JP2023072497A - 駆動回路、電源制御装置、スイッチング電源 - Google Patents

駆動回路、電源制御装置、スイッチング電源 Download PDF

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Abstract

【課題】デッドタイムの電源電圧依存性を低減する。【解決手段】パルス制御信号PWMに応じてトランジスタN1及びN2を相補的にオン/オフする駆動回路12は、パルス制御信号PWMを遅延時間TdHだけ遅らせて上側パルス制御信号HGCTLを生成する上側パルス制御信号生成回路123と、パルス制御信号PWMを遅延時間TdLだけ遅らせて下側パルス制御信号LGCTLを生成する下側パルス制御信号生成回路124と、HGCTLに応じてトランジスタN1をオン/オフする上側ゲートドライバ121と、LGCTLに応じてトランジスタN2をオン/オフする下側ゲートドライバ122を備える。HGCTLが立ち上がってからトランジスタN1が実際にオンするまでのオン遅延時間TdON、及び、遅延時間TdLは、いずれもVinが高いほど短くなり、Vinが低いほど長くなる。遅延時間TdHは、Vinに依存しない。【選択図】図6

Description

本明細書中に開示されている発明は、駆動回路、電源制御装置及びスイッチング電源に関する。
近年、様々なアプリケーションの電源手段として、スイッチング電源が広く一般に用いられている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2018-57100号公報
しかしながら、スイッチング電源(特にそのスイッチ出力段)を駆動する従来の駆動回路では、デッドタイムの電源電圧依存性について改善の余地があった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者によって見出された上記の課題に鑑み、デッドタイムの電源電圧依存性を低減し得る駆動回路、電源制御装置及びスイッチング電源を提供することを目的とする。
例えば、本明細書中に開示されている駆動回路は、パルス制御信号に応じて上側トランジスタ及び下側トランジスタを相補的にオン/オフするものであって、前記パルス制御信号を第1遅延時間だけ遅らせて上側パルス制御信号を生成するように構成された上側パルス制御信号生成回路と、前記パルス制御信号を第2遅延時間だけ遅らせて下側パルス制御信号を生成するように構成された下側パルス制御信号生成回路と、前記上側パルス制御信号に応じて上側トランジスタをオン/オフするように構成された上側ゲートドライバと、前記下側パルス制御信号に応じて下側トランジスタをオン/オフするように構成された下側ゲートドライバと、を備え、前記上側パルス制御信号が前記上側トランジスタをオンするための論理レベルに切り替わってから前記上側トランジスタが実際にオンするまでのオン遅延時間は、電源電圧が高いほど短くなり、前記電源電圧が低いほど長くなり、前記第1遅延時間は、前記電源電圧に依存せず、前記第2遅延時間は、前記電源電圧が高いほど短くなり、前記電源電圧が低いほど長くなる。
なお、その他の特徴、要素、ステップ、利点、及び、特性については、以下に続く発明を実施するための形態及びこれに関する添付の図面によって、さらに明らかとなる。
本明細書中に開示されている発明によれば、デッドタイムの電源電圧依存性を低減し得る駆動回路、電源制御装置及びスイッチング電源を提供することが可能となる。
図1は、スイッチング電源の全体構成を示す図である。 図2は、電源制御装置の第1実施形態を示す図である。 図3は、第1実施形態におけるデッドタイムの一例を示す図である。 図4は、第1実施形態におけるデッドタイムの設定例を示す図である。 図5は、第1実施形態における遅延時間の一例を示す図である。 図6は、電源制御装置の第2実施形態を示す図である。 図7は、第2実施形態におけるデッドタイムの調整例を示す図である。 図8は、第2実施形態における遅延時間の一例を示す図である。 図9は、第2実施形態におけるデッドタイムの一例を示す図である。
<スイッチング電源>
図1は、スイッチング電源の全体構成を示す図である。本構成例のスイッチング電源1は、入力電圧Vinを降圧して出力電圧Voutを生成する非絶縁型の降圧DC/DCコンバータ(いわゆるBUCKコンバータ)であり、電源制御装置10とこれに外付けされる種々のディスクリート部品(本図ではインダクタL1及びキャパシタC1)を備える。
電源制御装置10は、スイッチング電源1の制御主体となる半導体装置である。なお、電源制御装置10は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、複数の外部端子(本図では外部端子T1~T4)を備える。
