JP2023083782A - 電磁比例弁、電磁比例弁を用いた油圧制御ユニット及びこれらを備えている作業車 - Google Patents

電磁比例弁、電磁比例弁を用いた油圧制御ユニット及びこれらを備えている作業車 Download PDF

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Abstract

【課題】パイロット圧を利用する油路系の単純化を可能にする電磁比例弁を構成する。【解決手段】電磁ソレノイド53と、電磁ソレノイド53に供給される電流に対応して作動する圧力制御スプール56と、作動制御弁に作用させるパイロット圧を出力する第1制御ポートAxと、作動モード設定弁に作用させるパイロット圧を出力する第2制御ポートBxとを備え、電磁ソレノイド53に供給される電流の上昇に伴い第1制御ポートAxのパイロット圧を上昇させ、第2制御ポートBxのパイロット圧を作動モード設定弁の操作に必要な値に維持する。【選択図】図9

Description

本発明は、電磁比例弁、電磁比例弁を用いた油圧制御ユニット及びこれらを備えている作業車に関する。
フロントローダの油圧制御装置を例に挙げると、特許文献1には、ブームシリンダに作動油を給排する方向切換弁と、バケットシリンダに作動を給排する方向切換弁とを備え、夫々の方向切換弁をパイロット圧によって各別に操作する電磁比例弁(文献では、電磁比例減圧弁)を備えた構成が記載されている。
この特許文献1に示される構成は、操縦レバーの操作によって電磁比例弁のソレノイドに供給する電流の設定によりパイロット圧を制御し、方向制御弁を操作してブームシリンダ、あるいは、バケットシリンダの作動を実現している。
また、特許文献1では、ブームをフローティング状態にするために、2つの逆止弁にパイロット圧を作用させる専用の電磁比例減圧弁を備えた構成が記載されている。
特開2011-202730号公報
特許文献1に記載されるように操作レバーの操作により、電磁制御弁に供給する電流を制御し、この電磁比例弁のパイロット圧で制御弁を操作するものでは、例えば、機械的な操作構造を用いて操作レバーの力で弁体を操作するものと比較して、操作構造の複雑化を解消できるものである。
ここで、バケット作業において、特許文献1のように2つの逆止弁を制御することでブームをフローティング状態に設定するものを考えると、2つの逆止弁に作用させるパイロット圧を作り出す電磁比例弁(単純な電磁弁でも良い)を必要とするため、専用の電磁比例弁を必要とするものである。
特に、バケット作業において土砂の排出速度を高速化するために、バケットシリンダからの戻り油を、供給側に合流させることで作動油を再生させる再生弁を用いる技術も考えられており、このような再生弁を用いるものでは、パイロット圧によって再生弁を制御する電磁比例弁を更に必要とするものであった。
このように複数の電磁比例弁を用いる油圧制御ユニットでは、部品点数の増大を招き、電流を供給するための配線数の増大を招くことが懸念されるものであった。
このような理由から、作動油を制御するためにパイロット圧を利用する油路系の単純化を可能にする電磁比例弁、この電磁比例弁を用いることでユニットが単純化する油圧制御ユニット、及び、これらを利用した作業車が必要とされる。
本発明に係る電磁比例弁の特徴構成は、電磁ソレノイドと、前記電磁ソレノイドに供給される電流に対応して作動する圧力制御スプールと、作動制御弁に作用させるパイロット圧を出力する第1制御ポートと、作動モード設定弁に作用させるパイロット圧を出力する第2制御ポートとを備え、前記電磁ソレノイドに供給される電流の上昇に伴い、前記第1制御ポートのパイロット圧を上昇させ、且つ前記第2制御ポートのパイロット圧を前記作動モード設定弁の操作に必要な値に維持する点にある。
この特徴構成によると、電磁ソレノイドに供給される電流に対応したパイロット圧を第1制御ポートから作動制御弁に作用させ、作動制御弁において作動油の油量の制御が可能となる。また、電磁ソレノイドに電流が供給された場合には、第2制御ポートのパイロット圧を上限まで上昇させることにより、作動モード設定弁のポジションの切り換えを迅速に行える。つまり、2つの電磁比例弁を用いることなく、2種のパイロット圧を得ることが可能となり、例えば、油圧制御ユニットを構成の部品点数を低減できる。
