JP2023088109A - プログラム、通信装置、及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、通信装置、及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置と通信装置との間で外部のアクセスポイントを介する接続の確立が失敗した場合にユーザの手間を低減すること【解決手段】プログラムは、通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータを以下の各手段として機能させる。第1の確立手段は、無線接続の設定モードが開始された通信装置及び情報処理装置の間で、通信装置及び情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない一時的な第1の接続を確立する。提供手段は、第1の接続を用いて、情報処理装置が接続可能な外部のアクセスポイントを識別するための識別情報を通信装置に提供する。第2の確立手段は、通信装置及び情報処理装置の間で、通信装置に提供された識別情報により識別される外部のアクセスポイントを介する第2の接続の確立を試みる。命令手段は、第2の接続の確立が失敗した場合に設定モードを開始させる命令を、確立手段が第2の接続の確立を試みる前に、通信装置に送信する。【選択図】 図3

Description

本発明は、プログラム、通信装置、及び情報処理装置に関する。
デバイス間の接続方法として、外部のアクセスポイントを介して接続する無線インフラストラクチャ接続(以下、無線インフラ接続と称する)が知られているが、様々な要因により無線インフラ接続の確立に失敗することがある。特許文献1には、通信装置と情報処理装置との間の外部装置を介した通信が可能でないと判定された場合、当該通信が可能でないことの原因となっている通信エラー及びその解消方法のうち少なくとも一方をユーザに通知することが開示されている。
特開2021-022877号公報
無線インフラ接続の確立に失敗した場合、ユーザが通信装置を手動で操作したり、マニュアルなどを参照したりする必要が生じることがある。ユーザの利便性向上の観点から、無線インフラ接続の確立に失敗した場合の再接続処理におけるユーザの手間を低減することが望まれる。
本発明は、情報処理装置と通信装置との間で外部のアクセスポイントを介する接続の確立が失敗した場合にユーザの手間を低減する技術を提供する。
本発明の一側面によれば、
通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータを、
無線接続の設定モードが開始された前記通信装置及び前記情報処理装置の間で、前記通信装置及び前記情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない一時的な第1の接続を確立する第1の確立手段、
前記第1の接続を用いて、前記情報処理装置が接続可能な前記外部のアクセスポイントを識別するための識別情報を前記通信装置に提供する提供手段、
前記通信装置及び前記情報処理装置の間で、前記通信装置に提供された前記識別情報により識別される前記外部のアクセスポイントを介する第2の接続の確立を試みる第2の確立手段、
前記第2の接続の確立が失敗した場合に前記設定モードを開始させる命令を、前記確立手段が前記第2の接続の確立を試みる前に、前記通信装置に送信する命令手段、
の各手段として機能させるプログラムが提供される。
本発明によれば、情報処理装置と通信装置との間で外部のアクセスポイントを介する接続の確立が失敗した場合にユーザの手間を低減することができる。
(a)~(c)は一実施形態に係るシステム構成を説明するための図。 一実施形態に係るPCとプリンタのハードウェア構成を含む通信システムの構成図。 PCのCPU及びプリンタのCPUの処理例を示すフローチャート。 PCのCPUの処理例を示すフローチャート。 プリンタのCPUの処理例を示すフローチャート。 (a)及び(b)は表示する画面例を示す図。 (a)及び(b)は表示する画面例を示す図。 自動接続処理失敗リストの例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下では、情報処理装置の一例であるパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)と、通信装置の一例であるプリンタとの間における処理について説明する。PCとプリンタとの間で無線インフラ接続を確立する場合、例えば以下のような方法が考えられる。まず、PCは無線設定モード(無線インフラ接続を確立するための設定モード)のプリンタと外部のアクセスポイント(以下、APと称する)を介さない一時的な接続を確立する。そして、PCは、この一時的な接続を介して、無線インフラ接続確立時にプリンタ接続させるAPに関する情報をプリンタに送信する。プリンタは、受信した情報に基づいて対象のAPに接続する。
詳細には、PCは、プリンタが接続可能なAPのリストをプリンタから取得し、PCに接続されていたAPがリストに含まれるかを自動的に判定し、含まれていた場合にはそのAPに関する情報をプリンタに送信する。そして、プリンタは受信した情報を用いて対象のAPに接続する。APに関する情報としては、APの識別情報(SSID(Service Set Identifier)など)や、APの認証処理で使用される認証情報(パスワードなど)が挙げられる。
ここで、例えばプリンタがAPへの接続に失敗した場合、PCとしては、プリンタを直接操作することによる無線設定モードへの再移行や、APへの接続操作をユーザに促すことが考えられる。
