JP2023108063A - 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、ユーザは、予め定められた一意の送信先に画像データを確実に送信することはできるが、その画像データを特定できるファイル名やフォルダ名とするためには特別な操作が必要となり、ユーザにとって、そのような操作は容易ではなかった。【解決手段】情報処理装置において、画面に表示されたボタンに対応する処理を実行するための設定を登録しておく。その画面に表示されたボタンを介してユーザの指示を受け付けると、そのユーザの指示を受け付けたボタンに対して登録されている設定に基づいて、そのボタンに対応する機能により生成した画像データに付与する識別情報の入力をユーザに促す。そして、そのユーザにより入力された識別情報が付与された画像データを、そのボタンに対応して登録されている前記設定に対応する宛先に出力する。【選択図】 図15

Description

本発明は、情報処理装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
読取装置で原稿を読み取って画像データ化するスキャナや画像形成装置が知られている。ユーザはこれらの装置を使用して原稿を画像データ化し、ネットワーク上の共有フォルダなどの送信先に送信することができる。
近年、原稿を画像データ化することは重要性を増している。それは、原稿を画像データ化すると、原稿を紙のまま保管して管理する場合に比べて、保管場所が不要になり、且つ管理が容易になるためである。更に、必要なデータを短時間で探し出すことが可能となる。そこで、原稿の読み取りやデータ送信などを、ユーザの業務に最適にカスタマイズしたワークフローを構築する方法が注目を浴びている。
特許文献1は、原稿のスキャン処理と画像データの送信処理とを含むワークフローにおいて、ワークフローのプロセス・インスタンスに送信先情報を記憶させることで、間違った送信先に送信するのを防止する技術を記載している。
特開2010-35149号公報
ユーザの業務を効率化するためには、最低限の操作で原稿を画像データ化して送信する必要がある。例えば、病院での業務を例に挙げると、大きな病院では、他の病院から紹介された患者の紹介状や問診票等を患者毎に管理する必要がある。通常、紹介状や問診票は病院ごとに文書フォーマットが異なる。そのため、画像データの管理や検索を容易にするには、患者の識別情報(IDなど)を画像データのファイル名にするか、又は、画像データを、そのような識別情報を付与したフォルダに送信する等の対応が必要である。つまり、このような業務の効率化を図るためには、例えばユーザは、「患者の識別情報入力」と「原稿の読み取り開始」の2つの指示を行うだけで、その患者の紹介状や問診票等を、所定のフォルダなどに記憶して管理できるようにするのが望ましい。
上記特許文献1に記載の発明を用いれば、ユーザは、予め定められた一意の送信先に画像データを確実に送信することはできる。しかし、識別情報を画像データのファイル名に付与したり、識別情報が付与された名称のフォルダに画像データを送信するためには特別な操作が必要となり、ユーザにとって、そのような操作は容易ではなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することにある。
本発明の目的は、ユーザの手間を少なくして、生成された画像データの管理を効率良く行える技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
情報処理装置であって、
画面に表示されたボタンを介してユーザの指示を受け付ける操作手段と、
前記ボタンに対応する処理を実行するための設定を登録する登録手段と、
前記ユーザの指示を受け付けた前記ボタンに対して前記登録手段に登録されている設定に基づいて、前記ボタンに対応する機能により生成した画像データに付与する識別情報の入力をユーザに促す入力手段と、
前記入力手段により入力された前記識別情報が付与された前記画像データを、前記登録手段に前記ボタンに対応して登録されている前記設定に対応する宛先に出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、生成された画像データの管理を容易に行えるという効果がある。
実施形態に係るシステム構成を説明する図。 実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係る画像形成装置の操作部にホーム画面が表示されている状態を示す図。 アプリケーション管理画面の一例を示す図。 送信種別が「ファイル」の場合の、ボタンの設定及び編集を行うボタン編集画面の一例を示す図。 図5の「キーワード文字列設定」ボタンが押下されることにより表示されるキーワード設定画面の一例を示す図。 図5の「アドレス帳から選択」ボタンが押下されることにより表示されるアドレス選択画面の一例を示す図。 送信種別が「Eメール」の場合の、ボタンの設定及び編集を行うボタン編集画面の一例を示す図。 送信種別が「USBメモリ」の場合の、ボタンの設定及び編集を行うボタン編集画面の一例を示す図。 ベストメンバーのアドレス帳に新規にアドレスを登録する画面の一例を示す図。 図10の画面で宛先の種類が「ファイル」に設定されたときのアドレス登録画面の一例を示す図。 図10の画面で宛先の種類が「Eメール」に設定されたときのアドレス登録画面の一例を示す図。 従来の画像形成装置において、読取部で読み込んだ原稿の画像データを送信するときの画面の遷移を説明する図。 実施形態に係る画像形成装置において、紹介状ボタンが押下されたときの画面の遷移を説明する図。 実施形態に係る画像形成装置による、図14の画面遷移に伴う処理を説明するフローチャート。 図15(B)のS1515の基本ファイル名の決定処理を説明するフローチャート。 図15(A)のS1508のファイル送信処理を説明するフローチャート。 実施形態に係る画像形成装置で作成される基本フォルダを説明する図(A)と、実施形態に係る画像形成装置で作成される基本ファイル名を説明する図(B)。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態]
まず本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るシステム構成を説明する図である。