その結果、作動油を制御するためにパイロット圧を利用する油路系の単純化を可能にする電磁比例弁が構成された。
上記構成に加えた構成として、前記電磁ソレノイドに供給される電流の上昇の初期に、前記第2制御ポートのパイロット圧を、前記作動形態制御弁の操作に必要な値を超える値まで上昇させても良い。
これによると、第2制御ポートのパイロット圧で作動形態制御弁を迅速、確実に操作できる。
本発明に係る油圧制御ユニットの特徴構成は、前記電磁比例弁を用いた油圧制御ユニットであって、前記作動制御弁が、複動型の油圧シリンダに作動油を給排するように構成され、前記作動形態制御弁が、前記油圧シリンダの一方のシリンダ室に作動油を供給する流路に対し、前記油圧シリンダの他方のシリンダ室から排出された作動油を合流させるパイロット操作型の切換弁として構成されている点にある。
これによると、電磁比例弁の第1制御ポートのパイロット圧で作動制御弁を操作することで複動型の油圧シリンダを制御できる。また、電磁比例弁の第2制御ポートのパイロット圧で作動形態制御弁としての切換弁を操作することで、油圧シリンダの作動速度の高速化が可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記作動制御弁が、前記油圧シリンダを伸長作動させる伸長ポジションと、前記油圧シリンダを収縮作動させる収縮ポジションと、作動油を給排しない中立ポジションとに切換自在な制御スプールを有し、前記油圧シリンダの作動時に前記作動制御弁から前記油圧シリンダに作動油を供給する第1流路と、前記油圧シリンダから作動油が排出される第2流路とを備え、前記切換弁が、3つのポジションのうち中央に前記第1流路の作動油を前記第2流路に合流させる合流ポジションを配置し、前記合流ポジションを挟む2つのポジションに前記作動制御弁からの作動油を前記第1流路に送り、前記第2流路の作動油を前記作動制御弁に戻す連通ポジションを配置した切換スプールを有し、2つの前記電磁比例弁の前記第1制御ポートのパイロット圧を前記制御スプールの両端部に各別に作用させるパイロット制御流路を備え、2つの前記電磁比例弁の前記第2制御ポートのパイロット圧を前記切換スプールの両端部に各別に作用させるモード制御流路を備えても良い。
これによると、2つの電磁比例弁の一方に電流を供給することにより、作動制御弁の制御スプールの一端側に第1制御ポートのパイロット圧を作用させ、制御スプールを伸長ポジションと収縮ポジションとの何れかに設定できる。また、2つの電磁比例弁の一方に電流が供給することにより、切換弁の切換スプールに第2制御ポートのパイロット圧を作用させ、連通ポジションに設定し、油圧シリンダに対する作動油の給排が可能となる。これにより、油圧シリンダの伸長作動、又は、収縮作動を適正に行える。
また、この構成では、2つの電磁比例弁に異なる電流を同時に供給した場合には、他方より大きい電流が供給された電磁比例弁の第1制御ポートのパイロット圧により制御スプールが、伸長ポジションと収縮ポジションとの何れかに設定される。また、2つの電磁比例弁に異なる電流を同時に供給した場合でも、2つの電磁比例弁の第2制御ポートから切換スプールの両端に等しいパイロット圧が作用するため、切換弁は合流ポジションに設定される。このため、作動油が合流する(再生さる)ことにより油圧シリンダの高速作動を可能にする。
上記構成に加えた構成として、前記油圧シリンダを制御する操作具を備え、前記操作具の操作位置に基づいて、2つの前記電磁比例弁に選択的に電流を供給する制御部を備えても良い。
これによると、操作具の人為的な操作に基づいて、2つの電磁比例弁に電流の供給を制御することが可能となる。
本発明に係る作業車の特徴構成は、前記電磁比例弁、前記油圧制御ユニットが車体に備えられている点にある。
この特徴構成によると、作業車において、電磁比例弁によりパイロット圧を利用した油圧系の単純化を可能にし、油圧シリンダの作動速度の高速化を可能にする作業車が構成された。
フロントローダを備えたトラクタの側面図である。 油圧制御ユニットの油圧回路図である。 バケット制御ブロックの油圧回路図である。 ハウジング内のスプール等と油路を示す断面図である。 高速ダンプ作動時のハウジング内のスプール等と油路を示す断面図である。 操作レバーと制御構成とを示す図である。 操作レバーのグリップ部を示す斜視図である。 電磁比例弁に電流を供給した際の第1制御ポートと第2制御ポートとのパイロット圧の変化を示すグラフである。 電磁比例弁の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1には、フロントローダ10を備えたトラクタA(作業車の一例)を示している。同図では、トラクタの前方を「F」で示し、後方を「R」で示している。
