JP2023082321A - 樹脂フィルム搬送機、その制御方法、及び樹脂フィルム製造装置 - Google Patents

樹脂フィルム搬送機、その制御方法、及び樹脂フィルム製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロールの回転速度を自動調整可能な樹脂フィルム搬送機を提供すること。【解決手段】一実施形態に係る樹脂フィルム搬送機では、第1のロールを駆動する第1の駆動源の回転速度と、第1のロールの後段に隣接配置された第2のロールのおける樹脂フィルムの状態を示す指標とに基づいて、第2のロールを駆動する第2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂フィルム搬送機、その制御方法、及び樹脂フィルム製造装置に関する。
特許文献1に開示された樹脂フィルム製造装置は、押出成形された樹脂フィルムを搬送する複数のロールを含む樹脂フィルム搬送機(縦延伸機等)を備えている。
特開2007-230163号公報
発明者らは、押出成形された樹脂フィルムを搬送する複数のロールを含む樹脂フィルム搬送機において、以下の問題点を見出した。
例えば樹脂フィルムの製造開始時に製造速度までロールの回転速度を上昇させる際、例えば樹脂フィルムの状態を目視で観察しながらロールの回転速度をオペレータが手動で調整していた。このような調整作業は技術を要するため、オペレータの熟練度によって調整時間にばらつきが生じる等の問題があった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるだろう。
一実施形態に係る樹脂フィルム搬送機では、第1のロールを駆動する第1の駆動源の回転速度と、第1のロールの後段に隣接配置された第2のロールのおける樹脂フィルムの状態を示す指標とに基づいて、第2のロールを駆動する第2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する。
一実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の制御方法では、第1のロールを駆動する第1の駆動源の回転速度と、第1のロールの後段に隣接配置された第2のロールのおける樹脂フィルムの状態を示す指標とに基づいて、第2のロールを駆動する第2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する。
一実施形態に係る樹脂フィルム製造装置では、第1のロールを駆動する第1の駆動源の回転速度と、第1のロールの後段に隣接配置された第2のロールのおける樹脂フィルムの状態を示す指標とに基づいて、第2のロールを駆動する第2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する。
前記一実施形態によれば、ロールの回転速度を自動調整可能な樹脂フィルム搬送機を提供できる。
第1の実施形態に係る樹脂フィルム製造装置の全体構成を示す模式的斜視図である。 第1の実施形態に係る樹脂フィルム製造装置の全体構成を示す模式的断面図である。 比較例に係る制御部700の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御部70の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の制御方法を示すフローチャートである。
以下、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜簡略化されている。
(第1の実施形態)
<樹脂フィルム製造装置の全体構成>
まず、図1、図2を参照して、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機を含む樹脂フィルム製造装置の全体構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る樹脂フィルム製造装置の全体構成を示す模式的斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る樹脂フィルム製造装置の全体構成を示す模式的断面図である。
なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示した右手系xyz直交座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、z軸正向きが鉛直上向き、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
