JP2023077960A - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023077960000001
【課題】原稿の斜行をより防止しつつ、原稿をより確実に下流に搬送可能な原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43は、ピニオン49の軸心X49を含んで幅方向WDに延びる仮想直線VLに対し、搬送方向TDの上流側よりも搬送方向TDの下流側が長い。第1サイドガイド41の第1操作部41Fは、第1壁部35の第1凹部35Cに対向し仮想直線VLより搬送方向TDの下流に位置する第1操作域59に設けられている第2サイドガイド43の第2操作部43Fは、第2壁部37の第2凹部37Cに対向し仮想直線VLより搬送方向TDの下流に位置する第2操作域61に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は原稿搬送装置に関する。
特許文献1に従来の原稿搬送装置が開示されている。この原稿搬送装置は、載置板と、第1サイドガイドと、第2サイドガイドと、第1ラックと、第2ラックと、ピニオンとを備えている。
載置板には原稿が載置される。第1サイドガイド及び第2サイドガイドは、載置板に対して原稿の搬送方向に延びている。第1サイドガイドは、搬送方向と直交する幅方向に往復動して載置板における幅方向の中央より一端側の位置で載置板上の原稿の一端と当接可能である。第2サイドガイドは、幅方向に往復動して載置板における幅方向の中央より他端側の位置で載置板上の原稿の他端と当接可能である。第1ラックは、第1サイドガイドから第2サイドガイドに向かって幅方向に延び、第1歯を有している。第2ラックは、第2サイドガイドから第1サイドガイドに向かって幅方向に延び、第2歯を有している。ピニオンは、第1ラックと第2ラックとの間で搬送方向及び幅方向と直交する高さ方向に延びる軸心周りで回転自在に配置され、第1歯及び第2歯と噛合している。
第1サイドガイドは、ユーザによって操作される第1操作部を有している。第2サイドガイドは、ユーザによって操作される第2操作部を有している。
この原稿搬送装置では、ユーザが第1操作部又は第2操作部を操作することにより、第1サイドガイド及び第2サイドガイドの一方のみを操作すれば、他方が第1サイドガイド及び第2サイドガイドの中央に対して同期的に近接又は離隔する。第1サイドガイド及び第2サイドガイドが互いに近接して載置板上の原稿の両端に当接することで、原稿の両端が幅方向で整えられて原稿の搬送方向が規制され、原稿の斜行が防止される。
この際、この原稿搬送装置では、第1操作部及び第2操作部が、ピニオンの軸心を含んで幅方向に延びる仮想直線上で操作されれば、第1サイドガイド及び第2サイドガイドはスムーズに幅方向に移動する。
特開2020-152462号公報
しかし、原稿を載置板上でより確実に下流に搬送するためには、第1サイドガイド及び第2サイドガイドは、仮想直線に対し、搬送方向の上流側よりも搬送方向の下流側が長い方が望ましい。
この場合において、第1操作部が仮想直線上で操作されれば第1サイドガイドの下流端が軸心周りで遅れやすく、また第2操作部が仮想直線上で操作されれば第2サイドガイドの下流端が軸心周りで遅れやすい。このため、第1サイドガイド及び第2サイドガイドを近接させる際に、例えば第1操作部が仮想直線上で操作されれば第1サイドガイドの下流端が原稿の一端から離れやすく、また第2操作部が仮想直線上で操作されれば第2サイドガイドの下流端が原稿の他端から離れやすい。こうして、原稿が斜行し易くなってしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、原稿の斜行をより防止しつつ、原稿をより確実に下流に搬送可能な原稿搬送装置を提供することを目的としている。
本発明の原稿搬送装置は、
原稿が載置される載置板と、
前記載置板に対して原稿の搬送方向に延び、前記搬送方向と直交する幅方向に往復動して前記載置板における前記幅方向の中央より一端側の位置で前記載置板上の原稿の一端と当接可能な前記搬送方向並びに前記搬送方向及び前記幅方向と直交する高さ方向に延びる第1ガイド壁を有する第1サイドガイドと、
前記載置板に対して前記搬送方向に延び、前記幅方向に往復動して前記載置板における前記幅方向の中央より他端側の位置で前記載置板上の原稿の他端と当接可能な前記搬送方向及び前記高さ方向に延びる第2ガイド壁を有する第2サイドガイドと、
前記第1サイドガイドから前記第2サイドガイドに向かって前記幅方向に延び、第1歯を有する第1ラックと、
前記第2サイドガイドから前記第1サイドガイドに向かって前記幅方向に延び、第2歯を有する第2ラックと、
前記第1ラックと前記第2ラックとの間で前記高さ方向に延びる軸心周りで回転自在に配置され、前記第1歯及び前記第2歯と噛合するピニオンと、
前記載置板における前記幅方向の一端に隣接し、前記搬送方向及び前記幅方向に延びる第1上面並びに前記搬送方向及び前記高さ方向に延びて前記第1ガイド壁に対して前記幅方向に対向する第1側面を有する第1壁部と、
前記載置板における前記幅方向の他端に隣接し、前記搬送方向及び前記幅方向に延びる第2上面並びに前記搬送方向及び前記高さ方向に延びて前記第2ガイド壁に対して前記幅方向に対向する第2側面を有する第2壁部と、を備え、
前記第1サイドガイドは、ユーザによって操作される第1操作部を有し、
前記第2サイドガイドは、ユーザによって操作される第2操作部を有し、
前記第1壁部は、前記第1上面から前記高さ方向に凹むとともに前記第1側面から前記幅方向に凹む第1凹部を有し、
