JP2023109272A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザによるプロセスユニットの不用意な取り外しおよびプロセスユニットの取り外し時における防塵カバーの汚れを防止できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、プロセスユニット70、プロセスユニットの下側に設けられる露光ユニット32、プロセスユニットの取り外しを制限するロック機構、およびロック機構を解除するための長板状のロック解除部材(清掃具78)を備える。ロック解除部材を装置本体に装着したとき、ロック解除部材によってロック機構が解除されると共に露光ユニットの防塵カバー66の上面が覆われる。【選択図】図10

Description

この発明は画像形成装置に関し、特にたとえば、装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスユニットを備える、画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の画像形成装置は、装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスユニット(プロセスカートリッジ)と、プロセスユニットを装置本体にロックするロック機構とを備える。ロック機構は、プロセスユニットに回動自在に支持されたレバー部材を備える。このレバー部材は、装置本体の前側板と接触してプロセスユニットの抜け方向の移動を規制する規制部と、プロセスユニットの装着時に装置本体の前側板に突き当たってレバー部材が回動するように案内する案内部とを有する。規制部は、案内部よりもレバー部材の回動の支点側に位置するように、案内部と離間させて設けられる。
特開2018-180558号公報
特許文献1の技術では、ユーザが目視可能である画像形成装置の前側(プロセスユニットの挿入方向における手前側)の位置にロック機構が設けられる。このため、プロセスユニットの着脱を行うのはメンテナンスを担うサービスマンに限定したいところ、ユーザによって不用意にロック機構が解除されてプロセスユニットが取り外されてしまう恐れがある。
また、プロセスユニットの下側に露光ユニットが配置される画像形成装置の場合、装置本体からプロセスユニットを取り外すときに、感光体に付着したトナーが露光ユニットの防塵カバー上に落下して、防塵カバーを汚してしまう恐れがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザによってプロセスユニットが不用意に取り外されてしまうことを防止できる、画像形成装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、装置本体からプロセスユニットを取り外すときに、感光体から落下したトナーによって露光ユニットの防塵カバーが汚れてしまうことを防止できる、画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスユニットを備える画像形成装置であって、静電潜像を担持する感光体を備えるプロセスユニット、プロセスユニットの下側に設けられ、上面に配置された防塵カバーを通して感光体の表面を露光する露光ユニット、および露光ユニットから出射される光の経路に沿う位置であってかつプロセスユニットの装着方向における奥側の位置に設けられ、装置本体からのプロセスユニットの取り外しを制限するロック機構、およびロック機構に対する当接部を有し、防塵カバーの上側に着脱可能に設けられる長板状のロック解除部材を備え、ロック解除部材を装置本体に装着したとき、ロック解除部材によってロック機構が解除されると共に防塵カバーの上面が覆われる、画像形成装置である。
第1の発明によれば、ロック機構がプロセスユニットの装着方向における奥側の位置に設けられるので、ユーザがロック機構に気付き難くなり、ユーザによってプロセスユニットが不用意に取り外されてしまうことを防止できる。また、ロック機構を解除するためのロック解除部材によって露光ユニットの防塵カバーの上面を覆うことができるので、装置本体からプロセスユニットを取り外すときに、感光体から落下したトナーによって防塵カバーが汚れてしまうことを防止できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、ロック解除部材として、防塵カバーを清掃するための清掃具が用いられる。清掃具は、当接部を有する長板状の基体と、基体の長手方向における端部に設けられる清掃部材とを備える。
第2の発明によれば、清掃具がロック解除部材を兼ねるので、部材コストを低減できる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、基体の長手方向における一方端部には、当接部が形成され、基体の長手方向における他端部には、清掃部材が設けられると共に凹部が形成される。当接部側から清掃具を装置本体に装着したとき、ロック機構が解除され、清掃部材側から清掃具を装置本体に挿入して防塵カバーを清掃するときには、ロック機構が解除されない。
