JP2023089305A - 歯間隙間を閉鎖するための方法と装置 - Google Patents

歯間隙間を閉鎖するための方法と装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の歯及び第2の歯間の隙間を閉鎖する方法を提供する。【解決手段】第1の歯及び第2の歯間の隙間を閉鎖する方法において、医科用マトリックスが使われる。対の医科用マトリックスが、色コード化区分を有する遠位端区分を有するゲージなどのマトリックス区分ツールを用いて選択される。【選択図】図23

Description

[関連出願の相互参照]
この出願は、2017年9月19日に提出された米国特許出願第62/560,504号の優先権を主張する。
[連邦政府による資金提供を受けた研究に関する声明]
適用しない。
本発明は、歯間及び/又は乳頭再建の隙間を閉鎖するための方法及びデバイスに関する。
様々な理由により、歯の間に隙間又は「正中離開」(diastemas)が存在することがあ
る。これらには、歯が顎に対して小さすぎる又は顎が歯の大きさに対して大きすぎるという、歯と顎の不一致がある遺伝的及び民族的傾向が含まれる。歯肉が時間とともに後退して、歯肉の正中離開と呼ばれるブラックトライアングルや隙間ができることもよくある。また、成人の矯正治療のほぼ40%がブラックトライアングルになることが報告されており、患者は審美的な問題を密集した歯よりも考慮する場合ある。
ブラックトライアングルには、多くの病因があり、それには、(i)歯周病、アタッチメントロス、歯周外科手術、又は外傷による歯間骨の高さの減少、(ii)根の角形成、歯間距離、根冠の形態、及び歯槽骨と隣接歯間の接触の間の距離によって影響を受ける過度の窩腔及び欠損乳頭形態、(iii)患者の生物学的幅及び特異的又は薄化している歯肉バイオタイプ、(iv)その他、年齢、患者の習慣、医原性の問題、がある。美容に関心のある患者の現代、大小の正中離開を閉鎖するよう歯科医はしばしば求められる。
開いた歯肉窩又は「ブラックトライアングルの病気」をどのように治療するかという問題が主に歯科専門家を悩ませてきた。ブラックトライアングルの従来の解決策として、(i)歯列矯正の押出、隣接歯間骨の冠状再配置、及びその後のエナメル形成術又は修復、(ii)エナメル形成術に伴う発散歯根又は広く離間した歯根の矯正再配置による、窩腔の収縮、歯肉への順応の促進、(iii)隣接歯間骨移植、(iv)軟部組織移植片又は乳頭再建、(iv)サブトラクティブ・ポーセレン・レストレーション又は複合材接着(ホワイト及び/又はピンク)、(v)重大な障害が発生した場合の取外し可能なプロテーゼ、がある。
臨床オプションを検討すると、合理的な選択として、限定された領域の乳頭再建、又は単独若しくは修復オプションの歯科矯正がある。それでも、欠陥が広範囲又は大きい場合又は歯列矯正が問題の原因となっていた場合、もはや解決策の一部に過ぎない。歯列矯正の解決策は、審美的な上顎中心の幅と高さ(W/H)の比率を80%(±5%)に維持するためのパラメータ、上顎前歯の審美的に満足のいく比率、及び適切な顎間関係のボルトン比率によって制限される。外科的オプションは、広範囲にわたる場合には予測不可能で合理的でない場合がある。間接的な修復は高い生物学的コストを誘引する場合がある。多くの患者は、特に年齢とともに状態が進行する可能性がある場合、ブラックトライアングルを治療するために健全な歯の構造を犠牲にしたくない。歴史的に、複合接合は長期間にわたって健康的で審美的な結果を得るには困難であった。審美ゾーンのブラックトライアングルは、要求された場合にのみ扱われた。間違いなく口全体の治療は考慮されていなかった。
ブラックトライアングルの解決策のほとんどは、欠損乳頭を大きくして、ピンク(軟組織)と白(硬組織又は修復)の審美の理想的なバランスを再現することに焦点を当てている。歯科専門家は、子供の歯列矯正治療の完璧さを追求する。成人の場合、歯科専門家は適切な解決策を妥協した臨床状況に必要とする。歯科専門家が理想的な解決策を模索するのと同じくらいに多くの場合、他の全てが失敗した場合又は治療の罹患率が高い場合に、歯科専門家は最善の妥協案を受け入れるしかないのであろうか。歯科での審美的な許容度を考えるとき、歯科医と一般の人はどちらも、白い審美における非対称よりもピンクの審美における非対称を許容する。白い審美がピンクの審美に勝るように見えるが、これはおそらく私たちの目がはっきりとしたコントラストをより見ているためである。ほとんどの患者にとって、ブラックトライアングルを非侵襲的に白いもの(歯の色)に置き換えることが、ピンク色の軟部組織を置き換える予測不可能な外科的選択肢よりも好ましい妥協案である。
デビッド・J・クラークの「正中離開閉鎖のための方法と装置」と題された米国特許第8,393,897号は、ブラックトライアングルに直接的な復元解決策を提供する独特の方法と装置を説明している。これは、従来の複合材接着と技術と結果で大きく異なる。とりわけ、米国特許第8,393,897号は、歯のブラックトライアングルに関連する、又は臨床的に陥凹歯肉乳頭とも呼ばれる審美的、機能的及び健康上の問題を治療するためのマトリックス及び方法を提供する。米国特許第8,393,897号の方法に、顕著な湾曲を有する頸部の膨らみを有する歯の周りのマトリックスの配置が記載されており、同時に接触領域を広げて歯の間の隙間を減らし、又、乳頭の両側に側圧を加える。これは、残存歯肉の両側の側圧として「水風船効果」を生成し、乳頭が切縁側に(即ち、先端の咀嚼面に向けて尖った頂点を形成して隙間を垂直に埋めるように)這うのを促す。接触が歯肉の下の骨の5ミリメートル以内で接触領域の近くにある場合、乳頭は完全な乳頭を形成するのに十分なサポートがある。つまり、接触領域が下層の骨から5ミリメートル以内になるまで歯の体積を大きくして接触点を移動するように変更すると、三角形の乳頭が隙間を完全に充填する。
米国特許第8,393,897号で提供される進歩においても、正中離開閉鎖及び乳頭再建のためのデバイス及び方法のさらなる進歩が必要とされている。
本開示が、窪んだ歯肉乳頭腔の大きさを測定し残留隙間欠陥の異なる大きさ及び形状に対し適した形状の歯科用マトリックスを選択する、より完全で使いやすく理解しやすい方法を含むキットを提供し、前述の必要性を満たす。さらに、本開示は、より予測可能なプロセス及びより予測可能な形状及び隣接する歯のより健康な接触領域を作り出すことができる歯科用マトリックスの特定の形状への進歩を提供する。
本開示の一態様では、湾曲した材料のストリップを含む歯科用マトリックスが提供される。ストリップは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分な第1の端から第2の端までの長さを有することができる。ストリップは、一定半径の範囲(radius)含む側面と、マトリックスの中間区分に平坦な領域を備えた一定半径の範囲が中断する範囲(interruption in the radius)(以下「一定半径の範囲の中断」と略称する)とを有することができる。中間区分は、修復される歯の上にマトリックスを配置したときに、修復される歯の接触領域に配置される。一例として、一定半径の範囲の中断は、上端から下端までの大きさが1ミリメートルから12ミリメートルの範囲内であり得る。別の非限定的な例では、一定半径の範囲の中断は、前端から後端までの大きさが0
.25ミリメートルから1.5ミリメートルの範囲内であり得る。具体的には、一定半径の範囲の中断は、上端から下端まで約4ミリメートルの大きさにすることができ、一定半径の範囲の中断は、前端から後端までの大きさが1.5ミリメートルにすることができる。一定半径の範囲の中断は、側面の中心からの咬合方向と側面の中心からの歯肉方向の両方で平坦化することができる。別の例では、一定半径の範囲の中断は、側面の中心から頬側の方向と側面の中心から舌側の方向の両方に平坦にすることができる。別の非限定的な例では、マトリックスは、ストリップの歯肉縁の一部によって規定される切欠きを含み得る。歯肉縁は、側面図で凹部、第1の凸部、及び第2の凸部をさらに含むことができ、その結果、ストリップの歯肉縁の区分は、歯に隣接する歯肉乳頭の冠状に向けられた突起に形状が対応する。歯科用マトリックスの材料は半透明にすることができる。
本開示のさらに別の態様では、複数の歯科用マトリックスを含むキットが提供される。複数のマトリックスは第1のマトリックス及び第2のマトリックスを含み得る。一例では、複数のマトリックスの第1のマトリックスは、第1の材料の湾曲したストリップを含み得る。第1のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ、及び第3の端から第4の端までの高さを有することができる。第1のストリップの長さ及び高さは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を作成するのに十分であり得る。第1のストリップは、一定半径の範囲を含む側面、及び第1のマトリックスの中間区分に平坦な領域を備えた一定半径の範囲の中断を有することができる。複数のマトリックスの第2のマトリックスは、第2の材料の湾曲したストリップを含み得る。第2のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ、及び第3の端から第4の端までの高さを有することができる。第2のストリップの長さ及び高さは、修復される別の歯の表面に修復材料を成形するための形状を作成するのに十分であり得る。第2のストリップは、一定半径の範囲を含む側面、及ぶ第2のマトリックスの中間区分に平坦な領域を備えた一定半径の範囲の中断を有することができる。第1のマトリックスと第2のマトリックスは、様々な歯の高さ、歯の幅、又は歯の高さと歯の幅の両方に合うように様々な全体の大きさを有して、異なる大きさの前歯及び後歯、上顎及び下顎の歯に適合する。非限定的な一例では、第1のマトリックス及び第2のマトリックスは、歯に特異的、歯タイプに特異的、及び歯表面に特異的であり得る。
別の非限定的な例では、本開示は、第1の歯及び第2の歯間の隙間を閉鎖するための方法を提供する。この方法は、複数のマトリックスを提供すること、第1の歯科用マトリックスの根端区分を第1の歯の歯肉乳頭と歯肉部分との間の溝に挿入することを含み得る。その後、方法は、第1の歯科用マトリックスと第1の歯の表面との間に複合修復材料を配置することと、その後、複合修復材料を硬化させることとを含み得る。この方法は、第2の歯科用マトリックスの根端区分を第2の歯の歯肉乳頭と歯肉部分との間の溝に挿入することをさらに含み得る。この方法は、第2の歯科用マトリックスと第2の歯の表面との間に第2の複合修復材料を配置し、その後、第2の複合修復材料を硬化させることをさらに含み得る。隙間は、正中離開隙間、自然発生の隙間、ブラックトライアングルの隙間、欠けている歯の隙間から選択され得る。
