JP2023107995A - 時間に敏感な通信サービスを開始する方法、端末、ネットワークノード及びコンピュータプログラム - Google Patents

時間に敏感な通信サービスを開始する方法、端末、ネットワークノード及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本開示の実施例は時間に敏感な通信サービスを開始する方法、端末及び記憶媒体を提供する。【解決手段】該方法は端末により実行され、かつ、ネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信し、前記リクエスト情報は前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含み;前記ネットワークノードからレスポンス情報を受信し、前記レスポンス情報は変更後の前記時間パラメータを含み;及び、前記レスポンス情報に基づいて前記時間に敏感な通信サービスを行うステップを含む。【選択図】図2

Description

本出願は、2019年9月27日に中国専利局に出願した、出願番号が201910932087.9、発明の名称が「端末が実行する方法及び対応する端末、コンピュータ可読記憶媒体」である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。
本開示は、無線通信の分野に関し、特に、時間に敏感な通信サービス(業務)を開始(発起)する方法、端末及び記憶媒体に関する。
従来の通信システムに比べて、5G通信システムのコアネットワークアーキテクチャは大きく変わっている。具体的には、従来の通信システムのコアネットワークにおけるモビリティ管理実体(Mobility Management Entity、MME)がコントロールプレーン機能(Control Plane Function、CPF)実体により置換されており、例えば、その機能は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function、AMF)実体と、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)実体とに分解されている。さらに、従来の通信システムのコアネットワークにおけるサービングゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)及びPDNゲートウェイ(PDN GateWay、PGW)はユーザープレーン機能(User Plane Function、UPF)実体により置き換えられている。
また、5G通信システムには、高い時間精度を必要とする産業オートメーション製造アプリケーションをサポートするために、時間に敏感なネットワーク(Time Sensitive Networking、TSN)における時間に敏感な通信(Time Sensitive Communication、TSC)が導入されている。具体的には、5G通信システムは、TSNにおける1つのイーサネットブリッジ(Ethernet Bridge)としてTSNに統合することができる。このような場合、5G通信システムにおける端末は、デバイス側TSNトランスレータ(Device-Side TSN Translator、DS-TT)によってTSNにおける1つ又は複数の装置と通信を行い、5G通信システムにおけるUPF実体は、ネットワーク側TSNトランスレータ(NetWork-side TSN Translator、NW-TT)によってTSNと接続され、かつTSNネットワーク側からTSCサービスを開始する。
また、5G通信システムは、端末が1つの新しいサービスを開始することをサポートし得るが、該新しいサービスは非TSCサービスである。つまり、5G通信システムは、端末がTSCサービスを開始することをサポートしない。
従来技術に存在する欠点を克服するために、本開示の実施例は、少なくとも、時間に敏感な通信サービスを開始する方法、端末及び記憶媒体を提供することを課題とする。
本開示の1つの側面によれば、時間に敏感な通信サービスを開始する方法が提供され、該方法は端末により実行され、かつ
ネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信し、そのうち、前記リクエスト情報は前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含み;
前記ネットワークノードからレスポンス情報を受信し、そのうち、前記レスポンス情報は変更後(変更済み)の前記時間パラメータを含み;及び
前記レスポンス情報に基づいて前記時間に敏感な通信サービスを行うステップを含む。
本開示のもう1つの側面によれば、時間に敏感な通信サービスを開始する方法が提供され、該方法はネットワークノードにより実行され、かつ
端末から、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を受信し、そのうち、前記リクエスト情報は前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含み;
ネットワーク制御器に前記リクエスト情報を送信し;
前記ネットワーク制御器からレスポンス情報を受信し、そのうち、前記レスポンス情報は変更後の前記時間パラメータを含み;及び
前記端末に前記レスポンス情報を送信し、前記端末に、前記レスポンス情報に基づいて前記時間に敏感な通信サービスを行わせるステップを含む。
本開示のもう1つの側面によれば、時間に敏感な通信サービスを開始する端末が提供され、該端末は、
ネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信するように構成される送信ユニットであって、そのうち、前記リクエスト情報は前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含む、送信ユニット;
前記ネットワークノードからレスポンス情報を受信するように構成される受信ユニットであって、そのうち、前記レスポンス情報は変更後の前記時間パラメータを含む、受信ユニット;及び
前記レスポンス情報に基づいて前記時間に敏感な通信サービスを行うように構成される処理ユニットを含む。
本開示のもう1つの側面によれば、時間に敏感な通信サービスを開始するネットワークノードが提供され、該ネットワークノードは、
端末から、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を受信するように構成される受信ユニットであって、そのうち、前記リクエスト情報は前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含む、受信ユニット;及び
ネットワーク制御器に前記リクエスト情報を送信するように構成される送信ユニットを含み、
前記受信ユニットはさらに、前記ネットワーク制御器からレスポンス情報を受信するように構成され、そのうち、前記レスポンス情報は変更後の前記時間パラメータを含み、
前記送信ユニットはさらに、前記端末に前記レスポンス情報を送信するように構成される。
本開示のもう1つの側面によれば、処理器及び記憶器を含む端末が提供され、そのうち、前記記憶器にはコンピュータ実行可能なプログラムが記憶されており、前記処理器は前記コンピュータ実行可能なプログラムを実行することで、上述の実施例に記載の時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実現するために用いられる。
本開示のもう1つの側面によれば、処理器及び記憶器をネットワークノードが提供され、そのうち、前記記憶器にはコンピュータ実行可能なプログラムが記憶されており、前記処理器は前記コンピュータ実行可能なプログラムを実行することで、上述の実施例に記載の時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実現するように構成される。
本開示のもう1つの側面によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ指令が記憶されており、前記コンピュータ指令は1つ又は複数の処理器により実行されるときに、上述の実施例に記載の時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実現することができる。
本開示の実施例における時間に敏感な通信サービスを開始する方法、端末、ネットワークノード及びコンピュータ可読記憶媒体によれば、端末は、ネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信することができ、該リクエスト情報は、該時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含んでも良く、ネットワークノードは、リクエストを受信した後に端末にレスポンス情報を返すことができ、該レスポンス情報は、変更後の時間パラメータを含み得る。これにより、端末は、該レスポンス情報に基づいて時間に敏感な通信サービスを行うことで、端末が時間に敏感な通信サービスを開始することを実現し得る。
以下、図面と併せて本開示の実施例についてより詳細に説明することで、本開示の上述及び他の目的、特徴及び利点をより明らかにする。図面は、本開示の実施例への更なる理解を提供するために用いられ、かつ明細書の一部を構成し、本開示の実施例とともに本開示を解釈するために用いられるが、本開示を限定しない。図面では、同じ参照符号は、別段の説明がない限り、同じ部品又はステップを表す。
本開示の実施例における、時間に敏感な無線通信システムのアーキテクチャを示す図である。 本開示の実施例における、時間に敏感な通信サービスを開始する方法のフローチャートである。 本開示の実施例における、時間に敏感な通信サービスを開始するもう1つの方法のフローチャートである。 本開示の実施例における、時間に敏感な無線通信システムにおいて時間に敏感な通信サービスを開始する方法の例示的なフローチャートである。 本開示の実施例における、時間に敏感な無線通信システムにおいて時間に敏感な通信サービスを開始する方法のもう1つの例示的なフローチャートである。 本開示の実施例における端末の構成を示す図である。 本開示の実施例におけるネットワークノードの構成を示す図である。 本開示の実施例における装置のアーキテクチャを示す図である。
本開示の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下、図面を参照しながら本開示の例示的な実施例を詳細に説明する。図面では、同じ参照符号は終始、同じ素子を表す。なお、ここで説明される実施例は例示過ぎず、本開示の範囲を限定するものと解釈されてはならない。また、ここで記載される端末は様々な類型のユーザ端末(User Equipment、UE)、例えば、移動端末又は固定端末を含んでも良い。便宜のため、以下、UEと端末を同じ意味で使用する場合がある。
まず、図1を参照する。それは、本開示の実施例における、時間に敏感な無線通信システムのアーキテクチャを示す図である。該時間に敏感な無線通信システムは5Gシステムを含んでも良く、任意の他の類型の無線通信システム、例えば、6G通信システムなどを含んでも良い。以下、5Gシステムを例にとって本開示の実施例を説明するが、理解すべきは、以下の説明は他の類型の無線通信システムに適用することもできるということである。また、該時間に敏感な無線通信システムはさらに、時間に敏感なネットワーク(Time Sensitive Networking、TSN)を含んでも良い。
