JP2023087271A - 姿勢判定方法、プログラム及び部品供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品の姿勢を精度よく判定する。【解決手段】姿勢判定方法は、複数の面を有する部品に対して取得した画像に基づき部品の姿勢を判定する。この姿勢判定方法は、画像から部品の外形を認識する認識ステップと、認識ステップにより認識した部品の外形に基づき、部品の一部である判定領域における表面形状の特徴量を検出する検出ステップと、判定ステップとを有する。判定ステップでは、部品の第1面の判定領域における基準の特徴量を示す第1基準量と、部品の第2面の判定領域における基準の特徴量を示す第2基準量と、検出ステップにより検出した特徴量と、を比較することにより部品の姿勢を判定する。【選択図】図10
Description
本発明は、姿勢判定方法、プログラム及び部品供給装置に関する。
従来から、ワーク(部品)をカメラで撮影して、ワークの位置や傾きを求める画像認識処理が知られている。特許文献1には、部品毎に最適な画像認識条件を選択する画像認識条件の選択方法が記載されている。
特許文献1に記載された画像認識条件の選択方法では、認識条件として、複数種類のワークの撮像条件と、複数種類の処理条件を設定しておく。撮像条件は、例えば、ワークの角度や照明強度であり、処理条件は、例えば、撮像画像の前処理手法や認識処理手法である。次に、各撮像条件と各処理条件とを組み合わせた全ての画像認識条件における画像認識処理を実行して、画像認識条件毎に認識誤差を算出する。そして、認識誤差が最も小さかった画像認識条件を、最適画像認識条件として選択する。
ところで、部品の外部形状は、明瞭に撮影しやすいが、部品の表面形状は、外部形状のように明瞭に撮影することが難しい。そのため、同一の画像認識条件で部品を撮影すると、撮影した画像から得られる表面形状の情報が少なくなる。したがって、特許文献1に記載された画像認識条件の選択方法では、画像認識処理をした場合の認識誤差が大きくなり、部品の姿勢(表裏)を判定する精度が低くなる。
本発明は、上記の問題点を考慮し、部品の姿勢を精度よく判定することが可能な姿勢判定方法、プログラム及び部品供給装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の姿勢判定方法は、複数の面を有する部品に対して取得した画像に基づき部品の姿勢を判定する。この姿勢判定方法は、画像から部品の外形を認識する認識ステップと、認識ステップにより認識した部品の外形に基づき、部品の一部である判定領域における表面形状の特徴量を検出する検出ステップと、判定ステップとを有する。判定ステップでは、部品の第1面における判定領域における表面形状の基準の特徴量を示す第1基準量と、部品の第2面における判定領域における表面形状の基準の特徴量を示す第2基準量と、検出ステップにより検出した特徴量と、を比較することにより部品の姿勢を判定する。
本発明によれば、部品の姿勢を精度よく判定することができる。
以下、本発明を適用した各実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
1.第1実施形態
[部品供給装置の構成]
まず、第1実施形態の部品供給装置の構成について、図1~3を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の部品供給装置の斜視図である。図2は、第1実施形態の部品供給装置の上面図である。図3は、第1実施形態の部品供給装置の側面図である。
[部品供給装置の構成]
まず、第1実施形態の部品供給装置の構成について、図1~3を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の部品供給装置の斜視図である。図2は、第1実施形態の部品供給装置の上面図である。図3は、第1実施形態の部品供給装置の側面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る部品供給装置1は、フレーム2と、収容部3A,3Bと、供給部4と、ピック台5A,5Bと、プレイス台6A,6Bと、制御基板7と、表示部8と、を備えている。収容部3A,3B、供給部4、ピック台5A,5B、プレイス台6A,6B、及び制御基板7は、フレーム2に取り付けられている。部品供給装置1は、収容部3A,3B内に収容された部品を、プレイス台6A,6Bに姿勢を揃えて配置し、次工程の装置に供給する。
フレーム2は、略直方体状に形成されており、幅、奥行き、高さを有している。ここで、図1~図3において、X軸方向はフレーム2の幅方向を示し、Y軸方向はフレーム2の奥行き方向を示し、Z軸方向はフレーム2の高さ方向を示す。X軸方向及びY軸方向は、水平面に平行な二つの軸方向である水平二軸方向に相当し、Z軸方向は、水平面に直交する方向である鉛直方向に相当する。フレーム2は、X軸方向又はY軸方向に延びる横部材と、Z軸方向に延びる縦部材から構成されている。
収容部3A,3Bは、フレーム2におけるY軸方向の一側に配置されている。収容部3A,3Bは、X軸方向に適当な距離を空けて対向している。収容部3A,3Bは、上面が開口した略箱状に形成されている。収容部3A,3Bには、底部をZ軸方向に移動させる昇降機構が設けられている。これにより、各収容部3A,3Bは、収容可能な容量及び収容された部品の高さ位置を変更することができる。
例えば、収容部3Aには第1の部品が収容され、収容部3Bには第1の部品とは異なる第2の部品が収容される。この場合の部品供給装置1は、次工程の装置に第1の部品と第2の部品を供給する。また、第1の期間において収容部3A,3Bには第1の部品が収容され、第1の期間とは異なる第2の期間において収容部3A,3Bには第2の部品が収容されるようにしてもよい。この場合の部品供給装置1は、第1の期間において次工程の装置に第1の部品を供給し、第2の期間において次工程の装置に第2の部品を供給する。
