JP2023085923A - 中継装置および中継方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアントが用いる通信回線の輻輳を低減しやすい中継装置を提供する。【解決手段】輻輳判断対象となる対象通信回線と、通信相手から信号を受信した場合にはACK信号を通信相手に送信するクライアントとの間を中継する中継装置であって、対象通信回線で輻輳が発生しているかを判断する輻輳判断部39と、輻輳判断部39が対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、複数のクライアントの一部となる少なくとも1つのコネクション型クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理により、ACK信号の通信を制限するACK頻度低下部36とを備える。【選択図】図2
Description
信号を中継する中継装置および中継方法に関し、特に、輻輳を低減する技術に関する。
特許文献1に開示された車載移動局は、受信データ輻輳判定手段、受信データ優先度判別手段、ACK送信制御手段およびACK送信部を備える。受信データ優先度判別手段は、受信データ輻輳判定手段から輻輳の発生を通知された場合に、ACK送信制御手段に、優先度の低いアプリケーションに属するパケットの伝送速度を低下させる指示をする。ACK送信制御手段は、この指示を受けると、該当するアプリケーションの受信データに対するACK信号の送信を指示する頻度を低下させる。
特許文献1に開示された技術は、ACK送信制御部に対してACK信号の送信タイミングを指示する。しかしながら、通信回線を共有しているが、別々にACK信号を送信する他のクライアントに対してはACK信号の送信タイミングを指示することができない。したがって、特許文献1に開示された技術は、他の装置の通信に用いられる通信回線の輻輳を低減させることが難しい。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、クライアントによる通信に用いられる通信回線の輻輳を低減しやすい中継装置および中継方法を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的態様との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための中継装置に係る1つの開示は、
輻輳判断対象となる対象通信回線と、通信相手から信号を受信した場合にはACK信号を通信相手に送信するクライアントとの間を中継する中継装置であって、
対象通信回線で輻輳が発生しているかを判断する輻輳判断部(39)と、
輻輳判断部が対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理により、ACK信号の通信を制限する制限部(36、236)と、を備える中継装置である。
輻輳判断対象となる対象通信回線と、通信相手から信号を受信した場合にはACK信号を通信相手に送信するクライアントとの間を中継する中継装置であって、
対象通信回線で輻輳が発生しているかを判断する輻輳判断部(39)と、
輻輳判断部が対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理により、ACK信号の通信を制限する制限部(36、236)と、を備える中継装置である。
この中継装置によれば、クライアントによる通信に用いられる通信回線の輻輳を低減させることができる。
上記目的を達成するための中継方法に係る1つの開示は、
輻輳判断対象となる対象通信回線と、通信相手から信号を受信した場合にはACK信号を通信相手に送信するクライアントとの間を中継する中継方法であって、
対象通信回線で輻輳が発生しているかを判断し、
対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理により、ACK信号の通信を制限する、中継方法である。
輻輳判断対象となる対象通信回線と、通信相手から信号を受信した場合にはACK信号を通信相手に送信するクライアントとの間を中継する中継方法であって、
対象通信回線で輻輳が発生しているかを判断し、
対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理により、ACK信号の通信を制限する、中継方法である。
<第1実施形態>
〔全体構成〕
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、通信システム10の全体構成を示す図である。通信システム10は、クライアント側システム20と、中継ネットワーク部40と、サーバ側システム50を備える。