実施形態では、情報処理装置の一例として画像形成装置101、送信先の例としてファイルサーバ102、メールサーバ103、オンラインストレージ106を示す。ネットワーク100には、画像形成装置101、ファイルサーバ102、メールサーバ103、PC104が互いに通信可能に接続されている。またネットワーク100とインターネット105とは接続されており、これらを介して画像形成装置101とオンラインストレージ106が互いに通信可能である。
画像形成装置101は、原稿をスキャンして得られた画像データを、ファイルサーバ102、メールサーバ103、オンラインストレージ106に送信することができる。ファイルサーバ102は、FTP,SMBプロトコルに対応したファイルサーバである。メールサーバ103は、SMTPプロトコルに対応したメールサーバである。オンラインストレージ106は、WebDAV(HTTPプロトコルを用いたファイル共有プロトコル)に対応したオンラインストレージである。PC104は、HTTPプロトコルにより画像形成装置101の設定値を参照もしくは更新できる。ネットワーク100は、画像データが送信可能なネットワークであれば、無線でアクセスポイント(不図示)に接続される構成でも良い。
実施形態における画像データとは電子データである。具体的には、画像データは、画像をRAWデータ化した電子データに限らず、TIFF,JPEGなどの画像フォーマットに従った電子データやPDFフォーマットに従った電子データであっても良い。
図2は、実施形態に係る画像形成装置101のハードウェア構成を説明するブロック図である。
CPU211を含む制御部210は、画像形成装置101全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212又はストレージ214に記憶された制御プログラムをRAM213に展開し、その展開したプログラムを実行して読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。ROM212は、CPU211で実行可能な制御プログラムを格納する。またROM212は、ブートプログラムやフォントデータなども格納する。RAM213は、CPU211の主記憶メモリであり、ワークエリア、ROM212及びストレージ214に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ214は、画像データ、印刷データ、アドレス帳、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。実施形態ではストレージ214としてフラッシュメモリを想定しているが、例えばSSD,HDD,eMMCなどの補助記憶装置を用いるようにしても良い。
尚、この画像形成装置101は、1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU,RAM,ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F215は、操作部216と制御部210とを接続する。操作部216は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの入力を検出したりする。読取部I/F217は、読取部216と制御部210とを接続する。読取部216は、原稿の画像を読み取って、その画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部216によって生成された画像データは、外部装置に送信されたり、外部記録装置222に保存されたり、記録紙に印刷されたりする。印刷部I/F219は、印刷部220と制御部210とを接続する。CPU211は、印刷すべき画像データ(印刷対象の画像データ)を印刷部I/F219を介して印刷部220に転送して印刷させる。印刷部220は、給紙カセット(不図示)から給送された記録紙に画像を印刷する。
外部記憶I/F221は、外部記憶装置222と制御部210とを接続する。CPU211は、外部記憶I/F221を介して外部記憶装置222に画像データを保存する。実施形態では、外部記憶I/F221としてUSBインタフェース、外部記憶装置222としてUSBメモリを想定しているが、SDカードなどの外部記憶装置を用いても良い。制御部210は、通信部I/F223によりネットワーク100に接続される。通信部I/F223は、ファイルサーバ102に向けた画像データの送信、メールサーバ103に向けた電子メールの送信、オンラインストレージ106に向けた画像データの送信、PC104に向けた装置内部の各種設定情報の送信を実施できる。また通信部I/F223は、PC104から装置内部の各種設定情報の参照要求や変更要求を受信すると、ストレージ214の各種設定情報を読み出したり変更することができる。画像データの送信は、FTP,SMB,WebDAV,SMTP等のプロトコルを用いて行われる。また、各種設定情報のPC104への送信や、PC104からの各種設定情報の変更の受信は、HTTPを処理するWebサーバアプリケーションが行う。
図3は、実施形態に係る画像形成装置101の操作部216にホーム画面が表示されている状態を示す図である。
操作部216は、タッチパネル300、データLED307及びエラーLED308を有している。タッチパネル300には、画像形成装置101の起動直後に表示されるホーム画面が表示されている。このホーム画面は、画像形成装置101の各機能の実行を指示する画面である。ホーム画面には、よく使う設定ボタン、スキャンボタン301、メニューボタン、アドレス帳ボタン302、問診票ボタン303、紹介状ボタン304など画像形成装置101が実行する各機能を指示するボタンが表示される。スキャンボタン301は、読取部216により得られた画像データの電子メール送信、画像データのファイル送信、または、画像データのUSBメモリ(外部記憶装置222)への保存を実行させるボタンである。アドレス帳ボタン302は、アドレス帳管理画面(不図示)を表示させるボタンである。アドレス帳管理画面を介してユーザは、送信する宛先情報に関する設定を宛先毎に保存することができる。宛先情報は、送信種別(電子メール送信、SMB送信、FTP送信、WebDAV送信)、名称、宛先情報(電子メールアドレス、ホスト名、サーバ情報など)等の情報を含んでいる。問診票ボタン303と紹介状ボタン304は、ワンタッチ送信ボタンである。ワンタッチ送信ボタンは、そのボタンが押下されると、予め決められた設定で読取部216により原稿を読み込んで画像データを送信するように指示する。ホームボタン305は、ホーム画面を表示させるボタンである。ホームボタン305は、操作部216に常時表示される。データLED306及びエラーLED307は、画像形成装置101の状態をユーザに通知するものである。データLED306は、電子メールやファイル送信ジョブの実行中に点灯し、エラーLED307は画像形成装置101に何らかのエラーが発生した際に点灯する。
