JP2023112394A - アレイアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】アレイアンテナの大型化を抑制するとともに、指向性への影響を抑え、かつ、偏波結合量の抑制を図りやすいアレイアンテナを提供する。
【解決手段】少なくとも1つの偏波面をもつ第1アンテナ素子10Aと、少なくとも1つの第1アンテナ素子の偏波面と直交する偏波面をもつ第2アンテナ素子10Bと、板形状の第1平面に第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bが直線L上に配置された基板20と、導電性を有する材料を用いて板状に形成された板状部材30A,30Bであって、基板20における第1平面と反対側の第2平面22から突出して配置された少なくとも1つの板状部材30A,30Bと、を有する。アレイアンテナ1の大型化を抑制するとともに、指向性への影響を抑え、かつ、偏波結合量の抑制を図りやすいという効果を奏する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アレイアンテナに関する。
アンテナ素子を複数並べて構成するアレイアンテナにおいて、通信品質の向上や通信容量を増やすために、送受信間の結合量を低く抑える必要がある。そのために、第一のアンテナ素子群の偏波方向に対して第二のアンテナ素子群の偏波方向を90度異ならせたアレイアンテナが知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。
第一のアンテナ素子群と第二のアンテナ素子群の結合量は偏波間結合量(以下、単に「結合量」とも表記する。)とも呼ばれる。結合量を下げる方法として、以下の方法が一般的に知られている。
1つ目の方法では、第一のアンテナ素子群と第二のアンテナ素子群の物理的な距離を離すことで結合量を抑えている。2つ目の方法では、第一のアンテナ素子群と第二のアンテナ素子群の間に電波を遮蔽または反射させる構造物を設けることで、電気的な距離を離し結合量を抑えている。3つ目の方法では、第一のアンテナ素子群への給電線と第二のアンテナ素子群への給電線との間隔を離すことで結合量を抑えている。
特開2002-026629号公報 特開2013-026707号公報
上述した1つ目の方法では、第一のアンテナ素子群と第二のアンテナ素子群との物理的な距離を離すため、アレイアンテナの全体の大きさが大きくなりやすい。アレイアンテナが設置される場所に広さの制限がある場合、大きなアレイアンテナは設置が難しくなるという問題があった。
2つ目の方法では、アレイアンテナの形式によって構造物を設置する空間を確保できず、結合量を抑えることが難しいという問題があった。具体的には、偏波方向が90度異なる第一のアンテナ素子および第二のアンテナ素子を組み合わせて同一箇所に配置した素子群を有する形式のアレイアンテナでは、第一のアンテナ素子および第二のアンテナ素子の間に構造物を設置する空間が確保できない。
3つ目の方法では、第一のアンテナ素子群と第二のアンテナ素子群とへの配線の長さを変えて合成指向性を制御するアレイアンテナの場合には、配線の配置に制限があるため結合量を抑えることが難しいという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、アレイアンテナの大型化を抑制するとともに、指向性への影響を抑え、かつ、偏波結合量の抑制を図りやすいアレイアンテナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明のアレイアンテナは、少なくとも1つの偏波面をもつ第1アンテナ素子と、少なくとも1つの前記第1アンテナ素子の偏波面と直交する偏波面をもつ第2アンテナ素子と、板形状の第1平面に前記第1アンテナ素子および前記第2アンテナ素子が直線上に配置された基板と、導電性を有する材料を用いて板状に形成された板状部材であって、前記基板における前記第1平面と反対側の第2平面から突出して配置された少なくとも1つの板状部材と、を有する。
本発明のアレイアンテナによれば、基板における第1アンテナ素子および第2アンテナ素子が配置される第1平面と反対側の第2平面に板状部材が配置される。導電性を有する板状部材を用いることにより、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子との物理的な距離を離すことなく結合量を抑えることができる。さらに、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子とへの配線の長さに対する制限を設けることなく結合量を抑えることができる。
また、第2平面に板状部材を配置することにより、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子との間に板状部材を配置する空間を確保しなくてもよい。さらに、第1アンテナ素子と第2アンテナ素子とを組み合わせて同一箇所に配置することも可能となる。
