JP2023080687A - 合成樹脂製薄肉ブローボトル - Google Patents

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翔太 紅谷
Shota Beniya
博 水嶋
Hiroshi Mizushima
慎太郎 沓澤
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【課題】合成樹脂材料の使用量を低減させてなお、把手部分の強度を維持することができる合成樹脂製薄肉ブローボトルを提供すること。【解決手段】内容物を注出する注出口3を有し、注出口3の基端につながる肩部4、肩部4の基端につながる胴部5、胴部5基端につながる底部6にてボトル本体2を一体成形してその内側に内容物の収納空間Sを形成した合成樹脂製薄肉ブローボトル1において、胴部5に、手指を通す貫通口8を有し、胴部5に一体的につながる把手7を設け、把手7は、把持部7aの貫通口8側の少なくとも一部分に、把手7の一端から他端に向けて伸延した補強層10を有し、ブロー成形に際してパリソンの一部を金型によって食い切ることによって形成され、その内側にボトル本体2の収納空間Sにつながる空間を有する中空体からなること。【選択図】 図1

Description

本発明は、ボトル本体に把持用の把手を備えた合成樹脂製の薄肉ブローボトルに関する。
飲食品や薬剤、液体洗剤などの収納容器として、特許文献1に示すような容器本体の胴体部分に把手を備えたブローボトルが知られている。このようなブローボトルは、使用者が前記把手を把持して簡単に持ち運ぶことができ、また前記把手を把持しながら容器本体を傾けることで、該容器本体内に収容された内容物を簡単に注ぎ出すことができるため、非常に使いやすく様々な分野で広く利用されている。なお、前記把手は、特許文献1では、容器本体を構成する胴部の上部側に縦長の開口を形成することで容器本体と一体に形成されている。
特開2013-249080号公報
近年、合成樹脂製の包装容器について環境負荷低減の観点から使用樹脂量の削減が求められている。このような把手を有するブローボトルについて、使用樹脂量を減らして減肉化を図ると、とくに、大容量(例えば、2Lを超える容量)の容器として使用する場合には、図3(b)に示すようにブローボトル100の把手70を手指で把持して持ち上げようとすると、把手70の部分に荷重が集中し、変形したり破損する等のおそれがあった。
そこで、本発明では、合成樹脂材料の使用量を低減させてなお、把手部分の強度を維持することができる合成樹脂製薄肉ブローボトルを提供することを目的とする。
上記目的を実現するために開発した本発明の合成樹脂製薄肉ブローボトルは、内容物を注出する注出口を有し、該注出口の基端につながる肩部、該肩部の基端につながる胴部、該胴部基端につながる底部にてボトル本体を一体成形してその内側に内容物の収納空間を形成した合成樹脂製薄肉ブローボトルにおいて、
前記胴部に、手指を通す貫通口を有し該胴部に一体的につながる把手を設け、
該把手は、把持部の前記貫通口側の少なくとも一部分に、該把手の一端から他端に向けて伸延した補強層を有し、ブロー成形に際してパリソンの一部を金型によって食い切ることによって形成され、その内側に前記ボトル本体の収納空間につながる空間を有する中空体からなることを特徴とする。
なお、本発明の合成樹脂製薄肉ブローボトルにおいては、前記補強層は、前記一端から分岐して前記胴部、前記肩部を経て前記注出口の突端まで延びる少なくとも2本の帯状層と、前記他端から分岐して前記胴部を経て前記底部まで延びる少なくとも2本の帯状層とを有することが好ましい。
また、本発明の合成樹脂製薄肉ブローボトルにおいては、前記ボトル本体および前記把手は、該把手の幅方向の中心部分に金型の合わせ面に沿って形成されるパーティングラインを備え、該パーティングラインに沿って縦溝が設けられていることが好ましい。
本発明の合成樹脂製薄肉ブローボトルによれば、把手の把持部の少なくとも一部分を補強層で構成するようにしたことで、例えば、ボトル本体は、内容物を収容、保持することができる程度に薄肉にする一方、使用時に荷重のかかる把手の把持部には、該荷重に耐え得るように厚肉にすることや、硬質な他の材料を用いて補強層を設けることができるため、使用性を低下させることなく、ブローボトルの使用樹脂量を低減させることができる。
また、本発明によれば、前記補強層として、前記把手の把持部からボトル本体の胴部上部、肩部を経て頂部に位置する注出口の突端まで延びる少なくとも2本の帯状層と、前記把持部から分岐して前記胴部(下部)を経て底部まで延びる少なくとも2本の帯状層とを設けて、該帯状層を、把手を左右に挟むように延在させたことで、その相互間に位置する胴体部分の変形も効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、前記把手を、ブロー成形に際してパリソンの一部を金型によって食切ることで、ボトル本体と一体で成形することができ、またその内側を中空体とすることで、使用樹脂量の低減を図ることができる。
また、本発明によれば、前記把手の幅方向の中心部分の、金型の合わせ面に沿って形成されるパーティングラインに沿って縦溝を設けたことで、パーティングラインに沿って残存形成されやすいバリを、前記縦溝内に収容することが可能となり、使用者が把手を強く把持しても、バリが手指に触れることがなく、不快感を与えることがない。
本発明の合成樹脂製薄肉ブローボトルの一実施形態を示した図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。 図1の合成樹脂製薄肉ブローボトルのA-A位置断面図である。 (a)は、本発明にしたがう合成樹脂製薄肉ブローボトルを簡略化して示した斜視図であり、(b)は、従来の合成樹脂製ブローボトルを示した斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明にしたがう合成樹脂製薄肉ブローボトルの一実施形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。図2は、図1の合成樹脂製薄肉ブローボトルのA-A位置断面図であり、図3の(a)は、本発明にしたがう合成樹脂製薄肉ブローボトルを簡略化して示した斜視図であり、(b)は、従来の合成樹脂製ブローボトルを示した斜視図である。
