JP2023113327A - 超音波ハイドロホン - Google Patents

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長也 岡田
Osanari Okada
正典 佐藤
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Abstract

【課題】耐久性及び受信感度に優れた超音波ハイドロホンを提供すること。【解決手段】本発明の超音波ハイドロホン31は、円筒状のハイドロホン本体33、その先端に装着される先端保護部材34、先端保護部材34の背面に接して設けられる振動子35を備える。先端保護部材34は、第1部分41とその先端側に一体形成された略円錐形状の第2部分42とからなる。第2部分42は尖った頂部43を有する。ハイドロホン本体33の中心軸線C1を基準とした第2部分42の外表面44の傾斜角度θは、40°以上60°以下である。第1部分41の外周面45と第2部分42の外表面44とは、段差なく連続する。それらの境界に位置する角度変更部47にはアール面取り加工が施されている。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波ハイドロホンに関するものである。
超音波を利用した機器として、例えば超音波洗浄機が従来からよく知られている。一般的に超音波洗浄機は、洗浄液を溜めておくための処理槽の底部に超音波振動子を設置した構成を備えている。そして、超音波振動子が発生した超音波を洗浄液に照射すると、被洗浄物が洗浄される。超音波振動子が発生した超音波は、水面で反射して定在波を生じさせることが知られている。また、所定周波数域の強力な超音波を洗浄液中に照射すると、減圧状態と加圧状態とが交互に発生し、減圧時の圧力によって液体中に気泡が生じる、「キャビテーション」という現象が生じることも知られている。また、高強度超音波条件下の液体中ほどキャビテーションが生じやすいことも知られている。
キャビテーションは低周波数の超音波ほど起きやすく、比較的低い超音波エネルギーで発生させることができる。従って、低・中周波数用の超音波洗浄機では、キャビテーションの膨張及び収縮や崩壊による衝撃波を積極的に利用して、比較的に大きな汚れや落ち難い油系の汚れなどを効率よく洗浄することができる。また、半導体基板などを洗浄する超音波洗浄機では、比較的高い周波数(数百kHz~数MHz)の超音波が利用され、パターン倒壊などのダメージ抑制のため、キャビテーションの崩壊による衝撃力を制御しながら洗浄処理が行われる。そして、このような超音波洗浄機では、洗浄効率を維持するためにキャビテーションの発生を制御する技術が求められている。
ところで、このような超音波洗浄機においてキャビテーションの発生を制御するためには、音圧分析装置を用いてキャビテーション発生量を推定する必要があり、またそれを実現するためには液体中における超音波の音圧を検出する手段が必要になる。そこで、液体中における超音波の音場を検出し、その音場の音圧に応答した電圧の信号を出力するセンサとして、超音波ハイドロホンがよく知られている。このような超音波ハイドロホンとしては、円筒状のハイドロホン本体の先端に先端保護部材を装着し、先端保護部材の背面側に振動子を設けた構造のものが各種提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1、2参照)。
特開平6-225884号公報 日本音響学会講演論文集、2018年3月発行、p.1007-1008、「堅牢型ハイドロホンの構造の再検討」 超音波TECNO、2021.1-2月発行、p.83-87、「音響キャビテーションの発生を伴う音場の測定を目的とした堅牢ハイドロホンについての検討」
しかしながら、従来技術の超音波ハイドロホンは、先端保護部材の先端に平坦面があることから、高強度超音波条件下で使用すると、平坦面にキャビテーションバブルクラウドが付着して停留しやすい。それゆえ、このキャビテーションバブルクラウドの停留に起因して先端保護部材が損傷してしまう。つまり、従来技術の超音波ハイドロホンは、耐久性に劣るため長時間使用することができず、早期のうちに受信感度が低下したり、場合によっては平坦面に穴が開いて使用不能になるという欠点があった。また、キャビテーションバブルクラウドが超音波ハイドロホンの先端に衝突すると、受信波形に大きなパルス状のノイズが発生し、音圧測定精度の低下につながるという欠点があった。