図4~図9は、実施形態に係るPC104で実行されるアプリケーションで表示される、画像形成装置101のワンタッチボタンを管理するための設定を行う画面例を示す図である。図4~図9に示す画面は、PC104からブラウザで画像形成装置101にHTTP接続することにより、PC104のタッチパネル機能を有する表示装置(不図示)に表示される。
図4は、アプリケーション管理画面の一例を示す図である。
アプリケーション名称400は、このアプリケーション名称を表示する領域であり、ここでは「ワンタッチ送信スキャン」という名称が表示されている。この「ワンタッチ送信スキャン」は、予め決められた設定に基づいて原稿の読み取りと、その読み取りで得られた画像データの送信を行うアプリケーションであり、それぞれ設定の異なる複数のボタンを登録できる。
アプリケーション情報401は、このアプリケーションのバージョンを表示する領域で、ここではバージョン「1.00」が表示されている。「新規ボタンの登録」402は、ワンタッチ送信スキャンを実行するボタンを作成するボタンである。ユーザが、この「新規ボタンの登録」402を押下すると、図5に示すボタンの編集画面が表示される。ボタン情報領域403は、ボタン名、送信種別、表示状態を表示する領域であり、登録されているワンタッチ送信ボタンの情報が表示される。また表示状態は、ボタン表示設定404、表示/非表示切替ボタン405、削除ボタン406を含んでいる。
ボタン名には、図5のボタンの編集画面で設定したボタン名501が表示される。送信種別は、ワンタッチ送信ボタンに設定された送信種別を表示する領域である。送信種別は、図5のボタン編集画面で設定した送信種別506が表示される。ボタン表示設定404は、タッチパネル301にボタンが表示されるか否かを表示している。ボタン表示設定404が「表示」の場合は、図3に示すようにタッチパネル301にボタンが表示される。ボタン表示設定404が「非表示」の場合は、タッチパネル301にそのボタンが表示されない。表示/非表示切替ボタン405は、ボタンの「表示」と「非表示」をトグルで選択可能なボタンである。表示/非表示切替ボタン405を押下すると、ボタン表示設定404の表示が切り替わる。削除ボタン406は、そのボタンを削除するボタンである。
図4では、ボタン名として「申請書A」、「申請書B」、「紹介状」、「問診票」の4つのボタンが登録されている。「紹介状」と「問診票」は、ボタン表示設定404が「表示」であるため、図3に示すようにタッチパネル301にボタンが表示されている。しかし、「申請書A」と「申請書B」は、ボタン表示設定404が「非表示」であるため、図3に示すようにタッチパネル301にボタンが表示されていない。
図5は、送信種別506が「ファイル」の場合の、ボタンの設定及び編集を行うボタン編集画面の一例を示す図である。
OKボタン512は、このボタン設定編集画面で設定した内容でボタン設定を確定するためのボタンである。OKボタン512が押下されると、この画面で設定した情報がストレージ214に保存される。キャンセルボタン513は、この画面での設定を破棄するボタンである。OKボタン512、或いはキャンセルボタン513が押下されると、図4に戻る。
ボタン名501は、ボタン名を設定するエディットボックスである。ここでは「紹介状」が表示されている。ファイル名502は、ファイル名の命名方法を選択するリストボックスで、「ボタン名」、「自動」のどちらかを選択可能である。「ボタン名」は、ボタン名501で設定したボタン名をファイル名に反映する場合に選択する。「自動」は、ファイル名を自動的に決定する場合に選択する。
チェックボックス503と「キーワード文字列設定」ボタン504は、ファイル出力時のキーワード(識別情報)に関する設定である。チェックボックス503がチェックされていると、ファイル出力時のキーワードが有効になる。「キーワード文字列設定」ボタン504は、ファイル出力時のキーワードを設定するためのボタンであり、このボタン504が押下されると、図6に示すキーワード文字列の設定画面が表示される。
振り分け505は、図6のキーワード設定画面で設定したキーワードの利用方法を選択するリストボックスである。振り分け505は、「振り分けしない」、「振り分けする(ファイル)」、「振り分けする(フォルダ)」、「振り分けする(ファイルとフォルダ)」から一つを選択可能である。「振り分けしない」を選択した場合は、キーワードを利用しない。「振り分けする(ファイル)」を選択した場合は、出力ファイル名にキーワードを含める。「振り分けする(フォルダ)」を選択した場合は、ファイルを出力するフォルダ名にキーワードを含める。「振り分けする(ファイルとフォルダ)」を選択した場合は、ファイル名とファイルを出力するフォルダ名にキーワードを含める。
送信種別506と切替ボタン507は、送信方法に関する設定(出力設定)である。送信種別506は、送信種別を選択するリストボックスである。送信種別506は、「ファイル」、「Eメール」、「USBメモリ」から一つを選択可能である。「ファイル」はSMB,FTP,WebDAVなどのファイル送信プロトコルを用いてファイル送信する場合に選択する。「Eメール」は、メール送信プロトコルであるSMTPを用いて送信する場合に選択する。「USBメモリ」は、画像形成装置101に装着したUSBメモリ(外部記憶装置222)に保存する場合に選択する。切替ボタン507は、送信種別を決定するボタンである。切替ボタン507を押下すると、送信種別506で選択された設定に従って、送信設定508の表示項目が変わる。送信種別506が「ファイル」の場合は、図5に示すように送信種別が表示される。送信種別506が「Eメール」の場合は、図8に示すように送信種別が表示される。また送信種別506が「USBメモリ」の場合は、図9に示すように送信種別が表示される。
図5の送信設定508は、「ファイル」送信に必要な設定項目である。複数の設定項目が存在するが、実施形態に関係する項目に絞って説明を行う。
送信先509と「アドレス帳から選択」ボタン510は、送信先に関する設定を指示する。送信先509は、編集不可能なテキスト表示領域であり、「アドレス帳から選択」ボタン510を使って選択した送信先が表示される。「アドレス帳から選択」ボタン510は、画像形成装置101のアドレス帳から送信先を設定するためのボタンである。「アドレス帳から選択」ボタン510が押下されると、図7に示すアドレス選択画面が表示される。ファイル形式511は、画像データのフォーマットに関する設定項目である。画像データはファイル形式511の設定に従ったフォーマット(ここでは、PDF)で電子データ化される。
