JP2023083780A - 油圧制御ユニット及び作業車 - Google Patents

油圧制御ユニット及び作業車 Download PDF

Info

Publication number
JP2023083780A
JP2023083780A JP2021197672A JP2021197672A JP2023083780A JP 2023083780 A JP2023083780 A JP 2023083780A JP 2021197672 A JP2021197672 A JP 2021197672A JP 2021197672 A JP2021197672 A JP 2021197672A JP 2023083780 A JP2023083780 A JP 2023083780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
valve
dump
control
hydraulic fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021197672A
Other languages
English (en)
Inventor
良介 大柳
Ryosuke Oyanagi
聖明 西川
Masaaki Nishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2021197672A priority Critical patent/JP2023083780A/ja
Publication of JP2023083780A publication Critical patent/JP2023083780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

【課題】バケットをダンプ作動させる際のバケットの作動速度の切り換えを容易に変更し得る油圧制御ユニットを得る。【解決手段】ドレン流路23に開閉弁25を備え、バケット制御弁24のスプール24aは、ダンプポジションDpにある状態で、バケットシリンダ15から戻される作動油を、作動油流路22からの作動油に合流させる合流路24bを有している。開閉弁25は、バケット制御弁24からドレン流路23に排出される作動油の流れを許容する開放ポジションと、作動油の流れを阻止する閉止ポジションとに切換可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、油圧制御ユニット及び作業車に関する。
ブームシリンダとバケットシリンダとを備え、バケット作業を可能にするフロントローダを例に挙げると、特許文献1に示されるようにブームシリンダを制御するブーム制御弁と、バケットシリンダを制御するバケット制御弁との人為的な操作を可能にする操作レバーが用いられるものがある。
この特許文献1では、トラクタの車体にフロントローダ装置を備えており、単一の操作レバーの操作方向の選択によってブーム制御弁とバケット制御弁との一方を選択して操作できるように構成されている。
特許文献1は、バケットシリンダを制御するバケット制御弁が、バケットで土砂等の掬い取りを可能にするロールバック位置と、バケットシリンダに対する作動油の給排を行わない中立位置と、土砂等を素早く放出するようにバケットを急速に作動させる急速ダンプ位置と、土砂等を標準的な速度で放出するようにバケットを作動させる標準ダンプ位置とに操作できるように構成されている。
この特許文献1に記載される油圧制御装置では、ロールバック位置と、中立位置と、急速ダンプ位置と、標準ダンプ位置とが、この順序で配置されている。このため、バケットから土砂等を放出するために操作レバーを、中立位置から急速ダンプ位置に操作することでバケットが急速作動させることが可能となる。この後、操作レバーを標準ダンプ位置に操作することによりバケットの標準速度での作動を可能にしている。
特開2004-285564号公報
特許文献1に記載された構成では、バケットから土砂等を放出するために、中立位置にある操作レバーを操作した場合に、バケットが必ず急速作動するため、土砂等の放出量を抑制する必要がある場合には、操作レバーの操作で対応することが困難になるものであった。
このような不都合を解消するために、特許文献1に記載された順序とは逆に、操作レバーを中立位置から操作した場合に標準ダンプ位置の次に急速ダンプ位置に操作することも考えられる。しかしながら、このように順序を設定したものであっても、作業形態によっては特許文献1に記載されたように、中立位置に隣接する位置に急速ダンプ位置を配置した構成も必要とするため改善の余地がある。
このような理由から、バケットをダンプ作動させる際のバケットの作動速度の切り換えを容易に変更し得る油圧制御ユニット、及び、作業車が必要とされる。
本発明に係る油圧制御ユニットの特徴構成は、油圧ポンプから作動油が供給される作動油流路と、作動油を排出するドレン流路と、前記作動油流路の作動油を複動型のバケットシリンダに供給し、かつ、前記バケットシリンダからの作動油を前記ドレン流路に排出するバケット制御弁と、前記ドレン流路に備えられた開閉弁とを備え、前記バケット制御弁が、バケットをスクイ作動させるスクイポジションと、前記バケットを停止させる中立ポジションと、前記バケットをダンプ作動させるダンプポジションとの少なくとも3つのポジションに操作されるスプールを有すると共に、前記スプールは、前記ダンプポジションにある状態で、前記バケットシリンダから戻される作動油を、前記作動油流路からの作動油に合流させる合流路を有しており、前記開閉弁は、前記バケット制御弁から前記ドレン流路に排出される作動油の流れを阻止する閉止ポジションと、作動油の流れを許容する開放ポジションとに切換可能に構成されている点にある。
この特徴構成によると、開閉弁が開放ポジションに設定された状況で、バケット制御弁の操作により、作動油路から供給される作動油をバケットシリンダの一方のシリンダ室に供給し、他方のシリンダ室から排出される作動油をバケット制御弁からドレン流路に排出することが可能である。このように作動油が流れることにより、バケットを標準的な速度でダンプ作動させる。
これに対し、開閉弁が閉止ポジションに設定された状況で、バケット制御弁の操作により、作動油路から供給される作動油をバケットシリンダの一方のシリンダ室に供給し、他方のシリンダ室から戻される作動油をバケット制御弁のスプールの合流路を介して供給側流路に供給し、合流状態でバケットシリンダの一方のシリンダ室に供給することが可能となる。これにより、バケットシリンダを高速で作動させ、バケットのダンプ作動を高速で行わせることになる。
従って、バケットをダンプ作動させる際のバケットの作動速度の切り換えを容易に変更し得る油圧制御ユニットが得られた。
上記構成に加えた構成として、前記バケット制御弁の前記合流路は、前記バケットシリンダから戻される作動油を、前記作動油流路からの作動油に合流させるチェック弁として構成されても良い。
これによると、バケット制御弁の合流路では、バケットシリンダから戻される作動油を、作動油流路に逆流させることなく合流させ、バケットの高速作動が可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記バケット制御弁のポジションを設定する操作具と、前記開閉弁を制御するモードスイッチとを備え、前記操作具が、スクイ領域と、中立領域と、第1ダンプ領域と、第2ダンプ領域との4領域に操作自在に構成され、前記バケット制御弁の前記スプールは、前記操作具が前記スクイ領域にある場合に前記スクイポジションに操作され、前記操作具が前記中立領域にある場合に前記中立ポジションに操作され、前記操作具が前記第1ダンプ領域と前記第2ダンプ領域とにある場合に前記ダンプポジションに操作され、前記操作具が前記第1ダンプ領域から前記第2ダンプ領域に操作された場合に、前記モードスイッチの操作状態に基づき、前記開閉弁を前記閉止ポジションから前記開放ポジションに変化させる、又は、前記開閉弁を前記開放ポジションから前記閉止ポジションに変化させても良い。
