JP2023094841A - ステータ - Google Patents
ステータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023094841A JP2023094841A JP2021210381A JP2021210381A JP2023094841A JP 2023094841 A JP2023094841 A JP 2023094841A JP 2021210381 A JP2021210381 A JP 2021210381A JP 2021210381 A JP2021210381 A JP 2021210381A JP 2023094841 A JP2023094841 A JP 2023094841A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion portion
- winding
- stator
- core wire
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 186
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 186
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 177
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 6
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229920006393 polyether sulfone Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/04—Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
- H02K3/12—Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
- H02K3/34—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P25/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
- H02P25/16—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the circuit arrangement or by the kind of wiring
- H02P25/18—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the circuit arrangement or by the kind of wiring with arrangements for switching the windings, e.g. with mechanical switches or relays
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
【課題】接続状態が切り替わる第1巻線と第2巻線のうち第2巻線での電力損失の低下を図りやすくする。
【解決手段】ステータ40は、ステータコア41と、コイル42と、を備える。コイル42は、第1巻線74A及び第2巻線74Bを少なくとも有する相巻線を複数相有し、第1巻線74A及び第2巻線74Bの接続状態が切り替わるものである。第1巻線74Aは、スロット55内を通る第1挿通部75Aを有する。第2巻線74Bは、第1挿通部75Aが通るスロット55内を通る第2挿通部75Bを有する。第1挿通部75Aは第1芯線76Aを有する。第2挿通部75Bは第2芯線76Bを有する。第2芯線76Bの延び方向と直交する平面方向に第2芯線76Bを切断した場合の切断面の第2断面積は、第1芯線76Aの延び方向と直交する平面方向に第1芯線76Aを切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きい。
【選択図】図6
【解決手段】ステータ40は、ステータコア41と、コイル42と、を備える。コイル42は、第1巻線74A及び第2巻線74Bを少なくとも有する相巻線を複数相有し、第1巻線74A及び第2巻線74Bの接続状態が切り替わるものである。第1巻線74Aは、スロット55内を通る第1挿通部75Aを有する。第2巻線74Bは、第1挿通部75Aが通るスロット55内を通る第2挿通部75Bを有する。第1挿通部75Aは第1芯線76Aを有する。第2挿通部75Bは第2芯線76Bを有する。第2芯線76Bの延び方向と直交する平面方向に第2芯線76Bを切断した場合の切断面の第2断面積は、第1芯線76Aの延び方向と直交する平面方向に第1芯線76Aを切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きい。
【選択図】図6
Description
本開示は、ステータに関する。
特許文献1には、複数のスロットを有するステータコアと、ステータコアに巻装されているステータ巻線とが開示されている。ステータ巻線は、第1巻線と第2巻線とを有する相巻線を複数相有している。第1巻線及び第2巻線は、同一のスロット内に配置されている。ステータ巻線は、第1巻線及び第2巻線の接続状態が切り替わる。
特許文献1では、接続状態が切り替わる第1巻線及び第2巻線の電力損失については考慮されていない。
本開示は、接続状態が切り替わる第1巻線と第2巻線のうち第2巻線での電力損失の低下を図りやすい技術を提供する。
本開示のステータは、
ステータコアと、コイルと、を備え、前記コイルの接続状態が切り替わるステータであって、
前記ステータコアは、複数のスロット及び複数のティース部が交互に環状に並び、
前記コイルは、前記ティース部に巻き回される第1巻線及び第2巻線を少なくとも有する巻線を複数相有し、前記第1巻線及び前記第2巻線の接続状態が切り替わるものであり、
前記第1巻線は、前記スロット内を通る第1挿通部を有し、
前記第2巻線は、前記第1挿通部が通る前記スロット内を通る第2挿通部を有し、
同一の前記スロット内に前記第1挿通部及び前記第2挿通部がいずれも配置され、
前記第1挿通部は、第1芯線と、前記第1芯線を覆う第1被覆部と、を有し、
前記第2挿通部は、第2芯線と、前記第2芯線を覆う第2被覆部と、を有し、
前記第2芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第2芯線を切断した場合の切断面の第2断面積は、前記第1芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第1芯線を切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きい。
ステータコアと、コイルと、を備え、前記コイルの接続状態が切り替わるステータであって、
前記ステータコアは、複数のスロット及び複数のティース部が交互に環状に並び、
前記コイルは、前記ティース部に巻き回される第1巻線及び第2巻線を少なくとも有する巻線を複数相有し、前記第1巻線及び前記第2巻線の接続状態が切り替わるものであり、
