JP2023076860A - 室内機 - Google Patents

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Shion Hisamatsu
梓 金森
Azusa Kanamori
恵介 三苫
Keisuke Mitoma
智充 山口
Tomomitsu Yamaguchi
友司 森
Yuji Mori
裕介 土井
Yusuke Doi
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Abstract

【課題】インレットパネルがケーシングから外れてしまうことを抑制することができる室内機を提供する。【解決手段】前面から後方に向かって凹むアーム収容部を有するケーシングと、アーム収容部に前方から挿入されるアーム本体、及びアーム本体の後端から幅方向に突出する軸部を有するアームと、アーム本体の前端に固定され、ケーシングの前面を覆うインレットパネルと、を備え、アーム収容部は、軸部を上下から挟むように、アーム収容部の開口から後方に向かって案内可能に設けられた上側案内部及び下側案内部と、これらの後端側に設けられて、軸部を幅方向に延びる軸線を中心に回動可能に保持可能な軸受部と、上側案内部と軸受部との間に設けられるとともに、後方側を向く段差面を有する段差部と、を有し、アームは、軸部が軸受部よりも前方に位置した状態で軸部が回動した際に、段差面に当接することで軸部の回動を制限するストッパを有する室内機。【選択図】図1

Description

本開示は、室内機に関する。
例えば特許文献1には、室内機の前面側パネル(ケーシング)に対して、吸込グリル(インレットパネル)に接続された回動用アーム(アーム)を着脱可能な室内機が開示されている。この室内機のアームの一端にはインレットパネルが接続されており、アームの他端側に形成されている孔には第1の切欠きを介してケーシングに形成されている軸が嵌め込まれている。
特開平8-159508号公報
ところで、室内機のメンテナンス等では、インレットパネルの開閉に伴ってアームと軸との嵌め合いが外れることがある。この際、アームと軸との嵌め合いが外れた状態でインレットパネルを閉じられてしまう場合がある。その結果、アームに接続されたインレットパネルがアームとともにケーシングから外れてしまうことがある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、インレットパネルがケーシングから外れてしまうことを抑制することができる室内機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る室内機は、前面、及び、該前面から後方に向かって凹むアーム収容部を有するケーシングと、前記アーム収容部に前方から挿入されるアーム本体、及び、該アーム本体の後端から前記ケーシングの幅方向に突出する軸部を有するアームと、前記アーム本体の前端に固定され、前記ケーシングの前面を覆うインレットパネルと、を備え、前記アーム収容部は、前記軸部を上下から挟み込むようにして、前記アーム収容部の開口から後方に向かって案内可能に設けられた上側案内部及び下側案内部と、前記上側案内部及び前記下側案内部の後端側に設けられて、前記軸部を前記ケーシングの幅方向に延びる軸線を中心に回動可能に保持可能な凹曲面状を成す軸受面を有する軸受部と、前記上側案内部と前記軸受部との間に設けられるとともに、後方側を向く段差面を有する段差部と、を有し、前記アームは、前記軸部が前記軸受部よりも前方に位置した状態で前記軸部が回動した際に、前記段差面に当接することで前記軸部の回動を制限するストッパをさらに有する。
本開示によれば、インレットパネルがケーシングから外れてしまうことを抑制することができる室内機を提供することができる。
本開示の実施形態に係る室内機の概略構成を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係るアーム収容部を前方側から見た際の様子を示す図である。 図2のIII-III線方向の部分断面図である。 本開示の実施形態に係るアームホルダを示す図である。 本開示の実施形態に係るアームを示す図である。 本開示の実施形態に係るアームが閉塞位置に位置する状態を示す図である。 本開示の実施形態に係るアームが開放位置に位置する状態を示す図である。 本開示の実施形態に係る軸部が狭隘部における接続面と突出面との間に前方側から挟まっている状態を示す図である。 本開示の実施形態に係るストッパによってベンド部が下方側に向かって撓んだ時の状態を示す図である。 本開示の実施形態に係るアームが開放位置に位置した状態でアームが前方に向かってアーム収容部から取り出される際の軸部と突出部との関わり合いの様子を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る室内機を図面に基づき説明する。
(室内機)
室内機は、室内に設けられるとともに、室外に設けられた室外機とやり取りする冷媒を室内の空気と熱交換させることで室内の空気を調和する装置である。室内機と室外機とで空気調和装置が構成されている。
図1に示すように、室内機100は、ケーシング1と、ファン2と、熱交換器3と、フィルタ部4と、制御部5と、ボルト7と、アーム8と、インレットパネル9と、を備えている。
(ケーシング)
ケーシング1は、複数のパネルによって構成されており、室内の壁面Wに設置される。ケーシング1は、室内機100の外殻を成している。ケーシング1は、各種の機器を収容するとともに室内の空気を流通させるための空間を内側に画成する。ケーシング1は、背面パネル10と、ボトムパネル20と、天面パネル30と、一対の側面パネル40と、フロントパネル50と、接続パネル70と、フラップ73と、を有している。
背面パネル10は、室内の壁面Wに据付板等(図示省略)を介して固定されるパネルである。背面パネル10は、壁面Wに沿うように広がるとともに、該壁面Wと対向する背面11を有している。本実施形態では、背面パネル10の背面11と壁面Wとが対向する方向を、「設置方向Di」と称する。したがって、設置方向Diは、壁面Wに対して垂直な方向である。
設置方向Diの両側のうち、壁面Wから遠ざかる方向である一方側を「前方側Dif」と称し、その反対の側を「後方側Dib」と称する。背面11は、前方側Dif(前方)から見た際の水平方向のうち、壁面Wと平行な方向を長手方向とする長方形状を成している。
ボトムパネル20は、背面パネル10における下方側の端縁に接続されるとともに、壁面Wに交差する方向に広がるパネルである。本実施形態におけるボトムパネル20は、水平方向に広がっており、背面パネル10から起立するように該背面パネル10に一体に接続されている。ボトムパネル20は、水平方向に広がるとともに、下方側Dvdを向く底面21を有している。底面21は、背面11の広がる方向に対して垂直な方向に広がっている。
天面パネル30は、背面パネル10における下方側とは反対の側である上方側の端縁に接続されるとともに、壁面Wに交差する方向に広がるパネルである。本実施形態における天面パネル30は、水平方向に広がっており、背面パネル10から起立するように該背面パネル10に一体に接続されている。
即ち、天面パネル30は、ボトムパネル20よりも上方側で、ボトムパネル20の広がる方向と平行に広がっている。ボトムパネル20と天面パネル30とは、互いに離間した位置で対向している。
天面パネル30は、水平方向に広がるとともに、上方側を向く天面31を有している。天面31は、背面11の広がる方向に対して垂直な方向に広がっている。本実施形態では、天面31における、前方側Difの端縁(辺)がケーシング1の前縁1aとされている。前縁1aは、ケーシング1中で最も上方に位置している。