〔全体構成〕
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、通信システム10の全体構成を示す図である。通信システム10は、クライアント側システム20と、中継ネットワーク部40と、サーバ側システム50を備える。
本実施形態では、クライアント側システム20は車両に搭載されるシステムである。クライアント側システム20は、複数のクライアント、すなわち、TCPクライアント21、UDPクライアント22、OTAクライアント23を備える。クライアントは、データを他の要素との間で送受信する要素を意味する。クライアントは、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。また、1つのクライアントが、ハードウェアとソフトウェアとを備えていてもよい。
TCPクライアント21は、通信プロトコルの1つであるTCP(Transmission Control Protocol)により通信するクライアントである。TCPではコネクション型通信が実行される。したがって、TCPクライアント21は、コネクション型クライアントである。TCPでは、データを受信した場合、データを受信したことを伝えるための信号であるACK信号をデータ送信元に送信する。データ送信元は、ACK信号を受信するごとに、次のデータを通信先に送信する。ただし、データ受信側で受信ウィンドウサイズRwinを設定することができ、データ送信元は、受信ウィンドウサイズRwinを超えない範囲では、ACK信号を受信しなくても、次のデータを送信できる。
TCPクライアント21は、たとえば、1つのECU(Electronic Control Unit)に実装され、車両内の他の装置から受信したデータを、サーバ側システム50が備えるTCPサーバ54へ送信する。
UDPクライアント22は、通信プロトコルの1つであるUDP(User Datagram Protocol)により通信するクライアントである。UDPでは、コネクションレス型通信が実行され、通信相手の応答を待つことなくデータを送り続ける。UDPクライアント22は、たとえば、TCPクライアント21が実装されるECUとは異なるECUに実装され、通話時の音声データを、サーバ側システム50が備えるUDPサーバ55へ送信する。
OTAクライアント23も、TCPにより通信する。したがって、OTAクライアント23もコネクション型クライアントである。OTAクライアント23は、車両に搭載されたECUなどが実行するプログラムに対する更新プログラムを受信するクライアントである。
これら3つのクライアントは一例である。クライアント側システム20は、複数のクライアントを備えており、そのうちの1つ以上が、コネクション型クライアントであればよい。図1とは異なる例として、UDPクライアント22に代えて、TCPクライアント21、OTAクライアント23とは別に、TCPにより通信するクライアントが備えられていてもよい。
これら3つのクライアントは一例である。クライアント側システム20は、複数のクライアントを備えており、そのうちの1つ以上が、コネクション型クライアントであればよい。図1とは異なる例として、UDPクライアント22に代えて、TCPクライアント21、OTAクライアント23とは別に、TCPにより通信するクライアントが備えられていてもよい。
3つのクライアント21、22、23は、車内ネットワーク24によりDCM(Data Communication Module)30と通信可能になっている。車内ネットワーク24は、一部または全部が有線でも無線でもよい。車内ネットワーク24の一例は、イーサネットである。
DCM30は通信を中継する中継装置であり、無線回線41とクライアント21、22、23との間の通信を中継する中継方法を実行する。DCM30は、クライアント21、22、23から取得したデータを、中継ネットワーク部40を介してサーバ側システム50へ送信する。また、サーバ側システム50から送信されたデータを受信して、そのデータを、データの送信先であるクライアント21、22、23へ送信する。
DCM30は、中継ネットワーク部40を介した通信ができる無線通信装置である。DCM30は、スケジューラ31とプローバ32とを備える。スケジューラ31は、無線回線41との間の信号の送受信のタイミングを調整する。プローバ32は、無線回線41へ送信される信号に、タイムスタンプを付与する。