前記第2壁部は、前記第2上面から前記高さ方向に凹むとともに前記第2側面から前記幅方向に凹む第2凹部を有する原稿搬送装置であって、
前記第1サイドガイド及び前記第2サイドガイドは、前記軸心を含んで前記幅方向に延びる仮想直線に対し、前記搬送方向の上流側よりも前記搬送方向の下流側が長く、
前記第1操作部は、前記第1凹部に対向し前記仮想直線より前記搬送方向の下流に位置する第1操作域に設けられ、
前記第2操作部は、前記第2凹部に対向し前記仮想直線より前記搬送方向の下流に位置する第2操作域に設けられていることを特徴とする。
本発明の原稿搬送装置では、第1サイドガイド及び第2サイドガイドは、仮想直線に対し、搬送方向の上流側よりも搬送方向の下流側が長く、第1操作部が仮想直線より搬送方向下流の第1操作域でユーザによって操作されるように構成され、第2操作部が仮想直線より搬送方向下流の第2操作域でユーザによって操作されるように構成されている。このため、第1サイドガイドの下流端が軸心周りで遅れ難く、第2サイドガイドの下流端も軸心周りで遅れ難い。
このため、第1サイドガイド及び第2サイドガイドを近接させる際にも、第1サイドガイド及び第2サイドガイドを離隔させる際にも、第1サイドガイド及び第2サイドガイドは互いに平行なまま幅方向に移動し易い。よって、第1サイドガイド及び第2サイドガイドを近接させる際に、例えば第1操作部を操作すれば第1サイドガイドの下流端が原稿の一端から離れ難く、また第2操作部を操作すれば第2サイドガイドの下流端が原稿の他端から離れ難い。こうして、原稿が斜行し難い。
したがって、本発明の原稿搬送装置では、原稿の斜行をより防止しつつ、原稿をより確実に下流に搬送することができる。
図1は、実施例1の画像読取装置の斜視図である。 図2は、実施例1の画像読取装置に係り、図3のII-II線断面における載置板、サイドガイド、カバー及び供給ローラの位置関係を模式的に示す一部断面正面図である。 図3は、実施例1の画像読取装置に係り、開閉部の平面図である。 図4は、実施例1の画像読取装置に係り、載置板、第1サイドガイド及び第2サイドガイドの斜視図である。 図5は、実施例1の画像読取装置に係り、第1サイドガイド、第2サイドガイド、第1ラック、第2ラック及びピニオンの斜視図である。 図6は、実施例1の画像読取装置に係り、載置板、第1サイドガイド、第2サイドガイド、第1ラック、第2ラック及びピニオンを載置板の裏面から見た裏面図である。 図7は、実施例2の画像読取装置の斜視図である。 図8は、実施例3の画像読取装置の斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施例1~3について図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の画像読取装置1は、本発明の原稿搬送装置の具体的態様の一例である。図1では、画像読取装置1が使用可能に設置された状態を基準とし、操作パネル7が配置される側を画像読取装置1の前方と規定し、画像読取装置1を前から見て左右方向を規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像読取装置1が備える各構成要素について説明する。
<全体構成>
図1に示すように、画像読取装置1は、本体部3及び開閉部5を備えている。本体部5は略箱状体である。本体部5は、タッチパネル等である操作パネル7を前面に有している。
本体部3内の下部分には、画像形成ユニット9が収容されている。画像形成ユニット9は、インクジェット方式又はレーザ方式等によりシートに画像を形成する。本体部5の上部分には、読取ユニット11が収容されている。読取ユニット11は、原稿の画像を読み取る際に使用される。
図2に示すように、本体部3は、プラテンガラス13を上面に有している。プラテンガラス13の上面によって、原稿支持面13Aが形成されている。原稿支持面13Aは、静止した状態の原稿の画像を読取ユニット11が読み取る際に、その原稿を下から支持する。原稿支持面13Aによって支持される読取対象の原稿には、用紙、OHPシート等であるシートの他、書籍等が含まれる。
図1に示すように、開閉部5は、本体部3の上方に配置されている。開閉部5は、本体部3の後端部に配設された図示しないヒンジによって、左右方向に延びる開閉軸心X5周りで揺動可能に支持されている。開閉部5は、図1に示す閉鎖位置にある状態において、原稿支持面13Aを上方から覆っている。図示は省略するが、開閉部5は、その前端部が上方かつ後方に変位するように開閉軸心X5周りで揺動することにより、原稿支持面13Aを露出させる。これにより、ユーザは、読取対象の原稿を原稿支持面13Aに支持させることができる。なお、開閉部5の構成や内部構造等について説明する際には、上下方向及び前後方向について、閉鎖位置にある状態の開閉部5の姿勢を基準とする。
図2に示すように、読取ユニット11は、読取センサ11Sと、図示しない走査機構とを有している。読取センサ11Sは、プラテンガラス13に下方から対向している。走査機構は、読取センサ11Sを原稿支持面13Aの下方で左右方向に往復動させる。また、走査機構は、読取センサ11Sを予め設定された静止読取位置に停止させる。読取センサ11Sとしては、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等の周知の画像読取センサが使用される。
