JP2023110196A - 光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプを冷却する能力を高め、ランプと窓とを近接させることができる。【解決手段】光照射装置100は、ランプ裏面電極44が設けられたランプ裏面42と、ランプ裏面42に対向すると共にランプ主面電極43が設けられたランプ主面41を有し、ランプ裏面42から光を出射するランプ4と、ランプ4が配置される内部空間R1を、ランプ4が出射した光を透過する真空窓2と共に形成する筐体1と、ランプ4から熱を排出するヒートシンク8と、を備える。ヒートシンク8は、ランプ主面41に熱的に接続されている。筐体1は、内部空間R1に供給する圧縮された空気の入口となる吸入管継手115と、ヒートシンク8から熱を受けた圧縮空気の出口となる排出管継手116と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光照射装置に関する。
所望の波長帯域の光を発するランプは、筐体に収容されることがある。ランプを筐体に収容することによって、ランプを保護することができる。ランプを筐体に収容した構成では、ランプが発生する光は、筐体に設けられた窓を通過して対象物に照射される。対象物に所望の強度の光を照射するという観点からすれば、ランプから対象物に至るまでの光強度の減衰を抑制することが望まれる。例えば、ランプが対象物から遠ざかるほど、光強度は減衰しやすい。従って、ランプを対象物にできるだけ近接させる構造が望ましい。ランプと対象物との間には、窓が存在する。ランプを対象物に近接させる構成として、例えば、ランプを窓に近接させた構成があり得る。
ランプは、与えられたエネルギを光に変換する際に、損失として熱を発生する。熱は、ランプの正常な動作に影響を及ぼすので、光を照射し続けるためにはランプを冷却する必要がある。例えば、特許文献1は、筐体に収容したランプを冷却する技術を開示する。特許文献1の技術は、ランプに対して冷却ガスを吹き付ける。
特開2015-230838号公報
ランプが発生する光のエネルギが高くなるほど、発生する熱も多くなる。発生する熱が多くなった際に、ランプを冷却する能力が十分ではないと、ランプの光出射側、つまりランプと窓とが対向した側においてもランプの冷却を行うことが必要となる場合があり、冷却のための空間が必要となる場合がある。従って、ランプから窓までの距離は、ランプを冷却する能力によって制限を受ける場合があった。従って、特許文献1が開示する技術では、ランプを冷却する能力が不足することで、ランプから窓までの距離を離さざるを得ないこともあり得る。つまり、ランプの冷却能力を高めることができれば、ランプから窓までの距離を所望の距離に近接させることが可能になる。
そこで、本発明は、ランプを冷却する能力を高め、ランプと窓とを近接させることができる光照射装置を提供する。
本発明の一形態である光照射装置は、第1電極が設けられた第1面と、第1面に対向すると共に第2電極が設けられた第2面を有し、第1面から光を出射するランプと、ランプが配置される内部空間を、ランプが出射した光を透過する窓部材と共に形成する筐体と、ランプが発生する熱を排出する排熱部と、を備える。排熱部は、第2面に熱的に接続されたヒートシンクを備える。筐体は、内部空間に供給する気体である熱媒体の入口となる入口部と、ヒートシンクから熱を受けた熱媒体の出口となる出口部と、を有する。
ランプの第2面にヒートシンクが熱的に接続されている。第2面から熱を奪うと、ランプの内部と第2面との間の熱勾配が大きくなる。その結果、ランプが発生する熱は、第2面に向かって移動しやすくなる。従って、ランプが発生する熱を第2面から積極的に排熱することが可能である。その結果、ランプを冷却する能力が高まる。よって、ランプと窓部材とを近接させることができる。
上記の光照射装置は、筐体の内部空間を、第1空間と、第2空間と、に区画する区画部をさらに備えてもよい。入口部は、第1空間に連通してもよい。出口部は、第2空間に連通してもよい。この構成によれば、熱媒体の流れを入口部から出口部に向かう一方向に限定することができ、熱媒体の流れがスムーズになるため、ランプを冷却する能力が高まる。
上記の光照射装置のランプは、第2空間に配置されていてもよい。この構成によれば、ランプからの熱を効率よく筐体外に出すことができる。
上記の光照射装置の区画部は、第1空間から第2空間に熱媒体を導く穴を有してもよい。この構成によれば、第1空間と第2空間とを区画しつつ、第1空間から第2空間に熱媒体を導くことができる。
上記の光照射装置の区画部は、箱状を呈しており、第1空間は、区画部の内側であり、第2空間は、区画部の外側であってもよい。この構成によれば、第1空間の熱媒体と第2空間の熱媒体とを確実に分離することができ、第1空間に入った新鮮な状態の熱媒体が、第2空間の熱媒体から影響を受けることを抑制することができる。
上記の光照射装置は、ランプに電気的に接する支持板をさらに備えてもよい。支持板の内周部は、ランプの外周部に接し、支持板の外周部は、筐体に接してもよい。この構成によれば、支持板および筐体を介してランプに所望の電位を与えることができる。
上記の光照射装置の支持板の第1面は、第1電極に接してもよい。この構成によれば、支持板および筐体を介してランプの第1電極に所望の電位を与えることができる。
上記の光照射装置の支持板の第2面は、窓部材に対面するとともに、支持板の内周部の厚さは支持板の外周部の厚さよりも小さくてもよい。この構成によれば、ランプと窓部材とを近接させることができる。
上記の光照射装置は、筐体と共に窓部材を挟持する枠部材をさらに備えてもよい。この構成によれば、窓部材を交換可能に筐体に固定することができる。
上記の光照射装置の窓部材は、枠部材と対面する面に設けられ、光を遮蔽する遮蔽膜を有してもよい。この構成によれば、窓部材と枠部材との間に配置される部品を、ランプが発生する光から保護することができる。
上記の光照射装置のランプの第1面と、ランプの第1面と対向する窓部材の面との間の距離は、3mm以下であってもよい。さらに、当該距離は、1mm以下であってもよい。この構成によれば、ランプが出射した光の損失を十分に抑制できる。
本発明の光照射装置は、ランプの冷却能力を高め、ランプと窓とを近接させることができる。
図1は、実施形態の光照射装置の斜視図である。 図2は、フランジリングの周辺を拡大して示す断面図である。 図3は、上流空間と下流空間とを模式的に示す図である。 図4は、区画箱を分解して示す斜視図である。 図5は、上流面領域と下流面領域とを模式的に示す図である。 図6は、ランプと透明窓の隙間を示す図である。 図7は、ランプの光出力を示すグラフである。 図8は、照射部を示す斜視図である。 図9は、ヒートシンクを示す斜視図である。 図10は、ヒートシンクを示す平面図である。 図11は、スペーサユニットを断面視して示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。なお、説明および図示の明確化のために、各要素の大きさは適宜変更されている場合があり、必ずしも図示したとおりの大小関係を有さない。
