JP2023074771A - 圧力検出デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】実施形態の課題は、2軸曲げ曲面に印加される圧力を検出可能で信頼性の向上した圧力検出デバイスを提供することにある。【解決手段】実施形態に係る圧力検出デバイスは、弾性材料で形成され、2軸曲げ曲面を含む押圧面と押圧面に間隔をおいて対向する1軸曲げ曲面からなる設置面とを具備するバッファー層と、設置面に密着して設けられ設置面に沿って1軸曲げされたシート状の圧力センサと、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、圧力検出デバイスに関する。
ポリイミドのベース層上に薄膜トランジスタ(TFT)や感圧層を搭載して構成された、フレキシブルなシート状の圧力センサが提案されている。このようなシート状の圧力センサを曲げて用いる場合、曲げ軸が1軸であれば、あるいは、複数本の軸でも互いに平行な軸であれば、圧力センサを容易に曲げることができる。一方、曲げ軸が互いに平行ではない2軸の場合、圧力センサは2軸曲げが困難となる。
2軸曲げに対応するため、伸縮可能な配線等を用いて圧力センサ自身の伸縮性を上げる方法や、キリガミ構造などのように切れ込みや空孔を設ける方法が提案されているが、いずれも製造プロセスが複雑になり、センサの信頼性も低下する。
特開2004-333273号公報 特開2006-90983号公報 特開2019-95262号公報
この発明の実施形態の課題は、2軸曲げ曲面に印加される圧力を検出可能で信頼性の向上した圧力検出デバイスを提供することにある。
実施形態に係る圧力検出デバイスは、弾性材料で形成され、2軸曲げ曲面を含む押圧面と前記押圧面に隙間をおいて対向する1軸曲げ曲面からなる設置面とを具備するバッファー層と、前記設置面に密着して設けられ前記設置面に沿って1軸曲げされたシート状の圧力センサと、を備えている。
図1は、第1実施形態に係る圧力検出デバイスの斜視図。 図2は、図1の線A-Aに沿った前記圧力検出デバイスの断面図。 図3は、図1の線B-Bに沿った前記圧力検出デバイスの断面図。 図4は、前記圧力検出デバイスの圧力センサの断面図。 図5は、前記圧力センサの回路構成を模式的に示す平面図。 図6は、前記圧力センサを押圧した状態を模式的に示す断面図。 図7は、前記圧力検出デバイスの中央部を押圧した際の圧力分布を模式的に示す図。 図8は、前記圧力検出デバイスの周縁部を押圧した際の圧力分布を模式的に示す図。 図9は、前記圧力検出デバイスの変換前および変換後の感圧分布を示す図。 図10は、変形例に係る圧力センサの断面図。 図11は、前記圧力検出デバイスの使用例を示す斜視図。 図12は、第2実施形態に係る圧力検出デバイスの斜視図。 図13は、第2実施形態に係る圧力検出デバイスの縦断面図。 図14は、第2実施形態に係る圧力検出デバイスの使用例を示す斜視図。 図15は、第2実施形態の一変形例を示す斜視図。 図16は、第3実施形態に係る圧力検出デバイスの押圧面の側を示す斜視図。 図17は、第3実施形態に係る圧力検出デバイスの圧力センサの側を示す斜視図。 図18は、図16の線D-Dに沿った前記圧力検出デバイスの断面図。 図19は、図16の線E-Eに沿った前記圧力検出デバイスの断面図。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る圧力検出デバイスについて詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係る圧力検出デバイスの斜視図、図2は、図1の線A-Aに沿った圧力検出デバイスの断面図、図3は、図1の線B-Bに沿った圧力検出デバイスの断面図である。
図において、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交している3方向を示しているが、これらの方向は、90度以外の角度で交差していてもよい。第3方向Zの矢印の先端に向かう方向を上又は上方と定義し、第3方向Zの矢印の先端に向かう方向とは反対側の方向を下又は下方と定義する。
第3方向Zの矢印の先端側に表示装置を観察する観察位置があるものとし、この観察位置から、第1方向X及び第2方向Yで規定されるX-Y平面に向かって見ることを平面視という。