第4の発明は、第2の発明に従属し、基体の清掃部材が設けられる側の端部には、基体の短手方向における一方端部に当接部が形成されると共に、基体の短手方向における他端部に凹部が形成される。清掃部材を上側に向けて清掃具を装置本体に装着したとき、ロック機構が解除され、清掃部材を下側に向けて清掃具を装置本体に挿入して防塵カバーを清掃するときには、ロック機構が解除されない。
この発明によれば、ユーザによってプロセスユニットが不用意に取り外されてしまうことを防止できる上、装置本体からプロセスユニットを取り外すときに、感光体から落下したトナーによって防塵カバーが汚れてしまうことを防止できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1実施例の画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。 画像形成装置が備えるプロセスユニットを示す斜視図である。 画像形成装置のプロセスユニット周辺部分を概略的に示す図である。 図4のV-V線で切断したプロセスユニット周辺部分の断面を概略的に示す図である。 プロセスユニットが備えるロックレバーを示す図である。 プロセスユニット挿入途中時のロックレバーの様子を概略的に示す図である。 清掃具の上面側を示す第1斜視図である。 清掃具の下面側を示す第2斜視図である。 装置本体に清掃具を挿入したときのプロセスユニット周辺部分を概略的に示す図である。 当接部側から清掃具を挿入したときのロックレバーの様子を概略的に示す図である。 防塵カバー清掃時のロックレバーの様子を概略的に示す図である。 この発明の第2実施例の画像形成装置が備える清掃具の上面側を示す第1斜視図である。 図13の清掃具の下面側を示す第2斜視図である。 第2実施例において、清掃部材を上側に向けて清掃具を装置本体に挿入したときのプロセスユニット周辺部分を概略的に示す図である。 図15のときのロックレバーの様子を概略的に示す図である。 第2実施例における防塵カバー清掃時のプロセスユニット周辺部分を概略的に示す図である。 図17のときのロックレバーの様子を概略的に示す図である。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)であって、電子写真方式によって用紙(記録媒体)に多色または単色の画像を形成する。詳細は後述するように、画像形成装置10は、装置本体12に対して着脱可能に設けられるプロセスユニット70を備える。プロセスユニット70は、装置本体12に装着された状態において、ロック機構80(ロックレバー82および係止部84)によって装置本体12からの取り外しを制限される(抜け止めされる)。
先ず、画像形成装置10の基本構成について概略的に説明する。なお、この第1実施例では、画像形成装置10を操作するユーザの立ち位置に対向する面、つまり操作パネル28が設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定する。また、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、画像形成装置10を正面から見た状態を基準として規定する。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部30等を備える装置本体12、およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)24が設けられる。また、図示は省略するが、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付ける操作パネルが設けられる。この操作パネル28には、タッチパネル付きディスプレイおよび操作ボタン等が適宜設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内蔵される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
装置本体12には、CPUやメモリ等を含む制御部(図示せず)および画像形成部30等が内蔵される。制御部は、操作パネル28等への入力操作などに応じて、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像ユニット34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、中間転写ベルトユニット42、転写ローラ44および定着ユニット46等を備え、給紙トレイ48等から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ50に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像ユニット34、感光体ドラム36(感光体の一例)、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。4つの画像ステーションは、中間転写ベルト52の表面の走行方向に沿って水平方向に1列に並んで配置される。