また、先端保護部材を断面略台形状に形成して平坦面を小さくした従来技術も近年提案されているが(非特許文献2参照)、これでもキャビテーションバブルクラウドの停留を完全には防止することはできず、さらなる改良が必要であると考えられていた。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性及び受信感度に優れた超音波ハイドロホンを提供することにある。また、本発明のさらなる目的は、キャビテーション発生量の正確な推定に基づいて適切な超音波処理条件を容易にかつ確実に設定することが可能な超音波洗浄機、超音波処理機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1では、液体中における超音波の音圧に応答した電圧の信号を出力するハイドロホンであって、円筒状のハイドロホン本体と、前記ハイドロホン本体の先端に装着される先端保護部材と、前記先端保護部材の背面に接するようにして設けられる振動子とを備え、前記先端保護部材は、前記ハイドロホン本体の外径と等しい外径寸法に形成され前記ハイドロホン本体の先端に装着される第1部分と、前記第1部分の先端側に一体的に形成された略円錐形状の第2部分とからなり、前記第2部分は尖った頂部を有しており、前記ハイドロホン本体の中心軸線を基準とした前記第2部分の外表面の傾斜角度は、40°以上60°以下に設定され、前記第1部分の外周面と前記第2部分の外表面とが段差なく連続するとともに、それらの境界に位置する角度変更部にはアール面取り加工が施されていることを特徴とする超音波ハイドロホンをその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明によると、先端保護部材を構成する第2部分が略円錐形状であって、かつ外表面の傾斜角度が40°以上60°以下という好適範囲に設定されていることに加え、平坦面のない尖った頂部を有するものとされている。また、超音波振動子からの放射圧もあるため、当該頂部にキャビテーションバブルクラウドが付着して停留せず、好適な傾斜角度を有する第2部分の外表面に沿って後方に移動しやすくなる。それゆえ、キャビテーションバブルクラウドの停留に起因する第2部分の損傷が防止される。また、第1部分の外周面と第2部分の外表面とが段差なく連続するとともに、それらの境界に位置する角度変更部にはアール面取り加工が施されている。このため、後方に移動してきたキャビテーションバブルクラウドが角度変更部に付着して停留せず、さらに後方に移動しやすくなる。また、段差や窪みがないことにより、キャビテーションの発生源にもなりにくい。従って、耐久性及び受信感度に優れた超音波ハイドロホンとすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記角度変更部には、前記ハイドロホン本体の外径の1/100以上1/10以下のサイズのアール面取り加工が施されていることをその要旨とする。
従って、請求項2に記載の発明によると、第1部分の外周面と第2部分の外表面との境界には好適なアール面取り加工が施されているため、角度変更部にエッジがなくなり滑らかに連続した表面となり、キャビテーションバブルクラウドが引っ掛かりにくくなる。このため、キャビテーションバブルクラウドの移動が阻害されにくくなるとともに、段差や窪みがないことによりキャビテーションの発生源にもなりにくくなる。以上の結果、キャビテーションバブルクラウドの停留を確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記ハイドロホン本体の中心軸線に沿った前記第2部分の寸法は、前記ハイドロホン本体の外径の半分以下であり、前記ハイドロホン本体の中心軸線に沿った前記第1部分の外周部分の寸法は、前記第2部分の外径の半分以下であり、前記振動子は、前記第1部材側において前記第1部材の外周面と前記ハイドロホン本体の先端との接合面よりも先端寄りの位置に配置され、前記ハイドロホン本体の外径の1/3以上の大きさの直径を有していることをその要旨とする。
従って、請求項3に記載の発明によると、ハイドロホン本体の外径が小さい場合でも、振動子を比較的大きくすることができ、しかも第2部分の頂部から振動子までの距離も比較的短くすることができる。その結果、受信感度に優れた超音波ハイドロホンを容易に得ることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、液体中に浸漬された被処理物を、超音波を用いて洗浄する超音波洗浄機であって、前記液体を溜めておくための処理槽と、前記処理槽内の前記液体に超音波を照射するべく、前記処理槽に設置された超音波振動子と、前記超音波振動子を駆動制御する駆動装置と、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超音波ハイドロホンを含んで構成され、前記超音波ハイドロホンから出力された音場の音圧に応答した電圧信号に基づいて、キャビテーション発生量を推定する高音圧音場の音圧分析装置とを備えたことを特徴とする超音波洗浄機をその要旨とする。
