JP2023102492A - 電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極タブの動きを抑制できる電池を提供できる。【解決手段】電池10は、複数の正極21および負極22が積層された電極積層体20と、電極積層体20に接続された長手状の正極タブ30および負極タブ40と、電極積層体20を包む外装体50と、を備えている。正極タブ30の一端31側および負極タブ40の一端41側は、外装体50内に収容されている。正極タブ30の他端32側および負極タブ40の他端42側は、外装体50外に突出している。外装体50内では、正極タブ30には、電極積層体20と重なる領域A1と、電極積層体20と重ならない領域A2,A3とがある。正極タブ30の少なくとも一方は、重ならない領域A2,A3の少なくとも一部において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれることで保持されている。【選択図】図3
Description
本開示は、電池に関する。
特許文献1の電気化学素子は、電極及びセパレータを積層した電極組立体と、電極組立体を収容する電池ケースと、を備えている。電極は、電池ケースから突出した電極タブを有している。電極タブにおける電池ケースから露出した部分は、タブホルダーによって固定されている。
特許文献2の電池パックは、単位電池を備えている。単位電池は、積層電極体と、フィルム状外装材から引き出された正極引出タブ及び負極引出タブを有している。単位電池の下端溶着部積層体には、積層体移動抑止部材が装着されている。
特許文献1の電気化学素子では、電極タブの一端(電池ケースに収容される側の端部)が自由端部になっている。そのため、電極タブの一端が動き易くなっている。特許文献2の電池パックでは、外装材の曲げ等によって間接的にタブの振動抑制に寄与する可能性があるが、タブの動きを十分に抑え込めない。
本開示は、電極タブの動きを抑制できる電池を提供することを目的としている。
本開示の電池は、
複数の電極板が積層された電極積層体と、
前記電極積層体に接続された長手状の一対の電極タブと、
前記電極積層体を包む外装体と、を備え、
各前記電極タブの一端側は、前記外装体内に収容されており、
各前記電極タブの他端側は、前記外装体外に突出しており、
前記外装体内では、各前記電極タブには、前記電極積層体と重なる領域と、前記電極積層体と重ならない領域とがあり、
前記電極タブの少なくとも一方は、前記重ならない領域の少なくとも一部において、前記外装体の外側に配されたタブ保持部材によって挟まれることで保持されている。
複数の電極板が積層された電極積層体と、
前記電極積層体に接続された長手状の一対の電極タブと、
前記電極積層体を包む外装体と、を備え、
各前記電極タブの一端側は、前記外装体内に収容されており、
各前記電極タブの他端側は、前記外装体外に突出しており、
前記外装体内では、各前記電極タブには、前記電極積層体と重なる領域と、前記電極積層体と重ならない領域とがあり、
前記電極タブの少なくとも一方は、前記重ならない領域の少なくとも一部において、前記外装体の外側に配されたタブ保持部材によって挟まれることで保持されている。
本開示によれば、電極タブの動きを抑制できる電池を提供できる。
<実施形態1>
本実施形態は、図1に示す電池10に本発明を適用したものである。
本実施形態は、図1に示す電池10に本発明を適用したものである。
(電池の構成)
本実施形態の図1に示す電池10は、例えば二次電池である。電池10は、例えばリチウムイオン電池である。電池10は、電極積層体20(図2参照)と、一対の電極タブ(正極タブ30および負極タブ40)と、外装体50と、複数(本実施形態では8つ)のタブ保持部材60と、を備えている。
本実施形態の図1に示す電池10は、例えば二次電池である。電池10は、例えばリチウムイオン電池である。電池10は、電極積層体20(図2参照)と、一対の電極タブ(正極タブ30および負極タブ40)と、外装体50と、複数(本実施形態では8つ)のタブ保持部材60と、を備えている。
以下の説明では、説明の便宜上、図1-3にあらわれる上下方向をそのまま上下方向として定義するが、電池10の実際の配置状態における上下方向と一致しなくてもよい。
電極積層体20は、電解液とともに外装体50内に封止されている。電極積層体20は、複数の電極板(正極21および負極22)が積層されて構成されている。電極積層体20は、複数枚の正極21と、複数枚の負極22と、複数枚のセパレータ(図示略)と、を有している。1枚の正極21と1枚の負極22との間に1枚のセパレータが介在するように、正極21、負極22、およびセパレータが積層されている。セパレータは、例えば絶縁性を有する微多孔膜によって構成されている。
