JP2023086348A - 生体検査装置および生体検査方法 - Google Patents

生体検査装置および生体検査方法 Download PDF

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智幸 山本
Tomoyuki Yamamoto
絢香 権田
Ayaka Gonda
健作 吉野
Kensaku Yoshino
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Abstract

【課題】血圧検査とHRV計測検査を有効活用して、被検者の健康状態をより多面的に検査し得る、生体検査装置および生体検査方法を提供すること。【解決手段】生体検査装置は、被検者に装着されたカフによって被検者の上肢及び又は下肢を加圧して、被検者の血圧を計測する血圧計測部と、被検者のHRV(Heart Rate Variability)を計測するHRV計測部と、血圧計測部によりカフ圧が変化されたときの、HRV計測部により計測されたHRV計測値の変化に基づいて、被検者の健康状態を判定する判定部と、を有する。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1)フクダ電子株式会社の関連会社 販売日 令和3年2月5日 フクダ電子北海道販売(株) 令和3年2月17日 フクダ電子北東北販売(株) 令和3年2月6日 フクダ電子南東北販売(株) (その他20社) (2)フクダ電子の関連会社がアクセス可能なウェブサイト(非公開) 掲載日 令和3年1月15日 (3)フクダ電子の関連会社のためのウェブ勉強会(非公開) 開催日 令和2年12月16日 令和2年12月17日
本発明は、カフを用いて被検者の健康状態を検査する生体検査装置および生体検査方法に関する。
従来、カフを用いて被検者の血管状態を検査する装置として血圧脈波検査装置がある。血圧脈波検査装置は、動脈硬化の指標として、CAVI(Cardio Ankle Vascular Index)やPWV(Pulse Wave Velocity)を計測する。PWVは心臓から大動脈に血液を送り出す際に発生する波動が動脈の血管壁を伝わる速さであり、速くなるほど血管が硬くなっていることを意味する。PWVは血管上の2点の脈波およびその伝播時間(PWT)を計測し、この2点間の距離を伝播時間で除すことにより求められる。
PWVを計測可能な血圧脈波検査装置が例えば特許文献1に記載されている。PWVに加えてCAVIを計測可能な血圧脈波検査装置が例えば特許文献2に記載されている。
特開2017-164301号公報 特開2006-110155号公報
ところで、血圧脈波検査装置は、一般に、動脈硬化などを検査する血圧脈波検査機能以外にも、心電図検査機能が搭載されている。心電図検査機能には、12誘導心電図検査、不整脈検査、リズム計測検査、マスターテスト検査、負荷後検査、ストレス検査、HRV(Heart Rate Variability)計測検査などがある。
ここで、HRV計測検査とは、被検者の心電図のRR間隔などに基づいて心拍変動や心拍のゆらぎを検出することで、被検者の自律神経活動を把握する検査である。HRVの計測結果により、自律神経に関連した心疾患や、糖尿病による自律神経障害などを評価することができるようになる。一般にHRV計測検査は、安静心電図検査と同様に、ベッドに仰向けに寝た状態の被検者の心電図を測定することで行われる。
本発明は、血圧検査とHRV計測検査を有効活用して、被検者の健康状態をより多面的に検査し得る、生体検査装置および生体検査方法を提供する。
本発明の生体検査装置の一つの態様は、
被検者に装着されたカフによって被検者の上肢及び又は下肢を加圧して、前記被検者の血圧を計測する血圧計測部と、
前記被検者のHRV(Heart Rate Variability)を計測するHRV計測部と、
前記血圧計測部によりカフ圧が変化されたときの、前記HRV計測部により計測されたHRV計測値の変化に基づいて、前記被検者の健康状態を判定する判定部と、
を備える。
本発明の生体検査方法の一つの態様は、
被検者に装着されたカフによって被検者の上肢及び又は下肢を加圧して、前記被検者の血圧を計測するステップと、
前記被検者のHRVを計測するステップと、
