JP2023094834A - 内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パージガスまたはブローバイガスの燃料濃度に関する情報の学習を簡易な構成でかつ高精度に行える、内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法を提供する。【解決手段】本発明に係る内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法は、燃料タンクから回収した蒸発燃料を含むパージガスを、電子制御式のパージ制御バルブを介して内燃機関の吸気通路に導入させる蒸発燃料処理装置と、ブローバイガスを、チェックバルブを介して前記吸気通路に還流させるブローバイガス還流装置と、を備えた内燃機関において、パージガスまたはブローバイガスの燃料濃度に関する情報を内燃機関の排気空燃比に関する情報に基づき学習する処理の実施、禁止を、前記チェックバルブの開閉を検出する開閉検出器が出力する開閉検出信号に基づいて切り替える。【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法に関する。
特許文献1の内燃機関の制御装置は、蒸発燃料処理装置のパージ制御弁を所定の開度に開くための指示信号がパージ制御弁に送出されているときに、空燃比フィードバック補正量に関連する値に基づいてパージガスに含まれる燃料の濃度に関連する値を学習する。
ところで、ブローバイガスを、チェックバルブを介して内燃機関の吸気通路に還流させるブローバイガス還流装置を、蒸発燃料処理装置とともに備えた内燃機関において、パージガスを吸気通路に供給していてパージガスの燃料濃度に関する情報の学習を行っているときに、チェックバルブが開いてブローバイガスの還流が行われると、学習精度が低下する。
ここで、ブローバイガス還流装置のチェックバルブを電子制御式バルブに置き換えれば、パージガスの供給状態とブローバイガスの供給状態とが重ならないように制御でき、パージガスまたはブローバイガスの燃料濃度に関する情報の学習を高い精度で行える。
ここで、ブローバイガス還流装置のチェックバルブを電子制御式バルブに置き換えれば、パージガスの供給状態とブローバイガスの供給状態とが重ならないように制御でき、パージガスまたはブローバイガスの燃料濃度に関する情報の学習を高い精度で行える。
しかし、ブローバイガス還流装置のチェックバルブは、クランク室内と吸気通路との圧力差に基づいて開弁する機械式バルブである。
このため、チェックバルブを電子制御式バルブに置き換える場合、使用するバルブの単価が増加し、また、圧力(若しくは圧力差)を検出するセンサを追加する必要が生じ、更に、センサ信号を取得して電子制御式バルブの制御信号を生成する処理が増えることになるため、マイクロコンピュータの演算負荷が増えることになる。
このため、チェックバルブを電子制御式バルブに置き換える場合、使用するバルブの単価が増加し、また、圧力(若しくは圧力差)を検出するセンサを追加する必要が生じ、更に、センサ信号を取得して電子制御式バルブの制御信号を生成する処理が増えることになるため、マイクロコンピュータの演算負荷が増えることになる。
本発明は、従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、パージガスまたはブローバイガスの燃料濃度に関する情報の学習を、簡易な構成でかつ高精度に行える、内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法を提供することにある。
そのため、本発明は、その一態様として、パージガスまたはブローバイガスの燃料濃度に関する情報を内燃機関の排気空燃比に関する情報に基づき学習する処理の実施、禁止を、ブローバイガス還流装置のチェックバルブの開閉を検出する開閉検出器が出力する開閉検出信号に基づいて切り替える。
上記発明によると、パージガスまたはブローバイガスの燃料濃度に関する情報の学習を、簡易な構成でかつ高精度に行える。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、内燃機関の一態様を示すシステム構成図である。
図1の内燃機関101は、車両に搭載される火花点火ガソリン機関である。
図1は、内燃機関の一態様を示すシステム構成図である。
図1の内燃機関101は、車両に搭載される火花点火ガソリン機関である。
内燃機関101は、点火装置200、燃料噴射装置300、電子制御式スロットル108、排気浄化触媒112を備える。
点火装置200は、点火プラグ201と、パワートランジスタを内蔵した点火コイル202とを有し、燃焼室110内の混合気を火花点火によって着火燃焼させる。
点火装置200は、点火プラグ201と、パワートランジスタを内蔵した点火コイル202とを有し、燃焼室110内の混合気を火花点火によって着火燃焼させる。
燃料噴射装置300は、吸気弁119の上流の吸気ポート102に配置された燃料噴射弁301と、燃料噴射弁301から噴射させる燃料(ガソリン)を貯留する燃料タンク302と、燃料タンク302内の燃料を燃料噴射弁301に供給する燃料配管304と、を有する。
そして、燃料噴射弁301が開弁すると、燃料が吸気ポート102内に噴射され、燃料噴射弁301から噴射された燃料と空気とを混合して燃焼室110内に混合気が形成される。
