JP2023078759A - 異物検査方法及び異物検査装置 - Google Patents

異物検査方法及び異物検査装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023078759000001
【課題】ラベルが貼り付けられた容器であっても、収容された液体中の異物混入の有無を簡便に検査することができる異物検査方法、及び異物検査装置を提供すること。
【解決手段】容器100に収容された液体中の異物混入の有無を検査する異物検査方法において、振とう機4によって把持手段6で把持した容器100に振動を与え、容器100内の液体を円軌道運動させた状態で、照明3により容器100の下面から光を当てつつ前記液体を撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する。
【選択図】図3

Description

本発明は、異物検査方法及び異物検査装置に関する。
バイアル、アンプル等の容器に収容した収容物への異物の混入を検査する方法が知られている。例えば、粉末が充填された透明容器に縦方向の往復運動と横方向の往復運動を合成した振動を与え、異物を粉末と共に循環流動させながら撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する異物検査方法が提案されている(特許文献1)。また、粉末等の充填物を充填した透明容器を公転移動及び/又は往復運動させると共に振動させ、充填物を循環流動させながら撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する異物検査方法が提案されている(特許文献2)。
特許第5307459号公報 特開2020-85604号公報
特許文献1、2のような従来の異物検査方法では、一般にラベル貼り付け前の容器に対し、その背面側から照明を当てつつ撮像が行われる。しかし、容器にラベルが貼られていると照明が遮られることによって画像が暗くなり、異物混入の判別が困難になる。また、異物混入の検査はラベル貼り付け前に限定されるため、生産ラインの柔軟性が低い。
また、容器に液体が収容される場合、沈殿している異物を浮上させようとすると気泡が発生しやすく、異物混入の判別の妨げになる問題がある。
本発明は、ラベルが貼り付けられた容器であっても、収容された液体中の異物混入の有無を簡便に検査することができる異物検査方法、及び異物検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査する異物検査方法であって、前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させた状態で、前記容器の下面から照明を当てつつ前記液体を撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する、異物検査方法。
[2]側面にラベルが貼り付けられている容器を検査対象とする、[1]に記載の異物検査方法。
[3]撹拌時間10秒未満、撹拌回転数1000rpm未満の条件で前記液体を円軌道運動させる、[1]又は[2]に記載の異物検査方法。
[4]上下方向に往復運動する機構により前記容器に振動を与える、[1]~[3]のいずれかに記載の異物検査方法。
[5]容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査するための異物検査装置であって、前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させる振動撹拌手段と、前記容器をその下面から照らす照明と、前記容器内の液体を撮像する撮像機と、を備える、異物検査装置。
[6]前記容器を把持して固定する把持手段をさらに備える、[5]に記載の異物検査装置。
[7]前記照明と前記振動撹拌手段がそれぞれ独立して設置されている、[5]又は[6]に記載の異物検査装置。
本発明によれば、ラベルが貼り付けられた容器であっても、収容された液体中の異物混入の有無を簡便に検査することができる異物検査方法、及び異物検査装置が提供される。
実施形態の異物検査装置の概略構成を示した斜視図である。 図1の異物検査装置の側面図である。 図1の異物検査装置を撮像機の反対側から見た図である。 把持手段の固定台の一例を示した斜視図である。 把持手段の天板、第1把持部及び第2把持部の一例を示した斜視図である。 例1の異物検査で撮像された静止画である。 例2の異物検査で撮像された静止画である。 例3の異物検査で撮像された静止画である。 例4の異物検査で撮像された静止画である。