これによると、操作具を第1ダンプ領域から第2ダンプ領域に操作した場合に、モードスイッチの操作に対応して、開閉弁を第1ダンプ領域で閉止ポジションに設定し、この後、第2ダンプ領域で開放ポジションに変化させることが可能となる。また、操作具を第1ダンプ領域から第2ダンプ領域に操作した場合に、モードスイッチの操作に対応して、開閉弁を第1ダンプ領域で開閉弁を開放ポジションに設定し、この後、第2ダンプ領域で閉止ポジションに変化させることが可能となる。つまり、バケットを高速でダンプ作動させた後に、標準的な速度でダンプ作動させる制御と、バケットを標準的な速度でダンプ作動させた後に、高速でダンプ作動させる制御との選択が可能となる。
本発明に係る油圧制御ユニットの特徴構成は、油圧ポンプから作動油が供給される作動油流路と、作動油を排出するドレン流路と、前記作動油流路の作動油を複動型のバケットシリンダに供給し、かつ、前記バケットシリンダからの作動油を前記ドレン流路に排出するバケット制御弁と、前記バケットシリンダで駆動されるバケットが予め設定された方向に作動される際に前記バケット制御弁から前記バケットシリンダに作動油が供給される第1流路、及び、前記バケットシリンダから排出された作動油が前記バケット制御弁に流れる第2流路と、前記第2流路に流れる作動油を前記バケット制御弁に戻す連通ポジション、及び、前記第2流路に流れる作動油を前記第1流路に合流させる合流ポジションに切り換え可能な切換弁とを備えた点にある。
この特徴構成によると、バケット制御弁がダンプポジションに操作された状態で、切換弁が連通ポジションに設定された場合には、バケット制御弁から供給される第1流路に流れる作動油をバケットシリンダの一方のシリンダ室に供給し、他方のシリンダ室から排出される作動油が第2流路に流れバケット制御弁に戻される。これにより、バケットを標準的な速度でダンプ作動させることになる。
これに対し、バケット制御弁がダンプポジションに操作された状態で、切換弁が合流ポジションに設定されている場合には、第2流路に流れる作動油が、第1流路に合流して流れるため、第1流路に流れる作動油の流量を増大し、バケットシリンダを高速で作動させ、バケットのダンプ作動を高速で行わせることが可能となる。
従って、バケットをダンプ作動させる際のバケットの作動速度の切り換えを容易に変更し得る油圧制御ユニットが得られた。
上記構成に加えた構成として、前記バケット制御弁のポジションを設定する操作具と、前記切換弁の前記連通ポジション、前記合流ポジションの一方を選択するモードスイッチとを備え、前記操作具が、スクイ領域と、中立領域と、第1ダンプ領域と、第2ダンプ領域との4領域に操作自在に構成され、前記バケット制御弁のスプールは、前記操作具が前記スクイ領域にある場合にスクイポジションに操作され、前記操作具が前記中立領域にある場合に中立ポジションに操作され、前記操作具が前記第1ダンプ領域と前記第2ダンプ領域とにある場合にダンプポジションに操作され、前記操作具が前記第1ダンプ領域から前記第2ダンプ領域に操作された場合に、前記モードスイッチの操作状態に基づき、前記切換弁を前記合流ポジションから前記連通ポジションに変化させる、又は、前記切換弁を前記連通ポジションから前記合流ポジションに変化させても良い。
これによると、操作具を第1ダンプ領域から第2ダンプ領域に操作した場合には、モードスイッチの操作に対応して、切換弁を第1ダンプ領域で閉止ポジションに設定し、この後、第2ダンプ領域で開放ポジションに変化させる制御と、切換弁を第1ダンプ領域で開閉弁を開放ポジションに設定し、この後、第2ダンプ領域で閉止ポジションに変化させる制御との選択が可能になる。つまり、バケットを高速でダンプ作動させた後に、標準的な速度でダンプ作動させる制御と、バケットを標準的な速度でダンプ作動させた後に、高速でダンプ作動させる制御との選択が可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記バケット制御弁と、前記切換弁とがパイロット操作型に構成され、前記バケット制御弁を前記スクイポジションに操作するパイロット圧と、前記切換弁を操作するパイロット圧とを制御するスクイ側電磁比例弁を備え、前記バケット制御弁を前記ダンプポジションに操作するパイロット圧と、前記切換弁を操作するパイロット圧とを制御するダンプ側電磁比例弁を備え、前記操作具の操作に連係して、前記スクイ側電磁比例弁と、前記ダンプ側電磁比例弁との少なくとも一方に制御電流を供給する制御部を備え、前記制御部は、前記バケット制御弁が前記ダンプポジションに操作された場合に、前記モードスイッチの状態に対応して前記スクイ側電磁比例弁と前記ダンプ側電磁比例弁とに供給する電流の制御により前記切換弁を前記合流ポジションと、連通ポジションとの何れかに設定しても良い。
これによると、操作具をスクイ制御領域に操作した場合には、制御部が、スクイ側電磁比例弁の電磁ソレノイドに制御電流の供給により、スクイ側電磁比例弁の第1制御ポートのパイロット圧でバケット制御弁をスクイポジションに設定し、第2制御ポートのパイロット圧で切換弁を連通ポジションに操作する。これにより、バケットシリンダはスクイ作動する。また、操作具をダンプ制御位置に操作した場合には、制御部が、ダンプ側電磁比例弁の電磁ソレノイドに制御電流を供給することで、ダンプ側比例弁の第1制御ポートのパイロット圧でバケット制御弁をダンプポジションに設定し、第2制御ポートのパイロット圧で切換弁を合流に操作する。
これに対し、操作具がダンプ制御位置に操作された状態で、モードスイッチが操作された場合には、制御部が、例えば、スクイ側電磁比例弁の電磁ソレノイドに供給する制御電流の電流値よりダンプ側電磁比例弁の電磁ソレノイドに供給する制御電流の値を大きくすることでスクイ側電磁比例弁とダンプ側電磁比例弁との第1制御ポートから作用するパイロット圧の圧力差によってバケット制御弁をダンプポジションに操作し、且つ、スクイ側電磁比例弁とダンプ側電磁比例弁の第2制御ポートと、第2制御ポートの第2制御ポートとのパイロット圧を速度制御スプールの端部に各別に作用させ作切換弁を合流ポジションに操作する。その結果、バケットのダンプ速度の高速化を可能にする。
上記構成に加えた構成として、前記スクイ側電磁比例弁と前記ダンプ側電磁比例弁とが、電磁ソレノイドと、前記電磁ソレノイドに供給される前記制御電流の電流値に対応して作動する圧力制御スプールとを備えると共に、前記圧力制御スプールの作動に伴い、バケット制御弁を操作するパイロット圧を出力する第1制御ポートと、前記切換弁を操作するパイロット圧を出力する第2制御ポートとを備え、前記スクイ側電磁比例弁と前記ダンプ側電磁比例弁とは、電磁ソレノイドに前記制御電流が供給され、前記第1制御ポートのパイロット圧の上昇が開始する以前に前記第2制御ポートのパイロット圧を上限まで上昇させても良い。
これによると、操作具の操作に伴い、スクイ側電磁比例弁、又は、ダンプ側電磁比例弁の第1制御ポートのパイロット圧が上昇を開始する時点において、第2制御ポートのパイロット圧が既に上限まで上昇しているため、作動速度制御弁を合流ポジション又は非合流ポジションに操作した状態に保持することになる。これにより、例えば、バケットをダンプ作動させる際に作動速度制御弁のポジションを変動させることなく、バケットシリンダに給排する作動油の油量を制御することも可能となる。
本発明に係る作業車の特徴構成は、前記油圧制御ユニットが、車体に備えられている点にある。
この特徴構成によると、作業車において、バケットをダンプ作動させる際のバケットの作動速度の切り換えを容易に変更し得る作業車が構成された。