外部端子T1(PVINピン)は、入力電圧Vinの印加端に接続されている。外部端子T2(SWピン)は、インダクタL1の第1端に接続されている。外部端子T3(FBピン)は、インダクタL1の第2端及びキャパシタC1の第1端と共に、出力電圧Voutの印加端に接続されている。なお、出力電圧Voutの印加端と外部端子T3との間には、出力電圧Voutに応じた帰還電圧Vfbを生成する分圧回路を設けてもよい。外部端子T4(PGNDピン)及びキャパシタC1の第2端は、いずれもパワー系接地端(=接地電圧PGNDの印加端)に接続されている。
電源制御装置10は、外部端子T3に帰還入力される出力電圧Vout(または帰還電圧Vfb)が所望の目標値と一致するように内蔵のスイッチ出力段(不図示)をスイッチング駆動する。その結果、外部端子T2には、矩形波状のスイッチ電圧Vswが生成される。なお、インダクタL1及びキャパシタC1は、スイッチ電圧Vswを整流及び平滑して出力電圧Voutを生成するための整流平滑回路として機能する。
<電源制御装置(第1実施形態)>
図2は、電源制御装置10の第1実施形態(=後出の第2実施形態と対比される比較例に相当)示す図である。本実施形態の電源制御装置10は、スイッチ出力段11と、駆動回路12と、ブートストラップ回路13と、コントローラ14と、を集積化して成る。
なお、電源制御装置10には、上記以外の機能ブロックを設けてもよい。例えば、電源制御装置10には、内部基準電圧生成回路、通信I/O[input/output]回路、クロック生成回路、自己診断回路、及び、各種の異常保護回路(UVLO[under voltage locked out]、OCP[over current protection]、OVD[over voltage detection]、UVD[under voltage detection]、SCP[short circuit protection]、及び、TSD[thermal shut down])などを集積化してもよい。
スイッチ出力段11は、トランジスタN1(例えばNチャネル型MOSFET[metal oxide semiconductor field effect transistor])と、トランジスタN2(例えばNチャネル型MOSFET)と、を含む。
トランジスタN1のドレインは、入力電圧Vinの印加端(PVINピン)に接続されている。トランジスタN1のソースは、スイッチ電圧Vswの印加端(SWピン)に接続されている。トランジスタN1のゲートは、上側ゲート駆動信号HGの印加端に接続されている。トランジスタN1は、上側ゲート駆動信号HGがハイレベル(≒Vbst)であるときにオン状態となり、上側ゲート駆動信号HGがローレベル(≒Vsw)であるときにオフ状態となる。トランジスタN1は、スイッチ出力段11の上側トランジスタ(=出力トランジスタ)として機能する。
トランジスタN2のドレインは、スイッチ電圧Vswの印加端(SWピン)に接続されている。トランジスタN2のソースは、パワー系接地端(PGNDピン)に接続されている。トランジスタN2のゲートは、下側ゲート駆動信号LGの印加端に接続されている。トランジスタN2は、下側ゲート駆動信号LGがハイレベル(≒Vin)であるときにオン状態となり、下側ゲート駆動信号LGがローレベル(≒PGND)であるときにオフ状態となる。トランジスタN2は、スイッチ出力段11の下側トランジスタ(=同期整流トランジスタ)として機能する。
なお、トランジスタN1及びN2は、上側ゲート駆動信号HG及び下側ゲート駆動信号LGに応じて相補的にオン/オフされる。その結果、入力電圧Vinと接地電圧PGNDとの間でパルス駆動される矩形波状のスイッチ電圧Vswが生成される。
なお、上記の「相補的」という文言は、トランジスタN1及びトランジスタN2のオン/オフ状態が完全に逆転している場合だけでなく、貫通電流の発生を防止するためにトランジスタN1及びN2の同時オフ期間(いわゆるデッドタイム)が設けられている場合を包含するように広義に理解すべきである。
また、スイッチング電源1の整流方式は、必ずしも同期整流方式に限定されるものではなく、ダイオード整流方式を採用してもよい。その場合には、トランジスタN2に代えて整流ダイオードを用いてもよい。
駆動回路12は、コントローラ14から入力されるパルス制御信号PWMに応じてスイッチ出力段11を駆動する回路ブロックであり、例えば、上側ゲートドライバ121と、下側ゲートドライバ122と、上側パルス制御信号生成回路123と、下側パルス制御信号生成回路124と、を含む。
