JP2023096905A - 判定支援システム及び判定支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】杭孔が支持層に到達した深度を、的確に特定するための判定支援システム及び判定方法を提供する。【解決手段】判定支援システム20は、現場における支持層深度を記憶した杭管理データ記憶部43と、判定者端末30及び確認者端末50に接続された制御部41とを備える。制御部41は、現場において決定済支持層深度を取得した場合、現場の現場識別子に関連付けて杭管理データ記憶部43に記録する。制御部41は、処理対象の杭孔の掘削における複数の掘削状況情報に応じて、判定者が支持層に到達したと判定した新規支持層深度を判定者端末30から取得した場合、処理対象の杭孔と同じ現場における決定済支持層深度を杭管理データ記憶部43から取得する。制御部41は、取得した決定済支持層深度と新規支持層深度とを含む確認情報を確認者端末50に出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、杭を設置する杭孔の支持層到達を判定する判定支援システム及び判定支援方法に関する。
構造物を建設する場合、複数の杭を支持層に打ち込み、杭を介して、支持層において構造物の荷重を支える工法がある。このため、杭を挿入する杭孔を支持層にまで必ず到達させる。
通常、構造物を建設する前に、支持層の深さ(位置)等を特定するための地盤調査が行なわれている。そして、地盤調査における標準貫入試験によって、地盤の固さを示す指標のN値を取得する。しかし、この指標を用いる場合にも、掘削工法の制約上、支持層への到達確認は、経験による主観的判断に依存することが多く、客観的な判定が難しい。
また、構造物を建設する現場全体において、地質構造が同じとは限らない。更に、地盤調査には費用や手間がかかるため、すべての杭孔位置で地盤調査を行なうことは難しい。加えて、取得したN値は、同じ値であっても地質が異なる場合がある。そのため、地盤調査に基づく柱状図及びN値を把握しても、各杭の杭孔の支持層への到達の判定は難しかった。
そこで、従来、杭を配置する杭孔を掘削するときの掘削状況情報を用いて、支持層に到達したか否かを判定する技術が検討されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術においては、削孔管理システムの制御部は、出力画面を表示する。この出力画面には、深度-経過時間グラフ、深度-平均掘削速度グラフ、深度-水量グラフ、深度-電流値グラフ、深度-積分電流値グラフ、深度-水平方向振動解析グラフ、深度-上下方向振動解析グラフを含む。制御部は、削孔時間帯における削孔深度を、深度-経過時間グラフに追加し、削孔深度に関連付けた平均掘削速度、水量、瞬間電流値及び振動特性値を、それぞれ、各グラフに追加する。
特開2018-112010号公報
上述した特許文献1に示すように、削孔深度に関連付けた平均掘削速度、水量、瞬間電流値及び振動特性値を用いて、支持層到達の判定の精度は向上した。しかし、更なる支持層到達の判定精度を向上する工夫が求められていた。
上記課題を解決するための判定支援システムは、現場における支持層深度を記憶した支持層深度情報記憶部と、ユーザ端末に接続された制御部とを備えた判定支援システムであって、前記制御部は、前記現場の決定済支持層深度を取得した場合、前記現場の現場識別子に関連付けて前記支持層深度情報記憶部に記録し、処理対象の杭孔の掘削における複数の掘削状況情報に応じて、判定者が支持層に到達したと判定した新規支持層深度を前記ユーザ端末から取得した場合、前記処理対象の杭孔と同じ現場における前記決定済支持層深度を前記支持層深度情報記憶部から取得し、前記決定済支持層深度と前記新規支持層深度とを含む確認情報を前記ユーザ端末に出力する。
本発明によれば、杭孔が支持層に到達した深度を、的確に特定することができる。
実施形態における杭孔を掘削する掘削装置の概略正面図である。 実施形態における判定支援システムの構成示す構成図である。 実施形態におけるハードウェア構成の説明図である。 実施形態における判定支援システムの掘削状況データ記憶部におけるデータ構成を説明する説明図である。 実施形態における判定支援システムの杭管理データ記憶部におけるデータ構成を説明する説明図である。 実施形態における判定支援システムの処理手順を説明する流れ図である。 実施形態における判定支援システムの判定者端末に表示される作業用画面を説明する説明図である。 実施形態における判定支援システムの確認者端末に表示される確認画面を説明する説明図である。 第1変更例における判定支援システムのユーザ端末に表示される確認画面を説明する説明図である。 第2変更例における判定支援システムのユーザ端末に表示される確認画面を説明する説明図である。