本開示の別の態様では、湾曲したストリップ材料を有することができる歯科用マトリックスが提供される。ストリップは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分な第1の端から第2の端までの長さを有することができる。ストリップはまた側面を有することができ、これは一定半径の範囲及び一定半径の範囲の中断を含むことができ、マトリックスが歯に配置されたときに修復される歯の接触領域に位置するマトリックスの中間区分の平坦化された領域を備える。本開示の一例では、平坦化された領域は、平坦化された領域に隣接する側面の区分の第1の曲率半径よりも大きいことができる第2の曲率半径を有することができる。一定半径の範囲の中断は、一定半径の範囲の中断の上端から下端までの大きさが1ミリメートルから12ミリメートルの範囲内にする
ことができる。一定半径の範囲の中断は、一定半径の範囲の中断の前端から後端までの大きさが0.25ミリメートルから1.5ミリメートルの範囲内にすることもできる。非限定的な例として、一定半径の範囲の中断は、一定半径の範囲の中断の上端から下端まで約4ミリメートルの大きさにすることができ、一定半径の範囲の中断は、一定半径の範囲の中断の前端から後端で約1.5ミリメートルの大きさにすることができる。一定半径の範囲の中断は、側面の中心からの咬合方向と側面の中心からの歯肉方向の両方で平坦化することができる。別の例では、一定半径の範囲の中断は、側面の中心から頬側の方向と側面の中心から舌側の方向の両方に平坦にすることができる。別の非限定的な例では、マトリックスは、ストリップの歯肉縁の一部によって規定される切欠きを含み得る。歯肉縁は、側面図で凹部、第1の凸部、及び第2の凸部をさらに含むことができ、その結果、ストリップの歯肉縁の区分は、歯に隣接する歯肉乳頭の冠状に向けられた突起に形状が対応する。歯科用マトリックスの材料は半透明にすることができる。
本開示の別の態様では、複数のマトリックスを含み得るキットが提供される。複数のマトリックスは、複数のマトリックスの第1のマトリックスを含み得、第1の材料の湾曲したストリップを含み得る。第1のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ、及び第3の端から第4の端までの高さを有することができる。第1のストリップの長さ及び高さは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を作成するのに十分であり得る。第1のストリップは側面を有し、側面は第1のマトリックスの中間区分に平坦化された領域を備えた一定半径の範囲及び一定半径の範囲の中断を含み得る。複数のマトリックスは、複数のマトリックスの第2のマトリックスを含むこともできる。第2のマトリックスは、第2の材料の湾曲したストリップをさらに含み得る。第2のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ及び第3の端から第4の端までの高さを有することができ、第2のストリップの長さ及び高さは、修復材料を修復される別の歯の表面に成形するための形状を作成するのに十分である。第2のストリップは側面を備え、側面は一定半径の範囲と第2のマトリックスの中間区分の平坦化された領域のある一定半径の範囲の中断を含み得る。第1のマトリックス及び第2のマトリックスは、様々な歯、高さ、歯幅、両方の歯の高さと歯幅に合わせた様々な全体大きさを有し、前歯及び後歯、上顎及び下顎の歯の異なる大きさと形状に合わせる。第1のマトリックス及び第2のマトリックスは、歯に特異的、歯タイプに特異的、及び歯表面に特異的であり得る。
本開示の一例として、複数の歯科用マトリックスを提供することを含み得る、第1の歯及び第2の歯間の隙間を閉鎖するための方法が提供される。歯科用マトリックスは、複数の第1の歯科用マトリックス及び複数の第2の歯科用マトリックスを含み得る。この方法は、第1の歯科用マトリックスの根端区分を第1の歯の歯肉乳頭と歯肉部分との間の溝に挿入することをさらに含み得る。その後、方法は、第1の歯科用マトリックスと第1の歯の表面との間に複合修復材料を配置し、複合修復材料を硬化させることを含み得る。この方法は、第2の歯の歯肉乳頭と歯肉部分との間の溝に第2の歯科用マトリックスの根端区分を挿入し、次いで第2の歯科用マトリックスと第2の歯の表面との間に第2の複合修復材料を配置し、その後、第2の複合修復材料を硬化させることをさらに含み得る。隙間は、正中離開隙間、自然発生の隙間、ブラックトライアングルの隙間、欠けている歯の隙間から選択され得る。
本開示の別の態様では、歯科用マトリックスが提供され、歯科用マトリックスは湾曲した材料のストリップを含み得る。ストリップは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分な、第1の端から第2の端までの長さを有することができる。ストリップはまた、一定半径の範囲を含む側面及びマトリックスが修復される歯の上に配置されたときに修復される歯の接触領域に位置するマトリックスの中間区分の凹状領域を備える一定半径の範囲の中断を有することができる。一例として、一定半径の範囲の中断は、上端から下端までの大きさが1ミリメートルから12ミリメートルの範囲内で
あり得る。別の非限定的な例では、一定半径の範囲の中断は、前端から後端までの大きさが0.25ミリメートルから1.5ミリメートルの範囲内であり得る。具体的には、一定半径の範囲の中断は、上端から下端まで約4ミリメートルの大きさにすることができ、一定半径の範囲の中断は、前端から後端までの大きさが1.5ミリメートルにすることができる。一定半径の範囲の中断は、側面の中心からの咬合方向及び側面の中心からの歯肉方向の両方で凹状であり得る。別の例では、一定半径の範囲の中断は、側面の中心から頬側の方向と側面の中心から舌側の方向の両方に凹状であり得る。別の非限定的な例では、マトリックスは、ストリップの歯肉縁の一部によって規定される切欠きを含み得る。歯肉縁はさらに、側面図で凹部、第1の凸部、及び第2の凸部を含むことができ、その結果、ストリップの歯肉縁の区分は、歯に隣接する歯肉乳頭の冠状に向けられた突起に形状が対応する。歯科用マトリックスの材料は半透明にすることができる。
本開示のさらに別の態様では、複数の歯科用マトリックスを含み得るキットが提供される。複数のマトリックスは、第1のマトリックス及び第2のマトリックスを含み得る。一例では、複数のマトリックスの第1のマトリックスは、第1の材料の湾曲したストリップを含み得る。第1のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ、及び第3の端から第4の端までの高さを有することができる。第1のストリップの長さ及び高さは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を作成するのに十分であり得る。第1のストリップは、一定半径の範囲を含む側面、及び第1のマトリックスの中間区分に凹状領域を備えた一定半径の範囲の中断を有することができる。複数のマトリックスの第2のマトリックスは、第2の材料の湾曲したストリップを含み得る。第2のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ、及び第3の端から第4の端までの高さを有することができる。第2のストリップの長さ及び高さは、修復される別の歯の表面に修復材料を成形するための形状を作成するのに十分であり得る。第2のストリップは、一定半径の範囲を含む側面、及び第2のマトリックスの中間区分に凹状領域を備えた一定半径の範囲の中断を有することができる。第1のマトリックスと第2のマトリックスは、様々な歯の高さ、歯の幅、又は前歯及び後歯、上顎及び下顎の歯の異なる大きさと形状に合うように、歯の高さと歯幅の両方に合うように様々な全体大きさを持つことができる。非限定的な一例では、第1のマトリックス及び第2のマトリックスは、歯に特異的、歯タイプ特異的、及び歯表面特異的であり得る。
別の非限定的な例では、本開示は、第1の歯及び第2の歯間の隙間を閉鎖するための方法を提供する。この方法は、上記のように複数のマトリックスを提供すること、第1の歯科用マトリックスの根端区分を第1の歯の歯肉乳頭と歯肉部分との間の溝に挿入することを含み得る。その後、方法は、第1の歯科用マトリックスと第1の歯の表面との間に複合修復材料を配置し、その後、複合修復材料を硬化させることを含み得る。この方法は、第2の歯科用マトリックスの根端区分を第2の歯の歯肉乳頭と歯肉部分との間の溝に挿入することをさらに含み得る。この方法は、第2の歯科用マトリックスと第2の歯の表面との間に第2の複合修復材料を配置し、その後、第2の複合修復材料を硬化させることをさらに含み得る。隙間は、正中離開隙間、自然発生の隙間、ブラックトライアングルの隙間、欠けている歯の隙間から選択され得る。
本開示のさらに別の態様では、ハンドル区分と、ハンドル区分に接続された遠位端区分とを含み得る測定ゲージが提供される。遠位端区分は、様々な幅の段階的な区分を含むことができ、歯の間の隙間を閉鎖するための歯科用マトリックスを選択するのに、歯の間の隙間を測定するような寸法にすることができる。遠位端区分は、歯科用マトリックス又は歯科用マトリックスのペアを選択するのに、歯の間の隙間を測定するために使用できる。隙間は、正中離開隙間、自然発生の隙間、ブラックトライアングルの隙間、欠けている歯の隙間から選択され得る。幅は5ミリメートルから0.25ミリメートルの範囲で、大きさ間で急激に変化することがある。遠位端区分は、幅の間で均一かつ滑らかな遷移を有す
ることができ、断面が円形又は三角形であることができる。幅は、同じステップの大きさにすることができ、0.25ミリメートル、0.5ミリメートル、又は1ミリメートルの増分で指定され得る。
