JP2023092341A - ドア位置調整機構及び冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア位置を少なくとも上下方向に無段階で調整できるようにする。【解決手段】ドアDと、このドアDを回転可能に支持するヒンジHとの間に介在してドアDの位置を調整するドア位置調整機構100であり、ドアDを上下方向に位置調整するためのネジ部材10を有するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、ドア位置調整機構及びこれを備える冷蔵庫に関するものである。
従来の冷蔵庫としては、断熱扉に意匠面を取り付けて構成されるビルトイン冷蔵庫があり、近年では断熱扉自体の意匠面を取り替えられるタイプのものが登場している。このように、意匠面を取替可能とすることで、例えば隣接するキャビネットとの色やデザインなどの統一感を持たせるなど、使用者の自由なカスタマイズが可能となる。
ところが、冷蔵庫の製造工程における断熱材の発泡時などにドアやキャビネットの寸法ばらつきが生じることにより、断熱扉に微妙なズレが生じることがある。製造工程においてそのズレを意匠面で覆うことはできるものの、意匠面を取替可能なタイプの冷蔵庫の場合、取替時に断熱扉のズレが目についてしまい、不満につながる。
また、別の問題としては、ドアに収納した収納物の重さでドアが下がったりすることで、例えばドアの意匠面が傾いて見えたり、隣接するキャビネットとの間のズレが目立ったりして、意匠性が損なわれる恐れがある。
そこで、意匠性を担保するためには、納入後にドアの位置を調整可能とする機構が必要となり、このようなドア位置調整機構としては、特許文献1に示すように、1又は複数枚のプレートをドアとヒンジとの間に抜き差し可能とすることで、ドアの上下方向の位置を調整できるように構成されたものがある。
しかしながら、このような構成では、ドアの上下方向の位置調整が段階的なものとなり、ドアを上下方向に微妙な調整をすることができず、結果的に必ずしも意匠性を担保することができない。
米国特許第8,511,768号公報
そこで、本発明は、上述した問題点を解決すべくなされたものであり、ドア位置を少なくとも上下方向に無段階で調整できるようにすることを主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係るドア位置調整機構は、ドアと、このドアを回転可能に支持するヒンジとの間に介在して前記ドアの位置を調整するドア位置調整機構であり、前記ドアを上下方向に位置調整するためのネジ部材を有することを特徴とするものである。
このように構成されたドア位置調整機構によれば、ネジ部材を用いてドアを上下方向に位置調整するので、ドアを上下方向に無段階で調整することができ、例えばビルトインタイプの冷蔵庫に適用すれば、ドアの傾きや隣接するキャビネットとの間のズレなどを無くして、意匠性を担保することができる。
前記ドアに固定されるドアベースと、前記ヒンジに固定されるヒンジベースとを備え、前記ネジ部材が、前記ドアベース及び前記ヒンジベースの間に介在して、これらの間を進退可能に設けられていることが好ましい。
このような構成であれば、既存のヒンジの設計変更等をすることなく、ドア位置調整機構を備え付けることができるうえ、ヒンジの強度を保持しつつ、ドアの調整が可能となる。
ところで、上述したドア位置調整機構をドアの上側及び下側それぞれに設ける場合、ネジ部材が仮にヒンジベースに螺合する構成であると、例えば上側のネジ部材によりドアを上下方向に位置調整しようとしても、下側のネジ部材がヒンジベースに螺合しているために、ドアを上下に移動させることができない。
そこで、前記ドアベース及び前記ヒンジベースが、上下方向に互いに対向しており、前記ドアベース及び前記ヒンジベースの間に介在するとともに、前記ネジ部材が螺合するアジャスタブロックをさらに備えることが好ましい。
このような構成であれば、ネジ部材をアジャスタブロックに螺合させているので、アジャスタブロックをヒンジベースに対して上下方向にフリーにすることで、例えば上側のネジ部材によりドアを上下方向に移動させれば、それに追従して、下側のネジ部材がアジャスタブロックとともに移動するので、ドアを上下方向に位置調整することができるようになる。
