JP2023110389A - 半導体装置、電力変換装置、および、半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、電力変換装置、および、半導体装置の製造方法 Download PDF

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Junji Fujino
周平 高田
Shuhei Takada
創一 坂元
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光 佐藤
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Abstract

【課題】樹脂内の構成を複雑にすることなく、当該樹脂の外部から半導体素子を制御することが可能な半導体装置等を提供する。【解決手段】半導体装置100は、半導体素子S2と、半導体素子S2が搭載されている板状部材10と、リード端子6と、絶縁性を有する樹脂7とを備える。半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6は、樹脂7内に存在している。樹脂7は、トレイ状の容器Cs1に収容されている。リード端子6の一部は、樹脂7の外部に存在している。リード端子6は、半導体素子S2と電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体素子が樹脂内に存在する構成を有する半導体装置、電力変換装置、および、半導体装置の製造方法に関する。
産業機器、家電製品、情報端末等のあらゆる製品にパワーモジュールが使用されている。家電製品に使用されるパワーモジュールには、高い生産性、小型化、軽量化等が求められる。
パワーモジュール等の半導体装置では、半導体チップとしての半導体素子が樹脂に封止される。
特許文献1,2には、半導体素子が樹脂に封止された構成が開示されている。以下においては、特許文献1に開示されている構成を、「関連構成A」ともいう。また、以下においては、特許文献2に開示されている構成を、「関連構成B」ともいう。
特開2007-110008号公報 特許第6507715号公報
半導体素子が樹脂に封止される半導体装置には、例えば、関連構成Aのように、当該樹脂がトレイ状の容器に収容された構成を有する装置が存在する。関連構成Aでは、樹脂に封止された半導体素子の端子が、当該樹脂内のみに存在する。そのため、樹脂に封止された半導体素子を当該樹脂の外部から制御するためには、当該半導体素子を制御するための部材等を当該樹脂内に別途設ける必要があり、当該樹脂内の構成が複雑になるという問題がある。
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、樹脂内の構成を複雑にすることなく、当該樹脂の外部から半導体素子を制御することが可能な半導体装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る半導体装置は、半導体素子と、半導体素子が搭載されている板状部材と、半導体素子と電気的に接続されているリード端子と、絶縁性を有する樹脂とを備え、半導体素子、板状部材およびリード端子は、樹脂内に存在しており、樹脂は、トレイ状の容器に収容されており、リード端子の一部は、樹脂の外部に存在している。
本開示によれば、半導体素子、板状部材およびリード端子は、樹脂内に存在している。樹脂は、トレイ状の容器に収容されている。リード端子の一部は、樹脂の外部に存在している。リード端子は、半導体素子と電気的に接続されている。
これにより、半導体素子を制御するための部材等を樹脂内に別途設ける必要はない。そのため、樹脂内の構成を複雑にすることなく、当該樹脂の外部から半導体素子を制御することができる。
実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の俯瞰図である。 実施の形態1に係る製造方法のフローチャートである。 実施の形態1,2,3に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の俯瞰図である。 実施の形態2に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態3に係る端子部材の構成を説明するための図である。 実施の形態3に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態4に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態4に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態4に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態4に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 変形例1に係る半導体装置の製造方法により製造された半導体装置を示す図である。 実施の形態5に係る電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。以下の図面では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。同一の符号が付されている構成要素の名称および機能は同じである。したがって、同一の符号が付されている構成要素の一部についての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される構成要素の寸法、材質、形状、当該構成要素の相対配置などは、装置の構成、各種条件等により適宜変更されてもよい。また、図における構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<実施の形態1>
(半導体装置の構成)
図1は、実施の形態1に係る半導体装置100の断面図である。半導体装置100は、例えば、高電圧で動作するパワー半導体モジュールである。なお、半導体装置100は、パワー半導体モジュールに限定されず、たとえば、低電圧で動作する半導体モジュールであってもよい。
図1において、X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交する。以下の図に示されるX方向、Y方向およびZ方向も、互いに直交する。以下においては、X方向と、当該X方向の反対の方向(-X方向)とを含む方向を「X軸方向」ともいう。また、以下においては、Y方向と、当該Y方向の反対の方向(-Y方向)とを含む方向を「Y軸方向」ともいう。また、以下においては、Z方向と、当該Z方向の反対の方向(-Z方向)とを含む方向を「Z軸方向」ともいう。
また、以下においては、X軸方向およびY軸方向を含む平面を、「XY面」ともいう。また、以下においては、X軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「XZ面」ともいう。また、以下においては、Y軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「YZ面」ともいう。
図2は、実施の形態1に係る半導体装置100の俯瞰図である。図2では、半導体装置100の構成を分かり易くするために、後述の樹脂7を示していない。また、図2では、後述のリード端子6bの構成を分かり易くするために、当該リード端子6bを後述の板状部材10の横に配置した状態が示されている。実際には、リード端子6bは、板状部材10に固定されている。
図1および図2に示すように、半導体装置100は、2つの半導体素子S2と、板状部材10と、リード端子6a,6b,6cと、樹脂7と、容器Cs1とを備える。
2つの半導体素子S2の各々は、例えば、半導体チップである。2つの半導体素子S2の各々の形状は、板状である。各半導体素子S2は、例えば、高電圧で動作するパワー半導体素子である。なお、各半導体素子S2は、パワー半導体素子に限定されず、たとえば、低電圧で動作する半導体素子であってもよい。
また、半導体装置100に含まれる半導体素子S2の数は、2に限定されず、1または3以上であってもよい。以下においては、半導体装置100に含まれる2つの半導体素子S2を、それぞれ、半導体素子S2a,S2bともいう。
半導体素子S2aは、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。半導体素子S2bは、例えば、ダイオードである。
半導体素子S2aを構成する材料は、例えば、シリコン(Si)である。半導体素子S2aの厚みは、例えば、2mmである。平面視における半導体素子S2aの形状は、矩形である。半導体素子S2aの形状である当該矩形のサイズは、例えば、「14mm×14mm」で表現されるサイズである。
半導体素子S2bを構成する材料は、例えば、シリコン(Si)である。半導体素子S2bの厚みは、例えば、2mmである。平面視における半導体素子S2bの形状は、矩形である。半導体素子S2bの形状である当該矩形のサイズは、例えば、「14mm×9mm」で表現されるサイズである。
なお、半導体素子S2を構成する材料は、シリコンに限定されず、たとえば、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、ダイヤモンド(C)等のワイドバンドギャップ半導体材料であってもよい。ワイドバンドギャップ半導体材料は、シリコンのバンドギャップよりも広いバンドギャップを有する材料である。
容器Cs1の形状は、トレイ状である。具体的には、容器Cs1の形状は、底を有し、蓋が存在しない箱形状である。容器Cs1は、例えば、樹脂で構成される。容器Cs1は、高い熱伝導率を有する。容器Cs1は、例えば、金型を使用して、形成されたものである。容器Cs1の深さは、例えば、10mmである。平面視における容器Cs1の形状は、略矩形である。容器Cs1の形状である当該略矩形のサイズは、例えば、「50mm×50mm」で表現されるサイズである。