図1に示す光照射装置100が照射する光は、紫外線である。例えば、光照射装置100が照射する光は、波長が172nmの真空紫外光であり、単位面積当たりの強度が100mW/cmである。光照射装置100は、例えば、半導体製造装置、真空発生器などに利用される。また、光照射装置100は、チャンバ200の内部をクリーニングするためにも利用される。本実施形態の光照射装置100は、チャンバ200の内部へ光を照射する。
光照射装置100は、筐体1と、真空窓2(窓部材)と、フランジリング3(枠部材)と、を有する。筐体1及び真空窓2は、光を発生するランプ4を収容する空間を形成する。例えば、チャンバ200は、減圧容器であり、その内部空間は減圧環境、例えば真空環境である。ランプ4は、真空環境のような減圧環境には配置できないので、大気圧環境に配置する。つまり、ランプ4が配置される環境は、光照射領域(チャンバ200の内部空間)の環境と異なる。そこで、筐体1及び真空窓2は、ランプ4を保護するため、例えば大気圧環境である空間を形成する。大気圧環境と減圧環境とは、真空窓2によって仕切られている。
<筐体>
筐体1は、筐体本体11と、筐体フランジ12と、を有する。筐体1は、例えばステンレス鋼により形成されている。
筐体本体11は、本体円筒111と、本体天板112と、を有する。本体円筒111は、円筒形状である。本体円筒111の一方の端部には、本体天板112が設けられている。つまり、本体円筒111の一方の端部は、本体天板112によって閉鎖されている。本体天板112には、電気コネクタ113と、ケーブルコネクタ114と、吸入管継手115と、排出管継手116と、が配置されている。このように、本体天板112に外部との接続部をまとめることで、外部からの接続部材を一方向にまとめることができ、光照射装置100の配置の自由度を高めることができる。
本体円筒111の他方の端部には、真空窓2が配置されている。つまり、本体円筒111の他方の端部は、真空窓2によって閉鎖されている。さらに、本体円筒111の他方の端部には、筐体フランジ12が設けられている。
筐体フランジ12の外径は、本体円筒111の外径よりも大きい。筐体フランジ12は、筐体フランジ主面121と、筐体フランジ裏面122と、を有する。さらに、筐体フランジ12には、複数の皿ざぐり123と、複数のボルトヘッド穴124と、が設けられている。
筐体フランジ主面121に設けられた皿ざぐり123は、ネジS1の頭部を収容する。ネジS1は、フランジリング3に設けられたネジ穴33にねじ込まれる。このネジS1によって、筐体フランジ12にフランジリング3が固定される。真空窓2は、筐体フランジ12とフランジリング3とに挟まれる。この挟持によって、真空窓2が交換可能に固定される。
ボルトヘッド穴124は、ボルトB1の頭部B11を収容する。従って、ボルトヘッド穴124の内径は、ボルトB1の頭部B11の外接円よりも大きい。さらに、ボルトヘッド穴124は、ボルトB1の頭部B11の下部を収容する。換言すると、ボルトB1の頭部B11の上部は、ボルトヘッド穴124から突出する。従って、ボルトヘッド穴124の深さは、ボルトB1の頭部B11の高さより低い。換言すると、筐体フランジ12の厚さは、ボルトB1の頭部B11の高さより小さい。
ボルトB1は、後述するフランジリング3のボルト穴34に差し込まれる。そして、ボルトB1の先端部分は、チャンバ200のチャンバ取付面201に設けられたネジ穴202にねじ込まれる。その結果、筐体1は、チャンバ200に固定される。
<真空窓>
真空窓2は、ランプ4が発生した光を透過する光透過部材である。真空窓2は、例えば合成石英によって形成されている。真空窓2は、平面視して円形の円板である。真空窓2は、真空窓主面21と、真空窓裏面22と、を有する。真空窓主面21は、ランプ4から光を受ける。真空窓裏面22は、筐体1の外部へ光を出射する。つまり、真空窓主面21は、光入射面であり、真空窓裏面22は、光出射面である。
真空窓2の外径は、筐体本体11の外径よりも大きく、筐体フランジ12の外径より小さい。前述したように、筐体1の内部空間は大気圧環境であり、チャンバ200の内部空間は真空環境のような減圧環境である。従って、真空窓2には、筐体1の内部空間からチャンバ200の内部空間に向かう力が常に作用する。真空窓2は、この力に対して十分な強度と厚みとを有する。
<フランジリング>
図2に示すように、フランジリング3は、筐体フランジ12と協働して、真空窓2を保持する。フランジリング3は、ステンレス合金によって形成されている。フランジリング3は、円環状の形状を有する。フランジリング3の外径は、筐体フランジ12の外径と同じであってもよい。フランジリング3の内径は、筐体本体11の内径と同じであってもよい。
フランジリング3のフランジリング主面31は、筐体フランジ12に対面するフランジ対面領域311と、真空窓2の真空窓裏面22に対面する真空窓対面領域312と、を有する。円環状のフランジ対面領域311は、円環状の真空窓対面領域312を囲む。つまり、真空窓対面領域312は、フランジ対面領域311の内側に位置する。フランジ対面領域311には、ネジ穴33が設けられている。ネジ穴33は、止まり穴である。ネジ穴33は、前述した筐体フランジ12をフランジリング3に固定するためのものである。ネジ穴33には、ネジS1が配置される。フランジ対面領域311には、ボルト穴34も設けられている。ボルト穴34は、貫通穴である。
真空窓対面領域312はフランジ対面領域311に対して凹んでいる。この凹みに真空窓2がはめ込まれる。真空窓対面領域312の外径は、真空窓2の外径とおおむね同じである。真空窓2は、筐体1とフランジリング3との間に挟まれる。また、後述するサポートリング9(支持板)も、筐体フランジ12とフランジリング3との間に挟まれていてもよい。従って、真空窓対面領域312からフランジ対面領域311までの高さは、真空窓2の厚みよりも大きくてもよい。真空窓裏面22と真空窓対面領域312との間には、樹脂からなり、気密性を確保するためのオーリングシール35が配置されている。真空窓対面領域312には、オーリングシール35を配置するためのシール溝36が設けられている。
ここで、真空窓2の真空窓裏面22において、フランジリング3の真空窓対面領域312に対面する部分には、遮蔽膜23が設けられている。平面視してオーリングシール35よりも大きな幅を有する円環状の遮蔽膜23は、例えば、蒸着によって形成された金の膜である。従って、オーリングシール35は、その上面において遮蔽膜23に覆い隠された状態で接触する。また、遮蔽膜23は、ランプ4が発生する光を遮蔽する。従って、ランプ4が発生する光が真空窓2を透過してオーリングシール35に照射されることを防止できる。