また、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40は、図3に示すようにユニット化されており、これらによってプロセスユニット70が構成される。現像ユニット34およびプロセスユニット70のそれぞれは、装置本体12に設けられる前ドア68を開けることで、装置本体12の前面側からその長手方向に個別に着脱可能とされる。ただし、現像ユニット34およびプロセスユニット70は、一体化された状態で装置本体12に着脱されてもよく、プロセスユニット70に現像ユニット34が含まれる場合もある。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された静電潜像担持体であり、図示しない駆動部によって軸線回りに回転可能とされる。帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。クリーナユニット38は、中間転写ベルト52へのトナー像の転写後において、感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去して回収する。
また、露光ユニット32は、レーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、現像ユニット34およびプロセスユニット70の下方に配置される。露光ユニット32は、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。簡単に説明すると、露光ユニット32は、レーザダイオード62およびポリゴンミラー64等の光学部品を収容する光学箱60を備える。光学箱60の天壁には、4つの長方形の出射窓が、前後方向に延びかつ左右方向に互いに間隔を隔てて形成される。これら出射窓には、ガラスなどの透明材によって形成された防塵カバー66が取り付けられる。光学部品からの光は、防塵カバー66を通して感光体ドラム36に出射される。
現像ユニット34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)ものであって、感光体ドラム36にトナーを供給する現像ローラ34a等を備える。また、現像ユニット34のハウジング内には、トナーおよびキャリアから成る現像剤(二成分現像剤)が収容され、この現像剤に含まれるトナーが、現像ローラ34aを介して感光体ドラム36に供給される。
中間転写ベルトユニット42は、中間転写ベルト52、駆動ローラ、従動ローラおよび4つの中間転写ローラ54等を備え、感光体ドラム36の上方に配置される。中間転写ベルト52は、各感光体ドラム36に接触するように設けられており、中間転写ローラ54を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト52に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト52上に多色のトナー像が形成される。また、駆動ローラの近傍には、転写ローラ44が配置されており、中間転写ベルト52と転写ローラ44との間のニップ域を用紙が通過することによって、中間転写ベルト52に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット46は、ヒートローラおよび加圧ローラを備え、転写ローラ44の上方に配置される。ヒートローラは、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラと加圧ローラとの間のニップ域を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
また、装置本体12内には、給紙トレイ48等からの用紙をレジストローラ56、転写ローラ44および定着ユニット46を経由させて排紙トレイ50に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した後の用紙を、転写ローラ44の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙に補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ58が適宜設けられる。
このような画像形成装置10では、上述のように、現像ユニット34およびプロセスユニット70は、装置本体12の前面側から個別に着脱可能とされる。図4に示すように、装置本体12の本体フレームには、露光ユニット32の上面に沿うように、防塵カバー66の両側において前後方向に延びる現像ユニットガイド72とプロセスユニットガイド74とが設けられる。
また、現像ユニットガイド72とプロセスユニットガイド74との間には、防塵カバー66の上面に沿って後述する清掃具78を前後方向に挿抜可能な清掃具ガイド76が設けられる。現像ユニットガイド72およびプロセスユニットガイド74の防塵カバー66側の側壁は、清掃具ガイド76の側壁を兼ねている。すなわち、清掃具ガイド76は、防塵カバー66の両側に配置され、露光ユニット32の出射窓(防塵カバー66)から出射される光の経路(光路)を妨げないように設けられている。後述のように、この清掃具ガイド76に清掃具78を挿入して、清掃具78を前後方向にスライド移動させることで、防塵カバー66の上面を清掃することが可能である。なお、清掃具78は、通常時(メンテナンス時などの清掃具78の使用時以外のとき)には、清掃具ガイド76に挿入されずに、前ドア68の背面側などに設けられる適宜の収容位置に保持される。