具体的には、図1に示すように、時間に敏感な無線通信システム100は、UE 101、(無線)アクセスネットワーク((Radio) Access Network、(R)AN)102、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function、AMF)実体103、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)実体104、ユーザープレーン機能(User Plane Function、UPF)実体105、時間に敏感なネットワークTSN 106、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)実体107、アプリケーション機能(Application Function、AF)実体108、UE 101に対応するサービストランスレータ109、端末ステーション(end station)110、UPF実体105に対応するサービストランスレータ111などを含む。
本開示の実施例において、(R)AN 102は、基地局により構成されるアクセスネットワークであり得る。ここでの基地局は、任意の類型の基地局、例えば、5G基地局又は従来の通信システムにおける基地局であっても良い。また、AMF実体103は、UEのアクセス認証、移動管理、登録管理、接続管理、合法的リスニングをサポートすることができ、伝送UEとSMF実体との間のセッション管理情報などをサポートすることもできる。SMF実体104はセッション管理をサポートすることができ、そのうち、該セッション管理はセッションの確立、変更及びリリースを含み得る。UPF実体105はデータパケットのルーティング機能を有しても良く、例えば、TSN 106からデータパケットを取得し、(R)AN 102にデータパケットなどを送信することができる。PCF実体107は、例えば、ネットワーク動作を管理するための統一されたポリシーフレームワークをサポートし、コントロールプレーンを制御するためのポリシールールを提供することができる。AF実体108は、サービスパス(経路)へのアプリケーションの影響、ポリシー制御のための測定フレームワークとの相互影響などをサポートすることができる。UE 101に対応するサービストランスレータ109は、時間に敏感なサービストランスレータ、例えば、デバイス側TSNトランスレータ(Device-Side TSN Translator、DS-TT)であり得る。DS-TTは、ジッターを消去するための保持(ホールド)及び転送機能、リンク層接続発見及び報告などをサポートすることができる。UPF実体105に対応するサービストランスレータ111も、時間に敏感なサービストランスレータ、例えば、ネットワーク側TSNトランスレータ(NetWork-side TSN Translator、NW-TT)であり得る。NW-TTはDS-TTと同様であり、ジッターを消去するための保持及び転送機能、リンク層接続発見及び報告などをサポートすることもできる。
また、UE 101はUuインターフェースにより(R)AN 102に接続され、N1インターフェースによりAMF実体103に接続され得る。(R)AN 102はN2インターフェースによりAMF実体103に接続され、N3インターフェースによりUPF実体105に接続され得る。UPF実体105はN4インターフェースによりSMF実体104に接続され、N6インターフェースによりTSN 106に接続され得る。SMF実体104はNsmf、NpcfインターフェースによりPCF実体107に接続され得る。AMF実体103はNamf、NpcfインターフェースによりPCF実体107に接続され得る。PCF実体107はN5インターフェースによりAF実体108に接続され得る。なお、3GPP(登録商標)標準仕様では、ここで言及される各種のインターフェースが既に定義されているので、ここではその詳しい説明を省略する。また、UE 101はDS-TTにより端末ステーション110と通信することができ、UPF実体105はNW-TTによりTSN 106と通信することができる。
また、図1に示す例において、NW-TTはUPF実体105に集積されている。しかし、本開示の実施例はこれに限定されない。例えば、NW-TT及びUPF実体105は互いに独立した2つの装置であっても良い。
また、上述した各実体は1つ又は複数のサーバーであり得る。本開示の実施例において、“実体(entity)”はノードと称されても良い。便宜のために、以下、実体とノードを同じ意味で使用する場合がある。
本開示の実施例において、端末はネットワークノード(例えば、AMF実体)に、その時間に敏感な通信(Time Sensitive
Communication、TSC)サービスに対してのリクエスト情報を送信することができ、該リクエスト情報は該TSCサービスの時間パラメータを含んでも良い。ネットワークノードは該リクエスト情報を受信した後に端末にレスポンス情報を返すことができ、該レスポンス情報は変更後(変更済み)の時間パラメータを含んでも良く、これにより、端末は該レスポンス情報に基づいてTSCサービスを行うことで、端末がTSCサービスを開始することを実現し得る。本開示の実施例において、TSCサービスはTSNサービスと称されても良い。
以下、図2を参照して、本開示の実施例における、時間に敏感な通信サービスを開始する方法について説明し、該方法は端末により実行される。図2は本開示の実施例における、時間に敏感な通信サービスを開始する方法200のフローチャートである。図2に示すように、ステップS201において、端末はネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信する。
本開示の一例によれば、ステップS201におけるリクエスト情報は第一情報及び第二情報を含んでも良く、そのうち、該第一情報は時間に敏感な通信サービスに関する時間に敏感な属性(attribute)の情報であっても良く、該第二情報は時間に敏感な通信サービスの、サービス品質フロー(QoS Flow)への要求情報であっても良い。
該例において、第一情報は時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含み得る。例えば、時間パラメータは少なくとも、時間に敏感な通信サービスの開始時間、時間に敏感な通信サービスにおけるデータの伝送周期、及び時間に敏感な通信サービスの、時間精度への要求を含んでも良い。TSCサービスの開始時間は1つの期間であって良い。代替として、TSCサービスの開始時間は1つの特定の時点であって良い。TSCサービスにおけるデータの伝送周期はTSCサービスにおけるデータパケットの送信又は受信周期、例えば、5msであって良い。TSCサービスの、時間精度への要求は事前設定のレベル、例えば、ナノ秒レベルであって良い。TSCサービスの開始時間が期間であり、かつ時間精度がナノ秒である例において、TSCサービスの開始時間は例えば、午前9時00分000000001ナノ秒乃至9時10分000000001ナノ秒であり得る。TSCサービスの開始時間が特定の時点であり、かつ時間精度がナノ秒である例において、TSCサービスの開始時間は例えば、午前9時00分000000001ナノ秒であっても良い。
該例において、第一情報はさらに時間に敏感な通信サービスの標識(ID(識別子))を含んでも良い。該TSCサービスの標識はTSCサービスのサービス類型(type)を標識するために用いられ得る。代替として、該TSCサービスの標識は複数のTSCサービスのうちの1つの特定のTSCサービスを標識するために用いることができる。代替として、該TSCサービスの標識はTSCサービスのサービス類型だけでなく、複数のTSCサービスのうちの1つの特定のTSCサービスをも標識するために用いられ得る。例えば、該TSCサービスの標識は該TSCサービスのID(Identification)であっても良い。該例により、ネットワーク側は端末が開始するサービスの類型を認識することができ、さらに、端末が開始する各TSCサービスを認識することもでき、これにより、ネットワーク側の、端末が開始するサービスに対してのサポート能力を決定することができる。
本開示の実施例において、第一情報はさらにTSCサービス要件情報と称されても良い。本開示の実施例において、特定のフォーマットを用いてTSCサービス要件情報に対してカプセル化を行うことができる。例えば、該特定のフォーマットはTSCセッション要件コンテナ(TSC Session Requirement
Container)であっても良い。このような場合、TSCセッション要件コンテナはTSCサービス要件情報を含み得る。
該例において、第二情報はTSCサービスに対応するQoSフローの設定情報、例えば、5G QoSフロー伝送処理スカラーの標識(5G QoS Identifier、5QI)、保証フロービットレート(Guaranteed Flow Bit Rate、GFBR)、最大フロービットレート(Maximum Flow Bit Rate、MFBR)、パケットフィルター(packet filter)などのパラメータを記述するために用いられ得る。該第二情報は3GPP(登録商標)標準仕様に定義されている「リクエストされるQoSフロー記述」(Requested QoS flow descriptions)であっても良い。端末は、TSCサービスを開始した後に、第二情報に基づいて、TSCサービスに対応するサービスフロー(TSCサービスフローと略称されても良い)を既に確立された1つのQoSフローにマッピングすることができ、あるいは、第二情報に基づいて、1つの新しいQoSフローを確立し、そして、TSCサービスフローをこの新しく確立したQoSフローにマッピングすることができる。
本開示のもう1つの例によれば、ステップS201におけるリクエスト情報はさらに第三情報を含んでも良く、そのうち、該第三情報は、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、デバイス側TSCサービストランスレータ(DS-TT))においてTSCサービスをサポートし得るポートに関する情報であっても良い。第三情報は、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)においてTSCサービスをサポートし得るポートセット、ポート標識(例えば、ポートナンバー(port number))、ポートがサポートし得る情報の容量、ポート遅延などのうちの少なくとも1つを含んでも良い。なお、ここでの“ポートセット”は1つ又は複数のポートを含み得る。
本開示の実施例において、第三情報はさらに、端末により提供されるポート管理情報と称されても良い。本開示の実施例において、特定のフォーマットを用いて、端末により提供されるポート管理情報に対してカプセル化を行うことができる。例えば、該特定のフォーマットはポート管理情報コンテナ(Port Management Information Container)であっても良い。このような場合、ポート管理情報コンテナは、端末により提供されるポート管理情報を含み得る。
なお、上述したTSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述及びポート管理情報は、符号化された後にネットワークノードに送信することができる。具体的には、符号化のプロセスにおいて、端末はそれぞれ、TSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述及びポート管理情報を符号化することができる。何故ならば、各種の端末の、異なるサービスに対するサポート能力が異なり、例えば、或る端末がTSCサービス及び非TSCサービスの両方をサポートし得るが、或る端末が非TSCサービスのみをサポートし得るからである。よって、TSCサービスに関する情報(例えば、TSCサービス要件情報)は独立して符号化することができる。このような方式により、時間に敏感な無線通信システムの、各種の端末に対しての互換性を向上させ、情報処理の複雑度を低減することができる。