図1及び図2に示すように、開閉部5は、原稿トレイ15、排出トレイ17及びADF(Auto Document Feeder:自動原稿送り装置)19を一体的に有している。原稿トレイ15及び排出トレイ17は、上下に間隔を空けて重なった状態に配置されている。原稿トレイ15の上面は、シートSHを下方から支持する支持面15Aとされている。原稿トレイ15、ADF19の搬送対象であるシートSHを支持する。排出トレイ17は、ADF19から排出されたシートSHを支持する。
原稿トレイ17に支持されたシートSHは、原稿トレイ15上においては原稿トレイ15の右から左に向かって搬送され、ADF19内の左端部で下向きに反転される。ADF19内で反転されたシートSHは、原稿トレイ15の下方において左から右に向かって搬送されて、排出トレイ17に排出される。すなわち、ADF19によって搬送されるシートSHの搬送方向は、原稿トレイ15上においては画像読取装置1の右側が上流側であり、原稿トレイ15の下方においては画像読取装置1の左側が上流側である。
以下の説明において、図1及び図2に示すように、原稿トレイ15上におけるシートSHの搬送方向を搬送方向TDとする。すなわち、搬送方向TDの上流側とは画像読取装置1の右側を意味し、搬送方向TDの下流側とは画像読取装置1の左側を意味する。また、原稿トレイ15上におけるシートSHの搬送方向TDと直交する幅方向WDは、画像読取装置1の前後方向となる。
ADF19は、ADF19内の構成部品を覆うカバー21を有している。カバー21は、原稿トレイ15における搬送方向TDの下流の領域を覆っている。カバー21は、後述する第1操作域59及び第2操作域61より搬送方向TDの下流の領域を覆っている。カバー21内には、搬送経路23が形成されている、搬送経路23は、その一端が原稿トレイ15上における搬送方向TDの下流側の端部上で開放され、U字状に湾曲しつつ折り返されて、原稿読取部25上を経由し、他端が原稿トレイ15と排出トレイ17との間で開放されている。また、カバー21内には、搬送経路23に沿って、供給ローラ27、分離ローラ29、搬送反転ローラ31及び排出ローラ33が原稿トレイ15から排出トレイ17に向かってこの順に配置されている。
<画像読取動作>
この画像読取装置1では、プラテンガラス13の原稿支持面13Aに支持された原稿の画像を読み取る場合、図示しない走査機構が作動して、読取センサ11Sを原稿支持面13Aの左端部の下方に位置する読取開始位置から右端部の下方に位置する読取終了位置までの間で左右方向に移動させる。これにより、読取センサ11Sは、原稿支持面13Aに支持された原稿の画像を読み取る。
また、画像読取装置1では、原稿トレイ15の支持面15Aに支持されたシートSHの画像を読み取る場合、図示しない走査機構が作動し、読取センサ11Sを原稿読取部25の下方に位置する静止読取位置に停止させる。そして、ADF19が支持面15A上のシートSHを搬送経路23に沿って搬送すると、そのシートSHが静止読取位置にある読取センサ11Sの上方を通過するので、読取センサ11Sがその通過するシートSHの画像を読み取る。そして、ADF19は、画像が読み取られたシートSHを排出ローラ33から排出トレイ17に排出する。
なお、本実施例1においては、原稿支持面13Aを使用して画像が読み取られる対象を原稿と記載し、ADF19によって搬送されながら画像が読み取られる対象をシートSHと記載する。原稿とシートSHとは、実質的に同じものであってもよい。
<原稿トレイの具体的構成>
次に、原稿トレイ15の構成を詳しく説明する。図2~図6に示すように、原稿トレイ15は、開閉部5の前端部及び後端部にそれぞれ配置された前後一対の第1サイドフレーム35及び第2サイドフレーム37に支持されている。第1サイドフレームは、本発明の「第1壁部」の一例である。第2サイドフレームは、本発明の「第2壁部」の一例である。原稿トレイ15は、搬送方向TDの上流から下流に向かって緩やかに下り傾斜している。
原稿トレイ15は、シートSHが載置される載置板39と、前後一対の第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43と、前後一対の第1ラック45及び第2ラック47と、ピニオン49とを備えている。
載置板39は、略矩形の板状体よりなる樹脂成型品である。載置板39は原稿トレイ15上における搬送方向TDの下流側に配置されている。原稿トレイ15及び載置板39の前方には第1サイドフレーム35が隣接して配置されている。原稿トレイ15及び載置板39の後方には第2サイドフレーム37が隣接して配置されている。図4に示すように、載置板39は、幅方向WDにおける中央域に、搬送方向TDに延びる中央支持部39Aを有している。
図6に示すように、載置板39には、右端部付近に前後方向に延びる第1上流側ガイド溝51及び第2上流側ガイド溝53が形成されている。載置板39には、左端部付近に前後方向に延びる第1下流側ガイド溝55及び第2下流側ガイド溝57が形成されている。第1上流側ガイド溝51及び第1下流側ガイド溝55は、載置板39における前側に配置されている。第2上流側ガイド溝53及び第2下流側ガイド溝57は、載置板39における後側に配置されている。
図4~図6に示すように、第1サイドガイド41は、載置板39に対して搬送方向TDに延び、載置板39上において前側に配置されている。第2サイドガイド43は、載置板39に対して搬送方向TDに延び、載置板39上において後側に配置されている。第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43は、樹脂成型品である。