フランジリング3のフランジリング裏面32は、チャンバ200のチャンバ取付面201に対面する。フランジリング裏面32とチャンバ取付面201との間には、気密性を確保するためのオーリングシール203が配置されてもよい。フランジリング3は、前述したボルトB1のためのボルト穴34を有する。ボルト穴34は、フランジリング主面31からフランジリング裏面32まで貫通する。ボルト穴34には、ねじ山は設けられていない。
<区画箱>
図3に示すように、光照射装置100は、区画箱5(区画部)を有する。区画箱5は、筐体1の内部空間R1を上流空間R1a(第1空間)と、下流空間R1b(第2空間)とに仕切る。つまり、筐体1の内部空間R1は、上流空間R1aと、下流空間R1bと、を含む。上流空間R1aは、筐体1の内部空間R1であると共に、区画箱5の内側である。下流空間R1bは、筐体1の内部空間R1であると共に、区画箱5の外側である。
「上流」及び「下流」とは、後述するランプ4を冷却するためのガス(熱媒体)の流れを基準としている。つまり、ガスは、筐体1の外部から、吸入管継手115(入口部)を通じて上流空間R1aに移動する。次に、ガスは、上流空間R1aから下流空間R1bに移動する。そして、ガスは、下流空間R1bから排出管継手116(出口部)を通じて筐体1の外部に排出される。
区画箱5は、直方体形状の箱状である。区画箱5は、4つの壁511、512、521、522と、底部531と、を有する。区画箱5の上面は、開放されている。区画箱5の上面は、本体天板112によって閉鎖されている。つまり、区画箱5は、本体天板112に接している。その結果、区画箱5は、筐体1の内部空間R1における本体天板112の側に配置される。図1のように、光照射装置100がチャンバ200の上に配置された場合であるとき、区画箱5は、筐体1の内部空間R1における上側に配置されるとも言える。
上流空間R1aは、4つの壁511、512、521、522の内側の面と、底部531と、本体天板112の裏面の一部と、に囲まれている。つまり、本体天板112の裏面は、上流空間R1aに対面する上流面領域112s(図5参照)を有する。本体天板112の上流面領域112sには、ケーブル口113hと、吸入口115hと、コネクタ口114hと、が設けられている。上流面領域112sの形状は、区画箱5の平面視したときの平面形状と同じである。具体的には、上流面領域112sの形状は、矩形である。ケーブル口113hは、本体天板112のほぼ中央に設けられている。吸入口115hは、矩形である上流面領域112sの短辺部に設けられている。コネクタ口114hも、矩形である上流面領域112sの短辺部に設けられている。
下流空間R1bは、4つの壁511、512、521、522の外側の面と、箱底板53の外側の面と、本体円筒111の内周面と、本体天板112の裏面の別の一部と、に囲まれている。つまり、本体天板112の裏面は、上流面領域112sに加えて、さらに、下流空間R1bに対面する下流面領域112rを有する。本体天板112の下流面領域112rには、排出口116hが設けられている。下流空間R1bの下部は、前述した真空窓2によって閉鎖されている。
図4に示すように、区画箱5は、第1箱壁板51と、第2箱壁板52と、箱底板53と、を有する。
第1箱壁板51は、壁511、512を形成する。第1箱壁板51は、箱底板53に固定されている。第1箱壁板51には、ガスを流通させるための穴(貫通孔)は設けられていない。
第2箱壁板52は、壁521、522を形成する。第2箱壁板52も、箱底板53に固定されている。第2箱壁板52にも、ガスを流通させるための穴は設けられていない。
箱底板53は、底部531を形成する。箱底板53は、第1箱壁板51と第2箱壁板52とに固定されている。箱底板53には、ガスを流通させるための穴が設けられている。具体的には、箱底板53には、5個の第1~第5の穴H1~H5が設けられている。第1の穴H1の内径は、第2~5の穴H2~H5の内径より大きくてもよい。第1の穴H1は、箱底板53の略中央に設けられている。第2~第5の穴H2~H5は、箱底板53を中心として、十字状に設けられている。前述したように、吸入管継手115は、矩形である上流面領域112sの短辺部に設けられている。つまり、吸入管継手115の軸線上には、第1~第5の穴H1~H5は、重複しない。従って、吸入管継手115から導かれたガスは、箱底板53に衝突する。つまり、上流空間R1aにガスが供給されると、上流空間R1aの圧力が下流空間R1bの圧力よりも高くなる。その結果、上流空間R1aのガスが下流空間R1bに押し出されるようにして、上流空間R1aから下流空間R1bに流出する。
箱底板53には、後述するスペーサユニット7が配置されるユニット配置穴H6が設けられている。ユニット配置穴H6の数は、4個である。第1~第5の穴H1~H5を囲む仮想の矩形領域を仮定した場合に、ユニット配置穴H6は、矩形領域のそれぞれの角部に形成される。
区画箱5の内部には、光照射装置100を構成するいくつかの部品が配置されている。区画箱5は、例えば、インターロックスイッチ54と、チェッカーランプ55と、温度センサ56と、を収容する。インターロックスイッチ54は、光照射装置100に異常が発生した場合にランプ4の駆動を停止させて光の照射を停止させる。インターロックスイッチ54は、例えば、第1箱壁板51の壁511に固定されている。チェッカーランプ55は、ランプ4からの光の出射を開始するときに用いられる。チェッカーランプ55は、特定波長の光を発生する。この光がランプ4に入射されると、ランプ4における光の発生(放電)が開始されやすくなる。チェッカーランプ55は、例えば、光源として青色LEDを備えてもよい。また、チェッカーランプ55は、光源を動作させるための回路基板を備えてもよい。なお、箱底板53には、チェッカーランプ55の光を導くための穴H7が設けられてもよい。
図2に示すように、光照射装置100は、照射部10を有する。照射部10は、下流空間R1bに配置されている。照射部10は、ランプ4と、高電圧電極板6と、スペーサユニット7と、ヒートシンク8(排熱部)と、サポートリング9と、を有する。
<ランプ>
ランプ4は、電圧の提供を受けて、ランプ4の内部空間内における放電によって光を発生する。例えば、ランプ4が発生する光は、真空紫外光である。ランプ4は、円板状の形状である。ランプ4の外径は、筐体本体11の内径よりわずかに小さい。ランプ4は、いわゆるエキシマランプであってよい。ランプ4は、ガラスによって形成された容器であり、その内部には、放電によって光を発生させるためのガスが封入されている。ランプ4は、ランプ主面41(第2面)と、ランプ裏面42(第1面)と、を有する。