本開示の別の態様では、測定ゲージ及び複数の歯科用マトリックスを含み得るキットが提供される。測定ゲージは、ハンドル区分と、ハンドル区分に接続された遠位端区分とをさらに含み得る。遠位端区分は、様々な幅の段階的な区分を含むことができ、ゲージは、幅のそれぞれに関連する異なる表示を含み得る。複数の歯科用マトリックスはそれぞれ、湾曲したストリップ材料を含み得る。ストリップは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を作成するのに十分な、第1の端から第2の端までの長さを有することができ、第1の歯科用マトリックスは、ゲージの異なる表示の1つに対応する第1のマトリックスの表示を有し、第2の歯科用マトリックスは、ゲージの別の異なる表示に対応する第2のマトリックスの表示を有することができる。別の非限定的な例では、一定半径の範囲の中断は、修復される歯の上にマトリックスが配置されるときに修復される歯の接触領域に位置するマトリックスの中間区分の平坦の、平坦化された、又は凹状領域であり得る。平坦化された領域は、より大きい曲率半径を平坦化された部分間に有することができる。別の非限定的な例では、第1のマトリックスの表示は、第1の色、第1の数、第1の文字、及び第1の記号であり得、第2のマトリックスの表示は、第2の色、第2の数、第2の文字、及び第2のシンボルであり得る。別の非限定的な例では、キットは、ユーザが様々な幅のそれぞれを記録し、様々な幅のそれぞれについて複数の歯科用マトリックスの対応するマトリックスを備えた適切なボックスをチェックできるように、シンボル付きの歯牙チャートをさらに含み得る。歯科用マトリックスの第1の部分は、根冠接合部に凸状の内面を含み、第2の区分に延びて、修復される歯の歯肉線に隣接して配置するための膨らみを形成し、修復される歯と隣接する歯の間の隙間を閉鎖する。第2の歯科用マトリックスは、第2の区分に延びる根冠接合部に凸状の内面を含むことができ、それによって、修復される歯の歯肉線に隣接して位置決めするための膨らみを形成し、修復される歯と隣接する歯の間の隙間を閉鎖する。ここで、第1の歯科用マトリックスの膨らみと第2の歯科用マトリックスの膨らみは、異なる大きさを有することができる。
本開示のさらに別の態様では、第1の歯及び第2の歯間の隙間を閉鎖するための方法が提供される。この方法は、(i)複数の歯科用マトリックスを提供すること、(ii)デジタルカメラ又はデジタルスキャナで隙間の幅を測定すること、(iii)表示を幅に一致させることによって複数のマトリックスの1つを選択すること、(iv)第1の歯の歯肉乳頭と歯肉部分との間の溝に複数のマトリックスの1つの根端区分を挿入すること、(v)複数のマトリックスの1つと第1の歯の表面の間に複合修復材料を配置すること、(vi)複合修復材料の硬化することを含む。複数の歯科用マトリックスのそれぞれは、大きさの表示を有することができる。複数のマトリックスの第1のマトリックスは、第1の材料の湾曲したストリップを含み得る。第1のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ及び第3の端から第4の端までの高さを有することができ、第1のストリップの長さ及び高さは、修復材料を修復される歯の表面に成形するための形状を作成するのに十分である。第1のストリップは、一定半径の範囲を含む側面及び第1のマトリックスの中間区分に平坦な領域のある一定半径の範囲の中断を有することができる。複数のマトリックスは、第2の湾曲した材料のストリップを含み得る第2のマトリックスをさらに含み得る。第2のストリップは、第1の端から第2の端までの長さ及び第3の端から第4の端までの高さを有することができ、第2のストリップの長さ及び高さは、修復材料を修復される別の歯の表面に成形するための形状を作成するのに十分である。第2のストリップは、一定半径の範囲を含む側面及び第2のマトリックスの中間区分に平坦な領域のある一定半径の範囲の中断を有することができることができ、第1のマトリックス及び第2のマトリックスは、様々な歯の高さ、歯の幅、又は歯の高さと歯の幅の両方に合うように様々な全体大きさを有し、前歯及び後歯、上顎及び下顎の歯の異なる大きさと形状に適合する。この方法は、複数のマトリックスのうちの1つを提案するソフトウェアをさらに含み得る。非限定的な一例では、表示を幅に一致させることにより複数のマトリックスの1つを選択することは、遠隔施設のフライス又はプリント機を使用してユーザに出荷される複数のマトリックスの1つをプリント又はフライスすることをさらに含み得る。カメラ又はスキャナによって測定された隙間の幅と、プリント又はフライス用に作成された計算ファイルに基づいて、複数のマトリックスの1つをチェアサイドオフィスプリンタ又はフライス盤を使用してプリント又はフライスして、複数のマトリックスのうちの1つをすぐに使用できる。
本開示の別の局面において、歯上に歯科修復材料をオーバーモールド又はモールドするための方法が提供される。この方法は、(i)デジタルカメラ又はデジタルスキャナで歯に隣接する隙間の寸法を測定すること、及び(ii)その寸法に基づいて歯科用マトリックスをプリント又はフライスして、隙間に修復材料をオーバーモールド又はモールドするための形状を作成することを含み得る。一例として、方法は、(iii)複合修復材料を歯科用マトリックスと歯の表面との間に配置するステップと、(iv)その後、複合修復材料を硬化させるステップとをさらに含み得る。寸法に基づいて歯科用マトリックスをプリント又はフライス加工して、修復材料を隙間にオーバーモールド又は成形するための形状を作成するには、マトリックスを作成するチェアサイドオフィスプリンタ又はフライス盤を使用して歯科用マトリックスをプリント又はフライス加工してマトリックスをすぐに使用することをさらに含め得る。
本開示のさらに別の態様では、歯を修復又は追加する方法が提供される。この方法は、(i)ゲージ、デジタルスキャナ、X線デバイス、超音波デバイス、MRI画像化デバイス、又は別の画像化デバイスを使用して歯の形状をデジタル的に記録すること、(ii)壊れた、病気の、又は摩耗した歯を修復したり、美容上又は機能上の理由で歯に追加したりする新しい歯の設計をデジタル的に作成すること、及び(iii)上に載置される又は歯の周りで歯科用マトリックス又は一連の歯科用マトリックスをチェアサイド又はリモートでプリント又はフライスして、歯の射出成形及び射出オーバーモールドを可能にすること、を含む。
本開示の別の態様では、測定ゲージが提供される。ゲージは、ハンドル区分と遠位端区分で構成され、ハンドル区分に接続される。遠位端区分は、複数の隣接する表面区分を含むことができ、各表面区分はゲージとして使用される複数の異なる表示の1つを持つように寸法を決められ、キャビティ形成に、配置される光硬化性流動性複合樹脂の適切な厚さを選択され得る。複数の異なる表示のそれぞれは、様々な色、様々な数、又は様々な記号であり得る。複数の隣接する表面区分は、(i)遠位端区分の先端から第1の表面区分の近位端まで延びる第1の長手方向の長さを有することができ、ここで第1の長手方向の長さは、光硬化性流動性複合樹脂の硬化深度値に対応しており、及び(ii)第1の表面区分の近位端から近位に延びる第2の表面区分を含むことができる。一例として、複数の隣接する表面区分は、(i)遠位端区分の先端から第1の表面区分の近位端まで延びる、キャビティ形成の第1の場所での光硬化性流動性複合樹脂の第1の硬化深度値に対応する第1の長手方向の長さ、有することができる第1の表面区分、(ii)第1表面区分の近位端から近位に延びて、第2の長手方向の長さが遠位端区分の先端から第2表面区分の近位端までがキャビティ形成の第2の場所における光硬化性流動性複合樹脂の第2の硬化深度値に対応する第2の表面区分、及び(iii)第2の表面区分の近位端から近位方向に延びる第3表面区分、を備える。
別の非限定的な例として、本開示は、歯の修復のための方法を提供する。この方法は、(i)歯の一部を除去して中空キャビティ形成を形成すること、(ii)ゲージの遠位端区分の先端がキャビティ形成の底面に接触するまでゲージの遠位端区分を中空キャビティ
形成に挿入すること、(iii)ゲージの遠位端区分に対するキャビティ形成の上端の位置を観察し、キャビティ形成の上端に最も近い表面区分の1つを選択すること、(iv)キャビティ形成の上端に最も近い1つの表面区分の表示に基づいて、キャビティ形成に光硬化性の流動性複合樹脂の深さを注入し、(v)キャビティ形成に含まれる流動性複合を光硬化すること、を含み得る。
本発明の利点は、丸みを帯びた周縁プロファイルを提供する、歯間隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するための方法及びデバイスを提供することである。
本発明の別の利点は、根冠構造を損なわない、歯間の隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するための方法及び装置を提供することである。
本発明のさらに別の利点は、歯肉線の近くに膨らみを提供する、歯間隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖して歯肉の隙間を埋める方法及び装置を提供することである。
本発明のさらに別の利点は、歯と歯間隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するためのマトリックスを提供することであり、マトリックスは、歯肉部分において解剖学的形状を有するが、その後、根冠接合部において様々なレベルの誇張されたプロファイルを有する。
本発明のさらに別の利点は、歯間隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するためのマトリックスを提供することであり、マトリックスは、前歯に特異であり、結合した複合充填材によるジアストマ閉鎖用に特に設計された区分マトリックスである。
本発明のさらに別の利点は、歯間隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するためのマトリックスを提供することであり、マトリックスは、正中離開(歯間隙間)の閉鎖のために特別に設計されたマトリックスである。
本発明のさらに別の利点は、歯間の隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するためのマトリックスを提供することであり、ここで、マトリックスは、歯に特異的の区分マトリックスである。
本発明のさらに別の利点は、歯と歯間隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するためのマトリックスを提供することであり、ここでマトリックスは、誇張された根冠プロファイルを有する歯及び表面特異的な区分マトリックスである。
本発明のさらに別の利点は、歯間くさび又は弾性セパレータ又はスペーサ無しでマトリックスを使用できるカスタムマトリックスの正確な適合で歯間の隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するためのデバイスを提供することである。
本発明のさらに別の利点は、正中離開閉鎖後に隣接する歯間に審美的に心地よい乳頭を形成することを可能にする、歯間の隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖する方法及び装置を提供することである。