供給部4は、フレーム2の上部における略中央部に配置されている。供給部4は、収容部3A,3Bに収容された多量の第1の部品又は多量の第2の部品の中から1つ又は複数の部品を把持して、ピック台5A,5Bに落下させて供給する。これにより、第1の部品又は第2の部品は、ピック台5A,5Bに載置される。また、供給部4は、ピック台5A,5Bに載置された第1の部品又は第2の部品を1つずつ把持して、プレイス台6A,6Bに供給する。供給部4の構成については、後で図4及び図5を参照して説明する。
ピック台5A,5Bは、X軸方向において供給部4の両側に配置されている。また、ピック台5A,5Bは、それぞれY軸方向において収容部3A,3Bと隣り合っている。ピック台5A,5Bは、収容部3A,3Bよりも上方に位置している。
Z軸方向において、ピック台5Aの一部は、収容部3Aと重なる。これにより、ピック台5Aの一部から落下した部品は、収容部3Aに収容される(戻される)。Z軸方向において、ピック台5Bの一部は、収容部3Bと重なる。これにより、ピック台5Bの一部から落下した部品は、収容部3Bに収容される(戻される)。
プレイス台6A,6Bは、本発明に係る供給位置に対応する。プレイス台6A,6Bは、Y軸方向へ部品を搬送するベルトコンベアを有している。また、プレイス台6A,6Bは、X軸移動機構に取り付けられている。X軸移動機構は、プレイス台6A,6BをX軸方向に移動させる。プレイス台6A,6Bは、供給部4から供給された部品をY軸方向へ搬送して、所定の位置に位置決めする。位置決めされた部品は、次工程の装置に供給される。
図1及び図3に示すように、制御基板7は、フレーム2の側部に取り付けられている。制御基板7には、収容部3A,3B、供給部4、及びプレイス台6A,6Bの動作を制御する制御部71(図6参照)が設けられている。
表示部8は、部品の供給に関する各種の設定内容を表示する。各種の設定内容としては、例えば、供給対象の部品の種類、残りの部品数、後述する判定領域、第1基準量、第2基準量等を挙げることができる。また、表示部8は、エラーを表示する。エラーとしては、例えば、供給部4の誤動作、後述する姿勢判定の誤判定等を挙げることができる。
表示部8は、タッチパネルディスプレイで構成されている。すなわち、表示部8は、部品の供給動作に関する各種設定を入力する入力部を兼ねる。そして、表示部8は、操作画面を表示する。ユーザーは、表示部8に表示される操作画面を見ながら、部品の供給動作に関する各種設定の入力、供給動作の実行指示等を行う。表示部8を用いて入力される設定は、制御基板7の制御部71(図6参照)に供給される。
[供給部の構成]
次に、供給部4の構成について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、部品供給装置1における供給部4の側面図である。図5は、部品供給装置1における供給部4のハンドブロックの構成を説明する図である。
次に、供給部4の構成について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、部品供給装置1における供給部4の側面図である。図5は、部品供給装置1における供給部4のハンドブロックの構成を説明する図である。
図4に示すように、供給部4は、アームブロック41と、アームブロック41に接続されたハンドブロック42とを備える。アームブロック41は、支持台411と、支持台411に取り付けられたアーム412とを有する。支持台411は、フレーム2(図3参照)に固定されている。支持台411は、アーム412を回転可能に支持する。
アーム412は、ハンドブロック42をX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に自在に移動させる。また、アーム412は、ハンドブロック42をX軸周り、Y軸周り、及びZ軸周りに自在に回転させる。アーム412は、ベース部材413と、第1リンク部材414と、第2リンク部材415と、接続部材416とを有している。
ベース部材413は、支持台411に回転可能に接続されている。ベース部材413は、Z軸(第1軸)を中心に回転する。第1リンク部材414の一端部は、ベース部材413に回動可能に接続されている。第1リンク部材414は、水平方向に延びる軸(第2軸)を中心に回動する。
第2リンク部材415は、回動部415aと、回動部415aに接続された旋回部415bとを有している。回動部415aは、第1リンク部材414の他端部に回動可能に接続されている。回動部415aは、水平方向に延びる軸(第3軸)を中心に回動する。旋回部415bは、回動部415aに回転可能に接続されている。旋回部415bは、回動部415aとの接続方向に延びる軸(第4軸)を中心に回転する。
接続部材416は、回動部416aと、回動部416aに接続される旋回部416bとを有している。回動部416aは、第2リンク部材415の旋回部415bに回動可能に接続されている。回動部416aは、水平方向に延びる軸(第5軸)を中心に回動する。旋回部416bは、回動部416aに回転可能に接続されている。旋回部416bは、回動部416aとの接続方向に延びる軸(第6軸)を中心に回転する。
図5に示すように、ハンドブロック42は、ハウジング421と、ハウジング421に取り付けられたハンド422及びカメラ423とを有する。