しかしながら、このような操作は、ユーザにとって手間となってしまう場合がある。また、プリンタを直接操作することにより、無線設定モードへの再移行やAPへの接続をユーザが実施できない場合がある。例えば、ユーザがプリンタを購入して最初に電源を投入した場合に、プリンタが初期設定を行うための着荷時の専用モードで起動される機種では、プリンタ本体を直接操作して設定を行うことが難しい場合がある。また、ユーザがプリンタ購入時に必要な初期設定を完了する前にPCとプリンタとの無線インフラ接続を確立し、PCが接続したプリンタからステータスを随時取得し、PC上でプリンタのステータスに連動して設定方法をユーザに案内する場合を考える。この場合、プリンタは初期設定未完了状態となっているため、プリンタがAPへの接続に失敗した場合、ユーザはマニュアルなどを参照してプリンタの必要な初期設定をすべて完了する必要がある。ところが、マニュアルでの案内は、ユーザにとって手間となるだけでなく、ユーザによっては必要な手順の読み飛ばしが発生したり、間違った操作を行ったりすることがある。そのため、プリンタがAPへの接続に失敗した場合であっても、ユーザによるプリンタへの操作を必要とすることなく、プリンタの無線設定を再度試みることができることが望ましい。そこで本実施形態では、PCはプリンタと一時接続を確立した際に、条件によって再度無線設定モードに再移行する命令をプリンタに送信する。プリンタはPCとの無線インフラ接続の確立に失敗した場合、無線設定モードに再移行する。これにより、ユーザはプリンタ操作を必要とせず、PCとプリンタとの接続操作が続行可能となり、利便性の向上が期待できる。以下では、本実施形態の具体的な構成を詳細に説明する。
<システム構成>
図1(a)~図1(c)は一実施形態に係るシステム構成を説明するための図である。図1(a)は、PC101とAP102とが無線LANで接続されている状態である。また、プリンタ103もAP102と接続されている。つまり、PC101は、プリンタ103と、AP102を介して通信可能な状態となっており、無線インフラ接続が確立されている。無線インフラ接続では、PC101が複数のデバイスと相互に通信可能なネットワーク環境を構築することができる。
一方、PC101とプリンタ103は無線ダイレクト接続によりPeer to Peer接続(以下、P2P接続と称する)することも可能である。ただし、無線ダイレクト接続をしている間、PC101もプリンタ103も、無線LANインターフェース211、256(図2参照)を無線ダイレクト接続で利用しているため、互いのデバイス以外のデバイスと通信できなくなる。そのため、無線ダイレクト接続は一時的な接続として用いることが多い。なお、ここでは、PC101とプリンタ103との間における、これらの外部のAPを介さない接続(ダイレクト接続)の例として、プリンタ103がアクセスポイント(親機)として動作し、PC101がステーション(子機)として動作する形態の接続を例示しているが、他の公知の方式・形態によりPC101とプリンタ103との間でダイレクト接続が確立してもよい。例えばAd-hoc方式によりPC101とプリンタ103との間でダイレクト接続が確立してもよい。なお本実施形態において、無線設定モードは、プリンタ103が無線ダイレクト接続を確立したり、確立された接続を介して通信するためのアクセスポイントとして動作するモードであり、当該アクセスポイントのSSIDは後述する固有のSSIDであるものとする。また無線設定モードにおいてプリンタ103は、印刷やスキャン等の一部の機能を実行できないものとする。またプリンタ103は、無線設定モードと異なるモードであり、ダイレクト接続のための他のダイレクト接続モードで動作可能であっても良い。当該他のダイレクト接続モードでもプリンタ103がアクセスポイントとして動作するが、当該アクセスポイントのSSIDやパスワードはユーザが任意に設定可能であって良い。また当該他のダイレクト接続モードにおいては、印刷やスキャン等の機能も実行可能であって良い。また当該他のモードで動作するプリンタ103とPC101との間の接続を介して印刷ジョブ等がプリンタ103により受信されて良い。
詳しくは後述するが、PC101は、無線設定モードを開始して無線設定モードで動作するプリンタ103を無線LAN接続でAP102に接続させる処理を行う。そのために、PC101は一時的な無線ダイレクト接続を用いて無線設定モードで動作するプリンタ103に無線ネットワーク接続設定情報を送信することによって、プリンタ103をAP102に接続させる。なお、図1(b)および図1(c)については後述する。なおPC101は、無線設定モードで動作するプリンタ103との通信により、プリンタ103をAP102に接続させる処理以外の処理を実行しても良い。例えばPC101は一時的な無線ダイレクト接続を用いて、他のダイレクト接続モードで動作するプリンタ103と接続するための接続情報(SSIDやパスワード)を、無線設定モードで動作するプリンタ103から取得しても良い。そしてさらに、他のダイレクト接続モードでの動作を開始させるためのコマンドを無線設定モードで動作するプリンタ103に送信しても良い。これにより、他のダイレクト接続モードで動作するプリンタ103とPC101との間のダイレクト接続が確立されても良い。
図2は、一実施形態に係るPC101とプリンタ103のハードウェア構成を含む通信システムの構成図である。
<PC101の構成>
PC101は、CPU201、ROM202、RAM206、外部記憶装置207、表示装置208、入力インターフェース209、USBインターフェース205、有線LANインターフェース210及び無線LANインターフェース211を有する。なお、PC101は、USBインターフェース205及び有線LANインターフェース210等、一部の構成要素が含まれなくてもよい。
CPU201は、ROM202に記憶されたプログラム203をRAM206に読み出して実行することで、各種の処理を実現させる。RAM206はCPU201のワーキングメモリとして機能する。
ROM202は、CPU201が実行するプログラムや各種の情報を記憶する。例えば、ROM202は、無線ネットワークの設定をプリンタ103に指示するための無線ネットワーク設定処理のプログラム(詳しくは後述する)を含む各種の処理に対応するプログラム203や無線プロファイル204などを記憶している。
無線プロファイル204は、無線LANインターフェース211で接続したAP102の特定情報(SSIDなど)や、認証処理で用いられる認証情報(パスワードなど)などを含む情報である。無線プロファイル204は、CPU201が、外部記憶装置207に含まれるOSを実行することで、記憶され管理される。すなわち、外部記憶装置207は、PC101において無線プロファイル204等の各種情報を記憶する記憶部として機能する。