カフ圧が変化したしたときのHRV計測値に基づいて、前記被検者の健康状態を判定するステップと、
を含む。
本発明によれば、カフ圧が変化されたときのHRV計測値の変化に基づいて、被検者の健康状態を判定するようにしたので、被検者の健康状態をより多面的に検査し得る、生体検査装置および生体検査方法を実現できる。
実施の形態に係る血圧脈波検査装置の全体構成を示すブロック図 実施の形態の要部構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1>血圧脈波検査装置の全体構成
図1は、本発明の実施の形態に係る血圧脈波検査装置の全体構成を示すブロック図である。
図1において、血圧脈波検査装置1の本体1aには、演算処理部10、入力部70、表示部80、表示制御部81、印字部91、記憶部92、音声出力部93、血圧脈波計測部30、心音計測部40、心電図計測部50および脈波計測部60が設けられている。
血圧脈波計測部30は、上腕用計測制御部31および下肢用計測制御部32を有する。上腕用計測制御部31には、右上腕用カフ21Rおよび左上腕用カフ21Lがそれぞれホース21hを介して接続され、下肢用計測制御部32には、右足首用カフ22Rおよび左足首用カフ22Lがそれぞれホース22hを介して接続されている。
血圧脈波計測部30は、オシロメトリック式の血圧計測機能と空気袋式の脈波計測機能とを有する。
上肢用計測制御部31は、圧力センサ33と、圧力センサ33による検出信号に対して増幅などの所定の信号処理を施す信号処理回路と、カフ21R、カフ21Lに対する給排気を行うポンプおよび排気弁と、この給排気動作を制御するCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インターフェース等を有するコンピュータと、を有する。上肢用計測制御部31は、ホース21hを介してカフ21R、カフ21Lのゴム嚢に空気を導入することでカフ21R、21Lの内圧(以下、カフの内圧を「カフ圧」という)を加圧するとともに、ゴム嚢から空気を排出することでカフ21R、21Lのカフ圧を減圧する。カフ21Rは被検者の右上腕に装着され、カフ21Lは被検者の左上腕に装着される。加圧後のカフ圧の目標値は、脈波計測の場合と血圧計測の場合とで異なり、それぞれ個別に設定可能である。
脈波計測の場合、上肢用計測制御部31は、加圧後のカフ21R、21Lのカフ圧の変動を脈波信号として圧力センサ33で検出し、検出された脈波信号を演算処理部10に出力する。脈波計測は、演算処理部10からの要求に応じて行われる。なお、脈波計測には、2つのカフ21R、21Lのうち片方のみが使用されてもよいし、両方が使用されても良い。
血圧計測の場合、上肢用計測制御部31は、減圧中にカフ21R、21Lのカフ圧の振動を圧力センサ33により検出しながら、振幅の増大が最も顕著なカフ圧を収縮期血圧として検出するとともに、振動の減少が最も顕著なカフ圧を拡張期血圧として検出する。そして、上肢用計測制御部31は、検出された収縮期血圧および拡張期血圧をそれぞれ示す血圧信号を演算処理部10に出力する。血圧計測は、演算処理部10からの要求に応じて行われる。なお、演算処理部10からの要求があった場合、通常は、カフ21Rのみを用いた右側血圧計測とカフ21Lのみを用いた左側血圧計測とが順次行われるが、これらの血圧計測は並行して行われてもよい。
下肢用計測制御部32は、圧力センサ34と、圧力センサ34による検出信号に対して増幅などの所定の信号処理を施す信号処理回路と、カフ22R、カフ22Lに対する給排気を行うポンプおよび排気弁と、この給排気動作を制御するCPU、ROM、RAM、各種インターフェース等を有するコンピュータと、を有する。下肢用計測制御部32は、ホース22hを介してカフ22R、カフ22Lのゴム嚢に空気を導入することでカフ22R、22Lのカフ圧を加圧するとともに、ゴム嚢から空気を排出することでカフ22R、22Lのカフ圧を減圧する。カフ22Rは被検者の右足首に装着され、カフ22Lは被検者の左足首に装着される。加圧後のカフ圧の目標値は、脈波計測の場合と血圧計測の場合とで異なり、それぞれ個別に設定可能である。脈波計測時および血圧計測時の下肢用計測制御部32の動作については、上肢用計測制御部31と同様であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
