JP2023079812A - 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適正な原稿搬送を担保しながら原稿の積載枚数に応じて供給トレイを昇降させる原稿搬送装置を提供する。【解決手段】原稿搬送装置16は、供給トレイ36を、姿勢を維持しながら平行に昇降させる昇降部45を備える。昇降部45は、排出トレイ37に設けられた一対のスライダー55を往復移動させるスライド駆動部50と、供給トレイ36と一対のスライダー55とに斜めに架設された一対の第1リンク部61と、供給トレイ36と排出トレイ37とに斜めに架設され、第1リンク部61と交差軸65で連結された一対の第2リンク部62と、を有し、スライダー55を第2リンク部62の下端部に接近させると、各リンク部61,62は供給トレイ36を上昇させるように交差軸65まわりに回動し、スライダー55を第2リンク部62の下端部から離間させると、各リンク部61,62は供給トレイ36を下降させるように交差軸65まわりに回動する。【選択図】図5

Description

本発明は、原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置に関する。
原稿を積載する原稿トレイが昇降可能に設けられた自動原稿搬送装置が知られている(特許文献1)。原稿トレイは、原稿の搬送方向の上流側を支点に回動し、搬送方向の下流側を昇降させ、積載された原稿を呼び込みローラーに接触させていた。
特開2005-60068号公報
しかしながら、上記した自動原稿搬送装置では、原稿トレイが支点周りに揺動し、原稿トレイの搬送方向の下流部のみが昇降する構造であるため、原稿トレイへの原稿の積載枚数を増加させる構造とは言えなかった。また、原稿の積載枚数の多少によって、原稿トレイの角度が変わるため、呼び込みローラーに対する原稿の接触角度が変わり、適正な原稿搬送を担保することができない虞もあった。
本発明は、上記事情を考慮し、適正な原稿搬送を担保しながら原稿の積載枚数に応じて供給トレイを昇降させる原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置を提供する。
本発明の原稿搬送装置は、原稿を積載する供給トレイと、前記供給トレイの下方に配置された排出トレイと、前記供給トレイ上の前記原稿を1枚ずつ原稿搬送路に繰り出し、前記原稿搬送路を通過させた前記原稿を前記排出トレイに排出する搬送部と、前記供給トレイを、姿勢を維持しながら平行に昇降させる昇降部と、を備え、前記昇降部は、前記排出トレイの幅方向の両側に設けられた一対のスライダーを前記原稿の搬送方向に沿って往復移動させるスライド駆動部と、前記供給トレイの幅方向の両側と一対の前記スライダーとに斜めに架設され、下端部を前記スライダーに回転可能に連結させ、上端部を前記供給トレイに回転可能に連結させた一対の第1リンク部と、一対の前記第1リンク部に交差するように前記供給トレイと前記排出トレイとの幅方向の両側に斜めに架設され、前記第1リンク部と交差軸を介して回転可能に連結され、下端部を前記排出トレイに回転可能に連結させ、上端部を前記供給トレイに対し移動可能とした一対の第2リンク部と、を有し、前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の下端部に接近させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを上昇させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の上端部は前記第1リンク部の上端部に接近する方向に移動し、前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の下端部から離間させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを下降させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の上端部は前記第1リンク部の上端部から離間する方向に移動する。
この場合、前記スライド駆動部は、駆動モーターと、前記排出トレイまたは前記搬送部において幅方向に延設され、前記駆動モーターに駆動されて軸周りに正逆回転する駆動軸部と、前記排出トレイの幅方向の両側において搬送方向に延設され、外周面に螺旋状の雄ネジが形成され、前記駆動軸部から伝達される回転力を受けて軸周りに正逆回転する一対のネジ軸部と、を有し、各々の前記スライダーは、前記ネジ軸部の前記雄ネジに螺合し、前記ネジ軸部が正逆回転することで搬送方向に往復移動してもよい。
この場合、前記スライド駆動部は、前記供給トレイの幅方向の両側において搬送方向に沿って延設された一対のガイドレールと、一対の前記第2リンク部の上端部に回転可能に連結され、一対の前記ガイドレールに接触しながら移動する一対の摺動部材と、を有してもよい。
本発明の原稿搬送装置は、原稿を積載する供給トレイと、前記供給トレイの下方に配置された排出トレイと、前記供給トレイ上の前記原稿を1枚ずつ原稿搬送路に繰り出し、前記原稿搬送路を通過させた前記原稿を前記排出トレイに排出する搬送部と、前記供給トレイを、姿勢を維持しながら平行に昇降させる昇降部と、を備え、前記昇降部は、前記供給トレイの幅方向の両側に設けられた一対のスライダーを前記原稿の搬送方向に沿って往復移動させるスライド駆動部と、前記排出トレイの幅方向の両側と一対の前記スライダーとに斜めに架設され、上端部を前記スライダーに回転可能に連結させ、下端部を前記排出トレイに回転可能に連結させた一対の第1リンク部と、一対の前記第1リンク部に交差するように前記供給トレイと前記排出トレイとの幅方向の両側に斜めに架設され、前記第1リンク部と交差軸を介して回転可能に連結され、上端部を前記供給トレイに回転可能に連結させ、下端部を前記排出トレイに対し移動可能とした一対の第2リンク部と、を有し、前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の上端部に接近させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを上昇させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の下端部は前記第1リンク部の下端部に接近する方向に移動し、前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の上端部から離間させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを下降させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の下端部は前記第1リンク部の下端部から離間する方向に移動する。
