JP2023091218A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対象者と会話しやすくするための情報を提供する。【解決手段】情報処理装置2は、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者に提示する提示部231と、複数の質問それぞれに対する対象者の回答を取得する取得部233と、質問と、回答とに基づいて、複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成する生成部234と、を有する。情報処理装置2は、対象者が質問に回答したときの感情を特定する感情特定部232をさらに有し、生成部234は、出来事と、出来事に対応する感情とを関連付けた時系列情報を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、介護士の業務を管理するシステムが知られている。特許文献1には、介護士の訪問予定スケジュールを管理する技術が開示されている。
特開2007-226377号公報
介護士及び介護する家族等の介護者は、被介護者(以下、「対象者」という。)に接するため、対象者と会話をしながら介護を行う。対象者においては、自身の思い出話をするとき、感情が良好である傾向にあるため、介護者が対象者の過去の出来事を把握していると、対象者と会話しやすくなり、介護者がスムーズに介護を行うことができる。そのため、対象者と会話しやすくするための情報を介護者に提供することが求められている。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、対象者と会話しやすくするための情報を提供することができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者に提示する提示部と、前記複数の質問それぞれに対する前記対象者の回答を取得する取得部と、前記質問と、前記回答とに基づいて、前記複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成する生成部と、を有する。
前記情報処理装置は、前記対象者が前記質問に回答したときの感情を特定する感情特定部をさらに有してもよいし、前記生成部は、前記出来事と、前記出来事に対応する前記感情とを関連付けた前記時系列情報を生成してもよい。
前記提示部は、前記対象者が第1質問に対する前記回答に要した回答時間が所定の閾値以上であり、かつ前記対象者が前記第1質問に回答したときの感情が良好である場合に、前記第1質問に関連する第2質問を提示してもよい。
前記感情特定部は、前記感情の度合いを特定する場合において、前記回答時間が前記所定の閾値以上である場合、前記感情の度合いを高くしてもよい。
前記感情特定部は、前記提示部による前記質問の提示が終了したときから、前記対象者が回答し始めたときまでの応答期間が当該応答期間に対応する所定の閾値未満である場合、前記感情が良好であると特定し、前記応答期間が当該応答期間に対応する所定の閾値以上である場合、前記感情が不良であると特定してもよい。
前記提示部は、古い前記経歴の順に前記質問を提示してもよい。
前記提示部は、古い前記経歴の順に特定の出来事を特定するための前記質問を提示してもよい。
前記生成部は、前記回答によって特定される出来事ごとに、当該出来事と、当該出来事があった一以上の前記経歴とを関連付けた前記時系列情報を生成してもよい。
前記提示部は、前記生成部が前記時系列情報を生成した後に、前記時系列情報に基づいて、前記出来事を回答させるための既知質問を前記対象者に提示してもよい。
前記提示部は、前記時系列情報によって示される前記複数の出来事のうち、前記対象者の感情が良好である前記出来事を回答させるための質問である既知質問を優先して提示してもよい。
前記取得部は、前記提示部が前記時系列情報に基づいて提示した前記出来事を回答させるための既知質問の回答を取得してもよいし、前記生成部は、前記取得部が取得した前記既知質問に対する前記回答の中に、前記時系列情報に含まれていない前記回答が存在する場合、当該回答に基づいて、前記時系列情報を更新してもよい。
本発明の第2の態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者に提示するステップと、前記対象者による前記複数の質問それぞれの回答を取得するステップと、前記質問と、前記回答とに基づいて、前記複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成するステップと、を有する。
本発明の第3の態様に係るプログラムは、コンピュータを、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者に提示する提示部、前記対象者による前記複数の質問それぞれの回答を取得する取得部、及び前記質問と、前記回答とに基づいて、前記複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成する生成部、として機能させる。
本発明によれば、対象者と会話しやすくするための情報を提供することができるという効果を奏する。