また、図5に示すように、画像形成装置10は、装置本体12からのプロセスユニット70の取り外しを制限するためのロック機構80を備える。ロック機構80は、ロックレバー82と係止部84とを含み、露光ユニット32の出射窓から出射される光の経路に沿う位置であってかつプロセスユニット70の装着方向における奥側(先頭側)の位置、つまり画像形成装置10の後部(奥部)の目視し難い位置に設けられる。プロセスユニット70の装着方向における奥側の位置にロック機構80を設けることで、ユーザによって不用意にロック機構80が解除されてプロセスユニット70が取り外されてしまうことを防止できる。
この実施例では、プロセスユニット70にロックレバー82が設けられ、装置本体12の本体フレーム(プロセスユニットガイド74)に係止部84が設けられる。ただし、ロックレバーおよび係止部の配置はこの逆でもよく、プロセスユニット70側に係止部を設け、装置本体12の本体フレーム側にロックレバーを設けてもよい。
具体的には、係止部84は、プロセスユニットガイド74の左側壁(防塵カバー66側の側壁)の後端部(プロセスユニット70の装着方向における奥側の端部)を切り欠くことで形成される。一方、ロックレバー82は、プロセスユニット70の左側部の後端部に設けられる。図3および図6に示すように、ロックレバー82は、支点86を中心に左右方向に回動するように弾性変形可能なレバー本体88と、レバー本体88の左側面から左方に突出する爪部90とを有する。爪部90は、プロセスユニット70の左側面から外側に飛び出すように設けられる。この爪部90の基端部の前面側には、プロセスユニット70の装着方向と直交する方向に延びる係止面90aが形成される。また、爪部90の先端部の前面側および後面側には、プロセスユニット70の装着方向に対して傾斜する第1傾斜面90bおよび第2傾斜面90cが形成される。
このようなロック機構80を備える画像形成装置10では、装置本体12にプロセスユニット70を装着した状態(挿入完了時)において、ロックレバー82の爪部90の係止面90aが係止部84に係止されることで、装置本体12からのプロセスユニット70の取り外しが制限される。なお、図7に示すように、装置本体12にプロセスユニット70を装着するとき(挿入途中時)には、爪部90の第2傾斜面90cがプロセスユニットガイド74の左側壁に押されることで、レバー本体88が右側に弾性変形して爪部90がプロセスユニット70内に引っ込んだ状態となる。
一方、装置本体12からプロセスユニット70を取り外す際には、ロック機構80を解除、つまり爪部90を右側に押して係止面90aと係止部84との係合を解除する必要がある。この実施例では、プロセスユニット70の装着方向における奥側の位置にロック機構80が設けられるので、サービスマンがロック機構80を手で直接操作して解除することは難しく、ロック機構80を解除するための長尺の治具(ロック解除部材)を用いる必要がある。また、プロセスユニット70を取り外す際には、感光体ドラム36に付着したトナーが落下して、露光ユニット32の防塵カバー66を汚してしまう恐れがあるため、防塵カバー66に対するトナーの付着を防止する手段を講じることが好ましい。
そこで、この実施例では、防塵カバー66を清掃するための長板状の清掃具78をロック解除部材として兼用すると共に、プロセスユニット70を取り外す際には、この清掃具78(ロック解除部材)によって防塵カバー66の上方を覆うことで、感光体ドラム36からのトナー落ちによる防塵カバー66の汚れを防止できるようにした。以下、具体的に説明する。
図8および図9に示すように、清掃具78は、合成樹脂などによって形成される矩形長板状の基体92を備える。この基体92の長手方向における端部の一方主面(下面)には、直方体状の清掃部材94が設けられる。清掃部材94は、ポリウレタン製のスポンジ或いは不織布などによって形成され、両面テープ等を用いて基体92に貼り付けられる。
基体92の長手方向における一方端部(清掃部材94が設けられる側と反対側の端部)には、ロックレバー82の爪部90に対する当接部92aが形成される。この実施例では、基体92の長手方向における一方端部の角部が当接部92aとして用いられる。一方、基体92の長手方向における他端部(清掃部材94が設けられる側の端部)には、ロックレバー82の爪部90との当接を避けるための凹部92bが形成される。
また、基体92の他方主面(上面)の両側部(短手方向の両端部)のそれぞれには、長手方向に延びる突条92cが形成される。すなわち、基体92は、上面が凹部となる溝状に形成されており、基体92の短手方向に切断した断面形状は、左右対称であってかつ上下非対称となるように形成されている。一方、図4および図10から分かるように、清掃具ガイド76によって形成される清掃具収容部は、基体92の形状と対応する溝状に形成されている。したがって、清掃具78は、長手方向のどちら側の端部からも清掃具ガイド76に挿入可能であるが、上下を逆にして清掃部材94を上側にすると清掃具ガイド76に挿入できないようになっている。