本発明のさらに別の利点は、正中離開閉鎖後の歯周健康のその後の悪化を回避する、歯間の隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するための方法及びデバイスを提供することである。
本発明のさらに別の利点は、歯と歯間隙間及び/又は乳頭再建を閉鎖するためのマトリックスを提供することであり、マトリックスが組織を裂傷することなく歯列が歯肉溝の深さまでスライドできる。
本発明のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図面、及び添付の特許請求の範囲を考慮すると、よりよく理解されるであろう。
正中離開閉鎖に使用される歯科用マトリックスの正面図である。 図1の線1A-1Aに沿って取られた図1の歯科用マトリックスの断面図である。 正中離開閉鎖で使用するために嵌合される図1の1対の歯科用マトリックスの正面図である。 1対の歯科用マトリックスを正中離開閉鎖に使用するときに遭遇する可能性がある1つの問題の正面図である。 1対の歯科用マトリックスを正中離開閉鎖に使用するときに遭遇する可能性がある別の問題の正面図である。 正中離開閉鎖のために1対の歯科用マトリックスを使用するときに遭遇する可能性がある別の問題の正面図である 1対の歯科用マトリックスを正中離開閉鎖のために使用するときに遭遇する可能性がある問題のX線の追跡の正面図である。 図6AのX線のマークされたトレースの正面図であり、正中離開閉鎖のために1対の歯科用マトリックスを使用するときに遭遇する可能性がある問題を示している。 図6AのX線のマークされたトレースの正面図であり、正中離開閉鎖のために1対の歯科用マトリックスを使用するときに遭遇する可能性がある問題を示している。 中切歯を示す正面図である。黄金比グリッドが歯の下に表示される。黄金比は中央と外側の切歯を配置するのに使用される1:1.618の比率を表す。 図8Aの歯の詳細図である。 本発明のマトリックス選択ツールの上面図である。 図9Aのマトリックス選択ツールの側面図である。 図9Aのマトリックス選択ツールの斜視図である。 図9A~9Cのマトリックス選択ツールの遠位端区分の詳細図である。 歯科モデルの上顎中切歯の間に挿入する前の図9Aのマトリックス選択ツールの詳細図を示す。 第1の正中離開の幅の測定歯を示す歯科モデルの上顎中切歯の間に挿入された図9Aのマトリックス選択ツールの詳細図である。 上顎中切歯を第1の色で色コード化することを示す歯科模型の正面図である。 上顎中切歯の間に挿入された第1の色の1対の色コード化されたマトリックスを示す歯科モデルの正面図である。 第2の正中離開の幅の測定を示す歯科モデルの上顎中切歯間に挿入された図9Aのマトリックス選択ツールの詳細図である。 第2の色で上顎中切歯を色コード化することを示す歯科模型の正面図である。 上顎中切歯の間に背中合わせに挿入された第2の色の1対の色コード化されたマトリックスを示す歯科モデルの正面図である。 第3の正中離開の幅の測定を図示する歯科モデルの上顎中切歯間に挿入された図9Aのマトリックス選択ツールの詳細図である。 上顎中切歯を第3の色で色コード化して示す歯科模型の正面図である。 上顎中切歯の間に背中合わせに挿入された第3の色の1対の色コード化されたマトリックスを示す歯科モデルの正面図である。 第4の正中離開の幅の測定を図示する歯科モデルの上顎中切歯の間に挿入された図9Aのマトリックス選択ツールの詳細図である。 上顎中切歯を第4の色で色コード化して示す歯科模型の正面図である。 上顎中切歯の間に背中合わせに挿入された第4の色の1対の色コード化されたマトリックスを示す歯科モデルの正面図である。 本開示の方法での使用に適した歯科用マトリックスの正面図である。 背中合わせの関係で配置された図23の2つのマトリックスの正面図である。 本開示の方法での使用に適した別の歯科用マトリックスの正面図である。 図24のマトリックスの側面図である。 図23の線26-26に沿った図23の歯科用マトリックスの断面図である。 図25の線27A-27Aに沿った図25の歯科用マトリックスの断面図である。 本開示の方法での使用に適した別の歯科用マトリックスの、図27Aと同様の断面図である。 本開示の方法での使用に適した別の歯科用マトリックスの、図27Aと同様の断面図である。 本開示の方法で使用するための、ヒト左中切歯に配置された別の歯科用マトリックスの近心図である。 本開示の方法で使用するための別の歯科用マトリックスを有する切歯の正面図である。 本発明の硬化深度ゲージの側面図である。 図29の硬化深度ゲージの遠位端区分の詳細図である。 歯の中空キャビティ形成に挿入する前の、図29の硬化深度ゲージの斜視図である。 歯のキャビティ形成に挿入した後の図29の硬化ゲージの深さの詳細な斜視図である。
以下の図面の説明の図において、同様の参照番号は図から同様の部品を参照するのに使用される。
図1~図5を参照すると、米国特許第8,393,897号に記載されている方法で歯科用マトリックス1を使用して非常に恐ろしいブラックトライアングルを治療することができる。手技はほとんどの場合うまく行われ患者と医師を喜ばせる。それでも必要とされる改善点が残されている。単一の歯科用マトリックス1の正面図が図1に示されている。マトリックス1は、湾曲した材料のストリップ2を有する。ストリップ2は、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分な第1の端部3から第2の端部4までの長さを有する。ストリップ2は、一定半径の範囲Rを有する側面5を有する。図2において、マトリックス1は、右上顎中切歯(図示せず)の近心面上に配置されて、正しい曲率がブラックトライアングルの隙間に偶然に一致するとき左上顎中切歯の近心面上の第2のマトリックス1aと理想的な張力で対になる。マトリックス1と同様に、マトリックス1aは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分、第1の端部から第2の端部までの長さを有するストリップを有する。マトリックス1aは一定半径の範囲を有する側面5aを有する。
より小さい隙間では、マトリックス1は別のマトリックス1aを「いじめる」ことがあり、左側のマトリックス1の側面5の凸性が中歯の右側のマトリックス1aの側面5aをくしゃくしゃにする(図3を参照のこと)。図4では、マトリックス1aが右側のマトリックス1aの側面5aの様々な部分でくしゃくしゃになっている。図5では、マトリックス1aが側面5aで反転している。マトリックス1とマトリックス1aをペアにすると、図3~図5のこれら3つの不注意な間違った形状のいずれかが発生する虞がある。複合修復材料を配置すると、材料は流動可能な状態で射出され、マトリックスの内部で固化(つまり、重合)し、マトリックスの形状がどのような形であっても、結果として充填材の形状になる。結果として得られる複合材料の形状は、図3~図5の例のマトリックス1aの不適切に変更された形状と一致する虞があり、そのままにしておくと、食物衝突や歯周(歯肉)炎症、及び感染の虞がある。光透過に必要な薄いしなやかな材料(ステンレス鋼ストリップではなく、マトリックス1と1aで使用されているMylar(登録商標)ポリエステルフィルムなどの透明なポリマ材料)の2つの凸状接触領域の管理は臨床的に難しく歪みが非常に起こりやすい。マトリックス1と1aを使用する場合、臨床医にとって課題となる場合がある。時々、歯科医は、1対のマトリックスのしわくちゃ又は反転したマトリックスを特定できない場合があり、修復材料が重合した後で初めて問題を特定する。その結果、最終的な修復物をドリルで取除いて交換する必要があり、そうしないと、患者はその領域の歯肉の健康状態が理想的ではない状態で生活する必要がある。
図3~図5の例に示されているような不適切に変更されたマトリックスの形状の問題を軽減するには追加の作業が必要で、ブラックトライアングルの近くの歯にマトリックスを挿入し過剰な曲率を評価し、次に、特別なマイクロハサミでマトリックスの底部を取り外しトリミングして曲率を減らすことによりマトリックス1をカスタマイズする。次に、マトリックス1が再挿入され再度チェックされる。場合によっては、プロセスを繰り返してマトリックスを再度トリミングする必要があるし、又、マトリックスがカットされすぎて平坦になりすぎた場合は、新しいマトリックスからやり直す必要がある。
図6A~図7は、この問題をさらに示している。図6A及び6Bが、過度に凸状の接触領域がどのようにして他のマトリックスを反転させるかを示し、その結果、右上顎中切歯RMCIの近心側MRの形状が凹状になり(図6Bの線LLを参照)、左上顎中切歯LMCIの近心側MLは、図7の線LPで示される凹状領域を有する。図7は、凹面の接触領域がどのようにして汚れ、細菌の蓄積、及び傾斜した(曲がった)正中線LPを作成するかを示している。図7の場合、マトリックスの問題により非対称の中切歯が作成される(左上顎中切歯LMCIは右上顎中切歯RMCIよりも幅が広い)。図8A及び8Bを参照されたい。これは決して許容できる結果ではなく、一般の人は何かが間違っていることを簡単に識別する。理想的な美的感覚のために中切歯は互いに鏡像でなければならない。
本開示は、図1~図8Bを参照して特定された問題を排除する進歩を提供する。とりわけ、本開示の提供するのは、(i)図3~図5の例に示されているようなマトリックスの不適切に変更された形状の問題を軽減するような寸法のマトリックスのペアを歯科医が選択できるようにするマトリックス選択ツール(例えば、目盛付きゲージ)、(ii)図3~図5の例に示すようなマトリックスの不適切に変更された形状の問題を歯科医が回避できるようにする色コード化されたペアのマトリックスを含むキット、(iii)マトリックス選択ツールとペアのマトリックスを使用する方法、である。
次に図9A、9B、9C、及び9Dを参照すると、本発明のマトリックス選択ツールとして使用に適した目盛付きゲージ90が示されている。目盛付きゲージ90は、ハンドル区分91、ハンドル区分91に対して70°の角度が付けられた中間区分92、及び中間区分92に対して105°の角度が付けられた遠位端区分93を有する。遠位端区分93は、青に色コード化された外径2ミリメートルのOD95を有する第1区分、緑に色コード化された外径1.50ミリメートルのOD96を有する第2区分、黄色に色コード化された外径1ミリメートルのOD97を有る第3区分97、及び、ピンク色に色コード化された外径0.50ミリメートルのOD98を有する第4の区分98を含んでいる。外径OD94は約2.5ミリメートルである。