情報処理システムSの構成を示す図である。 情報処理装置2の構成を示す図である。 質問管理データベースの構成の一例を示す図である。 特定質問管理データベースの構成の一例を示す図である。 時系列情報の一例を模式的に表した図である。 時系列情報の一例を模式的に表した図である。 情報処理システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。
[情報処理システムSの概要]
まず、情報処理システムSの概要について説明する。図1は、情報処理システムSの構成を示す図である。情報処理システムSは、対象者Uの過去の出来事を管理するためのシステムである。対象者Uは、例えば、高齢者、介護を必要とする被介護者等である。情報処理システムSは、会話機器1と、情報処理装置2とを有する。
会話機器1は、対象者Uと会話するための機器である。会話機器1は、音声を出力するスピーカと、対象者Uの発話を集音するマイクとを備える。会話機器1は、近距離無線通信モジュールをさらに備え、近距離無線通信モジュールを介して、対象者Uが装着したヘッドセットに音声を出力したり、対象者Uの発話を集音したりしてもよい。
情報処理装置2は、対象者Uの過去の出来事を管理する装置であり、例えばサーバである。情報処理装置2には、複数の質問情報が記憶されている。複数の質問情報は、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための質問の内容を示す情報である。経歴は、例えば、小学生、中学生及び高校生が含まれるが、これに限らず、未就学、大学生、社会人、結婚前後、出産前後、育児期間、退職後等が含まれてもよい。
本明細書においては、情報処理システムSが会話機器1と情報処理装置2とを有する例を説明するが、これに限らない。例えば、会話機器1が、情報処理装置2が有する機能を備えていてもよい。
以下において、情報処理システムSが対象者Uの過去の出来事を管理するための処理を説明する。図1に示す例において、まず、対象者Uが、会話機器1において会話を開始するための操作を行うと、会話機器1は、情報処理装置2に質問情報の送信を要求する。会話を開始するための操作は、例えば、会話機器1に設けられたボタンを押下する操作である。
情報処理装置2は、要求された会話機器1に質問情報を送信する(図1の(1))。会話機器1は、質問情報を取得すると、当該質問情報によって示される質問の内容の音声をスピーカで出力することにより、対象者Uに質問を提示する(図1の(2))。
対象者Uが、提示された質問に回答すると、会話機器1は、対象者Uの回答を取得する(図1の(3))。会話機器1は、対象者Uの回答を取得すると、当該回答の内容を示す回答情報を情報処理装置2に送信する(図1の(4))。
情報処理システムSは、複数の質問が終了するまで、図1の(1)から(4)までの処理を繰り返し実行する。そして、情報処理装置2は、質問が終了すると、質問情報と、当該質問情報に対応する回答情報とに基づいて、時系列情報を生成する(図1の(5))。時系列情報は、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事であって、対象者Uの過去の出来事が時系列にまとめられた情報である。
このようにすることで、情報処理システムSは、対象者Uの過去の出来事を収集することができる。例えば、介護士は、時系列情報を参照することにより、対象者Uの過去の出来事に応じた話題で対象者Uと会話することができる。その結果、情報処理システムSは、対象者Uと会話しやすくするための情報を提供することができる。
以下、情報処理装置2の構成について説明する。
[情報処理装置2の構成]
図2は、情報処理装置2の構成を示す図である。情報処理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。制御部23は、提示部231と、感情特定部232と、取得部233と、生成部234とを有する。
通信部21は、ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えば通信コントローラを含んで構成されている。記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを記憶している。
記憶部22は、対象者Uに提示する質問を管理する質問管理データベースを記憶している。図3は、質問管理データベースの構成の一例を示す図である。質問管理データベースは、経歴と、質問識別情報と、質問内容とを関連付けて記憶している。質問識別情報は、対象者Uに提示する質問を識別するための情報である。なお、記憶部22は、方言ごとに、当該方言に対応する質問管理データベースを記憶してもよい。
図2に戻り、制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部23は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、提示部231、感情特定部232、取得部233及び生成部234として機能する。
提示部231は、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者Uに提示する。具体的には、まず、提示部231は、通信部21を介して質問情報を会話機器1に送信する。そして、会話機器1は、質問情報によって示される質問内容の質問を対象者Uに提示する。