[異物検査装置]
本発明の異物検査装置は、容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査するための装置であって、本発明の異物検査方法に好適に使用できる。
以下、本発明の異物検査装置の実施形態の一例について説明する。
なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
図1及び図2に示すように、異物検査装置1は、基台2と、照明3と、振とう機4と、撮像機5と、把持手段6と、を備えている。照明3、振とう機4、撮像機5及び把持手段6は基台2に設置されている。
異物検査装置1においては、基台2上に振とう機4が設置され、振とう機4の上部に把持手段6が設置されている。
図3に示すように、この例の把持手段6は、振とう機4の上部に固定された固定台60と、固定台60上に設けられた第1把持部61及び第2把持部62と、を備えている。
固定台60は、平面視形状が長方形の天板63と、天板63を支持する枠体64とを備えている。
図4に示すように、枠体64は、2つの矩形枠64aと、それらの矩形枠64aの上部の角部同士を架橋する架橋部64bと、を備えている。矩形枠64aの上部の中央部分には、プランジャー受部64cが設けられている。枠体64は、振とう機4の上部に固定されている。
図5に示すように、天板63における長さ方向の両端部には、枠体64のプランジャー受部64cに対応するようにプランジャー挿入部63aが設けられている。天板63のプランジャー挿入部63aと枠体64のプランジャー受部64cの位置を合わせてプランジャーを挿し込むことにより、枠体64上に天板63が固定される。
固定台60の材質としては、特に限定されず、例えば、SUS304を例示できる。固定台60の材質は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
天板63の中央部には、開口65が形成されている。開口65の形状は、特に限定されず、円形、楕円形、矩形、五角形以上の多角形等を例示できる。容器100を下面から照らしやすい点から、開口65の形状は容器100の下面の形状と同じであることが好ましく、円形がより好ましい。
開口65の直径は、容器100の下面の直径に応じて適宜設定でき、例えば、容器100の下面の直径に対する開口65の直径の比を10mm~50mmとすることができる。開口65の直径は、例えば40mmとすることができる。なお、開口65の形状が円形でない場合、開口65の直径とは、開口65に対する外接円の直径を意味するものとする。
第1把持部61及び第2把持部62は、天板63上に、開口65を挟んで向かい合うように設けられている。
この例の第1把持部61は、2つの柱部61aと、2つの傾斜部61bと、連結部61cと、2つの固定部61dと、を備えている。2つの柱部61aは、開口65における天板63の長さ方向の一方の側の傍に、天板63の幅方向に並んで、上下方向に平行して延びている。天板63の幅方向において、2つの柱部61aの中間点は、開口65の中心と一致する。2つの傾斜部61bは、2つの柱部61aのそれぞれの上部から延び、第2把持部62から遠ざかるにつれて高くなるように傾斜している。連結部61cは、2つの傾斜部61bの上部同士を連結している。2つの固定部61dは、2つの柱部61aのそれぞれの下部から開口65とは反対方向に延び、天板63に対して長さ方向に位置調整が可能となるように接続されている。
第1把持部61は、好ましくはSUS製ワイヤーからなるが、限定はされない。
第2把持部62は、第1把持部61の態様と同じであり、天板63の長さ方向において開口65を挟んで対称となるように設けられている。
把持手段6は、第1把持部61と第2把持部62の間に、下面が下向きとなるように容器100を挟み込むことで、容器100を把持して固定することができる。把持手段6の第1把持部61と第2把持部62によって把持された状態の容器100は、その下面が開口65に面している。
振とう機4は、容器100に振動を与え、かつ容器100内の液体を円軌道運動させるものである。この例では、振とう機4が把持手段6に振動を与えることにより、把持手段6を介して容器100に振動を与えることができる。また、振とう機4が把持手段6を円軌道運動させることにより、容器100内の液体を円軌道運動させることができる。
振とう機4としては、上下方向に往復運動する機構と、上方から見て円運動する機構とを有するものが好ましいが、限定はされない。振とう機4が有する上下方向に往復運動する機構と、上方から見て円運動する機構は、特に限定されず、公知の機構を採用することができる。
