JP2023073837A - 放送・配信システム及び放送・配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一放送局に多大なコスト負担をかけずに複数の視点によるマルチチャンネルコンテンツを提供する。【解決手段】 実施形態の放送・配信システムは、それぞれ放送系統とインターネットによる配信系統とを備える第1放送局及び第2放送局とを備え、前記第1放送局は、関連する複数チャンネルのコンテンツからなるマルチチャンネルコンテンツが選択的に編集された番組コンテンツを前記放送系統で放送し、前記第2放送局は、前記マルチチャンネルコンテンツから任意のチャンネルの関連コンテンツの分配配信を受け、前記第1放送局から放送される番組コンテンツに合わせて前記配信を受けた関連コンテンツを前記配信系統でネット配信し、前記第1放送局は、前記放送による番組コンテンツ及び前記ネット配信による関連コンテンツを受信するユーザ端末に、前記番組コンテンツと前記関連コンテンツとを選択的に視聴するためのアプリケーションソフトを提供する。【選択図】図1

Description

本実施形態は、放送・配信システム及び放送・配信方法に関する。
近年、オリンピックをはじめ、スポーツやドラマなど、多くエンターテイメント性のあるコンテンツが増えてきている。また、民生のカメラでも高画質化、低コスト化が進んでおり、益々、様々な視点でのエンターテイメントを見られるようになってきている。
これに対して、既存の放送では、多くの視点によるマルチチャンネルコンテンツを制作しても、一回線で同時に提供可能なコンテンツは基本的に一つに限定されている。例えば、野球中継では、カメラが12台程度配備されており、それぞれ別々の視点で目的の対象物を同時に撮影しているが、複数台のカメラから出力される映像をそれぞれ同時に放送することはできず、カメラの映像出力を適宜切り替えるか、ピクチャー・イン・ピクチャーによって一つの映像にまとめて単一のチャンネルで放送している。
視聴者にとって、様々な視点からのマルチチャンネルコンテンツを嗜好に合わせて選択視聴ができれば有意義であるが、現在の放送では、視聴者は放送されている視点のコンテンツ以外の視点によるコンテンツは視聴することができない。マルチチャンネルのコンテンツを同時に配信することは、放送局の設備を拡充すれば技術的に可能であるが、放送局にかかるコスト負担が増大してしまうため、現実的ではない。
一方、放送局にあっては、マルチチャンネル時のポートとしてネット配信設備を備えているが、通常運用に利用されていないのが実情である。そこで、放送形態としては、ネット配信設備を利用し、放送中のコンテンツと並行して、マルチチャンネルコンテンツの一部(放送中のコンテンツに関連するコンテンツ)をネット配信することも考えられる。しかしながら、ネット配信を利用しても、多数のコンテンツを同時配信することは、一放送局におけるコスト負担の増大は免れない。
特開2005-159592号公報 特開2003-283450号公報 特開2002-232865号公報
以上述べたように、従来の放送システムでは、複数の視点によるマルチチャンネルコンテンツを制作しても、一回線で同時に放送可能なコンテンツは基本的に一つに限定されるため、視聴者は、放送されている視点のコンテンツ以外は視聴できない状況にある。複数の視点によるコンテンツを同時に配信することは、技術的には可能であるが、一放送局ではコスト負担が大きく、現実的ではない。
本実施形態は上記課題に鑑みなされたもので、一放送局に多大なコスト負担をかけることなく、複数の視点によるマルチチャンネルコンテンツを同時に提供することのできる放送・配信システム及び放送・配信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本実施形態に係る放送・配信システムは、それぞれ放送系統とインターネットによる配信系統とを備える第1放送局及び第2放送局とを備え、前記第1放送局は、関連する複数チャンネルのコンテンツからなるマルチチャンネルコンテンツが選択的に編集された番組コンテンツを前記放送系統で放送し、前記第2放送局は、前記マルチチャンネルコンテンツから任意のチャンネルの関連コンテンツの分配配信を受け、前記第1放送局から放送される番組コンテンツに合わせて前記分配配信を受けた関連コンテンツを前記配信系統でネット配信し、前記第1放送局は、前記放送による番組コンテンツ及び前記ネット配信による関連コンテンツを受信するユーザ端末に、前記番組コンテンツと前記関連コンテンツとを選択的に視聴するためのアプリケーションソフトを提供する。