ハウジング421は、アーム412における接続部材416の旋回部416b(図4参照)に接続されている。ハウジング421は、略直方体状の筐体である。ハウジング421の下面には、ハンド用孔421aと、カメラ用孔421bが形成されている。ハンド用孔421aは、ハンド422を貫通させる。カメラ用孔421bは、カメラ423の後述する照明424を露出させる。
ハンド422は、複数(本実施形態では2つ)の把持片422aから構成されている。ハウジング421の内部には、複数の把持片422aを開閉させる開閉機構と、複数の把持片を昇降させる昇降機構が設けられている。複数の把持片422aは、昇降機構により昇降されることにより、ハンド用孔421aから突出する長さが変化する。複数の把持片422aがハンド用孔421aから突出する長さを長くすると、部品を抱えるためのスペースが広くなり、部品の把持数が多くなる。一方、複数の把持片422aがハンド用孔421aから突出する長さを短くすると、部品を抱えるためのスペースが狭くなり、部品の把持数が少なくなる。
複数の把持片422aは、その先端部において1つの部品を把持することも可能である。ハンド422は、収容部3A又は収容部3Bに収容された大量の部品から、1つ又は複数の部品を把持してピック台5A又はピック台5Bに供給する。一方、ハンド422は、ピック台5A又はピック台5B上に載っている1つ又は複数の部品から、1つの部品を把持してプレイス台6A又はプレイス台6Bに供給する。
カメラ423は、ハウジング421に収納されている。カメラ423は、照明424と、偏光フィルタ425と、複数のレンズ426と、カメラ本体427とを有する。これらカメラ423を構成する部品は、被写体側から、照明424、偏光フィルタ425、複数のレンズ426、カメラ本体427の順で配置されている。被写体は、例えば、ピック台5A,5B上の部品、収容部3A,3Bに収容されている部品、ハンド422に把持された部品等を挙げることができる。
照明424は、カメラ用孔421bから露出されている。照明424は、被写体からの光を通過させるための撮影用孔を有するリング状に形成されている。照明424は、被写体に光を照射する。また、照明424は、光量を段階的に調節可能に構成されている。照明424のON・OFF及び光量は、制御部71の後述する認識制御部714によって制御される。
照明424の撮影用孔には、偏光フィルム428(図6参照)が配置されている。また、偏光フィルタ425は、照明424の撮影用孔に対向している。偏光フィルム428及び偏光フィルタ425は、被写体の反射光のうちの正反射成分を除去する。偏光フィルム428及び偏光フィルタ425で正反射成分が除去された被写体の反射光は、複数のレンズ426を通過する。
複数のレンズ426は、カメラ本体427における撮像素子の受光面に被写体像を結像させる。複数のレンズ426は、不図示の支持部に支持されている。不図示の支持部は、複数のレンズ426の各レンズを光軸方向に移動可能に支持する。各レンズの光軸方向への移動は、制御部71の後述する認識制御部714によって制御される。
カメラ本体427は、撮像素子と、画像処理回路とを有する。撮像素子は、複数の受光素子(例えばフォトダイオード)と、各受光素子を駆動するための駆動回路とをする。各受光素子は、入射された光の光量に応じた電荷を発生する。駆動回路は、各受光素子において発生された電荷に対応する画素信号を画像処理回路に送信する。画像処理回路は、受信した画素信号を画像データに変換する。そして、カメラ本体427は、画像データを制御部71の後述する認識制御部714に出力する。
[制御系の構成]
次に、部品供給装置1の制御系の構成について、図6を参照して説明する。
図6は、部品供給装置1における制御系の構成例を示すブロック図である。
次に、部品供給装置1の制御系の構成について、図6を参照して説明する。
図6は、部品供給装置1における制御系の構成例を示すブロック図である。
制御基板7(図1参照)には、制御部71と、記憶部72が設けられている。制御部71は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備えている。制御部71の各種機能は、CPUがROMに格納された所定の処理プログラムを実行することにより実現される。制御部71の各種機能は、例えば、アーム制御部712によるアーム412の動作制御、ハンド制御部713によるハンド422の動作制御、認識制御部714による部品の姿勢判定処理、表示制御部715による表示部8の表示制御等がある。
図7に示すように、制御部71は、全体制御部711と、アーム制御部712と、ハンド制御部713と、認識制御部714と、表示制御部715とを有する。
全体制御部711は、アーム制御部712、ハンド制御部713、認識制御部714、及び表示制御部715に接続されている。全体制御部711は、収容部3A,3B、ハンド422等の各部の位置、ピック台5A,5B上の部品の姿勢、ハンド422が把持している部品の個数等の検出結果を認識制御部714から受信する。
全体制御部711は、認識制御部714から受信した検出結果と、記憶部72に記憶されている供給パラメータ等に基づいて、アーム制御部712とハンド制御部713の全体的な制御を行う。供給パラメータは、ピック台5A,5Bやプレイス台6A,6Bに部品を供給する際の供給部4の動作を決定するために用いられる。供給パラメータとしては、例えば、ハンド422が部品を把持する動作を開始する位置、アーム412による部品の搬送速度、ハンド422が部品の把持を解除する位置等を挙げることができる。
アーム制御部712は、アーム412の駆動部に接続されている。アーム制御部712は、全体制御部711から制御指令を受信する。アーム制御部712は、全体制御部711から受信した制御指令に基づいて、アーム412を駆動するためのアーム駆動信号を生成し、アーム412の駆動部に送信する。これにより、アーム412は、全体制御部711の制御指令に応じた動作を実行する。
