JP2023093299A - 椅子式マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】背凭れ部が傾倒及び起立する際、前後方向における腕部の載置位置を適切に調整する。【解決手段】椅子式マッサージ機のフレームは、前後方向に延びるレール部を有して、ひじ掛け部を前後にスライド可能に支持する。ひじ掛け部は、載置部と、当接部と、を有する。載置部には、被施療者の腕部が載置される。当接部は、背凭れ部が傾倒した状態から起立する際に背凭れ部に当接して載置部とともに前側に移動する。背凭れ部が起立及び傾倒する際に、載置部は、背凭れ部から離れている。【選択図】図2
Description
本発明は、椅子式マッサージ機に関する。
特許文献1で開示されている椅子式マッサージ機は、ひじ掛け部(被施療者の腕部を保持する保持部)の後端が背凭れ部に取り付けられている。このような構成により、背凭れ部のリクライニング動作に連動して、ひじ掛け部が前後に移動する。
しかしながら、被施療者の体格、好み等によっては、背凭れ部のリクライニング動作に応じた被施療者の腕部の載置位置が適切でない場合がある。特に、背凭れ部が傾倒する際、ひじ掛け部が背凭れ部と連動して後側に移動すると、たとえば、ひじ掛け部が被施療者の好みの位置よりも後側に移動し過ぎる場合がある。
本発明は、上記の状況を鑑みて、マッサージ機は、背凭れ部が傾倒及び起立する際、前後方向における腕部の載置位置を適切に調整することを目的とする。
本明細書中に開示されている椅子式マッサージ機は、リクライニング可能な背凭れ部と、ひじ掛け部と、フレームと、を備える。前記背凭れ部は、被施療者の胴部を支持する。前記ひじ掛け部は、前記被施療者の腕部を支持する。前記フレームは、前後方向に延びるレール部を有して、前記ひじ掛け部を前後にスライド可能に支持する。前記ひじ掛け部は、載置部と、当接部と、を有する。前記載置部には、前記被施療者の腕部が載置される。前記当接部は、前記背凭れ部が傾倒した状態から起立する際に、前記背凭れ部に当接して、前記載置部とともに前側に移動する。前記背凭れ部が傾倒した状態から起立する際、及び、前記背凭れ部が起立した状態から傾倒する際に、前記載置部は、前記背凭れ部から離れている。
本発明の更なる特徴や利点は、以下に示す実施形態によって一層明らかにされる。
本明細書中に開示されている椅子式マッサージ機によれば、背凭れ部が傾倒及び起立する際、前後方向における腕部の載置位置を適切に調整することができる。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1.第1実施形態>
図1は一実施例に係る椅子式マッサージ機1(以下、「マッサージ機1」と称す)の概略斜視図である。以下の説明において、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て前側(正面側)を「前側」又は「前方」といい、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て後側(背面側)を「後側」又は「後方」という。また、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て上側(頭側)を「上側」又は「上方」といい、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て下側(脚側)を「下側」又は「下方」という。また、マッサージ機1に着座した被施療者から見て右側を「右側」又は「右方」といい、マッサージ機1に着座した被施療者から見て左側を「左側」又は「左方」という。
図1は一実施例に係る椅子式マッサージ機1(以下、「マッサージ機1」と称す)の概略斜視図である。以下の説明において、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て前側(正面側)を「前側」又は「前方」といい、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て後側(背面側)を「後側」又は「後方」という。また、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て上側(頭側)を「上側」又は「上方」といい、背凭れ部3を倒していない状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見て下側(脚側)を「下側」又は「下方」という。また、マッサージ機1に着座した被施療者から見て右側を「右側」又は「右方」といい、マッサージ機1に着座した被施療者から見て左側を「左側」又は「左方」という。
<1-1.椅子式マッサージ機1>
マッサージ機1は、座部2と、背凭れ部3と、側壁部4と、ひじ掛け部5と、操作部6と、コード線7と、スタンド8と、オットマン9と、を備える。
マッサージ機1は、座部2と、背凭れ部3と、側壁部4と、ひじ掛け部5と、操作部6と、コード線7と、スタンド8と、オットマン9と、を備える。
座部2は、被施療者の臀部及び大腿部を支持する。
背凭れ部3は、被施療者の胴部(肩、腰、及び背中など)を支持する。背凭れ部3は、リクライニング可能である。つまり、背凭れ部3は、左右方向に沿って延びるリクライニング回転軸(図示省略)回りに回動可能である。背凭れ部3は、マッサージユニット(不図示)と、被施療者の肩及び腰に接する面3Aに沿って延びるガイドレール3B及び3Cと、を内蔵している。当該マッサージユニットは、ガイドレール3B及び3Cによって案内されて背凭れ部3内で昇降する。