図6は、図5の「キーワード文字列設定」ボタン504が押下されることにより表示されるキーワード設定画面の一例を示す図である。
OKボタン601は、キーワード設定画面で設定した内容で設定を確定するためのボタンである。キャンセルボタン602は、設定内容を破棄するボタンである。OKボタン601もしくは、キャンセルボタン602を押下すると図5の画面に戻る。
文字の種類603は、キーワード文字の種類を選択するリストボックスである。文字の種類603は、「数字のみ」、「英数字」から一つを選択可能である。文字数604は、キーワード文字列の文字数を設定するエディットボックスである。設定可能な文字数は最大16文字である。入力時の表示605は、キーワード文字列の入力時に表示する文字列を設定するエディットボックスである。設定可能な文字数は最大64文字である。
図7は、図5の「アドレス帳から選択」ボタン510が押下されることにより表示されるアドレス選択画面の一例を示す図である。
OKボタン701は、このアドレス選択画面で設定した内容でアドレス選択を確定するためのボタンである。キャンセルボタン702は、このアドレス選択画面で設定した内容を破棄するボタンである。OKボタン701、もしくは、キャンセルボタン702が押下されると図5の画面に戻る。尚、OKボタン701を押下すると選択したアドレスが、図5の送信先509に反映される。
種類703と表示切替ボタン704は、アドレス選択を行うアドレス帳を決定するためのものである。種類703は、リストボックスであり「ベストメンバー」、「短縮ダイヤル」(不図示)のどちらか一方を選択できる。「ベストメンバー」と「短縮ダイヤル」(不図示)は、共にアドレス帳であり、Eメールアドレスやファイルのアップロード先(サーバ名とフォルダ)等のアドレスが登録されている。表示切替ボタン704は、アドレス選択を行うアドレス帳を決定するボタンである。表示切替ボタン704が押下されると、種類703で選択したアドレス帳の名称705が表示される。また、そのアドレス帳の名称705のアドレス帳のアドレス一覧706が表示される。
アドレス帳の名称705は、アドレス帳の名称が表示される表示領域で、ここでは「ベストメンバー」が表示されている。アドレス一覧706は、「ベストメンバー」のアドレス帳に登録されているアドレスの一覧が表示される領域であり、各アドレスの情報は、選択、番号、種類、名称、宛先により構成される。各アドレスの選択は、各アドレスに設けられたチェックボックスによりなされる。但し、ここでチェックボックスは、チェック可能チェックボックスとチェック不可能チェックボックスの2種類のうちどちらかが表示される。番号は、アドレスの管理番号が表示される。種類は、アイコンが表示される領域であり、アイコンはアドレスの種類により異なる。名称は、そのアドレスに付与した名称を表示する。宛先は、アドレスを表示する。
次に、チェック可能チェックボックスとチェック不可能チェックボックスの表示について補足する。
図7は、図5の送信種別506で「ファイル」が選択された状態である。図7では、送信種別が「Eメール」のアドレスが2件、「ファイル」のアドレスが2件登録されている「ベストメンバー」のアドレス帳からアドレスを選択する場合の表示例を示す。ここで送信種別506と種類が一致しているアドレスには、チェック可能チェックボックスが表示される。具体的には、番号「01」と番号「02」のアドレスに対してはチェック不可能チェックボックスが表示されており、番号「03」と番号「04」のアドレスに対してはチェック可能チェックボックスが表示されている。
以上の説明を基に、実施形態における「紹介状」ボタン304の設定をまとめると以下のようになる。「紹介状」ボタンは、図5において、ボタン名501は「紹介状」、ファイル名502は「ボタン名」、チェックボックス503はチェック済でキーワードが設定されている。そして振り分け505は「振り分けする(ファイルとフォルダ)」、送信種別506は「ファイル」に設定されている。更にキーワードに関しては、図6において、文字の種類603は「数字のみ」、文字数604は「7」、入力時の表示605は「患者番号を入力してください」が設定されている。さらに、この「紹介状」ボタン304には、図7において、番号「03」の宛先「¥¥ファイルサーバ¥紹介状」が設定されている。
図8は、送信種別506が「Eメール」の場合の、ボタンの設定及び編集を行うボタン編集画面の一例を示す図である。この画面は、図5の画面で切替ボタン507が押下されることにより表示される。図8では、「申請書A」ボタンの設定を例にして説明する。
OKボタン801、キャンセルボタン802、送信種別506は図5と同様であるため説明は省略する。送信設定508は、「Eメール」送信に必要な設定項目である。複数の設定項目が存在するが、実施形態に関係する項目に絞って説明を行う。送信先803、追加ボタン804、送信先一覧805、「アドレス帳から選択」ボタン806、「To/Cc/Bccの切替」ボタン807、削除ボタン808は、送信種別506が「Eメール」の場合における、送信先に関する設定である。
送信先803と追加ボタン804は、新規宛先を送信先一覧805に設定する場合に用いる。送信先803は、エディットボックスであり、PC104のキーボード(不図示)によりメールアドレスを入力可能である。追加ボタン804は、送信先803に入力されたメールアドレスを送信先一覧805に設定する場合に押下する。
送信先一覧805は、メールアドレス単位で選択可能なテキスト表示領域である。送信先一覧805には、Eメール送信時のフィールド名とメールアドレスが表示される。Eメール送信時のフィールド名は、To,Cc,Bccの3つのうちいずれかが表示される。尚、送信先一覧805へのメールアドレス追加時のフィールド名の初期値はToである。
「アドレス帳から選択」ボタン806は、アドレス帳からアドレスを選択する場合に押下するボタンである。「アドレス帳から選択」ボタン806を押下すると、アドレス選択画面(図7)が表示される。アドレス帳選択画面(図7)でアドレスが選択されると、送信先一覧を表示するテキストボックス805に表示される。