以下、図1~図8を用いて、本発明を具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、判定者が、掘削している杭孔が支持層に到達したと判定した場合、判定した支持層の深度(新規支持層深度)を入力する。そして、確認者は、判定者が入力した支持層の深度が妥当か否かを判定(確認)する。この判定のために、確認者は、掘削している杭孔の周囲において確定している支持層の深度(決定済支持層深度)を用いる。本実施形態では、決定済支持層深度として、確認者による確認が終了した確認済の支持層深度を用いる。
まず、図1を用いて、建物の杭を設置する杭孔h0を掘削する掘削機10を説明する。
図1に示すように、掘削機10は、ベースマシン11、マスト14及びオーガマシン16を備えている。ベースマシン11は、クローラ12を含む下部走行体と、操作室13を含む上部旋回体とを備えている。
マスト14は、ベースマシン11に立設されている。マスト14内には、深度・速度計計測用のワイヤが設けられている。マスト14には、昇降可能にオーガマシン16が取り付けられている。オーガマシン16は、ボックス内に収容された駆動モータと、この駆動モータで回転駆動される掘削ロッド17とを備えている。掘削ロッド17の先端(下端)には、掘削ヘッド18が取り付けられている。掘削ヘッド18は、揺動する一対(2つ)の掘削腕の先端に掘削刃が形成されている。なお、掘削ヘッド18の昇降は、操作室13の操作者により制御される。
また、掘削機10には、掘削ヘッド18に掘削水を供給する掘削水供給装置(図示せず)が連結されている。この掘削水の水量は、掘削状況に応じて、操作室13の操作者により調整される。
図2に示す判定支援システム20は、判定者端末30、管理サーバ40及び確認者端末50を備える。判定者端末30は、掘削機10の掘削状況情報等から掘削が支持層に到達したと判定する判定者(ユーザ)が使用するユーザ端末である。この判定者端末30には、削孔深度計測器21、流量計測器22、電流計測器23、振動計測器24が接続されている。各計測器(21~24)は、常時、計測を行ない、計測された測定値を判定者端末30に送信する。
削孔深度計測器21は、マスト14内のワイヤの繰り出し量を計測し、掘削ヘッド18の位置に応じた掘削深度(深さ)を測定する。この場合、削孔深度計測器21は、時間に関連付けて掘削深度を測定する。
流量計測器22は、掘削水供給装置から供給した掘削水の注入流量を測定する。この場合、流量計測器22は、時間に関連付けて注水量を測定する。
電流計測器23は、オーガマシン16の駆動モータの負荷電流を測定する。この場合、電流計測器23は、時間に関連付けて電流値を測定する。
振動計測器24は、取付場所における振動を測定する。本実施形態では、振動計測器24は、マスト14に取り付けられ、ベースマシン11の前後方向、左右方向及び上下方向の3方向の振動特性を測定する。この場合、振動計測器24は、時間に関連付けて振動特性を測定する。なお、振動計測器24は、マスト14以外、例えば、操作室13等に取り付けてもよい。
(ハードウェア構成例)
図3は、判定支援システム20の判定者端末30、管理サーバ40及び確認者端末50を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成例である。
情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶部H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
通信装置H11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースや無線インタフェース等である。
入力装置H12は、ユーザ(判定者や確認者等)からの入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボード等である。表示装置H13は、各種情報を表示するディスプレイやタッチパネル等である。
記憶部H14は、判定者端末30、管理サーバ40及び確認者端末50の各種機能を実行するためのデータや各種プログラムを格納する記憶装置(例えば、後述する掘削状況データ記憶部32、地盤調査データ記憶部42、杭管理データ記憶部43)である。記憶部H14の一例としては、ROM、RAM、ハードディスク等がある。
プロセッサH15は、記憶部H14に記憶されるプログラムやデータを用いて、判定者端末30、管理サーバ40及び確認者端末50における各処理(例えば、後述する制御部31,41における処理)を制御する。プロセッサH15の一例としては、例えばCPUやMPU等がある。このプロセッサH15は、ROM等に記憶されるプログラムをRAMに展開して、各種処理に対応する各種プロセスを実行する。
プロセッサH15は、自身が実行するすべての処理についてソフトウェア処理を行なうものに限られない。例えば、プロセッサH15は、自身が実行する処理の少なくとも一部についてハードウェア処理を行なう専用のハードウェア回路(例えば、特定用途向け集積回路:ASIC)を備えてもよい。すなわち、プロセッサH15は、以下で構成し得る。