また、容器Cs1は、底部Csbを有する。底部Csbは、容器Cs1の一部である。底部Csbの形状は、板状である。底部Csb全体の厚みは、均一である。底部Csbは、当該底部Csbの上面に相当する底面Sb1を有する。すなわち、容器Cs1は、底面Sb1を有する。底面Sb1は、平面である。また、容器Cs1は、フランジFr1を有する。
フランジFr1は、容器Cs1の一部である。平面視におけるフランジFr1の形状は、閉ループ状である。また、フランジFr1の形状は、板状である。フランジFr1の幅は、例えば、3mmである。
容器Cs1は、フランジFr1を使用して、当該容器Cs1の外側に図示されない放熱フィンを取り付け可能なように、構成される。当該放熱フィンは、当該放熱フィンを容器Cs1の外側に取り付けるための形状を有する。
以下においては、容器Cs1の外側に放熱フィンが取り付けられた状況における、当該容器Cs1の状態を、「取り付け状態」ともいう。取り付け状態では、放熱フィンの主要部は、底部Csbの下面に接触する。また、取り付け状態では、放熱フィンの端部がフランジFr1の下面に接触することにより、当該放熱フィンが容器Cs1の外側に固定される。容器Cs1は、取り付け状態において、放熱フィンとリード端子6との間の絶縁距離(具体的には、沿面距離)が長くなるように、構成されている。
まず、図1および図2の両方に示される構成について説明する。板状部材10は、板状の部材である。板状部材10は、例えば、放熱部材としてのヒートスプレッダである。板状部材10は、銅で構成される。板状部材10の厚みは、例えば、2mmである。平面視における板状部材10の形状は、矩形である。板状部材10の形状である当該矩形のサイズは、例えば、「40mm×30mm」で表現されるサイズである。
板状部材10は、主面10sと、底面10rとを有する。板状部材10には、半導体チップとしての半導体素子S2a,S2bが搭載されている。板状部材10は、チップ搭載部材である。具体的には、板状部材10の主面10sには、接合材b1によって、半導体素子S2a,S2bが搭載されている。接合材b1は、例えば、はんだである。
また、板状部材10の主面10sには、接合材b2によって、リード端子6a,6bが接合されている。接合材b2は、例えば、接着剤である。リード端子6a,6bの各々は、導電性を有する。リード端子6aは、主端子である。主端子は、主回路に電気的に接続される端子である。リード端子6bは、信号端子である。信号端子は、制御回路に電気的に接続される端子である。
半導体素子S2aには、導電性を有するワイヤW1,W2が接続されている。ワイヤW1,W2の各々は、例えば、アルミで構成される。ワイヤW1の太さは、例えば、0.4mmである。ワイヤW2の太さは、例えば、0.15mmである。
リード端子6aは、ワイヤW1を介して、半導体素子S2aと接続されている。すなわち、リード端子6aは、半導体素子S2aと電気的に接続されている。リード端子6aは、半導体素子S2aの制御に使用される端子である。
リード端子6bは、ワイヤW2を介して、半導体素子S2aと接続されている。すなわち、リード端子6bは、半導体素子S2aと電気的に接続されている。リード端子6bは、半導体素子S2aの制御に使用される端子である。
次に、図2に示される構成について説明する。板状部材10の主面10sには、接合材b2によって、リード端子6cがさらに接合されている。リード端子6cは、主端子である。リード端子6cは、板状部材10の主面10sと電気的に接続されている。主端子であるリード端子6aは、ソース端子である。主端子であるリード端子6cは、ドレイン端子である。
半導体素子S2bは、ワイヤW1を介して、半導体素子S2aと接続されている。また、半導体素子S2aおよび半導体素子S2bは、ワイヤW1を介して、ソース端子であるリード端子6aと接続されている。半導体素子S2aは、ワイヤW2を介して、リード端子6bと接続されている。
図1に示される樹脂7は、部材を封止するための封止材である。樹脂7は、絶縁性を有する。図1および図2を参照して、樹脂7は、主に、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6a,6b,6cを封止する。すなわち、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6a,6b,6cは、樹脂7内に存在している。
樹脂7は、容器Cs1に収容されている。樹脂7は、主に、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6a,6b,6cを封止する。すなわち、容器Cs1は、主に、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6a,6b,6cを収容する。
容器Cs1の熱伝導率は、樹脂7の熱伝導率よりも高い。また、容器Cs1には、図示されないリードフレームが連接されている。
以下においては、リード端子6a,6b,6cの各々を、「リード端子6」ともいう。リード端子6の形状は、長尺状である。リード端子6は、屈曲している。リード端子6の形状は、略L字状である。
リード端子6は、例えば、銅で構成される。主端子であるリード端子6aの厚みは、例えば、0.4mmである。信号端子であるリード端子6bの厚みは、例えば、0.4mmである。
リード端子6は、外周枠としての容器Cs1に連接したリードフレームの一部である。すなわち、リード端子6であるリード端子6a,6b,6cの各々は、リードフレームである。リードフレームは、例えば、銅で構成される。なお、リード端子6は、リードフレームでなくてもよい。
リード端子6の先端部は、樹脂7から露出している。例えば、図1に示すように、リード端子6aの先端部は、樹脂7から露出している。すなわち、リード端子6aの一部は、樹脂7の外部に存在している。また、例えば、リード端子6bの先端部は、樹脂7から露出している。すなわち、リード端子6bの一部は、樹脂7の外部に存在している。
(製造方法)
次に、図3、図4、図5および図6を用いて、半導体装置100の製造方法の一例について説明する。以下においては、半導体装置100の製造方法を、「製造方法Pr」ともいう。図3は、実施の形態1に係る製造方法Prのフローチャートである。図3では、製造方法Prの複数の工程に含まれる、主要な工程のみを示している。図4、図5および図6は、実施の形態1に係る半導体装置100の製造方法を説明するための断面図である。
以下、製造方法Prの説明を分かり易くするために、半導体素子S2a,S2bのうち、半導体素子S2aを使用した製造方法Prについて主に説明する。また、以下の製造方法Prでは、半導体素子S2aを、半導体素子S2として説明する。また、以下の製造方法Prでは、半導体装置100における複数の構成要素の一部に関しての説明は省略する。例えば、リード端子6cを使用した処理の説明は省略する。
製造方法Prでは、まず、素子搭載工程が行われる(ステップS110)。素子搭載工程は、板状部材10に半導体素子S2を搭載する工程である。
素子搭載工程では、図4に示すように、板状部材10の主面10sに、接合材b1を介して、半導体素子S2が搭載される。
接合材b1の形状は、板状である。接合材b1の厚みは、例えば、0.1mmである。接合材b1であるはんだの融点は、例えば、219℃である。当該はんだは、スズ(Sn)、銀(Ag)および銅(Cu)で構成される。接合材b1である当該はんだの組成比は、「96.5Sn-3.0Ag-0.5Cu」で表現される。
次に、半導体素子S2を板状部材10の主面10sに接合するために、接合材b1が加熱される。具体的には、接合材b1が融解するように、当該接合材b1が加熱される。当該接合材b1の加熱は、リフロー炉を使用して、行われる。これにより、半導体素子S2は、接合材b1により、板状部材10の主面10sに接合される。
上記の素子搭載工程により、半導体素子S2としての半導体素子S2a,S2bが、板状部材10に搭載される。
次に、端子接続工程が行われる(ステップS120)。端子接続工程は、リード端子6a,6bを半導体素子S2に電気的に接続する工程である。
端子接続工程では、まず、図5(a)に示すように、板状部材10の主面10sの主面に、接合材b2が塗布される。前述したように、接合材b2は、例えば、接着剤である。当該接着剤は、例えば、シリコーン樹脂で構成される。
次に、リード端子6a,6bの各々が、異なる接合材b2に配置される。そして、接合材b2に対し、加熱処理Aが行われる。加熱処理Aでは、ホットプレートにより、接合材b2に、150℃の熱が加えられる。加熱処理Aは、例えば、10分間行われる。加熱処理Aにより、リード端子6a,6bの各々が、接合材b2により、板状部材10の主面10sに固定される(図5(b)参照)。また、リード端子6cが、リード端子6aと同様に、板状部材10の主面10sに固定される。
次に、端子接続工程では、ワイヤW1により、リード端子6aが半導体素子S2aに電気的に接続される。具体的には、図5(b)に示すように、ワイヤW1の一端がリード端子6aに接続され、当該ワイヤW1の他端が、半導体素子S2aの主端子パッド(図示せず)に接続される。
また、端子接続工程では、ワイヤW2により、リード端子6bが半導体素子S2aに電気的に接続される。具体的には、図5(b)に示すように、ワイヤW2の一端がリード端子6bに接続され、当該ワイヤW2の他端が、半導体素子S2aの信号端子パッド(図示せず)に接続される。
以下においては、製造方法Prの端子接続工程が行われた後における構成物を、「構成物N」ともいう。構成物Nは、図5(b)に示される構成物である。構成物Nは、板状部材10の底面10rを有する。