ハンド制御部713は、ハンド422の駆動部に接続されている。ハンド制御部713は、全体制御部711から制御指令を受信する。ハンド制御部713は、全体制御部711から受信した制御指令に基づいて、ハンド422を駆動するためのハンド駆動信号を生成し、ハンド422の駆動部に送信する。これにより、ハンド422は、全体制御部711の制御指令に応じた動作を実行する。
認識制御部714は、カメラ423に接続されている。認識制御部714は、記憶部72に記憶された撮影パラメータ721に基づいてカメラ423による撮影を制御する。また、認識制御部714は、カメラ423から受信した画像データに、記憶部72に記憶された画像処理パラメータ(各種補正値)に基づく画像処理を施す。
認識制御部714は、画像処理を施した画像データと、記憶部72に記憶された各種テンプレート724とを比較して、ピック台5A,5B上の部品の種類を検出する。また、認識制御部714は、画像処理を施した画像データと、記憶部72に記憶された表裏判定基準量に基づいて、部品の姿勢(表裏)を判定する。そして、認識制御部714は、検出結果及び判定結果を全体制御部711に送信する。
表示制御部715は、表示部8(図3参照)に接続されている。表示制御部715は、全体制御部711から制御指令を受信する。表示制御部715は、全体制御部711から受信した制御指令に基づいて、表示部8を制御するための表示部制御信号を生成し、表示部8に送信する。これにより、表示部8は、全体制御部711の制御指令に応じた各種の設定内容やエラーの内容を表示する。
記憶部72には、撮影パラメータ721と、画像処理パラメータ722と、表裏判定基準量723と、各種テンプレート724と、キャリブレーションデータ725が記憶されている。
撮影パラメータ721は、カメラ423によって部品やピック台5A,5B等を撮影する際に用いる。撮影パラメータ721としては、例えば、被写体(撮影対象)に応じた露光時間や照明の光量、画像サイズ等を挙げることができる。画像処理パラメータ722は、カメラ423から受信した画像データに画像処理を施す際に用いられる各種の補正値である。
表裏判定基準量723は、部品の表面形状における基準の特徴量である。表裏判定基準量723としては、部品の種類ごとに少なくとも第1基準量と第2基準量が用意されている。第1基準量は、第1面(例えば、表側の面)の表面形状の基準となる特徴量である。第2基準量は、第2面(例えば、裏側の面)の表面形状の基準となる特徴量である。特徴量としては、例えば、エッジの数(以下、「エッジ数」とする)や、エッジの長さ(以下、「エッジ長」とする)を挙げることができる。認識制御部714は、画像データから検出した部品の特徴量が、第1基準量と第2基準量のいずれに近いか又は一致するかに応じて、部品の姿勢(表裏)を判定する。
各種テンプレート724は、各種部品の2次元形状(外形)のマッチング用テンプレートである。各種テンプレート724は、部品の種類毎に少なくとも1つ用意されている。認識制御部714は、画像データから検出した部品の2次元形状と各種テンプレート724を比較して、一致又は近似するテンプレートから画像データの部品の種類を検出する。
キャリブレーションデータ725は、カメラ423の撮影位置を調整する際に用いる。キャリブレーションデータ725は、内部パラメータ727と、外部パラメータ728とを含む。内部パラメータ727としては、例えば、レンズ歪み補正量や、画角中心位置等を挙げることができる。また、外部パラメータ728としては、アーム412の座標に対するカメラ423の座標のズレ量を補正するための座標補正値を挙げることができる。
認識制御部714は、キャリブレーションデータ725と、カメラ423から送られてくる画像データに基づいて、カメラ423の撮影位置を決定する。全体制御部711は、認識制御部714が決定した撮影位置に応じて、アーム412の動作を制御するための制御指令をアーム制御部712に送信する。アーム制御部712は、全体制御部711の制御指令に応じてアーム412の駆動部を制御する。これにより、ハンドブロック42に設けられたカメラ423が撮影位置に配置される。
[部品供給装置の部品供給動作]
次に、部品供給装置1の部品供給動作について、図7を参照して説明する。
図7は、部品供給装置1の部品供給動作を説明する図である。
次に、部品供給装置1の部品供給動作について、図7を参照して説明する。
図7は、部品供給装置1の部品供給動作を説明する図である。
図7に示すように、部品供給装置1により部品を次工程の装置に供給するには、まず、収容部3A,3B(以下、「収容部3」とする)に部品を収容する。収容部3への部品の収容は、前工程における装置が行ってもよく、また、人が行ってもよい。
次に、供給部4が、収容部3内の大量の部品から1つ又は複数の部品を把持して、ピック台5A又はピック台5B(以下、「ピック台5」とする)に供給する。このとき、供給部4は、把持した部品がピック台5上でばらけるような供給動作を行う。以下、部品がピック台5上でばらけるような供給動作を「部品のばらし動作」とする。
次に、カメラ423がピック台5上を撮影し、制御部71の認識制御部714がピック台5上を俯瞰認識する。このとき、認識制御部714は、ピック台5上に把持可能な部品があるか否かを判定する。ピック台5上に把持可能な部品がないと判定した場合は、供給部4が、収容部3内の大量の部品から1つ又は複数の部品を把持する。
なお、ピック台5上に部品が載っていても、その部品が供給部4によって把持できない位置にある場合は、ピック台5上に把持可能な部品がないと判定される。この場合は、傾斜機構を駆動させてピック台5を傾斜させる。これにより、ピック台5に載っている部品は、ピック台5から落下して収容部3に回収される。