中継ネットワーク部40は、無線回線41とISPネットワーク42を備えている。無線回線41は、ISPネットワーク42への接続が可能な装置、たとえば、広域移動通信システムが備える基地局装置との間の回線である。よって、無線回線41は、広域移動通信システムにより定まる周波数帯を使用する無線回線である。無線回線41は、輻輳判断対象となる対象通信回線である。図1の無線回線41において、左方向が開口する箱と右方向が開口する箱は、それぞれ、開口する方向からのデータの輻輳の程度を概念的に示している。また、それらの箱を貫通する矢印線はデータを示し、線の太さはデータ量を概念的に示し、矢印の向きはデータの送信方向を示している。図1に示す状態では、無線回線41は、サーバ側システム50からクライアント側システム20へデータを送信する方向に、輻輳が発生している。
ISPネットワーク42は、インターネットを利用可能な通信回線網である。なお、クライアント側システム20とサーバ側システム50との間の通信が可能であれば、ISPネットワーク42に代えて、プライベートネットワークを用いるシステムであってもよい。
サーバ側システム50が備えるクラウド側ゲートウェイ51は、ISPネットワーク42への接続が可能である。また、クラウド側ゲートウェイ51は、プライベートネットワーク53を介して3つのサーバ、すなわち、TCPサーバ54、UDPサーバ55、OTAサーバ56と通信可能になっている。クラウド側ゲートウェイ51はプローバ52を備える。プローバ52は、DCM30が備えるプローバ32と同様、送信されるデータにタイムスタンプを付与する。
プライベートネットワーク53は、有線ネットワークであっても無線ネットワークであってもよい。また、有線と無線とが混在するネットワークであってもよい。
TCPサーバ54は、TCPクライアント21に対応するサーバであり、TCPによりTCPクライアント21と通信する。UDPサーバ55は、UDPクライアント22に対応するサーバであり、UDPによりUDPクライアント22と通信する。OTAサーバ56は、OTAクライアント23に対応するサーバであり、OTAクライアント23と通信する。つまり、TCPサーバ54とTCPクライアント21、UDPサーバ55とUDPクライアント22、OTAサーバ56とOTAクライアント23は互いに通信相手である。
〔DCM30の詳細構成〕
図2にDCM30の詳細構成を示す。DCM30は、スケジューラ31、プローバ32の他に、図2に示すように、不揮発性メモリ33、プロセッサ35、RAM37、バッファ38を備える。もちろん、DCM30は通信回路も備える。
図2にDCM30の詳細構成を示す。DCM30は、スケジューラ31、プローバ32の他に、図2に示すように、不揮発性メモリ33、プロセッサ35、RAM37、バッファ38を備える。もちろん、DCM30は通信回路も備える。
不揮発性メモリ33は、たとえば、フラッシュメモリである。不揮発性メモリ33にはプロセッサ35が実行する中継プログラム34が記憶されている。
プロセッサ35は、RAM37の一時記憶機能を利用しつつ中継プログラム34を実行する。中継プログラム34を実行することで、プロセッサ35はACK頻度低下部36として作動する。また、スケジューラ31もプロセッサを備えた構成であり、スケジューラ31も中継プログラム34を実行する。スケジューラ31は、中継プログラム34を実行することで輻輳判断部39として作動する。なお、プロセッサ35が、スケジューラ31の一部または全部の機能を実行してもよい。したがって、プロセッサ35が輻輳判断部39として作動してもよい。
バッファ38は、無線回線41から受信した信号を一時的に保存する部分である。なお、RAM37の一部がバッファ38として機能してもよい。
輻輳判断部39は、無線回線41に輻輳が発生しているか否かを、逐次、判断する。ACK頻度低下部36は、輻輳判断部39が無線回線41に輻輳が発生していると判断した場合に、OTAクライアント23への信号を捕捉する捕捉処理を実行することで、OTAクライアント23が送信するACK信号の通信頻度を低下させる。換言すると、ACK頻度低下部36は、制限部であり、輻輳判断部39が無線回線41に輻輳が発生していると判断した場合に、OTAクライアント23への信号を捕捉する捕捉処理を実行することで、OTAクライアント23のACK信号の通信を制限する。
図3には、輻輳判断部39とACK頻度低下部36が実行する処理をフローチャートにして示す。輻輳判断部39とACK頻度低下部36は、図3に示す処理を周期的に実行する。図3において、S1、S2、S3は輻輳判断部39が実行し、S4以下はACK頻度低下部36が実行する。
S1では、無線回線41から信号を受信する。この信号にはプローバ52で付与されたタイムスタンプが含まれている。S2では、信号の受信時刻と、受信した信号に含まれているタイムスタンプから、伝送時間を算出する。