図1は、第1の実施形態に係る放送・配信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す主幹放送局の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、図1に示す放送・配信システムの一放送局のネット配信を実現するクラウド構成を示す概念図である。 図4は、図3に示す情報サーバの一例を示す機能ブロック図である。 図5は、図4に示す情報サーバのデータ処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第2の実施形態に係る放送・配信システムの構成を示すブロック図である。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る放送・配信システムの全体構成を示すブロック図である。図1において、11は主幹放送局(キー局)、12-1~12-nは連携放送局(キー局のグループに所属するローカル局)、13は地上放送網、14はIPネットワーク、15はクラウドサーバである。
上記主幹放送局11は、マルチチャンネルコンテンツの番組として、互いに異なる視点で捉えたnチャンネルのコンテンツ(例えば複数台のカメラで撮影された映像出力)を入力した場合、切替器111によって任意のチャンネルのコンテンツを選択的に切り替えて、単一チャンネルの放送番組として地上放送網13に向けて送出する。これと同時に、切替器111の出力をネット配信アダプタ112に供給する。ネット配信アダプタ112は、配信エンコーダ、SCTE(Society of Cable Telecommunications Engineers)処理器、制御用コンピュータを備え、入力した放送番組コンテンツ(放送データ)をSCTE信号に変換した後、IP(Internet Protocol)配信用のフォーマットに変換する変換器である。IP配信用に変換された放送番組コンテンツは、IPネットワーク14に接続されるクラウドサーバ15を通じて視聴者のユーザ端末(携帯端末、ハイブリッドキャスト対応TV受信機等)に配信される。
また、上記主幹放送局11は、放送番組コンテンツに関連するnチャンネルのマルチチャンネルコンテンツ(以下、関連コンテンツ)の全部または一部を必要個数の系統に分配するIP分配器113と、IP分配器113の分配処理を制御する制御部114とを備える。IP分配器113で分配された関連コンテンツは、それぞれIPネットワークを通じて連携放送局12-1~12-nのいずれかに供給される。
連携放送局12-1~12-nは、それぞれ運用系統1211と非運用系統1212とを備えるマスターシステム121と、IPゲートウェイ(IPGW)122と、ネット配信アダプタ123とを備える。マスターシステム121は、運用系統1211によって通常の放送を運用しているが、さらに、非運用系統1212により、IPGW122を通じて主幹放送局11から配信される関連コンテンツを受信し、配信された関連コンテンツを所定のフォーマットに変換してネット配信アダプタ123に送る。ネット配信アダプタ123は、非運用系統1212からの関連コンテンツをさらにネット配信用のフォーマットに変換して、IPネットワーク14のクラウドサーバ15を通じて視聴者のユーザ端末(図示せず)に配信する。
すなわち、本実施形態に係る放送・配信システムは、放送中の番組コンテンツに関連する複数のコンテンツをそれぞれn個の提携放送局12-1~12-nのいずれかに分配する。主幹放送局11では任意のコンテンツを選択的に切り替えて地上放送網13に送出すると共に、その放送中の番組コンテンツを、IPネットワーク14を通じてネット配信する。一方、提携放送局12-1~12-nでは、IPネットワーク14を活用して、それぞれ分配された関連コンテンツをクラウドサーバ15でネット配信する。
