JP2023095292A - 自律型操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の進行方向を変更する操舵系に設けるステアリングシャフトを電動モータによって回転させて車両の進行方向を制御する操舵装置を、既存の車両に至って簡単に後付けすることができると共に、電動モータの駆動時の不快音の発生等を無くしながら、極力安価な自律型操舵装置を提供する。【解決手段】ステアリングホイール33の下方側にローター66を取付け、また、このローターの外周側を覆うローターハウジング69を、そのローターハウジングに設ける複数のローラー71をローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させる一方、電動モータ63を取付けてそのピニオン64の上方側を覆うピニオンハウジング68をローターハウジングに取付けて、電動モータによってピニオンとローターを介してステアリングホイールを回転させる。【選択図】図5

Description

本発明は、農業用車両等に設ける自律型操舵装置に係り、詳しくは、車両の操縦部に設けるステアリングホイールを電動モータによって回転させて車両の進行方向を制御する自律型操舵装置に関する。
農業用の作業車両であるトラクタや乗用型田植機は、操縦部に設けるステアリングホイール(ステアリングハンドル)を手動で回転させることによって前輪を操舵したり、或いはクローラ式の走行装置を備える場合にあっては、左右のクローラ走行装置の回転数に差を与えることによって、車両の進行方向を修正して作業を行ったり枕地での走行機体の旋回を行う。
そして、これらの車両は、その圃場における畝立や耕耘作業、或いは田植作業等において、効率的な無駄のない作業を行うために等間隔で真っすぐな畝立や耕耘、或いは苗の植付け等が望まれ、また、走行機体の旋回を行う場合でもそのタイミングを失することなく、適切な進路に基づく素早い適確な旋回が望まれ、更にはこれ等の作業を経験の浅い作業者が行う場合でも、ベテランと変わらない能率的な作業を行えるようにすることが望ましい。
そこで、近年、まっすぐで等間隔のうね作りを行うことを目指して、トラクタの走行機体に設ける単眼カメラが撮影した映像から直進や追従作業時における走行機体の進行方向のズレをプロセッサが取得し、また、このズレを無くす指示を走行機体に後付けする自動操舵装置に出して、また、自動操舵装置はこの操舵指示を受けて電動モータによってステアリングシャフトを回転させて、走行機体の進行方向を自動的に修正する、というアシストシステムを提供している。
また、スマート農業が叫ばれるなかで提唱される作業者が搭乗した状態での自動走行、或いは有人監視下での無人状態での自動走行を実現するために、衛星測位システムを利用して走行機体の位置並びに方位情報を取得し、また、これに基づいて予め作成した直線状の作業走行経路に倣うように自動走行させるといったアシストシステムを提供し、さらに、これを発展させて作業走行経路のみならず作業を伴わない旋回走行経路を含めた自動走行システムの提供を本発明者等は目指している。
そして、このようなアシストシステムを提供するうえで欠かすことができない自動操舵装置として、車両の操舵系に設けるステアリングシャフトを電動モータによって回転させることによって車両の進行方向を制御するように構成する。また、この場合に自動操舵装置はステアリングシャフトを覆うステアリングコラムと、ステアリングシャフトの上部に設けるステアリングホイールとの間に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、車両の進行方向を変更するために手動で回転させるステアリングホイールに自動操舵装置を後付けして取り付けることが提案されている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
特開2018-167724号公報 特開2010-202163号公報 特開2021-109453号公報
前述のように農業用の作業車両にあって作業者が搭乗した状態で自動走行させたり、或いは有人監視下の無人状態で自動走行させると、無駄のない精度の高い作業を能率的に行うことができて、作業者がハンドル操作を行う必要がないのでその負担を軽減することができる。そこで、これらのシステムを作業車両に設置することになるが、その場合に例えば、単眼カメラや衛星からの信号を捕捉するアンテナや受信機、或いはこれ等の機器をコントロールして走行機体の目標からのズレやこのズレを解消するための操舵量を指示する制御装置等は比較的簡単に車両に搭載することができる。
しかし、作業車両の進行方向を制御して自動走行させるための操舵装置は、元々そのような装置を組み込むことを想定して車両の操舵系が設計されていないので、簡単に後付けをすることが困難であるという問題がある。
即ち、前述の特許文献1にあっては、操縦部に設けるステアリングホイールを工具を用いてステアリングシャフトから取り外すと共に、そのステアリングシャフトの上部に操舵駆動装置を取り付け、さらに、この操舵駆動装置の上部に専用の新たなステアリングホイールを取り付けなければならない。そのため、このものでは手間の掛かる長時間に亘る後付け作業と、操舵駆動装置のステアリングホイール上部への取付けのために要する多数の部材を必要として、操舵装置が相当高額となる問題がある。