また、本開示の実施例において、端末は1つのシグナリングにより、上述したTSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述及びポート管理情報をネットワークノードに送信することができる。このような方式により、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングのインタラクションを減少させ、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングの最適化を実現し、シグナリングのオーバーヘッドを低減することができる。なお、本開示の実施例はこれに限定されない。例えば、端末は複数のシグナリングにより、それぞれ、上述したTSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述及びポート管理情報をネットワークノードに送信しても良い。例えば、端末は第一シグナリングによってTSCサービス要件情報をネットワークノードに送信し、第二シグナリングによって、リクエストされるQoSフロー記述をネットワークノードに送信し、また、第三シグナリングによってポート管理情報をネットワークノードに送信することができる。
再び図2を参照する。ステップS202において、端末はネットワークノードからレスポンス情報を受信する。
本開示の一例によれば、ステップS202におけるレスポンス情報は変更後の時間パラメータを含んでも良い。端末により提供される時間パラメータがTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求を含む例において、ネットワーク側はTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求のうちの1つ又は複数を変更することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは変更後の開始時間、変更後のデータ伝送周期、及び変更後の時間精度のうちの1つ又は複数を含み得る。
例えば、ネットワーク側はTSCサービスの開始時間のみを変更することができる。端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間が1つの期間である例において、ネットワーク側は、該期間内の1つの時点をTSCサービスの開始時間として指定することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは指定された時点を含み得る。ネットワーク側は、TSCサービスの標識に基づいて、このTSCサービスを認識することができないと決定するときに、TSCサービスにおけるデータの伝送周期及びTSCサービスの、時間精度への要求を変更せず、TSCサービスの開始時間のみを変更しても良く、例えば、該期間内の1つの時点をTSCサービスの開始時間として指定することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは指定された時点を含み得る。しかし、端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間が特定の時点である例において、ネットワーク側はTSCサービスの開始時間を変更しなくても良い。
また、例えば、ネットワーク側は、TSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求の三者を変更することもできる。例えば、ネットワーク側は、TSCサービスの標識に基づいて、TSCサービスを認識することができると決定するときに、TSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求の三者を変更することができる。
端末により提供される時間パラメータの中の未変更のパラメータも変更後の時間パラメータに含まれ得る。つまり、端末により提供される時間パラメータの中の幾つかのパラメータがネットワーク側で変更されないときに、変更後の時間パラメータは依然としてこれらのパラメータのオリジナル値を含み得る。
本開示のもう1つの例によれば、ステップS202におけるレスポンス情報はさらに、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)において前記時間に敏感な通信サービスを行うためのポートを指示するための情報を含んでも良い。例えば、該情報は、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートセット及びポート標識を含んでも良い。
該例において、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートは、少なくとも、端末により提供される時間パラメータに基づいて決定することができる。具体的には、端末により提供される時間パラメータ及びポート管理情報に基づいて、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。例えば、端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間及びポート管理情報に基づいて、TSCサービスの開始時間においてTSCサービスを行うポートセット及び対応するポートの標識を決定することで、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。
本開示の実施例において、端末に対応するサービストランスレータにおいて前記時間に敏感な通信サービスを行うためのポートを指示するための情報はTSCポート管理情報(TSC Port Management Information)と称されても良く、即ち、ネットワーク側で提供されるポート管理情報である。本開示の実施例において、特定のフォーマットを用いて、ネットワーク側で提供されるポート管理情報に対してカプセル化を行うことができる。例えば、該特定のフォーマットは上述したポート管理情報コンテナ(Port Management Information Container)であっても良い。
本開示のもう1つの例によれば、ステップS202におけるレスポンス情報はさらにTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)を含んでも良い。TSCAIは、TSCサービスの方向(例えば、上りリンク又は下りリンク)を指示する情報、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスにおけるデータの到達時間などのうちの1つ又は複数を含んでも良い。
該例において、ネットワーク側で提供される時間パラメータ(即ち、変更後の時間パラメータ)に基づいてTSCAIを生成することができる。例えば、ネットワーク側で提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間に基づいて、TSCAIの中のTSCサービスにおけるデータの到達時間を決定することができる。該例により、通信システムはTSCAIに基づいて、TSCサービスに対して時間が正確な伝送制御を行うことができる。
再び図2を参照する。ステップS203において、端末は前記レスポンス情報に基づいて前記時間に敏感な通信サービスを行う。具体的には、端末はレスポンス情報に基づいて、ネットワーク側で該端末のために決定されるTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求を決定し、そして、これに基づいてTSCサービスを行うことができる。
本実施例の時間に敏感な通信サービスを開始する方法により、端末はネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信することができ、該リクエスト情報は該時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含んでも良く、ネットワークノードはリクエストを受信した後に端末にレスポンス情報を返すことができ、該レスポンス情報は変更後の時間パラメータを含んでも良く、これにより、端末は該レスポンス情報に基づいて時間に敏感な通信サービスを行うことで、端末が時間に敏感な通信サービスを開始することを実現し得る。
以下、図3を参照して、本開示の実施例における、時間に敏感な通信サービスを開始する方法について説明し、該方法はネットワークノードにより実行される。図3は本開示の実施例における、時間に敏感な通信サービスを開始する方法300のフローチャートである。ここでのネットワークノードは図1におけるAMF実体103であっても良い。なお、方法300に基づいて実行される後述の操作の具体的な細部は上述の図2をもとに説明された細部と同じであるので、ここでは重複説明を避けるために同じ細部についての重複説明を省略する。
図3に示すように、ステップS301において、ネットワークノードは端末から、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を受信する。
本開示の一例によれば、ステップS301におけるリクエスト情報は第一情報及び第二情報を含んでも良く、そのうち、該第一情報は時間に敏感な通信サービスに関する時間に敏感な属性の情報であっても良く、該第二情報は時間に敏感な通信サービスの、サービス品質フロー(QoS Flow)への要求情報を含んでも良い。
該例において、第一情報は時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含んでも良い。例えば、時間パラメータは少なくとも、時間に敏感な通信サービスの開始時間、時間に敏感な通信サービスにおけるデータの伝送周期、及び時間に敏感な通信サービスの、時間精度への要求を含んでも良い。TSCサービスの開始時間は1つの期間であっても良い。オプションとして、TSCサービスの開始時間は1つの特定の時点であっても良い。TSCサービスにおけるデータの伝送周期は、TSCサービスにおけるデータパケットの送信又は受信周期、例えば、5msであっても良い。TSCサービスの、時間精度への要求は事前設定のレベル、例えば、ナノ秒レベルであっても良い。TSCサービスの開始時間が期間であり、かつ時間精度がナノ秒である例において、TSCサービスの開始時間は例えば、午前9時00分000000001ナノ秒乃至9時10分000000001ナノ秒であっても良い。TSCサービスの開始時間が特定の時点であり、かつ時間精度がナノ秒である例において、TSCサービスの開始時間は例えば、午前9時00分000000001ナノ秒であっても良い。
該例において、第一情報はさらに、時間に敏感な通信サービスの標識を含んでも良い。例えば、該TSCサービスの標識は該TSCサービスのID(Identification)であり得る。該例により、ネットワーク側は、端末が開始するサービスの類型を認識することができ、さらに、端末が開始する各TSCサービスを認識することもでき、これにより、ネットワーク側の、端末が開始するサービスに対してのサポート能力を決定することができる。
本開示の実施例において、第一情報はさらにTSCサービス要件情報と称されても良い。本開示の実施例において、特定のフォーマットを用いてTSCサービス要件情報に対してカプセル化を行うことができる。例えば、該特定のフォーマットはTSCセッション要件コンテナ(TSC Session Requirement
Container)であっても良い。このような場合、TSCセッション要件コンテナはTSCサービス要件情報を含み得る。
該例において、第二情報はTSCサービスに対応するQoSフローの設定情報、例えば、5G QoSフロー伝送処理スカラーの標識(5G QoS Identification、5QI)、保証フロービットレート(Guaranteed Flow Bit Rate、GFBR)、最大フロービットレート(Maximum Flow Bit Rate、MFBR)、パケットフィルター(packet filter)などのパラメータを記述するために用いられ得る。
本開示のもう1つの例によれば、ステップS301におけるリクエスト情報はさらに第三情報を含んでも良く、そのうち、該第三情報は、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)においてTSCサービスをサポートし得るポートに関する情報であっても良い。第三情報は、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)においてTSCサービスをサポートし得るポートセット、ポート標識(例えば、ポートナンバー(port number))、ポートがサポートし得る情報の容量、ポート遅延などのうちの少なくとも1つを含み得る。