正極21は、例えばアルミニウム箔などの導電性の板状部材に正極活物質が塗布されて構成されている。正極活物質は、例えばリチウムイオン等の陽イオンを吸蔵及び放出可能な材料である。
正極21の一端部は、平面視で略矩形に突出した形状の正極側接続部21aとされている。正極側接続部21aには、正極活物質が塗布されていない。正極側接続部21aは、外装体50の内部において、複数枚積層された状態で、正極タブ30に電気的に接続されている。
正極21の一端部は、平面視で略矩形に突出した形状の正極側接続部21aとされている。正極側接続部21aには、正極活物質が塗布されていない。正極側接続部21aは、外装体50の内部において、複数枚積層された状態で、正極タブ30に電気的に接続されている。
負極22は、例えば銅箔などの導電性の板状部材に負極活物質が塗布されて構成されている。負極活物質は、例えばリチウムイオン等の陽イオンを吸蔵及び放出可能な材料である。
負極22の一端部は、平面視で略矩形に突出した形状の負極側接続部22aとされている。図2に示されるように、電極積層体20において、負極側接続部22aは、正極側接続部21aの突出方向とは反対側に突出している。負極側接続部22aには、負極活物質が塗布されていない。負極側接続部22aは、外装体50の内部において、複数枚積層された状態で、負極タブ40に電気的に接続されている。
負極22の一端部は、平面視で略矩形に突出した形状の負極側接続部22aとされている。図2に示されるように、電極積層体20において、負極側接続部22aは、正極側接続部21aの突出方向とは反対側に突出している。負極側接続部22aには、負極活物質が塗布されていない。負極側接続部22aは、外装体50の内部において、複数枚積層された状態で、負極タブ40に電気的に接続されている。
外装体50は、可撓性を有するラミネートフィルム、例えば、アルミニウム層を有する樹脂フィルムを用いた袋体である。外装体50は、電極積層体20を包んでいる。外装体50は、第1外装部51と第2外装部52の周縁同士を接合(例えば溶着)して構成されている。
正極タブ30は、長手状の金属である。正極タブ30は、例えば断面形状は矩形とされている。図2の場合には、正極タブ30の上面30Aおよび下面30Bは、側面30C,30Dよりも幅広とされている。正極タブ30の上面30Aには、複数の正極側接続部21aが積層されている。
正極タブ30の一端31は、図3に示すように、外装体50内に収容されている。正極タブ30の他端32は、外装体50外に突出している。正極タブ30の他端32は、外部との電気的な接続部分として利用される。
図2,3に示されるように、外装体50内では、正極タブ30には、電極積層体20と重なる領域A1と、電極積層体20と重ならない領域A2,A3とが存在している。各領域A1,A2,A3は、正極タブ30の一端31側から他端32側の方向に、順に、領域A2、領域A1、領域A3と並ぶように配置されている。領域A1では、積層された複数の正極側接続部21aの下面が、正極タブ30の上面30Aに接合されている。なお、図3では、電極積層体20として、正極側接続部21aが積層されたものが現れている。
負極タブ40は、長手状の金属である。負極タブ40は、例えば断面形状は矩形とされている。図2の場合には、負極タブ40の上面40Aおよび下面40Bは、側面40C,40Dよりも幅広とされている。負極タブ40の上面40Aには、複数の負極側接続部22aが積層されている。
負極タブ40の一端41は、外装体50内に収容されている。負極タブ40の他端42は、外装体50外に突出している。負極タブ40の他端42は、外部との電気的な接続部分として利用される。
図2に示されるように、外装体50内では、負極タブ40には、電極積層体20と重なる領域B1と、電極積層体20と重ならない領域B2,B3とが存在している。各領域B1,B2,B3は、負極タブ40の一端41側から他端42側の方向に、順に、領域B2、領域B1、領域B3と並ぶように配置されている。領域B1では、積層された複数の負極側接続部22aの下面が、負極タブ40の上面40Aに接合されている。
タブ保持部材60は、図1,2に示されるように、上下面に平行な2面を有する立体形状、例えば、直方体の形状とされている。タブ保持部材60は、2個で1組(一対)として用いられる。本実施形態では、タブ保持部材60は4組、8個使用されている。
