JP2023109435A - ダミー回路部品およびワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性を向上可能としたダミー回路部品を提供すること。【解決手段】ダミー回路部品60は、複数の端子挿入口35を有するコネクタ30に対して取着可能に構成されている。ダミー回路部品60は、複数の端子挿入口35に対して挿入可能に構成された複数のダミーピン61と、複数のダミーピンのうち隣り合う2つのダミーピン61を分断可能に連結する連結部70と、を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、ダミー回路部品およびワイヤハーネスに関する。
従来、コネクタは、電線の先端に取着された端子金具を収容する複数のキャビティを有している。この種のコネクタでは、端子金具が挿入されないキャビティ(空きキャビティ)が生じることがある。このような空きキャビティに対応して、作業者によってコネクタに挿入されるダミー栓が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004-63179号公報
ところで、1つのコネクタにより接続する電線の数が増加することにより、コネクタに設けられるキャビティの数も増加している。一方、上記のようなコネクタは、回路仕様によって、空きキャビティが増加したりすることがある。個々の空きキャビティに対するダミー栓の挿入は、工数の増加を招く。このため、ダミーピン挿入の作業性の向上が望まれており、この点において改善の余地があった。
本開示の目的は、作業性を向上可能としたダミー回路部品およびワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のダミー回路部品は、複数の端子挿入口を有するコネクタに対して取着可能に構成されるダミー回路部品であって、前記複数の端子挿入口に対して挿入可能に構成された複数のダミーピンと、前記複数のダミーピンのうち隣り合う2つのダミーピンを分断可能に連結する連結部と、を有する。
また、本開示のワイヤハーネスは、複数の端子挿入口を有するコネクタと、それぞれの先端に端子金具が接続され、前記端子金具が前記端子挿入口に挿入された複数の電線と、前記端子金具が挿入されていない前記端子挿入口に挿入された、上記に記載のダミー回路部品と、を備えた。
本開示によれば、作業性を向上可能としたダミー回路部品およびワイヤハーネスを提供することが可能となる。
図1は、実施形態にかかるワイヤハーネスを示す斜視図である。 図2は、図1とは異なる側から視たワイヤハーネスを示す斜視図である。 図3は、図2の3-3線断面図である。 図4は、図2の4-4線断面図である。 図5は、ダミー回路部品を示す平面図である。 図6は、図5のダミー回路部品を示す側面図である。 図7は、変更例のダミー回路部品を示す平面図である。 図8は、図7のダミー回路部品を示す側面図である。 図9は、変更例のダミー回路部品を示す平面図である。 図10は、図9のダミー回路部品を示す側面図である。 図11は、変更例のダミー回路部品を示す平面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のダミー回路部品は、複数の端子挿入口を有するコネクタに対して取着可能に構成されるダミー回路部品であって、前記複数の端子挿入口に対して挿入可能に構成された複数のダミーピンと、前記複数のダミーピンのうち隣り合う2つのダミーピンを分断可能に連結する連結部と、を有する。
上記態様によれば、連結部により連結された複数のダミーピンを複数の端子挿入口に対して同時に挿入することができる。これにより、ダミーピンを挿入する作業性を向上可能とすることができる。
[2]前記複数のダミーピンは、第1方向に延びる柱状であり、前記複数のダミーピンは、前記第1方向と直交する第2方向に配列され、前記連結部は、前記第1方向から視て、前記第1方向および前記第2方向と直交する第3方向において前記複数のダミーピンそれぞれの中央に形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、複数のダミーピンは、連結された第2方向に沿って並んだ状態を維持し易い。このため、複数の端子挿入口に対して、複数のダミーピンを容易に挿入することができる。
