JP2023080497A - 回転電機のロータ、及び回転電機 - Google Patents

回転電機のロータ、及び回転電機 Download PDF

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智則 佐々木
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Abstract

【課題】接着剤を用いなくても、ロータコアに対する周方向への永久磁石のずれと、永久磁石の飛散とを抑制できる回転電機のロータ、及び回転電機を提供する。【解決手段】ロータ13は、筒状のロータコア31と、ロータコア31の外周面31aに設けられるとともにロータコア31の周方向に複数配置された永久磁石32とを備える。ロータコア31は、外周面31aから突出する凸部33を有する。永久磁石32は、内側面32cよりも凹んだ凹部35と、第1端面32aよりも凹んだ第1溝34aと、第2端面32bよりも凹んだ第2溝34bとを有する。凸部33と凹部35とは凹凸係合している。ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1溝34aと第2溝34bとは向かい合っている。ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとの間と、第1溝34a内及び第2溝34b内には、弾性部材36が配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機のロータ、及び回転電機に関する。
回転電機は、筒状のステータと、ステータの内側に配置されたロータとを備えている。特許文献1には、筒状のロータコアと、ロータコアの外周面に設けられた永久磁石とを有するSPM型のロータが開示されている。永久磁石は、ロータコアの周方向に複数配置されている。各永久磁石は、接着剤によってロータコアの外周面に接着されることにより、ロータコアに固定されている。したがって、ロータコアに対するロータコアの周方向への永久磁石のずれが抑制されている。また、ロータの回転時に永久磁石が遠心力を受けても、ロータコアの径方向外側に永久磁石が飛散することが抑制されている。
特開2003-224944号公報
接着剤を用いなくても、ロータコアに対する周方向への永久磁石のずれと、永久磁石の飛散とを抑制することが望まれている。
上記問題点を解決するための回転電機のロータは、筒状のロータコアと、前記ロータコアの外周面に設けられるとともに前記ロータコアの周方向に複数配置された永久磁石とを備え、前記ロータコアは、前記ロータコアの外周面に設けられた第1係合部を有し、前記永久磁石はそれぞれ、前記ロータコアの外周面と対向する内側面に設けられた第2係合部と、前記ロータコアの周方向における前記永久磁石の一端面よりも凹んだ第1溝と、前記ロータコアの周方向における前記永久磁石の他端面よりも凹んだ第2溝と、を有し、前記第1係合部と前記第2係合部とは、凹凸係合しており、前記ロータコアの周方向に隣り合う前記永久磁石の前記第1溝と前記第2溝とは向かい合っており、前記ロータコアの周方向に隣り合う前記永久磁石の前記一端面と前記他端面との間、及び前記ロータコアの周方向に向かい合う前記第1溝内及び前記第2溝内には、弾性部材が配置されていることを要旨とする。
第1係合部と第2係合部とは、凹凸係合されている。このため、凸状の一方の係合部が凹状の他方の係合部を区画する内面と接触することで、永久磁石がロータコアに対してロータコアの周方向に移動することが抑制される。また、弾性部材は、第1溝内及び第2溝内に配置されている。このため、ロータの回転時に永久磁石が遠心力を受けても、弾性部材が第1溝及び第2溝を区画する内面に接触することで、永久磁石が飛散することが抑制される。よって、接着剤を用いなくても、ロータコアに対する周方向への永久磁石のずれと、永久磁石の飛散とを抑制できる。
上記回転電機のロータにおいて、前記第1係合部は、前記ロータコアの外周面から突出する凸部であり、前記第2係合部は、前記永久磁石の内側面よりも凹んだ凹部であってもよい。
第1係合部と第2係合部との凹凸係合として、例えば、第1係合部がロータコアの外周面よりも凹んだ凹部であるとともに第2係合部が永久磁石の内側面から突出する凸部である場合が考えられる。この場合、ロータコアにおける永久磁石の磁束が通る通路である磁路が狭くなることで、トルクが低下するおそれがある。これに対し、第1係合部が凸部であるとともに第2係合部が凹部である場合、磁路が狭くならないため、トルクの低下を回避できる。
上記回転電機のロータにおいて、前記第2係合部は、前記ロータコアの周方向における前記永久磁石の端に設けられていてもよい。
