JP2023102516A - ロータ及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気飽和状態の発生を抑制することができるロータを提供することを課題とする。【解決手段】ロータは、磁極毎に、d軸を挟んで周方向に対称に設けられ、それぞれ磁石が配置されると共に、径方向外側に位置する第1磁石装填孔と径方向内側に位置する第2磁石装填孔が形成されたロータコアを含む。第1磁石装填孔と第2磁石装填孔とは、第2磁石装填孔に装填された磁石のうちd軸に最も近い位置に配置された磁石において磁化容易方向に沿う当該磁石と第1磁石装填孔に装填された磁石との距離であって、d軸の横断を回避した距離の最大距離をL1、第2磁石装填孔において第2磁石装填孔に装填された磁石のうち最もq軸側に配置された磁石のd軸側端部よりもq軸側に位置する領域と第1磁石装填孔とを結ぶ最小距離をL2としたときに、1.0<L1/L2≦1.7の位置関係を満たす。【選択図】図6

Description

本発明は、ロータ及び回転電機に関する。
ロータに永久磁石を埋め込んで磁極を構成する埋込磁石式の回転電機では、永久磁石によって生成されるマグネットトルクと、ロータコアの磁気異方性に基づいて生成されるリラクタンストルクとの合成トルクが出力トルクとなる。従来、この出力トルクを増加させるため、永久磁石をロータの径方向に沿って二層配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
国際公開第2020/057847号公報 特開2020-137139号公報
回転電機では、車両に搭載されて、登坂走行を行うような場合の大負荷時に磁気飽和が生じ、入力電流に応じた出力トルクが得られない場合がある。特許文献1や特許文献2においてもこのような磁気飽和が生じることがあり、この点において、改良の余地があった。
そこで、本明細書開示の発明は、磁気飽和状態の発生を抑制することができるロータを提供することを課題とする。
本明細書開示のロータは、ステータの内側に回転可能に同心配置され、q軸を挟んで周方向に並ぶ複数の磁極が形成されるロータであって、前記ロータは、前記磁極毎に、径方向に沿って複数層設けられると共に、d軸を挟んで周方向に対称に設けられた磁石装填孔が形成されたロータコアと、前記磁石装填孔内に配置された磁石と、を含み、前記径方向に沿って複数層設けられた前記磁石装填孔に含まれる第1磁石装填孔と、当該第1磁石装填孔よりも径方向内側に位置する第2磁石装填孔とは、前記第2磁石装填孔に装填された磁石のうち、前記d軸に最も近い位置に配置された磁石においてN極からS極へ磁束が流れる方向に沿う当該磁石と前記第1磁石装填孔に装填された磁石との距離であって、前記d軸の横断を回避した距離の最大距離をL1とし、前記第2磁石装填孔において当該第2磁石装填孔に装填された磁石のうち、最も前記q軸側に配置された磁石のd軸側端部よりも前記q軸側に位置する領域と、前記第1磁石装填孔とを結ぶ最小距離をL2とし、前記第2磁石装填孔において当該第2磁石装填孔に装填された磁石のうち、最も前記d軸側に配置された磁石のq軸側端部よりも前記d軸側に位置する領域と、前記第1磁石装填孔との最小距離をL3としたときに、式(1) L3>L2、式(2) 1.0<L1/L2≦1.7の位置関係を満たす。
上記構成のロータにおいて、前記ロータコアは、前記q軸を挟んで隣接する前記第2磁石装填孔間を繋ぐq軸部磁路を有し、前記q軸部磁路の最小幅をqとしたときに、式(3) 1.0<q/L2≦1.2の関係をさらに満たす、態様とすることができる。
上記構成のロータにおいて、一つの前記磁極において、前記第1磁石装填孔は、前記d軸が通過する外側センターブリッジを隔てて前記d軸を挟んで周方向に対称に設けられ、前記第1磁石装填孔のそれぞれに前記磁石が配置された、態様とすることができる。
また、上記構成のロータにおいて、一つの前記磁極において、前記第1磁石装填孔は、前記d軸が通過する一つの孔であり、当該一つの孔には、前記d軸が通過し、矩形を有する一つの前記磁石が配置された、態様とすることができる。
さらに、上記構成のロータにおいて、一つの前記磁極において、前記第1磁石装填孔は、前記d軸が通過する中央装填部と、当該中央装填部の両側にそれぞれ広がる側部装填部を含み、前記中央装填部と、前記側部装填部のそれぞれに、前記磁石が配置された、態様とすることができる。