上側ゲートドライバ121は、ブートストラップ電圧Vbstとスイッチ電圧Vswの供給を受けて動作し、上側パルス制御信号HGCTLに応じて上側ゲート駆動信号HGを生成することにより、トランジスタN1をオン/オフする。なお、上側ゲート駆動信号HGは、例えば、上側パルス制御信号HGCTLがハイレベルであるときにハイレベル(≒Vbst)となり、上側パルス制御信号HGCTLがローレベルであるときにローレベル(≒Vsw)となる。
下側ゲートドライバ122は、入力電圧Vinと接地電圧PGNDの供給を受けて動作し、下側パルス制御信号LGCTLに応じて下側ゲート駆動信号LGを生成することにより、トランジスタN2をオン/オフする。例えば、下側ゲートドライバ122がドライバ122a及びインバータ122bを含む場合、下側ゲート駆動信号LGは、下側パルス制御信号LGCTLがローレベルであるときにハイレベル(≒Vin)となり、下側パルス制御信号LGCTLがハイレベルであるときにローレベル(≒PGND)となる。
上側パルス制御信号生成回路123は、パルス制御信号PWMに応じて上側パルス制御信号HGCTLを生成する。例えば、上側パルス制御信号HGCTLは、パルス制御信号PWMがハイレベルであるときにハイレベルとなり、パルス制御信号PWMがローレベルであるときにローレベルとなる。なお、上側パルス制御信号生成回路123は、パルス制御信号PWMの信号レベル(AVIN-AGND)を上側ゲートドライバ121の入力ダイナミックレンジに適合した信号レベル(BOOT-SW)にシフトして上側パルス制御信号HGCTLを生成するレベルシフタ123aを備えていてもよい。
下側パルス制御信号生成回路124は、パルス制御信号PWMに応じて下側パルス制御信号LGCTLを生成する。例えば、下側パルス制御信号LGCTLは、パルス制御信号PWMがハイレベルであるときにハイレベルとなり、パルス制御信号PWMがローレベルであるときにローレベルとなる。なお、下側パルス制御信号生成回路124は、パルス制御信号PWMの信号レベル(AVIN-AGND)を下側ゲートドライバ122の入力ダイナミックレンジに適合した信号レベル(PVIN-PGND)にシフトして下側パルス制御信号LGCTLを生成するレベルシフタ124aを備えていてもよい。
また、上側パルス制御信号生成回路123及び下側パルス制御信号生成回路124は、トランジスタN1及びN2の同時オフ期間(いわゆるデッドタイム)を設けるように、上側パルス制御信号HGCTL及び下側パルス制御信号LGCTLそれぞれの論理切替タイミングを調整する機能も備えている。
ブートストラップ回路13は、スイッチ電圧Vswよりも高いブートストラップ電圧Vbstを生成する回路ブロックであって、ダイオードD1と、キャパシタ回路CAP(=ブートキャパシタに相当)と、を含む。
ダイオードD1のアノードは、入力電圧Vinの印加端(PVINピン)に接続されている。なお、ダイオードD1のアノードは、内部電源電圧Vref(例えば5V)の印加端に接続してもよい。ダイオードD1のカソードは、ブートストラップ電圧Vbstの印加端(=BOOTノード)に接続されている。
このように接続されたダイオードD1は、ブートストラップ回路13の整流素子として機能し、Vin>Vbstであるときに順バイアスとなり、Vin<Vbstであるときに逆バイアスとなる。なお、ダイオードD1に代えてトランジスタなどのスイッチ素子を用いてもよい。
また、キャパシタ回路CAPは、ブートストラップ電圧Vbstの印加端(=BOOTノード)とスイッチ電圧Vswの印加端(=SWピン)との間に接続されており、その両端間(=BOOT-SW間)に充電電圧Vcapを蓄える。
従って、先述のブートストラップ電圧Vbstは、スイッチ電圧Vswよりも常に充電電圧Vcapだけ高い電圧(≒Vsw+Vcap)となる。具体的に述べると、スイッチ電圧Vswのハイレベル期間(Vsw≒Vin、N1=ON、N2=OFF)には、Vbst≒Vin+Vcapとなる。一方、スイッチ電圧Vswのローレベル期間(Vsw≒PGND、N1=OFF、N2=ON)には、Vbst≒PGND+Vcapとなる。
なお、ブートストラップ回路13の整流素子としてダイオードD1を用いる場合には、Vcap≒Vin-Vf(ただし、VfはダイオードD1の順方向降下電圧)となる。一方、ブートストラップ回路13の整流素子としてトランジスタを用いる場合には、Vcap≒Vin-Vds(ただしVdsはトランジスタのドレイン・ソース間電圧)となる。
