JP2023110506A - 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スキャン機能により生成した電子ファイルに対する作業忘れを抑制する情報処理装置を提供すること。【解決手段】スキャン機能により生成した電子ファイルの情報が記録された通知対象管理情報を用いて電子ファイルの利用状況を管理するファイル利用状況管理手段と、通知対象管理情報に記録されている電子ファイルの情報に基づいて判定した通知対象の電子ファイルの情報をユーザに通知するファイル利用状況通知処理手段と、を有する情報処理装置であることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
近年、スキャンやプリント、外部ストレージ連携、及びメール配信等の複数の機能を組み合わせて提供するアプリケーションのサービス等が知られるようになった。例えばスキャン機能により生成した電子ファイル(画像ファイル)にタイムスタンプを押す(付ける)などの所定の処理を行ったあとで、外部ストレージサービスに保存するサービス等がある。
特許文献1には、ストレージサービスプロバイダなどのビジネス形態で実施されるストレージエリアネットワークにおいて、データの利用頻度を考慮したデータの保持方式を提供する技術が開示されている。
しかしながら、上記の従来技術では、スキャン機能により生成した電子ファイルが外部ストレージサービスなどの記憶部に保存されたあと、ユーザがスキャン機能により生成した電子ファイルの存在を忘れてしまい、行うべき後続の作業が行われない場合があるという問題があった。なお、引用文献1は、このような従来技術の問題について解決するものではない。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、スキャン機能により生成した電子ファイルに対する作業忘れを抑制する情報処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一実施形態は、スキャン機能により生成した電子ファイルの情報が記録された通知対象管理情報を用いて前記電子ファイルの利用状況を管理するファイル利用状況管理手段と、前記通知対象管理情報に記録されている前記電子ファイルの情報に基づいて判定した通知対象の前記電子ファイルの情報をユーザに通知するファイル利用状況通知処理手段と、を有する情報処理装置である。
本発明の一実施形態によれば、スキャン機能により生成した電子ファイルに対する作業忘れを抑制できる。
本実施形態に係る情報処理システムの一例のシステム構成を示す図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るMFPの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る情報処理システムの一例の機能構成を示す図である。 通知対象管理テーブルの一例の構成図である。 外部サービス連携管理テーブルの一例の構成図である。 ユーザ管理テーブルの一例の構成図である。 スキャンアプリの実行によりファイルが生成された場合の処理の一例のフローチャートである。 スキャンアプリ以外のアプリが実行された場合の処理の一例のフローチャートである。 通知対象管理テーブルを監視する通知ジョブの処理の一例のフローチャートである。 ファイル管理者への通知が表示されたアプリ管理画面の一例のイメージ図である。 通知対象管理テーブルの一例の構成図である。 通知対象管理テーブルを監視する通知ジョブの処理の一例のフローチャートである。 通知対象管理テーブルを監視する通知ジョブの処理の一例のフローチャートである。 通知対象管理テーブルの一例の構成図である。 アプリ作成時の利用状況通知設定の一例について説明する為の画面イメージ図である。 スキャンアプリ実行時の利用状況通知設定の一例について説明する為の画面イメージ図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例のシステム構成を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、サービス提供システム10と、機器20と、PC端末30と、外部ストレージシステム40とを含み、インターネット等の広域的なネットワークN1を介して通信可能に接続されている。
サービス提供システム10は、一台以上の情報処理装置で実現され、ネットワークN1を介して、ストレージサービス等の外部サービスと連携した一連の処理により実現される各種のサービスを提供する。各種のサービスは、種々の機能をそれぞれ実現する複数の処理のうちの1以上の処理を組み合わせた一連の処理により実現される。本実施形態に係るサービス提供システム10が提供するサービスの具体例については後述する。なお、以降では、一連の処理を「フロー」とも表す。
また、本実施形態ではストレージサービスを外部サービスの一例として説明するが、ストレージサービスに限定されない。本実施形態は例えばASP(Application Service Provider)が提供する外部サービス、又はWebサービス等のネットワークを介して提供する各種の外部サービスに適用されてもよい。
機器20は、スキャン機能を備えた各種の電子機器である。機器20は、スキャナ又はMFP(Multifunction Peripheral)などの画像形成装置である。本実施形態に係る機器20は、スキャンアプリケーション(以下、スキャンアプリと呼ぶ)と、スキャンアプリ以外のアプリケーション(以下、スキャンアプリ以外のアプリと呼ぶ)と、を実行可能である。機器20はスキャンアプリを実行することでスキャン機能を実現する。機器20はスキャンアプリ以外のアプリを実行することでスキャン機能以外の機能を実現する。