[3]前記連結部は、前記第1方向において、前記複数のダミーピンが前記コネクタに挿入される先端とは反対側の端部に形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[4]前記連結部は、前記隣り合う2つのダミーピンにそれぞれ接続された2つの基端部と、前記2つの基端部の間の連結中央部とを有し、前記連結中央部は前記2つの基端部よりも薄く形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[5]前記連結部は、前記基端部から前記連結中央部に向かうにつれて薄くなるように形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[6]前記連結部は、前記連結中央部に、前記第3方向に沿った溝が形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[7]前記連結部は、前記隣り合う2つのダミーピンにそれぞれ接続された2つの基端部と、前記2つの基端部の間の連結中央部とを有し、前記第1方向から視て、前記連結中央部は、前記2つの基端部に対して幅狭となるように形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[8]前記連結部は、前記2つの基端部から前記連結中央部に向かうにつれて幅が狭くなるように形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[9]前記連結部は、前記隣り合う2つのダミーピンのそれぞれから延びる2つの連結片を有し、前記2つの連結片の先端は互いに接続されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[10]前記2つの連結片は、対称形状であることが好ましい。
上記態様によれば、切り離したダミーピンにおける連結片の長さを同一とすることができる。
[11]前記複数のダミーピンはそれぞれ、前記端子挿入口に挿入されるピン本体と、前記ピン本体の後端部に形成された鍔と、を有し、前記連結部は、隣り合う2つのダミーピンの前記鍔の間に形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[12]前記連結部は、前記鍔よりも薄く形成されていることが好ましい。
上記態様によれば、連結部を容易に切断することができる。
[13]前記ピン本体は、前記コネクタに内装され複数のシール孔を有するシール部材の前記シール孔に挿入され前記シール孔の内周面に密着可能に構成されるシール部と、前記シール部と前記鍔との間に配置された係止部と、を有することが好ましい。
上記態様によれば、ダミーピンのシール部がコネクタに含まれるシール部材のシール孔の内周面に密着可能に構成されることによりシールを施すことができる。
[14]前記係止部は、前記コネクタに対して前記ピン本体が抜ける方向における移動を規制可能に構成されていることが好ましい。
上記態様によれば、ダミーピンを抜け止めすることができる。
[15]本開示のワイヤハーネスは、複数の端子挿入口を有するコネクタと、それぞれの先端に端子金具が接続され、前記端子金具が前記端子挿入口に挿入された複数の電線と、前記端子金具が挿入されていない前記端子挿入口に挿入された、上記に記載のダミー回路部品と、を備えた。
上記態様によれば、ワイヤハーネスの組み立てについて作業性を向上可能とすることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のダミー回路部品およびワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネスの構成)
図1から図4に示すように、ワイヤハーネス10は、複数の電線20と、コネクタ30と、ダミー回路部品60とを備えている。
コネクタ30は、複数の電線20を電気機器等の対象物に接続する。
コネクタ30は、ハウジング31とシール部材50とを有している。ハウジング31は、例えば絶縁性を有する合成樹脂材料により形成された部材である。ハウジング31は、直方体状に形成されている。ハウジング31は、前面32と、前面32と反対側を向く後面33とを有している。各図において、前面32が向く方向をZ方向(第1方向)とし、Z方向と直交するとともに互いに直交する2つの方向をX方向(第2方向)およびY方向(第3方向)とする。
ハウジング31は、前面32に複数の開口34を有している。複数の開口34は、X方向とY方向とに沿って配列されている。開口34は、対象物の端子金具(雄端子)が挿入される。
ハウジング31は、後面33に複数の端子挿入口35を有している。複数の端子挿入口35は、X方向とY方向とに沿って配列されている。複数の端子挿入口35は、電線20の端部に取り付けられた端子金具21を挿入可能に構成されている。
電線20は、導体により構成される芯線と、芯線の外周を被覆する絶縁被覆とを有する。芯線は、例えば複数の金属素線を撚り合わせて構成される撚り線、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒から構成される柱状導体、内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。芯線としては、例えば撚り線、柱状導体、筒状導体などを組み合わせて持ち手も良い。柱状導体としては、例えば単芯線やバスバーなどを挙げることができる。芯線の材料としては、例えば銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。各電線20は、自身に電磁シールド構造を有するシールド線であってもよいし、電磁シールド構造を有していないノンシールド電線であってもよい。