このようにして生成されるブートストラップ電圧Vbstは、駆動回路12(特に上側ゲートドライバ121)に供給されており、上側ゲート駆動信号HGのハイレベル(=トランジスタN1をオンするためのゲート電圧)として用いられる。すなわち、トランジスタN1のオン期間には、上側ゲート駆動信号HGのハイレベル(≒Vbst)がスイッチ電圧Vswのハイレベル(≒Vin)よりも高い電圧値(≒Vin+Vcap)まで引き上げられる。従って、トランジスタN1のゲート・ソース間電圧(=HG-SW)を高めてトランジスタN1を確実にオンすることが可能となる。
ところで、キャパシタ回路CAPを電源制御装置10に内蔵すれば、外付けのディスクリート部品を削減することが可能となる。しかしながら、IC内蔵型のキャパシタ回路CAPは、その容量値を十分に確保することが難しい。そこで、キャパシタ回路CAPは、トランジスタN1のオン/オフに応じて容量値を切替可能な構成、いわゆるダブラーキャパシタ(=電圧ダブラー)として構成してもよい。
例えば、2つのキャパシタを並列状態で充電してから直列状態に切り替えた場合、各キャパシタの両端間電圧VCを2倍昇圧することができる。つまり、ブートストラップ電圧Vbstを(VC+Vsw)から(2VC+Vsw)まで持ち上げることが可能となる。
もちろん、キャパシタ回路CAPの構成については、必ずしも上記に限定されるものではなく、両端間電圧VCのm倍昇圧(ただしm>1)を実現し得る構成であればよい。
また、キャパシタ回路CAPを電源制御装置10に内蔵するのではなく、ディスクリートのキャパシタ素子を電源制御装置10に外付けすることも可能である。その場合には、ブートストラップ電圧Vbstの印加端(=BOOTノード)をBOOTピンとして電源制御装置10の外部に引き出せばよい。
コントローラ14は、内部電源電圧Vreg(例えば5V)の供給を受けて動作し、入力電圧Vinから所望の出力電圧Voutが生成されるようにパルス制御信号PWMを生成する。なお、出力電圧Voutの出力帰還制御方式については、任意の周知技術(電圧モード制御、電流モード制御、ヒステリシス制御(リップル制御)など)を適用すればよいので、詳細な説明は省略する。
<デッドタイムの電源電圧依存性に関する考察>
図3は、第1実施形態におけるデッドタイムDT(=トランジスタN1及びN2の同時オフ期間)の一例を示す図であり、上から順に、上側パルス制御信号HGCTL及びスイッチ電圧Vswが描写されている。
スイッチング電源1では、上側パルス制御信号HGCTLがハイレベル(=トランジスタN1をオンするための論理レベル)に切り替わってからトランジスタN1が実際にオンするまで(=スイッチ電圧Vswがハイレベルに立ち上がるまで)のオン遅延時間TdONに電源電圧依存性を生じることがある。
例えば、トランジスタN1及びN2がいずれもNチャネル型MOSFETであるときには、オン遅延時間TdONが電源電圧依存性を持ち得る。また、上側ゲートドライバ121の駆動方式によっても、オン遅延時間TdONが電源電圧依存性を持つ場合がある。
本図に即して述べると、上記のオン遅延時間TdONは、PVINピンに印加される入力電圧Vin(=電源電圧に相当)が高いほど短くなり、逆に、入力電圧Vinが低いほど長くなる変動値である(スイッチ電圧Vswの実線、小破線及び大破線を比較参照)。
このように、オン遅延時間TdONが電源電圧依存性を持つと、トランジスタN1及びN2のデッドタイムDTも電源電圧依存性を持つことになる。本図に即して述べると、デッドタイムDTは、入力電圧Vinが高いほど短くなり、入力電圧Vinが低いほど長くなる。そのため、入力電圧Vinのばらつき(特に高電位側へのばらつき)を考慮して、デッドタイムDTを長めに設定せざるを得ず、スイッチング電源1の効率が悪化する。
図4は、第1実施形態におけるデッドタイムDTの設定例を示す図であり、上から順番に、パルス制御信号PWM、上側パルス制御信号HGCTL、下側パルス制御信号LGCTL、及び、スイッチ電圧Vswが描写されている。なお、説明の便宜上、図中で示した上側遅延時間TdH及びオン遅延時間TdON以外の信号遅延が省略されている。
本図では、パルス制御信号PWMがハイレベルに立ち上がった時点で、まず下側パルス制御信号LGCTLがローレベルに立ち下がり、その後に上側遅延時間TdHが経過した時点で、上側パルス制御信号HGCTLがハイレベルに立ち上がっている。
なお、トランジスタN2は、下側パルス制御信号LGCTLがローレベルに立ち下がった時点で遅滞なくオフ状態となる。その結果、トランジスタN1及びN2がいずれもオフ状態となるので、スイッチ電圧Vswがローレベル(≒PGND)からさらに負電位(≒-Vf(BD))まで低下する。なお、上記のVf(BD)は、トランジスタN2のソース・ドレイン間に付随するボディダイオード(不図示)の順方向降下電圧である。