PC端末30は、ユーザが操作する情報処理端末の一例である。PC端末30は、例えばノートPC、デスクトップPC、ウェアラブルPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDAなどである。ユーザは、PC端末30を用いて、サービス提供システム10が提供する各種のサービスを利用することができる。
外部ストレージシステム40はネットワークN1を介してストレージサービス(又はオンラインストレージ)を提供するコンピュータシステムである。ストレージサービスとは外部ストレージシステム40のストレージの記憶領域を貸し出すサービスである。
なお、図1に示す情報処理システム1の構成は一例である。例えば、本実施形態に係る情報処理システム1には、電子データの入力及び出力の少なくとも一方を行う各種機器が含まれ、これらの機器がサービス提供システム10により提供される各種サービスを利用してもよい。また、サービス提供システム10は、複数のコンピュータシステムに分けて実現してもよい。さらに、外部ストレージシステム40は一例である。本実施形態に係る情報処理システム1は外部ストレージシステム40に替えて、サービス提供システム10のストレージを利用してもよい。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
サービス提供システム10、PC端末30、及び外部ストレージシステム40は例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ500により実現される。図2は本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図2のコンピュータ500はCPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、データバス510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、及びメディアI/F516を備えている。
CPU501は、コンピュータ500全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワークN1を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。データバス510は、CPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力装置の一例である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力装置の一例である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RW513は一例であって、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
《機器》
情報処理システム1に含まれる機器20がMFPである場合のハードウェア構成は例えば図3に示すようになる。図3は、本実施形態に係るMFPの一例のハードウェア構成図である。図3に示されているように、MFP900は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
CPU901は、MFP900の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジである。また、NB903は、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムはインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、又はDVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904はNB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、MEM-C907、及びHDDコントローラ908をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。ASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットを有する。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920は、近距離通信回路920aを備える。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932を備える。スキャナ部931は原稿を読み取って(スキャンして)電子ファイル(画像ファイル)を生成する。プリンタ部932は印刷データを印刷する。
操作パネル940は、パネル表示部940a及び操作パネル940bを備える。パネル表示部940aは、現在の設定値や選択画面、及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等を表示させ、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネル等である。操作パネル940bは、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー等である。
コントローラ910は、MFP900全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
MFP900は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、スキャン機能、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能等を切り替えて利用できる。
ネットワークI/F950は、ネットワークN1を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<機能構成>