なお、燃料噴射装置300は、燃料噴射弁301が燃焼室110内に燃料を直接噴射する筒内直接噴射式であってもよい。
そして、燃料噴射弁301が開弁すると、燃料が吸気ポート102内に噴射され、燃料噴射弁301から噴射された燃料と空気とを混合して燃焼室110内に混合気が形成される。
なお、燃料噴射装置300は、燃料噴射弁301が燃焼室110内に燃料を直接噴射する筒内直接噴射式であってもよい。
電子制御式スロットル108は、バタフライバルブであるスロットルバルブ108aと、スロットルモータ108bと、スロットルバルブ108aの開度を検出するスロットル開度センサ108cとを有し、スロットルモータ108bでスロットルバルブ108aを開閉する装置である。
そして、エアークリーナ107を通過した空気は、スロットルバルブ108aで流量調節される。
排気浄化触媒112は、内燃機関101の排気管103に配置され、三元触媒などの触媒によって内燃機関101の排気を浄化する。
そして、エアークリーナ107を通過した空気は、スロットルバルブ108aで流量調節される。
排気浄化触媒112は、内燃機関101の排気管103に配置され、三元触媒などの触媒によって内燃機関101の排気を浄化する。
また、内燃機関101は、内燃機関101の運転状態を検出するための各種センサを備える。
空気流量センサ109は、電子制御式スロットル108の上流の吸気ダクト104に配置され、内燃機関101の吸入空気流量を検出する。
クランク角センサ106は、クランクシャフト117の回転角を計測するためのセンサであって、リングギア114の突起を検出して、クランクシャフト117の所定回転角毎に立ち上がるパルス信号を出力する。
空気流量センサ109は、電子制御式スロットル108の上流の吸気ダクト104に配置され、内燃機関101の吸入空気流量を検出する。
クランク角センサ106は、クランクシャフト117の回転角を計測するためのセンサであって、リングギア114の突起を検出して、クランクシャフト117の所定回転角毎に立ち上がるパルス信号を出力する。
空燃比センサ111は、排気浄化触媒112の上流の排気管103に配置され、排気中の酸素濃度に基づき排気空燃比を検出する。
酸素センサ116は、排気浄化触媒112の下流の排気管103に配置され、排気浄化触媒112の下流の排気管103内の酸素濃度に基づき、排気空燃比のリッチ、リーンを検出する。
水温センサ118は、内燃機関101の冷却水ジャケット105に配置され、冷却水ジャケット105内の冷却水の温度を検出する。
酸素センサ116は、排気浄化触媒112の下流の排気管103に配置され、排気浄化触媒112の下流の排気管103内の酸素濃度に基づき、排気空燃比のリッチ、リーンを検出する。
水温センサ118は、内燃機関101の冷却水ジャケット105に配置され、冷却水ジャケット105内の冷却水の温度を検出する。
また、内燃機関101は、ブローバイガス還流装置400を備える。
ブローバイガス還流装置400は、燃焼室110からクランク室151内に流れ出たブローバイガスを、電子制御式スロットル108下流の吸気コレクタ152(換言すれば、吸気通路)に還流させる装置である。
ブローバイガス還流装置400は、燃焼室110からクランク室151内に流れ出たブローバイガスを、電子制御式スロットル108下流の吸気コレクタ152(換言すれば、吸気通路)に還流させる装置である。
ブローバイガス還流装置400は、クランク室151と吸気コレクタ152とを連通させる還流配管401と、還流配管401に配置されるチェックバルブ402と、チェックバルブ402の開閉を検出する開閉検出器としての位置検出スイッチ403とを有する。
なお、ブローバイガスは、未燃焼燃料、燃焼ガス、オイルのミスト成分で構成される。
なお、ブローバイガスは、未燃焼燃料、燃焼ガス、オイルのミスト成分で構成される。
チェックバルブ402は、弁体402Aと、弁体402Aを閉弁方向に付勢する弾性部材である圧縮ばね402Bとを有し、前後差圧に応じて開閉動作する機械式のバルブである。
ここで、チェックバルブ402は、吸気コレクタ152内の圧力に対してクランク室151内の圧力が所定以上に高くなったとき開弁するよう構成される。
ここで、チェックバルブ402は、吸気コレクタ152内の圧力に対してクランク室151内の圧力が所定以上に高くなったとき開弁するよう構成される。
位置検出スイッチ403は、弁体402Aの動きにより機械的な動作を行うリミットスイッチであり、チェックバルブ402の開閉に応じて出力信号のオン(ハイレベル)、オフ(ローレベル)が切り換わる。
つまり、位置検出スイッチ403の出力信号は、オン、オフによってチェックバルブ402が開状態であるか閉状態であるかを示す開閉検出信号である。
つまり、位置検出スイッチ403の出力信号は、オン、オフによってチェックバルブ402が開状態であるか閉状態であるかを示す開閉検出信号である。
また、内燃機関101は、蒸発燃料処理装置500を備える。
蒸発燃料処理装置500は、燃料タンク302から回収した蒸発燃料(ガソリンベーパ-)を、電子制御式スロットル108下流の吸気コレクタ152(換言すれば、吸気通路)に導入させる装置である。
蒸発燃料処理装置500は、燃料タンク302から回収した蒸発燃料(ガソリンベーパ-)を、電子制御式スロットル108下流の吸気コレクタ152(換言すれば、吸気通路)に導入させる装置である。
