JP2023102347A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転停止処理中になされた始動要求に応じて内燃機関を始動させるときに、吸気マニホールドの内圧を適正に推定して各気筒の吸入空気量を精度よく算出する。【解決手段】本開示の車両の制御装置は、内燃機関の吸気マニホールドの実内圧の移動平均値を算出し、現在の移動平均値と、現在から所定間隔だけ前の時点で算出された移動平均値との差に基づいて吸気マニホールドの内圧の所定クランク角あたりの変化量を算出し、内燃機関の運転停止処理中になされた始動要求に応じて内燃機関を始動させるときに、現在の移動平均値に、次に燃料が噴射される次回噴射気筒の圧縮上死点を基準とした現クランク角から吸気弁閉鎖タイミングまでのクランク角幅と上記内圧の変化量とから定まる推定変動分を加算して、次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングにおける吸気マニホールドの内圧推定値を算出する。【選択図】図3

Description

本開示は、それぞれ吸気弁を有する複数の気筒および吸気マニホールドを含む内燃機関を搭載した車両の制御装置に関する。
従来、内燃機関の始動後に吸入空気圧センサの検出信号から吸気マニホールドの実内圧であるインマニ圧を読み取るたびに当該インマニ圧から内燃機関の吸入空気量を算出する内燃機関の制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる制御装置は、内燃機関の始動から時間T1が経過するまで、インマニ圧から内燃機関(各気筒)の吸入空気量を算出し、内燃機関の始動から時間T1+T2が経過した後に、吸入空気量センサによって検出される内燃機関の吸入空気量からカルマンフィルタ演算により内燃機関の吸入空気量を推定する。また、内燃機関の始動から時間T1が経過した後、時間T1+T2が経過するまでの間、インマニ圧から算出される吸入空気量とカルマンフィルタ演算により推定された吸入空気量とを線形補間して制御用の吸入空気量を算出する。これにより、制御用の吸入空気量を内燃機関の制御に適したものとすることができる。
特開2018-173067号公報
ところで、内燃機関が間欠的に停止される車両では、内燃機関の運転停止処理が開始された直後に、いわゆるチェンジオブマインドによる運転者のアクセルペダルの踏み込みに応じて当該内燃機関が始動(再始動)されることがある。このようなチェンジオブマインドによる内燃機関の始動開始時には、その直前までスロットルバルブが閉弁されているため、インマニ圧が低下している。更に、吸気弁の閉弁や点火は、エンジンの始動要求に応じて燃料噴射量が算出されてから遅れて実行される。このため、燃料噴射量の算出時に、その時点(現在)のインマニ圧から算出される吸入空気量が実態に即したものにならなくなり、当該吸入空気量に基づいて燃料噴射量を算出すると、空燃比がリーンになって燃焼が悪化することにより始動されるべきエンジンがストールしてしまうおそれがある。
そこで、本開示は、運転停止処理中になされた始動要求に応じて内燃機関を始動させるときに、吸気マニホールドの内圧を適正に推定して各気筒の吸入空気量を精度よく算出できるようにすることを主目的とする。
本開示の車両の制御装置は、それぞれ吸気弁を有する複数の気筒および吸気マニホールドを含む内燃機関を搭載した車両の制御装置であって、前記吸気マニホールドの実内圧の移動平均値を算出する移動平均値算出部と、現在の前記移動平均値と、現在から所定間隔だけ前の時点で算出された前記移動平均値との差に基づいて前記吸気マニホールドの内圧の所定クランク角あたりの変化量を算出する変化量算出部と、前記内燃機関の運転停止処理中になされた始動要求に応じて前記内燃機関を始動させるときに、前記移動平均値算出部により算出される現在の前記移動平均値に、次に燃料が噴射される次回噴射気筒の圧縮上死点を基準とした現クランク角から前記次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングまでのクランク角幅と前記変化量算出部により算出された前記内圧の変化量とから定まる推定変動分を加算して、前記次回噴射気筒の前記吸気弁閉鎖タイミングにおける前記吸気マニホールドの内圧推定値を算出する内圧推定部とを含むものである。