(1)コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ
(2)各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いは
(3)それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)
プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
(判定支援システムの機能)
次に、図2~図5を用いて、判定支援システム20の判定者端末30、管理サーバ40及び確認者端末50の機能について説明する。
図2に示す判定者端末30は、制御部31及び掘削状況データ記憶部32を備える。
制御部31は、後述する処理(計測管理段階、支持層深度取得段階等の各処理)を行なう。そのために、メモリに記憶された掘削管理プログラムを実行することにより、制御部31は、計測管理部311及び支持層深度取得部312として機能する。
計測管理部311は、各計測器(21~24)から取得した測定値をメモリに蓄積し、所定時間毎の測定値を用いて、深度毎の測定値を特定する。具体的には、計測管理部311は、実際に掘り進んだ時間帯(掘削時間帯)における掘削速度(掘削時間)、水量、電流値及び振動を特定する。ここで、掘削ヘッド18は、固い地層等においては、掘り下げる直前に一旦、引き揚げられることがある。このため、掘削ヘッド18の実際の掘削深度は、経過時間に従って掘削深度が単調に増加するとは限らない。そこで、計測管理部311は、メモリに蓄積した所定時間毎の測定値のうち、掘削ヘッド18の引き揚げや停止の期間の測定値を削除し、掘削のために実質的に用いられた掘削時間帯の測定値を特定し、掘削状況データ記憶部32に記録する。そして、計測管理部311は、掘削のために実質的に用いられた掘削時間帯の測定値を連結することにより、掘削深度に関連付けられる掘削速度、水量、電流値、積分電流値及び振動特性値等のグラフを生成して、表示装置H13に表示する。
更に、計測管理部311は、振動計測器24で計測した振動の周波数分析を行なうことにより、振動特性の解析処理を実行する。本実施形態では、周波数帯毎に、振動特性値(例えば、最大振幅や最大加速度等の振動の大きさ)を特定する。
また、計測管理部311は、電流値を積分して積分電流値を算出する。
そして、計測管理部311は、掘削が終了した場合には、掘削状況データ記憶部32に記録した掘削状況情報を、管理サーバ40に送信する。
支持層深度取得部312は、掘削した杭孔が支持層に到達したと判定者が判定した深度(新規支持層深度)を取得した場合に、メモリに蓄積するとともに、管理サーバ40に送信する。
図4に示すように、掘削状況データ記憶部32は、支持層への到達を判定するために用いる掘削状況データ320を記憶する。この掘削状況データ320は、掘削を開始する前に記録され、深度毎の測定値を取得した場合に記録されて更新される。掘削状況データ320には、現場識別子、杭識別子、杭孔の詳細情報、深度に対応するN値、深度に対応する掘削状況情報に関するデータが含まれる。
現場識別子データ領域、杭識別子データ領域には、杭孔が施工される現場を特定するための識別子、この杭孔に設置される杭を特定するための杭識別子がそれぞれ記録される。杭孔には1つの杭が設定されるため、杭孔は杭識別子によって特定される。
杭孔の詳細情報データ領域には、杭の位置、杭の属性情報、施工機識別子等に関するデータが含まれる。杭の位置は、この杭孔(杭)の位置(座標)である。杭の属性情報は、杭の形状、大きさ及び長さ等の杭に関する情報である。施工機識別子は、この杭孔を形成するために用いた施工機(掘削機)を特定するための識別子である。
深度に対応するN値データ領域には、深度に関連付けられたN値に関するデータが記録される。このN値は、この杭孔の最も近くにおいて行われたボーリング調査によって取得した値である。
深度に対応する掘削状況情報データ領域には、掘削深度に対応する掘削状況情報が記録される。掘削情報状況には、掘削速度、水量、電流値、積分電流値及び振動特性値等が含まれる。
図2の管理サーバ40は、支持層到達の判定を支援する判定支援処理を実行する。管理サーバ40は、制御部41、地質調査データ記憶部42及び支持層深度情報記憶部としての杭管理データ記憶部43を備える。
制御部41は、メモリに記憶された判定支援プログラムを実行することにより、判定支援部として機能する。
制御部41は、判定者端末30から新規支持層深度を受信した場合には、確認者端末50に通知する。制御部41は、確認者端末50からのアクセスを受信した場合には、確認者端末50に確認情報を送信する。また、制御部41は、確認者端末50から差戻情報を取得した場合には、判定者端末30に修正依頼を通知する。