また、上記構成のロータにおいて、一つの前記磁極において、前記第2磁石装填孔は、前記d軸が通過する内側センターブリッジを隔てて前記d軸を挟んで周方向に対称に設けられ、前記第2磁石装填孔のそれぞれに前記磁石が配置された、態様とすることができる。
さらに、上記構成のロータにおいて、前記磁石は、前記第2磁石装填孔に複数個配置された、態様とすることができる。
また、上記構成のロータにおいて、一つの前記磁極において、前記第2磁石装填孔は、軸方向視において1以上の屈曲点を有する折れ線形状を有し、前記屈曲点の両側の領域にそれぞれ前記磁石が設けられた、態様とすることができる。
さらに、上記のロータにおいて、前記磁石は、軸方向視において湾曲形状を示す形状を有する、態様とすることができる。
本明細書開示の回転電機は、上記構成のロータを備えた態様とすることができる。
本明細書開示の発明は、磁気飽和状態の発生を抑制することができるロータを提供することができる。
図1は実施形態のロータを備えた回転電機を模式的に示す概略構成図である。 図2は実施形態のロータを備えた回転電機の横断面図である。 図3は実施形態のロータの横断面図である。 図4は実施形態のロータにおける主磁束の流れを模式的に示す説明図である。 図5は実施形態のロータにおけるマグネット磁束の流れを模式的に示す説明図である。 図6(A)は実施形態のロータが備えるロータコアにおける距離L1、距離L2、距離L3及び最小幅qを示す説明図であり、図6(B)は内側磁石においてN極からS極へ磁束が流れる方向(磁化容易方向)を示す説明図である。 図7(A)は実施形態のロータにおいて採用される距離L1を示す説明図、図7(B)はd軸を横断する距離L1を例示する説明図である。 図8は実施形態のロータにおいて採用される距離L3を示す説明図である。 図9は他の実施形態のロータにおいて採用される距離L3を示す説明図である。 図10はさらに他の実施形態のロータに採用される距離L3を示す説明図である。 図11は実施形態のロータを備える回転電機が車両に搭載されたときに設定される出力特性の一例を示すグラフである。 図12はロータにおけるL1/L2比率と、車両に搭載された回転電機の大負荷時トルクとの関係を示すグラフである。 図13はロータにおけるL1/L2比率と、車両に搭載された回転電機の低負荷時トルクとの関係を示すグラフである。 図14はL1/L2比率と、車両に搭載された回転電機の大負荷時トルク及び低負荷トルクとの関係を示すグラフである。 図15はロータにおけるq/L2と回転電機のトルクとの関係を示すグラフである。 図16は第1変形例のロータにおいて一つの磁極を形成している部分の周辺を拡大して示す説明図である。 図17は第2変形例のロータにおいて一つの磁極を形成している部分の周辺を拡大して示す説明図である。 図18は第3変形例のロータにおいて一つの磁極を形成している部分の周辺を拡大して示す説明図である。 図19(A)は軸方向視において矩形である磁石を示す説明図であり、図19(B)は軸方向視において湾曲形状を示す磁石を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。
(実施形態)
[回転電機の構成]
図1や図2を参照すると、実施形態のロータ14を備えた回転電機10が模式的に示されている。回転電機10は、ロータコア22の内部に永久磁石32、36が埋め込まれた永久磁石同期型回転電機、いわゆるIPM(Interior Permanent Magnet)モータである。回転電機10は、例えば、電動モータ、又は発電機、さらには、電動モータ及び発電機の両方の機能を有するモータジェネレータとして使用される。回転電機10は、例えば、エンジンと走行用モータとを車両の駆動源として搭載したハイブリッド車両や、電気自動車、燃料電池車等の電動車両の走行モータ、又は、モータジェネレータとして使用される。なお、以下の説明において、「軸方向」、「径方向」、「周方向」とは、それぞれ、ロータ軸方向、ロータ径方向、ロータ周方向を意味するものとする。
回転電機10は、概ね円筒形のステータ12と、このステータ12の内側に同心配置されたロータ14と、ロータ14の中心に固着された回転軸16と、を備えている。ステータ12は、その内周に複数のティース(不図示)が形成された概ね円筒形のステータコア18と、各ティースに巻回されたステータコイル20を有する。ロータ14の外周面とステータ12の内周面との間には、ほぼ均一な距離のギャップGが形成されている。