図4は、本実施形態に係る情報処理システムの一例の機能構成を示す図である。図4に示す機器20は、通信部22、操作受付部24、表示制御部26、及びスキャン処理部28を有する。これら各機能部は、1以上のプログラムが、CPU901に実行させる処理により実現される。
通信部22はサービス提供システム10との通信を行う。例えば通信部22はスキャン機能により生成した電子ファイル(以下、単にファイルと呼ぶ)をサービス提供システム10に送信する。操作受付部24はユーザからの各種操作を受け付ける。表示制御部26はユーザに対する画面の表示を制御する。操作受付部24及び表示制御部26は例えばWebブラウザである。スキャン処理部28は原稿をスキャンしてファイルを生成する。例えばスキャン処理部28はスキャンアプリがCPU901に実行させる処理により実現される。なお、図4ではPC端末30を省略している。
図4のサービス提供システム10はドキュメントサービス部100、外部ストレージサービス連携部110、入出力サービス部120、及びファイル利用状況通知処理部130を有する。各機能部は、サービス提供システム10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU501に実行させる処理により実現される。また、サービス提供システム10はアプリ情報記憶部140及びデータベース150を有する。アプリ情報記憶部140及びデータベース150は、HD504を用いて実現可能である。なお、これら各記憶部のうちの少なくとも1つの記憶部が、サービス提供システム10とネットワークN1を介して接続される記憶装置等を用いて実現されていてもよい。
入出力サービス部120は、サービス提供システム10が提供するサービスに関する処理を行う。入出力サービス部120は、アプリ情報、及び機器20からの入力情報などに基づき、フローを実行する。なお、図4の入出力サービス部120は、アプリ管理部122、I/Oロジック処理部124、ファイル利用状況管理部126、及び認証部128を有する。
アプリ管理部122は、アプリ情報記憶部140に記憶されているアプリ情報を「アプリ1」などのIDと対応付けて管理している。アプリ情報とは、アプリケーションの画面定義及び処理内容を示す情報である。本実施形態に係るアプリケーションには、それぞれ異なるストレージサービスと連携しているアプリケーションが含まれる。
アプリ情報には、ストレージサービスと連携していないアプリケーションの画面定義及び処理内容を示す情報が含まれていてもよい。例えばスキャン機能により生成したファイルにタイムスタンプを押して印刷する処理を行うアプリケーションは、ストレージサービスとの連携が必要ないため、ストレージサービスと連携していない。また、アプリ管理部122は、I/Oロジック処理部124からの要求に応じて、アプリ情報を返信する。
I/Oロジック処理部124は、アプリ情報をアプリ管理部111から取得し、アプリ情報及び機器20からの入力情報に基づいて、アプリ情報が提供するサービスを実現する一連の処理(フロー)を実行する。これにより、本実施形態に係るサービス提供システム10は各種サービスを提供することができる。
ファイル利用状況管理部126は、I/Oロジック処理部124で扱われるファイルについて、後述の通知対象管理テーブルに含まれているレコードを取得したり、更新したりする。例えばファイル利用状況管理部126は、スキャン機能により生成したファイルの情報が記録されたレコード(通知対象管理情報)を用いて、スキャン機能により生成したファイルの利用状況を管理する。認証部128は、ユーザの認証情報を用いて、ユーザの認証を行う。
ドキュメントサービス部100は、フローを構成するサービス群であって、アプリ情報が提供するサービスを実現するフローに含まれる所定の処理を実行する。ドキュメントサービス部100は、OCR処理部102と、ファイル変換処理部104、及びスタンプ処理部106を有する。
OCR処理部131は、例えばスキャン機能により生成したファイルに対してOCR処理を行う。ファイル変換処理部104は、ファイルのデータ形式を変換する。スタンプ処理部106は、例えばスキャン機能により生成したファイルに対してスタンプを押す(付ける)スタンプ処理を行う。ドキュメントサービス部100には、これら以外にも、テキストを所定の言語に翻訳するテキスト翻訳処理を実行する翻訳処理部、ファイルを添付したメールを作成して配信するメール送信部、ファイルを圧縮又は解凍する圧縮・解凍処理部等、種々の機能部が含まれていてもよい。
外部ストレージサービス連携部110はストレージサービスのAPI(Application Programming Interface)を利用して、外部ストレージシステム40からのファイルの取得及び外部ストレージシステム40へのファイルの保存などの処理を行う。
ファイル利用状況通知処理部130は、後述する通知対象管理テーブルに記録されているレコードに基づいて判定した通知対象のファイルの情報をユーザに通知する。ファイル利用状況通知処理部130は、後述するように通知対象管理テーブルに記録されているレコードを更新する。
また、データベース150は、図5の通知対象管理テーブル、図6の外部サービス連携管理テーブル、及び図7のユーザ管理テーブルを記録している。例えば図5の通知対象管理テーブルに記録されているレコードは、ファイル利用状況管理部126又はファイル利用状況通知処理部130によって更新される。
なお、図4の機能構成は一例である。ドキュメントサービス部100、外部ストレージサービス連携部110、入出力サービス部120、及びファイル利用状況通知処理部130は、同一の情報処理装置により実現されていてもよいし、異なる情報処理装置により実現されていてもよい。
図5は通知対象管理テーブルの一例の構成図である。通知対象管理テーブルは、ファイルの利用状況を記録するためのテーブルである。通知対象管理テーブルに記録されているレコードは、スキャン機能により生成したファイルの情報が記録された通知対象管理情報の一例である。