「To/Cc/Bccの切替」ボタン807は、フィールド名を変更する場合に押下するボタンである。送信先一覧805にてアドレスを選択し、「To/Cc/Bccの切替」ボタン807を押下すると、フィールド名の初期値をTo→Cc→Bcc→Toの順番で循環して切り替えることができる。
削除ボタン808は、送信先一覧805から、選択したアドレスを削除するボタンである。送信先一覧805からアドレスを選択して削除ボタン808を押下すると、その選択したアドレスが送信先一覧805から削除される。ファイル形式809は、図5のファイル形式511と同様であるため説明を省略する。
図9は、送信種別506が「USBメモリ」の場合の、ボタンの設定及び編集を行うボタン編集画面の一例を示す図である。図9では、「申請書B」ボタンの設定を例にして説明する。
OKボタン801、キャンセルボタン802、送信種別506は、図5と図8と同様であるため説明は省略する。送信設定508は、「USBメモリ」送信に必要な設定項目である。複数の設定項目が存在するが、実施形態に関係する項目に絞って説明を行う。送信種別506が「USBメモリ」の場合、画像データはUSBメモリ(外部記憶装置222)に保存される。そのため、送信設定508には、送信先に関する設定が表示されない。ファイル形式901は、図5のファイル形式511と同様であるため、その説明を省略する。
図10、図11、図12は、アドレス登録画面の一例を示す図である。これら画面は、PC104からブラウザで画像形成装置101にHTTP接続することでPC104の表示装置(不図示)に表示される。
図10は、ベストメンバーのアドレス帳に新規にアドレスを登録する画面の一例を示す図である。
アドレス帳選択領域1001は、アドレスを登録するアドレス帳を選択する領域である。アドレス帳選択領域1001には、「ベストメンバー」と「短縮ダイヤル」の2つのアドレス帳が表示されており、どちらか一つを選択可能である。図10、図11、図12では、アドレス帳として「ベストメンバー」が選択されているとして説明する。
「登録する宛先の種類」1002は、登録するアドレスの種類を選択する領域である。図10では、「Eメール」と「ファイル」のうちどちらか一つが選択可能であり、この選択はラジオボタンで行う。OKボタン1003は、アドレスの詳細情報を入力するときに押下するボタンである。「ファイル」が選択された状態でOKボタン1003を押下すると図11が表示される。「Eメール」が選択された状態でOKボタン1003を押下すると図12が表示される。キャンセルボタン1004は設定内容を破棄し、アドレス帳登録をキャンセルするときに押下するボタンである。
図11は、図10の画面で宛先(出力先)の種類が「ファイル」に設定されたときのアドレス登録画面の一例を示す図である。
アドレス帳表示領域1100は、アドレスを登録するアドレス帳を表示する領域である。図11では、「ベストメンバー」が選択されている。1101は、ファイルの詳細設定を設定する領域である。ファイルの詳細設定1101には、1102~1109までの設定が含まれる。
番号1102は、「ベストメンバー」のアドレス帳の一意の管理番号である。名称1103は、アドレスの名称を設定するエディットボックスで、ここでは「紹介状2」が設定されている。プロトコル1104は、リストボックスで、送信に使うプロトコルを選択する。プロトコル1104は、SMB,FTP,WebDAVの3種類の中から一つが選択可能である。図11においては、SMBが選択されている。ホスト名1105は、送信するホスト名を設定するエディットボックスである。IPアドレス解決可能なサーバ名もしくはIPアドレスを入力する。ここでは「ファイルサーバ」が指定されている。「フォルダへのパス」1106は、ホスト名1105で指定されたサーバのどのフォルダを送信先に設定するかを指定するエディットボックスで、ここでは「紹介状2」のフォルダが指定されている。ユーザ名1107は、ホスト名1105で指定したサーバにアクセスするためのユーザ名を設定するエディットボックスである。ここでは「iryou01」が指定されている。チェックボックス1108は、ホスト名1105で指定したサーバにアクセスするときにパスワードを使う場合にチェックする。チェックボックス1108がチェックされると、ホスト名1105で指定したサーバにアクセスするときに、パスワード1109で設定したパスワードを用いる。パスワード1109は、ホスト名1105で指定したサーバにアクセスするためのパスワードを設定するエディットボックスである。OKボタン1110は、この画面で設定した内容でボタン設定を確定するボタンである。OKボタン1110が押下されると確定した設定が、画像形成装置101のストレージ214に保存される。キャンセルボタン1111は、設定内容を破棄するボタンである。
図12は、図10の画面で宛先の種類が「Eメール」に設定されたときのアドレス登録画面の一例を示す図である。
アドレス帳表示領域1200は、アドレスを登録するアドレス帳を表示する領域である。図12では、「ベストメンバー」が選択されている。1201は、Eメールの詳細設定を設定する領域である。1201には、1202~1204までの設定が含まれる。番号1202は、「ベストメンバー」のアドレス帳の一意の管理番号である。名称1203は、アドレスの名称を設定するエディットボックスで、ここでは「紹介状2」が設定されている。Eメールアドレス1204は、送信するEメールアドレスを設定するエディットボックスである。OKボタン1205は、この画面で設定した内容でボタン設定を確定するためのボタンである。OKボタン1205が押下されると、画面で設定した内容が画像形成装置101のストレージ214に保存される。キャンセルボタン1206は、この画面で設定した内容を破棄するボタンである。
図13は、従来の画像形成装置において、読取部で読み込んだ原稿の画像データを送信するときの画面の遷移を説明する図である。図13で説明する画面は、画像形成装置のタッチパネルに表示される画面である。
ユーザは、原稿を読取部に設置した後、ホーム画面1301のスキャンボタン301を押下する。すると、スキャンの種類を選択する画面1302が表示される。スキャンの種類を選択する画面1302には、「Eメール」、「ファイル」、「USBメモリ」の3つの選択肢が表示される。ユーザは、画像データをUSBメモリ(外部記憶装置222)に保存したい場合は、「USBメモリ」を選択する。画像データをメールサーバ103にEメールで送信したい場合は「Eメール」を選択する。また画像データをファイルサーバ102やオンラインストレージ106に送信したい場合は、「ファイル」を選択する。図13では、ユーザが「ファイル」を選択したとして説明する。