本実施形態において、ステータ12はU相、V相及びW相の3相からなり、ステータコイル20は分布巻きによって巻回される(不図示)。ステータコア18は、周方向に24個のスロットが設けられ、スロット内にコイルが配置される。すなわち、本実施形態の回転電機10は、8極24スロットのモータを形成している。
ロータ14には、概ね円筒形のロータコア22と、このロータコア22に埋め込まれた永久磁石32、36とにより、磁極24が形成されている。ロータコア22の中心には回転軸16が固着されており、この回転軸16は、軸受け(不図示)により支持され、ロータ14とともに回転する。
図3を参照すると、ロータ14には、q軸を挟んで周方向に等間隔で並ぶ偶数個(図3では、8個)の磁極24が形成されている。偶数個の磁極24の極性は、周方向に交互に反転している。ロータ14が備えるロータコア22には、磁極24毎に、径方向に沿って複数層設けられると共に、d軸を挟んで周方向に対称に設けられた第1磁石装填孔30、第2磁石装填孔34が設けられている。ロータコア22の外側に位置している第1磁石装填孔30には、外側磁石32が一つずつ配置されている。一方、ロータコア22の内側、つまり、第1磁石装填孔30よりも径方向内側に設けられている第2磁石装填孔34には、内側磁石36a、36bが配置されている。本実施形態では、径方向に2層の磁石装填孔が設けられているが、層の数は、3層以上であってもよい。
第1磁石装填孔30は、各磁極において、d軸を挟んで周方向に対称に配置されており、各第1磁石装填孔30は、ロータコア22を軸方向に貫通する孔とされている。各第1磁石装填孔30は、軸方向視では、一方向に長尺な略長方形(矩形)の外形を有している。各第1磁石装填孔30は、中心側から外周縁側に向かうに従ってd軸から離れるように傾斜しており、これにより、二つの第1磁石装填孔30は、図4に示すように略V字状を成している。二つの第1磁石装填孔30の間には、ロータコア22の一部分である外側センターブリッジ50が介在している。
各外側磁石32は、第1磁石装填孔30と同様に、軸方向視で略長方形の外形を有している。また、各外側磁石32は、その厚み方向(短軸方向)に磁化されている。この外側磁石32の幅方向(長軸方向)寸法は、第1磁石装填孔30の幅方向寸法よりも十分に小さくなっている。このため、外側磁石32を第1磁石装填孔30に装填した際、外側磁石32の幅方向両側には、空隙が形成される。この空隙は、磁束の流れを阻害するフラックスバリアとして機能する。
第2磁石装填孔34は、第1磁石装填孔30の径方向内側に設けられており、d軸を挟んで周方向に対称に配置された一対の第2磁石装填孔34は、略V字または略U字を成すよう設けられている。各第2磁石装填孔34は、第1磁石装填孔30と同様に、ロータコア22を軸方向に貫通する孔である。ただし、第2磁石装填孔34は、軸方向視において、1以上の屈曲点40を有する折れ線形状の外形を有している。より具体的に説明すると、本実施形態の第2磁石装填孔34は、屈曲点40から磁極24中心側に延びる中心側部分34cと、屈曲点40からロータ14外周縁に向かって延びる外側部分34oと、を有した略V字の外形を有している。二つの第2磁石装填孔34の間には、ロータコア22の一部分である内側センターブリッジ52が介在している。
第2磁石装填孔34には、二つの内側磁石36が装填されている。二つの内側磁石36は、屈曲点40を挟んで両側に配されている。すなわち第2磁石装填孔34の中心側部分34c及び外側部分34oのそれぞれに一つずつ内側磁石36が装填されている。内側磁石36も、外側磁石32と同様に、軸方向視で略長方形の外形を有しており、その厚み方向(短軸方向)に磁化されている。
図19(A)に、外側磁石32及び内側磁石36の軸方向視の形状を示しているが、このような略長方形(矩形)に替えて、図19(B)に示すような軸方向視で湾曲形状を有する磁石436を用いるようにしてもよい。また、本実施形態における外側磁石32および内側磁石36は、同一形状・同一体積であり、外側磁石32および内側磁石36は、同一組成・同一特性であるが、永久磁石が配置される位置ごとに、異なる形状、体積の磁石を採用してもよい。また、永久磁石が配置される位置ごとに、異なる組成、さらには、異なる特性を有する磁石を採用してもよい。