本開示の実施例において、第三情報はさらに、端末により提供されるポート管理情報と称されても良い。本開示の実施例において、特定のフォーマットを使用して、端末により提供されるポート管理情報に対してカプセル化を行うことができる。例えば、該特定のフォーマットはポート管理情報コンテナ(Port Management Information Container)であっても良い。このような場合、ポート管理情報コンテナは端末により提供されるポート管理情報を含み得る。
ステップS301の後に、方法300はステップS302、即ち、ネットワークノードがネットワーク制御器に前記リクエスト情報を送信するステップを含んでも良い。例えば、ネットワークノードは、前記リクエスト情報をネットワーク制御器に透過的に伝送することができ、例えば、ネットワークノードは、前記リクエスト情報の具体的な内容を変更せずに前記リクエスト情報をネットワーク制御器に送信することができる。
具体的には、ネットワークノードは前記リクエスト情報を図1におけるSMF実体104に透過的に送信することができる。その後、SMF実体104は前記リクエスト情報を図1におけるPCF実体107に透過的に送信することができる。それから、PCF実体107は前記リクエスト情報を図1におけるAF実体108に透過的に送信することができる。その後、AF実体108は前記リクエスト情報をネットワーク制御器に透過的に送信することができる。
本開示の実施例において、ネットワーク制御器は時間に敏感なネットワーク制御器であっても良い。例えば、ネットワーク制御器はTSNネットワークにおける中心ネットワーク制御器(Center Network
Controller、CNC)であり得る。IEEE標準仕様ではここで言及されるCNCを既に定義しているから、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS302の後に、方法300はステップS303、即ち、ネットワークノードが前記ネットワーク制御器からレスポンス情報を受信するステップを含んでも良い。例えば、ネットワーク制御器は受信したリクエスト情報に基づいてレスポンス情報を生成し、そして、ネットワークノードにその生成したレスポンス情報を送信することができる。
本開示の一例によれば、ステップS303におけるレスポンス情報は変更後の時間パラメータを含んでも良い。端末により提供される時間パラメータがTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求を含む例において、ネットワーク制御器はTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求のうちの1つ又は複数を変更することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは変更後の開始時間、変更後のデータ伝送周期、及び変更後の時間精度のうちの1つ又は複数を含み得る。
例えば、ネットワーク制御器はTSCサービスの開始時間のみを変更しても良い。端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間が1つの期間である例において、ネットワーク制御器は該期間内の1つの時点をTSCサービスの開始時間として指定することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは指定された時点を含み得る。ネットワーク制御器はTSCサービスの標識に基づいて、このTSCサービスを認識することができないと決定するときに、TSCサービスにおけるデータの伝送周期及びTSCサービスの、時間精度への要求を変更せず、TSCサービスの開始時間のみを変更しても良く、例えば、該期間内の1つの時点をTSCサービスの開始時間と指定することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは指定された時点を含み得る。しかし、端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間が特定の時点である例において、ネットワーク制御器はTSCサービスの開始時間を変更しなくても良い。
また、例えば、ネットワーク制御器はTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求の三者を変更することもできる。例えば、ネットワーク制御器はTSCサービスの標識に基づいて、このTSCサービスを認識することができると決定するときに、TSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求の三者を変更することができる。
本開示のもう1つの例によれば、ステップS303におけるレスポンス情報はさらに、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)において前記時間に敏感な通信サービスを行うためのポートを指示するための情報を含み得る。例えば、該情報は端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートセット及びポート標識を含んでも良い。
該例において、ネットワーク制御器は少なくとも、端末により提供される時間パラメータに基づいて、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。具体的には、ネットワーク制御器は、端末により提供される時間パラメータ及びポート管理情報に基づいて、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。例えば、ネットワーク制御器は、端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間及びポート管理情報に基づいて、TSCサービスの開始時間においてTSCサービスを行うポートセット及び対応するポートの標識を決定することにより、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。
本開示の実施例において、端末に対応するサービストランスレータにおいて前記時間に敏感な通信サービスを行うためのポートを指示するための情報はTSCポート管理情報(TSC Port Management Information)と称されても良く、即ち、ネットワーク制御器により提供されるポート管理情報である。
本開示のもう1つの例によれば、ステップS303におけるレスポンス情報はさらにTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)を含んでも良い。TSCAIは、TSCサービスの方向(例えば、上りリンク又は下りリンク)を指示するための情報、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスにおけるデータの到達時間などのうちの1つ又は複数を含んでも良い。
該例において、ネットワーク制御器は自ら提供する時間パラメータ(即ち、変更後の時間パラメータ)に基づいてTSCAIを生成することができる。例えば、ネットワーク制御器は自ら提供する時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間に基づいてTSCAIの中のTSCサービスにおけるデータの到達時間を決定することができる。該例により、通信システムはTSCAIに基づいてTSCサービスに対して時間が正確な伝送制御を行うことができる。
本開示の実施例において、ネットワーク制御器は1つのシグナリングによって上述した変更済みの時間パラメータ、TSCポート管理情報、及びTSCAIをネットワークノードに送信することができ、その後、ネットワークノードはこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができる。このような方式により、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングのインタラクションを減少させ、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングの最適化を実現し、シグナリングのオーバーヘッドを低減することができる。また、このような方式により、TSCサービスフローに対応するQoSフローの確立とポート管理との間のコラボレーションを実現することで、5Gネットワークの高度なコラボレーションを実現することができる。なお、本開示の実施例はこれに限定されない。例えば、ネットワーク制御器は複数のシグナリングによってそれぞれ上述した変更済みの時間パラメータ、TSCポート管理情報及びTSCAIをネットワークノードに送信しても良く、その後、ネットワークノードはこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができる。例えば、ネットワーク制御器は第四シグナリングによって変更済みの時間パラメータをネットワークノードに送信し、その後、ネットワークノードはこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができ、第五シグナリングによってTSCポート管理情報をネットワークノードに送信し、その後、ネットワークノードはこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができ、また、第六シグナリングによってTSCAIをネットワークノードに送信し、その後、ネットワークノードはこれらの情報をNG
RANに伝送することができる。
ステップS304において、ネットワークノードは前記端末にレスポンス情報を送信する。それ相応に、端末は受信したレスポンス情報に基づいて時間に敏感な通信サービスを行うことができる。具体的には、端末はレスポンス情報に基づいて、ネットワーク側で該端末のために決定されるTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求を決定し、そして、これに基づいてTSCサービスを行うことができる。
本実施例のネットワークノードにより実行される方法によれば、ネットワークノードは端末から、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を受信することができ、該リクエスト情報は該時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含んでも良い。ネットワークノードはリクエスト情報を受信した後に端末にレスポンス情報を返すことができ、該レスポンス情報は変更後の時間パラメータを含んでも良く、これにより、端末は該レスポンス情報に基づいて時間に敏感な通信サービスを行うことで、端末が時間に敏感な通信サービスを開始することを実現し得る。
以下、図4と併せて時間に敏感な無線通信システムにおいて時間に敏感な通信サービスを開始する方法の具体的なフローを説明する。図4は本開示の実施例における時間に敏感な無線通信システムにおいて時間に敏感な通信サービスを開始する方法の例示的なフローチャートである。図4に示す例は、UEの非ローミング、かつ、TSCサービスフローを既に確立された1つのQoSフローにマッピングするシナリオに基づくものである。
図4に示すように、ステップS1において、UEはAMFにPDUセッション変更リクエスト(PDU Session Modification Request)を送信することができ、該PDUセッション変更リクエストは、TSCセッション要件コンテナ(TSC Session Requirement Containerであり、図示のフローにおいてT.S.R.Containerで示される)及びリクエストされるQoSフロー記述(Requested QoS flow descriptions)を含む。