図10~図22は、目盛付きゲージ90を使用して、正中離開閉鎖及び陥凹歯肉乳頭を治療する方法で使用されるマトリックスのペアを選択する方法を示している。図10は、上顎歯を含む歯科モデル100の右上顎中切歯RMCIと左上顎中切歯LMCIとの間に挿入する前の本発明の目盛付きゲージ90を示す。図11では、目盛付きゲージ90の第4の区分98(ピンクに色コード化された0.50ミリメートルの外径)が歯科モデル100の右上顎中切歯RMCIと左上顎中切歯LMCIの間(歯間隙間をモデリング)の隙間G1に最もよく適合することが分かる。この隙間は「ピンク」大きさの隙間と呼び得る。図12では、右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCIは、隙間大きさを示すピンクの染料Dpで一時的にラベル付けされている。図13では、1対の「ピンク」大きさのマトリックス13、14が、右上顎中切歯RMCIと左上顎中切歯LMCIとの間に背中合わせの関係で配置されている。マトリックス13、14は、それぞれピンク色で色コード化された区分13d、14dを含む。
引き続き図13を見ると、透明なプラスチック製の解剖学的区分のマトリックス13、14が右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCIの周りに配置され、マトリックス13、14の解剖学的根端区分を介して解剖学的根適応接触を維持され得る。マトリックス13、14は自己楔で自己安定的である。上顎中切歯のそれぞれの外面は、液体及び/又はゲルリン酸でエッチングされている。或いは、この方法は、リン酸による別個のエッチング工程を必要としないセルフエッチング樹脂、又は、充填材を象牙質(セメント質)やエナメル質に接着させる技術を組み込むことができる。各上顎中切歯の外面は、マトリックス13、14の端にあるスリットを介して、又はマトリックス13、14のうち歯肉部分を残しながらマトリックス13、14の切縁部分を歯からそっと引っ張ることによって到達され得る。次に、上顎中切歯のそれぞれの外面をすすぎ乾燥させる。次に、軽く充填された又は充填されていない光硬化性樹脂歯接着剤が上顎中切歯のそれぞれの外面に適用される。この時点では、樹脂歯接着剤は光硬化していない。樹脂歯接着剤はエナメル質及び/又は象牙質の接着を強化する。但し、樹脂接着剤は不要な場合がある。樹脂製の歯用接着剤の一例は、OptiBond Solo Plus(登録商標)の商品名で入手され得る。
次に、光硬化性の流動性複合樹脂を、気泡を混入することなく樹脂の歯の接着剤に(可能であれば拡大して)直接注入する。カニューレ内に空気がないことを確認するために配置前に少量の光硬化性流動性複合樹脂を圧搾する。この時点では、光硬化性の流動性複合と樹脂製の歯接着剤は光硬化していない。一般に、光硬化性流動性複合樹脂は、非流動性ペースト材料よりも光硬化性ポリマ材料に20~25%少ないフィラーを含む。光硬化性の流動性複合樹脂は、Filtek(商標)、Flow-It(商標)、EshetX(登録商標)、Revolution(登録商標)、AeliteFlo(登録商標)、PermaFlo(登録商標)、Dyract Flow (登録商標)、Tetric (登録商標)、及びHeliomolar(登録商標)がある。光硬化性樹脂は化学的硬化樹脂よりも色安定性が高いため、光硬化性樹脂の方が好ましい場合がある。しかしながら、充填材の化学的硬化又は任意のタイプの重合/硬化/キュアも使用することができる。金属マトリックスを使用する場合、化学的硬化の使用を指示する場合がある。又、方法はより少ないフィラー粒子を含む流動性複合樹脂に限定されない。バリエーションの1つの例として、最初に流動性の高い複合材料の初期の配置があり、これは、フィラーの含有量が少ないために及び小さなオリフィスチップによる押出のチキソトロピック効果からのペースト複合材料よりも粘性が低くなる流動性複合料や、一時的に粘度が低下してより多くの流れとより簡単な配置を可能にする高度に充填されたペースト材料、化学的及びフィラー含有量の配合の変更、熱による又は一時的な粘度の低下、及び/又は圧力及び/又はその他の物理的影響によるペーストの変更を含む。
次に、光硬化性ペースト複合樹脂を、気泡を発生させることなく流動性複合樹脂と樹脂
歯接着剤に押し出して、複合樹脂が充填率の低い流動性複合樹脂と樹脂の歯の接着剤の一部を(可能な場合は拡大して)置換させる。複合樹脂は、3M Z100(登録商標)、3M Filtek Supreme(登録商標)、Prodigy(登録商標)などの商品名で市販されている。次のステップは、バニシング、解剖学的構造の彫像、及び余分な複合剤の彫像である。コンデンサやプラガを使用する必要はない。射出成形技術を使用した直後にマトリックス13、14はうまく移動して、切縁の隙間を閉じても歯の頸部を包み込み続ける。歯肉溝自体が安定する。或いは、シリコンスタビライザ特異的又は非特異的なウェッジなどの他の製品も特定のケース又はオペレータの好みに応じてマトリックスで使用され得る。ウェッジはマトリックスを歯の根元に押し付ける。従来のウェッジは、マトリックスの誇張歯根接合プロファイルを破壊する可能性があるが、特定のウェッジは微妙な安定化で機能する場合がある。金属マトリックス又は厚い高分子マトリックスが使用されている場合、従来のウェッジはマトリックスの誇張歯根接合プロファイルを破壊しない。
次に、高輝度発光ダイオード(LED)ライト、プラズマアーク硬化ライト、ハロゲンライト、レーザーライトなどの硬化ライトを使用して充填した製剤を硬化させる。次に、マトリックス13、14が取り除かれ、修復された上顎中切歯が、ディスク、ストリップで研磨され、先端がゴムの超硬バー・シームレス充填が実現される。
図11~図13は目盛付きゲージ90の使用を示しており、幅が約0.50ミリメートルの黒い隙間を有する凹んだ歯肉乳頭を治療する方法で使用される1対のマトリックスを選択する。しかしながら、目盛付きゲージ90が使用されて、様々な幅の黒い隙間を有する陥凹した歯肉乳頭を治療するために1対のマトリックスを選択する。
図14では、目盛付きゲージ90の第3の区分97(黄色で色コード化された1ミリメートルの外径)が、歯科モデル100の右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCI間の隙間G2(歯の間の隙間をモデル化)に最もよく適合していることがわかる。この隙間は「黄色」大きさの隙間と呼ぶことができ、図15では、右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCIは、隙間大きさを示す黄色の染料Dyで一時的にラベル付けされている。図16では、1対の「黄色」大きさのマトリックス17、18が、右上顎中切歯RMCIと左上顎中切歯LMCIとの間に背中合わせの関係で配置されている。引き続き図16を見ると、透明なプラスチック製の解剖学的区分マトリックス17、18を上顎中切歯の周りに配置し、マトリックス17、18の解剖学的根端区分を介して、解剖学的根適応接触を維持され得る。マトリックス17、18は、それぞれ黄色の色コード化された区分17d、18dを含む。右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCIは、図13を参照して説明した修復材料を使用して修復され得る。
図17では、目盛付きゲージ90の第2の区分96(緑に色コード化された1.50ミリメートルの外径)が、歯モデル100の右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCI間の隙間G3(歯の間の隙間をモデリング)に最もよく適合していることがわかる。この隙間は「緑」大きさの隙間と呼ばれ、図18では、右上顎中切歯RMCIと左上顎中切歯LMCIが一時的に隙間大きさを示す緑色の染料Dgでラベル付けされている。図19では、1対の「緑色」大きさのマトリックス21A、21Bが、上顎中切歯の間の背中合わせの関係で配置されている。引き続き図19を見ると、透明なプラスチック製の解剖学的区分マトリックス21A、21Bを右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCIの周りに配置して、マトリックス21A、21Bの解剖学的根端区分を介して解剖学的根適応接触を維持され得る。マトリックス21A、21Bは、それぞれ緑色に色コード化された区分27、28を含む。図13を参照して説明したように、上顎の中切歯は修復材料を使用して修復され得る。
図20では、目盛付きゲージ90の第1の区分95(青に色コード化された2ミリメートルの外径)が、歯科モデル100の右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCI間の隙間G4(歯の間の隙間をモデル化)に最もよく適合していることがわかる。この正中離開は「青」大きさの隙間と呼ぶことができ、図21では、右上顎中切歯RMCI及び左上顎中切歯LMCIは、隙間大きさを示す青い染料Dbで一時的にラベル付けされている。図22では、1対の「青」大きさのマトリックス24、25が、右上顎中切歯RMCIと左上顎中切歯LMCIとの間に背中合わせの関係で配置されている。引き続き図22を見ると、透明なプラスチック製の解剖学的区分マトリックス24、25を上顎中切歯の周りに配置し、マトリックス24、25の解剖学的根端区分を介して、解剖学的根適応接触を維持され得る。マトリックス24、25は、それぞれ青色に色コード化された区分24d、25dを含む。図13を参照して説明したように上顎中切歯は修復材料を使用して修復され得る。
従って、適切なマトリックスに対応するブラックトライアングルの実際の臨床的幅を決定する本開示の方法は、歯の間に挿入することができる目盛付きゲージ90を利用して、ブラックトライアングルの大きさの測定値(例えば、ミリメートルでの幅)を記録する。目盛付きゲージ90の区分95、96、97、98とマトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25での青、緑、黄、ピンクの色を使用するのは本発明の非限定的な例示の実施形態である。他の色を表示として使用して、隙間の大きさをマトリックスのペアに一致させることができる。或いは、目盛付きゲージ90の各表面区分95、96、97、98は、マトリックスを選択するためのゲージとして使用される異なる表示を有することができる。異なる表示は、例えば、異なる数字又は異なる記号であり得る。さらに、目盛付きゲージ90は、様々な数の表示コード化されたマトリックスと一致する様々な数の表示コード化された区分を有することができる。また、目盛付きゲージ90の代わりに、別のマトリックス選択ツールが使用され得る。例えば、隙間の幅は光学測定装置を使用して測定することができる。そのような光学測定装置を使用して得られた幅は、測定された幅を適切なペアのマトリックスの色に相関させるテーブルを見ることによって対のマトリックスに一致させることができる。さらに、目盛付きゲージ90とマトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25は、図10~図22で説明した上顎中切歯だけでなく隣接する歯の間でも使用され得る。