次に、本実施形態のロータ14に流れる磁束について図4及び図5を参照して説明する。図4は、主磁束46を示す概略図であり、図5はマグネット磁束48を示す概略図である。本実施形態の回転電機10が採用する永久磁石同期型回転電機の出力トルクは、リラクタンストルクとマグネットトルクとの合成トルクとなる。リラクタンストルクは、ステータ12の回転磁界による極とロータ14の突極との吸引力によって生じるトルクである。このリラクタンストルクは、ロータコア22内において、d軸を跨ぐように、略周方向に流れる主磁束46が多いほど増加する。また、マグネットトルクは、ステータ12の回転磁界の極とロータ14の磁極24との吸引および反発によって生じるトルクである。
このマグネットトルクは、ロータコア22内において、各永久磁石32,36を経由しながら流れるマグネット磁束48が多いほど向上する。本実施形態では、第1磁石装填孔30と第2磁石装填孔34を備え、各磁石装填孔に永久磁石32,36を装填した2層構造としているため、一層配置の場合に比べて、永久磁石32,36の数を増やし、マグネット磁束48の総量を増やすことができる。また、本実施形態では、一つの第2磁石装填孔34に二つの外側磁石32を装填している。その結果、一つの第2磁石装填孔34に一つの内側磁石36のみを装填する場合に比べて、永久磁石32,36の数を増やし、マグネット磁束48を増やすことができる。そして、マグネット磁束48が増加することで、回転電機10の出力トルクも向上できる。
しかしながら、磁路を通過することができる磁束の量には上限がある。このため、主磁束46及びマグネット磁束48が増え、その磁路において、磁気飽和が発生すると、効率よく出力トルクを引き出すことができない。また、大負荷時と低負荷時の出力バランスが悪化する可能性がある。そこで、本実施形態では、図6(A)に示すように、内周側磁路60、外周側磁路62及びq軸部磁路64の寸法関係を規定して磁気飽和を抑制し、回転電機10が搭載された車両から要求される所望の出力トルクが得られるようにしている。
ここで、図6(A)を参照すると、内周側磁路60は、各磁極24において、d軸に近い側で第1磁石装填孔30と第2磁石装填孔34とを繋ぐ箇所に形成される磁路である。外周側磁路62は、各磁極24において、q軸に近い側で第1磁石装填孔と第2磁石装填孔とを繋ぐ箇所に形成される磁路である。内周側磁路60と外周側磁路62は、各磁極24においてd軸を挟んで対称に形成されている。また、q軸部磁路64は、q軸を挟んで隣接する第2磁石装填孔34間を繋ぐ箇所に形成される磁路である。
本実施形態の回転電機10が備えるロータ14では、第1磁石装填孔30と第2磁石装填孔34とは、以下の位置関係を有している。
式(1) L3>L2
式(2) 1.0<L1/L2≦1.7
式(3) 1.0<q/L2≦1.2
距離L1は、内側磁石36aにおける磁化容易方向MFDに沿って測定される内側磁石36aと外側磁石32との距離のうちの最大距離である。ここで、第2磁石装填孔34には、内側磁石36aと内側磁石36bが装填されているが、距離L1の測定の対象となるのは、内側磁石36aである。つまり、距離L1は、第2磁石装填孔34に装填された内側磁石36a、36bのうち、d軸に最も近い位置に配置された磁石、つまり、図6(A)に描かれた内側磁石36a、36bのうち、内側磁石36aが対象となる。
ここで、磁化容易方向MFDについて説明する。図6(B)を参照すると、内側磁石36aには短辺方向に沿ってN極及びS極が形成されている。内側磁石36aにおいて、N極からS極へ磁束が流れる方向が磁化容易方向MFDである。図7(A)を参照すると、平行に描かれた複数の破線は、いずれも磁化容易方向MFDを示している。距離L1は、図7(A)に示すように、磁化容易方向FDに沿って測定されている内側磁石36aと外側磁石32との距離のうちの最大距離である。