本実施形態では、ボトムパネル20と天面パネル30とが対向する方向を、「上下方向Dv」と称する。上下方向Dvの両側のうち、ボトムパネル20から天面パネル30に向かう方向である一方側を、単に「上方側Dvu」と称し、その反対の他方側Dwlを、単に「下方側Dvd」と称する。したがって、上下方向Dvは、重力方向に一致している。
本実施形態におけるボトムパネル20の底面21は、下方側Dvd(下方)から見た際の水平方向のうち、壁面Wと平行な方向を長手方向とする長方形状を成している。本実施形態における天面パネル30の天面31は、上方側Dvu(上方)から見た際の水平方向のうち、壁面Wと平行な方向を長手方向とする長方形状を成している。
天面パネル30には、室内の空気を吸い込むための複数の吸込口32が形成されている。即ち、天面パネル30は、複数の吸込口32を有している。複数の吸込口32は、水平方向で等間隔に配列されている。各吸込口32は、天面パネル30を上下方向Dvに貫通している。各吸込口32は、上方側Dvuからみて、矩形状(長方形状)を成している。
側面パネル40は、背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30における長手方向に延びる端縁を互いに接続するパネルである。本実施形態では、この長手方向に一致する方向を、「幅方向Dw」と称する。したがって、幅方向Dwは、設置方向Di及び上下方向Dvのいずれに対しても垂直な方向である。
幅方向Dwの両側のうち、上方側Dvuから天面パネル30、背面パネル10、ボトムパネル20が並ぶように前方側Difから背面パネル10を見た際の右側を、単に「一方側Dwr」と称し、その反対の側を単に「他方側Dwl」と称する。
一対の側面パネル40のうちの一方の側面パネル40は、背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30における一方側Dwrの端縁同士を接続するとともに、一方側Dwrを向く側面41を有している。
一対の側面パネル40のうちの他方の側面パネル40は、背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30における他方側Dwlの端縁同士を接続するとともに、他方側Dwlを向く側面41を有している。
したがって、一対の側面パネル40は、これら背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30を幅方向Dwで挟むように配置されている。各側面41は、背面11、底面21、及び天面31が広がる方向のいずれに対しても垂直な方向に広がっている。
フロントパネル50は、背面パネル10よりも前方側Difに配置されるとともに、天面パネル30及び一対の側面パネル40における前方側Difの端縁を互いに接続している。フロントパネル50は、背面パネル10の広がる方向と平行に広がっている。フロントパネル50は、壁面Wに沿う方向に広がるとともに、前方側Difを向く前面51を有している。
フロントパネル50には、一対の前面開口53と、一対のアーム収容部52と、が形成されている。即ち、フロントパネル50は、一対の前面開口53と、一対のアーム収容部52と、を有している。一対の前面開口53は、幅方向Dwで互いに隣接するように配置されている。前方側Difから見た際の各前面開口53は、幅方向Dwを長手方向とする長方形状を成している。
一対のアーム収容部52は、幅方向Dwに配列されている。一対のアーム収容部52のうちの一方のアーム収容部52は、幅方向Dwで互いに隣接する一対の前面開口53のうち、一方側Dwrに配置された前面開口53よりも一方側Dwrに配置されている。
一対のアーム収容部52のうちの他方のアーム収容部52は、幅方向Dwで隣接する一対の前面開口53のうち、他方側Dwlに配置された前面開口53よりも他方側Dwlに配置されている。アーム収容部52の詳細な構成については後述する。
接続パネル70は、フロントパネル50よりも下方側Dvdに配置されるとともに、ボトムパネル20及び一対の側面パネル40における前方側Difの端縁、並びに、フロントパネル50における下方側Dvdの端縁を互いに接続するパネルである。
接続パネル70は、ボトムパネル20における前方側Difの端縁から、フロントパネル50の下方側Dvdの端縁に向かうに連れて前方側Difを向く湾曲面状を成す湾曲面71を有している。
接続パネル70には、天面パネル30の吸込口32から吸い込まれた空気を吹き出すための吹出口72が形成されている。即ち、接続パネル70は、吹出口72を有している。前方側Dif、又は下方側Dvdから見た際の吹出口72は、幅方向Dwを長手方向とする矩形(長方形状)に形成されている。本実施形態における吹出口72は、湾曲面71の湾曲に沿うように広がっている。
フラップ73は、接続パネル70の吹出口72に設けられるとともに、吹出口72から吹き出される空気の方向を転向させる。フラップ73は、前方側Difから吹出口72を覆う状態と、吹出口72を覆わない状態とに遷移可能とされている。
フラップ73は、例えば、接続パネル70に設けられるとともに幅方向Dwに延びる回動軸線(図示省略)を中心とする回動軸(図示省略)によって、該回動軸線回りに回動可能に支持されている。フラップ73の回動量は、例えば、外部から入力される入力信号に基づいて制御されている。
以上説明した、ケーシング1を構成する各要素によって各種の機器を収容するとともに室内の空気を流通させるための空間が形成されている。説明の便宜上、本実施形態では、この空間を、「収容空間R」と称する。
(ファン)
ファン2は、ケーシング1内に室内の空気を導入可能なクロスフローファンである。ファン2は、収容空間R内で幅方向Dwに延在している。ファン2は、幅方向Dwに延びる回転軸線(図示省略)を中心として、該回転軸線回りに回転可能に背面パネル10に保持されている。
ファン2は、収容空間R内で回転することで、天面パネル30の吸込口32から空気を吸引するとともに、吸引した空気を接続パネル70の吹出口72から吹き出す。ファン2の回転数は、例えば、外部から入力される入力信号に基づいて制御されている。
(熱交換器)
熱交換器3は、ファン2によって収容空間R内に導入された空気と冷媒とを熱交換させる。即ち、熱交換器3は、収容空間R内に導入された空気を冷やす、又は暖める。熱交換器3は、内部を冷媒が流通する伝熱管、及びこの伝熱管が幅方向Dwで挿通された複数のフィン等によって構成されている。熱交換器3は、例えば、収容空間R内でファン2を上方側Dvuから取り囲むように設けられている。
(フィルタ部)
フィルタ部4は、天面パネル30の吸込口32から吸い込まれた空気の中に含まれるダスト等の不純物を取り除く。フィルタ部4は、収容空間R内における熱交換器3よりも上方側Dvuに配置されている。即ち、フィルタ部4は、ケーシング1と熱交換器3との間に配置されている。したがって、フィルタ部4は、ダスト等の不純物が除去された空気を熱交換器3に供給する。
(制御部)
制御部5は、フラップ73の回動量や、ファン2の回転等を制御する装置である。制御部5は、フラップ73及びファン2と、有線又は無線によって接続されている。制御部5は、収容空間R内に設けられており、ファン2、熱交換器3、及びフィルタ部4よりも一方側Dwrに配置されている。
制御部5は、例えば室内機100がケーシング1に設けられたセンサ(図示省略)を備える場合に、当該センサが取得した感知情報に基づいて入力信号を生成する。制御部5は、生成した入力信号をフラップ73やファン2に送信する。
