋体6とを備える。蓋体6は、赤外光Lを透過可能なガラスで形成され、蓋体6と枠体5との間に、はんだ部9と金属粒子結合部10とが設けられ、はんだ部9と金属粒子接合部9とにより蓋体6と枠体5とが互いに接合されている。【選択図】図3

Description

本発明は、複合体、及びこの複合体を備えた気密パッケージに関し、特に赤外光を透過可能な蓋体と枠体との接合技術に関する。
例えばLEDなどの素子を周囲の環境から保護する目的で、枠体と、枠体上に設けられた蓋体とを備え、蓋体と枠体とで区画される空間が気密状態とされる気密パッケージと呼ばれる構造体が知られている。この種の構造体においては、長期間にわたって気密性を維持するために、ガスバリア性の高いガラスで蓋体を形成することが望ましい(何れも、特許文献1を参照)。
特開2020-1958号公報 特許第6417199号公報 特開2011-141158号公報
ところで、上述した素子を備えた装置には、赤外光を出射するレーザ素子を備えたものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。この種の装置においてもレーザ素子が置かれた空間を気密状態に保つことは重要であることから、上述した気密パッケージを適用することが望ましいと考えられる。一方で、上述のように、赤外光を出射可能なレーザ素子を気密パッケージで保護する場合、赤外光が透過可能な素材で蓋体を形成し、この蓋体を枠体と結合してなる複合体が必要になる。しかしながら、この種の素材は、一般的に他の物質との密着性に乏しいため、通常の接合手段では、蓋体と枠体とを十分に密着させた状態で接合することが難しい。
ここで、例えば特許文献3には、低融点はんだを用いて、ガラス製の赤外線透過窓を枠体である金属製缶に接合する方法が提案されている。はんだであれば、ガラス製窓と金属製缶の接合部における気密性を担保できる。しかし、はんだを接合材として使用する場合、はんだの融解に伴う相転移が不可避的に生じるため、蓋体を枠体上の所定位置に載置した状態で加熱する場合、加熱中に蓋体の位置ずれを生じるおそれがある。
以上の事情に鑑み、本発明は、蓋材の位置ずれを防止しつつ、蓋体と枠体とで区画される空間に優れた気密性を付与できるように蓋体を枠体に接合してなる複合体を得ることを、解決すべき技術課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係る複合体により達成される。すなわち、本発明に係る複合体は、枠体と、枠体上に設けられた蓋体とを備えた複合体であって、蓋体は、赤外光を透過可能なガラスで形成され、蓋体と枠体との間に、はんだ部と金属粒子結合部とが設けられ、はんだ部と金属粒子接合部とにより蓋体と枠体とが互いに接合される。
このように、本発明に係る複合体は、接合対象となる蓋体と枠体との間に、はんだ部と金属粒子結合部とを設けることにより、はんだ部の融解に伴う相転移が生じことによる位置ずれの影響を、金属粒子結合部により低減することができる。また、金属粒子結合部の内部空孔による気密性の低下を、はんだ部の高い気密性により回避できる。
また、本発明に係る複合体において、金属粒子結合部は、蓋体の周縁全域にわたって形成されてもよい。また、この場合、はんだ部は、金属粒子結合部の外側に設けられていてもよい。
蓋体が赤外光を透過可能なガラスで形成される場合、蓋体の周縁を除いた領域(中央側の領域)は、通常、赤外光の透過領域として用いられる。そのため、金属粒子結合部を蓋体の周縁全域にわたって形成し、かつはんだ部を金属粒子結合部の外側に設けることによって、はんだ部の内側(赤外光の透過領域側)への流動を金属粒子結合部で抑止することができる。よって、はんだ部が蓋体の赤外光透過領域に流れ込む事態を確実に防止して、赤外光の透過機能を担保することが可能となる。
また、本発明に係る複合体において、はんだ部は、金属粒子結合部と接していてもよい。
このようにはんだ部と金属粒子結合部とを接するように配置することによって、はんだ部を構成する金属と金属粒子を構成する金属との間で原子拡散が生じる。特にはんだ部が融解により液状化した状態では、金属粒子を構成する金属原子のはんだ部への拡散が促進される。そのため、はんだ部の融点上昇効果や延性上昇効果など金属粒子を構成する金属の特性をはんだ部に付与して、接合部としてのはんだ部に要求される特性を改善することが可能となる。