ここで、タブ保持部材60の配置について説明する。タブ保持部材60のうちの上側の4つは、第1外装部51のうちで、領域A2,A3,B2,B3の上方にあたる位置51Aに配置されている。位置51Aは、電極積層体20において突出した形状を有する正極側接続部21aの付け根である肩部の凹み20Aの上方位置、及び電極積層体20において突出した形状を有する負極側接続部22aの付け根である肩部の凹み20Aの上方位置に相当する。
タブ保持部材60のうちの下側の4つは、図2に示されるように、それぞれ上側の4つのタブ保持部材60と上下方向で重なるように、第2外装部52の下面に配置されている。
タブ保持部材60は、例えば接着剤などによって第1外装部51、 第2外装部52に固定されていてもよい。
ここで、タブ保持部材60の配置について説明する。タブ保持部材60のうちの上側の4つは、第1外装部51のうちで、領域A2,A3,B2,B3の上方にあたる位置51Aに配置されている。位置51Aは、電極積層体20において突出した形状を有する正極側接続部21aの付け根である肩部の凹み20Aの上方位置、及び電極積層体20において突出した形状を有する負極側接続部22aの付け根である肩部の凹み20Aの上方位置に相当する。
タブ保持部材60のうちの下側の4つは、図2に示されるように、それぞれ上側の4つのタブ保持部材60と上下方向で重なるように、第2外装部52の下面に配置されている。
タブ保持部材60は、例えば接着剤などによって第1外装部51、 第2外装部52に固定されていてもよい。
タブ保持部材60は、弾性部材で構成されていることが好ましい。タブ保持部材60は、例えばゴムスポンジが好ましい。タブ保持部材60のタイプC硬度は、JIS K7312に準拠した測定で2以上12以下が好ましい。タブ保持部材60の引張強さは、JIS K6767に準拠した測定で0.25MPa以上0.65MPa以下が好ましい。タブ保持部材60の伸びは、JIS K6767に準拠した測定で200%以上220%以下が好ましい。タブ保持部材60の見かけ密度は、JIS K6767に準拠した測定で0.07g/cm3以上0.13g/cm3以下が好ましい。タブ保持部材60の25%圧縮荷重は、14.7kPa以上44.1kPa以下が好ましい。
図3に示されるように、一対のタブ保持部材60は、正極タブ30の板厚方向で、外装体50を介して正極タブ30を挟んでいる。このように、正極タブ30は、電極積層体20と重ならない領域(領域A2と、領域A3の一部(領域A2側の部分))において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれて保持される構造とされている。
同様に、図2に示すように、一対のタブ保持部材60は、負極タブ40の板厚方向で、外装体50を介して負極タブ40を挟んでいる。このように、負極タブ40は、電極積層体20と重ならない領域(領域B2と、領域B3の一部(領域B2側の部分))において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれて保持される構造とされている。
同様に、図2に示すように、一対のタブ保持部材60は、負極タブ40の板厚方向で、外装体50を介して負極タブ40を挟んでいる。このように、負極タブ40は、電極積層体20と重ならない領域(領域B2と、領域B3の一部(領域B2側の部分))において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれて保持される構造とされている。
図3に示されるように、電池10において、上側のタブ保持部材60の下面60Aが平らな面であり、正極タブ30の上面30Aも平らな面となっている。同様に、下側のタブ保持部材60の上面60Bが平らな面であり、正極タブ30の下面30Bも平らな面となっている。そのため、上下一対のタブ保持部材60で挟み込む際の力が面で作用するから、正極タブ30の挟み状態が安定する。負極タブ40に対する上下一対のタブ保持部材60の挟み状態についても同様である。
図3に示されるように、タブ保持部材60は、正極タブ30において、正極タブ30の重心Gを挟んだ複数箇所(本実施形態1では2か所)に配置されている。同様に、タブ保持部材60は、負極タブ40において、負極タブ40の重心(図示略)を挟んだ複数箇所(本実施形態1では2か所)に配置されている。また、タブ保持部材60が外装体50の4つの角部付近でタブ30,40を保持する構成であるため、タブ30,40をより一層バランス良く保持できる。