地質調査データ記憶部42には、ボーリング調査によって取得した地質調査結果データが記録されている。この地質調査データは、杭孔の掘削前に記録される。地質調査データには、現場識別子、調査位置(座標)、深度に応じたN値に関するデータが含まれる。
現場識別子データ領域には、ボーリング調査を行なった現場を特定するための現場識別子に関するデータが記録される。
調査位置データ領域には、この現場において、ボーリング調査を行なった位置(座標)に関するデータが記録される。
深度に応じたN値データ領域には、このボーリング調査において取得した標準貫入試験データに基づいて作成されたN値に関するデータが記録される。このN値は、深度に関連付けて記録される。
図5に示すように、杭管理データ記憶部43には、現場で構築する建物に用いられる杭に関する杭管理データ430が記憶される。この杭管理データ430は、現場で建物が設計されて杭の位置が決定された場合に登録され、杭孔の施工状況情報や支持層深度等を取得した場合に記録されて更新される。杭管理データ430には、現場識別子、杭識別子、杭の位置、杭の属性情報、施工機識別子、杭孔の掘削状況情報、判定者情報、支持層到達深度、判定根拠の項目、確認者情報及びステータス等が含まれる。
現場識別子データ領域、杭識別子データ領域には、杭が設置される現場を特定するための現場識別子、杭を特定するための杭識別子がそれぞれ記録される。
杭の位置データ領域、杭の属性情報には、この杭の現場における位置(座標)、杭の形状や大きさ等の属性情報に関するデータがそれぞれ記録される。
施工機識別子データ領域には、この杭を設置する杭孔を形成するために用いた施工機(掘削機10)を特定するための識別子が記録される。
杭孔の掘削状況情報データ領域には、この杭を設置する杭孔を掘削したときの掘削状況情報が記録される。
判定者情報データ領域には、この杭孔が支持層に到達したことを判定した判定者に関するデータが記録される。本実施形態では、この判定者情報には、判定者を特定するユーザ識別子及び判定者端末30のメールアドレスが含まれる。
支持層到達深度データ領域、判定根拠の項目データ領域には、掘削した杭孔が支持層に到達したと判定されたときの深度(支持層深度)、この支持層に到達したと判定したときの根拠となる項目に関するデータがそれぞれ記録される。支持層到達深度データ領域に記録された支持層深度は、確認済のステータスのときには、決定済支持層深度として機能し、その他のスタータスのときには、新規支持層深度として機能する。
確認者情報データ領域には、判定者が支持層に到達したと判定した深度(新規支持層深度)を確認する確認者に関するデータが記録される。本実施形態では、この確認者情報には、確認者を特定するユーザ識別子及び確認者端末50のメールアドレスが含まれる。
ステータスデータ領域には、支持層到達の判定に関するステータス(状況)が記録される。例えば、未確認、確認待ち、差戻、確認済等のステータスが記録される。
確認者端末50は、確認者(ユーザ)が使用するコンピュータ端末(ユーザ端末)である。確認者端末50を用いて、確認者は、判定者が判定した杭の支持層到達の深度について確認作業を実行する。
(支持層判定処理)
次に、図6~図8を用いて、支持層判定処理について説明する。ここでは、工事現場の敷地において、複数の杭孔を形成する。
この場合、掘削を行なう前に、工事現場において、ボーリング調査工程を実行する。このボーリング調査工程においては、公知のように、工事現場の敷地において、地質調査を行なう。そして、予め定めた所定深度毎のN値を取得し、深度に応じたN値のグラフ(深度-N値グラフ)を生成する。そして、管理サーバ40の制御部41は、ユーザの操作に応じて、調査結果登録画面を介して、深度に応じたN値のグラフに関するデータを取得する。そして、制御部41は、この現場の現場識別子に関連付けて、深度に応じたN値、ボーリング調査の位置(座標)を含む地質調査データを地質調査データ記憶部42に登録する。
(掘削工程)
その後、各杭孔の掘削工程を行なう。
図6に示すように、まず、掘削工程においては、判定者端末30は、杭孔掘削の開始処理を実行する(ステップS11)。具体的には、判定者端末30は、管理サーバ40にアクセスして、判定者の操作に応じて掘削開始通知を管理サーバ40に送信する。この掘削開始通知には、判定者により入力された現場識別子及び掘削対象の杭孔の位置が含まれる。
次に、管理サーバ40は、杭孔の詳細情報の送信処理を実行する(ステップS12)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、取得した現場識別子及び杭孔(杭)の位置を含む杭管理データ430を杭管理データ記憶部43において抽出する。更に、制御部41は、この杭孔の位置から最も近い位置における地質調査データの深度に応じたN値を地質調査データ記憶部42から取得する。そして、制御部41は、杭管理データ430の杭識別子、杭の属性情報及び取得した深度に応じたN値を、判定者端末30に送信する。