本開示の車両の制御装置は、吸気マニホールドの実内圧の移動平均値を算出し、現在の移動平均値と、現在から所定間隔だけ前の時点で算出された移動平均値との差に基づいて吸気マニホールドの内圧の所定クランク角あたりの変化量を算出する。更に、当該制御装置は、運転停止処理中になされた始動要求に応じて内燃機関を始動させるときに、現在の移動平均値に、次に燃料が噴射される次回噴射気筒の圧縮上死点を基準とした現クランク角から当該次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングまでのクランク角幅と所定クランク角あたりの内圧の変化量とから定まる推定変動分を加算して、次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングにおける吸気マニホールドの内圧推定値を算出する。これにより、内燃機関の運転停止処理中に始動要求がなされたときに、吸気マニホールドの内圧が低下しており、当該吸気マニホールドにおける吸入空気量が流動的になったとしても、次回噴射気筒の吸入空気量を決定する吸気弁閉鎖タイミングにおける吸気マニホールドの内圧を適正に推定することができる。この結果、運転停止処理中になされた始動要求に応じて内燃機関を始動させるときに、吸気マニホールドの内圧推定値に基づいて当該内燃機関の各気筒の吸入空気量を精度よく算出することが可能となる。
また、前記制御装置は、前記次回噴射気筒の前記吸気弁閉鎖タイミングが到来したときに、前記次回噴射気筒についての前記内圧推定値を前記吸気弁閉鎖タイミングで前記内圧推定部により算出された値に保持すると共に、前記次回噴射気筒を次の気筒に変更するものであってもよい。これにより、吸気弁が閉弁された気筒に対して、当該吸気弁が閉弁されている間の燃料噴射制御等をより適正に実行することが可能となる。
更に、前記移動平均値算出部は、前記内燃機関のクランクシャフトが所定角度だけ回転するたびに、前記実内圧を取得すると共に前記実内圧の直近複数回分の平均値を前記移動平均値として算出するものであってもよく、前記変化量算出部は、前記クランクシャフトが前記所定角度だけ回転するたびに、現在の前記移動平均値と、現在から前記内燃機関の上死点間隔だけ前の時点で算出された前記移動平均値との差に基づいて前記変化量を算出するものであってもよく、前記内圧推定部は、前記運転停止処理中になされた前記始動要求に応じて前記内燃機関を始動させるときに、前記クランクシャフトが前記所定角度だけ回転するたびに、前記内圧推定値を算出するものであってもよい。
また、前記車両は、走行用の動力を出力可能な電動機を搭載したハイブリッド車両であってもよい。
本開示の制御装置により制御される車両を示す概略構成図である。 図1の車両に搭載される内燃機関を示す概略構成図である。 内燃機関の運転停止処理中に始動要求がなされたときに、吸気マニホールドの内圧を推定するために本開示の制御装置により実行されるルーチンを示すフローチャートである。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の制御装置により制御される車両としてのハイブリッド車両1を示す概略構成図である。同図に示すハイブリッド車両1は、エンジン(内燃機関)10と、モータジェネレータMGと、動力伝達装置30と、油圧式のクラッチK0とを含む。更に、ハイブリッド車両1は、高電圧バッテリ(高電圧蓄電装置)40と、補機バッテリとしての低電圧バッテリ(低電圧蓄電装置)50と、モータジェネレータMGを駆動する電力制御装置(以下、「PCU」という)60と、当該PCU60を制御するモータ電子制御ユニット(以下、「MGECU」という)70と、エンジン10および動力伝達装置30を制御する本開示の制御装置としての電子制御ユニット(以下、「メインECU」という)80とを含む。
エンジン10は、図2に示すように、エンジンブロック11に形成された複数の燃焼室(気筒)12における炭化水素系燃料と空気との混合気の燃焼に伴うピストン13の往復運動をクランクシャフト(出力軸)14の回転運動へと変換する多気筒ガソリンエンジン(例えば、V型6気筒エンジン)である エンジン10は、エンジンブロック11、複数の燃焼室12、ピストン13およびクランクシャフト14に加えて、エアクリーナ15と、吸気管16と、電子制御式のスロットルバルブ17と、サージタンクおよび複数の吸気ポートを有する吸気マニホールド18と、それぞれ対応する吸気ポートを開閉する複数の吸気弁19iと、それぞれ対応する排気ポートを開閉する排気弁19eと、それぞれ対応する吸気ポート内に燃料を噴射する複数のポート噴射弁20pと、それぞれ対応する燃焼室12内に燃料を直接噴射する複数の筒内噴射弁20dと、複数の点火プラグ21と、排気通路を形成する排気管22とを含む。