フロントローダを備えたトラクタの側面図である。 第1実施形態の油圧回路図である。 第1実施形態でバケットを高速ダンプ作動させる際の油圧回路図である。 第2実施形態の油圧回路図である。 第2実施形態でバケットを高速ダンプ作動させる際の油圧回路図である。 油圧制御ユニットの油圧回路図である。 バケット制御ブロックの油圧回路図である。 ハウジング内のスプール等と油路を示す断面図である。 高速ダンプ作動時のハウジング内のスプール等と油路を示す断面図である。 操作レバーと制御構成とを示す図である。 操作レバーのグリップ部を示す斜視図である。 電磁比例弁に電流を供給した際の第1制御ポートと第2制御ポートとのパイロット圧の変化を示すグラフである。 電磁比例弁の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態:基本構成〕
図1には、フロントローダ10を備えたトラクタA(作業車の一例)を示している。同図では、トラクタの前方を「F」で示し、後方を「R」で示している。
トラクタAは、前車輪1と後車輪2とを有する車体3の前部にエンジン4を備え、運転部を覆うキャビン5の内部に車体3の後部に運転座席6とステアリングホイール7とを収容している。
フロントローダ10は、左右の支柱状フレーム11と、左右のブーム12と、1つのバケット13と、左右のブームシリンダ14と、1つのバケットシリンダ15とを備えている。このフロントローダ10は、左右の支柱状フレーム11を車体3に着脱自在に取り付けることにより、車体3に対するフロントローダ10の全体の着脱を可能にしている。
左右のブーム12は、前端部が車体3の前側に突出し、この前端部が上下移動できるように、その基端部が対応する左右の支柱状フレーム11の上端に支持されている。更に、左右のブーム12の前端部に横向き姿勢の支軸13aを中心に揺動自在にバケット13が支持されている。
ブームシリンダ14は複動型であり、ブーム側ピストンロッド14aを支柱状フレーム11に連結し、ブーム側シリンダ部14bのボトムをブーム12に連結している。バケットシリンダ15は複動型であり、バケット側ピストンロッド15aをバケット13に連結し、バケットシリンダ15のバケット側シリンダ部15bをブーム12に連結している。
この構成から、フロントローダ10は、ブームシリンダ14の伸長によりブーム12の先端を上昇させ、ブームシリンダ14の収縮によりブーム12の先端を下降させる。また、フロントローダ10は、バケットシリンダ15の伸長により支軸13aを中心にバケット13を揺動させるダンプ作動を行わせ、バケットシリンダ15の収縮により支軸13aを中心にバケット13を揺動させるスクイ作動を行わせる。
〔油圧制御ユニット〕
図1に示すように、フロントローダ10は、運転座席6の近傍に配置した単一の操作レバー16(操作具の一例)の操作によりブームシリンダ14の伸縮作動と、バケットシリンダ15の伸縮作動とを可能にしている。図2、図3に示すように、操作レバー16は、スクイ領域Sと、中立領域Nと、第1ダンプ領域D1と、第2ダンプ領域D2とに操作自在に支持され、グリップ部16aにモードスイッチ17を備えている。
モードスイッチ17は、ON操作(押し操作)された状態と、ON操作されない(OFF)状態とに切り換え自在であり、この操作によりバケット13がダンプ作動する際の速度の設定を可能にする。
図2、図3に示すように、油圧制御ユニットBは、エンジン4で駆動される作動油ポンプ21(油圧ポンプの一例)の作動油が供給される作動油流路22を有し、作動油を排出するドレン流路23を有し、作動油流路22の作動油をバケットシリンダ15に給排するバケット制御弁24を有し、バケット制御弁24から作動油が排出されるドレン流路23に備えた開閉弁25を有している。
また、油圧制御ユニットBは、バケット制御弁24からバケットシリンダ15を伸長させる一方のシリンダ室に作動油を供給する第1流路31(供給側流路の一例)と、この伸長の際に他方のシリンダ室から排出された作動油が流れる第2流路32(排出側流路の一例)とを有している。第1流路31の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26と、第2流路32の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26とを有している。
バケット制御弁24は、中立ポジションNpを挟む位置にスクイポジションSpと、ダンプポジションDpとを配置した3ポジション型に構成されている。このバケット制御弁24は、一対の電磁比例型の電磁比例弁PVの各々でパイロット圧を制御し、このパイロット圧でバケット制御弁24の制御スプール24a(スプールの一例)をシフトさせる。
開閉弁25は、作動油の流れを阻止する閉止ポジションと、作動油の流れを許容する開放ポジションとに切り換え可能に構成されている。この開閉弁25は電磁弁25Vに電流を供給する状態と、電流の供給を停止する状態との切り換えによりパイロット圧の制御により、閉止ポジションと開放ポジションとに操作される。
油圧制御ユニットBは、操作レバー16の操作領域をポテンショメータ等の操作位置センサ18で電気的に検出し、検出された操作領域に基づきバケット制御弁24の電磁比例弁PVに供給する電流を設定する制御部19を備えている。
制御部19は、操作レバー16が中立領域Nにある場合、バケット制御弁24の制御スプール24aを中立ポジションNpに操作する。また、制御部19は、操作レバー16がスクイ領域Sにある場合、バケット制御弁24の制御スプール24aをスクイポジションSpに操作する。
更に、制御部19は、操作レバー16が、第1ダンプ領域D1と第2ダンプ領域D2との何れの領域にある場合にも、バケット制御弁24の制御スプール24aをダンプポジションDpに操作する。
図2、図3に示すように、バケット制御弁24の制御スプール24aは、ダンプポジションDpにおいて、作動油流路22からの作動油を第1流路31に送り出す流路と、バケットシリンダ15から第2流路32を介して戻される作動油を流す流路との間に再生用チェック弁24b(合流路の一例)を備えている。
〔制御形態〕
この油圧制御ユニットBでは、制御部19による制御によって、バケット制御弁24がスクイポジションSpに操作された場合には、作動油流路22からの作動油が第2流路32を介して第2シリンダ室15qに供給され、第1シリンダ室15pから排出される第1流路31を介してバケット制御弁24に戻される。これによりバケット13は、土砂等を掬うスクイ作動を可能にする。
制御部19は、モードスイッチ17がON操作されていない状態(OFF状態)と、モードスイッチ17がON操作された状態とに基づき、開閉弁25を閉止ポジションと、開放ポジションとに切り換えるものであるが、操作レバー16が第1ダンプ領域D1にある場合と、第2ダンプ領域D2にある場合とで異なる制御を行う。
〔制御形態:モードスイッチが非操作状態〕
つまり、制御部19は、モードスイッチ17がON操作されない状況(OFF状態にある状況)において操作レバー16を、第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に操作した場合には、第1ダンプ領域D1に対応して開閉弁25が閉止ポジションに設定され、第2ダンプ領域D2に対応して、開閉弁25が開放ポジションに設定される。
これにより、操作レバー16が第1ダンプ領域D1に操作された場合には、図3に示すように第2流路32からバケット制御弁24に戻される作動油のドレン流路23への流れを開閉弁25が阻止する。このため、第2流路32から戻された作動油は制御スプール24aに備えた再生用チェック弁24bから作動油流路22の作動油に逆流させることなく合流し、第1流路31に供給される作動油の油量を増大させ、バケット13のダンプ作動を高速で行わせる。土砂等を迅速に排出できる。
この後、操作レバー16が第2ダンプ領域D2に対応した位置に達した場合に、開閉弁25が開放ポジションに切り換えられるため、第2流路32からバケット制御弁24に戻された作動油をドレン流路23へ排出し、バケット13のダンプ作動を標準的な速度で行わせる。
〔制御形態:モードスイッチが操作状態〕