そして、図7に示すように、判定者端末30の制御部31は、表示装置H13に作業用画面600を表示する。この作業用画面600には、杭識別子601、杭孔の詳細情報603、深度に応じたN値のグラフ604が含まれる。更に、この作業用画面600には、掘削した際の現在の深度を表示する表示欄602、掘削状況情報表示欄605、支持層確認深度表示欄606、判定根拠選択欄607、判定者入力ボタン608及び確認者入力ボタン609が含まれる。この段階では、これら表示欄(602,605,606)には何も表示されていない。
そして、掘削機10のオーガマシン16の駆動モータの回転を開始し、掘削ヘッド18を地中に挿入させて掘削を開始する。
掘削を開始した場合、判定者端末30の制御部31は、深度に関連付けて掘削状況情報の記録処理を実行する(ステップS13)。具体的には、制御部31の計測管理部311は、所定時間毎に、各計測器(21~24)において計測された測定値を取得する。更に、計測管理部311は、各計測器(21,23,24)からの測定値を用いて、掘削時間帯における振動特性値及び積分電流値を特定する。そして、計測管理部311は、特定した掘削時間帯における掘削深度に対応する掘削状況情報を、作業用画面600の掘削状況情報表示欄605に表示し、掘削した深度を表示欄602に表示する。ここで、掘削状況情報表示欄605に表示される掘削状況情報には、掘削速度(掘削時間)、注水量、電流値、積分電流値及び振動特性値等が含まれる。更に、この場合、掘削状況情報表示欄605においては、判定者の指示に応じて、測定値の一部を選択的に表示する。
その後、判定者端末30は、新規支持層深度の登録依頼処理を実行する(ステップS14)。具体的には、判定者は、作業用画面600を見ながら、掘削した杭孔が支持層に到達したか否かを判定する。この場合、判定者は、作業用画面600における掘削深度のN値、掘削状況情報表示欄605に表示された掘削状況情報に基づいて判定する。そして、判定者は、杭孔が支持層に到達したと判定した場合には、作業用画面600における判定者入力ボタン608を選択する。
判定者入力ボタン608が選択された場合、判定者端末30は、支持層深度入力画面を表示する。この支持層深度入力画面には、支持層深度の入力欄、支持層に到達したと判定した際の根拠の項目を選択する選択欄及び入力ボタンが含まれる。判定者は、判定した支持層深度(新規支持層深度)を入力し、選択欄において判定の根拠とした項目を選択した上で、入力ボタンを押下する。この場合、判定者端末30は、新規支持層深度及び判定根拠の項目を、メモリに記憶する。次に、判定者端末30は、新規支持層深度及び判定根拠の項目が表示された作業用画面600を表示する。そして、判定者端末30は、管理サーバ40に、新規支持層深度の登録依頼を送信する。この登録依頼には、入力された支持層深度及び判定根拠の項目とともに、判定者端末30のメモリで記憶していた現場識別子、杭識別子及び施工機識別子を含める。
この場合、管理サーバ40は、新規支持層深度の仮記憶処理を実行する(ステップS15)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、取得した登録依頼の現場識別子及び杭識別子を含む杭管理データ430を杭管理データ記憶部43から抽出する。そして、制御部41は、特定した杭管理データ430に、取得した支持層深度、判定根拠の項目及び施工機識別子を記録する。更に、制御部41は、杭管理データ430のステータスに、未確認を記録する。
次に、管理サーバ40は、確認依頼処理を実行する(ステップS16)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、未確認のステータスを記録した杭管理データ430の確認者情報を特定し、この確認者情報のメールアドレスに確認依頼を送信する。この確認依頼には、確認対象の杭孔を特定するための現場識別子及び杭識別子を含める。そして、制御部41は、この杭管理データ430のステータスを確認待ちに更新する。
その後、確認者端末50は、アクセス処理を実行する(ステップS17)。具体的には、確認依頼を受信した確認者は、確認者端末50を用いて管理サーバ40にアクセスする。この場合、確認者端末50は、確認する処理対象の杭孔を特定するための現場識別子及び杭識別子を、管理サーバ40に送信する。
管理サーバ40は、周囲の決定済支持層深度の取得処理を実行する(ステップS18)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、確認者端末50から取得した現場識別子及び杭識別子を含む杭管理データ430を確認対象の杭管理データとして特定し、この杭管理データ430の杭(杭孔)の位置を特定する。そして、制御部41は、ステータスが確認済の杭管理データ430のうち、確認対象の杭孔を含み列状に並ぶ杭の杭管理データ430を抽出する。具体的には、制御部41は、確認対象の杭孔の位置を中心として、第1方向において予め定めた第1範囲内で、第1方向と直交する第2方向に位置している杭の杭管理データ430を特定する。そして、制御部41は、特定した杭管理データ430の杭の長さ及び支持層深度を取得する。