図5の通知対象管理テーブルは項目としてレコードID、ファイル作成日時、アイテムID、及び連携管理IDを有する。レコードIDは、通知対象管理テーブルのレコードの識別情報である。例えばレコードIDは、レコードが通知対象管理テーブルに追加されるときに、英数字を組み合わせた任意の値が割り当てられる。
ファイル作成日時は、ファイルが作成(生成)された日時を表す情報である。アイテムIDは、ファイル(アイテム)の保存先の外部ストレージシステム40で割り振られる識別情報である。連携管理IDは、図6の外部サービス連携管理テーブルのレコードの識別情報である。連携管理IDにより、図5の通知対象管理テーブルのレコードと図6の外部サービス連携管理テーブルのレコードとが対応付けられる。
図6は、外部サービス連携管理テーブルの一例の構成図である。外部サービス連携管理テーブルは、外部ストレージシステム40のストレージサービス(外部ストレージサービス)とサービス提供システム10とが連携するための連携情報を管理するためのテーブルである。
図6の外部サービス連携管理テーブルは項目として、連携管理ID、サービス名、及びサービス認証情報を有する。連携管理IDは、外部サービス連携管理テーブルのレコードの識別情報である。サービス名は、連携しているストレージサービスの名称を表す情報である。サービス認証情報は、連携しているストレージサービスのAPIを利用する際に使用する認証情報である。サービス認証情報は、アクセストークン、認証チケット、又はCookie(クッキー)等である。
図7は、ユーザ管理テーブルの一例の構成図である。ユーザ管理テーブルは、スキャンアプリなどのアプリケーションのユーザを管理するためのテーブルである。図7のユーザ管理テーブルは項目として、ユーザ管理ID、テナントID、ユーザID、及び連携管理IDリストを有する。
ユーザ管理IDは、ユーザ管理テーブルのレコードの識別情報である。テナントIDはユーザが所属するテナントの識別情報である。テナントとは、ユーザが所属する会社や部署などのグループである。ユーザIDは、テナント内のユーザの識別情報である。異なるテナントであれば、同一のユーザIDを使用できる。
連携管理IDリストは、図6の外部サービス連携管理テーブルのレコードの識別情報である。図7に示すように、連携管理IDリストは複数の連携管理IDを設定できる。例えば図7の例では、ユーザ管理ID「User000001」及びユーザ管理ID「User000002」のユーザは、サービス名「××ボックス」のストレージサービスとの連携に同一のサービス認証情報を使用している。また、連携管理IDリストにより、図6の外部サービス連携管理テーブルのレコードと図7のユーザ管理テーブルのレコードとが対応付けられている。
<処理>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の処理の詳細について説明する。本実施形態に係るサービス提供システム10は、スキャンアプリの実行によりファイルが生成された場合に、生成されたファイルの情報をレコードとして通知対象管理テーブルに追加する処理を行う。
また、本実施形態に係るサービス提供システム10は、スキャンアプリ以外のアプリが実行された場合に、通知対象管理テーブルにレコードが存在するファイルにアクセスしていれば、アクセスのあったファイルのレコードを削除する処理を行う。さらに、本実施形態に係るサービス提供システム10は、通知対象管理テーブルを監視し、ファイル管理者であるユーザに通知する通知対象のレコードがあれば通知する処理を行う。
以下、図8~図10のフローチャートを用いて、本実施形態に係るサービス提供システム10の処理を説明する。図8は、スキャンアプリの実行によりファイルが生成された場合の処理の一例のフローチャートである。図9は、スキャンアプリ以外のアプリが実行された場合の処理の一例のフローチャートである。図10は、通知対象管理テーブルを監視する通知ジョブの処理の一例のフローチャートである。
サービス提供システム10のファイル利用状況管理部126は、スキャンアプリの実行によりファイルが生成された場合に、ステップS10の処理を行う。ステップS10において、ファイル利用状況管理部126は生成されたファイルの情報を新規レコードとして通知対象管理テーブルに追加する。なお、スキャン後の処理によりファイルが分割された場合、ファイル利用状況管理部126は、分割されたそれぞれのファイルの情報を新規レコードとして通知対象管理テーブルに追加する。
ステップS12において、ファイル利用状況管理部126は未処理のファイルが残っているか否かを判定し、未処理のファイルが無くなるまで(生成された全てのファイルの情報がレコードとして通知対象管理テーブルに追加されるまで)ステップS10の処理を繰り返し行う。
図8のフローチャートの処理により、ファイル利用状況管理部126はスキャンアプリの実行によりファイルが生成された場合に、生成されたファイルの情報をレコードとして図5の通知対象管理テーブルに追加できる。
サービス提供システム10のファイル利用状況管理部126は、スキャンアプリ以外のアプリが実行された場合に、ステップS20の処理を行う。ファイル利用状況管理部126はステップS20において、実行されたアプリがファイルにアクセスしたか否かを判定する。実行されたアプリがファイルにアクセスしていなければ、ファイル利用状況管理部126は図9のフローチャートの処理を終了する。
実行されたアプリがファイルにアクセスしていれば、ファイル利用状況管理部126はステップS22の処理を行う。ステップS22において、ファイル利用状況管理部126はアクセスのあったファイルのレコードが通知対象管理テーブルにあるか(存在する)否かを判定する。ファイル利用状況管理部126はアクセスのあったファイルのレコードが通知対象管理テーブルになければ、図9のフローチャートの処理を終了する。
アクセスのあったファイルのレコードが通知対象管理テーブルにあれば、ファイル利用状況管理部126はステップS24の処理を行う。ステップS24において、ファイル利用状況管理部126はアクセスのあったファイルのレコードを通知対象管理テーブルから削除する。