また、制御部19は、モードスイッチ17がON操作されている状況において操作レバー16を、第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に操作した場合には、第1ダンプ領域D1に対応して開閉弁25が開放ポジションに設定され、第2ダンプ領域D2に対応して、開閉弁25が閉止ポジションに設定される。
これにより、操作レバー16が第1ダンプ領域D1に操作された場合には、開閉弁25が開放ポジションに設定されるため、第2流路32からバケット制御弁24に戻された作動油をドレン流路23へ排出し、バケット13のダンプ作動を標準的な速度で行わせ、標準的な速度で土砂等を排出できる。
この後、操作レバー16が第2ダンプ領域D2に操作された場合には、第2流路32からバケット制御弁24に戻される作動油のドレン流路23への流れを開閉弁25が阻止する。このため、第2流路32から戻された作動油は制御スプール24aに備えた再生用チェック弁24bから作動油流路22の作動油に合流し、第1流路31に供給される作動油の油量を増大させ、バケット13のダンプ作動を高速で行わせる。土砂等を迅速に排出できる。
このように、モードスイッチ17の選択的な操作により、バケット13をダンプ作動させる際の速度の切換の順序の変更を可能にする。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態では、第1実施形態に記載した構成と同様に、トラクタAにフロントローダ10を備え、フロントローダ10を制御する油圧制御ユニットBをトラクタAに備えている。また、第1実施形態と同じ機能を有するものには、第1実施形態と共通の番号、符号を付している。
図4、図5に示すように、油圧制御ユニットBは、エンジン4(図1を参照)で駆動される作動油ポンプ21の作動油が供給される作動油流路22を有し、作動油を排出するドレン流路23を有し、作動油流路22の作動油をバケットシリンダ15に給排するバケット制御弁24を有している。
この油圧制御ユニットBは、バケット13をダンプ作動(予め設定された方向の一例)させる際に、バケット制御弁24からバケットシリンダ15に作動油が供給される第1流路31と、バケットシリンダ15から排出された作動油がバケット制御弁24に流れる第2流路32とを有している。
また、油圧制御ユニットBは、第1流路31の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26と、第2流路32の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26とを有している。第1流路31と、第2流路32とにパイロット操作型のチェック弁27を備えている。
油圧制御ユニットBは、第2流路32に流れる作動油をバケット制御弁24に戻す連通ポジション、及び、第2流路32に流れる作動油を第1流路31に合流させる合流ポジションに切り換え可能な切換弁33を備えている。
油圧制御ユニットBは、パイロット油ポンプ28からのパイロット圧を伝えるパイロット流路29を備えており、このパイロット流路29のパイロット圧を制御する一対の電磁比例型の電磁比例弁PVを備えている。この油圧制御ユニットBは、電磁比例弁PVから排出されるパイロット油を排出するパイロットドレン流路30を備えている。
一対の電磁比例弁PVは、バケット制御弁24の制御スプール24aを操作するパイロット圧を制御するように機能するものであり、一対の電磁比例弁PVと、制御スプール24aの両端のうち対応するものと間に、パイロット制御流路35が形成されている。
バケット制御弁24は、中立ポジションNpを挟む位置に、スクイポジションSpと、ダンプポジションDpとを配置した3ポジション型に構成されている。このバケット制御弁24は、一対の電磁比例型の電磁比例弁PVで制御されるパイロット圧を、パイロット制御流路35を介して作用させ、このパイロット圧でバケット制御弁24の制御スプール24aをシフトさせる。このシフトの結果、制御スプール24aはスクイポジションSpと、ダンプポジションDpとの何れかに操作される。
切換弁33は、バケット制御弁24がダンプポジションDpにあり、第2流路32に流れる作動油を、バケット制御弁24に戻す開放ポジションと、第2流路32に流れる作動油を第1流路31に合流させる合流ポジションとに切り換え自在な電磁弁として構成されている。
操作レバー16(操作具の一例)は、スクイ領域Sと、中立領域Nと、第1ダンプ領域D1と、第2ダンプ領域D2との4領域に操作自在に構成されている。また、油圧制御ユニットBは、操作レバー16の操作領域をポテンショメータ等の操作位置センサ18で電気的に検出し、検出された操作領域に基づきバケット制御弁24の電磁比例弁PVに供給する電流を設定する制御部19を備えている。制御部19は、切換弁33の電磁ソレノイドに対しても電流を供給できるように構成されている。
制御部19は、操作レバー16が中立領域Nにある場合、バケット制御弁24の制御スプール24aを中立ポジションNpに操作し、操作レバー16がスクイ領域Sにある場合、バケット制御弁24の制御スプール24aをスクイポジションSpに操作する。
更に、制御部19は、操作レバー16が、第1ダンプ領域D1と第2ダンプ領域D2との何れの領域にある場合にも、バケット制御弁24の制御スプール24aをダンプポジションDpに操作する。
〔制御モード〕
この油圧制御ユニットBでは、制御部19による制御によって、バケット制御弁24がスクイポジションSpに操作された場合には、作動油流路22からの作動油が第2流路32を介して第2シリンダ室15qに供給され、第1シリンダ室15pから排出される第1流路31を介してバケット制御弁24に戻される。これによりバケット13は、土砂等を掬うスクイ作動を可能にする。
制御部19は、モードスイッチ17がON操作されていない状態(OFF状態)と、モードスイッチ17がON操作された状態とに基づき、開閉弁25を閉止ポジションと、開放ポジションとに切り換えるものであるが、操作レバー16が第1ダンプ領域D1にある場合と、第2ダンプ領域D2にある場合とで異なる制御を行う。
〔制御形態:モードスイッチが非操作状態〕
つまり、制御部19は、モードスイッチ17がON操作されない状況(OFF状態にある状況)において操作レバー16を、図5に示す第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に操作した場合には、第1ダンプ領域D1に対応して切換弁33が合流ポジションに設定され、第2ダンプ領域D2に対応して、開閉弁25が開放ポジションに設定される。
これにより、操作レバー16が第1ダンプ領域D1に操作された場合には、第2流路32に流れる作動油を切換弁33が第1流路31に合流させ、第1流路31に供給される作動油の油量を増大させ、バケット13のダンプ作動を高速で行わせる。土砂等を迅速に排出できる。
この後、操作レバー16が第2ダンプ領域D2に対応した位置に達した場合に、切換弁33が連通ポジションに切り換えられるため、第2流路32からバケット制御弁24に戻された作動油をドレン流路23へ排出し、バケット13のダンプ作動を標準的な速度で行わせる。
〔制御形態:モードスイッチが操作状態〕
また、制御部19は、モードスイッチ17がON操作されている状況において操作レバー16を、第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に操作した場合には、第1ダンプ領域D1に対応して切換弁33が連通ポジションに設定され、第2ダンプ領域D2に対応して、切換弁33が合流ポジションに設定される。
これにより、操作レバー16が第1ダンプ領域D1に操作された場合には、切換弁33が連通ポジションに設定されることにより、第2流路32からバケット制御弁24に戻された作動油をドレン流路23へ排出し、バケット13のダンプ作動を標準的な速度で行わせ、標準的な速度で土砂等を排出できる。