また、本発明に係る複合体において、はんだ部は、In、Sn、Bi、Ag、Auの中から選択される1種以上の金属で形成されてもよい。
このように、はんだ部を構成する金属として適切な1種以上の金属を用いることで、所定の特性を蓋体と枠体との接合部(はんだ部)に付与することができる。また、相対的に融点の低い金属を用いることで、比較的低い温度ではんだ部を融解させることができる。よって、はんだ部により接合される蓋体と枠体、あるいはこれら蓋体と枠体とで区画される空間に配置される部材(光学素子又は光学素子を含む部品など)に及ぼす熱の影響を最小限に抑えて、蓋体と枠体とを接合させることが可能となる。
また、本発明に係る複合体において、金属粒子結合部の金属粒子は、Au、Ag、Cuの中から選択される1種以上の金属で形成されてもよい。
このように金属粒子結合部の金属粒子を、上述した1種以上の金属で形成することによって、優れた特性を蓋体と枠体との接合部(金属粒子結合部)に付与することができる。また、配合次第で、上記金属の金属粒子を焼結作用により相互に結合させることもできる。よって、比較的低温でありながら強固な金属結合を得ることができ、これにより蓋体と枠体とを強固に接合することが可能となる。
また、本発明に係る複合体において、赤外光を透過可能なガラスは、肉厚2mmにおいて3~14μm波長域での内部透過率が90%以上のガラスであってもよい。
このように赤外光を透過可能なガラスを選定することによって、赤外光を十分に透過させることができる。よって、蓋体に求められる所要の赤外光透過特性を担保することが可能となる。
また、本発明に係る複合体において、赤外光を透過可能なガラスは、カルコゲナイドガラスであってもよい。
この場合、カルコゲナイドガラスは、モル百分率で、S 50~80%、Sb 0~40%(ただし0%を含まない)、Ge 0~18%(ただし0%を含まない)、Sn 0~20%、Bi 0~20%を含有するものであってもよい。
あるいは、カルコゲナイドガラスは、モル百分率で、Te 4~80%、Ge 0~50%(ただし0%を含まない)、Ga 0~20%を含有するものであってもよい。
このように赤外光を透過可能なガラスにカルコゲナイドガラスを採用することによって、良好な赤外光透過特性を実現することができる。また、カルコゲナイドガラスであれば、Geなど他の赤外光透過素材に比べて安価なため、低コストで蓋体と枠体との複合体を製造することが可能となる。
本発明は、位置ずれを防止すると共に、蓋体と枠体とで区画される空間に優れた気密性を付与できるように蓋体を枠体に接合することを可能とするものであるから、例えば蓋体の少なくとも一部が、赤外光を透過可能な窓である複合体に好適である。
あるいは、本発明は、蓋体の少なくとも一部が、赤外光を透過可能なレンズである複合体にも好適である。
あるいは、本発明は、主面を有する基体と、基体の前記主面上に設けられた上記複合体とを備えた気密パッケージにも好適である。
以上より、本発明によれば、蓋材の位置ずれを防止しつつ、蓋体と枠体とで区画される空間に優れた気密性を付与できるように蓋体を枠体に接合することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る複合体を備えた気密パッケージにより構成される電子装置の断面図である。 図1に示す電子装置の平面図である。 図1中の矢印Aで示した部分の拡大断面図である。 図3中の矢印Bで示した部分の拡大断面図である。 図1に示す複合体の製造工程を概念的に示す図で、(a)シリコン膜形成工程、(b)メタライズ膜形成工程、(c)はんだ材料及び金属ペースト素材の供給工程、及び(d)セット工程をそれぞれ概念的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図1~図5に基づいて説明する。なお、以下の説明における「上」「下」は、説明の理解を助けるために便宜的に規定したに過ぎず、実際の使用態様や載置態様を限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る電子装置1の断面図である。この電子装置1は、電子部品2と、電子部品2を収容する気密パッケージ3とを備える。