S3では、S2で算出した伝送時間をもとに、無線回線41に輻輳が生じているか否かを判断する。S2で算出した伝送時間が、事前に設定した閾値時間を超えていれば、輻輳が生じていると判断する。また、S2で算出した伝送時間が増加傾向にある場合に輻輳が生じていると判断してもよい。伝送時間が増加傾向にあることは、たとえば、逐次算出する伝送時間の増加率が閾値以上であるか否かにより判断することができる。
S3の判断結果がNO、すなわち、輻輳は生じていないと判断した場合にはS4に進む。S4では、受信した信号を、即座に宛先のクライアントへ送信する。S4を実行後はS1へ戻る。
S3の判断結果がYES、すなわち、輻輳が生じていると判断した場合にはS5に進む。S5では、無線回線41から受信する信号のうち、バッファ38に捕捉することで送信速度を低下させる信号の受信速度を算出する。どのクライアントに対して送信された信号をバッファ38に捕捉するかは事前に設定されている。本実施形態では、バッファ38に捕捉する信号は、OTAクライアント23に向けて送信された信号のみである。TCPクライアント21に向けて送信された信号はバッファ38に捕捉しない。OTAクライアント23が受信する信号は、緊急性が相対的に低い。そこで、本実施形態では、OTAクライアント23に向けて送信された信号のみをバッファ38に捕捉する。加えて、OTAクライアント23は、受信ウィンドウサイズが、他のクライアントに比べて相対的に大きい。したがって、OTAクライアント23が受信する信号の速度を低下させることで、効率よく輻輳を低減できる。
S6では、OTAクライアント23へ信号を送信する送信速度を、S5で算出した受信速度よりも低い速度に決定する。S5で算出した受信速度に対して、どの程度、送信速度を低くするかは、種々に決定できる。たとえば、S5で算出した受信速度から、事前に設定した一定値を引いた速度を送信速度とすることができる。また、輻輳の程度が大きいほど、受信速度に対して送信速度を低下させる程度を大きくしてもよい。また、S5で算出した受信速度から、事前に設定した1よりも小さい係数を乗じた速度を送信速度としてもよい。
S7では、無線回線41から受信した信号のうち、OTAクライアント23に向けて送信された信号をバッファ38に入れる。そして、S6で決定した送信速度で、バッファ38からOTAクライアント23へ信号を送信する。なお、OTAクライアント23に向けて送信された信号であるかどうかは、信号のヘッダに含まれているIPアドレス、あるいは、宛先ポート番号をもとに判断する。このS7における処理が捕捉処理である。S7を実行後はS1に戻る。
〔輻輳が低減する流れ〕
上述した図3の処理を実行することで、以下に説明する順序にて、無線回線41に生じている輻輳が低減する。S7を実行する場合、バッファ38には、OTAクライアント23が宛先となっている信号が蓄積されていく。これにより、バッファ38に信号が蓄積されない場合よりも、OTAクライアント23が信号を受信する速度は低下する。また、DCM30が受信する全部の信号の合計の受信速度よりも、DCM30が送信する全部の信号の送信速度が低くなる。
上述した図3の処理を実行することで、以下に説明する順序にて、無線回線41に生じている輻輳が低減する。S7を実行する場合、バッファ38には、OTAクライアント23が宛先となっている信号が蓄積されていく。これにより、バッファ38に信号が蓄積されない場合よりも、OTAクライアント23が信号を受信する速度は低下する。また、DCM30が受信する全部の信号の合計の受信速度よりも、DCM30が送信する全部の信号の送信速度が低くなる。
OTAクライアント23は、TCPにより通信するクライアントであるので、受信速度が低下すると、ACK信号を送信する頻度が低下する。OTAサーバ56は、ACK信号を受信する頻度が低下することになる。よって、OTAサーバ56が信号を送信するまでの時間が長くなる。すなわち、OTAサーバ56がOTAクライアント23に向けて信号を送信する送信速度が低下する。OTAサーバ56がOTAクライアント23に向けて送信する信号は、無線回線41を通る信号である。したがって、その信号の送信速度が低下することで、図4に示すように、バッファ38には信号が溜まるけれども、無線回線41に生じていた輻輳が低減することになる。
また、ACK信号の送信頻度を低下させるために行うS7の処理は、OTAクライアント23に向けて送信された信号を、DCM30にて捕捉する処理である。したがって、OTAクライアント23にACK信号の送信タイミングを指示する必要がない。よって、複数のクライアント21、22、23が共有する無線回線41の輻輳を低減しやすい。