このような画像形成装置10において、装置本体12からプロセスユニット70を取り外す(引き抜く)ときには、図10および図11に示すように、当接部92a側を先頭にして清掃具78を装置本体12の清掃具ガイド76に挿入するとよい。この際には、清掃具78の当接部92aがロックレバー82の爪部90の第1傾斜面90bを後方に押すことで、レバー本体88が右側に弾性変形する。これにより、係止面90aと係止部84との係合が解除され、第1傾斜面90bが係止部84の位置にくるので、プロセスユニット70が取り外し可能な状態となる。また、この際には、防塵カバー66の上面が清掃具78の基体92によって覆われる。すなわち、清掃具78(ロック解除部材)を装置本体12に装着したときには、清掃具78によってロック機構80が解除されると共に、清掃具78によって防塵カバー66の上面が覆われる。したがって、この状態でプロセスユニット70を取り外すことで、感光体ドラム36からのトナー落ちによる防塵カバー66の汚れを防止することできる。また、基体92の凹部側でトナーを受けることにより、基体92の側部からトナーが零れ落ちることを適切に防止できる。
一方、清掃具78を用いて防塵カバー66の上面を清掃するときには、図12に示すように、清掃部材94側を先頭にして清掃具78を装置本体12の清掃具ガイド76に挿入するとよい。清掃部材94が防塵カバー66上を摺動することで、防塵カバー66の上面が清掃される。この際には、基体92に凹部92bが形成されていることで、基体92とロックレバー82の爪部90との当接が避けられて、係止部84によって爪部90の係止面90aが係止された状態が保たれる。すなわち、防塵カバー66を清掃するときには、ロック機構80は解除されない。
以上のように、この第1実施例によれば、ロック機構80がプロセスユニット70の装着方向における奥側の位置に設けられるので、ユーザがロック機構80に気付き難くなり、ユーザによってプロセスユニット70が不用意に取り外されてしまうことを防止できる。また、清掃具78(ロック解除部材)によって露光ユニット32の防塵カバー66の上面が覆うことができるので、装置本体12からプロセスユニット70を取り外すときに、感光体ドラム36から落下したトナーによって防塵カバー66が汚れてしまうことを防止できる。
また、この第1実施例によれば、清掃具78がロック解除部材を兼ねるので、ロック解除部材を別途用意する必要がなくなり、部材コストを低減できる。また、防塵カバー66が汚れ難いので、防塵カバー66を清掃する頻度(労力)を低減できる上、清掃具78の清掃部材94の寿命(交換時期)を延ばすことができる。
[第2実施例]
次に、図13~図18を参照して、この発明の第2実施例である画像形成装置10について説明する。この第2実施例では、ロック解除部材として用いる清掃具78の構成が上述の第1実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図13および図14に示すように、第2実施例では、清掃具78は、矩形長板状の基体92と、基体92の長手方向における端部の一方主面に設けられる直方体状の清掃部材94とを備える。そして、基体92の清掃部材94が設けられる側の端部には、その一方側部(基体92の短手方向における一方端部)に当接部92aが形成されると共に、その他方側部(基体92の短手方向における他端部)に凹部92bが形成される。また、清掃具ガイド76によって形成される清掃具収容部は、断面矩形状に形成されており、清掃具78は、上下を逆にしても清掃具ガイド76に挿入可能になっている。
このような画像形成装置10において、装置本体12からプロセスユニット70を取り外すときには、図15および図16に示すように、清掃部材94を上側に向けて清掃具78を装置本体12の清掃具ガイド76に挿入するとよい。これにより、清掃具78によってロック機構80が解除されると共に、清掃具78によって防塵カバー66の上面が覆われる。一方、清掃具78を用いて防塵カバー66の上面を清掃するときには、図17および図18に示すように、清掃部材94を下側に向けて清掃具78を装置本体12の清掃具ガイド76に挿入するとよい。この際には、凹部92bによって基体92とロックレバー82の爪部90との当接が避けられるので、ロック機構80は解除されない。
この第2実施例においても、第1実施例と同様の作用効果を奏し、ユーザによってプロセスユニット70が不用意に取り外されてしまうことを防止できる上、感光体ドラム36から落下したトナーによって防塵カバー66が汚れてしまうことを防止できる。
[第3実施例]
