JP2023081728A - 画像処理装置、撮像装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】偏光素子の入射角度特性の影響を低減した偏光情報を得る。【解決手段】画像処理装置100は、互いに異なる複数の偏光方位の光を透過させる偏光素子を介した被写体の撮像により生成された第1の画像を取得する画像取得手段101と、撮像における撮像条件に関する情報を取得する撮像条件取得手段102と、撮像条件に関する情報に応じて、第1の画像における偏光方位に関する情報を設定する偏光方位設定手段103と、偏光方位に関する情報を用いて第1の画像から偏光情報を取得する偏光情報取得手段104とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像画像から得られる偏光情報を利用した画像処理技術に関する。
被写体からの偏光方位や強度および非偏光成分の強度等を示す偏光情報を取得するための撮像方法として、偏光板を介した撮像において偏光板を回転させて複数の撮像画像を取得する方法がある。また、特許文献1に開示されているように、位相差板(λ/4板)、可変位相差板(液晶)および偏光板からなる偏光素子を介した撮像において、可変位相差板が光線に付与する位相差を変えることで、偏光板を回転させることなく偏光状態が異なる複数の撮像画像を取得する方法がある。
さらに、特許文献2には、上記偏光素子を介した撮像において、可変位相差板の光学軸を撮像素子の短辺に平行になるように設定することで、偏光情報に対する可変位相差板の入射角度特性の影響を低減する方法が開示されている。
特開2016-145924号公報 特開2018-010049号公報
しかしながら、特許文献1、2の方法では、撮像画像のうち可変位相差板に対する光線の入射角度が相対的に大きい領域や、可変位相差板により光線に付与される位相差が大きく入射角度特性が相対的に低下した領域では、得られる偏光情報に対する入射角度特性の影響が無視できなくなる。
本発明は、偏光素子の入射角度特性の影響を低減した偏光情報を得ることが可能な画像処理装置およびこれを用いた撮像装置等を提供する。
本発明の一側面としての画像処理装置は、互いに異なる複数の偏光方位の光を透過させる偏光素子を介した被写体の撮像により生成された第1の画像を取得する画像取得手段と、撮像における撮像条件に関する情報を取得する撮像条件取得手段と、撮像条件に関する情報に応じて、第1の画像における偏光方位に関する情報を設定する偏光方位設定手段と、偏光方位に関する情報を用いて第1の画像から偏光情報を取得する偏光情報取得手段とを有することを特徴とする。なお、光学系、偏光素子および撮像素子と上記画像処理装置とを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、本発明の他の一側面としての画像処理方法は、互いに異なる複数の偏光方位の光を透過させる偏光素子を介した被写体の撮像により生成された第1の画像を取得するステップと、撮像における撮像条件に関する情報を取得するステップと、撮像条件に関する情報に応じて、第1の画像における偏光方位に関する情報を設定するステップと、偏光方位に関する情報を用いて第1の画像から偏光情報を取得するステップとを有することを特徴とする。なお、上記画像処理方法に従う処理をコンピュータに実行させるプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、偏光素子の入射角度特性の影響を低減した偏光情報を得ることができる。
実施例1の画像処理装置の構成を示す図。 実施例1における輝度と透過偏光方位との関係を示す図。 実施例1の画像処理装置を含む撮像装置を示す図。 実施例12におけるλ/4板と可変位相差板の軸方位の関係を示す図。 実施例1における補正偏光方位情報の使用領域を示す図。 実施例1における使用領域の回転を示す図。 実施例1における使用領域の平行移動を示す図。 実施例1における光学系の撮像素子に対するチルトとそのときの補正偏光方位情報の設定を示す図。 実施例1における製造誤差を補償する補正偏光方位情報の設定を示す図。 実施例1におけるデータ化された補正偏光方位情報の例を示す図。 実施例1における処理を示すフローチャート。 実施例2の撮像装置の構成を示す図。 参考例1の画像処理装置の構成を示す図。 参考例1における処理を示すフローチャート。 参考例1における軸方向および補正係数変化を示す図。 参考例1におけるその他の補正係数変化を示す図。 参考例2における処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
実施例1の画像処理装置は、互いに異なる複数の偏光方位の光を透過させる偏光素子を介した被写体の撮像により得られた1または複数の撮像画像(第1の画像)から偏光情報を取得する機能を有する。また、画像処理装置は、偏光素子の入射角度特性(つまりは透過偏光方位の不均一な面内分布)を補正する機能を有する。さらに画像処理装置は、取得した偏光情報を用いて合成画像(第2の画像)を生成する機能も有する。
図1は、実施例1の画像処理装置100の構成を示す。画像処理装置100は、画像取得手段としての画像取得部101、撮像条件取得手段としての撮像条件取得部102、偏光方位設定手段としての偏光方位設定部103、偏光情報取得手段としての偏光情報取得部104および画像生成手段としての画像生成部105を有する。
画像取得部101は、光学系、偏光素子および撮像素子を含む撮像装置により被写体を撮像することで生成された撮像画像を取得する。なお、画像処理装置100は、パーソナルコンピュータ等、撮像装置とは別の装置であってもよいし、後述するように撮像装置に搭載されてもよい。
偏光情報取得部104は、偏光方位設定部103により設定された補正偏光方位情報を用いて偏光情報を取得する。偏光情報および補正偏光方位情報については後述する。
画像生成部105は、取得された偏光情報を用いて合成画像を生成する。合成画像の具体例については後述する。
撮像条件取得部102は、偏光情報を算出する際に撮像時の撮像条件に関する情報(撮像条件を示す又はそれに変換可能な情報:以下、撮像条件情報という)を取得する。撮像条件については後述する。