また、その点で前述の特許文献2にあっては、ステアリングホイールに自動操舵装置を後付けして取り付けるので、煩わしい後付け作業を比較的簡単に行うことができてそれに要する時間もあまり掛からないという利点がある。しかし、自動操舵装置をステアリングホイールの上方側に設けるために手動による操舵を行えるように別のステアリングホイールを自動操舵装置の上部に設けることになって手動操作時の操作性を悪化させたり、操舵装置が同様に相当高額となる問題がある。
さらに、前述の特許文献3にあっては、遠隔操舵装置をステアリングホイールの下方側に設けるために、ややその保持ブロックや結束バンド等によって手動操作時におけるステアリングホイールの操作性に難はあるものの、新たなステアリングホイールを別に設ける必要がないという有利性がある。
しかし、このものでは、ステアリングホイールにリング部材を固定する一方、操舵モータ等を備えるフレームはステアリングコラムに固定するから、リング部材に設ける内歯と操舵モータの小歯車との噛み合いが、相互に設けるベースがステアリングホイールとステアリングコラムに分かれているので両者間の組付精度(両歯車軸心の平行度)に問題が生じて、例えば歯車の打撃音等の発生が懸念されるばかりか、一方のリング部材の取り付けはともかく、操舵モータ等を備えるフレームのステアリングコラムへの取り付けはステアリングホイールを取り外して行うことになって簡単に行えるとは言い難いから、全体に操舵装置が大型化して相当高額となる虞がある。
そこで、本発明は、前述のような問題点に鑑み、車両の進行方向を変更する操舵系に設けるステアリングシャフトを電動モータによって回転させて車両の進行方向を制御する操舵装置を、既存の車両に至って簡単に後付けすることができると共に、電動モータの駆動時の不快音の発生等を無くしながら、極力安価な自律型操舵装置を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため本発明の自律型操舵装置は、ステアリングシャフトの上部に固定するステアリングホイールに、電動モータに取付けたピニオンによって回転させるローターを取付け、この電動モータの駆動によってステアリングホイールを回転させて車両の進行方向を自動制御する操舵装置であって、前記ステアリングホイールの下方側にローターを取付け、また、このローターの外周側を覆うローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させる一方、前記電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングを前記ローターハウジングに取付けて、前記電動モータによってピニオンとローターを介してステアリングホイールを回転させることを特徴とする。
また、本発明の自律型操舵装置は、前記ピニオンの外周部をローターの外周縁に設ける保持部に嵌めて、前記電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングをローターに保持させることを特徴とする。さらに、本発明の自律型操舵装置は、前記ローターは、数個に分割したリング片をステアリングホイールに設けるハブを囲むように相互に連結して中空のリング状に構成すると共に、係るローターをステアリングホイールに設ける数本のスポークの下方側に連結具を介して取付けることを特徴とする。
そして、本発明の自律型操舵装置は、前記ローターハウジングとピニオンハウジングの一方の端部どうしをピンを用いて互いに回動自在に連結したうえで、このローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させて、その後にローターハウジングとピニオンハウジングの他方の端部どうしをピンを用いて連結するか、或いは、ローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させたうえで、ローターハウジングとピニオンハウジングの一方と他方の端部どうしをピンを用いて連結して、ローターハウジングにピニオンハウジングを取付けることを特徴とする。
また、本発明の自律型操舵装置は、前記ローターハウジングに回り止め用のピンを設けて、このピンをステアリングシャフトを覆うステアリングコラム等に設ける金具のスリットに上方から挿入して、ローターハウジング及びピニオンハウジングの回り止めを行うことを特徴とする。
その上、本発明の自律型操舵装置は、前記ピニオンはその外周部に多数のローラーを設けて、このローラーを前記ローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成するか、又は、前記ピニオンと共にローターの外周部に多数の磁石を設けて、この両者に設ける磁石の吸引・反発力によってローターを非接触で回転させるように構成するか、或いは、前記ピニオンに形成する歯を前記ローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成することを特徴とする。
