JP2023082457A - 移動体制御システム、移動体、サーバ装置、移動体制御方法、および、移動体制御プログラム - Google Patents

移動体制御システム、移動体、サーバ装置、移動体制御方法、および、移動体制御プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023082457000001
【課題】走行経路を低速で自動運転する移動体の制御におけるコストを削減するとともに、移動体の制御を容易とすることを目的とする。
【解決手段】移動体制御システム500では、サーバ装置200が自動運転に用いられる地図情報231を記憶する。また、サーバ装置200が、地図情報231と移動体10から送信されたセンサ情報31とに基づいて、移動体10が走行経路を自動運転するように移動体10の車両部の速度と舵角を制御する制御情報32を生成する車両制御部を備える。そして、サーバ装置200が、制御情報32を移動体10に送信する。移動体10の車両部は、サーバ装置200から送信された制御情報32にしたがって速度と舵角が制御される。
【選択図】図1

Description

本開示は、移動体制御システム、移動体、サーバ装置、移動体制御方法、および、移動体制御プログラムに関する。特に、低速で自動運転するPMVといった移動体を制御する移動体制御システムに関する。PMVは、Personal Mobility Vehicleの略語である。
自動運転により低速で走行するPMVといった移動体は、通常、センサと駆動装置だけでなく、自動運転のための地図情報、および、行動の判断のための演算装置を装備している。PMVと通信するサーバが管理センタとして存在する場合、PMVは、サーバに自分の位置あるいはシステムの状況といった情報を送っている。そして、サーバにより、PMVの状態管理、他のPMVの位置の確認、あるいは、PMVへの行先を指示といった処理が行われている。
特許文献1には、自律移動装置を実環境で使用可能とすることを目的とし、各自律移動装置が指定された経路から逸れることが無いように、サーバ側の運用管理部で経路を指定する技術が開示されている。
特開2011-065308号公報
特許文献1では、サーバ側の運用管理部で経路を指定しているが、あくまで自律移動装置の行動の判断は自律移動装置側で行われている。このため自律移動装置側に地図データベースおよび行動の判断のための演算装置が必要である。よって、特許文献1の技術では、コストの増加、および、地図の入れ替えといった制御の複雑化が課題となっている。
本開示では、自動運転に必要な地図情報および行動の判断のための演算装置をサーバ側に具備することにより、低速で自動運転する移動体の制御におけるコストを削減するとともに制御を容易とすることを目的とする。
本開示に係る移動体制御システムは、走行経路を低速で自動運転する移動体と、前記移動体とネットワークを介して通信するサーバ装置とを備え、前記サーバ装置により前記移動体の自動運転を制御する。
前記移動体は、
前記移動体の周囲の状況をセンシングし、センシングにより得られたセンサ情報を前記サーバ装置に送信するセンサ機器と、
前記移動体を走行させる車両部と
を備える。
前記サーバ装置は、
自動運転に用いる地図情報を記憶する記憶部と、
前記地図情報と前記移動体から送信された前記センサ情報とに基づいて、前記移動体が前記走行経路を自動運転するように前記移動体の前記車両部の速度と舵角を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を前記移動体に送信する車両制御部と
を備え、
前記車両部は、
前記サーバ装置から送信された前記制御情報にしたがって速度と舵角が制御される。
本開示に係る移動体制御システムでは、移動体は、走行経路を低速で自動運転する。サーバ装置は、自動運転に用いる地図情報を記憶する記憶部を備える。また、サーバ装置が、地図情報と移動体から送信されたセンサ情報とに基づいて、移動体が走行経路を自動運転するように移動体の車両部の速度と舵角を制御する制御情報を生成し、制御情報を移動体に送信する車両制御部を備える。そして、移動体の車両部は、サーバ装置から送信された制御情報にしたがって速度と舵角が制御される。よって、本開示に係る移動体制御システムによれば、地図情報および車両制御部をサーバ装置に具備することで、移動体制御にかかるコストを削減するとともに、移動体の制御を容易とすることができる。
実施の形態1に係る移動体制御システムの全体構成例を示す図。 実施の形態1に係る移動体の例を示す図。 実施の形態1に係る移動体の例であるPMVの構成例を示す図。 実施の形態1に係るサーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る車両制御部の詳細構成例を示す図。 実施の形態1に係る移動体制御システムの動作を示すフロー図。 実施の形態1の変形例2に係る移動体制御システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る移動体制御システムの効果の例を示す図。 実施の形態1に係る移動体制御システムの効果の別例を示す図。 実施の形態2に係るサーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態2に係る群制御部の効果の例を示す図。 実施の形態2に係る群制御部の効果の別例を示す図。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る移動体制御システム500の全体構成例を示す図である。