また、本明細書において、樹脂フィルムは樹脂シートを含む。
図1、図2に示すように、第1の実施形態に係る樹脂フィルム製造装置は、押出機10、Tダイ20、冷却機30、縦延伸機40、横延伸機50、巻取機60、及び制御部70を備えている。第1の実施形態に係る樹脂フィルム製造装置は、押出機10に連結されたTダイ20のリップ間の隙間からフィルム状の溶融樹脂82aを押し出す押出成形タイプの樹脂フィルム製造装置である。なお、図1では、制御部70が省略されており、図2では、横延伸機50が省略されている。
図1、図2に例示した押出機10は、スクリュー式押出機である。図2に示すように、押出機10では、x軸方向に延設されたシリンダ11の内部にx軸方向に延設されたスクリュー12が収容されている。シリンダ11のx軸負方向側端部の上側に、樹脂フィルム83の原料である樹脂ペレット81を投入するためのホッパ13が設けられている。
ホッパ13から供給された樹脂ペレット81は、回転するスクリュー12の根元から先端に向かって、すなわちx軸正方向に搬送される。また、樹脂ペレット81は、シリンダ11の内部において、加熱されると共に回転するスクリュー12によってせん断されて溶融し、溶融樹脂82に変化する。
なお、図示しないが、スクリュー12には、例えば、減速機を介してモータが駆動源として連結される。
また、シリンダ11の外周面には、長手方向の略全域に亘り、シリンダ11の内部を加熱するためのヒータが設けられており、シリンダ11の内部に投入された樹脂ペレット81が加熱される。
図1、図2に示すように、Tダイ20は、押出機10の先端部(x軸正方向側端部)の下側に連結されている。Tダイ20の下端に位置するリップの隙間からフィルム状の溶融樹脂82aが下向き(z軸負方向)に押し出される。ここで、Tダイ20のリップ間隔を調整できる。製造される樹脂フィルム83の幅方向(y軸方向)における厚みが均一になるように、リップの長手方向(y軸方向)に沿った複数箇所において、Tダイ20のリップ間隔を調整できる。
図1、図2に示すように、冷却機30は、冷却ロールCR1~CR4を備える。
冷却ロールCR1は、Tダイ20から押し出されたフィルム状の溶融樹脂82aを冷却しつつ、フィルム状の溶融樹脂82aが固化した樹脂フィルム83を冷却ロールCR2に搬出する。冷却ロールCR1は、キャストロールとも呼ばれる。
そして、図1、図2に示すように、冷却ロールCR2~CR4は、この順に樹脂フィルム83を冷却しつつ搬送する。冷却ロールCR1~CR4のそれぞれは、図示しない駆動源によって駆動される駆動ロールでもよい。駆動源は、例えばサーボモータ等の可変速モータである。
なお、冷却ロールCR1~CR4のそれぞれは、樹脂フィルム83を冷却するための冷却機構を備えていてもよい。また、冷却ロールCR1~CR4のそれぞれは、樹脂フィルム83を加熱するための加熱機構を備えていてもよい。
さらに、冷却機30は、樹脂フィルム83を搬送する駆動ロールを複数備えるため、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の一形態になり得る。
図1に示すように、縦延伸機40は、冷却機30から搬出された樹脂フィルム83を搬送しつつ、長手方向に延伸する。図1、図2に例示した縦延伸機40は、11個のロールR1~R11を備えている。ロールR1~R11のそれぞれは、図示しない駆動源によって駆動される駆動ロールである。駆動源は、例えばサーボモータ等の可変速モータである。縦延伸機40は、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の一形態である。
なお、縦延伸機40は、樹脂フィルム83を搬送する複数の駆動ロールを備えればよく、縦延伸機40が備える駆動ロールの個数、配置は、適宜決定される。
また、ロールR1~R11のそれぞれは、樹脂フィルム83を冷却するための冷却機構及び樹脂フィルム83を加熱するための加熱機構の少なくとも一方を備えてもよい。
さらに、縦延伸機40は、樹脂フィルム83をロールR1~R11のいずれかに押し当てるためのニップロールを単数又は複数備えていてもよい。ニップロールは、駆動ロールではない。
図1に示すように、横延伸機50は、縦延伸機40から搬出された樹脂フィルム83をその幅方向(y軸方向)に延伸する。より詳細には、横延伸機50は、一対のレールRL1、RL2を備えている。そして、レールRL1、RL2の全体に、図示しない多数のクリップがスライド可能に並設されている。