前記第1巻線は、前記スロット内を通る第1挿通部を有し、
前記第2巻線は、前記第1挿通部が通る前記スロット内を通る第2挿通部を有し、
同一の前記スロット内に前記第1挿通部及び前記第2挿通部がいずれも配置され、
前記第1挿通部は、第1芯線と、前記第1芯線を覆う第1被覆部と、を有し、
前記第2挿通部は、第2芯線と、前記第2芯線を覆う第2被覆部と、を有し、
前記第2芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第2芯線を切断した場合の切断面の第2断面積は、前記第1芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第1芯線を切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きい。
本開示によれば、接続状態が切り替わる第1巻線と第2巻線のうち第2巻線での電力損失の低下を図りやすい。
[本開示の実施形態の説明]
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
〔1〕ステータコアと、コイルと、を備え、前記コイルの接続状態が切り替わるステータであって、
前記ステータコアは、複数のスロット及び複数のティース部が交互に環状に並び、
前記コイルは、前記ティース部に巻き回される第1巻線及び第2巻線を少なくとも有する巻線を複数相有し、前記第1巻線及び前記第2巻線の接続状態が切り替わるものであり、
前記第1巻線は、前記スロット内を通る第1挿通部を有し、
前記第2巻線は、前記第1挿通部が通る前記スロット内を通る第2挿通部を有し、
同一の前記スロット内に前記第1挿通部及び前記第2挿通部がいずれも配置され、
前記第1挿通部は、第1芯線と、前記第1芯線を覆う第1被覆部と、を有し、
前記第2挿通部は、第2芯線と、前記第2芯線を覆う第2被覆部と、を有し、
前記第2芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第2芯線を切断した場合の切断面の第2断面積は、前記第1芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第1芯線を切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きいステータ。
前記ステータコアは、複数のスロット及び複数のティース部が交互に環状に並び、
前記コイルは、前記ティース部に巻き回される第1巻線及び第2巻線を少なくとも有する巻線を複数相有し、前記第1巻線及び前記第2巻線の接続状態が切り替わるものであり、
前記第1巻線は、前記スロット内を通る第1挿通部を有し、
前記第2巻線は、前記第1挿通部が通る前記スロット内を通る第2挿通部を有し、
同一の前記スロット内に前記第1挿通部及び前記第2挿通部がいずれも配置され、
前記第1挿通部は、第1芯線と、前記第1芯線を覆う第1被覆部と、を有し、
前記第2挿通部は、第2芯線と、前記第2芯線を覆う第2被覆部と、を有し、
前記第2芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第2芯線を切断した場合の切断面の第2断面積は、前記第1芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第1芯線を切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きいステータ。
上記ステータによれば、第2芯線の第2断面積が第1芯線の第1断面積よりも大きいため、第2芯線での電力損失(いわゆる銅損)の低下を図りやすく、第2巻線での電力損失(いわゆる銅損)の低下を図りやすい。
〔2〕前記コイルは、前記第1巻線及び前記第2巻線がいずれも通電される第1通電状態と、前記第2巻線のみが通電される第2通電状態とに切り替わる〔1〕に記載のステータ。
上記ステータによれば、コイルの第2通電状態での電力損失の低下を図りやすいため、コイルの第1通電状態と第2通電状態の合算での電力損失の低下を図りやすい。
〔3〕前記ステータコアは、環状のヨーク部を有し、
各々の前記ティース部は、前記ヨーク部から径方向に突出し、
隣り合う2つの前記ティース部によって前記スロットが構成されており、
同一の前記スロット内には、複数の前記第1挿通部及び複数の前記第2挿通部が配置され、
複数の前記第1挿通部は、複数の前記第2挿通部よりも前記ティース部の突出側に配置される〔1〕又は〔2〕に記載のステータ。
各々の前記ティース部は、前記ヨーク部から径方向に突出し、
隣り合う2つの前記ティース部によって前記スロットが構成されており、
同一の前記スロット内には、複数の前記第1挿通部及び複数の前記第2挿通部が配置され、
複数の前記第1挿通部は、複数の前記第2挿通部よりも前記ティース部の突出側に配置される〔1〕又は〔2〕に記載のステータ。
ティース部が突出する先にはロータが配置される。ロータに近い位置では、電流損失の要因となる渦電流が生じやすい。また、渦電流は、芯線の表面積が大きいほど生じやすい。上記ステータによれば、渦電流が生じやすい第2芯線を有する第2挿通部がロータから遠い位置に配置されるため、渦電流に起因する第2芯線での電流損失が過大になることを抑制することができる。
〔4〕前記第1挿通部及び前記第2挿通部は、同一の前記スロット内において径方向に交互に並んで配置される〔1〕又は〔2〕に記載のステータ。
相対的に細い第1芯線は、通電時に発熱しやすい。上記ステータによれば、第1挿通部同士が隣接して配置されることが回避されるため、発熱しやすい第1芯線から生じた熱が集中することを抑えることができる。
〔5〕前記第2挿通部の延び方向と直交する平面方向に前記第2挿通部を切断した場合の切断面の第4断面積は、前記第1挿通部の延び方向と直交する平面方向に前記第1挿通部を切断した場合の切断面の第3断面積よりも大きい〔1〕から〔4〕の1つに記載のステータ。
この構成によれば、第2挿通部の第4断面積が第1挿通部の第3断面積よりも大きいため、第2挿通部を第1挿通部と識別しやすい。
〔6〕前記第1挿通部及び前記第2挿通部は、それぞれ平角線であり、前記スロット内において直線状に並んで配置され、
前記第1挿通部及び前記第2挿通部の並び方向と直交し且つ前記第1挿通部の延び方向と直交する方向における前記第1挿通部の幅が、前記第2挿通部の幅と同じであり、
前記第1挿通部及び前記第2挿通部の並び方向における前記第2挿通部の幅が、前記第1挿通部の幅よりも大きい〔5〕に記載のステータ。
前記第1挿通部及び前記第2挿通部の並び方向と直交し且つ前記第1挿通部の延び方向と直交する方向における前記第1挿通部の幅が、前記第2挿通部の幅と同じであり、
前記第1挿通部及び前記第2挿通部の並び方向における前記第2挿通部の幅が、前記第1挿通部の幅よりも大きい〔5〕に記載のステータ。
上記ステータによれば、第1挿通部とスロットの内壁との隙間と、第2挿通部とスロットの内壁との隙間とで、大きさにばらつきが生じることを抑えることができる。
〔7〕前記第1挿通部及び前記第2挿通部は、それぞれ丸線であり、
前記第1挿通部は、複数の前記第2挿通部に囲まれて形成された隙間、及び少なくとも1本の前記第2挿通部と前記スロットの内壁とによって囲まれて形成された隙間のうち少なくとも一方に配置される〔5〕に記載のステータ。