移動体制御システム500は、複数の移動体10と、各移動体10とネットワークを介して通信するサーバ装置200とを備える。
サーバ装置200は、複数の移動体の各移動体10の自動運転を制御する。
移動体10は、走行経路を低速で自動運転する自律移動体である。
移動体10は、例えば、PMV、あるいは、AMRである。AMRは、Aautonomous Mobile Robotの略語である。
図2は、本実施の形態に係る移動体10の例を示す図である。
PMVは、人を乗せることを前提とした自律移動体である。PMVは、走行経路を自動運転により低速で自律走行する電動の移動体である。PMVは、走行経路を低速で走行する。具体的には、PMVは、電動車いす、シニアカー、あるいは、立ったまま乗車して移動する2輪車といった低速で自動運転を実施する移動体である。
また、AMRは、低速で自律走行する無人走行車である。AMRは、例えば、荷物を積んで移動する移動体、警備ロボット、お掃除ロボット、あるいは、宣伝カーといった無人の自律移動体である。
移動体10は、自律走行車、あるいは、自律走行ロボットともいう。
本実施の形態では、移動体10の例としてPMV100を用いて説明する。
サーバ装置200は、ネットワークを介して、PMV100からセンサ情報31を受信し、センサ情報31を用いてPMV100を制御する制御情報32を生成する。そして、サーバ装置200は、ネットワークを介して、制御情報32をPMV100に送信する。
PMV100は、制御情報32を受信し、制御情報32にしたがって自律走行する。
図3は、本実施の形態に係るPMV100の構成例を示す図である。
PMV100は、コンピュータを装備した移動体である。具体的には、PMV100は、プロセッサ110を備えるとともに、入力インタフェース120、出力インタフェース130、メモリ141、補助記憶装置142、および、通信装置150といった他のハードウェアを備える。プロセッサ110は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
また、PMV100は、センサ機器160、ロケータ170、電源部180、および、車両部190を備える。これらのハードウェアも信号線を介して他のハードウェアと接続されている。
プロセッサ110は、機能要素として、非常制御部111を備える。
非常制御部111は、周囲の物体の相対位置あるいはPMV100の状態に基づいて車両部190に対して非常時の動作を実施させる。
非常制御部111は、非常制御装置ともいう。
入力インタフェース120、出力インタフェース130、メモリ141、補助記憶装置142、および、通信装置150については、後述するサーバ装置200のハードウェアの説明と同様である。
また、センサ機器160、ロケータ170、電源部180、および、車両部190の機能については後述する。
図4は、本実施の形態に係るサーバ装置200の構成例を示す図である。
サーバ装置200は、コンピュータである。サーバ装置200は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
サーバ装置200は、機能要素として、管理部210と車両制御部220と記憶部230を備える。車両制御部220は、周辺認知部221と自己位置推定部222と経路決定部223と経路追従部224を備える。記憶部230には、地図情報231とPMVデータベース232が記憶される。
管理部210と車両制御部220の機能は、ソフトウェアにより実現される。記憶部230は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部230は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、PMV制御プログラムを実行する装置である。PMV制御プログラムは、管理部210と車両制御部220の機能を実現するプログラムである。
プロセッサ910は、演算処理を行うICである。プロセッサ910の具体例は、CPU、DSP、GPUである。ICは、Integrated Circuitの略語である。CPUは、Central Processing Unitの略語である。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。GPUは、Graphics Processing Unitの略語である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM、あるいはDRAMである。SRAMは、Static Random Access Memoryの略語である。DRAMは、Dynamic Random Access Memoryの略語である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB端子である。なお、入力インタフェース930は、LANと接続されるポートであってもよい。USBは、Universal Serial Busの略語である。LANは、Local Area Networkの略語である。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった出力機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCDである。出力インタフェース940は、表示器インタフェースともいう。HDMI(登録商標)は、High Definition Multimedia Interfaceの略語である。LCDは、Liquid Crystal Displayの略語である。