電子部品2は、本実施形態では、例えば、赤外光Lを出射するレーザ素子である。レーザ素子としては、例えば量子カスケードレーザ素子が挙げられる。電子部品2が量子カスケードレーザ素子である場合、電子装置1は、例えばガス分析装置や精密加工装置として利用可能なように、図示しない他の必要な部品とともに構成される。また、電子部品2は赤外光Lを受光可能な受光素子であってもよい。受光素子としては、例えば、ボロメータ型、サーモパイル型、焦電型、量子型(Mercury Cadmium Telluride、InSb、Type III Super-Lattice)など、用途に応じて適
切な素子を選択可能である。
気密パッケージ3は、電子部品2が主面4a上に設けられる基体4と、基体4の主面4a上に電子部品2を包囲するように配設された枠体5と、枠体5上に設けられた蓋体6と、枠体5と蓋体6との間に形成される接合部7とを備える。この場合、枠体5と蓋体6、及び接合部7が本発明に係る複合体8を構成する。
枠体5は、基体4の主面4a上に配設される筒状部5aと、筒状部5aの上端から中心側に向けて延びる内鍔部5bとを一体に有する。この場合、枠体5の上下方向下端側が基体4で閉塞されると共に、上下方向上端側が蓋体6で閉塞される。なお、枠体5(筒状部5a)は、本実施形態では、図2に示すように四角筒状をなしているが、円筒状や楕円筒状、または多角形筒状など他の形状をとることも可能である。
なお、筒状部5aの上端面が、蓋体6の下面6aとの間で十分な接合面積を確保可能な場合には、内鍔部5bを省略してもよい。この場合、筒状部5aの上端面と蓋体6の下面6aとの間に接合部7が形成される(図示は省略)。
基体4及び枠体5は、例えば、窒化アルミニウムや酸化アルミニウムなどのセラミックス、ガラス、ガラスセラミックス、シリコンなどのケイ素化合物、又はCo、Ni、Fe、Ag、Cu、W、Moなどを含む金属で形成される。本実施形態では、基体4と枠体5はともに金属で形成されている。なお、基体4及び枠体5を同じ材料で形成する場合、基体4及び枠体5を一体に形成してもよいし、別体に形成して一体化(接合)してもよい。基体4と枠体5(筒状部5a)とを接合する場合、レーザ接合、はんだ接合、ガラスフリット接合など任意の接合手段が採用可能である。
蓋体6は概して板状をなし、平坦な下面6aを有する。この蓋体6は、平坦な下面6aを枠体5の内鍔部5bの上面5cに載置した状態で接合されている。言い換えると、蓋体6の下面6aと枠体5の上面5cとの間に接合部7が形成されている。なお、蓋体6の形状は任意であり、蓋体6に要求される特性に応じて適宜設定される。例えば本実施形態では、蓋体6の中央側領域6cが赤外光透過用の窓として機能するように、下面6a及び上面6bの中央側領域6a2,6b2が平坦状に形成されている。
蓋体6は、赤外光Lを透過可能なガラスで形成される。具体的に、赤外光Lを透過可能なガラスは、肉厚2mmにおいて3~14μm波長域での内部透過率が70~99%(好ましくは90%以上)であり、かつ、0.4~0.8μm波長域での内部透過率が2%以下を示すガラスである。内部透過率は、例えば日立ハイテクサイエンス製UH-4150を用いて測定し得る。
上記特性を示すガラスの一例として、カルコゲナイドガラスを挙げることができる。この場合、カルコゲナイドガラスは、モル百分率で、S 50~80%、Sb 0~40%(ただし0%を含まない)、Ge 0~18%(ただし0%を含まない)、Sn 0~20%、Bi 0~20%を含有していてもよい。
カルコゲナイドガラスにおいて、Sの含有量は、モル百分率で、好ましくは55%以上、より好ましくは60%以上、好ましくは75%以下、より好ましくは70%以下である。ガラス中のSの含有量が50%未満になると、ガラス化し難くなる。一方、ガラス中のSの含有量が80%を超えると、ガラスの耐候性が低下することにより、電子装置1の使用環境が制限される。これらの観点から、Sの含有量が適宜の数値範囲内に設定される。
カルコゲナイドガラスにおいて、Sbの含有量は、モル百分率で、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上、好ましくは35%以下、より好ましくは33%以下である。ガラス中にSbを含有しない場合、または、その含有量が40%を超えると、ガラス化し難くなる。