例えば、ロータコアの周方向における永久磁石の中央部に第2係合部としての凹部が設けられている場合と比較して、永久磁石から磁束が出やすい。また、ロータコアの周方向における永久磁石の中央部に第2係合部としての凹部を設ける場合と比較して、永久磁石に対する第2係合部の形成が容易である。
上記回転電機のロータにおいて、前記凸部は、前記ロータコアの軸方向から見たとき、三角形状であってもよい。
この構成は、ロータコアに対する凸部の形成を容易にする。
上記回転電機のロータにおいて、前記ロータコアの線膨張率は、前記永久磁石の線膨張率よりも高く、前記ロータコアの周方向に隣り合う前記永久磁石の前記一端面と前記他端面との距離は、前記ロータコアの径方向外側に向かうほど長くなっていてもよい。
ロータコアの線膨張率は永久磁石の線膨張率よりも高いため、ロータコアは膨張すると永久磁石を押圧する。すると、ロータコアの周方向に隣り合う永久磁石は、永久磁石の内周側の部分がロータコアの周方向に互いに離れるように、第1溝内及び第2溝内に配置された弾性部材を軸に回動する。永久磁石の外周側の部分は、ロータコアの周方向において互いに近づく。すなわち、ロータコアの周方向に隣り合う永久磁石の一端面と他端面との距離は、永久磁石の内周側では長くなり、永久磁石の外周側では短くなる。予め、ロータコアの周方向に隣り合う永久磁石の一端面と他端面との距離をロータコアの径方向外側に向かうほど大きくすることで、ロータコアが膨張した際に、ロータコアの径方向において、ロータコアの周方向に隣り合う永久磁石の一端面と他端面との距離の差を低減できる。
上記回転電機のロータにおいて、前記第1溝及び前記第2溝は、前記ロータコアの軸方向から見たとき、半円形状であってもよい。
この構成は、磁石に対する第1溝及び第2溝の形成を容易にする。
上記回転電機のロータにおいて、前記弾性部材は、フィラーが分散された樹脂であってもよい。
この構成は、弾性部材が板ばねである場合と比較して、弾性部材が永久磁石に加える応力を低減できる。また、フィラーの種類に応じて弾性部材に種々の機能を付与することができる。
上記回転電機のロータにおいて、前記第1溝及び前記第2溝は、前記ロータコアの径方向における前記永久磁石の中央よりも内側部分に位置していてもよい。
永久磁石が膨張した際、永久磁石において膨張量の大きい外側部分に第1溝及び第2溝を配置した場合、ロータコアの径方向における第1溝及び第2溝の幅も膨張に伴って大きくなる。このため、永久磁石の内側部分に第1溝及び第2溝を配置する方が、より幅の小さい第1溝及び第2溝によって、永久磁石の飛散を抑制できる。
上記問題点を解決するための回転電機は、ステータと、前記ステータの内側に設けられた請求項1~8の何れか一項に記載の回転電機のロータとを備えることを要旨とする。
第1係合部と第2係合部とは、凹凸係合されている。このため、凸状の一方の係合部が凹状の他方の係合部を区画する内面と接触することで、永久磁石がロータコアに対してロータコアの周方向に移動することが抑制される。また、弾性部材は、第1溝内及び第2溝内に配置されている。このため、ロータの回転時に永久磁石が遠心力を受けても、弾性部材が第1溝及び第2溝を区画する内面に接触することで、永久磁石が飛散することが抑制される。よって、接着剤を用いなくても、ロータコアに対する周方向への永久磁石のずれと、永久磁石の飛散とを抑制できる。
本発明によれば、接着剤を用いることなく、ロータコアに対する周方向への永久磁石のずれと、永久磁石の飛散とを抑制できる。
回転電機の側断面図である。 ロータの断面図である。 ロータの拡大断面図である。 ロータの別例を示す拡大断面図である。
以下、回転電機を具体化した一実施形態を図1~図3にしたがって説明する。
図1に示すように、回転電機10は、ハウジング11と、回転軸12と、ロータ13と、ステータ14とを備えている。
<<ハウジング>>
ハウジング11は、回転軸12と、ロータ13と、ステータ14とを収容している。ハウジング11は、第1ハウジング構成体21と、第2ハウジング構成体22とを有している。
第1ハウジング構成体21は、有底円筒状である。第1ハウジング構成体21は、円板状の底壁23と、底壁23の周縁部から底壁23の板厚方向に延びる円筒状の周壁24とを有している。第1ハウジング構成体21は、第1ボス25を有している。第1ボス25は、底壁23の内面から突出した部分である。第1ボス25は、第1軸受収容部25aを有している。第1軸受収容部25aは、第1ボス25の先端面よりも凹んだ部分である。第1軸受収容部25aは、第1軸受15を収容している。
第2ハウジング構成体22は、円板状である。第2ハウジング構成体22は、第1ハウジング構成体21の開口を閉塞している。第2ハウジング構成体22は、第2ボス26を有している。第2ボス26は、第2ハウジング構成体22の内面から突出した部分である。第2ボス26は、第2軸受収容部26aを有している。第2軸受収容部26aは、第2ボス26の先端面よりも凹んだ部分である。第2軸受収容部26aは、第2軸受16を収容している。
