JP2023112252A - 圧縮機システム - Google Patents

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正広 天野
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良治 小笠原
Ryoji Ogasawara
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Abstract

【課題】オイルによる圧縮機内の洗浄時の最適な洗浄時間及び洗浄周期を容易に取得する。【解決手段】圧縮機システムは、圧縮機と、前記圧縮機に水を供給する水供給部と、前記圧縮機にオイルを供給するオイル供給部と、前記水の供給状態及び前記オイルの供給状態を制御する供給制御部と、を備える。前記供給制御部は、前記圧縮機の効率の変化率を取得する変化率取得部と、前記オイルの供給量を取得する供給量取得部と、前記変化率から運転コストを取得する運転コスト取得部と、前記オイルの供給量からオイルコストを取得するオイルコスト取得部と、複数の前記暫定洗浄条件のそれぞれでの前記運転コスト及び前記オイルコストの関係である複数の暫定関係値を取得するコスト関係取得部と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、圧縮機システムに関する。
ガスを圧縮して高圧ガスを生成するための装置として圧縮機が知られている。圧縮機は、軸線回りに回転するロータと、ロータの外周面に設けられたインペラと、これらロータ及びインペラを外周側から覆うことで流路を形成するケーシングと、を備えている。インペラがロータと一体に回転することで、流路中を流通するガスが圧縮される。圧縮されたガスは、圧縮前に比べて温度・圧力が上昇した状態となる。
ここで、例えばエチレンのような有機物質を含むガスを圧縮機内に流通させる場合、ガス温度の上昇に伴って、ガスに含まれる化合物が圧縮機内部で重合して、ファウリングと呼ばれるポリマー(重合体)が形成されることがある。このようなファウリングが流路を形成する壁面もしくはインペラに付着すると、圧縮機の効率低下を招く可能性がある。また、ファウリングがインペラに付着すると、ロータのアンバランスに起因する振動につながる可能性がある。
そこで、例えば、特許文献1に記載のシステムでは、圧縮機の動作に関連あるデータを収集し、収集したデータに基づいて、圧縮機のポリトロープ効率を算出している。このポリトロープ効率に基づいて、圧縮機内のファウリング形成程度を特定してオイルや水による洗浄を実施している。
特表2014-534370号
ところで、ファウリングへの対策としては、継続的に水を圧縮機内に供給し続けることで圧縮機内の温度を下げてファウリングの発生自体を抑える方法と、定期的にオイルを圧縮機内に供給し、形成されたファウリングを除去する方法がある。オイルを使用した洗浄では、圧縮機内に形成されているファウリングの量が多くなればなるほどオイルを供給し続ける時間である洗浄時間や、オイルを供給する周期である洗浄周期が増大する。洗浄に使用されるオイルは非常に高価であるため、洗浄時間や洗浄周期の増大は、洗浄コストの増加につながってしまう。一方で、圧縮機内に形成されているファウリングの量は、圧縮機が使用されるプラントや使用されてきた運転期間によって大きく異なっており、洗浄時間や洗浄周期を一律に設定することができない。さらに、圧縮機に対して最適な洗浄時間や洗浄周期を設定するには、高い技量が要求される。そのため、設定する作業者によって過剰にオイルを使用することとなってしまい、洗浄コストが増加してしまうという課題がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、オイルによる圧縮機内の洗浄時の最適な洗浄時間及び洗浄周期を容易に取得可能な圧縮機システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る圧縮機システムは、内部に形成された流路に供給されたガスを圧縮する圧縮機と、運転中の前記圧縮機の内部の前記流路に水を供給する水供給部と、前記水が供給されている前記圧縮機の内部の前記流路にオイルを供給するオイル供給部と、前記水供給部での前記圧縮機への前記水の供給状態及び前記オイル供給部での前記圧縮機への前記オイルの供給状態を制御する供給制御部と、前記オイル供給部から前記圧縮機への供給される前記オイルの供給状況の情報を取得するオイル情報取得部と、を備え、前記供給制御部は、前記圧縮機へ前記水を供給させるように前記水供給部に指示を送るとともに、設定された洗浄時間及び洗浄周期を有する洗浄条件で、前記圧縮機へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部に指示を送る洗浄指示部と、予め定めた異なる洗浄時間及び洗浄周期を有する複数の暫定洗浄条件で前記圧縮機へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部に指示を送る暫定洗浄指示部と、前記圧縮機の運転状況の情報から前記圧縮機の効率の変化率を取得する変化率取得部と、オイル情報取得部で取得された前記オイルの供給状況の情報から前記オイルの供給量を取得する供給量取得部と、前記変化率取得部で取得された前記変化率から前記洗浄周期での運転コストを取得する運転コスト取得部と、前記供給量取得部で取得された前記オイルの供給量から前記洗浄時間でのオイルコストを取得するオイルコスト取得部と、前記運転コスト取得部で取得された前記運転コストと、前記オイルコスト取得部で取得された前記オイルコストとから、複数の前記暫定洗浄条件のそれぞれでの前記運転コスト及び前記オイルコストの関係である複数の暫定関係値を取得するコスト関係取得部と、を有する。
本開示の圧縮機システムによれば、オイルによる圧縮機内の洗浄時の最適な洗浄時間及び洗浄周期を容易に取得できる。
本開示の実施形態に係る圧縮機システムの概略構成を示す模式図である。 実施形態に係る遠隔監視部、インジェクションシステム制御部、及び圧縮機運転データ監視部のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一実施形態の供給制御部を示すブロック図である。 第一実施形態における洗浄時間及び洗浄周期と、圧縮機の運転効率との関係を示す図である。 暫定洗浄条件での洗浄時間及び洗浄周期の一例を示す図である。 第二実施形態の供給制御部を示すブロック図である。 第二実施形態における洗浄時間及び洗浄周期と、圧縮機の運転効率との関係を示す図である。 第三実施形態の供給制御部を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本開示による圧縮機システム1を実施するための形態を説明する。しかし、本開示はこの実施形態のみに限定されるものではない。
<第一実施形態>
(圧縮機システムの構成)
図1に示すように、圧縮機システム1は、一つの駆動機2によって圧縮機3を高速運転させる。圧縮機システム1は、例えば、石油化学プラント等のエチレンを含むガスを生じさせるプラントで使用される。圧縮機システム1は、洗浄油であるオイル及び洗浄水(冷却水)である水を運転中の圧縮機3の内部に供給することで、圧縮機3の内部を洗浄可能とされている。本実施形態の圧縮機システム1は、駆動機2と、圧縮機3と、水供給部4と、オイル供給部5と、圧縮機情報取得部6と、オイル情報取得部7と、冷却水情報取得部8と、供給制御部9と、を備えている。
駆動機2は、圧縮機3を駆動させるための動力を発生させるように回転駆動される。駆動機2は、軸線Oを中心に回転する駆動軸21を有している。本実施形態の駆動機2は、駆動軸21を定速で駆動させる可変速モータである。なお、駆動機2としては、圧縮機3を駆動させるための動力を発生させることができればよく、モータ以外に蒸気タービン等を採用することができる。
圧縮機3は、供給されたガスを作動流体として用いる。本実施形態の圧縮機3は、炭化水素を分解することで生成されたエチレンやプロピレン等の有機化学物質を含む炭化水素ガスを作動流体として圧縮する分解ガス圧縮機である。本実施形態の圧縮機3は、ケーシング(不図示)の内部に配置された複数(例えば、三つ)のインペラ(不図示)を用いて作動流体を圧縮する一軸多段遠心圧縮機である。圧縮機3は、軸線Oを中心に回転する回転軸31を有している。圧縮機3では、吸入するための吸入口(図示省略)に繋がった供給ライン32から作動流体が供給される。圧縮機3では、圧縮した圧縮流体が、吐出するための吐出口(不図示)に繋がった排出ライン33に送り出される。送り出された圧縮流体は、圧縮機3の外部の他と装置へと供給される。また、圧縮機3では、継続的な運転に伴って圧縮機3の内部が高温になることで炭化水素ガスが重合し、圧縮機3の内部において炭化水素ガスが流通する流路(ケーシングの流路やインペラの流路)を形成する壁面に、ファウリングと呼ばれる重合体(ポリマー)が付着する。