前記ドアを左右方向にも位置調整可能とすることが好ましい。
これならば、左右に隣接するキャビネットに対して左右の隙間を均等にそろえて整列させることができ、左右に隣接するキャビネットとともに作り出される意匠性を担保することができる。
前記ドアを前後方向にも位置調整可能とすることが好ましい。
これならば、例えばビルトインタイプの冷蔵庫に適用した場合に、隣接するキャビネットとの意匠面位置を揃えることができる。
前記ドアが閉じられている状態において、構成部品の少なくとも一部が前記ヒンジの横側に配置されるものであることが好ましい。
これならば、ヒンジの前側に配置されるガスケット及びガスケット溝にドア位置調整機構が干渉してしまうことを防ぐことができる。ヒンジとドアとの隙間が小さく、特に下側のスペースが殆ど無い場合に有効である。
また、本発明に係る冷蔵庫は、上述したドア位置調整機構を備えることを特徴とするものである。
このような冷蔵庫であれば、複数の冷蔵庫を並べて配置する場合や、収納スペースに収める配置の場合でも、上述したドア位置調整機構と同様の作用効果、すなわちドアの傾きや隣接するキャビネットとの間の段差などを無くして、意匠性を担保することができるといった作用効果を奏し得る。
前記ドアの上側及び下側のそれぞれに前記ドア位置調整機構が設けられていることが好ましい。
このような構成であれば、ドアの上下それぞれにドア位置調整機構によりドアの荷重を受けることができ、さらにはドアのより細やかな位置調整も可能となる。
本発明に係る作用効果がより顕著に発揮される実施態様としては、前記ドアの前方を向く意匠面が取替可能に構成されている冷蔵庫を挙げることができる。
ところで、一般的な冷蔵庫は1軸ヒンジを用いているが、ビルトイン冷蔵庫に1軸ヒンジを用いてしまうと、ドアの開放角度を担保するためには、隣接するキャビネットとの干渉を避けるべく、このキャビネットよりも冷蔵庫のドアを前方にやや飛び出させた配置にせざるを得ない。そうすると、隣接するキャビネットとの意匠面位置を揃えることができず、意匠性が損なわれる。
そこで、前記ヒンジが、前記ドアを前方に押し出しながら回転させる多軸ヒンジであることが好ましい。
このような構成であれば、ドアの開放角度を大きく取りつつ、意匠面位置を揃えることができ、意匠性を担保することも可能となる。
一方、多軸ヒンジは1軸ヒンジとは異なり、複数のリンク部材を有し、複数の回転軸が設けられているので、多軸ヒンジを用いた冷蔵庫は、1軸ヒンジを用いた冷蔵庫と比べると、ドア下がりが生じやすい。このため、多軸ヒンジを用いた冷蔵庫においては、本発明のドア位置調整機構による作用効果がより顕著に発揮される。
このように構成した本発明によれば、ドア位置を少なくとも上下方向に無段階で調整することができ、例えばビルトインタイプの冷蔵庫に適用すれば、ドアの傾きや隣接するキャビネットとの間の段差などを無くして、意匠性を担保することができる。
一実施形態における冷蔵庫の全体構成を示す模式図。 同実施形態における冷蔵庫を上方から見た模式図。 同実施形態におけるドア位置調整機構の取付状態を示す断面図。 同実施形態におけるドア位置調整機構の解体状態を示す模式図。 同実施形態においてドアの上下方向の位置調整を説明する模式図。 その他の実施形態におけるドア位置調整機構の全体構成を示す模式図。 その他の実施形態におけるドア位置調整機構の全体構成を示す模式図。 その他の実施形態におけるドア位置調整機構の全体構成を示す模式図。 その他の実施形態におけるドア位置調整機構の全体構成を示す模式図。 その他の実施形態におけるドア位置調整機構の解体状態を示す模式図。
以下に本発明に係る冷蔵庫の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫Rは、図1に示すように、所謂ビルトインタイプのものであり、1又は複数のキャビネットCと、キャビネットCに設けられた片開き又は観音開きのドアDと、ドアDを回転可能に支持するヒンジHとを備えている。
ヒンジHは、図2に示すように、キャビネットCに取り付けられた固定アームH1と、ドアDに取り付けられるとともに固定アームH1に対して移動可能な可動アームH2とを有するものであり、ここでは、ドアDを前方に押し出しながら回転させる多軸ヒンジである。