次に、配置工程が行われる(ステップS130)。配置工程は、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6が容器Cs1に収容されるように、当該半導体素子S2、当該板状部材10および当該リード端子6を当該容器Cs1に配置する工程である。
具体的には、配置工程では、図5(b)の構成物Nに含まれる板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、構成物Nが当該底面Sb1に配置される。構成物Nの配置は、板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、例えば、板状部材10に圧力が加えられた状態で行われる。
これにより、半導体素子S2である半導体素子S2a,S2bと、板状部材10と、リード端子6であるリード端子6a,6b,6cとが、容器Cs1に収容される。
以下においては、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6の状態を、「状態St1」ともいう。状態St1には、封止状態Stfが存在する。
封止状態Stfは、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6が、樹脂7内に存在している状態St1aを含む。すなわち、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6の状態には、状態St1aが存在する。
状態St1aの半導体素子S2、状態St1aの板状部材10、および、状態St1aのリード端子6は、例えば、図1に示される、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6である。
また、樹脂7の状態には、状態St1bが存在する。樹脂7の状態St1bは、樹脂7が容器Cs1に収容されている状態である。状態St1bの樹脂7は、例えば、図1に示される樹脂7である。
また、リード端子6の状態には、状態St1cが存在する。リード端子6の状態St1cは、リード端子6の一部が、樹脂7の外部に存在している状態である。状態St1cのリード端子6は、例えば、図1に示されるリード端子6である。
本実施の形態の封止状態Stfは、状態St1aと、状態St1bと、状態St1cとを含む。
樹脂7は、例えば、熱硬化性樹脂である。樹脂7は、例えば、エポキシ樹脂内に、シリカフィラーを分散させたものである。樹脂7の状態には、非硬化状態と、硬化状態とが存在する。非硬化状態の樹脂7は、流動性を有する。硬化状態の樹脂7は、流動性を有さない。
以下においては、樹脂7を吐出する機能を有する装置を、「ディスペンサ」ともいう。ディスペンサは、ノズル73を有する。図6(a)には、ノズル73が示されている。
次に、封止工程が行われる(ステップS140)。封止工程は、配置工程よりも後に行われる。封止工程は、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6の状態である状態St1が封止状態Stfになるように、容器Cs1に樹脂7を設ける工程である。
具体的には、封止工程では、図6(a)に示すように、まず、容器Cs1に、非硬化状態の樹脂7が充填されるように、図示されないディスペンサが、ノズル73から樹脂7を吐出する。ノズル73が吐出する樹脂7は、流動性を有する、非硬化状態の樹脂7である。
次に、封止工程では、非硬化状態の樹脂7が硬化するように、加熱処理Bが行われる。加熱処理Bでは、非硬化状態の樹脂7に、180℃の熱が加えられる。加熱処理Bは、例えば、1.5時間行われる。加熱処理Bにより、非硬化状態の樹脂7が硬化する。
これにより、容器Cs1に樹脂7が設けられる。また、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6の状態である状態St1は封止状態Stfになる。
以上により、図6(b)に示す半導体装置100が製造される。
(まとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6は、樹脂7内に存在している。樹脂7は、トレイ状の容器Cs1に収容されている。リード端子6の一部は、樹脂7の外部に存在している。リード端子6は、半導体素子S2と電気的に接続されている。
これにより、半導体素子を制御するための部材等を樹脂内に別途設ける必要はない。そのため、樹脂内の構成を複雑にすることなく、当該樹脂の外部から半導体素子を制御することができる。
また、本実施の形態によれば、容器Cs1の底部Csb全体の厚みは、均一である。前述の配置工程では、底部Csbの上面に相当する底面Sb1に、板状部材10が配置される。底面Sb1は平面である。そのため、底面Sb1と板状部材10との間の密着性は高い。したがって、所望の放熱性が得られる。また、板状部材10の傾きの発生を抑制することができる。そのため、板状部材10の傾きに起因する、絶縁性の低下が発生することを抑制することができる。したがって、半導体素子S2が搭載される板状部材10の下面において、絶縁性および放熱性を両立させることができるという効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、容器Cs1は、フランジFr1を有する。フランジFr1の存在により、封止工程において、容器Cs1の内部側から当該容器Cs1の外部に向かって、非硬化状態の樹脂7が流れ出ることを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、フランジFr1を有する容器Cs1は、前述の取り付け状態において、放熱フィンとリード端子6との間の絶縁距離(具体的には、沿面距離)が長くなるように、構成されている。そのため、取り付け状態における上記の沿面距離を長くすることができるという効果が得られる。
以上の構成を有する、本実施の形態の半導体装置100は、多様な場面で利用することができる。当該場面は、例えば、発電、送電等を行う場面である。また、当該場面は、例えば、効率的なエネルギーの利用、エネルギーの再生等を行う場面である。
ところで、パワーモジュールは、環境問題の高まりとともに、あらゆる場面で普及しつつある。当該場面は、例えば、発電、送電、電気エネルギーの回生等を使用する場面である。パワーモジュールは、大電流および高電圧を扱う。そのため、パワーモジュールの特性として、高い絶縁性、および、高い放熱性が求められている。
特に、エアコンなどの家電製品に用いられるパワーモジュールには、高い生産性、小型化、軽量化等が求められる。
家電製品に用いられるDIPモジュールには、電気回路が設けられたマザー基板を使用するものが存在する。当該マザー基板の上面にはリード端子が挿入される。当該マザー基板の下面は、放熱のために使用される。
前述の関連構成Aは、モジュールの小型化を実現するための構成である。関連構成Aでは、トレイ状のケースに、複数の基板が収容されている。当該複数の基板は、ポッティング剤で封止される。複数の基板に含まれる基板には、パワーモジュールとしての半導体素子が実装されている。半導体素子の上面には、放熱材としてのフィンが固定されている。関連構成Aでは、モジュールの下面から、放熱を行うことを目的としていない。そのため、関連構成Aでは、モジュールの下面の放熱性が低いという問題がある。
また、前述の関連構成Bでは、モールド樹脂が、半導体チップの下方に回り込むように、当該モールド樹脂が金型の内部に注入される。そのため、関連構成Bでは、絶縁性および放熱性を両立するために、モールド樹脂の注入時に、リード端子としてのリードフレームを水平に保持する必要がある。したがって、関連構成Bでは、リード端子を水平に保持するための構造を、別途設ける必要があるという問題がある。
そこで、本実施の形態の半導体装置100は、上記の効果を奏するための構成を有する。そのため、本実施の形態の半導体装置100により、上記の各問題を解決することができる。
また、SiC半導体は、以下の特徴を有する。当該特徴は、例えば、SiC半導体の動作温度が高いという特徴である。また、当該特徴は、例えば、エネルギーの変換効率が高いという特徴である。SiC半導体は、今後、主流の半導体となる可能性が高い。そのため、パワーモジュール等の半導体装置が、SiC半導体を適用可能なパッケージ形態を有することが要求されている。
本実施の形態では、半導体装置100に含まれる半導体素子S2は、炭化珪素(SiC)で構成されるSiC半導体であってもよい。そのため、本実施の形態の半導体装置100によれば、上記の要求を満たすことができる。
なお、本実施の形態の半導体装置100の構成は、上記の構成に限定されない。例えば、板状部材10を構成する材料は、銅に限定されない。板状部材10は、例えば、銅合金、メタライズされたアルミ、メタライズされたアルミ合金等で構成されてもよい。当該銅合金は、例えば、銅タングステン合金である。当該メタライズされたアルミおよび当該メタライズされたアルミ合金は、はんだ付け可能な部材である。
当該メタライズされたアルミは、当該アルミの表面がニッケルなどによりメタライズされた当該アルミである。当該メタライズされたアルミ合金は、当該アルミ合金の表面がニッケルなどによりメタライズされた当該アルミ合金である。
また、例えば、板状部材10は、リード端子6としてのリード端子6a,6b,6c等のリードフレームとは、異なる部材であるとしたが、これに限定されない。例えば、板状部材10が、リードフレームの一部である構成(以下、「変形構成A」ともいう)としてもよい。
変形構成Aでは、リード端子6および板状部材10の両方は、リードフレームである。変形構成Aでは、リードフレームのうち、板状部材10に相当する部分の厚みは、他の部分の厚みより厚い。変形構成Aにおけるリードフレームは、異厚リードフレームである。異厚リードフレームは、当該異厚リードフレームの全ての領域において、厚みが一定でないフレームである。異厚リードフレームを使用した変形構成Aにより、半導体装置100の放熱性を向上させることができる。