ここで、フロントパネル50が有する一対のアーム収容部52の構成を説明する。前方側Difからフロントパネル50を見た際の一対のアーム収容部52は、左右対称の関係で配置されている。
以下、フロントパネル50が有する一対のアーム収容部52のうち、一方側Dwrに配置されたアーム収容部52について説明する。他方の側に配置されたアーム収容部52については、説明を省略する。
(アーム収容部)
アーム収容部52は、フロントパネル50の前面51、及び、該前面51に開口するとともに後方側Dibに向かうに従って上方側Dvuに向かって凹む凹所である。図2から図4に示すように、アーム収容部52は、ホルダ支持部520と、第一係合部521と、側壁部524と、アームホルダ6と、を有している。
アーム収容部52は、前面51における開口50aを含む。本実施形態における開口50aは、前方側Difから見て矩形状(長方形状)を成している。開口50aの長手方向は、上下方向Dvに一致している。
(ホルダ支持部)
ホルダ支持部520は、開口50aにおける下方側Dvdの端縁から後方側Dibに向かうに従って上方側Dvuに延びている。ホルダ支持部520は、基端面520aと、締結面520bと、上面520cと、支持面520dと、を有している。基端面520aは、前面51の開口50aにおける下方側Dvdの端縁に接続されるとともに、該前面51に対して上方側Dvuを向くように傾斜する面である。
締結面520bは、基端面520aにおける後方側Dibの端縁に接続されるとともに、該端縁から上方側Dvuに向かって立ち上がるように広がる面である。したがって、締結面520bは、前方側Difを向いている。
ホルダ支持部520には、締結面520bに開口するとともに、この締結面520bから後方側Dibに向かって凹む締結穴520eが形成されている。締結穴520eは、ボルト7を締結可能なねじ山である。
上面520cは、締結面520bにおける上方側Dvuの端縁に接続されるとともに、該端縁から水平方向に広がる面である。支持面520dは、上面520cにおける後方側Dibの端縁に接続されるとともに、該上面520cに対して前方側Difを向くように傾斜する面である。本実施形態における支持面520dは、仮想的な水平面(上面520cの広がる方向)に対して、例えば40~50°傾斜するように形成されている。
(第一係合部)
第一係合部521は、ホルダ支持部520における後方側Dibの端縁から上方側Dvuに向かって延びている。本実施形態における第一係合部521は、可撓性を有する材料で形成されている。第一係合部521は、第一基部522と、第一爪部523と、を有している。第一基部522は、ホルダ支持部520における後方側Dibの端縁から上方に向かって延びる平板状を成す部材である。
したがって、第一基部522は、支持面520dよりも上方で該支持面520dの広がる方向に対して交差する方向に延びている。第一基部522は、支持面520dにおける後方側Dibの端縁に接続されるとともに、該端縁から上方側Dvuに向かって立ち上がるように広がる前方面522aを有している。前方面522aは、前方側Difを向くとともに、支持面520dに接続されている。
第一爪部523は、第一基部522における上方側Dvuの端縁から上方側Dvuに向かうに従って前方側Difに延びる平板状を成す部材である。したがって、第一爪部523は、支持面520dよりも上方で該支持面520dの広がる方向に対して交差する方向に延びている。
本実施形態における第一爪部523は、支持面520dが広がる方向に対して垂直な方向に広がるとともに前方面522aに接続されている第一面523aと、該第一面523aとは反対の側を向く抑え面523bと、を有している。
(側壁部)
側壁部524は、開口50aにおける他方側Dwlの端縁、ホルダ支持部520、及び第一係合部521のそれぞれを互いに接続するように広がっている。本実施形態における側壁部524は、可撓性を有する材料で形成されている。
側壁部524は、幅方向Dwに対して垂直な方向に広がるとともに、ホルダ支持部520及び第一係合部521よりも他方側Dwlで一方側Dwrを向く側壁面524aを有している。
(アームホルダ)
アームホルダ6は、開口50aを通じて前面51側から挿入されるとともに、ホルダ支持部520に着脱可能に固定されることで該ホルダ支持部520と一体になる部材である。図1及び図4に示すように、アームホルダ6は、ホルダ本体60と、第二係合部61と、固定部62と、を有している。
(ホルダ本体)
ホルダ本体60は、アーム収容部52に挿入された際に、支持面520d上に載置される部材である、ホルダ本体60は、アームホルダ6における本体部分に相当する。ここで、ホルダ本体60がアーム収容部52に挿入される方向を、「挿入方向Ds」と称する。
挿入方向Dsは、ホルダ支持部520が延びる方向に一致する方向である。挿入方向Dsの両側のうち、前面51から遠ざかる方向である一方側を「奥側Dsb」と称し、その反対の側(前面51に近づく方向)を「手前側Dsf」と称する。
ホルダ本体60は、一方側Dwrを向く第一ホルダ面600aと、第一ホルダ面600aとは反対の側の他方側Dwlを向く第二ホルダ面600bと、これら第一ホルダ面600a及び第二ホルダ面600bを接続するとともに手前側Dsfを向く第三ホルダ面600cと、を有する。第二ホルダ面600bは、ホルダ本体60がアーム収容部52に挿入された際に、側壁部524の側壁面524aと対向するとともに接触する。
以下、ホルダ本体60がホルダ支持部520の支持面520d上に載置された際の、アームホルダ6が有する各要素(ホルダ本体60、第二係合部61、固定部62)の構成を説明する。
ホルダ本体60は、下側案内部602と、軸受部603と、上側案内部601と、段差部604と、接続部605と、を有している。下側案内部602は、支持面520d上に載置される平板状の部材である。下側案内部602は、幅方向Dwに垂直な方向に広がっている。下側案内部602は、本体部600と、ベンド部620と、突出部621と、を有している。
本体部600は、設置方向Di及び上下方向Dvに広がる板状を成す部材である。本体部600は、支持面520dに対向するとともに該支持面520d上に載置される載置面602aと、載置面602aとは反対側を向くとともに、開口50aから離れる方向に向かって延びる下側案内面602b(案内面)と、下側案内面602bよりも後方側Dibで上方側Dvuを向く上端面602cと、を有する。
ベンド部620は、設置方向Diにおける本体部600の下側案内面602bと上端面602cとの間で、上方側Dvuに向かうに連れて後方側Dibに向かうように本体部600から延びている。幅方向Dwにおけるベンド部620の寸法は、幅方向Dwにおける本体部600の寸法と同一である。本実施形態におけるベンド部620は、可撓性を有する材料で形成されている。
ベンド部620は、上方側Dvuを向く湾曲面状を成す第一ベンド面620aと、該第一ベンド面620aに接続されるとともに後方側Dibを向く第二ベンド面620bと、該第二ベンド面620bに接続されるとともに下方側Dvdを向く湾曲面状を成す第三ベンド面620cと、を有している。
第一ベンド面620aは、本体部600の下側案内面602bに奥側Dsbから接続されている。第二ベンド面620bは、第一ベンド面620aにおける後方側Dibの端縁と第三ベンド面620cにおける後方側Dibの端縁とを上下方向Dvに接続する平面である。第三ベンド面620cは、第二ベンド面620bに前方側Difから接続されるとともに第一ベンド面620aに沿うように形成されている。上下方向Dvにおける、第三ベンド面620cと本体部600の上端面602cとの間には隙間Sが形成されている。