カルコゲナイドガラスにおいて、Geの含有量は、モル百分率で、好ましくは2%以上、より好ましくは4%以上、好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下である。ガラス中にGeを含有しない場合、ガラス化し難くなる。一方、ガラス中のGeの含有量が18%を超えると、ガラス中からGe系の結晶が析出することにより、上述した内部透過率を発現し難くなる。
カルコゲナイドガラスにおいて、Snの含有量は、モル百分率で、好ましくは1%以上、より好ましくは5%以上、好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下である。ガラス中のSnは、ガラス化を促進する成分である。しかし、ガラス中のSnの含有量が20%を超えると、ガラス化し難くなる。
カルコゲナイドガラスにおいて、Biの含有量は、モル百分率で、好ましくは0.5%以上、より好ましくは2%以上、好ましくは10%以下、より好ましくは8%以下である。ガラス中のBiは、ガラスの溶融時に、原料がガラス化するのに必要なエネルギーを抑える成分である。一方、ガラス中のBiの含有量が20%を超えると、ガラス中からBi系の結晶が析出することにより、上述した内部透過率を発現し難くなる。
上記の組成に限らず、カルコゲナイドガラスは、モル百分率で、Te 4~80%、Ge 0~50%(ただし0%を含まない)、Ga 0~20%を含有するものでもよい。
カルコゲナイドガラスにおいて、Teの含有量は、モル百分率で、好ましくは10%以上、より好ましくは20%以上、好ましくは75%以下、より好ましくは70%以下である。ガラス中のTeの含有量が4%未満になると、ガラス化し難くなる。一方、ガラス中のTeの含有量が80%を超えると、ガラスからTe系の結晶が析出することにより、上述した内部透過率を発現し難くなる。
カルコゲナイドガラスにおいて、Geの含有量は、モル百分率で、好ましくは1%以上、より好ましくは5%以上、好ましくは40%以下、より好ましくは30%以下である。ガラス中にGeを含有しない場合、ガラス化し難くなる。一方、ガラス中のGeの含有量が50%を超えると、ガラスからGe系の結晶が析出することにより、上述した内部透過率を発現し難くなる。
カルコゲナイドガラスにおいて、Gaの含有量は、モル百分率で、好ましくは0.1%以上、より好ましくは1%以上、好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下である。ガラス中にGaを含有することにより、ガラス化範囲を広げ、ガラスの熱的安定性(ガラス化の安定性)を高めることができる。
蓋体6の下面6aと枠体5の上面5cとの間には、下面6aと上面5cとを互いに接合する接合部7が形成される。ここで、接合部7は、図3に示すように、はんだ部9と金属粒子結合部10とで構成される。すなわち、蓋体6の下面6aと枠体5の上面5cとは、はんだ部9を介して互いに接合されると共に、金属粒子結合部10を介して互いに接合されている。本実施形態では、はんだ部9は、蓋体6の周縁全域にわたって設けられている。同様に、金属粒子結合部10も、蓋体6の周縁全域にわたって設けられている。
また、本実施形態では、図3に示すように、はんだ部9が、金属粒子結合部10の外側に設けられている。言い換えると、金属粒子結合部10が蓋体6の中央側領域6cに対して相対的に近い側に設けられ、はんだ部9が蓋体6の中央側領域6cに対して相対的に遠い側に設けられている。
また、本実施形態では、はんだ部9と金属粒子結合部10とが接している。図3に示すように、はんだ部9が金属粒子結合部10の外側に設けられる場合、金属粒子結合部10の外側部分とはんだ部9の内側部分とが互いに接している。これにより、後述する製造工程において、金属粒子結合部10の金属原子が、はんだ部9に溶け込み拡散することが可能になるので、はんだ部9は融点上昇を起こし耐熱性が高まるだけでなく、延性が高くなることで耐衝撃性等の機械的特性が向上する。
はんだ部9の厚み寸法は、好ましくは1μm以上でかつ200μm以下、より好ましくは10μm以上でかつ100μm以下、更に好ましくは20μm以上でかつ50μm以下である。
同様に、金属粒子結合部10の厚み寸法は、好ましくは1μm以上でかつ200μm以下、より好ましくは10μm以上でかつ100μm以下、更に好ましくは20μm以上でかつ50μm以下である。