また、以下の説明において、1軸曲げ曲面とは、1軸の回りで曲げられた曲面、例えば、円弧面、円筒面、三角錐などの2D曲面であり、展開すると平面となる曲面であると定義する。1軸曲げ曲面は、互いに平行な複数本の軸の回りで曲げられた曲面、例えば、S字形、波状に曲げられた曲面を含むものとしている。2軸曲げ曲面とは、平行でない複数本の軸の回りで曲げられた曲面、例えば、球面、自由曲面、樽状曲面などの3D曲面であると定義する。
図1ないし図3に示すように、第1実施形態に係る圧力検出デバイス10は、合成樹脂、ゴム、エラストマーなどの弾性材料で形成されたバッファー層20と、バッファー層20に貼付されたシート状の圧力センサ50と、を備えている。
バッファー層20は、2軸曲げ曲面、例えば、凸の球面からなる外面(押圧面)SAおよび押圧面SAと対向する円形の平坦な底面SCを有している。底面SCの中央部に、第1方向Xに延びる中心軸線を有する半円筒形の凹所22が形成されている。凹所22の底面は、押圧面SAに向かって凸に形成された1軸曲げ曲面、ここでは、半円筒形の設置面SBを形成している。設置面SBは、間隔を置いて、押圧面SAに対向している。
圧力センサ50は、矩形のシート状に形成され、互いに対向する一対の矩形状の主面(第1主面、第2主面)を有している。圧力センサ50は、凹所22の内に配置されている。圧力センサ50は、一方の主面(第1主面)全体がバッファー層20の設置面SBに貼付され、設置面SBの全面に密着している。圧力センサ50は、設置面SBに沿って1軸曲げされ、設置面SBと同一の1軸曲げ曲面、ここでは、半円筒形を成している。圧力センサ50の一対の側縁50a、50bは、バッファー層20の底面SCと面一に整列している。
凹所22は、充填部材(芯材)24で埋められている。芯材24としては、バッファー層20よりも剛性の高い弾性材、金属部材などを用いることができる。芯材24は、圧力センサ50の他方の主面(第2主面)に密着しているとともに、底面SCと面一に設けられている。
圧力センサ50の一例について説明する。図4は、圧力センサの断面図、図5は、圧力センサの回路構成を示す平面図である。
図4に示すように、シート状の圧力センサ50は、アレイ基板51と、アレイ基板51に間隔を置いて対向したセンサ層(感圧層)54と、センサ層54の上に順に積層された対向電極CE、および保護層60と、を備えている。圧力センサ50の積層方向の厚さは、10~数100μm程度に形成されている。圧力センサ50は、アレイ基板51と対向電極CEとに接続されたコントローラ62を有している。コントローラ62は、圧力センサ50に加えられた圧力の圧力値および押圧位置を測定する。
アレイ基板51は、矩形状の絶縁性基板である。アレイ基板51は、センサ層54と対向する対向面51aと、対向面51aと対向する下面51bとを有している。対向面51aには、複数のアレイ電極(画素電極)PEがマトリックス状に並んで設けられている。下面51bは、圧力センサ50の第2主面を形成している。
図5に示すように、アレイ基板51は、対向面51aに設けられた、互いに平行な複数本の走査線GLと、互いに平行に、かつ、走査線GLと直交して延びる複数本の信号線SLと、各走査線GLと信号線SLとの交差部分に設けられた複数のトランジスタTRと、を備えている。トランジスタTRのゲート電極GEは走査線GLに接続され、トランジスタTRのソース電極SEは信号線SLに接続されている。トランジスタTRのドレイン電極DEには、アレイ電極PEが接続されている。アレイ電極PEと対向電極CEとの間に、センサ層54が配置されている。
図4に示すように、センサ層54は、平面視でアレイ基板51と同形状に形成されたシート部材である。センサ層54は、第1面52aおよび第1面と対向する反対側の第2面52bを有している。センサ層54は、アレイ基板51とは別途に製造されたセンサシートを使用している。センサ層54は、応力を印加することで抵抗値が変化する材料、例えば、絶縁性が高いゴム材料に導電性の微粒子を分散して成る感圧導電性エマストラーで形成されている。センサ層54において、母材の内部に配置された導電性の微粒子は、互いに離隔している。センサ層54の母材には、剛性が低いゴムを用いている。よって、通常時(変形していない場合)のセンサ層54は、非常に高い抵抗値を示し、厚さ方向および面方向に絶縁性を有している。一方で、センサ層54は、上から押圧された場合、押圧された箇所の母材がアレイ基板51の側に窪む。これにより、変形する母材に含まれる導電性の微粒子同士が互いに接触し、厚さ方向に導電性を有することになる。以上から、センサ層54は、厚さ方向からの加圧により抵抗値が変化する感圧材料により形成されている。