図9のフローチャートの処理により、ファイル利用状況管理部126はスキャンアプリ以外のアプリが、通知対象管理テーブルにレコードが存在するファイルにアクセスしていれば、アクセスのあったファイルのレコードを通知対象管理テーブルから削除できる。
サービス提供システム10のファイル利用状況通知処理部130は、図10に示す通知ジョブの処理を、例えば予め指定されている時間、所定期間ごと、又は所定の条件をトリガとして実行する。
ステップS30において、ファイル利用状況通知処理部130は所定件数のレコードを通知対象管理テーブルから取得する。ファイル利用状況通知処理部130が通知対象管理テーブルから取得するレコードの件数を制限することにより、ファイル利用状況通知処理部130は通知対象管理テーブルに含まれるレコード数が膨大になっても、一回の通知ジョブの処理にかかる時間を制限できる。なお、ファイル利用状況通知処理部130が通知対象管理テーブルから取得するレコードの件数は、無制限としてもよい。
ステップS32において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS30で取得したレコードから1件のレコードを選択する。ステップS34において、ファイル利用状況通知処理部130は選択したレコードの連携管理IDに基づき、外部サービス連携管理テーブルからレコードを選択する。選択したレコードのサービス名に基づき、ファイル利用状況通知処理部130はアクセス回数取得APIを提供している外部ストレージシステム40であるか否かを判定する。アクセス回数取得APIを提供するストレージサービスであれば、ファイル利用状況通知処理部130はストレージサービスに保存したファイルのアクセス回数を取得できる。
アクセス回数取得APIを提供している外部ストレージシステム40であれば、ファイル利用状況通知処理部130はステップS36においてアクセス回数取得APIにアクセス回数取得リクエストを送信する。ファイル利用状況通知処理部130はアクセス回数取得リクエストの応答により、ステップS32で選択したレコードに対応するファイルのアクセス回数を取得する。
ステップS38において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS36で取得したアクセス回数が「0回」であるか否かを判定する。ファイル利用状況通知処理部130はアクセス回数が「0回」であれば、ステップS32で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていないと判定し、ステップS40の処理を行う。ステップS40において、ファイル利用状況通知処理部130は後述のようにファイル管理者に通知を行ったあと、ステップS48の処理に進む。また、ファイル利用状況通知処理部130は、アクセス回数が「0回」でなければステップS32で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていると判定し、ステップS40の処理をスキップしてステップS48の処理に進む。
ステップ34において、アクセス回数取得APIを提供している外部ストレージシステム40でないと判定すると、ファイル利用状況通知処理部130はステップS42の処理を行う。ステップS42において、ファイル利用状況通知処理部130はファイル情報取得APIにファイル情報取得リクエストを送信する。ファイル利用状況通知処理部130はファイル情報取得リクエストの応答により、ステップS32で選択したレコードに対応するファイルの作成日時と更新日時とを取得する。
ステップS44において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS42で取得したファイルの作成日時と更新日時とが同一であるか否かを判定する。ファイル利用状況通知処理部130はステップS42で取得したファイルの作成日時と更新日時とが同一であれば、ステップS32で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていないと判定し、ステップS46の処理を行う。ステップS46において、ファイル利用状況通知処理部130は後述のようにファイル管理者に通知を行ったあと、ステップS48の処理に進む。また、ファイル利用状況通知処理部130はステップS42で取得したファイルの作成日時と更新日時とが同一でなければステップS32で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていると判定し、ステップS46の処理をスキップしてステップS48の処理に進む。
ステップS48において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS32で選択したレコードを通知対象管理テーブルから削除する。ステップS50において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS30で取得したレコードに、未処理のレコードが残っているか否かを判定する。未処理のレコードが残っていれば、ファイル利用状況通知処理部130はステップS32の処理に戻り、ステップS32以降の処理を続ける。未処理のレコードが残っていなければ、ファイル利用状況通知処理部130は図10に示したフローチャートの処理を終了する。
ステップS40及びS46のファイル管理者への通知は、ファイル管理者のメールアドレス宛へのメール送信により行ってもよいし、サービス認証情報に対応付いているユーザのアプリ管理画面への表示により行ってもよい。図11はファイル管理者への通知が表示されたアプリ管理画面の一例のイメージ図である。例えば図11のアプリ管理画面1000は、スキャン後に利用されていないファイルがあることをファイル管理者へ通知するメッセージ1002が表示されている。