通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、LAN、インターネット、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNICである。NICは、Network Interface Cardの略語である。
PMV制御プログラムは、サーバ装置200において実行される。PMV制御プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、PMV制御プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、PMV制御プログラムを実行する。PMV制御プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されているPMV制御プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、PMV制御プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
サーバ装置200は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、PMV制御プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、PMV制御プログラムを実行する装置である。
PMV制御プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
管理部210と車両制御部220の各部の「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、「装置」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。車両制御部220に含まれる周辺認知部221と自己位置推定部222と経路決定部223と経路追従部224の各部についても同様である。PMV制御プログラムは、管理処理と車両制御処理を、コンピュータに実行させる。管理処理と車両制御処理の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、PMV制御方法は、移動体制御システム500のPMV100およびサーバ装置200がPMV制御プログラムを実行することにより行われる方法である。
PMV制御プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、PMV制御プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***機能の説明***
まず、PMV100の各構成の機能について説明する。
センサ機器160は、PMV100の周囲の状況をセンシングし、センシングにより得られたセンサ情報31をサーバ装置200に送信する。
センサ機器160は、例えば、カメラ、ソナー、ミリ波レーダ、および、ライダーといった機器を含む。また、センサ機器160には、GPS受信機が含まれていてもよい。GPSは、Global Positioning Systemの略語である。また、センサ機器160には、バランスセンサあるいは重量センサが含まれていてもよい。
ロケータ170は、センサ機器160によりセンシングされたセンサ情報31を用いて、周囲の物体の相対位置を取得する。
電源部180は、PMV100に装備されている各種の機器に電源を供給する電源装置である。図3では、電源部180から各種の機器に電源を供給する信号線は省略されている。
車両部190は、PMV100を走行させる。車両部190は、PMV100の自律走行を実施する車両装置である。車両部190は、制御情報32にしたがって、速度制御および方向制御を行いながら自律走行を実施する。
非常制御部111は、センサ機器160およびロケータ170からの情報に基づいて、PMV100の周囲の物体の相対位置あるいはPMV100の状態を取得する。そして、非常制御部111は、PMV100の周囲の物体の相対位置あるいはPMV100の状態に基づいて、車両部190に対して非常時の動作を実施させる。
次に、サーバ装置200の各構成の機能について説明する。
地図情報231は、自動運転に用いられる高精度な基盤地図である。また、地図情報231は、例えば、歩道、歩行者の通行可能な通路、ならびに、それらの路面および周辺地物の情報を含む。地図情報231は、移動体10の通行可能な通路、ならびに、その路面および周辺地物の高精度な3次元地図から構成されていてもよい。高精度な3次元地図は、WGS84、あるいは、日本測地系といった基準座標系によるセンチメートル級からサブメートル級の高精度な3次元位置座標を用いて表現された、点群、線分、および、地物の立体モデル等で構成されていてもよい。WGSは、World Geodetic Systemの略語である。
PMVデータベース232は、サーバ装置200の管理部210により管理される複数のPMVの各PMVの情報を格納したデータベースである。
図1に示すように、サーバ装置200による車両制御はPMVごとに実施される。
管理部210は、PMVデータベース232に基づいて、車両制御がPMVごとに実施されるように車両制御部220を管理する。
図5は、本実施の形態に係る車両制御部220の詳細構成例を示す図である。
車両制御部220は、地図情報231とPMV100から送信されたセンサ情報31とに基づいて、PMV100が走行経路を自動運転するようにPMV100の車両部190の速度と舵角を制御する制御情報32を生成する。そして、車両制御部220は、その制御情報32をPMV100に送信する。