また、エンジン10は、排ガス浄化装置として、それぞれ排気管22に組み込まれた上流側浄化装置23および下流側浄化装置24を含む。上流側浄化装置23は、エンジン10の各燃焼室12からの排ガス中のCO(一酸化炭素)やHC、NOxといった有害成分を浄化するNOx吸蔵型の排ガス浄化触媒(三元触媒)を含むものである。下流側浄化装置24は、排ガス中の粒子状物質(微粒子)を捕集するパティキュレートフィルタ(GPF)を含み、上流側浄化装置23の下流側に配置される。本実施形態において、パティキュレートフィルタは、NOx吸蔵型の排ガス浄化触媒(三元触媒)を担時した多孔質フィルタである。すなわち、下流側浄化装置24は、三元触媒の浄化機能と粒子状物質の捕集機能とを有する四元触媒として構成されている。
更に、エンジン10は、エンジンブロック11等を冷却するための冷媒循環通路25と、電動ポンプ26と、ラジエータ27とを含む。電動ポンプ26は、冷媒循環通路25で冷却水(LLC)を循環させる。ラジエータ27は、走行風や図示しない電動ファンからの空気との熱交換によりエンジンブロック11等から熱を奪った冷却水を冷却する。また、冷媒循環通路25には、水温センサ25tが設置されている。水温センサ25tは、エンジンブロック11から熱を奪った(流出した)冷却水の水温Twを検出する。
加えて、エンジン10は、排ガスのエネルギを利用して吸入空気を圧縮する過給機28と、当該過給機28により圧縮された空気を冷却する液冷式のインタークーラ29とを含む。過給機28は、ターボチャージャであり、図2に示すように、タービンホイール28tと、コンプレッサホイール28cと、タービンホイール28tおよびコンプレッサホイール28cを一体に連結するタービンシャフト28sと、ウェイストゲートバルブ28wと、ブローオフバルブ28bとを含む。タービンホイール28tは、上流側浄化装置23の上流側に位置するように排気管22に形成されたタービンハウジング内に回転自在に配置される。コンプレッサホイール28cは、エアクリーナ15とスロットルバルブ17との間に位置するように吸気管16に形成されたコンプレッサハウジング内に回転自在に配置される。
また、エンジン10は、図1に示すように、主に極低温環境下における当該エンジン10のクランキングに供されるスタータ(エンジン始動装置)STや、当該エンジン10により駆動されて電力を発生するオルタネータA等を含む。更に、エンジン10のクランクシャフト14は、ダンパ機構D(例えば、フライホイールダンパ)の入力部材に連結される。
モータジェネレータMGは、永久磁石が埋設されたロータや三相コイルが巻回されたステータを含む同期発電電動機(三相交流電動機)であり、PCU60を介して高電圧バッテリ40と電力をやり取りする。モータジェネレータMGは、高電圧バッテリ40からの電力により駆動されて駆動トルクを発生する電動機として作動すると共に、ハイブリッド車両1の制動に際して回生制動トルクを出力する。また、モータジェネレータMGは、負荷運転されるエンジン10からの動力の少なくとも一部を用いて電力を生成する発電機としても作動する。図1に示すように、モータジェネレータMGのロータは、伝達軸TSに固定される。
動力伝達装置30は、トルク増幅機能を有するトルクコンバータ(流体伝動装置)31や、ロックアップクラッチ32、機械式オイルポンプ33、電動オイルポンプ34、変速機(自動変速機)35、作動油を調圧する油圧制御装置36等を含む。トルクコンバータ31は、フロントカバー(入力部材)を介して伝達軸TSに連結されるポンプインペラと、変速機35の入力軸35iに連結されるタービンランナと、タービンランナからポンプインペラへと向かう作動油の流れを整流してトルクを増幅させるステータとを含む。ロックアップクラッチ32は、フロントカバーと変速機35の入力軸35iとを連結すると共に両者の連結を解除する多板摩擦式あるいは単板摩擦式の油圧クラッチである。
変速機35は、入力軸35i、出力軸35o、複数の遊星歯車、それぞれ複数のクラッチおよびブレーキ(変速用係合要素)を含む例えば4段-10段変速式の多段変速機である。変速機35は、伝達軸TSからトルクコンバータ31あるいはロックアップクラッチ32の何れか一方を介して入力軸35iに伝達された動力を複数段階に変速して出力軸35oからデファレンシャルギヤDFおよびドライブシャフトDSを介して左右の車輪(駆動輪)Wに出力する。油圧制御装置36は、複数の油路が形成されたバルブボディや、複数のレギュレータバルブ、複数のリニアソレノイドバルブ等を含む。油圧制御装置36は、機械式オイルポンプ33および電動オイルポンプ34の少なくとも何れか一方からの作動油(油圧)を調圧してトルクコンバータ31や、ロックアップクラッチ32、変速機35のクラッチおよびブレーキ等に供給する。