また、OTAクライアント23にACK信号の送信タイミングを指示する必要がないことに加え、ACK信号を検出したり、ACK信号を遅延させたりする必要もない。この点でも、無線回線41の輻輳を低減しやすい。
加えて、捕捉処理により捕捉する信号は、OTAクライアント23に向けて送信された信号のみである。OTAクライアント23に向けて送信された信号は、捕捉されることにより、通信速度が低下する。しかし、捕捉されない信号は、無線回線41の輻輳が低減されることにより、通信速度が遅延してしまうことが抑制される。よって、たとえば、OTAクライアント23が更新プログラムを受信することにより、音声通話が遅延してしまうことが抑制される。
輻輳判断部39は、無線回線41に信号が送信される際に、クラウド側ゲートウェイ51にて付与されるタイムスタンプと、無線回線41から信号を受信したときの時刻とに基づいて輻輳が発生しているかを判断している。このようにすることで、クライアントの数が増えても、輻輳が発生しているかどうかを判断する処理の負荷が大きくなりにくい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
図5に、第2実施形態の通信システム210の全体構成を示す。通信システム210は、第1実施形態のDCM30に代えてDCM230を備える。DCM230は、バッファ38に蓄積する信号が第1実施形態と相違する。図5に示すように、DCM230は、OTAクライアント23が送信する信号を捕捉する。また、DCM230は、第1実施形態のACK頻度低下部36に代えて、ACK頻度低下部236(図6参照)を備える。DCM230が備えるスケジューラ31は、第1実施形態と同様、輻輳判断部39を備える。
図6は、第2実施形態において輻輳判断部39とACK頻度低下部236が実行する処理を示すフローチャートである。第2実施形態では、S3の判断結果がYES、すなわち、無線回線41に輻輳が生じていると判断した場合、ACK頻度低下部236がS15、S16を実行する。
S15では、OTAクライアント23が送信した信号を補足して、バッファ38に入れる。OTAクライアント23が送信する信号には、ACK信号が含まれている。したがって、S15では、少なくとも、OTAクライアント23が送信するACK信号を捕捉していることになる。
S16では、バッファ38に入れた信号を、遅延時間保持した後、無線回線41へ送信する。遅延時間は、種々に決定できる。たとえば、遅延時間は事前に設定された一定時間とすることができる。また、輻輳の程度が大きいほど、遅延時間を大きくしてもよい。S15、S16の処理が捕捉処理である。
S15、S16を実行することでも、OTAサーバ56がACK信号を受信する頻度が低下する。よって、第2実施形態でも、無線回線41に生じていた輻輳が低減する。
また、第2実施形態において、OTAサーバ56がACK信号を受信する頻度を低下させるために行う処理は、OTAクライアント23が送信した信号を、DCM230にて捕捉する処理である。第2実施形態でも、OTAクライアント23にACK信号の送信タイミングを指示する必要がないので、複数のクライアント21、22、23が共有する無線回線41の輻輳を低減しやすい。
第2実施形態では、ACK頻度低下部236は、OTAクライアント23が送信した信号を全部、捕捉する(S15)。このようにする場合、信号のIPヘッダ部を見れば済む。よって、S15における処理負荷を少なくできる。
<第3実施形態>
図7に、第3実施形態の通信システム310の全体構成図を示す。通信システム310は、クライアント側システム320として、スマートフォン330と、テザリング端末340とを備えている。
図7に、第3実施形態の通信システム310の全体構成図を示す。通信システム310は、クライアント側システム320として、スマートフォン330と、テザリング端末340とを備えている。
スマートフォン330は、中継装置であるとともに、クライアントを備えた装置である。スマートフォン330は、第1、2実施形態で説明したスケジューラ31、プローバ32、バッファ38を備えている。また、スマートフォン330は、TCPクライアント331を備えている。TCPクライアント331は、TCPにより通信するクライアントである。TCPクライアント331は、たとえば、ウェブブラウザアプリケーション、メールアプリケーションなどである。
テザリング端末340は、タブレット端末、モバイルコンピュータ、スマートフォン330とは別のスマートフォンなどである。テザリング端末340は、UDPクライアント341とソフトウェアアップデートアプリケーション342を備えている。
UDPクライアント341はUDPにより通信するクライアントである。UDPクライアント341は、たとえば、ビデオストリーミングアプリケーションである。