但し、距離L1は、d軸の横断を回避した範囲内で設定される。一つの磁極24内において、第1磁石装填孔30と第2磁石装填孔34は、d軸を挟んで対称に設けられているが、距離L1は、d軸を跨いで設定されない。例えば、図7(B)に示す両矢印は、d軸よりも右側の領域に設けられている第2磁石装填孔34に装填された内側磁石36aとd軸よりも左側の領域に設けられている第1磁石装填孔30に装填された外側磁石32との間の最大距離を示している。このように、d軸を跨いで測定される距離は、距離L1となることはない。つまり、距離L1は、d軸とq軸とに囲まれた一つの領域内において設定される。なお、図6(A)では、d軸よりも右側の領域において設定された距離L1が矢示によって示されているが、d軸よりも左側の領域においても同様の要領で距離L1が設定されている。この点は、後に説明する距離L2及び距離L3においても同様である。
つぎに、距離L2は、第2磁石装填孔34において、内側磁石36bのd軸側端部よりもq軸側に位置する領域と、第1磁石装填孔30とを結ぶ距離のうちの最小距離である。ここで、第2磁石装填孔34には、内側磁石36aと内側磁石36bが装填されているが、距離L2の測定の対象となるのは、内側磁石36bが装填されている領域である。つまり、距離L2は、第2磁石装填孔34において、装填された内側磁石36a、36bのうち、最もq軸側に配置された内側磁石36bのd軸側端部よりもq軸側に位置する領域と、第1磁石装填孔30とを結ぶ最小距離である。
ここで、図8を参照すると、内側磁石36bの左端が内側磁石36bのd軸側端部に相当し、図8においてd軸側端部は、一点鎖線で示した境界線Ldによって表されている。第2磁石装填孔34において、この境界線Ldよりもq軸側に位置する領域が、距離L2が設定される領域となる。
つぎに、距離L3は、第2磁石装填孔34において、内側磁石36aのq軸側端部よりもd軸側に位置する領域と、第1磁石装填孔30とを結ぶ距離のうちの最小距離である。ここで、第2磁石装填孔34には、内側磁石36aと内側磁石36bが装填されているが、距離L3の測定の対象となるのは、内側磁石36aが装填されている領域である。つまり、距離L3は、第2磁石装填孔34において、装填された内側磁石36a、36bのうち、最もd軸側に配置された内側磁石36aのq軸側端部よりもd軸側に位置する領域と、第1磁石装填孔30とを結ぶ最小距離である。
図8を参照すると、内側磁石36aの右端が内側磁石36aのq軸側端部に相当し、図8においてq軸側端部は、一点鎖線で示した境界線Lqによって表されている。第2磁石装填孔34において、この境界線Lqよりもd軸側に位置する領域が、距離L3が設定される領域となる。従って、図8に示す態様では、例えば、図8中、点線両矢印で示した距離L3´のような距離は、第2磁石装填孔34と第1磁石装填孔30との最短距離を示すものではなく、距離L3とはならない。
距離L3は、第1磁石装填孔30の形状や配置、第2磁石装填孔34の形状や配置に伴って、その設定される位置が変化する。例えば、図9で示す態様のように、第2磁石装填孔34の屈曲の程度が緩やかである場合、図8で示した距離L3に相当する位置の距離L3´は、最短距離ではく、図8で示した例における距離L3´に相当する位置が最短距離となり、距離L3となる。
また、第1磁石装填孔30内に複数の外側磁石32が装填されている場合(図10参照)は、第1磁石装填孔30に装填された磁石のうち、最もd軸側に配置された磁石のq軸側端部よりもd軸側に位置する領域と、上述した第2磁石装填孔34の所定の領域との最短距離が距離L3となる。この点は、距離L2についても同様である。
第2磁石装填孔34は、図8や図9に示すように、中心側部分34cと、屈曲点40からロータ14外周縁に向かって延びる外側部分34oと、を有した略V字の外形を有する態様とすることができる。このときの屈曲点40における角度は適宜設定することができる。また、第2磁石装填孔34は、屈曲点40において、屈曲することなく、中心側部分34cと外側部分34oとが概ね直線状に形成された態様とすることもできる。
なお、第2磁石装填孔34は、境界線Ldよりもq軸側に位置する領域と、境界線Lqよりもd軸側に位置する領域とに分けられるが、境界線Ldと境界線Lqとの間の領域であって、磁石が存在しない空間は、中間フラックスバリアとして機能する。
つぎに、式(1)について説明する。式(1)は、距離L3は、距離L2よりも大きいことを規定している。仮に、距離L3が距離L2よりも小さくなるように設定されていると、距離L3が設定されている箇所において磁気飽和が生じることになる。本実施形態では、このように距離L3が設定されている箇所において磁気飽和が生じることがないように式(1)が設定されている。