その後、ステップS2において、AMFはNsmfインターフェースによりSMFにPDUセッション_更新SM内容(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext)を送信し、該Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextはN1 SMコンテナ(Container)を含み、該N1 SM ContainerはTSCセッション要件コンテナ及びリクエストされるQoSフロー記述を含む。
その後、ステップS3において、SMFはNpcfインターフェースによりPCFにSMポリシー制御_更新リクエスト(Npcf_SMPolicyControl_Update request)を送信し、該Npcf_SMPolicyControl_Update
requestはTSCセッション要件コンテナ及びリクエストされるQoSフロー記述を含む。
その後、ステップS4において、PCFはAFにポリシー認可_通知(Npcf_PolicyAuthorization_Notify)を送信し、該Npcf_PolicyAuthorization_NotifyはTSCセッション要件コンテナを含む。
その後、ステップS5において、AFはCNCにTSCセッション要件コンテナを通知する。CNCは、受信した情報に基づいて、変更後のTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIを生成することができる。
その後、ステップS6において、CNCはAFに1つのリクエストを送信し、該リクエストは、CNCが生成したTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIを含む。
その後、ステップS7において、AFはN5インターフェースによりPCFにポリシー認可_生成リクエスト(Npcf_PolicyAuthorization_Create
Request)を送信し、該Npcf_PolicyAuthorization_Create Requestは、CNCが生成したTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIを含む。
また、PCFは、ステップS3における“リクエストされるQoSフロー記述”に基づいて、UEのQoSポリシー(Policy)を決定することができる。同時に、AFのステップS7におけるトランザクション(Transaction)IDなどのパラメータに基づいて、ステップS8において、PCFはSMFにSMポリシー制御_更新通知レスポンス(Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotify
response)を送信し、Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotify
responseによりQoSポリシー、TSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIをSMFに送信することができる。
その後、ステップS9において、SMFはAMFに通信メッセージ伝送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を送信し、該Namf_Communication_N1N2MessageTransferはN1 SM
Container及びN2 SM情報を含み、そのうち、N1
SM ContainerはTSCセッション要件コンテナ及びTSCポート管理情報を含み、N2 SM情報はTSCAI情報を含む。具体的には、SMFはQoSポリシーをN2 SMのQoS設定(QoS Profile)にマッピングし、そして、それをTSCAI情報とともにN2 SM情報に含める。また、SMFはQoSポリシーをN1 SMのQoSルール(QoS Rules)にマッピングし、そして、それをTSCセッション要件コンテナ及びTSCポート管理情報とともにN1 SMコンテナ(Container)に含め、その後、AMFに送信する。なお、CNCにより提供されるTSCAIは、外部TSNクロックドメインに基づくパラメータ値であり、SMFはそれを5Gシステムのクロックドメインのパラメータ値に変換する必要がある。3GPP(登録商標)標準仕様ではこの変換プロセスが既に定義されているため、ここではその詳しい説明を省略する。
その後、ステップS10において、AMFはN2インターフェースにより5G RAN(例えば、New Radio RAN (NR RAN))にPDUセッションリソース確立/変更リクエスト(N2 PDU Session Resource
Setup/Modification Request)を送信することができ、該N2 PDU Session
Resource Setup/Modification RequestはQoS設定及びTACAIを含む。
その後、ステップS11において、AMFはUEにPDUセッション変更レスポンス(PDU Session Modification
Response)を送信し、該PDUセッション変更レスポンスはTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びQoSルールを含む。それ相応に、UEは受信した情報に基づいてTSCサービスフローを設定することで、TSCサービスを行うことができる。
なお、上述のステップS6乃至S8において、CNCにより提供されるTSCポート管理情報はUE側のDS-TTにおけるポートの設定情報及びUPF側のNW-TTにおけるポートの設定情報を含んでも良い。しかし、上述のステップS9及びS11において、TSCポート管理情報はUE側のDS-TTにおけるポートの設定情報のみを含んでも良い。便宜のため、上述の図では、UPF側NW-TTにおけるポートの伝送プロセスが示されない。また、SMFはポートナンバー(Port Number)(例えば、ポートのイーサネットMACアドレス)によってDS-TTにおけるポート及びNW-TTにおけるポートを認識することができる。
また、上述のステップにおいて、TSCセッション要件コンテナ及びそれに含まれる各パラメータは、何れも、透過的に、UEからAMFに、AMFからSMFに、SMFからPCFに、PCFからAFに、そして、AFからCNCに伝送される。
以下、図5をもとに時間に敏感な無線通信システムにおいて時間に敏感な通信サービスを開始する方法のもう1つの具体的なフローを説明する。図5は本開示の実施例における時間に敏感な無線通信システムにおいて時間に敏感な通信サービスを開始する方法のもう1つの例示的なフローチャートである。図5に示す例は、UEのローミング、かつTSCサービスフローを既に確立された1つのQoSフローにマッピングするシナリオに基づくものである。
図5に示すように、ステップS1において、UEはAMFにPDUセッション変更リクエスト(PDU Session Modification
Request)を送信することができ、該PDUセッション変更リクエストはTSCセッション要件コンテナ(TSC Session Requirement
Containerであり、図示のフローにおいてT.S.R.Containerで示される)及びリクエストされるQoSフロー記述(Requested QoS flow descriptions)を含む。
その後、ステップS2において、AMFはNsmfインターフェースによりV-SMF(A SMF in the VPLMN(Visited Public Land Mobile Network、訪問先公衆陸上モバイルネットワーク))にPDUセッション_更新SM内容(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext)を送信し、該Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextはTSCセッション要件コンテナ及びリクエストされるQoSフロー記述を含む。
その後、ステップS3において、V-SMFはNsmfインターフェースによりH-SMF(A SMF in the HPLMN(Home Public Land Mobile Network、ホームパブリックランドモバイルネットワーク))にPDUセッション_更新SM内容(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext)を送信し、該Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextはTSCセッション要件コンテナ及びリクエストされるQoSフロー記述を含む。
その後、ステップS4において、H-SMFはNpcfインターフェースによりPCFにSMポリシー制御_更新リクエスト(Npcf_SMPolicyControl_Update request)を送し、該Npcf_SMPolicyControl_Update
requestはTSCセッション要件コンテナ及びリクエストされるQoSフロー記述を含む。
その後、ステップS5において、PCFはAFにポリシー認可_通知(Npcf_PolicyAuthorization_Notify)を送信し、該Npcf_PolicyAuthorization_NotifyはTSCセッション要件コンテナを含む。
その後、ステップS6において、AFはCNCにTSCセッション要件コンテナを通知する。CNCは、受信した情報に基づいて、変更後のTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIを生成することができる。
その後、ステップS7において、CNCはAFに1つのリクエストを送信し、該リクエストは、CNCが生成したTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIを含む。
その後、ステップS8において、AFはN5インターフェースによりPCFにポリシー認可_生成リクエスト(Npcf_PolicyAuthorization_Create
Request)を送信し、該Npcf_PolicyAuthorization_Create Requestは、CNCが生成したTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIを含む。
また、PCFはステップS4における“リクエストされるQoSフロー記述”に基づいて、UEのQoSポリシー(Policy)を決定することができる。同時に、AFのステップS8におけるトランザクション(Transaction)IDなどのパラメータに基づいて、ステップS9において、PCFはH-SMFにSMポリシー制御_更新通知レスポンス(Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotify
response)を送信し、該Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotify
responseによりQoSポリシー、TSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIをH-SMFに送信する。
その後、ステップS10において、H-SMFはV-SMFにSMポリシー制御_更新通知レスポンス(Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotify
response)を送信し、該Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotify
responseによりQoSポリシー、TSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びTSCAIをV-SMFに送信することができる。
その後、ステップS11において、V-SMFはAMFに通信メッセージ伝送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を送信し、該Namf_Communication_N1N2MessageTransferはN1 SM