蒸発燃料処理装置500は、蒸発燃料を吸着するための活性炭が充填されたキャニスタ501と、キャニスタ501と燃料タンク302とを連通する蒸発燃料配管502と、キャニスタ501と内燃機関101の吸気コレクタ152(換言すれば、吸気通路)とを連通するパージ配管503と、パージ配管503に配置された電子制御式のパージ制御バルブ504と、を有する。
キャニスタ501は、燃料タンク302で発生した蒸発燃料が蒸発燃料配管502を介して流入すると、内部の活性炭に蒸発燃料を吸着捕集する。
キャニスタ501は、燃料タンク302で発生した蒸発燃料が蒸発燃料配管502を介して流入すると、内部の活性炭に蒸発燃料を吸着捕集する。
パージ制御バルブ504が開制御され、内燃機関101の吸気負圧によってパージ配管503内が負圧になると、キャニスタ501内に外気導入孔501aを介して外気(大気)が吸引され、キャニスタ501の内部を通過してパージ配管503に流入する。
このとき、キャニスタ501の活性炭に吸着されていた蒸発燃料が脱離し、脱離した蒸発燃料は外気とともにパージ配管503に導かれ、吸気コレクタ152で内燃機関101の吸気と合流して燃焼室110に流入し、燃焼室110で燃焼処理される。
なお、パージ制御バルブ504は、たとえば、電磁バルブである。
このとき、キャニスタ501の活性炭に吸着されていた蒸発燃料が脱離し、脱離した蒸発燃料は外気とともにパージ配管503に導かれ、吸気コレクタ152で内燃機関101の吸気と合流して燃焼室110に流入し、燃焼室110で燃焼処理される。
なお、パージ制御バルブ504は、たとえば、電磁バルブである。
制御装置600は、MPU(Microprocessor Unit)601を備え、内燃機関101の運転を制御する電子制御装置である。
なお、MCU601は、マイクロコンピュータ、プロセッサ、処理装置、演算装置などと言い換えることができる。
なお、MCU601は、マイクロコンピュータ、プロセッサ、処理装置、演算装置などと言い換えることができる。
制御装置600は、前述した各種センサが出力する信号、つまり、内燃機関101の運転状態に関する情報を取得し、取得した情報に基づき制御対象それぞれの制御指令(換言すれば、操作量)を演算して出力する。
具体的には、制御装置600は、点火コイル202(点火装置200)、燃料噴射弁301(燃料噴射装置300)、スロットルモータ108b(電子制御式スロットル108)、パージ制御バルブ504(蒸発燃料処理装置500)へ制御指令を出力する。
具体的には、制御装置600は、点火コイル202(点火装置200)、燃料噴射弁301(燃料噴射装置300)、スロットルモータ108b(電子制御式スロットル108)、パージ制御バルブ504(蒸発燃料処理装置500)へ制御指令を出力する。
制御装置600は、燃料噴射弁301による燃料噴射量の制御において、燃料噴射量を補正するための空燃比フィードバック補正係数を、空燃比センサ111が検出する排気空燃比が目標空燃比に近づくように設定する。
以下では、燃料噴射量を空燃比の検出値が目標空燃比に近づくように補正する制御を、空燃比フィードバック制御と称する。
上記の空燃比フィードバック補正係数は、空燃比フィードバック制御を実施しないときの実際の空燃比と目標空燃比との偏差(換言すれば、空燃比変動)を示す情報であって、排気空燃比に関する情報である。
以下では、燃料噴射量を空燃比の検出値が目標空燃比に近づくように補正する制御を、空燃比フィードバック制御と称する。
上記の空燃比フィードバック補正係数は、空燃比フィードバック制御を実施しないときの実際の空燃比と目標空燃比との偏差(換言すれば、空燃比変動)を示す情報であって、排気空燃比に関する情報である。
また、制御装置600は、上記の空燃比フィードバック制御の実施中に、蒸発燃料処理装置500におけるパージ、つまり、パージ制御バルブ504の開制御を実施する。
制御装置600は、パージ制御において、内燃機関101の負荷、回転速度、更に、空燃比フィードバック補正係数などから目標パージ率を求め、目標パージ率の実現のために必要なパージ制御バルブ504の制御デューティを求める。
そして、制御装置600は、パージ制御バルブ504のオン、オフを前記制御デューティに応じて制御するPWM制御によって、パージ制御バルブ504の開度を制御する。
制御装置600は、パージ制御において、内燃機関101の負荷、回転速度、更に、空燃比フィードバック補正係数などから目標パージ率を求め、目標パージ率の実現のために必要なパージ制御バルブ504の制御デューティを求める。
そして、制御装置600は、パージ制御バルブ504のオン、オフを前記制御デューティに応じて制御するPWM制御によって、パージ制御バルブ504の開度を制御する。
また、制御装置600は、蒸発燃料処理装置500によるパージガスの供給によって空燃比の制御精度が低下することを抑止するため、パージガスの燃料濃度に関する情報の学習結果に基づき燃料噴射量を補正する、フィードフォワード制御を実施する。
ここで、制御装置600は、パージガスの燃料濃度に関する情報の学習処理として、蒸発燃料処理装置500によってパージガスを内燃機関101に供給したときの空燃比フィードバック補正係数の変化に基づいて、燃料噴射量の補正制御に用いるパージガス濃度学習値を更新して内蔵メモリに記憶する。
つまり、制御装置600は、パージガスの燃料濃度に関する情報であるパージガス濃度学習値を、排気空燃比に関する情報である空燃比フィードバック補正係数に基づき学習する。