偏光方位設定部103は、取得された撮像条件情報に応じた偏光素子の入射角度特性に基づいて透過偏光方位を補正することで、撮像画像における偏光方位に関する情報、すなわち補正偏光方位情報を設定する。補正偏光方位情報は、撮像画像の画素ごとまたは領域ごと(例えば、偏光素子における光線入射角度が異なる位置または領域に対応する画素または領域ごと)に設定される、偏光情報取得用の偏光方位を示す又はそれに変換可能な情報である。
以下、上述した画像処理装置100の各部が実行する処理をより詳細に説明する。図11のフローチャートは上記処理(画像処理方法)の流れを示しており、以下の説明では括弧書きで該当するステップ番号(S101~S105)を付す。コンピュータとしての画像処理装置100は、プログラムに従って本処理を実行する。
画像取得部101は、上述したように偏光素子を備えた撮像装置が被写体を撮像することにより生成された、透過偏光方位が互いに異なる複数の撮像画像を取得する(S101)。
撮像装置が有する偏光素子は、これを透過する光の偏光方位である透過偏光方位が可変な素子である。このような偏光素子は、例えば、光学系の光軸回りで回転可能な偏光板や、特許文献1、2にも開示されているように透過光に付与する位相差を変更可能な可変位相差板を用いて構成することができる。可変位相差板は、VA液晶やOCB液晶等により構成することができる。透過偏光方位が可変な偏光素子を有する撮像装置は、偏光素子の透過偏光方位を互いに異ならせた複数回の撮像により、それぞれ異なる透過偏光方位での偏光情報を含む複数の撮像画像を生成する。
偏光素子は、被写体と撮像素子との間に配置されていればよい。具体的には、光学系よりも被写体側、光学系の内部および光学系と撮像素子との間のいずれかに配置されていればよい。ただし、被写体と偏光素子との間に複屈折を有する材料や別の偏光素子が配置されると、被写体からの光の偏光状態が乱れて好ましくない。このため、撮像装置がプラスチックレンズ、偏光板を用いた可変NDおよび複屈折材料からなる光学ローパスフィルタ等を含む場合には、偏光素子はそれらの光学要素より被写体側に配置することが好ましい。
また、偏光素子は複数の透過偏光方位を有していてもよい。例えば、偏光素子は、撮像素子の画素ごとに配置された、透過偏光方位が互いに異なる複数の偏光板を含んでいてもよい。すなわち、撮像素子として、画素ごとに偏光板を備えた偏光イメージセンサを用いてもよい。この場合、撮像装置は、偏光イメージセンサによる1回の撮像で複数の透過偏光方位での偏光情報を含んだ1つの撮像画像を生成する。
なお、撮像画像は、画像データであれば形式は問わないが、圧縮や補正等の処理が行われてない、いわゆるRAW画像が好ましい。
撮像条件取得部102は、画像取得部101により取得された撮像画像の撮像時における撮像条件情報を取得する(S102)。撮像条件は、偏光素子に関わる条件を除く撮像に関わる様々な条件であり、光学系の焦点距離、Fナンバー、分光透過率、射出瞳位置、フォーカス状態、被写体距離、撮像倍率および光学系の種類や仕様等を含む。また、光学系が撮像素子に対してシフト方向やチルト方向に変位可能である場合には、その変位量(シフト量やチルト量)も撮像条件に含まれる。さらに、撮像条件には、撮像素子のサイズ、最大像高、画素ピッチ、全画素数およびクロップ画素数が含まれる。撮像条件に温度、湿度、気圧、撮像装置の識別情報を含んでもよい。
撮像条件取得部102は、ユーザが撮像装置に対して手動で設定した撮像条件を示す情報を読み込んだり、撮像画像のヘッダー領域やExif形式の指定領域にメタ情報として付与された撮像条件情報を読み出したりすることで撮像条件情報を取得する(S1)。また、撮像条件取得部102は、撮像画像をDeepLearning等の手法で解析することで撮像条件情報を取得したり、撮像時に使用された測距装置や撮像装置を制御する制御装置等の他の装置から撮像条件情報を取得したりしてもよい。
偏光方位設定部103は、撮像時の偏光素子における透過偏光方位に関する情報(例えば、後述する可変位相差板への印加電圧の情報)を取得する。そして、撮像条件取得部102で取得された撮像条件情報と撮像時における偏光素子の透過偏光方位に関する情報に応じて補正偏光方位情報を設定する(S103)。
偏光素子は、理想的には、入射する光線に対して、その入射角度にかかわらず一定の透過偏光方位かつ一定の透過率を持つことが望ましい。しかし、実際には偏光素子への光線入射角度によって光路長や偏光素子の遅相軸の見かけの角度が変化するため、偏光素子の透過偏光方位や透過率に分布が生じる。特に、入射角度の範囲が大きい場合や前述した可変位相差板を含む偏光素子を用いた場合に、偏光素子の面内での透過偏光方位や透過率の変化が大きくなる。このうち透過偏光方位の面内分布は、撮像画像から取得される偏光情報への影響が大きい。そこで、本実施例では、補正偏光方位情報を撮像条件(情報)に応じて設定することで、撮像画像から得られる偏光情報に対する偏光素子の入射角度特性の影響を低減する。
補正偏光方位情報の設定は、複数の撮像条件および偏光素子の複数の透過偏光方位で事前に算出した補正偏光方位情報をデータとして保持し、該データから、撮像条件取得部102で取得した撮像条件情報に応じた適切な補正偏光方位情報を取得することで行う。以下、補正偏光方位情報の算出方法について説明する。偏光素子を透過偏光方位θの偏光板と仮定すると、ミューラー行列は、次式(1)で定義できる。
Figure 2023081728000002
この偏光素子への入射光のストークスパラメータをS~S、該偏光素子からの出射光のストークスパラメータをS’~S’とするとき、S’~S’は次式(2)で表される。
Figure 2023081728000003
このため、測定される光強度(輝度)Iは、次式(3)で表される。
Figure 2023081728000004
また、偏光方向が0°、45°、90°および135°の直線偏光のストークスパラメータはそれぞれ、次式(4)で表される。
Figure 2023081728000005
このため、0°、45°、90°および135°の直線偏光が入射したときにそれぞれ測定される光強度I0°、I45°、I90°およびI135°は、次式(5)~(8)で表される。