図1において、レールRL1、RL2に示した矢印は、クリップの移動方向を示している。図1に示すように、レールRL1、RL2は、クリップが樹脂フィルム83の搬送方向(x軸正方向)に進む往路とその逆方向(x軸負方向)に進む復路とを備えたループ構造を有している。すなわち、横延伸機50では、ループ構造を有するレールRL1、RL2に沿って、クリップが周回する。
図1に示すように、レールRL1、RL2は、xz平面に平行な面に関して対称な構成を有している。
図1に示すように、レールRL1、RL2において、搬送方向(x軸正方向)に進む往路とその逆方向(x軸負方向)に進む復路とは略平行に設けられている。レールRL1の復路は、樹脂フィルム83の幅方向外側(y軸負方向側)に設けられている。レールRL2の復路も、樹脂フィルム83の幅方向外側(y軸正方向側)に設けられている。
図1に示すように、レールRL1、RL2の往路は、長手方向(x軸方向)の両端部に、x軸に平行な一対の平行部を備えると共に、両平行部の間に、y軸方向に斜行する斜行部を備えている。レールRL1の斜行部はy軸負方向に斜行し、レールRL2の斜行部はy軸正方向に斜行している。すなわち、レールRL1、RL2の往路の斜行部では、レールRL1とレールRL2とのy軸方向の間隔が、x軸正方向に進行するにつれて広くなっている。
ここで、図1に示すレールRL1、RL2の往路において、樹脂フィルム83と接触した部分では、クリップが樹脂フィルム83の幅方向(y軸方向)両端部を把持しつつ、レールRL1、RL2に沿ってx軸正方向に移動する。そのため、図1に示すように、レールRL1、RL2の往路の斜行部では、樹脂フィルム83がx軸正方向に搬送されつつ、幅方向(y軸方向)に延伸される。他方、レールRL1、RL2の往路の平行部では、樹脂フィルム83はx軸正方向に搬送されるのみであって、幅方向(y軸方向)に延伸されない。
なお、図1に示すレールRL1、RL2において、樹脂フィルム83と接触していない部分では、クリップが樹脂フィルム83を把持せずに、レールRL1、RL2に沿って移動する。
また、図1に示す横延伸機50は、樹脂フィルム83を搬送するためのクリップを駆動させる駆動源を有している。駆動源は例えばサーボモータ等の可変速モータである。横延伸機50は、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の一形態になり得る。
横延伸機50から搬出された樹脂フィルム83は、巻取機60によって巻き取られる。巻取機60は図示しない駆動源によって駆動される駆動ロールである。
なお、巻取機60は、駆動源によって駆動される駆動ロールを複数含んでもよい。その場合、巻取機60は、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の一形態になり得る。
図2に示す制御部70は、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機である縦延伸機40が備えるロールR1~R11を駆動する駆動源のそれぞれの回転速度を制御する。すなわち、制御部70は、ロールR1~R11の回転速度を制御する。
ここで、制御部70は、ロール(例えば第1のロール)R1を駆動する駆動源(例えば第1の駆動源)の回転速度に基づいて、その後段に隣接配置されたロール(例えば第2のロール)R2の駆動源(例えば第2の駆動源)の回転速度を決定する。さらに、制御部70は、ロールR2のおける樹脂フィルム83の状態を示す指標に基づいて、ロールR2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する。
同様に、制御部70は、ロールR2の駆動源の回転速度に基づいて、その後段に隣接配置されたロール(例えば第3のロール)R3の駆動源(例えば第3の駆動源)の回転速度を決定する。さらに、制御部70は、ロールR3のおける樹脂フィルム83の状態を示す指標に基づいて、ロールR3の駆動源の回転速度をフィードバック制御する。
その他のロールR4~R11を駆動する駆動源の回転速度も同様に制御する。
制御部70のより詳細な構成及び動作については、後述する。
なお、制御部70は、縦延伸機40が備える全ロールR1~R11のうちの一部のロールのみをフィードバック制御してもよい。
また、制御部70は、冷却機30が備える冷却ロールCR1~CR4、横延伸機50、及び巻取機60を駆動する駆動源のそれぞれの回転速度を制御してもよい。すなわち、制御部70は、冷却ロールCR1~CR4及び巻取機60の回転速度及び横延伸機50による樹脂フィルム83の搬送速度を制御してもよい。