このように、本実施形態では、各放送局11,12-1~12-nにおいて、予め設備が確保されているが、通常は運用されていない系統部分(マルチチャンネル時のポート)を仮想プラットフォームに見立て、IPネットワーク14のクラウドサーバ15を活用して、放送とネット配信とを連動させている。
図2は図1に示す主幹放送局11の制御部114における処理手順を示すフローチャートである。まず、主幹放送局11の制御部114は、マルチチャンネル放送の指示を受けると(ステップS11)、連携放送局12-1~12-nに非運用系統1212のIPサブチャンネルの放送枠を依頼し(ステップS12)、マルチチャンネル数を確保する(ステップS13)。
制御部114は、マルチチャンネル放送の開始の指示を受けると(ステップS14)、主幹放送局11から放送中の番組コンテンツをネット配信させ、放送枠の承諾を得た連携放送局12-1~12-nにマルチチャンネルの関連コンテンツをIP分配してネット配信させる(ステップS15)。これに合わせて、データ放送で各放送局から配信されるコンテンツを選択表示するためのハイブリッドキャストをハイブリッドキャスト対応テレビまたはユーザ端末に提供する(ステップS16)。これにより、ユーザ端末は、主幹放送局11からネット配信される放送中の番組コンテンツを受け取り、同時に連携放送局12-1~12-nからネット配信される関連コンテンツを受け取り、ハイブリッドキャストによるマルチチャンネル放送中の複数のコンテンツから任意のコンテンツを選択的に再生することが可能となる。
制御部114は、マルチチャンネル放送の終了の指示を待ち(ステップS17)、終了指示を受けると、放送コンテンツ、関連コンテンツによるマルチチャンネル放送のネット配信を停止し(ステップS18)、一連の処理を終了する。
上記のシステム構成によれば、個々の放送局で大規模に設備を拡張することなく、マルチチャンネルで複数のコンテンツを放送に連動して配信することができ、視聴者は嗜好に合わせて任意のチャンネルのコンテンツを視聴することができる。
この場合、これまでのコストで更なる視聴料金という収益を期待することができる。また、連携放送局の設備の効率化にもつながり、コスト的なメリットが生まれる。さらには、これまで放送局はCM(コマーシャル)による収益中心のB2B(Business to Business)ビジネスであったが、マルチチャンネルのコンテンツ配信で視聴者からのアクセスログを視聴者データ、すなわち視聴者と直接つながる二次利用データとして活用することで、B2C(Business to Consumer)マーケットも構築することができ、視聴者の嗜好に合わせたデータビジネス(B2Cビジネス)を展開することも可能となる。
ここで、従来から、複数の入力素材から放送コンテンツを作成して放送し、そのコンテンツに採用されなかった素材を活用した、放送に連動したコンテンツをネット配信することは、1つの放送局で実施されている。
これに対して、本実施形態では、1放送局が単独で放送とネット配信を実施するのではなく、地方放送等の連携放送局の利用していないチャンネルをクラウドサーバ15によるクラウドチャンネルと見立てて、主幹放送局11と連携放送局12-1~12-nの間でネット配信の連携を行うことで、1つの放送局が整備に要するコストを複数の放送局に分散したことに特徴がある。
図3は、図1に示す放送・配信システムの一放送局のネット配信を実現するクラウド構成を示す概念図で、特に、連携放送局におけるマルチチャンネルコンテンツ配信によるB2Bビジネス、B2Cビジネスの一例を示している。
図3において、連携放送局12-iのマスターシステム121では、運用系統1211で従前と変わらない放送を運用(視聴結果の提供とその対価によるB2Bビジネスを含む)し、広告主から広告料を得て、視聴結果を広告主に提供する。非運用系統1212で関連コンテンツの映像とその付随情報を、ネット配信アダプタ123を通じてIPネットワーク14に送出する。
IPネットワーク14には、機能別に複数のクラウドサーバが接続される。例えば、CMの差替を行うクラウドサーバ(以下、差替サーバ)200と、差替サーバ200と連携して、ユーザ端末からの視聴情報に基づくスポット(Spot X)におけるターゲットCMを提供するクラウドサーバ(以下、アドサーバ)300と、コンテンツ映像に差し込み視聴情報及び放送データから二次利用データを生成して適宜提供するクラウドサーバ(以下、情報サーバ)400とが設けられる。