一方、トランジスタN1は、上側パルス制御信号HGCTLがハイレベルに立ち上がってからオン遅延時間TdONが経過した時点でオン状態となる。その結果、スイッチ電圧Vswが負電位からハイレベル(≒Vbst)に立ち上がる。
上記を鑑みると、第1実施形態におけるデッドタイムDTは、上側遅延時間TdHとオン遅延時間TdONとの和(DT=TdH+TdON)として理解することができる。
図5は、第1実施形態におけるオン遅延時間TdON、上側遅延時間TdH、及び、デッドタイムDT(=TdH+TdON)の一例を示す図である。
オン遅延時間TdON(実線)は、先にも述べたように、PVINピンに印加される入力電圧Vin(=電源電圧に相当)が高いほど短くなり、逆に、入力電圧Vinが低いほど長くなる。従って、仮に、上側遅延時間TdHが電源電圧依存性を持たない場合には、上側遅延時間TdHとオン遅延時間TdONとの和に相当するデッドタイムDTが電源電圧依存性を持つことになる。
一方、上側遅延時間TdH(小破線)について、オン遅延時間TdONとは真逆の電源電圧依存性を持たせることができれば、オン遅延時間TdONの電源電圧依存性をキャンセルして、デッドタイムDT(実線+小破線)の電源電圧依存性をフラットに近付けることができる。
すなわち、入力電圧Vinが高いほど上側遅延時間TdHを長く設定し、逆に、入力電圧Vinが低いほど上側遅延時間TdHを短く設定することができれば、入力電圧Vinに依ることなくデッドタイムDTを常に一定値に維持することが可能となる。
なお、以下では、オン遅延時間TdONの電源電圧依存性を「正の電源電圧依存性」と定義し、これとは逆極性の電源電圧依存性を「負の電源電圧依存性」と呼ぶことがある。
しかしながら、一般的なタイマ(多段積みのインバータなど)を用いて上側遅延時間TdHを設定する場合には、回路構造上、上側遅延時間TdHに負の電源電圧依存性を持たせることが難しい。
そこで、上記の考察に鑑み、デッドタイムDTの電源電圧依存性を低減することのできる電源制御装置10の第2実施形態を提案する。
<電源制御装置(第2実施形態)>
図6は、電源制御装置10の第2実施形態を示す図である。本実施形態の電源制御装置10は、先出の第1実施形態(図2)を基本としつつ、上側パルス制御信号生成回路123及び下側パルス制御信号生成回路124の構成要素として、それぞれ、タイマ123b及び124bが追加されている。
タイマ123b(=第1タイマに相当)は、コントローラ14とレベルシフタ123aとの間に設けられており、パルス制御信号PWMを上側遅延時間TdHだけ遅らせて第1内部信号SHを生成する。なお、タイマ123bは、例えば、入力電圧Vinに依存しない内部電源電圧Vregの供給を受けて動作してもよい。この場合、上側遅延時間TdHは、入力電圧Vinに依存しない一定値(nsオーダー)として設定することができる。なお、タイマ123bは、多段積みのインバータを含んでいてもよい。
レベルシフタ123a(=第1レベルシフタに相当)は、パルス制御信号PWMに代えて第1内部信号SHの入力を受け付けており、第1内部信号SHの信号レベル(AVIN-AGND)を上側ゲートドライバ121の入力ダイナミックレンジに適合した信号レベル(BOOT-SW)にシフトして上側パルス制御信号HGCTLを生成する。
上記のレベルシフタ123a及びタイマ123bを含む上側パルス制御信号生成回路123は、パルス制御信号PWMを上側遅延時間TdHだけ遅らせて上側パルス制御信号HGCTLを生成するように動作する。
レベルシフタ124a(=第2レベルシフタに相当)は、パルス制御信号PWMの信号レベル(AVIN-AGND)を下側ゲートドライバ122の入力ダイナミックレンジに適合した信号レベル(PVIN-PGND)にシフトして第2内部信号SLを生成し、第2内部信号SLをタイマ124bに出力する。
タイマ124b(=第2タイマに相当)は、レベルシフタ124aと下側ゲートドライバ122との間に設けられており、第2内部信号SLを下側遅延時間TdLだけ遅らせて下側パルス制御信号LGCTLを生成する。なお、タイマ124bは、入力電圧Vinの供給を受けて動作する。従って、下側遅延時間TdLは、入力電圧Vinに対して正の電源電圧依存性を持つ。より具体的に述べると、下側遅延時間TdLは、入力電圧Vinが高いほど短くなり、逆に、入力電圧Vinが低いほど長くなる変動値(nsオーダー)となる。なお、タイマ124bは、多段積みのインバータを含んでいてもよい。
上記のレベルシフタ124a及びタイマ124bを含む下側パルス制御信号生成回路124は、パルス制御信号PWMを下側遅延時間TdLだけ遅らせて下側パルス制御信号LGCTLを生成するように動作する。