Figure 2023081728000006
式(5)~(8)より、偏光方位θは次式(9)で表される。
Figure 2023081728000007
式(9)により、撮像装置において被写体からの4つの直線偏光(0°、45°、90°、135°)を撮像したときの撮像条件および偏光素子の透過偏光方位での補正偏光方位情報を算出することができる。
なお、補正偏光方位情報を算出する方法は上述したものに限らず、直線偏光の偏光方位を変化させて撮像し、測定される光強度が最大となる偏光方位を補正偏光方位情報としてもよい。また、実際に撮像を行わずに、偏光素子の理論的な入射角度特性から補正偏光方位情報を計算してもよい。
このように本実施例では、撮像条件情報、偏光素子の透過偏光方位および偏光素子の光線入射角度に関連付けた補正偏光方位情報を事前の測定(撮像)または計算を通じて取得してデータ化し、そのデータを用いて撮像時の補正偏光方位情報を設定する。これにより、撮像を行うごとに補正偏光方位情報を算出する手間を省くことができる。また、撮像条件情報に関連付けて補正偏光方位情報をデータ化しておくことにより、全ての光学系および撮像素子の組み合わせに対してデータを保持する場合よりも少ないデータ量で撮像時の補正偏光方位情報を設定することが可能となる。
例えば、偏光素子が被写体と光学系との間に配置されているとき、光学系の焦点距離と撮像素子のサイズから算出される画角によって、偏光素子への光線入射角度をおおまかに決定することができる。また、偏光素子が光学系と撮像素子との間に配置されているときは、光学系の射出瞳位置と撮像素子のサイズから偏光素子への光線入射角度をおおまかに決定することができる。このため、画角または射出瞳位置と撮像素子のサイズが異なる複数の撮像条件で事前に撮像または計算を行い、得られた補正偏光方位情報をデータ化しておくことで、撮像時に補正偏光方位情報を算出しなくても適切な補正偏光方位情報を設定することができる。
さらに補正偏光方位情報の精度を上げるために、撮像条件として、光学系のフォーカス状態、Fナンバー、撮像倍率、被写体距離(被写体の位置)および撮像素子に対する光学系のシフト量たまはチルト量等を含めることが好ましい。光学系のフォーカス状態とは、フォーカシングに際して移動するレンズ群の位置や制御量である。撮像倍率が大きい光学系ではFナンバーやフォーカス状態によって偏光素子への光線入射角度が大きく変化するため、Fナンバーやフォーカス状態を撮像条件に含めることが望ましい。また、撮像素子に対してシフト機能、チルト機能を有する光学系を用いる場合は、シフト量やチルト量を考慮することが好ましい。
事前に測定または計算により得られた補正偏光方位情報のデータは、偏光方位設定部103内に設けられた記憶部(保存手段)に保存してもよいし、偏光方位設定部103とは別に設けられた記憶部に保存してもよい。記憶部には、ハードディスク、フラッシュメモリ、光ディスク、クラウド等、一般的なデータ記憶メディアを用いることができる。
偏光情報取得部104は、画像取得部101で取得された撮像画像と偏光方位設定部103で設定された補正偏光方位情報とを用いて、撮像画像から偏光情報を算出(取得)する(S104)。具体的には、例えば、透過偏光方位が異なる複数の撮像画像のそれぞれから特定画素の輝度値(信号値)を抽出し、偏光方位ごとに輝度値をプロットすることで、偏光方位の変化に対する輝度の変化を取得する。
図2(a)は4つの異なる透過偏光方位θ1~θ4の撮像画像のそれぞれから得られた特定画素の輝度I1~I4を偏光方位ごとにプロットした例を示している。図2(b)は、図2(a)のプロット結果から偏光方位θに対する輝度Iの変化を、次式(10)でフィッティングした結果を示している。
I(θ)=Acos(θ―φ)+B (10)
式(10)において、Aは特定画像における偏光成分(偏光方位に応じて変化する輝度成分)を、Bは非偏光成分(偏光方位によらずに一定の輝度成分)を示す。φは偏光成分Aが最大値となる偏光方位を示す。
図2(a)に示すように、輝度は偏光方位の変化に対して余弦関数的に変化する。このため、偏光素子の3つ以上の互いに異なる透過偏光方位で撮像を行い、輝度をプロットすることで、偏光方位の変化に対する輝度の変化を得ることができる。本実施例では、このような偏光方位(補正偏光方位情報)に対する輝度の変化を示す式(10)のA,B,φを偏光情報として算出(取得)する。
なお、偏光情報を算出する前に、必要に応じて撮像画像に対して事前処理を行ってもよい。例えば、撮像画像が複数ある場合は、同一の被写体が撮像画像間で相対的に同位置に位置するように位置合わせを行うことが好ましい。また、撮像画像がガンマ処理が行われた画像である場合は、事前処理として逆ガンマ処理を行うことが好ましい。さらに、撮像画像が歪曲補正、射影方式の変換、輝度補正等の画像処理が行われた画像である場合は、事前処理としてそれらの逆処理を行って画像処理の影響を排除することが好ましい。
画像生成部105は、偏光情報取得部104で算出された偏光情報A,B,φを用いて、任意の合成画像(第2の画像)を作成する(S105)。具体的には、例えば、偏光成分Aと特定の偏光方位θでの偏光成分Acos(θ-φ)と非偏光成分Bの線形和により合成画像を生成する。偏光成分は鏡面反射成分を多く含み、非偏光成分は拡散反射成分を多く含む。このため、上記線形和により合成画像を生成することで、合成画像における鏡面反射成分と拡散反射成分の比率を任意に調整することができる。
合成画像の各画素の輝度Iは、次式(11)で示す加算式により算出される。
=kAcos{k(θ-θ)}+kA+kB (11)
式(11)中のk~kは、任意の定数(以下、パラメータという)である。
図3(a)は、図1に示した画像処理装置100を搭載した撮像装置200を示している。撮像装置200は、偏光素子フィルタ10、レンズ20およびカメラボディ30により構成されている。偏光素子フィルタ10は偏光素子を有し、レンズ20は光学系を有する。また、カメラボディ30は撮像素子と画像処理装置100を備えている。偏光素子フィルタ10はレンズ20に対して着脱可能であり、レンズ20はカメラボディ30に対して着脱可能である。