センサ層54の第1面52aは、所定の間隔を置いて、アレイ基板51の対向面51aおよびアレイ電極PEとほぼ平行に対向している。センサ層54の第2面52bの上に対向電極CEが積層されている。対向電極CEは、センサ層54の第2面52bの全面に成膜されたベタ電極であり、平面視でアレイ基板51とほぼ同じ大きさの矩形状に形成されている。対向電極CEには、コントローラ62から基準電圧が印加される。
保護層60は、平面視でアレイ基板51と同形状に形成されたシート部材である。保護層60は、絶縁性が高く、かつ剛性が低いゴム又は樹脂により形成されている。保護層60は、対向電極CEの上に積層されている。保護層60は、対向電極CEに貼付された第1面60aと反対側の第2面60bとを有している。保護層60の第2面60bは、圧力センサ50の第1主面に相当し、圧力を受ける受圧面を形成している。対向電極CEおよび保護層60は、センサ層54と同程度の剛性を有し、指などにより押圧された部分だけが窪むようになっている。
なお、対向電極CEは、保護層60の第1面60aに成膜されてもよく、この場合、保護層60の第1面60aおよび対向電極CEの全体がセンサ層54の第1面54aに貼付される。
コントローラ40は、アレイ電極PEを順次選択するため、走査線GLに接続されるゲートドライバ(図示しない)と、信号線SLに接続するソースドライバ(図示しない)と、を備えている。コントローラ62は、アレイ電極PEに流れた電流値を測定し、測定した電流値に基づいて、センサ層54のうち押圧により変形した箇所(座標)と、その押圧力(圧力値)と、を検出する。
次に、圧力センサ50の動作例を説明する。
図6は、圧力センサ50の第1主面(第2面60b)を押圧した状態を示す断面図である。保護層60の第2面60bが押圧されていない場合、センサ層54はどの箇所も厚さが小さくなっていない。よって、センサ層54は、厚さ方向に絶縁性を有し、対向電極CEからセンサ層54に電流(信号)が流れない。一方、図6に示すように、保護層60の第2面60bが厚さ方向に押圧されると、保護層60、対向電極CE、およびセンサ層54が押圧方向(積層方向)に窪む。これにより、押圧箇所において、センサ層54の第1面54aが対応するアレイ電極PE(PEa)に接触するとともに、センサ層54の窪んだ変形部分B1は、抵抗値が低くなる。よって、対向電極CEからセンサ層54の変形部分B1を通してアレイ電極PE(PEa)に電流が流れる。言い換えると、センサ層54の変形部分B1は、面方向において、アレイ電極PEaの周囲に位置する他のアレイ電極PEのそれぞれとは電気的に接続していない。
コントローラ62は、アレイ電極PEaに信号(電流)が入力されたことを検出し、その押圧された箇所(座標)と圧力値を算出する。
上記のように構成された圧力センサ50は、図2、図3に示したように、保護層60の第2面60b(第1主面)がバッファー層20の設置面SBに密着した状態でバッファー層20に貼付され、設置面SBに沿って湾曲している、すなわち、1軸曲げされている。
なお、本実施形態において、バッファー層20を形成している弾性材料は、圧力センサ50の保護層60と同程度の剛性を有している。また、バッファー層20は、圧力センサ50のセンサ層54よりも厚い層厚に形成されている。
図7は、バッファー層20の押圧面SAのほぼ中心部(バッファー層が最も厚い部分)を押圧した際の圧力分布を模式的に示す図、図8は、押圧面SAの周縁部(バッファー層が薄い部分)を押圧した際の圧力分布を模式的に示す図である。
バッファー層20の押圧面SAを球面(2軸曲げ曲面)とし、圧力センサ50の受圧面60bを半円筒面(1軸曲げ曲面)とした場合、押圧面SAと受圧面60bとの間隔、すなわち、バッファー層20の厚さは、全面に亘って均一ではなく、場所により変化している。
図7に示すように、バッファー層20の押圧面SAのほぼ中心部(バッファー層が厚い部分)を押圧した場合、押圧力(圧力)はややぼけるため、圧力センサ50には大きく映る、すなわち、圧力は広がった状態で圧力センサ50に伝わる。
図8に示すように、押圧面SAの周縁部(バッファー層が薄い部分)を斜めに押圧した場合、押圧力(圧力)はぼけることなく圧力センサ50に伝わり、圧力センサ50には小さく映る。