続いて、この発明の第3実施例である画像形成装置10について説明する。この第3実施例では、ロックレバー82を設ける位置が上述の第1実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図示は省略するが、第3実施例では、現像ユニット34およびプロセスユニット70は、装置本体12から個別に着脱可能とされるが、プロセスユニット70は、現像ユニット34よりも先に装着され(つまり後から取り外される)、後から装着される現像ユニット34によって抜け止めされる。また、ロック機構80のロックレバー82は、現像ユニット34に設けられ、係止部84は、装置本体12の本体フレーム(現像ユニットガイド72)に設けられる。ただし、ロックレバーおよび係止部の配置はこの逆でもよい。そして、現像ユニット34側に設けたロック機構80によって装置本体12からのプロセスユニット70の取り外しが間接的に制限される。すなわち、この発明におけるロック機構は、第1実施例のようにプロセスユニット70の取り外しを直接制限するものに限定されず、第3実施例のように現像ユニット34を介して間接的に制限するものでも構わない。
この第3実施例においても、第1実施例と同様の作用効果を奏し、ユーザによってプロセスユニット70が不用意に取り外されてしまうことを防止できる上、感光体ドラム36から落下したトナーによって防塵カバー66が汚れてしまうことを防止できる。
なお、上述の各実施例では、清掃具78をロック解除部材として兼用するようにしたが、これに限定されず、清掃具78とは別にロック解除部材を用意することもできる。また、ロック解除部材を別途用意する場合は、画像形成装置10は、必ずしも清掃具78を備える必要はない。清掃具78を備えない場合には、装置本体12に清掃具ガイド76を設ける代わりに、防塵カバー66の上方であって露光ユニット32からの光路に沿う位置に、解除部材ガイドを設けるとよい。
また、上述の各実施例では、清掃具78の基体92に突条92cを設けて基体92を溝状に形成しているが、突条92cは必ずしも設けられる必要はない。基体92(ロック解除部材)は、平板状に形成することもできる。
さらに、上述の各実施例では、画像形成装置として、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等を組み合わせた複合機を例示したが、画像形成装置は、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等のいずれか、またはこれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であってもよい。また、画像形成装置は、モノクロ機であってもよい。
なお、上で挙げた具体的な数値および部品形状などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …装置本体
30 …画像形成部
32 …露光ユニット
34 …現像ユニット
36 …感光体ドラム(感光体)
66 …防塵カバー
70 …プロセスユニット
78 …清掃具(ロック解除部材)
80 …ロック機構
82 …ロックレバー
84 …係止部
92 …基体
92a …当接部
92b …凹部
94 …清掃部材

Claims (4)

  1. 装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスユニットを備える画像形成装置であって、
    静電潜像を担持する感光体を備える前記プロセスユニット、
    前記プロセスユニットの下側に設けられ、上面に配置された防塵カバーを通して前記感光体の表面を露光する露光ユニット、および
    前記露光ユニットから出射される光の経路に沿う位置であってかつ前記プロセスユニットの装着方向における奥側の位置に設けられ、前記装置本体からの当該プロセスユニットの取り外しを制限するロック機構、および
    前記ロック機構に対する当接部を有し、前記防塵カバーの上側に着脱可能に設けられる長板状のロック解除部材を備え、
    前記ロック解除部材を前記装置本体に装着したとき、当該ロック解除部材によって前記ロック機構が解除されると共に前記防塵カバーの上面が覆われる、画像形成装置。
  2. 前記ロック解除部材として、前記防塵カバーを清掃するための清掃具が用いられ、
    前記清掃具は、前記当接部を有する長板状の基体と、前記基体の長手方向における端部に設けられる清掃部材とを備える、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記基体の長手方向における一方端部には、前記当接部が形成され、
    前記基体の長手方向における他端部には、前記清掃部材が設けられると共に凹部が形成され、
    前記当接部側から前記清掃具を前記装置本体に装着したとき、前記ロック機構が解除され、前記清掃部材側から前記清掃具を前記装置本体に挿入して前記防塵カバーを清掃するときには、前記ロック機構が解除されない、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記基体の前記清掃部材が設けられる側の端部には、当該基体の短手方向における一方端部に前記当接部が形成されると共に、当該基体の短手方向における他端部に凹部が形成され、
    前記清掃部材を上側に向けて前記清掃具を前記装置本体に装着したとき、前記ロック機構が解除され、前記清掃部材を下側に向けて前記清掃具を前記装置本体に挿入して前記防塵カバーを清掃するときには、前記ロック機構が解除されない、請求項2記載の画像形成装置。
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