ピック台5上に把持可能な部品があると判定した場合に、認識制御部714は、ピック台5上にある部品のうちの1つを把持する部品として決定し、把持する部品をカメラ423により撮影させる。そして、認識制御部714は、把持する部品の画像データから部品の姿勢(表裏)を判定する。その後、認識制御部714は、供給部4のハンド422が部品を把持する位置を認識(決定)する。
次に、供給部4が、1つの部品を把持して、プレイス台6A,6B(以下、「プレイス台6」とする)に供給する。プレイス台6は、供給された部品を所定の位置に位置決めする。所定の位置に位置決めされた部品は、次工程の装置に供給される。
供給部4が1つの部品をプレイス台6に供給すると、認識制御部714は、ピック台5上にある部品のうちの1つを把持する部品として決定し、上述したように、部品の姿勢(表裏)を判定すると共に、供給部4のハンド422が部品を把持する位置を認識(決定)する。このとき、ピック台5上に部品が無ければ、プレイス台6への部品の供給動作を終了する。そして、供給部4が、収容部3内の大量の部品から1つ又は複数の部品を把持する。その後、供給部4は、部品のばらし動作を行って、プレイス台6への部品の供給を繰り返す。
[部品の外形、表面形状、及び判定領域]
次に、部品の外形、表面形状、及び判定領域について、図8を参照して説明する。
図8は、部品の外形、表面形状、及び判定領域を説明する図である。
次に、部品の外形、表面形状、及び判定領域について、図8を参照して説明する。
図8は、部品の外形、表面形状、及び判定領域を説明する図である。
まず、図8に示す部品Wの第1面(表側の面)が上向きになる姿勢を第1の姿勢とする。また、部品Wの第2面(裏側の面)が上向きになる姿勢を第2の姿勢とする。本実施形態では、第1面の反対側の面を第2面としたが、第2面は、第1面と反対側の面以外の面であってもよい。
第1面の外部形状(外形)と第2面の外部形状(外形)が異なる場合は、画像データから得られる部品の外部形状(外形)から、部品の姿勢を判定することができる。しかし、図8に示すように、第1面の外部形状と第2面の外部形状が同一或いは略同一である場合は、画像データから得られる部品の外部形状から、部品の姿勢を判定することが難しい。そこで、本実施形態では、部品の表面形状における特徴量を検出して、検出した特徴量が第1の面の特徴量であるか第2の面の特徴量であるかを判定することで、部品の姿勢を判定する。
本実施形態では、特徴量としてエッジ数を採用する。図8に示すように、第1面及び第2面の表面には、複数のエッジが形成されている。部品Wには、成型(樹脂成型)にともなうテクスチャのばらつきが生じる。また、部品Wの画像データには、反射光のばらつきが生じる。その結果、部品Wの画像データでは、表面のエッジ形状にばらつきが生じてしまう。その結果、同じ種類(同じ形状)の部品Wであっても、第1面全体及び第2面全体のエッジの検出に再現性がない。
そこで、発明者は、第1面及び第2面におけるエッジ数の差が大きい領域に着目した。第1面のエッジ数と第2面のエッジ数の差が大きい領域であれば、エッジの検出に多少の誤差が生じても、第1面であるか又は第2面であるかを誤って判断することを抑制することができる。本実施形態では、第1面のエッジ数と第2面のエッジ数の差が大きい領域を判定領域に設定する。そして、撮影した部品Wの画像における判定領域のエッジ数と、第1面及び第2面における判定領域の基準のエッジ数とを比較して、部品Wの姿勢を判定する。
図8に示すように、本実施形態では、第1面においてエッジが安定して出現せず、第2面においてエッジが比較的多く出現する領域を判定領域として設定した。しかし、判定領域としては、第1面においてエッジが比較的多く出現し、第2面においてエッジが安定して出現しない領域であってもよい。また、成型(樹脂成型)にともなうテクスチャのばらつきが生じにくく、第1面及び第2面におけるエッジ数に差が生じる箇所を判定領域に設定してもよい。
エッジが出現する箇所は、部品の種類、部品を成型する金型、部品の姿勢等に応じて異なる。そのため、判定領域は、少なくとも、部品の種類ごとに設定する。また、部品の生産ロットに応じて異なる金型を使用する場合は、部品の生産ロットや金型ごとに判定領域を設定してもよい。
また、判定領域は、1箇所に限定されず、2箇所以上であってもよい。判定領域を2箇所以上にした場合は、検出したエッジの総和と基準のエッジ数を比較して、部品の姿勢を判定する。また、判定領域を2箇所以上にした場合は、各判定領域で検出したエッジ数の比と各判定領域の基準のエッジ数の比を比較して、部品の姿勢を判定してもよい。
画像から検出されるエッジは、影の影響を受ける。そのため、画角内に存在する部品の位置と回転姿勢(ピック台5の部品を配置する面に沿う回転方向)によって、エッジが検出されたり、検出されなかったりする。そこで、本実施形態では、エッジを検出するために撮影する画像における部品の位置及び回転姿勢を統一する。
部品の位置及び回転姿勢は、部品の外部形状から特定する。その後、カメラ423の撮影位置を調整して、同じ画角、同じ回転姿勢で部品を撮影する。これにより、統一された位置及び回転姿勢の部品の画像から、判定領域のエッジ数を検出することができる。その結果、部品の姿勢判定の精度を高めることができる。
第1面及び第2面における判定領域の基準のエッジ数は、例えば、多数のサンプルから判定領域のエッジ数を検出して、その最大値或いは最小値に基づいて決定してもよい。第1面における判定領域の基準のエッジ数は、第1基準量として記憶部72に記憶しておく。また、第2面における判定領域の基準エッジ数は、第2基準量として記憶部72に記憶しておく。第1基準量及び第2基準量は、上述した表裏判定基準量723に含まれる。