このような多軸ヒンジHを用いることにより、ドアDの前方を向く意匠面D1を、キッチン等の壁面や、別のキャビネットが隣接する場合にはそのキャビネットの前方を向く意匠面と同一平面上に位置させることができる。すなわち、本実施形態の冷蔵庫Rは、ドアDの意匠面D1の前後方向における位置と、壁面や隣接するキャビネットの意匠面の前後方向における位置とを揃えた状態で配置することができる。
さらに、本実施形態の冷蔵庫Rは、ドアDの意匠面D1を取替可能に構成されたものである。具体的には、ドアDの本体部分D2と意匠面D1との間に着脱機構(不図示)が設けられており、ユーザはドアDの本体部分D2に対して所望の色やデザインの意匠面D1を取り付けることができる。なお、本実施形態のドアDは、意匠面D1が本体部分D2の前面と同じ寸法であり、例えば多軸ヒンジHを用いることに起因したドア下がりなどのズレが生じると、そのズレを意匠面D1では覆い隠すことのできない構造が採用されている。このように、意匠面D1と本体部分D2とが同じ寸法であると、意匠面D1の取り替え時はもとより、意匠面D1が取り付けられた状態においても、ドアDのズレが目についてしまう。
そこで、上述したズレを隠すのではなく、ズレ自体を解消するべく、本実施形態の冷蔵庫Rは、図3に示すように、上述したヒンジHとドアDとの間に介在するとともに、ドアDを少なくとも上下方向に無段階で位置調整することのできるドア位置調整機構100を備えている。
本実施形態では、ドアDの上側及び下側のそれぞれにドア位置調整機構100が設けられており、これらのドア位置調整機構100は、上下対称な構造であるので、以下ではこれらを代表して、ドアDの右勝手の上側に設けられたドア位置調整機構100について詳細な構成を説明する。
ドア位置調整機構100を構成する構成部品の一部は、図3及び図4に示すように、ここではヒンジHよりもドアDの中央側、言い換えれば、ドアDが閉じられた状態においてヒンジHの横側に配置されたものであり、具体的には、ネジ部材10(以下、上下調整ネジ10ともいう)と、ドアDに固定されるドアベース20と、ヒンジHに固定されるヒンジベース30とを有している。
上下調整ネジ10は、ドアベース20及びヒンジベース30の間に介在するとともに、ドアベース20又はヒンジベース30の一方に取り付けられるとともに他方に対して進退可能なものであり、具体的にはボルトやビスなど、外側周面にネジが形成されたものであれば種々のものを用いることができる。
ここでの上下調整ネジ10は、図3及び図4に示すように、ドアベース20に取り付けられてヒンジベース30に対して進退移動するものであり、ここでは頭部が括れた形状をなし、この括れ部11が後述するドアベース20の切り欠き22xに引っ掛けられることで、ドアベース20に取り付けられる。
ドアベース20は、図3及び図4に示すように、板状をなし、ドアDに取り付けられるドア側被取付部21と、上述した上下調整ネジ10が取り付けられるネジ取付部22とを有するものである。
ドア側被取付部21は、ドアDの幅方向に延びる平板状をなすものであり、ここではドアDの庫内側を向く面に例えばボルト等のネジ部材B0を用いて固定される。
ネジ取付部22は、被取付部から庫内側に屈曲した平板状をなすものであり、上述した上下調整ネジ10を取り付けるための切り欠き22xが設けられている。切り欠き22xの形状は特に限定されるものではないが、ここでは庫内に向かって開口したU字状をなす。
ヒンジベース30は、図3及び図4に示すように、板状をなし、ヒンジHを構成する可動アームH2に取り付けられるヒンジ側被取付部31と、上述した上下調整ネジ10からの押圧力を受ける受圧部32とを有するものである。
ヒンジ側被取付部31は、ドアDの幅方向に延びる平板状をなすものであり、ここではヒンジHとドアDとの間、より詳細にはヒンジHの下面とドアDの上面との間に介在して、ヒンジHの下面に例えばボルト等のネジ部材やカシメ等を用いて固定される。
受圧部32は、ヒンジ側被取付部31からドアDの中央側に延びる平板状をなすものであり、上述したネジ取付部22と対向配置される。
ここで、本実施形態のドア位置調整機構100は、図3及び図4に示すように、上述したネジ取付部22及び受圧部32の間に介在するとともに、上下調整ネジ10が螺合するネジ穴40hが形成されたアジャスタブロック40をさらに備えている。