このように、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機(すなわち縦延伸機40)では、制御対象であるロールにおける樹脂フィルム83の状態を示す指標に基づいて、当該ロールの駆動源の回転速度をフィードバック制御する。すなわち、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機では、ロールの回転速度(すなわち樹脂フィルム83の搬送速度)を自動調整できる。そのため、例えば樹脂フィルム83の状態を目視で観察する必要もなく、ロールの回転速度をオペレータが手動で調整する必要もない。
なお、ロールにおける樹脂フィルム83の状態を示す指標は、後述するように、例えば当該ロールを駆動するモータのトルクである。しかしながら、これに限定されず、樹脂フィルム83の張り具合を超音波や画像等で検出してもよい。
また、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機は、縦延伸機40に限定されない。上述の通り、冷却機30、横延伸機50、あるいは巻取機60が、本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の一態様であってもよい。
例えば、冷却機30が本実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の一態様である場合、制御部70は、冷却ロールCR1の駆動源の回転速度に基づいて、その後段に隣接配置された冷却ロールCR2の駆動源の回転速度を決定してもよい。そして、制御部70は、冷却ロールCR2のおける樹脂フィルム83の状態を示す指標に基づいて、冷却ロールCR2の駆動源の回転速度をフィードバック制御してもよい。
同様に、制御部70は、冷却ロールCR2の駆動源の回転速度に基づいて、その後段に隣接配置された冷却ロールCR3の駆動源の回転速度を決定してもよい。そして、制御部70は、冷却ロールCR3のおける樹脂フィルム83の状態を示す指標に基づいて、冷却ロールCR3の駆動源の回転速度をフィードバック制御してもよい。
冷却ロールCR4を駆動する駆動源の回転速度も同様に制御してもよい。
<比較例に係る制御部700の構成>
ここで、図3を参照して、比較例に係る樹脂フィルム搬送機(すなわち縦延伸機40)における制御部700の構成について説明する。図3は、比較例に係る制御部700の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御部700は、図1、図2に示した縦延伸機40が備えるロールR1~R11のそれぞれの回転速度を設定する速度設定部71、72、73、・・・を備える。
なお、比較例に係る樹脂フィルム搬送機を含む樹脂フィルム製造装置は、図1、図2に示した第1の実施形態に係る樹脂フィルム製造装置と同様の全体構成を有している。
ここで、図3に示すように、ロールR1は、モータMT1によって駆動され、モータMT1はモータ駆動回路MDC1によって駆動される。ロールR2は、モータMT2によって駆動され、モータMT2はモータ駆動回路MDC2によって駆動される。ロールR3は、モータMT3によって駆動され、モータMT3はモータ駆動回路MDC3によって駆動される。その他のロールも同様に駆動される。
図3に示すように、速度設定部71は、モータ駆動回路MDC1に対し、モータMT1の回転速度の設定値vm1_svを出力する。
他方、モータ駆動回路MDC1が検出したモータMT1の回転速度の測定値vm1_pvが、モータ駆動回路MDC1から後段ロールR2の速度設定部72へ出力される。
速度設定部72は、モータ駆動回路MDC1から取得したモータMT1の回転速度の測定値vm1_pvと、ドロー比dr2とを乗じてモータMT2の回転速度の設定値vm2_sv(=vm1_pv×dr2)を算出する。すなわち、速度設定部72は、乗算回路である。
ここで、ドロー比dr2は、モータMT1の回転速度に対するモータMT2の回転速度の比率であり、オペレータによって入力される。すなわち、モータMT2の回転速度の設定値vm2_svは、モータMT1の回転速度の測定値vm1_pvに基づいて決定される。
そして、速度設定部72は、モータ駆動回路MDC2に対し、算出したモータMT2の回転速度の設定値vm2_svを出力する。
他方、モータ駆動回路MDC2が検出したモータMT2の回転速度の測定値vm2_pvが、モータ駆動回路MDC2から後段ロールR3の速度設定部73へ出力される。
同様に、速度設定部73は、モータ駆動回路MDC2から取得したモータMT2の回転速度の測定値vm2_pvと、ドロー比dr3とを乗じてモータMT3の回転速度の設定値vm3_sv(=vm2_pv×dr3)を算出する。すなわち、速度設定部72と同様に、速度設定部73も、乗算回路である。