つぎに、式(2)及び式(3)が導き出された理由について説明する。図11を参照すると、車両に搭載された回転電機10の常用域におけるモータ回転数とモータトルクとの関係が示されている。回転電機10が搭載された車両では、車両の登坂走行時想定トルクを1.0[P.U.]とし、これに対し、平坦地走行時想定トルクが0.504[P.U.]に設定されている。以下の説明では、このような登坂走行時の出力トルクを大負荷時トルクとし、平坦地走行時の出力トルクを低負荷時トルクと称することとする。
図12を参照すると、L1/L2比率と、大負荷時トルク[P.U.]との関係が示されている。図12は、L1/L2比率が異なる値に設定されたロータ毎に、出力されるトルクの値をプロットする解析シミュレーションによって得られたグラフである。大負荷時トルク[P.U.]は、L1/L2比率と相関性を有しており、L1/L2比率の値が大きくなれば、大負荷トルクが得やすいことがわかる。そして、L1/L2比率が1.0よりも大きければ、所望のトルクである1.00[P.U.]のトルクを得ることができることがわかる。
つぎに、図13を参照すると、L1/L2比率と、低負荷時トルク[P.U.]との関係が示されている。図13は、L1/L2比率が異なる値に設定されたロータ毎に、出力されるトルクの値をプロットする解析シミュレーションによって得られたグラフである。低負荷時トルク[P.U.]は、L1/L2比率と相関性を有しており、L1/L2比率の値が大きくなるに従って、得られるトルクが低下することがわかる。そして、L1/L2比率が1.7よりも大きくなると、所望のトルクである0.504[P.U.]のトルクが得られなくなることがわかる。
このように、L1/L2比率は、大負荷時トルクと低負荷時トルクの双方に影響を及ぼすことがわかる。大負荷時トルクと低負荷時トルクは、マグネットトルクとリラクタンストルクとの比率の変化に伴い、磁気飽和状況が変化することと関係しており、L1/L2比率に対してトレードオフの関係となる。そこで、図14に示すように、一方の縦軸に大負荷時トルクをとり、他方の縦軸に低負荷時トルクをとり、双方の要求を満たすことができるL1/L2比率の範囲を決定する。この結果、双方の要求を満たすことができる範囲は、式(2)で示す1.0<L1/L2≦1.7となる。
つぎに、式(3)について説明する。図15を参照すると、q/L2比率とトルク[P.U.]との関係が示されている。図15は、q/L2比率が異なる値に設定されたロータ毎に、出力されるトルクの値をプロットする解析シミュレーションによって得られたグラフである。トルク[P.U.]は、q/L2比率と相関性を有しており、q/L2比率が一定の範囲にあるときに、所望のトルク、つまり、1.0[P.U.]が得られることがわかる。図15に示すグラフによれば、式(2)に示す1.0<q/L2≦1.25の範囲であれば、1.00[P.U.]のトルクを得ることができる。また、q/L2は、望ましくは、1.0<q/L2≦1.2の関係を満たす態様とすることができる。さらに、q/L2は、q/L2=1.1の関係を満たす態様とすることができる。特に、q/L2=1.1の関係を満たす場合、磁気飽和と磁石漏れ磁束とのバランスが取れた状態であり、得られるトルクが最大となる。
以上のように、式(1)L3>L2を満たす範囲内で、さらに、式(2) 1.0<L1/L2≦1.7、式(3) 1.0<q/L2≦1.25を満たすようにL1、L2及びqを設定することで、所望の出力トルクを得ることができる。具体的に、リラクタンストルクが発揮され易くなり、各磁路の磁気飽和が抑制されて大ルク、高出力が得やすくなる。また、磁気飽和が緩和されることで、高周波成分が低減され、回転電機10における低損失、低トルクリプルを確保することができる。
なお、式(2)だけを満たすロータ14であっても磁気飽和を抑制することができる。式(3)を満たすことで、より効果的に磁気飽和を抑制することができる。この際、式(1)を満たすことで、距離L3が設定されている箇所における磁気飽和の発生を回避することができ、式(2)や式(3)を満たすことによる所望のトルクを得ることができる。