水供給部4は、運転中の圧縮機3の内部の流路に冷却用の水を供給する。水供給部4は、圧縮機3の流路の途中(例えば、インペラの出口に繋がったケーシングの流路)に水を供給することで、圧縮機3の内部の温度を下げている。これにより、圧縮機3では、運転中のファウリングの発生が抑制されている。つまり、水供給部4は、ウォータインジェクションシステムを構成している。本実施形態の水供給部4は、冷却水供給源41と、冷却水供給ライン42と、冷却水供給調整弁43とを有している。
冷却水供給源41は、水をポンプ等で圧送して供給する装置である。冷却水供給源41は、例えば、水が貯蔵されたタンクや、圧縮機3の各種冷却に使用する水を循環供給する装置である。冷却水供給ライン42は、冷却水供給源41と圧縮機3とを接続している。本実施形態の冷却水供給ライン42は、圧縮機3に近い下流側で複数(本実施形態では三つ)に分岐している。これにより、冷却水供給ライン42を流通した水は、圧縮機3の各段(各インペラが配置されている位置)に供給される。冷却水供給調整弁43は、冷却水供給ライン42上に配置されている。冷却水供給調整弁43は、冷却水供給ライン42内を流れる水の流量を調整可能な弁である。本実施形態における冷却水供給調整弁43は、冷却水供給ライン42を流通する水を圧縮機3に向かって流通可能にする全開状態と流通不能にする全閉状態とに切り替え可能なオンオフ弁である。
なお、本実施形態では、冷却水供給調整弁43は、一つのみが配置されているがこのような構成に限定されるものではない。冷却水供給調整弁43は、冷却水供給ライン42上に複数配置されていてもよい。したがって、冷却水供給調整弁43は、分岐した冷却水供給ライン42の下流部分のそれぞれに配置され、圧縮機3の各段に供給される水の供給量を調整してもよい。また、冷却水供給調整弁43は、オンオフ弁であることに限定されるものではなく、流量を調整可能な流量調整弁もしくは供給圧力を調整可能な圧力調整弁であってもよい。また、冷却水供給ライン42上には、冷却水供給調整弁43のみが配置されることに限定されるものではなく、他の弁が配置されていてもよい。例えば、冷却水供給ライン42上には、緊急時に圧縮機3への水の供給を停止させる遮断弁が配置されていてもよい。
オイル供給部5は、水が供給されている運転中の圧縮機3の内部の流路に洗浄用のオイルを供給する。洗浄用のオイルは、揮発性が低くポリマーを溶かしやすい重質でアロマ分(芳香族成分)の多いオイルが好ましい。このようなオイルは、非常に高価であることが知られている。具体的には、オイルは、水添ガソリンやナフサ分解油であるC9+アロマ留分を適用することが好ましい。オイル供給部5は、圧縮機3の流路の途中(例えば、インペラの出口に繋がったケーシングの流路)にオイルを供給することで、圧縮機3の内部に付着したファウリングを剥離させて洗い流している。これにより、圧縮機3では、運転しながら、圧縮機3の内部に付着したファウリングが除去されている。つまり、オイル供給部5は、オイルインジェクションシステムを構成している。本実施形態のオイル供給部5は、オイル供給源51と、オイル供給ライン52と、オイル供給調整弁53とを有している。
オイル供給源51は、オイルをポンプ等で圧送して供給する装置である。オイル供給源51は、例えば、オイルが貯蔵されたタンクや、圧縮機3の外部の他の装置で生成された装置を供給する装置である。オイル供給ライン52は、オイル供給源51と圧縮機3とを接続している。本実施形態のオイル供給ライン52は、圧縮機3に近い下流側で複数に(本実施形態では三つ)分岐している。オイル供給ライン52は、冷却水供給ライン42と並列に配置されている。つまり、オイル供給ライン52は、冷却水供給ライン42が接続されている位置と非常に近い位置で圧縮機3に接続されている。これにより、オイル供給ライン52を流通したオイルは、水が供給される位置と近い位置で圧縮機3の各段(各インペラが配置されている位置)に供給される。オイル供給調整弁53は、オイル供給ライン52上に配置されている。オイル供給調整弁53は、オイル供給ライン52内を流れるオイルの流量を調整可能な弁である。本実施形態におけるオイル供給調整弁53は、オイル供給ライン52を流通するオイルを圧縮機3に向かって流通可能にする全開状態と流通不能にする全閉状態とに切り替え可能なオンオフ弁である。
なお、本実施形態では、オイル供給調整弁53は、一つのみが配置されているがこのような構成に限定されるものではない。オイル供給調整弁53は、オイル供給ライン52上に複数配置されていてもよい。したがって、オイル供給調整弁53は、分岐したオイル供給ライン52の下流部分のそれぞれに配置され、圧縮機3の各段に供給されるオイルの供給量を調整してもよい。また、オイル供給調整弁53は、オンオフ弁であることに限定されるものではなく、流量を調整可能な流量調整弁もしくは供給圧力を調整可能な圧力調整弁であってもよい。また、オイル供給ライン52上には、オイル供給調整弁53のみが配置されることに限定されるものではなく、他の弁が配置されていてもよい。例えば、オイル供給ライン52上には、緊急時に圧縮機3へのオイルの供給を停止させる遮断弁が配置されていてもよい。
圧縮機情報取得部6は、圧縮機3の運転状況の情報を取得する。ここで、圧縮機3の運転状況の情報とは、例えば、圧縮機3で圧縮された圧縮流体の流量、温度、及び圧力である。本実施形態の圧縮機情報取得部6は、排出ライン33及び供給ライン32に配置されている。圧縮機情報取得部6は、流量、温度、及び圧力を測定可能なセンサ(不図示)を複数有している。つまり、圧縮機情報取得部6は、運転中の圧縮機3の運転状況の情報をリアルタイムで取得する。圧縮機情報取得部6は、取得した圧縮流体の流量、温度、及び圧力の情報を圧縮機3の運転状況の情報として、供給制御部9に送っている。
オイル情報取得部7は、オイル供給部5から圧縮機3への供給されるオイルの供給状況の情報を取得する。ここで、オイルの供給状況の情報とは、例えば、圧縮機3に供給されるオイルの流量、温度、及び圧力である。本実施形態のオイル情報取得部7は、オイル供給ライン52に配置されている。オイル情報取得部7は、流量、温度、及び圧力を測定可能なセンサ(不図示)を複数有している。オイル情報取得部7は、取得したオイルの流量、温度、及び圧力の情報をオイルの供給状況の情報として供給制御部9に送っている。
冷却水情報取得部8は、水供給部4から圧縮機3への供給される水の供給状況の情報を取得する。ここで、水の供給状況の情報とは、例えば、圧縮機3に供給される水の流量、温度、及び圧力である。本実施形態の冷却水情報取得部8は、冷却水供給ライン42に配置されている。冷却水情報取得部8は、流量、温度、及び圧力を測定可能なセンサ(不図示)を複数有している。冷却水情報取得部8は、取得した水の流量、温度、及び圧力の情報を供給状況の情報として供給制御部9に送っている。
(供給制御部の構成)
供給制御部9は、水供給部4での圧縮機3への水の供給状態及びオイル供給部5での圧縮機3へのオイルの供給状態を制御する。供給制御部9は、圧縮機3の運転状況に応じて水供給部4及びオイル供給部5を制御している。供給制御部9は、圧縮機3も制御する。本実施形態の供給制御部9は、インジェクションシステム制御部901と、圧縮機運転データ監視部902と、遠隔監視部903とを有している。
インジェクションシステム制御部901は、水供給部4及びオイル供給部5を制御している。具体的には、インジェクションシステム制御部901は、冷却水供給ライン42を流通する水の供給状況に応じて冷却水供給調整弁43の開度の調整が可能とされている。さらに、インジェクションシステム制御部901は、オイル供給ライン52を流通するオイルの供給状況に応じてオイル供給調整弁53の開度の調整が可能とされている。インジェクションシステム制御部901は、取得した水の供給状況の情報及びオイルの供給状況の情報を遠隔監視部903に送っている。
圧縮機運転データ監視部902は、圧縮機3を制御している。具体的には、圧縮機運転データ監視部902は、圧縮機3の運転状況を取得しながら、運転状況に応じて圧縮機3を制御している。圧縮機運転データ監視部902は、取得した圧縮機3の運転状況の情報をインジェクションシステム制御部901及び遠隔監視部903に送っている。
遠隔監視部903は、インジェクションシステム制御部901及び圧縮機運転データ監視部902を、駆動機2、圧縮機3、水供給部4、及びオイル供給部5から離れた遠隔地から監視可能とされている。具体的には、遠隔監視部903は、インジェクションシステム制御部901から送られてきた水の供給状況の情報及びオイルの供給状況の情報や、圧縮機運転データ監視部902から入力された圧縮機3の運転状況の情報を表示するなどによって取得可能とされている。また、遠隔監視部903は、インジェクションシステム制御部901及び圧縮機運転データ監視部902に指示を送ることで、水供給部4、オイル供給部5、圧縮機3を制御可能とされている。
また、インジェクションシステム制御部901、圧縮機運転データ監視部902、及び遠隔監視部903は、それぞれ、コンピュータ950を備える。図2に示すように、コンピュータ950は、プロセッサ951、メインメモリ952、ストレージ953、及びインタフェース954を有している。