Container及びN2 SM情報を含み、そのうち、N1
SM ContainerはTSCセッション要件コンテナ及びTSCポート管理情報を含み、N2 SM情報はTSCAI情報を含む。具体的には、V-SMFはQoSポリシーをN2 SMのQoS設定(QoS Profile)にマッピングし、そして、それをTSCAI情報とともにN2 SM情報に含めることができる。また、V-SMFはQoSポリシーをN1 SMのQoSルール(QoS Rules)にマッピングし、そして、それをTSCセッション要件コンテナ及びTSCポート管理情報とともにN1 SMコンテナ(Container)に含め、その後、AMFに送信する。なお、CNCにより提供されるTSCAIは、外部TSNクロックドメインに基づくパラメータ値であり、H-SMFはそれを5Gシステムのクロックドメインのパラメータ値に変換する必要がある。本開示の実施例において、V-SMF及びH-SMFは時間的に同期しても良い。
なお、本開示の実施例はこれに限られない。例えば、V-SMF及びH-SMFは時間上、同期しない可能性もある。例えば、V-SMF及びH-SMFが異なる時間ドメインにある場合、V-SMFは、H-SMFの所在する5Gクロックドメインに基づくTSCAIを、V-SMFの所在する5Gクロックドメインに基づくTSCAIに変換することができる。具体的には、V-SMF及びH-SMFが異なる時間ドメインにある場合、V-SMFは、TSCAIにおける、H-SMFの所在する5Gクロックドメインに基づくパラメータ値を、V-SMFの所在する5Gクロックドメインに基づくパラメータ値に変換することができる。該パラメータ値はTSCAIの中の“TSCサービスにおけるデータの到達時間”であっても良い。つまり、V-SMFがH-SMFから受信するTSCAIの中の“TSCサービスにおけるデータの到達時間”は、H-SMFの所在する5Gクロックドメインに基づいており、V-SMFはそれを、V-SMFの所在する5Gクロックドメインに基づくパラメータ値に変換することができる。
その後、ステップS12において、AMFはN2インターフェースにより5G RAN(例えば、New Radio RAN (NR RAN))にPDUセッションリソース確立/変更リクエスト(N2 PDU Session Resource
Setup/Modification Request)を送信することができ、該N2 PDU Session
Resource Setup/Modification RequestはQoS設定及びTACAIを含む。
その後、ステップS13において、AMFはUEにPDUセッション変更レスポンス(PDU Session Modification
Response)を送信し、該PDUセッション変更レスポンスはTSCセッション要件コンテナ、TSCポート管理情報、及びQoSルールを含む。それ相応に、UEは、受信した情報に基づいてTSCサービスフローを設定することで、TSCサービスを行うことができる。
なお、上述のステップS7乃至S10において、CNCにより提供されるTSCポート管理情報は、UE側のDS-TTにおけるポートの設定情報及びUPF側のNW-TTにおけるポートの設定情報を含み得る。しかし、上述のステップS11及びS13におけるTSCポート管理情報は、UE側のDS-TTにおけるポートの設定情報のみを含んでも良い。便宜のため、上述の図では、UPF側NW-TTにおけるポートの伝送プロセスが示されない。また、H-SMFはポートナンバー(Port Number)(例えば、ポートのイーサネットMACアドレス)によってDS-TTにおけるポート及びNW-TTにおけるポートを認識することができ、かつV-SMF及びAMFによってDS-TTにおけるポートの設定情報をUEに送信し、また、N4インターフェースによってNW-TTにおけるポートの設定情報をH-UPF(a UPF in the HPLMN)に送信することができる。
また、上述のステップにおいて、TSCセッション要件コンテナ及びそれに含まれる各パラメータは、何れも、透過的に、UEからAMFに、AMFからV-SMFに、V-SMFからH-SMFに、H-SMFからPCFに、PCFからAFに、そして、AFからCNCに伝送される。
以上、図4-図5に基づいて、TSCサービスフローを既に確立された1つのQoSフローにマッピングするシナリオの下で、時間に敏感な無線通信システムにおいて時間に敏感な通信サービスを開始する方法の具体的なフローを説明した。しかし、本開示の実施例はこれに限られない。1つの新しいセッション及び新しいQoSフローを確立し、そして、TSCサービスフローを新しく確立したQoSフローにマッピングするシナリオの下で、時間に敏感な無線通信システムは本開示の実施例における時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実現することもできる。具体的には、このような場合、時間に敏感な無線通信システムが本開示の実施例における時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実現する具体的なフローは図4-図5とほぼ同様である。主な相違点は、ステップS1において、UEはAMFにPDUセッション確立リクエスト(PDU Session Establishment
Request)を送信することができ、該PDUセッション確立リクエストはTSCセッション要件コンテナ(TSC Session Requirement
Containerであり、図示のフローにおいてT.S.R.Containerで示される)及びリクエストされるQoSフロー記述(Requested QoS flow descriptions)を含むことにある。このような場合、UEの非ローミング(図4に類似している)及びUEのローミング(図5に類似している)の状態をサポートすることもできる。
以下、図6を参照して、本開示の実施例における、図2に示す時間に敏感な通信サービスを開始する方法に対応する端末を説明する。図6は本開示の実施例における端末600の構成を示す図である。端末600の機能は上述の図2をもとに説明された方法における端末の機能と同じであるので、ここでは便宜のため、同じ内容についての詳細な説明を省略する。図6に示すように、端末600は送信ユニット610、受信ユニット620及び処理ユニット630を含む。送信ユニット610はネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信するように構成され、そのうち、前記リクエスト情報は前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含み。受信ユニット620は前記ネットワークノードからレスポンス情報を受信するように構成され、そのうち、前記レスポンス情報は変更後の前記時間パラメータを含む。処理ユニット630は前記レスポンス情報に基づいて前記時間に敏感な通信サービスを行うように構成される。この3つのユニットに加えて、端末600はさらに他の部品を含んでも良いが、これらの部品は本開示の実施例の内容と直接関連しないので、ここではその図示及び説明を省略する。
本開示の一例によれば、送信ユニット610が送信するリクエスト情報は第一情報及び第二情報を含んでも良く、そのうち、該第一情報は時間に敏感な通信サービスに関する時間に敏感な属性の情報であっても良く、該第二情報は時間に敏感な通信サービスの、サービス品質フロー(QoS Flow)への要求情報であっても良い。
該例において、第一情報は時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含んでも良い。例えば、時間パラメータは少なくとも、時間に敏感な通信サービスの開始時間、時間に敏感な通信サービスにおけるデータの伝送周期、及び時間に敏感な通信サービスの、時間精度への要求を含んでも良い。TSCサービスの開始時間は1つの期間であっても良い。オプションとして、TSCサービスの開始時間は1つの特定の時点であっても良い。TSCサービスにおけるデータの伝送周期はTSCサービスにおけるデータパケットの送信又は受信周期、例えば、5msであっても良い。TSCサービスの、時間精度への要求は事前設定のレベル、例えば、ナノ秒レベルであっても良い。TSCサービスの開始時間が期間であり、かつ時間精度がナノ秒である例において、TSCサービスの開始時間は例えば、午前9時00分000000001ナノ秒乃至9時10分000000001ナノ秒であっても良い。TSCサービスの開始時間が特定の時点であり、かつ時間精度がナノ秒である例において、TSCサービスの開始時間は例えば、午前9時00分000000001ナノ秒であっても良い。
該例において、第一情報はさらに時間に敏感な通信サービスの標識を含んでも良い。該TSCサービスの標識はTSCサービスのサービス類型を標識するために用いられ得る。オプションとして、該TSCサービスの標識は複数のTSCサービスのうちの1つの特定のTSCサービスを標識するために用いられ得る。オプションとして、該TSCサービスの標識はTSCサービスのサービス類型だけでなく、複数のTSCサービスのうちの1つの特定のTSCサービスをも標識するために用いられ得る。該TSCサービスの標識は例えば、該TSCサービスのID(Identification)であっても良い。該例により、ネットワーク側は端末が開始するサービスの類型を認識することができ、さらに、端末が開始する各TSCサービスを認識することもでき、これにより、ネットワーク側の、端末が開始するサービスに対してのサポート能力を決定することができる。
本開示の実施例において、第一情報はさらにTSCサービス要件情報と称されても良い。本開示の実施例において、特定のフォーマットを用いてTSCサービス要件情報に対してカプセル化を行うことができる。例えば、該特定のフォーマットは是TSCセッション要件コンテナ(TSC Session Requirement
Container)であっても良い。このような場合、TSCセッション要件コンテナはTSCサービス要件情報を含み得る。
該例において、第二情報はTSCサービスに対応するQoSフローの設定情報、例えば、5G QoSフロー伝送処理スカラーの標識(5G QoS Identifier、5QI)、保証フロービットレート(Guaranteed Flow Bit Rate、GFBR)、最大フロービットレート(Maximum Flow Bit Rate、MFBR)、パケットフィルター(packet filter)などのパラメータを記述するために用いられ得る。該第二情報は、3GPP(登録商標)標準仕様に定義されている「リクエストされるQoSフロー記述」(Requested QoS flow descriptions)であっても良い。端末はTSCサービスを開始した後に、第二情報に基づいて、TSCサービスに対応するサービスフロー(TSCサービスフローと略称されも良い)を既に確立された1つのQoSフローにマッピングすることができ、あるいは、第二情報に基づいて1つの新しいQoSフローを確定し、そして、TSCサービスフローをこの新しく確立したQoSフローにマッピングすることができる。
本開示のもう1つの例によれば、送信ユニット610が送信するリクエスト情報はさらに第三情報を含んでも良く、そのうち、該第三情報は端末に対応するサービストランスレータ(例えば、デバイス側TSCサービストランスレータ(DS-TT))においてTSCサービスをサポートし得るポートに関連する情報であっても良い。第三情報は、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)においてTSCサービスをサポートし得るポートセット、ポート標識(例えば、ポートナンバー(port number))、ポートがサポートし得る情報の容量、ポート遅延などのうちの少なくとも1つを含んでも良い。なお、ここでの“ポートセット”は1つ又は複数のポートを含んでも良い。