従って、請求項4に記載の発明によると、耐久性及び受信感度に優れた超音波ハイドロホンからの出力に基づいてキャビテーション発生量の正確な推定ができ、それに基づいて超音波洗浄にとって適切な超音波処理条件を容易にかつ確実に設定することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、液体中に浸漬された被処理物を、超音波を用いて化学的に処理する超音波処理機であって、前記液体を溜めておくための処理槽と、前記処理槽内の前記液体に超音波を照射するべく、前記処理槽に設置された超音波振動子と、前記超音波振動子を駆動制御する駆動装置と、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超音波ハイドロホンを含んで構成され、前記超音波ハイドロホンから出力された音場の音圧に応答した電圧信号に基づいて、キャビテーション発生量を推定する高音圧音場の音圧分析装置とを備えたことを特徴とする超音波処理機をその要旨とする。
従って、請求項5に記載の発明によると、耐久性及び受信感度に優れた超音波ハイドロホンからの出力に基づいてキャビテーション発生量の正確な推定ができ、それに基づいて超音波処理にとって適切な超音波処理条件を容易にかつ確実に設定することが可能となる。
以上詳述したように、請求項1~3に記載の発明によると、耐久性及び受信感度に優れた超音波ハイドロホンを提供することができる。また、請求項4、5に記載の発明によると、キャビテーション発生量の正確な推定に基づいて適切な超音波処理条件を容易にかつ確実に設定することが可能な超音波洗浄機、超音波処理機を提供することができる。
本発明を具体化した一実施形態の超音波洗浄機を示す概略構成図。 本実施形態の超音波洗浄機に使用する超音波ハイドロホンの概略構成図。 本実施形態の超音波ハイドロホンの先端部外形形状を説明するための概略図。 (a)、(b)は、比較例の超音波ハイドロホンにおけるキャビテーションバブルクラウドの挙動を説明するための概略図、(c)は、本実施形態の超音波ハイドロホンにおけるキャビテーションバブルクラウドの挙動を説明するための概略図。 (a)~(c)は、比較例の超音波ハイドロホンにおけるキャビテーションバブルクラウドの挙動をシークエンスで示す写真。 (a)~(d)は、本実施形態の超音波ハイドロホンにおけるキャビテーションバブルクラウドの挙動をシークエンスで示す写真。 (a)~(d)は、別の実施形態の超音波ハイドロホンの先端部外形形状を説明するための概略図。 は、別の実施形態の超音波洗浄機を示す概略構成図。
以下、本発明の超音波ハイドロホンを超音波洗浄機(超音波処理装置)に具体化した一実施の形態を図1~図4に基づき詳細に説明する。
図1には、本実施形態の超音波洗浄機11の概略構成図が示されている。この超音波洗浄機11は、液体(洗浄液)W1中に浸漬された被処理物を、超音波を用いて洗浄するための装置である。この超音波洗浄機11は、処理槽12、超音波振動子13、駆動装置、高音圧音場の周波数分析装置17を備えている。
処理槽12は上部が開口した有底の容器であって、その内部に液体W1が溜められるようになっている。本実施形態では、内径56mmの円筒型二重槽を処理槽12として用い、そこに液体W1としての25℃の水(空気飽和水)を溜めるとともに循環させるようにしている。
超音波振動子13は、処理槽12内の液体W1に超音波を照射するための手段であって、処理槽12の底部に設置されている。本実施形態では、処理槽12の底部の外面に、振動板付振動子を超音波振動子13として取り付けている。超音波振動子13としては、例えば直径45mmのマルチ周波数振動子(22、43、98kHz;本多電子社製)が用いられるが、そのほか直径50mmの300kHz用振動子、490kHz用振動子、1MHz用振動子、2MHz用振動子や、直径20mmの5MHz振動子などが用いられる(いずれも本多電子社製)。なお、超音波振動子13は、底部内面に設置されていてもよい。
この超音波洗浄機11における駆動装置は、超音波発振器21、パワーアンプ22及び制御手段としてのPC(パーソナル・コンピュータ)23によって構成されている。超音波発振器21は、パワーアンプ22を介して超音波振動子13に電気的に接続されている。超音波発振器21は、所定周波数(本実施形態では300kHzと490kHz)の連続正弦波の発振信号を出力する。この発振信号は、パワーアンプ22で信号増幅された後、超音波振動子13に供給され、超音波振動子13を駆動する。図示しないが、300kHz及び490kHz以外の周波数の超音波振動子13を駆動する場合には、パワーアンプ22と超音波振動子13との間にインピーダンス・マッチング回路が設けられる。そして、超音波振動子13は、超音波発振器21の発振周波数に応じた周波数(あるいはインピーダンス・マッチングされた周波数)の超音波を発生する。この結果、処理槽12内の液体W1に対し、処理槽12の底部側から上方に向けて超音波が照射される。なお、PC23は超音波発振器21に電気的に接続されており、超音波振動子13から発生される超音波の出力を調整して駆動するべく、超音波発振器21の発振信号の信号レベルを制御するようになっている。