トラクタAは、前車輪1と後車輪2とを有する車体3の前部にエンジン4を備え、運転部を覆うキャビン5の内部に車体3の後部に運転座席6とステアリングホイール7とを収容している。
フロントローダ10は、左右の支柱状フレーム11と、左右のブーム12と、1つのバケット13と、左右のブームシリンダ14(油圧シリンダの一例)と、1つのバケットシリンダ15(油圧シリンダの一例)とを備えている。このフロントローダ10は、左右の支柱状フレーム11を車体3に着脱自在に取り付けることにより、車体3に対するフロントローダ10の全体の着脱を可能にしている。
左右のブーム12は、前端部が車体3の前側に突出し、この前端部が上下移動できるように、その基端部が対応する左右の支柱状フレーム11の上端に支持されている。更に、左右のブーム12の前端部に横向き姿勢の支軸13aを中心に揺動自在にバケット13が支持されている。
ブームシリンダ14は複動型であり、ブーム側ピストンロッド14aを支柱状フレーム11に連結し、ブーム側シリンダ部14bのボトムをブーム12に連結している。バケットシリンダ15は複動型であり、バケット側ピストンロッド15aをバケット13に連結し、バケット側シリンダ部15bのバケット側シリンダ部15bをブーム12に連結している。
この構成から、フロントローダ10は、ブームシリンダ14の伸長によりブーム12の先端を上昇させ、ブームシリンダ14の収縮によりブーム12の先端を下降させる。また、フロントローダ10は、バケットシリンダ15の伸長により支軸13aを中心にバケット13を揺動させるダンプ作動を行わせ、バケットシリンダ15の収縮により支軸13aを中心にバケット13を揺動させるスクイ作動を行わせる。
〔油圧制御ユニット〕
図1に示すように、フロントローダ10は、運転座席6の近傍に配置した単一の操作レバー16(操作具の一例)の操作によりブームシリンダ14の伸縮作動と、バケットシリンダ15の伸縮作動とを可能にしている。図6、図7に示すように操作レバー16は、スクイ領域Sと、中立領域Nと、第1ダンプ領域D1と、第2ダンプ領域D2とに操作自在に支持され、グリップ部16aにモードスイッチ17とフローティングスイッチ39とを備えている。
尚、モードスイッチ17とフローティングスイッチ39とは、押し操作によりON状態に設定されるものが用いられている。また、この操作レバー16は、図7に示すように、平面視で互いに直交する方向となるY方向とZ方向とに操作自在に構成されている。特にY方向に操作することでバケット13を制御し、Z方向に操作することでブーム12を制御する。
図2に示すように、油圧制御ユニットBは、バケット13を制御するバケット制御ブロックBaと、ブーム12を制御するブーム制御ブロックBbとを備えている。
図2、図3に示すように、バケット制御ブロックBaは、エンジン4(図1を参照)で駆動される作動油ポンプ21(油圧ポンプの一例)から作動油が供給される作動油流路22を有し、作動油を排出するドレン流路23を有している。更に、この油圧制御ユニットBは、パイロット油ポンプ28からのパイロット圧を伝えるパイロット流路29を備え、パイロット油を排出するパイロットドレン流路30を有している。
〔油圧制御ユニット:バケット制御ブロック〕
図3に示すように、バケット制御ブロックBaでは、作動油流路22の作動油をバケットシリンダ15に給排するバケット制御弁24(作動制御弁の一例)を有している。
バケット制御ブロックBaは、バケット制御弁24の操作によってバケット13をダンプ作動させる際に、バケット制御弁24からバケットシリンダ15に作動油が供給される第1流路31と、バケットシリンダ15から排出された作動油がバケット制御弁24に流れる第2流路32とを有している。更に、第1流路31と、第2流路32とにパイロット操作型のチェック弁27を有している。