[第1基準量及び第2基準量と、検出した特徴量との比較]
次に、第1基準量及び第2基準量と、画像から検出した特徴量との比較について、図9を参照して説明する。
図9は、第1基準量及び第2基準量と、検出した特徴量との比較を説明するグラフである。
次に、第1基準量及び第2基準量と、画像から検出した特徴量との比較について、図9を参照して説明する。
図9は、第1基準量及び第2基準量と、検出した特徴量との比較を説明するグラフである。
図9に示すグラフの横軸は、判定領域において検出された特徴量(エッジ数)を示し、縦軸は、検出した特徴量の発生頻度を示す。上述したように、判定領域では、第1面と第2面の特徴量に差が生じる。本実施形態では、第1面においてエッジが安定して出現せず、第2面においてエッジが比較的多く出現する領域を判定領域として設定した。そのため、第1特徴量群の特徴量は、第2特徴量群の特徴量よりも少ない。
第1の姿勢(第1面)の判定領域において検出された特徴量の集まりを、第1特徴量群とする。また、第2の姿勢(第2面)の判定領域において検出された特徴量の集まりを、第2特徴量群とする。第1特徴量群の特徴量の範囲と第2特徴量群の特徴量の範囲は、重複しない。すなわち、第1特徴量群の特徴量の範囲と第2特徴量群の特徴量の範囲が重複しない領域を、判定領域に設定する。
第1基準量は、サンプルとして取得された第1特徴量群における特徴量の最大値に設定されている。また、第2基準量は、サンプルとして取得された第2特徴量群における特徴量の最小値に設定されている。なお、第1基準量は、サンプルとして取得された第1特徴量群における+3σの特徴量に設定し、第2基準量は、サンプルとして取得された第2特徴量群における-3σの特徴量に設定してもよい。
例えば、ピック台5上の部品を撮影した画像から検出した特徴量が、第2基準量よりも大きい場合は、部品が第2の姿勢(第2面が上向きになる姿勢)であると判定できる。しかし、ピック台5上の部品を撮影した画像から検出した特徴量が、第1基準量より大きく、且つ第2基準量未満の値であることも考えられる。
そこで、本実施形態では、第1基準量と第2基準量の中間値を判定閾値として設定する。そして、検出した特徴量が判定閾値以下(未満)である場合は、部品が第1の姿勢であると判定し、検出した特徴量が判定閾値より大きい(以上である)場合は、部品が第2の姿勢であると判定する。なお、本発明に係る判定閾値は、例えば、第1特徴量群の±3σ区間と第2特徴量群の±3σ区間の中間値としてもよい。
また、ピック台5上の部品を撮影した画像から検出する特徴量は、カメラ423と部品との距離(撮影距離)に応じて異なる。そのため、第1基準量、第2基準量及び判定閾値は、撮影距離に応じて変更するとよい。これにより、撮影距離が異なる場合であっても、部品の姿勢判定を精度よく行うことができる。
第1基準量、第2基準量及び判定閾値を変更する場合は、記憶部72に予め記憶されたテーブルデータを参照して、撮影距離に対応するものを抽出するようにしてもよい。また、第1基準量、第2基準量及び判定閾値は、記憶部72に予め記憶された計算式に、撮影距離を代入して算出するようにしてもよい。
[姿勢判定処理]
次に、認識制御部714により行われる姿勢判定処理について、図10を参照して説明する。
図10は、第1実施形態における姿勢判定処理の一例を示すフローチャートである。
次に、認識制御部714により行われる姿勢判定処理について、図10を参照して説明する。
図10は、第1実施形態における姿勢判定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、認識制御部714は、部品の外部形状を抽出するための画像をカメラ423に撮影させる(S1)。
次に、認識制御部714は、ステップS1で撮影された画像データから部品の外部形状を抽出する(S2)。この処理において、認識制御部714は、ガンマ補正値を用いて画像データの輝度差を広げる画像処理を施して、その後、2値化することにより部品の外部形状を抽出する。また、認識制御部714は、抽出した外部形状と各種テンプレート724から部品の種類を検出する。さらに、認識制御部714は、部品の位置及び回転姿勢を検出する。
次に、認識制御部714は、部品の位置及び回転姿勢に基づいてカメラ423の撮影位置を決定し、決定結果を全体制御部711に送る。これにより、全体制御部711は、アーム制御部712に制御指令を送り、カメラ423を撮影位置に配置する。そして、認識制御部714は、部品の表面形状を抽出するための画像をカメラ423に撮影させる(S3)。
次に、認識制御部714は、ステップS3で撮影された画像データから部品の表面形状を抽出する(S4)。この処理において、認識制御部714は、ガンマ補正値を用いて画像データの輝度勾配を際立たせる画像処理を施して、その後、例えばcanny法によりエッジを検出する。
次に、認識制御部714は、部品の種類及び外部形状から判定領域を決定し、判定領域の表面形状を抽出する(S5)。そして、認識制御部714は、判定領域における特徴量(エッジ数)を検出する(S6)。
次に、認識制御部714は、第1基準量と第2基準量に基づいて設定された判定閾値と、ステップS6で検出した特徴量と比較する(S7)。そして、認識制御部714は、ステップS7の比較結果から、ピック台5上に配置された部品の姿勢を判定する(S8)。ステップS8の処理後、認識制御部714は、姿勢判定処理を終了する。