偏光素子フィルタ10が有する偏光素子は、図3(a)に示すように、被写体側からレンズ側に順に配置されたλ/4板1、可変位相差板2、偏光板3およびλ/4板4により構成されている。これら要素(1~4)のそれぞれの遅相軸または透過軸は、隣接する要素同士で45度をなすように互いに傾いている。
可変位相差板2は、VA液晶により構成されている。可変位相差板2に印加する電圧を変えることで、これを透過する光線に付与する位相差を0から所定の最大値までの間で制御可能である。位相差の最大値Δmaxは、次式(12)によって定義される。
Δmax=|no-ne|d (12)
式(11)において、noは可変位相板(液晶層)2の常光線に対する屈折率、neは異常光線に対する屈折率である。dは液晶層の厚みである。液晶層の屈折率と厚みはいずれも光線入射角度によって変化するため、液晶層が光線に付与する位相差は入射角度特性を有し、Δmaxが大きいほど位相差の変化が大きくなる。
また、偏光素子フィルタ10は、可変位相差板2が光線に付与する位相差を変えることで透過偏光方位を可変設定することができる。透過偏光方位T(deg)は、可変位相差板2が付与する位相差Δ(nm)に応じて次式(13)に従って変化する。
T=T0±180・Δ/λ (13)
式(12)において、Tは偏光板3の透過軸の方位(deg)、λは入射光線の波長(nm)である。また、同式中の±は、λ/4板1と可変位相差板2の遅層軸のなす角度が+45度のときに+、-45度のときに-となる。なお、遅相軸のなす角度は、λ/4板1の遅層軸を基準にして、可変位相差板2の遅層軸が反時計回り方向に45度に位置するときは+45度、時計回りの方向に45度に位置するときは-45度である。
図4(a)、(b)は、λ/4板1の遅相軸がx軸に対して90度に配置されている場合を示す。z軸は光学系の光軸であり、被写体側から撮像素子側に向かう方向を正とする。また、角度はx軸を0度として、撮像素子側から被写体側を見たときに反時計回り方向を正とする。図4(a)に示すように可変位相差板2の遅層軸がx軸に対して135度の位置にあるとき、λ/4板1と可変位相差板2の遅層軸のなす角は+45度である。図4(b)に示すように可変位相差板2の遅層軸がx軸に対して45度の位置にあるとき、λ/4板1と可変位相差板2の遅層軸のなす角は-45度である。
本実施例では、偏光素子フィルタ10における偏光素子の透過偏光方位が互いに異なる状態での撮像により生成された3つ以上の撮像画像を画像取得部101にて取得する。
ここで、Δmaxが大きいほど、式(12)により設定できる透過偏光方位Tの範囲が広くなる。Tの最大値と最小値との差ΔTの取得精度を向上するには、式(10)の周期を考慮すると、基準波長λに対して90°以上であることが好ましく、120°以上であることがより好ましい。また、可変位相差板2の入射角度特性と周期を考慮すると、ΔTはλに対して180°未満であることが好ましく、150°未満であることがより好ましい。なお、基準波長λは撮像する波長範囲の中から任意に設定可能であり、例えば撮像する波長範囲の中間波長、最小波長または最大波長等、目的に応じて設定すればよい。
また、偏光素子フィルタ10が被写体と光学系との間に位置するため、上述の通り、偏光素子フィルタ10への光線の入射角度は画角によっておおよそ決定することができる。そこで、本実施例の撮像条件取得部102は、レンズ(光学系)20の焦点距離とカメラボディ30内の撮像素子のサイズ(以下、センササイズという)を撮像画像のヘッダー情報から取得する。
偏光方位設定部103は、撮像条件取得部102により取得された焦点距離とセンササイズから撮像時の画角を算出する。そして偏光方位設定部103は、撮像時の画角と可変位相差板2への印加電圧に対応した補正偏光方位情報を、事前に測定または計算された補正偏光方位情報のデータから選択し、各撮像画像の補正偏光方位情報として設定する。
ここで、補正偏光方位情報のデータに、撮像時の画角に対応した補正偏光方位情報がないときは、該データから画角が近い2つの補正偏光方位情報を選択し、その2つ補正偏光方位情報の内挿によって撮像時の画角に対応した補正偏光方位情報を算出する。例えば、撮像条件情報から算出した撮像画像の画角が対角30°で、データ内の画角が12°、23°、34°、47°、63°、84°である場合には、23°と34°の補正偏光方位情報を選択する。そして、これら2つの補正偏光方位情報の線形補間によって30°の補正偏光方位情報を算出する。
また、偏光方位設定部103は、撮像画像のうち補正偏光方位情報を偏光情報の取得に用いる使用領域を設定してもよい。この際、撮像条件情報から得られる偏光素子への入射角度の情報から使用領域を設定してもよい。
図5(a)は、偏光素子への入射角度が大きい場合における撮像画像のうち補正偏光方位情報を偏光情報の取得に用いる使用領域を網掛け領域として示している。撮像画像の中心から周辺に向かって偏光素子への入射角度が大きくなる。偏光方位設定部103は、撮像条件情報から偏光素子への光線の入射角度を算出して、補正偏光方位情報の使用領域を決定する。
図5(b)は、偏光素子への入射角度が小さい場合における撮像画像のうち補正偏光方位情報を偏光情報の取得に用いる使用領域を網掛け領域として示している。図5(b)では、図5(a)の場合と比較して、撮像画像の中心付近の狭い使用領域で補正偏光方位情報を使用する。このとき、撮像画像(撮像素子)やそのうちのクロップ領域のアスペクト比(縦横比)から使用領域を設定してもよい。例えば、撮像画像のアスペクト比が2対3であり、クロップ領域のアスペクト比が1対1である場合には、使用領域のアスペクト比も1対1とすればよい。
また、偏光方位設定部103は、可変位相差板2の光学軸(遅相軸)の方位を取得し、その光学軸の方位に関する情報(以下、軸方位情報という)に基づいて使用領域を設定してもよい。図6は、可変位相差板2の光学軸の方位と補正偏光方位情報の使用領域との関係を示している。偏光方位設定部103は、光学系の光軸(図4のz軸)回りでの可変位相差板2の遅相軸のx軸に対する回転角度ARを軸方位情報として取得し、該情報に応じて角度ARだけ水平から傾いた使用領域(網掛け領域)を設定する。