また、無線ネットワーク設定処理のプログラム(アプリケーションなど)がPC101にインストールされたときに、プリンタ103に一意に設定されている固有のSSIDもROM202に記憶される。ここで、プリンタ103に固有のSSIDとは、プリンタ103が一時接続用に発するビーコン情報に載せて発信するSSIDである。また固有のSSIDは、ユーザが任意に変更できないSSIDであるものとする。
また、外部記憶装置207にはOperating System(以下、OSと称する)、プリンタドライバやその他各種のデータが保存されている。
PC101は、USBインターフェース205によりUSBケーブル221を介して、もしくは、無線LANインターフェース211により無線ダイレクト接続224を介して、プリンタ103とP2P通信可能である。また、PC101はEthernetケーブル225を介してLAN222に接続することも可能であり、プリンタ103もLAN222に接続できれば、同一のLAN222環境上でPC101とプリンタ103は相互に通信可能となる。さらに、PC101は無線インフラ接続によってAP102と接続し、AP102がEthernetケーブル226を介してLAN222に接続することで、PC101はLAN222に接続可能となる。
<プリンタ103の構成>
プリンタ103は、USBインターフェース251、CPU252、ROM253、無線LANインターフェース256、RAM257、表示装置258、入力インターフェース259、及び印刷部260を含む。
CPU252は、ROM253に記憶されたプログラムをRAM257に読み出し、実行することで、各種の処理を実現させる。RAM257はCPU252のワーキングメモリとして機能する。
ROM253は、CPU252が実行するプログラム254や各種の情報を記憶する。ROM253が記憶する情報には、無線プロファイル255が含まれる。ここで、無線プロファイル255は、無線LANインターフェース256で接続したAP102の特定情報(SSIDなど)や認証情報(パスワード等)などの設定を含む情報である。無線プロファイル255は、CPU252がROM253に含まれるプログラム254を実行することで、記憶され管理される。
また、ROM253には、上述したプリンタ103に固有のSSIDも記憶されている。固有のSSIDは、プリンタ103の製造者やプリンタ機種に対して一意に定められているものであり、プリンタ103の無線LANインターフェース256は、この固有のSSIDにより識別されるAPとして動作することが可能である。そのため、PC101は、AP102を介してプリンタ103と接続する場合と同様に、APとして動作するプリンタ103と直接接続することが可能となる。
プリンタ103は、USBインターフェース251によりUSBケーブル221を介して、もしくは、無線LANインターフェース256により無線ダイレクト接続224を介して、PC101とP2P通信可能である。また、プリンタ103は無線インフラ接続によってAP102と接続し、AP102がEthernetケーブル226を介してLAN222に接続することで、プリンタ103はLAN222に接続可能となる。なお、プリンタ103は、USBインターフェース251等の一部の構成要素を含まなくてもよい。
なお、図2の説明では例としてPC101とプリンタ103の処理分担を上述の通りとしたが、他の処理分担をとる形態としてもよい。
<処理例>
図3~図5を用いて、CPU201及びCPU252の処理例について説明する。詳細には、プリンタ103の無線設定(無線インフラ接続を確立するための設定)を行うための処理、及び無線設定に失敗した場合に、無線設定を続行するための処理について説明する。より詳細には、無線設定の失敗原因に応じた無線インフラ接続を確立するための処理の続行について説明する。
なお、以下では、PC101とプリンタ103とが一時的なダイレクト接続を確立し(S305)、PC101がプリンタ103に無線設定を指示する(S311)接続方法を、自動接続処理と呼ぶこととする。
図3は、一実施形態に係るPC101が指示した無線設定をプリンタが実行する際の処理例を示すフローチャートである。PC101による処理は、CPU201がROM202に記憶されたプログラム203をRAM206に読み出して実行することで実現される。プリンタ103による処理は、CPU252がROM253に記憶されたプログラム254をRAM257に読み出して実行することで実現される。なお、ここではPC101が外部のAP102と既に接続されており、AP102のSSID及びパスワードが無線プロファイル204に記憶されているものとする。図1(b)はこのときのシステム構成を示すものである。
<PC101の処理例>
まず、PC101のCPU201の処理について説明する。
S301において、CPU201は、プログラム203に含まれているネットワーク設定処理のプログラム(アプリケーションなど)により、表示装置208に所定の画面を表示させる。その画面においてユーザがPC101をプリンタに接続させるための所定の指示を行うと、CPU201は、無線設定指示のための以降の処理(無線設定指示処理)を開始する。
S302において、CPU201は、AP102との無線接続を切断する。PC101がプリンタ103と無線ダイレクト接続を確立するためである。
S303において、CPU201は、無線設定モードになっているプリンタ103を検索する。一時的な無線ダイレクト接続を確立可能なプリンタ103を検出するためである。S304において、CPU201は、S303の処理によりプリンタ103を検出できた場合にはS305に進み、そうでない場合はS319に進む。具体的には、CPU201は、プリンタ103に固有のSSIDに対応するAPの検出処理を実行し、その検出に成功したかを判断する。
S305において、CPU201は無線LANインターフェース211にプリンタ103との無線ダイレクト接続(P2P接続)を行わせる。具体的には、CPU201は、無線LANインターフェース211をプリンタ103に固有のSSIDのAPに接続する。すなわち、CPU201は、無線LANインターフェース211を、プリンタ103内部のAPとして機能する無線LANインターフェース256に接続させる。