本発明の自律型操舵装置によれば、ステアリングシャフトの上部に固定するステアリングホイールに、電動モータに取付けたピニオンによって回転させるローターを取付け、この電動モータの駆動によってステアリングホイールを回転させて車両の進行方向を自動制御する操舵装置であって、前記ステアリングホイールの下方側にローターを取付け、また、このローターの外周側を覆うローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させる一方、前記電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングを前記ローターハウジングに取付けて、前記電動モータによってピニオンとローターを介してステアリングホイールを回転させる。
そのため、電動モータによってピニオンとローターを介してステアリングホイールを回転させる自律型操舵装置は、その電動モータとピニオンとローターをステアリングホイールに一纏めにして取付けるものであるから、既存の車両に設ける手動の操舵装置に改造を殆ど加えることなく至って簡単に装置することができて、その後付けにおける労力を軽減しながら作業に要する時間を数分に短縮することができる。また、この自律型操舵装置は特にステアリングホイールの下方側に取付けるものであるから、ステアリングホイールを手動で回転させて車両の進行方向を変更する場合に、自律型操舵装置が邪魔になってその操作性を悪化させるといった虞を無くすことができる。
さらに、ローターの外周側を覆うローターハウジングから電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングを取り外すと、この取り外した電動モータやピニオンをそのピニオンハウジングと共に持ち去ることができ、また、この取り外した駆動ユニットを他の車両に後付けした自律型操舵装置の駆動ユニットとして使用することができる。従って、別の車両を自動操舵させる場合に、この高価な駆動ユニットを使いまわして用いることができて、夫々の車両に駆動ユニットを個々に設ける場合に比較してトータルでのイニシャルコストの低減を図ることができる。
また、本発明の自律型操舵装置によれば、前記ピニオンの外周部をローターの外周縁に設ける保持部に嵌めて、前記電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングをローターに保持させるから、ローターの外周側を覆うローターハウジングのみならず電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングをローターに保持させることができる。また、このピニオンの外周部とローターの保持部の嵌合によってピニオンとローターの軸間距離を適正に保ったり、上下方向における相対的な位置ずれを無くして、確実に電動モータの駆動力をピニオンからローターに伝達して、係るローターをピニオンハウジングとローターハウジングによって覆った状態で円滑に回転させることができる。
さらに、本発明の自律型操舵装置によれば、前記ローターは、数個に分割したリング片をステアリングホイールに設けるハブを囲むように相互に連結して中空のリング状に構成すると共に、係るローターをステアリングホイールに設ける数本のスポークの下方側に連結具を介して取付ける。そのため、ステアリングシャフトの上部からステアリングホイールを取り外さなくとも、ステアリングホイールに設ける数本のスポークの下方側にローターを位置させることができて、その後に係るローターをスポークの下方側に連結具を介して簡単に取付けることができる。
また、本発明の自律型操舵装置によれば、前記ローターハウジングとピニオンハウジングの一方の端部どうしをピンを用いて互いに回動自在に連結したうえで、このローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させて、その後にローターハウジングとピニオンハウジングの他方の端部どうしをピンを用いて連結するか、或いは、ローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させたうえで、ローターハウジングとピニオンハウジングの一方と他方の端部どうしをピンを用いて連結して、ローターハウジングにピニオンハウジングを取付ける。
そのため、ステアリングシャフトの上部からステアリングホイールを取り外さなくとも、ローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させながら、係るローターハウジングにピニオンハウジングを簡単にピンを用いて取付けることができる。また、逆に電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングをローターハウジングから取り外す場合もステアリングシャフトの上部からステアリングホイールを取り外さなくともよい。
そして、本発明の自律型操舵装置によれば、前記ローターハウジングに回り止め用のピンを設けて、このピンをステアリングシャフトを覆うステアリングコラム等に設ける金具のスリットに上方から挿入して、ローターハウジング及びピニオンハウジングの回り止めを行うから、ローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させる際に合わせて、そのローターハウジングに設ける回り止め用のピンをステアリングコラム等に設ける金具のスリットに上方から挿入して、ローターハウジング及びピニオンハウジングの回り止めを行うことができる。