図7(a)は撮像素子IPに対して光学系OSがシフト(平行移動)した状態を示し、図7(b)はその状態での補正偏光方位情報の使用領域を示している。図7(a)において、OPは被写体面、LAは光学系OSの光軸、IAは撮像素子IPの中心に立てた法線(以下、センサ中心法線という)である。偏光方位設定部103は、光学系OSのシフト量(センサ中心法線IAに対する光軸LAの変位量)LSを撮像条件情報として取得する。そして、図7(b)に示すように、該シフト量LSとシフト方向に応じて、撮像画像のうち使用領域(網掛け領域)をシフト方向にシフト量LS′だけ移動させて設定する。
図8(a)は撮像素子IPに対して光学系OSがチルト(傾き移動)した状態を示し、図8(b)はその状態での補正偏光方位情報の設定(算出)方法を示している。図8(a)において、LPPは光学系OSの主平面である。光学系OSの主平面LPP、撮像素子IPおよび被写体面OPのそれぞれの延長線は、シャインプルーフの法則に従って1つの交線Pで交わる。このとき、偏光素子への光線入射角度は、撮像素子IPに対する光学系OSのチルト量ATに応じてチルト方向に変化する。
偏光方位設定部103は、図8(b)に示すように、光学系OSがチルトしていない状態において撮像画像に対して設定された補正偏光方位情報と、チルト量に応じた偏光素子の面内での透過偏光方位の変化量(図中の濃淡は変化量が異なることを示す)とを用いて、チルト量に応じた補正偏光方位情報を算出する。このとき、偏光方位設定部103は、補正偏光方位情報と透過偏光方位の変化量とを加算または乗算してチルト量に応じた補正偏光方位情報を算出してもよいし、補正偏光方位情報と透過偏光方位の変化量との相関から新たな補正偏光方位情報を取得してもよい。
図9は、偏光素子の製造誤差に応じた補正偏光方位情報の設定方法を示す。製造誤差とは、例えば可変位相差板2の液晶層の厚さdや屈折率no、neの想定値との乖離や、偏光素子の要素(1~4)の遅相軸の相対的な角度誤差等である。このような製造誤差に起因して偏光素子の透過偏光方位が想定値と異なる場合がある。このため、偏光方位設定部103は、図9に示す偏光素子の面内での透過偏光方位の想定値と、偏光素子の面内での製造誤差に応じた透過偏光方位の変化量(図中の濃淡は変化量が異なることを示す)とを用いて、製造誤差を補償する補正偏光方位情報を算出する。
なお、式(13)より、偏光素子の透過偏光方位は入射光線の波長に応じて変化する。このため、撮像画像がカラー画像等の複数の波長(または波長域)の信号値を有する場合には、補正偏光方位情報を、d線(587.6nm)、g線(435.8nm)、C線(656.3nm)、F線(486.1nm)およびe線(546.1nm)等のフラウンホーファー線に対応する波長ごとに設定してもよい。また、基準となる波長と波長の変化に対応する係数とを用いて、特定の波長の補正偏光方位情報を設定してもよい。さらに、撮像素子に対応するカラーチャンネルごとに補正偏光方位情報を設定してもよい。
また、偏光素子への光線の入射角度は、撮像素子の画素位置によっても変わる。このため、補正偏光方位情報を画素ごと又は複数の画素を含む領域ごとに設定することが好ましい。
図10は、対角画角23°で可変位相差板2にある電圧が印加された状態においてRチャンネル、GチャンネルおよびBチャンネルに対して画素ごとに設定された補正偏光方位情報(deg)を示す。また、図中の矢印は、撮像素子の撮像面(光学系の光軸に直交する面)に射影した可変位相差板2の光学軸の向きを示す。図10からわかるように、補正偏光方位情報は、撮像画像上における可変位相差板2の光学軸に対応する対称軸に関して線対称に分布するように設定されている。
偏光方位設定部103は、可変位相差板2の光学軸の方位を取得し、該光学軸の方位に応じて補正偏光方位情報を設定してもよい。このときも、偏光方位設定部103は、撮像画像上における光学軸に対応する対称軸に関して線対称になるように補正偏光方位情報を設定する。このように撮像画像上の対称軸に関して線対称に補正偏光方位情報を設定する場合、対称軸上および対称軸の片側の画像領域の補正偏光方位情報を算出すれば、撮像画像全体に対して補正偏光方位情報を設定することができる。このため、撮像画像全体の補正偏光方位情報を算出する場合に比べて計算量をほぼ半分にすることができる。また、補正偏光方位情報の算出のために事前にデータ化すべき補正偏光方位情報のデータ量もほぼ半分に削減することができる。
偏光情報取得部104は、以上のように設定された補正偏光方位情報と撮像画像から、画素ごとおよびカラーチャンネルごとの偏光情報を取得する。また、画像生成部105は、取得された偏光情報を用いて前述したように合成画像を生成する。
なお、撮像条件取得部102は、上述した機能に加えて、撮像画像のヘッダー情報からレンズ20の情報(以下、レンズ情報という)を取得し、取得したレンズ情報に応じて、追加で他の撮像条件情報を取得してもよい。レンズ情報には、撮像に使用されたレンズを特定するためのレンズ製造会社、レンズ名称およびレンズ特性を示す情報である。レンズ情報から特定されたレンズが撮像倍率の大きいレンズ(例えばマクロレンズ)である場合は、追加の撮像条件情報としてフォーカス状態やFナンバーを取得し、補正偏光方位情報の設定時にこれらの情報も考慮することが好ましい。また、レンズ情報から特定されたレンズがシフト機能やチルト機能を有するレンズである場合は、追加の撮像条件情報としてレンズの撮像素子に対するシフト量またはチルト量を取得し、補正偏光方位情報の設定時にこれらの情報も考慮することが好ましい。
また、レンズ情報に関連付けてレンズの光学配置、射出瞳位置および撮像倍率等の光学情報を撮像条件情報として記憶装置(画像処理装置100内のハードディスクやクラウド等)に保存しておき、レンズ情報に応じて記憶装置から該情報を読み出してもよい。
実施例2の画像処理装置は、図12に示す撮像装置300の撮像により生成された撮像画像から偏光情報を算出し、合成画像を生成する。撮像装置300は、偏光素子アダプタ11、レンズ21およびカメラボディ31により構成される。偏光素子アダプタ11は、透過偏光方位が可変な偏光素子を備えている。レンズ21とカメラボディ31は、実施例1のレンズ20とカメラボディ30と同じものである。また、カメラボディ30に内蔵された画像処理装置の構成も実施例1の画像処理装置100と同じである。
