JP2023111675A - 移動サービス提供システム、移動サービス提供方法、移動サービス提供装置 - Google Patents

移動サービス提供システム、移動サービス提供方法、移動サービス提供装置 Download PDF

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Masahide Nakamura
真樹 渡邉
Maki Watanabe
裕 御厨
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成博 明李
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Abstract

【課題】利用者が車両に乗車している間、予約者へ情報を通知する際に、予約者の負荷を低減させる。【解決手段】制御装置は、移動サービスの提供を受ける利用者と、移動サービスを予約する予約者との関係が予め設定した所定の関係である場合に、予め設定した地点をサービス車両が通過するタイミング等の予め設定した通知タイミング(S43:Y)で、予約者にサービス車両の走行に関する情報を通知する(S44)。【選択図】図5

Description

本発明は、移動サービス提供システム、移動サービス提供方法、移動サービス提供装置に関する。
特許文献1には、オンデマンド交通を利用する見守対象者(例えば、高齢者)から依頼を受けた見守者がオンデマンド交通の予約を行うことができるとともに、乗降日時、停車地点、乗降者名、予約どおりに見守対象者が乗車したか否かの通知情報を見守者に送信する通知方法が記載されている。
特開2016-212536号公報
特許文献1に記載されている通知方法では、見守対象者が車両に乗車している間は、見守者に情報を通知する構成ではないが、見守者と見守対象者との関係によっては、見守対象者が車両に乗車している間に、見守者に情報を通知する要求が存在する可能性がある。しかしながら、見守対象者が車両に乗車している間、常に継続して見守者に情報を通知すると、時間的な制約等が発生し、見守者の負荷が増加する可能性がある。
本発明は、車両を運行することにより利用者を移動させる移動サービスの提供を受ける利用者が車両に乗車している間、移動サービスを予約する予約者へ情報を通知する際に、予約者の負荷を低減させることを目的とする。
本発明の一態様によれば、車両を運行する移動サービス提供システムが与えられる。移動サービス提供システムは、移動サービスに供される車両と、移動サービスの予約を行う予約者が操作する端末装置である電子装置から、移動サービスの提供を受ける利用者の情報を少なくとも含んだ予約情報を受信して、予約情報に応じて利用者の利用に供する車両を手配する制御装置とを備える。制御装置は、移動サービス提供システムを使用するために予め登録された登録者と、登録者間の関係に関する情報とを記憶する登録者データベースを備え、登録者データベースを参照して予約者と利用者とが予め設定した所定の関係である場合に、予め設定した通知タイミングで、電子装置に車両の走行に関する情報を通知する。
本発明によれば、予約者と利用者とが予め設定した所定の関係である場合にのみ、予め設定した通知タイミングで、予約者に車両の走行に関する情報を通知する。このため、利用者が車両に乗車している間、予約者へ情報を通知する際に、予約者の負荷を低減させることが可能となる。
実施形態の移動サービス提供システムの一例の概略構成図である。 図1の第一電子装置の機能構成の一例の説明図である。 図1の制御装置の機能構成の一例の説明図である。 図1の第二電子装置の機能構成の一例の説明図である。 移動サービスを予約する際の動作の一例のシーケンス図である。 移動サービスを利用する際の動作の一例のシーケンス図である。 移動サービスを利用する際の動作の一例のシーケンス図である。 移動サービスを利用する際の動作の一例のシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(構成)
図1は、実施形態の移動サービス提供システムの一例の概略構成図である。移動サービス提供システム1は、車両3を運行することにより利用者を移動させる移動サービスを提供するシステムである。本明細書においては、移動サービス提供システム1による移動サービスに供される車両3を、「サービス車両」と表記する。
移動サービス提供システム1は、制御装置2と、サービス車両3とを少なくとも備える。
また、第一電子装置4は、移動サービス提供システム1による移動サービスを予約する者(以下、「予約者」と表記する)が操作する端末装置であり、第二電子装置5は、移動サービス提供システム1による移動サービスの提供を受ける者(以下、「利用者」と表記する)が操作する端末装置である。例えば、第一電子装置4は、予約者が携行可能な携帯情報端末や、持ち運びが容易な小型コンピュータであってもよく、机上に備え付けられたコンピュータであってもよい。例えば、第二電子装置5は、例えば、利用者が携行可能な携帯情報端末や、持ち運びが容易な小型コンピュータであってもよい。
予約者は、移動サービスを予約する際に、第一電子装置4を用いて制御装置2にアクセスする。予約者は、移動サービスを予約する前に、移動サービス提供システム1を使用するための専用アプリケーションソフトウエアを、第一電子装置4に予めインストールしておき、専用アプリケーションソフトウエアを用いて予約をしてもよい。以下の説明においては、「アプリケーションソフトウエア」を単に「ソフトウエア」と表記する。また、予約者は、第一電子装置4のブラウザ機能を利用して、インターネット上で移動サービスの予約を受け付けるサイトで、移動サービスを予約してもよい。
第一電子装置4は、移動サービスの予約に関する予約者による入力操作を受け付ける。第一電子装置4は、予約者から入力された情報に基づいて、移動サービスの予約を申し込むための予約情報を生成し、制御装置2へ予約情報を送信する。予約情報は、例えば、移動サービスの提供を受ける利用者に関する情報(例えば、利用者の識別情報)と、サービス車両3に乗車する乗車場所(乗車地)及び乗車日時、サービス車両3から降車する降車場所(降車地)の情報を含んでよい。
第一電子装置4は、通信装置40と、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)41と、コントローラ42とを備える。
通信装置40は、第一電子装置4と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置40による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による無線通信、衛星通信等であってよい。第一電子装置4は、通信装置40によって、制御装置2や第二電子装置5との間でデータを送受信する。
HMI41は、第一電子装置4と予約者との間で情報を授受するインタフェース装置である。HMI41は、予約者が視認可能な表示装置や、警報音、通知音、音声情報を出力するスピーカやブザーを備える。また、HMI41は、予約者による第一電子装置4への操作入力を受け付ける操作子や音声入力デバイスを備える。操作子は、ボタンやスイッチ、レバー、ダイヤル、キーボード、タッチパネル等であってもよい。
コントローラ42は、第一電子装置4の動作を制御する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。コントローラ42は、プロセッサ43と、記憶装置44等の周辺部品とを含む。プロセッサ43は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。記憶装置44は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ等の一時的でない有形の記憶媒体(non-transitory tangible storage media)を含んでよい。
以下に説明する第一電子装置4の機能は、例えば、プロセッサ43が、記憶装置44に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
制御装置2は、第一電子装置4から予約情報を受信して、予約情報に応じて利用者の利用に供するサービス車両3を手配する。制御装置2は、プロセッサ20と、記憶装置21と、通信装置22と、登録者データベース(登録者DB)23と、地図データベース(地図DB)24と、予約データベース(予約DB)25を備える。