上肢用計測制御部101および下肢用計測制御部32のコンピュータは、ROMに記憶された制御プログラムをCPUで実行することにより、以下に説明する血圧脈波計測のための演算処理などを行う。
なお、血圧脈波計測部30は、本実施の形態では、上肢用計測制御部31と下肢用計測制御部32とを独立に設けてなるものであるが、上肢用計測制御部31と下肢用計測制御部32とが一体化してなるものであってもよい。
心音計測部40には心音マイク23が接続されている。心電図計測部50には、四肢用心電電極部24aおよび胸部用心電電極部24bが接続されている。脈波計測部60には、アモルファス式脈波センサ25a、25bが接続されている。
演算処理部10は、CPU、ROM、RAM、各種インターフェース等を有するコンピュータである。演算制御部10は、ROMに記憶された制御プログラムをCPUで実行する。
演算処理部10は、血圧脈波計測部30、心音計測部40、心電図計測部50および脈波計測部60(以下これらを「各生体情報計測部」という)を制御する。
また、演算処理部10は、各生体情報計測部から供給された生体情報を受信する。そして、受信した生体情報を、画面に表示する必要があるときには表示用データに編集または変換した上で表示部80に、レポート用の用紙に印字する必要があるときには印字用データに編集または変換した上で印字部91に、出力する。また、演算処理部10は適宜、受信した生体情報を記憶部92に記憶したり、記憶された生体情報を読み出したりする。
また、演算処理部10は、各生体情報計測部から受信した生体情報の波形分析等を行う。波形分析では、波形における特徴部(区分点)の検出等を行う。特徴部としては、例えば、心II音の開始部、上腕での脈波の立上り部、足首での脈波の立上り部、脈波のノッチ、上腕での脈波の切痕部、等が挙げられる。
演算処理部10は、この分析結果と、受信した生体情報により示された数値(例えば血圧)とに基づいて、動脈硬化度の算出を行う。また、演算処理部10は、心電図に基づいて、HRV計測を行う。
動脈硬化度の算出処理について具体的に説明する。演算処理部10は、脈波伝播速度として上腕-足首間脈波伝播速度baPWV(brachial-ankle Pulse Wave Velocity)および心臓-足関節間動脈脈波伝播速度haPWV(heart-ankle Pulse Wave Velocity)を求めるとともに、下肢上肢血圧比として足関節上腕血圧比ABI(Ankle Brachial Pressure Index)を求める。すなわち、演算処理部10は、血圧脈波計測部30により検出された脈波を用いて足関節上腕血圧比(ABI)および脈波伝播速度(PWV)を算出する。また、演算制御部10は、血圧脈波計測部30により検出された脈波を用いて被検者の血圧値を算出する。さらに、演算制御部10は、心臓-足関節間動脈脈波伝播速度haPWVに基づいて算出されるCAVI(Cardio Ankle Vascular Index)などの指標も算出する。ここで、演算制御部10は、心臓-足関節間動脈脈波伝播速度haPWVを対数脈波で補正することによりCAVIを算出する。知られているように、上腕-足首間脈波伝播速度baPWVおよび心臓-足関節間動脈脈波伝播速度haPWVは血管の硬さを示す指標であり、また、足関節上腕血圧比ABIは血管の詰まりを示す指標である。
また、演算処理部10は、ユーザの操作による入力や指示の内容を入力部70から受信し、受信内容に従って、各生体情報計測部や表示部80、印字部91、記憶部92および音声出力部93の機能に関連する設定を行ったり、それぞれの動作の開始や停止を制御したりする。
表示部80は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示画面を有する表示装置であり、演算処理部10から表示用データとして入力された生体情報、分析結果および動脈硬化度等を画面に表示する。
印字部91は、給紙機構や印字用ヘッド等を主要構成として有し、演算処理部10から印字用データとして入力された生体情報、分析結果および動脈硬化度を用紙に印字する。