なお、コントローラ14から上側ゲートドライバ121及び下側ゲートドライバ122それぞれに至る信号経路上には、タイマ123b及び124bを除いて、できるだけ同一の回路(=信号遅延が等しい回路)を用いることが望ましい。このような回路設計によれば、タイマ123b及び124bそれぞれで設定される上側遅延時間TdH及び下側遅延時間TdLのみに依拠してデッドタイムDTを設定することが可能となる。
図7は、第2実施形態におけるデッドタイムDTの設定例を示す図であり、上から順番に、パルス制御信号PWM、上側パルス制御信号HGCTL、下側パルス制御信号LGCTL、及び、スイッチ電圧Vswが描写されている。なお、説明の便宜上、図中で示した上側遅延時間TdH、下側遅延時間TdL及びオン遅延時間TdON以外の信号遅延が省略されている。
本図では、パルス制御信号PWMがハイレベルに立ち上がってから下側遅延時間TdLが経過した時点で、まず下側パルス制御信号LGCTLがローレベルに立ち下がる一方、パルス制御信号PWMがハイレベルに立ち上がってから上側遅延時間TdH(>TdL)が経過した時点で、上側パルス制御信号HGCTLがハイレベルに立ち上がっている。
なお、トランジスタN2は、下側パルス制御信号LGCTLがローレベルに立ち下がった時点で遅滞なくオフ状態となる。その結果、トランジスタN1及びN2がいずれもオフ状態となるので、スイッチ電圧Vswがローレベル(≒PGND)からさらに負電位(≒-Vf(BD))まで低下する。
一方、トランジスタN1は、上側パルス制御信号HGCTLがハイレベルに立ち上がってからオン遅延時間TdONが経過した時点でオン状態となる。その結果、スイッチ電圧Vswが負電位からハイレベル(≒Vbst)に立ち上がる。
上記を鑑みると、第2実施形態におけるデッドタイムDTは、上側遅延時間TdHから下側遅延時間TdLを差し引いた差分値(=TdH-TdL)と、オン遅延時間TdONとの和(DT=TdH-TdL+TdON)として理解することができる。
なお、下側遅延時間TdLは、デッドタイムDTを短縮する方向に働く。従って、上側遅延時間TdHは、先出の第1実施形態(図2)における設定値よりも長めに設定することが望ましい。より具体的に述べると、上側遅延時間TdHは、電源電圧依存性を持って変動する下側遅延時間TdLの最大値よりも長い固定値に設定しておくとよい。このような設定により、パルス制御信号PWMがハイレベルに立ち上がると、まず下側パルス制御信号LGCTLがローレベルに立ち下がってから、上側パルス制御信号HGCTLがハイレベルに立ち上がるので、確実にデッドタイムDTを設けることができる。
図8は、第2実施形態におけるオン遅延時間TdON、上側遅延時間TdH、下側遅延時間TdL、上側遅延時間TdHと下側遅延時間TdLとの差分値(=TdH-TdL)及び、デッドタイムDT(=TdH-TdL+TdON)の一例を示す図である。
オン遅延時間TdON(実線)は、先にも述べたように、PVINピンに印加される入力電圧Vin(=電源電圧に相当)が高いほど短くなり、逆に、入力電圧Vinが低いほど長くなる。
また、上側遅延時間TdH(一点鎖線)は、先にも述べたように、電源電圧依存性を持って変動する下側遅延時間TdLの最大値よりも長い固定値に設定されている。
一方、下側遅延時間TdL(二点鎖線)は、オン遅延時間TdONと同じく、入力電圧Vinが高いほど短くなり、逆に、入力電圧Vinが低いほど長くなる。すなわち、下側遅延時間TdLは、オン遅延時間TdONと同じく正の電源電圧依存性を持つ。このような下側遅延時間TdLであれば、一般的なタイマ(多段積みのインバータなど)を用いて容易に設定することが可能である。
上記したように、第2実施形態では、上側遅延時間TdHの電源電圧依存性がフラットであるのに対して、下側遅延時間TdLが正の電源電圧依存性を持つように、上側遅延時間TdH及び下側遅延時間TdLが設定されている。従って、上側遅延時間TdHから下側遅延時間TdLを差し引いた差分値(小破線、TdH-TdL)には、負の電源電圧依存性を持たせることができる。つまり、上記の差分値(=TdH-TdL)は、入力電圧Vinが高いほど長くなり、逆に、入力電圧Vinが低いほど短くなる。
その結果、上記の差分値(=TdH-TdL)とオン遅延時間TdONとの和に相当するデッドタイムDT(小破線+実線)では、オン遅延時間TdONの電源電圧依存性がキャンセルされる。従って、デッドタイムDTの電源電圧依存性をフラットに近付けることが可能となる。