突出部621は、ベンド部620の第一ベンド面620aから上方側Dvuに向かって突出することで、上方側Dvuに向かって突出する凸面形状を成す突出面621aを有している。突出面621aは、一方側Dwrから見た際に、最も上方側Dvuに位置する頂部を有している。
突出部621は、ベンド部620を幅方向Dwで二等分した際の他方側Dwlにおけるベンド部620の第一ベンド面620aからベンド部620と一体に上方側Dvuに向かって突出している。したがって、一方側Dwrから見た際に、突出面621aと第一ベンド面620aとは、高さが異なっている。
軸受部603は、下側案内部602における本体部600の上端面602cに対して上方側Dvuから一体に接続されている。軸受部603は、設置方向Di及び上下方向Dvに広がる板状を成す部材である。幅方向Dwにおける軸受部603の寸法は、幅方向Dwにおける本体部600の寸法と同一である。
軸受部603は、本体部600の上端面602cに上方側Dvuから接続されるとともに前方側Difを向く前端面603aと、前端面603aにおける上方側Dvuの端縁に上方側Dvuから接続されるとともにこの前端面603aから後方側Dibに向かって凹む軸受面603bと、軸受面603bにおける上方側Dvuの端縁に前方側Difから接続されるとともに下方側Dvdを向く下端面603cと、を有する。
前端面603a及び下端面603cは、平面状を成している。軸受面603bは凹曲面状を成している。具体的には、軸受面603bは、一方側Dwrから見た際に後方側Dibに向かって凹む半円筒内周面である。軸受面603bは、開口50aよりも上方側Dvuに位置している。これら前端面603a、軸受面603b、下端面603cの幅方向Dwにおける寸法は、上端面602cの幅方向Dwにおける寸法と同一である。
ここで、下側案内部602の本体部600及びベンド部620、並びに軸受部603のそれぞれが有する一方側Dwrを向く面が互いに接続されることによって、ホルダ本体60における上記第一ホルダ面600aが構成されている。
上側案内部601は、下側案内部602よりも上方側Dvu、且つ、軸受部603よりも前方側Difに配置されている。上側案内部601は、開口50aから離れる方向に向かって延びるとともに、下側案内面602bと対向する上側案内面601aを有している。上側案内部601の幅方向Dwにおける寸法は、下側案内部602及び軸受部603の幅方向Dwにおける寸法よりも大きい。上側案内面601aの幅方向Dwにおける寸法は、下側案内面602b、上端面602c、軸受面603b、及び下端面603cよりも大きい。
段差部604は、軸受部603と上側案内部601との間に設けられ、軸受部603と上側案内部601とを設置方向Diで接続している。本実施形態における段差部604は、後方側Dibを向く段差面604aと、段差面604aに接続されるとともに下方側Dvdを向く接続面604bと、を有している。
段差面604aは、軸受部603の第一ホルダ面600aにおける前方側Difの端縁から一方側Dwrに向かって立ち上がるように広がっている。接続面604bは、段差面604aに対して垂直な方向に広がる平面状を成すとともに、軸受部603の下端面603c及び上側案内部601の上側案内面601aとを接続している。
ここで、接続面604bの幅方向Dwにおける寸法は、上側案内面601aの幅方向Dwにおける寸法と同一である。接続面604bの幅方向Dwにおける寸法と、軸受部603の下端面603cの幅方向Dwにおける寸法の差分は、段差部604の幅方向Dwにおける寸法に等しい。
接続部605は、これら下側案内部602、軸受部603、上側案内部601、及び段差部604を互いに接続するとともに、設置方向Di及び上下方向Dvに広がる板状を成す部材である。接続部605は、下側案内部602における本体部600の下側案内面602bと、軸受部603の軸受面603b及び下端面603cと、上側案内部601の上側案内面601aと、段差部604の接続面604bとを互いに接続するとともに、これら下側案内面602b、軸受面603b、下端面603c、上側案内面601a、及び接続面604bよりも他方側Dwlで一方側Dwrを向く突き当たり面605aを有している。
本実施形態における突き当たり面605aは、ベンド部620の第一ベンド面620a、第二ベンド面620b、及び第三ベンド面620c、突出部621の突出面621a、本体部600の上端面602c、並びに軸受部603の前端面603aとは接続されていない。
したがって、ベンド部620では、本体部600との接続箇所が固定端となり、本体部600から延びた先が自由端となっている。突き当たり面605aにおける手前側Dsfの端縁は、下側案内面602bにおける手前側Dsfの端縁と、上側案内面601aにおける手前側Dsfの端縁とを上下方向Dvで接続している。
ここで、下側案内部602の本体部600及びベンド部620、軸受部603、上側案内部601、並びに接続部605のそれぞれが有する他方側Dwlを向く面が互いに接続されることによって上記第二ホルダ面600bが構成されている。また、下側案内部602、上側案内部601、及び接続部605のそれぞれが有する前方側Difを向く面が互いに接続されることによって上記第三ホルダ面600cが構成されている。
本実施形態では、下側案内部602の下側案内面602b、軸受部603の軸受面603b及び下端面603c、上側案内部601の上側案内面601a、固定部62の接続面604b、並びに接続部605の突き当たり面605aによって、ホルダ本体60における第一ホルダ面600aから他方側Dwlに向かって凹むとともに第三ホルダ面600cに開口する溝状のアーム挿入部606が構成されている。
(第二係合部)
第二係合部61は、奥側Dsbに向かってホルダ本体60における下側案内部602の本体部600から一体に延びるとともに、第一係合部521と係合可能な部材である。第二係合部61は、第二基部610と、第二爪部611と、を有している。
第二基部610は、下側案内部602の本体部600から奥側Dsbに向かって延びる平板状を成す部材である。第二基部610は、支持面520dと対向する対向面610aを有している。対向面610aは、支持面520dが広がる方向に対して平行に広がっている。
第二爪部611は、第二基部610における奥側Dsbの端縁から下方側Dvdに向かうに従って後方側Dibに延びる平板状を成す部材である。本実施形態における第二爪部611は、対向面610aが広がる方向に対して垂直な方向に広がるとともに対向面610aに接続される受け面611bと、該受け面611bとは反対の側を向く第二面611aと、を有している。
したがって、第二爪部611の受け面611b及び第二面611aは、第一係合部521における第一爪部523の第一面523a及び抑え面523bの広がる方向に対して平行に広がっている。第二爪部611の受け面611b及び第二面611aは、挿入方向Dsから見て、第一面523a及び抑え面523bと重なるように配置されている。
ここで、ホルダ本体60がアーム収容部52に挿入された際の第一係合部521と第二係合部61との関わり合いに関する態様を説明する。ホルダ本体60がアーム収容部52で奥側Dsbに向かって挿入されると、第二爪部611の第二面611aは、第一爪部523の第一面523aに接触する。
これら第一面523a及び第二面611aが接触する位置からさらにホルダ本体60が奥側Dsbに向かって挿入されると、第一爪部523の第一面523aが第二爪部611の第二面611aから圧力を受ける。この際、第一係合部521は、可撓性を有しているため、第一爪部523、及び第一爪部523に接続された第一基部522が奥側Dsbに向かって撓む。