以上、本実施形態に係るサービス提供システム10によれば、スキャン機能により生成されたファイルの利用状況を通知対象管理テーブルで管理し、利用されない状態で外部ストレージシステム40に保存されているファイルがあれば、ファイル管理者に通知することができる。ファイルの利用状況とは、例えばファイルに変更が加えられた、スキャンアプリ以外のアプリ(プリントアプリなど)により参照されたなど、ファイルへのアクセス状況などである。
ファイル管理者は、利用されない状態で外部ストレージシステム40に保存されているファイルがあることを通知により気付くことができる。したがって、ファイル管理者はファイルに実施すべき作業をしていないなど、ファイルに対する作業忘れに気付くことができる。このように、本実施形態に係るサービス提供システム10は、ファイル管理者などのユーザがファイルに実施すべき作業をしていないなど、ファイルに対するユーザの作業忘れを抑制できる。
[第二の実施形態]
第二の実施形態では、図12の通知対象管理テーブルを利用する。図12は通知対象管理テーブルの一例の構成図である。図12の通知対象管理テーブルは項目としてレコードID、ファイル作成日時、アイテムID、連携管理ID、最終利用日時、及び通知日時を有する。レコードID、ファイル作成日時、アイテムID、及び連携管理IDは、図5の通知対象管理テーブルと同一である。
最終利用日時はファイルが最後に利用された日時を表す情報である。通知日時は利用されていないファイルがあることをファイル管理者へ通知した日時を表す情報である。第一の実施形態では図5の通知対象管理テーブルを利用するため、ファイルが利用された場合及び利用されていないファイルがあることをファイル管理者へ通知した場合に、通知対象管理テーブルからレコードを削除していた。
第二の実施形態では、図12の通知対象管理テーブルを利用するため、ファイルが利用された場合及び利用されていないファイルがあることをファイル管理者へ通知した場合に通知対象管理テーブルのレコードを更新する。
以下、図13~図14のフローチャートを用いて、本実施形態に係るサービス提供システム10の処理を説明する。図13及び図14は、通知対象管理テーブルを監視する通知ジョブの処理の一例のフローチャートである。
サービス提供システム10のファイル利用状況通知処理部130は、図13に示す通知ジョブの処理を、例えば予め指定されている時間、所定期間ごと、又は所定の条件をトリガとして実行する。
ステップS60において、ファイル利用状況通知処理部130は所定件数のレコードを通知対象管理テーブルから取得する。ファイル利用状況通知処理部130が通知対象管理テーブルから取得するレコードの件数を制限することにより、ファイル利用状況通知処理部130は通知対象管理テーブルに含まれるレコード数が膨大になっても、一回の通知ジョブの処理にかかる時間を制限できる。なお、ファイル利用状況通知処理部130が通知対象管理テーブルから取得するレコードの件数は、無制限としてもよい。
ステップS62において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS60で取得したレコードから1件のレコードを選択する。ステップS64において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS62で選択したレコードに通知日時が登録されているか否かを判定する。
ファイル利用状況通知処理部130は通知日時が登録されていれば、ステップS62で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていると判定し、ステップS92の処理に進む。
ファイル利用状況通知処理部130は通知日時が登録されていなければ、ステップS66の処理を行う。ステップS66においてファイル利用状況通知処理部130はステップS62で選択したレコードに最終利用日時が登録されているか否かを判定する。ファイル利用状況通知処理部130は最終利用日時が登録されていれば、ステップS68の処理を行う。
ステップS68においてファイル利用状況通知処理部130はステップS62で選択したレコードのファイル作成日時と最終利用日時とが同一であるか否かを判定する。ファイル作成日時と最終利用日時とが同一であれば、ステップS62で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていないと判定し、ステップS70の処理を行う。
ステップS70において、ファイル利用状況通知処理部130はファイル管理者に通知を行ったあと、ステップS72の処理に進む。ステップS72において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS62で選択したレコードに通知日時を登録し、ステップS92の処理に進む。ファイル作成日時と最終利用日時とが同一でなければ、ファイル利用状況通知処理部130はステップS92の処理に進む。
ステップS66において、ファイル利用状況通知処理部130は最終利用日時が登録されていなければ、ステップS74の処理を行う。ステップS74において、ファイル利用状況通知処理部130は選択したレコードの連携管理IDに基づき、外部サービス連携管理テーブルからレコードを選択する。選択したレコードのサービス名に基づき、ファイル利用状況通知処理部130はアクセス回数取得APIを提供している外部ストレージシステム40であるか否かを判定する。アクセス回数取得APIを提供するストレージサービスであれば、ファイル利用状況通知処理部130はストレージサービスに保存したファイルのアクセス回数を取得できる。
アクセス回数取得APIを提供している外部ストレージシステム40であれば、ファイル利用状況通知処理部130はステップS76においてアクセス回数取得APIにアクセス回数取得リクエストを送信する。ファイル利用状況通知処理部130はアクセス回数取得リクエストの応答により、ステップS62で選択したレコードに対応するファイルのアクセス回数を取得する。