次に、管理サーバ40は、確認画面の送信処理を実行する(ステップS19)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、確認画面を生成する。この確認画面には、確認対象の杭孔の位置から、確認対象に対して列状に並ぶ複数の他の杭の長さと支持層深度とが含まれる。そして、制御部41は、生成した確認画面を確認者端末50に送信する。
確認者端末50は、承認結果の送信処理を実行する(ステップS20)。具体的には、確認者端末50は、確認画面を表示装置H13に表示する。
図8に示すように、確認画面650には、支持層深度表示欄651と、確認対象の杭の杭孔の支持層深度を示した確認深度表示欄652、確認済ボタン655及び差戻ボタン656が含まれる。支持層深度表示欄651には、確認対象の杭孔Ph1の長さと、この杭孔Ph1を含み列状に並んだ杭P2,P3,P4,P5,P6,P8の長さとが示されている。この場合、杭孔Ph1からの離間距離に対応して杭P2~P8が表示されている。更に、杭孔Ph1には、新規支持層深度CD1が示され、杭P2~P8には、決定済支持層深度D2,D3,D4,D5,D6,D8が示されている。
ここで、確認者は、支持層深度表示欄651に表示された杭P2~P8の間隔や長さ、決定済支持層深度D2~D8に基づいて、確認対象の杭孔Ph1の新規支持層深度が妥当か否かを判断する。例えば、この図に示すように、近い杭P2,P3の決定済支持層深度D2,D3に対して、新規支持層深度CD1が高い場合には、新規支持層深度がもっと深い可能性があるため、確認者は、差戻ボタン656を押下する。また、確認対象の杭孔Ph1の新規支持層深度が、杭P2,P3の決定済支持層深度D2,D3の間に位置している場合には、確認者は、確認済ボタン655を押下する。確認者端末50は、承認結果を、現場識別子及び杭識別子とともに、管理サーバ40に送信する。この承認結果には、差戻ボタン656が選択された場合には差戻情報を、確認済ボタン655が選択された場合には承認済情報を含める。
管理サーバ40は、承認されたか否かの判定処理を実行する(ステップS21)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、確認者端末50から取得した承認結果に応じて判定する。
ここで、管理サーバ40は、差戻情報の取得により不承認と判定した場合(ステップS21において「NO」の場合)には、修正依頼処理を実行する(ステップS22)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、承認結果に含まれる現場識別子及び杭識別子を含む杭管理データ430のステータスに差戻を記録する。そして、制御部41は、この杭管理データ430の判定者情報から判定者のメールアドレスを特定し、このメールアドレスに、修正依頼を送信する。この修正依頼には、現場識別子、杭識別子及び杭管理データ430に記録されていた支持層深度が含まれる。
その後、判定者端末30は、新規支持層深度の修正処理を実行する(ステップS23)。具体的には、修正依頼を受信した判定者は、判定者端末30を用いて管理サーバ40にアクセスする。この場合、判定者端末30は、修正画面の取得依頼を管理サーバ40に送信する。修正画面の取得依頼には、修正対象の新規支持層深度、これが入力された現場の現場識別子及び杭識別子が含まれる。そして、管理サーバ40の制御部41は、現場識別子及び杭識別子が含まれる杭管理データ430を特定し、この杭管理データ430のステータスに修正中を記録する。次に、制御部41は、特定した杭管理データ430を含む作業用画面600を判定者端末30に送信する。そして、判定者端末30は、作業用画面600を表示装置H13に表示し、ステップS14以降の処理を実行する。
一方、管理サーバ40は、承認済情報の取得により承認と判定した場合(ステップS21において「YES」の場合)には、新規支持層深度の記憶処理を実行する(ステップS24)。具体的には、管理サーバ40の制御部41は、承認結果に含まれる現場識別子及び杭識別子を含む杭管理データ430のステータスに確認済を記録する。
なお、支持層に到達したと判断してから、更に、所定長さ分、掘削した後、掘削が完了する。この場合、掘削機10の掘削ヘッド18を杭孔h0から引き抜く。
そして、掘削ヘッド18の引き抜きに応じた上昇を検知した場合、判定者端末30の制御部31は、掘削状況データ記憶部32に登録した深度に応じた掘削状況情報を、現場識別子及び杭識別子とともに、管理サーバ40に送信する。管理サーバ40の制御部41は、現場識別子及び杭識別子を含む杭管理データ430に、掘削状況情報を記録する。
(作用)