本発明のキットは、マトリックス選択ツール(例えば、目盛付きゲージ90)、及び、少なくとも4つの曲率で販売されるように設計されている、様々な曲率、緩やかなものから鋭角なものまで、をそれぞれ有してよい表示(例えば、色)コード化された複数のマトリックスの供給を含み得る。様々な量の歯肉曲線又はマトリックスの膨らみを持つ複数のマトリックスは、異なる幅のブラックトライアングルを処理するために異なる大きさのブラックトライアングル、接触領域の拡張に対応する。
図23、24、25、26、27A、27B、27C、28A、及び28Bは、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25のように、寸法決めされ表示(例えば、色)コード化されたマトリックスの様々な有利な特徴を示す。図23及び図26に、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25のように寸法決めされ、色コード化されたマトリックス30の一実施形態が示されている。マトリックス30は、半透明材料(例えば、Mylar(登録商標)ポリエステルフィルム)の湾曲したストリップ32を有する。ストリップ32は、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を作成するのに十分な第1の端部33から第2の端部34までの長さを有する。ストリップ32は一定半径の範囲R1を含む側面35を有する。マトリックス30は、歯の表面(例えば右上顎中切歯)上に配置されて、隣接する歯の表面(例えば左上顎中切歯)上の第2のマトリックス30と対になり、図23Aに示すように正しい曲率がブラックトライアングルの隙間に一致するときに理想的な張力を有する。マトリックス30は、平坦で約3.5ミリメートルの垂直高さVh(図23を参照)及び約1.5ミリメートルの水平幅(図26を参照)を有する中断された半径領域37を有する。中断された半径領域37は、マトリックスが修復される歯の上に置かれるとき修復される歯の接触領域に位置する。
図24、25、及び27Aでは、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25のように、寸法決められ色コード化されたマトリックス30Aの別の実施形態が示されている。マトリックス30Aは、半透明材料(例えば、Mylar(登録商標)ポリエステルフィルム)の湾曲したストリップ32Aを有する。ストリップ32Aは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分な第1の端部33Aから第2の端部34Aまでの長さを有する。ストリップ32Aは、一定半径の範囲R1を含む側面35Aを有する。マトリックス30Aは、歯の表面(例えば右上顎中切歯の近心面)に配置されて、隣接する歯の表面(例えば左上顎中切歯の近心面)の第2のマトリックス30Aと対になり、図23Aに示すように、正しい曲率がブラックトライアングルの隙間に一致するときに理想的な張力を有する。マトリックス30Aは平坦な中断された半径領域37Aを有する。マトリックス30Aは、平坦で約8ミリメートルの垂直高さVhを有する中断された半径領域37Aを有する(図24を参照)。中断された半径領域37Aは、マトリックスが修復される歯の上に配置されるとき修復される歯の接触領域に位置する。
図27Bには、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25のように、寸法決めされ色コード化され得るマトリックス30Bの別の実施形態が示されている。マトリックス30Bは、半透明材料(例えば、Mylar(登録商標)ポリエステルフィルム)の湾曲したストリップ32Bを有する。ストリップ32Bは、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分な第1の端部33Bから第2の端部34Bまでの長さを有する。ストリップ32Bは一定半径の範囲R1を含む側面35Bを有する。マトリックス30Bは、歯の表面(例えば、右上顎中切歯の近心面)に配置されて、隣接する歯の表面(例えば、左上顎中切歯の近心面)の第2のマトリックス30Bと対になり、図23Aに示すように、正しい曲率がブラックトライアングルの隙間に一致するときに理想的な張力を有する。マトリックス30Bは、平坦化されているがわずかな曲率を保持している中断された半径領域37Bを有する。平坦化された領域37Bは、平坦化された領域37Bに隣接する側面35Bの断面の一定半径の範囲R1の第1の曲率半径よりも大きい第2の曲率半径を有することができる。中断された一定半径の範囲領域37Bは、マトリックスが修復される歯の上に配置されるとき、修復される歯の接触領域に位置する。
図27Cでは、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25のように寸法決められ、色コード化されたマトリックス30Cの別の実施形態が示されている。マトリックス30Cは、半透明材料(例えば、Mylar(登録商標)ポリエステルフィルム)の湾曲したストリップ32Cを有する。ストリップ32Cは、修復材料を修復される歯の表面に成形するための形状を作成するのに十分な第1の端部33Cから第2の端部34Cまでの長さを有する。ストリップ32Cは一定半径の範囲R1を含む側面35Cを有する。マトリックス30Cは歯の表面(例えば、右上顎中切歯の近心面)に配置されて、隣接する歯の表面(例えば左上顎中切歯の近心面)の第2のマトリックス30Cと対になり、23A図に示すように、正しい曲率がブラックトライアングルの隙間に一致するときに理想的な張力を有する。マトリックス30Cは外面38Cに対して凹状である中断された半径領域37Cを有する。中断された一定半径の範囲領域37Cは、マトリックスが修復される歯の上に配置されるとき、修復される歯の接触領域に位置する。
従って、図26、27A、27B、及び27Cは、指定された中断された半径領域(小
さな平坦=26、大きな平坦=図27A、わずかな曲率の平坦化=図27B、又は凹状領域=図27C)を備えた様々なマトリックス30、30A、30B、及び30Cのビューを示している。中断された半径領域37、37A、37B、37C(平坦、平坦、平坦化、又は凹状領域)は、寸法で約4ミリメートル(図25で上から下方向V)×1.5ミリメートル(図25で前から後ろ方向H)でよく、但し12ミリメートル(上から下のV方向)×5ミリメートル程の大きさであってもよく、又は1ミリメートル×0.25ミリメートル(切端から歯肉への前から後ろの方向H)程の小ささであってもよく、背中合わせの関係にある第2のマトリックスの同じ平坦な領域(例えば、図23Aに示すように)と嵌合するように設計されている。1つのマトリックスペアの中断された半径領域37、37A、37B、37Cは、隣接する歯に配置されたときに隣接する別のマトリックスの中断された半径領域37、37A、37B、37Cとうまく対となり、図3~図5に示すようにマトリックスの繊細なポリマフィルムがしわになったり反転したりする傾向に抵抗する。
別の利点として、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25は歯に特異的であり得る。例:上顎中切歯、上顎外側切歯、上顎犬歯、下顎切歯など。或いは、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25は単純に小から大に変えて、全ての人間の歯列に存在する大きさの変化を伴う様々な歯に対応できる。小さな女性から大きな男性など様々な大きさの患者間で大きさにも大きな違いがある。中央切歯は例えば幅が7ミリメートルから最大で11ミリメートルまで変化し得る。「歯に特異的」とは、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25の少なくとも一部が、(限定されないが)上顎側切歯など修復される特定の天然歯の外面の形状に適合するように構成されていることを意味する。
別の利点として、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25は歯のタイプに特異的であり得る。「歯のタイプに特異的」とは、マトリックスの少なくとも一部が(限定されないが)舌側切歯又は頬側切歯などの特定の天然歯の外面の形状に適合するように構成されることを意味する。
別の利点として、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25は、歯の表面に特異的であり得る。「歯の表面に特異的」とは、マトリックスの少なくとも一部が、(限定されない)舌側切歯又は頬側切歯の表面などの特定の天然歯表面の外表面の形状に適合するように構成されることを意味する。
ここで図28Aを参照すると、本発明による別の非限定的な例の歯科用マトリックス130の近心図が示されている。28Aを参照すると、切歯111に配置された明確な区分歯科用マトリックス130を有する上切歯111が示されている。歯科用マトリックス130は、ポリマフィルムなどの半透明又は透明な材料から形成することができる。非限定的な一例の材料は、Mylar(商標)として市販されているポリエステルフィルムである。マトリックス130は、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形状を形成するのに十分な第1の端から第2の端までの長さを有する材料のストリップを有する。予め湾曲したマトリックス130の長さは約13ミリメートルであり、高さは約10ミリメートルから13ミリメートルの範囲であり得る。
マトリックス130は解剖学的形状である根端区分132を有する。根端区分132は歯肉縁138で終わる。マトリックス130の根端区分132の実際の解剖学的形状は、自然歯、自然歯の型、及び/又は歯モデルの型のスキャンから作成することができる。従って、「解剖学的」とは、マトリックス130の根端区分132がマトリックス130の根端区分132に接触する天然歯の特定の領域の外面の形状に一致する内面を有することを意味する。
