JP2023077654A - 切削インサート及び切削工具 - Google Patents

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Jun Kitajima
優 野見山
Yu Nomiyama
陸希 渡邊
Mutsuki Watanabe
馬裕 籠田
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
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    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts

Abstract

【課題】片面の切削インサートに適用した場合に、着座面を含む下面に対する研削工程を無くすことにより、コスト削減と着座面の平坦性確保の両方を実現することが可能な切削インサート及び切削工具を提供する。【解決手段】切削インサート1は、中心線Oを有する板状の切削インサート1であって、中心線Oに沿う軸方向で互いに対向する一方の面を構成する上面2と、互いに対向する他方の面を構成する下面3と、上面2と下面3とを軸方向に繋ぐ側面4と、軸方向に貫通する取付孔6と、を有し、側面4は、軸方向の上面2から下面3へ向かうに従い、中心線Oに垂直な径方向の内側へ向けて傾斜して延び、下面3は、中心線Oに垂直な平面を有する着座面3aと、着座面3aの外周縁に軸方向で着座面3aよりも上面から離れる方向に突出した突出部を有する台座3bと、を有し、台座3bの突出部の頂部3bcは中心線Oに垂直である。【選択図】図2

Description

本発明は、切削インサート及び切削工具に関するものである。
一般的に、特許文献1、2のような片面式の切削インサートの製造工程では、硬質金属成分と結合剤との粉末混合物をプレス成型して切削インサート用圧粉体を作製し、この切削インサート用圧粉体を焼結板の上に載置させた状態で焼結を行う。特許文献3に記載されているように、カーボン製焼結板に接触反応抑制剤を塗布してはいるが、切削インサートのうち焼結板と接触している部分(着座面側の下面)には、接触反応抑制剤の付着や焼結反応痕による凹凸が形成されてしまう。切削インサートの着座面に凹凸が形成されてしまうと、切削インサートを工具本体に取り付けた際に、不安定なクランプ状態を招くことになる。
特開平11-333616号公報 特開2005-319575号公報 特開2003-113404号公報
焼結後、切削インサートの着座面となる下面の凹凸を除去して平担化する研磨工程が必要になるため、製造に手間とコストがかかっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、片面の切削インサートに適用した場合に、着座面を含む下面に対する研削工程を無くすことにより、コスト削減と着座面の平坦性確保の両方を実現することが可能な切削インサート及び切削工具を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の切削インサートは、中心線を有する板状の切削インサートであって、前記中心線に沿う軸方向で互いに対向する一方の面を構成する上面と、互いに対向する他方の面を構成する下面と、前記上面と前記下面とを前記軸方向に繋ぐ側面と、前記軸方向に貫通する取付孔と、を有し、前記側面は、前記軸方向の前記上面から前記下面へ向かうに従い、前記中心線に垂直な径方向の内側へ向けて傾斜して延び、前記下面は、前記中心線に垂直な平面を有する着座面と、前記着座面の外周縁に前記軸方向で前記着座面よりも前記上面から離れる方向に突出した突出部を有する台座と、を有し、前記台座の前記突出部の頂部は前記中心線に垂直である。
本実施形態の構成によれば、切削インサートの下面のうち、着座面より上面から離れる方向に突出した突出部を有する台座のみが焼結板と接触し、インサート取付座に対して当接する平面を有する着座面は焼結板と接触しないため、着座面には接触反応抑制剤の付着や焼結反応痕が生成しない。これにより、着座面に対する接触反応抑制剤付着物や焼結反応痕の除去工程、すなわち、下面に対する研削工程が不要となることで製造工程が短縮され、コスト削減と着座面の平坦性の確保の両方を実現することが可能である。
本発明の切削インサートにおいて、前記上面と前記側面の稜線は、前記軸方向で最も突出した部分において、前記中心線に垂直な平面に対して傾斜している構成としてもよい。