また、例えば、リード端子6および板状部材10の一方が、リードフレームでない構成としてもよい。当該構成では、例えば、リード端子6がリードフレームであり、板状部材10がリードフレームでない。また、当該構成では、例えば、リード端子6がリードフレームでなく、板状部材10がリードフレームである。
以上により、リード端子6および板状部材10の一方または両方は、リードフレームである。これにより、半導体装置100の生産性を高めることができる。
また、例えば、半導体素子S2として、IGBTである半導体素子S2a、ダイオードである半導体素子S2b等を使用した構成としたがこれに限定されない。半導体素子S2として、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)が使用されてもよい。
また、例えば、接合材b1であるはんだの組成比は「96.5Sn-3.0Ag-0.5Cu」に限定されない。例えば、接合材b1であるはんだの組成比が「99.3Sn-0.7Cu」であり、当該はんだの融点が217℃であってもよい。また、例えば、接合材b1であるはんだの組成比が「95Sn-5Sb」であり、当該はんだの融点が240℃であってもよい。
また、接合材b1は、はんだに限定されず、接合材b1は、半導体素子のダイボンドに用いられる材料であればよい。接合材b1は、例えば、銀エポキシ接着剤であってもよい。また、接合材b1は、例えば、銀焼結材であってもよい。
また、例えば、リード端子6a,6b,6c等のリード端子6として、銅で構成されるリードフレームを使用する構成としたがこれに限定されない。例えば、リード端子6として、銅合金で構成されるリードフレームが使用されてもよい。また、例えば、リード端子6として、42アロイで構成されるリードフレームが使用されてもよい。また、リード端子6は、外周枠に連接したリードフレームを使用したものに限定されない。リード端子6は、個片状の金属板であってもよい。
また、例えば、容器Cs1を構成する材料は、樹脂に限定されず、絶縁性、および、高い熱伝導率を有する材料であればよい。
また、例えば、製造方法Prの配置工程では、板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、接着剤が使用されてもよい。また、板状部材10と容器Cs1との密着性を高めるために、配置工程では、容器Cs1が加熱され、当該容器Cs1が柔軟性を有する状態で、構成物Nの配置が行われてもよい。
<実施の形態2>
(半導体装置の構成)
図7は、実施の形態2に係る半導体装置100Aの断面図である。図8は、実施の形態2に係る半導体装置100Aの俯瞰図である。図8では、半導体装置100Aの構成を分かり易くするために、樹脂7を示していない。また、図8では、リード端子6bの構成を分かり易くするために、当該リード端子6bを板状部材10の横に配置した状態が示されている。実際には、リード端子6bは、板状部材10に固定されている。
半導体装置100Aは、図1の半導体装置100と比較して、リード端子6aおよびワイヤW1の代わりにリード端子6dを備える点が異なる。半導体装置100Aのそれ以外の構成は、半導体装置100と同様である。以下、半導体装置100Aについて、半導体装置100と異なる点を主に説明する。
リード端子6dは、主端子である。リード端子6dの形状は、長尺状である。また、リード端子6dの形状は、板状である。リード端子6dは、屈曲している。リード端子6dの形状は、略L字状である。リード端子6dは、半導体素子S2aの制御に使用される端子である。
リード端子6dは、リードフレームの一部である。すなわち、リード端子6であるリード端子6dは、リードフレームである。なお、リード端子6dは、リードフレームでなくてもよい。
リードフレームであるリード端子6dの一部は、半導体素子S2としての半導体素子S2a,S2bの上方に存在する。リードフレームであるリード端子6dの一部は、接合材b3を介して、半導体素子S2としての半導体素子S2a,S2bに、直接接合されている。接合材b3は、導電性を有する部材である。接合材b3は、例えば、はんだである。
具体的には、リード端子6dの一部は、接合材b3を介して、半導体素子S2としての半導体素子S2a,S2bの上面に、直接接合されている。リード端子6dは、半導体素子S2としての半導体素子S2a,S2bと電気的に接続されている。
リード端子6dは、例えば、銅で構成される。主端子であるリード端子6dの厚みは、例えば、0.4mmである。リード端子6dの幅は、実施の形態1のワイヤW1の幅よりも、十分に広い。
樹脂7は、主に、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6d,6b,6cを封止する。すなわち、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6d,6b,6cは、樹脂7内に存在している。
樹脂7は、容器Cs1に収容されている。樹脂7は、主に、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6d,6b,6cを封止する。すなわち、容器Cs1は、主に、半導体素子S2a,S2b、板状部材10およびリード端子6d,6b,6cを収容する。
リード端子6dの先端部は、樹脂7から露出している。例えば、図7に示すように、リード端子6dの先端部は、樹脂7から露出している。すなわち、リード端子6dの一部は、樹脂7の外部に存在している。以下においては、リード端子6dを、「リード端子6」ともいう。
(製造方法)
次に、図3、図4、図9および図10を用いて、半導体装置100Aの製造方法の一例について説明する。以下においては、半導体装置100Aの製造方法を、「製造方法Pra」ともいう。製造方法Praは、一部の処理を除いて、半導体装置100の製造方法Prと同様である。図4、図9および図10は、実施の形態2に係る半導体装置100Aの製造方法を説明するための断面図である。
ここで、半導体装置100Aの製造方法Praについて、実施の形態1における、半導体装置100の製造方法Prと異なる点を主に説明する。
以下、製造方法Praの説明を分かり易くするために、半導体素子S2a,S2bのうち、半導体素子S2aを使用した製造方法Praについて主に説明する。また、以下の製造方法Praでは、半導体素子S2aを、半導体素子S2として説明する。また、以下の製造方法Praでは、半導体装置100Aにおける複数の構成要素の一部に関しての説明は省略する。例えば、リード端子6cを使用した処理の説明は省略する。
製造方法Praでは、実施の形態1と同様に、素子搭載工程が行われる(ステップS110)。素子搭載工程は、板状部材10に半導体素子S2を搭載する工程である。
次に、端子接続工程が行われる(ステップS120)。製造方法Praにおける端子接続工程は、リード端子6d,6bを半導体素子S2に電気的に接続する工程である。
端子接続工程では、まず、図9(a)に示すように、板状部材10の主面10sの主面に、接合材b2が塗布される。
以下においては、リード端子6dのうち、半導体素子S2と接合の対象となる部分を、「対象部」ともいう。リード端子6dの対象部は、例えば、図9(b)のリード端子6dにおいて、半導体素子S2の上方に存在する部分である。
次に、リード端子6dの対象部が、接合材b3により、半導体素子S2の上面に接続される(図9(b)参照)。これにより、リード端子6dは、半導体素子S2に電気的に接続される。
また、リード端子6bが、実施の形態1と同様に、接合材b2により、板状部材10の主面10sに固定される(図9(b)参照)。
次に、ワイヤW2が、実施の形態1と同様に、リード端子6bおよび半導体素子S2aに接続される。これにより、リード端子6bが半導体素子S2aに電気的に接続される。
以下においては、製造方法Praの端子接続工程が行われた後における構成物を、「構成物A」ともいう。構成物Aは、図9(b)に示される構成物である。構成物Aは、板状部材10の底面10rを有する。
次に、配置工程が行われる(ステップS130)。製造方法Praの配置工程は、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子6が容器Cs1に収容されるように、当該半導体素子S2、当該板状部材10および当該リード端子6を当該容器Cs1に配置する工程である。
具体的には、配置工程では、図9(b)の構成物Aに含まれる板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、構成物Aが当該底面Sb1に配置される。配置工程は、実施の形態1と同様に行われる。
これにより、半導体素子S2である半導体素子S2a,S2bと、板状部材10と、リード端子6であるリード端子6d,6b,6cとが、容器Cs1に収容される。
次に、封止工程が行われる(ステップS140)。封止工程は、実施の形態1と同様に行われる。これにより、図10(a)に示すように、容器Cs1に非硬化状態の樹脂7が充填される。また、非硬化状態の樹脂7が硬化するように、加熱処理Bが行われる。
以上により、図10(b)に示す半導体装置100Aが製造される。
(まとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、リードフレームであるリード端子6dの一部は、接合材b3を介して、半導体素子S2としての半導体素子S2a,S2bに、直接接合されている。また、リード端子6dの幅は、実施の形態1のワイヤW1の幅よりも、十分に広い。そのため、半導体装置100Aは、ワイヤW1を使用した半導体装置100と比較して、高電圧および大電流を扱うことができる。
また、リード端子6dは、リードフレームの一部である。そのため、リードフレームを介して、放熱を行うことができる。