マトリックス130の根端区分132の近心側に上向きに歯肉縁138を作成する切欠き136を備え、これが、歯111に隣接する歯肉縁119並びに下にある歯周及び歯111の骨の付着における歯肉乳頭の上向き突起に形状が対応する。マトリックス130の根端区分132の遠位側は又、歯肉縁138を作り出す上向き切欠き136を有し、これが、歯111に隣接する歯肉縁119並びに下にある歯111の歯周及び骨の付着における歯肉乳頭の上向き突起に形状が対応する。マトリックス130の根端区分132は完全に又は部分的に解剖学的であり得る。結果として、マトリックス130は、歯間くさび、弾性セパレータ、又はスペーサ無しで使用することができる。解剖学的形状により、マトリックス130が歯111を包み込むので、ハンズフリー及びウェッジフリーの使用が可能になる。根端区分132は、0.5から2ミリメートルの範囲の垂直寸法を有することができる。区分マトリックス130は、根端区分132と一体の第2の区分134を有する。図28Aの非限定的な実施形態では、マトリックス130の第2の区分134は、歯111の外面の形状に一致するように解剖学的に形作られている。マトリックス130は、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25の中断された半径領域37、37A、37B、37Cの構成のいずれかで形成され得る中断された半径領域137を有する。マトリックス130は、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25のようにコード化された表示(例えば、色)であり得る。
次に図28Bを参照すると、本発明による別の非限定的な例の切歯I上の歯科用マトリックス230の顔面図が示されている。歯科用マトリックス230は、ポリマフィルムなどの半透明又は透明な材料から形成することができる。非限定的な一例の材料は、Mylar(商標)として市販されているポリエステルフィルムである。マトリックス230は解剖学的形状である第1の根端区分232を有する。マトリックス230の根端区分232の実際の解剖学的形状は、自然歯、自然歯の型、及び/又は歯モデルの型のスキャンから作成することができる。従って、「解剖学的」とは、マトリックス230の根端区分232が、マトリックス230の根端区分232と接触する天然歯の特定の領域の外面の形状に一致する内面を有することを意味する。図28Bに示されるように、マトリックス230の根端区分232は切歯Iの歯肉部分の外面に一致する。マトリックス230の根端区分232は、完全に又は部分的に解剖学的であり得る。結果として、マトリックス230は歯間くさび、弾性セパレータ又はスペーサ無しで使用することができる。解剖学的形状により、マトリックス230が切歯Iを包み込むため、ハンズフリー及びウェッジフリーの使用が可能である。
区分マトリックス230は、根端区分232と一体である第2の区分(根冠接合プロファイル)234を有する。第2の区分234は、切歯Iの外面218の形状に一致するような解剖学的形状ではない。外面218は切歯Iの一部を除去することによって作成されている場合がある。特に図28Bを参照すると、第2の区分234の誇張された根冠プロファイル236が、根端区分232と第2の区分234との接合に作成される。誇張された根冠プロファイル236は切歯Iの外面218から離れて延在する。誇張された根冠プロファイル236は、マトリックス230の第2の区分234の側面プロファイル238と融合する。誇張された根冠プロファイル236及びマトリックス230の第2区分234の側面プロファイル238は軽度から重度の非解剖学的な膨らみを作成する。切歯Iの外面218と誇張された根冠プロフィル236及び側面輪郭238の内面との間の隙間239は、歯の間の正中離開を閉鎖する歯科用充填材料のための型を作り出す。マトリックス230は、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25の中断された半径領域37、37A、37B、37Cの構成のいずれかで形成され得る中断された半径領域237を有する。マトリックス230は、マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、及び25のようにコード化された表示(例えば、色)であり得る。
歯肉は広範囲の形状に適応するため、臨床医は、修復がスムーズで一対のシャープ周辺レッジの無い相補的マトリックス13、14、17、18、21A、21B、24、25、130、及び230を使用して、便利な隣接歯間形状を作成することができる。ブリッジアバットメントと外来のインプラントの出現プロファイルはこの臨床的現実を適切に示している。本発明による修復により駆動される乳頭再建は、すべての修復歯科医にとって実行可能な選択肢になるはずである。これまでは、乳頭再建を促進するための専用のツールや技術はほとんど無かった。ダイレクト複合材を使用した正中離開閉鎖と乳頭再建の両方に対するこれまでの試みは、歯周病の健康に重大な妥協をもたらすことで終わりがちであった。歯間乳頭は審美的及び機能的資産として機能し、本発明の方法を使用して形成された解剖学的に理想的な隣接歯間複合形状は、この貴重な歯肉構造を取り戻すための予測可能な足場として機能することができる。
ますます一般的になっていることに、歯科医がジルコニア、磁器、金などの材料で歯を再建する目的で歯を削った後、歯のデジタル表示象を取ることがある。次に、クラウン又はベニアをCAD、CAMで削り、残存歯の切り株に接着する。時々、歯を研削する前に歯をスキャンして、フライスされた修復物に複製形状を取得する。
歯の摩耗は外傷性でありより保守的な治療が必要である。現在、Bioclear (
登録商標)の商標で販売されているマトリックスは、無数のプレハブ形状を提供するが、全ての患者の全ての歯に特異的のカスタマイズされたマトリックスが有益である。
この必要性を満たすために、本発明はまた、ゲージ、デジタルスキャナ、X線装置、超音波装置、MRI画像化装置、又は別の画像化装置を使用して歯の形状をデジタル的に記録する方法を提供する。次に、デザインをデジタル化して、欠けた病気の又は摩耗した歯を修復したり、美容上又は機能上の理由で歯に追加したりする。次に、マトリックス又は一連のマトリックスをチェアサイド又はリモートでプリント又はミリングしてから、歯の周囲又は上に配置して、歯の射出成形及び射出オーバーモールドが可能となる。
歯科修復技術で使用される場合、光硬化性複合樹脂は、重合プロセスを開始する光開始剤を励起するために特定の波長の光を必要とする。光の浸透が不十分である場合、この反応の開始が不十分になる可能性があり、材料の硬化不足又は未硬化に陥る虞がある。複合樹脂の不完全な硬化は、それらの機械的特性と生体適合性の低下に関連する。その結果、歯科用樹脂のメーカとサプライヤは硬化深度についての推奨を提供する。例えば、製造業者は、2ミリメートル又は4ミリメートルの厚さの複合樹脂を硬化するために、特定の露光時間の使用を推奨する場合がある。従って、歯科医は、光硬化性の流動性複合樹脂を2ミリメートルや4ミリメートルなどの増分で配置して良好な硬化深度を実現する。
より深いキャビティ形成では、複数の増分の各増分を配置、適応、及び硬化するのに時間がかかることが理解され得る。但し、許容できる硬化深度を提供する複合樹脂の最大厚さに関する製造元の推奨事項によって、増分数の削減が制限される。従って、必要なのは、歯科医が、キャビティ形成の深さを決定して適切な硬化深度の複合樹脂の最大厚さに関するメーカの推奨を超えないようにする装置である。
前述の必要性は、ハンドル区分及びハンドル区分に接続された遠位端区分を含む測定ゲージによって満たされる。遠位端区分は、複数の隣接する表面区分を含む。各表面区分には、キャビティ形成に配置する光硬化性の流動性複合樹脂の適切な厚さを選択するためのゲージとして使用される異なる表示が付いている。異なる表示は、異なる色、異なる数字、又は異なる記号であり得る。
本開示の方法において、歯は以下のステップを使用して修復され、ステップに、(a)歯の一部を除去して、キャビティ形成を形成し、(b)ゲージの遠位端区分の先端がキャビティ形成の底面に接触するまでゲージの遠位端区分を中空のキャビティ形成に挿入し、(c)ゲージの遠位端区分に対するキャビティ形成の上端の位置を観察しキャビティ形成の上端に最も近い表面区分の1つを選択し、(d)キャビティ形成の上縁に最も近い表面区分の1つの表示に基づいてキャビティ形成の中に光硬化性流動性複合樹脂の深さを注入し、(e)キャビティ形成に含まれる流動性複合を光硬化する、ことが含まれる。
次に図29~図32を参照すると、本発明の測定ゲージ390の例が示されており、それは、キャビティ形成に配置された光硬化性流動性複合樹脂の層の厚さが硬化の適切な深さへの複合樹脂の最大厚さに関する推奨値を超えないことを保証するのに適する。歯の上面の一部及び歯396の隣接歯間面の一部を除去して中空キャビティ形成397を形成するためのツール及び技法は当技術分野で周知であり従ってこれ以上説明しない。マトリックス501、歯科用ウェッジ502(WO/2015/187927に記載されているものなど)、及びセパレータリング504(WO/2016/183360に記載されているものなど)は、図31及び32に示す歯の修復に使用される。
測定ゲージ390は、ハンドル区分391、ハンドル区分391に対して70°の角度が付けられた中間区分392、及び中間区分392に対して105°の角度が付けられた遠位端区分388を有する。遠位端区分388は、赤で色コード化された第1の区分393、黄色で色コード化された第2の区分394、及び緑で色コード化された第3の区分395を含む。
測定ゲージ390の遠位端区分388は、測定ゲージ390の遠位端区分の先端がキャビティ形成397の底面に接触するまで歯396の中空キャビティ形成397に挿入される。図31及び32を参照のこと。歯科医は、測定ゲージ390の遠位端区分388に対するキャビティ形成397の上端401の位置を観察し、キャビティ形成397の上端401に最も近い表面区分393、394、395の1つを選択する。最も近い表面区分の色が示されている。例えば、第3の区分395(色コード化された緑)が、キャビティ形成397の上縁401に最も近い場合、「可」と呼ばれる状況が提示され、光硬化性流動性複合樹脂がキャビティ形成397の上縁401まで充填され、適切な硬化深度が達成され得る。第2の区分394(色コード化された黄色)がキャビティ形成397の上縁401に最も近い場合、「注意」と呼ばれる状況が提示され、光硬化性流動性複合樹脂がキャビティ形成397の上縁401まで充填され、適切な硬化深度が達成され得る。但し、光硬化性流動性複合樹脂の過充填が発生しないように注意する必要がある。第1の区分393(色コード化された赤)がキャビティ形成397の上端401に最も近い場合、「不可」と呼ばれる状況が発生し、光硬化性の流動性複合樹脂をキャビティ形成401の上端397まで充填できない。各層の適切な硬化深度を確保するには、光硬化性の流動性複合樹脂の2つ以上の増分層を使用する必要がある。