図9は、第2実施形態におけるデッドタイムの一例を示す図であり、スイッチ電圧Vswの立上り挙動と入力電圧Vinとの関係が描写されている。
第2実施形態のスイッチング電源1においても、オン遅延時間TdONは、正の電源電圧依存性を持つ(実線、小破線及び大破線を比較参照)。ただし、オン遅延時間TdONが持つ正の電源電圧依存性は、上側遅延時間TdHと下側遅延時間TdLとの差分値(=TdH-TdL)が持つ負の電源電圧依存性によりキャンセルされる。従って、入力電圧Vinに依らずデッドタイムDTを常に一定値に維持することができる。その結果、デッドタイムDTを必要最小限の長さに設定することができるので、スイッチング電源1の効率を高めることが可能となる。
<総括>
以下では、上記で説明した種々の実施形態について総括的に述べる。
例えば、本明細書中に開示されている駆動回路は、パルス制御信号に応じて上側トランジスタ及び下側トランジスタを相補的にオン/オフするものであって、前記パルス制御信号を第1遅延時間だけ遅らせて上側パルス制御信号を生成するように構成された上側パルス制御信号生成回路と、前記パルス制御信号を第2遅延時間だけ遅らせて下側パルス制御信号を生成するように構成された下側パルス制御信号生成回路と、前記上側パルス制御信号に応じて上側トランジスタをオン/オフするように構成された上側ゲートドライバと、前記下側パルス制御信号に応じて下側トランジスタをオン/オフするように構成された下側ゲートドライバと、を備え、前記上側パルス制御信号が前記上側トランジスタをオンするための論理レベルに切り替わってから前記上側トランジスタが実際にオンするまでのオン遅延時間は、電源電圧が高いほど短くなり、前記電源電圧が低いほど長くなり、前記第1遅延時間は、前記電源電圧に依存せず、前記第2遅延時間は、前記電源電圧が高いほど短くなり、前記電源電圧が低いほど長くなる構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成による駆動回路において、前記上側パルス制御信号生成回路は、前記パルス制御信号を前記第1遅延時間だけ遅らせて第1内部信号を生成するように構成された第1タイマと、前記第1内部信号の信号レベルをシフトして前記上側パルス制御信号を生成するように構成された第1レベルシフタと、を含み、前記下側パルス制御信号生成回路は、前記パルス制御信号の信号レベルをシフトして第2内部信号を生成するように構成された第2レベルシフタと、前記第2内部信号を前記第2遅延時間だけ遅らせて前記下側パルス制御信号を生成するように構成された第2タイマとを含む構成(第2の構成)にしてもよい。
また、上記第2の構成による駆動回路において、前記第1タイマは、前記電源電圧に依存しない内部電源電圧の供給を受けて動作し、前記第2タイマは、前記電源電圧の供給を受けて動作する構成(第3の構成)にしてもよい。
また、上記第2又は第3の構成による駆動回路において、前記第1タイマ及び前記第2タイマは、それぞれ、多段積みのインバータを含む構成(第4の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第4いずれかの構成による駆動回路において、前記第1遅延時間は、前記第2遅延時間の最大値よりも長い構成(第5の構成)にしてもよい。
また、例えば、本明細書中に開示されている電源制御装置は、入力電圧から出力電圧を生成するスイッチング電源を制御するものであり、上記第1~第5いずれかの構成による駆動回路と、前記入力電圧から所望の前記出力電圧が生成されるように前記パルス制御信号を生成するように構成されたコントローラを備える構成(第6の構成)とされている。
上記第6の構成による電源制御装置において、前記上側ゲートドライバは、前記上側パルス制御信号に応じて前記入力電圧の印加端とスイッチ電圧の印加端との間に接続されるNチャネル型の上側トランジスタをオン/オフする構成(第7の構成)にしてもよい。
上記第7の構成による電源制御装置は、前記スイッチ電圧よりもブートキャパシタの充電電圧だけ高いブートストラップ電圧を生成して前記上側ゲートドライバに供給するように構成されたブートストラップ回路をさらに備える構成(第8の構成)にしてもよい。
また、上記第8の構成による電源制御装置において、前記ブートストラップ回路は、前記上側トランジスタのオン/オフに応じて前記ブートキャパシタの容量値を切替可能である構成(第9の構成)にしてもよい。
また、例えば、本明細書中に開示されているスイッチング電源は、上記第6~第9いずれかの構成による電源制御装置を備える構成(第10の構成)とされている。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換、及び、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲により規定されるものであって、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