なお、ピニオンハウジングに回り止め用のピンを設けてもよいが、前述のようにピニオンハウジングに電動モータ等を取付けた駆動ユニットを持ち運ぶ際に回り止め用のピンが突出していては邪魔になるので、この回り止め用のピンをピニオンハウジングではなく、一度取り付ければ取り外すことが少ないローターハウジング側に設ける。
その上、本発明の自律型操舵装置によれば、前記ピニオンはその外周部に多数のローラーを設けて、このローラーを前記ローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成するか、又は、前記ピニオンと共にローターの外周部に多数の磁石を設けて、この両者に設ける磁石の吸引・反発力によってローターを非接触で回転させるように構成するか、或いは、前記ピニオンに形成する歯を前記ローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成する。
そして、この場合にピニオンはその外周部に多数のローラーを設けて、このローラーをローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成すると、ローターの外周部に形成する歯にピニオンに設けるローラーが円滑に転動してローターを回転させるので耳障りな歯打ち音が発生せず振動も少なくなるうえに、円滑な転がり接触によってローターの摩耗や発熱が少なくその耐久性を向上させることができる。
また、ピニオンと共にローターの外周部に多数の磁石を設けて、この両者に設ける磁石の吸引・反発力によってローターを非接触で回転させるように構成すると、ピニオンが非接触でローターを回転させるので、前述の歯打ち音による騒音や振動、或いはローターの摩耗等を全く無くして長期に亘って伝動装置としての性能を良好に発揮させることができる。
なお、ピニオンに形成する歯をローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成すると、このピニオンとローターの歯の噛み合いによって減速された高トルクに基づいてスアリングホイールを確実に回転させることができ、また、それにより車両の進行方向を速やかに適確に制御することができる。さらに、減速比を大きくするために2段歯車等の減速構造を採用するとバックラッシュによって打撃音のような不快な音が発生するが、このような多段歯車構造を採用しないので、バックラッシュを少なくして不快な音の発生を抑えることができる。
本発明を適用したトラクタの側面図である。 操舵系の斜視図である。 操縦部の斜視図である。 自動走行システムのブロック図である。 ステアリングホイールに駆動ユニットを取付けた状態を示す斜視図である。 同上平面図である。 同上側面図である。 図6におけるAA線の断面図である。 図7におけるBB線の断面図である。 図7におけるCC線の断面図である。 ステアリングホイールに駆動ユニットを取付ける手順を示す分解図である。 第2実施形態に係る駆動ユニットの斜視図である。 ステアリングホイールに第2実施形態に係る駆動ユニットを取付ける手順を示す分解図である。 操縦部に第2実施形態に係る駆動ユニットを設ける正面図である。 ステアリングホイールに第2実施形態に係る駆動ユニットを取付けた側面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように作業車両としての農業用のトラクタ1は、前方からエンジン2、クラッチハウジング3、トランスミッションケース4等を一体的に連結して車体(走行機体)を構成する。また、車体の前部寄りには、エンジン2とエンジン2の補器類を覆うボンネット5とサイドーカバー6を設け、ボンネット5は後部に設けるヒンジを介して前部側を開閉自在に構成する。
さらに、エンジン2に固定して前方に延びるフロントブラケット7は、図2に示すようにフロントアクスルケース8を左右揺動自在に軸支する。そして、このフロントアクスルケース8の左右端には、キングピンケース9及びファイナルケース10を取付ける。また、ファイナルケース10に軸支する前車軸11には前輪12を取付ける。
一方、車体の後部寄りにはトランスミッションケース4の左右に連結するリアアクスルケースを設け、リアアクスルケースに軸支する後車軸13に左右の後輪14を取付ける。また、車体の後部には、トップリンク15と左右のロワリンク16からなる周知の三点リンク機構やドローバ等の連結装置を設け、これらの連結装置にはロータリ耕耘装置、畝立機、或いは播種機や移植機等の作業機を連結し、トランスミッションケース4の後部に軸支するPTO軸(動力取出軸)から作業機にエンジン動力を伝達する。