S306において、CPU201は、プリンタ103に対して情報取得要求を行い、プリンタ103からその応答を得ることでSSIDリストを受信する。このSSIDリストは、プリンタ103がサーチしてビーコン情報を取得した周辺のAPのSSIDのリストである。詳しくは後述する。また、S306において、CPU201は、プリンタ103の識別情報(例えばMACアドレスなど)もプリンタ103から受信する。
S307において、CPU201は、PC101内(ROM202)に記憶された無線プロファイル204を参照する。ここでは、CPU201は、図3に示す処理開始時にPC101が接続しており、かつS302で無線接続が切断されたAP102のSSIDを含む無線プロファイルを取得する。
S308において、CPU201は、S307で取得したAP102のSSIDが、S306で得られたSSIDリストに含まれるかを確認する。S309において、CPU201は、S308での確認の結果、S307で取得したAP102のSSIDがSSIDリストに含まれていればS310に進み、そうでなければS319に進む。S308~S309のステップは、プリンタ103がS302においてPC101との接続を切断したAP102を検出しており、プリンタ103とAP102が接続可能な状態にあるかどうかの判断を行っているといえる。なお、本実施形態では、S302でPC101との接続を切断したAP102を、プリンタ103の接続対象AP102と呼ぶことがある。
S310において、CPU201は、自動接続処理の失敗履歴があるかどうかを確認し、失敗履歴があればS319に進み、失敗履歴がなければS311に進む。CPU201は、自動接続処理失敗リスト(図8参照)を参照し、プリンタ103と接続対象AP102との間で無線設定に失敗した履歴があるかどうかを判断する。
S311において、CPU201は、無線設定の命令、無線設定に失敗した場合に無線設定モードへ再移行する命令、及びPC101の識別情報(MACアドレスなど)をプリンタ103に送信する。無線設定の命令には、接続対象のAP102の無線プロファイル情報(SSIDとパスワードを含む)が含まれる。つまりここでは、CPU201は、プリンタ103に対してPC101が接続可能な外部のAPを識別するための識別情報をプリンタ103に提供している。また、以下では、無線設定に失敗した場合に無線設定モードに再移行する命令を再モードイン命令と呼ぶこととする。なお、ここでは一つのステップにおいてこれらの命令、情報がプリンタ103に送信されているが、複数のステップに分割されてもよい。また例えば、PC101の識別情報は、PC101とプリンタ103の間で無線ダイレクト接続が確立したタイミングで送信されてもよい。
S312において、CPU201は、プリンタ103との無線ダイレクト接続を切断し、AP102と再び接続する。そして、S313において、CPU201は、無線ダイレクト接続で一時的に残った無線プロファイルが存在する場合はそれを削除する。本ステップは、ユーザの意図しない無線プロファイルが残ることを避けるために行われる。
S314において、CPU201は、AP102経由のインフラ接続でプリンタ103を検索する。具体的には、CPU201は、AP102に接続されている装置から識別情報(MACアドレスなど)を受信する。そして、CPU201は、受信した識別情報に、S306においてプリンタ103から取得した識別情報と一致する識別情報が含まれるかを判断する。これにより、プリンタ103がAP102と接続されているかを確認することができる。
S315において、CPU201は、S314での検索によりプリンタ103が検出できたと判断された場合にはS316に進み、そうでない場合はS318に進む。
S316において、CPU201は、表示装置208に図6(a)で示すような設定成功画面601を表示する。設定成功画面601で「次へ」ボタン602をユーザが選択すると、CPU201は無線設定指示処理を終了する(S317)。なお、CPU201は、S315においてプリンタ103が検出できたと判断されたタイミングで、AP102を介してPC101とプリンタ103とを接続してもよい。或いは、CPU201は、「次へ」ボタン602の押下を検出したタイミングで、AP102を介してPC101とプリンタ103と接続してもよい。
S318で、CPU201は、S318で自動接続処理においてPC101とプリンタ103との接続処理に失敗したかを判断する。CPU201は、S318で、自動接続処理においてPC101とプリンタ103との接続処理に失敗したと判断した場合、S319に進み、そうでない場合はS320に進む。自動接続処理においてPC101とプリンタ103との接続処理に失敗したのではないと判断する場合としては、WPS(Wi-Fi Protected Setup)のPBC(Push Button Configuration)方式の処理を利用した接続処理に失敗した場合等が挙げられる。
ここで、WPSは、2007年1月に無線LAN関連の業界団体Wi-Fi Allianceが定めた無線設定のための規格である。WPSのPBC方式では、機器およびAPにあるボタンをユーザが押すことで、機器およびAPはWPSモードに自動移行する。機器及びAPがお互いにWPSモードの相手を認識すると、接続に必要な情報を通信し合う。これにより、機器およびAPの接続を可能とする。
S320において、CPU201は、エラー表示として、図6(b)で示すような設定失敗画面611を表示装置208に表示する。すなわち、CPU201は、表示装置208の表示制御を実行する。そして、CPU201は、設定失敗画面611上の「次へ」ボタン612によりユーザの選択を受け付けたことに基づいて、無線設定指示処理を終了する(S317)。例えば、WPSのPBC方式の処理を利用した接続処理に失敗した場合(S318:No)には、接続処理の続行は不可と判断され、設定失敗画面611が表示される。
一方、S304、S309、S310、又はS318からS319に進んだ場合、CPU201は、自動接続処理の失敗原因に応じて続行可能な接続処理を行う。本実施形態では、この処理を接続続行処理と呼ぶこととする。
図4は、CPU201の処理例を示すフローチャートであって、図3の接続続行処理(S319)の具体的な処理例を示している。