なお、本実施形態において、距離L1は、外側磁石32及び内側磁石36の軸方向視における長辺の長さ及び短辺の長さよりも長い。また、距離L1は、第1磁石装填孔30の長さや、第2磁石装填孔34の中心側部分34cと外側部分34oとを連ねた長さよりも短く、第1磁石装填孔30の幅や、第2磁石装填孔34の幅よりも長い。距離L2は、外側磁石32及び内側磁石36の軸方向視における長辺の長さよりも短く、短辺の長さよりも長い。また、距離L2は、第1磁石装填孔30の長さや、第2磁石装填孔34の中心側部分34cと外側部分34oとを連ねた長さよりも短く、第1磁石装填孔30の幅や、第2磁石装填孔34の幅よりも長い。最小幅qは、外側磁石32及び内側磁石36の軸方向視における長辺の長さ及び短辺の長さよりも広い。また、最小幅qは、第1磁石装填孔30の長さや、第2磁石装填孔34の中心側部分34cと外側部分34oとを連ねた長さよりも短く、第1磁石装填孔30の幅や、第2磁石装填孔34の幅よりも長い。
[効果]
本実施形態のロータ14では、距離L1、距離L2及びq軸部磁路64の最小幅qの関係が式(1) L3>L2、式(2) 1.0<L1/L2≦1.7及び式(3) 1.0<q/L2≦1.2を満たすように設定されている。これにより、磁気飽和状態の発生を抑制することができる。
[変形例]
つぎに、図16から図17を参照して変形例について説明する。以下の説明では、各変形例と、実施形態で説明したロータ14との相違点を中心に説明し、実施形態のロータ14と共通する構成要素については、図面中、同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
<第1変形例>
図16を参照すると、第1変形例のロータ114は、実施形態のロータ14が備える第1磁石装填孔30及び外側磁石32に替えて第1磁石装填孔130及び外側磁石132を備える。実施形態のロータ14では、2つの第1磁石装填孔30がd軸を挟んで周方向に対称に配置されていたのに対し、ロータ114における第1磁石装填孔130は、d軸が通過する一つの孔である。そして、外側磁石132も、d軸が通過し、矩形(略長方形)を有する一つの磁石とされている。
このような形態のロータ114においても、式(1) L3>L2、式(2) 1.0<L1/L2≦1.7及び式(3) 1.0<q/L2≦1.2を満たすように距離L1、距離L2、距離L3及び最小幅qが設定されている。これにより、所望の出力トルクを得ることができる。
<第2変形例>
図17を参照すると、第2変形例のロータ214は、実施形態のロータ14が備える第1磁石装填孔30及び外側磁石32に替えて第1磁石装填孔230及び外側磁石32を備える。第1磁石装填孔230は、d軸が通過する中央装填部230aと、この中央装填部230aの両側にそれぞれ広がる側部装填部230bを含む。そして、中央装填部230aと側部装填部230bのそれぞれに外側磁石32が配置されている。
このような形態のロータ214においても、式(1) L3>L2、式(2) 1.0<L1/L2≦1.7及び式(3) 1.0<q/L2≦1.2を満たすように距離L1、距離L2、距離L3及び最小幅qが設定されている。これにより、所望の出力トルクを得ることができる。
<第3変形例>
図18を参照すると、第3変形例のロータ314は、実施形態のロータ14が備える第2磁石装填孔34及び内側磁石36に替えて第2磁石装填孔334及び内側磁石336a、336b及び336cを備える。実施形態のロータ14では、第2磁石装填孔34は、一つの屈曲点40を備えていたが、ロータ314は、2つの屈曲点340a、340bを備えている。そして、屈曲点340a、340bで屈曲することで形成された領域にそれぞれ内側磁石336a、336b及び336cが配置されている。
このような形態のロータ314においても、式(1) L3>L2、式(2) 1.0<L1/L2≦1.7及び式(3) 1.0<q/L2≦1.2を満たすように距離L1、距離L2、距離L3及び最小幅qが設定されている。これにより、所望の出力トルクを得ることができる。また、q/L2は、望ましくは、1.0<q/L2≦1.2の関係を満たす態様とすることができる。さらに、q/L2は、q/L2=1.1の関係を満たす態様とすることが望ましい。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
10 回転電機 12 ステータ