この場合、前記スライド駆動部は、前記供給トレイと共に昇降可能に設けられた駆動モーターと、前記供給トレイにおいて幅方向に延設され、前記駆動モーターに駆動されて軸周りに正逆回転する駆動軸部と、前記供給トレイの幅方向の両側において搬送方向に延設され、外周面に螺旋状の雄ネジが形成され、前記駆動軸部から伝達される回転力を受けて軸周りに正逆回転する一対のネジ軸部と、を有し、各々の前記スライダーは、前記ネジ軸部の前記雄ネジに螺合し、前記ネジ軸部が正逆回転することで搬送方向に往復移動してもよい。
この場合、前記スライド駆動部は、前記排出トレイの幅方向の両側において搬送方向に沿って延設された一対のガイドレールと、一対の前記第2リンク部の下端部に回転可能に連結され、一対の前記ガイドレールに接触しながら移動する一対の摺動部材と、を有してもよい。
この場合、前記搬送部は、前記供給トレイ上の前記原稿を前記原稿搬送路に送り出すピックアップローラーを有し、前記昇降部は、前記供給トレイまたは前記供給トレイ上の前記原稿が前記ピックアップローラーに接触したことを前記供給トレイの上限位置として検出する上限センサーと、前記供給トレイの下部に設けられたアクチュエーターが前記排出トレイまたは前記排出トレイ上の前記原稿に接触したことを前記供給トレイの下限位置として検出する下限センサーと、を更に有し、前記上限センサーが前記上限位置を検出した場合および前記下限センサーが前記下限位置を検出した場合に、前記スライド駆動部は一対の前記スライダーを停止させてもよい。
本発明の画像読取装置は、上記のいずれかに記載の原稿搬送装置と、前記搬送部によって前記原稿搬送路を搬送される前記原稿上の画像を読み取る読取部と、を備えた。
本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載の画像読取装置を備えた。
本発明によれば、適正な原稿搬送を担保しながら原稿の積載枚数に応じて供給トレイを昇降させることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す概略図(正面図)である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御部等を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る原稿搬送装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る原稿搬送装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る原稿搬送装置の昇降部を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る原稿搬送装置の昇降部を示す平面図である。 図5のVII-VII断面図である。 本発明の第1実施形態に係る原稿搬送装置の昇降部(最下限位置)を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る原稿搬送装置の昇降部(最上限位置)を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る原稿搬送装置の昇降部(下限位置)を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る原稿搬送装置の昇降部を示す正面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示すL、R、U、Dは、左、右、上、下を示しており、図面の手前側を正面としている。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態]
図1を参照して、第1実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は画像形成装置1の内部構造を示す概略図(正面図)である。図2は画像形成装置1の制御部14等を示すブロック図である。
[画像形成装置の概要]
図1に示すように、画像形成装置1は、用紙S上に電子写真方式で画像を形成する作像装置1Aと、原稿Mの画像を光学的に読み取りデジタルデータに変換する画像読取装置1Bと、作像装置1Aや画像読取装置1Bを適宜制御する制御部14と、を備えている。
[作像装置]
作像装置1Aの装置本体2の下側には、用紙S(紙製、樹脂フィルム等)の束を収容する給紙カセット3が着脱可能に装着されている。装置本体2の上面には、画像形成された用紙Sを受ける排紙トレイ4が設けられている。
作像装置1Aは、給紙部5と、作像部6と、定着部7と、を装置本体2の内部に備えている。給紙部5は、給紙カセット3から排紙トレイ4まで延びる搬送路8の上流側に設けられている。定着部7は搬送路8の下流側に設けられ、作像部6は搬送路8において給紙部5と定着部7との間に設けられている。
作像部6は、中間転写ベルト10と、4つの画像形成ユニット11と、4つのトナーコンテナ12と、露光ユニット13と、を含んでいる。4つの画像形成ユニット11は中間転写ベルト10の下方に設けられ、露光ユニット13は4つの画像形成ユニット11の下方に設けられている。4つのトナーコンテナ12は、中間転写ベルト10の上方に設けられ、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)の補給用のトナー(現像剤)を収容している。なお、4つの画像形成ユニット11は同様の構成であるため、以下、1つの画像形成ユニット11について説明する。
画像形成ユニット11は、感光体ドラム20と、帯電装置21と、現像装置22と、一次転写ローラー23と、クリーニング装置24と、除電装置25と、を含んでいる。感光体ドラム20は中間転写ベルト10に接触し、帯電装置21、現像装置22、一次転写ローラー23、クリーニング装置24および除電装置25は感光体ドラム20の周囲に画像形成プロセス順に配置されている。一次転写ローラー23は、中間転写ベルト10を挟んで感光体ドラム20に対向している。中間転写ベルト10の右側には、二次転写ローラー26が接触している。
図2に示すように、制御部14は、プログラムやデータ等を記憶する記憶部27と、プログラム等に従って演算処理を実行する演算処理部28と、を有している。制御部14には画像形成装置1の各種機器が電気的に接続されている。
[画像形成処理]
ここで、作像装置1Aの動作について説明する。作像装置1Aは、画像読取装置1Bで読み取った画像データや外部端末(パーソナルコンピューター等)から送信された画像データに基づいて用紙S上に画像を形成する。制御部14は入力された画像データに基づいて作像装置1Aを制御し、以下のように画像形成処理が実行される。
帯電装置21は、感光体ドラム20の表面を帯電させる。露光ユニット13は、感光体ドラム20に向けて画像データに対応した露光を行い、感光体ドラム20の表面に静電潜像を形成する。現像装置22は、トナーコンテナ12から供給されたトナーを用いて感光体ドラム20上の静電潜像をトナー像に現像する。4つの感光体ドラム20に担持された4色のトナー像は、一次転写バイアスを印加された一次転写ローラー23によって、中間転写ベルト10に順番に一次転写される。これにより、中間転写ベルト10の表面には、フルカラーのトナー像が形成される。