この超音波洗浄機11における高音圧音場の音圧分析装置15は、超音波ハイドロホン31、プリアンプ16、周波数分析装置17、オシロスコープ18、演算装置としてのPC23によって構成されている。
図2に示されるように、超音波ハイドロホン31は、液体W1中における超音波の音場を検出して音場の音圧に応答した電圧の信号を出力する超音波センサであって、先端側を液体W1中に浸漬した状態で図示しない支持部材に固定されている。なお、超音波ハイドロホン31の詳細な構成については後述する。
図1に示されるように、超音波ハイドロホン31は、プリアンプ16を介して周波数分析装置17及びオシロスコープ18に電気的に接続されている。超音波ハイドロホン31は、音場の音圧に応答した電圧信号をプリアンプ16に出力する。プリアンプ16は超音波ハイドロホン31からの電圧信号をインピーダンス変換したうえで外部に出力する。オシロスコープ18は、プリアンプ16から出力された電圧信号を読み取り、電圧波形として画面上に表示するようになっている。なお、オシロスコープ18は、周波数分析装置17及びPC23に電気的に接続されているとともに、パワーアンプ22からの出力電流を検知すべく電流・電圧プローブ25にも電気的に接続されている。
周波数分析装置17は、プリアンプ16を介して入力した超音波ハイドロホン31からの電圧信号に基づいて音場の周波数成分を分析する。このような周波数分析装置17として、例えばスペクトラムアナライザ等が用いられる。
上記制御手段であるとともに演算装置でもあるPC23は、周波数分析装置17からの出力信号を入力することで、周波数分析装置17が得た周波数成分を分析し、その分析結果に基づき所定の演算を行うように構成されている。
次に、図3に基づいて本実施形態の超音波ハイドロホン31の構成について詳細に説明する。この超音波ハイドロホン31は、円筒状のハイドロホン本体33と、ハイドロホン本体33の先端33aに装着される先端保護部材34と、先端保護部材34の背面に接するようにして設けられる振動子35とを備えている。
本実施形態のハイドロホン本体33は直径が3.5mmであって、キャビテーションの衝撃波に耐え得るチタン等の耐食性金属材料を用いて形成されている。先端保護部材34は、ハイドロホン本体33の先端側開口を塞いで保護するための部材であって、基本的に第1部分41と第2部分42とからなる。第1部分41は、ハイドロホン本体33の外径D1と等しい外径寸法(ここでは3.5mmの円筒状)に形成されており、ハイドロホン本体33の先端に接着等により装着されている。第2部分42は、第1部分41の先端側に形成された略円錐形状の部材である。本実施形態の第1部分41と第2部分42は、いずれもハイドロホン本体33と同様に、チタン等の耐食性金属材料を用いて形成されている。なお、第1部分41と第2部分42とは、一体的に形成されており、それゆえ両者の境界には繋ぎ目や段差が全く生じていない状態となっている。
振動子35は、圧電材料からなる。本実施形態では、化学合成法により形成された剥離しにくいPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)膜を振動子35として用いている。つまり、振動子35の一方の電極側(前面側)が、第2部分42の背面に接して導通する状態で設けられている。なお、本実施形態では薄膜からなる振動子を用いたが、薄膜でない薄板状の振動子を用いることもできる。振動子35の他方の電極側(後面側)には、円柱状の音響バッキング材36が導電性接着剤を介して接合されている。音響バッキング材36は導電性金属材料を用いて形成されるとともに、その外周面には図示しない絶縁材が配置されている。本実施形態では、ノイズ低減を通じて感度の向上を図るために、チタン製の音響バッキング材36を用いている。絶縁材は、ハイドロホン本体33及び先端保護部材34と、音響バッキング材36との間の電気的な絶縁を保っている。なお、音響バッキング材36の基端側は、導電性接着剤を介して同軸ケーブル39の導線38に接合されている。そして、同軸ケーブル39は、ハイドロホン本体33の基端33b側から外部に引き出されている。