ランプ主面41は、高電圧電極板6に対面する。ランプ主面41には、円形に形成された導電性材料からなるランプ主面電極43(第1電極)が設けられている。ランプ主面電極43は、蒸着によって設けられたアルミニウム膜であってもよい。このような構成によると、ランプ4が発生した光は、ランプ主面電極43により反射される。ランプ主面電極43の外径は、高電圧電極板6の外径とおおよそ同じであってもよい。このような構成によると、ランプ裏面42から出射される光を増加させることができる。
ランプ裏面42には、ランプ裏面電極44(第2電極)が設けられている。ランプ裏面電極44は、細線状の導電性材料(例えば金)によって形成されたメッシュ(網)である。なお、図2では、ランプ裏面電極44を平板状として簡易的に図示する。このような構成によると、ランプ4が発生した光を、ランプ裏面42から出射させることができる。
ランプ裏面42は、真空窓2に対面する真空窓対面領域421と、サポートリング9に対面するサポートリング対面領域422と、を有する。
平面視して円形状である真空窓対面領域421は、平面視して円環状であるサポートリング対面領域422に囲まれる。真空窓対面領域421は、ランプ4における実質的な光出射領域である。真空窓対面領域421には、ランプ裏面電極44が設けられていてもよい。
図6に示すように、ランプ裏面42の真空窓対面領域421は、真空窓2の真空窓主面21に対面する。一方、ランプ裏面42にはランプ裏面電極44が設けられており、ランプ裏面電極44は、サポートリング主面91のランプ対面領域912に接する。そうすると、ランプ裏面42の真空窓対面領域421は、真空窓2の真空窓主面21には直接に接しない。換言すると、ランプ裏面42の真空窓対面領域421と真空窓2の真空窓主面21との間には、隙間Gが生じる。この隙間Gは、サポートリング主面91のランプ対面領域912の厚みに対応する。また、隙間Gの定義には、ランプ対面領域912の厚みに加えて、ランプ裏面電極44の厚みを加えてもよい。
隙間Gは、ランプ4が発生する光の強度に影響を及ぼす。図7は、ランプ4から所定距離だけ離れた位置における光出力を示すグラフである。横軸は、ランプ4を基準とした距離である。縦軸は、ランプ4が出射する光出力を100とした場合の相対的な出力である。図7に示すように、ランプ4からの距離が大きくなるほど光出力が低下する。この図7からも明らかなように、ランプ4を真空窓2に近接させることによって、光出力の低減を抑制することができる。また、ランプ4と真空窓2との間の隙間Gを所定の値に設定することによって、光出力の低下の度合いを所望の値に設定することも可能である。
例えば、ランプ4と真空窓2との間の隙間Gは、0.2mm以上であってもよい。隙間Gは、3mm以下の値であってもよい。この場合には、ランプ4が発生した光の出力のうち、20%程度の出力を持った光を出射することが可能である。また、隙間Gが3mm以下の領域は、隙間Gが3mmより大きい領域に比べ、所定量だけ隙間Gが小さくなった際に、それに応じて光出力が上昇する割合が大きい。つまり、隙間Gが3mm以下の領域は、隙間Gを小さくする効果が大きい。
例えば、ランプ4と真空窓2との間の隙間Gは、1mm以下の値であってもよい。この場合には、ランプ4が発生した光の出力のうち、50%程度の出力を持った光を出射することが可能である。また、隙間Gが1mm以下の領域は、隙間Gが3mm以下で1mmよりより大きい領域に比べ、所定量だけ隙間Gが小さくなった際に、それに応じて光出力が上昇する割合がより大きい。つまり、隙間Gが1mm以下の領域は、隙間Gを小さくする効果がより大きい。
サポートリング対面領域422は、サポートリング9のサポートリング主面91に対面する。前述のランプ裏面電極44は、少なくともサポートリング対面領域422の一部に設けられている。従って、ランプ裏面電極44は、サポートリング9に対して電気的に接続される。より具体的には、ランプ裏面電極44は、サポートリング9に対して直接に接触する。
<高電圧電極板>
図8に示すように、高電圧電極板6は、円板状である。高電圧電極板6は、アルミニウム合金により形成されている。高電圧電極板6の外径は、ランプ4の外径よりも小さい。つまり、高電圧電極板6の外径は、筐体本体11の内径より小さい。高電圧電極板6から筐体本体11までの距離は、放電を抑制するための絶縁距離とされている。また、高電圧電極板6からサポートリング9までの距離も、放電を抑制するための絶縁距離とされている。高電圧電極板6は、電極板主面61と、電極板裏面62と、を有する。
電極板主面61は、ヒートシンク8と対面する。電極板裏面62は、ランプ4と対面する。具体的には、電極板裏面62は、ランプ主面41に設けられたランプ主面電極43(図2参照)に直接に面接触する。高電圧電極板6は、スペーサユニット7が発生する力によって、ランプ4に押圧されている。つまり、電極板裏面62は、ランプ主面電極43に対して面接触するように押し付けられている。この押し付けによって、高電圧電極板6とランプ4との間の電気的な接触抵抗を低減させている。
<ヒートシンク>
高電圧電極板6には、ヒートシンク8が接触している。具体的には、ヒートシンク8は、電極板主面61に接触している。ヒートシンク8は、アルミニウム合金により形成されている。ヒートシンク8は、ヒートシンク基板81と、複数のフィン82と、を有する。
図9に示すように、ヒートシンク基板81は、矩形状の板部材である。例えば、ヒートシンク基板81の平面形状は、平面視して正方形である。なお、ヒートシンク基板81の平面形状は、円形であってもよい。ヒートシンク基板81は、ヒートシンク基板主面811と、ヒートシンク基板裏面812と、を有する。ヒートシンク基板主面811は、区画箱5に対面する。ヒートシンク基板主面811には、複数のフィン82が設けられている。ヒートシンク基板裏面812は、電極板主面61に対面する。具体的には、ヒートシンク基板裏面812は、電極板主面61に面接触する。つまり、いずれも熱伝導性の高い導電性材料(ここではアルミニウム)によって形成されたランプ主面電極43、高電圧電極板6、ヒートシンク基板81が互いに面接触した状態で配置されており、ランプ4からの熱を効率よく排熱部であるヒートシンク基板81に伝えることができる。
複数のフィン82は、ヒートシンク基板主面811から筐体1の本体天板112に向かって壁状に延びる。複数のフィン82のそれぞれは、薄板状である。複数のフィン82のそれぞれの形状は、互いに同じである。複数のフィン82は、複数の列を構成するように配置されている。
図9に示すように、複数のフィン82は、第1の整列軸A1と、第2の整列軸A2と、第3の整列軸A3と、第4の整列軸A4とに沿って、互いに離間して配置される。それぞれの整列軸A1、A2、A3、A4は、互いに平行である。また、整列軸A1、A2、A3、A4の向きは、筐体本体11の軸線11Aから排出管継手116の軸線116Aに向かう向きDと一致してもよい。