画面1302でユーザが「ファイル」を選択すると、宛先を指定する画面1303が表示される。この宛先を指定する画面1303は、「宛先設定」と「送信設定」とを含んでおり、「宛先設定」では送信先に関する設定を行う。「送信設定」では、原稿の読み取りサイズや画像データのフォーマットなどの画像データに関する設定を行う。
画面1303では、キーボードから送信先に関する設定を入力したり、アドレス帳から送信先を選択したりすることが可能である。画面1303で「キーボード入力」が選択されるとキーボード画面1307が表示され、ユーザはその画面1307に表示されたキーボードを使用して宛先を入力できる。キーボードを使用して宛先を指定する場合は、図11のプロトコル1104、フォルダへのパス1106、ユーザ名1107、パスワード1109の設定も行うが図13では記載を省略する。
一方、画面1303で「アドレス帳」が選択されるとキーボード画面1308が表示され、ユーザはその画面1308に表示されたアドレス帳の一覧から所望のアドレス帳を選択して宛先を指定できる。
画面1303で「送信設定」が選択されると「送信設定」画面1304が表示される。画面1304では、「読取サイズ」「ファイル形式」「濃度」「ファイル名」を設定できる。「ファイル名」が選択されると、キーボード画面1309が表示され、ユーザはその画面1309に表示されたキーボードを使用してファイル名を入力できる。
画面1303で、ユーザが宛先を指定すると「白黒スタート」ボタン1305又は「カラースタート」ボタン1306が押下が可能となる。「白黒スタート」ボタン1305は、原稿をグレイスケールで画像データ化する時に押下するボタンであり、「カラースタート」ボタン1306は、原稿をカラーで電子データ化する時に押下するボタンである。ユーザが、宛先を指定する画面で宛先を指定し、「白黒スタート」ボタン1305或いは「カラースタート」ボタン1306を押下すると、読取部216による原稿の読み取りが開始され、画像データが指定された宛先に送信される。
図13の画面の遷移において、患者番号を付与したファイル名で画像データを送信する場合や、患者番号のフォルダを指定して画像データを送信する場合は、ユーザは多くの画面操作を行う必要がある。例えば、患者番号を付与したファイル名で画像データを送信する場合は、「送信設定」画面1304を表示する画面操作を行った後にファイル名を入力しなければならない。また、患者番号のフォルダを指定して画像データを送信する場合は、画面1303を表示する画面操作を行った後に、キーボード入力を使って、サーバ名、プロトコル、患者番号のフォルダ、ユーザ名、パスワードを入力する必要がある。もしくは、図11のアドレス帳登録画面を用いて、フォルダへのパス1106に患者番号を設定したアドレスを作成しておく必要がある。いずれにしても、図13の標準画面フローでは、患者毎に異なる患者番号を使ったファイル名や送信先を設定するには多くの手間がかかる。
図14は、実施形態に係る画像形成装置101において、紹介状ボタン304が押下されたときの画面の遷移を説明する図である。図14は、図13と同様に、読取部で読み込んだ原稿の画像データを送信する場合のフローを説明する図であり、図14に示す画面は、操作部218のタッチパネル300に表示される画面である。
ユーザは、原稿を読取部216に設置した後、ホーム画面の紹介状ボタン304を押下する。紹介状ボタン304の設定は図4~図9を参照して説明した通りである。紹介状ボタン304を押下すると、紹介状ボタン画面1400が表示され、図6の「入力時の表示」605で設定された「患者番号を入力してください」というメッセージ1404と、患者番号入力ボックス1401が表示される。ユーザが「いいえ」ボタン1403を押下するとホーム画面に戻る。ユーザが「はい」ボタン1402を押下すると、患者番号(図14では「0123456」)が、文字の種類603と文字数604の条件を満たしている場合は、読取部216による原稿の読み取りが開始され画像データが送信される。そうでない場合は、原稿の読み取りは開始されない。
このように図13の例と比較すると明らかなように、患者の紹介状を読み取って登録する際のユーザの手間が大きく軽減されることになる。
図15は、実施形態に係る画像形成装置101による、図14の画面遷移に伴う処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU211がROM212或いはストレージ214からRAM213に展開したプログラムを実行することにより達成される。
図15(A)は、紹介状ボタン304が押下されることにより原稿(紹介状)を読み取って、その画像データを指定された宛先に送信する処理の全体を説明するフローチャートである。
まずS1501でCPU211は、ユーザが、ホーム画面の紹介状ボタン304を押下したかどうか判定し、紹介状ボタン304が押下されたと判定するとS1502に進み、そうでない場合はS1501に留まる。S1502でCPU211は、タッチパネル300に、紹介状ボタン画面1400を表示してS1503に進む。S1503でCPU211は、ユーザが紹介状ボタン画面1400で「いいえ」ボタン1403を押下したかどうか判定し、「いいえ」ボタン1403が押下されるとタッチパネル300にホーム画面を表示してS1501に戻る。一方、「いいえ」ボタン1403が押下されないときはS1504に進み、ユーザが「はい」ボタン1402を押下して、患者番号入力ボックス1401に患者の番号が入力されているかどうか判定する。このとき、ユーザが入力した患者番号(図14では「0123456」)の文字が、図6の文字の種類603と文字数604の条件を満たしているか否かも判定する。ここで患者の番号が入力されていて、かつ、その条件を満たしている場合はS1505に進むが、そうでない場合はS1503に戻る。
S1505でCPU211は、読取部216に置かれた原稿(紹介状)を、前述のボタン編集画面で設定された読取設定に従って読み取ってS1506に進む。S1506でCPU211は、「紹介状」ボタン304に関連付けて設定されている各種設定に従い、読み込んだ原稿の画像データを電子ファイル化してS1507に進む。
S1507でCPU211は、フォルダとファイル構成の決定処理を実行する。このS1507の処理の詳細は図15(B)のフローチャートを参照して後述する。次にS1508に進みCPU211は、「紹介状」ボタン304に関連付けて設定されている設定に従って、そのファイルを指定された宛先に送信する。こうして送信が完了すると、この処理を終了する。S1508の処理は、図17のフローチャートを参照して後述する。