<<回転軸>>
回転軸12の軸方向は、周壁24の軸方向と一致している。回転軸12は、第1端部及び第2端部を有している。第1端部は、回転軸12の軸方向の一端部であるとともに、第2端部は、回転軸12の軸方向の他端部である。回転軸12の第1端部は、第1軸受収容部25aに挿入されている。回転軸12の第1端部は、第1軸受15を介して第1ボス25に回転可能に支持されている。回転軸12の第2端部は、第2軸受収容部26aに挿入されている。回転軸12の第2端部は、第2軸受16を介して第2ボス26に回転可能に支持されている。
<<ロータ>>
図2に示すように、ロータ13は、円筒状のロータコア31と、複数の永久磁石32と、弾性部材36とを有している。本実施形態のロータ13は、複数の永久磁石32として14個の永久磁石32を有している。ロータコア31の線膨張率は、永久磁石32の線膨張率よりも高い。ロータ13は、ロータコア31の外周面31aに永久磁石32が配置されたSPM(Surface Permanent Magnet)型のロータである。ロータ13は、後述するコイル42に電流が流れることにより回転する。
<ロータコア>
図3に示すように、ロータコア31は、第1係合部としての複数の凸部33を有している。本実施形態のロータコア31は、14個の凸部33を有している。各凸部33は、ロータコア31の外周面31aから突出している。複数の凸部33は、ロータコア31の周方向において等ピッチで配置されている。各凸部33は、ロータコア31の軸方向全体に亘って設けられている。ロータコア31の軸方向からロータコア31を見たとき、各凸部33は三角形状である。すなわち、各凸部33は、三角柱状である。
図1に示すように、回転軸12は、ロータコア31の内側に挿通されている。本実施形態では、回転軸12は、ロータコア31の内側に圧入されることによってロータ13に固定されている。回転軸12は、ロータ13と一体回転する。ロータコア31の軸方向は、回転軸12の軸方向と一致している。
<永久磁石>
図2に示すように、各永久磁石32は、ロータコア31の外周面31aに配置されている。複数の永久磁石32は、ロータコア31の周方向に並んでいる。各永久磁石32は、ロータコア31の径方向に着磁されている。ロータコア31の径方向外側に向かって磁化された永久磁石32を第1永久磁石321とする。ロータコア31の径方向内側に向かって磁化された永久磁石32を第2永久磁石322とする。第1永久磁石321と第2永久磁石322とは、ロータコア31の周方向において交互に配置されている。
図3に示すように、各永久磁石32は、第1端面32a及び第2端面32bを有している。第1端面32aは、ロータコア31の周方向における永久磁石32の一端面であるとともに、第2端面32bは、ロータコア31の周方向における永久磁石32の他端面である。第1端面32a及び第2端面32bはそれぞれ、平坦面である。
各永久磁石32は、内側面32c及び外側面32dを有している。内側面32cは、ロータコア31の径方向における永久磁石32の両端面のうち、内側に位置する端面である。外側面32dは、ロータコア31の径方向における永久磁石32の両端面のうち、外側に位置する端面である。内側面32cは、ロータコア31の径方向において外側面32dよりも内側に位置している。
各永久磁石32は、ロータコア31の外周面31aに沿うように湾曲している。内側面32c及び外側面32dはそれぞれ、湾曲面である。内側面32cは、永久磁石32の内周面ともいえる。外側面32dは、永久磁石32の外周面ともいえる。内側面32cは、ロータコア31の外周面31aと対向している。
各永久磁石32は、第1溝34a及び第2溝34bを有している。第1溝34aは、第1端面32aよりも凹んだ部分である。第2溝34bは、第2端面32bよりも凹んだ部分である。第1溝34a及び第2溝34bはそれぞれ、ロータコア31の径方向において永久磁石32の中央に位置している。第1溝34a及び第2溝34bはそれぞれ、ロータコア31の軸方向における永久磁石32全体に亘って設けられている。ロータコア31の軸方向から各永久磁石32を見たとき、第1溝34a及び第2溝34bはそれぞれ、半円形状である。よって、第1溝34a及び第2溝34bは、半円柱状の空間である。
各永久磁石32は、第1傾斜面35a及び第2傾斜面35bを有している。第1傾斜面35aは、永久磁石32の第1端面32aと内側面32cとを接続する面である。第2傾斜面35bは、永久磁石32の第2端面32bとう内側面32cとを接続する面である。第1傾斜面35aは、ロータコア31の周方向における永久磁石32の一端に位置しているとともに、第2傾斜面35bは、ロータコア31の周方向における永久磁石32の他端に位置している。第1傾斜面35a及び第2傾斜面35bはそれぞれ、ロータコア31の径方向及び周方向に対して傾斜する面である。