クラッチK0は、油圧制御装置36から供給される油圧に応じて、ダンパ機構Dの出力部材すなわちエンジン10のクランクシャフト14と伝達軸TSすなわちモータジェネレータMGのロータとを連結すると共に両者の連結を解除するものである。本実施形態において、クラッチK0は、油圧制御装置36から供給される係合油圧の低下に伴って解放されると共に係合油圧の上昇に伴って係合する常開型の油圧クラッチである。クラッチK0が係合すると、エンジン10(クランクシャフト14)は、クラッチK0を介してモータジェネレータMGに連結される。これにより、エンジン10は、ダンパ機構D、クラッチK0、伝達軸TS(モータジェネレータMG)、動力伝達装置30等を介して左右の車輪Wに連結される。クラッチK0は、モータジェネレータMGのロータの内部に配置されてもよく、ダンパ機構DとモータジェネレータMGとの軸方向における間に配置されてもよい。
高電圧バッテリ40は、例えば200-300V程度の定格出力電圧を有するリチウムイオン二次電池あるいはニッケル水素二次電池である。ただし、高電圧バッテリ40は、キャパシタであってもよく、二次電池およびキャパシタの双方を含んでもよい。低電圧バッテリ50は、例えば12Vの定格出力電圧を有する鉛蓄電池等であり、上記オルタネータAからの電力等により充電される。低電圧バッテリ50は、エンジン10のスタータSTや電動オイルポンプ34、油圧制御装置36といった補機や、各種ECU等の電子機器に電力を供給する。
PCU60は、モータジェネレータMGを駆動するインバータや、昇圧コンバータ、DC/DCコンバータ等(何れも図示省略)を含み、システムメインリレーSMRを介して高電圧バッテリ40に接続されると共に低電圧バッテリ50に接続される。インバータは、例えばスイッチング素子としての6個のトランジスタと、これらのトランジスタに逆方向に並列接続された6個のダイオードとを含むものである。昇圧コンバータは、高電圧バッテリ40からの電圧を昇圧してインバータに供給すると共に、インバータからの電圧を降圧して高電圧バッテリ40に供給する。DC/DCコンバータは、高電圧バッテリ40あるいはインバータからの電力を降圧して低電圧系すなわち低電圧バッテリ50や各種補機等に供給する。
MGECU70は、図示しないCPU,ROM,RAM、入出力インターフェース等を有するマイクロコンピュータや、各種駆動回路、各種ロジックIC等を含み、共用通信線および専用通信線を介してメインECU80に接続されている。MGECU70は、メインECU80からの指令値や、昇圧コンバータの昇圧前電圧および昇圧後電圧、図示しない回転位置センサ(レゾルバ)により検出されるモータジェネレータMGのロータすなわち伝達軸TSの回転位置、モータジェネレータMGに印加される相電流等を取得する。MGECU70は、これらの情報に基づいてインバータや昇圧コンバータをスイッチング制御する。また、MGECU70は、所定時間(例えば、数msec)おきに、回転位置センサの検出値に基づいてモータジェネレータMGのロータ(伝達軸TS)の回転数Nm(rpm)を算出すると共に、当該ロータの角速度ωmおよび角加速度αmを算出する。
メインECU80は、図示しないCPU,ROM,RAM、入出力インターフェース等を有するマイクロコンピュータや、各種駆動回路、各種ロジックIC等を含む。メインECU80は、スタートスイッチ(IGスイッチ)からの信号や、図示しないアクセルペダルポジションセンサにより検出されるアクセル開度Acc(アクセルペダルの踏み込み量)、図示しない車速センサにより検出される車速V、アクセル開度Accおよび車速Vに対応した変速機35の変速比γ、MGECU70からのモータジェネレータMGの回転数Nm等を取得する。
また、メインECU80は、図1に示すクランク角センサ14aやエアフローメータ16a、吸気管16のコンプレッサホイール28cの上流側に設けられた圧力センサ16pおよび温度センサ16t、過給圧センサ16c、スロットル開度センサ17o、吸気マニホールド18(サージタンク)に設けられた吸気圧センサ18pおよび温度センサ18t、上流側空燃比センサ22f、下流側空燃比センサ22r、排ガス温度センサ22t、水温センサ25t、並びに何れも図示しない外気温センサおよび大気圧センサ等の検出値を取得する。更に、メインECU80は、共用通信線および専用通信線を介して接続された図示しない電源管理装置(電源管理ECU)から、当該電源管理装置により算出される高電圧バッテリ40のSOC、目標充放電電力Pb*、許容充電電力Win、許容放電電力Wout等を取得する。メインECU80は、これらの情報に基づいて、エンジン10、動力伝達装置30およびクラッチK0(油圧制御装置36)を制御すると共に、モータジェネレータMGへのトルク指令値Tm*を設定する。