プロセッサ20は、例えば、CPUやMPUであってよい。記憶装置21は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM、RAM等のメモリ等、一時的でない有形の記憶媒体を含んでよい。以下に説明する制御装置2の機能は、例えば、記憶装置21に格納されたコンピュータプログラムを、プロセッサ20が実行することにより実現される。
通信装置22は、制御装置2と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置22による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による有線通信や無線通信、衛星通信、サービス車両3との間の路車間通信等であってよい。
制御装置2は、通信装置22によって、サービス車両3、第一電子装置4、第二電子装置5との間でデータを送受信する。
登録者DB23は、移動サービス提供システム1を使用する者を登録するためのデータベースである。以下の説明においては、登録者DB23に登録された者を「登録者」と表記する。例えば、移動サービス提供システム1を使用する者として、移動サービス提供システム1による移動サービスを予約する予約者と、移動サービスの提供を受ける利用者と、が登録者DB23に登録されている。
予約者と利用者とを登録者DB23に登録する態様として、様々な態様を採用できる。例えば、予約者及び利用者は、移動サービスの予約及び利用の両方が可能な者(すなわち、予約者としても利用者としても移動サービス提供システム1を使用できる者)として登録者DB23に登録してもよい。
また、例えば、移動サービスの予約のみが可能な者(すなわち、予約者としてのみ移動サービス提供システム1を使用できる者)、又は移動サービスの予約及び利用の両方が可能な者を主たる登録者として登録者DB23に登録し、移動サービスの利用のみが可能な者(すなわち、利用者としてのみ移動サービス提供システム1を使用できる者)を、主たる登録者に付随する、従たる登録者として登録してもよい。
また、例えば、移動サービスの利用のみが可能な者、又は移動サービスの予約及び利用の両方が可能な者を主たる登録者として登録者DB23に登録し、移動サービスの予約のみが可能な者を、主たる登録者に付随する、従たる登録者として登録してもよい。
また、登録者DB23に登録されている異なる登録者どうしの間に関係が存在する場合、登録者間の関係を登録者DB23に登録する。
このような登録者間の関係として、ある登録者が他の登録者の法律上の監督者であることを登録者DB23に登録してもよい。法律上の監督者の例として、ある登録者が他の登録者の親であることや、他の登録者の後見人であること、高齢の他の登録者の子供であることを登録してもよい。
また、登録者間の関係として、例えば、ある登録者が他の登録者に介護サービスを提供する者であることを登録者DB23に登録してもよい。
また、登録者間の関係として、業務として委託を受けて他の登録者のために移動サービスの予約を行う者であることを、登録者DB23に登録してもよい。また、例えば、登録者が他の登録者の秘書や執事等であることを登録してよい。
登録者間の関係を登録者DB23に登録する態様としては、様々な態様を採用できる。例えば、移動サービスの予約及び利用の両方が可能な者として別個に登録された登録者間の関係を登録する場合には、これらの登録者どうしを関連付けるリンク情報と、これらの登録者どうしの関係を示す関係属性情報を登録者DB23に記憶してよい。
また、主たる登録者に付随して登録された従たる登録者と主たる登録者との間の関係を登録する場合には、主たる登録者と従たる登録者の間の関係を示す関係属性情報を、主たる登録者又は従たる登録者の登録情報に付加して登録者DB23に記憶してよい。
地図DB24には、移動サービス提供システム1が移動サービスを提供する地域の地図情報が格納されている。地図情報は、例えば、ナビゲーション用の地図データ(以下、単に「ナビゲーション地図」という)であってよい。
制御装置2は、第一電子装置4から予約情報を受信すると、地図DB24に格納されている地図情報に基づいて、予約情報に含まれる乗車場所から降車場所まで至る走行経路を算出する。また、制御装置2は、予約情報に含まれる乗車日時にサービス車両3が発車し、走行経路を走行して降車場所に到着する降車日時を予測する。
制御装置2は、第一電子装置4から受信した予約情報に含まれる乗車場所、乗車日時、降車場所と、制御装置2が算出した走行経路及び降車日時とを、サービス車両3の走行計画(すなわち、利用者に提供する移動サービスの走行計画)として、利用者の識別情報とともに予約DB25に記憶する。
また、制御装置2は、乗車場所、乗車日時、降車場所、降車日時及び走行経路を含んだ走行計画を、サービス車両3へ送信する。
サービス車両3は、ユーザの要求に応じて運行する車両(いわゆる、デマンド型交通の車両)であり、例えば、乗り合いタクシーやロボットタクシーであってよい。サービス車両3は、制御装置2から送信される走行計画に従って、運転者(人間)が関与せずに、コントローラ36によってサービス車両3を自動的に運転する自律運転車両である。
サービス車両3は、制御装置2から走行計画を受信すると、走行計画に含まれる乗車日時までに到着するように乗車場所まで走行する。また、乗車場所において利用者がサービス車両3に乗車すると、走行計画に含まれる走行経路に沿って降車場所まで走行する。
サービス車両3は、センサ30と、測位装置31と、地図データベース(地図DB)32と、通信装置33と、車内端末34と、車載機器35と、コントローラ36と、アクチュエータ37と、を備える。
センサ30は、サービス車両3の周囲の物体を検出する物体センサや、サービス車両3から得られる様々な情報(車両状態)を検出する車両センサを含む。
物体センサは、例えば、サービス車両3の周囲に存在する物体とサービス車両3との相対位置、サービス車両3と物体との距離、物体が存在する方向等のサービス車両3の周囲環境を検出する。物体センサは、例えば、サービス車両3の周囲環境を撮影するカメラを含んでよい。また、例えば、物体センサは、レーザレンジファインダ(LRF)やレーダ、LiDAR(Light Detection and Ranging)のレーザレーダ等の測距装置を含んでもよい。物体センサは、検出したサービス車両3の周囲環境の情報である周囲環境情報を、コントローラ36へ出力する。
車両センサは、例えば、サービス車両3の走行速度(車速)を検出する車速センサ、サービス車両3が備える各タイヤの回転速度を検出する車輪速センサ、サービス車両3の3軸方向の加速度(減速度を含む)を検出する3軸加速度センサ(Gセンサ)、操舵角(転舵角を含む)を検出する操舵角センサ、サービス車両3に生じる角速度を検出するジャイロセンサ、ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサを含んでよい。さらに、車両センサは、シートベルトの着脱を検出するシートベルトセンサや、ドアの開閉を検出するドアセンサを含んでよい。車両センサは、車両状態情報をコントローラ36へ出力する。
測位装置31は、サービス車両3の現在位置及び姿勢を測定する。測位装置31は、例えば、全地球型測位システム(GNSS)受信機を備えてよい。GNSS受信機は、例えば、地球測位システム(GPS)受信機等であってよい。測位装置31は、慣性航法装置を備えてもよい。測位装置31は、測定した現在位置の現在位置情報をコントローラ36へ出力する。
地図DB32は、地図情報を記憶する。地図情報は、ナビゲーション用の地図データ(以下、単に「ナビゲーション地図」という)と、自動運転用の地図として好適な高精度地図データ(以下、単に「高精度地図」という)とを含んでいてよい。
通信装置33は、サービス車両3と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置33による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による無線通信、衛星通信、路車間通信等であってよい。
サービス車両3は、通信装置33によって制御装置2との間でデータを送受信する。