給紙部5は、給紙カセット3内の用紙Sを搬送路8に送り出す。二次転写ローラー26は、用紙Sに中間転写ベルト10上のトナー像を二次転写する。定着部7は、用紙Sにトナー像を熱定着させる。その後、用紙Sは、排紙トレイ4に排出される。クリーニング装置24は感光体ドラム20の表面に残留した廃トナーを除去し、除電装置25は除電光を照射して感光体ドラム20の電荷を除去する。
[画像読取装置]
次に、画像読取装置1Bについて説明する。図1に示すように、画像読取装置1Bは、読取部15と、原稿搬送装置16と、を備えている。読取部15は、後述する搬送部38によって原稿搬送路38Aを搬送される原稿M上の画像を読み取る。原稿搬送装置16は、読取部15の上側に配置され、自動的に原稿Mを一枚ずつ原稿搬送路38Aに送り込む。
<読取部>
読取部15は、コンタクトガラス30と、プラテンガラス31と、光学走査ユニット32と、反射ユニット33と、イメージセンサー34と、を有している。
コンタクトガラス30は読取部15の筐体の上面左側に設けられ、プラテンガラス31はコンタクトガラス30の右側に設けられている。光学走査ユニット32は、コンタクトガラス30上を搬送される原稿Mに向けて光を照射する。また、光学走査ユニット32は、図1の右方向に移動しながらプラテンガラス31上の原稿Mに光を照射する。
反射ユニット33は、光学走査ユニット32から照射され原稿Mで反射した光を集光レンズ34Aに向けて反射させる。光学走査ユニット32がプラテンガラス31上の原稿Mに光を照射する際、反射ユニット33は、原稿Mから集光レンズ34Aまでの光路長が一定となるように、光学走査ユニット32と同一方向に移動する。イメージセンサー34は、集光レンズ34Aと同軸上に配置され、集光レンズ34Aを介して入力された光を光電変換する。
<原稿搬送装置>
次に、図1ないし図4を参照して、原稿搬送装置16について説明する。図3は原稿搬送装置16を示す斜視図である。図4は原稿搬送装置16を示す断面図である。
図1に示すように、原稿搬送装置16は、原稿押え部35と、供給トレイ36と、排出トレイ37と、搬送部38と、を有している。なお、以下の説明で「上流」・「下流」とは、原稿Mの搬送方向の上流・下流を指す。
(原稿押え部)
原稿押え部35は、作像装置1Aの装置本体2の上面後部にヒンジ(図示せず)を介して回動可能(開閉可能)に取り付けられている。各ガラス30,31を覆った原稿押え部35の正面側が持ち上げられると、各ガラス30,31が露出する。
(供給トレイ)
図3および図4に示すように、供給トレイ36は、搬送部38から右斜め上方に向かって延びるように形成されている。供給トレイ36は、原稿押え部35から上方に離れた位置に配置されている。供給トレイ36上には、原稿M(原稿Mの束)が積載される。供給トレイ36には、積載された原稿Mの前後両端を揃え、原稿Mの幅方向の中心を供給トレイ36の幅方向の中心と合わせるための一対のカーソル36Cが設けられている。供給トレイ36には、原稿Mが置かれたか否かを検出する供給原稿検出部36Aが設けられている(図4参照)。
(排出トレイ)
排出トレイ37は、供給トレイ36の下方に配置されている。具体的には、プラテンガラス31上に配置された原稿押え部35の上面が、排出トレイ37として構成されている。排出トレイ37は、搬送部38に搬送されて排出された原稿Mを受ける。排出トレイ37には原稿Mを検出する排出原稿検出部37Aが設けられている(図4参照)。
供給原稿検出部36Aと排出原稿検出部37Aとは、例えば反射型光センサーで構成され、所定の回路(図示せず)を介して制御部14に接続されている(図2参照)。なお、供給原稿検出部36Aや排出原稿検出部37Aは、反射型光センサーに限らず、例えば、カメラやマイクロスイッチ等であってもよい。
(搬送部)
図1および図4に示すように、搬送部38は、原稿押え部35の左側に設けられている。搬送部38の内部には、供給トレイ36から排出トレイ37までを結ぶように略U字状の原稿搬送路38Aが形成されている。搬送部38は、供給トレイ36上の原稿Mを1枚ずつ原稿搬送路38Aに繰り出し、原稿搬送路38Aを通過させた原稿Mを排出トレイ37に排出する。
搬送部38の内部には、搬送機構を支持する搬送機構部40が設けられている。搬送機構部40には、ピックアップローラー41、分離ローラー42、複数の搬送ローラー対43および排出ローラー対44が軸周りに回転可能に支持されている。なお、搬送ローラー対43および排出ローラー対44では、一方のローラーが回転駆動され、他方のローラーが従動回転する。
ピックアップローラー41は原稿搬送路38Aの上流端部の上方に配置され、分離ローラー42はピックアップローラー41よりも下流側に設けられている。ピックアップローラー41および分離ローラー42は、支持フレーム41A(図4参照)に回転可能に支持されている。支持フレーム41Aは、分離ローラー42の回転軸周りに回動可能に支持されている。ピックアップローラー41は、供給トレイ36上の原稿Mに接触した後に回転駆動され、その原稿Mを原稿搬送路38Aに送り出す。分離ローラー42は、分離板42Aの上面に接し、原稿Mを分離板42A(図4参照)との間に挟みながら搬送する。ピックアップローラー41によって2枚以上の原稿Mが引き出されたとしても、最上位以外の原稿Mは分離板42Aとの摩擦力によって搬送速度が低下し、最上位の原稿Mが先行して搬送される(重送の防止)。複数の搬送ローラー対43は分離ローラー42よりも下流側に間隔をあけて設けられ、排出ローラー対44は原稿搬送路38Aの下流端部に設けられている。
[画像読取処理]
ここで、図1および図4を参照して、画像読取装置1Bの動作について説明する。なお、供給トレイ36上にセットされる原稿Mは、枚葉のシート状に形成されたものである。これに対し、プラテンガラス31上に積載される原稿Mは、シート状のものに限らず、冊子やカード等であってもよい。
まず、原稿押え部35を閉じた状態で供給トレイ36に原稿Mがセットされた場合について説明する。ユーザーが供給トレイ36に原稿M(または原稿Mの束)をセットして読取指示を入力すると、制御部14は画像読取装置1Bを制御し、以下のように画像読取処理が実行される。
ピックアップローラー41は供給トレイ36にセットされた原稿Mを原稿搬送路38Aに送り出し、分離ローラー42は原稿Mを1枚ずつ下流に送り出す。原稿Mは、各搬送ローラー対43によってコンタクトガラス30上に搬送される。光学走査ユニット32は、コンタクトガラス30上を通過する原稿Mに光を照射し、原稿Mで反射した光はイメージセンサー34に入力されて電気信号に変換される。これにより、原稿Mの画像が、画像データとして読み取られる。排出ローラー対44は、コンタクトガラス30を通過した原稿Mを排出トレイ37に送り出す。
次に、原稿押え部35を開き、プラテンガラス31上に原稿Mがセットされた場合について説明する。ユーザーから読取指示が入力されると、光学走査ユニット32は、右方向に移動しながらプラテンガラス31上の原稿Mに光を照射する。原稿Mで反射した光がイメージセンサー34に入力されて電気信号に変換されることで、原稿Mの画像が画像データとして読み取られる。