そこで、コントローラ62は、圧力センサ50で検知された圧力値を押圧面SAの2軸曲げ曲面に応じて補正(変換)することにより、押圧面SAに印加された圧力値を正しく検出する。図9は、圧力センサの変換前と変換後との感圧分布を比較して示す図である。図において、実線は変換前の感圧分布を示し、破線は変換後の感圧分布を示している。
球面(押圧面SA)に印加された圧力の半円筒面(受圧面60b)への反映のされ方(圧力ぼけ)は、FEM(有限要素法)シミュレーション等で容易に関数として計算可能である。すなわち、バッファー層20の厚みや形状等をパラメータとして、図9に示すように、押圧面SAの中心部をより大きく圧縮するような関数もしくは換算表を算出することで、事前に変換用の関数もしくは換算表を作成することが可能である。本実施形態の圧力検出デバイス10において、関数の一例は、以下の数式の通りである。
Figure 2023074771000002

数式において、rは変換前での画像中心Cから押圧位置までの距離、r‘は変換後の画像中心Cから押圧位置までの距離、Rは画像中心Cから対角までの距離、Aは定数である。
コントローラ62は、算出された関数を格納した変換部を有し、この変換部は、圧力センサ50により検出された圧力値を上記関数で変換し、球面(押圧面SA)に印加された正しい圧力値を算出する。
なお、圧力センサ50は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の圧力センサを適用可能である。図10は、変形例に係る圧力センサの断面図である。
図示のように、変形例によれば、アレイ基板51の第1面51a上に複数の対向電極CEが設けられ、それぞれ対応するアレイ電極(画素電極)PEと面方向に対向して配置されている。この圧力センサ50によれば、保護層60およびセンサ層54のア押圧箇所がアレイ基板51側に窪み、センサ層54の一部がアレイ電極PEおよび対向電極CEに接触することにより、アレイ電極PEと対向電極CEとが電気的に接続され、アレイ電極PEに電流が流れる。コントローラ62は、アレイ電極PEに信号(電流)が入力されたことを検出し、その押圧された箇所(座標)と圧力値を算出することができる。
その他、圧力センサは、容量変化を検出する圧力センサ、マトリックス状の圧力センサ等を適用することも可能である。
以上のように構成された圧力検出デバイス10によれば、1軸曲げされた圧力センサ50により、2軸曲げ曲面を有する押圧面に印加された圧力および圧力分布を検出することが可能となる。圧力センサ50を2軸曲げ曲面にする必要がなく、製造プロセスの簡略化を図り、かつ、圧力センサの信頼性向上を図ることが可能となる。
図11は、圧力検出デバイス10の使用例を示す斜視図である。図示のように、一例では、圧力検出デバイス10は、自動車のセンターコンソールボックスCBに設置され、ディスプレイDSを操作するためのタッチパネルを構成している。圧力検出デバイス10は、底面SCがセンターコンソールボックスCB上に載置され、押圧面SAの側が露出している。圧力検出デバイス10は、押圧面SAにタッチされると、検出したタッチ位置、タッチ圧力に基づいて入力操作を検出し、これに応じてディスプレイDSの表示を制御する。なお、圧力検出デバイス10は、手袋等をした状態でも操作可能である。また、バッファー層20の押圧面SAに重ねて、シートやプラスチックの外装を設けても良い。
次に、他の実施形態に係る圧力検出デバイスについて説明する。以下に述べる他の実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成部分には、第1実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略または簡略化する場合がある。
(第2実施形態)
図12は、第2実施形態に係る圧力検出デバイスの斜視図、図13は、圧力検出デバイスの縦断面図である。
図示のように、第2実施形態によれば、圧力検出デバイス10は、筒状に形成されたバッファー層20と、バッファー層20に貼付されたシート状の圧力センサ50と、圧力センサ50に接続された図示しないコントローラと、を有している。バッファー層20は、合成樹脂、ゴム、エラストマーなどの弾性材料で形成され、ほぼ樽状の2軸曲げ曲面からなる外周面(押圧面SA)と、円筒形状の1軸曲げ曲面からなる内周面(設置面SB)とを有している。押圧面SAおよび設置面SBは、中心軸線C1を有し、互いに同軸的に位置している。また、設置面SBは、バッファー層20の軸方向の一端から他端に亘って延在している。設置面SBは、間隔を置いて押圧面SAに対向している。押圧面SAと設置面SBとの間隔、すなわち、バッファー層20の厚さは、軸方向の中央部が最も厚く、軸方向の両端に向かって徐々に厚さが薄くなっている。