車内端末34は、サービス車両3に乗車する利用者によって使用される端末装置である。端末装置は、コントローラ36と別個の情報端末装置であってもよく、利用者とコントローラ36との間で情報を授受するHMIであってもよい。利用者は、車内端末34を使用することで、各種の情報提供サービス(例えば、インターネット、ニュースや動画、音楽の配信サービス)の利用や、クーポンの取得が可能である。また、例えば、車内端末34は、サービス車両3の利用を開始する際に、利用者の認証手続に用いることができる。また、例えば、車内端末34は、利用者がサービス車両3の走行計画を変更するために用いることができる。
車載機器35は、サービス車両3の窓の開閉装置、ドアの施錠装置、エアコン装置、オーディオ装置等である。
コントローラ36は、サービス車両3を制御する電子制御ユニットである。例えば、コントローラ36は、サービス車両3の自律運転制御を行う。コントローラ36は、プロセッサ38と、記憶装置39等の周辺部品とを含む。プロセッサ38は、例えば、CPUやMPUであってよい。記憶装置39は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM、RAM等のメモリ等の一時的でない有形の記憶媒体を含んでよい。コントローラ36の機能は、例えば、プロセッサ38が、記憶装置39に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
コントローラ36は、センサ30からの周囲環境情報及び車両状態情報と、測位装置31の測位結果と、地図DB32の地図情報とに基づいて、サービス車両3を走行計画に従って走行させる自律運転制御を実行する。例えば、コントローラ36は、サービス車両3の現在位置及び姿勢と、走行計画に含まれる走行経路と、地図情報と、サービス車両3の周囲環境とに基づいて、サービス車両3を走行させる目標走行軌道を算出する。これに加え、コントローラ36は、例えば、サービス車両3の周辺の経路や物体の有無を表現する経路空間マップと、走行場の危険度を数値化したリスクマップとを生成し、サービス車両3の運動特性、車両状態情報、経路空間マップと、リスクマップとに基づいて、目標走行軌道を生成する。そして、コントローラ36は、生成した目標走行軌道に沿ってサービス車両3が走行するようにアクチュエータ37を駆動する。
アクチュエータ37は、コントローラ36からの制御信号に応じて、サービス車両3の操舵装置と、駆動装置と制動装置を操作して、サービス車両3の車両挙動を発生させることにより、サービス車両3を自動的に運転する。アクチュエータ37は、操舵アクチュエータと、アクセル開度アクチュエータと、ブレーキ制御アクチュエータを備える。
第二電子装置5は、サービス車両3の利用者によって使用され、利用者が操作する端末装置である。例えば、第二電子装置5は、サービス車両3の利用を開始する際に、利用者の認証手続に用いてもよく、利用者が、サービス車両3の走行計画を変更するために用いることができる。利用者は、第二電子装置5を使って移動サービスを利用する際には、移動サービス提供システム1を使用するための専用ソフトウエアを、第二電子装置5に予めインストールしておく。
第二電子装置5は、測位装置50と、通信装置51と、HMI52と、コントローラ53を備える。
測位装置50は、第二電子装置5の現在位置(すなわち、利用者の現在位置)を測定する。測位装置50は、例えば、全地球型測位システム(GNSS)受信機を備えてよい。GNSS受信機は、例えば、地球測位システム(GPS)受信機等であってよい。測位装置50は、慣性航法装置を備えてもよい。測位装置50は、第二電子装置5の現在位置情報をコントローラ36へ出力する。
通信装置51は、第二電子装置5と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置51による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による無線通信、衛星通信等であってよい。第二電子装置5は、通信装置51によって、制御装置2や第一電子装置4との間でデータを送受信する。
HMI52は、第二電子装置5と利用者との間で情報を授受するインタフェース装置である。HMI52は、予約者が視認可能な表示装置や、警報音、通知音、音声情報を出力するスピーカやブザーを備える。また、HMI52は、予約者による第二電子装置5への操作入力を受け付ける操作子や音声入力デバイスを備える。操作子は、ボタンやスイッチ、レバー、ダイヤル、キーボード、タッチパネル等であってもよい。
コントローラ53は、第二電子装置5の動作を制御する電子制御ユニットである。コントローラ53は、プロセッサ54と、記憶装置55等の周辺部品とを含む。プロセッサ54は、例えば、CPUやMPUであってよい。記憶装置55は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM、RAM等のメモリ等、一時的ではない有形の記憶媒体を含んでよい。
以下に説明する第二電子装置5の機能は、例えば、プロセッサ54が、記憶装置55に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
移動サービス提供システム1において移動サービスを提供する場合、移動サービスを予約する予約者と移動サービスの提供を受ける利用者とが異なり、予約者と利用者との関係が、予め設定した所定の関係である場合がある。
予約者と利用者との関係が所定の関係である場合とは、例えば、予約者が、利用者の法律上の監督者である場合(例えば、利用者が低年齢の子供であり、利用者の親が子供に代わってある移動サービスを予約する場合)や、予約者が、利用者に介護サービスを提供する者であって利用者に代わって移動サービスを予約する場合である。
このような場合には、利用者が安全に降車場所まで到着したか否かを確認するために、利用者が乗車しているサービス車両3の走行に関する情報を、予約者に通知することが好ましい場合がある。例えば、移動サービスの提供を受ける利用者が低年齢の子供である場合には、降車場所までの移動においてサービス車両3が通過する地点を、問題無く通過したことを、予約者に通知することが好ましい場合がある。
しかしながら、予約者に対して、利用者がサービス車両3に乗車している間、常に、サービス車両3の走行に関する情報を通知すると、予約者は常に通知を気にして行動することとなるため、時間的な制約等が発生し、予約者の負荷が増加する可能性がある。
そこで、実施形態の移動サービス提供システム1では、予約者と利用者とが異なり、予約者と利用者との関係が所定の関係である場合に、予め設定した通知タイミングで、予約者にサービス車両3の走行に関する情報を通知する。
これにより、予約者は、予め設定した通知タイミングのみで、サービス車両3の走行に関する情報の通知を受けることが可能となる。このため、時間的な制約等が低減され、予約者が受ける負荷を低減させることが可能となる。
以下、移動サービス提供システム1の詳細について説明する。図2A~図2Cは、それぞれ第一電子装置4、制御装置2及び第二電子装置5の機能構成の一例の説明図である。
第一電子装置4は、予約者情報送信部60と、予約情報生成部61と、通知地点設定部62と、残距離設定部63と、残時間設定部64と、通知受信部65を備える。
制御装置2は、予約設定部70と、位置情報取得部71と、配車部72と、走行計画設定部73と、関係属性判定部74と、走行計画変更部75と、通知地点通過判定部76と、残距離判定部77と、残時間判定部78と、遅延判定部79を備える。
第二電子装置5は、位置情報取得部80と、走行計画変更設定部81を備える。
予約者情報送信部60は、第一電子装置4を用いて移動サービスを予約する際に、予約者の識別情報を制御装置2に送信する。例えば、予約者情報送信部60は、制御装置2へログインする際の予約者の認証のために、予約者の識別情報を制御装置2に送信してよい。または、予約者情報送信部60は、予約情報と同時に予約者の識別情報を制御装置2に送信してよい。
予約者がHMI41を操作して移動サービスの予約に必要な情報(利用者、乗車場所、乗車日時、降車場所の情報)を入力すると、予約情報生成部61は予約情報を生成する。上述したように、予約情報は、利用者の識別情報と、乗車場所、乗車日時及び降車場所の情報とを含む。予約情報生成部61は、生成した予約情報を制御装置2に送信する。
予約設定部70は、第一電子装置4から予約情報を受信すると、予約情報を予約DB25に登録し、予約情報で指定された利用者に対する移動サービスの予約を設定する。