例えば、まず、提示部231は、質問内容のテキストを音声に変換し、変換した音声を含む質問情報を会話機器1に送信する。そして、会話機器1は、情報処理装置2から質問情報を取得すると、スピーカを介して当該質問情報に含まれる音声を出力する。提示部231は、質問内容のテキストを含む質問情報を会話機器1に送信し、会話機器1が、当該テキストを音声に変換してもよい。提示部231は、例えば、会話機器1が質問情報の送信を要求したときに、質問情報を当該会話機器1に送信する。
提示部231は、1つの質問ごとに、後述する取得部233が質問に対する対象者Uの回答を取得した場合に次の質問を対象者Uに提示する。具体的には、まず、提示部231は、質問管理データベースに記憶されている複数の質問のうちのいずれかの質問を選択し、選択した質問を対象者Uに提示する。そして、提示部231は、質問を対象者Uに提示した後に取得部233が回答を取得すると、質問管理データベースに記憶されている複数の質問の中から次の質問を選択し、選択した質問を対象者Uに提示する。
提示部231は、古い経歴の順に質問を提示してもよい。図3に示す例において、提示部231は、質問管理データベースに記憶されている経歴において、小学生、中学生、高校生の順に質問を提示する。例えば、質問管理データベースには、質問ごとに古い経歴の順に通し番号が付与された質問順序が関連付けて記憶されており、提示部231は、質問管理データベースにおいて質問順序の通し番号の昇順で質問を提示する。このようにすることで、情報処理装置2は、対象者Uに回答させやすくすることができる。
提示部231は、第1質問の回答によって特定される出来事に対する対象者Uの思い入れの度合いの高さに応じて、第2質問を対象者Uに提示してもよい。第2質問は、第1質問に関連する質問であり、具体的には、第1質問の回答によって特定される出来事をさらに特定するための質問である。第2質問は、例えば、第1質問が「小学生のとき、誰と遊んでいたの?」である場合、「〇〇ちゃんと何して遊んでいたの?」である。
具体的には、提示部231は、対象者Uが第1質問に対する回答に要した回答時間が所定の閾値以上であり、かつ対象者Uが第1質問に回答したときの感情が良好である場合に、第1質問に関連する第2質問を提示する。回答時間は、例えば、会話機器1が質問をした後に対象者Uが発話を開始したときから、対象者Uが発話を終了したときまでの期間である。所定の閾値は、例えば、予め情報処理装置2に設定されている。
より具体的には、まず、感情特定部232は、取得部233が取得した回答情報に基づいて、対象者Uが質問に回答したときの感情を特定する。そして、提示部231は、取得部233が取得した回答情報によって特定される回答時間が所定の閾値以上であり、かつ感情特定部232が特定した感情が良好である場合に、第1質問に関連する第2質問を提示する。「感情が良好である」は、例えば、喜び、楽しみである。このように、情報処理装置2は、対象者Uに良い思い出の話をさせることにより、対象者Uに会話を楽しませることができる。
なお、提示部231は、対象者Uが第1質問に回答したときの感情が良好ではない場合に、第1質問とは関連しない他の質問を提示してもよい。「感情が良好ではない」は、怒り、哀しみである。他の質問は、例えば、第1質問の回答によって特定される出来事とは異なる他の出来事を特定するための質問、又は第1質問の回答によって特定される出来事の経歴とは異なる他の経歴の出来事を特定するための質問である。
感情特定部232は、例えば、対象者Uが回答したときの音声に基づいて、対象者Uの感情を特定する。既知の技術のため詳細な説明は省略するが、感情特定部232は、例えば音声の波形を解析することにより、音声に基づく対象者Uの感情を特定することができる。
感情特定部232は、対象者Uが回答したときの表情に基づいて、対象者Uの感情を特定してもよい。例えば、会話機器1には、カメラが備えられており、当該カメラが対象者Uを撮像する。この場合において、取得部233が回答情報とともに会話機器1のカメラが撮像した撮像画像を取得すると、感情特定部232は、撮像画像に含まれる対象者Uの表情に基づいて、対象者Uの感情を特定する。感情特定部232は、既知の画像解析技術を用いて、対象者Uの表情に基づく対象者Uの感情を特定することができる。
感情特定部232は、対象者Uが質問に回答したときの感情の度合いを特定してもよい。感情特定部232は、例えば、対象者Uが質問に回答したときの感情の度合いを示す感情指標を算出する。感情指標は、例えば数値で示され、数値が高いほど感情が良好であることを示し、数値が低いほど感情が不良であることを示す。
感情特定部232は、対象者Uが質問に回答したときの感情の度合いを特定する場合において、回答時間が所定の閾値以上である場合、感情の度合いを高くしてもよい。感情特定部232は、例えば、回答情報に基づいて対象者Uの感情が良好であることを特定した場合において、回答時間が所定の閾値以上である場合、回答時間が所定の閾値未満である場合よりも感情指標を高く算出する。このようにすることで、情報処理装置2は、対象者Uの感情を特定する精度を向上させることができる。