なお、速度は、PMV100の速さを示し、舵角はPMV100の進行方向を示すものとする。速度と舵角は、速さと舵角、あるいは、速さと進行方向と言い換えることができる。
周辺認知部221は、センサ情報31に基づいてPMV100の周囲を認知するための周辺認知情報33を生成する。
自己位置推定部222は、地図情報231とセンサ情報31とに基づいて、PMV100の位置とPMV100が向いている方向とを含む自己位置情報34を推定する。具体的には、自己位置推定部222は、周辺認知情報33と地図情報231に基づいて、自己位置情報34を推定する。
経路決定部223は、地図情報231と自己位置情報34と周辺認知情報33とに基づいて、走行経路におけるPMV100の運動計画を示すパス35を生成する。
経路追従部224は、パス35と自己位置情報34とに基づいて、PMV100の速度を制御する速度制御と、PMVの舵角を制御する方向制御とを含む制御情報32を生成する。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る移動体制御システム500の動作について説明する。移動体制御システム500の動作手順は、PMV制御方法に相当する。また、移動体制御システム500の動作を実現するプログラムは、PMV制御プログラムに相当する。
図6は、本実施の形態に係る移動体制御システム500の動作を示すフロー図である。
ステップS101において、センサ機器160はセンサ情報31を取得する。具体的には、カメラ、ソナー、ミリ波レーダ、および、ライダーといったセンサ機器160が、PMV100の周囲の情報をセンシングする。
センサ情報31には、カメラ、ソナー、ミリ波レーダ、および、ライダーといったPMV100の周囲の情報をセンシングするセンサによりセンシングされた情報が含まれる。また、センサ情報31には、GPS受信機により取得された位置情報が含まれていてもよい。また、センサ情報31には、バランスセンサおよび重量センサにより取得されたPMV100のバランスおよび車載重量といった情報が含まれていてもよい。
ステップS102において、PMV100の通信装置150が、センサ機器160のセンシングにより得られたセンサ情報31をサーバ装置200に送信する。また、図3に示すように、センサ情報31は、非常制御部111およびロケータ170にも送信される。
ステップS103において、サーバ装置200の通信装置950が、センサ情報31を受信する。車両制御部220は、地図情報231とセンサ情報31とに基づいて、PMV100が走行経路を自動運転するようにPMV100の車両部190の速度と舵角を制御する制御情報32を生成する。
なお、PMV100の走行経路は、例えば、PMV100の走行開始時にPMV100からサーバ装置200に送信され、PMVデータベース232に記憶される。管理部210は、受信したセンサ情報31に含まれる送信元PMVの情報から、制御対象のPMV100を特定する。そして、管理部210は、特定したPMV100に対応する走行経路をPMVデータベース232から抽出して車両制御部220に出力するとしてもよい。
具体的には、以下の通りである。
周辺認知部221が、センサ情報31に基づいてPMV100の周囲を認知するための周辺認知情報33を生成する。
自己位置推定部222は、周辺認知情報33と地図情報231に基づいて、自己位置情報34を推定する。具体的には、自己位置推定部222は、自己位置推定と環境地図作成を同時に行うSLAM技術を用いて自己位置情報34を推定する。また、SLAM技術に加え、GPSによる位置情報を用いることにより、より正確に自己位置情報34を推定することができる。GPSによる位置情報は、例えば、センサ情報31に含まれている。SLAMは、Simultaneous Localization and Mappingの略語である。
経路決定部223は、地図情報231と自己位置情報34と周辺認知情報33とに基づいて、走行経路におけるPMV100の運動計画を示すパス35を生成する。
経路追従部224は、パス35と自己位置情報34とに基づいて経路追従を実施し、PMV100の速度を制御する速度制御と、PMV100の舵角を制御する方向制御とを含む制御情報32を生成する。
ステップS104において、サーバ装置200の通信装置950は、制御情報32をPMV100に送信する。
ステップS105において、PMV100の通信装置150は、制御情報32を受信する。制御情報32は、車両部190に入力される。車両部190は、制御情報32にしたがって速度と舵角が制御される。これにより、PMV100は、制御情報32にしたがって自動運転を実施し、走行経路を自律走行する。
PMV100では、常時、非常制御部111が非常時であるか否かを判定している。
ステップS106において、非常制御部111は、周囲の物体の相対位置あるいはPMV100の状態を取得し、周囲の物体の相対位置あるいはPMV100の状態に基づいて、PMV100が非常時であるか否かを判定する。
具体的には、以下の通りである。
PMV100では、ステップS102で説明したように、センサ機器160のセンシングにより得られたセンサ情報31が、非常制御部111およびロケータ170に送信される。ロケータ170は、センサ情報31に基づき、PMV100の周辺の物体の相対位置を取得し、非常制御部111に送信する。非常制御部111は、ロケータ170から周辺の物体の相対位置を取得する。これらの周辺の物体の相対位置から、非常制御部111は、物体の急な接近、あるいは、接触といった非常時を判定することができる。