差替サーバ200は、ネット配信アダプタ122からマルチチャンネルコンテンツの映像を取り込み、アドサーバ300にユーザ端末からの視聴情報を提示して、アドサーバ300から視聴情報に基づくスポット(Spot X)におけるターゲットCMを取り込んで、配信コンテンツの映像に適宜差し替えを行ってユーザ端末に提供する。ユーザ端末の視聴結果は視聴情報として情報サーバ400に登録される。
情報サーバ400は、放送局12-nから配信された視聴マルチチャンネルのコンテンツ(放送データ)の提供先であるユーザ端末から視聴情報を収集し登録する。そして、ユーザ端末からの視聴情報を放送データと結び付けて視聴者の嗜好を分析し、データビジネスへの2次利用(B2Cビジネス)を図ることで、放送局とユーザとの新しい価値の共創を実現する。情報サーバ400には、二次利用のための課金サーバとしての機能を持たせてもよい。
図4は、図3に示す情報サーバ400の一例を示す機能ブロック図、図5は、図4に示す情報サーバ400のデータ処理の流れを示すフローチャートである。
図4において、サーバ400はコンピュータであり、プロセッサ401、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)などの記憶部402、ROM(Read Only Memory)403及びRAM(Random Access Memory)404、通信部405、及び光学メディアドライブ406を備える。
ROM403は、BIOS(Basic Input Output System)やUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)などの基本プログラム、および各種の設定データ等を記憶する。RAM404は、記憶部402からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶する。
光学メディアドライブ406は、CD-ROM407などの記録媒体に記録されたデジタルデータを読み取る。情報サーバ400で実行される各種プログラムは、例えばCD-ROM407に記録されて頒布される。このCD-ROM407に格納されたプログラムは光学メディアドライブ406により読み取られ、記憶部402にインストールされる。
通信部405は、IPネットワーク14に接続されるデータベース500をアクセス可能とするためのインタフェースであり、例えばクラウド上のサーバと通信するためのプロトコルを解釈する。ここで、データベース500は、放送コンテンツに代表されるコンテンツデータ501と、コンテンツデータ501に付随するメタデータ502、および、これらのデータを加工して生成された二次利用データ503を記憶する。ここで、コンテンツデータ501、二次利用データ503はいずれも、データ流通に有利な例えばMXFファイル形式であってよいし、メタデータ502は、例えばCSV形式、あるいは汎用のテキスト形式のデータであってもよい。
情報サーバ400は、実行される各種プログラムを、例えば通信部405を介して他のサーバからダウンロードし、記憶部402にインストールすることもできる。また、通信部25を介して他のサーバから最新のプログラムをダウンロードし、インストール済みのプログラムをアップデートすることもできる。
プロセッサ401は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等であり、OS(Operating System)、および各種のアプリケーションプログラムを実行する。
また、プロセッサ401は、実施形態に係る処理機能として、利用データ作成部401a、配信部401b、および変換部401cを備える。これらの機能ブロックは、記憶部402に記憶されたプログラム402aがRAM404にロードされ、当該プログラムの実行の過程で生成されるプロセスとして、理解され得る。つまり、プログラム402aは、サーバ400を、利用データ作成部401a、配信部401b、および変換部401cとして動作させる。