本開示の実施例において、第三情報はさらに、端末により提供されるポート管理情報と称されても良い。本開示の実施例において、特定のフォーマットを使用して、端末により提供されるポート管理情報に対してカプセル化を行うことができる。例えば、該特定のフォーマットはポート管理情報コンテナ(Port Management Information Container)であっても良い。このような場合、ポート管理情報コンテナは端末により提供されるポート管理情報を含み得る。
なお、送信ユニット610は、上述したTSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述、及びポート管理情報に対して符号化を行った後にネットワークノードに送信するができる。具体的には、符号化のプロセスにおいて、送信ユニット610はそれぞれTSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述及びポート管理情報を符号化することができる。何故ならば、各種の端末の、異なるサービスに対してのサポート能力が異なり、例えば、或る端末がTSCサービス及び非TSCサービスの両方をサポートし得るが、或る端末が非TSCサービスのみをサポートし得るからである。よって、TSCサービスに関する情報(例えば、TSCサービス要件情報)は独立して符号化することができる。このような方式により、時間に敏感な無線通信システムの、各種の端末に対しての互換性を向上させ、情報処理の複雑度を低減することができる。
本開示の実施例において、送信ユニット610は1つのシグナリングによって上述したTSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述、及びポート管理情報をネットワークノードに送信し得る。このような方式により、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングのインタラクションを減少させ、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングの最適化を実現し、シグナリングのオーバーヘッドを低減することができる。なお、本開示の実施例はこれに限られない。例えば、送信ユニット610は、複数のシグナリングによって、それぞれ、上述したTSCサービス要件情報、リクエストされるQoSフロー記述及びポート管理情報をネットワークノードに送信しても良い。例えば、送信ユニット610は第一シグナリングによってTSCサービス要件情報をネットワークノードに送信し、第二シグナリングによって、リクエストされるQoSフロー記述をネットワークノードに送信し、また、第三シグナリングによってポート管理情報をネットワークノードに送信するができる。
本開示の一例によれば、受信ユニット620が受信するレスポンス情報は変更後の時間パラメータを含んでも良い。端末により提供される時間パラメータがTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求を含む例において、ネットワーク側はTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期及びTSCサービスの、時間精度への要求のうちの1つ又は複数を変更することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは変更後の開始時間、変更後のデータ伝送周期及び変更後の時間精度のうちの1つ又は複数を含み得る。
例えば、ネットワーク側はTSCサービスの開始時間のみを変換することができる。端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間が1つの期間である例において、ネットワーク側は該期間内の1つの時点をTSCサービスの開始時間として指定することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは指定された時点を含み得る。ネットワーク側はTSCサービスの標識に基づいて、このTSCサービスを認識することができないと決定するときに、TSCサービスにおけるデータの伝送周期及びTSCサービスの、時間精度への要求を変更せず、TSCサービスの開始時間のみを変換することができ、例えば、該期間内の1つの時点をTSCサービスの開始時間として指定することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは指定された時点を含み得る。しかし、端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間が特定の時点である例において、ネットワーク側はTSCサービスの開始時間を変更しなくても良い。
また、例えば、ネットワーク側はTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求の三者を変更することもできる。例えば、ネットワーク側は、TSCサービスの標識に基づいて、TSCサービスを認識することができると決定するときに、TSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求の三者を変更し得る。
端末により提供される時間パラメータの中の未変更のパラメータも変更後の時間パラメータに含まれても良い。つまり、ネットワーク側で端末により提供される時間パラメータの中の幾つかのパラメータに対して変更を行わないときに、変更後の時間パラメータは依然として、これらのパラメータのオリジナル値を含んでも良い。
本開示のもう1つの例によれば、受信ユニット620が受信するレスポンス情報はさらに、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)において前記時間に敏感な通信サービスを行うためのポートの情報を指示するために用いられ得る。例えば、該情報は、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートセット及びポート標識を含んでも良い。
該例において、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートは少なくとも、端末により提供される時間パラメータに基づいて決定され得る。具体的には、端末により提供される時間パラメータ及びポート管理情報に基づいて、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。例えば、端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間及びポート管理情報に基づいて、TSCサービスの開始時間においてTSCサービスを行うポートセット及び対応するポートの標識を決定することができ、これにより、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。
本開示の実施例において、端末に対応するサービストランスレータにおいて前記時間に敏感な通信サービスを行うためのポートを指示するための情報は、TSCポート管理情報(TSC Port Management Information)と称されても良く、即ち、ネットワーク側で提供されるポート管理情報である。
本開示のもう1つの例によれば、受信ユニット620が受信するレスポンス情報はさらに、TSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)を含み得る。TSCAIはTSCサービスの方向(例えば、上りリンク又は下りリンク)を指示する情報、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスにおけるデータの到達時間などのうちの1つ又は複数を含んでも良い。
該例において、ネットワーク側で提供される時間パラメータ(即ち、変更後の時間パラメータ)に基づいてTSCAIを生成することができる。例えば、ネットワーク側で提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間に基づいて、TSCAIの中のTSCサービスにおけるデータの到達時間を決定することができる。該例により、通信システムはTSCAIに基づいて、TSCサービスに対して時間が正確な伝送制御を行うことができる。
本実施例の端末により、端末はネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信することができ、該リクエスト情報は該時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含んでも良く、ネットワークノードはリクエストを受信した後に端末にレスポンス情報を返すことができ、該レスポンス情報は変更後の時間パラメータを含んでも良く、これにより、端末は該レスポンス情報に基づいて時間に敏感な通信サービスを行うことで、端末が時間に敏感な通信サービスを開始することを実現し得る。
以下、図7を参照して、本開示の実施例における、図3に示す時間に敏感な通信サービスを開始する方法に対応するネットワークノードについて説明する。図7は本開示の実施例におけるネットワークノード700の構成を示す図である。ネットワークノード700の機能は上述の図3に基づいて説明された方法におけるネットワークノードの機能と同じであるため、ここでは便宜のため、同じ内容についての詳細的な説明を省略する。図7に示すように、ネットワークノード700は受信ユニット710及び送信ユニット720を含む。受信ユニット710は、端末から、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を受信するために構成され、そのうち、前記リクエスト情報は、前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含む。送信ユニット720はネットワーク制御器に前記リクエスト情報を送信するように構成される。前記受信ユニット710はさらに、前記ネットワーク制御器からレスポンス情報を受信するように構成され、そのうち、前記レスポンス情報は変更後の前記時間パラメータを含む。前記送信ユニット720はさらに、前記端末に前記レスポンス情報を送信するように構成される。なお、この2つのユニットを加えて、ネットワークノード700はさらに他の部品を含んでも良いが、これらの部品は本開示の実施例の内容と直接関連しないので、ここではその図示及び説明を省略する。
本開示の一例によれば、受信ユニット710が受信するリクエスト情報は第一情報及び第二情報を含んでも良く、そのうち、該第一情報は時間に敏感な通信サービスに関する時間に敏感な属性の情報であっても良く、該第二情報は時間に敏感な通信サービスの、サービス品質フロー(QoS Flow)への要求情報であっても良い。
本開示のもう1つの例によれば、受信ユニット710が受信するリクエスト情報はさらに第三情報を含んでも良く、そのうち、該第三情報は、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)においてTSCサービスをサポートし得るポートに関する情報であっても良い。第三情報は、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)においてTSCサービスをサポートし得るポートセット、ポート標識(例えば、ポートナンバー(port number))、ポートがサポートし得る情報の容量、ポート遅延などのうちの少なくとも1つを含んでも良い。なお、ここでの“ポートセット”は1つ又は複数のポートを含み得る。
本開示の実施例において、送信ユニット720は前記リクエスト情報をネットワーク制御器に透過的に伝送することができ、例えば、ネットワークノードは前記リクエスト情報の具体的な内容を変更せずに前記リクエスト情報をネットワーク制御器に送信することができる。
具体的には、送信ユニット720は前記リクエスト情報を図1におけるSMF実体104に透過的に送信することができる。その後、SMF実体104は前記リクエスト情報を図1におけるPCF実体107に透過的に送信することができる。その後、PCF実体107は前記リクエスト情報を図1におけるAF実体108に透過的に送信することができる。その後、AF実体108は前記リクエスト情報をネットワーク制御器に透過的に送信することができる。