第1永久磁石321の第1端面32aは、ロータコア31の周方向において第1永久磁石321の両側に位置する第2永久磁石322のうち、一方の第2永久磁石322の第2端面32bと向かい合っている。第1永久磁石321の第2端面32bは、ロータコア31の周方向において第1永久磁石321の両側に位置する第2永久磁石322のうち、他方の第2永久磁石322の第1端面32aと向かい合っている。つまり、ロータコア31の周方向に隣り合う2つの永久磁石32において、一方の永久磁石32の第1端面32aは、他方の永久磁石32の第2端面32bと向かい合っている。ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとの距離は、ロータコア31の径方向外側に向かうほど長くなっている。
第1永久磁石321の第1溝34aは、ロータコア31の周方向において第1永久磁石321の両側に位置する第2永久磁石322のうち、一方の第2永久磁石322の第2溝34bと向かい合っている。第1永久磁石321の第2溝34bは、ロータコア31の周方向において第1永久磁石321の両側に位置する第2永久磁石322のうち、他方の第2永久磁石322の第1溝34aと向かい合っている。つまり、ロータコア31の周方向に隣り合う2つの永久磁石32において、一方の永久磁石32の第1溝34aは、他方の永久磁石32の第2溝34bと向かい合っている。
第1永久磁石321の第1傾斜面35aは、ロータコア31の周方向において第1永久磁石321の両側に位置する第2永久磁石322のうち、一方の第2永久磁石322の第2傾斜面35bと隣り合っている。第1永久磁石321の第2傾斜面35bは、ロータコア31の周方向において第1永久磁石321の両側に位置する第2永久磁石322のうち、他方の第2永久磁石322の第1傾斜面35aと隣り合っている。つまり、ロータコア31の周方向に隣り合う2つの永久磁石32において、一方の永久磁石32の第1傾斜面35aは、他方の永久磁石32の第2傾斜面35bと隣り合っている。
ロータコア31の周方向に隣り合う第1傾斜面35aと第2傾斜面35bとによって、凹部35が区画されている。凹部35は、永久磁石32の内側面32cよりも凹んでいる。凹部35は、ロータコア31の周方向に隣り合う2つの永久磁石32の境界に位置している。凹部35は、ロータコア31の軸方向から見たとき、三角形状である。凹部35は、三角柱状の空間である。
ロータコア31と永久磁石32とは、凹凸係合されている。本実施形態では、ロータコア31の凸部33が凹部35に挿入されることにより、ロータコア31と永久磁石32とは凹凸係合されている。
<弾性部材>
弾性部材36は、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の間に配置されている。本実施形態では、弾性部材36は、ロータコア31の周方向に隣り合う第1永久磁石321と第2永久磁石322との間に配置されている。詳しくは、弾性部材36は、ロータコア31の周方向に隣り合う2つの永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとの間に配置されている。また、弾性部材36は、ロータコア31の周方向に向かい合う第1溝34a内及び第2溝34b内に配置されている。
本実施形態では、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとは、弾性部材36によって接着されている。また、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1溝34aを区画する面と第2溝34bを区画する面とは、弾性部材36によって接着されている。つまり、本実施形態の弾性部材36は、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32同士を接着する接着剤としても機能している。
本実施形態の弾性部材36は、エポキシ樹脂を硬化させたものである。弾性部材36には、フィラーとしてのセラミック粒子が分散されている。フィラーは、弾性部材36を補強するためのものである。
本実施形態では、弾性部材36は、次のように配置される。まず、ロータコア31の外周面31aに永久磁石32が配置される。永久磁石32は、内側面32cがロータコア31の外周面31aに沿うように配置される。ロータコア31の凸部33は、永久磁石32の凹部35に挿入される。続いて、ロータコア31の周方向に隣り合う2つの永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとの間、及び第1溝34a内及び第2溝34b内にフィラーが分散されたエポキシ樹脂を充填する。そして、充填されたエポキシ樹脂が硬化することで弾性部材36になる。