偏光素子アダプタ11は、レンズ21とカメラボディ31の間に配置され、それらに着脱可能である。偏光素子アダプタ11がレンズ(光学系)21とカメラボディ(撮像素子)31との間に位置するため、偏光素子アダプタ11への光線の入射角度は、光学系の射出瞳位置とセンササイズによっておおよそ決定することができる。このため、本実施例でも、画像処理装置の撮像条件取得部102は、射出瞳位置とセンササイズの情報を撮像条件情報として撮像画像のヘッダー情報から取得する。画像処理装置が実行する他の処理は実施例1と同様である。
なお、撮像装置300において、偏光素子アダプタ11をレンズ21と一体に設け、偏光素子を交換可能としてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
(参考例1)
図13を用いて、参考例1の画像処理装置400の構成を示す。画像処理装置400は、画像取得部411、演算部412、表示部413を備える。
画像取得部411は、画像処理装置400に接続された記憶媒体やインターネットを通じてクラウド等のネットワーク上のフォルダから偏光画像を取得する。偏光画像は、複数の偏光状態での撮像により取得された撮像画像である。例えば、偏光板の透過偏光方位を変えた撮像により取得された複数の撮像画像や、偏光センサを用いた撮像により取得された画像等がこれに該当する。なお、取得した画像はいわゆるRAW画像であることが好ましく、入力輝度に対してガンマ補正などの明るさ補正がされている画像の場合、逆変換により補正前の輝度値に戻しておくことが好ましい。
演算部412は、画像取得部411で取得された偏光画像から被写体の光沢成分(鏡面反射成分)とベース成分(拡散反射)を算出し、得られた光沢成分に対して、特定方向に向かって輝度変化させるグラデーションを付与した補正光沢成分を作成する。また、得られた補正光沢成分とベース成分を合成することで、取得した偏光画像とは異なる合成画像を生成する。なお、本参考例では、光沢成分とベース成分を分離した後、光沢成分にのみグラデーションを付与する。これにより、撮像後に、光沢成分とベース成分の比を変調し、被写体の見えを撮像後に調整できる。
表示部413は、演算部412で生成された合成画像を表示する。表示部413は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等、画像表示が可能なデバイスであればよい。
次に、演算部412が実行する合成画像の生成処理について説明する。図14に基本の処理を示す。図13に示すように、演算部412は、偏光情報取得部(偏光情報処理部)421、補正処理部422および画像生成部(画像合成部)423を備える。偏光情報取得部421は、複数の偏光状態での撮像により取得された偏光画像(S201)から、偏光状態の変化に応じて変化する輝度成分Iおよび偏光状態の変化に独立な輝度成分Iを画素ごとおよびカラーチャンネルごとに取得する(S202)。
具体的には、以下の方法でIおよびIを算出する。
透過偏光方位αに対する輝度変化I(α)は、次式(21)で表される。
I(α)=I・cos(α―θ)+I (21)
また、I(α)の最大輝度値IMAX、最小輝度値Iminを用いて、
I(α)=(IMAX-Imin)cos(α-θ)+Imin (22)
と表すこともできる。ここで、式(21)および(22)のθは、I(α)が最大値IMAXとなるときの偏光方位である。
偏光画像が3つ以上の異なる偏光状態で撮影されている場合、式(21)や(22)を用いて、各画素における輝度成分I、IやIMAX,Imin、θを算出できる。なお、偏光画像が3つの場合は1つの解が決まるが4つ以上の場合は一意に解が決定できないため、最小二乗法等により最適な解を算出すればよい。
一方、偏光画像が異なる2つの偏光状態で撮影されている場合は、2つの偏光状態間での輝度差分をI,2つの偏光状態間で不変の輝度成分をIとすればよい。
なお、本参考例の偏光情報取得部421は、偏光画像の種類や処理装置の処理能力等に応じて、上記2つの方法を適宜使い分けてもよいし、外部入力によって処理を選択してもよい。
次に、偏光情報取得部421は、上記2つの輝度値I,Iを用いて、光沢成分Aとベース成分Bを生成する(S203)。本参考例では、前記輝度値Iを光沢成分A、Iをベース成分Bとする。
なお、本参考例における光沢成分とベース成分は上記に限定されず、上述したように得られた偏光情報を用いて任意に設定可能することができる。例えば、光沢成分として、輝度値Isの定数倍C(Cは任意の定数)や特定の偏光方位αcでの偏光成分C’Icos(α―θ)(C’は任意の定数)を選択してもよい。また、複数の偏光方位αc1、αc2…での偏光成分の線形和Icos(αC1-θ)+Icos(αC2-θ)+…を選択してもよい。また、それらの組み合わせを選択してもよく、用途に応じて適宜、選択可能である。
次に、補正処理部422は、画素ごとおよびカラーチャンネルごとの光沢成分に画素位置に応じて異なる補正係数を乗算することで、光沢成分にグラデーション処理した補正光沢成分を生成する(S204)。このとき用いる補正係数は、画像の任意の方向(以下、u軸方向という)に増加もしくは減少するよう設定する。また、u軸方向に垂直な方向(以下、v軸方向という)には一定値となるよう設定する。このように、画素位置に応じて異なる補正係数を光沢成分に乗算することにより、u軸方向に光沢成分が増加もしくは減少する(以下、グラデーション処理されたという)補正光沢成分を生成することができる。
図15(a)~(c)に、本参考例の軸方向および補正係数を示す。図15(a)は画像に対する軸方向、図15(b)はu軸方向での補正係数k、図3(c)はv軸方向での補正係数kを示す。なお、画像の横方向をx軸方向とし、上述の通りグラデーション方向を示す任意の方向をu軸方向とし、u軸に垂直な方向をv軸方向とする。
図15(c)に示す通り、補正係数kはv軸方向に対して一定値をとる。一方、図15(b)に示す通り、補正係数kはu軸方向において減少する。なお、u軸方向において減少するとは、uc1<uc2を満たす任意のuc1、uc2に対して、
uc2≦kuc1 (23)
を満たすこととする。一方、本参考例とは逆になるが、u軸方向において増加するとは、uc1<uc2を満たす任意のuc1、uc2に対して、