側壁部4は、座部2の左右両側に立設される。
ひじ掛け部5は、座部2の左右両側に設けられる。ひじ掛け部5は、被施療者の腕部(たとえば前腕)を支持する。
また、本実施形態では、ひじ掛け部5は、膨縮可能なエアバッグを内蔵しており、当該エアバッグによって被施療者の前腕及び手を施療する。つまり、ひじ掛け部5は、被施療者の前腕及び手を施療する施療部を備える。この施療部は、たとえば、後述する載置部51に配置される。なお、被施療者の前腕及び手に対する施療は、当該エアバッグによる施療に限定されず、物理的手段を用いて行われる施療であればよい。すなわち、ひじ掛け部5に設けられる施療部が被施療者の前腕及び手に対して行う施療は、前腕及び手に対するマッサージに限定されず、例えば、前腕及び手に熱を与える施療、前腕及び手に電気刺激を与える施療等であってもよい。したがって、ひじ掛け部5は、例えば、施療子、エアバッグ、振動子、ヒーター、電極パッド等を単独又は複数の組み合わせで含む施療部を備える構成であってもよい。
また、本実施形態の例示に限定されず、ひじ掛け部5は、被施療者の前腕及び手を施療する施療部を備えない構成であってもよい。
操作部6は、被施療者が施療パターンの選択や施療の強弱調節などを行うための入力装置である。操作部6はコード線7を介して座部2の下側に設けられる制御部(図1において不図示)に接続される。当該制御部は、操作部6から出力される信号に基づいてマッサージ機1の各部を制御する。
スタンド8は、座部2の左側に設けられるひじ掛け部5に固定されている。操作部6はスタンド8に対して装脱着可能である。
オットマン9は、被施療者の下腿部を収容する。
また、マッサージ機1は、フレーム10をさらに備える。フレーム10は、ひじ掛け部5を前後方向にスライド可能に支持する(後述する図2~図5参照)。たとえば、フレーム10の少なくとも一部は、側壁部4内に収容される。
フレーム10は、左右一対のレール部11を有する(後述する図2~図5参照)。各々のレール部11は、前後方向に延びる。左側のレール部11は、座部2よりも左側に配置される。右側のレール部11は、座部2よりも右側に配置される。また、各々のレール部11は、上レール111と、下レール112と、を有する。下レール112は、上レール111よりも下側に配置される。上レール111及び下レール112はそれぞれ、前後方向に延びる。
また、フレーム10は、ガイド凸部12をさらに有する。ガイド凸部12は、後述する当接部53の長孔531に嵌り、長孔531内を相対移動可能である(後述する図2~図5参照)。なお、ガイド凸部12は、本発明の「凸部」の一例である。また、ガイド凸部12は、本実施形態ではレール部11から長孔531に向かって突出し、図2~図5では上レール111から突出する。但し、この例示に限定されず、ガイド凸部12は、フレーム10のレール部11以外の部分から突出してもよい。
<1-2.ひじ掛け部5>
次に、図2~図5を参照して、ひじ掛け部5の構成例を説明する。なお、以下の説明中背凭れ部3の傾倒とは背凭れ部3を後傾することを意味する。図2は、第1実施形態において、背凭れ部3が起立した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た斜視図である。図3は、第1実施形態において、背凭れ部3が起立した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。図4は、第1実施形態において、背凭れ部3が傾倒した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た斜視図である。図5は、第1実施形態において、背凭れ部3が傾倒した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。なお、図2~図5において、要部の構成を見易くするため、マッサージ機1の表面を覆う外装及びクッション部分、側壁部4などの図示は省略している。また、図3及び図5では、座部2の図示も省略している。
次に、図2~図5を参照して、ひじ掛け部5の構成例を説明する。なお、以下の説明中背凭れ部3の傾倒とは背凭れ部3を後傾することを意味する。図2は、第1実施形態において、背凭れ部3が起立した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た斜視図である。図3は、第1実施形態において、背凭れ部3が起立した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。図4は、第1実施形態において、背凭れ部3が傾倒した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た斜視図である。図5は、第1実施形態において、背凭れ部3が傾倒した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。なお、図2~図5において、要部の構成を見易くするため、マッサージ機1の表面を覆う外装及びクッション部分、側壁部4などの図示は省略している。また、図3及び図5では、座部2の図示も省略している。
ひじ掛け部5は、載置部51と、スライド部52と、当接部53と、を有する。