インジェクションシステム制御部901、圧縮機運転データ監視部902、及び遠隔監視部903での各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ953に記憶されている。プロセッサ951は、プログラムをストレージ953から読み出してメインメモリ952に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ951は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ952に確保する。
プログラムは、コンピュータ950に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ953に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、又は他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。
また、コンピュータ950は、上記構成に加えて、又は上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ951によって実現される機能の一部又は全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ953の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ953は、コンピュータ950のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース954又は通信回線を介してコンピュータ950に接続される外部メディアであってもよい。
また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ950に配信される場合、配信を受けたコンピュータ950が当該プログラムをメインメモリ952に展開し、上記処理を実行してもよい。上記実施形態では、ストレージ953は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、当該プログラムは、前述した機能をストレージ953に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本実施形態の供給制御部9は、図3に示すように、処理部として、洗浄指示部91と、暫定洗浄指示部92と、変化率取得部93と、供給量取得部94と、運転コスト取得部95と、オイルコスト取得部96と、コスト関係取得部97と、判定部98と、洗浄条件設定部99と、表示部100と、遠隔操作部101とを有している。洗浄指示部91と、暫定洗浄指示部92と、変化率取得部93と、供給量取得部94と、運転コスト取得部95と、オイルコスト取得部96と、コスト関係取得部97と、判定部98と、洗浄条件設定部99と、表示部100と、遠隔操作部101とは、インジェクションシステム制御部901、圧縮機運転データ監視部902、及び遠隔監視部903のコンピュータ950によって実行される。
洗浄指示部91は、圧縮機3へ水を供給させるように水供給部4に指示を送るとともに、圧縮機3へオイルの供給させるようにオイル供給部5に指示を送る。具体的には、洗浄指示部91は、運転中の圧縮機3に対して継続的に洗浄を実施するように水供給部4に指示を送る。つまり、洗浄指示部91は、圧縮機3へ水を継続的に供給させるように冷却水供給調整弁43に開度を変化させるように指示を送る。本実施形態では、洗浄指示部91は、圧縮機3の運転中に、冷却水供給調整弁43に対して常に一定の開度で開いた状態を維持するように指示を送っている。これにより、水供給部4は、運転中の圧縮機3に対して常に一定量の水を供給し続けている。
また、洗浄指示部91は、設定された洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する洗浄条件で洗浄を実施するようにオイル供給部5に指示を送る。つまり、洗浄指示部91は、洗浄条件に基づいて圧縮機3へオイルの供給させるようにオイル供給調整弁53に開度を変化させるように指示を送る。本実施形態では、洗浄指示部91は、図4に示すように、圧縮機3の運転中に、オイル供給調整弁53に対して指定した洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcで、定期的に開度で開いた状態と閉じた状態とを繰り返すように指示を送っている。これにより、オイル供給部5は、運転中の圧縮機3に対して断続的に一定量のオイルを供給する。その際、洗浄指示部91は、オイル供給調整弁53に対して所定の時間にわたって開いた状態を維持するように指示を送る。このオイル供給調整弁53に対して開いた状態を維持させている所定の時間が洗浄時間Ttである。つまり、洗浄時間Ttでは、圧縮機3が運転された状態で、圧縮機3にオイルの供給されている。また、洗浄指示部91は、オイル供給調整弁53に対して洗浄時間Ttにわたって開いた後に、所定の時間にわたって閉じた状態を維持するように指示を送る。このオイル供給調整弁53に対して閉じた状態を維持させている所定の時間が洗浄周期Tcである。つまり、洗浄周期Tcでは、圧縮機3が運転中であっても、圧縮機3にオイルの供給されていない。
暫定洗浄指示部92は、図3に示すように、予め定めた異なる洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する複数の暫定洗浄条件で圧縮機3へオイルの供給させるようにオイル供給部5に指示を送る。暫定洗浄指示部92は、洗浄指示部91がオイル供給調整弁53に指示を送る前の段階で、オイル供給調整弁53に開度を変化させるように指示を送る。つまり、暫定洗浄指示部92は、オイル供給部5がオイルを定期的に圧縮機3へ供給する前の段階で、圧縮機3へオイルを供給する条件に関する指示をオイル供給部5に送っている。複数の暫定洗浄条件は、圧縮機3の運転を開始する前に事前に定められる。各暫定洗浄条件では、洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを異なった複数の組み合わせとなるように定められる。例えば、本実施形態では、図5に示すように、第一の洗浄時間Tt1及び第二の洗浄時間Tt2と、第一の洗浄周期Tc1及び第二の洗浄周期Tc2を組み合わせて、四つの暫定洗浄条件でオイル供給調整弁53に開度を変化させるように指示を送る。第一の洗浄時間Tt1は、例えば30分である。第二の洗浄時間Tt2は、例えば、第一の洗浄時間Tt1の二倍である60分である。また、第一の洗浄周期Tc1は、例えば、一週間である。第二の洗浄周期Tc2は、第一の洗浄周期Tc1の二倍である二週間である。したがって、第一の暫定洗浄条件は、第一の洗浄時間Tt1及び第一の洗浄周期Tc1を有する。第二の暫定洗浄条件は、第二の洗浄時間Tt2及び第一の洗浄周期Tc1を有する。第三の暫定洗浄条件は、第一の洗浄時間Tt1及び第二の洗浄周期Tc2を有する。第四の暫定洗浄条件は、第二の洗浄時間Tt2及び第二の洗浄周期Tc2を有する。
なお、暫定洗浄条件での洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcの組み合わせは上述した四つに限定されるものではない。暫定洗浄条件は、圧縮機3に応じて適宜設定すればよく、四つ以上の条件であってもよく、四つ以下の条件であってもよい。
また、図3に示すように、本実施形態の暫定洗浄指示部92は、判定部98から後述する新規暫定洗浄条件の情報が入力可能とされている。判定部98から新規暫定洗浄条件が入力されると、新規暫定洗浄条件で、圧縮機3へオイルの供給させるようにオイル供給部5(オイル供給調整弁53)に指示を送る。
変化率取得部93は、圧縮機3の運転状況の情報から圧縮機3の効率の変化率を取得する。本実施形態の変化率取得部93には、圧縮機情報取得部6から運転中の圧縮機3の運転状況の情報が入力される。変化率取得部93は、取得された圧縮機3の運転状況の情報に基づいて、運転中の圧縮機3の効率を算出して取得している。変化率取得部93は、取得した圧縮機3の効率の情報から変化率を算出して取得している。効率の変化率は、例えば図4及び図5における点線で示された効率における傾きである。
なお、運転中の圧縮機3の効率は、圧縮機3の運転時間が長くなってファウリングが増加することで低下し、オイルの供給によってファウリングが減少することで上昇していく(図4及び図5の点線参照)。つまり、圧縮機3の効率は、オイルによるファウリングの除去量を示す指標となっている。
供給量取得部94は、図3に示すように、オイルの供給量及び冷却水の供給量を取得する。供給量取得部94には、オイル情報取得部7からオイルの供給状況の情報が入力される。供給量取得部94は、オイル情報取得部7で取得されたオイルの供給状況の情報に基づいて、圧縮機3に供給されたオイルの供給量を算出して取得する。オイルの供給量は、例えば、洗浄時間Ttでのオイルの量である。さらに、供給量取得部94は、冷却水情報取得部8から水の供給状況の情報が入力される。供給量取得部94は、冷却水情報取得部8で取得された水の供給状況の情報に基づいて、圧縮機3に供給された冷却水の供給量を算出して取得する。