図1~3における符号1は、本発明の合成樹脂製薄肉ブローボトル(以下、単に「ブローボトル1」と言う。)であり、ブローボトル1のボトル本体2は、頂部に位置し内容物を吐出させる注出口3と、注出口3の下端(基端)につながる肩部4と、肩部4につながり、容器軸Oに沿って下方に延びる胴部5と、胴部5の下端に位置する底部6とが一体に成形され、さらに胴部5に一体的につながって把手7が形成されている。なお、ボトル本体2の内側には、内容物の収納空間Sが形成されている。
ボトル本体2は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂材料を用いて周知のダイレクトブロー成型法により形成することができる。また、ボトル本体2は、飲料や調味料等の飲食品や、洗剤や薬剤など、液状や粘稠状等の内容物を収容する容器として使用される。
注出口3は、周囲にネジ溝が刻設されており、例えば、計量カップ付きのキャップ(図示せず)などが装着される。なお、注出口3は、図に示すようなネジ溝を有するものに限定されるものではなく、アンダーカットによって嵌合可能なキャップなど、各種のキャップを用いることができる。また、注出口3は、図では容器軸Oと同軸上に設けられているが、これに限定されるものではなく、位置についても適宜変更可能である。
胴部5は、平面視略八角形状からなり、把手7を有する正面壁5aと、2つの角部を有し正面壁5aの両側縁にそれぞれつながる側壁5b、5cと、該側壁5b、5cにつながる背面壁5dとを有する。なお、胴部5の形状は、図示のものに限定されるものではなく、充填される内容物の種類や用途等に応じて、各種の形状およびサイズのものを適宜用いることができる。
把手7は、押出機の口金より押し出されたパリソンを2つ割りの金型で挟んでブロー成型する際に、正面壁5aの容器軸O方向略中央位置を、前記金型の一部によって挟み込んで強制的に食い切ることで貫通口8を形成し、これによって正面壁5に連設して一体で形成される。なお、把手7は、中空体からなり、内容物の収納スペースとなって、ボトル本体2内の内容物の充填量を増加させることができるとともに、使用樹脂量を低減させることができる。
また、本実施形態では、把手7は、外壁13が、正面壁5aと同一面上に位置している。このように把手7の外壁13を、正面壁5aと同一面内に配置することで、ブローボトル1を箱詰めする際や、商品として陳列等する際に、把手7が邪魔になることがなく、複数個を並列してすっきりと配置させることができる。なお、把手7は、正面壁5aよりも外方に突出するように形成してもよく、用途に応じて適宜選択することができる。
貫通口8は、本実施形態では楕円形状からなるが、4本の指を縦に挿入できる高さを有していればどのような形状であってもよい。また、把手7の把持部7aは、片手でしっかりと把持できる程度の径寸法で形成されている。
図1~3に示すように、把手7の把持部7aは、貫通口8側の内壁9が補強層10から構成されている。補強層10は、ボトル本体2よりも硬質の他の樹脂材料や、ボトル本体2と同じ樹脂材料からなり厚みを大きくしたものなど、ボトル本体2よりも強度の高いものであればどのような材料であってもよく、例えば、ボトル本体2を低密度ポリエチレンとし、補強層10を高密度ポリエチレンとすることや、ボトル本体2を高密度ポリエチレンとし、補強層10をポリプロピレンとすることができる。
このように把持部7aの少なくとも貫通口8側の内壁9を、補強層10により構成することで、把手7の強度が十分に高まり、ボトル本体2を、内容物を収容、保持することができる程度に減肉しても、折れ曲がったり、破損等することがなくブローボトル1の使用性が低下することがなく、またブローボトル1の使用樹脂量を低減させることができる。
また、本実施形態では、補強層10が、内壁9の上端から上方に分岐して正面壁5a、肩部4を経て注出口3の上端まで延びる2本の帯状層11a、11bと、内壁9の下端から下方に分岐して正面壁5aを経て底部6まで延びる2本の帯状層12a、12bとを有している。帯状層11a、11bおよび帯状層12a、12bは、把手7を左右に挟むようにそれぞれ、少なくとも2本設けることが好ましく、これにより、図3(a)に示すように把手7を把持して持ち上げる等した際に、帯状層11a、11bおよび帯状層12a、12bの相互間に位置する正面壁5a(胴部5)の変形を効果的に防止することができる。
上記のように2本の帯状層11a、11b、12a、12bとした場合、各帯状層11a、11b、12a、12bの長さW1は、把手7の内壁9長さWの0.25倍以上に設定することができ、把手7に設けられる補強層の長さW2は、把手7の内壁9長さWの0.5~1.0倍程度に設定することができる。また、補強層10の厚さは、ボトル本体2を構成する樹脂層の厚みの0.5~1.0倍程度とするのが望ましい。
なお、本実施形態では、補強層10が、把手7を起点に分岐した2本の帯状層からなる場合を例として示したが、該補強層10は、把手7に形成された幅と同等の幅を有する1本の帯状層としてもよい。
以上のように構成されたブローボトル1は、周知のダイレクトブロー成形法により形成することができるが、例えば、押出機の先端部に設けられた口金から金型に向けて溶融状態のボトル本体2を形成するための第1樹脂材料を装置軸線方向に押し出すと共に、把手7に相当する位置に補強層10を形成するための第2樹脂材料を押し出し、パリソンを形成した後に、このパリソンをブロー成型し、金型の一部によって前記第2樹脂材料を挟み込んで強制的に食い切ることで、把手7を一体で形成することができる。
また、図1~3に示すように、ボトル本体2および把手7の幅方向の中央位置に、ブロー成形時に金型の合わせ面ではパーティングラインPLが転写形成される。このようなパーティングラインPLには、バリ12が発生しやすく、とくに把手7を把持した際に、バリ12が手指に当たって不快感を与えることがあった。本実施形態では、パーティングラインPLに沿って縦溝13を設け、該縦溝13内にバリ12が収容されるようにしたことで、使用者が不快感を抱くことなく使用することができる。また、縦溝13を設けることで、把手7の強度を向上させることもできる。
本発明の合成樹脂製薄肉ブローボトルは、液状や粘稠状等の飲食品や化学品、医薬品等の収納容器として広く利用することができる。
1 ブローボトル
2 ボトル本体
3 注出口
4 肩部
5 胴部
5a 正面壁
5b、5c 側壁
5d 背面壁
6 底部
7 把手
7a 把持部
8 貫通口
9 内壁
10 補強層
11a、11b、12a、12b 帯状層
12 バリ
13 縦溝
70 把手
100 ブローボトル
S 収納空間
PL パーティングライン