逃げ面を構成する側面を研磨しない切削インサートにおいて、上面と側面の稜線のみに切れ刃を有する片面インサートの着座面となる下面を研磨するためには、上面を治具に当接させて切削インサートを保持する必要がある。治具との接触によって主要な切れ刃が損傷しないよう、治具との接触面積を大きくする必要があるため、例えば、特許文献1の図6に示すような上面の中心線方向で最も突出した上面と側面の稜線には下面と平行な部分が必要となって、この突出平面により第2の切れ刃26の形状が決定されてしまう。一方、本発明の下面を用いることで、研磨工程の制約を受けずに切削インサートの全ての切れ刃を設計することが可能となる。これにより、軸線回りに回転する工具本体に切削インサートをインサート取付座に取り付けた切削工具として、最適な軸方向のアキシャルレーキ角や径方向のラジアルレーキ角の設定が可能となる。
本発明の切削インサートにおいて、前記台座の前記突出部の前記頂部に平面が設けられていてもよい。
また、本発明の切削インサートにおいて、前記台座の前記突出部が稜線状に設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、焼結時の変形の抑制効果の観点では不利ではあるものの、着座面が広くなることで、工具本体のインサート取付座への安定した当接が可能となる。
また、本発明の切削インサートにおいて、前記台座が前記着座面の外周縁全体に設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、切削インサートの製造時において、焼結処理を施す際、安定した支持が可能となり、焼結時の変形を抑制できる。
本発明の切削インサートにおいて、前記台座が前記着座面の外周縁の一部に沿って設けられている構成としてもよい。
本発明の切削工具は、回転軸の軸回りに沿って工具回転方向へ回転可能であり、切削インサートが取り付けられるインサート取付座を有する工具本体を備え、前記インサート取付座は、前記切削インサートの着座面を当接可能な底面を有する。
この構成によれば、工具本体に切削インサートが取り付けられたとき、切削インサートの着座面がインサート取付座の底面に当接することで、切削インサートが工具本体に取り付けられる。平坦な面どうしが当接するため、切削インサートがガタつくことなく、工具本体に取り付けられ、安定したクランプ状態を確保することができる。
本発明によれば、片面の切削インサートに適用した場合に、着座面を含む下面に対する研削工程を無くすことにより、コスト削減と着座面の平坦性確保の両方を実現することが可能な切削インサート及び切削工具を提供できる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る切削インサートをすくい面側から示す斜視図である。 図2は、本発明の第一実施形態に係る切削インサートを示す三面図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係る切削インサートを着座面側から示す斜視図である。 図4は、工具本体の先端側の構成を示す斜視図である。 図5は、第一実施形態の変形例1における切削インサートの着座側を示す斜視図である。 図6は、第一実施形態の変形例2における切削インサートの着座側を示す斜視図である。 図7は、第一実施形態の変形例3における切削インサートの着座側を示す斜視図である。 図8は、第一実施形態の変形例4における切削インサートの着座側を示す斜視図である。 図9は、変形例5における切削インサートを示す斜視図である。 図10は、変形例5における切削インサートを示す斜視図である。
以下、本発明の各実施形態に係る切削インサートについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る切削インサート1をすくい面側から示す斜視図である。図2は、本発明の第一実施形態に係る切削インサート1を示す三面図である。図3は、本発明の第一実施形態に係る切削インサート1を着座面側から示す斜視図である。
本実施形態の切削インサート1は、軸線回りに回転する工具本体に着脱可能に取り付けられて、例えば、鋼材等の金属材料からなる被削材に切削加工を施すものである。
(第一実施形態の切削インサート)
図1、図2及び図3に示す本実施形態の切削インサート1は、超硬合金等の硬質材料により形成されている。切削インサート1は、厚さ方向に延びる中心線Oから見た平面視において、中心線Oに対して回転対称な多角形をなす板状に形成されている。本実施形態では、平面視矩形状をなしているが、この形状に限定されない。