前記第1挿通部は、複数の前記第2挿通部に囲まれて形成された隙間、及び少なくとも1本の前記第2挿通部と前記スロットの内壁とによって囲まれて形成された隙間のうち少なくとも一方に配置される〔5〕に記載のステータ。
上記ステータによれば、スロット内に第2挿通部を配置したときに形成される隙間を利用して第1挿通部を配置することができる。
<第1実施形態>
1.ステータの概要
第1実施形態のステータ40は、車両用の交流電動機4(図2参照)の部品である。交流電動機4は、三相交流電動機である。交流電動機4は、例えば、車両に設けられた車輪を回転駆動するための駆動力を発生させる駆動用三相モータである。
1.ステータの概要
第1実施形態のステータ40は、車両用の交流電動機4(図2参照)の部品である。交流電動機4は、三相交流電動機である。交流電動機4は、例えば、車両に設けられた車輪を回転駆動するための駆動力を発生させる駆動用三相モータである。
ステータ40は、環状(具体的には円環状)をなしている。以下では、ステータ40の径方向を径方向と称し、ステータ40の軸方向を軸方向と称し、ステータ40の周方向を周方向と称する。ステータ40の内周面よりも径方向内側には、図示しないロータが配置される。ステータ40は、図6に示されるように、ステータコア41と、コイル42と、を備える。
ステータコア41は、図1に示されるように、ヨーク部51と、ティース部52と、を有している。ヨーク部51は、環状(具体的には円環状)をなしている。ティース部52は、複数設けられている。ティース部52は、ヨーク部51の内周面に沿って環状に並んで配置されている。各々のティース部52は、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。各々のティース部52は、ヨーク部51の内周面から径方向内側(径方向のロータが配置される側)に突出している。各々のティース部52は、径方向及び軸方向に沿った壁状をなしている。
図1に示すように、隣り合う2つのティース部52によってスロット55が構成されている。スロット55は、ステータコア41を軸方向に貫通している。スロット55は、ステータコア41の軸方向の両面及び径方向の内周面に開口している。スロット55は、複数設けられている。スロット55は、環状に並んで配置されている。
コイル42は、スロット55内を通り、ティース部52に巻き回される。コイル42は、図2に示すように、複数相(具体的には三相)の巻線71,72,73を有している。巻線71,72,73は、ティース部52(図1参照)に巻き回される。巻線71は、U相の巻線71とも称される。巻線72は、V相の巻線72とも称される。巻線73は、W相の巻線73とも称される。コイル42は、いわゆるY結線された三相コイルである。U相(第一相)の巻線71、V相(第二相)の巻線72及びW相(第三相)の巻線73は、中性点となり得る短絡部90にて結線され得る。
複数相の巻線71,72,73は、各相の巻線がそれぞれ第1巻線71A及び第2巻線71Bを有し、各相において第1巻線71Aと第2巻線71Bとが直列に接続される。U相(第一相)の巻線71は、第1巻線71Aと第2巻線71Bとを有し、第1巻線71Aと第2巻線71Bとが直列に接続される。V相(第二相)の巻線72は、第1巻線72Aと第2巻線72Bとを有し、第1巻線72Aと第2巻線72Bとが直列に接続される。W相(第三相)の巻線73は、第1巻線73Aと第2巻線73Bとを有し、第1巻線73Aと第2巻線73Bとが直列に接続される。
このように、コイル42は、ティース部52に巻き回される第1巻線71A及び第2巻線71Bを有する相巻線を複数相(具体的には三相)有している。コイル42は、第1巻線71A及び第2巻線71Bの接続状態が切り替わる。以下の説明は、コイル42が、図2に示される車載システム1に適用された場合において接続状態が切り替わる例に関する。
2.車載システムの概要
車載システム1は、車両に搭載されるシステムである。車載システム1は、上述した交流電動機4と、電動機駆動装置2と、を有している。
車載システム1は、車両に搭載されるシステムである。車載システム1は、上述した交流電動機4と、電動機駆動装置2と、を有している。
電動機駆動装置2は、一対の電力路81,82から供給される電力に基づいて交流電動機4を駆動する装置である。一対の電力路81,82は、図示しないバッテリ(例えば、高圧バッテリ)からの電力に基づく直流電力が伝送される導電路である。電力路81は、高電位側の電力路である。電力路82は、低電位側の電力路である。例えば、一対の電力路81,82の間には、一定電圧の直流電圧が印加され得る。
電動機駆動装置2は、交流電動機4の動作を制御する装置でもある。電動機駆動装置2は、インバータ6と、3つの導電路(U相の導電路61、V相の導電路62、W相の導電路63)と、切替装置10とを有する。
インバータ6は、U相、V相、W相の三相交流電力を出力するインバータ回路である。インバータ6から出力される三相交流電力は、3つの導電路(U相の導電路61、V相の導電路62、W相の導電路63)を介して交流電動機4に供給され、交流電動機4の回転駆動に用いられる。インバータ6は、上アーム素子として機能するスイッチング素子6A,6C,6Eと下アーム素子として機能するスイッチング素子6B,6D,6Fとを有する。スイッチング素子6A,6B,6C,6D,6E,6Fの各々は、例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)及び還流ダイオードにより構成されている。
インバータ6では、例えば、スイッチング素子6A,6B,6C,6D,6E,6Fがオンオフ信号(例えば、PWM(パルス幅変調)信号)を受けることによってオン動作及びオフ動作を繰り返し、三相交流電力を発生させる。スイッチング素子6A,6B,6C,6D,6E,6Fのオンオフ制御は、例えば、図示されていない電子制御装置(例えば、車載ECU(Electronic Control Unit)等)によって行われる。電子制御装置がインバータ6を制御する方式は、例えば、PWM信号を用いた三相変調方式である。なお、上記電子制御装置がインバータ6を制御する方式は、交流電動機4を駆動可能な方式であればよく、例えば、公知のV/f制御や公知のベクトル制御などの様々な方式が採用され得る。
インバータ6において、U相のスイッチ対は、上アーム素子であるスイッチング素子6Aと下アーム素子であるスイッチング素子6Bとによって構成される。V相のスイッチ対は、上アーム素子であるスイッチング素子6Cと下アーム素子であるスイッチング素子6Dとによって構成される。W相のスイッチ対は、上アーム素子であるスイッチング素子6Eと下アーム素子であるスイッチング素子6Fとによって構成される。
U相の導電路61は、スイッチング素子6A,6BとU相の巻線71との間の導電路である。U相の導電路61は、導電路61Aと導電路61Bとを有する。導電路61Aは、スイッチング素子6A,6Bとスイッチ21Aとの間の導電路である。導電路61Aの一端は、スイッチング素子6A,6Bの両素子間の導電路に電気的に接続される。導電路61Aの他端は、スイッチ21Aの一端に電気的に接続される。導電路61Bは、スイッチ21Aの他端とU相の巻線71の一端である端部81Aとに電気的に接続される。スイッチ21Aがオン状態のときにスイッチング素子6A,6Bの両素子間とU相の巻線71とが短絡して導通し得る。