バケット制御ブロックBaは、第1流路31の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26と、第2流路32の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26とを有している。第1流路31と、第2流路32とにパイロット操作型のチェック弁27を備えている。
バケット制御ブロックBaは、第2流路32に流れる作動油をバケット制御弁24に戻す連通ポジション、及び、第2流路32に流れる作動油を第1流路31に合流させる合流ポジションに切り換え可能な切換弁33(作動モード設定弁の一例)を備えている。
このバケット制御ブロックBaは、モード弁38を備えている。このモード弁38は、切換弁33が合流ポジションにある状態で、閉止ポジションに設定されることで、バケット13のダンプ作動の高速化を可能にし、開放ポジションに設定されることで、バケット13のフローティングを可能にする。
モード弁38は、開放ポジションと、閉止ポジションとに切換自在なモードスプール38aを備えており、パイロット圧が作用しない状態でスプ-ルスプリングの付勢力によって連通ポジションに設定される。
バケット制御弁24は、制御スプール24aを有し、この制御スプール24aは、パイロット圧により中立ポジションNpと、この中立ポジションNpを挟む位置のスクイポジションSp(収縮ポジションの一例)と、ダンプポジションDp(伸長ポジションの一例)との3ポジション自在に構成されている。
特に、切換弁33は、切換スプール33aを有し、この切換スプール33aはパイロット圧の制御により中立位置となる合流ポジションと、この合流ポジションを挟む2箇所の連通ポジションとに操作自在に構成されている。
このバケット制御ブロックBaは図6に示すように、操作レバー16の操作領域をポテンショメータ等の操作位置センサ18で電気的に検出し、検出された操作領域に基づき一対の電磁比例弁PVに供給する電流を設定する制御部19を備えている。
図4、図5に示すように、油圧制御ユニットBのバケット制御ブロックBaでは、ハウジングHに対してバケット制御弁24の制御スプール24aと、切換弁33の切換スプール33aと、モード弁38のモードスプール38aを移動自在に収容している。
更に、バケット制御ブロックBaでは、ハウジングHに対し、一対のリリーフ弁26を収容し、一対のチェック弁27を収容し、更に、一対のチェック弁27の夫々に作用するパイロット圧を制御するポペット弁27aを収容している。尚、ポペット弁27aは、図4、図5に示す油圧制御ユニットBの油圧回路図には示していない。
特に、ハウジングHには、一対の電磁比例弁PVを備えており、これらのうち、バケット13をスクイ作動させるものを、スクイ側電磁比例弁PVsと称し、バケット13をダンプ作動させるものをダンプ側電磁比例弁PVdと称する。
〔電磁比例弁〕
図9に示すように電磁比例弁PVが構成されている。つまり、軸芯Xを中心とする筒状のケース部51の内部に、軸芯Xに沿う方向に移動自在に鉄芯52を収容し、ケース部51の外周部に電磁ソレノイド53を備え、ケース部51の端部に嵌合状態で支持体54を備えている。
支持体54は、軸芯Xと同軸芯で貫通孔が形成され、この貫通孔に対し鉄芯52と一体的に移動するプランジャ55が挿通している。また、支持体54のうち、プランジャ55の反対側に形成された凹部にスプール56(圧力制御スプールの一例)が嵌め込まれ、このスプール56をプランジャ55の方向に付勢するスプリング57が、スプール56に外嵌状態で配置されている。
このスプール56は、プランジャ55が突出端(図9で右側の端部)が当接可能な位置に配置されている スプール56は、外周に複数のランド部が形成され、軸芯Xと同軸芯でドレン孔部56aが形成され、このドレン孔部56aの先端側(図9で右端)がランド部の外周面の部位に連通し、このドレン孔部56aの基端側(図9で左端)がドレンポートTxに連通している。
この電磁比例弁PVは、油圧制御ユニットBを構成するハウジングHの孔状部に嵌め込む状態で使用される。ハウジングHの孔状部には、パイロット流路29に連通するポンプポートPxと、パイロットドレン流路30に連通するドレンポートTxと、パイロット制御流路35に連通する第1制御ポートAxと、モード制御流路36に連通する第2制御ポートBxとが形成されている。