運転コスト取得部95が、運転中の圧縮機3の運転コストを取得する。運転コスト取得部95には、変化率取得部93で取得された変化率の情報が入力される。運転コスト取得部95は、入力された変化率から洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcでの運転コストを算出して取得する。運転コストは、圧縮機3を運転する際に動力コストであり、効率の上昇に伴って低下し、効率の低下に伴って上昇する。また、運転コスト取得部95には、変化率取得部93から圧縮機3の運転状況の情報も入力される。
オイルコスト取得部96は、圧縮機3に供給されたオイルのオイルコストを取得する。オイルコスト取得部96には、供給量取得部94で取得されたオイルの供給量の情報が入力される。オイルコスト取得部96は、入力されたオイルの供給量から洗浄時間Ttでのオイルコストを算出して取得する。オイルコストは、例えば、オイルの供給量と、使用されているオイルの単価に基づいて算出される。本実施形態では、オイルの供給されている洗浄時間Tt中でのオイルコストが取得される。また、オイルコスト取得部96には、供給量取得部94からオイルの供給量及び冷却水の供給量の情報も入力される。
コスト関係取得部97は、運転コスト取得部95で取得された運転コストと、オイルコスト取得部96で取得されたオイルコストとから運転コスト及びオイルコストの関係である暫定関係値を取得する。暫定関係値は、複数の暫定洗浄条件のそれぞれについて取得される。運転コストとオイルコストとの関係である暫定関係値とは、例えば、オイルコストの変化に伴う運転コストの変化率や、運転コストとオイルコストとの合算値のような相関関係を表す値である。本実施形態では、コスト関係取得部97は、暫定関係値として、運転コストとオイルコストとの合算値を算出する。また、コスト関係取得部97には、運転コスト取得部95から圧縮機3の運転状況の情報や効率の情報も入力される。さらに、コスト関係取得部97には、オイルコスト取得部96からオイルの供給量及び冷却水の供給量の情報も入力される。
判定部98は、複数の暫定洗浄条件の中から、圧縮機3を運転する際に適した洗浄条件があるか否かを判定する。判定部98には、コスト関係取得部97で取得された複数の暫定関係値の情報が入力される。判定部98は、圧縮機3を運転する際に予め定めた最適基準値を、入力された複数の暫定関係値のいずれか一つが満たしているか否かを判定する。最適基準値とは、圧縮機3を運転する際に最も適した洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcと推定される予め定められた値である。最適基準値は、圧縮機3を運転する際に許容可能な運転コスト及びオイルコストの少なくとも一方の上限値である。具体的には、最適基準値としては、例えば、複数の洗浄条件でオイルコストの変化に伴う運転コストの変化率の上限許容値や、運転コストとオイルコストとの合算値の上限許容値、運転コストの上限許容値や、オイルコストの上限許容算値が挙げられる。本実施形態の判定部98では、最適基準値として、運転コストとオイルコストとの合算値の上限許容値である。
判定部98は、複数の暫定関係値のいずれか一つが最適基準値を満たしていると判定した場合には、その暫定関係値が圧縮機3を運転する際に適した洗浄条件であると判定する。つまり、判定部98は、暫定関係値のいずれか一つが最適基準値を満たした場合に、最適基準値を満たした暫定関係値の情報を洗浄条件設定部99に送る。
判定部98は、暫定関係値の全てが最適基準値を満たしていない場合に、新規暫定洗浄条件を設定するように暫定洗浄指示部92に指示を送る。新規暫定洗浄条件は、複数の暫定洗浄条件とは異なる洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する洗浄条件である。
指示を受けた暫定洗浄指示部92は、新規暫定洗浄条件でオイルの供給させるようにオイル供給調整弁53へ指示を送る。その後、新規暫定洗浄条件での効率の変化率が変化率取得部93で取得される。そして、新規暫定洗浄条件での運転コストが運転コスト取得部95で取得される。さらに、新規暫定洗浄条件でのオイルの供給量が供給量取得部94で取得される。新規暫定洗浄条件でのオイルコストがオイルコスト取得部96で取得される。その結果、コスト関係取得部97では、新規暫定洗浄条件での運転コスト及びオイルコストの関係である再取得関係値が取得される。再取得関係値は、暫定関係値と同種の情報である。
その後、判定部98は、最適基準値を、コスト関係取得部97から入力された再取得関係値が満たしているか否かを判定する。判定部98は、再取得関係値が最適基準値を満たしていると判定した場合には、再取得関係値が圧縮機3を運転する際に適した洗浄条件であると判定する。つまり、判定部98は、再取得関係値の情報を洗浄条件設定部99に送る。
洗浄条件設定部99は、判定部98から送られてきた暫定関係値の洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcに基づいて定期洗浄条件を取得する。定期洗浄条件は、オイル供給部5で圧縮機3にオイルを定期的に供給する際の条件である。また、洗浄条件設定部99は、判定部98で再取得関係値が最適基準値を満たした場合に、再取得関係値に基づいて定期洗浄条件を取得する。洗浄条件設定部99は、定期洗浄条件として、暫定関係値や再取得関係値の洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcの値自体を取得してもよく、暫定関係値や再取得関係値の洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcに基づいて算出された新たな洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを取得してもよい。定期洗浄条件を暫定関係値や再取得関係値の洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcに基づいて算出する場合には、圧縮機3の運転状況の情報、オイルの供給状況の情報、水の供給状況の情報、オイルコストの情報、運転コストの情報等が入力されて、これらの入力された値に基づいて補正された値としてもよい。
洗浄条件設定部99は、取得した定期洗浄条件を洗浄指示部91に設定するよう指示を送る。さらに、洗浄条件設定部99は、取得した定期洗浄条件の情報を表示部100に送る。指示を受けた洗浄指示部91では、定期洗浄条件で、オイルを供給するように、オイル供給部5に指示を送る。これにより、オイル供給部5は、新たな洗浄条件が設定されるまで、定期洗浄条件で圧縮機3にオイルを定期的に供給し続けることとなる。
表示部100は、コスト関係取得部97で取得された暫定関係値を表示する。本実施形態の表示部100は、例えば作業者が洗浄時間Ttや洗浄周期Tcを視認可能なモニターである。表示部100は、例えば、遠隔監視部903に配置されている。なお、表示部100は、洗浄条件設定部99から定期洗浄条件の情報が送られてくることで、定期洗浄条件についても表示する。さらに、表示部100は、コスト関係取得部97から圧縮機3の運転状況の情報や、オイルの供給量の情報や、冷却水の供給量の情報が入力されることで、これらの情報についても表示可能とされている。
遠隔操作部101は、洗浄指示部91に対して遠隔地から指示を送ることで洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを変更可能とされている。本実施形態の遠隔操作部101は、例えば作業者が操作可能なインタフェース954である。遠隔操作部101は、例えば、遠隔監視部903に配置されている。なお、遠隔操作部101は、暫定洗浄指示部92に対しても遠隔地から指示を送ることで暫定洗浄条件を変更可能とされている。
次に、運転中の圧縮機3に対してウォータインジェクション及びオイルインジェクションを実施する流れを説明する。圧縮機システム1では、圧縮機3の運転と共に、水供給部4は、圧縮機3へ水を供給するよう洗浄指示部91から指示を受ける。その結果、冷却水供給調整弁43が予め定められた一定の開度となり、冷却水供給源41の水が冷却水供給ライン42を通って、圧縮機3の各段に供給される。これにより、運転中の圧縮機3の内部の流路を水が流れる。このように、運転中の圧縮機3に対して継続的にウォータインジェクションが実施される。その結果、圧縮機3の内部が冷却され、流路を流通する炭化水素ガスの重合が抑えられる。これにより、流路の壁面へのファウリングの付着が抑えられる。
また、冷却水供給ライン42を通って圧縮機3に供給される水の供給状況の情報は、冷却水情報取得部8によって取得される。取得された水の供給状況の情報は、供給量取得部94に送られ、水の供給に使用される。