なお、図3に示されるように、タブ保持部材60は、タブ保持部材60の外部に配された支持部材70によって支持されていてもよい。支持部材70は、例えば金属製の板状部材を好適に用いることができる。支持部材70は、例えば電池10を収容する筐体(電池ケース)などの一部であってもよい。
タブ保持部材60は、例えば接着剤などによって支持部材70に固定されていてもよい。図3に示されるように、上側のタブ保持部材60の上面60Cが平らな面であり、上側の支持部材70の下面70Aも平らな面となっている。下側のタブ保持部材60の下面60Dが平らな面であり、下側の支持部材70の上面70Bも平らな面となっている。そのため、タブ保持部材60と支持部材70との接触面積を確保し易く、支持部材70によってタブ保持部材60を安定して支持できる。
(作用効果)
本実施形態の電池10では、正極タブ30が、電極積層体20と重ならない領域(領域A2と、領域A3の一部(領域A2側の部分))において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれることで保持されている。また、負極タブ40は、電極積層体20と重ならない領域(領域B2と、領域B3の一部(領域B2側の部分))において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれることで保持されている。このような構成によって、外装体50内に配される正極タブ30の一端31側および負極タブ40の一端41側をタブ保持部材60によって挟んで保持できる。そのため、正極タブ30の一端31側および負極タブ40の一端41側の動き(振動や移動など)を抑制できる。特に、タブ保持部材60がタブ30,40の板厚方向で外装体50を介してタブ30,40を挟む構成であるため、タブ30,40の板厚方向の振動を効果的に抑制できる。したがって、電池10の損傷を抑制できる。
本実施形態の電池10では、正極タブ30が、電極積層体20と重ならない領域(領域A2と、領域A3の一部(領域A2側の部分))において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれることで保持されている。また、負極タブ40は、電極積層体20と重ならない領域(領域B2と、領域B3の一部(領域B2側の部分))において、外装体50の外側に配されたタブ保持部材60によって挟まれることで保持されている。このような構成によって、外装体50内に配される正極タブ30の一端31側および負極タブ40の一端41側をタブ保持部材60によって挟んで保持できる。そのため、正極タブ30の一端31側および負極タブ40の一端41側の動き(振動や移動など)を抑制できる。特に、タブ保持部材60がタブ30,40の板厚方向で外装体50を介してタブ30,40を挟む構成であるため、タブ30,40の板厚方向の振動を効果的に抑制できる。したがって、電池10の損傷を抑制できる。
本実施形態のタブ保持部材60は、弾性部材で構成されている。このような構成によって、タブ保持部材60は、タブ30,40の動き(振動や移動など)を抑制する部材として機能できる。
本実施形態のタブ保持部材60は、各タブ30,40毎に、各電極タブ30,40の重心を挟んだ複数箇所に配置されている。このような構成によって、タブ保持部材60によってタブ30,40をバランス良く保持できる。
<実施形態2>
以下、実施形態2について、図4を参照して説明する。実施形態2の電池10は、タブ保持部材の構成が実施形態1と異なっている。したがって、以下では実施形態1と同一の構成をなす部分については実施形態1と同一の符号を付して詳細な説明を省略し、実施形態1と相違する点を重点的に説明する。
以下、実施形態2について、図4を参照して説明する。実施形態2の電池10は、タブ保持部材の構成が実施形態1と異なっている。したがって、以下では実施形態1と同一の構成をなす部分については実施形態1と同一の符号を付して詳細な説明を省略し、実施形態1と相違する点を重点的に説明する。
実施形態2のタブ保持部材260は、図4に示すように、本体部261と、複数の突起部262と、を備えている。本体部261は、実施形態1のタブ保持部材60と同様に、上下面に平行な2面を有する立体形状、例えば、直方体の形状とされている。突起部262は、本体部261の上面から突出している。突起部262は、弾性変形可能である。図4(A)に示すように、タブ保持部材260は、電極積層体20と重ならない領域(図4(A)では領域A2)上の位置51Aに配されている。正極タブ30が例えば上下方向に振動や移動すると、図4(A)に示すように、突起部262が撓み変形する。これにより、タブ保持部材260は、タブ30,40の振動や移動を抑制する部材として機能できる。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1において、図5に示すように、複数の電池10を支持部材70を介在させて積層する構成としてもよい。図5に示すように、上下方向で隣り合う電池10間で支持部材70を共通して用いてもよい。