ソフトウェアアップデートアプリケーション342は、テザリング端末340が実行するソフトウェアをアップデートするアプリケーションである。ソフトウェアアップデートアプリケーション342は、TCPにより通信する。
ソフトウェアアップデートアプリケーション342は、テザリング端末340が実行するソフトウェアをアップデートするアプリケーションである。ソフトウェアアップデートアプリケーション342は、TCPにより通信する。
スマートフォン330とテザリング端末340との間は、狭域無線通信の一例であるWiFi324により接続されている。スマートフォン330は、テザリング端末340が備えるUDPクライアント341、ソフトウェアアップデートアプリケーション342と、無線回線41との間の通信を中継する。スマートフォン330が備えるTCPクライアント331も、スマートフォン330が備える通信装置により無線回線41との間の通信が中継される。
キャリア網ゲートウェイ351は、インターネット360とを接続するゲートウェイである。キャリア網ゲートウェイ351は、クラウド側ゲートウェイ51が備えるものと同じプローバ52を備える。
TCPサーバ371は、TCPクライアント331に対応するサーバであり、TCPによりTCPクライアント331と通信する。UDPサーバ372は、UDPクライアント341に対応するサーバであり、UDPによりUDPクライアント341と通信する。ソフトウェアアップデートサーバ373は、ソフトウェアアップデートアプリケーション342に対応するサーバであり、ソフトウェアアップデートアプリケーション342と通信する。つまり、TCPサーバ371とTCPクライアント331、UDPサーバ372とUDPクライアント341、ソフトウェアアップデートサーバ373とソフトウェアアップデートアプリケーション342は互いに通信相手である。
スマートフォン330が備えるスケジューラ31は、第1、2実施形態と同様、輻輳判断部39を備える。また、スマートフォン330は、第2実施形態のDCM230が備えるACK頻度低下部236を備える。
この通信システム310において、ソフトウェアアップデートアプリケーション342がソフトウェアアップデートを開始したことにより、無線回線41に輻輳が生じたとする。この輻輳は、第3実施形態でも、輻輳判断部39が判断する。
輻輳判断部39が、輻輳が生じたと判断すると、ACK頻度低下部236は、ソフトウェアアップデートアプリケーション342が送信した信号を補足して、バッファ38に一時的に入れることで、この信号を遅延させる。これにより、無線回線41の輻輳が低減する。よって、スマートフォン330は、テザリング端末340がソフトウェアアップデートを実行することで、自身が備えるTCPクライアント331の通信が遅くなってしまうことを抑制できる。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
第2、3実施形態では、通信頻度を低下させるACK信号を送信するクライアント、すなわち、UDPクライアント22またはソフトウェアアップデートアプリケーション342が送信する信号を全部、捕捉していた。しかし、UDPクライアント22またはソフトウェアアップデートアプリケーション342が送信した信号のうちACK信号のみを、バッファ38に遅延時間保持した後、無線回線41に送信してもよい。このようにすれば、ACK信号以外の通信速度を低下させてしまうことが抑制できる。なお、UDPクライアント22またはソフトウェアアップデートアプリケーション342が送信する信号がACK信号であるかどうかは、ヘッダに含まれているACKフラグに基づき判断することができる。
第2、3実施形態では、通信頻度を低下させるACK信号を送信するクライアント、すなわち、UDPクライアント22またはソフトウェアアップデートアプリケーション342が送信する信号を全部、捕捉していた。しかし、UDPクライアント22またはソフトウェアアップデートアプリケーション342が送信した信号のうちACK信号のみを、バッファ38に遅延時間保持した後、無線回線41に送信してもよい。このようにすれば、ACK信号以外の通信速度を低下させてしまうことが抑制できる。なお、UDPクライアント22またはソフトウェアアップデートアプリケーション342が送信する信号がACK信号であるかどうかは、ヘッダに含まれているACKフラグに基づき判断することができる。
<変形例2>
実施形態では、ACK頻度低下部36、236は、ACK信号を捕捉した後、遅延保持時間が経過した後、無線回線41に送信する例を説明した。しかし、ACK頻度低下部36、236は、複数のACK信号のうちの一部を、捕捉した後に破棄してもよい。このようにしても、ACK信号の通信頻度を低下させることができる。