この後、操作レバー16が第2ダンプ領域D2に操作された場合には、第2流路32からバケット制御弁24に戻される作動油を、切換弁33が第1流路31に供給される作動油の油量を増大させ、バケット13のダンプ作動を高速で行わせる。土砂等を迅速に排出できる。
このように、モードスイッチ17の操作状態により、バケット13をダンプ作動させる際の速度の切換の順序の変更を可能にする。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態では、第1実施形態に記載したようにトラクタAにフロントローダ10を備え(図1を参照)、図6に示すように、フロントローダ10を制御する油圧制御ユニットBを備えている。この第3実施形態において、第2実施形態と同じ機能を有するものには、第2実施形態と共通の番号、符号を付している。
この第3実施形態の油圧制御ユニットBは、バケット13を制御するバケット制御ブロックBaと、ブーム12を制御するブーム制御ブロックBbとを備えている。
この第3実施形態のバケット制御ブロックBa(油圧制御ユニットB)は、第2実施形態と同様に、バケット制御弁24と、切換弁33とを有し、一対の電磁比例弁PV(スクイ側電磁比例弁とダンプ側電磁比例弁との一例)を有している。また、この第3実施形態では、一対の電磁比例弁PVの構成が第2実施形態のものと異なり、切換弁33の構成が第2実施形態のものと異なる。この構成の差異は後述する。
更に、この第3実施形態では、モード弁38を備えた点において第2実施形態の構成と異なっている。このモード弁38は、切換弁33からの作動油の流れを制御することによりバケット13の高速ダンプ作動と、フローティング状態との切り換えを可能にする。このモード弁38の構成と制御形態は後述する。
〔油圧制御ユニット〕
図6、図7に示すように、フロントローダ10は、運転座席6の近傍に配置した単一の操作レバー16(操作具の一例)の操作によりブームシリンダ14の伸縮作動と、バケットシリンダ15の伸縮作動とを可能にしている。図10、図11に示すように操作レバー16は、スクイ領域Sと、中立領域Nと、第1ダンプ領域D1と、第2ダンプ領域D2とに操作自在に支持され、グリップ部16aにモードスイッチ17とフローティングスイッチ39とを備えている。
尚、モードスイッチ17とフローティングスイッチ39とは、押し操作によりON状態に設定されるものが用いられている。また、この操作レバー16は、図7に示すように、平面視で互いに直交する方向となるY方向とZ方向とに操作自在に構成されている。特にY方向に操作することでバケット13を制御し、Z方向に操作することでブーム12を制御する。
図6、図7に示すように、バケット制御ブロックBaは、エンジン4(図1を参照)で駆動される作動油ポンプ21(油圧ポンプの一例)から作動油が供給される作動油流路22を有し、作動油を排出するドレン流路23を有している。更に、この油圧制御ユニットBは、パイロット油ポンプ28からのパイロット圧を伝えるパイロット流路29を備え、パイロット油を排出するパイロットドレン流路30を有している。
〔油圧制御ユニット:バケット制御ブロック〕
図6、図7に示すように、バケット制御ブロックBaでは、作動油流路22の作動油をバケットシリンダ15に給排するバケット制御弁24を有している。
バケット制御ブロックBaは、バケット制御弁24の操作によってバケット13をダンプ作動させる際に、バケット制御弁24からバケットシリンダ15に作動油が供給される第1流路31と、バケットシリンダ15から排出された作動油がバケット制御弁24に流れる第2流路32とを有している。更に、第1流路31と、第2流路32とにパイロット操作型のチェック弁27を有している。
バケット制御ブロックBaは、第1流路31の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26と、第2流路32の圧力上昇時に作動油をドレン流路23に排出するリリーフ弁26とを有している。第1流路31と、第2流路32とにパイロット操作型のチェック弁27を備えている。
バケット制御ブロックBaは、第2流路32に流れる作動油をバケット制御弁24に戻す連通ポジション、及び、第2流路32に流れる作動油を第1流路31に合流させる合流ポジションに切り換え可能な切換弁33を備えている。
このバケット制御ブロックBaは、モード弁38を備えている。このモード弁38は、切換弁33が合流ポジションにある状態で、閉止ポジションに設定されることで、バケット13のダンプ作動の高速化を可能にし、開放ポジションに設定されることで、バケット13のフローティングを可能にする。
モード弁38は、開放ポジションと、閉止ポジションとに切換自在なモードスプール38aを備えており、パイロット圧が作用しない状態でスプ-ルスプリングの付勢力によって連通ポジションに設定される。
バケット制御弁24は、制御スプール24aを有し、この制御スプール24aは、パイロット圧により中立ポジションNpと、この中立ポジションNpを挟む位置のスクイポジションSpと、ダンプポジションDpとの3ポジション自在に構成されている。
特に、切換弁33は、切換スプール33aを有し、この切換スプール33aはパイロット圧の制御により中立位置となる合流ポジションと、この合流ポジションを挟む2箇所の連通ポジションとに操作自在に構成されている。
このバケット制御ブロックBaは、図7に示すように、操作レバー16の操作領域をポテンショメータ等の操作位置センサ18で電気的に検出し、検出された操作領域に基づき一対の電磁比例弁PVに供給する電流を設定する制御部19を備えている。
図6、図7に示すように、油圧制御ユニットBのバケット制御ブロックBaでは、ハウジングHに対してバケット制御弁24の制御スプール24aと、切換弁33の切換スプール33aと、モード弁38のモードスプール38aを移動自在に収容している。
更に、バケット制御ブロックBaでは、ハウジングHに対し、一対のリリーフ弁26を収容し、一対のチェック弁27を収容し、更に、一対のチェック弁27の夫々に作用するパイロット圧を制御するポペット弁27aを収容している。尚、ポペット弁27aは、図6、図7に示す油圧制御ユニットBの油圧回路図には示していない。
特に、ハウジングHには、一対の電磁比例弁PVを備えており、これらのうち、バケット13をスクイ作動させるものを、スクイ側電磁比例弁PVsと称し、バケット13をダンプ作動させるものをダンプ側電磁比例弁PVdと称する。
〔電磁比例弁〕
図13に示すように電磁比例弁PVが構成されている。つまり、軸芯Xを中心とする筒状のケース部51の内部に、軸芯Xに沿う方向に移動自在に鉄芯52を収容し、ケース部51の外周部に電磁ソレノイド53を備え、ケース部51の端部に嵌合状態で支持体54を備えている。
支持体54は、軸芯Xと同軸芯で貫通孔が形成され、この貫通孔に対し鉄芯52と一体的に移動するプランジャ55が挿通している。また、支持体54のうち、プランジャ55の反対側に形成された凹部にスプール56が嵌め込まれ、このスプール56をプランジャ55の方向に付勢するスプリング57が、スプール56に外嵌状態で配置されている。
このスプール56は、プランジャ55が突出端(図13で右側の端部)が当接する状態で配置されている。スプール56は、外周に複数のランド部が形成され、軸芯Xと同軸芯でドレン孔部56aが形成され、このドレン孔部56aの先端側(図13で右端)がランド部の外周面の部位に連通し、このドレン孔部56aの基端側(図13で左端)がドレンポートTxに連通している。
この電磁比例弁PVは、油圧制御ユニットBを構成するハウジングHの孔状部に嵌め込む状態で使用される。ハウジングHの孔状部には、パイロット流路29に連通するポンプポートPxと、パイロットドレン流路30に連通するドレンポートTxと、パイロット制御流路35に連通する第1制御ポートAxと、モード制御流路36に連通する第2制御ポートBxとが形成されている。
この電磁比例弁PVは、電磁ソレノイド53に供給する電流を増大することによりスプリング57の付勢力に抗してプランジャ55が突出作動(図13で右側への作動)し、スプール56を作動させる。この作動に伴いパイロット流路29のパイロット圧を第1制御ポートAxと、第2制御ポートBxとから伝える。