S402において、CPU201は、無線設定モードになっているプリンタ103の検出に失敗したと判断した場合(S304:No→S319)、PC101とプリンタ103との一時的な接続を確立することは不可能であり、自動接続処理による無線インフラ接続の確立が困難であると判断する。よって、CPU201は、S412に進んで接続対象AP102へ再び接続し、接続続行処理を終了する(S413)。この場合、CPU201は、図3のS320に進んで設定失敗画面611を表示装置208に表示して、図3のフローチャートを終了する。一方、CPU201は、無線設定モードになっているプリンタ103の検出に失敗していないと判断した場合、S403に進む。
S403において、CPU201は、接続対象AP102のSSIDが、S306でプリンタ103から取得したSSIDリストに含まれていないと判断した場合(S309:No→S319)、S410に進んでPC101が接続しているAPを切り替え、再度自動接続処理を実施することを試みる。一方、CPU201は、接続対象AP102のSSIDが、S306でプリンタ103から取得したSSIDリストに含まれていたと判断した場合、S404に進む。
図1(c)に、PC101およびプリンタ103の両方から確認できる可能性のある、接続対象AP(ここではAP102)とは異なる別のAP104が存在する場合のシステム構成を示す。この場合、PC101の接続先をAP104に切り替え、再度自動接続処理を実施することで、PC101とプリンタ103との無線インフラ接続を確立できる可能性がある。
具体的には、CPU201は、S410において図7(a)に示すようなPC接続先変更画面701を表示して、接続先のAPを変更するかどうかの選択を受け付ける。PC接続先変更画面701は、SSID一覧702、パスワード設定部703、WEPキー選択部704、「次へ」ボタン705及び「キャンセル」ボタン706を有する。また、SSID一覧702には、PCの外部記憶装置207に含まれるOSで検索されたSSIDが一覧表示される。ユーザはSSID一覧702の中から所望のSSIDを選択し、選択したSSIDに設定されているパスワード(文字または数字)をパスワード設定部703に入力する。そして、SSID一覧702で選択したSSID経由で行う通信がWEPで暗号化されている場合、PC101はWEPキー選択部704を有効化し、WEPキーを選択させる。その後、ユーザが「次へ」ボタン705を押下すると、CPU201は表示装置208に表示させているPC接続先変更画面701を閉じ、S411に進む。
S411において、CPU201は、PC101の接続先APを変更する場合(S411:Yes)、PC101の接続先APを、S410において選択されたSSIDによって特定されるAPへ変更し、そのSSID及びパスワードを無線プロファイルとしてROM202に記憶する。その後、CPU201は、S302の処理へ戻り、再び自動接続処理を実行する(S406、S321)。
一方、CPU201は、ユーザが「キャンセル」ボタン706を押下し、PC101がPC101の接続先を変更しないと判断した場合(S411:No)、接続対象APへの自動接続処理は不可能と判断し、接続対象APへ再び接続し(S412)、接続続行処理を終了する(S413)。この場合、CPU201は、図3のフローチャートに戻りS320において表示装置208に設定失敗画面611を表示させる表示制御を行う。
なお、本実施形態では、図7(a)のSSID一覧702には、OSで検索されたSSIDリストを表示したがこの構成に限定されない。例えば、OSで検索されたSSIDリストおよびS306で取得したSSIDリストの両方に存在するSSIDのみを表示してもよい。また、本実施形態では、ユーザにパスワード設定部703およびWEPキー選択部704の操作を求めたが、SSID一覧702から選択されたSSIDの無線プロファイル情報がROM202に記憶されていれば、その情報を用いるといった構成でもよい。また、PC接続先変更画面701として、SSID一覧をリストしてユーザに選択させる形態をとったが、これに限定されない。例えば、OSの設定からPC101の接続先APを切り替えるという案内のみをユーザに行ってもよい。
S404において、CPU201は、接続対象AP102に対するプリンタ103の自動接続処理の失敗履歴がないと判断した場合(S315:No→S318:Yes→S319)、S405に進み自動接続処理失敗リストの作成または追加を行う。図8は、自動接続処理失敗リストの例を示しており、自動接続処理を行ったプリンタ103の固有のSSIDと、AP102のSSIDとが関連付けて外部記憶装置207に記憶されている。CPU201は、今回対象となっているプリンタ103及びAP102のSSIDを関連付けてリストに記憶する。つまり、CPU201は、プリンタ103の識別情報とAP102の識別情報とが関連付けられた失敗情報を外部記憶装置207に記憶させる記憶制御を実行する。その後、CPU201は、S302の処理へ戻り、再び自動接続処理を実行する(S406、S321)。
一方で、CPU201は、S404において自動接続処理の失敗履歴があると判断した場合(S310:Yes→S319)、接続対象APに対する自動接続処理は成功する可能性が低いとみなし、S407に進む。
S407において、CPU201は、別の接続手段の案内表示を行う。例えば、CPU201は、図7(b)に示すようにWPS案内画面711を表示装置208に表示する。既に一度自動接続処理に失敗している場合でも、自動接続処理とは別の接続手段であれば、PC101とプリンタ103との無線インフラ接続を確立できる可能性がある。よって、CPU201は、ユーザに対して別の手段による接続を促す。
S408において、CPU201は、WPS案内画面711に対するユーザの操作を受け付け、別の手段でPC101とプリンタ103の接続を試みる場合はS409に進み、そうでない場合はS410に進む。
図7(b)に戻り、WPS案内画面711は、「次へ」ボタン712、「キャンセル」ボタン713および接続対象AP情報表示部714を有する。ユーザはWPS案内画面711の案内に従い、接続対象APに所定の操作を行うことで、WPSモードに移行させる。続いてプリンタ103をWPSモードに移行させる必要があるが、プリンタ103の手動操作によるWPSモードへの移行が実施できない場合がある。そこで、CPU201は、ユーザが「次へ」ボタン712を押下する(S408でYes)と、プリンタ103にWPSモード移行指示を送信する。そして、CPU201は、図3のS312以降の処理を実行する(S409、S322)。その後、PC101はS315において、WPSのPBC方式の処理によって接続対象APに接続されたプリンタ103を検出できたと判断した場合、PC101はS316の処理を行い、無線設定指示処理を終了する(S317)。