はんだ部9の素材(はんだ材料)には、公知のはんだ材料が採用可能であり、例えばIn、Sn、Bi、Ag、Au、Pbの中から選択される1種以上の金属ではんだ部9を形成してもよい。また、比較的低温(例えば250℃未満)で使用(融解)可能なはんだ材料として、Sn-Bi系はんだ、Sn-In系はんだ、Sn-Ag系はんだなどが好適である。
金属粒子結合部10は、複数の金属粒子が相互に結合した構造をなす。この金属粒子には、任意の金属(合金を含む)で形成されたものが採用可能であり、例えばAu、Ag、Cuの中から選択される1種以上の金属で形成される金属粒子が好適である。また、上記金属粒子の粒径についても原則として任意であり、マイクロレベル、又はナノレベルの金属粒子が採用可能である。
金属粒子結合部10は、例えば上記構成の金属粒子と、溶剤とを含む素材(例えばペースト状の素材)を加熱し、溶剤を除去して金属粒子の焼結作用を促すことで得られる。この場合、加熱温度(金属粒子の焼結温度)は、金属粒子の組成、粒径、及びはんだ部9の融点を考慮して適宜設定される。すなわち、はんだ部9の融点(融解温度)よりも焼結温度が低くなるように、金属粒子の組成、粒径などを設定することが望ましい。
また、蓋体6の下面6aは、本実施形態では、シリコン層11を有する(図4を参照)。蓋体6を構成する赤外光透過ガラス(例えばカルコゲナイドガラス)は、他の物質との密着性や接合性に乏しいのに対し、シリコン層11に対しては良好な密着性や接合性を示し得る。そのため、はんだ部9と蓋体6との間にシリコン層11を介在させることで、蓋体6にはんだ部9を密着させることができる。
シリコン層11は、例えば蒸着、スパッタにより、蓋体6の下面6aのうち周縁領域6a1に形成される。この際、シリコン層11は、周縁領域6a1の全域(全周)にわたって形成されるのがよい。シリコン層11の厚み寸法は、好ましくは0.01μm以上でかつ5μm以下、より好ましくは0.03μm以上でかつ1μm以下、更に好ましくは0.05μm以上でかつ0.50μm以下である。
また、蓋体6の下面6aは、本実施形態では、メタライズ層12をさらに有する(図4を参照)。すなわち、この場合、蓋体6の下面6aには、シリコン層11が設けられ、かつシリコン層11の表面にメタライズ層12がさらに設けられた構造をなす。メタライズ層12は、シリコン層11(シリコン)に対して良好な密着性や接合性を示し得る。また、メタライズ層12は、はんだ部9(はんだ)に対して良好な密着性や接合性を示し得る。よって、蓋体6の側から順に、シリコン層11、メタライズ層12、はんだ部9を設けることで、はんだ部9と接する枠体5と蓋体6とを強固に接合することができる。また、枠体5と蓋体6とで区画される空間(気密パッケージ3内の空間13)の気密性を所要のレベルにまで高めることが可能となる。
メタライズ層12は、例えば蒸着、スパッタにより、シリコン層11の表面に形成される。この際、メタライズ層12は、シリコン層11表面の全域にわたって形成されるのがよい。メタライズ層12の厚み寸法は、好ましくは0.1μm以上でかつ10μm以下、より好ましくは0.3μm以上でかつ5μm以下、更に好ましくは0.5μm以上でかつ3μm以下である。
メタライズ層12の素材には、例えばCr、Ti、Ni、Pt、Au、Co及びこれらの合金が採用可能である。また、メタライズ層12の構造についても特に制限はなく、上記素材からなる単層、又は異なる素材からなる多層構造を採用することが可能である。
なお、シリコン層11を形成する前に、蓋体6の1つ以上の主面(下面6aと上面6bの少なくとも一方)に反射防止膜を形成してもよい(図示は省略)。このことにより蓋体6を介する光の反射を抑制することが可能となる。反射防止膜としては、例えば、Ge、Si、フッ化物、ZnSe、ZnS、及びダイヤモンドライクカーボンの中から選択される少なくとも1種以上からなる膜が好ましい。反射防止膜は、例えば、蒸着法又はスパッタリング法により形成することができる。また、反射防止膜の厚みは、例えば、1.0μm以上でかつ5.0μm以下である。
次に、上記構成の複合体8、気密パッケージ3、及び電子装置1の製造方法の一例を、主に図5に基づいて説明する。