なお、本実施の形態の半導体装置100Aの構成は、上記の構成に限定されない。例えば、リード端子6dとして、銅で構成されるリードフレームを使用する構成としたがこれに限定されない。例えば、リード端子6dとして、銅合金で構成されるリードフレームが使用されてもよい。また、例えば、リード端子6dとして、42アロイで構成されるリードフレームが使用されてもよい。また、リード端子6dは、外周枠に連接したリードフレームを使用したものに限定されない。リード端子6dは、個片状の金属板であってもよい。
また、例えば、製造方法Praの配置工程では、板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、接着剤が使用されてもよい。また、板状部材10と容器Cs1との密着性を高めるために、製造方法Praの配置工程では、容器Cs1が加熱され、当該容器Cs1が柔軟性を有する状態で、構成物Aの配置が行われてもよい。
<実施の形態3>
(半導体装置の構成)
図11は、実施の形態3に係る半導体装置100Bの断面図である。半導体装置100Bは、図1の半導体装置100と比較して、リード端子6a,6b,6cの代わりに端子部材50a,50bを備える点が異なる。半導体装置100Bのそれ以外の構成は、半導体装置100と同様である。以下、半導体装置100Bについて、半導体装置100と異なる点を主に説明する。
端子部材50aは、リード端子6aと同様な機能を有する。端子部材50bは、リード端子6bと同様な機能を有する。
ここで、端子部材50a,50bについて説明する。図12は、実施の形態3に係る端子部材50a,50bの構成を説明するための図である。
まず、端子部材50aについて説明する。端子部材50aは、絶縁基板51aと、リード端子5aとを含む。絶縁基板51aは、例えば、ガラスエポキシ基板である。絶縁基板51aには、導電性を有する導電部材E1aが設けられている。導電部材E1aは、例えば、ランドである。導電部材E1aは、スルーホールH1を有する。導電部材E1aは、絶縁基板51aの上面および下面に固定されている。絶縁基板51aには、導電部材E1aのスルーホールH1が存在する。
リード端子5aの形状は、長尺状である。リード端子5aは、主端子である。主端子は、主回路に電気的に接続される端子である。また、リード端子5aは、インサート端子である。リード端子5aは、絶縁基板51aに固定されている。また、リード端子5aは、絶縁基板51aの導電部材E1aに接触している。具体的には、リード端子5aが絶縁基板51aの導電部材E1aと電気的に接続されるように、当該リード端子5aは、絶縁基板51aのスルーホールH1に挿入されている。
端子部材50bの構成は、端子部材50aの構成と同様である。以下、端子部材50bの構成について説明する。端子部材50bは、絶縁基板51bと、リード端子5bとを含む。絶縁基板51bは、例えば、ガラスエポキシ基板である。絶縁基板51bには、導電性を有する導電部材E1bが設けられている。導電部材E1bは、例えば、ランドである。導電部材E1bは、スルーホールH1を有する。導電部材E1bは、絶縁基板51bの上面および下面に固定されている。絶縁基板51bには、導電部材E1bのスルーホールH1が存在する。
リード端子5bの形状は、長尺状である。リード端子5bは、信号端子である。信号端子は、制御回路に電気的に接続される端子である。また、リード端子5bは、インサート端子である。リード端子5bは、絶縁基板51bに固定されている。また、リード端子5bは、絶縁基板51bの導電部材E1bに接触している。具体的には、リード端子5bが絶縁基板51bの導電部材E1bと電気的に接続されるように、当該リード端子5bは、絶縁基板51bのスルーホールH1に挿入されている。
以下においては、端子部材50a,50bの各々を、「端子部材50」ともいう。また、以下においては、絶縁基板51a,51bの各々を、「絶縁基板51」ともいう。また、以下においては、リード端子5a,5bの各々を、「リード端子5」ともいう。また、以下においては、導電部材E1a,E1bの各々を、「導電部材E1」ともいう。
リード端子5は、例えば、銅で構成される。主端子であるリード端子5aの厚みは、例えば、0.64mmである。信号端子であるリード端子5bの厚みは、例えば、0.4mmである。
再び、図11を参照して、板状部材10の主面10sには、接合材b2によって、端子部材50である端子部材50a,50bが接合されている。
樹脂7は、主に、半導体素子S2a,S2bと、板状部材10と、リード端子5であるリード端子5a,5b、と、導電部材E1が設けられている絶縁基板51a,51bとを封止する。すなわち、樹脂7内には、半導体素子S2a,S2bと、板状部材10と、リード端子5であるリード端子5a,5bと、導電部材E1が設けられている絶縁基板51a,51bとが存在している。
樹脂7は、容器Cs1に収容されている。リード端子5の先端部は、樹脂7から露出している。例えば、図11に示すように、リード端子5aの先端部は、樹脂7から露出している。すなわち、リード端子5aの一部は、樹脂7の外部に存在している。また、例えば、リード端子5bの先端部は、樹脂7から露出している。すなわち、リード端子5bの一部は、樹脂7の外部に存在している。
リード端子5aが接触している導電部材E1aは、ワイヤW1を介して、半導体素子S2aと接続されている。すなわち、半導体素子S2aは、リード端子5aが接触している導電部材E1aと電気的に接続されている。そのため、リード端子5aは、半導体素子S2aと電気的に接続されている。リード端子5aは、半導体素子S2aの制御に使用される端子である。
リード端子5bが接触している導電部材E1bは、ワイヤW2を介して、半導体素子S2aと接続されている。すなわち、半導体素子S2aは、リード端子5bが接触している導電部材E1bと電気的に接続されている。そのため、リード端子5bは、半導体素子S2aと電気的に接続されている。リード端子5bは、半導体素子S2aの制御に使用される端子である。
(製造方法)
次に、図3、図4、図13および図14を用いて、半導体装置100Bの製造方法の一例について説明する。以下においては、半導体装置100Bの製造方法を、「製造方法Prb」ともいう。製造方法Prbは、一部の処理を除いて、半導体装置100の製造方法Prと同様である。図4、図13および図14は、実施の形態3に係る半導体装置100Bの製造方法を説明するための断面図である。
ここで、半導体装置100Bの製造方法Prbについて、実施の形態1における、半導体装置100の製造方法Prと異なる点を主に説明する。以下、製造方法Prbの説明を分かり易くするために、半導体素子S2a,S2bのうち、半導体素子S2aを使用した製造方法Prbについて主に説明する。また、以下の製造方法Prbでは、半導体素子S2aを、半導体素子S2として説明する。
製造方法Praでは、実施の形態1と同様に、素子搭載工程が行われる(ステップS110)。素子搭載工程は、板状部材10に半導体素子S2を搭載する工程である。
次に、端子接続工程が行われる(ステップS120)。製造方法Prbにおける端子接続工程は、リード端子5a,5bを半導体素子S2に電気的に接続する工程である。
端子接続工程では、まず、図13(a)に示すように、板状部材10の主面10sの主面に、接合材b2が塗布される。
次に、端子部材50a,50bの各々が、異なる接合材b2に配置される。そして、接合材b2に対し、加熱処理Aが行われる。加熱処理Aでは、ホットプレートにより、接合材b2に、150℃の熱が加えられる。加熱処理Aは、例えば、10分間行われる。加熱処理Aにより、端子部材50a,50bの各々が、接合材b2により、板状部材10の主面10sに固定される(図13(b)参照)。
次に、端子接続工程では、ワイヤW1により、リード端子5aが半導体素子S2aに電気的に接続される。具体的には、図13(b)に示すように、ワイヤW1の一端が、絶縁基板51aの導電部材E1aに接続され、当該ワイヤW1の他端が、半導体素子S2aの主端子パッド(図示せず)に接続される。
また、端子接続工程では、ワイヤW2により、リード端子5bが半導体素子S2aに電気的に接続される。具体的には、図13(b)に示すように、ワイヤW2の一端が、絶縁基板51bの導電部材E1bに接続され、当該ワイヤW2の他端が、半導体素子S2aの信号端子パッド(図示せず)に接続される。
以下においては、製造方法Prbの端子接続工程が行われた後における構成物を、「構成物B」ともいう。構成物Bは、図13(b)に示される構成物である。構成物Bは、板状部材10の底面10rを有する。
次に、配置工程が行われる(ステップS130)。製造方法Prbの配置工程は、半導体素子S2、板状部材10、絶縁基板51およびリード端子5が容器Cs1に収容されるように、当該半導体素子S2、当該板状部材10、当該絶縁基板51および当該リード端子5を当該容器Cs1に配置する工程である。
具体的には、配置工程では、図13(b)の構成物Bに含まれる板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、構成物Bが当該底面Sb1に配置される。構成物Bの配置は、板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、例えば、板状部材10に圧力が加えられた状態で行われる。
これにより、半導体素子S2である半導体素子S2a,S2bと、板状部材10と、絶縁基板51と、リード端子5であるリード端子5a,5bとが、容器Cs1に収容される。
以下においては、本実施の形態における、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子5の状態を、「状態St1」ともいう。状態St1には、封止状態Stfが存在する。