ここで、制御装置600は、パージガスの燃料濃度に関する情報の学習処理として、蒸発燃料処理装置500によってパージガスを内燃機関101に供給したときの空燃比フィードバック補正係数の変化に基づいて、燃料噴射量の補正制御に用いるパージガス濃度学習値を更新して内蔵メモリに記憶する。
つまり、制御装置600は、パージガスの燃料濃度に関する情報であるパージガス濃度学習値を、排気空燃比に関する情報である空燃比フィードバック補正係数に基づき学習する。
ここで、制御装置600が、パージガス濃度学習値の学習処理を実施しているときに、詳細には、パージガスの供給状態で空燃比フィードバック補正係数をサンプリングしているときに、ブローバイガス還流装置400のチェックバルブ402が開くと、制御装置600はパージガス濃度学習値を誤学習する。
パージガスの供給状態でブローバイガス還流装置400のチェックバルブ402が開くと、パージガスに含まれる燃料成分とブローバイガスに含まれる燃料成分とが燃焼室110に流入して燃焼し、空燃比フィードバック補正係数は、双方の燃料成分による空燃比変化に応じた値に制御されることになる。
パージガスの供給状態でブローバイガス還流装置400のチェックバルブ402が開くと、パージガスに含まれる燃料成分とブローバイガスに含まれる燃料成分とが燃焼室110に流入して燃焼し、空燃比フィードバック補正係数は、双方の燃料成分による空燃比変化に応じた値に制御されることになる。
したがって、制御装置600は、チェックバルブ402が開いた状態でパージガス濃度学習値を学習すると、ブローバイガスに含まれる燃料成分の影響を含んでパージガス濃度学習値を学習することになり、パージガス濃度学習値に基づくフィードフォワード制御の精度が低下する。
そこで、制御装置600は、位置検出スイッチ403が出力する開閉検出信号を取得し、パージガス濃度学習値を空燃比フィードバック補正係数(換言すれば、排気空燃比に関する情報)に基づき学習する処理の実施、禁止を、位置検出スイッチ403の開閉検出信号に基づいて切り替える。
そこで、制御装置600は、位置検出スイッチ403が出力する開閉検出信号を取得し、パージガス濃度学習値を空燃比フィードバック補正係数(換言すれば、排気空燃比に関する情報)に基づき学習する処理の実施、禁止を、位置検出スイッチ403の開閉検出信号に基づいて切り替える。
具体的には、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の開状態を示し、パージガスに含まれる燃料とブローバイガスに含まれる燃料とが燃焼室110に流入する状態であると判断されるときに、パージガス濃度学習値の学習を禁止することで、パージガス濃度学習値の誤学習を未然に防止する。
一方、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の閉状態を示し、かつ、蒸発燃料処理装置500におけるパージの実施状態であるときに、パージガス濃度学習値の学習を実施する。
一方、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の閉状態を示し、かつ、蒸発燃料処理装置500におけるパージの実施状態であるときに、パージガス濃度学習値の学習を実施する。
上記構成において、ブローバイガス還流装置400の還流配管401の開閉は、機械式バルブであるチェックバルブ402によって行われるから、ブローバイガスの還流、停止を簡易な構成で実施できる。
一方、制御装置600が、パージガス濃度学習値を学習する処理の実施、禁止を、位置検出スイッチ403の開閉検出信号に基づいて切り替えることで、ブローバイガス還流の影響を抑止して、パージガス濃度学習値を高い精度で学習できる。
一方、制御装置600が、パージガス濃度学習値を学習する処理の実施、禁止を、位置検出スイッチ403の開閉検出信号に基づいて切り替えることで、ブローバイガス還流の影響を抑止して、パージガス濃度学習値を高い精度で学習できる。
図2のフローチャートは、パージガス濃度学習値の学習処理の実施、禁止を、位置検出スイッチ403の開閉検出信号に基づいて切り替えるプロセスの一態様を示す。
制御装置600(詳細には、MCU601)は、ステップS701で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号を取得する。
制御装置600(詳細には、MCU601)は、ステップS701で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号を取得する。
次いで、制御装置600は、ステップS702で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号のオン、オフを判別して、チェックバルブ402が開状態であるのか閉状態であるのかを検知する。
そして、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の開状態を示すときは、ステップS703で、パージガス濃度学習値(パージガスの燃料濃度に関する情報)の学習を禁止する設定を行う。
そして、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の開状態を示すときは、ステップS703で、パージガス濃度学習値(パージガスの燃料濃度に関する情報)の学習を禁止する設定を行う。