本開示の実施例において、ネットワーク制御器は、受信したリクエスト情報に基づいてレスポンス情報を生成し、そして、生成したレスポンス情報をネットワークノードに送信することができる。
本開示の一例によれば、受信ユニット710が受信するレスポンス情報は変更後の時間パラメータを含み得る。端末により提供される時間パラメータがTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求を含む例において、ネットワーク制御器はTSCサービスの開始時間、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスの、時間精度への要求のうちの1つ又は複数を変更することができる。それ相応に、変更後の時間パラメータは変更後の開始時間、変更後のデータ伝送周期、及び変更後の時間精度のうちの1つ又は複数を含み得る。
本開示のもう1つの例によれば、受信ユニット710が受信するレスポンス情報はさらに、端末に対応するサービストランスレータ(例えば、DS-TT)において前記時間に敏感な通信サービスを行うためのポートを指示するための情報を含んでも良い。例えば、該情報は端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うポートセット及びポート標識を含み得る。
該例において、ネットワーク制御器は少なくとも、端末により提供される時間パラメータに基づいて、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。具体的には、ネットワーク制御器は端末により提供される時間パラメータ及びポート管理情報に基づいて端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。例えば、ネットワーク制御器は、端末により提供される時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間及びポート管理情報に基づいて、TSCサービスの開始時間においてTSCサービスを行うポートセット及び対応するポートの標識を決定することができ、これにより、端末に対応するDS-TTにおいてTSCサービスを行うためのポートを決定することができる。
また、本開示のもう1つの例によれば、受信ユニット710が受信するレスポンス情報はさらにTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)を含み得る。TSCAIは、TSCサービスの方向(例えば、上りリンク又は下りリンク)を指示する情報、TSCサービスにおけるデータの伝送周期、及びTSCサービスにおけるデータの到達時間などのうちの1つ又は複数を含んでも良い。
該例において、ネットワーク制御器は自ら提供する時間パラメータ(即ち、変更後の時間パラメータ)に基づいてTSCAIを生成することができる。例えば、ネットワーク制御器は自ら提供する時間パラメータの中のTSCサービスの開始時間に基づいてTSCAIの中のTSCサービスにおけるデータの到達時間を決定することができる。該例により、通信システムはTSCAIに基づいてTSCサービスに対して時間が正確な伝送制御を行うことができる。
本開示の実施例において、ネットワーク制御器は1つのシグナリングによって上述した変更の時間パラメータ、TSCポート管理情報及びTSCAIを受信ユニット710に送信することができ、その後、送信ユニット720はこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができる。このような方式により、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングのインタラクションを減少させ、時間に敏感な無線通信システムにおけるシグナリングの最適化を実現し、シグナリングのオーバーヘッドを低減することができる。また、このような方式により、TSCサービスフローに対応するQoSフローの確立とポート管理との間のコラボレーションを実現することができ、これにより、5Gネットワークの高度なコラボレーションを実現することができる。なお、本開示の実施例はこれに限られない。例えば、ネットワーク制御器は複数のシグナリングによってそれぞれ上述した変更の時間パラメータ、TSCポート管理情報及びTSCAIを受信ユニット710に送信することもでき、その後、送信ユニット720はこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができる。例えば、ネットワーク制御器は第四シグナリングによって変更済みの時間パラメータを受信ユニット710に送信し、その後、送信ユニット720はこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができ、第五シグナリングによってTSCポート管理情報を受信ユニット710に送信し、その後、送信ユニット720はこれらの情報をUE及びそのDS-TTに伝送することができ、また、第六シグナリングによってTSCAIを受信ユニット710に送信し、その後、送信ユニット720はこれらの情報をNG RANに伝送することができる。
本実施例のネットワークノードによれば、ネットワークノードは端末から、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を受信することができ、該リクエスト情報は該時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含み得る。ネットワークノードはリクエスト情報を受信した後に端末にレスポンス情報を返すことができ、該レスポンス情報は変更後の時間パラメータを含んでも良く、これにより、端末は該レスポンス情報に基づいて時間に敏感な通信サービスを行うことで、端末が時間に敏感な通信サービスを開始することを実現し得る。
本開示の実施例は処理器及び記憶器を含む端末を提供し、そのうち、前記記憶器にはコンピュータ実行可能なプログラムが記憶されており、前記処理器は前記コンピュータ実行可能なプログラムを実行することで、上述の実施例に記載の時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実現するように構成される。
本開示の実施例は処理器及び記憶器を含むネットワークノードを提供し、そのうち、前記記憶器にはコンピュータ実行可能なプログラムが記憶されており、前記処理器は前記コンピュータ実行可能なプログラムを実行することで、上述の実施例に記載の時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実現するように構成される。
また、本開示の実施例における装置(例えば、端末、ネットワークノードなど)も図8に示す計算装置のアーキテクチャにより実現され得る。図8は該計算装置のアーキテクチャを示している。図8に示すように、計算装置800はバス810、1つ又は複数のCPU 820、リードオンリーメモリ(ROM)830、ランダムアクセスメモリ(RAM)840、ネットワークに接続される通信ポート850、入力/出力アセンブリ860、ハードディスク870などを含み得る。計算装置800における記憶装置、例えば、ROM 830及びハードディスク870はコンピュータ処理及び/又は通信用の各種のデータ又はファイル及びCPU実行のプログラム指令を記憶し得る。計算装置800はさらにユーザインターフェース880を含んでも良い。もちろん、図8に示すアーキテクチャは例示に過ぎず、異なる装置を実現するときに、実際のニーズに応じて、図8に示す計算装置における1つ又は複数のアセンブリを省略しても良い。
本開示の実施例はコンピュータプログラムプロダクト又はコンピュータプログラムをさらに提供し、該コンピュータプログラムプロダクト又はコンピュータプログラムはコンピュータ指令を含み、該コンピュータ指令はコンピュータ可読記憶媒体に記載されている。コンピュータ装置の処理器はコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ指令を読み取り、処理器は該コンピュータ指令を実行することで、該コンピュータ装置に、上述の各種の実現方式で提供される時間に敏感な通信サービスを開始する方法を実行させることができる。
本開示の実施例はコンピュータ可読記憶媒体として実現することもできる。本開示の実施例におけるコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ可読指令が記憶されている。前記コンピュータ可読指令は1つ又は複数の処理器により実行されるときに、上述の本開示の実施例における方法を実現することができる。前記コンピュータ可読記憶媒体は揮発性記憶器及び/又は不揮発性記憶器を含むが、これに限定されない。前記揮発性記憶器は例えばランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は高速キャッシュ記憶器(cache)などを含み得る。前記不揮発性記憶器は例えばリードオンリーメモリ(ROM)、ハードディスク、フレッシュメモリなどを含み得る。
当業者が理解すべきは、本開示の実施例に披露される内容は様々な変形例及び改良例があるということである。例えば、上述の各種の装置又はアセンブリはハードウェアにより実現されても良く、ソフトウェア、ファームウェア、又は三者のうちの幾つか又は全部の組み合わせにより実現されても良い。
また、本開示の実施例及び特許請求の範囲に示すように、別段の説明がない限りに、“一”、“1つの”、“一種”及び/又は“該”などの用語は、単数のみを指すのではなく、複数をも含む。本開示の実施例に使用される“第一”、“第二”及び類似した用語は、特定の順序、数量又は重要性を表すのではなく、異なる構成部分を区別するために用いられる。同様に、“包括”又は“包含”などの類似した用語は、該用語の前に現れる素子又は部品が該用語の後にリストされる素子又は部品及びその同等のものをカバーするが、他の素子又は部品を除外しないことを意味する。また、“接続”又は“接続”などの類似した用語は、物理的又は機械的接続に限定されず、直接又は間接を問わず、電気的な接続をも含む場合がある。
また、本開示の実施例に使用されるフローチャートは、本開示の実施例における時間に敏感な無線通信システムが実行する操作を説明するために用いられる。理解すべきは、前後の操作が必ずしも順番に実行されるとは限らないということである。代わりに、逆の順序又は同期で各種のステップを処理することができる。同時に、これらのプロセスに他の操作を追加したり、これらのプロセスから1つのステップ又は複数の操作を削除したりすることもできる。
さらに、別段の定義がない限り、ここで使用されるすべての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。また、理解すべきは、通常の辞書で定義されているような用語は、関連技術の文脈での意味と一致する意味を持つものとして解釈されるべきであり、ここで明示的に述べられていない限り、理想的又は極端に形式化された意味で解釈されるべきではないということである。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。

Claims (1)

  1. 端末が実行する、時間に敏感な通信サービスを開始する方法であって、
    ネットワークノードに、時間に敏感な通信サービスに対するリクエスト情報を送信するステップであって、前記リクエスト情報は前記時間に敏感な通信サービスの時間パラメータを含む、ステップ;
    前記ネットワークノードからレスポンス情報を受信するステップであって、前記レスポンス情報は変更後の前記時間パラメータを含む、ステップ;及び
    前記レスポンス情報に基づいて前記時間に敏感な通信サービスを行うステップを含む、方法。
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