実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)ロータコア31と永久磁石32とは、ロータコア31の凸部33が永久磁石32の凹部35に挿入されることによって凹凸係合されている。このため、永久磁石32がロータコア31に対してロータコア31の周方向に移動しようとしても、凸部33が凹部35を区画する傾斜面35a,35bと接触することで、ロータコア31に対する周方向への永久磁石32のずれが抑制される。
弾性部材36は、ロータコア31の周方向に向かい合う第1溝34a内及び第2溝34b内に配置されている。このため、ロータ13の回転時に永久磁石32が遠心力を受けても、弾性部材36が第1溝34a及び第2溝34bを区画する内面に接触することで、永久磁石32が飛散することが抑制される。
したがって、接着剤を用いなくても、ロータコア31に対する周方向への永久磁石32のずれと、永久磁石32の飛散とを抑制できる。なお、本実施形態の弾性部材36は、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32同士を接着する接着剤としても機能している。しかしながら、弾性部材36が接着剤として機能していない場合、すなわちロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32同士が弾性部材36によって接着されていない場合であっても、上記の効果を得ることができる。
(2)ロータコア31と永久磁石32の凹凸係合として、例えば、ロータコア31の第1係合部は、ロータコア31の外周面31aよりも凹んだ凹部であるとともに、永久磁石32の第2係合部は、永久磁石32の内側面32cから突出する凸部である場合が考えられる。しかしながら、ロータコア31に凹部を形成すると、ロータコア31における永久磁石32の磁束が通る路である磁路が狭くなることで、トルクが低下することがある。
これに対し、本実施形態では、ロータコア31の第1係合部は、ロータコア31の外周面31aから突出する凸部であるとともに、永久磁石32の第2係合部は、永久磁石32の内側面32cよりも凹んだ凹部35である。この場合、ロータコア31に凹部を形成していないため、磁路が狭くならない。よって、トルクの低下を回避できる。
(3)第1傾斜面35a及び第2傾斜面35bは、ロータコア31の周方向における永久磁石32の端に設けられている。このため、例えば、ロータコア31の周方向における永久磁石32の中央部に第2係合部としての凹部が設けられている場合と比較して、永久磁石32から磁束が出やすい。また、ロータコア31の周方向における永久磁石32の中央部に第2係合部としての凹部を設ける場合と比較して、第2係合部の形成が容易である。
(4)凸部33は、ロータコア31の軸方向から見たとき、三角形である。よって、ロータコア31に対する凸部33の形成が容易である。
(5)ロータコア31の線膨張率は永久磁石32の線膨張率よりも高いため、ロータコア31は膨張すると永久磁石32を押圧する。すると、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32は、永久磁石32の内周側の部分がロータコア31の周方向に互いに離れるように、第1溝34a内及び第2溝34b内に配置された弾性部材36を軸に回動する。永久磁石32の外周側の部分は、ロータコア31の周方向において互いに近づく。すなわち、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとの距離は、永久磁石32の内周側では長くなり、永久磁石32の外周側では短くなる。このため、予め、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとの距離をロータコア31の径方向外側に向かうほど長くする。これにより、ロータコア31が膨張した際に、ロータコア31の径方向において、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32aと第2端面32bとの距離の差を低減できる。
(6)第1溝34a及び第2溝34bはそれぞれ、ロータコア31の軸方向から見たとき、半円形状である。よって、永久磁石32に対する第1溝34a及び第2溝34bの形成が容易である。
(7)弾性部材36が、例えば、板ばねである場合、永久磁石32には常に応力が加わる。これに対し、本実施形態の弾性部材36は、樹脂である。このため、永久磁石32の膨張時以外に永久磁石32に加わる応力は十分小さい。また、永久磁石32の膨張時において弾性部材36が押しつぶされた際も、弾性部材36が永久磁石32に加える応力は、弾性部材36が板ばねである場合と比較して小さい。
(8)弾性部材36には、フィラーが分散されている。目的に応じた特性のフィラーを弾性部材36に分散させることで、弾性部材36に種々の機能を付与することができる。