これによって、制御装置600は、パージガスに含まれる燃料成分とブローバイガスに含まれる燃料成分とが燃焼室110に流入する状態で、パージガス濃度学習値を誤学習することを抑止できる。
したがって、パージガス濃度学習値の誤学習によってパージが実施されるときの空燃比の制御精度が低下し、排気性状が悪化することが抑止される。
したがって、パージガス濃度学習値の誤学習によってパージが実施されるときの空燃比の制御精度が低下し、排気性状が悪化することが抑止される。
また、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の開状態を示すときに、ステップS704で、パージガス濃度学習値の学習処理以外の空燃比関連の学習処理についても、ブローバイガスの供給が影響を与えるものは禁止の設定を行う。
ステップS704において禁止対象とする学習処理には、たとえば、目標空燃比と空燃比センサ111が検出する実際の空燃比との定常的な偏差を補償するための空燃比学習値の学習処理が含まれる。
ステップS704において禁止対象とする学習処理には、たとえば、目標空燃比と空燃比センサ111が検出する実際の空燃比との定常的な偏差を補償するための空燃比学習値の学習処理が含まれる。
上記の空燃比学習値の学習処理において、制御装置600は、たとえば、内燃機関101の回転速度及び負荷に基づいて内燃機関101の運転状態を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に、目標空燃比と実際の空燃比との定常的な偏差を補償するための空燃比学習値を空燃比フィードバック補正係数に基づき学習する。
制御装置600が、上記の空燃比学習値の学習処理をブローバイガスが還流される状態で実施すると、ブローバイガスの還流によって空燃比が変動した状態で学習することになって、定常的な空燃比偏差を学習したことにならず、空燃比学習値による空燃比の制御精度が低下する。
制御装置600が、上記の空燃比学習値の学習処理をブローバイガスが還流される状態で実施すると、ブローバイガスの還流によって空燃比が変動した状態で学習することになって、定常的な空燃比偏差を学習したことにならず、空燃比学習値による空燃比の制御精度が低下する。
そこで、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の開状態を示すときに、パージガス濃度学習値の学習処理の他、空燃比学習値の学習処理についても禁止の設定を行う。
なお、制御装置600は、ステップS704において禁止対象とする学習処理に、空燃比センサ111が検出する実際の空燃比に基づく空燃比制御における制御中心を酸素センサ116の出力に基づき修正するための学習処理などを含めることができる。
なお、制御装置600は、ステップS704において禁止対象とする学習処理に、空燃比センサ111が検出する実際の空燃比に基づく空燃比制御における制御中心を酸素センサ116の出力に基づき修正するための学習処理などを含めることができる。
一方、制御装置600は、ステップS702で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の閉状態を示すと判断した場合、ステップS705に進み、パージ制御バルブ504を開制御して蒸発燃料処理装置500におけるパージを実施している状態であるか否かを判断する。
そして、制御装置600は、パージの実施状態であるときはステップS706に進み、所定の学習条件が成立していれば、パージガス濃度学習値の学習処理を実施する。
そして、制御装置600は、パージの実施状態であるときはステップS706に進み、所定の学習条件が成立していれば、パージガス濃度学習値の学習処理を実施する。
このとき、チェックバルブ402は閉状態であって、ブローバイガスに含まれる燃料成分が燃焼室110に流入することはないので、制御装置600は、パージガス濃度学習値を精度良く学習することができる。
なお、パージガス濃度学習値の学習条件には、内燃機関101の暖機が完了していること、空燃比フィードバック制御が実施されていること、空燃比学習値が収束していること、などが含まれる。
なお、パージガス濃度学習値の学習条件には、内燃機関101の暖機が完了していること、空燃比フィードバック制御が実施されていること、空燃比学習値が収束していること、などが含まれる。
上記のように、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号からチェックバルブ402の開閉を検知できる一方、蒸発燃料処理装置500におけるパージの実施、停止を制御する。
したがって、制御装置600は、パージの停止状態で、かつ、ブローバイガスが還流されている状態を特定し、還流されるブローバイガスの燃料濃度に関する情報を、排気空燃比に関する信号である空燃比フィードバック補正係数に基づき学習することができる。
したがって、制御装置600は、パージの停止状態で、かつ、ブローバイガスが還流されている状態を特定し、還流されるブローバイガスの燃料濃度に関する情報を、排気空燃比に関する信号である空燃比フィードバック補正係数に基づき学習することができる。
そして、制御装置600は、ブローバイガスが還流されるときに、ブローバイガスの燃料濃度に関する情報(以下、ブローバイガス濃度学習値と称する。)の学習結果に基づき燃料噴射量を補正するフィードフォワード制御を実施することができる。