端子金具21は、電線20の芯線に接続される。端子金具21は、例えば雌端子である。端子金具21は、ハウジング31の開口34から挿入される対象物の端子金具と接続される。
図1から図4に示すように、ハウジング31は、前面32を有する第1ハウジング31Fと、後面33を有する第2ハウジング31Rとを有している。第2ハウジング31Rは、第1ハウジング31Fに取り付けられる。本実施形態では、第1ハウジング31Fには係止突部37が形成され、第2ハウジング31Rには係止片38が形成されている。第1ハウジング31Fと第2ハウジング31Rは、これらの係止突部37および係止片38の係合によって互いに組み付けられている。
図3、図4に示すように、第1ハウジング31Fは、複数の端子収容室40を有している。複数の端子収容室40は、Z方向に延びるように形成されている。複数の端子収容室40は、X方向とY方向とに沿って配列されている。各端子収容室40は、端子金具21を収容可能に形成されている。
第1ハウジング31Fは、各端子収容室40のそれぞれに形成されたランス41を有している。ランス41は、撓み変形可能に形成されている。各ランス41は、端子収容室40に収容される端子金具21と係合し、端子金具21を抜け止めする。
図3、図4に示すように、ハウジング31は、シール部材50を収容する。シール部材50は、第2ハウジング31Rの収容凹部42に収容されている。図3に示すように、本実施形態のコネクタ30は、2つのシール部材50を備えている。
各シール部材50は、平板状に形成されている。各シール部材50は、Z方向に厚みを有している。各シール部材50は、第2ハウジング31Rの収容凹部42の内面に密着するように配置されている。
各シール部材50は、複数のシール孔51を有している。複数のシール孔51は、X方向とY方向とに沿って配列されている。各シール孔51は、Z方向から視て円形状である。各シール孔51は、第1ハウジング31Fの端子収容室40と連通している。また、各シール孔51は、第2ハウジング31Rの端子挿入口35と連通している。
図3は、4つの端子収容室40のうちの2つの端子収容室40Aに端子金具21が収容された状態を示している。また、図4は8つの端子収容室40のうちの3つの端子収容室40Aに端子金具21が収容された状態を示している。なお、図2において、ダミー回路部品60について判りやすくするため、端子挿入口35を貫通する一部の電線20のみを示し、多くの電線20について省略している。
端子収容室40に収容された端子金具21は、電線20の端部に接続されている。電線20は、シール部材50のシール孔51を貫通している。また、電線20は、第2ハウジング31Rの端子挿入口35を貫通している。これにより、電線20は、コネクタ30の外部へと導出されている。シール孔51の内径は、電線20の外径よりも小さい。このため、シール部材50は、電線20の外周面に密着している。
図3、図4に示すように、コネクタ30は、複数の端子収容室40のうち、端子金具21が収容されていない収容室、つまり空き収容室40Bを有している。空き収容室40Bは、コネクタ30を利用した回路の仕様によって設定される。本実施形態において、図3、図4に示すように、複数の空き収容室40Bが設定されている。また、本実施形態において、空き収容室40Bは、X方向において連続するいくつかの端子収容室40に対して設定されている。図3には、Y方向において2つの空き収容室40Bが示されている。図4には、X方向において5つの空き収容室40Bが示されている。
(ダミー回路部品)
図2から図4に示すように、ワイヤハーネス10は、コネクタ30に取り付けられたダミー回路部品60を備えている。ダミー回路部品60は、合成樹脂材料により形成された部材である。ダミー回路部品60の材料としては、例えばポリプロピレン(PP)を用いることができる。
ダミー回路部品60は、コネクタ30の端子挿入口35に挿入されたダミーピン61と、隣り合う2つのダミーピン61を連結する連結部70とを有している。
本実施形態において、コネクタ30には3つのダミー回路部品601,602,603が取り付けられている。ダミー回路部品601,602は、3つのダミーピン61を含む。ダミー回路部品603は、5つのダミーピン61を含む。
図3、図4に示すように、ダミーピン61は、端子挿入口35に挿入されるピン本体62と、ピン本体62の後端部に形成された鍔66とを有している。ダミーピン61において、端子挿入口35に挿入される先端61Aとは反対側の端部に設けられている。連結部70は、隣り合う2つのダミーピン61の鍔66の間に形成されている。つまり、連結部70は、隣り合う2つのダミーピン61の鍔66を連結する。