第1サイドガイド41には第1ラック45が結合されている。第1ラック45は、第1サイドガイド41における搬送方向TDの中央よりも上流側、より具体的には第1サイドガイド41における搬送方向TDの上流側端部の近傍に配置されている。第1ラック45は、第2サイドガイド43に向かって幅方向WDに延びている。第1ラック45は、搬送方向TDの上流側を向いて幅方向WDに延びる第1歯45Aを有している。
第2サイドガイド43には第2ラック47が結合されている。第2ラック47は、第2サイドガイド43における搬送方向TDの中央よりも上流側、より具体的には第2サイドガイド43における搬送方向TDの上流側端部の近傍であって第1ラック45よりも搬送方向TDの上流側に配置されている。第2ラック47は、第1サイドガイド41に向かって幅方向WDに延びている。第2ラック47は、搬送方向TDの下流側を向いて幅方向WDに延びる第2歯47Aを有している。
図6に示すように、ピニオン49は、載置板39における搬送方向TDの中央よりも上流側であって、第1ラック45と第2ラック47との間に配置されている。すなわち、図2に示すように、ピニオン49は、搬送方向TDにおける第1ラック45の上流側、かつ第2ラック47の下流側に配置されている。ピニオン49は、搬送方向TD及び幅方向WDと直交する高さ方向HDに延びる軸心X49周りで回転自在となるように、載置板39の下面39Cに支承されている。ピニオン49は、第1ラック45の第1歯45A及び第2ラック47の第2歯47Aと噛合する。
ピニオン49の軸心X49は、載置板39における搬送方向TDの中央よりも上流側に配置されている。このピニオン49の軸心X49を含んで載置板39上で載置板39に沿って幅方向WDに延びる仮想直線VLを想定する。
第1サイドガイド41は、仮想直線VLに対し、搬送方向TDの上流側よりも搬送方向TDの下流側が長い。第2サイドガイド43は、仮想直線VLに対し、搬送方向TDの上流側よりも搬送方向TDの下流側が長い。また、画像読取装置1における前側に配置された第1ラック45が、仮想直線VLより搬送方向TDの下流に位置する本発明の「下流ラック」に相当する。
第1サイドガイド41は、搬送方向TD及び幅方向WDに延びる平坦な板状体よりなる第1支持部41Aを有している。第2サイドガイド43は、搬送方向TD及び幅方向WDに延びる平坦な板状体よりなる第2支持部43Aを有している。第1支持部41A及び第2支持部43Aは、載置板39上においてシートSHを支持する。シートSHは、載置板39上においては、載置板39の中央支持部39Aと、第1支持部41A及び第2支持部43Aとによって実質的に支持される。
第1サイドガイド41は、搬送方向TD及び高さ方向HDに延びる第1ガイド壁41Bを有している。第2サイドガイド43は、搬送方向TD及び高さ方向HDに延びる第2ガイド壁43Bを有している。第1ガイド壁41Bは、第2ガイド壁43Bに対して幅方向WDに対向する第1ガイド面41Gを有している。第2ガイド壁43Bは、第1ガイド壁41Bに対して幅方向WDに対向する第2ガイド面43Gを有している。第1ガイド面41Gは、載置板39における幅方向WDの中央より一端側である前側の位置で、載置板39上のシートSHの一端と当接可能である。第2ガイド面43Gは、載置板39における幅方向WDの中央より他端側である後側の位置で、載置板39上のシートSHの他端と当接可能である。
図6に示すように、第1支持部41Aの下面には、右端部付近に下方に突出する第1係合突部41Cが形成されている。第2支持部43Aの下面には、右端部付近に下方に突出する第2係合突部43Cが形成されている。第1係合突部41Cは、載置板39の第1上流側ガイド溝51に幅方向WDに往復動可能に係合している。第2係合突部43Cは、載置板39の第2上流側ガイド溝53に幅方向WDに往復動可能に係合している。
第1支持部41Aの下面には、左端部付近に下方に突出する第1係合ピン41Dが形成されている。第2支持部43Aの下面には、左端部付近に下方に突出する第2係合ピン43Dが形成されている。第1係合ピン41Dは、載置板39の第1下流側ガイド溝55に幅方向WDに往復動可能に係合している。第2係合ピン43Dは、載置板39の第2下流側ガイド溝57に幅方向WDに往復動可能に係合している。
第1支持部41Aの下面には、左端部付近に載置板39の上面39Bと摺動する第1摺動突部41Eが形成されている。第2支持部43Aの下面には、左端部付近に載置板39の上面39Bと摺動する第2摺動突部43Eが形成されている。
第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43は、第1ラック45及び第2ラック47とピニオン49との協働によって、幅方向WDにおいて互いに近接及び離隔する方向に往復動する。この往復動の際、搬送方向TDの上流側においては第1係合突部41C及び第2係合突部43Cがそれぞれ第1上流側ガイド溝51及び第2上流側ガイド溝53に案内されるとともに、搬送方向TDの下流側においては第1係合ピン41D及び第2係合ピン43Dがそれぞれ第1下流側ガイド溝55及び第2下流側ガイド溝57に案内される。また、この往復動の際、第1摺動突部41E及び第2摺動突部43Eは、常に所定の摺動抵抗で載置板39の上面39Bと摺動する。
載置板39における幅方向WDの一端である前端に隣接された第1サイドフレーム35は、第1上面35Aと、第1側面35Bとを有している。第1上面35Aは、搬送方向TD及び幅方向WDに延びている。第1側面35Bは、搬送方向TD及び高さ方向HDに延びて、第1ガイド壁41Bに対して幅方向WDに対向している。
載置板39における幅方向WDの他端である後端に隣接された第2サイドフレーム37は、第2上面37Aと、第2側面37Bとを有している。第2上面37Aは、搬送方向TD及び幅方向WDに延びている。第2側面37Bは、搬送方向TD及び高さ方向HDに延びて、第2ガイド壁43Bに対して幅方向WDに対向している。