載置部51には、被施療者の腕部が載置される。たとえば、図2~図5では、ひじ掛け部5のうちの被施療者の腕部を収容する部分が載置部51となっている。背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際、及び、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際に、載置部51は、背凭れ部3から離れている。たとえば、背凭れ部3及び載置部51間には、隙間Sが形成される。隙間Sは、少なくとも、被施療者の身体の一部を挟まない程度の間隔を有する。こうすれば、背凭れ部3及び載置部51間に被施療者の身体の一部(たとえば肘部など)が挟まることを防止できる。
スライド部52は、レール部11に係合される。スライド部52は、レール部11に沿って載置部51とともにスライド可能である。本実施形態では、スライド部52は、載置部51よりも下側に配置される。スライド部52は、上スライダ521と、下スライダ522と、を有する。上スライダ521は、載置部51の下端部に固定される。上スライダ521は、上レール111と係合し、上レール111に沿って前後方向にスライド可能である。下スライダ522は、上スライダ521の下端部に固定される。下スライダ522は、下レール112と係合し、下レール112に沿って前後方向にスライド可能である。上スライダ521の上レール111での前後移動に伴い、上スライダ521に固定された下スライダ522は、下レール112で前後移動できる。
当接部53は、載置部51の下側に配置されて、ひじ掛け部5の下部において載置部51の後側に延びる。本実施形態では、当接部53は、前後方向に延びる棒状である。
たとえば、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際に、当接部53は、背凭れ部3に当接して、載置部51とともに前側に移動する。こうすれば、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際に、当接部53は、背凭れ部3との当接により前側に押されて、載置部51とともに移動する。一方、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際、背凭れ部3の傾倒に応じて被施療者の肩部が後側に移動する。そのため、被施療者の腕部は、後側に引っ張られて、載置部51とともに後側に移動する。従って、マッサージ機1は、背凭れ部3が傾倒及び起立する際、前後方向における腕部の載置位置を適切に調整できる。
なお、当接部53は、背凭れ部3に対して接離可能である。背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際、当接部53は、背凭れ部3とは連動しないので、背凭れ部3から後側に向かう力を受けず、背凭れ部3から前後方向に分離できる(図4及び図5参照)。但し、この例示は、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際に背凭れ部3と当接部53との接触が維持される構成を排除しない。たとえば、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際、前述の如く、被施療者の腕部及び載置部51の後側への移動に応じて、当接部53も後側に移動する。そのため、当接部53が背凭れ部3から前後方向に分離しないことが起こり得る。
当接部53は、本実施形態ではスライド部52に取り付けられ、図2~図5では上スライダ521から後側に延びる。こうすれば、レール部11に沿ってスライド部52を載置部51とともにスライドさせることにより、被施療者の腕部の載置位置をスムーズに移動させることができる。但し、この例示は、当接部53が上スライダ521以外の部材に取り付けられる構成を排除しない。たとえば、当接部53は、下スライダ522又は載置部51から後側に延びてもよい。
また、当接部53は、本実施形態では上レール111よりも下側に配置され、レール部11とは係合していない。但し、本実施形態の例示に限定されず、当接部53は、レール部11(たとえば上レール111又は下レール112)と係合してもよく、レール部11に沿って前後方向にスライド可能であってもよい。こうすれば、当接部53は、前後方向においてスムーズに移動できる。
当接部53は、前後方向に延びる長孔531を有する。たとえば、長孔531は、当接部53を左右方向に貫通する。当接部53が前後方向に移動する際、当接部53は、長孔531内を相対移動するガイド凸部12によって前後方向にガイドされる。当接部53の移動の際にガイド凸部12が長孔531内でガイドされることにより、マッサージ機1は、被施療者の腕部の載置位置をよりスムーズに移動させることができる。また、当接部53は、ガイド凸部12が長孔531の後端部に達すると前側に移動できなくなり、ガイド凸部12が長孔531の前端部に達すると後側に移動できなくなる。従って、マッサージ機1は、長孔531の前後方向における幅に応じて、被施療者の腕部の載置位置の移動範囲を規制できる。
なお、図2~図5では、載置部51、スライド部52、及び当接部53はそれぞれ別体である。但し、この例示に限定されず、これらのうちの一部は、他の一部と一体であってもよい。或いは、これらの全てが一体であってもよい。たとえば、後述する第2実施形態では、載置部51が当接部53と一体である例を示す。