かかる構成において、上下調整ネジ10をアジャスタブロック40に対して緩めると、上下調整ネジ10がドアベース20を持ち上げるので、このドアベース20が固定されているドアDが持ち上がる。一方、上下調整ネジ10をアジャスタブロック40に対して締め付けると、上下調整ネジ10とともにドアベース20が下降するので、ドアDが下がる。
このように、上下調整ネジ10を上下方向に進退移動させることにより、ドアDをヒンジHの可動アームH2に対して、すなわちキャビネットCに対して上下方向に移動させることができる。
一方で、ドアDを上下方向に移動させない場合、ドアベース20を上下方向に固定しておく必要があり、ここではドアベース20をヒンジベース30に固定できるようにしてある。
より具体的に説明すると、図4に示すように、ドアベース20、アジャスタブロック40、及びヒンジベース30には、互いに重なり合う貫通穴h1~h3が形成されており、これらの貫通穴h1~h3に通したネジ等のネジ部材B1を用いてドアベース20がヒンジベース30に固定される。なお、ドアベース20には、上述した切り欠き22xの左右両側に一対の貫通穴h1が形成されており、アジャスタブロック40及びヒンジベース30には、これらの貫通穴h1に対応する箇所に一対の貫通穴h2、h3が形成されている。
ところで、上述したように、ドア位置調整機構100はドアDの上側及び下側それぞれに設けられているので、例えば上側の上下調整ネジ10によりドアDを上下方向に位置調整しようとしても、下側の上下調整ネジ10がアジャスタブロック40のネジ穴40hに螺合しているために、ドアDを上下に移動させることができない。
そこで、ドアDを上下方向に位置調整する場合、まずは、ドアDの上側及び下側それぞれのドア位置調整機構100において、上述した貫通穴h1~h3に通されているネジ部材B1を緩める必要がある。
これにより、上側及び下側それぞれのアジャスタブロック40が上下方向にフリーになるので、図5(a)、(b)に示すように、上側の上下調整ネジ10によりドアDを上下方向に移動させれば、それに追従して、下側の上下調整ネジ10がアジャスタブロック40とともに移動するので、ドアDを上下方向に位置調整することができるようになる。
そして、図5(b)、(c)に示すように、下側の上下調整ネジ10を用いて下側のアジャスタブロック40をヒンジベース30に押し当て、この状態において、上側及び下側それぞれのドア位置調整機構100において、上述した貫通穴h1~h3にネジ部材B1を締め付けることで、上下方向のドア位置の調整が完了する。
ここで、本実施形態のドア位置調整機構100は、ドアDの上下方向の位置調整のみならず、前後方向及び左右方向にも無段階で位置調整できるように構成されているので、以下に説明する。
まず、前後方向の位置調整について説明すると、上述したように、本実施形態のドアベース20には、図4に示すように、ネジ部材B1(以下、前後調整固定ネジB1ともいう)を通すための貫通穴h1が形成されており、この貫通穴h1は前後方向に延びる長穴としてある。
これにより、この長穴h1の前後方向の長さ分、ドアベース20をヒンジベース30に対して移動させて固定することができ、このドアベース20の移動に伴ってドアDを前後方向に移動させることができる。
次に、左右方向の移動について説明すると、図4に示すように、本実施形態のドア位置調整機構100は、ドアベース20及びヒンジベース30の間に介在するスライドプレート50をさらに備えている。
このスライドプレート50は、平板状をなすものであり、ここではアジャスタブロック40とヒンジベース30との間に挟み込まれる。本実施形態のスライドプレート50は、ドアベース20及びアジャスタブロック40が取り付けられるとともに、これらと一体的にヒンジベース30に取り付けられるものであり、上述した前後調整固定ネジB1が挿し込まれる貫通穴h4が形成されている。
そして、このスライドプレート50には、上述した貫通穴h4とは別に、左右方向に延びるとともに、ボルト等のネジ部材B2(以下、左右調整固定ネジB2ともいう)が通される長穴h5が形成されており、ヒンジベース30には、この長穴h5に対応する箇所に左右調整固定ネジB2が通される貫通穴h6が形成されている。なお、ここでは、上述した貫通穴h4の左右外側に一対の長穴h5が形成されている。