ピン本体62は、係止部63と、係止部63の先端から延びるシール部65と、を有している。鍔66は、係止部63の後端の外面の全周にわたって形成されている。本実施形態において、係止部63とシール部65とは一体的に形成された1部品である。ピン本体62は、先ずシール部65が端子挿入口35に挿入された後、係止部63が端子挿入口35に挿入される。
シール部65は、ピン本体62の挿入方向、つまりZ方向に延びる円柱状に形成されている。シール部65の外径は、シール孔51の内径よりも大きい。たとえば、シール部65の外径は、電線20の外径と同一である。ダミー回路部品60がコネクタ30に取り付けられた状態において、シール部65は、シール部材50のシール孔51に挿入される。シール部65は、シール部材50を貫通する。そして、シール部材50は、シール部65の外周面65Aに密着する。つまり、シール部65は、シール部材50のシール孔51の内面に密着する円筒状のシール面(外周面65A)を有するといえる。
係止部63は、端子挿入口35に挿入される。本実施形態において、係止部63は、直方体状に形成されている。係止部63において、互いに反対側を向く一対の側面63Aを有している。本実施形態において、一対の側面63Aは、Y方向において互いに反対側を向く。係止部63は、一対の側面63Aのそれぞれから突出する係止突部64を有している。係止突部64は、端子挿入口35に形成された係止溝35Aに嵌り込むように形成されている。つまり、係止突部64は、係止溝35Aと係合可能に構成されている。係止突部64が係止溝35Aと係合することにより、ダミーピン61は、端子挿入口35からコネクタ30の外部への移動が規制される。これにより、ダミーピン61が抜け止めされる。ダミーピン61の鍔66は、ハウジング31の後面33に当接することにより、ダミーピン61のさらなる押し込みを規制する。
図5、図6に示すように、連結部70は、ダミーピン61の鍔66において、端子挿入口35に挿入される先端61Aとは反対側の端部に設けられている。
連結部70は、ダミーピン61が連結されたX方向と直交するY方向において、ダミーピン61の中央に形成されている。本実施形態の連結部70は、隣り合う2つのダミーピン61の間の中心に対して、対称形状に形成されている。たとえば、図6に示すように、連結部70は、Z方向から視て、X方向に隣り合う2つのダミーピン61の間の軸線L1に対して線対称に形成されている。
連結部70は、X方向に隣り合う2つのダミーピン61から、隣り合う2つのダミーピン61の間の中央(軸線L1)に向けて延びる2つの連結片70Aを有している。2つの連結片70Aは、対称形状に形成されている。そして、連結片70Aは、ダミーピン61が連結されたX方向において、各ダミーピン61の両側に設けられている。X方向の両端に配置されたダミーピン61は、隣り合うダミーピン61とは反対側に1つの連結片70Aを有している。
連結部70は、Z方向から視て、隣り合う2つのダミーピン61にそれぞれ接続された基端部71と、2つの基端部71の間の連結中央部72とを有している。本実施形態において、連結部70は、Z方向から視て、基端部71のY方向の幅に対して、連結中央部72の幅が狭くなるように形成されている。詳述すると、連結部70は、基端部71から連結中央部72に向かうにつれて幅が狭くなるように形成されている。これにより、連結部70を構成する2つの連結片70Aは、ダミーピン61から視て台形状に形成されている。
(作用効果)
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
(1)ダミー回路部品60は、複数の端子挿入口35を有するコネクタ30に対して取着可能に構成されている。ダミー回路部品60は、複数の端子挿入口35に対して挿入可能に構成された複数のダミーピン61と、複数のダミーピン61のうち隣り合う2つのダミーピン61を分断可能に連結する連結部70と、を有する。
したがって、連結部70により連結された複数のダミーピン61を複数の端子挿入口35に対して同時に挿入することができる。これにより、ダミーピン61を挿入する工数を低減することができ、作業性を向上できる。そして、このようなダミー回路部品60により、ダミー回路部品60を挿入したコネクタ30と、コネクタ30に端子金具21が挿入された電線20とを有するワイヤハーネス10の製造工程における作業性を向上できる。
(2)2つのダミー回路部品601,602と1つのダミー回路部品603は、ダミーピン61の連結数が異なる。これらのダミー回路部品60は、より多くのダミーピン61を連結したダミー回路部品60形成される。このようなダミー回路部品60から、必要な数のダミーピン61が連結された状態となるように、連結部70を切断する。これにより、必要な数のダミーピン61を含むダミー回路部品601,602,603を容易に形成できる。なお、ダミー回路部品60が含むダミーピン61の数は、例示した数に限定されるものではなく、任意の数とすることができる。
(3)連結部70は、隣り合う2つのダミーピン61の鍔66を連結するように形成されている。連結部70は、鍔66よりも薄く形成されている。したがって、連結部70を容易に切断することができる。