第二電子装置5に、移動サービス提供システム1を使用するための専用ソフトウエアがインストールされている場合には、予約設定部70は、利用者に対して移動サービスが予約されたことを通知する予約通知情報を、第二電子装置5に送信する。例えば、予約設定部70は、プッシュ型のデータ送信によって予約通知情報を第二電子装置5に送信してよい。これにより、第二電子装置5にインストールされている専用ソフトウエアは、予約通知情報を速やかに受信できる。
位置情報取得部80は、測位装置50から第二電子装置5の現在位置情報(すなわち、利用者の現在位置情報)を取得する。位置情報取得部80は、制御装置2から予約通知情報を受信すると、第二電子装置5の現在位置情報を制御装置2へ送信する。例えば、位置情報取得部80は、移動サービスが終了するまで(例えば、降車場所で利用者がサービス車両3から降車するまで)周期的に現在位置情報を制御装置2へ送信してよい。また、例えば、利用者が乗車場所でサービス車両3に乗車するまでの間、周期的に、現在位置情報を制御装置2へ送信してもよい。
位置情報取得部71は、第二電子装置5から送信される第二電子装置5の現在位置情報を受信する。また、位置情報取得部71は、サービス車両3から送信されるサービス車両3の現在位置情報を受信する。
配車部72は、予約情報に含まれている乗車場所とサービス車両3の現在位置とに基づいて、利用者の利用に供するサービス車両3を決定する。例えば、配車部72は、現在では他の利用者によって利用されておらず、且つ乗車日時までに乗車場所へ到着できるサービス車両3のうち、乗車場所に最も近い場所に位置するサービス車両3を選択してよい。配車部72は、選択したサービス車両3の識別情報を予約DB25に記憶する。
走行計画設定部73は、地図DB24に格納されている地図情報に基づいて、乗車場所から降車場所まで至る走行経路を算出する。また、走行計画設定部73は、乗車日時にサービス車両3が発車し、走行経路を走行して降車場所に到着する降車日時を予測する。走行計画設定部73は、算出した走行経路と降車日時を予約DB25に記憶する。これにより、予約情報に含まれる乗車場所、乗車日時、降車場所と、走行計画設定部73が算出した降車日時及び走行経路は、利用者に提供される移動サービスの走行計画として予約DB25に記憶される。
走行計画設定部73は、走行計画に関する走行計画情報を、配車部72によって選択されたサービス車両3(すなわち、利用者の利用に供するサービス車両3)と、第一電子装置4へ送信する。
走行計画情報を受信した第一電子装置4は、HMI41に、乗車場所、乗車日時、降車場所、降車日時、走行経路を表示する。
HMI41に、乗車場所、乗車日時、降車場所、降車日時、走行経路が表示されると、第一電子装置4の通知地点設定部62は、予約者による通知地点の入力を許可する。通知地点の入力は、例えば、HMI41に表示された走行経路のうち通知地点の位置を、予約者がタッチパネルの操作によって指定することで行う。また、通知地点の入力は、例えば、HMI41に表示された走行経路のうち通知地点の位置を、予約者が座標等で指定することで行う。
通知地点とは、走行経路のうち、予約者がサービス車両3の走行に関する情報の通知を希望する地点であり、通知地点をサービス車両3が通過するタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報を、HMI41を介して予約者に通知する地点である。この場合、サービス車両3の走行に関する情報とは、例えば、通知地点をサービス車両3が通過したことを示す情報である。
また、通知地点設定部62は、予約者により通知地点が入力されると、通知地点の情報(通知地点情報)を制御装置2に送信する。なお、通知地点としては、予約者が入力して指定した地点の他に、例えば、交差点、乗車場所、降車場所等を指定することが可能である。
HMI41に、乗車場所、乗車日時、降車場所、降車日時、走行経路が表示されると、第一電子装置4の残距離設定部63は、予約者による通知残距離の入力を許可する。通知残距離の入力は、例えば、予約者が数値(「m」、「km」)で指定することで行う。また、通知残距離の入力は、例えば、HMI41に表示された走行経路のうち乗車場所から降車場所までの間で、予約者がタッチパネルの操作によって降車場所までの距離が所望の距離である地点の位置を指定することで行う。
通知残距離とは、予約者がサービス車両3の走行に関する情報の通知を希望する地点の、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離(残り距離)である。また、通知残距離とは、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が通知残距離となったタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報を、HMI41を介して予約者に通知する距離である。この場合、サービス車両3の走行に関する情報とは、例えば、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が、通知残距離となったことを示す情報である。また、残距離設定部63は、予約者により通知残距離が入力されると、通知残距離の情報(通知残距離情報)を制御装置2に送信する。
HMI41に、乗車場所、乗車日時、降車場所、降車日時、走行経路が表示されると、第一電子装置4の残時間設定部64は、予約者による通知残時間の入力を許可する。通知残時間の入力は、例えば、予約者が数値(「分」、「秒」)で指定することで行う。また、通知残時間の入力は、例えば、HMI41に表示された走行経路のうち乗車場所から降車場所までの間で、予約者がタッチパネルの操作によって降車日時までの時間が所望の時間であると予測される地点の位置を指定することで行う。
通知残時間とは、予約者がサービス車両3の走行に関する情報の通知を希望する地点の、現在位置からサービス車両3が降車場所へ到着するまでの時間(残り時間)である。また、通知残時間とは、サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が通知残時間となったタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報を、HMI41を介して予約者に通知する時間である。この場合、サービス車両3の走行に関する情報とは、例えば、サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が、通知残時間となったことを示す情報である。また、残時間設定部64は、予約者により通知残時間が入力されると、通知残時間の情報(通知残時間情報)を制御装置2に送信する。
関係属性判定部74は、第一電子装置4から受信した予約者の識別情報と予約情報に含まれる利用者の識別情報とに基づいて、予約者と利用者とが異なっているか否かを判定する。予約者と利用者とが異なっている場合に、関係属性判定部74は、予約者の識別情報と利用者の識別情報とを登録者DB23と照合することにより、予約者と利用者との間の関係を判定する。例えば、関係属性判定部74は、予約者と利用者との間の関係が第1の関係(すなわち、予約者が利用者の法律上の監督者である関係、又は予約者が利用者に介護サービスを提供する者である関係)であるか否かを判定する。また、例えば、関係属性判定部74は、予約者と利用者との間の関係が第2の関係(すなわち、予約者が業務として委託を受けて利用者のために移動サービスの予約を行う関係)であるか否かを判定する。
走行計画変更部75は、予約者と利用者との間の関係に応じて、利用者による走行計画の変更(すなわち、乗車場所、乗車日時、降車場所、降車日時、若しくは走行経路のうち少なくとも1つの変更、又は経由地の設定)を許可又は禁止する。
走行計画変更部75は、例えば、予約者と利用者との間の関係が第1の関係である場合に、走行計画の変更を禁止し、予約者と利用者との間の関係が第2の関係である場合に、走行計画の変更を許可する。また、走行計画変更部75は、予約者と利用者との間の関係が第1の関係でも第2の関係でもない場合に、走行計画の変更を禁止してもよい。
走行計画変更部75は、利用者による走行計画の変更を許可又は禁止する情報である制限情報を、予約DB25に記憶する。
サービス車両3のコントローラ36は、制御装置2から制限情報を受信すると、車内端末34の表示画面に、利用者に対して走行計画の変更が制限されている状態を表示する。これにより利用者は、走行計画の変更が制限されていることを確認できる。