利用データ作成部401aは、予め登録された利用者ごとに、当該利用者からの要求仕様に応じた二次利用データ503を、コンテンツデータ501から作成する。つまりコンテンツデータ501を加工して、利用者ごとの二次利用データ503が作成される。必要であれば利用データ作成部401aは、元となるコンテンツデータ501のメタデータ502を併せて参照し、利用者の求めに応じた二次利用データ503を準備する。
メタデータとは、例えば、CMコンテンツの場合、当該CMコンテンツの放送日時である。このほか、CMコンテンツの販促対象の物品情報、提供会社(スポンサー)、出演者、販促対象ターゲットの年齢、性別、世代、CM放送の開始時期、終了時期、字幕あり/なし、業種、商品名、内容、画像の解像度(低レゾ、HD、4K画像など)等の属性も、メタデータになり得る。特に、MXFファイル形式のデータを取り扱う場合、CMコンテンツ、番組コンテンツのいずれも、詳細なメタデータを伴っている。なお、メタデータは、放送システムを運用するための放送運用データとしても理解され得る。
配信部401bは、利用データ作成部401aにより作成された二次利用データ503を、相手先の利用者に向け配信する。
変換部401cは、例えば放送局からのマルチチャンネルコンテンツ等の放送データを、放送局の同意のもとでデジタルデータに変換して、コンテンツデータ501を生成する。なお、放送データからコンテンツデータを生成する機能をサーバ400の機能として設けることは必須ではない。例えば放送局が自らコンテンツデータを生成し、データベース500にアップロードするようにしてもよい。あるいはその逆に、変換部401cの機能をデータベース500にインプリメントし、クラウドのサービスとして利用できるようにしてもよい。
さらに、課金サーバ600がIPネットワーク14に設けられてもよい。課金サーバ600は、サービス提供事業者に登録された利用者に、二次利用データの要求仕様に応じて課金する処理を担う。例えば、契約内容のランクに応じた定額制サービス(サブスクリプション形式)で、利用者に課金することができる。
図5は、情報サーバ400による処理手順の一例を示すフローチャートである。情報サーバ400は、例えば放送局に蓄積された放送データからコンテンツデータ501を生成し、データベース500に記憶させる(ステップS21)。また、情報サーバ400は、登録された利用者ごとに二次利用データ503を作成し、データベース500に記憶させる(ステップS22)。そして、情報サーバ400は、二次利用データ503を利用者ごとに配信する(ステップS23)。以上の処理手順は繰り返し実行される。なお、各ステップS21~S23はこの通りの順序なくともよいし、何れかのステップが同時並行的に実施されることもあり得る。
以上のように、本実施形態による構成によれば、設備のコストセービングだけでなく、必要なときに、必要なチャンネルを確保することができ、連携放送局の設備を有効活用して、チャンネル数に応じて、ネット配信チャンネルを増やすことができる。現在、地方の放送局は、費用対効果という観点でネット配信に消極的なところがあるが、本実施形態の採用により、クラウドチャンネルの一つとして貸し出すことが可能となり、B2Bビジネスのみならず、B2Cビジネスの展開も期待することができ、コストに見合った収入源となり得る。
(第2の実施形態)
図6は、中継車を含む放送・通信システムの具体的な構成を示すブロック図である。図6において、21は中継車、22は主幹放送局、23-1~23-nは連携放送局、24は衛星回線、25,26は地上放送網、27,28はIPネットワーク、29はクラウドサーバである。
上記中継車21には、現場等に配置された複数台のカメラ211-1~211-mが接続される。カメラ211-1~211-mでそれぞれ撮影された映像コンテンツは、IPGW212-1~212-mを介して切替器213に送られる。切替器213は、複数の映像コンテンツを適宜切替出力するもので、その出力は番組コンテンツとなる。切替器213で生成された番組コンテンツはスーパー重畳器214で字幕等の補助データが重畳され、音声ミキサ(МIX)215で音声データが多重された後、送信器216で電力増幅されて、衛星回線24を通じて主幹放送局22に送られる。