また、圧縮機システム1では、圧縮機3が運転開始から一定の期間運転した後に、オイル供給部5は、圧縮機3へオイルを供給するよう指示を暫定洗浄指示部92から受ける。暫定洗浄指示部92では、予め定めた複数の暫定洗浄条件をオイル供給部5に送る。その結果、オイル供給調整弁53が予め定められた一定の開度となり、オイル供給源51のオイルがオイル供給ライン52を通って、圧縮機3の各段に供給される。このように、運転中の圧縮機3に対して断続的にオイルインジェクションが実施される。これにより、運転中の圧縮機3の内部の流路をオイルが流れる。さらに、複数の暫定洗浄条件がオイル供給部5に送られていることで、洗浄指示部91から指示を受ける前の段階で、図5に示すように、複数の暫定洗浄条件でのオイルの供給が完了する。
また、オイル供給ライン52を通って圧縮機3に供給されるオイルの供給状況の情報は、オイル情報取得部7によって取得される。取得されたオイルの供給状況の情報は、供給量取得部94に送られる。これにより、供給量取得部94は、各暫定洗浄条件(洗浄時間Ttのみ)における圧縮機3に供給されたオイルの供給量を算出して取得する。供給量取得部94は、取得した各暫定洗浄条件でのオイルの供給量の情報をオイルコスト取得部96に送る。
オイルコスト取得部96では、取得したオイルの供給量の情報から洗浄時間Ttに供給されたオイルのオイルコストが、オイルの単価に基づいて算出されて取得される。つまり、各暫定洗浄条件(洗浄時間Ttのみ)におけるオイルコストが取得される。オイルコスト取得部96は、取得したオイルコストの情報や、オイルの供給量及び冷却水の供給量の情報をコスト関係取得部97に送る。
また、圧縮機システム1では、運転中の圧縮機3の運転状況の情報は、圧縮機情報取得部6によって取得される。圧縮機情報取得部6では、洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを含む圧縮機3の全運転期間での効率の情報が取得される。取得された圧縮機3の運転状況の情報は、変化率取得部93に送られる。これにより、変化率取得部93は、運転中の圧縮機3の効率の変化率を算出して取得する。つまり、変化率取得部93では、洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを含む圧縮機3の全運転期間での効率の変化率を取得する。変化率取得部93は、取得した効率の変化率の情報や圧縮機3の運転状況の情報を運転コスト取得部95に送る。
運転コスト取得部95では、取得した圧縮機3の効率の変化率の情報から洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcのそれぞれでの運転コストが算出されて取得される。つまり、各暫定洗浄条件(洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcの両方)における運転コストが取得される。運転コスト取得部95は、取得した運転コストの情報や圧縮機3の運転状況の情報や効率の情報をコスト関係取得部97に送る。
コスト関係取得部97では、運転コスト取得部95から送られてきた運転コストの情報と、オイルコスト取得部96から送られてきたオイルコスト情報とから運転コスト及びオイルコストの関係である暫定関係値が取得される。本実施形態では、コスト関係取得部97は、例えば、暫定関係値として、運転コストとオイルコストとの合算値を複数の暫定洗浄条件のそれぞれについて取得する。コスト関係取得部97は、取得した暫定関係値の情報を判定部98に送る。また、コスト関係取得部97は、取得した暫定関係値の情報、オイルコストの情報、オイルの供給量及び冷却水の供給量の情報、運転コストの情報、圧縮機3の運転状況の情報、及び効率の情報を表示部100に送る。
判定部98では、入力された暫定関係値の情報に基づいて、複数の暫定関係値のいずれかが最適基準値を満たしているか否かが判定される。具体的には、判定部98では、暫定関係値に対応する運転コストとオイルコストとの合算値が、上限許容値を超えていないかを判定する。判定部98は、複数の暫定関係値のいずれか一つが最適基準値を満たしていると判定した場合には、その暫定関係値の情報を洗浄条件設定部99に送る。
判定部98は、複数の暫定関係値の全てが最適基準値を満たしていないと判定した場合には、新規暫定洗浄条件を設定するように暫定洗浄指示部92に指示を送る。指示を受けた暫定洗浄指示部92は、複数の暫定洗浄条件に基づいて、新規暫定洗浄条件を算出して取得する。暫定洗浄指示部92は、取得した新規暫定洗浄条件でオイルの供給させるようにオイル供給調整弁53へ指示を送る。その後、は、暫定洗浄条件でオイルを供給した場合と同様に、運転コスト及びオイルコストが取得される。その結果、コスト関係取得部97には、新規暫定洗浄条件での運転コスト及びオイルコストの関係である再取得関係値が取得される。その後、判定部98で、再度判定が実施される。具体的には、再取得関係値が最適基準値を満たしているか否かを判定する。判定部98は、再取得関係値が最適基準値を満たしていると判定した場合には、再取得関係値の情報を洗浄条件設定部99に送る。
洗浄条件設定部99では、判定部98から送られてきた暫定関係値又は再取得関係値の洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcに基づいて定期洗浄条件が取得される。洗浄条件設定部99は、取得した定期洗浄条件を洗浄指示部91に設定するよう指示を送る。指示を受けた洗浄指示部91では、定期洗浄条件が設定される。これにより、暫定洗浄条件でのオイルの供給後に、定期洗浄条件でオイル供給調整弁53が開き、圧縮機3にオイルが定期的に供給される。その結果、圧縮機3に対して定期洗浄条件でオイルインジェクションが実施される。
(作用効果)
上記構成の圧縮機システム1では、コスト関係取得部97によって、予め定めた異なる洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する複数の暫定洗浄条件のそれぞれでの運転コスト及びオイルコストの関係である暫定関係値が取得される。その結果、オイルを供給する洗浄時間Tt及び次にオイルを供給するまでの間隔である洗浄周期Tcを変えた複数の条件での運転コスト及びオイルコストの関係が把握できる。したがって、洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcの変化によって、運転コスト及びオイルコストの関係がどのように変動するかを把握することができる。これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コスト及びオイルコストを、求めている最適な条件とするための最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを容易に取得できる。
また、判定部98によって複数の暫定関係値のいずれかが最適基準値を満たしていると判定した場合に、その暫定関係値の情報が洗浄条件設定部99を介して、洗浄指示部91に設定される。これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを自動的にオイル供給部5に指示できる。したがって、作業員が介在することなく、最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcでのオイルインジェクションを自動で実施することができる。
さらに、複数の暫定関係値の全てが最適基準値を満たしていない場合でも、判定部98によって、複数の暫定関係値とは異なる洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する新規暫定洗浄条件を設定するように暫定洗浄指示部92を送っている。そのため、事前に設定した複数の暫定洗浄条件の中に、最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcが無い場合でも、最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcでの自動で探して取得することができる。その結果、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを高い精度で容易に取得できる。
さらに、コスト関係取得部97で取得された暫定関係値は表示部100に表示される。さらに、本実施形態では、定期洗浄条件、圧縮機3の運転状況の情報、オイルの供給量の情報や、冷却水の供給量の情報が表示部100に表示可能とされている。そのため、これらの情報を作業者が容易に把握し、その妥当性を確認することができる。
また、遠隔操作部101によって、洗浄指示部91に対して遠隔地から洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを変更することができる。さらに、本実施形態の遠隔操作部101は、暫定洗浄指示部92に対しても遠隔地から暫定洗浄条件を変更可能とされている。そのため、オイル供給部5によるオイルを供給するタイミングを、オイル供給部5や洗浄指示部91から離れた位置から容易に調整できる。