続いて、この超音波ハイドロホン31の先端部外形形状について述べる。図4に示されるように、先端保護部材34を構成する第2部分42は、尖った頂部43を有している。即ち、頂部43には平坦面が存在していない状態となっている。ハイドロホン本体33の第2部分42の外表面44は、テーパ状を呈している。ハイドロホン本体33の中心軸線C1を基準とした場合、第2部分42の外表面44の傾斜角度θは、直角の半分程度、具体的には40°以上60°以下に設定されている。この傾斜角度θが小さすぎると、第2部分42が全体的に長くなりかつより鋭角的な形状となる結果、頂部43から振動子35までの距離が長くなってしまい、受信感度の向上が図りにくくなるおそれがある。また、この傾斜角度θが大きすぎると、頂部43から振動子35までの距離が短くなる一方で、第2部分42の外表面44に沿ってキャビテーションバブルクラウド51がスムーズに移動しにくくなるおそれがある。なお、この傾斜角度θは、40°以上50°以下がよりよく、本実施形態では45°に設定されている。また、この傾斜角度θは第2部分42の外表面44の全体で一様であってもよいが、若干異なっていてもよく、最大傾斜角度と最小傾斜角度との差が例えば±5°以内であってもよい。一方、第1部分41の外周面45は、ハイドロホン本体33の中心軸線C1を基準として特に傾斜しておらず、傾斜角度は0°となっている。
図3に示されるように、第1部分41の外周面45と第2部分42の外表面44とが段差なく連続している。それらの境界に位置する角度変更部47には、全周にわたりアール面取り加工が施されている。その結果、当該部分にはエッジがなくなり、滑らかに繋がれた状態となっている。角度変更部47に施されるアール面取り加工のサイズは特に限定されないが、例えばハイドロホン本体33の外径D1の1/100以上1/10以下であることが好ましい。アール面取り加工のサイズが小さすぎると、当該部分にエッジが残ってしまい、第1部分41の外周面45と第2部分42の外表面44とを滑らかに繋ぐことができず、第2部分42の外表面から第1部分41の外周面45にキャビテーションバブルクラウド51がスムーズに移動しにくくなるおそれがある。一方、アール面取り加工のサイズが大きすぎると、面取り箇所の外径が小さくなるため、第2部分42の頂部43から振動子35までの距離を短くしつつ、振動子35を大きくすることが難しくなるおそれがある。
ハイドロホン本体33の中心軸線C1に沿った第2部分42の寸法L2は、ハイドロホン本体33の外径D1の半分以下となるように設定されている。この寸法L2が大きすぎると、第2部分42が全体的に長くなりかつより鋭角的な形状となる。その結果、頂部43から振動子35までの距離が長くなってしまい、受信感度の向上が図りにくくなるおそれがある。また、ハイドロホン本体33の中心軸線C1に沿った第1部分41の外周部分の寸法L1は、第2部分42の外径D2(なお本実施形態ではハイドロホン本体33の外径D1と等しい)の半分以下に設定されている。
振動子35は、第1部分41側において第1部分41の外周面45と、ハイドロホン本体33の先端33aとの接合面37よりも先端寄りの位置に配置されている。このような構成とすることで、第2部分42の頂部43から振動子35までの距離を短くすることができる。本実施形態では角度変更部47にかなり近い位置に振動子35が配置されている。また、振動子35は、ハイドロホン本体33の外径D1の外径の1/3以上の大きさの直径d1を有している。振動子35の直径d1は、外径の1/2以上の大きさであることがよく、外径の2/3以上の大きさであることがさらによく、本実施形態では約75%の大きさとなっている。
次に、上記のように構成された超音波洗浄機11を用いた被洗浄物の洗浄処理について説明する。
まず、作業者は、超音波洗浄機11において、処理槽12内に溜めた液体W1中に被洗浄物を入れた後、図示しない洗浄開始スイッチをオンする。駆動装置としてのPC23は、そのスイッチ操作に基づき超音波発振器21を駆動させる。このとき、超音波発振器21は、例えば300kHzの発振信号をパワーアンプ22を介して出力し、超音波振動子13から所定の高強度超音波を発生させる。超音波振動子13から発生された超音波は、処理槽12内の液体W1を伝搬して高音圧音場を形成し、被洗浄物に作用する。この結果、被洗浄物の表面に付着した汚れが除去される。
このとき、超音波ハイドロホン31は液体W1中に発生する超音波の音場を検出し、音圧に応答した電圧の信号を、プリアンプ16を介して周波数分析装置17に出力する。周波数分析装置17は入力した電圧信号に基づいて音場の周波数成分を分析し、その分析結果を演算装置であるPC23に出力する。PC23は、周波数分析装置17が得た周波数成分の分析結果に基づき所定の演算を行い、そのときの周波数におけるキャビテーション閾値、金属エロージョン閾値、超音波による化学的作用が生じる閾値を推定する。