また、電磁比例弁PVは電磁ソレノイド53に供給する電流の増大に伴い、第1制御ポートAxのパイロット圧を比例的に増大させるものであるが、第2制御ポートBxでは、第1制御ポートAxのパイロット圧が伝えられる以前に、上限(切換弁33の操作に必要な値を超える値)となるパイロット圧(パイロット流路29の圧力)を伝えるように構成されている。
このように作り出されるパイロット圧を図12に示している。同図では、電磁ソレノイド53に供給される電流(電流値)を横軸に取り、第1制御ポートAxのパイロット圧P1と、第2制御ポートBxのパイロット圧P2との変化を縦軸方向で表しており、電磁ソレノイド53に供給される電流(電流値)が増大した場合には、第2制御ポートBxのパイロット圧P2が極めて短時間のうちに上限まで上昇し、この後に第1制御ポートAxのパイロット圧P2が電流に比例して増大することが理解できる。
また、第2制御ポートBxのパイロット圧P2のパイロット圧の上限は、第1制御ポートAxのパイロット圧P1の上限と等しく、ポンプポートPxの圧力と等しい圧力となる。特に、第2制御ポートBxのパイロット圧P2のパイロット圧の上限は、決まった値に圧力に限定されるものではなく、任意の値であっても良い。
図8、図9に示すように、油圧制御ユニットBは、ハウジングHの一方に(図では左側)にスクイ側電磁比例弁PVsを備え、ハウジングHの他方(図では右側)にダンプ側電磁比例弁PVdを備えている。
〔パイロット油路の構成〕
図7に示すように、バケット制御ブロックBaは、バケット制御弁24の制御スプール24aの一方の端部に一方の電磁比例弁PVの第1制御ポートAxからのパイロット圧を作用させるパイロット制御流路35を形成し、制御スプール24aの他方の端部に他方の電磁比例弁PVの第1制御ポートAxからのパイロット圧を作用させるパイロット制御流路35を形成している。
また、パイロット制御流路35からチェック弁27(ポペット弁27a)に圧力を作用させる流路を分岐して形成し、モード弁38のモードスプール38aに圧力を作用させる流路を分岐して形成している。
〔制御形態:スクイ作動〕
この第3実施形態では、第2実施形態と同様に、操作レバー16を、スクイ領域Sに操作した場合には、バケット13をスクイ作動させる。
この作動が行われる際には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsに電流を供給することにより、第2制御ポートBxのパイロット圧の作用により、切換弁33が一方の連通ポジションに設定される。
この設定状態において、スクイ側電磁比例弁PVsの第1制御ポートAxからのパイロット圧によりバケット制御弁24がスクイポジションSpに操作されることにより、バケットシリンダ15のバケット側ピストンロッド15aの側のシリンダ室に作動油が供給され、バケットシリンダ15が収縮作動することによりスクイ作動が行われる。
尚、バケット13にスクイ作動させる制御では、モード弁38のモードスプール38aに対して第1制御ポートAxのパイロット圧が作用し、モードスプール38aが開放ポジションに設定されることになるが、このスクイ作動では、モード弁38に作動油が流れることはなく、スクイ作動に影響を与えることはない。
〔制御形態:ダンプモード(a)〕
また、モードスイッチ17がON操作されない状況(OFF状態にある状況)で、操作レバー16を、図10に示す第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に連続的に操作した場合には、第2実施形態と同様に、第1ダンプ領域D1において、バケット13を高速ダンプ作動させ、第2ダンプ領域D2においてバケット13を標準的な速度で作動させる。
この作動において、操作レバー16が第1ダンプ領域D1に操作された場合には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsに設定値の電流を供給すると共に、制御部19がダンプ側電磁比例弁PVdに対しスクイ側の電磁比例弁PVに供給する電流より大きい値の電流を供給する。
これにより、切換弁33の切換スプール33aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第2制御ポートBxのパイロット圧が等しく作用し、この切換スプール33aは合流ポジションに設定される。
このように設定された状態では、2つの電磁比例弁PVのうちスクイ側電磁比例弁PVsの第1制御ポートAxのパイロット圧が、モード弁38のモードスプール38aを開放ポジションに向けて作用し、これと同時に、ダンプ側電磁比例弁PVdの第1制御ポートAxのパイロット圧が、モード弁38のモードスプール38aを閉止ポジションに向けて作用する。
このようにパイロット圧がモードスプール38aの両端に作用するが、前述したように制御部19が、ダンプ側電磁比例弁PVdと比較してスクイ側電磁比例弁PVsに供給する電流より大きい値の電流を供給するため、モード弁38のモードスプール38aは閉止ポジションに設定される。
このモード弁38のモードスプール38aと同様に、バケット制御弁24の制御スプール24aの両端にパイロット圧が作用するものの、前述したように、制御部19が、ダンプ側電磁比例弁PVdと比較してスクイ側電磁比例弁PVsに供給する電流より大きい値の電流を供給するため、制御スプール24aは、ダンプポジションDpに操作される。
その結果、バケット制御弁24から第1流路31を介してバケットシリンダ15に作動油を供給し、バケットシリンダ15から第2流路32に排出される作動油を、合流ポジションにある切換弁33が第2流路32に合流させる。また、モード弁38が閉止位置にあるため第2流路32の作動油をドレン流路23に排出することがなく、第1流路31には第2流路32から合流した作動油が供給されるためバケット13の高速ダンプ作動を行わせる。これによりバケット13の土砂等を迅速に排出できる。
この後に、操作レバー16が第2ダンプ領域D2に操作された場合には、制御部19がダンプ側電磁比例弁PVdだけに電流を供給する。これにより、制御部19ダンプ側の電磁比例弁PVの第2制御ポートBxのパイロット圧により、バケット制御弁24がダンプポジションDpに操作される。
そのため、バケット制御弁24で制御された作動油が、第1流路31を介してバケットシリンダ15のバケット側シリンダ部15bのシリンダ室に供給され、バケット側ピストンロッド15aの側のシリンダ室から排出された作動油が第2流路32を介してバケット制御弁24に戻され、更に、ドレン流路23に排出される。これにより、バケットシリンダ15が伸長作動することにより標準的な速度でダンプ作動が行われる。
〔制御形態:ダンプモード(b)〕
モードスイッチ17がON操作した状況で、操作レバー16を、図10に示す第1ダンプ領域D1から第2ダンプ領域D2に連続的に操作した場合には、前述したダンプモード(a)とは逆に、第1ダンプ領域D1において、バケット13を標準的な速度で作動させ、第2ダンプ領域D2において、バケット13を高速ダンプ作動させる。
このダンプモード(b)において、バケット13を標準的な速度で作動させる際の作動油の流れ、パイロット圧による弁の作動、及び、バケット13を高速ダンプ作動させる際の作動油の流れ、パイロット圧による弁の作動はダンプモード(a)と共通する。
〔制御形態:フローティング〕
バケット13のフローティングは、フローティングスイッチ39のON操作により可能となる。
つまり、フローティングスイッチ39がON操作された場合には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsと、ダンプ側電磁比例弁PVdとに等しい値の電流を供給する。