ここで、ドロー比dr3は、モータMT2の回転速度に対するモータMT3の回転速度の比率であり、オペレータによって入力される。すなわち、モータMT3の回転速度の設定値vm3_svは、モータMT2の回転速度の測定値vm2_pvに基づいて決定される。
そして、速度設定部73は、モータ駆動回路MDC3に対し、算出したモータMT3の回転速度の設定値vm3_svを出力する。
他方、モータ駆動回路MDC3が検出したモータMT3の回転速度の測定値vm3_pvが、モータ駆動回路MDC3から後段ロールR4の速度設定部(不図示)へ出力される。
他のロールの回転速度を設定する速度設定部も、速度設定部72、73と同様である。
ここで、速度設定の具体例を用いて説明する。
モータ駆動回路MDC1から取得したモータMT1の回転速度の測定値vm1_pvが10m/minとする。
ここで、速度設定部72に入力されるドロー比dr2が300%であり、速度設定部73に入力されるドロー比dr3が100%であるとする。その場合、速度設定部72からモータ駆動回路MDC2に対して出力されるモータMT2の回転速度の設定値vm2_svは、30m/min(=10m/min×3)である。
そして、モータMT2の回転速度の設定値vm2_sv=測定値vm2_pvとすれば、速度設定部73からモータ駆動回路MDC3に対して出力されるモータMT3の回転速度の設定値vm3_svは、30m/min(=30m/min×1)である。ここで、ドロー比が100%を超えると、樹脂フィルム83は長手方向に延伸される。
他方、速度設定部72に入力されるドロー比dr2が80%であり、速度設定部73に入力されるドロー比dr3が50%であるとする。その場合、速度設定部72からモータ駆動回路MDC2に対して出力されるモータMT2の回転速度の設定値vm2_svは、8m/min(=10m/min×0.8)である。
そして、モータMT2の回転速度の設定値vm2_sv=測定値vm2_pvとすれば、速度設定部73からモータ駆動回路MDC3に対して出力されるモータMT3の回転速度の設定値vm3_svは、4m/min(=8m/min×0.5)である。ここで、ドロー比が100%を下回ると、樹脂フィルム83は弛緩される。
比較例に係る制御部700では、ロールR2の回転速度を調整する場合、例えばロールR2における樹脂フィルム83の状態を目視で観察しながら、速度設定部72に入力するドロー比dr2をオペレータが手動で調整する必要があった。同様に、ロールR3の回転速度を調整する場合、例えばロールR3における樹脂フィルム83の状態を目視で観察しながら、速度設定部73に入力するドロー比dr3をオペレータが手動で調整する必要があった。その他のロールの回転速度を調整する場合も同様である。このような調整作業は技術を要するため、オペレータの熟練度によって調整時間にばらつきが生じる等の問題があった。
<第1の実施形態に係る制御部70の構成>
次に、図4を参照して、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機(すなわち縦延伸機40)における制御部70の構成についてより詳細に説明する。図4は、第1の実施形態に係る制御部70の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、第1の実施形態に係る制御部70は、図1、図2に示した縦延伸機40が備えるロールR1~R11のそれぞれの回転速度を設定する速度設定部71、72a、・・・を備える。
ここで、図4に示す制御部70において、最前段のロールR1の速度を設定する速度設定部71は、図3に示す制御部700における速度設定部71と同一構成である。
他方、図4に示す制御部70において、ロールR2の速度を設定する速度設定部72aは、図3に示す制御部700における速度設定部72と異なる構成を有している。また、図4に示す制御部70において、ロールR3~R11のそれぞれの回転速度を設定する速度設定部(不図示)も、速度設定部72aと同様の構成を有している。そのため、以下では、ロールR2の速度を設定する速度設定部72aの構成について説明する。
図4に示すように、速度設定部72aは、張力算出部721、偏差算出部722、補正量決定部723、ドロー比補正部724、及び速度算出部725を備えている。ここで、速度算出部725が、図3に示す速度設定部72に該当する。
そのため、図4に示す速度設定部72aは、図3に示す速度設定部72に加え、張力算出部721、偏差算出部722、補正量決定部723、及びドロー比補正部724を備えた構成である。