この電磁比例弁PVは、電磁ソレノイド53に供給する電流を増大することによりスプリング57の付勢力に抗してプランジャ55が突出作動(図9で右側への作動)し、スプール56を作動させる。この作動に伴いパイロット流路29のパイロット圧を制御して第1制御ポートAxと、第2制御ポートBxとから伝える。
また、電磁比例弁PVは電磁ソレノイド53に供給する電流の増大に伴い、第1制御ポートAxのパイロット圧を比例的に増大させるものであるが、第2制御ポートBxでは、第1制御ポートAxのパイロット圧が伝えられる以前に、上限(切換弁33の操作に必要な値を超える値)となるパイロット圧(パイロット流路29の圧力)を維持した状態を伝えるように構成されている。
このように作り出されるパイロット圧を図8に示している。同図に示すように電磁ソレノイド53に供給される電流(電流値)を横軸に取り、第1制御ポートAxのパイロット圧P1と、第2制御ポートBXのパイロット圧P2との変化を縦軸方向で表しており、電磁ソレノイド53に供給される電流(電流値)が増大した場合には、第2制御ポートBXのパイロット圧P2が極めて短時間のうちに上限まで上昇し、この後に第1制御ポートAxのパイロット圧P2が電流に比例して増大することが理解できる。
また、第2制御ポートBXのパイロット圧P2のパイロット圧の上限は、第1制御ポートAxのパイロット圧P1の上限と等しく、ポンプポートPxの圧力と等しい圧力となる。特に、第2制御ポートBXのパイロット圧P2のパイロット圧の上限は、決まった値に圧力に限定されるものではなく、任意の値であっても良い。
図4、図5に示すように、油圧制御ユニットBは、ハウジングHの一方に(図では左側)にスクイ側電磁比例弁PVsを備え、ハウジングHの他方(図では右側)にダンプ側電磁比例弁PVdを備えている。
〔パイロット油路の構成〕
図3に示すように、バケット制御ブロックBaは、バケット制御弁24の制御スプール24aの一方の端部に一方の電磁比例弁PVの第1制御ポートAxからのパイロット圧を作用させるパイロット制御流路35を形成し、制御スプール24aの他方の端部に他方の電磁比例弁PVの第1制御ポートAxからのパイロット圧を作用させるパイロット制御流路35を形成している。
また、パイロット制御流路35からチェック弁27(ポペット弁27a)に圧力を作用させる流路を分岐して形成し、モード弁38のモードスプール38aに圧力を作用させる流路を分岐して形成している。
〔制御形態:スクイ作動〕
バケット制御ブロックBaは、操作レバー16を、スクイ領域Sに操作した場合には、バケット13をスクイ作動させる。
この作動が行われる際には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsに電流を供給することにより、第2制御ポートBxのパイロット圧の作用により、切換弁33が一方の連通ポジションに設定される。
この設定状態において、スクイ側電磁比例弁PVsの第1制御ポートAxからのパイロット圧によりバケット制御弁24がスクイポジションSpに操作されることにより、バケットシリンダ15のバケット側ピストンロッド15aの側のシリンダ室に作動油が供給され、バケットシリンダ15が収縮作動することによりスクイ作動が行われる。
尚、バケット13にスクイ作動させる制御では、モード弁38のモードスプール38aに対して第1制御ポートAxのパイロット圧が作用し、モードスプール38aが開放ポジションに設定されることになるが、このスクイ作動では、モード弁38に作動油が流れることはなく、スクイ作動に影響を与えることはない。
〔制御形態:ダンプモード(a)〕
また、モードスイッチ17がON操作されない状況(OFF状態にある状況)で、操作レバー16を、図6に示す第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に連続的に操作した場合には、第1ダンプ領域D1において、バケット13を高速ダンプ作動させ、第2ダンプ領域においてバケット13を標準的な速度で作動させる。
この作動において、操作レバー16が第1ダンプ領域に操作された場合には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsに設定値の電流を供給すると共に、制御部19がダンプ側電磁比例弁PVdに対しスクイ側の電磁比例弁PVに供給する電流より大きい値の電流を供給する。