V相の導電路62は、スイッチング素子6C,6DとV相の巻線72との間の導電路である。V相の導電路62は、導電路62Aと導電路62Bとを有する。導電路62Aは、スイッチング素子6C,6Dとスイッチ21Bとの間の導電路である。導電路62Aの一端は、スイッチング素子6C,6Dの両素子間の導電路に電気的に接続される。導電路62Aの他端は、スイッチ21Bの一端に電気的に接続される。導電路62Bは、スイッチ21Bの他端とV相の巻線72の一端である端部82Aとに電気的に接続される。スイッチ21Bがオン状態のときにスイッチング素子6C,6Dの両素子間とV相の巻線72とが短絡して導通し得る。
W相の導電路63は、スイッチング素子6E,6FとW相の巻線73との間の導電路である。W相の導電路63は、導電路63Aと導電路63Bとを有する。導電路63Aは、スイッチング素子6E,6Fとスイッチ21Cとの間の導電路である。導電路63Aの一端は、スイッチング素子6E,6Fの両素子間の導電路に電気的に接続される。導電路63Aの他端は、スイッチ21Cの一端に電気的に接続される。導電路63Bは、スイッチ21Cの他端とW相の巻線73の一端である端部83Aとに電気的に接続される。スイッチ21Cがオン状態のときにスイッチング素子6E,6Fの両素子間とW相の巻線73とが短絡して導通し得る。
コイル42において、端部81Bは、第1巻線71Aの他端である。端部81Bは、第2巻線71Bの一端である端部81Cに電気的に接続され、端部81Cに短絡している。端部82Bは、第1巻線72Aの他端である。端部82Bは、第2巻線72Bの一端である端部82Cに電気的に接続され、端部82Cに短絡している。端部83Bは、第1巻線73Aの他端である。端部83Bは、第2巻線73Bの一端である端部83Cに電気的に接続され、端部83Cに短絡している。端部81Dは、第2巻線71Bの他端である。端部82Dは、第2巻線72Bの他端である。端部83Dは、第2巻線73Bの他端である。端部81Dと端部82Dと端部83Dは短絡部90に電気的に接続され、短絡部90を介して互いに短絡している。
3.切替装置の構成
切替装置10は、コイル42の接続状態を切り替える装置である。切替装置10は、切替部20と制御部30とを有する。
切替装置10は、コイル42の接続状態を切り替える装置である。切替装置10は、切替部20と制御部30とを有する。
制御部30は、切替部20を制御する装置である。制御部30は、例えば、車載ECUなどの電子制御装置であってもよく、MPU(Micro-Processing Unit)などを有する情報処理装置であってもよい。制御部30は、切替部20を構成する各スイッチのオンオフを制御する。具体的には、制御部30は、スイッチ21A,21B,21C,22A,22B,22Cの各々に対してオン信号及びオフ信号を出力し得る。
切替部20は、複数相の巻線71,72,73の接続状態を切り替える装置である。切替部20は、第1切替部21と第2切替部22とを有する。第1切替部21は、第1短絡状態と第1解除状態とに切り替わる。第2切替部22は、第2短絡状態と第2解除状態とに切り替わる。
第1切替部21は、スイッチ21A,21B,21Cを有する。スイッチ21A,21B,21Cの各々は、1以上の半導体スイッチ素子(例えば、FET(Field Effect Transistor)やIGBTなど)によって構成されていてもよく、1以上の機械式リレーによって構成されていてもよい。
第1短絡状態は、スイッチ21A,21B,21Cをいずれもオンにした状態である。スイッチ21Aがオン状態のときには、スイッチ21Aを通って双方向に電流が流れ得る。スイッチ21Bがオン状態のときには、スイッチ21Bを通って双方向に電流が流れ得る。スイッチ21Cがオン状態のときには、スイッチ21Cを通って双方向に電流が流れ得る。つまり、第1短絡状態は、U相の第1巻線71Aの一端である端部81Aと導電路61A(第1導電路)とを短絡させ、V相の第1巻線72Aの一端である端部82Aと導電路62A(第2導電路)とを短絡させ、W相の第1巻線73Aの一端である端部83Aと導電路63A(第3導電路)とを短絡させる状態である。
第1解除状態は、スイッチ21A,21B,21Cをいずれもオフにした状態である。スイッチ21Aがオフ状態のときには、スイッチ21Aにおいて双方向の通電が遮断される。スイッチ21Bがオフ状態のときには、スイッチ21Bにおいて双方向の通電が遮断される。スイッチ21Cがオフ状態のときには、スイッチ21Cにおいて双方向の通電が遮断される。つまり、第1解除状態は、端部81Aと導電路61Aの短絡を解除し、端部82Aと導電路62Aの短絡を解除し、端部83Aと導電路63Aの短絡を解除した状態である。第1解除状態のときには、導電路61Aと導電路61Bの間で電流が流れず、導電路62Aと導電路62Bの間で電流が流れず、導電路63Aと導電路63Bの間で電流が流れない。第1解除状態では、第1巻線71A,72A,73Aに駆動のための電流が供給されない。
第2切替部22は、スイッチ22A,22B,22Cを有する。スイッチ22A,22B,22Cの各々は、1以上の半導体スイッチ素子(例えば、FETやIGBTなど)によって構成されていてもよく、1以上の機械式リレーによって構成されていてもよい。
第2短絡状態は、スイッチ22A,22B,22Cをいずれもオンにした状態である。スイッチ22Aがオン状態のときには、スイッチ22Aを通って双方向に電流が流れ得る。スイッチ22Bがオン状態のときには、スイッチ22Bを通って双方向に電流が流れ得る。スイッチ22Cがオン状態のときには、スイッチ22Cを通って双方向に電流が流れ得る。つまり、第2短絡状態は、端部81Cと導電路61Aとを短絡させ、端部82Cと導電路62Aとを短絡させ、端部83Cと導電路63Aとを短絡させる状態である。
第2解除状態は、スイッチ22A,22B,22Cをいずれもオフにした状態である。スイッチ22Aがオフ状態のときには、スイッチ22Aにおいて双方向の通電が遮断される。スイッチ22Bがオフ状態のときには、スイッチ22Bにおいて双方向の通電が遮断される。スイッチ22Cがオフ状態のときには、スイッチ22Cにおいて双方向の通電が遮断される。つまり、第2解除状態は、端部81Cと導電路61Aの短絡を解除し、端部82Cと導電路62Aの短絡を解除し、端部83Cと導電路63Aの短絡を解除した状態である。
4.切替装置の動作
切替部20は、コイル42を第1通電状態と第2通電状態と非通電状態とに切り替える。第1通電状態は、コイル42の第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bがいずれも通電される状態である。第2通電状態は、第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bのうち第1巻線71A,72A,73Aのみが通電される状態である。非通電状態は、第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bのいずれも通電されない状態である。