記憶部92は、ハードディスクドライブや書き込み可能な光ディスクドライブ、不揮発性メモリ等により構成され、演算処理部10からの情報の記憶が可能である。また、記憶部92には、各生体情報計測部によって計測された生体情報、つまり心電図、脈波および心音が記録される。
音声出力部93は、スピーカ等を主要構成として有し、演算処理部10から入力されたガイダンス用データまたは報知音出力指示信号に従って、ガイダンス音声または報知音等を出力する。
入力部70は、キーボードやマウス、ボタン、タッチパネル等から構成され、ユーザの操作による入力や指示を受け付けて、演算処理部10に送る。
脈波計測部60は、被検者に適切に装着されたアモルファス式脈波センサ25a、25bにより検出された被検者の脈波信号を演算処理部10に供給する。これにより、脈波の計測および解析が行われる。なお、アモルファス式脈波センサ25a、25bの一方は例えば被検者の頸動脈部に装着され、他方は例えば被検者の大腿動脈部または膝部に装着される。
心電図計測部50は、被検者に装着された四肢用心電電極部24aおよび胸部用心電電極部24bにより検出された心電図信号を演算処理部10に供給する。これにより、心電図の計測および解析が行われる。四肢用心電電極部24aは、典型的には、右手首、左手首、右足首および左足首にそれぞれ装着される4つの心電電極からなる。両足首用の心電電極に関しては、両足首への装着が右足首用カフ22Rおよび左足首用カフ22Lにより妨げられないように形成されていることが好ましい。また、胸部用心電電極部25bは、典型的には、胸部の6箇所にそれぞれ装着される6つの心電電極からなる。
心音計測部40は、被検者に装着された心音マイク23により検出された心音信号を演算処理部10に供給する。これにより、心音の計測および解析が行われる。
<2>本実施の形態の要部構成
図2は、本実施の形態による血圧脈波検査装置の要部構成を示すブロック図である。本実施の形態の場合、図2の構成のうち、制御部101、HRV計測部102および判定部103は、演算処理部10に設けられている。上述したように、演算処理部10は、CPU、ROM、RAM、各種インターフェース等を有するコンピュータである。演算制御部10は、制御部101、HRV計測部102および判定部103の各機能を、ROMに記憶された制御プログラムをCPUで実行することで実現する。
制御部101は、血圧脈波計測部30、心電図計測部50、HRV計測部102および判定部103の動作を制御する。例えば、制御部101は、これらの部分のオン動作およびオフ動作を制御する。また、制御部101は、血圧脈波計測部30がカフ21R、21L、22R、22Lを加圧するカフ圧を制御する。
HRV計測部102は、心電図計測部50によって得られた心電図を入力し、被検者のHRVを計測する。例えば、HRV計測部102は、所定期間(例えば2分以上)の心電図のRR間隔やパワースペクトルに基づいて心拍変動や心拍のゆらぎを計測し、これをHRV計測値として判定部103に出力する。
判定部103は、血圧脈波計測部30によりカフが加圧されているときにHRV計測部102により計測されたHRV計測値に基づいて、被検者の健康状態を判定する。
例えば、判定部103は、血圧脈波計測部30によりカフ21R、21L、22R、22Lが第1のカフ圧とされているときの第1のHRV計測値と、血圧脈波計測部30によりカフ21R、21L、22R、22Lが第1のカフ圧よりも大きい第2のカフ圧とされているときの第2のHRV計測値と、の変化の度合いに基づいて、被検者の健康状態を判定する。典型的には、第1のカフ圧はゼロであり(例えば加圧前または排気後)、第2のカフ圧は血圧脈波計測部30による血圧脈波計測中での最大カフ圧であり例えば200mmHg程度である。
ここで、血管や自律神経に障害がある非健常者は、カフ21R、21L、22R、22Lによる加圧を行っても、健常者と比べて、自律神経異常が生じない傾向にある。
本発明では、この点に着目して、血圧脈波計測時にカフによる加圧を行った際の被検者のHRV計測値の変化を観察し、HRV計測値の変化が小さいほど血管や自律神経に障害があり、健康状態から遠いと判定するようになっている。