本実施形態に係る複合体8の製造方法は、蓋体6の表面にシリコン層11を形成するシリコン層形成工程S1と、シリコン層11の表面にメタライズ層12を形成するメタライズ層形成工程S2と、枠体5の表面に接合部7の素材を供給する素材供給工程S3と、蓋体6を枠体5上の所定位置にセットするセット工程S4と、接合部7の素材を加熱して接合部7を形成する接合部形成工程S5とを具備する。また、気密パッケージ3及び電子装置1の製造方法は、上記工程S1~S5、及び基体4を枠体5に接合する接合工程S6をさらに具備する。以下、各工程S1~S6の詳細を順に説明する。
(S1)シリコン層形成工程
本工程S1では、所定の形状をなす蓋体6の表面、具体的には、下面6aの周縁領域6a1に、シリコン層11を形成する(図5(a)を参照)。例えば蒸着によりシリコン層11を形成する場合、蒸着装置の真空容器内に蓋体6とシリコン素材を搬入し、真空雰囲気下でシリコン素材を加熱、蒸発させることで、蒸発したシリコン分子を蓋体6の下面6a(特に周縁領域6a1)に堆積させて、下面6a上に所定厚みのシリコン層11を形成する。
(S2)メタライズ層形成工程
本工程S2では、工程S1で得た蓋体6の下面6aに形成されたシリコン層11の表面に、メタライズ層12を形成する(図5(b)を参照)。例えば蒸着によりメタライズ層12を形成する場合、工程S1の場合と同様にして、シリコン層11上に所定厚みのメタライズ層12を形成する。これにより、下面6aの周縁領域6a1に、シリコン層11及びメタライズ層12が重なり合った状態で形成された蓋体6が得られる。
(S3)素材供給工程
本工程S3では、接合対象となる枠体5の所定表面に、接合部7の素材を供給する。具体的には、まず図5(c)に示すように、枠体5を用意する。そして、接合部7としてのはんだ部9の素材であるはんだ材料9aを、枠体5の上面5cに供給する。この場合、上面5cの周方向全域にわたってはんだ材料9aを供給する。また、接合部7としての金属粒子結合部10の素材である金属ペースト素材10aを枠体5の上面5cに供給する。この場合も、上面5cの周方向全域にわたって金属ペースト素材10aを供給する。本実施形態では、はんだ材料9aが金属ペースト素材10aの外側に位置し、かつはんだ材料9aと金属ペースト素材10aとが接するように、はんだ材料9aと金属ペースト素材10aの供給範囲を設定する。なお、本実施形態では、はんだ材料9aと金属ペースト素材10aを、枠体5の上面5cに供給する場合を説明したが、はんだ材料9aと金属ペースト素材10aを、工程S1又は工程S2で得た蓋体6の下面6aに供給してもよい。
(S4)セット工程
本工程S4では、工程S2で作成された蓋体6を、工程S3で得られた枠体5上の所定位置にセットする。この際、蓋体6の下面6aに設けたシリコン層11及びメタライズ層12の全域が、枠体5の上面5cに供給されたはんだ材料9a及び金属ペースト素材10aと接するように、蓋体6を水平方向に位置決めした状態で枠体5上の所定位置にセットする(図5(d)を参照)。
(S5)接合部形成工程
上述のようにして蓋体6をセットした後、枠体5及び蓋体6を例えば加熱炉内に搬入し、所定の温度にまで加熱する。本実施形態では、まず枠体5上に供給された金属ペースト素材10aが接合力を発現可能な温度(すなわち焼結温度)にまで加熱する。これにより、金属ペースト素材10a中の溶剤が除去されると共に、金属ペースト素材10a中の金属粒子が凝集し、相互に焼結結合を生じる。この結果、金属粒子結合部(ここでは焼結金属部)10が枠体5と蓋体6との間に形成される。
このようにして金属粒子結合部10を形成した後、引き続き枠体5及び蓋体6をはんだ材料9aが融解する温度にまで加熱昇温する。これにより、はんだ材料9aが融解して、枠体5の上面5cと蓋体6の下面6a(ここではメタライズ層12の表面)と密着した状態となる。然る後、加熱を停止し(又は降温し)、はんだ材料9aを固化させる。この結果、枠体5及び蓋体6(ここではメタライズ層12)と密着した状態のはんだ部9が、枠体5と蓋体6との間に形成され、枠体5と蓋体6、及び接合部7とで構成される複合体8が得られる。
なお、この際、はんだ材料9aと金属ペースト素材10aとを接触させておくことで、金属ペースト素材10aが金属粒子結合部10に形成される際に、金属粒子に含まれる金属原子が、液状化した状態のはんだ材料9a内に拡散する。これにより、はんだ部9の金属組織が変化し、例えば金属粒子を構成する金属の特性が寄与されることで、はんだ部9としての特性(融点、延性など)が改善する。具体的には、はんだ部9の融点が高くなることで耐熱性が向上し、また、延性が高くなることで耐衝撃性などの機械的特性が向上する。