また、非常制御部111は、センサ情報31から、PMV100の状態を取得する。PMV100の状態とは、バランスセンサおよび重量センサにより取得されたPMV100のバランスおよびPMV100の車載重量といった情報である。これらのPMV100の状態から、非常制御部111は、PMV100が傾いて倒れそうであるといった非常時を判定することができる。
非常制御部111が非常時であると判定した場合、ステップS107に進む。
非常制御部111が非常時でないと判定した場合、ステップS101に戻り処理を繰り返す。
ステップS107において、非常制御部111は、車両部190に対して非常時の動作を実施させる。非常制御部111は、非常時の動作として、PMV100の走行を停止させる、あるいは、物体との衝突を回避するといった行動がとれるように制御情報を生成し、車両部190に出力する。また、PMV100が傾いて倒れそうであるといった非常時には、非常制御部111は、PMV100の走行を停止させるとともに、警報を鳴らして周囲に助けを求めるといった処理を行ってもよい。
***他の構成***
<変形例1>
本実施の形態の変形例1として、車両制御部220における周辺認知部221の機能をPMV100の側に装備してもよい。PMV100の側で周辺認知情報33を生成し、センサ情報31とともにサーバ装置200に送信してもよい。
また、車両制御部220における経路追従部224の機能をPMV100の側に装備してもよい。
自己位置推定部222および地図情報231をサーバ装置200の側に装備することができれば、周辺認知部221および経路追従部224の一部または全部をPMV100に装備してもよい。
<変形例2>
本実施の形態では、管理部210と車両制御部220の機能がソフトウェアで実現される。変形例2として、管理部210と車両制御部220の機能がハードウェアで実現されてもよい。
具体的には、サーバ装置200は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
図7は、本実施の形態の変形例2に係るサーバ装置200の構成例を示す図である。
電子回路909は、管理部210と車両制御部220の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
管理部210と車両制御部220の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、管理部210と車両制御部220の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。また、管理部210と車両制御部220の一部またはすべての機能がファームウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、管理部210と車両制御部220の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、PMVからセンサ情報をサーバ装置に送り、自己位置推定を実施する演算装置による処理はサーバ装置で実施する。自己位置推定を実施する演算装置による処理には、地図情報が用いられる。そのため、サーバ装置の側に地図情報を備える。そして、サーバ装置は、どのように駆動すれば良いかを制御情報によりPMVに指示する。よって、地図情報、および、自己位置推定を実施する演算装置をサーバ装置の側に配置することができ、PMVのコストダウンを図るとともに、地図更新といった処理の容易化を図ることができる。
特に、低速で走行するPMVといった移動体の場合は、通信による時間遅延の影響がほとんどないため、本実施の形態は有効である。
通常、自己位置推定を実施する演算装置は高価である。また、自己位置推定を実施する演算装置を装備することにより、構成が複雑となり消費電力も大きくなる。複数のPMVをサーバ装置により管理するシステムでは、各PMVに自己位置推定を実施する演算装置を装備することで、コストアップにつながってしまう。本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、自己位置推定を実施する演算装置をサーバ装置の側のみに装備しているので、システム全体の低価格化、および、省電力化が可能となる。
また、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、地図情報をサーバ装置の側に装備するので、頻繁な地図更新、あるいは、一時的な地図更新にも容易に対応可能となる。これにより、地図更新の容易化、高速化、および、一元化が可能となる。
また、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、車両部へ入力する制御情報はサーバ装置の側ですべて生成する。よって、サーバ装置の側で複雑な処理を行うことで、PMVにおけるフレキシブルな対応が可能となる。例えば、日が照っているからその瞬間は経路を避ける、といった複雑な処理もサーバ装置によれば可能となる。
また、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、サーバ装置で複数のPMVの各々を管理しているので、複数台PMVの連携動作が可能となる。