好ましくは図2~図5に示すように、ひじ掛け部5は、被覆部54をさらに備える。被覆部54は、当接部53の後端部を覆う。こうすれば、背凭れ部3と当接可能な当接部53の後端部を被覆部54で保護できる。従って、背凭れ部3が起立する際、強い衝撃を伴って、当接部53が背凭れ部3と当接することを防止できる。
さらに好ましくは、被覆部54は、樹脂などの軟質材から成る。たとえば、軟質材は、合成樹脂をはじめとする高分子化合物の他、上記当接部の背凭れへの当接による摩耗、騒音の発生を防止可能な軟性材質一般を含む。背凭れ部3が傾倒及び起立する際、当接部53は、背凭れ部3に当接している間において、背凭れ部3の表面に対して上下方向に摺動する。従って、軟質材から成る被覆部54を介して当接部53が背凭れ部3に当接することにより、摺動に伴う摩耗、騒音の発生などを防止できる。
なお、上述の例示は、当接部53の後端部が被覆部54で覆われない構成を排除しない。たとえば、被覆部54は、省略されてもよい。或いは、当接部53の後端部には、被覆部54に代えて、背凭れ部3の表面を転がり可能なローラが配置されてもよい。
また、好ましくは図2~図5に示すように、背凭れ部3は、凹部31をさらに有する。凹部31は、背凭れ部3の下端部に配置されて、背凭れ部3の正面側から背面側に向かって凹む。凹部31は、当接部53の後端部及び被覆部54を収容可能である。たとえば、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際に、当接部53は、凹部31の底面に当接する。こうすれば、背凭れ部3及び当接部53間に被施療者の身体の一部が進入し難くなる。従って、背凭れ部3及び当接部53間に被施療者の身体の一部が挟まることを抑制できる。なお、この例示は、凹部31が省略される構成を排除しない。
また、好ましくは図2~図5に示すように、載置部51は、当接部53の上側を覆うカバー部511を有する。カバー部511は、当接部53よりも上側に配置され、載置部51の後端部において後側に延びる。カバー部511の後端部は、被施療者の身体の一部を挟まない程度の間隔を空けて、背凭れ部3から前側に離れている。たとえば、図2及び図3に示すように、背凭れ部3が起立した状態において、凹部31の上端とカバー部511とが前後方向に離れて対向する。
こうすれば、カバー部511により、背凭れ部3及び当接部53間に被施療者の身体の一部がさらに進入し難くなる。さらに、背凭れ部3が起立した状態において凹部31の上端とカバー部511とが前後方向に離れて対向するので、背凭れ部3及びカバー部511間に被施療者の身体の一部が挟まることも防止できる。従って、背凭れ部3及びひじ掛け部5間に被施療者の身体が挟まることをより効果的に防止できる。但し、この例示は、カバー部511が省略される構成を排除しない。
<3.第2実施形態>
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態を説明する。図6は、第2実施形態において、背凭れ部3が起立した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。図7は、第2実施形態において、背凭れ部3が傾倒した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。以下では、第2実施形態について、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態を説明する。図6は、第2実施形態において、背凭れ部3が起立した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。図7は、第2実施形態において、背凭れ部3が傾倒した状態における左側のひじ掛け部5を内側から見た側面図である。以下では、第2実施形態について、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
第2実施形態では、ひじ掛け部5は、第1実施形態における棒状の当接部53に代えて、当接部53aを有する。当接部53aは載置部51の後端部から後側に突出する。こうすれば、簡易な構成で、当接部53aを配置できる。
当接部53aの先端部分は、背凭れ部3と切離可能な部分であり、丸みを帯びた形状である。このように構成することで、当接部53aが背凭れ部3から接離する際、背凭れ部3の表面を滑らかに移動することができる。
カバー部511は、当接部53aの上側を覆い、たとえば図6及び図7では当接部53aの一部(たとえば、載置部51の後端部などと接続される当接部53aの前端部)の上側を覆う。
なお、当接部53aの少なくとも一部は、カバー部511から後側に突出してもよい。但し、この例示は、当接部53aが載置部51の後端部のうちのカバー部511以外の部分から後側に突出する構成を排除しない。