以上のように読み取られた画像データは制御部14の記憶部27に記憶され、制御部14は既に説明した画像形成処理(印刷)を実行する。なお、画像データは、印刷されずに、外部端末に保存されることもある。
[昇降部]
次に、図5ないし図7を参照して、昇降部45について説明する。図5は昇降部45を示す正面図である。図6は昇降部45を示す平面図である。図7は、図5のVII-VII断面図である。
原稿搬送装置16は、供給トレイ36を、姿勢を維持しながら平行に昇降させる昇降部45を備えている。昇降部45は、積載される原稿Mの束の厚み(高さ、枚数)に応じて供給トレイ36を昇降させる。昇降部45は、供給トレイ36を下げることで、供給トレイ36に多くの原稿Mを積載することを可能にする。一方で、昇降部45は、供給トレイ36を上げることで、排出トレイ37に多くの原稿Mを排出することを可能にすると共に、排出トレイ37に排出された原稿Mを取り出しやすくする。
図5および図6に示すように、昇降部45は、スライド駆動部50と、一対の第1リンク部61と、一対の第2リンク部62と、上限センサー63と、下限センサー64と、制御部14(図2参照)と、を有している。スライド駆動部50は、排出トレイ37の前後方向(幅方向)の両側に設けられた一対のスライダー55(詳細は後述する。)を左右方向(原稿Mの搬送方向)に沿って往復移動させる。各第1リンク部61および各第2リンク部62は、互いに交差し、供給トレイ36と排出トレイ37との間に架設されている。上限センサー63は供給トレイ36の上限位置P1を検出し、下限センサー64は供給トレイ36の下限位置P2を検出する。なお、一対の第1リンク部61は同一形状であるため、一対であることを明記した場合を除き、1つの第1リンク部61について説明する。これと同様に、一対の第2リンク部62についても、一対であることを明記した場合を除き、1つの第2リンク部62について説明する。また、制御部14は、画像形成装置1の構成部品であるが、昇降部45の構成部品でもある。
<スライド駆動部>
スライド駆動部50は、駆動モーター52と、駆動軸部53と、一対のネジ軸部54と、一対のスライダー55と、一対のガイドレール56と、一対の摺動部材57と、を有している。なお、一対のネジ軸部54は同一形状であるため、一対であることを明記した場合を除き、1つのネジ軸部54について説明する。これと同様に、一対のスライダー55、一対のガイドレール56および一対の摺動部材57についても、一対であることを明記した場合を除き、1つの部材について説明する。
(駆動モーター)
駆動モーター52は、例えば、直流モーターやステッピングモーター等、出力軸(図示せず)を正逆回転させる電動モーターである。駆動モーター52は、例えば、出力軸を前方に向けた姿勢で搬送部38の右下部に固定されている。駆動モーター52の出力軸には、ピニオンギヤ52Aが固定されている。
(駆動軸部)
駆動軸部53は、搬送部38の右下部(排出トレイ37の近傍)において前後方向に延設されている。駆動軸部53は、前後方向に伸長した丸棒状に形成され、搬送部38(フレーム(図示せず))に軸周りに回転可能に支持されている。駆動軸部53の後端部には伝達ギヤ53A(図6参照)が固定され、ピニオンギヤ52Aに噛み合っている。駆動軸部53は、駆動モーター52に駆動されて軸周りに正逆回転する。駆動軸部53の後部(伝達ギヤ53Aよりも前方)および駆動軸部53の前端部には、それぞれ、第1ベベルギヤ53Bが固定されている。前後一対の第1ベベルギヤ53Bは、同一の向きで(歯を前方に向けて)駆動軸部53に固定されている。
(ネジ軸部)
一対のネジ軸部54は、排出トレイ37の前後方向の両側において左右方向に延設されている。ネジ軸部54は、左右方向に伸長した丸棒状に形成され、排出トレイ37に軸周りに回転可能に支持されている。ネジ軸部54は、排出トレイ37上に積載される原稿Mに干渉しないように、排出トレイ37の前後両側に形成された軸溝54C(図3参照(図3では前側を示す。))に配置されている。ネジ軸部54の左端部は、搬送部38の内部に進入している。ネジ軸部54の左端部には第2ベベルギヤ54Bが固定され、駆動軸部53の第1ベベルギヤ53Bに噛み合っている。ネジ軸部54は、駆動軸部53から伝達される回転力を受けて軸周りに正逆回転する。一対のネジ軸部54は、同一方向に回転する。ネジ軸部54の略右側半分には、外周面に螺旋状の雄ネジ54Aが形成されている。
(スライダー)
スライダー55は、ネジ軸部54を貫通させる貫通穴55A(図5参照)を有する略円筒状に形成されている。貫通穴55Aの内周面には、ネジ軸部54の雄ネジ54Aと噛み合う雌ネジ(図示せず)が形成されている。つまり、ネジ軸部54とスライダー55とは、ボルト・ナットの関係となっている。スライダー55は、ネジ軸部54の雄ネジ54Aに螺合し、ネジ軸部54が正逆回転することで左右方向(搬送方向)に往復移動する。なお、スライダー55の上面には、後述する第1リンク部61が連結される第1連結片55Bが突設されている。
(ガイドレール)
一対のガイドレール56は、供給トレイ36の前後方向の両側において左右方向に延設されている(図5では前側を示す。)。ガイドレール56は、供給トレイ36排の前後両側に形成されたレール溝56A(図7も参照)に配置されている。ガイドレール56は、正面から見て、供給トレイ36の傾斜に合わせた斜辺をもつ略三角形状に形成されている(図5参照)。ガイドレール56は、三角形状の斜辺部分で供給トレイ36の下面に固定されている。ガイドレール56の下端部(摺動部)は、正面から見て略水平に形成され(図5参照)、側面から見て略半円形状に形成されている(図7参照)。
(摺動部材)
摺動部材57は、略ブロック状に形成されている。摺動部材57の上面には、ガイドレール56が遊びをもって嵌り込む摺動溝57Aが凹設されている(図7参照)。摺動溝57Aは、ガイドレール56の下端部とスライド可能に接触するように側面から見て略半円形状に形成されている(図7参照)。摺動部材57は、ガイドレール56に接触しながら左右方向に移動する。なお、摺動部材57の下面には、後述する第2リンク部62が連結される第2連結片57Bが突設されている(図7参照)。
<第1リンク部>
図5および図6に示すように、一対の第1リンク部61は、供給トレイ36の前後方向の両側と一対のスライダー55とに斜めに架設されている。第1リンク部61は、供給トレイ36から右下方に向かって伸長する細長い板状に形成されている。第1リンク部61の下端部は、第1ピン61Aを介してスライダー55(第1連結片55B)に回転可能に連結され、排出トレイ37(ネジ軸部54)に対し移動可能とされている。第1リンク部61の上端部は、第1ピン61Aを介して供給トレイ36の下面に突設された上方連結片61Bに回転可能に連結されている。
<第2リンク部>
一対の第2リンク部62は、供給トレイ36と排出トレイ37との前後方向の両側に斜めに架設されている。第2リンク部62は、第1リンク部61に交差するように、供給トレイ36から左下方に向かって伸長する細長い板状に形成されている。第2リンク部62は、第1リンク部61と交差軸65を介して回転可能に連結されている。第2リンク部62の下端部は、第2ピン62Aを介して排出トレイ37(原稿押え部35)に突設された下方連結片62Bに回転可能に連結されている。第2リンク部62の上端部は、第2ピン62Aを介して摺動部材57(第2連結片57B)に回転可能に連結され、供給トレイ36に対し移動可能とされている。