フィン主面821は、それぞれの整列軸A1、A2、A3、A4に対して直交する。つまり、フィン主面821の法線の向きは、整列軸A1、A2、A3、A4と一致する。互いに対面するフィン82のフィン主面821の間には、隙間が設けられている。互いに対面する側端の間にも、隙間が設けられている。
第1の整列軸A1に沿って配置された複数のフィン82は、一対のスペーサユニット7の間に配置される。同様に、第4の整列軸A4に沿って配置された複数のフィン82は、一対のスペーサユニット7の間に配置される。第2の整列軸A2及び第3の整列軸A3に沿って配置された複数のフィン82は、ヒートシンク基板81の一方の辺部から他方の辺部まで配置されている。つまり、第2の整列軸A2及び第3の整列軸A3に沿うフィンの数は、第1の整列軸A1及び第4の整列軸A4に沿うフィン82の数より多い。
複数のフィン82と、区画箱5のH1~H5との関係は、次のとおりである。図10に示すように、例えば、区画箱5の第1の穴H1、第2の穴H2及び第3の穴H3が並ぶ穴軸線AHは、整列軸A1、A2、A3、A4に対して平行である。そして、平面視したとき、第2の整列軸A2と第3の整列軸A3との間に、穴軸線AHが位置する。換言すると、穴軸線AHは、第2の整列軸A2に沿って並ぶ複数のフィン82の側端と、第3の整列軸A3に沿って並ぶ複数のフィン82の側端との間の隙間と重複する。つまり、第1の穴H1、第2の穴H2及び第3の穴H3は、第2の整列軸A2に沿う複数のフィン82と、第3の整列軸A3に沿う複数のフィン82とに重複する。一方、第4の穴H4は、第1の整列軸A1に沿う複数のフィン82に重複する。第5の穴H5は、第4の整列軸A4に沿う複数のフィン82に重複する。
なお、前述したように、高電圧電極板6もアルミニウム合金製であるから、高電圧電極板6とヒートシンク8とを一体して、ヒートシンクユニットとみなすこともできる。高電圧電極板6の電極板主面61には、ヒートシンク8が設けられているが、電極板主面61は、ヒートシンク8から露出した領域も含む。この露出した領域には、圧縮空気が触れる。従って、電極板主面61の一部も、放熱面として扱うことができる。
<サポートリング>
図2に示すように、サポートリング9は、円環状である。サポートリング9の外径は、真空窓2の外径とおおむね一致してよい。サポートリング9の内径は、ランプ4の外径より小さい。サポートリング9は、サポートリング主面91と、サポートリング裏面92と、を有する。
サポートリング主面91は、筐体フランジ12に対面するフランジ対面領域(外周部)911と、ランプ4に対面するランプ対面領域(内周部)912と、を有する。平面視して円環状のフランジ対面領域911は、サポートリング主面91における外周側である。フランジ対面領域911の外径は、真空窓2の外径とおおむね一致してよい。フランジ対面領域911の内径は、筐体本体11の内径とおおむね一致してよい。平面視して円環状のランプ対面領域912は、サポートリング主面91おける内周側である。ランプ対面領域912の外径は、ランプ4の外径よりわずかに大きくてよい。ランプ対面領域912の内径は、ランプ4の外径より小さい。
ランプ対面領域912は、ランプ裏面42に対面する。つまり、ランプ対面領域912は、ランプ裏面電極44に電気的に接続される。具体的には、ランプ対面領域912は、ランプ裏面電極44に対して直接に接触する。ランプ対面領域912におけるサポートリング9の厚さは、フランジ対面領域911におけるサポートリング9の厚さと比べて十分に小さく、極めて薄い。例えば、ランプ対面領域912におけるサポートリング9の厚さは、0.2mmである。ランプ対面領域912を含むサポートリング9の内周部は、ランプ4のランプ裏面42と真空窓2の真空窓主面21とに挟まれる。つまり、サポートリング9の内周部の厚みは、ランプ裏面42から真空窓主面21までの距離に相当する。換言すると、ランプ裏面42は、真空窓主面21には直接に接触しない程度の距離しかなく、ランプ裏面42と真空窓主面21との間には、わずかな隙間Gが形成される。
フランジ対面領域911は、筐体フランジ裏面122に対面する。具体的には、フランジ対面領域911は、筐体フランジ裏面122に直接に接触する。その結果、サポートリング9を介してランプ4のランプ裏面電極44が筐体1に電気的に接続される。例えば、筐体1の電位が接地電位であるとき、ランプ4のランプ裏面電極44には、接地電位が提供される。
サポートリング裏面92は、真空窓2に対面する。具体的には、サポートリング裏面92は、真空窓2に対して直接に接触する。
サポートリング9において、ランプ対面領域912とサポートリング裏面92とを含む内周部分は、ランプ4と真空窓2とに挟まれる。サポートリング9において、フランジ対面領域911と、サポートリング裏面92とを含む外周部分は、筐体フランジ12と真空窓2とに挟まれる。つまり、筐体1とフランジリング3とは、サポートリング9と真空窓2とを挟持する。なお、フランジ対面領域911におけるサポートリング9の厚さは、ランプ対面領域912におけるサポートリング9の厚さと比べて十分に大きいため、筐体フランジ12と真空窓2とに確実に挟まれ、サポートリング9が安定して固定される。
<スペーサユニット>
図8に示すようにスペーサユニット7は、ヒートシンク8と高電圧電極板6とが一体化された構成を、ランプ4に対して押し付ける。
図11に示すように、高電圧電極板6は、電極板主面61から電極板裏面62に至る電極板穴63を有する。電極板穴63は、高電圧電極板6と、ヒートシンク8と、スペーサユニット7と、を固定ネジ76によって互いに固定するためのものである。電極板穴63の数は、4個である。電極板裏面62には、固定ネジ76の頭部を収容する座繰りが設けられている。
ヒートシンク基板81には、ヒートシンク基板主面811からヒートシンク基板裏面812に至るヒートシンク基板穴813が設けられている。ヒートシンク基板穴813は、矩形であるヒートシンク基板81の角部のそれぞれに設けられている。ヒートシンク基板穴813は、高電圧電極板6の電極板穴63と同軸である。そして、電極板穴63から固定ネジ76が差し込まれる。固定ネジ76は、電極板穴63とヒートシンク基板穴813を通過して、スペーサユニット7にねじ込まれる。この構成によると、高電圧電極板6とヒートシンク8とスペーサユニット7とは、固定ネジ76によって一体化される。
このような構造によって、ランプ4は、高電圧電極板6から受ける力によってサポートリング9に押し付けられているだけである。後述するバネ78の圧縮長を設定することによって、バネ78が発生する力の大きさを所望の大きさに設定することができる。その結果、ガラス製のランプ4を破損させることなく、高電圧電極板6とランプ4のランプ主面電極43とを良好に密着させることができる。
スペーサユニット7は、ワッシャ71と、スペーサ本体72と、金属スペーサ73と、プラグ74と、ソケット75と、を有する。さらにスペーサユニット7は、固定ネジ76と、ワッシャヘッドネジ77と、バネ78と、を有する。