なお、本発明において、容器に振動を与え、容器内の液体を円軌道運動させる振動撹拌手段は、振とう機には限定されない。例えば、振動撹拌手段として、容器を把持した状態で、上下方向に振動する動きと円軌道運動を行えるロボットアームを採用してもよい。
照明3は、照明固定治具30によって、固定台60の天板63と振とう機4との間に設置されている。照明固定治具30は、固定台60における枠体64の2つの矩形枠64aの開口部を通過するように設けられた長方形の固定板31と、固定板31の長さ方向の両端部を支持する2つの支持部32と、を備えている。照明固定治具30は、固定板31の幅方向が水平となるように支持部32を介して基台2に固定されている。そして、固定板31上における天板63の開口65と対応する位置に照明3が固定されている。これにより、照明3により、開口65を通して、把持手段6で把持した容器100を下面から照らすことが可能になっている。
照明3が固定されている照明固定治具30は、振とう機4、及び振とう機4に固定された把持手段6には固定されていない。このように、異物検査装置1においては、照明3と振とう機4がそれぞれ独立して基台2に設置されていることが好ましい。照明は一般に振動に対する耐性が低いが、照明3を振とう機4とは独立して設置することで、検査時に照明3が振動せず、照明3に不具合が生じにくくなる。
照明固定治具30の材質としては、特に限定されず、例えば、SUS304を例示できる。照明固定治具30の材質は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
照明3としては、特に限定されず、容器の種類に応じて、公知の異物検査装置に用いられている照明を制限なく使用することができる。例えば容器100が茶褐色の瓶の場合、照明3としては赤色LEDを用いることが好ましいが、限定はされない。
図1に示すように、一例では、撮像機5は、基台2上の照明3、振とう機4及び把持手段6における天板63の幅方向の一方の側に配置されている。
撮像機5は、容器100の側面から容器100内の液体を撮像するものであって、この例では、カメラ51と、カメラ51の把持手段6側に設けられたレンズ52と、カメラ51及びレンズ52の高さが把持手段6に把持された容器100と同じ高さになるようにカメラ51及びレンズ52を支持する支持部材53と、を備えている。
カメラ51としては、特に限定されず、静止画を撮影できるものであってもよく、動画を撮影できるものであってもよく、静止画と動画の両方を撮影できるものであってもよい。カメラ51の画素数は、検査の対象とする異物の大きさに応じて適宜選択すればよく、例えば200万画素のカメラでは約30μm以上の異物を検出可能である。カメラ51の画像視野角は、容器100内の液体を確認できる範囲で適宜調節すればよい。
レンズ52としては、検査対象とする容器100、液体、異物等に応じて適宜選択することができ、限定するものではないが、例えば倍率変化が少ないレンズを採用できる。
[異物検査方法]
本発明の異物検査方法は、容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査する方法である。
以下、本発明の異物検査方法の一例として、前記した異物検査装置1を用いる方法について説明する。
好適な検査対象は、側面にラベルが貼り付けられ、内部に液体が収容された容器100である。容器100の側面側から容器100内の液体を撮像するためには、容器100は側面の少なくとも一部にラベルが貼り付けられていない領域を有する必要がある。下面を下にした状態の容器100を側面側から見たとき、容器100の側面におけるラベルが貼り付けられていない領域の横方向の長さは、10mm以上、150mm以下が好ましいが、限定はされない。
なお、本発明では、側面にラベルが貼られていない容器を検査対象としてもよい。
容器100の形態は、限定されるものではないが、典型的には有底円筒状である。容器100は、通常、上部に蓋が装着されるが、蓋を有しないものであってもよい。容器100の具体例としては、例えば、バイアル、アンプル等の試薬瓶が挙げられるが、限定はされない。
容器100の色は、無色透明、茶褐色等が挙げられるが、限定されるものではなく、容器内の液体を撮像できる透明性を有するものであればよい。容器100が蓋を備える場合、蓋は不透明であってもよい。
容器100の容量は、限定するものではないが、例えば10g以上の容量のバイアルを例示できる。