また、判定部98で判定の基準に使用される最適基準値は、圧縮機3を運転する際に許容可能な運転コスト及びオイルコストの少なくとも一方の上限値とされている。本実施形態では、最適基準値として、運転コストとオイルコストとの合算値の上限許容値が設定されている。そのため、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コスト及びオイルコストを併せたコストを、圧縮機システム1として許容可能な範囲に収めることができる。
また、変化率取得部93では、圧縮機情報取得部6で取得された運転の圧縮機3の運転情報に基づいて、効率の変化率が取得される。そのため、実際に運転している圧縮機3に状態を的確に把握するための情報を取得できる。これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コストを高い精度で取得できる。
<第二実施形態>
次に、本開示に係る圧縮機システムの第二実施形態について説明する。なお、以下に説明する第二実施形態においては、上記第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
(供給制御部の構成)
図6に示すように、第二実施形態の圧縮機システム1Aでは、供給制御部9Aの構成が異なっている。第二実施形態の供給制御部9Aは、経過変化率取得部105と、変化率判定部106と、追加洗浄指示部107とをさらに有している。
経過変化率取得部105は、圧縮機3の運転状況の情報に基づいて、経過変化率を取得する。本実施形態の経過変化率取得部105には、圧縮機情報取得部6から洗浄周期Tcでの運転中の圧縮機3の運転状況の情報が入力される。経過変化率取得部105は、圧縮機情報取得部6で取得された圧縮機3の運転状況の情報に基づいて、運転中の圧縮機3の経過変化率を算出して取得している。経過変化率は、オイルの供給されていない状況での所定時間当たりの圧縮機3の効率の変化率である。
変化率判定部106は、経過変化率が予め定められた基準変化率を超えているか否かを判定する。変化率判定部106には、経過変化率取得部105で取得された経過変化率の情報が入力される。基準変化率は、圧縮機3を運転する際に許容可能なファウリングの発生量に基づいて、予め定められた単位時間当たりの効率の変化率である。具体的には、基準変化率は、効率を著しく低下させる量のファウリングが発生する際の単位時間当たりの効率の変化率の上限値である。変化率判定部106は、経過変化率が基準変化率を超えていると判定した場合には、追加洗浄指示部107へ洗浄を開始するよう指示を送る。
追加洗浄指示部107は、変化率判定部106からの指示を受けて、圧縮機3へオイルの供給させるようにオイル供給部5に指示を送る。追加洗浄指示部107は、定期洗浄条件の洗浄時間Ttよりも短い洗浄時間Ttである短期洗浄時間Taで圧縮機3へオイルの供給させるようにオイル供給調整弁53に開度を変化させるように指示を送る。
このような第二実施形態の圧縮機システム1Aでは、洗浄指示部91によって定期洗浄条件でオイルインジェクションが実施されている途中で、追加洗浄指示部107によって短期間のオイルインジェクションが実施される。
具体的には、経過変化率取得部105によって、圧縮機情報取得部6で取得した洗浄周期Tcでの運転中の圧縮機3の運転状況の情報から、運転中の圧縮機3の経過変化率が取得される。取得された経過変化率は、変化率判定部106で基準変化率を超えているか否かが判定される。経過変化率が基準変化率を超えていると判定された場合には、追加洗浄指示部107へ洗浄を開始するよう指示を送る。これにより、図7に示すように、定期洗浄条件でのオイルの供給後に、短期洗浄時間Taでオイル供給調整弁53が開き、定期的に供給される前に、圧縮機3にオイルが短時間供給される。
(作用効果)
上記構成の圧縮機システム1Aでは、変化率判定部106によって経過変化率が基準変化率を超えていると判定した場合に、追加洗浄指示部107によって、洗浄指示部91とは別に洗浄の指示が出される。一般的に、洗浄周期Tc中であるオイルが圧縮機3に供給されていない状況では、図7に示すように、実際に運転中の圧縮機3の効率は、図4及び図5のように、一次曲線のように、線形に変化するわけではなく、図7に示すように、二次曲線のように、放物線を描くように、時間の経過とともに傾きが大きくなるように増加する場合がある。このように圧縮機3の効率が変化していくと、オイルの供給が終了してから(洗浄周期Tcの開始から)ある程度の時間が経過した際に、急激に悪化する場合がある。これに対し、第二実施形態では、追加洗浄指示部107によって、定期洗浄条件でのオイルの供給後に、短期洗浄時間Taでオイル供給調整弁53が開き、定期的に供給される前に、圧縮機3にオイルが短時間供給される。その結果、定期洗浄条件によるオイルが供給されていない状態で、効率が著しく低下した段階で、ファウリングを除去できる。したがって、最小のオイルの供給量で効率的なファウリングの除去を行うことができる。
<第三実施形態>
次に、本開示に係る圧縮機システムの第三実施形態について説明する。なお、以下に説明する第三実施形態においては、上記第一実施形態及び第二実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
(供給制御部の構成)
図8に示すように、第三実施形態の圧縮機システム1Bでは、供給制御部9Bの構成が異なっている。第三実施形態の供給制御部9Bは、メンテナンスコスト取得部109をさらに有している。
メンテナンスコスト取得部109は、圧縮機3の運転状況の情報から圧縮機3をメンテナンスした際のメンテナンスコストを取得する。本実施形態のメンテナンスコスト取得部109には、圧縮機情報取得部6から運転中の圧縮機3の運転状況の情報が入力される。メンテナンスコスト取得部109は、圧縮機3の運転状況の情報に基づいて圧縮機3の状態を算出し、圧縮機3をメンテナンスする際の分解及び組立費用や、交換及び補修部品の移送費等のコストを算出して取得している。
コスト関係取得部97Bは、運転コス及びオイルコストに加えて、メンテナンスコスト取得部109で取得されたメンテナンスコストを取得する。コスト関係取得部97Bは、ンテナンスコストと、運転コストと、オイルコストとの関係を暫定関係値として取得する。
(作用効果)
上記構成の圧縮機システム1Bでは、コスト関係取得部97Bによって、運転コスト及びオイルコストだけでなくメンテナンスコストも含めた関係である暫定関係値が取得される。その結果、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コスト及びオイルコストを、メンテナンスコストも加味した上で、求めている最適な条件とすることができる。したがって、より最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを容易に取得できる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
オイルの供給を自動で行わない場合には、供給制御部9、9A、9Bは、判定部98と、洗浄条件設定部99と、有していなくてもよい。このような場合であっても、コスト関係取得部97によって最適な洗浄条件が取得できるため、作業員によって手動でオイルの供給を行って洗浄することができる。
供給制御部9、9A、9Bは、一つの装置であってもよい。つまり、本実施形態のように、供給制御部9、9A、9Bは、インジェクションシステム制御部901と、圧縮機運転データ監視部902と、遠隔監視部903とを有していなくてもよい。その場合、供給制御部9、9A、9Bでは、洗浄指示部91と、暫定洗浄指示部92と、変化率取得部93と、供給量取得部94と、運転コスト取得部95と、オイルコスト取得部96と、コスト関係取得部97と、判定部98と、洗浄条件設定部99とは一つのコンピュータ950のみによって実行される。
また、本実施形態の変化率取得部93は、圧縮機情報取得部6で取得された圧縮機3の運転状況の情報に基づいて、運転中の圧縮機3の効率の変化率を算出して取得しているが、圧縮機3の効率の変化率は、取得された圧縮機3の運転状況の情報に基づくものに限定されるものではない。つまり、圧縮機3の効率の変化率は、運転中の圧縮機3の情報に基づくものでなくてもよい。例えば、変化率取得部93は、圧縮機3の効率を経時的にモデル化することで得られる圧縮機劣化モデルに基づいて推定された圧縮機3の効率の変化率を取得されてもよい。このように、圧縮機劣化モデルに基づいて推定された圧縮機3の効率の変化率を取得することで、圧縮機情報取得部6のように運転中の圧縮機3の情報を取得する装置を設置しなくても、圧縮機3の効率の変化率を取得することができる。その結果、圧縮機システム1としてコストを低減できる。