円板状のワッシャ71は、ヒートシンク基板81のヒートシンク基板主面811に配置される。つまり、ワッシャ71は、下流空間R1bに配置される。4個のワッシャ71のうちのひとつには、ニッケル撚り線が接続されている。電源ケーブルは、ケーブルコネクタ114から上流空間R1aに引き込まれる。電源ケーブルは、絶縁シースによって被覆されている。上流空間R1aにおいては、絶縁シースを取り除くことにより、絶縁シースに覆われていたニッケル撚り線が露出した状態で配置されている。ニッケル撚り線は、第1の穴H1を介して下流空間R1bに至る。例えば、ワッシャ71は、ニッケル撚り線の先端が接続可能ないわゆる丸形端子を用いてもよい。その結果、高電圧電極板6には、ワッシャ71とヒートシンク基板81を介して電圧が提供される。
円柱状のスペーサ本体72は、ワッシャ71の上に配置される。つまり、スペーサ本体72は、下流空間R1bに配置される。スペーサ本体72は、電気的には絶縁性を有する材料から形成され、例えばセラミックによって形成されている。スペーサ本体72の両端には、ネジ穴721、722が設けられている。ネジ穴721には、固定ネジ76に対応するネジ山が形成されている。ネジ穴722には、ワッシャヘッドネジ77に対応するネジ山が形成されている。ネジ穴721、722は、それぞれ止まり穴である。
スペーサ本体72の下端面は、ワッシャ71に接触している。スペーサ本体72は、高電圧電極板6の電極板裏面62から差し込まれる固定ネジ76によって、ヒートシンク8に固定される。スペーサ本体72の上端面には、金属スペーサ73が配置される。スペーサ本体72の上端面は、フィン82の先端よりも区画箱5に近い。つまり、ヒートシンク基板81のヒートシンク基板主面811を基準とした場合に、スペーサ本体72の高さは、フィン82の高さよりも大きい。
ワッシャヘッドネジ77は、ヘッド771を有する。ワッシャヘッドネジ77の軸部772は、金属スペーサ73に差し込まれる。そして、ワッシャヘッドネジ77の先端部分は、スペーサ本体72のネジ穴722にねじ込まれる。つまり、ワッシャヘッドネジ77の呼び長さは、金属スペーサ73の長さより長い。その結果、ヘッド771とスペーサ本体72との間に、金属スペーサ73が挟み込まれる。
ワッシャヘッドネジ77は、上流空間R1aから下流空間R1bに亘って配置される。ワッシャヘッドネジ77のヘッド771は、上流空間R1aに配置される。ワッシャヘッドネジ77の先端部分は、下流空間R1bに配置される。つまり、ワッシャヘッドネジ77は、区画箱5の箱底板53に設けられたユニット配置穴H6を貫通する。
ヘッド771と金属スペーサ73との間には、ワッシャ773が配置されている。ワッシャ773は、ヘッド771と一体化されていてもよいし、ワッシャ773は、ヘッド771と別体とされてもよい。ワッシャ773の外径は、ヘッド771の外径よりも大きい。ワッシャ773の外径は、金属スペーサ73の外径よりも大きい。ワッシャ773とソケット75のソケット蓋面753との間には、バネ78が配置されている。圧縮バネであるバネ78は、その自然長よりも縮められた状態で、ワッシャ773とソケット蓋面753との間に配置されている。その結果、バネ78は、ワッシャ773を金属スペーサ73に向けて押し付ける力を発揮する。この力によって、スペーサユニット7は、ヒートシンク8と高電圧電極板6とが一体化された構成を、ランプ4に対して押し付ける。
金属スペーサ73も、ワッシャヘッドネジ77と同様に上流空間R1aから下流空間R1bに亘って配置される。ヘッド771に接する金属スペーサ73の上端は、上流空間R1aに配置される。スペーサ本体72に接する金属スペーサ73の下端は、下流空間R1bに配置される。金属スペーサ73も区画箱5の箱底板53に設けられたユニット配置穴H6を貫通する。
金属スペーサ73は、プラグ74によって支持されている。段付きの円筒形状であるプラグ74は、箱底板53の裏面からユニット配置穴H6に差し込まれる。プラグ74において外径が小さいプラグ本体741は、ユニット配置穴H6に差し込まれる。つまり、プラグ本体741の外径は、ユニット配置穴H6の内径とおおむね同じであってよい。プラグ本体741の先端は、上流空間R1aに配置される。プラグ74において外径が大きいプラグフランジ742は、箱底板53の裏面に当接する。つまり、プラグフランジ742の外径は、ユニット配置穴H6の内径より大きい。プラグ74には、プラグ本体741の端面からプラグフランジ742の端面に至るプラグ穴743が設けられている。プラグ穴743には、ワッシャヘッドネジ77が差込まれた金属スペーサ73が配置される。金属スペーサ73の上端は、プラグ本体741の端面から突出する。金属スペーサ73の下端は、プラグフランジ742の下端から突出する。つまり、プラグ74の長さは、金属スペーサ73の長さより短い。
プラグ本体741の外周面には、ネジ山が形成されている。プラグ本体741のネジ山は、ソケット75にねじ込まれる。ソケット75は、上流空間R1aに配置されている。ソケット75は、円筒状である。ソケット75の下端には、プラグ74がねじ込まれるソケットネジ穴751が開口する。そして、ソケット75の下端は、箱底板53の主面に接触する。つまり、箱底板53の裏面からユニット配置穴H6に差し込まれたプラグ74がソケット75にねじ込まれると、プラグ74とソケット75は、箱底板53を挟む。この構成によって、プラグ74及びソケット75が区画箱5に固定される。ソケット75のソケット75の上端には、ワッシャヘッドネジ77を締め付ける工具を差し込むためのソケット穴752が設けられている。
次に、光照射装置100が有するランプ4の冷却機能に注目する。光照射装置100は、熱媒体として用いる気体に圧縮空気を用いてもよい。光照射装置100は、ガスとして窒素を用いることも可能である。窒素を利用した場合には、光強度の低減を抑制することができる。一方、圧縮空気は、窒素などと比較すると容易に準備することができる。さらに、発明者らの実験によれば、光照射装置100においては、空気を用いた場合に出射される光の強度は、窒素を用いた場合に出射される光の強度よりは低下するものの、性能に影響を及ぼす程度のものではないことが分かった。従って、空気を用いた場合であっても、所望の強度を要する光を照射することが可能である。
圧縮空気は、吸入管継手115を介して上流空間R1aに供給される。上流空間R1aに圧縮空気が供給されると、上流空間R1aの内部圧力が高まる。そうすると、上流空間R1aに存在する圧縮空気は、第1~第5の穴H1~H5を通過して、上流空間R1aから下流空間R1bに移動する。下流空間R1bに移動した圧縮空気は、複数のフィン82の隙間を通過する。このとき、圧縮空気の流れは、フィン82と圧縮空気との熱交換が行われやすい態様としてよい。例えば、圧縮空気の流れは、乱流であってもよい。また、圧縮空気は、フィン82との温度差が大きくなる箇所を通るようにしてもよい。