(4)連結部70は、ダミーピン61よりも幅狭く形成されている。したがって、連結部70を容易に切断することができる。
(5)連結部70は、複数のダミーピン61が連結されたX方向と直交するY方向において、ダミーピン61の中央に形成されている。たとえば、図6において、ダミーピン61のY方向に連結部70が形成されたものでは、連結部70の位置におうじて、Z方向から視て円弧状に撓むことがある。これに対し、本実施形態のダミー回路部品60では、複数のダミーピン61は、連結されたX方向に沿って並んだ状態を維持し易い。このため、複数の端子挿入口35に対して、各ダミーピン61を容易に挿入することができる。
(6)連結部70は、隣り合う2つのダミーピン61にそれぞれ接続された2つの基端部71と、2つの基端部71の間の連結中央部72とを有している。Z方向から視て、連結中央部72は、2つの基端部71に対して幅狭となるように形成されている。したがって、連結部70を容易に切断することができる。
(7)連結部70は、隣り合う2つのダミーピン61のそれぞれから延びる2つの連結片70Aを有している。2つの連結片70Aの先端は互いに接続されている。したがって、連結片70Aの先端において連結部70を容易に切断することができる。
(8)2つの連結片70Aは、対称形状である。したがって、連結部70は、2つの連結片70Aの間で切断されやすい。そして、2つの連結片70Aが対称形状であるため、分割した隣り合う2つのダミーピン61における連結片70Aを同じ長さとすることができる。
(9)ダミーピン61は、係止部63と、係止部63の先端から延びるシール部65とを有している。シール部65は、コネクタ30のシール部材50のシール孔51に挿入され、シール孔51の内周面に密着可能に構成されている。したがって、シール部65によりシール孔51をシールすることができる。
(10)係止部63は、コネクタ30の第2ハウジング31Rに形成された係止溝35Aと係合可能に構成されている。係止部63によりダミーピン61(ピン本体62)を抜け止めすることができる。したがって、係止部63は、コネクタ30に対してピン本体62が抜ける方向における移動を規制可能に構成されていると言える。
(11)ダミー回路部品60は、隣り合う2つのダミーピン61が連結部70により連結されている。したがって、1つのダミーピン61を含むダミー回路部品を構成することもできる。これにより、コネクタ30において、Y方向に連続していない単独の空き収容室40Bが設定されていても、1つのダミーピン61を含むダミー回路部品を別途用意する必要がない。これにより、コネクタ30の仕様変更等に容易に対応することができる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態のダミー回路部品60の形状は適宜変更されてもよい。
図7、図8に示すように、ダミー回路部品60aの連結部70aは、Y方向から視て、基端部71の厚さに対して、連結中央部72の厚さが薄くなるように形成されている。詳述すると、連結部70aは、基端部71から連結中央部72に向かうにつれて薄くなるように形成されている。これにより、連結部70aを容易に切断することができる。
図9、図10に示すように、ダミー回路部品60bの連結部70bは、連結中央部72に溝74が形成されている。溝74は、Y方向に延びるように形成されている。この変更例では、溝74は、ダミーピン61の先端61Aの側の面75に設けられている。なお、溝74は、面75とは反対側の面76に設けられても良い。この溝74により、連結中央部72は、隣り合う2つのダミーピン61にそれぞれ接続された基端部71よりも薄い。これにより、連結部70bを容易に切断することができる。
図11に示すように、ダミー回路部品60cの連結部70cは、非対称形状としてもよい。図11に示す変更例では、連結部70cは、隣り合う2つのダミーピン61の一方のダミーピン61から他方のダミーピン61に向けてZ方向から視た幅が狭くなるように形成されている。このような形状の連結部70cにおいても、この連結部70cを容易に切断することができる。
・ダミーピン61のピン本体62は、分割された構成としてもよい。たとえば、係止部63に対してシール部65が取り付けられる構成としてもよい。
・係止突部64は、Z方向に延びるリブ状に形成されていてもよい。
・係止部63の形状は、適宜変更することができる。係止部63の形状は、たとえば、コネクタ30の端子挿入口35の形状に応じて、例えば円柱状等の任意の形状に適宜変更することができる。
・上記実施形態のコネクタ30は、2つのシール部材50を収容するように構成されているが、1つのシール部材50、又は3つ以上のシール部材50を収容するように構成されていてもよい。
・上記実施形態に対し、鍔66を省略してもよい。この場合、連結部70は、隣り合う2つのダミーピン61の係止部63の間に設けられる。