これにより、この長穴h5の左右方向の長さ分、スライドプレート50をヒンジベース30に対して移動させて固定することができ、このスライドプレート50の移動に伴って、アジャスタブロック40、ドアベース20、及びドアDを一体的に左右方向に移動させることができる。
このように構成された冷蔵庫Rであれば、上下調整ネジ10を用いてドアDを上下方向に位置調整するので、ドアDを上下方向に無段階で調整することができ、例えばビルトインタイプの冷蔵庫Rに適用すれば、ドアDの傾きや隣接するキャビネットとの間の段差などを無くして、意匠性を担保することができる。
さらに、本実施形態のドア位置調整機構100は、前後方向及び左右方向にドアDを移動させることができるので、前後方向の位置調整により隣接するキャビネットとの意匠面位置を揃えることができるし、左右方向の位置調整により左右に隣接するキャビネットに対して左右の隙間を均等にそろえて整列させることができる。
本実施形態のドア位置調整機構100は、ドアDの上部又は下部の内側において、意匠面D1に隠れるスペースに設けられており、限られた空間に上下、左右、及び前後の3方向の調整機構が収められているので、こうした意味においても意匠性を担保することができる。
また、ドアDに固定されるドアベース20やヒンジHに固定されるヒンジベース30などによりドア位置調整機構100が組み立てられるので、既存のヒンジHの設計変更等をすることなく、ドア位置調整機構100を備え付けることができるうえ、ヒンジHの強度を保持しつつ、ドアDの調整が可能となる。
そのうえ、ドア位置調整機構100が、ドアDが閉じられている状態において、ヒンジHの横側に配置されるので、ヒンジHの前側に配置されるガスケットにドア位置調整機構100が干渉してしまうことを防ぐことができる。
加えて、ドアDの上側及び下側のそれぞれにドア位置調整機構100が設けられているので、上下それぞれにドア位置調整機構100によりドアDの荷重を受けることができ、さらにはドアDのより細やかな位置調整も可能となる。
さらに加えて、ヒンジHとしてドアDを前方に押し出しながら回転させる多軸ヒンジを用いているので、ドアDの開放角度を大きく取りつつ、意匠面D1の位置を隣接するキャビネットに対して揃えることができ、意匠性を担保することも可能となる。
一方、多軸ヒンジは1軸ヒンジとは異なり、複数のリンク部材を有し、複数の回転軸が設けられているので、多軸ヒンジを用いた本実施形態の冷蔵庫Rは、1軸ヒンジを用いた冷蔵庫と比べると、ドア下がりが生じやすい。このため、多軸ヒンジを用いた本実施形態の冷蔵庫Rにおいては、本発明に係るドア位置調整機構100による作用効果がより顕著に発揮される。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態のドア位置調整機構100は、上下方向のみならず、前後方向及び左右方向にもドアDを移動させるものであったが、必ずしも前後方向に移動させるものである必要はないし、必ずしも左右方向に移動させるものである必要はない。
また、前記実施形態では、ドアベース20に前後方向の長穴h2を形成していたが、ヒンジベース30に前後方向の貫通穴h3が長穴として形成されていても良い。
さらに、前記実施形態では、スライドプレート50に左右方向に延びる長穴h5を形成していたが、ヒンジベース30に左右方向に延びる長穴を形成しても良い。
そのうえ、前後方向のドアDの移動や左右方向のドアDの移動の一方又は双方は、長穴を用いた態様に限らず、例えば上下方向と同様にネジ部材を用いた態様であっても構わないし、さらには偏心カムなどを用いた態様であっても構わない。
なお、ネジ部材B3を用いて例えば前後方向のドアDの位置調整するドア位置調整機構100としては、図6に示すような構成を挙げることができる。
また、同図6に示すように、ドア位置調整機構100としては、例えば左右方向や前後方向への移動をガイドするガイド部Gを有していても良い。
さらに、スライドプレート50は、前記実施形態ではアジャスタブロック40とヒンジベース30との間に介在していたが、図6に示すように、アジャスタブロック40とドアベース20との間に介在させても良い。