(S6)接合工程
その後、電子部品2が実装された基体4の上に、複合体8の枠体5の筒状部5aの下端面5dを設置する。この際、基体4と枠体5の下端面5dに、接合材としてのはんだ材料を塗布しておき、設置後、基体4と枠体5を、はんだ材料が融解する温度にまで加熱昇温する。これにより、はんだ材料が融解して、基体4と枠体5が密着した状態となる。然る後、加熱を停止し(又は降温し)、はんだ材料を固化させる。この結果、基体4と枠体5とに密着した状態のはんだ部9が、基体4と枠体5との間に形成され、基体4、枠体5、及び蓋体6から構成される気密パッケージ3、及び電子部品2が格納される気密パッケージ3である電子装置1が得られる(ともに図1を参照)。
あるいは、上述した手順以外にも、次のような工程を採用することも可能である。まず基体4と枠体5が一体化された構造物の基体4の上に電子部品2を準備しておく。そして、接合部7としてのはんだ部9の素材であるはんだ材料9aを、枠体5の上面5cに供給し、接合部7としての金属粒子結合部10の素材である金属ペースト素材10aを枠体5の上面5cに供給し、更に上面5cを覆うように蓋体6を設置する。その後、上記構造物と蓋体6を、例えば加熱炉内に搬入し、所定の温度にまで加熱し、その後、加熱を停止(又は降温)する。これにより、基体4、枠体5、及び蓋体6から構成される気密パッケージ3、及び電子部品2が格納される気密パッケージ3である電子装置1を得ることができる。これにより、中間体である複合体8を得る工程と、最終製品である気密パッケージ3(電子装置1)を得る工程を同時に行うことができる。なお、この場合にも、はんだ材料9aと金属ペースト素材10aを、工程S1で得た蓋体6の下面6aに供給してもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る複合体8及び気密パッケージ3では、接合対象となる蓋体6と枠体5との間に、はんだ部9と金属粒子結合部10とが設けられる。金属粒子結合部10は融解に伴う相転移が生じないことから、接合時に実質的に位置ずれを生じるおそれがないので、セット工程S4において蓋体6の位置を保持した状態で、蓋体6を枠体5に接合することができる。また、蓋体6と枠体5との間にはんだ部9を設けることで、気密性の高いはんだ部9の効果により、蓋体6と枠体5とで区画される気密パッケージ3の内部空間13を密封することができる。よって、本実施形態に係る複合体8及び気密パッケージ3では、蓋体6を枠体5上の所定位置に正確に固定することができると共に、気密パッケージ3の内部空間13に優れた気密性を付与することができる。また、はんだ部9と金属粒子結合部10とによって蓋体6と枠体5とを互いに接合しているので、蓋体6と枠体5との間で十分な大きさの接合力を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、金属粒子結合部10を、蓋体6の周縁全域にわたって形成すると共に、はんだ部9を、金属粒子結合部10の外側に設けるようにしたので、赤外光Lの透過領域となる蓋体6の中央側領域6c側へのはんだ部9(はんだ材料9a)の流動を金属粒子結合部10で抑止することができる。よって、はんだ部9が蓋体6の赤外光L透過領域に流れ込む事態を確実に防止して、赤外光Lの透過機能を担保することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明に係る複合体とこの複合体を備えた気密パッケージ、並びに複合体の製造方法とこの複合体を備えた気密パッケージの製造方法は、上記実施形態には限定されることなく、本発明の範囲内で種々の形態を採ることが可能である。
例えば、上記実施形態では、はんだ部9と金属粒子結合部10をともに蓋体6の周縁全域にわたって形成した場合を例示したが、もちろんこの構成には限られない。例えばはんだ部9(はんだ材料9a)の赤外光L透過領域側への流れ込みを考慮しなくてよい場合、金属粒子結合部10を蓋体6の周縁全域に設ける必要はなく、またはんだ部9よりも内側に設ける必要もない。すなわち、蓋体6の位置ずれ防止効果と枠体5との接合力発現効果を享受可能な限りにおいて、金属粒子結合部10は任意の構成をとることが可能である。