なお、以下の説明において、中心線Oに沿う方向のことを単に厚さ方向を言う場合がある。また、中心線Oに直交する方向を単に径方向と言う場合がある。さらに、中心線Oを中心とする軸回りの周方向を単に中方向と呼ぶ場合がある。
切削インサート1は、中心線Oに軸方向で互いに対向する一方の面を構成するすくい面(上面)2と、他方の面を構成する下面3と、すくい面2と下面3との間を繋ぐ側面4と、すくい面2と側面4との交差稜線(稜線)7に形成される切刃5と、中心線Oと同軸に設けられた取付孔6と、を有する。取付孔6は、切削インサート1の厚さ方向に形成され、すくい面2及び下面3の双方に開口する貫通孔である。側面4は、軸方向のすくい面2から下面3へ向かうに従い、中心線Oに垂直な径方向の内側へ向けて傾斜して延びる。下面3は、すくい面2の厚さ方向への投影領域の内側に内包される大きさを有する。図2に示すように、すくい面2と側面4との交差稜線7は、軸方向で最も突出した部分において、中心線Oに垂直な平面に対して傾斜している。
図4は、工具本体10の先端側の構成を示す斜視図である。
切削インサート1は、図4に示す工具本体10に対して取り付けられ、工具本体10と共に切削工具として用いられる。切削インサート1は、回転軸COの軸回りに回転可能な工具本体10のインサート取付座11に対し、不図示のクランプネジにより着脱可能に取り付けられる。クランプネジは、切削インサート1の取付孔6に挿入される。切削インサート1は、工具本体10に取り付けられたときに、工具本体10のインサート取付座11に拘束される。インサート取付座11は、切削インサート1が取り付けられる台座である。
インサート取付座11は、底面11aと、長辺壁面11bと、短辺壁面11cと、を有する。また、インサート取付座11は、底面11aの周囲に複数の凹溝(凹部)11d,11eを有する。長辺側凹溝(凹部)11dは、径方向において底面11aの両側にそれぞれ形成されており、そのうちの一方が、底面11aと長辺壁面11bとの間に形成されている。短辺側凹溝(凹部)11eは、底面11aと短辺壁面11cとの間に形成されている。長辺側凹溝11d及び短辺側凹溝11eは、工具回転方向Tとは逆方向に凹む。
底面11aは、工具本体10の工具回転方向Tを向く面である。底面11aは、後述する切削インサート1の着座面3aと対向する面であって底面11aと略等しい面積を有する。底面11aの略中央には、クランプネジ12が挿入されるねじ孔13が形成されている。
図1に示すように、切削インサート1のすくい面2は、取付孔6の周囲に設けられた平坦面2aと、切刃5から平坦面2aに向かって傾斜する傾斜面2bとを有する。平坦面2aは、中心線Oに垂直な面である。
切削インサート1の下面3は、インサート取付座11の底面11aに接触して拘束される着座面3aと、インサート取付座11の底面11aに接触しない台座(突出部)3bと、を有する。具体的に、下面3は、中心線Oに垂直な平面からなる着座面3aと、着座面3aの外周縁に軸方向で着座面3aよりもすくい面2から離れる方向に突出した突出部からなる台座3bと、を有する。台座3bの頂部3bcは中心線Oに垂直である。
着座面3aは、中心線Oに対して直交する平面である。着座面3aは、すくい面2側の平坦面2aに平行である。着座面3aは、インサート取付座11の底面11aに接触する面である。着座面3aは、インサート取付座11の底面11aと略同面積あるいはこれよりもわずかに小さい面積を有する。着座面3aの略中央には、上記取付孔6が開口している。
台座3bは、着座面3aの周方向全体(外周縁全体)に形成されている。また、台座3bは、着座面3aの外周縁上に形成されている。台座3bは、着座面3aよりも軸方向外側へ突出している。すなわち台座3bは、軸方向において着座面3aよりもすくい面2から離れる方向に突出している。これにより、切削インサート1の着座側には、着座面3aと台座3bとによって軸方向内側へ凹む凹部が形成されている。
台座3bの頂部3bcには、中心線Oに垂直な平面が設けられており、その平面の全体には研削痕がない。すなわち、本実施形態において、切削インサート1の台座3bの頂部3bcは焼結板に接触しながら焼結し、焼結後、研削加工を行っていない。
なお、本実施形態では、着座面3aの外周縁全体に設けられているが、これに限られず、外周縁の一部に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、台座3bの頂部3bcは中心線Oに垂直な平面を有しているが、これに限られず、平面以外の面を有していてもよい。例えば、頂部3bcが稜線状をなす曲面を有していてもよい。