図15(B)は、図15(A)のS1507のフォルダとファイル構成の決定処理を説明するフローチャートである。
S1510でCPU211は、図5の振り分け505の設定を取得してS1511に進む。S1511でCPU211は、その振り分け505の設定が「振り分けする(フォルダ)」もしくは「振り分けする(ファイルとフォルダ)」かどうか判定し、そうであればS1512に進み、そうでないときはS1514に進む。
S1512でCPU211は、ストレージ214の一時保存領域のルートフォルダに、ユーザが入力した患者番号(「0123456」)のフォルダ名のフォルダを作成してS1513に進む。尚、一時保存(テンポラリ)領域のルートフォルダは、ストレージ214のファイルシステムのルートフォルダではない。実施形態では、ファイルシステムの¥tmpが、このテンポラリ領域のルートフォルダとして割り当てられているとして説明する。
次にS1513に進みCPU211は、このテンポラリ領域のルートフォルダの下に作成した患者番号(「0123456」)のフォルダ名のフォルダを基本フォルダに決定してS1515に進む。S1515でCPU211は、このテンポラリ領域のルートフォルダを基本フォルダに決定してS1516に進む。S1515の処理の詳細は、図16のフローチャートを参照して後述する。そしてS1516でCPU211は、画像データを基本ファイル名で基本フォルダに保存して処理を終了する。ここで基本フォルダとは、実施形態において、ファイル送信処理(S1508)の基準となるフォルダである。
図18(A)は、実施形態に係る画像形成装置101で作成される基本フォルダを説明する図である。
「フォルダ振り分け」が「しない」場合は、テンポラリ領域のルートフォルダが基本フォルダとなる。一方、「フォルダ振り分け」が「する」場合は、テンポラリ領域のルートフォルダに作成された患者番号で表されるフォルダ名のフォルダが基本フォルダとなる。例えば、図18(A)の例では、その基本フォルダの名称は、\temp\0123456となる。
図16は、図15(B)のS1515の基本ファイル名の決定処理を説明するフローチャートである。
先ずS1601でCPU211は、図5のファイル名502の設定を取得してS1602に進む。S1602でCPU211は、キーワード利用のチェックボックス503の設定を取得してS1603に進む。S1603でCPU211は、送信設定508のファイル形式を取得してS1604に進む。図5の例では、ファイル名502の設定は「ボタン名」、チェックボックス503はチェック済、ファイル形式には、PDFが設定されている。
次にS1604に進みCPU211は、振り分け505の設定が「振り分けする(ファイル)」又は「振り分けする(ファイルとフォルダ)」かどうか判定し、そうであればS1605に進む。一方、そうでないときはS1607に進む。S1605でCPU211は、チェックボックス503がチェックされていてキーワード使用する設定かどうか判定し、そうであればS1606に進むが、そうでないときはS1607に進む。S1606でCPU211は、RAM213に「患者番号を含める」フラグの領域を確保し、そのフラグを「する」を示す設定にしてS1608に進む。一方、S1607でCPU211は、RAM213に「患者番号を含める」フラグの領域を確保し、そのフラグを「しない」を示す設定にしてS1608に進む。
S1608でCPU211は、ファイル名502の設定が「ボタン名」かどうか判定し、そうであれS1609に進むが、そうでなければS1610に進む。S1609でCPU211は、RAM213に「ボタン名を含める」フラグの領域を確保し、そのフラグを「する」を示す設定にしてS1611に進む。一方、S1610でCPU211は、RAM213に「ボタン名を含める」フラグの領域を確保し、そのフラグを「しない」を示す設定にしてS1611に進む。
S1611でCPU211は、現在の日時を取得してS1612に進む。実施形態では、「2017年6月1日12時00分00秒」が取得されたとして説明する。次にS1612に進みCPU211は、以上の情報に基づいて基本ファイル名を作成する。
ここで基本ファイル名は、「患者番号を含める」フラグ、「ボタン名を含める」フラグ、送信設定508のファイル形式、現在の日時に基づいて決定される。
図18(B)は、実施形態に係る画像形成装置101で作成される基本ファイル名を説明する図である。
ここではファイル名に「患者番号を含める」かどうか、また「ボタン名を含める」かどうか、の各設定に応じて、生成される基本ファイルのファイル名が異なる。「患者番号を含める」と「ボタン名を含める」の両方が「しない」場合は、そのファイル名は、例えば、1801のように、そのファイルが作成された日時を含むファイル名となる。また「患者番号を含める」だけが「する」の場合は、1802のように、日時を含むファイル名の先頭に、その患者番号が付与されたファイル名となる。更に、また「ボタン名を含める」だけが「する」の場合は、1803のように、日時を含むファイル名の先頭に、そのボタン名(「紹介状」)が付与されたファイル名となる。そして1804のように、「患者番号を含める」と「ボタン名を含める」がともに「する」の場合は、日時を含むファイル名の先頭に、その患者番号とボタン名が付与されたファイル名となる。
図17は、図15(A)のS1508のファイル送信処理を説明するフローチャートである。
S1701でCPU211、送信種別506の設定を取得してS1702に進む。S1702でCPU211は、送信種別506の設定が「ファイル」かどうか判定し、そうであればS1704に進むが、そうでなければS1703に進む。S1703でCPU211は、送信種別506の設定が「USBメモリ」かどうか判定し、そうであればS1705に進み、そうでなければS1707に進む。S1704でCPU211は、送信先509の設定を取得してS1705に進む。S1705でCPU211は、送信先が「ファイル」の場合、ストレージ214の一時保存領域の基本フォルダと基本ファイルの構成を維持したまま、ネットワークを経由して送信先にコピーする。
具体的には、実施形態の「紹介状」ボタン304の場合は、「¥¥ファイルサーバ¥紹介状」のディレクトリにフォルダ名「0123456」のフォルダを作成し、そこに「0123456_紹介状_20170601120000.pdf」をコピーする。尚、送信先が「USBメモリ」の場合は、ストレージ214の一時保存領域の基本フォルダと基本ファイルの構成を維持したまま、USBメモリのルートディレクトリにコピーする。こうしてコピーが完了すると、S1706に進む。S1706でCPU211は、ストレージ214の一時保存領域の基本フォルダと基本ファイルを削除して、この処理を終了する。