また、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、非常制御部はPMVの側に装備されている。よって、非常時の動作は、ネットワークを介する制御情報を用いることなく、PMVにより瞬時に行うことができる。例えば、物体の急な接近、物体の接触、PMVが傾いて倒れそうといった急な反応が必要な非常時には、通信の延滞が問題になる。本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、このような非常時の行動は、PMVの側で制御して、非常時の問題回避を行うことができる。これらの制御は単純であるので、複雑な演算装置は必要ない。よって、コストアップといった問題は微小である。
以下に、本実施の形態に係る移動体制御システムの効果について、より詳細に説明する。
本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、PMVの側のシステムは単純化するのでコストダウンできる。
地図情報といった容量の大きいデータをPMVで個別に持つ必要が無い。また、高速演算が必要な自己位置推定を実施する演算装置をPMVで個別に持つ必要が無い。また、サーバ装置の側では地図情報を1つ持てばよいので、無駄な容量の保持が不要である。
また、自律制御が使われていない時は、自己位置推定を実施する演算装置は不要であり、サーバ装置の側で演算が必要な時だけ起動すればよく、自己位置推定を実施する演算装置の無駄がなくなる。
演算量でコストが決まるレンタルサーバといった装置を利用している場合は、夜間など全く使用していない時にはコストが発生しない。
また、地図情報の更新がサーバ装置の側で完結できるので、外部情報による一時的な地図情報の更新が容易に行える。
個別にPMVが地図情報を有している場合は通信により送信し、一部更新を行う必要があり、地図更新の手間が複雑であり、また時間遅れが発生しえた。また複数PMVでは不整合も発生する。
本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、地図情報はサーバ装置の側に1つしかないので、更新が容易で、全ての移動体が同じデータを参照することが可能である。
例えば火災など緊急時の非常時に、通信で各PMVの地図を更新しようとすると時間がかかる。また、電源を切られているものは更新できないといった問題が発生する。本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、サーバ装置に記憶されている1つの地図を更新すればよく、地図更新の速度が速く、効率が良く、間違いがない。
図8は、本実施の形態に係る移動体制御システムの効果の例を示す図である。
図8に示す例のように、道路の片側が工事中といった場合の、時間差の交互通行の場所では、通常の独立した単純自律制御のPMVでは地図で対応することはできず、現場設置の信号あるいは警備員の指示を参照する必要がある。しかし、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、サーバ装置の側の地図に情報を容易に付加することができ、現場設置の信号あるいは警備員の指示を参照しなくとも制御が可能となる。
自PMVのデータのみしか参照できず、自PMVの周囲のデータのみから走行判断を行うだけでなく、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、複数のPMVのデータを参照することができる。これにより自PMVから見えないデータを参照することにより、より正しい制御判断を行うことができる。
例えば、自PMVからは見えない走行経路が混んでいる、走行不可能状態になっている等の情報を他のPMVから得ることにより、より正しい経路を選択することができる。つまり、サーバ装置に複数のPMVの各PMVのセンサ情報が送信されるので、他のPMVのセンサ情報を利用してすることができる。
また、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、過去に通行できたかどうかを判断するだけでなく、現状通行できるかどうかを判断することができる。例えばこれから自分が走行予定する経路上の他のPMVの情報から、現状の正確な情報から混雑状況を予測することができる。場合によればう回路を設定することにより、より早く到着することができる。
図9は、本実施の形態に係る移動体制御システムの効果の別例を示す図である。
図9では、PMVのAとBとCが目的地に行こうとしている状態を示している。
単純自律制御の場合、分岐点では先が見えないので、より経路が短い下の経路を選択してしまう。このとき、先行するCが存在すると、下の経路は通行止めであり、通行できないことがサーバ装置を通じて、Aに情報伝達される。逆に、Bにより上の経路は確実に通行できることが分かり、Aは上の経路を通行すれば良いことが判断できる。
これは単純に通行可能、あるいは、通行不可能の判断であるが、人が多く通行が困難といった、センサ情報そのものをサーバ装置が有していることにより、より正確な判断が可能である。
例えば、日照センサを装備している場合、あるPMVの位置が現在日照り状態の場合、他PMVは回避させるなどの制御が可能である。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点および実施の形態1に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
***構成の説明***
図10は、本実施の形態に係るサーバ装置200の構成例を示す図である。
本実施の形態では、実施の形態1のサーバ装置200の構成に加え、群制御部240を備える。
群制御部240は、複数のPMVの各PMVについて推定した自己位置情報34と、複数のPMVの各PMVから取得したセンサ情報31とに基づいて、複数のPMVを群として制御する群制御を実施する。