台座3bの軸線方向における高さHは、着座面3aと、台座3bの頂部3bcとの段差量に相当する。台座3bの高さHは、全体で一定である。台座3bの高さHは、例えば0.15mm~0.50mmの範囲内が好ましい。また、0.20mm~0.40mmの範囲内がより好ましく、本実施形態では、0.30mmとされている。
本実施形態の切削インサート1が工具本体10に取り付けられて、切削インサート1の着座面3aがインサート取付座11の底面11aに接触した状態のとき、台座3bは、インサート取付座11の長辺側凹溝11d及び短辺側凹溝11e内に入り込むため、インサート取付座11の底面11aには接触しない。
このような構成により、工具本体10に対する切削インサート1の拘束強度は、主に、底面11aと着座面3aとが面接触することで確保される。互いに平らな着座面3aと底面11aとで拘束されるため、切削インサート1にガタつきが生じず、工具本体10のインサート取付座11に対して安定したクランプ状態が得られる。
また、切削インサート1は、焼結時において焼結板に接触する部位(台座3b)が着座面3aとは別に設けられているとともに、切削インサート1を工具本体10に取り付けた際に、台座3bの頂部3bcが工具本体10のインサート取付座11の底面11aには接触しない形状とされているので、台座3bの頂部3bcに対する研削加工が不要になる。着座面3aは、焼結板に接触しないため、焼結痕(微小な凹凸)が生じず、平坦性が確保される。このため、従来、切削インサート1の着座側に施していた研削工程を省略することができる。したがって、本実施形態の切削インサート1によれば、コスト削減と着座面3aの平坦性確保の両方を実現することができる。
また、本実施形態では、台座3bが着座面3aの外周縁に設けられている。これにより、切削インサート1の着座側において着座面3aの面積を最大にすることができ、工具本体10に対する拘束強度を高めることができる。
本実施形態の切削インサート1が取り付けられた工具本体10を備えることで、加工精度の高い切削工具100が得られる。
以上、本発明の第一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記第一実施形態の切削インサート1においては、着座面3aの外周縁全体に亘って台座3bが形成されているが、切削インサート1の台座3bの形状は、上述した形状に限定されない。
以下に、台座3bの変形例についていくつか述べる。なお、以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
(変形例1)
図5は、第一実施形態の変形例1における切削インサート1Aの着座側を示す斜視図である。
図5に示すように、変形例1の切削インサート1Aは、下面3側の4つのコーナ部3fのそれぞれに台座3Abが形成されている。4つの台座3Abは、いずれも、切削インサート1の長辺方向及び短辺方向に対称的な形状をなす。各台座3Abは、各長辺3gに沿って延びる第1部位3b1と、短辺3hに沿って延びる第2部位3b2とを有し、平面視L字形状をなす。周方向で隣り合う台座3Abどうしの間には、軸方向で各台座3Abの頂部3bcよりもすくい面2側に位置する着座面3aが存在する。
(変形例2)
図6は、第一実施形態の変形例2における切削インサート1Bの着座側を示す斜視図である。
図6に示すように、変形例2の切削インサート1Bは、着座面3aの一対の長辺3gに沿ってそれぞれ台座3Bbが形成されている。各台座3Bbは、長辺3gの全体に亘って形成されている。
(変形例3)
図7は、第一実施形態の変形例3における切削インサート1Cの着座側を示す斜視図である。
図7に示すように、変形例3の切削インサート1Cは、着座面3aの一対の短辺3hに沿ってそれぞれ台座3Cbが形成されている。各台座3Cbは、短辺3hの全体に亘って形成されている。
(変形例4)
図8は、第一実施形態の変形例4における切削インサート1Dの着座側を示す斜視図である。
図8に示すように、変形例4の切削インサート1Dは、着座面3aの外周縁のうち、一対の短辺3hと4つのコーナ部3fとを含むようにして台座3Dbが形成されている。台座3Dbは、各短辺3hの全体と、短辺3hの両端から長辺3gの一部に沿って設けられている。
上述した変形例1~4によれば、台座3bによって焼成時の水平姿勢を維持しつつ、着座面3aの平坦性を確保することができる。また、着座面3aの外周縁のうち、少なくとも、4つのコーナ部3f、一対の長辺3g、一対の短辺3hのうちの所定の範囲に台座3bを設けることにより、材料費の削減を図ることが可能である。さらに、変形例1~4における各台座3bの頂部3bcは、いずれも研削痕がなく、第一実施形態と同様、製造工程を簡略化できる。