また、走行計画変更部75は、地図情報、走行計画情報、サービス車両3の現在位置等により、走行計画を変更することが好ましいと判定すると、走行計画設定部73が設定した走行計画を変更する。なお、走行計画変更部75による走行計画の変更には、例えば、乗車場所から降車場所の間で、事故や渋滞等による経由地の変更を含む。
そして、走行計画変更部75は、走行計画設定部73が設定した走行計画を変更すると、変更した走行計画に関する情報(サーバ変更情報)を、第一電子装置4と第二電子装置5に送信する。また、走行計画変更部75は、第二電子装置5から変更した走行計画を含む情報(利用者変更情報)を受信すると、走行計画設定部73が設定した走行計画を、利用者変更情報が含む走行計画に変更する。なお、利用者による走行計画の変更には、例えば、乗車場所から降車場所の間で、利用者の希望による経由地の変更や、事故や渋滞等による経由地の変更を含む。また、利用者による走行計画の変更には、例えば、降車後の行動に変化が生じたこと等による降車場所の変更を含む。
そして、走行計画変更部75は、走行計画設定部73が設定した走行計画を、利用者変更情報が含む走行計画に変更すると、変更した走行計画に関する情報(走行計画利用者変更情報)を、第一電子装置4に送信する。
通知地点通過判定部76は、第一電子装置4から通知地点情報を受信すると、通知地点情報とサービス車両3の現在位置とに基づいて、サービス車両3が通知地点を通過したか否かを判定する。サービス車両3が通知地点を通過したと判定すると、通知地点通過判定部76は、サービス車両3が通知地点を通過した情報(通知地点通過情報)を第一電子装置4に送信する。
なお、通知地点として、乗車場所や降車場所が設定されている場合、通知地点通過判定部76は、サービス車両3が乗車場所に到着した情報や、サービス車両3が降車場所に到着した情報を第一電子装置4に送信する。また、通知地点として、降車場所が設定されている場合、通知地点通過判定部76が、サービス車両3が降車場所に到着した情報に加え、降車場所へ到着したサービス車両3から利用者が降車した情報を第一電子装置4に送信する構成としてもよい。
残距離判定部77は、第一電子装置4から通知残距離情報を受信すると、通知残距離情報とサービス車両3の現在位置とに基づいて、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が、通知残距離となったか否かを判定する。サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が、通知残距離となったと判定すると、残距離判定部77は、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が通知残距離となった情報(通知残距離情報)を第一電子装置4に送信する。
残時間判定部78は、第一電子装置4から残時間情報を受信すると、残時間情報とサービス車両3の現在位置とに基づいて、サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が、通知残時間となったか否かを判定する。サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が、通知残時間となったと判定すると、残時間判定部78は、サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が通知残時間となった情報(通知残時間情報)を第一電子装置4に送信する。
遅延判定部79は、走行計画情報とサービス車両3の現在位置とに基づいて、サービス車両3が乗車場所へ到着していない状態では、乗車場所へサービス車両3が到着すると予想される時刻である車両乗車地到着予想時刻を算出する。これに加え、遅延判定部79は、乗車日時と車両乗車地到着予想時刻とを参照し、車両乗車地到着予想時刻が乗車日時よりも遅い時刻であるか(サービス車両3が乗車日時に乗車場所へ到着しないと予測される状況か)を判定する。車両乗車地到着予想時刻が乗車日時よりも遅い時刻であると判定した遅延判定部79は、乗車日時に対する車両乗車地到着予想時刻の遅れ分(「分」、「秒」)が、予め設定した第一遅延時刻(例えば、5分)を超えているか否かを判定する。なお、第一遅延時刻は、例えば、予約者や制御装置2が設定する。
乗車日時に対する車両乗車地到着予想時刻の遅れ分が第一遅延時刻を超えていると判定すると、遅延判定部79は、乗車日時に対する車両乗車地到着予想時刻の遅れ分を含む情報(車両乗車地到着遅延時間情報)を、第一電子装置4に送信する。
また、遅延判定部79は、走行計画情報と第二電子装置5の現在位置とに基づいて、第二電子装置5(利用者)が乗車場所へ到着していない状態では、乗車場所へ第二電子装置5が到着すると予想される時刻である利用者到着予想時刻を算出する。これに加え、遅延判定部79は、乗車日時と利用者到着予想時刻とを参照し、利用者到着予想時刻が乗車日時よりも遅い時刻であるか(利用者が乗車日時に乗車場所へ到着しない状況か)を判定する。利用者到着予想時刻が乗車日時よりも遅い時刻であると判定した遅延判定部79は、乗車日時に対する利用者到着予想時刻の遅れ分(「分」、「秒」)が、第一遅延時刻を超えているか否かを判定する。
なお、乗車日時に対する車両乗車地到着予想時刻の遅れ分と比較する第一遅延時刻と、乗車日時に対する利用者到着予想時刻の遅れ分と比較する第一遅延時刻とは、同じ時間に設定しても、異なる時間に設定してもよい。乗車日時に対する利用者到着予想時刻の遅れ分が第一遅延時刻を超えていると判定すると、遅延判定部79は、乗車日時に対する利用者到着予想時刻の遅れ分を含む情報(利用者乗車地到着遅延時間情報)を、第一電子装置4に送信する。
さらに、遅延判定部79は、走行計画情報とサービス車両3及び第二電子装置5の現在位置とに基づいて、サービス車両3が降車場所へ到着していない状態では、降車場所へサービス車両3が到着すると予想される時刻である車両降車地到着予想時刻を算出する。これに加え、遅延判定部79は、降車日時と車両降車地到着予想時刻とを参照し、車両降車地到着予想時刻が降車日時よりも遅い時刻であるか(サービス車両3が降車日時に降車場所へ到着しないと予測される状況か)を判定する。車両降車地到着予想時刻が降車日時よりも遅い時刻であると判定した遅延判定部79は、降車日時に対する車両降車地到着予想時刻の遅れ分(「分」、「秒」)が、予め設定した第二遅延時刻(例えば、5分)を超えているか否かを判定する。なお、第二遅延時刻は、例えば、予約者や制御装置2が設定する。降車日時に対する車両降車地到着予想時刻の遅れ分が第二遅延時刻を超えていると判定すると、遅延判定部79は、降車日時に対する車両降車地到着予想時刻の遅れ分を含む情報(車両降車地到着遅延時間情報)を、第一電子装置4に送信する。
通知受信部65は、制御装置2から通知地点通過情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、サービス車両3が通知地点を通過したことを示すメッセージを表示する。これにより予約者は、予め予約者が設定した通知地点をサービス車両3が通過したタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、通知地点をサービス車両3が通過したことを確認できる。
また、通知受信部65は、制御装置2から通知残距離情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が通知残距離となったことを示すメッセージを表示する。これにより予約者は、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が、予め予約者が設定した通知残距離となったタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、サービス車両3の現在位置から降車場所までの距離が、通知残距離となったことを確認できる。
また、通知受信部65は、制御装置2から通知残時間情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が、通知残時間となったことを示すメッセージを表示する。これにより予約者は、サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が、予め予約者が設定した通知残時間となったタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、サービス車両3が現在位置から降車場所へ到着するまでの時間が、通知残時間となったことを確認できる。