フィン82には、ランプ4が発生する熱が移動してきているので、圧縮空気の温度とフィン82の温度との温度差に応じて、フィン82から圧縮空気に熱が移動する。熱を受けた圧縮空気の温度は、受けた熱の量に応じて上昇する。そして、熱を受けた圧縮空気は、熱を受ける前の圧縮空気に比べると相対的に軽くなるので、筐体本体11の外周に向かって移動する。その後、圧縮空気は、排出管継手116を介して筐体1の外部へ排出される。
ここで、ランプ4の熱についてさらに詳細に説明する。ランプ4はエネルギとして電圧の供給を受けて、光を発生する。しかし、受けたエネルギの全ては、光に変換されない。光に変換されなかったエネルギは、熱に変換される。従って、ランプ4は発熱する。ランプ4が発生した熱は、熱移動の基本形態に従って移動する。つまり、ランプ4が発生した熱は、熱伝導と、熱放射と、熱対流と、によって移動する。まず、ランプ4の内部で発生した熱は、ランプ主面41と、ランプ裏面42と、に移動する。
たとえば、ランプ裏面42からの熱移動について検討する。光を出射するランプ裏面42に移動した熱は、ランプ裏面42からランプ4と真空窓2との間の隙間に存在する空気に移動する。そして、当該空気から真空窓2に移動する。真空窓2に移動した熱は、真空窓2の真空窓裏面22から排出されることが予想できる。しかし、前述したように、真空窓2の真空窓裏面22は、チャンバ200の内部に露出している。そして、チャンバ200の内部は、減圧されている。つまり、真空窓裏面22から熱が移動するための媒体が極めて少ない。その結果、真空窓裏面22からの熱伝導による排熱は、ほとんど期待できない。真空窓2に移動した熱は、赤外線として熱放射によって排出されるか、又は、真空窓2に直接に接触するサポートリング9とオーリングシール35を介した熱伝導によって排出される。しかし、真空窓2は、石英であるから、金属材料に比べると熱伝導率が低い。その結果、ランプ裏面42からの排熱は、ほとんど期待できないことになる。
次に、ランプ主面41からの熱移動について検討する。ランプ主面41に移動した熱は、アルミニウム膜であるランプ主面電極43に移動する。ランプ主面電極43には、高電圧電極板6が押し当てられている。この押し当ては、電気的な抵抗を低減する点で有利であると共に、熱的な抵抗を低減する点でも有利である。従って、熱は、ランプ主面電極43から高電圧電極板6に熱伝導によって移動する。次に、熱は、高電圧電極板6から高電圧電極板6に接するヒートシンク8に熱伝導によって移動する。そして、熱は、ヒートシンク8のフィン82に熱伝導によって移動した後に、フィン82から圧縮空気に移動する。
ランプ裏面42側では、いわゆる熱抵抗が大きいために、熱の排出が期待できない。その一方、ランプ裏面42側と比べると、ランプ主面41側の熱抵抗は、小さい。つまり、ランプ4が発生した熱が移動しやすい。この熱の移動のしやすさの相違は、排熱に寄与する放熱面積の相違と考えることもできる。熱が移動しやすいランプ主面41側において、排熱に寄与する放熱面積は、複数のフィン82の表面積が大部分を占める。つまり、ランプ主面41側における排熱に寄与する放熱面積は、ランプ裏面42側における排熱に寄与する放熱面積よりも大きい。例えば、放熱面積を比率で示すとすれば、ランプ裏面42側における排熱に寄与する放熱面積を「1」とすると、ランプ主面41側における排熱に寄与する放熱面積は、「115」程度である。
そして、熱は、フィン82から排出され続けるので、ランプ4の温度とフィン82の温度との間の温度差が大きくなる傾向にある。ランプ主面41側に生じる温度差は、ランプ裏面42側に生じる温度差よりも大きくなる。熱は、温度差が大きい方向に向かって移動しやすくなる。つまり、ランプ4が発生した熱は、ランプ主面41側に移動しやすくなる。換言すると、ランプ裏面42側へ移動する熱の量は、相対的に少なくなる。
その結果、ランプ4の温度が過剰に高まることが抑制される。従って、高温であることに起因して、ランプ4の寿命が短縮することを抑制できる。さらに、ランプ裏面42側に存在する構成要素の温度が上昇することを抑制することが可能になる。例えば、真空窓2の真空窓裏面22には、樹脂製のオーリングシール35が接触している。真空窓2の温度上昇を抑制することによって、オーリングシール35の温度を耐熱温度よりも低い状態に維持することができる。
また、光照射装置100は、圧縮空気の供給によってランプ4を十分に冷却することができる。つまり、光照射装置100の冷却は、空冷機構で対応可能であり、熱媒体として水を用いる水冷機構を備える必要はない。
さらに、光照射装置100は、排熱の利点とは異なるさらなる利点を有する。
上述したように、圧縮空気の流れは、上流空間R1aから下流空間R1bに向かう方向に限定されている。ここで、圧縮空気が下流空間R1bに存在するとき、圧縮空気は、ランプ4が発生する強い紫外線を受ける。圧縮空気が紫外線を受けると、オゾンが発生することがある。つまり、下流空間R1bに存在する圧縮空気は、窒素や酸素に加えて、上流空間R1aに存在する圧縮空気よりも多いオゾンを含む。このオゾンは、光照射装置100を構成する部品、特に電子部品に影響を与える可能性がある。例えば、本実施形態におけいては、インターロックスイッチ54やチェッカーランプ55と、温度センサ56等が挙げられる。従って、紫外線を受けた圧縮空気には、これらの部品をさらさないほうがよい。そこで、オゾンの影響を受けやすい部品は、区画箱5の内部、つまり上流空間R1aに配置する。上流空間R1aには、供給されたばかりの新鮮な圧縮空気に満たされている。従って、上流空間R1aに配置された部品は、下流空間R1bに配置された場合とくらべると、オゾンの影響を受けにくい。その結果、光照射装置100を構成する部品を保護することができる。
<作用効果>
本実施形態の光照射装置100の作用効果について説明する。
光照射装置100は、ランプ裏面電極44が設けられたランプ裏面42と、ランプ裏面42に対向すると共にランプ主面電極43が設けられたランプ主面41を有し、ランプ裏面42から光を出射するランプ4と、ランプ4が配置される内部空間R1を、ランプ4が出射した光を透過する真空窓2と共に形成する筐体1と、ランプ4から熱を排出するヒートシンク8と、を備える。ヒートシンク8は、ランプ主面41に熱的に接続されている。筐体1は、内部空間R1に供給する圧縮された空気の入口となる吸入管継手115と、ヒートシンク8から熱を受けた圧縮空気の出口となる排出管継手116と、を有する。
ランプ4のランプ主面41にヒートシンク8が熱的に接続されている。ランプ主面41から熱を奪うと、ランプ4の内部とランプ主面41との間の熱勾配が大きくなる。その結果、ランプ4が発生する熱は、ランプ主面41に向かって移動しやすくなる。従って、ランプ4が発生する熱をランプ主面41から積極的に排熱することが可能である。その結果、ランプ4を冷却する能力が高まる。よって、ランプ4と真空窓2とを近接させることができる。