なお、判定部103が判定の対象とするHRV計測値は、第1のカフ圧に対応する第1のHRV計測値と、第2のカフ圧に対応する第2のHRV計測値とに限らない。要は、判定部103は、血圧脈波計測時にカフ圧が変化されたときのHRV計測値の変化に基づき、カフ圧の変化に対してHRV計測値の変化が小さいほど血管や自律神経に障害があるという知見を基準に、健康状態の判定を行うようにすればよい。
判定部103による判定結果、および、血圧脈波計測部30による血圧脈波および動脈硬化度などの計測結果は、表示制御部81を介して表示部80に表示される。
<3>まとめ
以上説明したように、本実施の形態によれば、被検者に装着されたカフ21R、21L、22R、22Lによって被検者の上肢及び又は下肢を加圧して、被検者の血圧を計測する血圧計測部(血圧脈波計測部30)と、被検者のHRVを計測するHRV計測部102と、血圧計測部(血圧脈波計測部30)によりカフ圧が変化されたときの、HRV計測部102により計測されたHRV計測値の変化に基づいて、被検者の健康状態を判定する判定部103と、を設けたことにより、血圧検査とHRV計測検査を有効活用して、被検者の健康状態をより多面的に検査し得る、生体検査装置および生体検査方法を実現できる。
特に、血圧検査時のカフ圧の変動を有効活用して、HRV計測を行うので、単独でHRV計測を行う場合と比較して、トータルの検査時間を短縮化できる。
また、健康状態を、血圧脈波計測による検査結果に加えて、HRV計測を基にした判定結果として提示できるので、医療従事者はより多面的に被検者の健康状態を判断できるようになる。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施の形態では、HRV計測部102は、心電図に基づいてHRVを計測した場合について述べたが、例えば脈波に基づいてHRV(心拍数の変動)を計測してもよい。
上述の実施の形態では、血圧脈波検査装置1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、被検者の上肢及び又は下肢を加圧するカフと、被検者のHRVを計測するHRV計測部と、カフ圧が変化したときのHRV計測値の変化に基づき、被検者の健康状態(障害といってもよい)を判定する判定部と、を有していればよい。よって、本発明は、例えばカフおよびHRV計測機能を有するホルター心電計や、カフおよびHRV計測機能を有する生体情報モニターに適用することも可能である。
本発明は、カフを用いて被検者の健康状態を検査する生体検査装置および方法に広く適用可能である。
1 血圧脈波検査装置
10 演算処理部
21R、21L、22R、22L カフ
30 血圧脈波計測部
50 心電図計測部
101 制御部
102 HRV計測部
103 判定部

Claims (5)

  1. 被検者に装着されたカフによって被検者の上肢及び又は下肢を加圧して、前記被検者の血圧を計測する血圧計測部と、
    前記被検者のHRV(Heart Rate Variability)を計測するHRV計測部と、
    前記血圧計測部によりカフ圧が変化されたときの、前記HRV計測部により計測されたHRV計測値の変化に基づいて、前記被検者の健康状態を判定する判定部と、
    を備える生体検査装置。
  2. 前記健康状態には、血管状態および自律神経状態が含まれる、
    請求項1に記載の生体検査装置。
  3. 前記判定部は、前記血圧計測部により前記カフが第1のカフ圧とされているときの前記HRV計測値と、前記血圧計測部により前記カフが前記第1のカフ圧よりも大きい第2のカフ圧とされているときの前記HRV計測値と、の変化の度合いに基づいて、前記健康状態を判定する、
    請求項1または2に記載の生体検査装置。
  4. 前記第1のカフ圧はゼロであり、前記第2のカフ圧は前記血圧計測部による血圧計測中での最大カフ圧である、
    請求項3に記載の生体検査装置。
  5. 被検者に装着されたカフによって被検者の上肢及び又は下肢を加圧して、前記被検者の血圧を計測するステップと、
    前記被検者のHRVを計測するステップと、
    カフ圧が変化したしたときのHRV計測値に基づいて、前記被検者の健康状態を判定するステップと、
    を含む生体検査方法。
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