本実施の形態の封止状態Stfは、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子5が、樹脂7内に存在している状態St1a3を含む。すなわち、本実施の形態における、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子5の状態には、状態St1a3が存在する。
状態St1a3の半導体素子S2、状態St1a3の板状部材10、および、状態St1a3のリード端子5は、例えば、図11に示される、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子5である。
また、樹脂7の状態には、前述の状態St1bが存在する。樹脂7の状態St1bは、樹脂7が容器Cs1に収容されている状態である。
また、リード端子5の状態には、状態St1c3が存在する。リード端子5の状態St1c3は、リード端子5の一部が、樹脂7の外部に存在している状態である。状態St1c3のリード端子5は、例えば、図11に示されるリード端子5である。
本実施の形態の封止状態Stfは、状態St1a3と、状態St1bと、状態St1c3とを含む。
次に、封止工程が行われる(ステップS140)。製造方法Prbの封止工程は、半導体素子S2、板状部材10およびリード端子5の状態である状態St1が、本実施の形態の封止状態Stfになるように、容器Cs1に樹脂7を設ける工程である。
封止工程は、実施の形態1と同様に行われる。これにより、図14(a)に示すように、容器Cs1に非硬化状態の樹脂7が充填される。また、非硬化状態の樹脂7が硬化するように、加熱処理Bが行われる。
以上により、図14(b)に示す半導体装置100Bが製造される。
(まとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、絶縁基板51のスルーホールH1にリード端子5が挿入された当該絶縁基板51を含む端子部材50が、実施の形態1のリード端子6と同様に、使用される。これにより、絶縁基板51におけるスルーホールH1の位置を変更することにより、リード端子5の位置を変更することができる。そのため、リード端子6を使用した構成よりも、リード端子5の位置の自由度を向上させることができる。
なお、本実施の形態の半導体装置100Bの構成は、上記の構成に限定されない。例えば、リード端子5として、銅で構成されるインサート端子を使用する構成としたがこれに限定されない。例えば、リード端子5として、銅合金で構成されるインサート端子が使用されてもよい。また、例えば、リード端子5として、42アロイで構成されるインサート端子が使用されてもよい。
また、例えば、絶縁基板51は、ガラスエポキシ基板に限定されない。絶縁基板51は、例えば、紙フェノール基板、ポリイミド基板等であってもよい。
また、例えば、端子部材50は、インサート端子と、ガラスエポキシ基板とを使用したものに限定されない。端子部材50は、カスタムヘッダであってもよい。当該カスタムヘッダは、例えば、端子台を使用したものである。当該カスタムヘッダは、例えば、インサート成形により生成される。
また、例えば、製造方法Prbの配置工程では、板状部材10の底面10rが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、接着剤が使用されてもよい。また、板状部材10と容器Cs1との密着性を高めるために、製造方法Prbの配置工程では、容器Cs1が加熱され、当該容器Cs1が柔軟性を有する状態で、構成物Bの配置が行われてもよい。
<実施の形態4>
(半導体装置の構成)
図15は、実施の形態4に係る半導体装置100Cの断面図である。半導体装置100Cは、図11の半導体装置100Bと比較して、板状部材10の代わりに板状部材10Aを備える点が異なる。半導体装置100Cのそれ以外の構成は、半導体装置100Bと同様である。以下、半導体装置100Cについて、半導体装置100Bと異なる点を主に説明する。
板状部材10Aは、板状の部材である。板状部材10Aは、絶縁性を有する。板状部材10Aは、例えば、セラミック基板である。板状部材10Aは、主面10asと、底面10arとを有する。板状部材10Aには、半導体素子S2a,S2bが搭載されている。具体的には、板状部材10の主面10asには、接合材b1によって、半導体素子S2a,S2bが搭載されている。
板状部材10Aは、導体層11,12と、基材13とを含む。基材13の形状は、板状である。基材13は、例えば、窒化アルミで構成される。基材13の厚みは、例えば、0.64mmである。平面視における基材13の形状は、矩形である。基材13の形状である当該矩形のサイズは、例えば、「40mm×30mm」で表現されるサイズである。
導体層11,12の各々は、同じ構成を有する。導体層11は、基材13の上面に設けられる。導体層12は、基材13の下面に設けられる。
導体層11の形状は、板状である。導体層11,12の各々は、例えば、銅で構成される。導体層11,12の各々の厚みは、例えば、0.8mmである。平面視における導体層11の形状は、矩形である。導体層11の形状である当該矩形のサイズは、例えば、「38mm×28mm」で表現されるサイズである。導体層12の形状およびサイズは、それぞれ、導体層11の形状およびサイズと同じである。
板状部材10の主面10sには、接合材b2によって、端子部材50である端子部材50a,50bが接合されている。
樹脂7は、主に、半導体素子S2a,S2bと、板状部材10Aと、リード端子5であるリード端子5a,5b、と、導電部材E1が設けられている絶縁基板51a,51bとを封止する。すなわち、樹脂7内には、半導体素子S2a,S2bと、板状部材10Aと、リード端子5であるリード端子5a,5bと、導電部材E1が設けられている絶縁基板51a,51bとが存在している。
樹脂7は、容器Cs1に収容されている。リード端子5の先端部は、樹脂7から露出している。例えば、図15に示すように、リード端子5aの先端部は、樹脂7から露出している。すなわち、リード端子5aの一部は、樹脂7の外部に存在している。また、例えば、リード端子5bの先端部は、樹脂7から露出している。すなわち、リード端子5bの一部は、樹脂7の外部に存在している。
リード端子5aが接触している導電部材E1aは、ワイヤW1を介して、半導体素子S2aと接続されている。すなわち、半導体素子S2aは、リード端子5aが接触している導電部材E1aと電気的に接続されている。そのため、リード端子5aは、半導体素子S2aと電気的に接続されている。リード端子5aは、半導体素子S2aの制御に使用される端子である。
リード端子5bが接触している導電部材E1bは、ワイヤW2を介して、半導体素子S2aと接続されている。すなわち、半導体素子S2aは、リード端子5bが接触している導電部材E1bと電気的に接続されている。そのため、リード端子5bは、半導体素子S2aと電気的に接続されている。リード端子5bは、半導体素子S2aの制御に使用される端子である。
(製造方法)
次に、図3、図16、図17および図18を用いて、半導体装置100Cの製造方法の一例について説明する。以下においては、半導体装置100Cの製造方法を、「製造方法Prc」ともいう。製造方法Prcは、一部の処理を除いて、半導体装置100Bの製造方法Prbと同様である。図16、図17および図18は、実施の形態4に係る半導体装置100Cの製造方法を説明するための断面図である。
ここで、半導体装置100Cの製造方法Prcについて、実施の形態3における、半導体装置100Bの製造方法Prbと異なる点を主に説明する。以下、製造方法Prcの説明を分かり易くするために、半導体素子S2a,S2bのうち、半導体素子S2aを使用した製造方法Prcについて主に説明する。また、以下の製造方法Prcでは、半導体素子S2aを、半導体素子S2として説明する。
製造方法Prcでは、実施の形態3と同様に、素子搭載工程が行われる(ステップS110)。素子搭載工程は、板状部材10Aに半導体素子S2を搭載する工程である。素子搭載工程では、図16に示すように、板状部材10Aの主面10asに、接合材b1を介して、半導体素子S2が搭載される。
次に、半導体素子S2を板状部材10Aの主面10asに接合するために、接合材b1が加熱される。具体的には、接合材b1が融解するように、当該接合材b1が加熱される。当該接合材b1の加熱は、リフロー炉を使用して、行われる。これにより、半導体素子S2は、接合材b1により、板状部材10Aの主面10asに接合される。
上記の素子搭載工程により、半導体素子S2としての半導体素子S2a,S2bが、板状部材10Aに搭載される。
次に、端子接続工程が行われる(ステップS120)。製造方法Prcにおける端子接続工程は、リード端子5a,5bを半導体素子S2に電気的に接続する工程である。
端子接続工程では、まず、図17(a)に示すように、板状部材10Aの主面10asの主面に、接合材b2が塗布される。
次に、端子部材50a,50bの各々が、異なる接合材b2に配置される。そして、接合材b2に対し、加熱処理Aが行われる。加熱処理Aでは、ホットプレートにより、接合材b2に、150℃の熱が加えられる。加熱処理Aは、例えば、10分間行われる。加熱処理Aにより、端子部材50a,50bの各々が、接合材b2により、板状部材10Aの主面10asに固定される(図17(b)参照)。
次に、端子接続工程では、ワイヤW1により、リード端子5aが半導体素子S2aに電気的に接続される。具体的には、図17(b)に示すように、ワイヤW1の一端が、絶縁基板51aの導電部材E1aに接続され、当該ワイヤW1の他端が、半導体素子S2aの主端子パッド(図示せず)に接続される。
また、端子接続工程では、ワイヤW2により、リード端子5bが半導体素子S2aに電気的に接続される。具体的には、図17(b)に示すように、ワイヤW2の一端が、絶縁基板51bの導電部材E1bに接続され、当該ワイヤW2の他端が、半導体素子S2aの信号端子パッド(図示せず)に接続される。