光照射装置100は、筐体1の内部空間R1を、上流空間R1aと、下流空間R1bと、に区画する区画箱5をさらに備える。吸入管継手115は、上流空間R1aに連通する。排出管継手116は、下流空間R1bに連通する。この構成によれば、熱媒体の流れを吸入管継手115から排出管継手116に向かう一方向に限定することができ、熱媒体の流れがスムーズになるため、ランプ4を冷却する能力が高まる。
光照射装置100のランプ4は、下流空間R1bに配置されている。この構成によれば、ランプ4からの熱を効率よく筐体1外に出すことができる。
を冷却することができる。
光照射装置100の区画箱5は、上流空間R1aから下流空間R1bに熱媒体を導く第1~第5の穴H1~H5を有する。この構成によれば、上流空間R1aと下流空間R1bとを区画しつつ、上流空間R1aから下流空間R1bに圧縮空気を導くことができる。
光照射装置100の区画箱5は、箱状を呈しており、上流空間R1aは、区画箱5の内側であり、下流空間R1bは、区画箱5の外側である。この構成によれば、上流空間R1aの熱媒体と下流空間R1bの熱媒体とを確実に分離することができ、上流空間R1aに入った新鮮な状態の熱媒体が、下流空間R1bの熱媒体から影響を受けることを抑制することができる。例えば、下流空間R1bで発生したランプ4からの熱やオゾンが上流空間R1aに影響を及ぼすことを抑制することができる。
光照射装置100は、ランプ4に電気的に接するサポートリング9をさらに備える。サポートリング9の内周部は、ランプ4の外周部に接し、サポートリング9の外周部は、筐体1に接する。この構成によれば、サポートリング9及び筐体1を介してランプ4に所望の電位を与えることができる。
サポートリング主面91は、ランプ裏面電極44に接する。この構成によれば、サポートリング9及び筐体1を介してランプ4のランプ裏面電極44に所望の電位を与えることができる。
サポートリング裏面92は、真空窓2に対面するとともに、サポートリング9の内周部の厚さはサポートリング9の外周部の厚さよりも小さい。この構成によれば、ランプ4と真空窓2とを近接させることができる。
光照射装置100は、筐体1と共に真空窓2を挟持するフランジリング3をさらに備える。この構成によれば、真空窓2を交換可能に筐体1に固定することができる。
光照射装置100の真空窓2は、フランジリング3と対面する真空窓裏面22に設けられ、光を遮蔽する遮蔽膜23を有する。この構成によれば、真空窓2とフランジリング3との間に配置されるオーリングシール35を、ランプ4が発生する光から保護することができる。
光照射装置100のランプ4のランプ裏面42と、真空窓2のランプ4のランプ裏面42と対向する真空窓主面21との間の距離が、3mm以下であってもよく、さらに、1mm以下であってもよい。この構成によれば、ランプが出射した光の損失を十分に抑制できる。紫外光、特に波長200nm以下の真空紫外光は、大気中では酸素による吸収のため、わずかな距離でも光量が極端に減衰してしまう場合がある。そのため、特に熱媒体として空気を用いる場合にはランプ4と真空窓2との間の距離(隙間G)を出来るだけ小さくし、光の損失を最小限に留める事が好ましい。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、箱状の区画箱5によって上流空間R1aと下流空間R1bとを区画するのではなく、筐体1の内部空間R1を上下方向に二分するような板材を用いて区画してもよい。また、電気コネクタ113、ケーブルコネクタ114、吸入管継手115、及び排出管継手116は、本体天板112に設けられる場合に限らず、本体円筒111に設けられてもよい。
1…筐体、2…真空窓(窓部材)、3…フランジリング(枠部材)、4…ランプ、5…区画箱(区画部)、8…ヒートシンク(排熱部)、9…サポートリング(支持板)、23…遮蔽膜、41…ランプ主面(第2面)、42…ランプ裏面(第1面)、43…ランプ主面電極(第1電極)、44…ランプ裏面電極(第2電極)、100…光照射装置、115…吸入管継手(入口部)、116…排出管継手(出口部)、R1…内部空間、R1a…上流空間(第1空間)、R1b…下流空間(第2空間)。

Claims (12)

  1. 第1電極が設けられた第1面と、前記第1面に対向すると共に第2電極が設けられた第2面を有し、前記第1面から光を出射するランプと、
    前記ランプが配置される内部空間を、前記ランプが出射した前記光を透過する窓部材と共に形成する筐体と、
    前記ランプが発生する熱を排出する排熱部と、を備え、
    前記排熱部は、前記第2面に熱的に接続されたヒートシンクを備え、
    前記筐体は、前記内部空間に供給する気体である熱媒体の入口となる入口部と、前記ヒートシンクから熱を受けた前記熱媒体の出口となる出口部と、を有する、光照射装置。
  2. 前記筐体の前記内部空間を、第1空間と、第2空間と、に区画する区画部をさらに備え、
    前記入口部は、前記第1空間に連通し、
    前記出口部は、前記第2空間に連通する、請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記ランプは、前記第2空間に配置されている、請求項2に記載の光照射装置。
  4. 前記区画部は、前記第1空間から前記第2空間に前記熱媒体を導く穴を有する、請求項2又は3に記載の光照射装置。
  5. 前記区画部は、箱状を呈しており、
    前記第1空間は、前記区画部の内側であり、
    前記第2空間は、前記区画部の外側である、請求項2~4の何れか一項に記載の光照射装置。
  6. 前記ランプに電気的に接する支持板をさらに備え、
    前記支持板の内周部は、前記ランプの外周部に接し、前記支持板の外周部は、前記筐体に接する、請求項1~5の何れか一項に記載の光照射装置。
  7. 前記支持板の第1面は、前記第1電極に接する、請求項6に記載の光照射装置。
  8. 前記支持板の第2面は、前記窓部材に対面するとともに、前記支持板の内周部の厚さは前記支持板の外周部の厚さよりも小さい、請求項6又は7に記載の光照射装置。
  9. 前記筐体と共に前記窓部材を挟持する枠部材をさらに備える、請求項6~8の何れか一項に記載の光照射装置。
  10. 前記窓部材は、前記枠部材と対面する面に設けられ、前記光を遮蔽する遮蔽膜を有する、請求項9に記載の光照射装置。
  11. 前記ランプの前記第1面と、前記ランプの前記第1面と対向する前記窓部材の面との間の距離は、3mm以下である、請求項1~10の何れか一項に記載の光照射装置。
  12. 前記距離が、1mm以下である、請求項11に記載の光照射装置。
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