このように、本実施形態に係る姿勢判定処理では、部品毎にエッジ形状にばらつきが生じていても、そのばらつきの影響が少ない判定領域において、検出した特徴量と予め定められた基準量(判定閾値)を比較することができる。その結果、部品の姿勢(表裏)を精度よく判定することができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る部品供給装置について説明する。第2実施形態に係る部品供給装置は、第1実施形態に係る部品供給装置1(図1参照)と同じ構成である。第2実施形態に係る部品供給装置が、第1実施形態に係る部品供給装置1と異なる部分は、姿勢判定処理である。そのため、ここでは、第2実施形態に係る姿勢判定処理について説明し、第1実施形態と重複する説明を省略する。
次に、第2実施形態に係る部品供給装置について説明する。第2実施形態に係る部品供給装置は、第1実施形態に係る部品供給装置1(図1参照)と同じ構成である。第2実施形態に係る部品供給装置が、第1実施形態に係る部品供給装置1と異なる部分は、姿勢判定処理である。そのため、ここでは、第2実施形態に係る姿勢判定処理について説明し、第1実施形態と重複する説明を省略する。
[第1基準量及び第2基準量と、検出した特徴量との比較]
まず、第2実施形態に係る、第1基準量及び第2基準量と、画像から検出した特徴量との比較について、図11を参照して説明する。
図11は、第2実施形態に係る、第1基準量及び第2基準量と、検出した特徴量との比較を説明するグラフである。
まず、第2実施形態に係る、第1基準量及び第2基準量と、画像から検出した特徴量との比較について、図11を参照して説明する。
図11は、第2実施形態に係る、第1基準量及び第2基準量と、検出した特徴量との比較を説明するグラフである。
図11に示すグラフの横軸は、判定領域において検出された特徴量(エッジ数)を示し、縦軸は、検出した特徴量の発生頻度を示す。上述したように、第1の姿勢(第1面)の判定領域において検出された特徴量の集まりである第1特徴量群と、第2の姿勢(第2面)の判定領域において検出された特徴量の集まりである第2特徴量群は、重複する範囲が無い。
第1基準量は、サンプルとして取得された第1特徴量群における特徴量の最大値に設定されている。また、第2基準量は、サンプルとして取得された第2特徴量群における特徴量の最小値に設定されている。なお、第1基準量は、サンプルとして取得された第1特徴量群における+3σの特徴量に設定し、第2基準量は、サンプルとして取得された第2特徴量群における-3σの特徴量に設定してもよい。
ところで、検出した特徴量が、第1基準量よりも大きくなる、或いは第2基準量よりも小さくなる場合は、表面形状の抽出や特徴量の検出が正常に行われなかったなどの不具合が発生した可能性がある。そこで、本実施形態では、第1基準量より大きく、且つ、第2基準量未満の所定の範囲を再検出範囲として設定する。そして、検出した特徴量が再検出範囲に含まれる場合は、姿勢を判定する部品の撮影を新たに行って、特徴量の検出をやり直す。
再検出範囲は、第1基準量より大きく、且つ、第2基準量未満の範囲であれば、適宜設定することができる。例えば、再検出範囲は、第1基準量より大きく、且つ、第2基準量未満であってもよい。
[姿勢判定処理]
次に、第2実施形態に係る姿勢判定処理について、図12を参照して説明する。
図12は、第2実施形態における姿勢判定処理の一例を示すフローチャートである。
次に、第2実施形態に係る姿勢判定処理について、図12を参照して説明する。
図12は、第2実施形態における姿勢判定処理の一例を示すフローチャートである。
第2実施形態に係る姿勢判定処理のステップS21~S26は、第1実施形態に係る姿勢判定処理のステップS1~S6と同じである。そのため、ステップS21~S26の説明を省略する。
ステップS26の処理後、認識制御部714は、第1基準量と第2基準量に基づいて設定された再検出範囲と、ステップS26で検出した特徴量と比較する(S27)。そして、認識制御部714は、ステップS26で検出した特徴量が、再検出範囲に含まれるか否かを判定する(S28)。
ステップS28において、ステップS26で検出した特徴量が、再検出範囲に含まれると判定(S28がYES判定)した場合に、全体制御部711は、アーム制御部712及びハンド制御部713に制御指令を送って、供給部4により部品の位置を変更する(S29)。
ステップS29の処理では、ハンド422で部品を把持して部品の位置を変更してもよく、また、ハンド422で部品を押して部品の位置を変更してもよい。これにより、部品の反射光が影響して、部品の表面形状の抽出や特徴量の検出が正常に行われないことが解消される可能性がある。
S29の処理後、認識制御部714は、ステップS21の処理に戻る。なお、特徴量の検出を複数回繰り返しても、検出した特徴量が再検出範囲に含まれる場合は、姿勢判定処理を中断して、判定エラーを不図示の表示部に出力してもよい。
ステップS28において、ステップS26で検出した特徴量が、再検出範囲に含まれないと判定(S28がNO判定)した場合に、認識制御部714は、ステップS27の比較結果から、ピック台5上に配置された部品の姿勢を判定する(S30)。ステップS30の処理後、認識制御部714は、姿勢判定処理を終了する。
このように、本実施形態に係る姿勢判定処理では、部品毎にエッジ形状にばらつきが生じていても、そのばらつきの影響が少ない判定領域において、検出した特徴量と予め定められた基準量(判定閾値)を比較することができる。その結果、部品の姿勢(表裏)を精度よく判定することができる。また、表面形状の抽出や特徴量の検出が正常に行われなかったなどの不具合が生じた可能性がある場合に、再度、特徴量の検出をやり直す。その結果、部品の姿勢(表裏)判定の精度を高めることができる。