図4に示すように、張力算出部721は、モータ駆動回路MDC2からフィードバックされたトルクの測定値t_pvを用いて樹脂フィルム83の張力の測定値f_pvを算出する。ここで、トルクの測定値t_pvは、制御対象であるロールR2における樹脂フィルム83の状態を示す指標である。
なお、トルクの測定値t_pvは、モータ駆動回路MDC2とは別に設けられたトルクセンサによって測定されてもよい。
ここで、ロールR2の直径をDとすると、以下の式(1)に基づいて、樹脂フィルム83の張力の測定値f_pvを算出できる。
f_pv=2×t_pv/D・・・式(1)
さらに、機械損失(メカニカルロス)を考慮して式(1)を修正した上で、樹脂フィルム83の張力の測定値f_pvを算出してもよい。
偏差算出部722は、張力算出部721から取得した張力の測定値f_pvと、目標値である張力の設定値f_svとの差すなわち張力の制御偏差f_err(=f_pv-f_sv)を算出する。すなわち、偏差算出部722は減算回路である。ここで、張力の設定値f_svは、オペレータによって入力されるが、通常、運転中に変更しない。
補正量決定部723は、偏差算出部722から取得した張力の制御偏差f_errに基づいて、ドロー比dr2の補正量Δdrを決定する。補正量決定部723は、例えばPID制御を用いて補正量Δdrを決定してもよい。
まず、補正量決定部723は、偏差算出部722から取得した張力の制御偏差f_errが許容範囲内すなわち許容下限値≦f_err≦許容上限値を満たすか否かを判定する。ここで、許容範囲すなわち許容下限値及び許容上限値は、適宜設定される。
張力の制御偏差f_errが許容範囲内である場合、ドロー比を補正する必要がないため、補正量Δdr=0とする。
樹脂フィルム83の張力の制御偏差f_err>許容上限値である場合、樹脂フィルム83の張力の測定値f_pvが設定値f_svに比べて大き過ぎる。そのため、補正量決定部723は、ドロー比が小さくなるように、補正量Δdr<0とする。
他方、樹脂フィルム83の張力の制御偏差f_err<許容下限値である場合、樹脂フィルム83の張力の測定値f_pvが設定値f_svに比べて小さ過ぎる。そのため、補正量決定部723は、ドロー比が大きくなるように、補正量Δdr>0とする。
張力の制御偏差f_errの絶対値が大きい程、補正量Δdrの絶対値も大きくする。
ドロー比補正部724は、補正量決定部723から取得した補正量Δdrに基づいて、オペレータによって入力されたドロー比dr2を補正し、補正ドロー比dr_corrを出力する。具体的には、ドロー比補正部724は、ドロー比dr2と補正量Δdrとの和を補正ドロー比dr_corr(=dr2+Δdr)として出力する。すなわち、ドロー比補正部724は加算回路である。
速度算出部725は、モータ駆動回路MDC1から取得したモータMT1の回転速度の測定値vm1_pvと、ドロー比補正部724から取得した補正ドロー比dr_corrとを乗じてモータMT2の回転速度の設定値vm2_sv(=vm1_pv×dr_corr)を算出する。上述の通り、速度算出部725は、図3に示す速度設定部72と同様の乗算回路である。ここで、ドロー比dr2は、オペレータによって入力される。すなわち、モータMT2の回転速度の設定値vm2_svは、モータMT1の回転速度の測定値vm1_pvに基づいて決定される。
そして、速度算出部725は、モータ駆動回路MDC2に対し、算出したモータMT2の回転速度の設定値vm2_svを出力する。
他方、モータ駆動回路MDC2が検出したモータMT2の回転速度の測定値vm2_pvが、モータ駆動回路MDC2から後段ロールR3の速度設定部(不図示)へ出力される。
なお、制御部70を構成する各機能ブロックは、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現することができる。従って、各機能ブロックは、コンピュータのハードウェアやソフトウェアやそれらの組み合わせによって色々な形態で実現できる。
以上に説明したように、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機では、ロールR2における樹脂フィルム83の状態を示す張力の制御偏差f_errが0に近付くように、モータMT2の回転速度をフィードバック制御する。具体的には、張力の制御偏差f_errが0に近付くように、オペレータによって入力されたドロー比dr2を自動的にフィードバック補正する。