(9)弾性部材36には、フィラーとしてセラミック粒子が分散されているため、弾性部材36を補強できる。
(10)接着剤によってロータコア31の外周面31aに各永久磁石32を固定する場合、例えば、塗布時の厚みのむらや接着剤の硬化時の温度のむらによって、硬化後の接着剤の厚みを均一にすることが難しい。接着剤の厚みがばらついていると、ロータ13の外周面の円筒度が低下したり、ステータコア41の内周面から永久磁石32までの距離がロータコア31の周方向においてばらついたりする。これらは、ロータ13の回転のぶれや、ロータ13の回転時の騒音や振動の要因となり得る。これに対し、本実施形態では、ロータコア31の外周面31aと各永久磁石32との間に接着剤を用いていない。よって、ロータ13の回転のぶれや、ロータ13の回転時の騒音や振動の発生を抑制できる。
(11)接着剤によってロータコア31の外周面31aに各永久磁石32を固定する場合、回転電機10が長期間使用されたり、高温下で使用されたりする等、回転電機10の使用環境によっては、接着剤が劣化したり腐食したりする。すると、ロータコア31に対する永久磁石32の固定状態が不十分になることがある。これに対し、本実施形態では、ロータコア31に対する周方向への永久磁石32のずれと、永久磁石32の飛散とを機械的に抑制している。よって、回転電機10の使用環境の影響を受けにくい。
(12)ロータコア31からの永久磁石32の飛散を防止するために、例えば、永久磁石32の周囲に非磁性の保護管を配置することで、保護管により永久磁石32を覆うことが考えられる。この場合、ステータコア41と永久磁石32との距離を極力短くしたとしても、保護管により永久磁石32を覆っていない場合と比べると、保護管の厚み分だけ、ステータコア41と永久磁石32との距離は長くなる。ステータコア41と永久磁石32との距離が長くなると、ステータ14の回転磁界がロータ13に伝わりにくくなることで、トルクが低下する。したがって、保護管によって永久磁石32を覆う場合、保護管によって永久磁石32を覆わない場合と比べると、トルクが低下するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、保護管を用いることなく、ロータコア31に対する周方向への永久磁石32のずれと、永久磁石32の飛散とを抑制している。このため、保護管によって永久磁石32を覆う場合と比較して、ステータコア41と永久磁石32との距離を短くすることができる。よって、トルクが低下することを抑制できる。
また、保護管が金属製である場合、ステータ14の回転磁界が保護管に吸収されることにより保護管にて渦電流が発生する虞がある。しかし、本実施形態のロータ13は、保護管を用いていないため、渦電流を起因としたロータ13の発熱を抑制できる。
さらに、保護管を用いる場合、永久磁石32の飛散の抑制に加えて、ロータコア31に対する周方向への永久磁石32のずれを抑制するためには、ロータコア31の外周面31aと保護管の内周面との間に各永久磁石32を圧入することが考えられる。この場合、永久磁石32の圧入時やロータ13の回転時等に、ロータコア31、永久磁石32、及び保護管が破損しないように設計する必要がある。また、圧入するためには、ロータコア31、永久磁石32、及び保護管の高精度の寸法が求められるため、精密加工が必要になる。
これに対し、本実施形態では、ロータコア31と保護管との間に永久磁石32を圧入することなく、ロータコア31に対する周方向への永久磁石32のずれと永久磁石32の飛散とを抑制している。このため、ロータコア31及び永久磁石32の設計及び加工が容易である。特に、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の間には弾性部材36が配置されているため、ロータコア31の周方向における永久磁石32の寸法に誤差があったとしても、弾性部材36が弾性変形することで寸法の誤差を吸収できる。
(13)上述したように弾性部材36が接着剤として機能していなくても永久磁石32の飛散を抑制できるが、本実施形態の弾性部材36は接着剤としても機能している。このため、永久磁石32の飛散をより抑制できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ ロータコア31は、筒状であれば、円筒状でなくてもよい。ロータコア31は、例えば、多角筒状であってもよい。
○ 永久磁石32の形状は、ロータコア31の形状に応じて適宜変更されてもよい。
ロータコア31が円筒状である場合、例えば、永久磁石32の内側面32cはロータコア31の外周面31aに沿う湾曲面であるとともに、永久磁石32の外側面32dは平坦面であってもよい。