つまり、制御装置600は、位置検出スイッチ403が出力する開閉検出信号を取得し、ブローバイガス濃度学習値を空燃比フィードバック補正係数(換言すれば、排気空燃比に関する情報)に基づき学習する処理の実施、禁止を、位置検出スイッチ403の開閉検出信号に基づいて切り替えることができる。
つまり、制御装置600は、位置検出スイッチ403が出力する開閉検出信号を取得し、ブローバイガス濃度学習値を空燃比フィードバック補正係数(換言すれば、排気空燃比に関する情報)に基づき学習する処理の実施、禁止を、位置検出スイッチ403の開閉検出信号に基づいて切り替えることができる。
図3のフローチャートは、ブローバイガス濃度学習値の学習プロセスの一態様を示す。
制御装置600は、ステップS801で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号を取得する。
次いで、制御装置600は、ステップS802で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号のオン、オフを判別して、チェックバルブ402が開状態であるのか閉状態であるのかを検知する。
制御装置600は、ステップS801で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号を取得する。
次いで、制御装置600は、ステップS802で、位置検出スイッチ403の開閉検出信号のオン、オフを判別して、チェックバルブ402が開状態であるのか閉状態であるのかを検知する。
そして、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の閉状態を示すときは、ステップS803で、ブローバイガス濃度学習値の学習を禁止する設定を行う。
つまり、ブローバイガスの還流が停止されている場合、制御装置600は、ブローバイガス濃度学習値を排気空燃比に関する信号に基づき学習することができないので、チェックバルブ402が閉状態であればブローバイガス濃度学習値の学習を実施しない。
つまり、ブローバイガスの還流が停止されている場合、制御装置600は、ブローバイガス濃度学習値を排気空燃比に関する信号に基づき学習することができないので、チェックバルブ402が閉状態であればブローバイガス濃度学習値の学習を実施しない。
一方、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号がチェックバルブ402の開状態を示し、ブローバイガスの還流が実施されている場合、ステップS804に進む。
制御装置600は、ステップS804で、ブローバイガスの還流以外に排気空燃比を変動させる外乱要因があるか否かを判断する。
上記の外乱要因は、蒸発燃料処理装置500におけるパージの実施、減速状態などにおいて燃料噴射弁301による燃料噴射を停止する燃料カット、加速状態での燃料噴射量の増量補正などを含む。
制御装置600は、ステップS804で、ブローバイガスの還流以外に排気空燃比を変動させる外乱要因があるか否かを判断する。
上記の外乱要因は、蒸発燃料処理装置500におけるパージの実施、減速状態などにおいて燃料噴射弁301による燃料噴射を停止する燃料カット、加速状態での燃料噴射量の増量補正などを含む。
そして、制御装置600は、上記の外乱要因がある場合、ステップS803に進んで、ブローバイガス濃度学習値の学習を禁止する設定を行う。
つまり、制御装置600は、ブローバイガスの還流が実施されている場合であっても、パージの実施などの外乱要因がある場合は、ブローバイガス濃度学習値を高い精度で学習できないので、ブローバイガス濃度学習値の学習を禁止する。
つまり、制御装置600は、ブローバイガスの還流が実施されている場合であっても、パージの実施などの外乱要因がある場合は、ブローバイガス濃度学習値を高い精度で学習できないので、ブローバイガス濃度学習値の学習を禁止する。
一方、制御装置600は、ブローバイガスの還流以外の外乱要因がないと判断すると、ステップS805に進み、所定の学習条件が成立していれば、ブローバイガス濃度学習値の学習処理を実施する。
なお、ブローバイガス濃度学習値の学習条件には、内燃機関101の暖機が完了していること、空燃比フィードバック制御が実施されていること、空燃比学習値が収束していること、などが含まれる。
なお、ブローバイガス濃度学習値の学習条件には、内燃機関101の暖機が完了していること、空燃比フィードバック制御が実施されていること、空燃比学習値が収束していること、などが含まれる。
そして、制御装置600は、ブローバイガス濃度学習値の学習処理において、チェックバルブ402を介してブローバイガスが内燃機関101の吸気通路に還流されるときの空燃比フィードバック補正係数の変化、及び、内燃機関101の吸入空気量に基づいて、ブローバイガス濃度学習値を更新して内蔵メモリに記憶する。
ここで、制御装置600は、空燃比フィードバック補正係数の変化(換言すれば、排気空燃比のリッチ変化)が同じであれば、そのときの吸入空気量が少ないほどブローバイガスの燃料濃度が濃いと推定して、ブローバイガス濃度学習値を更新する。
制御装置600は、次のステップS806で、次回、チェックバルブ402が開いたことを位置検出スイッチ403の信号から検知したときに、ブローバイガス濃度学習値に基づき燃料噴射量を補正するフィードフォワード制御を実施することを設定する。