圧力センサ50は、前述した第1実施形態における圧力センサと同様の構成を有している。すなわち、圧力センサ50は矩形のシート状であり、厚さ10~数100μm程度に形成されている。圧力センサ50は、互いに対向する一対の矩形状の主面(第1主面、第2主面)を有している。圧力センサ50は、一方の主面(第1主面)全体がバッファー層20の設置面SBに貼付され、設置面SBの全面に密着している。圧力センサ50は、設置面SBに沿って1軸曲げされ、設置面SBと同一の1軸曲げ曲面、ここでは、円筒形を成している。圧力センサ50の軸方向の両端縁は、それぞれ設置面SBの軸方向の両端縁と整列している。なお、円筒形に形成された圧力センサ50を設置面SBに貼付する構成としても良い。
圧力検出デバイス10は、圧力センサ50の第2主面に密着する円筒形状又は円柱形状の芯材に装着した状態で使用される。
以上のように構成された圧力検出デバイス10によれば、1軸曲げされた圧力センサ50により、2軸曲げ曲面を有する押圧面SAに印加された圧力および圧力分布を検出することが可能となる。圧力センサ50を2軸曲げする必要がなく、製造プロセスの簡略化を図り、かつ、圧力センサの信頼性向上を図ることが可能となる。
図14は、圧力検出デバイス10の使用例を示す斜視図である。図示のように、一例では、圧力検出デバイス10は、歩行器70のフレームに装着され、歩行器70のグリップを構成している。フレームは、例えば、円筒パイプで形成され、圧力センサ50の第2主面に密着している。圧力検出デバイス10は、使用者が押圧面SAを把持することにより、その把持力および圧力分布を測定することができる。圧力検出デバイス10は、使用者が手袋等をしている状態でも把持力および圧力分布を測定することができる。
図15は、第2実施形態の変形例に係る圧力検出デバイスを示す斜視図である。
図示のように、バッファー層20の外周面(押圧面SA)は、ほぼ蛇腹形状に湾曲した2軸曲げ曲面としてもよい。押圧面SAは、環状の凸部22aおよび環状の凹部22bが軸方向に交互に並んだ曲面形状を有している。バッファー層20の内周面(設置面SB)およびシート状の圧力センサ50は、円筒形の1軸曲げ曲面に形成されている。
上記変形例に係る圧力検出デバイス10は、自転車、オートバイ、杖などのグリップに好適である。
その他、バッファー層20の押圧面SAの2軸曲げ曲面の形状は、前述した樽形状、蛇腹形状に限らず、使用目的に応じて種々変形可能である。
(第3実施形態)
図16は、第3実施形態に係る圧力検出デバイスの押圧面の側を示す斜視図、図17は、第3実施形態に係る圧力検出デバイスの圧力センサの側を示す斜視図、図18は、図16の線D-Dに沿った圧力検出デバイスの断面図、図19は、図16の線E-Eに沿った圧力検出デバイスの断面図である。
図示のように、第3実施形態に係る圧力検出デバイス10は、偏平なほぼ矩形状のバッファー層20と、バッファー層20に貼付されたシート状の圧力センサ50と、圧力センサ50に接続された図示しないコントローラと、を有している。バッファー層20は、合成樹脂、ゴム、エラストマーなどの弾性材料で形成されている。バッファー層20は、2軸曲げ曲面からなる外面(押圧面SA)と、円弧状の1軸曲げ曲面からなる内面(設置面SB)とを有している。押圧面SAは、平面視でほぼ矩形状に形成され、第1方向Xにおいて、凸の円弧状の曲面を成し、第2方向Yにおいて、凹の円弧状の曲面を成している。
設置面SBは、間隔を置いて押圧面SAに対向している。設置面SBは、平面視で矩形状に形成され、押圧面SAに対して凹の円弧状の曲面を成している。
押圧面SAと設置面SBとの間隔、すなわち、バッファー層20の厚さは、第2方向Yにおいて、軸方向の中央部が最も薄く、軸方向の両端に向かって徐々に厚くなっている。バッファー層20の厚さは、第1方向Xにおいて、軸方向の中央部が最も厚く、軸方向の両端に向かって徐々に薄くなっている。