第3の区分395(色コード化された緑-「可」)は、測定ゲージ390の遠位端区分の先端から4ミリメートルの長さを有し得る。第2の区分394(色コード化された黄色-「注意」)は、測定ゲージ390の遠位端区分の先端から4~5ミリメートルに配置され得る。第1の区分393(色コード化された赤-「不可」)は、測定ゲージ390の遠位端区分の先端から5ミリメートルを超えるところから始まるように配置され得る。従って、非限定的な例示的な測定ゲージ390は、4ミリメートル(緑)、5ミリメートル(黄色)、及び不可(赤)深さゲージであり、というのは、現在のバルク充填歯科用複合材料は治癒の4ミリメートル及び5ミリメートルの最大深さを有し得る(例えば、歯間は5ミリメートル、歯の中央は3点硬化がないため、わずか4ミリメートルであり、というのは、3点硬化がない、つまり、3点硬化は、隣接歯間でのみ可能な咬合、頬側、および舌側からのものであるから)。
製造元によっては、特定の複合樹脂に許容可能な硬化深度を提供する特定の複合樹脂の最大厚さに関する推奨事項が異なる場合がある。従って、測定ゲージ390は、特定の複合樹脂のために特別に寸法を決めることができる。例えば、1つの複合樹脂は、3ミリメートルの深さの硬化仕様を有し得る。ユニークな測定ゲージは、この複合樹脂で販売し得る。測定ゲージは、測定ゲージの遠位端区分の先端から3ミリメートルの長さの第2の区分(色コード化された緑-「可」)を有し得る。測定ゲージは、測定ゲージの遠位端区分の先端から3ミリメートルを超える位置から始まる第1の区分(赤で色コード化された「不可」)を有し得る。別の複合樹脂は、2ミリメートルの硬化深度の仕様を持つ場合がある。ユニークな測定ゲージは、この複合樹脂で販売し得る。測定ゲージは、測定ゲージの遠位端区分の先端から2ミリメートルの長さの第2の区分(色コード化された緑-「可」)を有し得る。測定ゲージは、測定ゲージの遠位端区分の先端から2ミリメートルを超える位置から始まる第1の区分(色コード化された赤-「不可」)を有し得る。同様のユニークな測定ゲージが、硬化の深さが異なる複合樹脂に提供され得る。
特定の歯の場所の特定の複合樹脂に許容可能な硬化深度を提供する特定の複合樹脂の最大厚さについては、メーカによって推奨事項が異なる場合がある。例えば、歯の隣接領域で許容できる硬化深度を提供する特定の複合樹脂の最大厚さは5ミリメートルであるのに対し、歯の中央領域で同じ樹脂の許容硬化深度は4ミリメートルである場合がある。従って、測定ゲージ390は、特定の複合樹脂に特化した寸法にすることができ、独自の測定ゲージをこの複合樹脂と共に販売し得る。測定ゲージ390の第3の区分395(色コード化された緑-「可」)は、測定ゲージ390の遠位端区分の先端から4ミリメートルの長さを有し、樹脂がすべての歯の場所を充填するのに適していることを示す。第2の区分394(色コード化された黄色-「注意」)は、測定ゲージ390の遠位端区分の先端から4~5ミリメートルの位置を有し得、樹脂が隣接歯の位置を充填するのに適していることを示す。第1の区分393(色コード化された赤-「不可」)は、測定ゲージ390の遠位端区分の先端から5ミリメートルを超える位置を有し得、樹脂が単層硬化に適さないことを示す。
本発明を特定の実施形態を参照してかなり詳細に説明してきたが、当業者は、本発明が限定ではなく例示の目的で提示された説明された実施形態以外でも実施できることを理解するであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、本明細書に含まれる実施形態の説明に限定されるべきではない。

Claims (28)

  1. (i)ハンドル区分、及び前記ハンドル区分に接続され様々な幅の段階的な区分を含む遠位端区分を備え、前記幅のそれぞれに関連する異なる表示を含んでいる、測定ゲージと、
    (ii)それぞれが材料の湾曲したストリップを含み、該ストリップが修復材料を表面に成形するための形状を形成するのに十分な第1の端から第2の端までの長さを有する、複数の歯科用マトリックスと、を備え、
    第1の前記歯科用マトリックスは、前記測定ゲージの異なる表示の1つに対応する第1の歯科用マトリックスの表示を有し、第2の前記歯科用マトリックスは、前記測定ゲージの異なる表示の別の1つに対応する第2の歯科用マトリックスの表示を有する、
    キット。
  2. 前記ストリップの材料は、半径および半径の中断を含む側面を有し、
    前記半径の範囲の中断は、歯科用マトリックスが修復される歯の上に配置されたときに前記修復される歯の接触領域に位置する歯科用マトリックスの中間区分の平坦な領域である、請求項1に記載のキット。
  3. 前記ストリップの材料は、半径および半径の中断を含む側面を有し、
    前記半径の範囲の中断は、前記歯科用マトリックスが前記修復される歯の上に配置されたとき前記修復される歯の接触領域に位置する歯科用マトリックスの中間区分の平坦化された領域である、請求項1に記載のキット。
  4. 前記ストリップの材料は、半径および半径の中断を含む側面を有し、
    前記半径の範囲の中断は、前記修復される歯の上に前記歯科用マトリックスが配置されたとき前記修復される歯の接触領域に位置する前記歯科用マトリックスの中間区分の凹状領域である、請求項1に記載のキット。
  5. 前記第1の歯科用マトリックスの表示が第1の色であり、前記第2の歯科用マトリックスの表示が第2の色である、請求項1に記載のキット。
  6. 前記第1の歯科用マトリックスの表示が第1の数であり、前記第2の歯科用マトリックスの表示が第2の数である、請求項1に記載のキット。
  7. 前記第1の歯科用マトリックスの表示が第1の文字であり、前記第2の歯科用マトリックスの表示が第2の文字である、請求項1に記載のキット。
  8. 前記第1の歯科用マトリックスの表示が第1の記号であり、前記第2の歯科用マトリックスの表示が第2の記号である、請求項1に記載のキット。
  9. 様々な幅それぞれを記録し前記複数の歯科用マトリックスの前記様々な幅それぞれに対応する歯科用マトリックスを備えた適切なボックスをチェックすることをユーザができるように、記号を備えた歯牙チャートをさらに含む、請求項1に記載のキット。
  10. 前記第1の歯科用マトリックスは、根冠の接合部に凸状の内面を含み、該凸状の内面が第2の区分に延び、それにより前記修復される歯の歯肉線に隣接して配置するための前記修復される歯と隣接する歯との間の隙間を閉鎖する膨らみを形成し、
    前記第2の歯科用マトリックスは、根冠の接合部に凸状の内面を含み、該凸状の内面が第2の区分に延び、それにより前記修復される歯の歯肉線に隣接して配置するための前記修復される歯と隣接する歯との間の隙間を閉鎖する膨らみを形成し、
    前記第1の歯科用マトリックスの膨らみと前記第2の歯科用マトリックスの膨らみは異なる大きさを有する、請求項1に記載のキット。
  11. ハンドル区分と、
    前記ハンドル区分に連結された遠位端区分であって、様々な幅の段階的な区分を含むと共に、前記歯の間の隙間を閉鎖するための歯科用マトリックスを選択するために歯の間の隙間を測定するように寸法決めされている、遠位端区分と、を備える
    測定ゲージ。
  12. 前記遠位端区分は、前記歯科用マトリックス又は前記歯科用マトリックスの対を選択するために、歯間の隙間を測定するために使用され得る、請求項11に記載の測定ゲージ。
  13. 前記隙間は、正中離開隙間、自然発生の隙間、ブラックトライアングルの隙間、及び欠けている歯の隙間から選択される、請求項12に記載の測定ゲージ。
  14. 前記幅は、0.25ミリメートルから5ミリメートルの範囲である、請求項11に記載の測定ゲージ。
  15. 前記幅は間で急激な遷移を有する、請求項11に記載の測定ゲージ。
  16. 前記遠位端区分は均一かつ滑らかな移行を幅間に有する、請求項11に記載の測定ゲージ。
  17. 前記遠位端区分は断面が丸い、請求項11に記載の測定ゲージ。
  18. 前記遠位端区分は断面が三角形である、請求項11に記載の測定ゲージ。
  19. 幅が等しい大きさのステップである、請求項11に記載の測定ゲージ。
  20. 幅が、0.25ミリメートル、0.5ミリメートル、又は1ミリメートルの増分である、請求項11に記載の測定ゲージ。
  21. それぞれが材料の湾曲したストリップを含む複数の歯科用マトリックスを備えたキットであって、
    前記ストリップが、修復される歯の表面に修復材料を成形するための形態を作成するのに十分な第1の端から第2の端までの長さを有し、
    第1の歯科用マトリックスは、第1の歯科用マトリックス指標を有し、
    第2の歯科用マトリックスは、別の異なる指標に対応する第2の歯科用マトリックス指標を有する
    キット。
  22. 前記第1の歯科用マトリックス指標は第1の色であり、前記第2の歯科用マトリックス指標は第2の色である、請求項21に記載のキット。
  23. 前記第1の歯科用マトリックス指標は第1の数であり、前記第2の歯科用マトリックス指標は第2の数である、請求項21に記載のキット。
  24. 前記第1の歯科用マトリックス指標は第1の文字であり、前記第2の歯科用マトリックス指標は第2の文字である、請求項21に記載のキット。
  25. 前記第1の歯科用マトリックス指標は第1のシンボルであり、前記第2の歯科用マトリックス指標は第2のシンボルである、請求項21に記載のキット。
  26. 前記ストリップの材料は、半径および半径の中断を含む側面を有し、
    前記半径の範囲の中断は、歯科用マトリックスが前記修復される歯の上に配置されたときに前記修復される歯の接触領域に位置する歯科用マトリックスの中間区分の平坦な領域である、請求項21に記載のキット。
  27. 前記ストリップの材料は、半径および半径の中断を含む側面を有し、
    前記半径の範囲の中断は、前記歯科用マトリックスが前記修復される歯の上に配置されたとき前記修復される歯の接触領域に位置する歯科用マトリックスの中間区分の平坦化された領域である、請求項21に記載のキット。
  28. 前記ストリップの材料は、半径および半径の中断を含む側面を有し、
    前記半径の範囲の中断は、前記修復される歯の上に前記歯科用マトリックスが配置されたとき前記修復される歯の接触領域に位置する前記歯科用マトリックスの中間区分の凹状領域である、請求項21に記載のキット。
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