ここで、制御装置600は、空燃比フィードバック補正係数の変化(換言すれば、排気空燃比のリッチ変化)が同じであれば、そのときの吸入空気量が少ないほどブローバイガスの燃料濃度が濃いと推定して、ブローバイガス濃度学習値を更新する。
制御装置600は、次のステップS806で、次回、チェックバルブ402が開いたことを位置検出スイッチ403の信号から検知したときに、ブローバイガス濃度学習値に基づき燃料噴射量を補正するフィードフォワード制御を実施することを設定する。
このように、制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号からブローバイガスの還流、停止を判断して、ブローバイガス濃度学習値を学習することができる。
そして、制御装置600は、ブローバイガスが還流されるときの燃料噴射量をブローバイガス濃度学習値に基づき補正するフィードフォワード制御を実施することで、ブローバイガスが還流されるときの空燃比変動を抑止して排気性状を改善できる。
そして、制御装置600は、ブローバイガスが還流されるときの燃料噴射量をブローバイガス濃度学習値に基づき補正するフィードフォワード制御を実施することで、ブローバイガスが還流されるときの空燃比変動を抑止して排気性状を改善できる。
なお、チェックバルブ402が開から閉に切り換わってから次にチェックバルブ402が開かれるまでの時間が長いと、その間にクランク室151に新たに未燃焼燃料が漏れ出すことで、ブローバイガス濃度学習値に誤差が生じる場合がある。
そこで、制御装置600は、チェックバルブ402が閉じてから所定時間内に再度開状態になった場合に、前回の開状態で学習したブローバイガス濃度学習値に基づく燃料噴射量の補正を実施することができる。
そして、制御装置600は、前記所定時間を超えてからチェックバルブ402が開状態になった場合は、前回の開状態で学習したブローバイガス濃度学習値に基づく燃料噴射量の補正を停止し、ブローバイガス濃度学習値をリセットすることができる。
そこで、制御装置600は、チェックバルブ402が閉じてから所定時間内に再度開状態になった場合に、前回の開状態で学習したブローバイガス濃度学習値に基づく燃料噴射量の補正を実施することができる。
そして、制御装置600は、前記所定時間を超えてからチェックバルブ402が開状態になった場合は、前回の開状態で学習したブローバイガス濃度学習値に基づく燃料噴射量の補正を停止し、ブローバイガス濃度学習値をリセットすることができる。
また、制御装置600は、チェックバルブ402が閉じている間において、クランク室151への未燃焼燃料の漏れ出し量に相関する内燃機関101の運転状態に基づき、ブローバイガス濃度学習値を更新することができる。
クランク室151への未燃焼燃料の漏れ出し量に相関する内燃機関101の運転状態とは、たとえば、内燃機関101の始動時における内燃機関101の温度、冷機始動の回数などである。
そして、制御装置600は、始動時の温度が低いほどクランク室151への未燃焼燃料の漏れ出しが多く発生し、また、チェックバルブ402が継続して閉じている間での冷機始動の回数が多いほどクランク室151への未燃焼燃料の漏れ出し量が多くなっているものと推定し、ブローバイガス濃度学習値を更新する。
クランク室151への未燃焼燃料の漏れ出し量に相関する内燃機関101の運転状態とは、たとえば、内燃機関101の始動時における内燃機関101の温度、冷機始動の回数などである。
そして、制御装置600は、始動時の温度が低いほどクランク室151への未燃焼燃料の漏れ出しが多く発生し、また、チェックバルブ402が継続して閉じている間での冷機始動の回数が多いほどクランク室151への未燃焼燃料の漏れ出し量が多くなっているものと推定し、ブローバイガス濃度学習値を更新する。
上記実施形態で説明した各技術的思想は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて使用することができる。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
制御装置600は、位置検出スイッチ403の開閉検出信号からチェックバルブ402が開弁してブローバイガスの還流が実施されていると判断したときに、蒸発燃料処理装置500におけるパージを停止することができる。
そして、制御装置600は、チェックバルブ402が閉弁しているときに、蒸発燃料処理装置500におけるパージを実施するとともにパージガス濃度学習値の学習を実施することができる。
そして、制御装置600は、チェックバルブ402が閉弁しているときに、蒸発燃料処理装置500におけるパージを実施するとともにパージガス濃度学習値の学習を実施することができる。
また、内燃機関101は、位置検出スイッチ403に変えて変位センサ(ストロークセンサ)を、ブローバイガス還流装置400のチェックバルブ402の開閉を検出する開閉検出器として備えることができる。
また、制御装置600は、チェックバルブ402の開弁状態が所定時間以上継続したことを条件に、開期間における空燃比フィードバック補正係数の変化に基づいてブローバイガス濃度学習値を更新し、チェックバルブ402の開弁時間が前記所定時間を下回るときはブローバイガス濃度学習値の更新を禁止することができる。