また、第三実施形態のおけるメンテナンスコスト取得部109は、ファウリングを抑制するためのコーティング補修費をメンテナンスコストとして取得してもよい。一般的に、圧縮機3の流路の壁面には、ファウリングを抑制するためのPTFEや無電解ニッケルを含むコーティングをする場合がある、このコーティングは、オイルを供給することでファウリンが除去される際に、一部がと共に浸食されてしまい、補修が必要となる。そのため、メンテナンスコスト取得部109でコーティング補修費を取得することで、コーティングの補修も含めたメンテナンスの費用を加味して、より最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを容易に取得できる。
なお、コーティング補修費は、例えば、オイルの供給された履歴情報(累積時間や累積回数等)から推定したコーティングの浸食度(ダメージレベル)に基づいて算出することができる。さらに、メンテナンスコスト取得部109は、履歴情報やコーティングの浸食度を表示部100に送って表示させるように構成されていてもよい。
<付記>
実施形態に記載の圧縮機システム1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る圧縮機システム1は、内部に形成された流路に供給されたガスを圧縮する圧縮機3と、運転中の前記圧縮機3の内部の前記流路に水を供給する水供給部4と、前記水が供給されている前記圧縮機3の内部の前記流路にオイルを供給するオイル供給部5と、前記水供給部4での前記圧縮機3への前記水の供給状態及び前記オイル供給部5での前記圧縮機3への前記オイルの供給状態を制御する供給制御部9と、前記オイル供給部5から前記圧縮機3への供給される前記オイルの供給状況の情報を取得するオイル情報取得部7と、を備え、前記供給制御部9は、前記圧縮機3へ前記水を供給させるように前記水供給部4に指示を送るとともに、設定された洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する洗浄条件で、前記圧縮機3へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部5に指示を送る洗浄指示部91と、予め定めた異なる洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する複数の暫定洗浄条件で前記圧縮機3へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部5に指示を送る暫定洗浄指示部92と、前記圧縮機3の運転状況の情報から前記圧縮機3の効率の変化率を取得する変化率取得部93と、オイル情報取得部7で取得された前記オイルの供給状況の情報から前記オイルの供給量を取得する供給量取得部94と、前記変化率取得部93で取得された前記変化率から前記洗浄周期Tcでの運転コストを取得する運転コスト取得部95と、前記供給量取得部94で取得された前記オイルの供給量から前記洗浄時間Ttでのオイルコストを取得するオイルコスト取得部96と、前記運転コスト取得部95で取得された前記運転コストと、前記オイルコスト取得部96で取得された前記オイルコストとから、複数の前記暫定洗浄条件のそれぞれでの前記運転コスト及び前記オイルコストの関係である複数の暫定関係値を取得するコスト関係取得部97と、を有する。
この圧縮機システム1では、コスト関係取得部97によって、予め定めた異なる洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを有する複数の暫定洗浄条件のそれぞれでの運転コスト及びオイルコストの関係である暫定関係値が取得される。その結果、オイルを供給する洗浄時間Tt及び次にオイルを供給するまでの間隔である洗浄周期Tcを変えた複数の条件での運転コスト及びオイルコストの関係が把握できる。したがって、洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcの変化によって、運転コスト及びオイルコストの関係がどのように変動するかを把握することができる。これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コスト及びオイルコストを、求めている最適な条件とするための最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを容易に取得できる。
(2)第2の態様に係る圧縮機システム1は、(1)の圧縮機システム1であって、前記コスト関係取得部97で取得された前記暫定関係値を表示する表示部100をさらに備える。
これにより、暫定関係値の情報を作業者が容易に把握し、その妥当性を確認することができる。
(3)第3の態様に係る圧縮機システム1は、(1)又は(2)の圧縮機システム1であって、前記洗浄指示部91に対して遠隔地から指示を送ることで前記洗浄時間Tt及び前記洗浄周期Tcを変更可能な遠隔操作部101をさらに備える。
これにより、オイル供給部5によるオイルを供給するタイミングを、オイル供給部5や洗浄指示部91から離れた位置から容易に調整できる。
(4)第4の態様に係る圧縮機システム1は、(1)から(3)の何れか一つの圧縮機システム1であって、前記供給制御部9は、前記圧縮機3を運転する際に予め定めた最適基準値を、前記コスト関係取得部97で取得された複数の前記暫定関係値のいずれか一つが満たしているか否かを判定する判定部98と、前記判定部98で前記暫定関係値のいずれか一つが前記最適基準値を満たした場合に、前記最適基準値を満たした前記暫定関係値に対応する前記洗浄時間Tt及び前記洗浄周期Tcを定期洗浄条件として取得し、前記定期洗浄条件を前記洗浄指示部91に設定するよう指示を送る洗浄条件設定部99とを有する。
これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを自動的にオイル供給部5に指示できる。したがって、作業員が介在することなく、最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcでのオイルインジェクションを自動で実施することができる。
(5)第5の態様に係る圧縮機システム1は、(4)の圧縮機システム1であって、前記判定部98は、前記暫定関係値の全てが前記最適基準値を満たしていない場合に、複数の前記暫定洗浄条件とは異なる前記洗浄時間Tt及び前記洗浄周期Tcを有する新規暫定洗浄条件を設定するように前記暫定洗浄指示部92に指示を送り、前記暫定洗浄指示部92は、前記新規暫定洗浄条件で、前記圧縮機3へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部5に指示を送り、前記コスト関係取得部97は、前記新規暫定洗浄条件での前記運転コスト及び前記オイルコストの関係である再取得関係値を取得し、前記判定部98は、前記最適基準値を、前記コスト関係取得部97で取得された前記再取得関係値が満たしているか否かを判定し、前記洗浄条件設定部99は、前記判定部98で前記再取得関係値が前記最適基準値を満たした場合に、前記再取得関係値に基づいて前記定期洗浄条件を取得して、前記洗浄指示部91に設定するよう指示を送る。
これにより、事前に設定した複数の暫定洗浄条件の中に、最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcが無い場合でも、最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcでの自動で探して取得することができる。その結果、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを高い精度で容易に取得できる。
(6)第6の態様に係る圧縮機システム1は、(4)又は(5)の圧縮機システム1であって、前記判定部98では、前記最適基準値は、前記圧縮機3を運転する際に許容可能な前記運転コスト及び前記オイルコストの少なくとも一方の上限値である。
これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コスト及びオイルコストの少なくとも一方を、圧縮機システム1として許容可能な範囲に収めることができる。
(7)第7の態様に係る圧縮機システム1は、(4)から(6)の何れか一つの圧縮機システム1であって、前記供給制御部9は、前記圧縮機3の運転状況の情報に基づいて、前記オイルの供給されていない状況での所定時間当たりの前記圧縮機3の効率の前記変化率である経過変化率を取得する経過変化率取得部105と、前記経過変化率取得部105で取得された前記経過変化率が予め定められた基準変化率を超えているか否かを判定する変化率判定部106と、前記変化率判定部106で前記経過変化率が前記基準変化率を超えていると判定した場合に、前記圧縮機3へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部5に指示を送る追加洗浄指示部107と、をさらに有する。