これにより、切換弁33の切換スプール33aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第2制御ポートBxのパイロット圧が等しく作用するため、この切換スプール33aは合流ポジションに設定される。また、このようにパイロット圧が作用することにより第1流路31と第2流路32とに備えたチェック弁27が開放する。
これと同様に、バケット制御弁24の制御スプール24aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第1制御ポートAxの等しいパイロット圧が作用し、制御スプール24aは中立ポジションNpに操作される。
更に、モード弁38のモードスプール38aの両端に対し、2つの電磁比例弁PVの第1制御ポートAxの等しいパイロット圧が作用するものの、スプ-ルスプリングの付勢力によりモードスプール38aは開放ポジションに設定される。
このようにバケット制御弁24が中立ポジションNpに設定され、モード弁38が開放ポジションに設定されているため、バケット制御弁24によって第1流路31と第2流路32との間での作動油の流れを可能にすると共に、このように流れる作動油の圧力が低減されるため、バケット13のフローティング状態への移行を実現する。
尚、フローティングを行わせることにより、バケット13を接地させた状態で土砂等を掬い取るために車体3を前進させた際に、バケット13の姿勢を地面の凹凸に追従させて自由に変化させることが可能となる。
〔ブーム制御ブロック〕
図6に示すように、ブーム制御ブロックBbの油路構成は、バケット制御ブロックBaと基本的に共通するが、バケット制御ブロックBaのモード弁38を備えていない点でバケット制御ブロックBaと異なる。
このブーム制御ブロックBbでは、ブーム12を制御するブーム制御弁44を備えている。このブーム制御弁44は、作動油を供給する対象が異なるだけで、バケット制御ブロックBaのバケット制御弁24と共通する構成を有している。尚、共通する構成については、バケット制御ブロックBaと共通する符号を付している。
このブーム制御ブロックBbでは、一対の電磁比例弁PVの構成も、バケット制御ブロックBaに備えた電磁比例弁PVと共通する構成を有しており、操作レバー16の操作(前述したZ方向への操作)により電磁比例弁PVから供給する電流を制御してブーム制御弁44を操作する。
図6に示すように、ブーム制御ブロックBbの切換弁33は、バケット制御ブロックBaの切換弁33と共通する構成であるが、合流ポジションに設定された場合に、合流状態の流路をドレン流路23に連通させるように構成されている。
このような構成から、操作レバー16の操作によりブームシリンダ14を伸縮させることでブーム12を昇降作動させ、バケット13の高さを設定できる。
また、フローティングスイッチ39をON操作することでブーム12をフローティングさせることも可能である。つまり、フローティングスイッチ39がON操作された場合には、制御部19がスクイ側電磁比例弁PVsと、ダンプ側電磁比例弁PVdとに等しい値の電流を供給する。
これにより、バケット制御ブロックBaにおける制御と同様に、切換弁33は合流ポジションに設定され、第1流路31と第2流路32とに備えたチェック弁27が開放し、ブーム制御弁44が中立ポジションNpに設定される。
その結果、バケット13を接地させた状態で土砂等を掬い取るために車体3を前進させた際に、バケット13を地面の凹凸に追従させて自由に昇降させるようにブーム12の上下方向への自由な移動を可能にする。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)第1、第2、第3実施形態に記載したモードスイッチ17は、操作レバー16のグリップ部16aに備える構成に限るものではなく、操作レバー16のレバーガイド部や、メータパネル部に備えることも考えられる。この場合、モードスイッチ17は操作位置が保持されるトグル型のものを用いることが考えられる。
(b)第1、第2、第3実施形態の記載に代えて、操作レバー16を、スクイ領域Sと、中立領域Nと、ダンプ領域(図示せず)との3領域に操作できるように構成し、操作レバー16がこれらの3領域に操作された場合に、これに対応してバケット制御弁24をスクイポジションSpと、中立ポジションNpと、ダンプポジションDpとの3ポジションに操作するように制御部19の制御形態を設定する。
また、この別実施形態(b)では、バケット制御弁24がダンプポジションDpにある状態でモードスイッチ17がON操作された場合に開閉弁25を閉止ポジションに設定することで、バケット13のダンプ作動を高速化させることが可能となる。
(c)第1、第2、第3実施形態のモードスイッチ17として、非操作状態でON状態を維持し、押し操作によりOFF状態になるものを用いることが考えられる。従って、モードスイッチ17が押し操作された場合に切換弁33を連通ポジションに設定、押し操作されない場合に閉止ポジションに設定することが考えられる。
(d)第3実施形態では、単一のフローティングスイッチ39を操作することにより、バケット13の姿勢の自由な変化を可能にするフローティングを可能にすると同時に、ブーム12の自由な揺動を可能にするフローティングを可能にしている。
このような制御を可能にする構成に換えてバケット13のフローティングを可能にする専用のスイッチと、ブーム12のフローティングを可能にする専用のスイッチとの2つのスイッチを操作レバー16や、運転座席6の近傍のパネル等に備えることも可能である。
本発明は、油圧制御ユニット及び作業車に利用することができる。
3 車体
13 バケット
15 バケットシリンダ
16 操作レバー(操作具)
17 モードスイッチ
19 制御部
21 作動油ポンプ(油圧ポンプ)
22 作動油流路
23 ドレン流路
24 バケット制御弁
24a 制御スプール(スプール)
24b 再生用チェック弁(合流路)
25 開閉弁
31 第1流路
32 第2流路
33 開閉弁
53 電磁ソレノイド
56 スプール(圧力制御スプール)
A トラクタ(作業車)
Ax 第1制御ポート
Bx 第2制御ポート
B 油圧制御ユニット
S スクイ領域
N 中立領域
D1 第1ダンプ領域
D2 第2ダンプ領域
Sp スクイポジション
Np 中立ポジション
Dp ダンプポジション
PV 電磁比例弁
PVs スクイ側電磁比例弁
PVd ダンプ側電磁比例弁

Claims (8)

  1. 油圧ポンプから作動油が供給される作動油流路と、
    作動油を排出するドレン流路と、
    前記作動油流路の作動油を複動型のバケットシリンダに供給し、かつ、前記バケットシリンダからの作動油を前記ドレン流路に排出するバケット制御弁と、
    前記ドレン流路に備えられた開閉弁とを備え、
    前記バケット制御弁が、バケットをスクイ作動させるスクイポジションと、前記バケットを停止させる中立ポジションと、前記バケットをダンプ作動させるダンプポジションとの少なくとも3つのポジションに操作されるスプールを有すると共に、前記スプールは、前記ダンプポジションにある状態で、前記バケットシリンダから戻される作動油を、前記作動油流路からの作動油に合流させる合流路を有しており、
    前記開閉弁は、前記バケット制御弁から前記ドレン流路に排出される作動油の流れを阻止する閉止ポジションと、作動油の流れを許容する開放ポジションとに切換可能に構成されている油圧制御ユニット。
  2. 前記バケット制御弁の前記合流路は、前記バケットシリンダから戻される作動油を、前記作動油流路からの作動油に合流させるチェック弁として構成されている請求項1に記載の油圧制御ユニット。
  3. 前記バケット制御弁のポジションを設定する操作具と、前記開閉弁を制御するモードスイッチとを備え、
    前記操作具が、スクイ領域と、中立領域と、第1ダンプ領域と、第2ダンプ領域との4領域に操作自在に構成され、
    前記バケット制御弁の前記スプールは、前記操作具が前記スクイ領域にある場合に前記スクイポジションに操作され、前記操作具が前記中立領域にある場合に前記中立ポジションに操作され、前記操作具が前記第1ダンプ領域と前記第2ダンプ領域とにある場合に前記ダンプポジションに操作され、