対象者Uにおいては、提示された質問がポジティブな話題である場合、質問が提示されてから回答し始めるまでの期間が短く、提示された質問がネガティブな話題である場合、質問が提示されてから回答し始めるまでの期間が長くなり得る。そこで、感情特定部232は、質問が提示されてから対象者Uが回答し始めるまでの期間の長さに応じて感情を特定してもよい。
具体的には、感情特定部232は、応答期間が所定の閾値未満である場合、対象者Uの感情が良好であると特定する。応答期間は、提示部231による質問の提示が終了したとき(会話機器1のスピーカで音声の出力が終了したとき)から、対象者Uが回答し始めたとき(会話機器1のマイクで対象者Uの発話を集音し始めたとき)までの期間である。所定の閾値は、例えば、予め定められた期間であって、応答期間に対応する閾値である。一方、感情特定部232は、応答期間が所定の閾値以上である場合、対象者Uの感情が不良であると特定する。このようにすることで、情報処理装置2は、対象者Uの感情を容易に特定することができる。
提示部231は、古い経歴の順に特定の出来事を特定するための質問を提示してもよい。例えば、「小学生のとき、習い事をしてたの?」という質問に対して、対象者Uが「ピアノを習っていた。」と回答した場合、提示部231は、特定の出来事として「ピアノ」を特定するための質問を、古い経歴の順に提示する。
提示部231は、例えば、古い経歴の順として、中学生、高校生においてピアノを習っていたか否かを特定するための質問を提示する。例えば、記憶部22には、特定の出来事ごとに当該出来事を特定するための質問を管理する特定質問管理データベースが記憶されており、まず、提示部231は、複数の特定質問管理データベースの中から、対象者Uの回答によって特定される出来事に対応する特定質問管理データベースを特定する。そして、提示部231は、特定した特定質問管理データベースを参照して、古い経歴の順に特定の出来事を特定するための質問を提示する。
図4は、特定質問管理データベースの構成の一例を示す図である。図4に示す特定質問管理データベースは、ピアノを特定するための質問を管理するデータベースである。図4に示す例において、特定質問管理データベースは、質問識別情報と、質問順序と、特定の出来事を特定するための質問内容とが関連付けて記憶されている。質問順序は、対象者Uに提示する質問の順序を示す情報である。例えば、質問順序には、古い経歴の順に通し番号が設定されており、提示部231は、質問順序の昇順で特定質問管理データベースに記憶されている質問を提示する。
提示部231は、対象者Uが用いる方言に対応する質問を提示してもよい。対象者Uが用いる方言については、例えば、複数の方言の中から対象者Uが指定したり、提示部231が対象者Uの出身地を問う質問に対する回答を取得部233が取得したりすることにより設定される。
取得部233は、複数の質問それぞれに対する対象者の回答を取得する。具体的には、まず、会話機器1は、対象者Uに質問を提示した後に当該質問の回答を取得する。そして、取得部233は、通信部21を介して、会話機器1から対象者Uの回答を示す回答情報を取得する。取得部233は、例えば、1つの回答ごとに、会話機器1から回答情報を取得する。
例えば、回答情報には、対象者Uが質問に回答するために発話した音声が含まれており、取得部233は、当該音声をテキストに変換する。取得部233は、さらに、変換したテキストの中から、対象者Uの出来事を特定するための文字列(例えば、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように等を示す文字列等)を抽出してもよい。なお、会話機器1が音声をテキストに変換し、変換したテキストを含む回答情報を情報処理装置2に送信してもよい。取得部233は、取得した回答情報と、直前に会話機器1に送信した質問情報又は当該質問情報に対応する質問識別情報とを関連付けて記憶部22に記憶させる。
生成部234は、提示部231が対象者Uに提示した質問と、当該質問に対する回答とに基づいて、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成する。生成部234は、例えば、古い経歴の順にリスト化された時系列情報であって、経歴と当該経歴における出来事とを関連付けた時系列情報を生成する。
生成部234は、生成した時系列情報を、対象者識別情報に関連付けて記憶部22に記憶させる。対象者識別情報は、対象者Uを識別するための情報であり、例えば、対象者Uを特定するための情報(例えば、ユーザID(Identifier))、又は対象者Uが利用する会話機器1を特定するための情報(例えば、機器ID)等である。
生成部234は、対象者Uが質問に回答したときの感情をさらに含む時系列情報を生成してもよい。具体的には、生成部234は、提示部231が提示した質問に対する対象者Uの回答によって特定される出来事と、当該出来事に対応する感情とを関連付けた時系列情報を生成する。出来事に対応する感情は、対象者Uが当該出来事を回答したときの感情である。
図5は、時系列情報の一例を模式的に表した図である。図5に示すように、時系列情報には、経歴と、出来事の種別と、出来事の内容と、感情指標とが関連付けられている。生成部234は、回答情報と、当該回答情報によって示される出来事を回答したときの対象者Uの感情とに基づいて、図5に示すような時系列情報を生成する。このようにすることで、情報処理装置2は、過去の出来事に対する対象者Uの感情を記録することができる。