例えば、切削インサートの平面視形状は上述した各実施形態の形状に限られない。
切削インサートの平面視形状は、矩形状以外であってもよく、三角形状、正方形状、円形状であってもよい。
(変形例5)
図9及び図10は、変形例5における切削インサート40を示す斜視図である。
例えば、図9及び図10に示すように、平面視円形状の切削インサート40の場合、着座側に、平ら着座面43aと、着座面43aの外周縁全体に形成された台座43bとを有する下面43を形成することが好ましい。台座43bの頂部43bcは、研削痕がなく、着座面43aよりも軸方向外側へ突出している。
なお、上記各実施形態及び各変形例においては、着座面3aの外周縁上に台座3bを設けた構成となっていたが、これに限定されない。例えば、着座面3a内に台座3bを設けてもよい。また、着座面3aの外周縁上ではなく、下面3の外周縁(輪郭)上に台座3bを設けてもよい。
また、上記各実施形態及び各変形例においては、切削インサートの取付孔6の周囲に1つの着座面3aを設けた構成となっているが、これに限定されない。例えば、取付孔6の径方向両側に一対の着座面3aを設けてもよいし、取付孔6の周囲に複数の着座面3aを設けてもよい。各着座面3aは、中心線Oに対して垂直な平面であればよい。
1(1A,1B,1C,1D)…第一実施形態(変形例1~4)の切削インサート
2…すくい面
3…第一実施形態の下面
3a…第一実施形態の切削インサートの着座面
3b(3Ab,3Bb,3Cb,43b)…第一実施形態(変形例1~4)の台座
3bc…第一実施形態の台座の頂部
3f…コーナ部
3g…長辺
3h…短辺
4…側面
6…取付孔
7…稜線
10…工具本体
11…インサート取付座
11a,11b,11c…インサート取付座の底面、長辺壁面、短辺壁面
40…変形例5の切削インサート
43…変形例5の着座面
43a…変形例5の着座面
43b…変形例5の台座
43bc…変形例5の台座の頂部
100…切削工具

Claims (7)

  1. 中心線を有する板状の切削インサートであって、
    前記中心線に沿う軸方向で互いに対向する一方の面を構成する上面と、
    互いに対向する他方の面を構成する下面と、
    前記上面と前記下面とを前記軸方向に繋ぐ側面と、
    前記軸方向に貫通する取付孔と、を有し、
    前記側面は、前記軸方向の前記上面から前記下面へ向かうに従い、前記中心線に垂直な径方向の内側へ向けて傾斜して延び、
    前記下面は、前記中心線に垂直な平面を有する着座面と、前記着座面の外周縁に前記軸方向で前記着座面よりも前記上面から離れる方向に突出した突出部を有する台座と、を有し、
    前記台座の前記突出部の頂部は前記中心線に垂直である、
    切削インサート。
  2. 前記上面と前記側面の稜線は、前記軸方向で最も突出した部分において、前記中心線に垂直な平面に対して傾斜している、
    請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記台座の前記突出部の前記頂部に平面が設けられている、
    請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記台座の前記突出部の前記頂部が稜線状である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の切削インサート。
  5. 前記台座が前記着座面の外周縁全体に設けられている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の切削インサート。
  6. 前記台座が前記着座面の外周縁の一部に沿って設けられている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の切削インサート。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の切削インサートと、
    回転軸の軸回りに沿って工具回転方向へ回転可能であり、切削インサートが取り付けられるインサート取付座を有する工具本体を備え、
    前記インサート取付座は、前記切削インサートの前記着座面を当接可能な底面を有する、
    切削工具。
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