ロータコア31が多角筒状である場合、例えば、永久磁石32の内側面32cはロータコア31の外周面31aに沿う平坦面であるとともに、永久磁石32の外側面32dは平坦面又は湾曲面であってもよい。
○ ロータ13が有する永久磁石32の数は適宜変更されてもよい。
○ ロータコア31は、第1係合部として、ロータコア31の外周面31aよりも凹んだ凹部を有していてもよい。この場合、永久磁石32は、第2係合部として、永久磁石32の内側面32cから突出する凸部を有する。永久磁石32の凸部がロータコア31の凹部に挿入されることで、ロータコア31と永久磁石32とは凹凸係合される。
○ 図4に示すように、永久磁石32は、第1傾斜面35a及び第2傾斜面35bの代わりに、凹部37を有していてもよい。凹部37は、永久磁石32の内側面32cよりも凹んだ部分である。凹部37は、ロータコア31の周方向において永久磁石32の中央に設けられている。ロータコア31の凸部33が永久磁石32の凹部37に挿入されることで、ロータコア31と永久磁石32とは凹凸係合される。
なお、凹部37は、ロータコア31の周方向において永久磁石32の中央からずれた位置に設けられていてもよい。また、永久磁石32は、第1傾斜面35a及び第2傾斜面35bに加えて凹部37を有していてもよい。
○ 永久磁石32は、第1傾斜面35a及び第2傾斜面35bの何れか一方のみを有していてもよい。例えば、永久磁石32が第1傾斜面35aのみを有している場合、ロータコア31の凸部33は、ロータコア31の周方向に隣り合う2つの永久磁石32のうち、一方の永久磁石32の第1傾斜面35aと他方の永久磁石32の第2端面32bとの間に挿入される。
○ 第1溝34a及び第2溝34bは、ロータコア31の径方向において永久磁石32の中央に設けられていなくてもよい。
例えば、第1溝34a及び第2溝34bは、ロータコア31の径方向における永久磁石32の中央よりも内側部分に設けられていてもよい。永久磁石32が膨張した際、永久磁石32において膨張量の大きい外側部分に第1溝34a及び第2溝34bを配置した場合、ロータコア31の径方向における第1溝34a及び第2溝34bの幅も膨張に伴って大きくなる。よって、永久磁石32の内側部分に第1溝34a及び第2溝34bを配置する方が、より幅の小さい第1溝34a及び第2溝34bによって、永久磁石32の飛散を抑制できる。
○ 第1溝34a及び第2溝34bは、ロータコア31の軸方向において永久磁石32全体に設けられていなくてもよい。第1溝34a及び第2溝34bは、永久磁石32の飛散を抑制可能な範囲で、ロータコア31の軸方向において部分的に設けられていてもよい。
○ 各永久磁石32は、ロータコア31の軸方向に分割されていてもよい。
例えば、永久磁石32がロータコア31の軸方向において2分割されている場合、分割された第1の永久磁石及び第2の永久磁石は、次のような構成であるのが好ましい。
第1の永久磁石は、第2の永久磁石と向かい合う端面に第1溝を有している。第1溝は、第2の永久磁石と向かい合う端面よりも凹んだ部分である。第2の永久磁石は、第1の永久磁石と向かい合う端面に第2溝を有している。第2溝は、第1の永久磁石と向かい合う端面よりも凹んだ部分である。第1溝と第2溝とは、ロータコア31の軸方向において向かい合っている。弾性部材36は、第1の永久磁石の端面と第2の永久磁石の端面との間、及びロータコア31の軸方向に向かい合う第1溝内及び第2溝内に配置されている。この場合、ロータ13の回転時に永久磁石32が遠心力を受けても、弾性部材36が各溝を区画する内面に接触することで、永久磁石32の飛散をより抑制できる。なお、各溝は、ロータコア31の周方向における永久磁石全体に設けられていてもよいし、ロータコア31の周方向において部分的に設けられていてもよい。
○ 第1係合部の形状は、適宜変更されてもよい。また、第2係合部の形状は、第1係合部の形状に対応して適宜変更されてもよい。例えば、第1係合部としての凸部33は、半円柱状であるとともに、第2係合部としての凹部35は、半円柱状の空間であってもよい。
○ ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32a及び第2端面32b間の距離は、ロータコア31の径方向外側に向かうほど長くなっていなくてもよい。例えば、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32の第1端面32a及び第2端面32b間の距離は、ロータコア31の径方向において一定であってもよい。
○ 第1溝34a及び第2溝34bの形状は、適宜変更されてもよい。例えば、第1溝34a及び第2溝34bは、三角柱状や多角柱状の空間であってもよい。また、第1溝34aの形状と第2溝34bの形状とは同じでなくてもよい。
○ 第1溝34a及び第2溝34bはそれぞれ、ロータコア31の径方向において複数配置されていてもよい。