以上、本発明の姿勢判定方法、プログラム及び部品供給装置の実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかし、本発明の姿勢判定方法、プログラム及び部品供給装置は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した第1及び第2実施形態では、部品の表面形状における特徴量として、エッジ数を採用した。しかし、本発明に係る特徴量としては、前述したエッジの長さやエッジの面積を採用してもよい。
また、上述した第2実施形態では、検出した特徴量が再検出範囲に含まれる場合に、部品の位置を変更(図12のS29参照)してから、部品の画像を新たに撮影するようにした。しかし、検出した特徴量が再検出範囲に含まれる場合に、部品の位置を変更せずに、カメラの撮影位置或いは撮影姿勢を変更して、部品の画像を撮影するようにしてもよい。また、部品の位置とカメラの撮影位置或いは撮影姿勢の両方を変更するようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2実施形態では、供給部4のハンド422が部品を把持してピック台5に供給する構成とした。しかし、本発明に係る供給部としては、把持する構成に限定されず、例えば、ベルト機構、吸着、エア吸引、磁気的吸引、容器状の部材による保持等のその他の方法で部品を持ち、そして持った部品を放すものであってもよい。
1,100…部品供給装置、 2…フレーム、 3,3A,3B…収容部、 4…供給部、 5,5A,5B,105…ピック台、 6,6A,6B…プレイス台、 7…制御基板、 8…表示部、 31…スリット、 32…シャッター、 32a…フランジ、 41…アームブロック、 42…ハンドブロック、 51…積載板、 52,53,54…壁板、 71…制御部、 72…記憶部、 104…搬送部(収容部と供給部)、 108…ガイド板、 123,423…カメラ、 411…支持台、 412…アーム、 413…ベース部材、 414…第1リンク部材、 415…第2リンク部材、 416…接続部材、 421…ハウジング、 422…ハンド、 422a…把持片、 423…カメラ、 424…照明、 425…偏光フィルタ、 426…複数のレンズ、 427…カメラ本体、 428…偏光フィルム、 711…全体制御部、 712…アーム制御部、 713…ハンド制御部、 714…認識制御部、 715…表示制御部、 721…撮影パラメータ、 722…画像処理パラメータ、 723…表裏判定基準量、 724…各種テンプレート、 725…キャリブレーションデータ
Claims (12)
- 複数の面を有する部品に対して取得した画像に基づき部品の姿勢を判定する姿勢判定方法であって、
前記画像から部品の外形を認識する認識ステップと、
前記認識ステップにより認識した部品の外形に基づき、部品の一部である判定領域における表面形状の特徴量を検出する検出ステップと、
部品の第1面の前記判定領域における基準の特徴量を示す第1基準量と、部品の第2面の前記判定領域における基準の特徴量を示す第2基準量と、検出ステップにより検出した特徴量と、を比較することにより部品の姿勢を判定する判定ステップと、を有する
姿勢判定方法。 - 前記第1基準量及び前記第2基準量は、2つ以上の前記判定領域の特徴量の比である
請求項1に記載の姿勢判定方法。 - 前記取得した画像の撮影距離に応じて、前記第1基準量及び前記第2基準量を変更する
請求項1に記載の姿勢判定方法。 - 前記検出ステップにより検出した特徴量が、前記第1基準量と前記第2基準量との間の所定範囲に含まれる場合に、部品の画像を新たに取得して姿勢判定を行う
請求項1に記載の姿勢判定方法。 - 前記部品の画像を新たに取得する場合は、撮影位置或いは撮影姿勢を変更する
請求項4に記載の姿勢判定方法。 - 前記特徴量は、前記部品の表面におけるエッジ数である
請求項1~5のいずれか1項に記載の姿勢判定方法。 - 前記特徴量は、前記部品の表面におけるエッジの長さである
請求項1~5のいずれか1項に記載の姿勢判定方法。 - ピック台上の部品を持って供給位置に配置する供給部を備える部品供給装置のコンピュータに、
前記ピック台上の部品に対して取得した画像から部品の外形を認識する手順と、
認識した部品の外形に基づき、部品の一部である判定領域における表面形状の特徴量を検出する手順と、
部品の第1面の前記判定領域における基準の特徴量を示す第1基準量と、部品の第2面の前記判定領域における基準の特徴量を示す第2基準量と、前記画像から検出した特徴量と、を比較することにより部品の姿勢を判定する手順と、を実行させるための
プログラム。 - ピック台と、
前記ピック台上の部品を撮影可能なカメラと、
前記ピック台上の部品を持って供給位置へ配置する供給部と、
前記ピック台上の部品の姿勢に応じて、前記供給部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記カメラにより撮影した画像から部品の外形を認識し、認識した部品の外形に基づき、部品の一部である判定領域における表面形状の特徴量を検出して、部品の第1面の前記判定領域における基準の特徴量を示す第1基準量と、部品の第2面の前記判定領域における基準の特徴量を示す第2基準量と、前記画像から検出した特徴量と、を比較することにより部品の姿勢を判定する
部品供給装置。 - 前記第1基準量及び前記第2基準量を記憶する記憶部を備える
請求項9に記載の部品供給装置。 - 前記検出した特徴量が、前記第1基準量と前記第2基準量との間の所定範囲に含まれる場合に、前記カメラにより前記ピック台上の部品の画像を新たに撮影して姿勢判定を行う
請求項10に記載の部品供給装置。 - 前記カメラにより前記ピック台上の部品の画像を新たに撮影する前に、前記供給部により部品を把持して当該部品の位置を変える
請求項11に記載の部品供給装置。
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