また、通知受信部65は、制御装置2から車両乗車地到着遅延時間情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、乗車日時から遅れ分だけ遅延して、サービス車両3が乗車場所へ到着すると予測されることを示すメッセージを表示する。これにより予約者は、乗車地到着予測時刻よりも第一遅延時刻を超えてサービス車両3が遅れて到着することが予測されたタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、乗車日時から遅れ分だけ遅延して、サービス車両3が乗車場所へ到着すると予測されることを確認できる。
また、通知受信部65は、制御装置2から利用者乗車地到着遅延時間情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、乗車日時から遅れ分だけ遅延して、第二電子装置5(利用者)が乗車場所へ到着すると予測されることを示すメッセージを表示する。これにより予約者は、乗車地到着予測時刻よりも第一遅延時刻を超えて利用者が遅れて到着することが予測されたタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、乗車日時から遅れ分だけ遅延して、利用者が乗車場所へ到着すると予測されることを確認できる。
また、通知受信部65は、制御装置2から車両降車地到着遅延時間情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、降車日時から遅れ分だけ遅延して、サービス車両3が降車場所へ到着すると予測されることを示すメッセージを表示する。これにより予約者は、降車地到着予測時刻よりも第二遅延時刻を超えてサービス車両3が遅れて到着することが予測されたタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、降車日時から遅れ分だけ遅延して、サービス車両3が降車場所へ到着すると予測されることを確認できる。
また、通知受信部65は、制御装置2からサーバ変更情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、走行計画設定部73が設定した走行計画が、制御装置2により変更されたことを示すメッセージを表示する。これに加え、変更された走行計画に応じた、降車場所、降車日時、走行経路を表示する。これにより予約者は、制御装置2によって走行計画が変更されたタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、走行計画設定部73が設定した走行計画が制御装置2により変更されたことを確認できる。
また、通知受信部65は、制御装置2から走行計画利用者変更情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、走行計画設定部73が設定した走行計画が、利用者により変更されたことを示すメッセージを表示する。これに加え、変更された走行計画に応じた、降車場所、降車日時、走行経路を表示する。これにより予約者は、利用者によって走行計画が変更されたタイミングで、サービス車両3の走行に関する情報として、走行計画設定部73が設定した走行計画が利用者により変更されたことを確認できる。
第二電子装置5は、制御装置2から制限情報を受信すると、HMI52の表示装置に、利用者に対して走行計画の変更の制限状態を表示する。これにより、利用者は、走行計画の変更が制限されていることを確認できる。
走行計画の変更を利用者が希望する場合を考慮して、走行計画の変更の利用承認を利用者から予約者に依頼できるようにしてもよい。この場合、走行計画変更設定部81は、例えば、HMI52を介して、走行計画の変更の利用承認を利用者が依頼する依頼操作を受け付ける。そして、利用者による依頼操作を受け付けると、走行計画の変更の利用承認を依頼する承認依頼情報を第一電子装置4へ送信する。承認依頼情報は、制御装置2を経由して第一電子装置4へ送信されてもよい。なお、利用者は、車内端末34を操作して走行計画の変更の利用承認を依頼してもよい。
また、予約者が走行計画の変更を承認した場合、走行計画設定部73は、利用者が希望した走行計画の変更をサービス車両3の走行計画に反映させる。走行計画設定部73は、変更後の走行計画を予約DB25に記憶する。また、走行計画設定部73は、変更後の走行計画をサービス車両3へ送信する。コントローラ36は、変更後の走行計画に従ってサービス車両3を走行させる。なお、利用者による走行計画の変更には、例えば、乗車場所から降車場所の間で、利用者の希望や事故や渋滞等による経由地の変更や、降車後の行動に変化が生じたこと等による降車場所の変更を含む。
一方で、第一電子装置4は、予約者による否認操作を受け付けると承認情報を制御装置2へ送信しない。この結果、利用者に対する走行計画の変更の制限は解除されない。この場合、走行計画の変更の利用が否認されたことを知らせる否認情報を、第二電子装置5に送信してもよい。否認情報は、制御装置2を経由して第二電子装置5へ送信されてもよい。第二電子装置5は、第一電子装置4からの否認情報を受信すると、走行計画の変更の利用が予約者に否認されたことを知らせる通知を、HMI52の表示装置に表示してもよい。
また、第二電子装置5は、制御装置2からサーバ変更情報を受信すると、HMI52の表示装置に、走行計画設定部73が設定した走行計画が、制御装置2により変更されたことを示すメッセージを表示する。これに加え、変更された走行計画に応じた、降車場所、降車日時、走行経路を表示する。これにより利用者は、走行計画設定部73が設定した走行計画が制御装置2により変更されたことを確認できる。
(動作)
図3は、移動サービスを予約する際における移動サービス提供システム1の動作の一例のシーケンス図である。
ステップS1において第一電子装置4は、制御装置2へログインする予約者の操作を受け付ける。ステップS2において予約者情報送信部60は、予約者の識別情報を制御装置2に送信する。ステップS3において制御装置2は、受信した識別情報に基づき予約者を認証する。
ステップS4において予約情報生成部61は、予約者の入力操作に基づいて、利用者の識別情報と、乗車場所、乗車日時及び降車場所の情報とを含んだ予約情報を生成する。ステップS5において予約情報生成部61は、予約情報を制御装置2に送信する。ステップS6において制御装置2の予約設定部70は、予約情報で指定された利用者に対する移動サービスの予約を設定する。
すなわち、予約者は、予約者と利用者との関係が予め設定した所定の関係である場合に、移動サービスの予約を行うことが可能である。
ステップS7において予約設定部70は、利用者に対して移動サービスが予約されたことを通知する予約通知情報を第二電子装置5に送信する。ステップS8において位置情報取得部80は、第二電子装置5の現在位置情報の送信を開始する。
ステップS9においてサービス車両3は、サービス車両3の現在位置情報を送信する。ステップS10において配車部72は、予約情報に含まれている乗車場所とサービス車両3の現在位置とに基づいて、利用者の利用に供するサービス車両3を決定する。走行計画設定部73は、サービス車両3が、乗車場所から降車場所まで至る走行経路と、予想される降車日時を算出する。
ステップS11において走行計画設定部73は、サービス車両3の走行計画情報をサービス車両3へ送信する。ステップS12において関係属性判定部74は、予約者と利用者とが異なっているか否かを判定する。予約者と利用者とが異なっている場合に、走行計画変更部75は、予約者と利用者との間の関係に応じて、利用者による走行計画の変更を許可又は禁止する関係判定処理を実行する。
ステップS13において走行計画変更部75は、利用者による走行計画の変更を制限する情報である制限情報を、サービス車両3と、第一電子装置4と、第二電子装置5へ送信する。コントローラ36は、制限情報に従って、利用者による走行計画の変更を制限する。ステップS14において第二電子装置5は、HMI52の表示装置に、利用者に対して走行計画の変更の制限状態を表示する。
図4は、移動サービスを利用する際の動作の一例のシーケンス図である。なお、図4の動作は、サービス車両3及び利用者が乗車場所へ到着していない状態で開始する。
ステップS20において遅延判定部79は、乗車場所への到着予想時刻(車両乗車地到着予想時刻と利用者到着予想時刻)を算出する。