本実施形態では、管理サーバ40の制御部41は、掘削状況情報を用いて杭孔h0が支持層に到達したと判定者が判定した深度(新規支持層深度)と、この杭孔の周囲の決定済支持層深度とを含む確認画面を確認者端末50に表示する。これにより、確認者は、同じ現場の他の杭の決定済支持層深度を用いて、判定された新規支持層深度が妥当かどうかを確認することができる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、判定者端末30は、深度に関連付けた掘削状況情報の記録処理(ステップS13)及び新規支持層深度の登録依頼処理(ステップS14)を実行する。管理サーバ40の制御部41は、周囲の決定済支持層深度の取得処理(ステップS18)及び確認画面の送信処理(ステップS19)を実行する。確認画面には、新規支持層深度とともに、ステップS18において取得した他の決定済支持層深度が含まれる。このため、確認者は、同じ現場の他の杭の決定済支持層深度を用いて、新規支持層深度が妥当かどうかを判定することができる。従って、異なる複数の情報に基づいて新規支持層深度の妥当性を判断することができるので、杭孔が支持層に到達した深度を、的確に特定することができる。
(2)本実施形態では、周囲の決定済支持層深度の取得処理(ステップS18)において、管理サーバ40の制御部41は、確認対象の杭孔(杭)を含んで列状に並び、かつ確認済のステータスの他の杭の杭管理データ430を取得する。制御部41は、取得した杭管理データ430の杭の長さ及び支持層深度を含めた確認画面を生成して表示する。確認者は、確認画面に表示された確認済の他の杭の長さ及び支持層深度(決定済支持層深度)から、新規支持層深度が妥当かどうかを判定することができる。
(3)本実施形態では、管理サーバ40の制御部41は、確認者端末50から差戻の承認結果を取得した場合、判定者端末30に対して修正依頼処理を実行する(ステップS22)。これにより、判定者は、新規支持層深度を再確認して、必要に応じて修正することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、判定者とは異なる確認者が、確認画面を閲覧することにより、判定者が判定した新規支持層深度を確認した。この確認者の代わりに、判定者が確認してもよい。この場合には、管理サーバ40の制御部41は、新規支持層深度の仮記憶処理(ステップS15)を実行した後、周囲の決定済支持層深度の取得処理を実行し、生成した確認画面を判定者端末30に送信する。この場合においても、同じ現場の周囲の決定済支持層深度を用いて、新規支持層深度が妥当か否かを判定することができる。
・上記実施形態では、管理サーバ40の制御部41は、周囲の決定済支持層深度の取得処理(ステップS18)において、確認対象の杭孔の位置から、確認対象の杭孔を含み列状に並び、かつ確認済のステータスの他の杭管理データ430を取得する。確認画面に表示する決定済支持層深度は、列状に並んだ杭に限られない。例えば、制御部41は、確認対象の杭孔の位置から、予め定めた所定範囲内の位置にある決定済支持層深度を取得してもよい。具体的には、制御部41は、確認対象の杭孔の位置から、所定範囲内の位置と確認済のステータスとが記録された杭管理データ430を特定する。そして、制御部41は、特定した杭管理データ430の決定済支持層深度と新規支持層深度とを含む確認画面をユーザ端末(確認者端末50又は判定者端末30)に送信する。
更に、決定済支持層深度の表示方法は、確認対象の杭孔からの距離を用いた表示に限られない。例えば、確認対象の杭孔を中心として、周囲に位置する杭孔の決定済支持層深度を取得し、決定済支持層深度を2次元的に又は3次元的に表示するようにしてもよい。
更に、確認画面においては、確認対象の杭孔に対して近い杭孔の決定済支持層深度を、新規支持層深度と一緒に表示させてもよい。この場合、複数の杭孔(杭)の決定済支持層深度を表示させてもよいし、最も近い杭孔(杭)の決定済支持層深度のみを表示させてもよい。
例えば、図9に示す確認画面700には、杭孔情報701、新規支持層深度702、隣接杭の詳細情報703及び確認ボタン706が含まれている。杭孔情報701には、確認対象の杭孔の現場(現場識別子に対応する現場名)、杭識別子及び施工機識別子が含まれる。隣接杭の詳細情報703には、隣接する杭の杭識別子、この杭の位置(座標)、確認対象の杭孔からの離間距離及びこの杭の決定済支持層深度が含まれる。この確認画面700において、新規支持層深度を、隣接杭の決定済支持層深度とを対比して、確認者は閲覧することができる。従って、同じ現場の隣接杭の決定済支持層深度を用いて、新規支持層深度が妥当かどうかを判定することができる。
更に、新設杭の決定済支持層深度を、確認者に入力してもらうことにより、新規支持層深度とともに、確認者に周囲の決定済支持層深度を把握してもらってもよい。