また、自己位置推定部222は、複数のPMVのうち1のPMV100の自己位置情報34を推定する際に、地図情報231と、PMV100以外のPMVのセンサ情報31とを用いて、PMV100の自己位置情報34を推定する。
***本実施の形態の効果の説明***
図11は、本実施の形態に係る群制御部240の効果の例を示す図である。
複数のPMVを隊列に走行させる場合、位置情報だけでなく、各PMVのセンサ情報から他PMVの位置関係が明確に判断できるので群制御を行う場合に優位である。
例えば、等間隔に縦列に走行する場合、単純自律制御だと各PMVの位置のみから判断しなければならず、通常1周波受信機(位置精度があいまいということ)しか装備されていないので、間隔の正確さに欠ける。これに対し、本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、各PMVのセンサ情報がサーバ装置に存在するので、前の車両までの距離、および、後続車両までの距離が正確に把握できる。よって、より正確に等間隔で隊列を組むことができる。
図12は、本実施の形態に係る群制御部240の効果の別例を示す図である。
図12では、横一列に走行している時に、予期せぬ遮蔽が存在した場合を示している。
本実施の形態に係る移動体制御システムでは、サーバ装置が各PMVのセンサ情報を有している。よって、図12のような場合でも、PMVのAからEの遮蔽状況から、通り抜けられるのが、Cだけであり、かつ2台なら横列で通れることが、サーバ装置で判断でき、効率的に通過するための走行計画と制御をより容易に計画することができる。
以下に、本実施の形態に係る移動体制御システムの効果について、さらに説明する。
未知の場所の地図作成を行う場合、個別制御の場合だと、センサ情報が送られないので特別なモードを用意するなどの必要がある。本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、特別なモードを用意するといった必要なく、また複数のPMVを効率的に制御して全体地図をより早く作成することができる。
PMVの郡制御を行う場合、1台の一部のセンサが故障した場合、そのPMVの前後に別のPMVを配置することで、欠落センサを補完できる。
PMVがカメラを装備している場合、映像情報も得ることができるので、各PMVが存在する位置の映像情報を利用することができる。本実施の形態に係る移動体制御システムによれば、状況把握あるいは監視カメラに利用できる。また、温度、あるいは、照度といったセンサを装備していると、各場所の現状を把握することができる。
例えば、事故あるいは火事で、状況をより迅速に知りたい場合、無人でもPMVをその場所に移動させて情報収集を行うことができる。
以上の実施の形態1から2では、移動体制御システムにおけるPMVとサーバ装置の各装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、移動体制御システムの各装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。移動体制御システムの各装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。
また、実施の形態1から2のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これら実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1から2では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 移動体、31 センサ情報、32 制御情報、33 周辺認知情報、34 自己位置情報、35 パス、100 PMV、111 非常制御部、160 センサ機器、170 ロケータ、180 電源部、190 車両部、200 サーバ装置、210 管理部、220 車両制御部、221 周辺認知部、222 自己位置推定部、223 経路決定部、224 経路追従部、240 群制御部、230 記憶部、231 地図情報、232 PMVデータベース、500 移動体制御システム、909 電子回路、110,910 プロセッサ、141,921 メモリ、142,922 補助記憶装置、120,930 入力インタフェース、130,940 出力インタフェース、150,950 通信装置。

Claims (12)

  1. 走行経路を低速で自動運転する移動体と、前記移動体とネットワークを介して通信するサーバ装置とを備え、前記サーバ装置により前記自律移動体の自動運転を制御する移動体制御システムにおいて、
    前記移動体は、
    前記移動体の周囲の状況をセンシングし、センシングにより得られたセンサ情報を前記サーバ装置に送信するセンサ機器と、
    前記移動体を走行させる車両部と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    自動運転に用いる地図情報を記憶する記憶部と、
    前記地図情報と前記移動体から送信された前記センサ情報とに基づいて、前記移動体が前記走行経路を自動運転するように前記移動体の前記車両部の速度と舵角を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を前記移動体に送信する車両制御部と
    を備え、
    前記車両部は、
    前記サーバ装置から送信された前記制御情報にしたがって速度と舵角が制御される移動体制御システム。
  2. 前記移動体は、