収容される液体としては、限定するものではないが、例えばクロロホルム等の試薬であり得る。
検査対象となる異物は、繊維、黒炭、段ボール片等であり得るが、限定はされない。
異物検査装置1を用いる方法では、まず把持手段6の第1把持部61と第2把持部62の間に、容器100をその下面を下向きにして設置し、第1把持部61と第2把持部62の位置を調整して容器100を把持させて固定する。このとき、把持された状態の容器100の下面が開口65に面するように位置を調整する。
振とう機4を駆動し、固定台60、第1把持部61及び第2把持部62を介して容器100に上下方向の振動を与えつつ、さらに容器100内の液体を円軌道運動させる。
容器100に円軌道運動と小刻みな上下振動の両方を加えることで、容器100の中心近傍で異物を浮上させることができるため、異物の有無を判別することが容易になる。一方、異物が液体の円軌道運動に伴って容器100の内壁面近傍を周回した場合には、撮像によって得られた画像において異物を認識しにくくなる。
また、円軌道運動と振動とを組み合わせることにより、液体の撹拌状態を制御することができるため、液体中の気泡の発生を抑制することができる。これにより、気泡が異物検出の妨げになることが抑制されるため、異物の有無を容易に判別することができる。
振とう機4による振動の加速度は、0.1m/s以上1.0m/s未満が好ましく、0.4~0.6m/sがより好ましい。振動の加速度が前記範囲内であれば、容器100の中心近傍で異物を浮上させやすく、異物の有無を検査することが容易になる。
容器100内の液体の円軌道運動は、容器100の容量や液体の粘性に応じて、容器100に対する撹拌時間及び撹拌回転数を調節することによって制御することができる。
撹拌時間は、10秒未満が好ましく、3秒以上10秒未満がより好ましい。
撹拌回転数は、1000rpm未満が好ましく、300rpm以上1000rpm未満が好ましく、500rpm以上1000rpm未満がより好ましい。
撹拌時間及び撹拌回転数が前記範囲内であれば、容器100の中心近傍で異物を浮上させやすく、異物の有無を検査することが容易になる。
容器100に振動及び円軌道運動を加えた後、振とう機4を停止し、容器100内の液体が円軌道運動している状態で、照明3により開口65を通して容器100を下面から照らしつつ、撮像機5によって容器100内の液体を撮像する。
撮像機5による液体の撮像は、容器100の振動によるブレを抑制するため、振とう機4を停止してから所定の時間をあけて行うことが好ましい。振とう機4の停止から撮像までの時間は、例えば0.5~1秒とすることができるが、限定はされない。
撮像機5による撮像後、得られた画像を用いて異物の有無を検査する。
画像を用いて異物混入の有無を検査する方法は、限定するものではないが、例えば差分処理を行う方法が挙げられる。差分処理では、複数枚の静止画、例えば3秒間で100枚程度の静止画を撮像し、それらの静止画間の差を分析する。容器100内で円軌道運動している液体中で浮上した異物は液体の運動に伴って移動しているため、短時間で複数枚の静止画を撮像すると、それぞれの静止画で異物の位置が異なる。一方、異物が無ければ複数枚の静止画は同じ画像になる。そのため、複数枚の静止画の差から異物の有無を判別することができる。
差分処理の条件は、液体の粘性、検査対象とする異物のサイズ等に応じて適宜設定すればよく、例えば3~5秒の間に撮像した5~15枚の静止画を用いることができるが、限定はされない。
以上説明したように、本発明では、容器に振動を与え、容器内の液体を円軌道運動させた状態で、容器の下面から照明を当てつつ液体を撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する。これにより、側面にラベルが貼り付けられた容器であっても、収容された液体中の異物混入の有無を簡便に検査することができる。また、従来の異物検査方法ではラベル貼り付け前の容器のみが検査対象であったが、本発明ではラベルを貼り付けた後の容器も検査対象になり得るため、検査工程の選択肢が広がり、生産ラインの柔軟性向上、及び生産性向上に繋がる。また、本発明は小型設備への搭載や卓上機への搭載も可能であり、さらにはロボットアーム採用による全自動型検査にも適用可能である。
なお、本発明は、前記した異物検査装置1、及び異物検査装置1を用いる方法には限定されない。
本発明では、側面にラベルが貼り付けられていない容器を検査対象としてもよい。