主幹放送局22は、回線システム221を通じて衛星回線24からの番組コンテンツを取り込み、マスターシステム222に送る。マスターシステム222は、取り込んだ番組コンテンツを送信システム223に送り、単一チャンネルの放送番組として地上放送網25に向けて送出する。これと同時に、放送中の番組コンテンツをネット配信アダプタ224に供給する。ネット配信アダプタ224は、入力した放送番組コンテンツ(放送データ)をSCTE信号に変換した後、IP配信用のフォーマットに変換する。IP配信用に変換された放送番組コンテンツは、IPネットワーク28に接続されるクラウドサーバ29を通じて視聴者のユーザ端末(携帯端末、ハイブリッドキャスト対応TV受信機等)に配信される。
また、上記中継車21は、放送番組コンテンツに関連するnチャンネルのマルチチャンネルコンテンツ(以下、関連コンテンツ)の全部または一部を必要個数の系統に分配するIPGW212-1~212-mと、IPGW212-1~212-mの分配処理を放送番組情報に基づいて制御する制御部217を備える。IPGW212-1~212-mで分配された関連コンテンツは、それぞれIPネットワーク27を通じて連携放送局23-1~23-nのいずれかに供給される。
連携放送局23-1(~23-nも同様)は、IPGW231を通じて中継局21からの関連コンテンツを取り込み、切替器232で運用系統と非運用系統に選択的に出力する。運用系統に出力されたコンテンツは、スーパー重畳器233で字幕等の補助データが重畳され、音声ミキサ(МIX)234で音声データが多重された後、送信器235で電力増幅されて地上デジタル放送網26に送出される。
一方、切替器232で非運用系統に出力されたコンテンツは、スーパー重畳器236で字幕等の補助データが重畳され、音声ミキサ(МIX)237で音声データが多重された後、送信器238で電力増幅されて、ネット配信アダプタ239に供給される。ネット配信アダプタ239は、入力した放送番組コンテンツ(放送データ)をSCTE信号に変換した後、IP配信用のフォーマットに変換する変換器である。IP配信用に変換された放送番組コンテンツは、IPネットワーク28に接続されるクラウドサーバ29を通じて視聴者のユーザ端末(携帯端末、ハイブリッドキャスト対応TV受信機等)に配信される。
上記構成による放送・配信システムによれば、中継車21でマルチチャンネルコンテンツを編集して、主幹放送局22から放送される番組コンテンツを、クラウドサーバ29を通じてネット配信すると同時に、中継車21からマルチチャンネルコンテンツを選択的に連携放送局23-1~23-nにIP配信し、連携放送局23-1~23-nからクラウドサーバ29を通じてネット配信することで、ユーザ端末は任意のチャンネルのコンテンツを視聴することができる。この際、クラウドサーバ29で視聴者アクセスログを取得して視聴者の嗜好に沿った情報を配信することが可能となり、新たなデータビジネスとしてB2Cビジネスを行うことが可能となる。
以上のように、上記実施形態に係る放送・配信システムによれば、主幹放送局において、運用中の系統でマルチチャンネルのコンテンツを選択的に切り替えて放送すると共に、マルチチャンネルのコンテンツをチャンネル別に主幹放送局及び提携放送局それぞれの非運用中の系統に分配し、主幹放送局及び提携放送局においてそれぞれの非運用中の系統から、分配されたチャンネルのコンテンツをIPネットワークにより放送と連動してネット配信する。これを実現するために、各放送局で、設備しているが普段利用していない系統部分(マルチチャンネル時のポート)を仮想プラットフォームに見立て、IPネットワークを活用して、ハイブリッドキャストにより放送とネット配信と連動させている。
これにより、大規模に設備を増大することなく、任意のチャンネルのコンテンツをユーザに提供することができる。また、これまでと同等なコストで更なる視聴料という収益が期待することができ、連携放送局の設備の効率化にもつながりコストメリットがある。
さらには、これまで放送局はCM(コマーシャル)での収益中心のB2Bビジネスであったが、これらの配信で視聴者と直接つながるB2Cマーケットも構築することができ、視聴者の嗜好に合わせたデータビジネスも展開することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態をそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…主幹放送局、111…切替器、112…ネット配信アダプタ、113…IP分配器、114…制御部、12-1~12-n…連携放送局、121…マスターシステム、1211…運用系統、1212…非運用系統、122…IPゲートウェイ(IPGW)、123…ネット配信アダプタ、13…地上放送網、14…IPネットワーク、15…クラウドサーバ、