切替部20は、コイル42を第1通電状態と第2通電状態と非通電状態とに切り替える。第1通電状態は、コイル42の第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bがいずれも通電される状態である。第2通電状態は、第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bのうち第1巻線71A,72A,73Aのみが通電される状態である。非通電状態は、第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bのいずれも通電されない状態である。
切替部20は、第1切替状態と第2切替状態と第3切替状態とに切り替わる。切替部20が第1切替状態に切り替わると、コイル42が第1通電状態に切り替わる。切替部20が第2切替状態に切り替わると、コイル42が第2通電状態に切り替わる。切替部20が第3切替状態に切り替わると、コイル42が非通電状態に切り替わる。
制御部30は、切替部20を第1切替状態、第2切替状態、第3切替状態のいずれかに切り替えるように切替部20を制御する。
図3に示されるように、第1切替状態は、第1切替部21を短絡状態(第1短絡状態)とし第2切替部22を解除状態(第2解除状態)とする状態である。第1切替状態では、通電対象の巻線は第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bである。つまり、第1切替状態は、複数相の巻線71,72,73において第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bのいずれに対しても通電制御を許容する状態である。図4に示されるように、第1切替状態では、スイッチ21A,21B,21Cの各々がオン状態となり、スイッチ22A,22B,22Cの各々がオフ状態となり、短絡部90が中性点となる。従って、直列に接続された第1巻線71A及び第2巻線71Bの全体がU相の巻線として機能しこれら全体に駆動用の電流が流れ、直列に接続された第1巻線72A及び第2巻線72Bの全体がV相の巻線として機能しこれら全体に駆動用の電流が流れ、直列に接続された第1巻線73A及び第2巻線73Bの全体がW相の巻線として機能しこれら全体に駆動用の電流が流れる。
図3に示されるように、第2切替状態は、第1切替部21を解除状態(第1解除状態)とし第2切替部22を短絡状態(第2短絡状態)とする状態である。第2切替状態では、通電対象の巻線は第2巻線71B,72B,73Bである。つまり、第2切替状態は、複数相の巻線71,72,73のうちの第2巻線71B,72B,73Bに対する通電制御を許容し第1巻線71A,72A,73Aに対する通電制御を遮断する状態である。図5に示されるように、第2切替状態では、スイッチ22A,22B,22Cの各々がオン状態となり、スイッチ21A,21B,21Cの各々がオフ状態となり、短絡部90が中性点となる。従って、第2巻線71B,72B,73Bの各々には駆動用の電流が流れ、第1巻線71A,72A,73Aの各々には駆動用の電流が流れない。
図3に示されるように、第3切替状態は、第1切替部21を解除状態(第1解除状態)とし第2切替部22を解除状態(第2解除状態)とする状態である。第3切替状態のときには、第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bのいずれにも駆動用の電流は流れない。
制御部30は、切替部20を上記いずれかの状態に切り替えるように制御する。制御部30は、第1条件の成立時に、第1切替部21を第1短絡状態とし第2切替部22を第2解除状態とすることで切替部20を第1切替状態とする。この場合、車載システム1は、各相において第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bの両方に電力を供給して使用することができる。制御部30は、第1条件と異なる第2条件の成立時に、第1切替部21を第1解除状態とし第2切替部22を第2短絡状態とすることで切替部20を第2切替状態とする。この場合、車載システム1は、各相において第2巻線71B,72B,73Bのみに選択的に電力を供給するように使用することができる。また、制御部30は、第1条件、第2条件とは異なる第3条件の成立時に第1切替部21を第1解除状態とし第2切替部22を第2解除状態とすることで切替部20を第3切替状態とする。この場合、車載システム1は、各相において第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bへの電力供給を停止することができる。第1条件、第2条件、第3条件は、互いに異なる条件であればよい。
5.第1巻線及び第2巻線の構成
このように、ステータ40のコイル42は、第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bの接続状態が切り替わる。第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bの構成について、図6を参照して説明する。なお、図6及び以下の説明では、第1巻線71A,72A,73Aを第1巻線74Aとも称し、第2巻線71B,72B,73Bを第2巻線74Bとも称する。
このように、ステータ40のコイル42は、第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bの接続状態が切り替わる。第1巻線71A,72A,73A及び第2巻線71B,72B,73Bの構成について、図6を参照して説明する。なお、図6及び以下の説明では、第1巻線71A,72A,73Aを第1巻線74Aとも称し、第2巻線71B,72B,73Bを第2巻線74Bとも称する。
第1巻線74Aは、スロット55内を通る第1挿通部75Aを有する。第2巻線74Bは、第1挿通部75Aが通るスロット55内を通る第2挿通部75Bを有する。第1挿通部75A及び第2挿通部75Bは、スロット55内に軸方向に挿通されている。第1挿通部75A及び第2挿通部75Bは、平角線であり、第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの延び方向(軸方向)と直交する平面方向に切断した切断面の形状が矩形状をなしている。同一のスロット55内には、第1挿通部75A及び第2挿通部75Bがいずれも配置されている。同一のスロット55内には、複数(図6では2本)の第1挿通部75A及び複数(図6では3本)の第2挿通部75Bが配置されている。第1挿通部75A及び第2挿通部75Bは、径方向に沿って並んで配置されている。複数の第1挿通部75Aは、複数の第2挿通部75Bよりもティース部52の突出側(図示しないロータが配置される側、径方向内側)に配置される。つまり、複数の第2挿通部75Bは、複数の第1挿通部75Aよりもティース部52の基端側(図示しないロータが配置される側とは反対側、径方向外側)に配置される。
第1挿通部75Aは、第1芯線76Aと、第1芯線76Aを覆う第1被覆部77Aと、を有する。第1芯線76Aは、導電性を有する。第1芯線76Aは、例えば銅又は銅合金からなる。第1芯線76Aの延び方向と直交する方向に第1芯線76Aを切断した切断面の形状は矩形状をなす。第1被覆部77Aは、絶縁性を有する。