    前記センサ情報に基づく周囲の物体の相対位置あるいは前記移動体の状態を取得し、前記周囲の物体の相対位置あるいは前記移動体の状態に基づいて前記車両部に対して非常時の動作を実施させる非常制御部を備える請求項1に記載の移動体制御システム。
  3. 前記車両制御部は、
    前記地図情報と前記センサ情報とに基づいて、前記移動体の位置と前記移動体が向いている方向とを含む自己位置情報を推定する自己位置推定部を備える請求項1または請求項2に記載の移動体制御システム。
  4. 前記車両制御部は、
    前記センサ情報に基づいて前記周囲を認知するための周辺認知情報を生成する周辺認知部と備え、
    前記自己位置推定部は、
    前記周辺認知情報と前記地図情報と前記センサ情報とに基づいて、前記自己位置情報を推定する請求項3に記載の移動体制御システム。
  5. 前記車両制御部は、
    前記地図情報と前記自己位置情報と前記周辺認知情報とに基づいて、前記走行経路における前記移動体の運動計画を示すパスを生成する経路決定部と、
    前記パスと前記自己位置情報とに基づいて、前記移動体の速度を制御する速度制御と、前記移動体の舵角を制御する方向制御とを含む前記制御情報を生成する経路追従部と
    を備える請求項4に記載の移動体制御システム。
  6. 前記移動体は、複数の移動体であり、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の移動体の各移動体について推定した自己位置情報と、前記複数の移動体の各移動体から取得したセンサ情報とに基づいて、前記複数の移動体を群として制御する群制御を実施する群制御部を備える請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の移動体制御システム。
  7. 前記自己位置推定部は、
    前記複数の移動体のうち1の移動体の自己位置情報を推定する際に、前記地図情報と、前記1の移動体以外の移動体のセンサ情報とを用いて、前記1の移動体の自己位置情報を推定する請求項6に記載の移動体制御システム。
  8. 前記移動体は、PMV(Personal Mobility Vehicle)、あるいは、AMR(Autonomous Mobile Robot)である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の移動体制御システム。
  9. 走行経路を低速で自動運転する移動体であって、前記移動体の自動運転を制御するサーバ装置とネットワークを介して通信する移動体において、
    前記移動体の周囲の状況をセンシングし、センシングにより得られたセンサ情報を前記サーバ装置に送信するセンサ機器と、
    前記移動体を走行させる車両部と
    を備え、
    前記車両部は、
    自動運転に用いられる地図情報と前記センサ情報とに基づいて前記移動体が前記走行経路を自動運転するための制御情報を生成する前記サーバ装置から、前記制御情報を受信し、前記制御情報にしたがって速度と舵角が制御される移動体。
  10. 走行経路を低速で自動運転する移動体とネットワークを介して通信するサーバ装置であって、前記移動体の自動運転を制御するサーバ装置において、
    自動運転に用いる地図情報を記憶する記憶部と、
    前記地図情報と、前記移動体が備えるセンサ機器により前記移動体の周囲の状況をセンシングしたセンサ情報であって前記移動体から送信されたセンサ情報とに基づいて、前記移動体が前記走行経路を自動運転するように、前記移動体を走行させる車両部の速度と舵角を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を前記移動体に送信する車両制御部と
    を備えるサーバ装置。
  11. 走行経路を低速で自動運転する移動体と、前記移動体とネットワークを介して通信するサーバ装置とを備え、前記サーバ装置により前記移動体の自動運転を制御する移動体制御システムに用いられる移動体制御方法において、
    前記移動体は、前記移動体の周囲の状況をセンシングし、センシングにより得られたセンサ情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、自動運転に用いる地図情報と前記移動体から送信された前記センサ情報とに基づいて、前記移動体が前記走行経路を自動運転するように、前記移動体を走行させる車両部の速度と舵角を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を前記移動体に送信し、
    前記車両部は、前記サーバ装置から送信された前記制御情報にしたがって速度と舵角が制御される移動体制御方法。
  12. 走行経路を低速で自動運転する移動体とネットワークを介して通信するサーバ装置であって、前記移動体の自動運転を制御するサーバ装置に用いられる移動体制御プログラムにおいて、
    前記サーバ装置は、自動運転に用いる地図情報を記憶する記憶部を備え、
    前記地図情報と、前記移動体が備えるセンサ機器により前記移動体の周囲の状況をセンシングしたセンサ情報であって前記移動体から送信されたセンサ情報とに基づいて、前記移動体が前記走行経路を自動運転するように、前記移動体を走行させる車両部の速度と舵角を制御する制御情報を生成し、前記制御情報を前記移動体に送信する車両制御処理をコンピュータである前記サーバ装置に実行させる移動体制御プログラム。
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