本発明のアレイアンテナによれば、基板における第1アンテナ素子および第2アンテナ素子が配置される第1平面と反対側の第2平面に板状部材を配置することにより、アレイアンテナの大型化を抑制するとともに、指向性への影響を抑え、かつ、偏波結合量の抑制を図りやすいという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るアレイアンテナの構成を説明する斜視図である。 基板、配線および金属片の構成を説明する部分斜視図である。 基板および金属片の構成を説明する側面視図である。 金属片の別の形状例を説明する斜視図である。 金属片の更に別の形状例を説明する側面視図である。 金属片の別の配置例を説明する斜視図である。 金属片がないアレイアンテナ、および、金属片があるアレイアンテナにおける結合量の測定結果を説明するグラフである。 金属片がないアレイアンテナ、および、金属片があるアレイアンテナにおける結合量の測定結果を説明するグラフである。 金属片がないアレイアンテナ、および、金属片があるアレイアンテナにおける結合量の測定結果を説明するグラフである。 第1アンテナ素子および第2アンテナ素子の別の配置例を説明する斜視図である。 配線の別の配線構造例を説明する斜視図である。
この発明の一実施形態に係るアレイアンテナ1について、図1から図11を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るアレイアンテナ1の構成を説明する斜視図である。図1には、アレイアンテナ1の1ユニットが図示されている。アレイアンテナ1は、直線Lに沿って複数のユニットが並んで配置されている。なお、1ユニットのみでアレイアンテナ1が構成されてもよい。以下では、アレイアンテナ1の1ユニットの構成について説明する。
アレイアンテナ1には、図1に示すように、複数の第1アンテナ素子10Aと、複数の第2アンテナ素子10Bと、基板20と、フレーム40と、が設けられている。本実施形態では、3つの第1アンテナ素子10Aと、3つの第2アンテナ素子10Bと、が設けられた例に適用して説明する。なお、第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bの数は、それぞれ1つであってもよい。
第1アンテナ素子10Aは偏波面をもつアンテナ素子である。第2アンテナ素子10Bは第1アンテナ素子10Aの偏波面と直交する偏波面をもつアンテナ素子である。本実施形態では、第1アンテナ素子10Aが垂直偏波用のアンテナ素子であり、第2アンテナ素子10Bが水平偏波用のアンテナ素子である例に適用して説明する。なお、第1アンテナ素子10Aが+45度偏波用のアンテナ素子であり、第2アンテナ素子10Bが-45度偏波用のアンテナ素子であってもよい。
本実施形態では、第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bが、2本の直線状のエレメントを有するダイポールアンテナである例に適用して説明する。なお、第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bは、スロットアンテナやパッチアンテナなどダイポールアンテナ以外のアンテナであってもよい。
第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bは、基板20における第1平面21に配置されている。基板20の長手方向に延びる中心線を直線Lとした場合、第1アンテナ素子10Aは、エレメントが直線Lと直交するように配置されている。第2アンテナ素子10Bは、エレメントが直線Lと平行になるように配置されている。言い換えると、第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bは、それぞれのエレメントが互いに直交するように配置されている。
3つの第1アンテナ素子10Aおよび3つの第2アンテナ素子10Bは、直線L上にそれぞれ離れた3ヶ所に配置されている。言い換えると、前述の3ヶ所のそれぞれの場所に、1つの第1アンテナ素子10Aおよび1つの第2アンテナ素子10Bが配置されている。前述の3ヶ所は、等間隔に離れていてもよいし、異なる間隔で離れていてもよい。
基板20は板状に形成されたプリント基板であって、第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bが配置される部材である。基板20におけるグランド面である第1平面21には、第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bが配置される。
図2は、基板20、配線25A,25Bおよび金属片30A,30Bの構成を説明する部分斜視図である。基板20における第1平面21と反対側の配線面である第2平面22には、図2に示すように、配線25A,25Bと、2組の金属片(板状部材に相当する。)30A,30Bと、が配置されている。