ステップS21において遅延判定部79は、乗車日時に対する車両乗車地到着予想時刻の遅れ分(到着遅れ時間)が、第一遅延時刻を超えているか否かを判定する。これに加え、乗車日時に対する利用者到着予想時刻の遅れ分(到着遅れ時間)が、第一遅延時刻を超えているか否かを判定する。到着遅れ時間が第一遅延時刻を超えている場合(ステップS21:Y)、処理はステップS22へ進む。到着遅れ時間が第一遅延時刻を超えていない場合(ステップS21:N)、処理はステップS23へ進む。
ステップS22において通知受信部65は、制御装置2から車両乗車地到着遅延時間情報及び利用者乗車地到着遅延時間情報のうち少なくとも一方を受信する。通知受信部65が車両乗車地到着遅延時間情報を受信すると、HMI41の表示装置に、乗車日時から遅れ分だけ遅延して、サービス車両3が乗車場所へ到着すると予測されることを示すメッセージが表示される。また、通知受信部65が利用者乗車地到着遅延時間情報を受信すると、HMI41の表示装置に、乗車日時から遅れ分だけ遅延して、第二電子装置5(利用者)が乗車場所へ到着すると予測されることを示すメッセージが表示される。
ステップS23において利用者は、予約情報で指定した乗車場所においてサービス車両3に乗車する。その際に、利用者は、第二電子装置5を用いて移動サービスを利用する認証操作を行う。
認証操作が行われると、ステップS24において、第二電子装置5は利用者の識別情報を制御装置2に送信する。なお、ステップS23及びS24においては、第二電子装置5に代えて、サービス車両3に設けられた車内端末34を用いて認証操作を行ってもよい。
ステップS25において制御装置2は、識別情報に基づいて利用者を認証する。
すなわち、利用者のサービス車両3への乗車時に、利用者の情報(利用者の識別情報)に基づいて利用者を認証する。
利用者の認証が成功すると、ステップS26において制御装置2は、認証完了通知情報をサービス車両3へ送信する。
ステップS27においてコントローラ36は、認証完了通知情報を受信すると、サービス車両3を発車させて、制御装置2から受信した走行計画に従って降車場所へ向かって運転を開始する。
ステップS28において遅延判定部79は、降車場所への予想到着時刻(車両降車地到着予想時刻)を算出する。
ステップS29において遅延判定部79は、降車日時に対する車両降車地到着予想時刻の遅れ分(到着遅れ時間)が第二遅延時刻を超えているか否かを判定する。到着遅れ時間が第二遅延時刻を超えている場合(ステップS29:Y)、処理はステップS30へ進む。到着遅れ時間が第二遅延時刻を超えていない場合(ステップS29:N)、処理はステップS31へ進む。
ステップS30において通知受信部65は、制御装置2から車両降車地到着遅延時間情報を受信する。通知受信部65が車両降車地到着遅延時間情報を受信すると、HMI41の表示装置に、降車日時から遅れ分だけ遅延して、サービス車両3が降車場所へ到着すると予測されることを示すメッセージが表示される。
ステップS31においてサービス車両3が降車場所へ到着し、ステップS32において利用者がサービス車両3から降車すると、ステップS33においてサービス車両3のセンサ30は、利用者がサービス車両3から降車した情報を制御装置2へ送信する。なお、サービス車両3から利用者が降車した情報は、例えば、サービス車両3の現在位置や、シートベルトセンサやドアセンサが検出した車両状態情報を用いて生成する。
ステップS34において制御装置2は、降車場所へ到着したサービス車両3から利用者が降車した情報を第一電子装置4へ送信する。
ステップS35において通知受信部65は、利用者の降車が完了した情報として、制御装置2から、降車場所へ到着したサービス車両3から利用者が降車した情報を受信する。通知受信部65がサービス車両3から利用者が降車した情報を受信すると、HMI41の表示装置に、降車場所で利用者が降車したことを示すメッセージが表示される。
図5は、移動サービスを利用する際の動作の一例のシーケンス図である。なお、図5の動作は、利用者が乗車しているサービス車両3が走行している状態で開始する。
ステップS40において予約者は、通知地点設定部62に通知地点を入力する。ステップS41において制御装置2は、通知地点情報から通知地点を取得する。ステップS42において制御装置2は、サービス車両3の現在位置を取得する。
ステップS43において通知地点通過判定部76は、通知地点とサービス車両3の現在位置とに基づいて、サービス車両3が通知地点を通過したか否かを判定する。サービス車両3が通知地点を通過した場合(ステップS43:Y)、処理はステップS44へ進む。サービス車両3が通知地点を通過していない場合(ステップS43:N)、ステップS43の処理を繰り返す。
ステップS44において通知受信部65は、制御装置2から通知地点通過情報を受信する。通知受信部65が通知地点通過情報を受信すると、第一電子装置4のHMI41の表示装置に、サービス車両3が通知地点を通過したことを示すメッセージが表示される。
図6は、移動サービスを利用する際の動作の一例のシーケンス図である。なお、図6の動作は、利用者が乗車しているサービス車両3が走行している状態で開始する。
ステップS50において通信装置22は、走行計画設定部73が算出した走行経路の渋滞情報を受信する。
走行計画を変更することが好ましいと判定した場合、ステップS51において走行計画変更部75は、ステップS50で受信した渋滞情報に応じて、走行計画設定部73が設定した走行計画を変更し、サーバ変更情報を第一電子装置4へ送信する。
ステップS52において通知受信部65は、制御装置2からサーバ変更情報を受信する。通知受信部65がサーバ変更情報を受信すると、HMI41の表示装置に、走行計画が制御装置2により変更されたことを示すメッセージが表示される。これに加え、変更された走行計画に応じた、降車場所、降車日時、走行経路が表示される。
ステップS53においてコントローラ36は、ステップS51で変更した走行経路を、サービス車両3に走行させる。
サービス車両3の走行中に、ステップS54において利用者が走行計画変更設定部81を介して走行経路を変更すると、ステップS55において走行計画変更部75は、第二電子装置5から利用者変更情報を受信し、ステップS55で変更した走行計画を、利用者変更情報が含む走行計画に変更する。さらに、利用者変更情報を第一電子装置4へ送信する。
ステップS56において通知受信部65は、制御装置2から利用者変更情報を受信する。通知受信部65が利用者変更情報を受信すると、HMI41の表示装置に、走行計画が利用者により変更されたことを示すメッセージが表示される。これに加え、変更された走行計画に応じた、降車場所、降車日時、走行経路が表示される。
ステップS57においてコントローラ36は、ステップS55で変更した走行経路を、サービス車両3に走行させる。
(実施形態の効果)
(1)車両を運行する移動サービス提供システム1と、移動サービス提供方法と、移動サービス提供装置は、移動サービスに供されるサービス車両3と、移動サービスの予約を行う予約者が操作する端末装置である第一電子装置4から、移動サービスの提供を受ける利用者の情報を少なくとも含んだ予約情報を受信して、予約情報に応じて利用者の利用に供するサービス車両3を手配する制御装置2を備える。制御装置2は、移動サービス提供システムを使用するために予め登録された登録者と、登録者間の関係に関する情報と、を記憶する登録者DB23を備え、予約者と利用者とが予め設定した所定の関係である場合に、予め設定した通知タイミングで、予約者(第一電子装置4)にサービス車両3の走行に関する情報を通知する。
これにより、予約者と利用者とが予め設定した所定の関係である場合にのみ、予め設定した通知タイミングで、予約者にサービス車両3の走行に関する情報を通知する。このため、利用者がサービス車両3に乗車している間、予約者へ情報を通知する際に、予約者の負荷を低減させることが可能となる。
(2)通知タイミングは、予約者が設定するタイミング及び移動サービスの利用状況に応じたタイミングのうち少なくとも一方である。
これにより、予約者が任意に設定したタイミング及び移動サービスの利用状況に応じたタイミングのうち少なくとも一方において、予約者にサービス車両3の走行に関する情報が通知されるため、予約者の負荷を低減させることが可能となる。
(3)予約者が設定するタイミングは、予め予約者が設定した地点をサービス車両3が通過するタイミングである。