さらに、エンジン2より後方の車体には、防振ゴムを介して操縦部を覆うキャビン17を搭載する。ここで、キャビン17は、左右一対の前側の支柱であるフロントピラー18と、左右一対の後側の支柱であるリアピラー19と、両者の間に設ける左右一対の中間の支柱であるミッドピラー20と、この上下方向に延びる6本の各支柱18、19、20の上端部間を連結固定する方形枠状の上部フレーム21と、各支柱18、19、20の下端部間を連結固定する下部フレーム22等によってキャビンフレームを構成する。
そして、キャビンフレームには、左右のドアガラス23を後部側に設けるヒンジ24を介して開閉自在に装着すると共に、前面側にフロントガラス25を、また、後面側にリヤガラス26をヒンジを介して開閉自在に装着し、更にミッドピラー20とリアピラー19の間にはヒンジ27を介してサイドガラス28を開閉自在に装着する。また、左右のリアピラー19の下端部から、前方斜め下方のフロア29側に向けて後輪14の前側上方を覆うフェンダ30を設ける。さらに、上部フレーム21にはルーフ31を設けて操縦部の上方を覆う。
また、キャビン17内に設ける運転席32は、左右のフェンダ30間の中央に位置させて設ける。なお、運転席32の左右にはトランスミッションケース4に設ける走行変速装置を操作する主変速レバーや副変速レバー等を備える左コンソールと、作業機を昇降させるポジションコントロールレバーや耕深並びに傾斜の自動制御に係るスイッチ及びボリューム等を備える右コンソールを設ける。
さらに、図3に示すように運転席32の前方には、左右の前輪12を操舵してトラクタ1の進行方向を変更するステアリングホイール33を設ける。そして、このステアリングホイール33は、キャビン17の前部に立設する操舵フレーム34に回動可能に設けるステアリングコラム35によって覆うステアリングシャフト36の上部に締結して設け(図2参照)、下方に設けるチルトペダル37の踏み込みによってチルト調節を行うことができる。
また、ステアリングホイール33の前方には、操舵フレーム34の周囲を覆うパネルカバー38とリヤパネルカバー39を設け、この内、パネルカバー38にはタコメータや燃料計等を備えるメーターパネル40を設ける他、エンジンコントロールレバー41やトラクタ1の各種の自動制御を行う操作スイッチユニット42、或いはエンジンのスタータスイッチ等を設ける。
また、前述のステアリングコラム35に設けるブラケットには走行変速装置の前後進レバー43と、コンビネーションスイッチレバー44、或いは作業機の昇降を行うクイックアップレバーを設ける。そして、このステアリングコラム35やブラケット等はコラムカバー45によって覆い、さらに、ステアリングホイール33の下方には主クラッチペダル46と左右のブレーキペダル47等を設ける。
なお、図2に示すように、ステアリングホイール33によって回転するステアリングシャフト36の下部は、ジョイントシャフトとヨーク48を介して全油圧式のパワーステアリングユニット49の入力軸に連結する。そして、このパワーステアリングユニット49はフロントアクスルケース8に設ける複動油圧シリンダ50を作動させ、また、複動油圧シリンダ50はタイロッド51を介して左右のナックルアーム52を回動させて左右の前輪12を操舵する。従って、ステアリングホイール33を回転させると、油圧を用いてその操作力を軽減させて左右の前輪12をスムーズに操舵して機体の進行方向を変更することができる。
以上、トラクタ1の概要について説明したが、次にオプションとして提供する自動走行システムについて説明する。この自動走行システムは、RTK(Real Time Kinematic)によるGNSS(Global Navigation Satellite System)によってトラクタ1の位置と方位を取得して、トラクタ1を圃場における直線状の作業走行経路や旋回走行経路等を搭乗する作業者の手を煩わせること無く自動的に走行させようとするものである。
そのため、この自動走行システムは、図4に示すように米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州連合のGalileo等の測位衛星から出される電波をアンテナ53で捉えてトラクタ1の位置情報を取得する受信機54と、この受信機54で取得する位置情報を補完する補正情報を得る基地局55と、地図データ等に基づいて作業走行経路や旋回走行経路等を作成すると共に、トラクタ1の走行経路からのズレに基づいてその走行経路に導くための操舵量を演算するタブレット端末56と、タブレット端末56によって指示された操舵量に一致するように前輪12を操舵制御する自動操舵装置(自律型操舵装置)57等を設ける。
そして、係る自動走行システムは既存のトラクタ1に比較的簡単に後付け可能にするものであって、例えば、前述のGNSSアンテナ53と、基地局55と通信する無線アンテナ58と、受信機54や全体を統括するコントローラ59、及び自動操舵装置57のマイクロコンピュータユニットで構成する操舵ECU60等を備えるGNSSユニット61は、キャビン17のルーフ31上に設けるフレームに纏めて取付けて設ける。また、基地局55はトラクタ1が作業を行う圃場から300メートル以内で周囲に山や木、高い建物などの障害物がない見通しの良い安定した場所に設置する。