配線25Aは、第1アンテナ素子10Aに電力を供給する層状に形成された配線である。配線25Aには、当該電力の供給に用いられる給電点26Aが導電可能に接続されている。配線25Aは、給電点26Aから、3つの第1アンテナ素子10Aに向かって枝分かれする構成を有している。配線25Aと第1アンテナ素子10Aとは、基板20を貫通して導電可能に接続されている。
配線25Bは第2アンテナ素子10Bに電力を供給する層状に形成された配線である。配線25Bには、当該電力の供給に用いられる給電点26Bが導電可能に接続されている。配線25Bは、給電点26Bから、3つの第2アンテナ素子10Bに向かって枝分かれする配線構造を有している。配線25Bと第2アンテナ素子10Bとは、基板20を貫通して導電可能に接続されている。
なお、配線25A,25Bにおける配線構造は、図2に示す配線構造であってもよいし、それ以外の配線構造であってもよい。また、給電点26A,26Bの配置位置も、図2に示す位置であってもよいし、それ以外の配置位置であってもよい。
図3は、基板20および金属片30A,30Bの構成を説明する側面視図である。金属片30A,30Bは、導電性を有する材料を用いて板状に形成された板状部材である。金属片30A,30Bは、同じ形状および同じ大きさを有している。
本実施形態では、金属片30A,30Bが銅、銅を成分に含む合金、アルミニウム、または、アルミニウムを成分に含む合金を用いて形成された部材である例に適用して説明する。
金属片30A,30Bは、図2および図3に示すように、2つが一組となっている。金属片30A,30Bは、第2平面22に対して交差する方向に突出して配置されている。より好ましくは、第2平面22に対して直交する方向に延びて配置されている。
また、金属片30A,30Bは、直線Lに対して交差する方向に間隔Dを開けて並んで配置されている。金属片30A,30Bは、同一平面を構成するように並んで配置されている。本実施形態では、間隔Dが基板20の幅に対して30%である例に適用して説明する。間隔Dは、基板20の幅に対して40%以下とすることが好ましい。
また、金属片30A,30Bは、直線Lを間に挟んで配置されていることが好ましく、直線Lを中心に挟んで対称に配置されていることがより好ましい。金属片30A,30Bは、直線Lに対して直交する方向に並んで配置されていることが好ましい。
上記同一平面に沿って金属片30A,30Bが並ぶ方向の長さWは、アレイアンテナ1から放射される電波の周波数に応じて定められる。本実施形態では、長さWが基板20の幅に対して50%である例に適用して説明する。長さWは、基板20の幅に対して50%以上とすることが好ましい。また、上記同一平面に沿って金属片30A,30Bが第2平面22から突出する方向の高さHは、アレイアンテナ1から放射される電波の周波数に応じて定められる。
金属片30A,30Bの長さW、間隔Dおよび高さHはそれぞれ、偏波間結合量を低減させる周波数により決定される。そのため、低減させる周波数によっては、上記の条件とは異なる長さW、間隔Dおよび高さHの組み合わせが最良となる場合もある。
2組の金属片30A,30Bは、第2平面22における直線L方向の両方の端部にそれぞれ配置されている。金属片30A,30Bは、配線25A,25Bと絶縁を確保する間隔を開けて配置されている。
図4は、金属片の別の形状例を説明する斜視図である。1組の金属片30A,30Bの代わりに、図4に示すように1つの金属片30を用いてもよい。図4に示す金属片30は、1の金属片30A,30Bと同じ長さW、高さHおよび厚さを有する。言い換えると、金属片30は、1組の金属片30A,30Bにおける間隔Dを0(ゼロ)とした形状を有している。
図5は、金属片の更に別の形状例を説明する側面視図である。1組の金属片30A,30Bの代わりに、図5に示すように1つの金属片30を用いてもよい。図5に示す金属片30は、四角フレームおよび基板20により形成される筒形状の開口を塞ぐ形状を有している。
図6は、金属片の別の配置例を説明する斜視図である。金属片30A,30Bの組は2組よりも多くてもよい。例えば、図6に示すように、4組の金属片30A,30Bが設けられてもよい。4組の金属片30A,30Bは、直線Lの方向に沿って間隔を開けて配置されている。4組の金属片30A,30Bが配置される直線L方向の間隔は、等間隔であってもよいし、不等間隔であってもよい。
フレーム40は、図1および図3に示すように、基板20を第2平面22側から支持する部材である。フレーム40は、基板20から第2平面22側に放射される電波を遮蔽する材料から形成されている。本実施形態では、フレーム40がステンレス鋼を用いて形成された部材である例に適用して説明する。なお、フレーム40は、銅、銅を成分に含む合金、アルミニウム、または、アルミニウムを成分に含む合金を用いて形成された部材であってもよい。