以下においては、製造方法Prcの端子接続工程が行われた後における構成物を、「構成物C」ともいう。構成物Cは、図17(b)に示される構成物である。構成物Cは、板状部材10Aの底面10arを有する。
次に、配置工程が行われる(ステップS130)。配置工程は、半導体素子S2、板状部材10A、絶縁基板51およびリード端子5が容器Cs1に収容されるように、当該半導体素子S2、当該板状部材10A、当該絶縁基板51および当該リード端子5を当該容器Cs1に配置する工程である。
具体的には、配置工程では、図17(b)の構成物Cに含まれる板状部材10Aの底面10arが、容器Cs1の底面Sb1に密着するように、構成物Cが当該底面Sb1に配置される。
これにより、半導体素子S2である半導体素子S2a,S2bと、板状部材10Aと、絶縁基板51と、リード端子5であるリード端子5a,5bとが、容器Cs1に収容される。
以下においては、本実施の形態における、半導体素子S2、板状部材10Aおよびリード端子5の状態を、「状態St1」ともいう。状態St1には、封止状態Stfが存在する。
本実施の形態の封止状態Stfは、半導体素子S2、板状部材10Aおよびリード端子5が、樹脂7内に存在している状態St1a4を含む。すなわち、本実施の形態における、半導体素子S2、板状部材10Aおよびリード端子5の状態には、状態St1a4が存在する。
状態St1a4の半導体素子S2、状態St1a4の板状部材10A、および、状態St1a4のリード端子5は、例えば、図15に示される、半導体素子S2、板状部材10Aおよびリード端子5である。
また、樹脂7の状態には、前述の状態St1bが存在する。樹脂7の状態St1bは、樹脂7が容器Cs1に収容されている状態である。
また、リード端子5の状態には、前述の状態St1c3が存在する。リード端子5の状態St1c3は、リード端子5の一部が、樹脂7の外部に存在している状態である。
本実施の形態の封止状態Stfは、状態St1a4と、状態St1bと、状態St1c3とを含む。
次に、封止工程が行われる(ステップS140)。製造方法Prcの封止工程は、半導体素子S2、板状部材10Aおよびリード端子5の状態である状態St1が、本実施の形態の封止状態Stfになるように、容器Cs1に樹脂7を設ける工程である。
封止工程は、実施の形態1と同様に行われる。これにより、図18(a)に示すように、容器Cs1に非硬化状態の樹脂7が充填される。また、非硬化状態の樹脂7が硬化するように、前述の加熱処理Bが行われる。
以上により、図18(b)に示す半導体装置100Cが製造される。
(まとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、セラミック基板である板状部材10Aを使用した半導体装置100Cにおいても、実施の形態1と同様な効果が得られる。
なお、本実施の形態の半導体装置100Cの構成は、上記の構成に限定されない。例えば、板状部材10Aにおける導体層11,12の各々を構成する材料は、銅に限定されない。導体層11,12の各々は、例えば、ニッケルめっきによりメタライズされたアルミ等で構成されてもよい。当該メタライズされたアルミは、はんだ付け可能な部材である。
また、例えば、板状部材10Aにおける基材13を構成する材料は、窒化アルミに限定されない。基材13は、例えば、アルミナ、窒化ケイ素等で構成されてもよい。
また、例えば、板状部材10Aは、セラミック基板に限定されない。板状部材10Aは、例えば、ガラスエポキシ基板、樹脂絶縁金属基板等であってもよい。当該樹脂絶縁金属基板は、絶縁性を有する基板である。当該樹脂絶縁金属基板は、金属基板に樹脂が設けられたものである。
<変形例1>
以下においては、本変形例の構成を「構成Ctm1」ともいう。構成Ctm1は、半導体装置の製造方法において、封止工程により樹脂7が硬化した後に、当該樹脂7から容器Cs1を取り外す構成である。
構成Ctm1は、前述の製造方法Pr、製造方法Pra、製造方法Prb、および、製造方法Prcの全てまたは一部に適用される。
一例として、構成Ctm1における製造方法Prcについて説明する。構成Ctm1における製造方法Prcでは、まず、前述の実施の形態4の製造方法Prcの素子搭載工程、端子接続工程、配置工程および封止工程が行われる。これにより、樹脂7が硬化する。その結果、図18(b)に示す半導体装置100Cが得られる。前述したように、半導体装置100Cの板状部材10Aは、絶縁性を有する。
次に、構成Ctm1の製造方法Prcでは、取り外し工程が行われる。取り外し工程は、ステップS140の封止工程よりも後に行われる。取り外し工程は、樹脂7から容器Cs1を取り外す工程である。
以下においては、取り外し工程が行われた後における構成物を、「構成物D」ともいう。構成物Dは、例えば、図19に示される構成物である。以下においては、構成Ctm1における製造方法Prcにより得られる構成物Dを、「半導体装置100D」ともいう。
構成Ctm1の製造方法Prcにおける取り外し工程では、樹脂7から容器Cs1が取り外される。これにより、構成物Dとして、図19の半導体装置100Dが得られる。したがって、構成Ctm1の製造方法Prcでは、構成物Dとして、図19の半導体装置100Dが製造される。
図19に示される、構成物Dとしての半導体装置100Dでは、絶縁性を有する板状部材10Aが、樹脂7の底面から露出している。当該構成物Dとしての半導体装置100Dは、当該半導体装置100Dの底部が絶縁性を有する絶縁パワーモジュールである。
また、構成Ctm1は、製造方法Pr、製造方法Praおよび製造方法Prbの全てまたは一部に適用されてもよい。
例えば、構成Ctm1における製造方法Prでは、図6(b)に示す半導体装置100に対し、樹脂7から容器Cs1を取り外す取り外し工程が行われる。これにより、構成物Dが得られ、当該構成物Dが半導体装置として製造される。当該構成物Dは、当該構成物Dの底部が絶縁性を有さない非絶縁パワーモジュールである。
また、例えば、構成Ctm1における製造方法Praでは、図10(b)に示す半導体装置100Aに対し、樹脂7から容器Cs1を取り外す取り外し工程が行われる。これにより、構成物Dが得られ、当該構成物Dが半導体装置として製造される。当該構成物Dは、非絶縁パワーモジュールである。
また、例えば、構成Ctm1における製造方法Prbでは、図14(b)に示す半導体装置100Bに対し、樹脂7から容器Cs1を取り外す取り外し工程が行われる。これにより、構成物Dが得られ、当該構成物Dが半導体装置として製造される。当該構成物Dは、非絶縁パワーモジュールである。
(まとめ)
以上説明したように、本変形例によれば、取り外し工程により樹脂7から容器Cs1が取り外される。例えば、半導体素子S2が搭載される板状部材が絶縁性を有する板状部材10Aである半導体装置100Cに対し取り外し工程が行われた場合、絶縁パワーモジュールとしての半導体装置が得られる。当該絶縁パワーモジュールとしての半導体装置は、加工用の金型を使用することなく、得ることができる。
また、例えば、半導体素子S2が搭載される板状部材が絶縁性を有さない板状部材10である半導体装置100に対し取り外し工程が行われた場合、非絶縁パワーモジュールとしての半導体装置が得られる。当該非絶縁パワーモジュールとしての半導体装置は、加工用の金型を使用することなく、得ることができる。
<実施の形態5>
ここでは、上述した半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを適用した電力変換装置について説明する。構成物Dは半導体装置である。構成物Dは、例えば、図19の半導体装置100Dである。本開示は特定の電力変換装置に限定されるものではないが、以下、実施の形態5として、三相のインバータに半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを適用した場合について説明する。
図20は、実施の形態5に係る電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。図20に示す電力変換システムは、電源Pw1と、電力変換装置200と、負荷300とを含む。電源Pw1は、直流電源である。電源Pw1は、電力変換装置200に直流電力を供給する。電源Pw1は種々のものにより構成される。電源Pw1は、たとえば、直流系統、太陽電池、蓄電池等により構成することができる。
また、電源Pw1は、交流系統に接続された整流回路またはAC/DCコンバータにより構成されてもよい。また、電源Pw1は、直流系統から出力される直流電力を所定の電力に変換するDC/DCコンバータによって構成されてもよい。
電力変換装置200は、電源Pw1と負荷300との間に接続された三相のインバータである。電力変換装置200は、電源Pw1から供給された直流電力を交流電力に変換し、負荷300に交流電力を供給する。図20に示すように、電力変換装置200は、主変換回路201と、制御回路203とを備える。主変換回路201は、当該主変換回路201に入力される電力を変換して出力する。具体的には、主変換回路201は、直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を出力する。
制御回路203は、主変換回路201を制御する制御信号を当該主変換回路201に出力する。
負荷300は、電力変換装置200から供給された交流電力によって駆動する三相の電動機である。なお、負荷300は特定の用途に限られるものではなく、各種電気機器に搭載された電動機である。負荷300は、たとえば、ハイブリッド自動車、電気自動車、鉄道車両、エレベーター、または、空調機器向けの電動機として用いられる。