実施形態では、ACK頻度低下部36、236は、ACK信号を捕捉した後、遅延保持時間が経過した後、無線回線41に送信する例を説明した。しかし、ACK頻度低下部36、236は、複数のACK信号のうちの一部を、捕捉した後に破棄してもよい。このようにしても、ACK信号の通信頻度を低下させることができる。
<変形例3>
実施形態ではACK頻度低下部36、236がACK信号を補足していた。しかし、ACK信号が、通信経路のどこかで捕捉されればACK信号の通信頻度を低下させることができる。したがって、ACK頻度低下部は、捕捉処理として、無線回線41と通信相手との間の通信経路に設けられた相手側中継装置に、ACK信号を補足して、ACK信号の通信頻度を低下させることを指示してもよい。
実施形態ではACK頻度低下部36、236がACK信号を補足していた。しかし、ACK信号が、通信経路のどこかで捕捉されればACK信号の通信頻度を低下させることができる。したがって、ACK頻度低下部は、捕捉処理として、無線回線41と通信相手との間の通信経路に設けられた相手側中継装置に、ACK信号を補足して、ACK信号の通信頻度を低下させることを指示してもよい。
相手側中継装置は、第2実施形態ではクラウド側ゲートウェイ51であり、第3実施形態では、キャリア網ゲートウェイ351である。ACK信号を補足した後の処理は、遅延時間保持後に送信する処理でもよいし、複数のACK信号の一部を破棄する処理でもよい。
<変形例4>
無線回線41に輻輳が生じているかどうかは、無線回線41を使う際にクライアント側システム20、320に割り当てられる割当帯域の広さから推定することもできる。割当帯域が狭くなれば、輻輳が生じやすいからである。したがって、輻輳判断部39は、この割当帯域の情報を取得可能である場合、割当帯域の広さをもとに無線回線41に輻輳が生じているかを判断してもよい。
無線回線41に輻輳が生じているかどうかは、無線回線41を使う際にクライアント側システム20、320に割り当てられる割当帯域の広さから推定することもできる。割当帯域が狭くなれば、輻輳が生じやすいからである。したがって、輻輳判断部39は、この割当帯域の情報を取得可能である場合、割当帯域の広さをもとに無線回線41に輻輳が生じているかを判断してもよい。
また、基地局においてキュー長が長くなっていれば輻輳が生じていると推定できる。したがって、輻輳判断部39は、基地局のキュー長の情報を取得可能である場合、基地局のキュー長をもとに無線回線41に輻輳が生じているかを判断してもよい。
<変形例5>
実施形態では、通信頻度を低下させるACK信号は、1つのクライアントが送信するACK信号のみであった。しかし、2つ以上のコネクション型クライアントが送信するACK信号の通信頻度を低下させてもよい。
実施形態では、通信頻度を低下させるACK信号は、1つのクライアントが送信するACK信号のみであった。しかし、2つ以上のコネクション型クライアントが送信するACK信号の通信頻度を低下させてもよい。
<変形例6>
これまでに説明した捕捉処理を、複数種類組み合わせてもよい。
これまでに説明した捕捉処理を、複数種類組み合わせてもよい。
<変形例7>
以下の記載において制御部は、ACK頻度低下部36、ACK頻度低下部236、輻輳判断部39を実行する要素を意味する。
以下の記載において制御部は、ACK頻度低下部36、ACK頻度低下部236、輻輳判断部39を実行する要素を意味する。
本開示に記載の制御部およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部およびその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部およびその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。ハードウェア論理回路は、たとえば、ASIC、FPGAである。
また、コンピュータプログラムを記憶する記憶媒体はROMに限られず、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていればよい。たとえば、フラッシュメモリに上記プログラムが記憶されていてもよい。
上述した実施形態によれば、輻輳判断部が対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、ACK頻度低下部は、ACK信号の通信を制限する。コネクション型通信であるので、ACK信号の通信を制限することにより、通信相手が信号を送信する速度も低下する。よって、対象通信回線の輻輳が低減される。なお、通信は、送信と受信の少なくとも一方を行うことを意味する。