<上限センサー>
図5に示すように、上限センサー63は、例えば、発光部(図示せず)と受光部(図示せず)とを有する透過型光センサーであって、ピックアップローラー41の近傍において搬送部38に固定されている。ピックアップローラー41等を支持する支持フレーム41Aには、上限センサー63の発光部と受光部との間に進入可能な上限アクチュエーター63Aが固定されている。
供給トレイ36が昇降部45によって上昇すると、ピックアップローラー41は供給トレイ36または供給トレイ36に積載された原稿Mに接触して押し上げられる(図5の実線、後述する図9参照)。すると、支持フレーム41Aの上限アクチュエーター63Aが上限センサー63の発光部と受光部との間に進入し、発光部から出射された光を遮る。このように、上限センサー63は、供給トレイ36または供給トレイ36上の原稿Mがピックアップローラー41に接触したことを供給トレイ36の上限位置P1として検出する。なお、上限位置P1は、供給トレイ36に積載された原稿Mの枚数(高さ)によって変化する。供給トレイ36上に原稿Mが積載されておらず、ピックアップローラー41が供給トレイ36に接触した状態が、供給トレイ36が最も上昇した上限位置P1(以下、「最上限位置P10」ともいう)となる(図9参照)。
<下限センサー>
下限センサー64は、例えば、発光部(図示せず)と受光部(図示せず)とを有する透過型光センサーであって、供給トレイ36の左下部に固定されている。供給トレイ36の左下部には、下限センサー64の発光部と受光部との間に進入可能な下限アクチュエーター64Aが回転可能に設けられている。下限アクチュエーター64Aは、下限センサー64よりも左方に設けられた揺動軸64Bから右方の伸長し、揺動軸64Bを中心に揺動可能に支持されている。下限アクチュエーター64Aには、下限センサー64の発光部と受光部との間に進入可能な遮光片64Cが設けられている。
供給トレイ36が昇降部45によって下降すると、供給トレイ36の下部に設けられた下限アクチュエーター64Aが排出トレイ37または排出トレイ37に積載された原稿Mに接触し、押し上げられる(後述する図8、図10参照)。すると、遮光片64Cが下限センサー64の発光部と受光部との間に進入し、発光部から出射された光を遮る。このように、下限センサー64は、下限アクチュエーター64Aが排出トレイ37または排出トレイ37上の原稿Mに接触したことを供給トレイ36の下限位置P2として検出する。なお、下限位置P2は、排出トレイ37に積載された原稿Mの枚数(高さ)によって変化する。排出トレイ37上に原稿Mが積載されておらず、下限アクチュエーター64Aが排出トレイ37に接触した状態が、供給トレイ36が最も下降した下限位置P2(以下、「最下限位置P20」ともいう)となる(図8参照)。
駆動モーター52、上限センサー63および下限センサー64は、それぞれ、制御回路等を介して制御部14に電気的に接続されている(図2参照)。上限センサー63および下限センサー64の検出結果(出力信号)は制御部14に送られる。
[昇降部の制御]
次に、図5、図8ないし図10を参照して、昇降部45の制御について説明する。図8は昇降部45(最下限位置P20)を示す正面図である。図9は昇降部45(最上限位置P10)を示す正面図である。図10は昇降部45(下限位置P2)を示す正面図である。
まず、原稿Mを供給トレイ36に積載(セット)する前の初期状態では、排出トレイ37上には原稿Mが積載されていないものとし、供給トレイ36は最下限位置P20に配置されている(図8参照)。この際、スライダー55は最も右方(第2リンク部62の下端部から最も離れた位置)にあり、摺動部材57も最も右方(第1リンク部61の上端部から最も離れた位置)にある。そして、第1リンク部61および第2リンク部62は、最も水平に近い姿勢(最もネジ軸部54と平行に近い姿勢)であり、スライダー55と摺動部材57とを最も接近させた姿勢となっている。
<画像読取処理中の昇降部の制御>
供給原稿検出部36A(図4参照)が供給トレイ36に原稿Mが載せられたことを検出し、ユーザーが原稿Mの読取指示を入力すると、制御部14は、駆動モーター52を駆動させ、供給トレイ36を最下限位置P20から上昇させ、最上位の原稿Mをピックアップローラー41に押し当てる制御を実行する。
具体的には、駆動モーター52がピニオンギヤ52Aを正回転(正面から見て時計回りに回転)させると、駆動軸部53(伝達ギヤ53Aおよび第1ベベルギヤ53B)は逆回転(正面から見て反時計回りに回転)し、一対のネジ軸部54(第2ベベルギヤ54B)は正回転(左側面から見て時計回りに回転)する(図5の実線矢印参照)。ネジ軸部54が正回転すると、ネジ軸部54の雄ネジ54Aがスライダー55の雌ネジに相対的に捩じ込まれて行くため、スライダー55は左方に移動する(図5の実線矢印参照)。
スライダー55が左方に移動すると、第1リンク部61および第2リンク部62は、起立するように交差軸65を中心として互いに逆方向に回動する。詳細には、第1リンク部61は、正面から見て交差軸65を中心に時計回りに回動しながら上下一対の第1ピン61Aを支点に回動し、ネジ軸部54と成す角度を増加させて行く。第2リンク部62は、第1リンク部61の回動に連動し、正面から見て交差軸65を中心に反時計回りに回動しながら上下一対の第2ピン62Aを支点に回動し、ネジ軸部54と成す角度を増加させて行く。この際、第2リンク部62の上端部に連結された摺動部材57は、ガイドレール56に接触しながら左方に移動する(図5の実線矢印参照)。このように、第1リンク部61および第2リンク部62が交差軸65まわりに回動することで、スライダー55と摺動部材57とが上下方向に離間し、供給トレイ36は姿勢を維持したまま上方に平行移動する。
以上のように、スライド駆動部50がスライダー55を第2リンク部62の下端部に接近させる方向に移動させると、第1リンク部61および第2リンク部62は供給トレイ36を上昇させるように交差軸65まわりに回動し、第2リンク部62の上端部は第1リンク部61の上端部に接近する方向に移動する。なお、供給トレイ36が最下限位置P20(図8参照)から上昇すると、下限アクチュエーター64Aは自重で揺動軸64Bを中心に下方に回動し、遮光片64Cが下限センサー64から離れる(図5参照)。これにより、下限センサー64が下限位置P2を検出しなくなる。
供給トレイ36の上昇が進み、最上位の原稿Mがピックアップローラー41に接触すると、上限センサー63が上限位置P1を検出する(図5参照)。制御部14は、上限センサー63の検出結果(上限位置P1の検出)に基づいて駆動モーター52を停止させる制御を実行する。その後、既に説明した画像読取処理が実行される。