フレーム40には、2つの側面41および1つの底面42が設けられている。2つの側面41は平行に配置された板状の部材であり、基板20を支持する部材である。底面42は、2つの側面41をつなぐ板状の部材である。
フレーム40は、直線Lと直交する断面視においてU字状の形状を有する。基板20は、底面42と対向する位置に配置され、フレーム40に支持される。言い換えると、基板20が配置されたフレーム40は、基板20とともに四角筒状の形状を構成する。
次に、上記の構成からなるアレイアンテナ1における結合量について図7から図9を参照しながら説明する。図7から図9は、金属片30A,30Bがないアレイアンテナ、および、金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1における結合量の測定結果を説明するグラフである。図7から図9における横軸は周波数(Hz)であり、縦軸は結合量(dB)である。
横軸に示されているf1,f2,f3,f4,f5は、結合量を測定した際の周波数を示している。f1,f2,f3,f4,f5は正の値である。f1が最も小さな値であり、f2,f3,f4,f5の順に大きな値となる。
図7におけるグラフAは金属片30A,30Bがないアレイアンテナにおける結合量を示し、グラフA´は金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1における結合量を示す。図8におけるグラフBは金属片30A,30Bがないアレイアンテナにおける結合量を示し、グラフB´は金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1における結合量を示す。図9におけるグラフCは金属片30A,30Bがないアレイアンテナにおける結合量を示し、グラフC´は金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1における結合量を示す。
グラフA、グラフBおよびグラフCに対応する金属片30A,30Bがないアレイアンテナは、それぞれ異なる個体である。グラフA´、グラフB´およびグラフC´に対応する金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1は、図2に示すアレイアンテナであって、それぞれ異なる個体のアレイアンテナである。
また、グラフAのアレイアンテナは、グラフA´のアレイアンテナ1から金属片30A,30Bを除いた同一固体のアレイアンテナである。グラフBのアレイアンテナは、グラフB´のアレイアンテナ1から金属片30A,30Bを除いた同一固体のアレイアンテナである。グラフCのアレイアンテナは、グラフC´のアレイアンテナ1から金属片30A,30Bを除いた同一固体のアレイアンテナである。
アレイアンテナ1における結合量は、あらかじめ定めた所定の閾値以下であるか否かに基づいて判定する。ここでは、閾値が-30dBである場合に適用して説明する。
図7においてグラフAは周波数f4まで閾値以下であるが、周波数f5では閾値を超えている。これに対してグラフA´は、周波数f1からf5までの全てにおいて閾値以下である。つまり、金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1の結合量が抑制されていることが示されている。
図8においてグラフBは周波数f4まで閾値以下であるが、周波数f5では閾値を超えている。これに対してグラフB´は、周波数f1からf5までの全てにおいて閾値以下である。つまり、金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1の結合量が抑制されていることが示されている。
図9においてグラフCは周波数f4まで閾値以下であるが、周波数f5では閾値を超えている。これに対してグラフC´は、周波数f1からf5までの全てにおいて閾値以下である。つまり、金属片30A,30Bがあるアレイアンテナ1の結合量が抑制されていることが示されている。
アレイアンテナの個体の違いによるばらつきにより偏波間結合量の初期状態が異なっていても(グラフA、グラフBおよびグラフC参照。)、金属片30A,30Bを設けることにより偏波間結合量が抑えられている(グラフA´、グラフB´およびグラフC´参照。)ことが分かる。
上記の構成のアレイアンテナ1は、基板20における第2平面22に導電性を有する金属片30,30A,30Bが配置される。そのため、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとの物理的な距離を離すことなく結合量を抑えることができる。アレイアンテナ1の結合量を抑制するとともに大型化を抑制しやすくなる。
さらに、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとへの配線25A,25Bの長さに対する制限を設けることなく結合量を抑えることができる。そのため、結合量を抑制するとともに指向性への影響を抑えやすくなる。