さらに、タッチパネル付きの液晶ディスプレイを備え、自動走行に欠かせないナビゲーションソフトウェアを予めインストールする薄型軽量のコンピュータであるタブレット端末56は、運転席32に座る作業者の手元に置いてもよい。また、走行経路に対するトラクタ1のズレや作業済の行程等をそのディスプレイによって確認したい場合等は、キャビン17内の見易い適当な位置にホルダを取付けておき、このホルダにタブレット端末56を装着したり充電等が必要になれば取り外して自宅等に持ち運べばよい。
そして、残る自動操舵装置57の駆動ユニット62について説明すると、この駆動ユニット62は、操縦部に設ける前述のステアリングホイール33を電動モータ63によって回転させ、また、それにより操舵系に設けるステアリングシャフト36を回転させ、さらに、パワーステアリングユニット49と複動油圧シリンダ50によって左右の前輪12を操舵して、トラクタ1の進行方向を制御する。
即ち、ステアリングホイール33を電動モータ63によって回転させる自動操舵装置57の駆動ユニット62は、図3に示すようにステアリングホイール33の下方側に取り付けて設ける。なお、駆動ユニット62のステアリングホイール33に対する取付け手順は後述するとして、先ず、駆動ユニット62の構造から先に説明すると、図5乃至図11に示すように、この駆動ユニット62はブラシレスの直流電動モータ63の出力軸にピニオン64を取り付け、このピニオン64はその外周部に通常設ける歯車に変わる多数のベアリングで支持された回転自在なローラー65を備える。
また、このピニオン64の多数のローラー65によって構成するローラー歯車65に噛み合って減速駆動されるトロコイド歯形を外周側に備える樹脂製の大径ローター66は、3個に等分したリング片67をその内周側においてボルトtとナットnを用いて結合して中空のリング状に構成する。さらに、前述の電動モータ63を取り付けて電動モータ63に取り付けたピニオン64の上方側を覆う樹脂製のピニオンハウジング68とローター66の外周側を覆う樹脂製のローターハウジング69を設ける。
そして、ピニオンハウジング68とローターハウジング69の夫々の端部に設ける連結孔68a、69aにピン70を通して一端部を結合すると、ピニオンハウジング68はローターハウジング69に回動自在に取り付けることができる。また、その両端部を2つのピン70で連結すると上下方向から見た際に円管に小径の円筒が一部重なった体を成して、駆動ユニット62の一体化したハウジングとして機能する。
なお、リング状に構成するローター66からすると、そのローター66の2個分のリング片67に相当する略3分の2をローターハウジング69によってその外周側を覆い、残る1個分のリング片67に相当する略3分の1をピニオンハウジング68によってその外周側を覆うように、ピニオンハウジング68とローターハウジング69の各円弧部分の長さを設定している。
ところで、電動モータ63を駆動してピニオン64を介してローター66を回転させるためには、ピニオン64のローラー歯車65とローター66の外歯66aの中心間距離Lが適正に保持されなければその噛み合いにバックラッシュを生じて騒音や振動を発生し、また、抑々歯幅方向における両者の位置がズレていれば両者が噛み合わず動力伝達装置として役立たないものとなる。しかし、ローターハウジング69の3つの膨出部69bにはベアリングで回転自在に支持する3個のローラー71を等分に配置して設ける。
そして、このローラー71は、算盤の珠の如く傾斜させた上下の外周部71b、71cを備えて、その中央部71aを窪ませるものに形成し、一方、ローター66の外歯66aを挟んだ上下の外周縁には、中央の外歯66aに至るほど窪む保持部66b、66cを形成する。そのため、3個のローラー71の外周部71b、71cを、ローター66の外周縁に設ける保持部66b、66cに嵌めると、ローター66はローターハウジング69の所定高さにおける平面上の中央に位置させることができる。
また、前述の多数のローラー65を挟み込んで取り付けるピニオン64の上下の外周部64a、64bは、ローラー71の外周部71b、71cと同様に傾斜させている。そのため、ピニオン64の外周部64a、64bを、ローター66の外周縁に設ける保持部66b、66cに嵌めると、ローター66はローターハウジング69から抜け出ることができなくなって、3個のローラー71と1個のピニオン64の合わせて4個によってローター66はローターハウジング69の前述の所定箇所に位置決めすることができる。
従って、ピニオンハウジング68とローターハウジング69を結合して一体化した状態にあっては、ピニオン64のローラー歯車65とローター66の外歯66aの中心間距離Lを常に適正に保つことができると共に、両者が同一平面上において噛み合うことになるから、騒音や振動の発生を少なくして円滑に回転する動力伝達装置に構成することができる。
以上、駆動ユニット62の構造について説明したが、次にこの駆動ユニット62をステアリングホイール33に取付ける手順について説明する。先ず、図11に示すようにステアリングホイール33は、ステアリングシャフト36の上部に締結するハブ33aからその上方側に設ける円形のリム33bに亘って3本のスポーク33cを等間隔で設ける。