第1サイドフレーム35は、第1凹部35Cを有している。第1凹部35Cは、第1上面35Aから高さ方向HDに凹むとともに、第1側面35Bから幅方向WDに凹んでいる。第2サイドフレーム37は、第2凹部37Cを有している。第2凹部37Cは、第2上面37Aから高さ方向HDに凹むとともに、第2側面37Bから幅方向WDに凹んでいる。
第1凹部35C及び第2凹部37Cは、略直方体状をなしている。第1凹部35C及び第2凹部37Cの幅、長さ及び深さは、第1サイドフレーム35及び第2サイドフレーム37が幅方向WDにおいて最大に離隔している時に、ユーザが第1凹部35C又は第2凹部37Cに手指を挿入して第1操作部41F又は第2操作部43Fを容易に掴む等して操作することができるように設定されている。
第1サイドガイド41は、ユーザによって操作される第1操作部41Fを有している。第1操作部41Fは、第1ガイド壁41Bの上面から上方に突出している。第1操作部41Fは、第1サイドガイド41における搬送方向TDの中央よりも上流側に配置されている。詳しくは、図3に示すように、第1操作部41Fは、第1サイドフレーム35の第1凹部35Cに対して幅方向WDに対向し、仮想直線VLより搬送方向TDの下流に位置する第1操作域59に設けられている。
第2サイドガイド43は、ユーザによって操作される第2操作部43Fを有している。第2操作部43Fは、第2ガイド壁43Bの上面から上方に突出している。第2操作部43Fは、第2サイドガイド43における搬送方向TDの中央よりも上流側に配置されている。詳しくは、図3に示すように、第2操作部43Fは、第2サイドフレーム37の第2凹部37Cに対して幅方向WDに対向し、仮想直線VLより搬送方向TDの下流に位置する第2操作域61に設けられている。
第1サイドガイド41では、第1ガイド壁41Bにおける第1操作部41Fよりも搬送方向TDの上流側の部分は、第1凹部35Cの下端の高さと同等以下の高さとされている。同様に、第2サイドガイド43では、第2ガイド壁43Bにおける第2操作部43Fよりも搬送方向TDの上流側の部分は、第2凹部37Cの下端の高さと同等以下の高さとされている。
図3に示すように、第1凹部35Cにおける搬送方向TDの全範囲が、仮想直線VLよりも搬送方向TDの下流に位置している。同様に、第2凹部37Cにおける搬送方向TDの全範囲が、仮想直線VLよりも搬送方向TDの下流に位置している。この実施例1では、第1凹部35Cは第1操作域59のみに形成されており、第2凹部37Cは第2操作域61のみに形成されている。
図6に示すように、第1操作部41F及び第2操作部43Fは、本発明の「下流ラック」に相当する第1ラック45と搬送方向TDで重複している。詳しくは、第1操作部41F又は第2操作部43Fの搬送方向TDにおける長さLOの範囲内に、第1ラック45の搬送方向TDにおける長さLRの全範囲が含まれる。すなわち、第1操作部41F又は第2操作部43Fと第1ラック45との搬送方向TDにおける重複長さは、第1ラック45の搬送方向TDにおける長さLRに等しい。第1操作部41F又は第2操作部43Fと第1ラック45との搬送方向TDにおける重複長さは、第1操作部41F又は第2操作部43Fの搬送方向TDにおける長さLOの半分以上の長さに相当する。
<作用効果>
この画像読取装置1では、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43は、仮想直線VLに対し、搬送方向TDの上流側よりも搬送方向TDの下流側が長く、第1操作部41Fが仮想直線VLより搬送方向TDの下流の第1操作域59でユーザによって操作されるように構成され、第2操作部43が仮想直線VLより搬送方向TDの下流の第2操作域61でユーザによって操作されるように構成されている。このため、第1サイドガイド41における搬送方向TDの下流端が軸心X49周りで遅れ難く、第2サイドガイド43における搬送方向TDの下流端も軸心X49周りで遅れ難い。
このため、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43を近接させる際にも、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43を離隔させる際にも、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43は互いに平行なまま幅方向WDに移動し易い。よって、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43を近接させる際に、例えば第1操作部41Fを操作すれば第1サイドガイド41における搬送方向TDの下流端がシートSHの一端から離れ難く、また第2操作部43Fを操作すれば第2サイドガイド43における搬送方向TDの下流端がシートSHの他端から離れ難い。こうして、載置板39上で搬送されるシートSHが斜行し難い。
したがって、この画像読取装置1では、シートSHの斜行をより防止しつつ、シートSHをより確実に搬送方向TDの下流に搬送することができる。
この画像読取装置1では、第1操作部41F及び第2操作部43Fが、下流ラックとしての第1ラック45と搬送方向TDで重複している。この場合、第1操作部41F及び第2操作部43Fは仮想直線VLの直ぐ近くに配置されるので、第1操作部41F又は第2操作部43Fに対する操作により、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43はスムーズに幅方向WDに移動し易い。