これにより、予め予約者が設定した通知地点をサービス車両3が通過したタイミングで、予約者にサービス車両3の走行に関する情報が通知されるため、予約者の負荷を低減させることが可能となる。
(4)予約者が設定するタイミングは、降車地到着予測時刻までの残り時間が予め予約者が設定した時間となったタイミング、及び降車地へサービス車両3が到着するまでの残り距離が予め予約者が設定した距離となったタイミングのうち、少なくとも一方である。
これにより、予め予約者が設定した、サービス車両3が降車場所へ到着する前のタイミングで、予約者にサービス車両3の走行に関する情報が通知されるため、予約者の負荷を低減させることが可能となる。
(5)移動サービスの利用状況に応じたタイミングは、乗車地到着予測時刻よりも第一遅延時刻を超えて、利用者及びサービス車両3のうち少なくとも一方が遅れて到着することが予測されたタイミング、又は降車地到着予測時刻よりも第二遅延時刻を超えて、サービス車両3が遅れて到着することが予測されたタイミングである。
これにより、利用者やサービス車両3が乗車場所へ到着する前のタイミングや、サービス車両3が降車場所へ到着する前のタイミングで、予約者にサービス車両3の走行に関する情報が通知されるため、予約者の負荷を低減させることが可能となる。
(6)移動サービスの利用状況に応じたタイミングは、制御装置2又は利用者によってサービス車両3の走行計画が変更されたタイミングである。
これにより、走行経路が変更されたタイミングで、予約者にサービス車両3の走行に関する情報が通知されるため、走行経路が変更されない場合には情報が通知されず、予約者の負荷を低減させることが可能となる。
(7)予約者と利用者との関係が所定の関係である場合に、移動サービスの予約を行うことが可能である。
これにより、予約者と利用者との関係が、移動サービスの利用に不適切な関係である場合には、移動サービスの提供を禁止することが可能となる。
(8)利用者のサービス車両3への乗車時に、利用者の情報に基づいて利用者を認証する。
これにより、利用者の情報が予約情報と異なる場合等、予約者と利用者との関係が所定の関係ではない場合には、移動サービスの提供を中断させることが可能となる。
1…移動サービス提供システム、2…制御装置、3…サービス車両、4…第一電子装置、5…第二電子装置、20、38、43、54…プロセッサ、21、39、44、55…記憶装置、22、33、40、51…通信装置、23…登録者データベース、24、32…地図データベース、25…予約データベース、30…センサ、31、50…測位装置、34…車内端末、35…車載機器、36、42、53…コントローラ、37…アクチュエータ、41、52…ヒューマンマシンインタフェース、60…予約者情報送信部、61…予約情報生成部、62…通知地点設定部、63…残距離設定部、64…残時間設定部、65…通知受信部、70…予約設定部、71…位置情報取得部、72…配車部、73…走行計画設定部、74…関係属性判定部、75…走行計画変更部、76…通知地点通過判定部、77…残距離判定部、78…残時間判定部、79…遅延判定部、80…位置情報取得部、81…走行計画変更設定部

Claims (10)

  1. 車両を運行する移動サービス提供システムであって、
    前記移動サービスに供される車両と、
    前記移動サービスの予約を行う予約者が操作する端末装置である電子装置から、前記移動サービスの提供を受ける利用者の情報を少なくとも含んだ予約情報を受信して、前記予約情報に応じて前記利用者の利用に供する車両を手配する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記移動サービス提供システムを使用するために予め登録された登録者と、前記登録者間の関係に関する情報と、を記憶する登録者データベースを備え、
    前記登録者データベースを参照して前記予約者と前記利用者とが予め設定した所定の関係である場合に、予め設定した通知タイミングで、前記電子装置に前記車両の走行に関する情報を通知する、
    ことを特徴とする移動サービス提供システム。
  2. 前記通知タイミングは、前記予約者が設定するタイミング及び前記移動サービスの利用状況に応じたタイミングのうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の移動サービス提供システム。
  3. 前記予約者が設定するタイミングは、予め前記予約者が設定した地点を前記車両が通過するタイミングであることを特徴とする請求項2に記載の移動サービス提供システム。
  4. 前記予約者が設定するタイミングは、
    前記利用者が前記車両から降車する降車地へ、前記車両が到着すると予測した時刻である降車地到着予測時刻までの残り時間が予め前記予約者が設定した時間となったタイミング、
    及び前記降車地へ前記車両が到着するまでの残り距離が予め前記予約者が設定した距離となったタイミングのうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項2又は3に記載の移動サービス提供システム。
  5. 前記移動サービスの利用状況に応じたタイミングは、
    前記利用者が前記車両に乗車する乗車地へ、前記利用者及び前記車両のうち少なくとも一方が到着すると予測した時刻である乗車地到着予測時刻よりも予め設定した第一遅延時刻を超えて、前記利用者及び前記車両のうち少なくとも一方が遅れて到着することが予測されたタイミング、
    又は前記利用者が前記車両から降車する降車地へ、前記車両が到着すると予測した時刻である降車地到着予測時刻よりも予め設定した第二遅延時刻を超えて、前記車両が遅れて到着することが予測されたタイミングであることを特徴とする請求項2から4のうちいずれか1項に記載の移動サービス提供システム。
  6. 前記移動サービスの利用状況に応じたタイミングは、前記制御装置又は前記利用者によって前記車両の走行計画が変更されたタイミングであることを特徴とする請求項2から5のうちいずれか1項に記載の移動サービス提供システム。
  7. 前記予約者と前記利用者との関係が前記所定の関係である場合に、前記移動サービスの予約を行うことが可能であることを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項に記載の移動サービス提供システム。
  8. 前記利用者の前記車両への乗車時に、前記利用者の情報に基づいて利用者を認証することを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項に記載の移動サービス提供システム。
  9. 車両を運行する移動サービス提供方法であって、
    前記移動サービス提供方法を使用するために予め登録された登録者と、前記登録者間の関係に関する情報と、が予め登録者データベースに記憶され、
    前記移動サービスを予約するときに操作する端末装置である電子装置が、前記移動サービスを予約する予約者による操作を受け付けて、前記移動サービスの提供を受ける利用者の情報を少なくとも含んだ予約情報を制御装置へ送信し、
    前記制御装置が、
    前記予約情報に応じて前記利用者の利用に供する車両を手配し、
    前記登録者データベースを参照して前記予約者と前記利用者とが予め設定した所定の関係である場合に、予め設定した通知タイミングで、前記予約者に前記車両の走行に関する情報を通知する、
    ことを特徴とする移動サービス提供方法。
  10. 車両を運行する移動サービス提供装置であって、
    前記移動サービス提供装置を使用するために予め登録された登録者と、前記登録者間の関係に関する情報と、が予め登録者データベースに記憶され、
    前記移動サービスを予約するときに操作する端末装置である電子装置が、前記移動サービスを予約する予約者による操作を受け付けて、前記移動サービスの提供を受ける利用者の情報を少なくとも含んだ予約情報を制御装置へ送信する処理と、
    前記予約情報に応じて前記利用者の利用に供する車両を手配する処理と、
    前記登録者データベースを参照して前記予約者と前記利用者とが予め設定した所定の関係である場合に、予め設定した通知タイミングで、前記予約者に前記車両の走行に関する情報を通知する処理と、
    を実行するコンピュータを備えることを特徴とする移動サービス提供装置。
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