(2)上記実施形態1において、電池10は、二次電池であったが、一次電池であってもよい。電池10は、電解液の代わりに固体電解質を用いた全固体電池であってもよい。電池10は、リチウムイオン電池であったが、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池など、その他の種類の電池であってもよい。
(3)上記実施形態1において、正極タブ30および負極タブ40に対してタブ保持部材60を用いる構成を示したが、正極タブ30および負極タブ40の一方のみにタブ保持部材60を用いる構成であってもよい。
(4)上記実施形態1において、各タブ30,40に対してそれぞれ2つのタブ保持部材60を用いる構成を示したが、各タブ30,40に対してそれぞれ1つのタブ保持部材60を用いる構成であってもよい。例えば、タブ30の一端31のみにタブ保持部材60を用いる構成や、タブ40の一端41のみにタブ保持部材60を用いる構成などであってもよい。
(5)上記実施形態1において、各タブ30,40に対してそれぞれ2つのタブ保持部材60を用いる構成を示したが、各タブ30,40に対してそれぞれ3つ以上のタブ保持部材60を用いる構成であってもよい。
(6)上記実施形態1では、タブ30,40において、電極積層体20と重ならない領域が、電極積層体20と重なる領域に挟まれた位置(例えば、重心G上の位置)に設けられていてもよい。
(7)上記実施形態1では、各タブ30,40が外装体50の一側の縁から突出していたが、いずれか一方のタブが一側の縁とは反対側の縁から突出していてもよい。
(8)上記実施形態1において、複数のタブ保持部材60の一部が一体化した部材であってもよい。例えば、積層方向で重なる一対のタブ保持部材60が一体化していてもよい。また、外装体50の上側又は下側の複数のタブ保持部材60が一体化していてもよい。
(9)上記実施形態1において、タブ保持部材60が接着剤などによって外装体50の位置51Aに固定される例を示したが、固定されずに接触する構成であってもよい。
(10)上記実施形態1において、タブ保持部材60が接着剤などによって支持部材70に固定される例を示したが、固定されずに接触する構成であってもよい。
本発明は、上記記述および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1において、図5に示すように、複数の電池10を支持部材70を介在させて積層する構成としてもよい。図5に示すように、上下方向で隣り合う電池10間で支持部材70を共通して用いてもよい。
(2)上記実施形態1において、電池10は、二次電池であったが、一次電池であってもよい。電池10は、電解液の代わりに固体電解質を用いた全固体電池であってもよい。電池10は、リチウムイオン電池であったが、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池など、その他の種類の電池であってもよい。
(3)上記実施形態1において、正極タブ30および負極タブ40に対してタブ保持部材60を用いる構成を示したが、正極タブ30および負極タブ40の一方のみにタブ保持部材60を用いる構成であってもよい。
(4)上記実施形態1において、各タブ30,40に対してそれぞれ2つのタブ保持部材60を用いる構成を示したが、各タブ30,40に対してそれぞれ1つのタブ保持部材60を用いる構成であってもよい。例えば、タブ30の一端31のみにタブ保持部材60を用いる構成や、タブ40の一端41のみにタブ保持部材60を用いる構成などであってもよい。
(5)上記実施形態1において、各タブ30,40に対してそれぞれ2つのタブ保持部材60を用いる構成を示したが、各タブ30,40に対してそれぞれ3つ以上のタブ保持部材60を用いる構成であってもよい。
(6)上記実施形態1では、タブ30,40において、電極積層体20と重ならない領域が、電極積層体20と重なる領域に挟まれた位置(例えば、重心G上の位置)に設けられていてもよい。
(7)上記実施形態1では、各タブ30,40が外装体50の一側の縁から突出していたが、いずれか一方のタブが一側の縁とは反対側の縁から突出していてもよい。