特に、下流ラックとしての第1ラック45が画像読取装置1における前側に配置されている。このため、画像読取装置1の前方に立つユーザは、通常、下流ラックとしての第1ラック45が結合された第1サイドガイド41の第1操作部41Fを操作する。ユーザによって第1操作部41Fに付与された操作力は、第1操作部41Fと搬送方向TDで重複する第1サイドガイド41の第1ラック45に直接的に作用する。このため、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDに最大に離隔している時に、下流ラックとしての第1ラック45が結合された第1サイドガイド41の第1操作部41Fをユーザが操作すれば、第1サイドガイド41の挙動がより安定するとともに、第1サイドガイド41における搬送方向TDの下流端がシートSHの側端から離れることをより確実に抑えることができる。
この画像読取装置1では、第1凹部35Cは第1操作域59のみに形成され、第2凹部37Cは第2操作域61のみに形成されている。
この場合、搬送方向TDにおいて、第1操作部41Fと第1凹部35Cとは同じ長さであり、第2操作部43Fと第2凹部37Cとは同じ長さである。このため、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDにおいて最大に離隔している時に、ユーザは第1凹部35C内又は第2凹部37C内に手指を挿入しつつ、その凹部に隣接する第1操作部41F又は第2操作部43Fを迷わず掴む等して操作することができる。
この画像読取装置1では、第1操作部41Fの上端と第1サイドフレーム35の第1上面35Aとは同じ高さであり、第2操作部43Fの上端と第2サイドフレーム37の第2上面37Aとは同じ高さである。
この場合、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDにおいて最大に離隔している時に、第1操作部41Fの上面と第1サイドフレーム35の第1上面35Aとがほぼ面一状態になり、また第2操作部43Fの上面と第2サイドフレーム37の第2上面37Aとがほぼ面一状態になるので、見た目が良い。
また、ユーザは、第1凹部35C内に手指を挿入しつつ、第1操作部41Fにおける第1凹部35Cの下端から第1上面35Aの高さまで突出する部位を容易に掴む等して操作したり、第2凹部内37Cに手指を挿入しつつ、第2操作部43Fにおける第2凹部37Cの下端から第2上面37Aの高さまで突出する部位を容易に掴む等して操作したりすることができる。
この画像読取装置1では、載置板39における第1操作域59及び第2操作域61より搬送方向TDの下流の領域がカバー21により覆われている。そして、カバー21内には載置板39上のシートSHを載置板39より搬送方向TDの下流に供給する供給ローラ27が配置され、その供給ローラ27の直前まで第1サイドガイド41の第1ガイド壁41B及び第2サイドガイド43の第2ガイド壁43Bが延びている。
この場合、第1ガイド壁41Bにおける搬送方向TDの下流端及び第2ガイド壁43Bにおける搬送方向TDの下流端はカバー21内まで延びているので、カバー21内に設けられた供給ローラ27に対して、載置板39上のシートSHを斜行させることなく良好に送り込むことができる。
この画像読取装置1では、第1サイドガイド41における搬送方向TDの下流側の端部近傍に、第1摺動突部41Eが形成されている。同様に、第2サイドガイド43における搬送方向TDの下流側の端部近傍に、第2摺動突部43Eが形成されている。
この場合、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDに往復動する際、第1摺動突部41E及び第2摺動突部43Eが載置板39の上面39Bと所定の摺動抵抗で摺動する。このため、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43における搬送方向TDの下流端が軸心X49周りで遅れ難く、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43は互いに平行なまま幅方向WDにより移動し易い。
(実施例2)
図7に示すように、実施例2の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置1において第1サイドガイド41、第2サイドガイド43、第1凹部35C及び第2凹部37Cの形状を変更している。実施例2のその他の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
この画像読取装置では、第1凹部35C及び第2凹部37の搬送方向TDにおける長さが、実施例1の画像読取装置1のものに対して約2倍になっている。
第1凹部35Cにおける搬送方向TDの上流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの上流に位置し、第1凹部35Cにおける搬送方向TDの下流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの下流に位置する。同様に、第2凹部37Cにおける搬送方向TDの上流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの上流に位置し、第2凹部37Cにおける搬送方向TDの下流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの下流に位置する。