またS1707は、送信種別506の設定が「Eメール」の場合であるためCPU211は、図8の送信先一覧805の設定を取得してS1708に進む。S1708でCPU211は、ストレージ214の一時保存領域の基本フォルダと基本ファイルの構成を維持したまま、電子メールに添付可能な1つのファイルにする。この1つのファイルにする場合は、ZIPなどのアーカイバを使って容量を圧縮してもよい。S1708で1つのファイルにする処理が完了するとS1709に進む。S1709でCPU211は、S1708で作成した一時保存領域の基本フォルダと基本ファイルの構成を維持したままのファイルを電子メールに添付し、送信先一覧805の宛先にメール送信する。こうしてメール送信が完了するとS1706に進む。
以上説明したように実施形態によれば、ユーザが、所望のボタンを押下して、所定の情報(例えば患者番号)を入力するだけで、原稿の読み取り、得られた原稿の画像データの出力先への出力処理を、画像データを管理し易い形式で実行することができる。具体的には、画像データのファイル名やフォルダの名称に、ユーザが入力した識別情報を自動的に付与することで、原稿の画像データ化の業務や管理を効率化することができる
尚、上述の実施形態では、画像形成装置101におけるボタン設定などの各種設定操作を、PC104が遠隔で行うとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば図4~図12に示すような画面を画像形成装置101の操作部の表示部に表示し、ユーザがその画面を操作して、上述した各種設定を行うようにしても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…ネットワーク、101…画像形成装置、102…ファイルサーバ、103…メールサーバ、104…PC、105…インターネット、106…オンラインストレージ

Claims (13)

  1. 情報処理装置であって、
    画面に表示されたボタンを介してユーザの指示を受け付ける操作手段と、
    前記ボタンに対応する処理を実行するための設定を登録する登録手段と、
    前記ユーザの指示を受け付けた前記ボタンに対して前記登録手段に登録されている設定に基づいて、前記ボタンに対応する機能により生成した画像データに付与する識別情報の入力をユーザに促す入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記識別情報が付与された前記画像データを、前記登録手段に前記ボタンに対応して登録されている前記設定に対応する宛先に出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ボタンに対応する処理は、原稿を読み取る処理と、前記原稿を読み取って得られた画像データを出力する出力処理とを含み、
    前記登録手段により登録された前記設定は、前記読み取る処理のための読取設定と、前記出力処理のための出力設定を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力設定は、前記画像データの出力先、前記画像データのファイルの名称、或いは前記画像データを保存するフォルダの名称に前記識別情報を付与するか否かの設定を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力処理は、前記画像データを電子ファイルに変換して保存する処理、前記画像データのファイルを電子メールに添付して送信する処理、前記画像データのファイルを外部記憶装置に保存する処理の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力処理が、前記画像データを電子ファイルに変換して保存する処理、又は、前記画像データのファイルを外部記憶装置に保存する処理の場合、前記画像データのファイルの名称或いは前記画像データのファイルを保存するフォルダの名称は、前記出力設定に従って決定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記画像データのファイルの名称は、更に、当該ファイルを作成した日時を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力設定は、前記画像データのファイルの名称に、更に、前記出力処理に対応する前記ボタンの名称を含めるか否かの設定を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  8. 前記読取設定は、前記原稿のサイズ、カラー或いは白黒、前記画像データのファイル形式を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記登録手段による登録は、前記情報処理装置とブラウザで接続された外部装置から行われることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記登録手段は、更に、前記識別情報の文字数と文字の種類を指定する設定を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記登録手段は、更に、前記識別情報の入力をユーザに促すために前記入力手段で表示されるメッセージの設定を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 情報処理装置を制御する制御方法であって、
    操作手段が、画面に表示されたボタンを介してユーザの指示を受け付ける操作工程と、
    登録手段が、前記ボタンに対応する処理を実行するための設定を登録する登録工程と、
    入力手段が、前記ユーザの指示を受け付けた前記ボタンに対して前記登録工程で登録されている設定に基づいて、前記ボタンに対応する機能により生成した画像データに付与する識別情報の入力をユーザに促す入力工程と、
    出力手段が、前記入力工程で入力された前記識別情報が付与された前記画像データを、前記登録工程で前記ボタンに対応して登録されている前記設定に対応する宛先に出力する出力工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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