例えば、比較的弱い音圧条件で洗浄すべき被洗浄物の場合には、PC23は、キャビテーションの発生に伴い超音波による化学的作用が生じる閾値を超えないような音圧条件となるような印加電圧を設定し、超音波振動子13を駆動制御するようになっている。また、比較的強い音圧条件で洗浄すべき被洗浄物の場合には、PC23は、前記超音波による化学的作用が生じる閾値と超音波による機械的作用により金属エロージョンが生じる閾値との間の音圧条件となるような印加電圧を設定し、超音波振動子13を駆動制御するようになっている。
このように、本実施形態の超音波洗浄機11では、キャビテーションの発生状況等に応じて、超音波の出力が調整されて超音波洗浄が行われる。そして、所定時間の経過後、作業者によって図示しない洗浄停止ボタンが操作されると、PC23は超音波発振器21を停止させ、超音波洗浄処理を終了させるようになっている。
ここで、下記3種類の超音波ハイドロホンを用いて行った比較試験について説明する。図4(c)は、本実施形態の超音波ハイドロホン31の先端部外形形状を示している。これに対し、図4(a)は、比較例の超音波ハイドロホンの先端部外形形状を示している。この超音波ハイドロホンは、先端面全体が平坦面である先端保護部材S1を備えている。図4(b)は、別の比較例の超音波ハイドロホンの先端部外形形状を示している。この超音波ハイドロホンは、先端に平坦面を有する円錐形状の先端保護部材S2を備えている。ここでは便宜上、図4(c)に示したものを「尖頭型円錐形超音波ハイドロホン31」、図4(a)に示したものを「円柱形超音波ハイドロホン」、図4(b)に示したものを「先端平坦型円錐形超音波ハイドロホン」と称するものとする。
この比較試験では、キャビテーションバブルクラウド51が発生するような音圧条件を設定し、超音波洗浄機11を所定時間運転した。そして、各超音波ハイドロホンについてキャビテーションバブルクラウド51の挙動を観察するとともに、先端保護部材34、S1、S2における損傷の有無及びその程度について調査した。
先端保護部材S1の先端面全体が平坦面である円柱形超音波ハイドロホンの場合、先端保護部材S1の先端付近に発生したキャビテーションバブルクラウド51がそこから移動せず、そこに付着したまま停留しやすかった(図4(a)参照)。従って、キャビテーションバブルクラウド51の影響を受けやすく、先端保護部材S1が早期のうちに損傷するという結果になった。また、早期のうちに受信感度が低下するという結果になった。ちなみに、図5(a)~(c)は、円柱形超音波ハイドロホンにおけるキャビテーションバブルクラウド51の挙動をシークエンスで示した写真である。それによると、平坦面の部分でキャビテーションバブルが滞留し、平坦面の大きさに相当するキャビテーションバブルクラウド51が形成されることが観察された。また、この円柱形超音波ハイドロホンを観察したところ、時間の経過とともに平坦面の中心部から削られてくることがわかった。
先端保護部材S2の先端の一部に平坦面を有する先端平坦型円錐形超音波ハイドロホンの場合、頂部の平坦面が小さくなっているため、平坦面におけるキャビテーションバブルクラウド51の付着、停留が軽減されていた。しかしながら、使用が長期にわたると平坦面が損傷するという結果になった。また、キャビテーションバブルクラウド51が円錐形状の先端保護部材S2の外表面に沿って移動したとしても、移動経路の途中には、角度が急に変更するエッジ部分が存在している。このため、そこにキャビテーションバブルクラウド51が付着して停留してしまい、エッジ部分にも損傷が起こることがわかった(図4(b)参照)。
これに対して、本実施形態の尖頭型円錐形超音波ハイドロホン31の場合、先端保護部材34の先端(頂部43)に平坦面が全く存在しない。このため、キャビテーションバブルクラウド51が頂部43に付着して停留することがなく、第2部分42の外表面44に沿って後方に移動する(図4(c)参照)。そして、キャビテーションバブルクラウド51は、角度変更部47に到ってもそこに付着して停留することなく、さらに後方に移動することがわかった。従って、尖頭型円錐形超音波ハイドロホン31では、キャビテーションバブルクラウド51の影響を受けなくなり、先端保護部材S1に損傷が認めらなかった。ちなみに、図6(a)~(d)は、本実施形態の超音波ハイドロホン31におけるキャビテーションバブルクラウド51の挙動をシークエンスで示した写真である。図6(a)では、下向きに配置された超音波ハイドロホン31の下方からキャビテーションバブルが近づいてくる様子が示されている。図6(b)では、さらにそれが近づいた様子が示されている。図6(c)では、キャビテーションバブルが頂部43の付近に到達した状態が示されている。そして、図6(d)では、キャビテーションバブルが、頂部43に留まることなく外表面44に沿って流れていく様子が示されている。つまり、本実施形態の超音波ハイドロホン31の場合、キャビテーションバブルがキャビテーションバブルクラウド51になるのを未然に防ぐことができる。