これにより、切換弁33の切換スプール33aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第2制御ポートBxのパイロット圧が等しく作用し、この切換スプール33aは合流ポジションに設定される。
このように設定された状態では、2つの電磁比例弁PVのうちスクイ側電磁比例弁PVsの第1制御ポートAxのパイロット圧が、モード弁38のモードスプール38aを開放ポジションに向けて作用し、これと同時に、ダンプ側電磁比例弁PVdの第1制御ポートAxのパイロット圧が、モード弁38のモードスプール38aを閉止ポジションに向けて作用する。
このようにパイロット圧がモードスプール38aの両端に作用するが、前述したように制御部19が、ダンプ側電磁比例弁PVdと比較してスクイ側電磁比例弁PVsに供給する電流より大きい値の電流を供給するため、モード弁38のモードスプール38aは閉止ポジションに設定される。
このモード弁38のモードスプール38aと同様に、バケット制御弁24の制御スプール24aの両端にパイロット圧が作用するものの、前述したように、制御部19が、ダンプ側電磁比例弁PVdと比較してスクイ側電磁比例弁PVsに供給する電流より大きい値の電流を供給するため、制御スプール24aは、ダンプポジションDpに操作される。
その結果、バケット制御弁24から第1流路31を介してバケットシリンダ15に作動油を供給し、バケットシリンダ15から第2流路32に排出される作動油を、合流ポジションにある切換弁33が第2流路32に合流させる。また、モード弁38が閉止位置にあるため第2流路32の作動油をドレン流路23に排出することがなく、第1流路31には第2流路32から合流した作動油が供給されるためバケット13の高速ダンプ作動を行わせる。これによりバケット13の土砂等を迅速に排出できる。
この後に、操作レバー16が第2ダンプ領域に操作された場合には、制御部19がダンプ側電磁比例弁PVdだけに電流を供給する。これにより、制御部19ダンプ側の電磁比例弁PVの第2制御ポートBxのパイロット圧により、バケット制御弁24がダンプポジションDpに操作される。
そのため、バケット制御弁24で制御された作動油が、第1流路31を介してバケットシリンダ15のバケット側シリンダ部15bのシリンダ室に供給され、バケット側ピストンロッド15aの側のシリンダ室から排出された作動油が第2流路32を介してバケット制御弁24に戻され、更に、ドレン流路23に排出される。これにより、バケットシリンダ15が伸長作動することにより標準的な速度でダンプ作動が行われる。
〔制御形態:ダンプモード(b)〕
モードスイッチ17がON操作した状況で、操作レバー16を、図6に示す第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に連続的に操作した場合には、前述したダンプモード(a)とは逆に、第1ダンプ領域D1において、バケット13を標準的な速度で作動させ、第2ダンプ領域D2において、バケット13を高速ダンプ作動させる。
このダンプモード(b)において、バケット13を標準的な速度で作動させる際の作動油の流れ、パイロット圧による弁の作動、及び、バケット13を高速ダンプ作動させる際の作動油の流れ、パイロット圧による弁の作動はダンプモード(a)と共通する。
〔制御形態:フローティング〕
バケット13のフローティングは、フローティングスイッチ39のON操作により可能となる。
つまり、フローティングスイッチ39がON操作された場合には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsと、ダンプ側電磁比例弁PVdとに等しい値の電流を供給する。
これにより、切換弁33の切換スプール33aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第2制御ポートBxのパイロット圧が等しく作用するため、この切換スプール33aは合流ポジションに設定される。また、このようにパイロット圧が作用することにより第1流路31と第2流路32とに備えたチェック弁27が開放する。
これと同様に、バケット制御弁24の制御スプール24aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第1制御ポートAxの等しいパイロット圧が作用し、制御スプール24aは中立ポジションに操作される。