(8)上記実施形態1において、複数のタブ保持部材60の一部が一体化した部材であってもよい。例えば、積層方向で重なる一対のタブ保持部材60が一体化していてもよい。また、外装体50の上側又は下側の複数のタブ保持部材60が一体化していてもよい。
(9)上記実施形態1において、タブ保持部材60が接着剤などによって外装体50の位置51Aに固定される例を示したが、固定されずに接触する構成であってもよい。
(10)上記実施形態1において、タブ保持部材60が接着剤などによって支持部材70に固定される例を示したが、固定されずに接触する構成であってもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または本質から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施形態を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
10…電池
20…電極積層体
21…正極(電極板)
22…負極(電極板)
30…正極タブ(電極タブ)
31…正極タブの一端
32…正極タブの他端
40…負極タブ(電極タブ)
41…負極タブの一端
42…負極タブの他端
50…外装体
60,260…タブ保持部材
A1…電極積層体と重なる領域
A2,A3…電極積層体と重ならない領域
B1…電極積層体と重なる領域
B2,B3…電極積層体と重ならない領域
20…電極積層体
21…正極(電極板)
22…負極(電極板)
30…正極タブ(電極タブ)
31…正極タブの一端
32…正極タブの他端
40…負極タブ(電極タブ)
41…負極タブの一端
42…負極タブの他端
50…外装体
60,260…タブ保持部材
A1…電極積層体と重なる領域
A2,A3…電極積層体と重ならない領域
B1…電極積層体と重なる領域
B2,B3…電極積層体と重ならない領域
Claims (3)
- 複数の電極板が積層された電極積層体と、
前記電極積層体に接続された長手状の一対の電極タブと、
前記電極積層体を包む外装体と、を備え、
各前記電極タブの一端側は、前記外装体内に収容されており、
各前記電極タブの他端側は、前記外装体外に突出しており、
前記外装体内では、各前記電極タブには、前記電極積層体と重なる領域と、前記電極積層体と重ならない領域とがあり、
前記電極タブの少なくとも一方は、前記重ならない領域の少なくとも一部において、前記外装体の外側に配されたタブ保持部材によって挟まれることで保持されている、電池。 - 前記タブ保持部材は、弾性部材で構成されている、請求項1に記載の電池。
- 前記タブ保持部材は、各前記電極タブ毎に、各前記電極タブの重心を挟んだ複数箇所に配置されている、請求項2に記載の電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003004A JP2023102492A (ja) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | 電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003004A JP2023102492A (ja) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | 電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023102492A true JP2023102492A (ja) | 2023-07-25 |
Family
ID=87377216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022003004A Pending JP2023102492A (ja) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | 電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023102492A (ja) |
-
2022
- 2022-01-12 JP JP2022003004A patent/JP2023102492A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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