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の超音波ハイドロホン31の場合、先端保護部材34を構成する第2部分42が略円錐形状であって、かつ外表面44の傾斜角度θが40°以上60°以下という好適範囲に設定されている。それに加え、第2部分42が平坦面のない尖った頂部43を有するものとされており、また、超音波振動子13からの放射圧もある。このため、当該頂部43にキャビテーションバブルクラウド51が付着して停留せず、好適な傾斜角度θを有する第2部分42の外表面44に沿って後方に移動しやすくなる。それゆえ、キャビテーションバブルクラウド51の停留に起因する第2部分42の損傷が防止される。また、第1部分41の外周面45と第2部分42の外表面44とが段差なく連続するとともに、それらの境界に位置する角度変更部47にはアール面取り加工が施されている。このため、後方に移動してきたキャビテーションバブルクラウド51が角度変更部47に付着して停留せず、さらに後方に移動しやすくなる。また、段差や窪みがないことにより、キャビテーションの発生源にもなりにくい。従って、小型であるにも関わらず、耐久性に優れているため堅牢で寿命が長く、しかも受信感度に優れているため測定精度が高い超音波ハイドロホン31とすることができる。
(2)この超音波ハイドロホン31では、角度変更部47にはハイドロホン本体33の外径D1の1/100以上1/10以下という、好適なサイズのアール面取り加工が施されている。ゆえに、角度変更部47にエッジがなくなり滑らかに連続した表面となり、キャビテーションバブルクラウド51がそこに引っ掛かりにくくなる。このため、キャビテーションバブルクラウド51の移動が阻害されにくくなるとともに、段差や窪みがないことによりキャビテーションの発生源にもなりにくい。以上の結果、キャビテーションバブルクラウド51の停留を確実に防止することができる。
(3)この超音波ハイドロホン31では、ハイドロホン本体33の中心軸線C1に沿った第2部分42の寸法L2が、ハイドロホン本体33の外径D1の半分以下とされている。また、ハイドロホン本体33の中心軸線C1に沿った第1部分41の外周部分の寸法L1は、第2部分42の外径の半分以下とされている。振動子35は、第1部分41側において第1部分41の外周面45とハイドロホン本体33の先端との接合面よりも先端寄りの位置に配置され、ハイドロホン本体33の外径の1/3以上の大きさの直径を有している。従って、ハイドロホン本体33の外径D1が小さい場合でも、振動子35を比較的大きくすることができ、しかも第2部分42の頂部43から振動子35までの距離も比較的短くすることができる。その結果、受信感度に優れた超音波ハイドロホン31を容易に得ることが可能となる。
(4)また、上記の優れた超音波ハイドロホン31を備えた超音波洗浄機11によると、耐久性及び受信感度に優れた超音波ハイドロホンからの出力に基づいてキャビテーション発生量の正確な推定ができ、それに基づいて超音波洗浄にとって適切な超音波処理条件を容易にかつ確実に設定することが可能となる。
なお、本発明の各実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、ハイドロホン本体33の中心軸線C1を基準とした第2部分42の外表面44の傾斜角度θが45°であったが、これに限定されない。例えば、図7(a)に示される別の実施形態の超音波ハイドロホン31Aのように、傾斜角度θを45°よりも小さい値に設定してもよい。あるいは、図7(b)に示される別の実施形態の超音波ハイドロホン31Bのように、傾斜角度θを45°よりも大きい値に設定してもよい。
・上記実施の形態では、第2部分42の外表面44の全体で傾斜角度θが一様であったが、これに限定されない。例えば、図7(c)、図7(d)に示される別の実施形態の超音波ハイドロホン31C、31Dのように、傾斜角度θが箇所によって若干変化していてもよい。ちなみに、図7(c)では側面視で外表面44がやや凹形状になっており、図7(d)では側面視で外表面44がやや凸形状になっている。
・上記実施の形態では、耐食性に優れたチタンを用いて先端保護部材34を構成したが、本発明によるとキャビテーションバブルクラウド51の影響を受けにくくなるので、耐食性を有する他の金属材料を用いて先端保護部材34を構成することができる。具体的にはステンレス等を用いてもよいほか、金属以外の材料(例えば石英などのガラス材、セラミックス)を用いてもよい。つまり、本発明によると、先端保護部材34を形成する材料の選択の自由度が高くなる。