200…差替サーバ、300…アドサーバ、400…情報サーバ、401…プロセッサ、401a…利用データ作成部、401b…配信部、401c…変換部、402…記憶部、402a…プログラム、403…ROM、404…RAM、405…通信部、406…光学メディアドライブ、407…CD-ROM、500…データベース、501…コンテンツデータ、502…メタデータ、503…二次利用データ、600…課金サーバ、
21…中継車、211-1~211-m…カメラ、212-1~212-m…IPGW、213…切替器、214…スーパー重畳器、215…音声ミキサ(МIX)、216…送信器、217…制御部、22…主幹放送局、221…回線システム、222…マスターシステム、223…送信システム、224…ネット配信アダプタ、23-1~23-n…連携放送局、231…IPGW、232…切替器、233…スーパー重畳器、234…音声ミキサ(МIX)、235…送信器、236…スーパー重畳器、237…音声ミキサ、238…送信器、239…ネット配信アダプタ、24…衛星回線、25,26…地上デジタル放送網、27,28…IPネットワーク、29…クラウドサーバ。

Claims (6)

  1. それぞれ放送系統とインターネットによる配信系統とを備える第1放送局及び第2放送局とを備える放送・配信システムであって、
    前記第1放送局は、関連する複数チャンネルのコンテンツからなるマルチチャンネルコンテンツが選択的に編集された番組コンテンツを前記放送系統で放送し、
    前記第2放送局は、前記マルチチャンネルコンテンツから任意のチャンネルの関連コンテンツの分配配信を受け、前記第1放送局から放送される番組コンテンツに合わせて前記分配配信を受けた関連コンテンツを前記配信系統でネット配信し、
    前記第1放送局は、前記放送による番組コンテンツ及び前記ネット配信による関連コンテンツを受信するユーザ端末に、前記番組コンテンツと前記関連コンテンツとを選択的に視聴するためのアプリケーションソフトを提供する
    放送・配信システム。
  2. 前記第1放送局は、前記マルチチャンネルコンテンツを選択的に切り替えて前記番組コンテンツに編集する切替手段と、前記マルチチャンネルコンテンツをチャンネル単位で前記第2放送局に分配する分配手段とを備える請求項1記載の放送・配信システム。
  3. さらに、前記マルチチャンネルコンテンツを制作して前記第1放送局に提供するとともに、前記第2放送局に指定されたチャンネルの関連コンテンツを提供する中継車両を含む請求項1記載の放送・配信システム。
  4. さらに、前記ユーザ端末から前記関連コンテンツの視聴情報を収集して二次利用データとして提供するサーバを備える請求項1記載の放送・配信システム。
  5. さらに、前記関連コンテンツに任意の情報の差し込みまたは差し替えを行うサーバを備える請求項1記載の放送・配信システム。
  6. それぞれ放送系統とインターネットによる配信系統とを備える第1放送局及び第2放送局とを備える放送・配信システムに用いられ、
    前記第1放送局から、関連する複数チャンネルのコンテンツからなるマルチチャンネルコンテンツが選択的に編集された番組コンテンツを放送し、
    前記第2放送局から、前記マルチチャンネルコンテンツから任意のチャンネルの関連コンテンツの分配配信を受け、前記第1放送局から放送される番組コンテンツに合わせて前記分配配信を受けた関連コンテンツを前記配信系統でネット配信し、
    前記第1放送局から、前記放送による番組コンテンツ及び前記ネット配信による関連コンテンツを受信するユーザ端末に、前記番組コンテンツと前記関連コンテンツとを選択的に視聴するためのアプリケーションソフトを提供する
    放送・配信方法。
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