上述のように構成されるハイブリッド車両1では、システム停止により機械式オイルポンプ33および電動オイルポンプ34が油圧を発生していないとき(駐車中)に、常開型のクラッチK0が解放されることでエンジン10と伝達軸TSすなわちモータジェネレータMGとの接続が解除される。そして、システム起動後、ハイブリッド車両1は、基本的に、クラッチK0が解放された状態で伝達軸TSを介して駆動系としての動力伝達装置30に出力されるモータジェネレータMGからのトルク(動力)により発進する。
また、ハイブリッド車両1のシステム起動後、メインECU80は、アクセル開度Accおよび車速Vに対応した変速機35の出力軸35oに出力されるべき要求トルクTr*(要求制動トルクを含む)を導出すると共に、当該要求トルクTr*および出力軸35oの回転数に基づいてハイブリッド車両1の走行に要求される要求走行パワーPd*を設定する。エンジン10の運転が停止されている場合、メインECU80は、エンジン10の目標パワーPe*、目標回転数Ne*および目標トルクTe*に“0”を設定すると共に、要求トルクTr*に応じたトルクがモータジェネレータMGから出力軸35oに出力されるように許容充電電力Winおよび許容放電電力Woutの範囲内でトルク指令値Tm*を設定する。トルク指令値Tm*は、メインECU80からMGECU70に送信され、MGECU70は、トルク指令値Tm*に基づいてPCU60のインバータや昇圧コンバータをスイッチング制御する。
更に、ハイブリッド車両1の停車中(駐車中を含む)あるいはモータジェネレータMGからの動力により走行している間、メインECU80は、要求トルクTr*や要求走行パワーPd*、高電圧バッテリ40の目標充放電電力Pb*や許容放電電力Wout等に関連して予め定められたエンジン始動条件が成立するか否かを判定する。メインECU80は、エンジン始動条件が成立したと判定した場合、ハイブリッド車両1の走行状態に応じた態様の始動処理を実行してエンジン10を始動させると共にクラッチK0を係合させる。エンジン10の始動処理が完了すると共にクラッチK0が完全係合すると、メインECU80は、要求走行パワーPd*や高電圧バッテリ40の目標充放電電力Pb*等に基づいてエンジン10が効率よく運転されるように当該エンジン10の目標パワーPe*、目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する。更に、メインECU80は、許容充電電力Winおよび許容放電電力Woutの範囲内で要求トルクTr*等に応じたモータジェネレータMGへのトルク指令値Tm*を設定する。これにより、エンジン10を最適燃費ライン付近の動作点で作動させながら、高電圧バッテリ40のSOCに応じてモータジェネレータMGにより発電される電力で高電圧バッテリ40を充電したり、高電圧バッテリ40からの電力によりモータジェネレータMGを駆動してエンジン10およびモータジェネレータMGの双方から車輪Wにトルクを出力したりすることができる。従って、ハイブリッド車両1では、エンジン10の燃費向上を図りつつ、動力性能を良好に確保することが可能となる。
また、エンジン10の運転中、メインECU80は、車速Vや要求トルクTr*、要求走行パワーPd*、目標充放電電力Pb*や許容放電電力Wout等に関連して予め定められたエンジン停止条件が成立するか否かを判定する。メインECU80は、エンジン停止条件が成立したと判定した場合、エンジン10の運転停止処理を実行すると共にクラッチK0を解放させる。これにより、ハイブリッド車両1の状態に応じてエンジン10を間欠的に停止させて、エンジン10の燃費向上を図ると共にハイブリッド車両1におけるエネルギ効率をより向上させることが可能となる。更に、エンジン停止条件の成立に応じてエンジン10の運転が停止された後にエンジン始動条件が成立すると、当該エンジン10が再度始動されることになる。
ところで、エンジン10が間欠的に停止されるハイブリッド車両1では、エンジン停止条件の成立に応じて当該エンジン10の運転停止処理が開始された直後に、いわゆるチェンジオブマインドによる運転者のアクセルペダルの踏み込みに応じてエンジン始動条件が成立し、エンジン10が始動(再始動)されることがある。例えば、エンジン10の運転停止処理の開始直後に始動条件が成立し、かつエンジン10の回転数Neが所定回転数(例えば、400-500rpm)以上である場合、始動時間を短縮化すると共にスムースに回転数Neを上昇させるべく、エンジン10は、クラッチK0が解放された状態で、圧縮行程で各燃焼室12内に筒内噴射弁20dから少なくとも1回(分割噴射の場合、少なくとも最後の1回)燃料を噴射させると共に点火プラグ21の近傍でリッチな混合気を燃焼(成層燃焼)させることにより始動させられる。また、この際、各燃焼室12の吸入空気量は、吸気圧センサ18pにより検出される吸気マニホールド18(サージタンク)の実内圧PIN(空気の圧力:インマニ圧)に基づいて算出される。ただし、チェンジオブマインドによるエンジン10の始動時には、スロットルバルブ17の閉弁により吸気マニホールド18の実内圧PINが低下しており、吸気マニホールド18における吸入空気量が流動的になると共に、吸気脈動にバラツキを生じることから、吸気圧センサ18pにより検出される実内圧PINが実態に即したものにならなくなってしまう。このため、当該実内圧PINから各燃焼室12の吸入空気量を精度よく算出し得なくなるおそれがある。