すなわち、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機では、モータMT2の回転速度を自動調整できる。そのため、ロールR2の回転速度を調整する場合、例えばロールR2における樹脂フィルム83の状態を目視で観察する必要もなく、ロールR2の回転速度すなわちドロー比dr2をオペレータが手動で調整する必要もない。
第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機(すなわち縦延伸機40)が含むその他のロールR3~R11についても同様である。
<樹脂フィルム搬送機の制御方法>
次に、図5を参照して、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機(すなわち縦延伸機40)制御方法について説明する。図5は、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の制御方法を示すフローチャートである。図5においても、図4に示すロールR2の速度を設定する速度設定部72aによる制御を例として説明する。
まず、図5に示すように、検出されたトルクの測定値(PV値)t_pvから樹脂フィルム83の張力の測定値(PV値)f_pvを算出する(ステップS1)。具体的には、図4に示すように、張力算出部721が、モータ駆動回路MDC2からフィードバックされたトルクの測定値t_pvを用いて、ロールR2における樹脂フィルム83の張力の測定値f_pvを算出する。ここで、トルクの測定値t_pvは、制御対象であるロールR2における樹脂フィルム83の状態を示す指標である。
次に、図5に示すように、張力の測定値(PV値)f_pvと設定値(SV値)f_svとの制御偏差f_errを算出する(ステップS2)。具体的には、図4に示すように、偏差算出部722が、張力算出部721から取得した張力の測定値f_pvと、目標値である張力の設定値f_svとの差である張力の制御偏差f_err(=f_pv-f_sv)を算出する。
次に、図5に示すように、張力の制御偏差f_errが許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、図4に示すように、補正量決定部723は、偏差算出部722から取得した張力の制御偏差f_errが許容範囲内すなわち許容下限値≦f_err≦許容上限値を満たすか否かを判定する。
張力の制御偏差f_errが許容範囲内でない場合(ステップS3でNO)、制御偏差f_errが小さくなるようにドロー比を補正する(ステップS4)。具体的には、図4に示すように、補正量決定部723が、制御偏差f_errが小さくなるようにドロー比の補正量Δdrを決定する。そして、ドロー比補正部724が、補正量Δdrに基づいて、オペレータによって入力されたドロー比dr2を補正する。
その後、ステップS1~S3を再度実行する。
他方、張力の制御偏差f_errが許容範囲内である場合(ステップS3でYES)、ロールの速度調整を終了する。すなわち、張力の制御偏差f_errが許容範囲内に収まるまで、ステップS1~S4を繰り返す。
以上により、ロールR2について、速度調整(すなわちドロー比の補正)を行うことができる。
図1、図2に示すロールR2~R11のそれぞれについて、図5に示す速度調整を行う。例えば、ロールR2~R11の順番に(すなわち前段のロールから順番に)、図5に示す速度調整を行う。また、ロールR2~R11の順番に行う速度調整を複数回繰り返してもよい。
以上に説明したように、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の制御方法では、ロールR2における樹脂フィルム83の状態を示す張力の制御偏差f_errが0に近付くように、モータMT2の回転速度をフィードバック制御する。具体的には、張力の制御偏差f_errが0に近付くように、オペレータによって入力されたドロー比dr2を自動的にフィードバック補正する。
すなわち、第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機の制御方法では、モータMT2の回転速度を自動調整できる。そのため、ロールR2の回転速度を調整する場合、例えばロールR2における樹脂フィルム83の状態を目視で観察する必要もなく、ロールR2の回転速度すなわちドロー比dr2をオペレータが手動で調整する必要もない。
第1の実施形態に係る樹脂フィルム搬送機(すなわち縦延伸機40)が含むその他のロールR3~R11についても同様である。
上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、又はその他の形式の伝搬信号を含む。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