これにより、追加洗浄指示部107によって、オイルの供給後に、短期洗浄時間Taでオイル供給調整弁53が開き、定期的に供給される前に、圧縮機3にオイルが短時間供給される。その結果、定期洗浄条件によるオイルが供給されていない状態で、効率が著しく低下した段階で、ファウリングを除去できる。したがって、最小のオイルの供給量で効率的なファウリングの除去を行うことができる。
(8)第8の態様に係る圧縮機システム1は、(1)から(7)の何れか一つの圧縮機システム1であって、前記圧縮機3の運転状況の情報を取得する圧縮機情報取得部6をさらに備え、前記変化率取得部93は、前記圧縮機情報取得部6で取得された前記圧縮機3の運転状況の情報に基づいて、運転中の前記圧縮機3の効率の前記変化率を取得する。
これにより、実際に運転している圧縮機3に状態を的確に把握するための情報を取得できる。これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コストを高い精度で取得できる。
(9)第9の態様に係る圧縮機システム1は、(1)から(8)の何れか一つの圧縮機システム1であって、前記供給制御部9は、前記圧縮機3の運転状態の情報から前記圧縮機3をメンテナンスした際のメンテナンスコストを取得するメンテナンスコスト取得部109をさらに、有し、前記コスト関係取得部97は、前記メンテナンスコスト取得部109で取得された前記メンテナンスコストと、前記運転コストと、前記オイルコストとの関係をさらに取得する。
これにより、オイルによる圧縮機3内の洗浄時の運転コスト及びオイルコストを、メンテナンスコストも加味した上で、求めている最適な条件とすることができる。したがって、より最適な洗浄時間Tt及び洗浄周期Tcを容易に取得できる。
(10)第10の態様に係る圧縮機システム1は、(1)から(9)の何れか一つの圧縮機システム1であって、前記変化率取得部93は、前記圧縮機3の効率を経時的にモデル化することで得られる圧縮機3劣化モデルに基づいて推定された前記圧縮機3の効率の前記変化率を取得する。
これにより、運転中の圧縮機3の情報を取得する装置を設置しなくても、圧縮機3の効率の変化率を取得することができる。その結果、圧縮機システム1としてコストを低減できる。
1、1A、1B 圧縮機システム
2 駆動機
O 軸線
21 駆動軸
3 圧縮機
31 回転軸
32 供給ライン
33 排出ライン
4 水供給部
41 冷却水供給源
42 冷却水供給ライン
43 冷却水供給調整弁
5 オイル供給部
51 オイル供給源
52 オイル供給ライン
53 オイル供給調整弁
6 圧縮機情報取得部
7 オイル情報取得部
8 冷却水情報取得部
9、9A、9B 供給制御部
901 インジェクションシステム制御部
902 圧縮機運転データ監視部
903 遠隔監視部
91 洗浄指示部
92 暫定洗浄指示部
93 変化率取得部
94 供給量取得部
95 運転コスト取得部
96 オイルコスト取得部
97、97B コスト関係取得部
98 判定部
99 洗浄条件設定部
100 表示部
101 遠隔操作部
950 コンピュータ
951 プロセッサ
952 メインメモリ
953 ストレージ
954 インタフェース
Tt 洗浄時間
Tc 洗浄周期
105 経過変化率取得部
106 変化率判定部
107 追加洗浄指示部
109 メンテナンスコスト取得部

Claims (10)

  1. 内部に形成された流路に供給されたガスを圧縮する圧縮機と、
    運転中の前記圧縮機の内部の前記流路に水を供給する水供給部と、
    前記水が供給されている前記圧縮機の内部の前記流路にオイルを供給するオイル供給部と、
    前記水供給部での前記圧縮機への前記水の供給状態及び前記オイル供給部での前記圧縮機への前記オイルの供給状態を制御する供給制御部と、
    前記オイル供給部から前記圧縮機への供給される前記オイルの供給状況の情報を取得するオイル情報取得部と、を備え、
    前記供給制御部は、
    前記圧縮機へ前記水を供給させるように前記水供給部に指示を送るとともに、設定された洗浄時間及び洗浄周期を有する洗浄条件で、前記圧縮機へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部に指示を送る洗浄指示部と、
    予め定めた異なる洗浄時間及び洗浄周期を有する複数の暫定洗浄条件で前記圧縮機へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部に指示を送る暫定洗浄指示部と、
    前記圧縮機の運転状況の情報から前記圧縮機の効率の変化率を取得する変化率取得部と、
    オイル情報取得部で取得された前記オイルの供給状況の情報から前記オイルの供給量を取得する供給量取得部と、
    前記変化率取得部で取得された前記変化率から前記洗浄周期での運転コストを取得する運転コスト取得部と、
    前記供給量取得部で取得された前記オイルの供給量から前記洗浄時間でのオイルコストを取得するオイルコスト取得部と、
    前記運転コスト取得部で取得された前記運転コストと、前記オイルコスト取得部で取得された前記オイルコストとから、複数の前記暫定洗浄条件のそれぞれでの前記運転コスト及び前記オイルコストの関係である複数の暫定関係値を取得するコスト関係取得部と、を有する圧縮機システム。
  2. 前記コスト関係取得部で取得された前記暫定関係値を表示する表示部をさらに備える請求項1に記載の圧縮機システム。
  3. 前記洗浄指示部に対して遠隔地から指示を送ることで前記洗浄時間及び前記洗浄周期を変更可能な遠隔操作部をさらに備える請求項1又は2に記載の圧縮機システム。
  4. 前記供給制御部は、
    前記圧縮機を運転する際に予め定めた最適基準値を、前記コスト関係取得部で取得された複数の前記暫定関係値のいずれか一つが満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記暫定関係値のいずれか一つが前記最適基準値を満たした場合に、前記最適基準値を満たした前記暫定関係値に対応する前記洗浄時間及び前記洗浄周期を定期洗浄条件として取得し、前記定期洗浄条件を前記洗浄指示部に設定するよう指示を送る洗浄条件設定部とを有する請求項1から3の何れか一項に記載の圧縮機システム。
  5. 前記判定部は、前記暫定関係値の全てが前記最適基準値を満たしていない場合に、複数の前記暫定洗浄条件とは異なる前記洗浄時間及び前記洗浄周期を有する新規暫定洗浄条件を設定するように前記暫定洗浄指示部に指示を送り、
    前記暫定洗浄指示部は、前記新規暫定洗浄条件で、前記圧縮機へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部に指示を送り、
    前記コスト関係取得部は、前記新規暫定洗浄条件での前記運転コスト及び前記オイルコストの関係である再取得関係値を取得し、
    前記判定部は、前記最適基準値を、前記コスト関係取得部で取得された前記再取得関係値が満たしているか否かを判定し、
    前記洗浄条件設定部は、前記判定部で前記再取得関係値が前記最適基準値を満たした場合に、前記再取得関係値に基づいて前記定期洗浄条件を取得して、前記洗浄指示部に設定するよう指示を送る請求項4に記載の圧縮機システム。
  6. 前記判定部では、前記最適基準値は、前記圧縮機を運転する際に許容可能な前記運転コスト及び前記オイルコストの少なくとも一方の上限値である請求項4又は5に記載の圧縮機システム。
  7. 前記供給制御部は、
    前記圧縮機の運転状況の情報に基づいて、前記オイルの供給されていない状況での所定時間当たりの前記圧縮機の効率の前記変化率である経過変化率を取得する経過変化率取得部と、
    前記経過変化率取得部で取得された前記経過変化率が予め定められた基準変化率を超えているか否かを判定する変化率判定部と、
    前記変化率判定部で前記経過変化率が前記基準変化率を超えていると判定した場合に、前記圧縮機へ前記オイルの供給させるように前記オイル供給部に指示を送る追加洗浄指示部と、をさらに有する請求項4から6の何れか一項に記載の圧縮機システム。
  8. 前記圧縮機の運転状況の情報を取得する圧縮機情報取得部をさらに備え、
    前記変化率取得部は、前記圧縮機情報取得部で取得された前記圧縮機の運転状況の情報に基づいて、運転中の前記圧縮機の効率の前記変化率を取得する請求項1から7の何れか一項に記載の圧縮機システム。
  9. 前記供給制御部は、前記圧縮機の運転状態の情報から前記圧縮機をメンテナンスした際のメンテナンスコストを取得するメンテナンスコスト取得部をさらに、有し、
    前記コスト関係取得部は、前記メンテナンスコスト取得部で取得された前記メンテナンスコストと、前記運転コストと、前記オイルコストとの関係をさらに取得する請求項1から8の何れか一項に記載の圧縮機システム。
  10. 前記変化率取得部は、前記圧縮機の効率を経時的にモデル化することで得られる圧縮機劣化モデルに基づいて推定された前記圧縮機の効率の前記変化率を取得する請求項1から9の何れか一項に記載の圧縮機システム。
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