第2挿通部75Bは、第2芯線76Bと、第2芯線76Bを覆う第2被覆部77Bと、を有する。第2芯線76Bは、導電性を有する。第2芯線76Bは、例えば銅又は銅合金からなる。第2芯線76Bの延び方向と直交する方向に第2芯線76Bを切断した切断面の形状は矩形状をなす。第2被覆部77Bは、絶縁性を有する。
第1芯線76Aの電気抵抗率は、第2芯線76Bの電気抵抗率と同じである。第1芯線76Aは、第2芯線76Bと同じ原料からなる。第2芯線76Bの延び方向と直交する平面方向に第2芯線76Bを切断した場合の切断面の第2断面積は、第1芯線76Aの延び方向と直交する平面方向に第1芯線76Aを切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きい。
第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの並び方向における第1芯線76Aの幅をWA1とし、第2芯線76Bの幅をWB1とする。第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの並び方向と直交し、且つ第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの延び方向と直交する方向における第1芯線76Aの幅をWA2とし、第2芯線76Bの幅をWB2とする。この場合、WA2はWA1よりも大きい。また、WB2はWB1よりも大きい。WB1は、WA1よりも大きい。WB2は、WA2と同じである。
第1被覆部77Aの熱伝導率は、第2被覆部77Bの熱伝導率と同じである。第1被覆部77Aの誘電率は、第2被覆部77Bの誘電率と同じである。第1被覆部77Aは、第2被覆部77Bと同じ原料からなる。第1被覆部77A及び第2被覆部77Bは、例えば樹脂マトリックスと、樹脂マトリックス中に分散する気泡と、を有する。樹脂マトリックスは、例えばポリイミド及びポリエーテルスルホンを含有する。第2被覆部77Bの厚さD2は、第1被覆部77Aの厚さD1と同じである。
第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの並び方向における第1挿通部75Aの幅をWA3とし、第2挿通部75Bの幅をWB3とする。第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの並び方向と直交し、且つ第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの延び方向と直交する方向における第1挿通部75Aの幅をWA4とし、第2挿通部75Bの幅をWB4とする。この場合、WA4はWA3よりも大きい。また、WB4はWB3よりも大きい。WB4は、WA4と同じである。WB3は、WA3よりも大きい。
6.効果の例
以上のように、ステータ40は、第2芯線76Bの第2断面積が第1芯線76Aの第1断面積よりも大きいため、第2芯線76Bでの電力損失(いわゆる銅損)の低下を図りやすく、第2巻線74Bでの電力損失(いわゆる銅損)の低下を図りやすい。
以上のように、ステータ40は、第2芯線76Bの第2断面積が第1芯線76Aの第1断面積よりも大きいため、第2芯線76Bでの電力損失(いわゆる銅損)の低下を図りやすく、第2巻線74Bでの電力損失(いわゆる銅損)の低下を図りやすい。
更に、コイル42は、第1巻線74A及び第2巻線74Bがいずれも通電される第1通電状態と、第2巻線74Bのみが通電される第2通電状態とに切り替わる。したがって、ステータ40によれば、コイル42の第2通電状態での電力損失の低下を図りやすいため、コイル42の第1通電状態と第2通電状態の合算での電力損失の低下を図りやすい。
また、ティース部52が突出する先にはロータが配置される。ロータに近い位置では、電流損失の要因となる渦電流が生じやすい。また、渦電流は、芯線の表面積が大きいほど生じやすい。ステータ40によれば、渦電流が生じやすい第2芯線76Bを有する第2挿通部75Bがロータから遠い位置に配置されるため、渦電流に起因する第2芯線76Bでの電流損失が過大になることを抑制することができる。
更に、ステータ40は、第2挿通部75Bの第4断面積が第1挿通部75Aの第3断面積よりも大きいため、第2挿通部75Bを第1挿通部75Aと識別しやすい。
更に、ステータ40は、第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの並び方向と直交し且つ第1挿通部75Aの延び方向と直交する方向における第1挿通部75Aの幅WA4が、第2挿通部75Bの幅WB4と同じであり、第1挿通部75A及び第2挿通部75Bの並び方向における第2挿通部75Bの幅WB3が、第1挿通部75Aの幅WA3よりも大きい。したがって、ステータ40によれば、第1挿通部75Aとスロット55の内壁との隙間と、第2挿通部75Bとスロット55の内壁との隙間とで、大きさにばらつきが生じることを抑えることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、複数の第1挿通部が複数の第2挿通部よりもティース部の先端側に配置される構成であったが、別の構成であってもよい。第2実施形態では、第1挿通部と第2挿通部が交互に配置される構成について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
第1実施形態では、複数の第1挿通部が複数の第2挿通部よりもティース部の先端側に配置される構成であったが、別の構成であってもよい。第2実施形態では、第1挿通部と第2挿通部が交互に配置される構成について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
第1挿通部75Aと第2挿通部75Bは、図7に示されるように、スロット55内において交互に配置されている。第2芯線76Bの延び方向と直交する平面方向に第2芯線76Bを切断した場合の切断面の第2断面積は、第1芯線76Aの延び方向と直交する平面方向に第1芯線76Aを切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きい。つまり、第1芯線76Aは、第2芯線76Bよりも細いため、通電時に発熱しやすい。例えば、第1巻線74Aと第2巻線74Bの両方が通電される第1通電状態においては、第1芯線76Aの発熱量が相対的に大きく、第2芯線76Bの発熱量が相対的に小さい。このように第2実施形態のステータ240は、発熱しやすい第1芯線76Aを有する第1挿通部75Aと、発熱しにくい第2芯線76Bを有する第2挿通部75Bとが交互に配置されているため、第1芯線76Aから生じた熱が集中することを抑えることができる。
また、ステータ240は、第2通電状態においては、発熱しにくい第2芯線76Bを有する第2巻線74Bにのみ通電されるため、コイル42での発熱を抑えることができる。
<第3実施形態>
第1実施形態及び第2実施形態では、第1挿通部及び第2挿通部が平角線であったが、平角線でなくてもよい。第3実施形態では、第1挿通部及び第2挿通部が丸線である構成について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