そこで、ステアリングホイール33を手動で回転させる際に駆動ユニット62が邪魔にならないようにする必要があるから、駆動ユニット62はステアリングホイール33のリム33bの下方に設け、また、その場合に駆動ユニット62を3本のスポーク33cを利用して取り付ける。そして、この際にステアリングシャフト36の上部からステアリングホイール33を取り外すことなく駆動ユニット62を取付けようとすると、大径のリム33bの存在によってローター66を通すことができない。
そこで、ローター66は3個に分割したリング片67の結合を一旦外した後、スポーク33cの下方となるハブ33aの外方において再びボルトtとナットnを用いて連結する。そして、リング片67どおしをボルトで結合する取付部67aの上部には夫々ピン72を設けているので、この左右で対となるピン72、72の3箇所が3本のスポーク33c間に臨むように下方からローター66を持ち上げて、この対となるピン72、72にスポーク33cの間を通した樹脂製の連結具73の基部73aを嵌める。
そして、この3個の連結具73をピン72、72を中心として倒すと、3個の連結具73の円弧部73bが中央に集まってリング状に連なる。そこで、このリング状に連なった円弧部73bの上方から円環状の金具74をボルトで取付けて、3個の連結具73の円弧部73bを連結する。従って、このような手順を踏むと、連結具73の円弧部73bがスポーク33cの上面側に位置すると共に、リング片67の内周側中程に膨出させた突出部67bがスポーク33cの下面側に位置して、この両者によって挟み込む3本のスポーク33cにローター66を取付けることができる。
なお、この場合に3本のスポーク33cにローター66を連結具73を用いて強固に挟持させて取り付ける必要はなく、要はその取付後に3個の連結具73の円弧部73bに形成する溝部73cに3本のスポーク33cが嵌って、ローター66とステアリングホイール33間における回転方向における遊びがなければよい。
そして、以上のようにローター66をステアリングホイール33に取り付けた後、前述のようにピニオンハウジング68とローターハウジング69の夫々の端部に設ける連結孔68a、69aにピン70を通して一端部を結合する。また、この状態でローターハウジング69を、そのローターハウジング69に設ける3個のローラー71がローター66の外周縁に設ける保持部66b、66cに嵌るように押し込んでローター66に保持させる。
さらに、電動モータ63とピニオン64を取り付けたピニオンハウジング68の他端部をローターハウジング69の他端部側に回動させて、その他端部の連結孔68a、69aにピン70を通して結合する。そして、この閉じた状態でピニオン64の外周部64a、64bはローター66の外周縁に設ける保持部66b、66cに嵌り、電動モータ63によってピニオン64とローター66を介してステアリングホイール33を円滑に回転させることができるようになる。
なお、前述の取り付け手順において、ローターハウジング69に設ける3個のローラー71をローター66の外周縁に設ける保持部66b、66cに嵌るように押し込んでローター66に保持させたうえで、ローターハウジング69とピニオンハウジング68の一方と他方の端部どうしをピン70を用いて連結して、ローターハウジング69にピニオンハウジング68を取付けてもよい。
また、ステアリングホイール33に前述のように駆動ユニット62を取付けただけでは、電動モータ63を駆動した反力によってステアリングホイール33ではなく、逆に電動モータ63を取り付けたピニオンハウジング68やローターハウジング69が回転してしまう。そこで、この回転を防止するためのスリットを備える金具75を、前述のコラムカバー45をステアリングコラム35に取り付けるボルトを外したうえで、その金具75をコラムカバー45にボルトで取付けておく。
そして、この金具75のスリットに差し込むピン76は、ローターハウジング69の底面から下方に突出するように設ける。従って、前述のローターハウジング69をローター66に保持させる際に、この回り止め用のピン76を金具75のスリットに上方から挿入することも必要となり、係る回り止めを行うことによって電動モータ63はステアリングホイール33を確実に回転させることができるようになる。なお、前述の金具75は必ずしもコラムカバー45に取り付ける必要はなく、ステアリングコラム35に直接に取り付けてもよい。
さらに、説明が後になったが駆動ユニット62の主体となる電動モータ63は、自らの回転を検出するアブソリュート型のロータリーエンコーダ77を下部に一体に備える。そして、このロータリーエンコーダ77は電動モータ63を制御する操舵ECU60に電動モータ63の絶対的な回転角度を出力するので、操舵ECU60は指示された操舵量に一致するように電動モータ63をフィードバック制御によって回転させて、トラクタ1の進行方向を速やかに修正することができる。
また、このようにロータリーエンコーダ77を一体に備える電動モータ63を取り付けるピニオンハウジング68にスペース上の余裕があれば、電動モータ63のドライバ78や操舵ECU60を一体に組み込んだり、或いは自動走行システムの開始等を指令するスイッチ等のユーザーインターフェイスをピニオンハウジング68の上面側に組み込んでもよい。