更に、モード弁38のモードスプール38aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第1制御ポートAxの等しいパイロット圧が作用するものの、スプ-ルスプリングの付勢力によりモードスプール38aは開放ポジションに設定される。
このようにバケット制御弁24が中立ポジションに設定され、モード弁38が開放ポジションに設定されているため、バケット制御弁24によって第1流路31と第2流路32との間での作動油の流れを可能にすると共に、このように流れる作動油の圧力が低減されるため、バケット13のフローティング状態への移行を実現する。
尚、フローティングを行わせることにより、バケット13を接地させた状態で土砂等を掬い取るために車体3を前進させた際に、バケット13の姿勢を地面の凹凸に追従させて自由に変化させることが可能となる。
〔ブーム制御ブロック〕
図2に示すように、ブーム制御ブロックBbの油路構成は、バケット制御ブロックBaと基本的に共通するが、バケット制御ブロックBaのモード弁38を備えていない点でバケット制御ブロックBaと異なる。
このブーム制御ブロックBbでは、ブーム12を制御するブーム制御弁44(作動制御弁の一例)を備えている。このブーム制御弁44は、作動油を供給する対象が異なるだけで、バケット制御ブロックBaのバケット制御弁24と共通する構成を有している。尚、共通する構成については、バケット制御ブロックBaと共通する符号を付している。
このブーム制御ブロックBbでは、一対の電磁比例弁PVの構成も、バケット制御ブロックBaに備えた電磁比例弁PVと共通する構成を有しており、操作レバー16の操作(前述したZ方向への操作)により電磁比例弁PVから供給する電流を制御してブーム制御弁44を操作する。
図2に示すように、ブーム制御ブロックBbの切換弁33は、バケット制御ブロックBaの切換弁33と共通する構成であるが、合流ポジションに設定された場合に、合流状態の流路をドレン流路23に連通させるように構成されている。
このような構成から、操作レバー16の操作によりブームシリンダ14を伸縮させることでブーム12を昇降作動させ、バケット13の高さを設定できる。
また、フローティングスイッチ39をON操作することでブーム12をフローティングさせることも可能である。つまり、フローティングスイッチ39がON操作された場合には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsと、ダンプ側電磁比例弁PVdとに等しい値の電流を供給する。
これにより、バケット制御ブロックBaにおける制御と同様に、切換弁33は合流ポジションに設定され、第1流路31と第2流路32とに備えたチェック弁27が開放し、ブーム制御弁44が中立ポジションに設定される。
その結果、バケット13を接地させた状態で土砂等を掬い取るために車体3を前進させた際に、バケット13を地面の凹凸に追従させて自由に昇降させるようにブーム12の上下方向への自由な移動を可能にする。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)実施形態では、電磁比例弁PVのスプール56(圧力制御スプール)をハウジングHの孔状部に挿入することにより、スプール56とハウジングの孔状部との境界に、ポンプポートPxと、ドレンポートTxと、第1制御ポートAxと、第2制御ポートBxとを形成していたが、これに代えて、スプール56を収容するケースを備えて電磁比例弁PVを構成することも可能である。
この別実施形態(a)のようにスプール56を収容するケースを備えたものでは、ケースに対してポンプポートPxと、ドレンポートTxと、第1制御ポートAxと、第2制御ポートBxとを形成することになり、スプール56と一体的にケースをハウジングに収容することで、各ポートとパイロット制御のための流路が接続することになる。
(b)電磁比例弁PVとして、第1制御ポートのパイロット圧が上昇する際に、第2制御ポートと同様にパイロット圧が上限まで上昇する制御ポート(例えば、第3制御ポート)を備える。この制御ポートは複数であっても良く、このように第2制御ポートと同様のパイロット圧を作用させる制御ポートを複数備えることにより、複数の対象に対して同時にパイロット圧を作用させることが可能となる。