第2実施形態では、たとえば、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際、図6に示すように、当接部53aは、背凭れ部3(たとえは凹部31の底面)に当接して、載置部51とともに前側に移動する。こうすれば、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際に、当接部53aは、背凭れ部3との当接により前側に押されて、載置部51とともに移動する。一方、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際、背凭れ部3の傾倒に応じて被施療者の肩部が後側に移動する。そのため、被施療者の腕部は、後側に引っ張られて、載置部51とともに後側に移動する。従って、マッサージ機1は、背凭れ部3が傾倒及び起立する際、前後方向における腕部の載置位置を適切に調整できる。
なお、当接部53aは、背凭れ部3に対して接離可能である。背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際、当接部53aは、背凭れ部3とは連動しない。そのため、図7に示すように、背凭れ部3から後側に向かう力を受けず、背凭れ部3から前後方向に分離できる。但し、この例示は、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際に背凭れ部3と当接部53aとの接触が維持される構成を排除しない。たとえば、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際、前述の如く、被施療者の腕部及び載置部51の後側への移動に応じて、当接部53aも後側に移動する。そのため、当接部53aが背凭れ部3から前後方向に分離しないことが起こり得る。
好ましくは図6及び図7に示すように、ひじ掛け部5は、被覆部54aをさらに備える。被覆部54aは、当接部53aの後端部を覆う。こうすれば、背凭れ部3と当接可能な当接部53aの後端部を被覆部54aで保護できる。従って、背凭れ部3が起立する際、強い衝撃を伴って、当接部53aが背凭れ部3と当接することを防止できる。
さらに好ましくは、被覆部54aは、第1実施形態の被覆部54と同様に、樹脂などの軟質材から成る。なお、この例示は、当接部53aの後端部が被覆部54aで覆われない構成を排除しない。
<4.備考>
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
<5.まとめ>
上述の実施形態によれば、マッサージ機1は、被施療者の胴部を支持するリクライニング可能な背凭れ部3と、被施療者の腕部を支持するひじ掛け部5と、前後方向に延びるレール部11を有して、ひじ掛け部5を前後にスライド可能に支持するフレーム10と、を備え、ひじ掛け部5は、被施療者の腕部が載置される載置部51と、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際に背凭れ部3に当接して載置部51とともに前側に移動する当接部53,53aと、を有し、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際、及び、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際に、載置部51は、背凭れ部3から離れている構成(第1の構成)とされる。
上述の実施形態によれば、マッサージ機1は、被施療者の胴部を支持するリクライニング可能な背凭れ部3と、被施療者の腕部を支持するひじ掛け部5と、前後方向に延びるレール部11を有して、ひじ掛け部5を前後にスライド可能に支持するフレーム10と、を備え、ひじ掛け部5は、被施療者の腕部が載置される載置部51と、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際に背凭れ部3に当接して載置部51とともに前側に移動する当接部53,53aと、を有し、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際、及び、背凭れ部3が起立した状態から傾倒する際に、載置部51は、背凭れ部3から離れている構成(第1の構成)とされる。
第1の構成のマッサージ機1において、ひじ掛け部5は、レール部11に沿って載置部51とともにスライド可能なスライド部52をさらに有し、当接部53は、スライド部52に取り付けられる構成(第2の構成)とされてもよい。
第2の構成のマッサージ機1において、当接部53aは、載置部51の下側に配置されて、ひじ掛け部5の下部において載置部51の後側に延びる構成(第3の構成)とされてもよい。
第1又は第2の構成のマッサージ機1において、当接部53は、前後方向に延びる棒状であって、前後方向に延びる長孔531を有し、フレーム10は、長孔531に嵌まって長孔531内を相対移動可能なガイド凸部12を有し、当接部53が前後方向に移動する際、ガイド凸部12によって前後方向にガイドされる構成(第4の構成)とされてもよい。
或いは、第1又は第2の構成のマッサージ機1において、当接部53aは、載置部51の後端部から後側に突出する構成(第5の構成)とされてもよい。
第5の構成のマッサージ機1において、当接部53aの先端部分は、丸みを帯びた形状である構成(第6の構成)とされてもよい。
第1~第6のいずれかの構成のマッサージ機1において、ひじ掛け部5は、当接部53,53aの後端部を覆う被覆部54,54aをさらに有する構成(第7の構成)とされてもよい。
第1~第7のいずれかの構成のマッサージ機1において、背凭れ部3は、背凭れ部3の下端部に配置されて、背凭れ部3の正面側から背面側に向かって凹む凹部31を有し、背凭れ部3が傾倒した状態から起立する際に、当接部53,53aは、凹部31の底面に当接する構成(第8の構成)とされてもよい。