生成部234は、回答によって特定される出来事ごとに、当該出来事と、当該出来事があった一以上の経歴とを関連付けた時系列情報を生成してもよい。図6は、時系列情報の一例を模式的に表した図である。図6に示すように、時系列情報には、出来事の内容と、経歴と、感情指標とが関連付けられている。図6に示す経歴には、一以上の経歴が関連付けられている。図6に示す感情指標は、例えば、各経歴における出来事を回答したときの対象者Uの感情に基づく感情指標の統計値である。統計値は、例えば、平均値、中央値、又は最頻値等である。このようにすることで、情報処理装置2は、出来事に対する経歴の長さを記録することができる。
情報処理装置2は、例えば、時系列情報を生成した後に、当該時系列情報を、対象者Uにサービスを提供する提供者に提示する。サービスは、例えば介護であり、提供者は、例えば対象者Uの介護者(例えば、介護士及び対象者Uの家族等)である。例えば、介護者は、介護者に情報を提示する不図示の情報機器を所持しており、情報処理装置2は、介護者が介護する対象者Uに対応する時系列情報を情報機器に提示する。情報機器は、例えば、スマートフォン、メガネ型のウェアラブルデバイス等である。
情報処理装置2は、時系列情報を生成した後に、対象者Uと会話機器1とにおける時系列情報に基づく会話を提供してもよい。具体的には、提示部231は、生成部234が時系列情報を生成した後に、時系列情報に基づいて、既知質問を対象者に提示する。既知質問は、時系列情報によって示される対象者Uの過去の出来事を回答させるための質問である。例えば、対象者Uの過去の出来事が「小学生のときにピアノを習っていた」ことである場合、既知質問は、「ピアノは弾けるの?」等である。
例えば、まず、生成部234は、時系列情報を生成すると、当該時系列情報によって示される各出来事を回答させるための既知質問を生成する。そして、提示部231は、生成部234が生成した既知質問を対象者Uに提示する。このようにすることで、情報処理装置2は、対象者Uの過去の出来事に沿った会話を提供することができる。
提示部231は、時系列情報によって示される複数の出来事のうち、対象者Uの感情が良好である出来事を回答させるための既知質問を優先して提示してもよい。具体的には、まず、生成部234は、時系列情報において、対象者Uの出来事に関連付けられている感情指標が高い順に通し番号を付与した質問順序と、既知質問とを関連付けた既知質問情報を生成する。そして、提示部231は、質問順序の昇順で既知質問を対象者Uに提示する。提示部231は、時系列情報によって示される複数の出来事のうち、当該出来事に関連付けられている感情指標が予め定められている所定の閾値以上である出来事に対応する既知質問を対象者Uに提示してもよい。このようにすることで、情報処理装置2は、対象者Uに提供する会話において、対象者Uが不快に感じる割り合いを低減することができる。
情報処理装置2は、既知質問に対する対象者Uの回答が、既知質問において想定されていた出来事とは異なる他の出来事である場合、時系列情報を更新してもよい。具体的には、まず、取得部233は、提示部231が時系列情報に基づいて提示した出来事を回答させるための既知質問の回答を取得する。そして、生成部234は、取得部233が取得した既知質問に対する回答の中に、時系列情報に含まれていない回答が存在する場合、当該回答に基づいて、時系列情報を更新する。生成部234は、例えば、時系列情報に含まれていない回答によって特定される出来事を時系列情報に追加することにより、時系列情報を更新する。このようにすることで、情報処理装置2は、対象者Uの過去の出来事の記録漏れを防ぐことができる。
[情報処理システムSの処理]
続いて、情報処理システムSの処理の流れについて説明する。図7は、情報処理システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。本処理は、情報処理装置2の提示部231が、会話機器1による質問情報の送信の要求を取得したことに応じて質問情報を会話機器1に送信したことを契機として開始する(S1)。
会話機器1は、質問情報を取得すると、スピーカを介して質問情報によって示される質問の内容の音声を出力する(S2)。会話機器1は、音声を出力した後に、マイクを介して対象者Uの回答の内容を示す回答情報を取得し(S3)、取得した回答情報を情報処理装置2に送信する(S4)。
取得部233が会話機器1から回答情報を取得すると、提示部231は、次の質問があるか否かを判定する(S5)。提示部231は、次の質問があると判定すると、処理をS1に戻す。一方、提示部231が次の質問が無いと判定すると、生成部234は、取得部233が取得した回答情報に基づいて、時系列情報を生成する(S6)。
[本実施の形態における効果]
以上説明したとおり、情報処理装置2は、それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するために対象者Uに提示した複数の質問と、提示した複数の質問それぞれに対する回答とに基づいて、複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成する。このようにすることで、情報処理装置2は、対象者Uの過去の出来事を収集することができる。例えば、介護士は、時系列情報を参照することにより、対象者Uの過去の出来事に応じた話題で対象者Uと会話することができる。その結果、情報処理装置2は、対象者Uと会話しやすくするための情報を提供することができる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 会話機器