uc2≧kuc1 (24)
を満たすこととする。
本参考例では、補正係数kは式(23)もしくは式(24)を満たす範囲で任意に設定可能であり、uに対して単調増加や単調減少してもよい。ただし、より質感の高い画像を得るためには変化量が他の領域に比べて大きい領域(境界領域)を備えることが好ましい。
図15(b)では、ub1からub2の間で他の領域(uからub1の間やub2からuの間)に比べて係数変化が大きい。このような境界領域を備えることにより、光沢成分に対してメリハリのあるグラデーション処理が可能となり、質感の高い合成画像を得ることができる。また、画像内の一部に補正係数kが一定となる領域を備えていてもよい。
図16(a)、(b)は、u軸方向における補正係数kの別の例を示す。図16(a)は境界領域がu軸上で1点(幅を持たない)となる例、図16(b)は、補正係数kがu軸に対して曲線的に変化する例である。
なお、境界領域は任意に設定可能であることが好ましく、ユーザの意図を反映した画像を生成するために、外部入力可能であることが好ましい。境界領域の外部入力は、例えば、境界領域の位置B(u,v)や幅Δu=ub2-ub1を指定することで可能となる。
次に、生成した補正係数kを用いて、次式(5)より画素ごとおよびカラーチャンネルごとの補正光沢成分A’を生成する。
A’=kA (25)
また、生成した補正光沢成分A’と、ベース画像Bから画像I’を合成する(S205)。最も簡単には次式(26)により生成できる。
I’=A’+B (26)
また、式(4)の代わりに任意の定数C,Cを用いた次式(27)を用いてもよい。
I’=CA’+CB (27)
最後に、生成した画像I’を表示部413に出力する(S206)。
なお、上述では、図14に示した基本処理の通り、偏光画像の取得から出力まで1回の一連の処理として説明したが、このうち一部の処理を繰り返してもよい。例えば、S201からS206を処理した後、より質感の高い画像を作成するために、境界領域の位置や幅、補正係数の値やその変化量などを変えながら、S204~S206の処理を繰り返してもよい。また、各工程で作成中の画像や係数などの情報を適宜、画像として出力してもよい。
なお、上述のグラデーション付与とそれ以外の画像処理(ノイズリダクション、ホワイトバランス調整およびコントラスト強調等)を必要に応じて併用することもできる。その場合、グラデーション付与以外の画像処理の順番は特に限定されない。ただし、補正光沢成分とベース成分を合成する前に実施すると、補正光沢成分とベース成分それぞれに最適な処理を独立に施すことができる。
(参考例2)
図17を用いて、参考例2の画像処理装置が実行する処理について説明する。参考例1では、画像全域で補正光沢成分の生成を行ったが、参考例2では画像の一部領域を選択し、選択した領域内のみ補正光沢成分の生成を行う(S301)。また、領域を指定するためにマスクを作成する(S302)。マスクを利用する以外の処理および装置構成は参考例1と共通であるため、マスクの部分(S301、S302)について以下で説明する。
S301でのマスクの作成方法は、特に限定されないが、例えば外部入力によって画像中の任意の領域を指定する方法や、偏光情報を利用して特定の領域を抽出する方法などが使用できる。また、外部入力と偏光情報の利用を組み合わせて領域を指定する方法を用いてもよい。
偏光情報を用いる方法としては、例えば、S202で算出した偏光情報A、B、θを利用する方法がある。この方法では、偏光方位θが特定の範囲内に入る領域を指定したり、AやBが閾値以上となる領域を指定したりすることでマスクとすることができる。本参考例では、偏光情報から次式(28)で定義される偏光度DOPを算出し、偏光度DOPが閾値Vthより高い領域を抽出、マスクとして利用する。
DOP=(Imax-Imin)/(Imax+Imin
=A/(2A+B) (28)
なお、閾値Vthは、画像に応じて適宜選択すればよい。ただし、グラデーションによる質感向上効果を得るためには、閾値Vthは一定以上であることが好ましく、具体的には、各画素の偏光度を画像全域で平均した値より大きい値に設定することが好ましい。
また、画像がカラー画像の場合は、色ごとに異なるマスクを適用するのではなく、全ての色に対して共通のマスクを使用することが好ましい。例えば、特定の1色に対して領域抽出した結果を全ての色に適用したり、各色に対して領域抽出した後、抽出された全ての領域を過不足なくカバーする領域を算出して、全ての色に適用したりできる。
上述のような方法で生成されたマスクを用いて、光沢成分から補正光沢成分を生成する(S302)。具体的には、マスク領域内で、補正係数kを乗算しマスク領域内の光沢成分にグラデーションを付与することで、補正光沢成分を生成する。ここで、補正係数kの作成方法は、参考例1と同様である。なお、マスク領域外の光沢成分に対しては、グラデーション付与は行わない。また、補正光沢成分には、マスク領域内のグラデーションを付与した光沢成分とマスク領域外のグラデーションを付与しない光沢成分の両方を用いてもよいし、マスク領域内のみの成分を用いてもよい。最後に生成した補正光沢画像とベース画像を元に画像を生成する(S205)。具体的な手順は、参考例1のS205と同様である。
本参考例では、マスクを用いて特定の領域の光沢成分にのみグラデーションを付与することで、メリハリのあるグラデーション処理が可能となり、質感の高い合成画像を得ることができる。
(参考例3)
参考例3は、本発明の画像処理装置を備え、画像の取得から画像処理までを行う画像処理システムである。本参考例の画像処理システムは、画像処理装置に加えて、撮像装置、照明装置を備える。
撮像装置は、異なる偏光状態の画像を撮影するための装置で、レンズとレンズ交換が可能なカメラ(撮像素子)と偏光手段を備える。ここで、偏光手段は、被写体と撮像措置の間に配置され、偏光板や、特許文献1に開示されている液晶を用いた素子などからなる。また、撮像素子の各画素の前に偏光子を異なる軸方位で配置した、いわゆる偏光センサーを用いてもよい。