以下、電力変換装置200の詳細について説明する。主変換回路201は、図示されないスイッチング素子と図示されない還流ダイオードとを備える。スイッチング素子がスイッチングすることによって、電源Pw1から供給される直流電力が交流電力に変換されて、当該交流電力が負荷300に供給される。主変換回路201の具体的な回路構成は種々のものがある。本実施の形態に係る主変換回路201は2レベルの三相フルブリッジ回路である。主変換回路201は、たとえば、6つのスイッチング素子と、6つの還流ダイオードとから構成される。当該6つのスイッチング素子は、当該6つの還流ダイオードと、逆並列で、接続される。
主変換回路201の各スイッチング素子および各還流ダイオードの少なくともいずれかは、半導体モジュール202により構成される。半導体モジュール202は、上述した半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかに相当する。すなわち、主変換回路201は、半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかに相当する半導体モジュール202を有する。
主変換回路201は、6つのスイッチング素子を使用して構成される3個の上下アームを含む。3個の上下アームの各々は、直列接続された2つのスイッチング素子で構成される。3個の上下アームは、それぞれ、フルブリッジ回路のU相、V相およびW相に対応する。3個の上下アームの出力端子は、主変換回路201の3つの出力端子に相当する。主変換回路201の3つの出力端子は、負荷300に接続される。
また、主変換回路201は、各スイッチング素子を駆動する駆動回路(図示せず)を備える。駆動回路は半導体モジュール202に内蔵されてもよい。また、主変換回路201は、半導体モジュール202とは別に駆動回路を備えてもよい。
駆動回路は、主変換回路201のスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成し、当該駆動信号を、主変換回路201のスイッチング素子の制御電極に供給する。具体的には、駆動回路は、後述する制御回路203からの制御信号に従い、スイッチング素子をオン状態にする駆動信号とスイッチング素子をオフ状態にする駆動信号とを各スイッチング素子の制御電極に出力する。
スイッチング素子をオン状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以上の電圧信号(すなわち、オン信号)である。スイッチング素子をオフ状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧未満の電圧信号(すなわち、オフ信号)である。
制御回路203は、負荷300に所望の電力が供給されるように、主変換回路201のスイッチング素子を制御する。具体的には、制御回路203は、負荷300に供給すべき電力に基づいて主変換回路201の各スイッチング素子がオン状態となるべき時間であるオン時間を算出する。制御回路203は、たとえば、PWM制御によって主変換回路201を制御することができる。当該PWM制御は、出力すべき電圧に応じてスイッチング素子のオン時間を変調する制御である。
そして、制御回路203は、主変換回路201が備える駆動回路に制御指令としての制御信号を出力する。当該制御信号は、各時点において、オン状態となるべきスイッチング素子にオン信号が出力されるようにするための信号である。また、当該制御信号は、各時点において、オフ状態となるべきスイッチング素子にオフ信号が出力されるようにするための信号でもある。駆動回路は、この制御信号に従い、各スイッチング素子の制御電極にオン信号またはオフ信号を駆動信号として出力する。
本実施の形態に係る電力変換装置では、主変換回路201の各スイッチング素子および各還流ダイオードの少なくともいずれかは、半導体モジュール202により構成される。半導体モジュール202は、上述した半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかに相当する。そのため、半導体モジュール202が高い信頼性を有することで、電力変換装置の信頼性を向上させることができる。
本実施の形態では、2レベルの三相インバータに半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを適用する例について説明したが、本開示は、これに限られるものではなく、半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを種々の電力変換装置に適用することができる。
また、本実施の形態では、2レベルの電力変換装置としたが、3レベルまたはマルチレベルの電力変換装置であっても構わない。また、単相負荷に電力を供給する場合には、単相のインバータに半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを適用しても構わない。また、直流負荷等に電力を供給する場合には、DC/DCコンバータまたはAC/DCコンバータに半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを適用することも可能である。
また、半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを適用した電力変換装置の構成は、上述した負荷300が電動機である構成に限定されるものではない。負荷300は、たとえば、放電加工機、レーザー加工機、誘導加熱調理器または非接触器給電システムの電源装置であってもよい。また、半導体装置100,100A,100B,100Cおよび構成物Dのいずれかを適用した電力変換装置は、太陽光発電システム、蓄電システム等のパワーコンディショナーとして用いられてもよい。
(その他の変形例)
なお、各実施の形態、変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態、変変形例を適宜、変形、省略することが可能である。
例えば、半導体装置100,100A,100B,100Cのいずれかは、パワー半導体モジュールに限定されない。半導体装置100,100A,100B,100Cのいずれかは、たとえば、低電圧で動作する半導体モジュールであってもよい。
5,5a,5b,6,6a,6b,6c,6d リード端子、7 樹脂、10,10A 板状部材、50,50a,50b 端子部材、51,51a,51b 絶縁基板、100,100A,100B,100C,100D 半導体装置、200 電力変換装置、201 主変換回路、202 半導体モジュール、203 制御回路、Cs1 容器、E1,E1a,E1b 導電部材、S2,S2a,S2b 半導体素子。

Claims (7)

  1. 半導体装置であって、
    半導体素子と、
    前記半導体素子が搭載されている板状部材と、
    前記半導体素子と電気的に接続されているリード端子と、
    絶縁性を有する樹脂とを備え、
    前記半導体素子、前記板状部材および前記リード端子は、前記樹脂内に存在しており、
    前記樹脂は、トレイ状の容器に収容されており、
    前記リード端子の一部は、前記樹脂の外部に存在している、
    半導体装置。
  2. 前記板状部材および前記リード端子の一方または両方は、リードフレームである、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記リード端子は、前記リードフレームであり、
    前記リードフレームの一部は、前記半導体素子の上方に存在し、
    前記リードフレームの一部は、導電性を有する部材を介して、前記半導体素子に、直接接合されている、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記樹脂内には、さらに、導電性を有する導電部材が設けられている絶縁基板が存在しており、
    前記リード端子は、前記絶縁基板に固定されており、
    前記リード端子は、前記絶縁基板の前記導電部材に接触しており、
    前記半導体素子は、前記導電部材と電気的に接続されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置を有し、入力される電力を変換して出力する主変換回路と、
    前記主変換回路を制御する制御信号を前記主変換回路に出力する制御回路とを備える、
    電力変換装置。
  6. 半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体装置は、
    半導体素子と、
    板状部材と、
    リード端子と、
    絶縁性を有する樹脂とを備え、
    前記製造方法は、
    (a)前記板状部材に前記半導体素子を搭載する工程と、
    (b)前記リード端子を前記半導体素子に電気的に接続する工程と、
    (c)前記半導体素子、前記板状部材および前記リード端子が、トレイ状の容器に収容されるように、当該半導体素子、当該板状部材および当該リード端子を当該容器に配置する工程と、
    (d)前記半導体素子、前記板状部材および前記リード端子の状態が封止状態になるように、前記容器に前記樹脂を設ける工程と、を備え、
    前記封止状態は、
    前記半導体素子、前記板状部材および前記リード端子が、前記樹脂内に存在している状態と、
    前記樹脂が前記容器に収容されている状態と、
    前記リード端子の一部が、前記樹脂の外部に存在している状態とを含み、
    前記工程(d)は、前記工程(c)よりも後に行われる、
    半導体装置の製造方法。
  7. 前記製造方法は、さらに、
    (e)前記樹脂から前記容器を取り外す工程を備え、
    前記工程(e)は、前記工程(d)よりも後に行われる、
    請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
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