2 情報処理装置
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 提示部
232 感情特定部
233 取得部
234 生成部
U 対象者
S 情報処理システム

Claims (13)

  1. それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者に提示する提示部と、
    前記複数の質問それぞれに対する前記対象者の回答を取得する取得部と、
    前記質問と、前記回答とに基づいて、前記複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成する生成部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記対象者が前記質問に回答したときの感情を特定する感情特定部をさらに有し、
    前記生成部は、前記出来事と、前記出来事に対応する前記感情とを関連付けた前記時系列情報を生成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記提示部は、前記対象者が第1質問に対する前記回答に要した回答時間が所定の閾値以上であり、かつ前記対象者が前記第1質問に回答したときの感情が良好である場合に、前記第1質問に関連する第2質問を提示する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記感情特定部は、前記感情の度合いを特定する場合において、前記回答時間が前記所定の閾値以上である場合、前記感情の度合いを高くする、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記感情特定部は、前記提示部による前記質問の提示が終了したときから、前記対象者が回答し始めたときまでの応答期間が当該応答期間に対応する所定の閾値未満である場合、前記感情が良好であると特定し、前記応答期間が当該応答期間に対応する所定の閾値以上である場合、前記感情が不良であると特定する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記提示部は、古い前記経歴の順に前記質問を提示する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記提示部は、古い前記経歴の順に特定の出来事を特定するための前記質問を提示する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記生成部は、前記回答によって特定される出来事ごとに、当該出来事と、当該出来事があった一以上の前記経歴とを関連付けた前記時系列情報を生成する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記提示部は、前記生成部が前記時系列情報を生成した後に、前記時系列情報に基づいて、前記出来事を回答させるための既知質問を前記対象者に提示する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記提示部は、前記時系列情報によって示される前記複数の出来事のうち、前記対象者の感情が良好である前記出来事を回答させるための質問である既知質問を優先して提示する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得部は、前記提示部が前記時系列情報に基づいて提示した前記出来事を回答させるための既知質問の回答を取得し、
    前記生成部は、前記取得部が取得した前記既知質問に対する前記回答の中に、前記時系列情報に含まれていない前記回答が存在する場合、当該回答に基づいて、前記時系列情報を更新する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが実行する、
    それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者に提示するステップと、
    前記対象者による前記複数の質問それぞれの回答を取得するステップと、
    前記質問と、前記回答とに基づいて、前記複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成するステップと、
    を有する情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    それぞれ時期が異なる複数の経歴それぞれの出来事を特定するための複数の質問を対象者に提示する提示部、
    前記対象者による前記複数の質問それぞれの回答を取得する取得部、及び
    前記質問と、前記回答とに基づいて、前記複数の経歴それぞれの出来事を示す時系列情報を生成する生成部、
    として機能させるためのプログラム。
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