これを踏まえて、ハイブリッド車両1では、エンジン10の運転停止処理中にエンジン始動条件の成立に応じて始動要求がなされたときに、吸気マニホールド18の内圧をより精度よく推定するために、メインECU80により図3に示すルーチンが実行される。図3のルーチンは、エンジン10の運転停止処理中にエンジン始動条件の成立に応じて始動要求がなされてから始動処理が完了するまでの間、クランクシャフト14が30°(所定角度)だけ回転するたびにメインECU80により実行される。より詳細には、メインECU80は、クランク角センサ14aの出力値に基づいてクランクシャフト14が30°だけ回転するたびに30CAカウンタをインクリメントし、クランクシャフト14が720°回転した時点で当該30CAカウンタを一旦リセットした上で、30CAカウンタのカウントアップを再開する。そして、メインECU80は、30CAカウンタがインクリメントあるいはリセットされるタイミングで図3のルーチンを実行する。
図3のルーチンの開始に際して、メインECU80は、クランク角センサ14aの出力値に基づいて算出されるクランク角θや、吸気圧センサ18pにより検出される吸気マニホールド18の実内圧PIN、次に燃料が噴射される燃焼室12である次回噴射気筒の番号といった吸気マニホールド18の内圧の推定に必要な情報を取得する(ステップS100)。ここで、次回噴射気筒は、基本的に、図3のルーチンが実行されるタイミングで次にピストン13が圧縮上死点に達する燃焼室12であり、エンジン10の前回の運転停止時におけるクランク角θやエンジン10における燃料噴射順序(例えば、#1,#2,#3,#4,#5,#6という順序)から定まるものである。すなわち、始動要求に応じて図3のルーチンの最初に実行される際には、エンジン10の前回の運転停止時におけるクランク角θから、その時点以後に最初または2番目にピストン13が圧縮上死点に達する燃焼室12が次回噴射気筒として別途特定される。その後、次回噴射気筒は、時間の経過と共に燃料噴射順序(例えば、#1,#2,#3,#4,#5,#6という順序)従って変更されていく。
ステップS100の処理の後、メインECU80は、ステップS100にて取得したクランク角θに基づいて次回噴射気筒の圧縮上死点を基準とした現クランク角θBTDCすなわち次回噴射気筒の圧縮上死点の前におけるクランク角度を取得する(ステップS110)。更に、メインECU80は、取得した現クランク角θBTDCが次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミング(IVC)におけるクランク角θIVC以上であるか否か(当該吸気弁閉鎖タイミングよりも前であるか否か)を判定する(ステップS120)。本実施形態において、エンジン10の再始動時における次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングのクランク角θIVCは、圧縮上死点の所定角度(例えば、10°程度)前に定められた一定値である。
現クランク角θBTDCが次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングのクランク角θIVC以上であると判定した場合(ステップS120:YES)、メインECU80は、実内圧PINの移動平均値PAVEすなわち実内圧PINの直近複数回分の平均値を算出する(ステップS130)。ステップS130において、移動平均値PAVEは、エンジン10の上死点間隔(6気筒エンジンの場合、120°)を図3のルーチンの実行周期に相当する角度(30°)で除して得られる回数分(ここでは、直近4回分)の実内圧PINの平均値である。なお、メインECU80は、エンジン10の運転停止処理中の始動要求時のみならず、少なくともクランクシャフト14が回転している間、クランクシャフト14が30°だけ回転するたびに吸気圧センサ18pにより検出される実内圧PINを取得して移動平均値PAVEを算出する。移動平均値PAVEの算出後、メインECU80は、次回の移動平均値PAVEの算出のために、ステップS100にて取得された実内圧PIN(今回値)をRAMに格納(記憶)すると共に、3サイクル前に取得された実内圧PIN(前々前回値)をRAMから消去する(ステップS140)。これにより、ステップS140の処理が実行された際、メインECU80のRAMには、直近3回分(n-1回分)の実内圧PINが格納(記憶)されることになる。