第8のマッサージ機1において、載置部51は、当接部53,53aの上側を覆うカバー部511を有し、背凭れ部3が起立した状態において、凹部31の上端とカバー部511とが前後方向に離れて対向する構成(第9の構成)とされてもよい。
1 (椅子式)マッサージ機
2 座部
3 背凭れ部
3A 施療ユニット
3B,3C ガイドレール
31 凹部
4 側壁部
5 ひじ掛け部
51 載置部
511 カバー部
52 スライド部
521 上スライダ
522 下スライダ
53 棒状の当接部
53a 当接部
531 長孔
54,54a 被覆部
6 操作部
7 コード線
8 スタンド
9 オットマン
10 フレーム
11 レール部
111 上レール
112 下レール
12 ガイド凸部
S 隙間
2 座部
3 背凭れ部
3A 施療ユニット
3B,3C ガイドレール
31 凹部
4 側壁部
5 ひじ掛け部
51 載置部
511 カバー部
52 スライド部
521 上スライダ
522 下スライダ
53 棒状の当接部
53a 当接部
531 長孔
54,54a 被覆部
6 操作部
7 コード線
8 スタンド
9 オットマン
10 フレーム
11 レール部
111 上レール
112 下レール
12 ガイド凸部
S 隙間
Claims (9)
- 被施療者の胴部を支持するリクライニング可能な背凭れ部と、
前記被施療者の腕部を支持するひじ掛け部と、
前後方向に延びるレール部を有して、前記ひじ掛け部を前後にスライド可能に支持するフレームと、
を備え、
前記ひじ掛け部は、
前記被施療者の腕部が載置される載置部と、
前記背凭れ部が傾倒した状態から起立する際に前記背凭れ部に当接して前記載置部とともに前側に移動する当接部と、
を有し、
前記背凭れ部が傾倒した状態から起立する際、及び、前記背凭れ部が起立した状態から傾倒する際に、前記載置部は、前記背凭れ部から離れている、椅子式マッサージ機。 - 前記ひじ掛け部は、前記レール部に沿って前記載置部とともにスライド可能なスライド部をさらに有し、
前記当接部は、前記スライド部に取り付けられる、請求項1に記載の椅子式マッサージ機。 - 前記当接部は、前記載置部の下側に配置されて、前記ひじ掛け部の下部において前記載置部の後側に延びる、請求項2に記載の椅子式マッサージ機。
- 前記当接部は、前後方向に延びる棒状であって、前後方向に延びる長孔を有し、
前記フレームは、前記長孔に嵌まって前記長孔内を相対移動可能な凸部を有し、
前記当接部が前後方向に移動する際、前記凸部によって前後方向にガイドされる、請求項1又は請求項2に記載の椅子式マッサージ機。 - 前記当接部は、前記載置部の後端部から後側に突出する、請求項1又は請求項2に記載の椅子式マッサージ機。
- 前記当接部の先端部分は、丸みを帯びた形状である、請求項5に記載の椅子式マッサージ機。
- 前記ひじ掛け部は、前記当接部の後端部を覆う被覆部をさらに有する、請求項1又は請求項2に記載の椅子式マッサージ機。
- 前記背凭れ部は、前記背凭れ部の下端部に配置されて、前記背凭れ部の正面側から背面側に向かって凹む凹部を有し、
前記背凭れ部が傾倒した状態から起立する際に、前記当接部は、前記凹部の底面に当接する、請求項1又は請求項2に記載の椅子式マッサージ機。 - 前記載置部は、前記当接部の上側を覆うカバー部を有し、
前記背凭れ部が起立した状態において、前記凹部の上端と前記カバー部とが前後方向に離れて対向する、請求項8に記載の椅子式マッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN202222310251.2U CN219439919U (zh) | 2021-12-22 | 2022-08-31 | 座椅式按摩机 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021208498 | 2021-12-22 | ||
JP2021208498 | 2021-12-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023093299A true JP2023093299A (ja) | 2023-07-04 |
Family
ID=87000741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022110377A Pending JP2023093299A (ja) | 2021-12-22 | 2022-07-08 | 椅子式マッサージ機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023093299A (ja) |
CN (1) | CN219439919U (ja) |
-
2022
- 2022-07-08 JP JP2022110377A patent/JP2023093299A/ja active Pending
- 2022-08-31 CN CN202222310251.2U patent/CN219439919U/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN219439919U (zh) | 2023-08-01 |
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