また、第2平面22に金属片30,30A,30Bを配置することにより、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとの間に金属片30,30A,30Bを配置する空間を確保しなくてもよい。さらに、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとを組み合わせて同一箇所に配置することも可能となる。そのため、アレイアンテナ1の結合量を抑制するとともに大型化を抑制しやすくなる。
基板20における直線L方向の端部に金属片30,30A,30Bを配置することにより、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとの結合量を抑える効果を高めやすい。
金属片30,30A,30Bを直線Lと交差して配置することにより、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとの結合量を抑える効果を高めやすい。また、金属片30,30A,30Bを直線Lと直交して配置することにより結合量を抑える効果を更に高めやすい。
直線Lを中心として金属片30,30A,30Bを対称に配置することにより、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとの結合量を抑える効果を高めやすい。
基板20を支持するフレーム40を有することにより、基板20を安定して保持しやすくなる。
フレーム40および基板20により形成される筒形状の開口に金属片30を配置することにより、第1アンテナ素子10Aと第2アンテナ素子10Bとの結合量を抑える効果を高めやすくなる。また、金属片30の形状が開口を塞ぐ形状とすることにより、結合量を抑える効果を高めやすくなる。
図10は、第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bの別の配置例を説明する斜視図である。第1アンテナ素子10Aおよび第2アンテナ素子10Bは、図1に示すように、同じ場所に配置されてもよいし、図10に示すように別々の場所に配置されてもよい。図10では、2つの第1アンテナ素子10Aおよび2つの第2アンテナ素子10Bが直線L上に交互に並んで配置されている例が示されている。
図11は、配線25A,25Bの別の配線構造例を説明する斜視図である。2つの第1アンテナ素子10Aおよび2つの第2アンテナ素子10Bが図10に示す通りに配置された場合、配線25A,25Bの配線構造は、例えば図11に示す通りとなる。
配線25Aは、給電点26Aから、2つの第1アンテナ素子10Aに向かって枝分かれする構成を有している。配線25Bは、給電点26Bから、2つの第2アンテナ素子10Bに向かって枝分かれする構成を有している。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本発明を上記の実施形態に適用したものに限られることなく、これらの実施形態を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定するものではない。
1…アレイアンテナ、 10A…第1アンテナ素子、 10B…第2アンテナ素子、 20…基板、 21…第1平面、 22…第2平面、 30,30A,30B…金属片(板状部材)、 40…フレーム、 L…直線

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの偏波面をもつ偏波用の第1アンテナ素子と、
    少なくとも1つの前記第1アンテナ素子の偏波面と直交する偏波面をもつ偏波用の第2アンテナ素子と、
    板形状の第1平面に前記第1アンテナ素子および前記第2アンテナ素子が直線上に配置された基板と、
    導電性を有する材料を用いて板状に形成された板状部材であって、前記基板における前記第1平面と反対側の第2平面から突出して配置された少なくとも1つの板状部材と、
    を有するアレイアンテナ。
  2. 前記板状部材は、少なくとも前記基板における前記直線方向の端部に配置されている請求項1記載のアレイアンテナ。
  3. 前記板状部材は、前記第2平面から突出するとともに、前記直線と交差して配置されている請求項1または2に記載のアレイアンテナ。
  4. 前記板状部材は、前記直線を中心として対称に配置されている請求項3記載のアレイアンテナ。
  5. 導電性を有する材料から形成され、前記基板を前記第2平面側から支持するフレームを更に有する請求項1から4のいずれか1項に記載のアレイアンテナ。
  6. 前記フレームは、2つの側面および前記2つの側面をつなぐ底面を有するとともに、前記2つの側面にわたって前記基板が配置され、
    前記板状部材は、前記フレームおよび前記基板により形成される筒形状の開口に配置され、前記開口を塞ぐ形状を有している請求項5記載のアレイアンテナ。
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