次いで、メインECU80は、吸気マニホールド18の内圧の1クランク角(1°)あたりの変化量ΔPを算出する(ステップS150)。ステップS150において、メインECU80は、現在の移動平均値PAVEからエンジン10の上死点間隔(所定間隔)だけ前の時点で算出された移動平均値PAVEを減じた値を当該上死点間隔で除することにより、吸気マニホールド18の内圧の1クランク角(所定クランク角)あたりの変化量ΔPを算出する。そして、メインECU80は、ステップS130にて算出した現在の移動平均値PAVEと、現クランク角θBTDCと次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングにおけるクランク角θIVCとの差分であるクランク角幅(θBTDC-θIVC)とステップS150にて算出した変化量ΔPとから定まる推定変動分とに基づいて吸気マニホールド18の内圧推定値PINestを算出し(ステップS160)、図3のルーチンを一旦終了させる。ステップS160において、メインECU80は、現在の移動平均値PAVEに、差分(θBTDC-θIVC)、変化量ΔPおよび予め適合された調整係数dとの積値である推定変動分(=(θBTDC-θIVC)・ΔP・d)を加算することにより内圧推定値PINestを算出する。
一方、ステップS120にて現クランク角θBTDCが次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングのクランク角θIVC未満であると判定した場合(ステップS120:NO)、メインECU80は、次回噴射気筒すなわちステップS100にて取得した番号の燃焼室12の吸気弁19iが吸気弁閉鎖タイミングで閉弁されたとみなし、当該燃焼室12(その時点での次回噴射気筒)について、吸気マニホールド18の内圧推定値PINestを図3のルーチンの前回実行時における値(前回値)すなわち吸気弁閉鎖タイミングで算出された値に保持する(ステップS170)。更に、メインECU80は、エンジン10における燃料噴射順序に従って次回噴射気筒の番号を変更し(ステップS180)、図3のルーチンを一旦終了させる。これにより、ステップS170およびS180の処理の実行後には、例えば1気筒#1から2番気筒#2といったように次回噴射気筒が燃料噴射順序から定まる次の燃焼室12に変更されると共に、新たな次回噴射気筒となる燃焼室12の圧縮上死点および吸気弁閉鎖タイミングを基準として吸気マニホールド18の内圧推定値PINestが算出されていくことになる。また、吸気弁19iの閉弁に応じて次回噴射気筒ではなくなった燃焼室12については、当該燃焼室12が再度次回噴射気筒になるまで、内圧推定値PINestが吸気弁閉鎖タイミングで算出された値(前回値)に保持されることになる。
以上説明したように、本開示の車両の制御装置としてのメインECU80は、吸気マニホールド18の実内圧PINの移動平均値PAVEを算出する移動平均値算出部(ステップS130,S140)、吸気マニホールド18の内圧の1クランク角(所定クランク角)あたりの変化量ΔPを算出する変化量算出部(ステップS150)、および運転停止処理中になされた始動要求に応じてエンジン10を始動させるときに、次に燃料が噴射される次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングにおける吸気マニホールド18の内圧推定値PINestを算出する内圧推定部(ステップS160)として機能する。より詳細には、移動平均値算出部としてのメインECU80は、クランクシャフト14が30°(所定角度)だけ回転するたびに、実内圧PINの直近複数回分の平均値を移動平均値PAVEとしてを算出する。また、変化量算出部としてのメインECU80は、クランクシャフト14が30°だけ回転するたびに、現在の移動平均値PAVEと、現在からエンジン10の上死点間隔(所定間隔)だけ前の時点で算出された移動平均値PAVEとの差に基づいて変化量ΔPを算出する。更に、内圧推定部としてのメインECU80は、運転停止処理中になされた始動要求に応じてエンジン10を始動させるときに、クランクシャフト14が30°だけ回転するたびに、現在の移動平均値PAVEに、次回噴射気筒の圧縮上死点を基準とした現クランク角θBTDCから吸気弁閉鎖タイミング(IVC)までのクランク角幅(θBTDC-θIVC)と1クランク角あたりの内圧の変化量ΔPとから定まる推定変動分を加算して、次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングにおける吸気マニホールド18の内圧推定値PINestを算出する。