一方、WPS案内画面711でユーザが「キャンセル」ボタン713を選択すると、CPU201はWPSのPBC方式の処理を利用した接続処理を行わないと判断し(S408:No)し、S410に進む。
なお、本実施形態では、接続対象APおよびS305でP2P接続を確立したプリンタの固有のSSIDの組み合わせが、自動接続処理失敗リストに含まれていると判定した場合、次の接続手段としてWPSのPBC方式による接続を案内したが、案内する接続手段はこれに限定されない。例えば、PC101はP2P接続を利用してプリンタ103と通信を行い、PC101の表示装置208にプリンタ103の無線接続設定画面を表示し、ユーザに入力を求めるといった構成をとっても良い。また、PBC方式を用いる場合であっても、WPSに限定されず、例えばAOSS(Airstation One-touch Secure System)や、らくらく無線スタートといった技術を用いてもよい。また、接続対象AP情報表示部714では、AP情報としてSSIDを表示しているが、表示するAP情報はこれに限定されない。例えば、接続対象APを示す他の情報(MACアドレスなど)などが含まれてもよい。また、本実施形態では、S310でYes、S404でNoとなった場合、まずS407の案内表示を行い、S408でNoとなった場合にS410の案内表示を行ったが、この順序は限定されない。この場合、先にS410の案内表示を行い、S411でNoとなった場合に、S407の案内表示を行ってもよい。
<プリンタ103の処理例>
再び図3を参照し、プリンタ103の無線設定処理について詳細に説明する。本フローチャートは、CPU252が、プリンタ103を無線設定モードに移行すると判断したことに基づいて開始する。例えば、ユーザがプリンタ103の入力インターフェース259においてプリンタ103の電源投入を行った場合、CPU252は必要な初期設定が完了していない場合に自動的に無線設定モードへ移行すると判断する。無線設定モードとなったプリンタ103は、無線LANインターフェース256を、プリンタ103に固有のSSIDで特定されるAPとして動作させる。APとして動作する無線LANインターフェース256は、接続設定を行う際に一時的に利用されるものである。無線LANインターフェース256は、ユーザによる認証情報(パスワードなど)の入力を必要とせずにPC101とプリンタ103とを接続させる等の要請から、セキュリティレベルの低いAPとして動作する。そのため、無線設定モードへの移行は、上記のように必要な初期設定が完了していない状態における電源ONのタイミングなど、特定の条件に限定され得る。なお、無線設定モードへ移行する条件としては、他の方法によるものでも良い。例えば、プリンタ103の表示装置258または入力インターフェース259において、ユーザが所定の指示を行うことで、無線設定モードへ移行するなどの形態であってもよい。
S352において、プリンタ103のCPU252は、電源ON後であって無線設定モードに移行する前に周囲のAPを検索し、検出されたAPのSSIDを含むSSIDリストを作成する。
S353において、CPU252は、無線設定モードに移行する。
S354において、CPU252は、PC101から情報取得要求があったかどうかを確認する。S355において、CPU252は、情報取得要求があった場合はS356に進み、なかった場合はS357に進む。
S356において、CPU252は、PC101への情報送信を行い、S354に戻る。ここでは、CPU252は、無線ダイレクト接続により、無線LANインターフェース256を介して情報送信を行う。PC101に送信される情報としては、例えば、S352で作成したSSIDリスト及びプリンタ103の識別情報(MACアドレスなど)が挙げられる。
S357において、CPU252は、PC101から無線設定指示、再モードイン命令およびPC101の識別情報(MACアドレスなど)を受信したかどうかを確認する。S358において、CPU252は、無線設定指示があったと判断した場合はS359に進み、無線設定指示がなかったと判断した場合はS354に戻る。なお、無線設定指示には、接続対象AP102のSSID等の情報を含む無線プロファイルが含まれ得る。
S359において、CPU252は、PC101から指定されたAP(AP102)との接続処理を実行する。具体的には、CPU252は、PC101から受信した無線プロファイルに含まれているSSIDおよびパスワードを用いて、AP102に対して接続処理を実行する。
S360で、CPU252は、接続・再モードイン実行処理を実行する。図5は、接続・再モードイン実行処理(S360)の具体的な処理例を示すフローチャートである。
S502において、CPU252は、接続対象APとの接続に成功したと判断した場合にはS503に進み、そうでない場合はS506に進む。
S503において、CPU252は、PC101との疎通確認処理を行う。具体的には、PC101がS314で接続対象APに接続されているデバイスから識別情報を受信する際に、プリンタ103と通信を行う。このとき、CPU252は、通信相手の識別情報がS357で受信したPC101の識別情報と一致した場合、PC101と接続が出来たと判断する。
S504において、CPU252は、S503における確認の結果、PC101と接続が確立したと判断した場合には接続・再モードイン実行処理を終了し(S508)、無線設定処理を終了する(S361)。CPU252は、PC101との接続が確立できなかったと判断した場合、S505に進む。
S505において、CPU252は、最初にS503の処理を実行してから経過した時間が、予め設定された所定の閾値時間よりも大きいかを判定することにより、タイムアウト判定を行う。CPU252は、タイムアウトしたと判定した場合はS506に進み、そうでない場合はS503に戻る。ここで、所定の閾値時間は、例えばユーザにストレスを与えない時間を統計的に算出した時間などに設定される。