ステップS78において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS76で取得したアクセス回数が「0回」であるか否かを判定する。ファイル利用状況通知処理部130はアクセス回数が「0回」であれば、ステップS62で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていないと判定し、ステップS80の処理を行う。ステップS80において、ファイル利用状況通知処理部130はファイル管理者に通知を行ったあと、ステップS82の処理に進む。ステップS82において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS62で選択したレコードに通知日時を登録し、ステップS92の処理に進む。
ステップS78においてアクセス回数が「0回」でなければ、ファイル利用状況通知処理部130はステップS62で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていると判定し、ステップS80及びS82の処理をスキップしてステップS92の処理に進む。
ステップ74において、アクセス回数取得APIを提供している外部ストレージシステム40でないと判定すると、ファイル利用状況通知処理部130はステップS84の処理を行う。ステップS84において、ファイル利用状況通知処理部130はファイル情報取得APIにファイル情報取得リクエストを送信する。ファイル利用状況通知処理部130はファイル情報取得リクエストの応答により、ステップS62で選択したレコードに対応するファイルの作成日時と更新日時とを取得する。
ステップS86において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS62で取得したファイルの作成日時と更新日時とが同一であるか否かを判定する。ファイル利用状況通知処理部130はステップS62で取得したファイルの作成日時と更新日時とが同一であれば、ステップS62で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていないと判定し、ステップS88の処理を行う。
ステップS88において、ファイル利用状況通知処理部130はファイル管理者に通知を行ったあと、ステップS90の処理に進む。ステップS90において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS62で選択したレコードに通知日時を登録し、ステップS92の処理に進む。ファイル利用状況通知処理部130はステップS84で取得したファイルの作成日時と更新日時とが同一でなければ、ステップS62で選択したレコードに対応するファイルが生成後に利用されていると判定し、ステップS88及びS90の処理をスキップしてステップS92の処理に進む。
ステップS92において、ファイル利用状況通知処理部130はステップS60で取得したレコードに、未処理のレコードが残っているか否かを判定する。未処理のレコードが残っていれば、ファイル利用状況通知処理部130はステップS62の処理に戻り、ステップS62以降の処理を続ける。未処理のレコードが残っていなければ、ファイル利用状況通知処理部130は図13及び図14に示したフローチャートの処理を終了する。
第二の実施形態によれば、通知対象管理テーブルに最終利用日時及び通知日時が登録されているため、通知対象から外れるレコードを容易に判定できる。このため、第二の実施形態は第一の実施形態と比較して、ストレージサービスのAPIの利用回数を減らすことができるので、通知ジョブの処理時間の削減が期待できる。
また、第二の実施形態によれば、通知対象管理テーブルの最終利用日時を利用することにより、生成後に利用されたファイルであっても、利用されてから所定期間が経過しているファイルを通知対象とする処理も可能となる。
さらに、第二の実施形態によれば、通知日時から所定期間が経過してもファイルが利用されていない場合に、ファイル管理者への再度の通知も可能となる。なお、第二の実施形態では、図12の通知対象管理テーブルのレコードを、ファイル作成日時からの経過時間や通知の回数をトリガとして自動的に削除する処理を設けてもよい。
[第三の実施形態]
第三の実施形態では、図15の通知対象管理テーブルを利用する。図15は通知対象管理テーブルの一例の構成図である。図15の通知対象管理テーブルは項目としてレコードID、ファイル作成日時、アイテムID、連携管理ID、最終利用日時、ファイルアクション、及び通知日時を有する。レコードID、ファイル作成日時、アイテムID、連携管理ID、最終利用日時、及び通知日時は図12の通知対象管理テーブルと同一である。
ファイルアクションとは、ダウンロード、アップデート又はオープンなど、どのようなファイル操作に伴うアクセスがあったのかを表す情報である。図15の例では、レコードID「00001」のレコードに対応するファイルが、最終利用日時にダウンロードの操作を受け付けている。また、レコードID「00002」のレコードに対応するファイルが最終利用日時に開く操作を受け付けている。
第三の実施形態によれば、通知対象管理テーブルにファイルアクションが登録されているため、ファイル管理者への通知を判定する際に、特定のファイルアクションに該当するアクセスがあったか否かで、通知の要否を判定できる。例えばスキャンアプリで生成されたファイルが、その後に電子署名を付与して更新されることが期待されている場合、最終利用日時が登録されている、且つ、ファイルアクションにアップデートが登録されているという条件を満たしていれば、期待されている作業を済ませており、通知が不要と判定できる。一方、最終利用日時が登録されていても、ファイルアクションにアップデートが登録されていなければ、期待されている作業を済ませておらず、通知が必要と判定することができる。このように、第三の実施形態では、ファイルに対するユーザの作業忘れを抑制するという目的に対して、より精度の高い通知を行うことができる。