これにより、エンジン10の運転停止処理中に始動要求がなされたときに、スロットルバルブ17の閉弁により吸気マニホールド18の実内圧PINが低下しており、吸気マニホールド18における吸入空気量が流動的になったり、吸気脈動にバラツキを生じたりしても、次回噴射気筒の吸入空気量を決定する吸気弁閉鎖タイミングにおける吸気マニホールド18の内圧を適正に推定することができる。この結果、運転停止処理中になされた始動要求に応じてエンジン10を始動させるときに、当該エンジン10の各燃焼室12の吸入空気量を精度よく算出することが可能となる。従って、エンジン10の再始動に際し、精度よく算出された吸入空気量に基づいて燃料噴射量を算出することができるので、燃焼室12における空燃比がリーンになって燃焼が悪化することによりエンジン10がストールしてしまうのを良好に抑制することが可能となる。
また、メインECU80は、次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングが到来したときに、当該次回噴射気筒についての内圧推定値PINestを吸気弁閉鎖タイミングで算出された値に保持すると共に(ステップS170)、次回噴射気筒を次の気筒に変更する(ステップS180)。これにより、吸気弁19iが閉弁された燃焼室12に対して、吸気弁19iが閉弁されている間の燃料噴射制御等をより適正に実行することが可能となる。
なお、ハイブリッド車両1のエンジン10は、ディーゼルエンジン、LPGエンジンあるいはバイオ燃料エンジン等であってもよい。また、ハイブリッド車両1は、変速機35の出力軸35oからのトルクをデファレンシャルギヤDFと更なる他のデファレンシャルギヤとに分配して伝達可能なトランスファを含む4輪駆動車両であってもよい。更に、変速機35は機械式の無段変速機やデュアルクラッチトランスミッション等であってもよい。また、モータジェネレータMGのロータと伝達軸TSとの間に、両者を連結・切離するクラッチが配置されてもよい(図1における二点鎖線参照)。更に、ハイブリッド車両1からオルタネータAが省略されてもよい。また、メインECU80の機能は、例えばエンジンECUおよび変速ECUといったように複数の電子制御装置に分散されてもよい。更に、本開示の制御装置が適用される車両は、ハイブリッド車両に限られるものではなく、エンジンのみを走行用の動力発生源として含むと共に、いわゆるアイドルストップ制御が実行される車両であってもよい。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、内燃機関や車両の製造産業等において利用可能である。
1 ハイブリッド車両、10 エンジン、12 燃焼室(気筒)、14 クランクシャフト、14a クランク角センサ、18 吸気マニホールド、18p 吸気圧センサ、19i 吸気弁、20d 筒内噴射弁、20p ポート噴射弁、21 点火プラグ、30 動力伝達装置、40 高電圧バッテリ、50 低電圧バッテリ、70 モータ電子制御ユニット(MGECU)、80 電子制御装置(メインECU)、MG モータジェネレータ。

Claims (2)

  1. それぞれ吸気弁を有する複数の気筒および吸気マニホールドを含む内燃機関を搭載した車両の制御装置であって、
    前記吸気マニホールドの実内圧の移動平均値を算出する移動平均値算出部と、
    現在の前記移動平均値と、現在から所定間隔だけ前の時点で算出された前記移動平均値との差に基づいて前記吸気マニホールドの内圧の所定クランク角あたりの変化量を算出する変化量算出部と、
    前記内燃機関の運転停止処理中になされた始動要求に応じて前記内燃機関を始動させるときに、前記移動平均値算出部により算出される現在の前記移動平均値に、次に燃料が噴射される次回噴射気筒の圧縮上死点を基準とした現クランク角から前記次回噴射気筒の吸気弁閉鎖タイミングまでのクランク角幅と前記変化量算出部により算出された前記内圧の変化量とから定まる推定変動分を加算して、前記次回噴射気筒の前記吸気弁閉鎖タイミングにおける前記吸気マニホールドの内圧推定値を算出する内圧推定部と、
    を備える車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    前記次回噴射気筒の前記吸気弁閉鎖タイミングが到来したときに、前記次回噴射気筒についての前記内圧推定値を前記吸気弁閉鎖タイミングで前記内圧推定部により算出された値に保持すると共に、前記次回噴射気筒を次の気筒に変更する車両の制御装置。
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