第一爪部523及び第一基部522の奥側Dsbに向かう撓みによって、第二爪部611の第二面611aは、第一爪部523の第一面523aの端縁を乗り越えることができ、第一爪部523の抑え面523bよりも奥側Dsbに移動する。即ち、第二爪部611が、第一爪部523を手前側Dsfから奥側Dsbに向かって乗り越える。
第一係合部521は、可撓性を有しているため、第二爪部611が第一爪部523を乗り越えると同時に、第一爪部523及び第一基部522の奥側Dsbに向かう撓みは解消されて、これら第一爪部523及び第一基部522が元の位置に戻る。
第一爪部523及び第一基部522が元の位置に戻るとともに、ホルダ本体60の奥側Dsbへの挿入を終えると、第一爪部523の抑え面523bと、第二爪部611の受け面611bとが、挿入方向Dsで対向するとともに互いに接触する(図4の状態)。
この際、ホルダ本体60の自重により、第二係合部61(第二爪部611及び第二基部610)には手前側Dsfに引っ張る力がかかるが、第二爪部611の受け面611bは、第一爪部523の抑え面523bによって抑えつけられることで、この抑え面523bから奥側Dsbに向かう力を受ける。
ホルダ本体60の自重に基づく受け面611bから抑え面523bにかかる力と、可撓性を有する第一係合部521を構成する材質に基づく抑え面523bから受け面611bにかかる力とが釣り合うことにより、本体部600は支持面520d上で静止させられる。上記一連の作用によって、第一係合部521と第二係合部61との係合が完了する。
(固定部)
固定部62は、ホルダ本体60における下側案内部602の本体部600から一体に延びるとともに、ホルダ支持部520に固定される部材である。固定部62は、自身がホルダ支持部520に固定されることで、本体部600を支持面520d上に位置決めする。
固定部62は、手前側Dsfに向かって本体部600から延びるとともに、開口50aの内側で前面51と面一を成す固定面62aを有する。固定部62には、固定面62aに開口するとともに、この固定面62aから後方側Dibに向かって凹む凹溝62bが形成されている。
さらに、固定部62には、この凹溝62bの溝底面62cに開口するとともに、この溝底面62cから後方側Dibに向かって固定部62を貫通する固定部締結孔62dが形成されている。固定部締結孔62dは、ボルト7を締結可能なねじ山である。
即ち、本実施形態における固定部62には、ボルト7の頭部が固定面62aよりも前方側Difに突出しないようにザグリ加工が施されている。固定部62が有するこの固定部締結孔62dは、ホルダ支持部520が有する締結穴520eと同一の寸法で形成されるとともに、この締結穴520eに対して設置方向Diで連なるように重なっている。
前方側Difから連なるこれら固定部締結孔62d及び締結穴520eにボルト7が締結されることによって、固定部62がホルダ支持部520に固定される。即ち、ボルト7は、前方側Difからホルダ支持部520に取り付けられることで、固定部62をホルダ支持部520に固定している。言い換えれば、ボルト7は、前方側Difからケーシング1に取り付けられることで、アームホルダ6をケーシング1に固定している。
(アーム)
アーム8は、アーム収容部52に前面51側から挿入されるとともに、一端がアームホルダ6におけるホルダ本体60に形成されたアーム挿入部606によって幅方向Dwに延びる軸線O回りに回動可能に保持される。図1、図5、及び図6に示すように、アーム8は、軸部81と、アーム本体80と、ストッパ84と、を有している。
(軸部)
軸部81は、軸線Oを中心として幅方向Dwに延在する円柱形状を成す円柱部82と、該円柱部82の軸線O方向を向く端面から一体に延びるとともに軸線Oを中心とした円柱形状の外周面81aの一部が切り欠かれた形状を成すDカット部83と、を有している。
円柱部82は、一方側Dwrを向く第一端面82aと、他方側Dwlを向く第二端面82bと、第一端面82aと第二端面82bとの間でこれらを互いに接続する第一外周面82cと、を有している。第一端面82aは、正円状を成しており、円柱部82における一方側Dwrの端面81bに相当する。第二端面82bは、他方側Dwlから見た際にD字状を成しており、円柱部82における他方側Dwlの端面81bに相当する。第一外周面82cは、円柱部82の外周面81aに相当し、円筒面状を成している。
Dカット部83は、円柱部82の第二端面82bに接続されるとともにこの第二端面82bに対して垂直な方向に広がるカット面83aと、カット面83aに接続されるとともに他方側Dwlを向く第三端面83bと、第一外周面82c、カット面83a、及び第三端面83bを互いに接続する第二外周面83cと、を有している。
カット面83aは、第二端面82bから一方側Dwrに向かって立ち上がるように広がる平面である。第三端面83bは、他方側Dwlから見た際にD字状を成しており、Dカット部83における他方側Dwlの端面81bに相当する。
他方側Dwlから見た際には、第二端面82b及び第三端面83bによって第一端面82aと同一の大きさ及び形状の正円が形成されている。第二外周面83cは、Dカット部83の外周面81aに相当し、円筒面状を成している。以下、説明の便宜上、これら第一外周面82c及び第二外周面83cを区別せずに、単に「外周面81a」と称する場合がある。
軸部81は、幅方向Dwに延在した状態でアーム収容部52に前面51側から挿入された後、アームホルダ6におけるホルダ本体60に形成されたアーム挿入部606に挿入される。アーム挿入部606に挿入された軸部81は、軸受部603の軸受面603bによって軸線O回りに回動可能に保持される。軸部81が軸受面603bによって保持された際の軸線Oは、円筒内周面としての軸受面603bの中心線(円筒中心線)と一致する。
ここで、軸部81がアーム挿入部606に挿入された際の態様を説明する。軸部81が、アーム挿入部606における上側案内部601と下側案内部602との間に挿入されると、軸部81における外周面81aは、上側案内面601a、又は下側案内面602bにそれぞれ接触する。Dカット部83の第三端面83bは、接続部605の突き当たり面605aに突き当たる。
上方側Dvu、又は後方側Dibへ向かわせる力が軸部81にかかると、外周面81aが上側案内面601a、又は下側案内面602bに摺接し、Dカット部83の第三端面83bが突き当たり面605aに摺接しながら、軸部81全体が上側案内面601a及び下側案内面602bの延びる方向、即ち奥側Dsbへと案内される。
奥側Dsbに案内された軸部81の外周面81aは、突出部621の突出面621aと、上側案内面601aに後続する段差部604の接続面604bとに摺接しながら、突出面621aと接続面604bとの間に形成された狭隘部Nに手前側Dsfから近づくとともに、この狭隘部Nにおける突出面621a及び接続面604bのそれぞれに当接する。
即ち、軸部81は、狭隘部Nにおける突出面621aと接続面604bとに挟まれた状態となる。本実施形態における狭隘部Nは、突出面621aと接続面604bとの間における領域のうち、軸線Oに対して直交する方向における軸部81の寸法よりも小さい領域である。
ここで、軸部81を後方側Dibへ向かわせる力がさらにかかると、狭隘部Nにおける軸部81と当接する突出面621aが、該突出面621aの接線の法線方向に軸部81から力を受ける。これと同時に、この法線方向に軸部81から受ける力のうち下方側Dvdに向かう鉛直方向成分の力が、突出部621を介してこの突出部621と一体に接続されたベンド部620に作用する。その結果、ベンド部620が下方側Dvdに向かって撓むように弾性変形する。