第1操作部41Fは、第1ガイド壁41Bの上面から上方に突出している。第1操作部41Fは、第1サイドガイド41における搬送方向TDの中央よりも上流側に配置されている。第1操作部41Fは、第1凹部35Cに対して幅方向WDに対向し、仮想直線VLより搬送方向TDの下流に位置する第1操作域59に設けられている。
第2操作部43Fは、第2ガイド壁43Bの上面から上方に突出している。第2操作部43Fは、第2サイドガイド43における搬送方向TDの中央よりも上流側に配置されている。第2操作部43Fは、第2凹部37Cに対して幅方向WDに対向し、仮想直線VLより搬送方向TDの下流に位置する第2操作域61に設けられている。
第1サイドガイド41は、第1操作部41Fと一体をなす第1突出部63を有している。第1突出部63は、仮想直線VLより搬送方向TDの上流の位置において、第1壁部35の第1上面35Aと同じ高さで第1凹部35Cに向かって幅方向WDに突出している。
第2サイドガイド43は、第2操作部42Fと一体をなす第2突出部65を有している。第2突出部65は、仮想直線VLより搬送方向TDの上流の位置において、第2壁部37の第2上面37Aと同じ高さで第2凹部37Cに向かって幅方向WDに突出している。
第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDに最大に離隔した時に、第1突出部63が第1凹部35C内に進入するとともに、第2突出部65が第2凹部37C内に進入する。このとき、第1突出部63は、第1凹部35C内のうち仮想直線VLよりも搬送方向TDの上流の領域のほぼ全範囲を埋める。同様に、第2突出部65は、第2凹部37C内のうち仮想直線VLよりも搬送方向TDの上流の領域のほぼ全範囲を埋める。
この場合、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDに最大に離隔した時に、ユーザは、第1凹部35C内又は第2凹部37C内に手指を挿入しつつ、その手指を挿入した凹部の領域に幅方向WDに対向する第1操作部41F又は第2操作部43Fを確実に掴む等して操作することができる。
(実施例3)
図8に示すように、実施例3の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置1において第1凹部35C及び第2凹部37Cの形状を変更している。実施例3のその他の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
この画像読取装置では、実施例2の画像読取装置と同様、第1凹部35C及び第2凹部37の搬送方向TDにおける長さが、実施例1の画像読取装置1のものに対して約2倍になっている。
第1凹部35Cにおける搬送方向TDの上流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの上流に位置し、第1凹部35Cにおける搬送方向TDの下流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの下流に位置する。同様に、第2凹部37Cにおける搬送方向TDの上流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの上流に位置し、第2凹部37Cにおける搬送方向TDの下流側の約半分が仮想直線VLよりも搬送方向TDの下流に位置する。
第1サイドガイド41では、実施例1の画像読取装置1と同様、第1ガイド壁41Bにおける第1操作部41Fよりも搬送方向TDの上流側の部分は、第1凹部35Cの下端の高さと同等以下の高さとされている。同様に、第2サイドガイド43では、実施例1の画像読取装置1と同様、第2ガイド壁43Bにおける第2操作部43Fよりも搬送方向TDの上流側の部分は、第2凹部37Cの下端の高さと同等以下の高さとされている。
この場合、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDに最大に離隔した時に、第1凹部35C内又は第2凹部37C内における仮想直線VLよりも搬送方向TDの上流の領域においては、第1ガイド壁41B又は第2ガイド壁43Bの高さが第1凹部35Cの下端又は第2凹部37Cの下端の高さの同等以下となっている。
このため、第1サイドガイド41及び第2サイドガイド43が幅方向WDに最大に離隔した時に、ユーザは、第1ガイド壁41B又は第2ガイド壁43Bを掴むおそれがない。よって、ユーザは、第1操作部41F又は第2操作部43Fを確実に掴む等して操作することができる。
以上において、本発明を実施例1~3に即して説明したが、本発明は上記実施例1~3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例1~3では、画像読取装置1における前側の第1サイドガイド41に結合された第1ラック45を本発明の「下流ラック」にしているが、画像読取装置1における後側の第2サイドガイド43に結合された第2ラック47を本発明の「下流ラック」にしてもよい。
実施例1~3では、搬送方向TDにおける位置に関し、第1凹部35Cの下流端と第1操作部41Fの下流端とをほぼ一致させているが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、第1凹部35Cの下流端を第1操作部41Fの下流側端より下流側にしてもよい。同様に、実施例1~3では、搬送方向TDにおける位置に関し、第2凹部37Cの下流端と、第2操作部43Fの下流端とをほぼ一致させているが、第2凹部37Cの下流側端を第2操作部43Fの下流側端より下流側にしてもよい。