圧力センサ50は、前述した第1実施形態における圧力センサと同様の構成を有している。すなわち、圧力センサ50は矩形のシート状であり、厚さ10~数100μm程度に形成されている。圧力センサ50は、互いに対向する一対の矩形状の主面を有している。圧力センサ50は、一方の主面(前述した保護層の第2面60b)全体がバッファー層20の設置面SBに貼付され、設置面SBの全面に密着している。圧力センサ50は、設置面SBに沿って曲げられ、設置面SBと同一の1軸曲げ曲面、ここでは、円弧状の曲面を成している。圧力センサ50の4辺は、設置面SBの4辺とそれぞれ整列している。
上記のように構成された圧力検出デバイス10は、例えば、椅子の座面、支持台、ソファーなどに設置され、マット、座布団などとして使用することができる。この場合、圧力センサ50の側を座面、支持台などの上に載置する。使用者が押圧面SAの上に座ると、圧力検出デバイス10は、押圧面SAに加わる圧力値、圧力分布を測定する。
以上のように構成された第3実施形態に係る圧力検出デバイス10においても、1軸曲げされた圧力センサ50により、2軸曲げ曲面を有する押圧面SAに印加された圧力および圧力分布を検出することが可能となる。圧力センサ50を2軸曲げする必要がなく、製造プロセスの簡略化を図り、かつ、圧力センサの信頼性向上を図ることが可能となる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本発明の実施形態として上述した各構成を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての構成も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
例えば、バッファー層の押圧面および設置面の形状は、前述した実施形態に限定されることなく、圧力検出デバイスの使用目的、使用状況に応じて、他の種々の形状を選択することが可能である。バッファー層および圧力センサの構成材料および寸法は、前述した実施形態に限定されることなく、適宜、変更可能である。また、曲げ曲面は、2軸以上の曲げ曲面を適用しても良い。
10…圧力検出デバイス、20…バッファー層、22…凹所、24…芯材、
50…圧力センサ、62…コントローラ、SA…押圧面、SB…設置面

Claims (7)

  1. 弾性材料で形成され、2軸曲げ曲面を含む押圧面と前記押圧面に間隔をおいて対向する1軸曲げ曲面からなる設置面とを具備したバッファー層と、
    前記設置面に密着して設けられ前記設置面に沿って1軸曲げされたシート状の圧力センサと、を備える圧力検出デバイス。
  2. 前記バッファー層は、凸状の球面からなる前記押圧面と、前記押圧面に対向する平坦な底面と、前記底面に形成された凹所と、前記凹所の底面を形成し前記押圧面に向かって凸に1軸曲げされた前記設置面と、を有し、
    前記圧力センサは、前記凹所の内に収納され前記設置面に密着している、
    請求項1に記載の圧力検出デバイス。
  3. 前記凹所に充填され前記凹所を塞ぐ充填部材を更に備えている請求項2に記載の圧力検出デバイス。
  4. 前記バッファー層は、中心軸線を有する樽形状に2軸曲げされた前記押圧面と、前記中心軸線と同軸な円筒形状に1軸曲げされた前記設置面と、を有し、
    前記圧力センサは、前記設置面に密着し円筒形に1軸曲げされている、
    請求項1に記載の圧力検出デバイス。
  5. 前記バッファー層は、凹状の曲面を含む2軸曲げ曲面からなる前記押圧面と、前記押圧面に対して凹状の1軸曲げ曲面からなる前記設置面とを有し、
    前記圧力センサは、前記設置面に密着して設けられ前記設置面に沿って凹状に1軸曲げされている、請求項1に記載の圧力検出デバイス。
  6. 前記圧力センサは、複数のアレイ電極が設けられたアレイ基板と、前記アレイ電極に対向する対向電極と、前記アレイ基板と対向電極との間に設けられた感圧層と、弾性材料で形成され前記対向電極に重ねて設けられた保護層と、を備え、前記保護層が前記設置面に密着して前記バッファー層に貼付されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の圧力検出デバイス。
  7. 前記アレイ基板および前記対向電極に接続され、入力された圧力の位置、圧力値を検知するコントローラを更に備え、前記コントローラは、前記押圧面の曲面形状に応じて前記検知された圧力値を変換する変換部を有している、請求項6に記載の圧力検出デバイス。
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