これによって、狭隘部Nにおける突出面621aと接続面604bとの間の距離は、軸部81の軸線O方向に垂直な方向における寸法よりも大きくなり、軸部81は、一方側Dwrから見た時の突出面621aが有する頂部を跨ぐように後方側Dsbに向かってこの頂部を乗り超えて、この頂部よりも後方側Dibに案内される。
突出面621aが有する頂部よりも後方側Dibに案内された軸部81は、軸受部603の軸受面603bによって軸線O回りに回動可能に保持される。これと同時に、ベンド部620の弾性変形は解消され、ベンド部620は元の状態へ戻る。
(アーム本体)
アーム本体80は、軸部81に接続されるとともに、軸部81の回動に伴って軸線Oを中心に回動する部材である。具体的には、アーム本体80の一端が、軸部81における円柱部82の第一外周面82cの一部を外周側から覆うように円柱部82と一体に固定されている。つまり、アーム本体80は、軸部81と一体に軸線O回りに回動する。
アーム本体80は、軸部81が軸線Oを中心とする位置にある際に、アーム収容部52に挿入されている。アーム本体80は、一方側Dwrから見た際に、前方側Difに傾いたU字状を成している。なお、室内機100を組み立てる際に、軸部81は、アーム本体80が固定された状態で、このアーム本体80とともにアーム収容部52に挿入される。したがって、軸部81とアーム本体80とが、別々にアーム収容部52に挿入されることはない。
(ストッパ)
ストッパ84は、アーム本体80に設けられる板状を成す部材である。ストッパ84は、軸部81が軸受部603よりも前方側Difに位置した状態で軸部81が回動した際に、段差部604の段差面604aに当接することで軸部81の回動を制限する。
(インレットパネル)
インレットパネル9は、アーム8の軸線O回りの回動に伴って、前方側Difからフロントパネル50の前面51を覆う状態と、前面51を覆わない状態とに遷移可能なパネルである。インレットパネル9は、アーム本体80の他端に接続されている。インレットパネル9は、フロントパネル50の前面51を前方側Difから覆うことで、前面51に開口している前面開口53、及びアーム収容部52の開口50aを閉じる。
ここで、アーム8が回動した際のインレットパネル9の態様を説明する。図6に示すように、アーム8が回動する前は、アーム8の他端に接続されたインレットパネル9が、フロントパネル50の前面51に重なるように配置されて、アーム収容部52の開口50aを覆う位置にある。
一方、図7に示すように、アーム8が軸線O回りに回動すると、アーム8の他端に接続されたインレットパネル9が、開口50aを覆う位置から前方側Dif及び上方側Dvuに移動して、前面51を開放する位置へと遷移する。本実施形態では、前者の位置(図6)を「閉塞位置」と称し、後者の位置(図7)を「開放位置」と称する。
本実施形態では、インレットパネル9における、上方側Dvuの端縁が前縁9aとされている。図6に示すように、インレットパネル9の前縁9aは、インレットパネル9が閉塞位置に位置する際に、ケーシング1の前縁1aよりも下方に位置している。
ここで、軸部81が軸受部603よりも前方側Difに位置した状態で軸部81が回動した際にストッパ84が示す態様について説明する。ストッパ84は、アーム8が閉塞位置に位置する際に、一方側Dwrから見てアーム本体80における上方側Dvuの端部から上方側Dvuに突出している。
この際、ストッパ84は、段差部604の段差面604aと設置方向Diで対向するストッパ面84aを有している。本実施形態におけるストッパ84は、アーム8が閉塞位置に位置する際に、一方側Dwrから見て一つの頂点がアーム本体80よりも上方側Dvuに位置する三角形状を成している。
例えば、室内機100のメンテナンス時等にインレットパネル9を開閉する過程、即ち、アーム8が閉塞位置と開放位置との間を遷移する過程で、アーム本体80を前方側Difへ向かわせる力(前方側Difに引っ張る力)がインレットパネル9を介して働くことがある。アーム8が開放位置にある際に、アーム本体80を前方側Difに向かわせる力が作用すると、アーム本体80と一体の軸部81も前方側Difに引っ張られる。
これによって、突出面621aは、軸部81の外周面81aと接触している部分の接線の法線方向に軸部81から力を受ける。これと同時に、この法線方向に受ける力のうち、下方側Dvdに向かう鉛直方向成分の力が、突出部621を介してこの突出部621と一体に接続されたベンド部620に作用する。この結果、下方側Dvdへ押し込む力が軸部81から突出部621へ作用する。
下方側Dvdへ押し込む力が軸部81から突出部621に作用すると、突出部621と一体のベンド部620が下方側Dvdに撓むように弾性変形する。その結果、例えば、図8に示すように、軸部81が突出面621aの頂部を前方側Difに向かう方向で乗り越える場合がある。この際、ストッパ面84aは、段差面604aにおける下方側Dvdの下端縁604eに当接する。したがって、例えば、軸部81が狭隘部Nにおけるベンド部620及び段差部604の間に位置した状態でストッパ84によって回動を制限されることがある。
ここで、アーム8が開放位置から閉塞位置に遷移すると、一方側Dwrから見た時の軸部81の反時計回りの回動に伴って、段差部604における段差面604aの下端縁604eに押圧力を付与する。一方、ストッパ84は、この押圧力に対する反力を下端縁604eから受け、この反力に含まれる下方側Dvdを向く方向成分の力が、ストッパ84に接続されたアーム本体80を介してアーム本体80と一体の軸部81へ伝わると同時に、該軸部81から突出部621へと作用する。
これによって、図9に示すように、突出部621と一体のベンド部620が下方側Dvdへ撓むように弾性変形することで、狭隘部Nにおける接続面604bと突出面621aとの間の距離が幅方向Dwに垂直な方向における軸部81の寸法よりも大きくなる。
ベンド部620が下方側Dvdに撓んだ結果、図6に示すように、軸部81が軸受部603の軸受面603bへ再度案内される。したがって、例えば、アーム8が開放位置に位置する際に、軸部81が軸受部603から前方側Difに外れ、突出面621aの頂部を跨ぐように前方側Difに向かってこの頂部を乗り越えたとしても、アーム8が閉塞位置へ遷移する過程で、ストッパ84によって軸部81を軸受部603へ案内し直すことができる。言い換えれば、インレットパネル9を開けた際に、軸部81が軸受部603よりも前方側Difに移動したとしても、インレットパネル9を閉じることによって軸部81を軸受部603に収め直すことができる。
ここで、図10に示すように、Dカット部83のカット面83aは、アーム8が開放位置に位置した状態でアーム8が前方に向かってアーム収容部52から取り出される際に、突出部621の突出面621aと対向する。この際、円柱部82の第一外周面82cは、ベンド部620の第一ベンド面620aに摺接し、Dカット部83のカット面83aは、突出部621の突出面621aには摺接しない。幅方向Dwにおけるカット面83aの寸法は、幅方向Dwにおける突出部621の寸法よりも大きく、幅方向Dwにおけるベンド部620の寸法よりも小さい。
(作用効果)
室内機100をメンテナンスするためのインレットパネル9の開閉に伴って、アーム8が軸線O回りに回動すると、例えば、軸部81が突出面621aの頂部を跨ぐように前方側Difに向かってこの頂部を乗り越えてしまう場合がある。
実施形態における室内機100によれば、軸部81が軸受部603よりも前方側Difに位置した際に回動しようとしても、ストッパ84が段差部604の段差面604aに当接する。これにより、軸部81は、ストッパ84が段差面604aに当接した位置からそれ以上回動することを段差面604aによって制限される。