なお、上限センサー63の出力信号は、供給トレイ36上の原稿Mが送り出されている間、制御部14によって監視されている。したがって、原稿Mの送り出しが進んで、ピックアップローラー41が最上位の原稿Mに接触しなくなると、上限センサー63は上限位置P1を検出しなくなる。すると、制御部14は、上限センサー63が上限位置P1を検出するまで(ピックアップローラー41が最上位の原稿Mに接触するまで)駆動モーター52を駆動させる(スライダー55を左方に移動させる)制御を実行する。つまり、制御部14は、供給トレイ36を上昇させる制御を行う。制御部14は、供給トレイ36に積載した全ての原稿Mが送り出されるまで(供給原稿検出部36Aが原稿Mを検出しなくなるまで)、供給トレイ36を徐々に上昇させる制御を行う。
供給トレイ36上の全ての原稿Mが送り出されると、画像読取処理が終了する(図9参照)。画像読取処理の終了時には、供給トレイ36は最上限位置P10に配置されている(図9参照)。
<画像読取処理終了後の昇降部の制御>
画像読取処理が終了した後、制御部14は、制御部14は、駆動モーター52を駆動させ、供給トレイ36を最上限位置P10から下降させ、下限アクチュエーター64Aを排出トレイ37上の最上位の原稿Mに押し当てる制御を実行する。つまり、制御部14は、上記した画像読取処理中の昇降部45の制御とは逆の制御を行う。
具体的には、駆動モーター52がピニオンギヤ52Aを逆回転させると、駆動軸部53は正回転し、一対のネジ軸部54は逆回転する(図10参照)。ネジ軸部54が逆回転すると、ネジ軸部54の雄ネジ54Aとスライダー55の雌ネジとのネジ作用によって、スライダー55は右方に移動する(図10参照)。
スライダー55が右方に移動すると、第1リンク部61および第2リンク部62は、横になるように交差軸65を中心として互いに逆方向に回動する。詳細には、第1リンク部61は、正面から見て交差軸65を中心に反時計回りに回動しながら上下一対の第1ピン61Aを支点に回動し、ネジ軸部54と成す角度を減少させて行く。第2リンク部62は、第1リンク部61の回動に連動し、正面から見て交差軸65を中心に時計回りに回動しながら上下一対の第2ピン62Aを支点に回動し、ネジ軸部54と成す角度を減少させて行く。この際、摺動部材57は、ガイドレール56に接触しながら右方に移動する(図10参照)。このように、第1リンク部61および第2リンク部62が交差軸65まわりに回動することで、スライダー55と摺動部材57とが上下方向に接近し、供給トレイ36は姿勢を維持したまま下方に平行移動する。
以上のように、スライド駆動部50がスライダー55を第2リンク部62の下端部から離間させる方向に移動させると、第1リンク部61および第2リンク部62は供給トレイ36を下降させるように交差軸65まわりに回動し、第2リンク部62の上端部は第1リンク部61の上端部から離間する方向に移動する。なお、供給トレイ36が最上限位置P10(図9参照)から下降すると、ピックアップローラー41(上限アクチュエーター63A)は自重で下方に回動して上限センサー63から離れる(図10参照)。これにより、上限センサー63が上限位置P1を検出しなくなる。
供給トレイ36の下降が進み、排出トレイ37上の最上位の原稿Mが下限アクチュエーター64Aに接触して押し上げると、下限センサー64が下限位置P2を検出する(図10参照)。制御部14は、下限センサー64の検出結果(下限位置P2の検出)に基づいて駆動モーター52を停止させる制御を実行する。
排出トレイ37上の原稿Mが全て取り出された(排出原稿検出部37A(図4参照)が原稿Mを検出しなくなった)場合、下限センサー64が最下限位置P20を検出するまで(下限アクチュエーター64Aが排出トレイ37に接触するまで)駆動モーター52を駆動(スライダー55を左方に移動させる)させる制御を実行する。つまり、供給トレイ36が最下限位置P20に配置される(図8参照)。
以上説明した第1実施形態に係る原稿搬送装置16では、昇降部45が、交差した2つのリンク部61,62を含み、供給トレイ36を上下方向に平行移動させていた。この構成によれば、供給トレイ36を下降させることで、大量の原稿Mを積載することが可能になる。また、供給トレイ36は平行に昇降するため、ピックアップローラー41に対する原稿Mの接触角度が一定となり、搬送部38による適正な搬送を担保することができる。つまり、適正な原稿Mの搬送を担保しながら原稿Mの積載枚数に応じて供給トレイ36を昇降させることができる。また、前後両側に設けられた2組のリンク部61,62によって、供給トレイ36の昇降動作を安定させることができる。
また、第1実施形態に係る原稿搬送装置16では、1つの駆動モーター52が1つの駆動軸部53を回転させ、1つの駆動軸部53が一対のスライダー55が螺合した一対のネジ軸部54を回転させていた。この構成によれば、1つの駆動モーター52によって一対のスライダー55の往復移動を同期させることができ、安定した供給トレイ36の昇降動作を担保することができる。
また、第1実施形態に係る原稿搬送装置16では、第2リンク部62の上端部に設けられた摺動部材57が、供給トレイ36に設けられたガイドレール56に沿って往復移動する構成とした。この構成によれば、2つのリンク部61,62の交差軸65周りの回転を円滑に行うことができ、供給トレイ36の昇降を安定させることができる。
また、第1実施形態に係る原稿搬送装置16では、上限センサー63が上限位置P1を検出した場合および下限センサー64が下限位置P2を検出した場合に、スライド駆動部50(制御部14)が一対のスライダー55を停止させる構成とした。この構成によれば、供給トレイ36の上げ過ぎが防止されるため、搬送部38(ピックアップローラー41)による適正な搬送を担保することができ、供給トレイ36の下げ過ぎが防止されるため、排出トレイ37上の原稿Mの取り出しを阻害しない。
なお、第1実施形態に係る原稿搬送装置16では、駆動軸部53が、搬送部38に設けられていたが、これに限らず、排出トレイ37または供給トレイ36において前後方向に延設されてもよい(図示せず)。この場合、駆動軸部53は、積載される原稿Mに干渉しないように、排出トレイ37または供給トレイ36の原稿Mの載置面よりも下側に埋め込まれるとよい(図示せず)。
[第2実施形態]
次に、図11を参照して、第2実施形態に係る原稿搬送装置17について説明する。図11は原稿搬送装置17の昇降部46を示す正面図である。なお、以下、第1実施形態に係る原稿搬送装置16と同一の構成(または対応する構成)には同一の符号を付し、原稿搬送装置16と同一または対応する説明は省略する。
第1実施形態に係る原稿搬送装置16の昇降部45では、一対のネジ軸部54および一対のスライダー55が排出トレイ37の前後方向の両側に設けられ、一対のガイドレール56および一対の摺動部材57が供給トレイ36の前後方向の両側に設けられていたが、第2実施形態に係る原稿搬送装置17の昇降部46では、これらの位置関係が逆になっている。
スライド駆動部51は、供給トレイ36の前後方向の両側に設けられた一対のスライダー55を左右方向に沿って往復移動させる。スライド駆動部51は、第1実施形態のスライド駆動部50と同様に、駆動モーター52、駆動軸部53、一対のネジ軸部54、一対のスライダー55、一対のガイドレール56および一対の摺動部材57を有している。