Claims (3)

  1. 内容物を注出する注出口を有し、該注出口の基端につながる肩部、該肩部の基端につながる胴部、該胴部基端につながる底部にてボトル本体を一体成形してその内側に内容物の収納空間を形成した合成樹脂製薄肉ブローボトルにおいて、
    前記胴部に、手指を通す貫通口を有し該胴部に一体的につながる把手を設け、
    該把手は、把持部の前記貫通口側の少なくとも一部分に、該把手の一端から他端に向けて伸延した補強層を有し、ブロー成形に際してパリソンの一部を金型によって食い切ることによって形成され、その内側に前記ボトル本体の収納空間につながる空間を有する中空体からなることを特徴とする合成樹脂製薄肉ブローボトル。
  2. 前記補強層は、前記一端から分岐して前記胴部、前記肩部を経て前記注出口の突端まで延びる少なくとも2本の帯状層と、前記他端から分岐して前記胴部を経て前記底部まで延びる少なくとも2本の帯状層とを有する、ことを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載した合成樹脂製ブローボトル。
  3. 前記ボトル本体および前記把手は、該把手の幅方向の中心部分に金型の合わせ面に沿って形成されるパーティングラインを備え、該パーティングラインに沿って縦溝が設けられていることを特徴する請求項1または2に記載した合成樹脂製ブローボトル。
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