・連結部70の位置は、隣り合う2つのダミーピン61の間において適宜変更することができる。たとえば、図6を参照して、Y方向において、ダミーピン61の上端に設けられてもよく、ダミーピン61の下端に設けられてもよい。
・隣り合う2つのダミーピン61の間に複数の連結部70が設けられてもよい。
10 ワイヤハーネス
20 電線
21 端子金具
30 コネクタ
31 ハウジング
31F 第1ハウジング
31R 第2ハウジング
32 前面
33 後面
34 開口
35 端子挿入口
35A 係止溝
37 係止突部
38 係止片
40 端子収容室
40A 端子収容室
40B 空き収容室
41 ランス
42 収容凹部
50 シール部材
51 シール孔
60 ダミー回路部品
601~603 ダミー回路部品
60a~60c ダミー回路部品
61 ダミーピン
61A 先端
62 ピン本体
63 係止部
63A 側面
64 係止突部
65 シール部
65A 外周面
66 鍔
70 連結部
70A 連結片
70a~70c 連結部
71 基端部
72 連結中央部
74 溝
75,76 面
L1 軸線

Claims (15)

  1. 複数の端子挿入口を有するコネクタに対して取着可能に構成されるダミー回路部品であって、
    前記複数の端子挿入口に対して挿入可能に構成された複数のダミーピンと、
    前記複数のダミーピンのうち隣り合う2つのダミーピンを分断可能に連結する連結部と、
    を有するダミー回路部品。
  2. 前記複数のダミーピンは、第1方向に延びる柱状であり、前記複数のダミーピンは、前記第1方向と直交する第2方向に配列され、
    前記連結部は、前記第1方向から視て、前記第1方向および前記第2方向と直交する第3方向において前記複数のダミーピンそれぞれの中央に形成されている、請求項1に記載のダミー回路部品。
  3. 前記連結部は、前記第1方向において、前記複数のダミーピンが前記コネクタに挿入される先端とは反対側の端部に形成されている、請求項2に記載のダミー回路部品。
  4. 前記連結部は、前記隣り合う2つのダミーピンにそれぞれ接続された2つの基端部と、前記2つの基端部の間の連結中央部とを有し、前記連結中央部は前記2つの基端部よりも薄く形成されている、請求項2又は請求項3に記載のダミー回路部品。
  5. 前記連結部は、前記基端部から前記連結中央部に向かうにつれて薄くなるように形成されている、請求項4に記載のダミー回路部品。
  6. 前記連結部は、前記連結中央部に、前記第3方向に沿った溝が形成されている、請求項4に記載のダミー回路部品。
  7. 前記連結部は、前記隣り合う2つのダミーピンにそれぞれ接続された2つの基端部と、前記2つの基端部の間の連結中央部とを有し、前記第1方向から視て、前記連結中央部は、前記2つの基端部に対して幅狭となるように形成されている、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のダミー回路部品。
  8. 前記連結部は、前記2つの基端部から前記連結中央部に向かうにつれて幅が狭くなるように形成されている、請求項7に記載のダミー回路部品。
  9. 前記連結部は、前記隣り合う2つのダミーピンのそれぞれから延びる2つの連結片を有し、前記2つの連結片の先端は互いに接続されている、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のダミー回路部品。
  10. 前記2つの連結片は、対称形状である、請求項9に記載のダミー回路部品。
  11. 前記複数のダミーピンはそれぞれ、前記端子挿入口に挿入されるピン本体と、前記ピン本体の後端部に形成された鍔と、を有し、
    前記連結部は、隣り合う2つのダミーピンの前記鍔の間に形成されている、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のダミー回路部品。
  12. 前記連結部は、前記鍔よりも薄く形成されている、請求項11に記載のダミー回路部品。
  13. 前記ピン本体は、前記コネクタに内装され複数のシール孔を有するシール部材の前記シール孔に挿入され前記シール孔の内周面に密着可能に構成されるシール部と、前記シール部と前記鍔との間に配置された係止部と、を有する、
    請求項11または請求項12に記載のダミー回路部品。
  14. 前記係止部は、前記コネクタに対して前記ピン本体が抜ける方向における移動を規制可能に構成されている、請求項13に記載のダミー回路部品。
  15. 複数の端子挿入口を有するコネクタと、
    それぞれの先端に端子金具が接続され、前記端子金具が前記端子挿入口に挿入された複数の電線と、
    前記電線が挿入されていない前記端子挿入口に挿入された、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載されたダミー回路部品と、
    を備えた、ワイヤハーネス。
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