例えば、図10に示す確認画面750においては、杭孔情報701、新規支持層深度702、隣接杭の詳細情報703及び入力欄755が含まれている。ここで、入力欄755には、隣接杭の詳細情報703に表示された決定済支持層深度を入力する。ユーザ端末は、入力欄755において入力完了を検出した場合には、確認ボタン766を含む確認画面760を表示する。そして、ユーザは、確認ボタン766を選択して、新規支持層深度を確認することができる。
・上記実施形態では、管理サーバ40の制御部41は、確認画面において、決定済支持層深度を表示した。確認画面に表示する情報は、決定済支持層深度以外の情報を含めてもよい。例えば、確認対象の杭孔の周囲にある確認待ちステータスが記録された杭孔の情報を、決定済支持層深度と区別可能な表示で、確認画面に含めてもよい。
・上記実施形態では、確認者により確認された支持層深度を決定済支持層深度として用いた。確認画面において新規支持層深度とともに含める決定済支持層深度は、確認者による確認済の支持層深度に限られず、入力時に複数人で決定した支持層深度でもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
(a)前記制御部は、前記処理対象の孔に対して所定範囲の位置にある前記決定済支持層深度を取得し、取得した前記決定済支持層深度と前記新規支持層深度とを前記確認情報に含めることを特徴とする請求項1に記載の判定支援システム。
(b)前記制御部は、前記確認情報を表示する確認画面に、前記決定済支持層深度を入力する入力欄を含め、前記決定済支持層深度が前記入力欄に入力された後に、前記確認画面に確認ボタンが表示されることを特徴とする請求項1、2又は前記(a)に記載の判定支援システム。
CD1…新規支持層深度、D2,D3,D4,D5,D6,D8…決定済支持層深度、h0…杭孔、Ph1…杭孔、P2,P3,P4,P5,P6,P8…杭、10…掘削機、11…ベースマシン、12…クローラ、13…操作室、14…マスト、16…オーガマシン、17…掘削ロッド、18…掘削ヘッド、20…判定支援システム、21…削孔深度計測器、22…流量計測器、23…電流計測器、24…振動計測器、30…判定者端末、31,41…制御部、32…掘削状況データ記憶部、40…管理サーバ、42…地質調査データ記憶部、43…支持層深度情報記憶部としての杭管理データ記憶部、50…確認者端末、311…計測管理部、312…支持層深度取得部、320…掘削状況データ、430…杭管理データ、600…作業用画面、601…杭識別子、602…表示欄、603,703…詳細情報、604…グラフ、605…掘削状況情報表示欄、606…支持層確認深度表示欄、607…判定根拠選択欄、608…判定者入力ボタン、609…確認者入力ボタン、650,700,750,760…確認画面、651…支持層深度表示欄、652…確認深度表示欄、655…確認済ボタン、656…差戻ボタン、701…杭孔情報、702…新規支持層深度、706,766…確認ボタン、755…入力欄。

Claims (3)

  1. 現場における支持層深度を記憶した支持層深度情報記憶部と、ユーザ端末に接続された制御部とを備えた判定支援システムであって、
    前記制御部は、
    前記現場の決定済支持層深度を取得した場合、前記現場の現場識別子に関連付けて前記支持層深度情報記憶部に記録し、
    処理対象の杭孔の掘削における複数の掘削状況情報に応じて、判定者が支持層に到達したと判定した新規支持層深度を前記ユーザ端末から取得した場合、前記処理対象の杭孔と同じ現場における前記決定済支持層深度を前記支持層深度情報記憶部から取得し、
    前記決定済支持層深度と前記新規支持層深度とを含む確認情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする判定支援システム。
  2. 前記制御部は、
    前記処理対象の杭孔を含み列状に位置する複数の杭孔の前記決定済支持層深度を取得し、
    前記取得した決定済支持層深度と前記新規支持層深度とを、前記杭孔の位置を用いて前記列状に並べて、前記確認情報に含めることを特徴とする請求項1に記載の判定支援システム。
  3. 現場における支持層深度を記憶した支持層深度情報記憶部と、ユーザ端末に接続された制御部とを備えた判定支援システムを用いた判定支援方法であって、
    前記制御部は、
    前記現場の決定済支持層深度を取得した場合、前記現場の現場識別子に関連付けて前記支持層深度情報記憶部に記録し、
    処理対象の杭孔の掘削における複数の掘削状況情報に応じて、判定者が支持層に到達したと判定した新規支持層深度を前記ユーザ端末から取得した場合、前記処理対象の杭孔と同じ現場における前記決定済支持層深度を前記支持層深度情報記憶部から取得し、
    前記決定済支持層深度と前記新規支持層深度とを含む確認情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする判定支援方法。
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