・上記実施の形態では、本発明の高音圧音場の音圧分析装置及び方法を、超音波洗浄機11に具体化したが、これに限定されない。例えば図8に示される別の実施形態のように、超音波洗浄槽12及び超音波洗浄機用発信器22Aを備える市販の超音波洗浄機11Aとして具体化してもよい。この超音波洗浄機11Aにおける音圧分析装置15は、オシロスコープ18の代わりにキャビテーションメーター18Aを備えたものとなっている。つまり、市販の超音波洗浄機11Aの洗浄槽12に超音波ハイドロホン31を浸漬し、音圧分析装置15で計測するように構成したものとしてもよい。また、電流・電圧プローブ25はなくてもよい。また、これ以外のもの、例えば、超音波分散器、超音波殺菌装置、ソノケミストリー反応を使用して化学的反応を行わせる超音波反応装置などに具体化してもよい。また、本発明の高音圧音場の音圧分析装置は、図8に示したもののように、キャビテーションが発生しているか否かを検知するとともに、キャビテーションの発生量を測定するための超音波キャビテーションメーターを含むものであってもよい。
11、11A…超音波処理装置としての超音波洗浄機
12…洗浄槽または処理槽
13…超音波振動子
15…音圧分析装置
31…超音波ハイドロホン
33…ハイドロホン本体
34…先端保護部材
35…振動子
41…第1部分
42…第2部分
43…頂部
44…第2部分の外表面
45…第1部分の外周面
47…角度変更部
C1…中心軸線
d1…(振動子の)直径
D1…ハイドロホン本体の外径
D2…第2部分の外径
L1…第1部分の外周部分の寸法
L2…第2部分の寸法
θ…傾斜角度

Claims (5)

  1. 液体中における超音波の音圧に応答した電圧の信号を出力するハイドロホンであって、
    円筒状のハイドロホン本体と、前記ハイドロホン本体の先端に装着される先端保護部材と、前記先端保護部材の背面に接するようにして設けられる振動子とを備え、
    前記先端保護部材は、前記ハイドロホン本体の外径と等しい外径寸法に形成され前記ハイドロホン本体の先端に装着される第1部分と、前記第1部分の先端側に一体的に形成された略円錐形状の第2部分とからなり、
    前記第2部分は尖った頂部を有しており、
    前記ハイドロホン本体の中心軸線を基準とした前記第2部分の外表面の傾斜角度は、40°以上60°以下に設定され、
    前記第1部分の外周面と前記第2部分の外表面とが段差なく連続するとともに、それらの境界に位置する角度変更部にはアール面取り加工が施されている
    ことを特徴とする超音波ハイドロホン。
  2. 前記角度変更部には、前記ハイドロホン本体の外径の1/100以上1/10以下のサイズのアール面取り加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波ハイドロホン。
  3. 前記ハイドロホン本体の中心軸線に沿った前記第2部分の寸法は、前記ハイドロホン本体の外径の半分以下であり、
    前記ハイドロホン本体の中心軸線に沿った前記第1部分の外周部分の寸法は、前記第2部分の外径の半分以下であり、
    前記振動子は、前記第1部材側において前記第1部材の外周面と前記ハイドロホン本体の先端との接合面よりも先端寄りの位置に配置され、前記ハイドロホン本体の外径の1/3以上の大きさの直径を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の超音波ハイドロホン。
  4. 液体中に浸漬された被処理物を、超音波を用いて洗浄する超音波洗浄機であって、
    前記液体を溜めておくための処理槽と、
    前記処理槽内の前記液体に超音波を照射するべく、前記処理槽に設置された超音波振動子と、
    前記超音波振動子を駆動制御する駆動装置と、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超音波ハイドロホンを含んで構成され、前記超音波ハイドロホンから出力された音場の音圧に応答した電圧信号に基づいて、キャビテーション発生量を推定する高音圧音場の音圧分析装置と
    を備えたことを特徴とする超音波洗浄機。
  5. 液体中に浸漬された被処理物を、超音波を用いて化学的に処理する超音波処理機であって、
    前記液体を溜めておくための処理槽と、
    前記処理槽内の前記液体に超音波を照射するべく、前記処理槽に設置された超音波振動子と、
    前記超音波振動子を駆動制御する駆動装置と、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超音波ハイドロホンを含んで構成され、前記超音波ハイドロホンから出力された音場の音圧に応答した電圧信号に基づいて、キャビテーション発生量を推定する高音圧音場の音圧分析装置と
    を備えたことを特徴とする超音波処理機。
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