    前記操作具が前記第1ダンプ領域から前記第2ダンプ領域に操作された場合に、前記モードスイッチの操作状態に基づき、前記開閉弁を前記閉止ポジションから前記開放ポジションに変化させる、又は、前記開閉弁を前記開放ポジションから前記閉止ポジションに変化させる請求項1又は2に記載の油圧制御ユニット。
  4. 油圧ポンプから作動油が供給される作動油流路と、
    作動油を排出するドレン流路と、
    前記作動油流路の作動油を複動型のバケットシリンダに供給し、かつ、前記バケットシリンダからの作動油を前記ドレン流路に排出するバケット制御弁と、
    前記バケットシリンダで駆動されるバケットが予め設定された方向に作動される際に前記バケット制御弁から前記バケットシリンダに作動油が供給される第1流路、及び、前記バケットシリンダから排出された作動油が前記バケット制御弁に流れる第2流路と、
    前記第2流路に流れる作動油を前記バケット制御弁に戻す連通ポジション、及び、前記第2流路に流れる作動油を前記第1流路に合流させる合流ポジションに切り換え可能な切換弁とを備えている油圧制御ユニット。
  5. 前記バケット制御弁のポジションを設定する操作具と、
    前記切換弁の前記連通ポジション、前記合流ポジションの一方を選択するモードスイッチとを備え、
    前記操作具が、スクイ領域と、中立領域と、第1ダンプ領域と、第2ダンプ領域との4領域に操作自在に構成され、
    前記バケット制御弁のスプールは、前記操作具が前記スクイ領域にある場合にスクイポジションに操作され、前記操作具が前記中立領域にある場合に中立ポジションに操作され、前記操作具が前記第1ダンプ領域と前記第2ダンプ領域とにある場合にダンプポジションに操作され、
    前記操作具が前記第1ダンプ領域から前記第2ダンプ領域に操作された場合に、前記モードスイッチの操作状態に基づき、前記切換弁を前記合流ポジションから前記連通ポジションに変化させる、又は、前記切換弁を前記連通ポジションから前記合流ポジションに変化させる請求項4に記載の油圧制御ユニット。
  6. 前記バケット制御弁と、前記切換弁とがパイロット操作型に構成され、
    前記バケット制御弁を前記スクイポジションに操作するパイロット圧と、前記切換弁を操作するパイロット圧とを制御するスクイ側電磁比例弁を備え、
    前記バケット制御弁を前記ダンプポジションに操作するパイロット圧と、前記切換弁を操作するパイロット圧とを制御するダンプ側電磁比例弁を備え、
    前記操作具の操作に連係して、前記スクイ側電磁比例弁と、前記ダンプ側電磁比例弁との少なくとも一方に制御電流を供給する制御部を備え、
    前記制御部は、前記バケット制御弁が前記ダンプポジションに操作された場合に、前記モードスイッチの状態に対応して前記スクイ側電磁比例弁と前記ダンプ側電磁比例弁とに供給する電流の制御により前記切換弁を前記合流ポジションと、連通ポジションとの何れかに設定する請求項5に記載の油圧制御ユニット。
  7. 前記スクイ側電磁比例弁と前記ダンプ側電磁比例弁とが、電磁ソレノイドと、前記電磁ソレノイドに供給される前記制御電流の電流値に対応して作動する圧力制御スプールとを備えると共に、前記圧力制御スプールの作動に伴い、バケット制御弁を操作するパイロット圧を出力する第1制御ポートと、前記切換弁を操作するパイロット圧を出力する第2制御ポートとを備え、
    前記スクイ側電磁比例弁と前記ダンプ側電磁比例弁とは、前記電磁ソレノイドに前記制御電流が供給され、前記第1制御ポートのパイロット圧の上昇が開始する以前に前記第2制御ポートのパイロット圧を上限まで上昇させる請求項6に記載の油圧制御ユニット。
  8. 請求項1~6のいずれか1項に記載の油圧制御ユニットが、車体に備えられている作業車。
JP2021197672A 2021-12-06 2021-12-06 油圧制御ユニット及び作業車 Pending JP2023083780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021197672A JP2023083780A (ja) 2021-12-06 2021-12-06 油圧制御ユニット及び作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021197672A JP2023083780A (ja) 2021-12-06 2021-12-06 油圧制御ユニット及び作業車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023083780A true JP2023083780A (ja) 2023-06-16

Family

ID=86731696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021197672A Pending JP2023083780A (ja) 2021-12-06 2021-12-06 油圧制御ユニット及び作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023083780A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1760326B1 (en) Hydraulic controller for working machine
CA2486037C (en) Pattern selector valve for control levers of a work vehicle
JP6867740B2 (ja) 建設機械におけるスティック制御システム
KR101767857B1 (ko) 작업 기계의 유압 시스템
US5682955A (en) Blade control system for an earthmoving blade
WO2018117028A1 (ja) 液圧システム
WO2004088144A1 (ja) 作業用車両の油圧駆動装置
US7197872B2 (en) Hydraulic circuit in work vehicle
CN109563695B (zh) 挖土机、挖土机用控制阀门
CN110352303B (zh) 工程机械的驱动装置
KR20040082914A (ko) 작업 장치용 유압 실린더를 제어하는 유압 제어 장치
US6877773B1 (en) Pilot hydraulic control for a pair of stabilizer legs on a backhoe loader machine
US11885099B2 (en) Drift-prevention valve device, blade device, and working machine
JP7091185B2 (ja) 作業機の油圧システム及び作業機の油圧制御方法
JP2023083780A (ja) 油圧制御ユニット及び作業車
US11378989B2 (en) Hydraulic valve with switching regeneration circuit
JP3849970B2 (ja) 作業機械におけるブームシリンダの油圧制御回路
JP2023083782A (ja) 電磁比例弁、電磁比例弁を用いた油圧制御ユニット及びこれらを備えている作業車
JP3794927B2 (ja) 作業機械の油圧制御回路
JP2021177100A (ja) 作業機の油圧システム
WO2024004300A1 (ja) 油圧制御装置
JP2017187116A (ja) 作業機の油圧システム
JP2725054B2 (ja) アウトリガ回路
KR200155594Y1 (ko) 건설 중장비용 붐의 2단계 위치 제어장치
US10781571B2 (en) Hydraulic system for working machine