照明装置は、理想的には、被写体を全ての方向から均等に照明できることが好ましく、少なくとも、被写体に対して2方向以上から光を照射可能であることが好ましい。このような照明装置を用いて被写体全体を照明することによって、被写体の光沢成分をその面法線によらず取得することができる。上述のような照明を実現する手段として、例えば、複数の照明装置を用いて複数方向から光を照射する方法や、いわゆるライトボックスと呼ばれる照明装置を用いる方法がある。また、リングライトや、ストロボ、光を拡散させるためのディフューザーなどを単独ないし複数組み合わせて使う方法もある。
画像処理装置は、例えば、モニタ-とPCやタブレット端末、スマホなどを用いることができる。画像処理装置は、内部にインストールしたソフトやアプリによって、装置内部で画像処理を行うことができる。また、インターネットに接続し、画像処理のうちの一部またはすべてをクラウド上で実施したり、画像をクラウド上に保存したりしてもよい。また、画像処理装置が備える制御装置は、画像処理装置の制御に加えて、撮像装置や照明装置を制御してもよい。その際、制御装置と撮像装置、照明装置は有線ないし無線で接続すればよい。
1 λ/4板
2 可変位相差板
3 偏光板
4 λ/4板
100 画像処理装置

Claims (17)

  1. 互いに異なる複数の偏光方位の光を透過させる偏光素子を介した被写体の撮像により生成された第1の画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像における撮像条件に関する情報を取得する撮像条件取得手段と、
    前記撮像条件に関する情報に応じて、前記第1の画像における偏光方位に関する情報を設定する偏光方位設定手段と、
    前記偏光方位に関する情報を用いて前記第1の画像から偏光情報を取得する偏光情報取得手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記偏光方位に関する情報は、前記第1の画像の画素ごと又は領域ごとに設定される複数の偏光方位に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記偏光方位に関する情報は、互いに波長が異なる複数の光の偏光方位に関する情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮像条件に関する情報は、前記偏光素子への光線の入射角度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮像に光学系と撮像素子が用いられた場合において、前記撮像条件に関する情報は、前記光学系の焦点距離と前記撮像素子のサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮像に光学系と撮像素子が用いられた場合において、前記撮像条件に関する情報は、前記光学系の射出瞳位置と前記撮像素子のサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮像に光学系が用いられた場合において、前記撮像条件に関する情報は、前記光学系のフォーカス状態または前記被写体の位置に関する情報を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記偏光方位設定手段は、前記偏光素子に可変位相差板と偏光板が用いられている場合において、前記可変位相差板の光学軸の方位に関する情報を用いて前記偏光方位に関する情報を設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置
  9. 前記偏光方位設定手段は、前記可変位相差板の光学軸の方位に延びる対称軸に対して線対称となるように前記偏光方位に関する情報を設定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記偏光方位に関する情報を保存する保存手段をさらに有し、
    前記偏光方位設定手段は、保存された前記偏光方位に関する情報のうち前記撮像条件に関する情報に応じた偏光方位に関する情報を設定することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記偏光方位設定手段は、前記撮像条件に関する情報に応じて、前記第1の画像のうち前記偏光方位に関する情報を用いて前記偏光情報を取得する使用領域を設定することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記光学系が前記撮像素子に対してシフト方向およびチルト方向のうち少なくとも一方に変位可能である場合に、前記偏光方位設定手段は、前記撮像条件に関する情報として取得された前記撮像素子に対する前記光学系の変位量に応じて、前記使用領域を設定することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記偏光情報取得手段は、前記第1の画像から取得された複数の偏光方位での信号値の変化から前記偏光情報を取得することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  14. 前記偏光情報を用いて第2の画像を生成する画像生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    前記撮像を行う撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  16. 互いに異なる複数の偏光方位の光を透過させる偏光素子を介した被写体の撮像により生成された第1の画像を取得するステップと、
    前記撮像における撮像条件に関する情報を取得するステップと、
    前記撮像条件に関する情報に応じて、前記第1の画像における偏光方位に関する情報を設定するステップと、
    前記偏光方位に関する情報を用いて前記第1の画像から偏光情報を取得するステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピュータに、請求項16に記載の画像処理方法に従う処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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