[他の実施形態]
上記の実施形態ではスキャンアプリで生成したファイルの全てを通知対象の候補として扱っているが、利用状況の通知を必要としないファイル管理者も想定される。他の実施形態では、スキャンアプリで生成されるファイル(スキャンファイル)を通知対象の候補とするか否かを選択できるようにしてもよい。
例えばアプリ開発者向けには、例えば図16に示すようなアプリ開発画面のスキャン設定画面で、アプリ内共通設定としてスキャンファイルを通知対象の候補とするか否かを指定できるようにしてもよい。図16はアプリ作成時の利用状況通知設定の一例について説明する為の画面イメージ図である。
また、スキャンアプリのユーザ向けには、MFPなどの機器20の操作パネル上で、例えば図17に示すようなスキャン設定画面からスキャンファイルを通知対象の候補とするか否かを指定できるようにしてもよい。図17はスキャンアプリ実行時の利用状況通知設定の一例について説明する為の画面イメージ図である。
図17(A)はスキャンファイルを通知対象の候補としない指定がされた画面イメージ図である。図17(B)は、スキャンファイルを通知対象の候補とする指定「On」及びスキャンファイルを通知対象の候補としない指定「Off」を選択中の画面イメージ図である。スキャンファイルを通知対象の候補としない指定がされている場合は、スキャンアプリ実行時の通知対象管理テーブルへのレコード追加が行われない。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。上記で説明した本実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 情報処理システム
10 サービス提供システム
20 機器
30 PC端末
40 外部ストレージシステム
22 通信部
28 スキャン処理部
126 ファイル利用状況管理部
130 ファイル利用状況通知処理部
N1 ネットワーク
特開2008-217801号公報

Claims (9)

  1. スキャン機能により生成した電子ファイルの情報が記録された通知対象管理情報を用いて前記電子ファイルの利用状況を管理するファイル利用状況管理手段と、
    前記通知対象管理情報に記録されている前記電子ファイルの情報に基づいて判定した通知対象の前記電子ファイルの情報をユーザに通知するファイル利用状況通知処理手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記ファイル利用状況管理手段は、前記スキャン機能以外の機能による前記電子ファイルの利用状況を、前記通知対象管理情報を用いて管理する
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記ファイル利用状況通知処理手段は、前記通知対象管理情報に基づき、前記スキャン機能以外の機能によって利用されていない前記電子ファイルを、前記通知対象の前記電子ファイルとして判定する
    請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記ファイル利用状況通知処理手段は、前記電子ファイルを記憶する記憶部から取得した前記電子ファイルのアクセス回数に基づいて、前記通知対象の前記電子ファイルを判定する
    請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記ファイル利用状況通知処理手段は、前記電子ファイルを記憶する記憶部から取得した前記電子ファイルの作成日時及び更新日時に基づいて、前記通知対象の前記電子ファイルを判定する
    請求項3記載の情報処理装置。
  6. 前記ファイル利用状況管理手段は、前記電子ファイルに対するファイルアクションの内容を、前記通知対象管理情報を用いて更に管理し、
    前記ファイル利用状況通知処理手段は、電子ファイルに対するファイルアクションの内容に基づいて判定した前記通知対象の前記電子ファイルの情報をユーザに通知する
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記ファイル利用状況管理手段は、前記スキャン機能により生成した前記電子ファイルの利用状況を管理するか否かの選択をユーザから受け付け、ユーザから利用状況を管理する選択を受け付けた前記電子ファイルの利用状況を管理する
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の情報処理装置。
  8. 1以上の機器と、1以上の情報処理装置と、を有する情報処理システムであって、
    前記機器は、
    原稿をスキャンして電子ファイルを生成するスキャン処理手段と、
    生成した前記電子ファイルを送信する通信手段と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記電子ファイルの情報が記録された通知対象管理情報を用いて前記電子ファイルの利用状況を管理するファイル利用状況管理手段と、
    前記通知対象管理情報に記録されている前記電子ファイルの情報に基づいて判定した通知対象の前記電子ファイルの情報をユーザに通知するファイル利用状況通知処理手段と、
    を有する情報処理システム。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    スキャン機能により生成した電子ファイルの情報が記録された通知対象管理情報を用いて前記電子ファイルの利用状況を管理するファイル利用状況管理ステップと、
    前記通知対象管理情報に記録されている前記電子ファイルの情報に基づいて判定した通知対象の前記電子ファイルの情報をユーザに通知するファイル利用状況通知処理ステップと、
    を有する情報処理方法。
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