(c)モードスイッチ17は、操作レバー16のグリップ部16aに備える構成に限るものではなく、操作レバー16のレバーガイド部や、メータパネル部に備えることも考えられる。この場合、モードスイッチ17は操作位置が保持されるトグル型のものを用いることが考えられる。
(d)操作レバー16を、スクイ領域Sと、中立領域Nと、ダンプ領域(図示せず)との3領域に操作できるように構成し、操作レバー16がこれらの3領域に操作された場合に、これ対応してバケット制御弁24をスクイポジションと、中立ポジションと、ダンプポジションとの3ポジションに操作するように制御部の制御形態を設定する。
また、この別実施形態(d)では、バケット制御弁24がダンプポジションにある状態でモードスイッチ17がON操作された場合に開閉弁25を閉止ポジションに設定することで、バケット13のダンプ作動を高速化させることが可能となる。
本発明は、電磁比例弁、電磁比例弁を用いた油圧制御ユニット、及び、作業車に利用することができる。
14 ブームシリンダ(油圧シリンダ)
15 バケットシリンダ(油圧シリンダ)
16 操作レバー(操作具)
19 制御部
24 バケット制御弁(作動制御弁)
24a 制御スプール
31 第1流路
32 第2流路
33 切換弁(作動モード設定弁)
33a 切換スプール
35 パイロット制御流路
36 モード制御流路
44 ブーム制御弁(作動制御弁)
53 電磁ソレノイド
56 スプール(圧力制御スプール)
A トラクタ(作業車)
Ax 第1制御ポート
Bx 第2制御ポート
Np 中立ポジション
Sp スクイポジション(収縮ポジション)
Dp ダンプポジション(伸長ポジション)
B 油圧制御ユニット
PV 電磁比例弁

Claims (6)

  1. 電磁ソレノイドと、前記電磁ソレノイドに供給される電流に対応して作動する圧力制御スプールと、作動制御弁に作用させるパイロット圧を出力する第1制御ポートと、作動モード設定弁に作用させるパイロット圧を出力する第2制御ポートとを備え、
    前記電磁ソレノイドに供給される電流の上昇に伴い、前記第1制御ポートのパイロット圧を上昇させ、且つ前記第2制御ポートのパイロット圧を前記作動モード設定弁の操作に必要な値に維持する電磁比例弁。
  2. 前記電磁ソレノイドに供給される電流の上昇の初期に、前記第2制御ポートのパイロット圧を、前記作動モード設定弁の操作に必要な値を超える値まで上昇させる請求項1に記載の電磁比例弁。
  3. 請求項1又は2に記載の電磁比例弁を用いた油圧制御ユニットであって、
    前記作動制御弁が、複動型の油圧シリンダに作動油を給排するように構成され、前記作動モード設定弁が、前記油圧シリンダの一方のシリンダ室に作動油を供給する流路に対し、前記油圧シリンダの他方のシリンダから排出された作動油を合流させるパイロット操作型の切換弁として構成されている油圧制御ユニット。
  4. 前記作動制御弁が、前記油圧シリンダを伸長作動させる伸長ポジションと、前記油圧シリンダを収縮作動させる収縮ポジションと、作動油を給排しない中立ポジションとに切換自在な制御スプールを有し、
    前記油圧シリンダの作動時に前記作動制御弁から前記油圧シリンダに作動油を供給する第1流路と、前記油圧シリンダから作動油が排出される第2流路とを備え、
    前記切換弁が、3つのポジションのうち中央に前記第1流路の作動油を前記第2流路に合流させる合流ポジションを配置し、前記合流ポジションを挟む2つのポジションに前記作動制御弁からの作動油を前記第1流路に送り、前記第2流路の作動油を前記作動制御弁に戻す連通ポジションを配置した切換スプールを有し、
    2つの前記電磁比例弁の前記第1制御ポートのパイロット圧を前記制御スプールの両端部に各別に作用させるパイロット制御流路を備え、
    2つの前記電磁比例弁の前記第2制御ポートのパイロット圧を前記切換スプールの両端部に各別に作用させるモード制御流路を備えている請求項3に記載の油圧制御ユニット。
  5. 前記油圧シリンダを制御する操作具を備え、
    前記操作具の操作位置に基づいて、2つの前記電磁比例弁に選択的に電流を供給する制御部を備えている請求項4に記載の油圧制御ユニット。
  6. 請求項1又は2に記載の電磁比例弁及び請求項3~5のいずれか一項に記載の油圧制御ユニットが車体に備えられている作業車。
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