駆動モーター52は、供給トレイ36の先端部に固定され、供給トレイ36と共に昇降可能に設けられている。駆動軸部53は供給トレイ36において前後方向に延設され、一対のネジ軸部54は供給トレイ36の前後方向の両側において左右方向に延設されている。一対のガイドレール56は、排出トレイ37の前後方向の両側において左右方向に延設されている。なお、駆動モーター52、駆動軸部53およびネジ軸部54(スライダー55)は供給トレイ36と共に昇降する。
一対の第1リンク部61は、排出トレイ37の前後方向の両側と一対のスライダー55とに斜めに架設されている。第1リンク部61の上端部は、第1ピン61Aを介してスライダー55(第1連結片55B)に回転可能に連結され、第1リンク部61の下端部は、第1ピン61Aを介して排出トレイ37(下方連結片62B)に回転可能に連結されている。一対の第2リンク部62は、一対の第1リンク部61に交差するように供給トレイ36と排出トレイ37との前後方向の両側に斜めに架設されている。第2リンク部62の上端部は、第2ピン62Aを介して供給トレイ36(上方連結片61B)に回転可能に連結されて、第2リンク部62の下端部は、第2ピン62Aを介して摺動部材57(第2連結片57B)に回転可能に連結され、排出トレイ37に対し移動可能とされている。つまり、第2実施形態の昇降部46では、第1実施形態の昇降部45と比べて、第1リンク部61と第2リンク部62との位置が入れ替わっている。
画像読取処理中の昇降部46の制御(供給トレイ36を上昇させる制御)では、スライド駆動部51がスライダー55を第2リンク部62の上端部に接近させる方向(左方)に移動させると、第1リンク部61および第2リンク部62は供給トレイ36を上昇させるように交差軸65まわりに回動し、第2リンク部62の下端部は第1リンク部61の下端部に接近する方向(左方)に移動する。
一方、画像読取処理終了後の昇降部46の制御(供給トレイ36を下降させる制御)では、スライド駆動部51がスライダー55を第2リンク部62の上端部から離間させる方向(右方)に移動させると、第1リンク部61および第2リンク部62は供給トレイ36を下降させるように交差軸65まわりに回動し、第2リンク部62の下端部は第1リンク部61の下端部から離間する方向(右方)に移動する。
以上説明した第2実施形態に係る原稿搬送装置17によれば、適正な原稿Mの搬送を担保しながら原稿Mの積載枚数に応じて供給トレイ36を昇降させることができる等、第1実施形態に係る原稿搬送装置16と同様の効果を得ることができる。
なお、第1および第2実施形態に係る原稿搬送装置16,17では、第2リンク部62に摺動部材57が連結されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、摺動部材57が省略され、第2リンク部62の上端部または下端部がガイドレール56に接触しながら移動してもよい(図示せず)。また、摺動部材57およびガイドレール56が省略され、第2リンク部62の上端部または下端部が供給トレイ36の下面または排出トレイ37の上面に接触しながら移動してもよい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る原稿搬送装置16,17では、一対のスライダー55が駆動軸部53を介して1つの駆動モーター52に回転駆動されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動軸部53が省略され、2つの駆動モーター52が一対のスライダー55を回転駆動してもよい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る原稿搬送装置16,17では、雌ネジを有するスライダー55がネジ軸部54の雄ネジ54Aに螺合し、ネジ軸部54を軸まわりに回転させることで左右方向に移動する構成であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動モーター52および駆動軸部53が省略され、スライド駆動部50,51がリニアモーターを含んでいてもよい(図示せず)。リニアモーターは、ネジ軸部54に代えて設けられたステーター(固定磁石)と、ステーターに沿って往復移動する可動磁石としてのスライダー55と、を有しているとよい。また、他にも、駆動モーター52、駆動軸部53およびネジ軸部54が省略され、スライド駆動部50,51がピストン・シリンダー機構であってもよい(図示せず)。この場合、スライダー55は、シリンダーに対して進退移動するピストンの先端部に固定されるとよい。さらに、他にも、駆動軸部53およびネジ軸部54が省略され、スライド駆動部50,51が複数のプーリーに架け渡されたワイヤーを含む機構であってもよい(図示せず)。この場合、駆動モーター52は1つのプーリーを回転させ、スライダー55はワイヤーに固定されるとよい。
また、第1および第2実施形態に係る原稿搬送装置16,17では、上限センサー63および下限センサー64が、透過型光センサーであったが、これに限らず、例えば、反射型光センサー、レーザー距離計または超音波距離計等であってもよい(図示せず)。また、上限センサー63および下限センサー64は、原稿Mに接触した上限アクチュエーター63Aや下限アクチュエーター64A(遮光片64C)を検出していたが、これに限らず、レーザー距離計等を採用する場合には原稿Mの有無を直接検出してもよい。
また、第1および第2実施形態に係る原稿搬送装置16,17では、昇降部45,46が画像形成装置1に備えられた制御部14によって制御されていたが、制御部14とは別に、昇降部45,46を制御するための専用の制御部を設けてもよい(図示せず)。
また、本実施形態の説明では、一例として、本発明を画像形成装置1(複合機)に適用した場合を示したが、これに限らず、例えば、複写機またはファクシミリ若しくは画像読取専用機等に本発明を適用してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施態様に限定されるものではない。本発明は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、特許請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1 画像形成装置
1B 画像読取装置
15 読取部
16,17 原稿搬送装置
36 供給トレイ
37 排出トレイ
38 搬送部
38A 原稿搬送路
45,46 昇降部
55 スライダー
50,51 スライド駆動部
61 第1リンク部
62 第2リンク部
52 駆動モーター
53 駆動軸部
54 ネジ軸部
54A 雄ネジ
56 ガイドレール
57 摺動部材
63 上限センサー
64 下限センサー
64A 下限アクチュエーター
M 原稿

Claims (9)

  1. 原稿を積載する供給トレイと、
    前記供給トレイの下方に配置された排出トレイと、
    前記供給トレイ上の前記原稿を1枚ずつ原稿搬送路に繰り出し、前記原稿搬送路を通過させた前記原稿を前記排出トレイに排出する搬送部と、