1 スイッチング電源
10 電源制御装置(半導体装置)
11 スイッチ出力段
12 駆動回路
121 上側ゲートドライバ
122 下側ゲートドライバ
122a ドライバ
122b インバータ
123 上側パルス制御信号生成回路
123a レベルシフタ
123b タイマ
124 下側パルス制御信号生成回路
124a レベルシフタ
124b タイマ
13 ブートストラップ回路
14 コントローラ
C1 キャパシタ
CAP キャパシタ回路(ブートキャパシタ)
D1 ダイオード
L1 インダクタ
N1、N2 トランジスタ(Nチャネル型MOSFET)
T1~T4 外部端子

Claims (10)

  1. パルス制御信号に応じて上側トランジスタ及び下側トランジスタを相補的にオン/オフするように構成された駆動回路であって、
    前記パルス制御信号を第1遅延時間だけ遅らせて上側パルス制御信号を生成するように構成された上側パルス制御信号生成回路と、
    前記パルス制御信号を第2遅延時間だけ遅らせて下側パルス制御信号を生成するように構成された下側パルス制御信号生成回路と、
    前記上側パルス制御信号に応じて上側トランジスタをオン/オフするように構成された上側ゲートドライバと、
    前記下側パルス制御信号に応じて下側トランジスタをオン/オフするように構成された下側ゲートドライバと、
    を備え、
    前記上側パルス制御信号が前記上側トランジスタをオンするための論理レベルに切り替わってから前記上側トランジスタが実際にオンするまでのオン遅延時間は、電源電圧が高いほど短くなり、前記電源電圧が低いほど長くなり、
    前記第1遅延時間は、前記電源電圧に依存せず、
    前記第2遅延時間は、前記電源電圧が高いほど短くなり、前記電源電圧が低いほど長くなる、駆動回路。
  2. 前記上側パルス制御信号生成回路は、前記パルス制御信号を前記第1遅延時間だけ遅らせて第1内部信号を生成するように構成された第1タイマと、前記第1内部信号の信号レベルをシフトして前記上側パルス制御信号を生成するように構成された第1レベルシフタと、を含み、
    前記下側パルス制御信号生成回路は、前記パルス制御信号の信号レベルをシフトして第2内部信号を生成するように構成された第2レベルシフタと、前記第2内部信号を前記第2遅延時間だけ遅らせて前記下側パルス制御信号を生成するように構成された第2タイマと、を含む、請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記第1タイマは、前記電源電圧に依存しない内部電源電圧の供給を受けて動作し、前記第2タイマは、前記電源電圧の供給を受けて動作する、請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記第1タイマ及び前記第2タイマは、それぞれ、多段積みのインバータを含む、請求項2又は3に記載の駆動回路。
  5. 前記第1遅延時間は、前記第2遅延時間の最大値よりも長い、請求項1~4のいずれか一項に記載の駆動回路。
  6. 入力電圧から出力電圧を生成するスイッチング電源を制御するように構成された電源制御装置であって、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の駆動回路と、
    前記入力電圧から所望の前記出力電圧が生成されるように前記パルス制御信号を生成するように構成されたコントローラと、
    を備える、電源制御装置。
  7. 前記上側ゲートドライバは、前記上側パルス制御信号に応じて前記入力電圧の印加端とスイッチ電圧の印加端との間に接続されるNチャネル型の上側トランジスタをオン/オフする、請求項6に記載の電源制御装置。
  8. 前記スイッチ電圧よりもブートキャパシタの充電電圧だけ高いブートストラップ電圧を生成して前記上側ゲートドライバに供給するように構成されたブートストラップ回路をさらに備える、請求項7に記載の電源制御装置。
  9. 前記ブートストラップ回路は、前記上側トランジスタのオン/オフに応じて前記ブートキャパシタの容量値を切替可能である、請求項8に記載の電源制御装置。
  10. 請求項6~9のいずれか一項に記載の電源制御装置を備える、スイッチング電源。
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