異物検査装置においては、容器に振動を与え、液体を円軌道運動させた状態で、容器の側面側から液体を撮像できれば、容器を把持して固定する把持手段を備えていなくてもよい。振とう機に代えてロボットアームを採用してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[例1]
図1~5に例示した異物検査装置1を用いて、容器100内の液体中の異物の有無を検査した。照明3としては、スポット照明を用いた。振とう機4としては、円軌道運動に振動を加えられる振とう機を用いた。天板63に形成した開口65の直径は40mmとした。検査対象の容器100としては、側面にラベルが貼り付けられていない10g容量のバイアルを用いた。容器100内に、液体として純水を10gと、異物として繊維状の異物を収容した。
把持手段6の第1把持部61と第2把持部62により、容器100をその下面を下向きにして把持させて固定した。振とう機4により、容器100に上下方向の振動を与えつつ、さらに容器100内の液体を円軌道運動させた。振動の加速度は0.6m/sとした。また、円軌道運動の撹拌時間は5秒、撹拌回転数500rpmとした。
振とう機4を停止し、容器100内の液体が円軌道運動している状態で、照明3により開口65を通して容器100を下面から照らしつつ、撮像機5によって容器100内の液体を撮像した。得られた画像を図6に示す。
[例2]
照明の位置を容器の撮像機とは反対側に変更し、背面側から容器を照らしながら容器内の液体を撮像する以外は、例1と同様にして異物の有無を検査した。得られた画像を図7に示す。
[例3]
照明の位置を、容器を撮像機側から見て左側に変更し、左側面側から容器を照らしながら容器内の液体を撮像する以外は、例1と同様にして異物の有無を検査した。得られた画像を図8に示す。
[例4]
照明の位置を容器の上側に変更し、上方から容器を照らしながら容器内の液体を撮像する以外は、例1と同様にして異物の有無を検査した。得られた画像を図9に示す。
図6に示すように、容器を下面側から照らしつつ容器内の液体を撮像した例1では、液体中で浮上した異物を容易に確認することができた。
一方、図7に示すように、容器を背面側から照らしつつ容器内の液体を撮像した例2では、画像が白飛びし、異物を確認できなかった。図8に示すように、容器を左側面側から照らしつつ容器内の液体を撮像した例3では、容器の湾曲した側面で反射した光によって異物の確認が困難であった。図9に示すように、容器を上方から照らしつつ容器内の液体を撮像した例4では、光が蓋によって遮られて暗くなり、異物の確認が困難であった。
1…異物検査装置、2…基台、3…照明、4…振とう機(振動撹拌手段)、5…撮像機、6…把持手段、30…照明固定治具、31…固定板、32…支持部、51…カメラ、52…レンズ、53…支持部材、60…固定台、61…第1把持部、62…第2把持部、63…天板63、64…枠体、100…容器。

Claims (7)

  1. 容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査する異物検査方法であって、
    前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させた状態で、前記容器の下面から照明を当てつつ前記液体を撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する、異物検査方法。
  2. 側面にラベルが貼り付けられている容器を検査対象とする、請求項1に記載の異物検査方法。
  3. 撹拌時間10秒未満、撹拌回転数1000rpm未満の条件で前記液体を円軌道運動させる、請求項1又は2に記載の異物検査方法。
  4. 上下方向に往復運動する機構により前記容器に振動を与える、請求項1~3のいずれか一項に記載の異物検査方法。
  5. 容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査するための異物検査装置であって、
    前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させる振動撹拌手段と、
    前記容器をその下面から照らす照明と、
    前記容器内の液体を撮像する撮像機と、
    を備える、異物検査装置。
  6. 前記容器を把持して固定する把持手段をさらに備える、請求項5に記載の異物検査装置。
  7. 前記照明と前記振動撹拌手段がそれぞれ独立して設置されている、請求項5又は6に記載の異物検査装置。
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