つまり、インレットパネル9の開閉に伴うアーム8の回動に伴って、アーム8の軸部81が軸受面603bから外れた場合に、アーム8の回動を規制することができる。したがって、アーム8の軸部81と軸受部603の軸受面603bとの嵌め合いが外れた状態でインレットパネル9が閉じられてしまうことを回避することができ、その結果、インレットパネル9がケーシング1から外れてしまうことを抑制することができる。
また、実施形態における室内機100によれば、ストッパ84が段差面604aに当接した位置で軸部81がさらに回動しようとすると、ストッパ84から段差面604aに力がかかると同時に、当該力に対する反力が段差面604aからストッパ84に働く。この反力がストッパ84と一体のアーム本体80及び軸部81を伝達することによって狭隘部Nにおける突出面621a上で軸部81が下方側Dvdに押し込まれる。
より詳しくは、ストッパ84と段差面604aとの接触部分である下端縁604eを中心として、アーム本体80及び軸部81を後方側Dibへ向かわせるようにこれらを公転させる力が働く。これにより、突出部621と一体のベンド部620が下方に向かって撓むように弾性変形するため、狭隘部Nにおける段差部604の接続面604bと突出部621の突出面621aとの間の距離が幅方向Dwに垂直な方向における軸部81の寸法よりも大きくなる。
それと同時に、軸部81には後方側Dibへ向かう力がかかるため、軸部81が軸受部603の軸受面603bへと案内される。したがって、軸部81が軸受面603bから外れたとしても、インレットパネル9を閉じることによって軸部81を軸受部603に戻すことができる。
また、実施形態における室内機100によれば、インレットパネル9が開放位置に位置した状態でアーム8が前方に向かってアーム収容部52から取り出される際、Dカット部83のカット面83aが突出部621の突出面621aと対向する。これにより、アーム8をアーム収容部52から前方側Difに向かって取り出す際に、軸部81の外周面81aが突出面621a上に乗り上がることが無い。
即ち、突出面621aと軸受部603の下端面603cとが軸部81を挟む力、及び、突出部621と段差部604の接続面604bとが軸部81を挟む力の大きさを低減させることができる。したがって、インレットパネル9をケーシング1からスムーズに取り外すことができる。
また、実施形態における室内機100によれば、インレットパネル9が開放位置に位置した状態でアーム8が前方に向かってアーム収容部52から取り出される際、軸部81のDカット部83が突出面621aに摺接しない。つまり、軸部81が突出部621から影響を受けることがない。したがって、ケーシング1からインレットパネル9をよりスムーズに取り外すことができる。
[その他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成は実施形態の構成に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内での構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本開示は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、実施形態では、第一係合部521が可撓性を有する材料で形成されている構成を説明したが、この構成に限定されることはない。例えば、第一係合部521は可撓性を有する材料で形成されず、第一係合部521に替えて第二係合部61が可撓性を有する材料で形成されてもよい。また、これら第一係合部521及び第二係合部61の両者が可撓性を有する材料で形成されてもよい。
また、実施形態では、アーム収容部52が、アーム挿入部606が形成されたアームホルダ6を有しているが、この構成に限定されることはない。例えば、アーム収容部52がアームホルダ6を有さず、アーム挿入部606がケーシング1に直接形成される構成であってもよい。
[付記]
実施形態に記載の室内機は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る室内機100は、前面51、及び、該前面51から後方に向かって凹むアーム収容部52を有するケーシング1と、前記アーム収容部52に前方から挿入されるアーム本体80、及び、該アーム本体80の後端から前記ケーシング1の幅方向Dwに突出する軸部81を有するアーム8と、前記アーム本体80の前端に固定され、前記ケーシング1の前面51を覆うインレットパネル9と、を備え、前記アーム収容部52は、前記軸部81を上下から挟み込むようにして、前記アーム収容部52の開口50aから後方に向かって案内可能に設けられた上側案内部601及び下側案内部602と、前記上側案内部601及び前記下側案内部602の後端側に設けられて、前記軸部81を前記ケーシング1の幅方向Dwに延びる軸線Oを中心に回動可能に保持可能な凹曲面状を成す軸受面603bを有する軸受部603と、前記上側案内部601と前記軸受部603との間に設けられるとともに、後方側Dibを向く段差面604aを有する段差部604と、を有し、前記アーム8は、前記軸部81が前記軸受部603よりも前方に位置した状態で前記軸部81が回動した際に、前記段差面604aに当接することで前記軸部81の回動を制限するストッパ84をさらに有する。
これにより、軸部81が軸受部603よりも前方側Difに位置した際に回動しようとしても、ストッパ84が段差面604aに当接するため、軸部81は、ストッパ84が段差面604aに当接した位置からそれ以上回動することを制限される。したがって、インレットパネル9の開閉に伴うアーム8の回動に伴ってアーム8の軸部81が軸受面603bから外れた場合に、アーム8の回動を規制することができる。つまり、アーム8の軸部81と軸受部603の軸受面603bとの嵌め合いが外れた状態でインレットパネル9が閉じられてしまうことを回避することができる。
(2)第2の態様に係る室内機100は、(1)の室内機100であって、前記下側案内部602は、前記アーム収容部52の前記開口50aから離れる方向に向かって延びるとともに前記軸部81を後方に案内可能な案内面を有する本体部600と、上方に向かうに連れて後方に向かうように前記本体部600から延びるとともに、弾性変形可能とされたベンド部620と、前記ベンド部620から上方に向かって突出する凸曲面状を成す突出面621aを有することで、該突出面621aと前記段差部604との間に、前記軸線Oに対して直交する方向における前記軸部81の寸法よりも小さい狭隘部Nを形成する突出部621と、を有し、前記ベンド部620は、前記軸部81が前記狭隘部Nにおける前記段差部604及び前記下側案内部602の間に挟まった状態で前記ストッパ84によって回動を制限された際に、下方に向かって撓むように弾性変形することで前記軸部81を前記軸受部603に案内してもよい。
これにより、ストッパ84が段差面604aに当接した位置で軸部81がさらに回動しようとすると、段差面604aからストッパ84に力が働く。ストッパ84と一体のアーム本体80及び軸部81を当該力が伝達することによって狭隘部Nにおける突出面621a上で軸部81が下方に押し込まれるため、ベンド部620が下方に向かって撓むとともに軸部81が軸受部603に案内される。したがって、アーム8の回動を規制するとともに、軸部81を軸受部603に戻すことができる。