14、114、214,314 ロータ 16 回転軸
18 ステータコア 20 ステータコイル
22 ロータコア 24 磁極
30、130、230 第1磁石装填孔 32 外側磁石
34、334 第2磁石装填孔
36a、36b、336a、336b、336c 内側磁石
40、340a、340b 屈曲点 46 主磁束
48 マグネット磁束 50 外側センターブリッジ
52 内側センターブリッジ 60 内周側磁路
62 外周側磁路 64 q軸部磁路

Claims (10)

  1. ステータの内側に回転可能に同心配置され、q軸を挟んで周方向に並ぶ複数の磁極が形成されるロータであって、
    前記ロータは、前記磁極毎に、径方向に沿って複数層設けられると共に、d軸を挟んで周方向に対称に設けられた磁石装填孔が形成されたロータコアと、前記磁石装填孔内に配置された磁石と、を含み、
    前記径方向に沿って複数層設けられた前記磁石装填孔に含まれる第1磁石装填孔と、当該第1磁石装填孔よりも径方向内側に位置する第2磁石装填孔とは、
    前記第2磁石装填孔に装填された磁石のうち、前記d軸に最も近い位置に配置された磁石においてN極からS極へ磁束が流れる方向に沿う当該磁石と前記第1磁石装填孔に装填された磁石との距離であって、前記d軸の横断を回避した距離の最大距離をL1とし、
    前記第2磁石装填孔において当該第2磁石装填孔に装填された磁石のうち、最も前記q軸側に配置された磁石のd軸側端部よりも前記q軸側に位置する領域と、前記第1磁石装填孔とを結ぶ最小距離をL2とし、
    前記第2磁石装填孔において当該第2磁石装填孔に装填された磁石のうち、最も前記d軸側に配置された磁石のq軸側端部よりも前記d軸側に位置する領域と、前記第1磁石装填孔との最小距離をL3としたときに、
    式(1) L3>L2
    式(2) 1.0<L1/L2≦1.7
    の位置関係を満たす、
    ロータ。
  2. 前記ロータコアは、前記q軸を挟んで隣接する前記第2磁石装填孔間を繋ぐq軸部磁路を有し、
    前記q軸部磁路の最小幅をqとしたときに、
    式(3) 1.0<q/L2≦1.2
    の関係をさらに満たす、
    請求項1に記載のロータ。
  3. 一つの前記磁極において、前記第1磁石装填孔は、前記d軸が通過する外側センターブリッジを隔てて前記d軸を挟んで周方向に対称に設けられ、前記第1磁石装填孔のそれぞれに前記磁石が配置された、
    請求項1又は2に記載のロータ。
  4. 一つの前記磁極において、前記第1磁石装填孔は、前記d軸が通過する一つの孔であり、当該一つの孔には、前記d軸が通過し、矩形を有する一つの前記磁石が配置された、
    請求項1又は2に記載のロータ。
  5. 一つの前記磁極において、前記第1磁石装填孔は、前記d軸が通過する中央装填部と、当該中央装填部の両側にそれぞれ広がる側部装填部を含み、前記中央装填部と、前記側部装填部のそれぞれに、前記磁石が配置された、
    請求項1又は2に記載のロータ。
  6. 一つの前記磁極において、前記第2磁石装填孔は、前記d軸が通過する内側センターブリッジを隔てて前記d軸を挟んで周方向に対称に設けられ、前記第2磁石装填孔のそれぞれに前記磁石が配置された、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のロータ。
  7. 前記磁石は、前記第2磁石装填孔に複数個配置された、
    請求項5に記載のロータ。
  8. 一つの前記磁極において、前記第2磁石装填孔は、軸方向視において1以上の屈曲点を有する折れ線形状を有し、前記屈曲点の両側の領域にそれぞれ前記磁石が設けられた、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のロータ。
  9. 前記磁石は、軸方向視において湾曲形状を示す形状を有する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のロータ。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のロータを備えた、
    回転電機。
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