S506において、CPU252は、S357において再モードイン命令を受信していないと判断した場合S507に進み、受信していると判断した場合はS509に進む。
S507において、CPU252は接続失敗エラー表示を行う表示制御を行う。CPU252は、エラー内容をプリンタ103の表示装置258に表示させる。そして、CPU252は、接続・再モードイン実行処理を終了し(S508)、無線設定処理を終了する(S361)。
一方、CPU252は、再モードイン命令を受信したと判断した場合(S506でYes)、再モードインの実行を開始する(S509)。具体的には、図3のS352の処理に戻りSSIDリストを作成した上で、S353において再度無線設定モードを開始する。これにより、CPU252は、無線設定モードでの処理を再度実行することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、CPU201は、無線インフラ接続の確立(S312~S316)を試みる前に、確立に失敗した場合に無線設定モードを再び開始するようにプリンタ103に命令する(S311)。したがって、無線インフラ接続を確立するための接続設定に失敗した場合であっても、PC101とプリンタ103との接続設定を容易に再度実施することが可能となる。よって、無線インフラ接続の確立に失敗した場合に、ユーザがプリンタ103を操作して手動で設定を行う必要性を低減できるので、無線インフラ接続の確立に際しユーザの手間を低減することができる。また、プリンタ103の初期設定が未完了の状態等では、プリンタ103を直接操作しての設定が難しい場合があるが、無線インフラ接続の確立に失敗しても無線インフラ接続の確立のための処理を続行することができる。
例えば、本実施形態との比較として、PC101が無線インフラ接続の確立に失敗した場合に無線設定モードを再び開始する命令をプリンタ103に送信しない場合を考える。この場合、無線インフラ接続の確立が失敗すると、PC101又はプリンタ103の少なくともいずれかがそれぞれ無線インフラ接続の確立に失敗した旨のエラー表示や対処方法の表示を行うことが考えられる。よって、ユーザとしてはそのような表示を参考に他の接続方法を試す等の手間が生じてしまうことがある。一方で、本実施形態では、上述のように無線インフラ接続の確立に一度失敗した場合であっても、PC101及びプリンタ103の無線接続処理を続行する。よって、最終的にPC101及びプリンタ103の間で無線インフラ接続が確立するまでのユーザの手間を低減することができる。
また、本実施形態によれば、CPU201は、無線インフラ接続の確立に失敗した場合に、その失敗の原因に応じて無線インフラ接続を確立するための処理を続行する(S319、S401~S413)。したがって、無線インフラ接続の確立に失敗した場合の再試行において、状況に応じてより適切な処理を行うことができるので、接続の確立に再度失敗してしまうことを抑制することができる。
具体的には、無線インフラ接続の確立の失敗の原因の例としては、PC101が無線設定モードのプリンタ103を検出できないことが挙げられる(S304:No→S402:Yes)。このような場合には、PC101とプリンタ103の一時的な接続が確立できず、自動接続処理により無線インフラ接続を確立することが困難であると考えられる。よって、PC101の表示装置208に無線インフラ接続に失敗した旨の表示をすることで、ユーザに状況を知らせることができる。
また、無線インフラ接続の確立の失敗の原因の他の例としては、PC101がS306においてプリンタ103から取得したSSIDリストに接続対象AP102のSSIDが含まれないことが挙げられる(S309:No、S403:Yes)。このような場合には、SSIDがSSIDリストに含まれているAPを接続対象APとすれば、無線インフラ接続を確立できる可能性がある。よって、PC101が接続するAPの変更を案内することで(S410、S411)、別のAPを対象として自動接続処理による無線インフラ接続の確立を再度試みることができる。
また、AP102およびプリンタ103を対象とした接続設定に失敗した履歴がある場合には、同じ方法で無線インフラ接続の確立を試みても、再び失敗してしまう可能性が高い。よって、失敗の履歴がある場合には、AP102を対象とした別の接続設定手段の実施や、AP102とは異なる別のAPを対象とした接続設定の実施を案内することで、無線インフラ接続を確立できる可能性が向上することができる。
また、本実施形態では情報処理装置はPCであったが、これに限らず、スマートフォンやプリンタなど種々の機器が採用されてもよい。また、本実施形態では通信装置はプリンタであったが、これに限らず、PCやスマートフォンなど種々の機器が採用されてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOperating System(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。

Claims (14)

  1. 通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータを、
    無線接続の設定モードが開始された前記通信装置及び前記情報処理装置の間で、前記通信装置及び前記情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない一時的な第1の接続を確立する第1の確立手段、
    前記第1の接続を用いて、前記情報処理装置が接続可能な前記外部のアクセスポイントを識別するための識別情報を前記通信装置に提供する提供手段、
    前記通信装置及び前記情報処理装置の間で、前記通信装置に提供された前記識別情報により識別される前記外部のアクセスポイントを介する第2の接続の確立を試みる第2の確立手段、
    前記第2の接続の確立が失敗した場合に前記設定モードを開始させる命令を、前記第2の確立手段が前記第2の接続の確立を試みる前に、前記通信装置に送信する命令手段、
    として機能させるプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記第2の確立手段による前記第2の接続の確立に失敗した場合に、前記第2の接続の失敗の原因に応じて前記第2の接続を確立するための処理を続行する続行手段、