また、制御装置600は、チェックバルブ402の開弁状態が所定時間以上継続したことを条件に、開期間における空燃比フィードバック補正係数の変化に基づいてブローバイガス濃度学習値を更新し、チェックバルブ402の開弁時間が前記所定時間を下回るときはブローバイガス濃度学習値の更新を禁止することができる。
101…内燃機関、152…吸気コレクタ(吸気通路)、302…燃料タンク、400…ブローバイガス還流装置、401…還流配管、402…チェックバルブ、403…位置検出スイッチ(開閉検出器)、500…蒸発燃料処理装置、503…パージ配管、504…パージ制御バルブ、600…制御装置
Claims (7)
- 燃料タンクから回収した蒸発燃料を含むパージガスを、電子制御式のパージ制御バルブを介して内燃機関の吸気通路に導入させる蒸発燃料処理装置と、
ブローバイガスを、チェックバルブを介して前記吸気通路に還流させるブローバイガス還流装置と、
を備えた前記内燃機関に適用される、内燃機関の制御装置であって、
前記チェックバルブの開閉を検出する開閉検出器が出力する開閉検出信号を取得し、
前記パージガスまたは前記ブローバイガスの燃料濃度に関する情報を前記内燃機関の排気空燃比に関する情報に基づき学習する処理の実施、禁止を、前記開閉検出信号に基づいて切り替え、
前記燃料濃度に関する情報の学習結果に基づき、前記内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射装置へ制御指令を出力する、
内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
前記開閉検出信号が前記チェックバルブの開状態を示すときに、前記パージガスの燃料濃度に関する情報の学習を禁止する、
内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
前記開閉検出信号が前記チェックバルブの開状態を示し、前記蒸発燃料処理装置におけるパージが停止状態であるときに、前記ブローバイガスの燃料濃度に関する情報を学習する、
内燃機関の制御装置。 - 請求項3に記載の内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関の排気空燃比に関する情報と、前記内燃機関の吸入空気量に関する情報とに基づき、前記ブローバイガスの燃料濃度に関する情報を学習する、
内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
前記開閉検出信号が前記チェックバルブの閉状態を示し、前記蒸発燃料処理装置におけるパージが実施状態であるときに、前記パージガスの燃料濃度に関する情報を学習し、
前記開閉検出信号が前記チェックバルブの開状態を示し、前記蒸発燃料処理装置におけるパージが停止状態であるときに、前記ブローバイガスの燃料濃度に関する情報を学習する、
内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
前記開閉検出器は、前記チェックバルブの開閉に応じてオン、オフが切り換わる位置検出スイッチである、
内燃機関の制御装置。 - 燃料タンクから回収した蒸発燃料を含むパージガスを、電子制御式のパージ制御バルブを介して内燃機関の吸気通路に導入させる蒸発燃料処理装置と、
ブローバイガスを、チェックバルブを介して前記吸気通路に還流させるブローバイガス還流装置と、
を備えた前記内燃機関に適用される、内燃機関の制御方法であって、
前記チェックバルブの開閉を検出する開閉検出器が出力する開閉検出信号を取得し、
前記パージガスまたは前記ブローバイガスの燃料濃度に関する情報を前記内燃機関の排気空燃比に関する信号に基づき学習する処理の実施、禁止を、前記開閉検出信号に基づいて切り替え、
前記燃料濃度に関する情報の学習結果に基づき、前記内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射装置へ制御指令を出力する、
内燃機関の制御方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021210369A JP2023094834A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法 |
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Publications (1)
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JP2023094834A true JP2023094834A (ja) | 2023-07-06 |
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JP2021210369A Pending JP2023094834A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法 |
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- 2021-12-24 JP JP2021210369A patent/JP2023094834A/ja active Pending
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