そのうえ、前後調整固定ネジB1は、図6に示すように、上下調整ネジ10と同じタイプのネジを用いても構わないし、図示していないが、左右調整固定ネジB2についても同様に、上下調整ネジ10と同じタイプのネジを用いても構わない。
さらに、図7に示すように、ヒンジHの構成部品を形状変更することにより、このヒンジHの構成部品に前記実施形態のドア位置調整機構100の機能の一部を担わせても良い。
具体的には、ヒンジHの構成部品が、ドアDの中央側に延ばしており、この延伸部H3に横方向の長穴を形成するとともに、この長穴を介して延伸部H3にスライドプレート50を取り付ける。
このような構成であれば、部品点数の削減を図ることができ、低コスト化やコンパクト化を図れる。
また、同図7に示すように、スライドプレート50を屈曲させることにより、前側にスライドプレート50が受圧面を有していても良い。なお、図7において、延伸部H3に取り付けられている部材をヒンジベース30と見ることもでき、この場合は、ヒンジベース30に前記実施形態のスライドプレート50としての機能を備えさせているといえる。
前記実施形態のドア位置調整機構100は、ドアDが閉じられた状態において、ヒンジHの横側に配置されるものであったが、図8に示すように、ドアDの上側に配置されるドア位置調整機構100をヒンジHの下側に配置しても構わない。また、図示していないが、ドアDの下側に配置されるドア位置調整機構100をヒンジHの上側に配置しても構わない。
また、前記実施形態では、ドアDの上側及び下側のそれぞれに設けたドア位置調整機構100が上下対称な構造である場合について述べたが、これらのドア位置調整機構100は必ずしも同じ構成である必要はなく、例えば上側のドア位置調整機構100が上下、左右、及び前後の3方向にドアDを調整可能なものであり、下側のドア位置調整機構100を上下の1方向にのみドアDを調整可能なものであるなどしても良い。
また、ドア位置調整機構100は、前記実施形態では単一のアジャスタブロック40を用いて構成されていたが、図9及び図10に示すように、アジャスタブロック40が複数の要素に分割されていても良い。
より具体的に説明すると、ここでのアジャスタブロック40は、ドアベース20に取り付けられる第1要素41と、ヒンジベース30に取り付けられる第2要素42とから構成されており、第1要素41及び第2要素42の間に上下調整ネジ10が介在している。
第1要素41は、ドアの幅方向に延びる小片状のものであり、ここではドアベース20の下面に当接するように設けられている。
第2要素42は、ドアの幅方向に延びる小片状のものであり、ここではヒンジベース30の上面に当接するように設けられて、第1要素41との間で上下調整ネジ10を挟み込むものである。
上下調整ネジ10は、第1要素41又は第2要素42の少なくとも一方に螺合するものであり、ここでは第2要素42に螺合するとともに、頭部12が第1要素41の下面に当接するように配置されている。なお、ここでは上下調整ネジ10と統一された複数本のネジ部材B4を用いてドアベース20、第1要素41、第2要素42、及びヒンジベース30をユニット化している。
第1要素41及びドアベース20それぞれには、上下調整ネジ10の頭部12に臨む位置に覗き穴h7、h8が形成されており、この覗き穴h7、h8を介してレンチ等の工具を差し入れることにより、その工具を頭部12に設けられた工具穴12hに差し込み、該上下調整ネジを締め付ける又は緩めることができるようにしてある。
かかる構成により、上下調整ネジ10を第2要素42に対して緩めると、頭部12が第1要素41を押し上げるので、第1要素41とともに、ドアベース20及びドアDが持ち上がる。一方、上下調整ネジ10を第2要素42に対して締め付けると、上下調整ネジ10とともにドアベース20が下降するので、ドアDが下がる。
ここで、図9及び図10に示すドア位置調整機構100は、左右調整固定ネジB2と、これが通される長穴h5とを用いてドアを左右方向に位置調整できる点において、前記実施形態と共通している。
一方、前記実施形態のドア位置調整機構は、左右調整固定ネジの進退方向がドアの高さ方向(上下方向)であるのに対して、図9及び図10に示すドア位置調整機構100は、左右調整固定ネジB2の進退方向がドアの厚み方向(前後方向)である点において、両者は相違する。