    前記供給トレイを、姿勢を維持しながら平行に昇降させる昇降部と、を備え、
    前記昇降部は、
    前記排出トレイの幅方向の両側に設けられた一対のスライダーを前記原稿の搬送方向に沿って往復移動させるスライド駆動部と、
    前記供給トレイの幅方向の両側と一対の前記スライダーとに斜めに架設され、下端部を前記スライダーに回転可能に連結させ、上端部を前記供給トレイに回転可能に連結させた一対の第1リンク部と、
    一対の前記第1リンク部に交差するように前記供給トレイと前記排出トレイとの幅方向の両側に斜めに架設され、前記第1リンク部と交差軸を介して回転可能に連結され、下端部を前記排出トレイに回転可能に連結させ、上端部を前記供給トレイに対し移動可能とした一対の第2リンク部と、を有し、
    前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の下端部に接近させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを上昇させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の上端部は前記第1リンク部の上端部に接近する方向に移動し、
    前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の下端部から離間させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを下降させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の上端部は前記第1リンク部の上端部から離間する方向に移動することを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記スライド駆動部は、
    駆動モーターと、
    前記排出トレイまたは前記搬送部において幅方向に延設され、前記駆動モーターに駆動されて軸周りに正逆回転する駆動軸部と、
    前記排出トレイの幅方向の両側において搬送方向に延設され、外周面に螺旋状の雄ネジが形成され、前記駆動軸部から伝達される回転力を受けて軸周りに正逆回転する一対のネジ軸部と、を有し、
    各々の前記スライダーは、前記ネジ軸部の前記雄ネジに螺合し、前記ネジ軸部が正逆回転することで搬送方向に往復移動することを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記スライド駆動部は、
    前記供給トレイの幅方向の両側において搬送方向に沿って延設された一対のガイドレールと、
    一対の前記第2リンク部の上端部に回転可能に連結され、一対の前記ガイドレールに接触しながら移動する一対の摺動部材と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の原稿搬送装置。
  4. 原稿を積載する供給トレイと、
    前記供給トレイの下方に配置された排出トレイと、
    前記供給トレイ上の前記原稿を1枚ずつ原稿搬送路に繰り出し、前記原稿搬送路を通過させた前記原稿を前記排出トレイに排出する搬送部と、
    前記供給トレイを、姿勢を維持しながら平行に昇降させる昇降部と、を備え、
    前記昇降部は、
    前記供給トレイの幅方向の両側に設けられた一対のスライダーを前記原稿の搬送方向に沿って往復移動させるスライド駆動部と、
    前記排出トレイの幅方向の両側と一対の前記スライダーとに斜めに架設され、上端部を前記スライダーに回転可能に連結させ、下端部を前記排出トレイに回転可能に連結させた一対の第1リンク部と、
    一対の前記第1リンク部に交差するように前記供給トレイと前記排出トレイとの幅方向の両側に斜めに架設され、前記第1リンク部と交差軸を介して回転可能に連結され、上端部を前記供給トレイに回転可能に連結させ、下端部を前記排出トレイに対し移動可能とした一対の第2リンク部と、を有し、
    前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の上端部に接近させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを上昇させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の下端部は前記第1リンク部の下端部に接近する方向に移動し、
    前記スライド駆動部が各々の前記スライダーを前記第2リンク部の上端部から離間させる方向に移動させると、各々の前記第1リンク部および各々の前記第2リンク部は前記供給トレイを下降させるように前記交差軸まわりに回動し、各々の前記第2リンク部の下端部は前記第1リンク部の下端部から離間する方向に移動することを特徴とする原稿搬送装置。
  5. 前記スライド駆動部は、
    前記供給トレイと共に昇降可能に設けられた駆動モーターと、
    前記供給トレイにおいて幅方向に延設され、前記駆動モーターに駆動されて軸周りに正逆回転する駆動軸部と、
    前記供給トレイの幅方向の両側において搬送方向に延設され、外周面に螺旋状の雄ネジが形成され、前記駆動軸部から伝達される回転力を受けて軸周りに正逆回転する一対のネジ軸部と、を有し、
    各々の前記スライダーは、前記ネジ軸部の前記雄ネジに螺合し、前記ネジ軸部が正逆回転することで搬送方向に往復移動することを特徴とする請求項4に記載の原稿搬送装置。
  6. 前記スライド駆動部は、
    前記排出トレイの幅方向の両側において搬送方向に沿って延設された一対のガイドレールと、
    一対の前記第2リンク部の下端部に回転可能に連結され、一対の前記ガイドレールに接触しながら移動する一対の摺動部材と、を有することを特徴とする請求項4または5に記載の原稿搬送装置。
  7. 前記搬送部は、前記供給トレイ上の前記原稿を前記原稿搬送路に送り出すピックアップローラーを有し、
    前記昇降部は、
    前記供給トレイまたは前記供給トレイ上の前記原稿が前記ピックアップローラーに接触したことを前記供給トレイの上限位置として検出する上限センサーと、
    前記供給トレイの下部に設けられたアクチュエーターが前記排出トレイまたは前記排出トレイ上の前記原稿に接触したことを前記供給トレイの下限位置として検出する下限センサーと、を更に有し、
    前記上限センサーが前記上限位置を検出した場合および前記下限センサーが前記下限位置を検出した場合に、前記スライド駆動部は一対の前記スライダーを停止させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の原稿搬送装置と、
    前記搬送部によって前記原稿搬送路を搬送される前記原稿上の画像を読み取る読取部と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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