第1実施形態及び第2実施形態では、第1挿通部及び第2挿通部が平角線であったが、平角線でなくてもよい。第3実施形態では、第1挿通部及び第2挿通部が丸線である構成について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
図8に示されるように、第1挿通部375Aは、第1挿通部375Aの延び方向と直交する方向に切断した断面が円形である。第2挿通部375Bは、第2挿通部375Bの延び方向と直交する方向に切断した断面が円形である。第2挿通部375Bの直径X2は、第1挿通部375Aの直径X1よりも大きい。直径X1と直径X2は、以下の式(1)の関係を満たす。
X2(√2―1)≧X1・・・式(1)
X2(√2―1)≧X1・・・式(1)
スロット55内には、複数(図8では3本)の第1挿通部375Aと、複数(図8では8本)の第2挿通部375Bとが配置されている。第2挿通部375Bは、2列で径方向に並んで配置されている。各々の第1挿通部375Aは、4本の第2挿通部375Bに囲まれて形成された隙間に配置される。したがって、第3実施形態のステータ340によれば、スロット55内に第2挿通部375Bを配置したときに形成される隙間を利用して第1挿通部375Aを配置することができる。
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
上述の実施形態では、切替装置10が制御部30を有していたが、切替装置が制御部30を有していなくてもよい。例えば、切替装置が、上述の切替部20のみによって構成され、この切替装置(具体的には切替部20)が外部装置(例えば、上述の制御部30と同様の機能を有する装置)から指示を受けて切替動作を行うような構成であってもよい。
上述された実施形態では、各相の巻線がそれぞれ2つに分けられたが、各相の巻線がそれぞれ3つ以上に分けられてもよい。
第1実施形態のような、複数の第1挿通部が、複数の第2挿通部よりもティース部の突出側に配置される構成を、丸線で実現してもよい。例えば、図9に示されるステータ440のように、複数の第1挿通部475Aが、複数の第2挿通部475Bよりもティース部52の突出側に配置される構成であってもよい。
上述の第3実施形態では、第1挿通部が、複数の第2挿通部に囲まれて形成された隙間に配置される構成であったが、少なくとも1本の第2挿通部とスロット55の内壁とによって囲まれて形成された隙間に配置されていてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…車載システム
2…電動機駆動装置
4…交流電動機
6…インバータ
6A…スイッチング素子
6B…スイッチング素子
6C…スイッチング素子
6D…スイッチング素子
6E…スイッチング素子
6F…スイッチング素子
10…切替装置
20…切替部
21…第1切替部
21A…スイッチ
21B…スイッチ
21C…スイッチ
22…第2切替部
22A…スイッチ
22B…スイッチ
22C…スイッチ
30…制御部
40…ステータ
41…ステータコア
42…コイル
51…ヨーク部
52…ティース部
55…スロット
61…導電路
61A…導電路
61B…導電路
62…導電路
62A…導電路
62B…導電路
63…導電路
63A…導電路
63B…導電路
71…巻線
71A…第1巻線
71B…第2巻線
72…巻線
72A…第1巻線
72B…第2巻線
73…巻線
73A…第1巻線
73B…第2巻線
74A…第1巻線
74B…第2巻線
75A…第1挿通部
75B…第2挿通部
76A…第1芯線
76B…第2芯線
77A…第1被覆部
77B…第2被覆部
81…電力路
81A…端部
81B…端部
81C…端部
81D…端部
82…電力路
82A…端部
82B…端部
82C…端部
82D…端部
83A…端部
83B…端部
83C…端部
83D…端部
90…短絡部
240…ステータ
340…ステータ
375A…第1挿通部
375B…第2挿通部
440…ステータ
475A…第1挿通部
475B…第2挿通部
2…電動機駆動装置
4…交流電動機
6…インバータ
6A…スイッチング素子
6B…スイッチング素子
6C…スイッチング素子
6D…スイッチング素子
6E…スイッチング素子
6F…スイッチング素子
10…切替装置
20…切替部
21…第1切替部
21A…スイッチ
21B…スイッチ
21C…スイッチ
22…第2切替部
22A…スイッチ
22B…スイッチ
22C…スイッチ
30…制御部
40…ステータ
41…ステータコア
42…コイル
51…ヨーク部
52…ティース部
55…スロット
61…導電路
61A…導電路
61B…導電路
62…導電路
62A…導電路
62B…導電路
63…導電路
63A…導電路
63B…導電路
71…巻線
71A…第1巻線
71B…第2巻線
72…巻線
72A…第1巻線
72B…第2巻線
73…巻線
73A…第1巻線
73B…第2巻線
74A…第1巻線
74B…第2巻線
75A…第1挿通部
75B…第2挿通部
76A…第1芯線
76B…第2芯線
77A…第1被覆部
77B…第2被覆部
81…電力路
81A…端部
81B…端部
81C…端部
81D…端部
82…電力路
82A…端部
82B…端部
82C…端部
82D…端部
83A…端部
83B…端部
83C…端部
83D…端部
90…短絡部
240…ステータ
340…ステータ
375A…第1挿通部
375B…第2挿通部
440…ステータ
475A…第1挿通部
475B…第2挿通部
Claims (7)
- ステータコアと、コイルと、を備え、前記コイルの接続状態が切り替わるステータであって、
前記ステータコアは、複数のスロット及び複数のティース部が交互に環状に並び、
前記コイルは、前記ティース部に巻き回される第1巻線及び第2巻線を少なくとも有する巻線を複数相有し、前記第1巻線及び前記第2巻線の接続状態が切り替わるものであり、
前記第1巻線は、前記スロット内を通る第1挿通部を有し、
前記第2巻線は、前記第1挿通部が通る前記スロット内を通る第2挿通部を有し、
同一の前記スロット内に前記第1挿通部及び前記第2挿通部がいずれも配置され、
前記第1挿通部は、第1芯線と、前記第1芯線を覆う第1被覆部と、を有し、
前記第2挿通部は、第2芯線と、前記第2芯線を覆う第2被覆部と、を有し、
前記第2芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第2芯線を切断した場合の切断面の第2断面積は、前記第1芯線の延び方向と直交する平面方向に前記第1芯線を切断した場合の切断面の第1断面積よりも大きい
ステータ。 - 前記コイルは、前記第1巻線及び前記第2巻線がいずれも通電される第1通電状態と、前記第2巻線のみが通電される第2通電状態とに切り替わる請求項1に記載のステータ。
- 前記ステータコアは、環状のヨーク部を有し、
各々の前記ティース部は、前記ヨーク部から径方向に突出し、
隣り合う2つの前記ティース部によって前記スロットが構成されており、
同一の前記スロット内には、複数の前記第1挿通部及び複数の前記第2挿通部が配置され、
複数の前記第1挿通部は、複数の前記第2挿通部よりも前記ティース部の突出側に配置される請求項1又は請求項2に記載のステータ。 - 前記第1挿通部及び前記第2挿通部は、同一の前記スロット内において径方向に交互に並んで配置される請求項1又は請求項2に記載のステータ。