10 押出機
11 シリンダ
12 スクリュー
13 ホッパ
20 Tダイ
30 冷却機
40 縦延伸機
50 横延伸機
60 巻取機
70 制御部
71、72a 速度設定部
81 樹脂ペレット
82、82a 溶融樹脂
83 樹脂フィルム
721 張力算出部
722 偏差算出部
723 補正量決定部
724 ドロー比補正部
725 速度算出部
CR1~CR4 冷却ロール
MDC1、MDC2、MDC3 モータ駆動回路
MT1、MT2、MT3 モータ
R1~R11 ロール
RL1、RL2 レール

Claims (12)

  1. 押出成形された樹脂フィルムを搬送する第1及び第2のロールと、
    前記第1のロールを駆動する第1の駆動源と、
    前記第2のロールを駆動する第2の駆動源と、
    前記第1及び第2の駆動源のそれぞれの回転速度を制御する制御部と、を備え、
    前記第2のロールは、前記第1のロールの後段に隣接配置されており、
    前記制御部は、前記第1の駆動源の回転速度と、前記第2のロールのおける前記樹脂フィルムの状態を示す指標とに基づいて、前記第2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する、
    樹脂フィルム搬送機。
  2. 前記指標が、前記第2の駆動源のトルクである、
    請求項1に記載の樹脂フィルム搬送機。
  3. 前記制御部は、前記トルクから前記樹脂フィルムの張力を算出し、算出された張力と目標とする張力との差に基づいて、前記第2の駆動源の回転速度を決定する、
    請求項2に記載の樹脂フィルム搬送機。
  4. 前記第1及び第2の駆動源のそれぞれは、可変速モータである、
    請求項2に記載の樹脂フィルム搬送機。
  5. 押出成形された樹脂フィルムを搬送する第1及び第2のロールと、
    前記第1のロールを駆動する第1の駆動源と、
    前記第2のロールを駆動する第2の駆動源と、を備えた樹脂フィルム搬送機の制御方法であって、
    前記第2のロールは、前記第1のロールの後段に隣接配置されており、
    コンピュータが、前記第1の駆動源の回転速度と、前記第2のロールのおける前記樹脂フィルムの状態を示す指標とに基づいて、前記第2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する、
    樹脂フィルム搬送機の制御方法。
  6. 前記指標が、前記第2の駆動源のトルクである、
    請求項5に記載の樹脂フィルム搬送機の制御方法。
  7. 前記トルクから前記樹脂フィルムの張力を算出し、算出された当該張力と目標とする張力との差に基づいて、前記第2の駆動源の回転速度を決定する、
    請求項6に記載の樹脂フィルム搬送機の制御方法。
  8. 前記第1及び第2の駆動源のそれぞれは、可変速モータである、
    請求項6に記載の樹脂フィルム搬送機の制御方法。
  9. 投入された樹脂原料を溶融させて押し出す押出機と、
    前記押出機に連結され、溶融樹脂をフィルム状に成形するダイと、
    前記ダイから押し出されたフィルム状の前記溶融樹脂を冷却しつつ、前記溶融樹脂が固化した樹脂フィルムを搬出する冷却ロールと、
    前記冷却ロールから搬出された前記樹脂フィルムを搬送する第1及び第2のロールと、と、
    前記第1のロールを駆動する第1の駆動源と、
    前記第2のロールを駆動する第2の駆動源と、
    前記第1及び第2の駆動源のそれぞれの回転速度を制御する制御部と、を備え、
    前記第2のロールは、前記第1のロールの後段に隣接配置されており、
    前記制御部は、前記第1の駆動源の回転速度と、前記第2のロールのおける前記樹脂フィルムの状態を示す指標とに基づいて、前記第2の駆動源の回転速度をフィードバック制御する、
    樹脂フィルム製造装置。
  10. 前記指標が、前記第2の駆動源のトルクである、
    請求項9に記載の樹脂フィルム製造装置。
  11. 前記制御部は、前記トルクから前記樹脂フィルムの張力を算出し、算出された当該張力と目標とする張力との差に基づいて、前記第2の駆動源の回転速度を決定する、
    請求項10に記載の樹脂フィルム製造装置。
  12. 前記第1及び第2の駆動源のそれぞれは、可変速モータである、
    請求項10に記載の樹脂フィルム製造装置。
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