以上、第1の実施形態に係る駆動ユニット62について説明したが、次に第2の実施形態に係る駆動ユニット62について説明すると、図12乃至図15に示すようにこの駆動ユニット62は先ず、電動モータ63に取り付けるピニオン64とステアリングホイール33に取り付けるローター66の外周部に多数の円筒形の磁石mを設けて、この両者に設ける磁石mの吸引・反発力によってローター66を非接触で回転させるように構成する。
また、ステアリングホイール33にローター66を取り付ける連結具73の形態を変更して、その連結具73の先端部sに設ける孔hに結束バンドbを通す。そして、その後にステアリングホイール33のスポーク33cの下面に連結具73の先端部sの上面を当てて、両者が一体になるように結束する。そのため、ステアリングホイール33の中心に一致するように工具を用いることなくローター66の中心を合わせて取り付けることができる。
なお、前述の第2の実施形態におけるローター66の非接触伝動形態を採用すると、歯車伝動装置における歯打ち音による騒音や振動、或いはピニオン64やローター66の摩耗等を全く無くして長期に亘って伝動装置としての性能を良好に発揮させることができる。しかし、このような非接触伝動形態を採用すると高価になるため、原点に戻ってローター66に形成する大径の外歯歯車66aにピニオン64に形成する小径の歯車(不図示)を外接させて、必要な減速比を得て高トルクでもって確実にステアリングホイール33を回転させることができる構造を採用してもよい。
1 トラクタ(作業車両)
33 ステアリングホイール
35 ステアリングコラム
36 ステアリングシャフト
63 電動モータ
64 ピニオン
66 ローター
67 リング片
68 ピニオンハウジング
69 ローターハウジング
70 ピン
71 ローラー
73 連結具

Claims (6)

  1. ステアリングシャフトの上部に固定するステアリングホイールに、電動モータに取付けたピニオンによって回転させるローターを取付け、この電動モータの駆動によってステアリングホイールを回転させて車両の進行方向を自動制御する操舵装置であって、前記ステアリングホイールの下方側にローターを取付け、また、このローターの外周側を覆うローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させる一方、前記電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングを前記ローターハウジングに取付けて、前記電動モータによってピニオンとローターを介してステアリングホイールを回転させることを特徴とする自律型操舵装置。
  2. 前記ピニオンの外周部をローターの外周縁に設ける保持部に嵌めて、前記電動モータを取付けてそのピニオンの上方側を覆うピニオンハウジングをローターに保持させることを特徴とする請求項1に記載の自律型操舵装置。
  3. 前記ローターは、数個に分割したリング片をステアリングホイールに設けるハブを囲むように相互に連結して中空のリング状に構成すると共に、係るローターをステアリングホイールに設ける数本のスポークの下方側に連結具を介して取付けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自律型操舵装置。
  4. 前記ローターハウジングとピニオンハウジングの一方の端部どうしをピンを用いて互いに回動自在に連結したうえで、このローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させて、その後にローターハウジングとピニオンハウジングの他方の端部どうしをピンを用いて連結するか、或いは、ローターハウジングを、そのローターハウジングに設ける複数のローラーをローターの外周縁に設ける保持部に嵌めてローターに保持させたうえで、ローターハウジングとピニオンハウジングの一方と他方の端部どうしをピンを用いて連結して、ローターハウジングにピニオンハウジングを取付けることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の自律型操舵装置。
  5. 前記ローターハウジングに回り止め用のピンを設けて、このピンをステアリングシャフトを覆うステアリングコラム等に設ける金具のスリットに上方から挿入して、ローターハウジング及びピニオンハウジングの回り止めを行うことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の自律型操舵装置。
  6. 前記ピニオンはその外周部に多数のローラーを設けて、このローラーを前記ローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成するか、又は、前記ピニオンと共にローターの外周部に多数の磁石を設けて、この両者に設ける磁石の吸引・反発力によってローターを非接触で回転させるように構成するか、或いは、前記ピニオンに形成する歯を前記ローターの外周部に形成する歯に噛み合わせてローターを回転させるように構成することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1つに記載の自律型操舵装置。
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