- 前記第2挿通部の延び方向と直交する平面方向に前記第2挿通部を切断した場合の切断面の第4断面積は、前記第1挿通部の延び方向と直交する平面方向に前記第1挿通部を切断した場合の切断面の第3断面積よりも大きい請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のステータ。
- 前記第1挿通部及び前記第2挿通部は、それぞれ平角線であり、前記スロット内において直線状に並んで配置され、
前記第1挿通部及び前記第2挿通部の並び方向と直交し且つ前記第1挿通部の延び方向と直交する方向における前記第1挿通部の幅が、前記第2挿通部の幅と同じであり、
前記第1挿通部及び前記第2挿通部の並び方向における前記第2挿通部の幅が、前記第1挿通部の幅よりも大きい請求項5に記載のステータ。 - 前記第1挿通部及び前記第2挿通部は、それぞれ丸線であり、
前記第1挿通部は、複数の前記第2挿通部に囲まれて形成された隙間、及び少なくとも1本の前記第2挿通部と前記スロットの内壁とによって囲まれて形成された隙間のうち少なくとも一方に配置される請求項5に記載のステータ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021210381A JP2023094841A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | ステータ |
PCT/JP2022/044813 WO2023120147A1 (ja) | 2021-12-24 | 2022-12-06 | ステータ |
CN202280080649.1A CN118355586A (zh) | 2021-12-24 | 2022-12-06 | 定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021210381A JP2023094841A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | ステータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023094841A true JP2023094841A (ja) | 2023-07-06 |
Family
ID=86902225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021210381A Pending JP2023094841A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | ステータ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023094841A (ja) |
CN (1) | CN118355586A (ja) |
WO (1) | WO2023120147A1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102015218110A1 (de) * | 2015-09-21 | 2017-03-23 | Siemens Aktiengesellschaft | Elektrische Maschine mit verbesserter Kurzschlussfestigkeit |
JP2017093097A (ja) * | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
JP7264648B2 (ja) * | 2019-01-18 | 2023-04-25 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 発電装置およびその制御方法 |
KR20210087246A (ko) * | 2020-01-02 | 2021-07-12 | 경북대학교 산학협력단 | 3상 교류 전동기 |
-
2021
- 2021-12-24 JP JP2021210381A patent/JP2023094841A/ja active Pending
-
2022
- 2022-12-06 WO PCT/JP2022/044813 patent/WO2023120147A1/ja unknown
- 2022-12-06 CN CN202280080649.1A patent/CN118355586A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2023120147A1 (ja) | 2023-06-29 |
CN118355586A (zh) | 2024-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7136272B2 (ja) | 回転電機 | |
US7663277B2 (en) | Inner-rotor-type brushless motor having built-in bus bar | |
US8004130B2 (en) | Rotating electric machine and manufacturing method therefor | |
US20210234415A1 (en) | Rotating electric machine | |
JP2010268541A (ja) | 回転電機 | |
US9270146B2 (en) | Brushless motor | |
KR20160021825A (ko) | 전동기 또는 발전기용 인버터 | |
JP2015115966A (ja) | 電力変換装置付き回転電機 | |
JP2014054094A (ja) | モータ駆動システム | |
US11641173B2 (en) | Control apparatus of rotary electric machine and method therefor | |
JP2018011490A (ja) | 回転電機装置 | |
WO2023120147A1 (ja) | ステータ | |
CN112470369B (zh) | 旋转电机的定子 | |
WO2023120148A1 (ja) | ステータ | |
JP2010239823A (ja) | 電動機 | |
CN111684709B (zh) | 旋转电机的驱动装置 | |
JP7539106B2 (ja) | ブラシレスモータ及び電動工具 | |
JP2012244839A (ja) | 回転電機のステータ | |
JP6565756B2 (ja) | 回転電機駆動システム | |
JP5685847B2 (ja) | 電動機システム | |
US20240291413A1 (en) | Multi-phase motor switching device and multi-phase motor | |
WO2023139995A1 (ja) | ステータ | |
JP7236117B1 (ja) | モータ装置 | |
WO2024157748A1 (ja) | ステータ | |
JP2009291035A (ja) | 同期電動機駆動システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240422 |