また、ACK信号の通信頻度を低下させるために行う処理は、クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理である。クライアントが通信する信号を捕捉すればよいので、クライアントにACK信号の送信タイミングを指示する必要がない。よって、別々にACK信号を送信する複数のクライアントが共有する通信回線の輻輳を低減しやすい。
加えて、捕捉処理により捕捉する信号は、一部のクライアントが送信した信号である。捕捉されない信号は、対象通信回線の輻輳が低減されることにより、通信速度が遅延してしまうことが抑制される。
21:TCPクライアント(コネクション型クライアント) 22:UDPクライアント 23:OTAクライアント(コネクション型クライアント) 24:車内ネットワーク 30:DCM(中継装置) 31:スケジューラ 32:プローバ 36:ACK頻度低下部(制限部) 37:RAM 38:バッファ 39:輻輳判断部 40:中継ネットワーク部 41:無線回線(対象通信機回線) 51:クラウド側ゲートウェイ 52:プローバ 53:プライベートネットワーク 230:DCM(中継装置) 236:ACK頻度低下部 330:スマートフォン(中継装置) 331:TCPクライアント(コネクション型クライアント) 340:テザリング端末 341:UDPクライアント 342:ソフトウェアアップデートアプリケーション(コネクション型クライアント) 351:キャリア網ゲートウェイ
Claims (9)
- 輻輳判断対象となる対象通信回線と、通信相手から信号を受信した場合にはACK信号を前記通信相手に送信するクライアントとの間を中継する中継装置であって、
前記対象通信回線で輻輳が発生しているかを判断する輻輳判断部(39)と、
前記輻輳判断部が前記対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、前記クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理により、前記ACK信号の通信を制限する制限部(36、236)と、を備える中継装置。 - 請求項1に記載の中継装置であって、
前記捕捉処理において捕捉する信号は、前記対象通信回線から受信する信号であって、前記クライアントが宛先となっている信号であり、
前記捕捉処理では、捕捉した信号を、前記クライアントへ送信する送信速度を、捕捉した信号の受信速度よりも低くする、中継装置。 - 請求項1または2に記載の中継装置であって、
前記捕捉処理として、前記ACK信号を補足して、遅延時間保持した後に、前記ACK信号を前記対象通信回線に送信する処理を行う、中継装置。 - 請求項3に記載の中継装置であって、
前記捕捉処理は、通信頻度を低下させる前記ACK信号を送信する前記クライアントが送信する信号を全部、遅延時間保持後に前記対象通信回線に送信する処理である、中継装置。 - 請求項3に記載の中継装置であって、
前記捕捉処理は、通信頻度を低下させる前記ACK信号を送信する前記クライアントが送信する信号が、前記ACK信号であるか否かをACKフラグに基づき判断し、前記ACK信号であると判断した信号を、遅延時間保持後に前記対象通信回線に送信する処理である、中継装置。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の中継装置であって、
前記捕捉処理は、前記ACK信号の一部を補足して破棄する処理である、中継装置。 - 請求項1~6のいずれか1項に記載の中継装置であって、
前記捕捉処理は、前記対象通信回線と前記通信相手との間の通信経路に設けられた相手側中継装置に、前記ACK信号を補足して、前記ACK信号の通信の制限を指示する処理である、中継装置。 - 請求項1~7のいずれか1項に記載の中継装置であって、
前記輻輳判断部は、前記対象通信回線に信号が送信される際に前記信号に付加されたタイムスタンプと、前記タイムスタンプが付与された前記信号を受信したときの時刻とに基づいて伝送時間を算出し、前記伝送時間に基づいて輻輳が発生しているかを判断する、中継装置。 - 輻輳判断対象となる対象通信回線と、通信相手から信号を受信した場合にはACK信号を前記通信相手に送信するクライアントとの間を中継する中継方法であって、
前記対象通信回線で輻輳が発生しているかを判断し、
前記対象通信回線で輻輳が発生していると判断した場合、前記クライアントが通信する信号を捕捉する捕捉処理により、前記ACK信号の通信を制限する、中継方法。
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