また、上記実施形態では、接合部7側に配置される蓋体6の下面6aを前面にわたって平坦な形状とした場合を例示したが、蓋体6の形態はこれには限られない。例えば図示は省略するが、接合部7の形成領域となる蓋体6の下面6aの周縁領域6a1を、中央側領域6a2に比べて上面6b側に近づけるように蓋体6を形成してもよい。言い換えると、蓋体6の周縁領域を中央側領域6cに比べて薄肉に形成してもよい。あるいは、蓋体6の下面6aと枠体5の上面5cの少なくとも一方に環状溝を設けるなどして、はんだ部9(はんだ材料9a)の赤外光L透過領域側への流れ込みを防止可能な構成としてもよい。
また、以上の説明では、蓋体6の中央側領域6cが表裏ともに平坦で、赤外光Lをそのまま透過可能な窓として機能する場合を例示したが、これには限られない。例えば図示は省略するが、蓋体6の中央側領域6cがレンズとして機能するように、下面6a及び上面6bの中央側領域6a2,6b2がそれぞれ所定の凹曲面又は凸曲面形状をなす場合に本発明を適用してもかまわない。
また、以上の説明では、電子部品2が、赤外光Lを出射するレーザ素子(例えば量子カスケードレーザ素子)である電子装置1に本発明を適用した場合を例示したが、もちろん本発明の適用対象はこれには限られない。例えば電子部品2が、赤外光Lを受光する受光素子である電子装置1にも本発明を適用することが可能である。
1 電子装置
2 電子部品
3 気密パッケージ
4 基体
4a 主面
5 枠体
5a 筒状部
5b 内鍔部
5c 上面
5d 下端面
6 蓋体
6a 下面
6a1 周縁領域
6a2,6b2 中央側領域
6b 上面
6c 中央側領域
7 接合部
8 複合体
9 はんだ部
9a はんだ材料
10 金属粒子結合部
10a 金属ペースト素材
11 シリコン層
12 メタライズ層
13 内部空間
L 赤外光
S1 シリコン層形成工程
S2 メタライズ層形成工程
S3 素材供給工程
S4 セット工程
S5 接合部形成工程

Claims (12)

  1. 枠体と、前記枠体上に設けられた蓋体とを備えた複合体であって、
    前記蓋体は、赤外光を透過可能なガラスで形成され、
    前記蓋体と前記枠体との間に、はんだ部と金属粒子結合部とが設けられ、前記はんだ部と前記金属粒子接合部とにより前記蓋体と前記枠体とが互いに接合されている複合体。
  2. 前記金属粒子結合部は、前記蓋体の周縁全域にわたって形成されると共に、
    前記はんだ部は、前記金属粒子結合部の外側に設けられている請求項1に記載の複合体。
  3. 前記はんだ部は、前記金属粒子結合部と接している請求項1又は2に記載の複合体。
  4. 前記はんだ部は、In、Sn、Bi、Ag、Auの中から選択される1種以上の金属で形成される請求項1~3の何れか一項に記載の複合体。
  5. 前記金属粒子結合部の金属粒子は、Au、Ag、Cuの中から選択される1種以上の金属で形成される請求項1~4の何れか一項に記載の複合体。
  6. 前記赤外光を透過可能なガラスは、肉厚2mmにおいて3~14μm波長域での内部透過率が90%以上のガラスである請求項1~5の何れか一項に記載の複合体。
  7. 前記赤外光を透過可能なガラスは、カルコゲナイドガラスである請求項1~6の何れか一項に記載の複合部材。
  8. 前記カルコゲナイドガラスは、モル百分率で、S 50~80%、Sb 0~40%(ただし0%を含まない)、Ge 0~18%(ただし0%を含まない)、Sn 0~20%、Bi 0~20%を含有する請求項7に記載の複合体。
  9. 前記カルコゲナイドガラスは、モル百分率で、Te 4~80%、Ge 0~50%(ただし0%を含まない)、Ga 0~20%を含有する請求項7に記載の複合体。
  10. 前記蓋体の少なくとも一部は、赤外光を透過可能な窓である請求項1~9の何れか一項に記載の複合体。
  11. 前記蓋体の少なくとも一部は、赤外光を透過可能なレンズである請求項1~10の何れか一項に記載の複合体。
  12. 主面を有する基体と、前記基体の前記主面上に設けられた請求項1~11の何れか一項に記載の複合体とを備えた気密パッケージ。
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