    としてさらに機能させるプログラム。
  3. 請求項1に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記第1の接続を確立可能な装置を検索する検索手段、
    前記検索手段により前記通信装置を検出できなかった場合に、前記通信装置との前記第2の接続の確立に失敗した旨の情報を前記情報処理装置の表示部に表示させる第1の表示制御手段、
    の各手段としてさらに機能させるプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムであって、
    前記第1の確立手段は、前記検索手段により前記通信装置が検出された場合に前記通信装置と前記第1の接続を確立し、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、
    前記第1の接続を用いて、前記通信装置が接続可能なアクセスポイントの識別情報を含むリストを前記通信装置から取得する取得手段、
    前記取得手段により取得した前記リストに前記外部のアクセスポイントとしての第1のアクセスポイントの識別情報が含まれていなかった場合に、前記情報処理装置が接続する前記外部のアクセスポイントを前記第1のアクセスポイントと異なる第2のアクセスポイントに変更する変更手段、の各手段としてさらに機能させる、
    プログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記変更手段により、前記情報処理装置が接続する前記外部のアクセスポイントを変更するかどうかの選択を受け付ける第1の受け付け手段、
    としてさらに機能させるプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記第1の受け付け手段により、前記情報処理装置が接続する前記外部のアクセスポイントを変更しないことを受け付けた場合に、前記第2の接続の確立に失敗した旨の情報を前記情報処理装置の表示部に表示させる第2の表示制御手段、
    としてさらに機能させるプログラム。
  7. 請求項1に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記第2の確立手段が前記第2の接続の確立に失敗した場合に、前記外部のアクセスポイントの識別情報と前記通信装置の識別情報とが関連付けられた失敗情報を前記情報処理装置の記憶部に記憶させる記憶制御手段、
    としてさらに機能させるプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記第2の確立手段は、前記第2の接続の確立に失敗した場合において、前記記憶部に前記失敗情報が既に記憶されている場合には、失敗したときと異なる方式により前記第2の接続の確立を試みる、
    プログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記第2の確立手段による前記異なる方式での前記第2の接続の確立を試みるかどうかの選択を受け付ける第2の受け付け手段、
    としてさらに機能させるプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記第2の確立手段は、前記第2の受け付け手段により前記異なる方式での前記第2の接続の確立を試みないことを受け付けた場合に、前記情報処理装置が接続する前記外部のアクセスポイントを変更してから、前記第2の接続の確立に失敗したときと同じ方式により前記第2の接続を確立する、
    プログラム。
  11. 請求項9に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記第2の受け付け手段により前記異なる方式での前記第2の接続の確立を試みることを受け付けた場合において、前記第2の確立手段が前記異なる方式での前記第2の接続の確立に失敗したときに、前記第2の接続の確立に失敗した旨の情報を前記情報処理装置の表示部に表示させる第3の表示制御手段、
    としてさらに機能させるプログラム。
  12. 請求項1から11までのいずれか一項に記載のプログラムを実行する情報処理装置と通信する通信装置であって、
    前記情報処理装置との前記第2の接続の確立に失敗した場合に、前記情報処理装置から前記命令を受信したかどうかを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記命令を受信したことが確認されている場合、前記設定モードに移行する移行手段と、を備える、
    ことを特徴とする通信装置。
  13. 請求項12に記載の通信装置であって、
    前記情報処理装置との前記第2の接続の確立に失敗した場合において、前記確認手段により前記命令を受信したことが確認されていないときに、前記情報処理装置との前記第2の接続の確立に失敗した旨の情報を前記通信装置の表示部に表示させる第4の表示制御手段をさらに備える、
    ことを特徴とする通信装置。
  14. 通信装置と通信する情報処理装置であって、
    無線接続の設定モードが開始された前記通信装置及び前記情報処理装置の間で、前記通信装置及び前記情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない一時的な第1の接続を確立する第1の確立手段と、
    前記第1の接続を用いて、前記情報処理装置が接続可能な前記外部のアクセスポイントを識別するための識別情報を前記通信装置に提供する提供手段と、
    前記通信装置及び前記情報処理装置の間で、前記通信装置に提供された前記識別情報により識別される前記外部のアクセスポイントを介する第2の接続の確立を試みる第2の確立手段と、
    前記第2の接続の確立が失敗した場合に前記設定モードを開始させる命令を、前記第2の確立手段が前記第2の接続の確立を試みる前に、前記通信装置に送信する命令手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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