また、前記実施形態のドア位置調整機構は、前後調整固定ネジと長穴とを用いてドアを前後方向に位置調整できるように構成されているのに対して、図9及び図10に示すドア位置調整機構100は、前後調整固定ネジB1を締め付ける又は緩めることによりドアを前後方向に位置調整できるように構成されている点において、両者は相違する。
さらに、図9及び図10に示すドア位置調整機構100は、ドアの移動をガイドするガイド部Gをさらに有しており、ここでのガイド部Gは、ドアの前後方向の移動をガイドするものである。
より具体的に説明すると、このドア位置調整機構100は、ドアベース20を上から覆うガイドプレートGPを備えており、このガイドプレートGPの幅方向両端部が、下側に屈曲するとともに、ドアベース20を幅方向外側から挟み込み、上述したガイド部Gとしての機能を発揮する。
このように、図9及び図10に示すドア位置調整機構100によっても、ドアを上下、左右、及び前後方向に無段階で調整することができ、例えばビルトインタイプの冷蔵庫に適用すれば、ドアの傾きや隣接するキャビネットとの間の段差などを無くして、意匠性を担保することができる。
また、本発明に係るドア位置調整機構100は、冷蔵庫Rに用いられるものに限らず、例えば衣類を収納する衣類ケア装置など、種々のキャビネット製品に用いても構わない。特に、キャビネットの内部にヒンジHを配置することが出来ない製品に対しては、本発明に係るドア位置調整機構100は有効である。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
R ・・・冷蔵庫
C ・・・キャビネット
D ・・・ドア
D1 ・・・意匠面
D2 ・・・本体部分
H ・・・ヒンジ
H1 ・・・固定アーム
H2 ・・・可動アーム
100・・・ドア位置調整機構
10 ・・・ネジ部材
11 ・・・括れ部
20 ・・・ドアベース
21 ・・・ドア側被取付部
22 ・・・ネジ取付部
22x・・・切り欠き
30 ・・・ヒンジベース
31 ・・・ヒンジ側被取付部
32 ・・・受圧部
40 ・・・アジャスタブロック
50 ・・・スライドプレート
B1 ・・・前後調整固定ネジ
B2 ・・・左右調整固定ネジ
50 ・・・ガイド部
H3 ・・・延伸部

Claims (10)

  1. ドアと、このドアを回転可能に支持するヒンジとの間に介在して前記ドアの位置を調整するドア位置調整機構であり、
    前記ドアを上下方向に位置調整するためのネジ部材を有することを特徴とするドア位置調整機構。
  2. 前記ドアに固定されるドアベースと、
    前記ヒンジに固定されるヒンジベースとを備え、
    前記ネジ部材が、前記ドアベース及び前記ヒンジベースの間に介在して、これらの間を進退可能に設けられている、請求項1記載のドア位置調整機構。
  3. 前記ドアベース及び前記ヒンジベースが、上下方向に互いに対向しており、
    前記ドアベース及び前記ヒンジベースの間に介在するとともに、前記ネジ部材が螺合するアジャスタブロックをさらに備える、請求項2記載のドア位置調整機構。
  4. 前記ドアを左右方向にも位置調整可能とする、請求項1乃至3のうち何れか一項に記載のドア位置調整機構。
  5. 前記ドアを前後方向にも位置調整可能とする、請求項1乃至4のうち何れか一項に記載のドア位置調整機構。
  6. 前記ドアが閉じられている状態において、構成部品の少なくとも一部が前記ヒンジの横側に配置されるものである、請求項1乃至5のうち何れか一項に記載のドア位置調整機構。
  7. 請求項1乃至6のうち何れか一項に記載のドア位置調整機構を備えることを特徴とする冷蔵庫。
  8. 前記ドアの上側及び下側のそれぞれに前記ドア位置調整機構が設けられている、請求項7記載の冷蔵庫。
  9. 前記ドアの前方を向く意匠面が取替可能に構成されている、請求項7又は8記載の冷蔵庫。
  10. 前記ヒンジが、前記ドアを前方に押し出しながら回転させる多軸ヒンジである、請求項7乃至9のうち何れか一項に記載の冷蔵庫。
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