(3)第3の態様に係る室内機100は、(2)の室内機100であって、前記アーム8は、前記インレットパネル9が前記ケーシング1の前面51に重なるように配置されているとともに前記アーム収容部52の開口50aを覆う閉塞位置と、前記インレットパネル9が前記閉塞位置から前方及び上方に移動して前記ケーシング1の前面51を開放する開放位置と、の間で前記軸線O回りに回動可能とされており、前記軸部81は、前記軸線Oを中心とした円柱形状を成す円柱部82と、該円柱部82の前記軸線O方向を向く端面81bから一体に延びるとともに前記軸線Oを中心とした前記円柱形状の外周面81aの一部が切り欠かれた形状を成すDカット部83と、を有し、前記Dカット部83は、前記インレットパネル9が前記開放位置に位置した状態で前記アーム8が前方に向かって前記アーム収容部52から取り出される際に、前記突出部621の前記突出面621aと対向するカット面83aを有し、前記幅方向Dwにおける前記カット面83aの寸法は、前記幅方向Dwにおける前記突出部621の寸法よりも大きい、且つ、前記幅方向Dwにおける前記ベンド部620の寸法よりも小さくてもよい。
これにより、インレットパネル9が開放位置に位置した状態でアーム8が前方に向かってアーム収容部52から取り出される際、Dカット部83のカット面83aが突出部621の突出面621aと対向する。したがって、インレットパネル9をケーシング1から取り外す際に円柱部82の外周面81aが突出面621a上に乗り上がることが無い。
(4)第4の態様に係る室内機100は、(3)の室内機100であって、前記円柱部82の外周面81aは、前記インレットパネル9が前記開放位置に位置した状態で前記アーム8が前方に向かって前記アーム収容部52から取り出される際に、前記ベンド部620に摺接し、前記Dカット部83の前記カット面83aは、前記インレットパネル9が前記開放位置に位置した状態で前記アーム8が前方に向かって前記アーム収容部52から取り出される際に、前記突出部621に摺接しなくてもよい。
これにより、インレットパネル9が開放位置に位置した状態でアーム8が前方に向かってアーム収容部52から取り出される際、軸部81が突出部621から影響を受けることがない。
1…ケーシング 1a,9a…前縁 2…ファン 3…熱交換器 4…フィルタ部 5…制御部 6…アームホルダ 7…ボルト 8…アーム 9…インレットパネル 10…背面パネル 11…背面 20…ボトムパネル 21…底面 30…天面パネル 31…天面 32…吸込口 40…側面パネル 41…側面 50…フロントパネル 50a…開口 51…前面 52…アーム収容部 53…前面開口 60…ホルダ本体 61…第二係合部 62…固定部 62a…固定面 62b…凹溝 62c…溝底面 62d…固定部締結孔 70…接続パネル 71…湾曲面 72…吹出口 73…フラップ 80…アーム本体 81…軸部 81a…外周面 81b…端面 82…円柱部 82a…第一端面 82b…第二端面 82c…第一外周面 83…Dカット部 83a…カット面 83b…第三端面 83c…第二外周面 84…ストッパ 84a…ストッパ面 100…室内機 520…ホルダ支持部 520a…基端面 520b…締結面 520c…上面 520d…支持面 520e…締結穴 521…第一係合部 522…第一基部 522a…前方面 523…第一爪部 523a…第一面 523b…抑え面 524…側壁部 524a…側壁面 600…本体部 600a…第一ホルダ面 600b…第二ホルダ面 600c…第三ホルダ面 601…上側案内部 601a…上側案内面 602…下側案内部 602a…載置面 602b…下側案内面 602c…上端面 603…軸受部 603a…前端面 603b…軸受面 603c…下端面 604…段差部 604a…段差面 604b…接続面 604e…下端縁 605…接続部 605a…突き当たり面 606…アーム挿入部 610…第二基部 610a…対向面 611…第二爪部 611a…第二面 611b…受け面 620…ベンド部 620a…第一ベンド面 620b…第二ベンド面 620c…第三ベンド面 621…突出部 621a…突出面 Di…設置方向 Dif…前方側 Dib…後方側 Ds…挿入方向 Dsf…手前側 Dsb…奥側 Dv…上下方向 Dvu…上方側 Dvd…下方側 Dw…幅方向 Dwr…一方側 Dwl…他方側 N…狭隘部 O…軸線 R…収容空間 S…隙間 W…壁面

Claims (4)

  1. 前面、及び、該前面から後方に向かって凹むアーム収容部を有するケーシングと、
    前記アーム収容部に前方から挿入されるアーム本体、及び、該アーム本体の後端から前記ケーシングの幅方向に突出する軸部を有するアームと、
    前記アーム本体の前端に固定され、前記ケーシングの前面を覆うインレットパネルと、
    を備え、
    前記アーム収容部は、
    前記軸部を上下から挟み込むようにして、前記アーム収容部の開口から後方に向かって案内可能に設けられた上側案内部及び下側案内部と、
    前記上側案内部及び前記下側案内部の後端側に設けられて、前記軸部を前記ケーシングの幅方向に延びる軸線を中心に回動可能に保持可能な凹曲面状を成す軸受面を有する軸受部と、
    前記上側案内部と前記軸受部との間に設けられるとともに、後方側を向く段差面を有する段差部と、
    を有し、
    前記アームは、前記軸部が前記軸受部よりも前方に位置した状態で前記軸部が回動した際に、前記段差面に当接することで前記軸部の回動を制限するストッパをさらに有する室内機。
  2. 前記下側案内部は、
    前記アーム収容部の前記開口から離れる方向に向かって延びるとともに前記軸部を後方に案内可能な案内面を有する本体部と、
    上方に向かうに連れて後方に向かうように前記本体部から延びるとともに、弾性変形可能とされたベンド部と、
    前記ベンド部から上方に向かって突出する凸曲面状を成す突出面を有することで、該突出面と前記段差部との間に、前記軸線に対して直交する方向における前記軸部の寸法よりも小さい狭隘部を形成する突出部と、
    を有し、
    前記ベンド部は、前記軸部が前記狭隘部における前記段差部及び前記下側案内部の間に挟まった状態で前記ストッパによって回動を制限された際に、下方に向かって撓むように弾性変形することで前記軸部を前記軸受部に案内する請求項1に記載の室内機。
  3. 前記アームは、
    前記インレットパネルが前記ケーシングの前面に重なるように配置されているとともに前記アーム収容部の開口を覆う閉塞位置と、
    前記インレットパネルが前記閉塞位置から前方及び上方に移動して前記ケーシングの前面を開放する開放位置と、
    の間で前記軸線回りに回動可能とされており、
    前記軸部は、前記軸線を中心とした円柱形状を成す円柱部と、該円柱部の前記軸線方向を向く端面から一体に延びるとともに前記軸線を中心とした前記円柱形状の外周面の一部が切り欠かれた形状を成すDカット部と、を有し、
    前記Dカット部は、前記インレットパネルが前記開放位置に位置した状態で前記アームが前方に向かって前記アーム収容部から取り出される際に、前記突出部の前記突出面と対向するカット面を有し、
    前記幅方向における前記カット面の寸法は、前記幅方向における前記突出部の寸法よりも大きい、且つ、前記幅方向における前記ベンド部の寸法よりも小さい請求項2に記載の室内機。
  4. 前記円柱部の外周面は、前記インレットパネルが前記開放位置に位置した状態で前記アームが前方に向かって前記アーム収容部から取り出される際に、前記ベンド部に摺接し、
    前記Dカット部の前記カット面は、前記インレットパネルが前記開放位置に位置した状態で前記アームが前方に向かって前記アーム収容部から取り出される際に、前記突出部に摺接しない請求項3に記載の室内機。
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