実施例1~3では、仮想直線VLに関し、ピニオン49の軸心X49を含んで載置板39上で載置板39に沿って幅方向WDに延びる仮想直線VLを想定しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、載置板39よりも上方であって、ピニオン49の軸心X49を含んで搬送方向TDに直交する仮想面上で幅方向WDに延びる仮想直線VLを想定してもよい。
実施例1~3からADF19を取り除いた構成も本発明に含まれる。
本発明は、画像読取装置の他、例えば画像形成装置や複合機に利用可能である。
1…画像読取装置(原稿搬送装置)、39…載置板
TD…搬送方向、WD…幅方向、HD…高さ方向
41B…第1ガイド壁、43B…第2ガイド壁
41…第1サイドガイド、43…第2サイドガイド
45A…第1歯、47A…第2歯
45…第1ラック(下流ラック)、47…第2ラック
49…ピニオン、X49…軸心
35A…第1上面、37A…第2上面
35B…第1側面、37B…第2側面
35…第1壁部、 37…第2壁部
41F…第1操作部、43F…第2操作部
35C…第1凹部、37C…第2凹部
VL…仮想直線
59…第1操作域、61…第2操作域
63…第1突出部、64…第2突出部
21…カバー、27…供給ローラ

Claims (6)

  1. 原稿が載置される載置板と、
    前記載置板に対して原稿の搬送方向に延び、前記搬送方向と直交する幅方向に往復動して前記載置板における前記幅方向の中央より一端側の位置で前記載置板上の原稿の一端と当接可能な前記搬送方向並びに前記搬送方向及び前記幅方向と直交する高さ方向に延びる第1ガイド壁を有する第1サイドガイドと、
    前記載置板に対して前記搬送方向に延び、前記幅方向に往復動して前記載置板における前記幅方向の中央より他端側の位置で前記載置板上の原稿の他端と当接可能な前記搬送方向及び前記高さ方向に延びる第2ガイド壁を有する第2サイドガイドと、
    前記第1サイドガイドから前記第2サイドガイドに向かって前記幅方向に延び、第1歯を有する第1ラックと、
    前記第2サイドガイドから前記第1サイドガイドに向かって前記幅方向に延び、第2歯を有する第2ラックと、
    前記第1ラックと前記第2ラックとの間で前記高さ方向に延びる軸心周りで回転自在に配置され、前記第1歯及び前記第2歯と噛合するピニオンと、
    前記載置板における前記幅方向の一端に隣接し、前記搬送方向及び前記幅方向に延びる第1上面並びに前記搬送方向及び前記高さ方向に延びて前記第1ガイド壁に対して前記幅方向に対向する第1側面を有する第1壁部と、
    前記載置板における前記幅方向の他端に隣接し、前記搬送方向及び前記幅方向に延びる第2上面並びに前記搬送方向及び前記高さ方向に延びて前記第2ガイド壁に対して前記幅方向に対向する第2側面を有する第2壁部と、を備え、
    前記第1サイドガイドは、ユーザによって操作される第1操作部を有し、
    前記第2サイドガイドは、ユーザによって操作される第2操作部を有し、
    前記第1壁部は、前記第1上面から前記高さ方向に凹むとともに前記第1側面から前記幅方向に凹む第1凹部を有し、
    前記第2壁部は、前記第2上面から前記高さ方向に凹むとともに前記第2側面から前記幅方向に凹む第2凹部を有する原稿搬送装置であって、
    前記第1サイドガイド及び前記第2サイドガイドは、前記軸心を含んで前記幅方向に延びる仮想直線に対し、前記搬送方向の上流側よりも前記搬送方向の下流側が長く、
    前記第1操作部は、前記第1凹部に対向し前記仮想直線より前記搬送方向の下流に位置する第1操作域に設けられ、
    前記第2操作部は、前記第2凹部に対向し前記仮想直線より前記搬送方向の下流に位置する第2操作域に設けられていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記第1ラック及び前記第2ラックの一方は、前記仮想直線より前記搬送方向の下流に位置する下流ラックであり、
    前記第1操作部及び前記第2操作部は前記下流ラックと前記搬送方向で重複している請求項1記載の原稿搬送装置。
  3. 前記第1凹部は前記第1操作域のみに形成され、前記第2凹部は前記第2操作域のみに形成されている請求項1又は2記載の原稿搬送装置。
  4. 前記第1サイドガイドは、前記仮想直線より前記搬送方向の上流の位置に、前記第1操作部と一体をなして前記第1壁部と同じ高さで前記第1凹部に向かって前記幅方向に突出する第1突出部を有し、
    前記第2サイドガイドは、前記仮想直線より前記搬送方向の上流の位置に、前記第2操作部と一体をなして前記第2壁部と同じ高さで前記第2凹部に向かって前記幅方向に突出する第2突出部を有し、
    前記第1サイドガイド及び前記第2サイドガイドが前記幅方向に最大に離隔した時に、前記第1突出部が前記第1凹部内に進入するとともに、前記第2突出部が前記第2凹部内に進入する請求項1又は2記載の原稿搬送装置。
  5. 前記第1操作部の上端と前記第1壁部とは同じ高さであり、前記第2操作部の上端と前記第2壁部とは同じ高さである請求項1乃至4のいずれか1項記載の原稿搬送装置。
  6. 前記載置板における前記第1操作域及び前記第2操作域より前記搬送方向の下流の領域を覆うカバーと、
    前記カバー内に設けられ、前記載置板上の原稿を前記載置板より前記搬送方向の下流に供給する供給ローラと、をさらに備え、
    前記第1ガイド壁及び前記第2ガイド壁は前記供給ローラの直前まで延びている請求項1乃至5のいずれか1項記載の原稿搬送装置。
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