○ 凸部33は、ロータコア31の軸方向においてロータコア31全体に設けられていなくてもよい。凹部35は、ロータコア31の軸方向において永久磁石32全体に設けられていなくてもよい。凸部33及び凹部35は、ロータコア31に対する周方向への永久磁石32のずれを抑制可能な範囲で、ロータコア31の軸方向において部分的に設けられていてもよい。
○ 第1永久磁石321と第2永久磁石322とは、ロータコア31の周方向において1つずつ交互に配置されていなくてもよい。例えば、第1永久磁石321と第2永久磁石322とは、ロータコア31の周方向において2つずつ交互に配置されていてもよい。この場合、弾性部材36は、ロータコア31の周方向に並ぶ2つの第1永久磁石321の間、及び2つの第2永久磁石322の間にも配置されていてもよい。
○ 弾性部材36は、接着剤として機能していなくてもよい。つまり、弾性部材36は、ロータコア31の周方向に隣り合う永久磁石32同士を接着することなく、永久磁石32同士の間に単に配置されているだけでもよい。
○ 弾性部材36に用いられる樹脂は、エポキシ樹脂に限定されない。例えば、樹脂は、シリコーン樹脂などの耐熱性、耐食性のある樹脂であるのが好ましい。
○ 弾性部材36には、フィラーが分散されていなくてもよい。
○ フィラーは、セラミック粒子に限定されない。フィラーは、例えば、ガラスなどの非磁性、非導電性体であるのが好ましい。フィラーは、弾性部材36の補強や耐熱性の向上など、目的に応じて種々のものを用いることができる。
○ 弾性部材36は、ロータコア31の周方向に弾性変形可能な板ばねであってもよい。
○ 弾性部材36が板ばねである場合、弾性部材36は金属製であってもよい。この場合、電気抵抗率の高い金属であるのが好ましい。
○ 弾性部材36が板ばねである場合、弾性部材36の剛性は、永久磁石32の剛性よりも低いのが好ましい。この場合、弾性部材36を永久磁石32間に配置する際に永久磁石32が破損することを回避できる。
10…回転電機、13…ロータ、14…ステータ、31…ロータコア、31a…外周面、32…永久磁石、32a…一端面としての第1端面、32b…他端面としての第2端面、32c…内側面、33…第1係合部としての凸部、34a…第1溝、34b…第2溝、35…第2係合部としての凹部、36…弾性部材。

Claims (9)

  1. 筒状のロータコアと、前記ロータコアの外周面に設けられるとともに前記ロータコアの周方向に複数配置された永久磁石とを備え、
    前記ロータコアは、前記ロータコアの外周面に設けられた第1係合部を有し、
    前記永久磁石はそれぞれ、
    前記ロータコアの外周面と対向する内側面に設けられた第2係合部と、
    前記ロータコアの周方向における前記永久磁石の一端面よりも凹んだ第1溝と、
    前記ロータコアの周方向における前記永久磁石の他端面よりも凹んだ第2溝と、
    を有し、
    前記第1係合部と前記第2係合部とは、凹凸係合しており、
    前記ロータコアの周方向に隣り合う前記永久磁石の前記第1溝と前記第2溝とは向かい合っており、
    前記ロータコアの周方向に隣り合う前記永久磁石の前記一端面と前記他端面との間、及び前記ロータコアの周方向に向かい合う前記第1溝内及び前記第2溝内には、弾性部材が配置されていることを特徴とする回転電機のロータ。
  2. 前記第1係合部は、前記ロータコアの外周面から突出する凸部であり、
    前記第2係合部は、前記永久磁石の内側面よりも凹んだ凹部である請求項1に記載の回転電機のロータ。
  3. 前記第2係合部は、前記ロータコアの周方向における前記永久磁石の端に設けられている請求項2に記載の回転電機のロータ。
  4. 前記凸部は、前記ロータコアの軸方向から見たとき、三角形状である請求項2又は請求項3に記載の回転電機のロータ。
  5. 前記ロータコアの線膨張率は、前記永久磁石の線膨張率よりも高く、
    前記ロータコアの周方向に隣り合う前記永久磁石の前記一端面と前記他端面との距離は、前記ロータコアの径方向外側に向かうほど長くなっている請求項1~4の何れか一項に記載の回転電機のロータ。
  6. 前記第1溝及び前記第2溝は、前記ロータコアの軸方向から見たとき、半円形状である請求項1~5の何れか一項に記載の回転電機のロータ。
  7. 前記弾性部材は、フィラーが分散された樹脂である請求項1~6の何れか一項に記載の回転電機のロータ。
  8. 前記第1溝及び前記第2溝は、前記ロータコアの径方向における前記永久磁石の中央よりも内側部分に位置している請求項1~7の何れか一項に記載の回転電機のロータ。
  9. ステータと、前記ステータの内側に設けられた請求項1~8の何れか一項に記載の回転電機のロータとを備えることを特徴とする回転電機。
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